JP5071068B2 - 車両の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の制御装置に関する。
従来、モータジェネレータによってエンジンを始動させた時に、エンジンの回転数が急激に増加する、いわゆるオーバーシュートを防ぐために、エンジンの始動完了後に、モータジェネレータを回生運転させる技術が知られている(特許文献1参照)。モータジェネレータの回生運転により発電された電力は、モータジェネレータと接続されているバッテリの充電に用いられる。
特開平07−119594号公報
しかしながら、従来の技術では、劣化等によるバッテリの状態によっては、回生発電時の電力をバッテリで受け入れることができず、エンジンの回転オーバーシュートを防ぐことができなくなる可能性があった。
本発明による車両の制御装置は、エンジンによりモータジェネレータを回生運転させる制御装置であって、モータジェネレータを回生運転させた時の第1の蓄電手段の電圧の時間変化が所定のしきい値より大きい場合に、電圧変換手段を作動させて、回生運転による発電電力を第2の蓄電手段にも供給させる。第1の蓄電手段の状態に基づいて、第1の蓄電手段の電圧の時間変化と比較するしきい値を変更することを特徴とする。
本発明による車両の制御装置によれば、回生発電時における第1の蓄電手段の電圧の時間変化の大きさに基づいて、第1の蓄電手段で回生発電電力を受け入れることができるか否かを判定し、受け入れることができないと判定した場合でも、第2の蓄電手段で回生発電電力を受け入れることができる。
本発明は、交差点等で車両が一時停止する状況において、エンジンの自動停止・自動再始動を行うアイドルストップ車両に適用される。以下、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
−第1の実施の形態−
図1は、第1の実施の形態における車両の制御装置の構成を示す図である。バッテリ1は、例えば、リチウム電池であり、インバータ5を介して、モータジェネレータ6に電力を供給する。バッテリ2は、例えば、鉛酸バッテリであり、電力負荷4に電力を供給する。バッテリ1の開放電圧とバッテリ2の開放電圧とは異なる。電力負荷4は、ライト、ワイパー等である。
バッテリ1とバッテリ2との間に設けられている電力変換装置3は、例えば、DC/DCコンバータであって、図示しない電圧平滑回路を備えており、後述する電圧変換処理を行う。
インバータ5は、バッテリ1からの直流電圧を三相交流電圧に変換して、モータジェネレータ6に供給する。モータジェネレータ6は、モータプーリー9、ベルト8、クランクプーリー10を介して、エンジン7と接続されている。すなわち、モータジェネレータ6とエンジン7とは、同期回転するように構成されている。
モータジェネレータ6は、電動機および発電機の両機能を有する。すなわち、バッテリ1からインバータ5を介して電力が供給されると、エンジン7を始動させる電動機(スターター)として機能し、エンジン7の回転による回生運転時には、発電機として機能する。回生運転時に発電された三相交流電力は、インバータ5で直流電力に変換されて、バッテリ1に充電される。
電圧センサ11は、バッテリ1の電圧を検出して、電力コントロールユニット13に出力する。電圧センサ12は、バッテリ2の電圧を検出して、電力コントロールユニット13に出力する。
エンジンコントロールユニット14は、車両の一時停止時に所定のエンジン停止条件が成立すると、エンジン7を一時的に停止させる制御を行うとともに、所定のエンジン再始動条件が成立すると、電力コントロールユニット13にエンジン再始動要求信号を出して、エンジン7を再始動させる制御を行う。また、エンジン7の再始動が完了すると、エンジン回転数のオーバーシュート防止要求信号を電力コントロールユニット13に出力する。
電力コントロールユニット13は、車両の一時停止時に、エンジンコントロールユニット14から、エンジン7の再始動要求信号が入力されると、インバータ5を介して、バッテリ1からモータジェネレータ6に電流を流すことにより、モータジェネレータ6を回転駆動させて、エンジン7の再始動を行う。また、エンジン7の再始動処理を行った後に、エンジンコントロールユニット14から、エンジン回転数のオーバーシュート防止要求信号が入力されると、エンジン回転数のオーバーシュートを防ぐために、モータジェネレータ6が回生運転するように制御する。この時、後述する方法によってバッテリ1の状態を判定し、モータジェネレータ6によって回生発電された電力をバッテリ1が受け入れることができないと判定すると、電力変換装置3を作動させて、回生電力をバッテリ2でも受け入れるように制御する。
図2は、バッテリ1の充放電電流の時間変化、バッテリ1の電圧の時間変化、および、バッテリ2の電圧の時間変化を示す図である。上述したように、所定のエンジン停止条件が成立すると、エンジン7のアイドルストップ、すなわち、エンジン7を一時的に停止させる制御を行う。この後、所定のエンジン再始動条件が成立すると、インバータ5を介して、バッテリ1からモータジェネレータ6に電流を流す。これにより、バッテリ1の電圧は低下する。
エンジン7の回転数が所定回転数以上となり、エンジン再始動が完了すると、エンジン7の回転数のオーバーシュートを防止するために、モータジェネレータ6の力行運転を停止して、回生運転に切り換える。これにより、バッテリ1には充電電流が流れ、バッテリ1の電圧は上昇する。
図3は、第1の実施の形態における車両の制御装置によって行われる処理内容を示すフローチャートである。電力コントロールユニット13は、エンジン7の一時停止制御が行われたことを示す信号がエンジンコントロールユニット14から入力されると、ステップS10の処理を開始する。
ステップS10では、エンジンコントロールユニット14から、エンジン7の再始動要求信号が入力されたか否かを判定する。エンジン7の再始動要求信号が入力されていないと判定するとステップS10で待機し、入力されたと判定すると、ステップS20に進む。
ステップS20では、インバータ5を制御して、バッテリ1からモータジェネレータ6に電流を流すことにより、モータジェネレータ6を回転駆動させて、エンジン7の再始動を行う。なお、この時、電力変換装置3は作動していない。
ステップS30では、エンジン回転数のオーバーシュート防止制御を実施するか否か、すなわち、エンジンコントロールユニット14から、エンジン回転数のオーバーシュート防止要求信号が入力されたか否かを判定する。エンジンコントロールユニット14から、エンジン回転数のオーバーシュート防止要求信号が入力されていないと判定するとステップS30で待機し、入力されたと判定すると、ステップS40に進む。
ステップS40では、電圧センサ11によって検出されるバッテリ1の電圧に基づいて、バッテリ1の電圧の時間変化ΔV/Δtを算出する。これは、図2のバッテリ1の電圧の時間変化を示すグラフにおいて、オーバーシュート防止制御を行っている時の電圧の傾きと等しい。バッテリ1の電圧の時間変化ΔV/Δtを算出すると、ステップS50に進む。
ステップS50では、バッテリ1がモータジェネレータ6の回生発電電力を十分に受け入れることができるか否かを判定する。この判定は、ステップS40で算出したΔV/Δtが所定のしきい値THより大きいか否かに基づいて行う。
バッテリの劣化が進行すると、ΔV/Δtの値が大きくなる。従って、ΔV/Δtが所定のしきい値THより大きい場合には、バッテリ1の劣化度が大きく、回生発電電力を十分に受け入れることができないと判定する。逆に、ΔV/Δtが所定のしきい値TH以下の場合には、回生発電電力を十分に受け入れることができると判定する。バッテリ1がモータジェネレータ6の回生発電電力を十分に受け入れることができないと判定すると、ステップS60に進み、十分に受け入れることができると判定すると、ステップS70に進む。
ステップS60では、モータジェネレータ6の回生発電電力をバッテリ2にも供給させるために、電力変換装置3を作動させる。すなわち、回生発電電力は、バッテリ1に供給されるとともに、電力変換装置3で、バッテリ2の定格電圧に応じた電圧に昇圧または降圧されて、バッテリ2に供給される。バッテリ2は充電されるので、図2の点線で示すように、バッテリ2の電圧は上昇する。
なお、上述したように、電力変換装置3は、電圧平滑回路を備えているので、回生発電電力が供給されるバッテリ2の電圧変動は抑えられる。従って、バッテリ2が充電されている際に、電力負荷4への供給電圧が変動することもない。
ステップS70では、エンジンコントロールユニット14から入力されるエンジン7の回転数に基づいて、オーバーシュート防止制御が完了したか否かを判定する。例えば、エンジン回転数が一定時間連続して目標回転数(アイドル回転数)を保った場合に、エンジン回転数のオーバーシュート防止制御が完了したと判定する。オーバーシュート防止制御が完了していないと判定するとステップS40に戻り、完了したと判定すると、図3に示すフローチャートの処理を終了する。
第1の実施の形態における車両の制御装置によれば、エンジン回転数のオーバーシュートを防ぐためにモータジェネレータ6を回生運転させた時のバッテリ1の電圧の時間変化が所定のしきい値THより大きい場合に、回生運転による発電電力をバッテリ2にも供給させるために、電力変換装置3を作動させた。これにより、バッテリ1が回生発電電力を受け入れることができない場合でも、バッテリ2で回生発電電力を受け入れることができる。また、オーバーシュート防止制御時のバッテリ1の電圧の時間変化が所定のしきい値THより大きいか否かを判定することにより、バッテリ1が回生発電電力を受け入れることができるか否かを簡易かつ正確に判定することができる。
−第2の実施の形態−
図4は、第2の実施の形態における車両の制御装置によって行われる処理内容を示すフローチャートである。図3に示すフローチャートの処理と同一の処理を行うステップについては、同一の符号を付して、詳しい説明は省略する。図4に示すフローチャートの処理のうち、図3に示すフローチャートの処理と異なるのは、ステップS60の処理の後に行われるステップS100の処理である。
ステップS100では、バッテリ1の電力受け入れ能力に応じて、モータジェネレータ6の回生発電電力を縮小する制御を行う。図5は、バッテリ1の電力受け入れ能力と、モータジェネレータ6の許容回生発電電力との関係を示す図である。図5に示すように、バッテリ1の電力受け入れ能力が低いほど、モータジェネレータ6の回生発電電力が小さくなるようにし、バッテリ1の電力受け入れ能力が所定以上の場合には、回生発電電力を制限しないようにする。
図6は、バッテリ1の電圧と、バッテリ1の電力受け入れ能力との関係を示す図である。図6に示すように、バッテリ1の電圧が低い程、電力受け入れ能力は高く、バッテリ1の電圧が高いほど、電力受け入れ能力は低い。
すなわち、図4に示すフローチャートのステップS50において、バッテリ1が回生発電電力を十分に受け入れることができないと判定すると、ステップS60で電力変換装置3を作動させて、回生発電電力をバッテリ2でも受け入れるようにする。さらに、ステップS100において、バッテリ1の電力受け入れ能力に応じて、モータジェネレータ6の回生発電電力を制限する制御を行う。これにより、バッテリ1に対して、電力受け入れ能力に応じた適切な電圧を印加することができるので、バッテリ1の過充電等を防止することができる。
第2の実施の形態における車両の制御装置によれば、エンジン回転数のオーバーシュートを防ぐためにモータジェネレータ6を回生運転させる際に、バッテリ1の電力受け入れ能力に応じて、回生運転による発電電力を制限する。これにより、バッテリ1の電力受け入れ能力に応じた適切な電圧を印加することができるので、バッテリ1の過充電等を防止することができる。
−第3の実施の形態−
第1および第2の実施の形態における車両の制御装置では、エンジン回転数のオーバーシュート防止制御を行っている時のバッテリ1の電圧の時間変化ΔV/Δtと所定のしきい値THとを比較することにより、バッテリ1が回生発電電力を十分に受け入れることができるか否かを判定した。第3の実施の形態における車両の制御装置では、エンジン回転数のオーバーシュート防止制御を行っている時に流れるバッテリ1の充電電流の大きさに基づいて、ΔV/Δtと比較するしきい値THの大きさを変更する。
図7は、第3の実施の形態における車両の制御装置の構成を示す図である。図1に示す第1の実施の形態における車両の制御装置の構成要素と同じ構成要素については、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。第3の実施の形態における車両の制御装置は、第1の実施の形態における車両の制御装置の構成に対して、電流センサ20が追加されている。電流センサ20は、バッテリ1の充放電電流を検出して、電力コントロールユニット13に出力する。
図8は、バッテリ1の充電電流と、しきい値THとの関係を示す図である。バッテリ1の充電電流が大きいほど、バッテリ1の電圧上昇速度も速くなるので、ΔV/Δtと比較するしきい値THの値を大きくする。
電力コントロールユニット13は、図8に示すようなバッテリ1の充電電流としきい値THとの関係を定めたデータを有しており、エンジン回転数のオーバーシュート防止制御時に電流センサ20によって検出される充電電流と上述したデータとに基づいて、しきい値THを求める。しきい値THを求める処理は、例えば、図3に示すフローチャートのステップS30の処理の後に行う。
第3の実施の形態における車両の制御装置によれば、エンジン回転数のオーバーシュートを防ぐためにモータジェネレータ6を回生運転させた時に流れるバッテリ1の充電電流を検出し、検出した充電電流が大きいほど、しきい値THを大きくする。充電電流の大きさに応じてしきい値THを変化させることにより、バッテリ1が回生発電電力を受け入れることができるか否かをより正確に判定することができる。
−第4の実施の形態−
充電時のバッテリ1の電圧上昇速度は、バッテリ1の充電電流の大きさだけでなく、バッテリ1の温度によっても変化する。従って、第4の実施の形態における車両の制御装置では、バッテリ1の充電電流およびバッテリ1の温度に基づいて、ΔV/Δtと比較するしきい値THの大きさを変更する。
図9は、第4の実施の形態における車両の制御装置の構成を示す図である。図7に示す第3の実施の形態における車両の制御装置の構成要素と同じ構成要素については、同一の符号を付して詳しい説明は省略する。第4の実施の形態における車両の制御装置は、第3の実施の形態における車両の制御装置の構成に対して、温度センサ30がさらに追加されている。温度センサ30は、バッテリ1の温度を検出して、電力コントロールユニット13に出力する。
図10は、バッテリ1の充電電流およびバッテリ1の温度と、しきい値THとの関係を示す図である。第3の実施の形態で説明したように、バッテリ1の充電電流が大きいほど、しきい値THの値を大きくする。また、バッテリ1の温度が低いほど、しきい値THの値を大きく、バッテリ1の温度が高いほど、しきい値THの値を小さくする。
電力コントロールユニット13は、図10に示すようなバッテリ1の充電電流およびバッテリ1の温度としきい値THとの関係を定めたデータを有しており、エンジン回転数のオーバーシュート防止制御時に電流センサ20によって検出される充電電流、および、温度センサ30によって検出されるバッテリ1の温度と上述したデータとに基づいて、しきい値THを求める。しきい値THを求める処理は、例えば、図3に示すフローチャートのステップS30の処理の後に行う。
第4の実施の形態における車両の制御装置によれば、エンジン回転数のオーバーシュートを防ぐためにモータジェネレータ6を回生運転させた時に流れるバッテリ1の充電電流を検出するとともにバッテリ1の温度を検出し、検出した充電電流が大きいほど、また、バッテリ1の温度が低いほど、しきい値THを大きくする。バッテリ1の充電電流および温度に応じてしきい値THを変化させることにより、バッテリ1が回生発電電力を受け入れることができるか否かをより正確に判定することができる。
−第5の実施の形態−
充電時のバッテリの電圧上昇速度は、バッテリ1の充電電流の大きさだけでなく、バッテリ1のSOC(State Of Charge:充電状態)によっても変化する。従って、第5の実施の形態における車両の制御装置では、バッテリ1の充電電流およびバッテリ1のSOCに基づいて、ΔV/Δtと比較するしきい値THの大きさを変更する。
バッテリ1のSOCは、既知の方法により、電力コントロールユニット13によって求められる。なお、図示しないバッテリコントローラでバッテリ1のSOCを求めて、電力コントロールユニット13に送信するようにしてもよい。
図11は、バッテリ1の充電電流およびバッテリ1のSOCと、しきい値THとの関係を示す図である。第3の実施の形態で説明したように、バッテリ1の充電電流が大きいほど、しきい値THの値を大きくする。また、バッテリ1のSOCが小さいほど、しきい値THの値を大きく、バッテリ1のSOCが大きいほど、しきい値THの値を小さくする。
電力コントロールユニット13は、図11に示すようなバッテリ1の充電電流およびバッテリ1のSOCとしきい値THとの関係を定めたデータを有しており、エンジン回転数のオーバーシュート防止制御時に電流センサ20によって検出される充電電流、および、バッテリ1のSOCと上述したデータとに基づいて、しきい値THを求める。しきい値THを求める処理は、例えば、図3に示すフローチャートのステップS30の処理の後に行う。
第5の実施の形態における車両の制御装置によれば、エンジン回転数のオーバーシュートを防ぐためにモータジェネレータ6を回生運転させた時に流れるバッテリ1の充電電流を検出するとともにバッテリ1の充電状態を検出し、検出した充電電流が大きいほど、また、バッテリ1の充電状態が低いほど、しきい値THを大きくする。バッテリ1の充電電流および充電状態に応じてしきい値THを変化させることにより、バッテリ1が回生発電電力を受け入れることができるか否かをより正確に判定することができる。
本発明は、上述した各実施の形態に限定されることはない。例えば、バッテリ1として、リチウム電池以外の電池を用いても良いし、バッテリ2として、鉛酸バッテリ以外の電池を用いてもよい。
第4の実施の形態における車両の制御装置では、バッテリ1の充電電流およびバッテリ1の温度に基づいて、しきい値THの大きさを変更したが、バッテリ1の温度のみに基づいて、しきい値THの大きさを変更することもできる。すなわち、バッテリ1の温度が低いほど、しきい値THの値を大きく、バッテリ1の温度が高いほど、しきい値THの値を小さくすればよい。
また、第5の実施の形態における車両の制御装置では、バッテリ1の充電電流およびバッテリ1のSOCに基づいて、しきい値THの大きさを変更したが、バッテリ1のSOCのみに基づいて、しきい値THの大きさを変更することもできる。すなわち、バッテリ1のSOCが小さいほど、しきい値THの値を大きく、バッテリ1のSOCが大きいほど、しきい値THの値を小さくすればよい。
さらに、バッテリ1の充電電流、バッテリ1の温度およびバッテリ1のSOCに基づいて、しきい値THの大きさを変更することもできる。すなわち、バッテリ1の充電電流が大きいほど、また、バッテリ1の温度が高いほど、しきい値THの値を大きくするとともに、バッテリ1のSOCが小さいほど、しきい値THの値を大きくする。この場合、バッテリ1の充電電流、バッテリ1の温度、および、バッテリ1のSOCと、しきい値THとの関係を定めたデータを予め用意して、電力コントロールユニット13に格納させておけばよい。
特許請求の範囲の構成要素と一実施の形態の構成要素との対応関係は次の通りである。すなわち、バッテリ1が第1の蓄電手段を、バッテリ2が第2の蓄電手段を、電力変換装置3が電圧変換手段を、電力コントロールユニット13が制御手段、電力受け入れ能力判定手段、電力制限手段、および、充電状態検出手段を、電流センサ20が電流検出手段を、温度センサ30が温度検出手段をそれぞれ構成する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、各構成要素は上記構成に限定されるものではない。
第1の実施の形態における車両の制御装置の構成を示す図 バッテリの充放電電流の時間変化、バッテリの電圧の時間変化、および、バッテリの電圧の時間変化を示す図 第1の実施の形態における車両の制御装置によって行われる処理内容を示すフローチャート 第2の実施の形態における車両の制御装置によって行われる処理内容を示すフローチャート バッテリの電力受け入れ能力と、モータジェネレータの許容回生発電電力との関係を示す図 バッテリの電圧と、バッテリの電力受け入れ能力との関係を示す図 第3の実施の形態における車両の制御装置の構成を示す図 バッテリの充電電流と、しきい値THとの関係を示す図 第4の実施の形態における車両の制御装置の構成を示す図 バッテリの充電電流およびバッテリの温度としきい値THとの関係を示す図 バッテリの充電電流およびバッテリのSOCと、しきい値THとの関係を示す図
符号の説明
1…バッテリ
2…バッテリ
3…電力変換装置
4…電力負荷
5…インバータ
6…モータジェネレータ
7…エンジン
11,12…電圧センサ
13…電力コントロールユニット
14…エンジンコントロールユニット
20…電流センサ
30…温度センサ

Claims (6)

  1. ンジンによりモータジェネレータを回生運転させる車両の制御装置において、
    前記モータジェネレータと接続され、前記モータジェネレータの回生運転による発電電力を受け入れる第1の蓄電手段と、
    開放電圧が前記第1の蓄電手段とは異なる第2の蓄電手段と、
    前記第1の蓄電手段および前記第2の蓄電手段の間に設けられ、電圧の昇圧および降圧のうちの少なくとも一方の動作を行う電圧変換手段と、
    前記第1の蓄電手段の電圧を検出する電圧検出手段と、
    記モータジェネレータを回生運転させた時の前記第1の蓄電手段の電圧の時間変化が所定のしきい値より大きい場合に、前記電圧変換手段を作動させて、前記回生運転による発電電力を前記第2の蓄電手段にも供給させる制御手段と、
    前記第1の蓄電手段の状態に基づいて、前記第1の蓄電手段の電圧の時間変化と比較するしきい値を変更するしきい値変更手段と、
    を備えることを特徴とする車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の制御装置において、
    前記第1の蓄電手段の電力受け入れ能力を判定する電力受け入れ能力判定手段と、
    前記エンジン回転数のオーバーシュートを防ぐために前記モータジェネレータを回生運転させる際に、前記第1の蓄電手段の電力受け入れ能力に応じて、前記回生運転による発電電力を制限する電力制限手段と、
    をさらに備えることを特徴とする車両の制御装置。
  3. 請求項2に記載の車両の制御装置において、
    前記電力受け入れ能力判定手段は、前記第1の蓄電手段の電圧が高いほど、前記電力受け入れ能力が低いと判定することを特徴とする車両の制御装置。
  4. 請求項に記載の車両の制御装置において、
    前記モータジェネレータの回生運転時に前記第1の蓄電手段に流れる充電電流を検出する電流検出手段をさらに備え、
    前記しきい値変更手段は、前記電流検出手段によって検出される充電電流が大きいほど、前記しきい値を大きくすることを特徴とする車両の制御装置。
  5. 請求項または請求項に記載の車両の制御装置において、
    前記第1の蓄電手段の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、
    前記しきい値変更手段は、前記温度検出手段によって検出される温度が低いほど、前記しきい値を大きくすることを特徴とする車両の制御装置。
  6. 請求項1、請求項4または請求項のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、
    前記第1の蓄電手段の充電状態を検出する充電状態検出手段をさらに備え、
    前記しきい値変更手段は、前記充電状態検出手段によって検出される充電状態が低いほど、前記しきい値を大きくすることを特徴とする車両の制御装置。
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