JP5069086B2 - 建築用木材の接合構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建築用構造材に、角柱状の建築用木材の端面を突き合わせた状態で、この建築用木材を接合してなる建築用木材の接合構造に関する。
建築用構造材に、角柱状の建築用木材を接合してなる建築用木材の接合構造の一例として特許文献1に記載の技術が知られている。
この接合構造は図4および図5に示すように、建築用構造材である土台1に角柱状の柱2が接合されたものである。すなわち、土台1には土台埋設部3が埋設されており、この土台埋設部3はアンカーボルト4の上端部に固定されている。また、土台1の側面から係止ピン5が挿入され、この係止ピン5は土台埋設部3に形成された係止孔に挿通されている。
また、土台埋設部3には連結軸棒6が立設されており、この連結軸棒6は土台1の上面から突出している。
柱2にはその下端面に開口する柱孔2aが形成されており、柱2の下端面を土台1の上面に当接した状態で、この柱孔2aに前記連結軸棒6が挿入されている。連結軸棒6には軸方向と直交する方向に貫通する係止孔6aが形成されており、この係止孔6aに柱2の側面から挿入された係止ピン7が挿通されている。このようにして土台1には柱2が接合されている。なお、柱2には係止ピン7を挿入するための挿入孔が予め形成されている。
特開2003−96922号公報
ところで、上記のような従来の建築用木材の接合構造では、係止ピン7を柱2の側面から挿入しているので、例えば柱2の直径が小さくなると、柱2の側面から連結軸棒6までの距離が短くなるので、柱2の引抜耐力が低下してしまうという問題があった。
また、柱2の側面側には壁等が配置されている場合が多く、この場合、係止ピン7を挿入し難くなるか、または、壁を施工した後は係止ピン7を挿入できなくなり、接合構造の施工がし難くなるという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、柱等の建築用木材の直径が小さくなっても、柱等の建築用木材の引抜耐力を確保できるとともに、施工の行い易い建築用木材の接合構造を提供することを課題としている。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、例えば図1および図2に示すように、建築用構造材(柱10)に、角柱状の建築用木材(柱11)の端面11aを突き合わせた状態で、この建築用木材(柱11)を接合してなる建築用木材の接合構造において、
前記建築用構造材(柱10)には、連結用軸部材15がその一端部を建築用構造材(柱10)から突出させた状態で埋設固定されており、
前記建築用構造材(柱10)に前記建築用木材(柱11)の端面11aが突き合わされるとともに、前記建築用木材(柱11)の端面に形成された孔11bに前記連結用軸部材15の一端部が挿入されており、
前記建築用木材(柱11)の角部には、切欠き部16a〜16cが形成されており、
前記建築用木材(柱11)の角部の前記切欠き部16a〜16cから前記連結用軸部材15の一端部に向けて係止ピン18が挿入されており、この係止ピン18が前記連結用軸部材15の一端部に形成された係合部15a〜15cに係合されていることを特徴とする。
ここで、前記建築用木材が接合される建築用構造材は、木質のものでもよく、金属製のものでもよい。構造材としては、例えば柱、梁、桁、土台等が挙げられる。
また、建築用木材は角柱状であれば、三角柱、四角柱、五角柱その他の多角柱状ものでもよい。
請求項1に記載の発明によれば、建築用木材(柱11)の角部から連結用軸部材15の一端部に向けて係止ピン18が挿入されており、この係止ピン18が前記連結用軸部材15の一端部に形成された係合部15a〜15cに係合されているので、建築用木材(柱11)の直径が小さくなっても、建築用木材(柱11)の引抜耐力を確保できる。つまり、建築用木材(柱11)の側面から連結用軸部材15の距離より、建築用木材(柱11)の角部から連結用軸部材15までの距離が長いので、係止ピン18が建築用木材(柱11)に挿入されている長さが長くなり、よって、建築用木材(柱11)の直径が小さくなっても、建築用木材(柱11)の引抜耐力を確保できる。
また、建築用木材(柱11)の角部から連結用軸部材15の一端部に向けて係止ピン18が挿入されているので、建築用木材(柱11)の側面側に壁等が配置されている場合でも、また、壁を施工した後でも容易に係止ピン18を挿入でき、よって、接合構造の施工がし易くなる。
また、建築用木材(柱11)の角部に形成された切欠き部16a〜16cから係止ピン18・・・が挿入されているので、係止ピン18・・・を挿入し易くなるとともに、係止ピン18・・・の基端部を切欠き部16a〜16cに納めることができ、仕上がりがよくなる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の建築用木材の接合構造において、
前記建築用構造材10は、前記建築用木材(柱11)と断面形状が等しい角柱状の第2建築用木材(柱10)であり、この第2建築用木材(柱10)に前記連結用軸部材15がその一端部を前記第2建築用木材(柱10)の端面から突出させた状態で埋設固定されており、
前記第2建築用木材(柱10)の端面10aに前記建築用木材(柱11)の端面11aが突き合わされるとともに、前記建築用木材(柱11)の端面11aに形成された孔11bに前記連結用軸部材15の一端部が挿入されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、第2建築用木材(柱10)と建築用木材(柱11)とを前記連結用軸部材15および係止ピン18によって、軸方向に結合できるので、柱どうしの結合や梁どうしの結合に適用できる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の建築用木材の接合構造において
前記第2建築用木材(柱10)には、第2係止ピン20が前記第2建築用木材と交差するようにして挿入されており、この第2係止ピン20が前記連結用軸部材15の他端部に形成された係合部15dに係合されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、第2係止ピン20が連結用軸部材15の他端部に形成された係合部15dに係合されているので、連結用軸部材15の第2建築用木材(柱10)に対する引抜耐力を向上させることができ、よって、第2建築用木材(柱10)と建築用木材(柱11)とを強固に接合できる。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の建築用木材の接合構造において、
前記係合部15a〜15dは、前記連結用軸部材15に、その軸と直交する方向に形成された貫通孔15a〜15dであることを特徴とする。
請求項に記載の発明によれば、係合部15a〜15dが貫通孔15a〜15dであるので、係止ピン18・・・をこの貫通孔15a〜15dに挿通することによって、容易かつ確実に係止ピン18・・・を連結用軸部材15に係合できる。
本発明によれば、建築用構造材に、連結用軸部材がその一端部を建築用構造材から突出させた状態で埋設固定されており、前記建築用構造材に前記建築用木材の端面が突き合わされるとともに、前記建築用木材の端面に形成された孔に前記連結用軸部材の一端部が挿入されており、前記建築用木材の角部から前記連結用軸部材の一端部に向けて係止ピンが挿入されており、この係止ピンが前記係合用軸部材の一端部に形成された係合部に係合されているので、建築用木材の直径が小さくなっても、建築用木材の引抜耐力を確保できる。つまり、建築用木材の側面から連結用軸部材の距離より、建築用木材の角部から連結用軸部材までの距離が長いので、係止ピンが建築用木材に挿入されている長さが長くなり、よって、建築用木材の直径が小さくなっても、建築用木材の引抜耐力を確保できる。
また、建築用木材の角部から連結用軸部材の一端部に向けて係止ピンが挿入されているので、建築用木材の側面側に壁等が配置されている場合でも、また、壁を施工した後でも容易に係止ピンを挿入でき、よって、接合構造の施工がし易くなる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図3は本発明に係る建築用木材の接合構造の一例を示すもので、図1は斜視図、図2は建築用木材の平断面図、図3は梁を含む建築用木材の平断面図である。
図1〜図3において、符号10,11は柱、符号12,12を示す。これら柱10,11、梁12,12は建築用構造材であり、角柱状の建築用木材によって形成されている。
柱10の上端面には柱11が接合されており、柱10の上端部の互いに対向する側面にそれぞれ梁12,12が接合されている。
以下、前記柱10,11の接合構造および柱10と梁12,12の接合構造について説明する。
まず、本発明に係る柱10,11の接合構造について説明する。
柱10,11は断面形状が等しい正方形の四角柱状のものである。柱10の上端部には孔10bが柱10の中心軸に沿って形成されており、この孔10bの上端部は柱10の上端面10aに開口している。この孔10bの底部は前記梁12,13より下方に位置している。
孔10bには、連結用軸部材15がその上端部を柱10の上端面10aから突出させて挿入されている。連結用軸部材15は金属製のものであり、前記孔10bの内径とほぼ等しいか若干小さい外径の円筒状に形成されている。したがって、孔10bには連結用軸部材15がほぼ隙間なく挿入されている。
連結用軸部材15の上端部、すなわち、柱10の上端面10aから突出している部分には、3つの係合部15a,15b,15cが上下に所定間隔で形成されている。係合部15a,15b,15cは連結用軸部材15に、その軸と直交する方向に形成された貫通孔15a,15b,15cである。連結用軸部材15は円筒状であるので、貫通孔15a,15b,15cは、それぞれ連結用軸部材15の外周部に軸方向に対向して形成された孔によって構成されている。
貫通孔(係合部)15a,15b,15cは異なる方向を向いている。貫通孔15aは柱11の一つの角部に向いており、貫通孔15bは柱11の他の一つの角部に向いており、貫通孔15cは柱11のさらに他の一つの角部に向いている。したがって、貫通孔15aと、15b,15cとは平面視において直交しており、貫通孔15b,15cとは平面視において平行に重なっている。
柱11の下端部には孔11bが柱11の中心軸に沿って形成されており、この孔11bは柱11の下端面11aに開口している。この孔11bの深さは連結用軸部材15の柱10の上端面10aからの突出長さより若干長くなっている。また、孔11bの内径は、連結用軸部材15の外径とほぼ等しいか若干大きくなっている。
柱10の上端面10aには、柱11の下端面11aが突き合わされるとともに、柱11の孔11bに連結用軸部材15の突出した上端部が挿入されている。
柱11の3つの角部には、それぞれ切欠き部16a,16b,16cが上下に所定間隔で形成されている。切欠き部16a,16b,16cは、柱11の角部を矩形状に切り欠いて形成されたもので、それぞれ平面部を有している。
切欠き部16aは連結用軸部材15に形成された貫通孔15aの延長線上に形成されており、切欠き部16aの平面部には、貫通孔15aの一端部まで延び、さらに、貫通孔15aの他端部から延出するピン挿入孔17aが形成されている。
切欠き部16bは連結用軸部材15に形成された貫通孔15bの延長線上に形成されており、切欠き部16bの平面部には、貫通孔15bの一端部まで延び、さらに、貫通孔15bの他端部から延出するピン挿入孔17bが形成されている。
切欠き部16cは連結用軸部材15に形成された貫通孔15cの延長線上に形成されており、切欠き部16cの平面部には、貫通孔15cの一端部まで延び、さらに、貫通孔15cの他端部から延出するピン挿入孔17cが形成されている。
そして、ピン挿入孔17a,17b,17cには、それぞれ係止ピン18,18,18が挿入され、さらに連結用軸部材15の貫通孔15a,15b,15cに挿通されて係合されている。
これによって、柱11の孔11bに挿入された連結用軸部材15は孔11bからの抜け出が防止されている。
一方、連結用軸部材15の下端部は柱10の孔10bに挿入されているが、この孔10bに以下のようにして固定されている。
すなわちまず、連結用軸部材15の下端部には、貫通孔(係合部)15d,15dが上下に所定間隔で形成されている。貫通孔15d,15dは連結用軸部材15に、その軸と直交する方向に形成されたものである。連結用軸部材15は円筒状であるので、貫通孔15dは、連結用軸部材15の外周部に軸方向に対向して形成された孔によって構成されている。
貫通孔15d,15dは、梁12,13が接合される柱10の下端部の対向する側面に向いている。
一方、前記柱10の梁12が接合される一方の側面には、それぞれピン挿入孔17d,17dが貫通孔15d,15dの一端部まで延び、さらに、貫通孔15d,15dの他端部から延出して対向する他方の側面に開口するようにして形成されている。
そして、ピン挿入孔17d,17dには、それぞれ第2係止ピン20,20が挿入され、さらに連結用軸部材15の貫通孔15d,15dを貫通されている。これによって、第2係止ピン20,20は連結用軸部材15の下端部(他端部)に形成された貫通孔(係合部)15d,15dに係合されている。
第2係止ピン20は、柱10の一方の梁12が接合される一方の側面からピン挿入孔17dに挿入され、他方の梁12が接合される他方の側面に向けて挿通され、この側面に突出している。第2係止ピン20はピン挿入孔17dより大径の頭部20aとピン挿入孔17dに挿入可能な軸部20bとを備え、軸部20bの先端部には雄ねじが形成されており、この雄ねじの前記側面から突出している部分にナット20cを螺合することによって、前記第2係止ピン20は、前記柱10にそのピン挿入孔17dに挿通された状態で固定されている。
第2係止ピン20は連結用軸部材15の貫通孔15dを貫通しているので、連結用軸部材15は柱10の孔10bからの抜け出が防止されている。
そして、連結用軸部材15の上端部は上述したように、柱11の孔11bに挿入され、係止ピン18によって柱11に固定されているので、柱11は柱10に連結用軸部材15、係止ピン18、第2係止ピン20によって接合されている。
また、前記第2係止ピン20は、柱10の上端部の側面に梁12,12を接合するのに使用されている。
以下では柱10と梁12,12の接合構造について説明する。
すなわち、図3に示すように、柱10の側面に接合される梁12の端部には、切込み21,21が梁12の厚さ方向に離間して形成されている。この切込み21,21は梁12の端面から梁12の長手方向に沿って所定深さだけ鋸等によって切り込むことによって形成されたものであり、切込み21,21間にある中部22の先端面は梁12の端面より窪んでおり、これによって、梁12の先端部には上下に延びる凹所23が形成されている。
前記切込み21,21には、接合金具25が嵌め込まれている。接合金具25は平面視略コ字型をなす薄い金属板で形成されたものであり、接合金具25の両片部25a,25aがそれぞれ前記切込み21,21に嵌めこまれている。また、接合金具25は、両片部25a,25aを繋ぐ繋ぎ部25bが梁12の先端面とほぼ面一になるように配置されている。
前記接合金具25の両片部25a,25aには、孔25c・・・が複数対向して形成されている(図1参照)。一方、梁12の側面には、前記孔25cに向けて貫通孔12b・・・が形成されている。この貫通孔12bは梁12の一方の側面から他方の側面に向け、該他方の側面に開口するものである。
そして、梁12の一方の側面から貫通孔12bにピン26を挿入し、さらに接合金具25の孔25cを貫通することによって、接合金具25が梁12の端部に、切込み21,21からの抜け出が防止されて固定されている。
また、接合金具25の繋ぎ部25bには、2つの孔が上下に離間し、かつ柱10のピン挿入孔17d,17dに対向して形成されている。
そして、前記第2係止ピン20は、一方の梁12に取り付けられた接合金具25の繋ぎ部25bの孔に挿入されるとともに、柱10の一方の側面からピン挿入孔17dに挿入されたうえで、連結用軸部材15の貫通孔15dに挿通され、梁10の他方の側面に向けて挿通され、さらに、他方の梁12に取り付けられた接合金具25の繋ぎ部25bの孔に挿通されている。そして、第2係止ピン20の軸部20bの雄ねじにナット20cを螺合して締め付けることによって、接合金具25,25どうしが柱10の側面に引き付けられて当接され、これによって梁12,12の端面が柱10の側面に突き当てられた状態で接合されている。
本実施の形態によれば、柱10には、連結用軸部材15がその一端部(上端部)を柱10の上端面10aから突出させた状態で埋設固定されており、この柱10の上端面10a柱11の下端面11aが突き合わされるとともに、柱11の下端面11aに形成された孔11bに連結用軸部材15の一端部(上端部)が挿入されており、柱11の角部から連結用軸部材15の一端部に向けて係止ピン18・・・が挿入されており、この係止ピン18・・・が連結用軸部材15の一端部に形成された係合部(貫通孔)15a,15b,15cに係合されているので、柱11の直径が小さくなっても、柱11の引抜耐力を確保できる。つまり、図2に示すように、柱11の側面から連結用軸部材15の距離aより、柱11の角部から連結用軸部材15までの距離bが長いので、係止ピン18が柱11に挿入されている長さが長くなり、よって、柱11の直径が小さくなっても、柱11の引抜耐力を確保できる。
また、柱11の角部から連結用軸部材15の一端部に向けて係止ピン18・・・が挿入されているので、柱11の側面側に壁等が配置されている場合でも、また、壁を施工した後でも容易に係止ピン18・・・を挿入でき、よって、接合構造の施工がし易くなる。
また、柱10には、第2係止ピン20が柱10と交差するようにして挿入されており、この第2係止ピン20が連結用軸部材15の他端部(下端部)に形成された係合部(貫通孔)15dに係合されているので、連結用軸部材15の柱10に対する引抜耐力を向上させることができ、よって、柱10と柱11とを強固に接合できる。
さらに、柱11の角部には、切欠き部16a,16b,16cが形成されており、この切欠き部16a,16b,16cから係止ピン18・・・が挿入されているので、係止ピン18・・・を挿入し易くなるとともに、係止ピン18・・・の基端部を切欠き部16a,16b,16cに納めることができ、仕上がりがよくなる。
加えて、前記係合部15a〜15dは、前記連結用軸部材15に、その軸と直交する方向に形成された貫通孔15a〜15dであるので、係止ピン18・・・をこの貫通孔15a〜15dに挿通することによって、容易かつ確実に係止ピン18・・・を連結用軸部材15に係合できる。
また、第2係止ピン20によって、梁12,12の端部に取り付けられた接合金具25,25を柱10の側面に引き付けることができるので、梁12,12を柱10の側面に突き当てた状態で容易かつ確実に接合できる。
本発明に係る建築用木材の接合構造の一例を示すもので、その斜視図である。 同、平断面図である。 同、梁を含む建築用木材の平断面図である。 従来の建築用木材の接合構造の一例を示すもので、その斜視図である。 同、平断面図である。
符号の説明
10 柱(建築用構造材、第2建築用木材)
11 柱(建築用木材)
11b 孔
12 梁
15 連結用軸部材
15a,15b,15c,15d 係合部(貫通孔)
16a,16b,16c 切欠き部
17a,17b,17c,17d ピン挿入孔
18 係止ピン
20 第2係止ピン

Claims (4)

  1. 建築用構造材に、角柱状の建築用木材の端面を突き合わせた状態で、この建築用木材を接合してなる建築用木材の接合構造において、
    前記建築用構造材には、連結用軸部材がその一端部を建築用構造材から突出させた状態で埋設固定されており、
    前記建築用構造材に前記建築用木材の端面が突き合わされるとともに、前記建築用木材の端面に形成された孔に前記連結用軸部材の一端部が挿入されており、
    前記建築用木材の角部には、切欠き部が形成されており、
    前記建築用木材の角部の前記切欠き部から前記連結用軸部材の一端部に向けて係止ピンが挿入されており、この係止ピンが前記連結用軸部材の一端部に形成された係合部に係合されていることを特徴とする建築用木材の接合構造。
  2. 請求項1に記載の建築用木材の接合構造において、
    前記建築用構造材は、前記建築用木材と断面形状が等しい角柱状の第2建築用木材であり、この第2建築用木材に前記連結用軸部材がその一端部を前記第2建築用木材の端面から突出させた状態で埋設固定されており、
    前記第2建築用木材の端面に前記建築用木材の端面が突き合わされるとともに、前記建築用木材の端面に形成された孔に前記連結用軸部材の一端部が挿入されていることを特徴とする建築用木材の接合構造。
  3. 請求項2に記載の建築用木材の接合構造において
    前記第2建築用木材には、第2係止ピンが前記第2建築用木材と交差するようにして挿入されており、この第2係止ピンが前記連結用軸部材の他端部に形成された係合部に係合されていることを特徴とする建築用木材の接合構造。
  4. 請求項1〜のいずれか一項に記載の建築用木材の接合構造において、
    前記係合部は、前記連結用軸部材に、その軸と直交する方向に形成された貫通孔であることを特徴とする建築用木材の接合構造。
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