JP5070829B2 - シートスライド装置 - Google Patents

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本発明は、車両用シートを車体本体側のフロアに対して車体前後方向に移動させるシートスライド装置に関する。
車両用のシートスライド装置としては、例えば下記特許文献1に記載されているように、車体のフロア側に左右一対のロアレールを、シート側に左右一対のアッパレールをそれぞれ設け、ロアレールで囲まれる空間内にアッパレールを挿入配置した状態で、該アッパレールをシートとともにロアレールに対してスライド移動させている。
このようなシートスライド装置では、シートがスライド移動する際には、車体前後方向の少なくとも2箇所においてロアレールとアッパレールとの間に設けたローラや球体からなる転動体が回転する構成のものがある。
特開2000−16241号公報
ところで、上記したようなシートスライド装置では、シートがロアレールに対して車体前方に突出するようアッパレールを前方に移動させた状態において、車両が例えば追突されて後方から衝撃を受けたときには、シート(アッパレール)の前方側が、前記車体前後方向の少なくとも2箇所の転動体を設けたスライド支持部のうち車体後方側のスライド支持部を支点として、上方に向けて回転する方向に力を受け、このため、車体前方側の前記したスライド支持部におけるアッパレールの側縁が、ロアレールの上面内側に転動体を介して押し付けられることで変形することがある。
そこで、本発明は、シートをロアレールに対して車体前方に突出するよう移動させた状態で、車両が車体前後方向から衝撃を受けたときに、アッパレールの変形を防止することを目的としている。
本発明は、車両用シートを車体本体側のフロアに対し車体前後方向に移動させるシートスライド装置において、前記フロア上にロアレールを車体前後方向に延長して設ける一方、前記ロアレールに対して車体前後方向にスライド移動するアッパレールを前記車両用シートに設け、前記ロアレールは、底壁とこの底壁の両側縁から立ち上がる上部壁とをそれぞれ備え、前記アッパレールは、前記底壁に対し下部転動体を介して移動可能なアッパレール底壁と、このアッパレール底壁の両側縁から互いに接近する方向の斜め上方に向けて延び、前記ロアレールの上部壁に対し上部転動体を介して移動可能となる傾斜壁とをそれぞれ備え、かつこれらアッパレール底壁および傾斜壁を前記ロアレールの底壁および上部壁に囲まれる空間内に位置させ、前記傾斜壁が前記上部転動体から押される方向の力に対抗する補強部を前記アッパレールの前記傾斜壁における前記アッパレール底壁の近傍に設け、前記補強部は、前記傾斜壁と前記アッパレール底壁との境界部分の角部内側に、前記アッパレールの延長方向に延びる棒状部材を設けて構成したことを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、シートをロアレールに対して車体前方に突出するよう移動させた状態で、車両が車体前後方向から衝撃を受け、アッパレールの傾斜壁が上部転動体から押される方向の力を受けても、これに対抗する補強部をアッパレールに設けているので、アッパレールの特に傾斜壁の変形を防止することができる。
また、補強部は、傾斜壁におけるアッパレール底壁の近傍に設けているので、角部を起点とした傾斜壁の内側へ向けての折れ曲がり変形を確実に防止することができる。
さらに、補強部は、傾斜壁とアッパレール底壁との境界部分の角部の内側に、アッパレールの延長方向に延びる棒状部材を設けて構成したので、シンプルな構成としてコスト上昇を抑えることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる車両用シートのシートスライド装置を示す分解斜視図、図2は同側面図、図3は図2のA−A断面図、図4は図2のB−B断面図である。なお、このシートスライド装置は、車体に取り付けた状態で、図1,2中の矢印Fで示す方向が車体前方側、矢印X,Zで示す方向がそれぞれ車幅方向,車体上下方向となる。
上記したシートスライド装置は、車体前後方向に延びるロアレール1と、ロアレール1に対し車体前後方向にスライド移動するアッパレール3とを備え、これら各レール1,3を、車幅方向に所定間隔をおいて車体のフロア5上に配置する。すなわち、2本のロアレール1を図2に示すフロア3上に固定する一方、2本のアッパレール3をシート7の下面に固定し、これによりシート7はアッパレール3とともに、フロア5側のロアレール1に対して車体前後方向にスライド移動する。
ただし、実際には、上記したロアレール1とアッパレール3とからなるレール対は、一つのシート7に対し車幅方向に沿って左右対称形となるようにして使用する。つまり、図1に示すレール対を車幅方向左側に使用し、これと左右対称形のレール対(特にアッパレール3)を同右側に使用する。
ロアレール1は、図3,図4に示すように、底壁1aと、この底壁1aの両側縁から立ち上がる左右両側壁1bと、この両側壁1bの上端から互いに接近する方向に前記底壁1aと平行に延びる上壁1cと、この各上壁1cの互いに離反した位置にある内側端部から下方に向けて側壁1bと平行に延びる内側壁1dとをそれぞれ備え、これら各壁を1枚の板材を屈曲成形することで形成している。
ここで、上記した側壁1bと上壁1cとでロアレール1の上部壁を構成している。また、左右の各内側壁1dは、互いに所定間隔をおいて離間しており、その下端部は側壁1bの上下方向中央部よりもやや上方に位置している。
また、上記した各内側壁1dには、図1に示すように、アッパレール3のロアレール1に対するロック固定を行うためのロック爪9を車体前後方向に沿って複数等間隔に設けている。なお、図1に示すレール対では、左右の各内側壁1dに設けたロック爪9のうち実際に使用するのは、図1中の紙面手前側(車幅方向外側)に位置している破線で示すロック爪9である。
また、図2に示すように、ロアレール1の車体前後方向両端部の下部には、ロアレール1を車体(フロア5)に固定するための前後各ブラケット11,13をそれぞれ設けてあり、これら各ブラケット11,13は図1では省略している。
一方アッパレール3は、2枚の板材を互いに接合させて縦壁となる接合部分3aを形成し、該接合部分3aの下部を、図3,図4に示すように、前記したロアレール1の内側壁1d相互間の中央部に挿入する。この際、接合部分3aの下端は内側壁1dの下端よりやや下方に位置させ、この接合部分3aの下端から車幅方向で互いに離間する方向に水平に延びるアッパレール底壁3bを連続して屈曲形成し、さらにこのアッパレール底壁3bの両側縁から互いに接近する方向の斜め上方に向けて延びる傾斜壁3cを屈曲して形成している。
したがって、アッパレール3の上記したアッパレール底壁3bおよび傾斜壁3cは、前記したロアレール1の底壁1aおよび上部壁(側壁1b,上壁1c)に囲まれる空間内17内に位置している。
アッパレール3の車体前後方向2箇所には、アッパレール3がロアレール1に対して車体前後方向にスライド移動する際のスライド支持部19,21を、所定間隔をおいてそれぞれ設けている。なお、これら各スライド支持部19,21は互いに同等の構造としてあり、図5に分解斜視図として示す。
スライド支持部19,21は、保持具23を図3に示すようにアッパレール3の下部を覆うようにしてアッパレール3とロアレール1との間に介装する。この保持具23は、1枚の薄板を屈曲成形したもので、ロアレール1の底壁1aの下方に位置するローラ保持部23aと、ローラ保持部23aの両側部から上方に向けて屈曲して延びる球体保持部23bとをそれぞれ備えている。
ローラ保持部23aには、下部転動体としてのローラ25を回転可能な状態で収容する開口23cを設け、また左右の両球体保持部23bには、上部転動体としての剛体からなる球体27を回転可能な状態で収容する開口23dを、車体前後方向に沿ってそれぞれ2個設けている。
そして、ローラ25をローラ保持部23aの開口23cに、球体27を球体保持部23bの開口23dにそれぞれ収容配置した状態で、保持具23を、図3,図4に示すようにロアレール1とアッパレール3との間に配置する。これにより、ローラ25は、ロアレール1の底壁1aとアッパレール3のアッパレール底壁3bとにそれぞれ接触しつつこれら相互間で回転可能となり、また球体27は、ロアレール1の側壁1bと上壁1cとの境界部位付近と、アッパレール3の傾斜壁3cとにそれぞれ接触しつつこれら相互間で回転可能となる。
上記したローラ25および球体27を収容した状態の2個の保持具23、すなわちスライド支持部19,21を、ロアレール1とアッパレール3との間における車体前後方向の所定間隔をおいた規定位置に配置した状態で、ロアレール1の底壁1aの車体前方側端部付近および同後方側に、それぞれストッパ部材29,31をそれぞれ設ける。
これら各ストッパ部材29,31相互間にスライド支持部19,21を、各ストッパ部材29,31から適宜離れた状態で配置する。これにより、アッパレール3をロアレール1に対して車体前方側に移動させたときに、前方のスライド支持部19のローラ25が前方のストッパ部材29に当接して前方への移動を規制し、またアッパレール3をロアレール1に対して車体後方側に移動させたときに、後方のスライド支持部21のローラ25が後方のストッパ部材31に当接して後方への移動を規制する。
アッパレール3の接合部分3aにおける図2中で紙面裏側には、車体前後方向に延びるロック解除用揺動アーム33を、回転支持ピン35を中心として回転可能に設けている。ロック解除用揺動アーム33の車体前方に延びる前方端部33aには、乗員が操作するための図示しないロック解除レバーを連結する。
ロック解除用揺動アーム33の車体後方に延びる後方端部33b付近には、スプリング後部係止突起33cを、アッパレール3の接合部分3aに設けた貫通孔3dに挿入した状態となるよう突出して設け、このスプリング後部係止突起33cに棒状スプリング37の車体後方側の後端37aを下方から係止させる。一方、棒状スプリング37の車体前方側の前端37bは、回転支持ピン35より車体前方側における接合部分3aからロック解除用揺動アーム33と反対の側方に向けて切り起こしたスプリング前部係止突起3eに、上方から係止させる。
すなわち、上記した棒状スプリング37は、後端37aがスプリング後部係止突起33cを介してロック解除用揺動アーム33を上方へ押し付ける一方、前端37bがスプリング前部係止突起3eを下方に押し付けている。これにより、ロック解除用揺動アーム33は、棒状スプリング37により後方端部33b側が上方に向けて常時押し付けられることで、回転支持ピン35を中心として図2中で反時計回り方向に回転するよう押し付けられた状態となる。
一方、ロック解除用揺動アーム33の後方端部33bの下端には、図4に示すようにアッパレール3の接合部分3a側に向けてほぼ90度に屈曲して水平に延びるロック片33dを設け、このロック片33dには、ロアレール1の内側壁1dに設けた前記ロック爪9が挿入されるロック孔33eを設けている。また、ロック片33dに対応する位置のアッパレール3には切欠部3fを設け、この切欠部3fにロック片33dを挿入している。
すなわち、通常時には、図2に示すように、ロック解除用揺動アーム33は、棒状スプリング37により回転支持ピン35を中心として反時計回り方向に回転する方向に押し付けられることで、ロック孔33eにロアレール1のロック爪9が挿入された状態となる。この状態でアッパレール3はロアレール1に対してロックされた状態となり、シート7はフロア5に対して車体前後方向の移動が規制される。
上記図2のロック状態から乗員が図示しないロック解除レバーを操作してロック解除用揺動アーム33の前方端部33aを、棒状スプリング37の弾性力に抗して上方に引き上げると、ロック解除用揺動アーム33は、回転支持ピン35を中心として図2中で時計回り方向に回転する。その結果、ロック解除用揺動アーム33は、後方端部33bのロック片33dが図4の状態から下方に移動変位し、ロック孔33eがロック爪9から外れてロック解除された状態となり、シート7はフロア5に対して車体前後方向に移動可能となる。
このロック解除状態で、乗員が、シート7を適宜位置にスライド移動させて希望の位置で停止させ、ロック解除レバーから手を離すことで、ロック解除用揺動アーム33が棒状スプリング37の復元力によって上記のロック解除時とは逆方向に移動し、ロック孔33eがロック爪9に係合してロック状態となる。
前記したアッパレール3のアッパレール底壁3bと傾斜壁3cとの境界部分のR形状としている角部3gの内側に、図6に斜視図として示すような補強部としての補強用ロッド部材39を配置している。
補強用ロッド部材39は、全体としてアッパレール3の延長方向に延びる棒状部材で構成し、互いに平行に延びる左右一対の直線部39aと、これら各直線部39aの一方の端部(図6では右側の端部)相互を連結する連結部39bとをそれぞれ備えている。
ここで、補強用ロッド部材39は、上記した左右一対の各直線部39aを、アッパレール3における前記した左右の各角部3gの内側に配置するが、配置する前の自然状態では、図6中の二点鎖線で示すように、各直線部39aが角部3gへの配置状態に対して互いに離反して広がる形状となっている。
このような広がり形状から角部3gへの配置状態となるように各直線部39aを互いに接近させる方向に弾性変形させ、この状態でアッパレール3の角部3gの内側に配置する。したがって、角部3gの内側に配置後の補強用ロッド部材39は、各直線部39aが広がる方向に復元しようとする際の力が角部3gの内側に作用し、該角部3gの内側に対して圧入された状態となるので、アッパレール3に対して強固に取り付けられることになる。
なお、補強用ロッド部材39を角部3gの内側に配置する作業としては、アッパレール3をロアレール1に組み付ける前に、接合部分3aと傾斜壁3cとの間の隙間から補強用ロッド部材39の全体を下方に移動させるか、あるいはアッパレール3の車体後方側の端部開口から直線部39aの先端を挿入する。
次に、このようなシートスライド装置において、シート7を図2に示すように車体前方側の端部付近にまで移動させた状態、換言すれば、車体前方側のスライド支持部19におけるローラ25が同前方側のストッパ部材29に接近した状態もしくは接触した状態において、本シートスライド装置を備えた車両に後方から他の車両が衝突するなどして衝撃を受けた場合を考える。
この場合には、重量物であるシート7が、ロアレール1に対して車両前方側に先端側が突出するよう位置しているので、アッパレール3がシート7とともにロアレール1に対し、後方のスライド支持部21を中心として図2中の矢印Cで示す方向に回転しようとする方向に力が作用する。
この際、回転中心となる後方のスライド支持部21より車体前方側において、アッパレール3がロアレール1に対して上方に移動しようとするので、図3に示すアッパレール3の傾斜壁3cが球体27をロアレール1の側壁1bと上壁1cとの境界部付近に向けて押し付ける。
このとき、傾斜壁3cは、剛体で構成した球体27から押し付け反力を受けることになるが、傾斜壁3cの内側の角部3gには、補強用ロッド部材39を設けているので、傾斜壁3cの内側への折れ曲がり変形を防止でき、その後のシートスライド装置としての機能を、がたつき発生を防止して所望に確保することができる。
また、前記した補強部である補強用ロッド部材39は、傾斜壁3cにおけるアッパレール底壁3bの近傍に設けているので、角部3gを起点とした傾斜壁3cの内側への向けての折れ曲がり変形を確実に防止することができる。
さらに、上記補強部である補強用ロッド部材39は、傾斜壁3cとアッパレール底壁3bとの境界部分の角部3gの内側に、アッパレール3の延長方向に延びる棒状部材を設けて構成したので、シンプルな構成としてコスト上昇を抑えることができる。
また、棒状部材とした補強用ロッド部材39は、互いに平行に延びる左右一対の直線部39aと、これら各直線部39aの一方の端部相互を連結する連結部39bとをそれぞれ備え、各直線部39aを、各傾斜壁3cとアッパレール底壁3bとの境界部分の各角部3gの内側に配置する構成としたので、補強部を2箇所に設定するにも拘わらず、使用する補強用ロッド部材39は一つで済み、部品点数を最小限に抑えて組付作業性も向上する。
さらに、棒状部材とした補強用ロッド部材39を弾性変形可能な構成とし、各直線部39aは、各角部3gの内側に配置する前の自然状態では、各角部3gの内側相互間の間隔より広がっており、各角部3gの内側に配置した組み付け状態では、各傾斜壁3cを互いに広がる方向に押圧しているので、アッパレール3に対する専用の固定手段を別途設ける必要がなく、組み付け作業性およびコスト低減に寄与することができる。
なお、上記の実施形態では、本シートスライド装置を備えた車両に後方から他の車両が衝突するなどして衝撃を受けた場合を想定したが、これとは逆に本シートスライド装置を備えた車両に前方から他の車両が衝突するなどして衝撃を受けた場合には、図2の状態において、アッパレール3がシート7とともにロアレール1に対し、前方のスライド支持部19を中心として図2中の矢印Dで示す方向に回転しようとする方向に力が作用する。
この際、回転中心となる前方のスライド支持部19より車体後方側において、アッパレール3がロアレール1に対して上方に移動しようとするので、上記と同様にしてロアレール1の傾斜壁3cが球体27に向けて押し付けられるが、この押し付け反力を球体27から受ける傾斜壁3cは、前記と同様にして補強用ロッド部材39によって変形が阻止される。
なお、補強部として上記した補強用ロッド部材39に代えて、角部3gに補強のためのビードやリブなどを設けてもよい。この場合には、アッパレール3に対して新たな加工を施すことになるが、補強部として補強用ロッド部材39のような別部材を使用する必要がないので、その分部品点数を削減できる。
本発明の一実施形態に係わるシートスライド装置を示す分解斜視図である。 図1のシートスライド装置の側面図である。 図2のA−A断面図である。 図2のB−B断面図である。 図1のシートスライド装置のスライド支持部の分解斜視図である。 図1のシートスライド装置のアッパレールに設けた補強用ロッド部材の斜視図である。
符号の説明
1 ロアレール
1a ロアレールの底壁
1b ロアレールの側壁(上部壁)
1c ロアレールの上壁(上部壁)
3 アッパレール
3b アッパレール底壁
3c アッパレールの傾斜壁
3g アッパレールの傾斜壁とアッパレール底壁との境界部分の角部
5 車体本体側のフロア
7 車両用シート
17 ロアレールの底壁,側壁および上壁に囲まれる空間
25 ローラ(下部転動体)
27 球体(上部転動体)
39 補強用ロッド部材(棒状部材,補強部)
39a 補強用ロッド部材の直線部
39b 補強用ロッド部材の連結部

Claims (3)

  1. 車両用シートを車体本体側のフロアに対し車体前後方向に移動させるシートスライド装置において、前記フロア上にロアレールを車体前後方向に延長して設ける一方、前記ロアレールに対して車体前後方向にスライド移動するアッパレールを前記車両用シートに設け、前記ロアレールは、底壁とこの底壁の両側縁から立ち上がる上部壁とをそれぞれ備え、前記アッパレールは、前記底壁に対し下部転動体を介して移動可能なアッパレール底壁と、このアッパレール底壁の両側縁から互いに接近する方向の斜め上方に向けて延び、前記ロアレールの上部壁に対し上部転動体を介して移動可能となる傾斜壁とをそれぞれ備え、かつこれらアッパレール底壁および傾斜壁を前記ロアレールの底壁および上部壁に囲まれる空間内に位置させ、前記傾斜壁が前記上部転動体から押される方向の力に対抗する補強部を前記アッパレールの前記傾斜壁における前記アッパレール底壁の近傍に設け、前記補強部は、前記傾斜壁と前記アッパレール底壁との境界部分の角部内側に、前記アッパレールの延長方向に延びる棒状部材を設けて構成したことを特徴とするシートスライド装置。
  2. 前記棒状部材は、互いに平行に延びる一対の直線部と、これら各直線部の一方の端部相互を連結する連結部とをそれぞれ備え、前記一対の各直線部を、前記アッパレールの各傾斜壁と前記アッパレール底壁との境界部分の各角部内側に配置したことを特徴とする請求項に記載のシートスライド装置。
  3. 前記棒状部材を弾性変形可能な構成とし、前記各直線部は、前記各角部内側に配置する前の自然状態では、前記各角部内側相互間の間隔より広がっており、前記各角部内側に配置した組み付け状態では、前記各傾斜壁を互いに離れる方向に押圧していることを特徴とする請求項に記載のシートスライド装置。
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