JP5067421B2 - エレベータのかご上手摺装置 - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータの保守点検時等に使用され、かご上にいる作業者の安全を確保するかご上手摺装置に関するものである。
エレベータの作業者は、保守点検時等、昇降路内を昇降するかごの上に乗って作業をすることが多い。このため、かごの上部には、かごの上に乗って作業をしている作業者の安全を確保するため、かご上手摺装置が設置されている。
このようなかご上手摺装置の従来技術として、複数に分割構成された手摺をかごの上部で折り畳み自在に構成するとともに、複数の検出器を設置して、手摺の折り畳み状態を簡単に検出できるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
日本特開2002−284469号公報
エレベータの作業者がかごの上に乗って作業をする場合、従来では、作業者のベルト等に固定された安全フックをかご上手摺装置の枠の一部に連結し、作業者の安全を確保していた。なお、この方法は、特許文献1記載のかご上手摺装置がエレベータに備えられている場合であっても同様である。
しかし、上記安全フックをかご上手摺装置の枠に連結すると、作業者の作業領域(可動範囲)が所定の範囲内に限定されてしまう。このため、作業者は、かごの上を広範囲に渡って移動する必要がある場合に、安全フックの掛け替えが必要となって、作業性が著しく低下するといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、エレベータの作業者がかごの上に乗って作業する場合に、安全フックの掛け替えを必要とせず、その作業性を大幅に向上させることができるエレベータのかご上手摺装置を提供することである
この発明に係るエレベータのかご上手摺装置は、エレベータ昇降路内を昇降するかごの上部に設けられたかご上手摺装置であって、立設時に四方を囲むようにかごの上部に傾倒自在に設けられた複数の手摺枠と、手摺枠の上部設けられ、手摺枠の立設時に、四方を囲むように全体として無端状に形成される複数の手摺レールと、手摺レールに設けられ、手摺枠の立設時に、無端状の手摺レールに沿って移動自在なガイドと、ガイドに設けられ、かご上にいる作業者が安全フックを連結可能な安全フック連結手段と、各手摺レールの各端部にそれぞれ配置され、手摺枠の傾倒時に、ガイドが手摺レールから外れることを防止するガイド落下防止手段と、を備え、ガイド落下防止手段は、その一部が手摺レールのレール部分と同じ形状を呈し、手摺枠の立設時に、一部が手摺レールのレール部分と一直線状に配置されて、隣接する手摺レール間を接続するとともに、手摺枠の傾倒時に、一部が手摺レールのレール部分からずれて配置され、ガイドの落下を防止するものである。
この発明によれば、エレベータの作業者がかごの上に乗って作業する場合に、安全フックの掛け替えを必要とせず、その作業性を大幅に向上させることができる。
この発明の実施の形態1におけるエレベータのかご上手摺装置を示す斜視図である。 図1におけるA−A矢視図である。 図2におけるB矢視図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのかご上手摺装置を示す側面図である。 組立状態におけるガイド落下防止手段の構成を示す縦断面図である。 ガイド落下防止手段の機能を説明するための縦断面図である。 図6の横手摺のみを示した図である。 図7におけるE矢視図である。 ガイド落下防止手段の機能を説明するための分解斜視図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのかご上手摺装置の折り畳み動作を説明するための斜視図である。 図10に示すエレベータのかご上手摺装置の側面図である。 この発明の実施の形態1におけるエレベータのかご上手摺装置の収納状態を示す斜視図である。 図12に示すエレベータのかご上手摺装置の側面図である。 この発明の実施の形態2におけるガイドを示す正面図である。 この発明の実施の形態2におけるガイドを示す側面図である。 この発明の実施の形態2におけるガイドを示す平面図である。
符号の説明
1 昇降路、 2 かご室、 3 かご戸、 4 戸開閉装置、 5 ガイドシュー、
6 縦柱、 7 上枠、 8 作業者、 9 前手摺、 10 後手摺、
11 横手摺、 12 横手摺、 13〜16 手摺レール、 17〜20 手摺枠、
17a 逃がし孔、 21 支持板、 22 ピン、 23 安全スイッチ、
24 ガイド、 25 摺動材、 26 安全フック環、 27 昇降路内機器、
28 連結部、 29 湾曲部、 30 ピン、 31 リンク、 32 支持板、
33 ピン、 34 支持板、 34a 逃がし孔、34b 逃がし孔、
35 ピン、 36 ガイド落下防止手段、 37 隔板、 37a バネ掛け穴、
37b 貫通孔、 38 隔板、 38a 貫通孔、 39 段付ボルト、
40 バネ、 41 バネガイド、 42 取付板、 43 ベース板、
43a ネジ孔、 44 蝶ボルト、 44a 先端ネジ部、 44b バネ受け、
45 バネ、 46 ガイドローラ
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご上手摺装置を示す斜視図である。図1において、1はエレベータの昇降路、2はエレベータのかご室、3はかご室2の出入口を開閉するかご戸、4はかご戸3を開閉させる戸開閉装置、5はガイドシューである。6はかご室2を支持するかご枠の縦柱であり、かご室2の両側に配置されている。7は四角環状を呈するかご枠の上枠であり、かご室2の上面の周囲を取り囲むように、かご室2の上方で水平に配置されている。
かごの上の作業者8の安全を確保するかご上手摺装置は、上枠7に支持されている。このかご上手摺装置は、かごの前側(乗場側)に配置された前手摺9、かごの後側(昇降路1の奥側)に配置された後手摺10、かごの両側に配置された横手摺11及び12によって構成される。そして、各手摺9乃至12が、四方を囲むように上枠7の上面に立設されることにより、その内側に作業者8の作業領域を形成し、作業者8の落下を防止する。
各手摺9乃至12は、その最上部に設けられた手摺レールと、この手摺レールを支持する手摺枠とを備えている。なお、前手摺9の手摺レール13及び手摺枠17は、対向する後手摺10の手摺レール14及び手摺枠18と同じ構成を有し、横手摺11の手摺レール15及び手摺枠19は、対向する横手摺12の手摺レール16及び手摺枠20と同じ構成を有している。
また、かご上手摺装置は、昇降路1頂部の省スペース化のため、かごの上部で折り畳み自在に構成される。図1は、かご上手摺装置がエレベータの保守点検時等に完全に組み立てられて、かごの上部に立設された状態(以下、「組立状態」という)を示している。支持板21とピン22とは、かご上手摺装置を折り畳み自在に構成するための部材であり、手摺枠17乃至20の各下端部を上枠7に対して回動自在に固定している。即ち、かご上手摺装置は、手摺枠17乃至20が、図1に示す状態からピン22を中心としてかごの内側に完全に傾倒されることにより、上枠7上で折り畳まれて収納された状態(以下、「収納状態」という)になる。なお、23はかご上手摺装置が所定の収納状態であるか否かを、手摺枠19及び20の傾倒状態によって検出し、かご上手摺装置が上記所定の収納状態ではない場合に、エレベータの運転を自動で保守運転に切り替える安全スイッチである。
手摺9乃至12の各手摺レール13乃至16は、それぞれ平形状を呈している。そして、上記手摺レール13乃至16は、組立状態において、全体としてコーナー部に所定の丸みを有する四角環状を呈するように、四方を囲む無端状に配置される。
また、手摺レール13乃至16には、組立状態の時に、無端状の手摺レール13乃至16に沿って移動自在なガイド24が設けられている。ここで、図2は図1におけるA−A矢視図、図3は図2におけるB矢視図であり、上記ガイド24の構成を示している。ガイド24には、高分子材料等からなる摺動材25と、安全フック環26(安全フック連結手段)とが備えられている。上記摺動材25は、手摺レール13乃至16上を円滑に移動するためのものであり、手摺レール13乃至16との対向面に設けられる。また、上記安全フック環26は、作業者8のベルト等に固定された安全フックを連結するためのものである。そして、エレベータの作業者8は、図1にも示すように、保守点検時等にかごの上に移動した後、自分の安全フックを安全フック環26に連結して安全を確保し、昇降路内機器27の点検作業等を行う。
上記ガイド24は、作業者8がかご上から落下するような万一の場合でも手摺レール13乃至16から外れることがない所定の強度を有している。例えば、ガイド24は、その一部に所定の幅のスリットが形成された四角筒状を呈し、平形状の手摺レール13乃至16を包み込むように配置される。また、ガイド24は、手摺レール13乃至16上を移動する際に、手摺レール13乃至16と手摺枠17乃至20との連結部28に接触することを防止するため、上記スリットを下方に向けて配置されている。
即ち、ガイド24は、上記構成を有するため、手摺レール13乃至16が無端状に形成される組立状態の時に、全ての連結部28に接触することなく、隣接する手摺レール間(例えば、手摺レール15及び手摺レール13間)を円滑に移動することができる。また、上記組立状態では、全体として四角環状を呈する手摺レール13乃至16のコーナー部に所定の丸みが形成されるため、ガイド24は、上記コーナー部を円滑に移動することもできる。したがって、ガイド24は、かご室2の上方において、手摺レール13乃至16に沿って双方向に一周することが可能な構成を有しており、安全フックによって連結された作業者8のかご上での移動に、容易に追従することができる。
また、横手摺11の手摺レール15と横手摺12の手摺レール16とには、各両端部に、ガイド24を円滑に移動させるための湾曲部29(上記コーナー部に相当)が形成されている。この湾曲部29は、組立状態において手摺レール13及び14の端部に接続されるため、かごの内側に向かって所定の曲率で湾曲されている。したがって、例えば、仮に手摺レール15が手摺枠19に完全に固定された状態で横手摺11がかごの内側に傾倒されると、収納状態におけるかご上手摺装置の高さ寸法が大きくなり、昇降路1頂部の省スペース化が阻害されてしまう。
かかる理由から、かご上手摺装置は、手摺レール15及び16を水平状態に保持したまま収納することができる所定の構成を有している。例えば、横手摺11の連結部28に、上記ピン22に対して平行に配置されたピン30を設けることにより、手摺レール15と手摺枠19とを、手摺レール15の長手方向を軸に回動自在に連結する。そして、手摺レール15の各湾曲部29と上枠7との間にリンク31を連結し、手摺枠19の傾倒時においても、上記手摺レール15の上面を常時水平状態に保持させる。なお、32及び33は、リンク31の下端部を上枠7に対して回動自在に固定するための支持板及びピンを、34及び35は、リンク31の上端部を手摺レール15の湾曲部29に対して回動自在に固定するための支持板及びピンを示している。横手摺12は、横手摺11と同様の構成を有している。
一方、かご上手摺装置は、各手摺9乃至12が内側に傾倒されることによってかご上に収納される。このため、組立状態の時に全体として無端状に形成される手摺レール13乃至16は、収納状態では、それぞれが離れて配置されることになる。ガイド落下防止手段36は、かご上手摺装置が組立状態ではなくなった時に、ガイド24が手摺レール13乃至16の各端部から外れることを防止するためのものであり、手摺レール13乃至16の両端部にそれぞれ設けられている。以下に、横手摺11の手摺レール15と前手摺9の手摺レール13との隣接する一端部間に設けられたものを例に、ガイド落下防止手段36の具体的な構成を説明する。
図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご上手摺装置を示す側面図、図5は組立状態におけるガイド落下防止手段の構成を示す縦断面図、図6はガイド落下防止手段の機能を説明するための縦断面図、図7は図6の横手摺のみを示した図、図8は図7におけるE矢視図、図9はガイド落下防止手段の機能を説明するための分解斜視図である。なお、図5は図4におけるC部を示している。また、図8は図6のD−D矢視でもある。
図4乃至図9において、横手摺11の手摺レール15と前手摺9の手摺レール13とには、かご上手摺装置の組立状態において隣接する各一端部に、隔板37及び38が設けられている。隔板37及び38はそれぞれT字状を呈しており、各上部が、手摺レール15及び13の各レール部分と同じ形状、即ち平板状を有している。したがって、図5に示す組立状態では、隔板37及び38の各上部が手摺レール15及び13の各レール部分と一直線状に配置され、隣接する手摺レール15及び13間が接続される。このため、ガイド24が手摺レール15及び13間を自在に移動できるようになる。
一方、かご上手摺装置が組立状態ではない場合、即ち手摺枠19又は17が傾倒されると、隔板37及び38は、図6乃至図8に示すように、その上部が、対応の手摺レール15及び13の各レール部分からずれて配置される。即ち、ガイド24は、隔板37及び38に移動を阻害され、手摺レール15及び13の各一端部から外れなくなる。
ここで、39は隔板37を手摺レール15の一端面に回動自在に固定するための段付ボルト、40は段付ボルト39の軸を中心として、隔板37を手摺レール15に対して常時一側に付勢するバネ、41はバネ40の付勢方向を決定するためのバネガイド、42は上記バネ40を所定の位置に取り付けるための取付板である。43は支持板34に設けられたベース板であり、上記段付ボルト39、取付板42は、支持板34の逃がし孔34aを利用して、ベース板43に固定されている。そして、図4乃至図9にも示すように、隔板37は、バネ掛け穴37aにその一端部が挿入されたバネ40によって、その下端部が常時一側に付勢されることにより、段付ボルト39を中心に回転して、その上部が手摺レール15のレール部分からずれた状態に配置される。なお、隔板38も上記と同様の構成によってガイド24の外れ(落下)を防止する。
また、隔板37及び38は、各下端部に形成された貫通孔37b、38aに蝶ボルト44の軸部分が挿通されることにより、各上部が、手摺レール15及び13の各レール部分と一直線状に配置された状態に保持され、手摺レール15及び13を一続きに形成する。ここで、43aはベース板43に形成された、蝶ボルト44の先端ネジ部44aが固定されるネジ孔、34bは支持板34に形成された、蝶ボルト44の先端部のための逃がし孔、45及び44bは、蝶ボルト44を貫通孔37b及び38aから抜く方向に常時付勢するためのバネとバネ受け、17aは上記蝶ボルト44を動作させるための逃がし孔である。なお、上記蝶ボルト44、貫通孔37b及び38a、ネジ孔43a等により、保持手段が構成される。また、上記は手摺レール15及び13の各一端部間に設けられたガイド落下防止手段36の構成であるが、他のガイド落下防止手段36も同様の構成を有している。
次に、上記構成を有するかご上手摺装置を図1に示す状態から折り畳む際の動作について説明する。図10はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご上手摺装置の折り畳み動作を説明するための斜視図、図11は図10に示すエレベータのかご上手摺装置の側面図、図12はこの発明の実施の形態1におけるエレベータのかご上手摺装置の収納状態を示す斜視図、図13は図12に示すエレベータのかご上手摺装置の側面図である。
図1に示すかご上手摺装置の組立状態では、上述の通り、手摺レール13乃至16は一続きに形成され、各ガイド落下防止手段36は、図5に示す状態となっている。この状態からかご上手摺装置を収納する場合、作業者8は、先ず、所定の作業によってガイド落下防止手段36を機能させた状態(図6に示す状態)にする。即ち、図5に示す状態から、蝶ボルト44を弛緩させ、その軸部分を隔板37及び38の下端部から引き抜く。すると、バネ40の付勢力によって、隔板37が手摺レール15に対して、また隔板38が手摺レール13に対して所定角度傾き、ガイド24の落下が阻止される。
そして、全てのガイド落下防止手段36を機能させた後、前手摺9と後手摺10とをかごの内側に傾倒させ、かご室2の上方で水平な状態にする。次に、図10及び図11に示すように横手摺11及び12をかごの内側に傾倒させ、図12及び図13に示す収納状態にする。なお、横手摺11及び12の手摺枠19及び20をかごの内側に傾倒させた場合であっても、手摺レール15及び16はリンク31の作用によって常時水平に保たれる。したがって、図12及び13に示す収納状態であっても、かご上手摺装置の高さ寸法を低く抑えることが可能となる。
また、上記と逆の手順により、かご上手摺装置を組み立てることができる。この場合、例えば、手摺枠19及び17を上枠7上に起立させた後、隔板37及び38を、その上部が手摺レール15及び13の各レール部分と一直線状になるように合わせて配置し、蝶ボルト44を各貫通孔38a及び37bに挿通させてネジ孔43aに締め付ける。そして、手摺9乃至12を起立させて全ての隔板を手摺レール13乃至16のレール部分に合わせて配置した後、作業者8は、自分の安全フックをガイド24の安全フック環26に連結し、作業を開始する。
この発明の実施の形態1によれば、エレベータの作業者8がかごの上に乗って作業をする場合に、安全フックの掛け替えを必要とせず、その作業性を大幅に向上させることができる。したがって、昇降路1内に様々な機器類が配置されている機械室エレベータに対しては特に有効な手段となる。また、作業中に安全フックを外すことによって生じる安全フックの掛け忘れも同時に防止できる。
また、かご上手摺装置を折り畳み可能にするために、四方の各手摺9乃至12を傾倒自在に構成した場合であっても、各手摺レール13乃至16の各端部に設けられたガイド落下防止手段36により、ガイド24の落下を確実に防止できる。更に、湾曲部29を有する手摺レール15及び16を水平状態のまま収納できるようにしたため、収納状態におけるかご上手摺装置の高さ寸法を最小限にすることができ、昇降路1の頂部空間の省スペース化を図ることも可能になる。
実施の形態2.
図14はこの発明の実施の形態2におけるガイドを示す正面図、図15はその側面図、図16はその平面図である。図14乃至図16において、ガイド24には、手摺レール13乃至16上を円滑に移動するためのガイドローラ46と、安全フック環26とが備えられている。即ち、上記ガイド24は、手摺レール13乃至16に沿って移動する場合に、内部に回動自在に設けられたガイドローラ46が手摺レール13乃至16の両側部を転動し、その移動を円滑に案内する。
この発明の実施の形態2によれば、ガイド24が滑らかに手摺レール13乃至16上を移動するため、作業者8への負担が軽減され、より作業性を向上させることができるようになる。
以上のように、この発明にかかるエレベータ装置によれば、エレベータの作業者がかごの上に乗って作業をする場合に、安全フックの掛け替えを必要とせず、その作業性を大幅に向上させることができる。したがって、エレベータの機種等に関わらず、かご上にかご上手摺装置が設置されたエレベータ全般に適用が可能である。

Claims (6)

  1. エレベータ昇降路内を昇降するかごの上部に設けられたかご上手摺装置であって、
    立設時に四方を囲むように、前記かごの上部に傾倒自在に設けられた複数の手摺枠と、
    前記各手摺枠の上部に設けられ、前記手摺枠の立設時に、四方を囲むように全体として無端状に形成される複数の手摺レールと、
    前記手摺レールに設けられ、前記手摺枠の立設時に、無端状の前記手摺レールに沿って移動自在なガイドと、
    前記ガイドに設けられ、前記かご上にいる作業者が安全フックを連結可能な安全フック連結手段と、
    前記各手摺レールの各端部にそれぞれ配置され、前記手摺枠の傾倒時に、前記ガイドが前記手摺レールから外れることを防止するガイド落下防止手段と、
    を備え
    前記ガイド落下防止手段は、
    その一部が前記手摺レールのレール部分と同じ形状を呈し、
    前記手摺枠の立設時に、前記一部が前記手摺レールのレール部分と一直線状に配置されて、隣接する前記手摺レール間を接続するとともに、
    前記手摺枠の傾倒時に、前記一部が前記手摺レールのレール部分からずれて配置され、前記ガイドの落下を防止する
    ことを特徴とするエレベータのかご上手摺装置。
  2. ガイド落下防止手段は、
    各手摺レールの各端部に回動自在に設けられ、その一部が前記手摺レールのレール部分と同じ形状を呈する隔板と、
    前記各隔板に対応して設けられ、対応の前記隔板を常時一側に付勢して、前記隔板の前記一部を、対応の前記手摺レールのレール部分からずれた状態に配置させるバネと、
    手摺枠の立設時に、前記隔板の前記一部を、対応の前記手摺レールのレール部分と一直線状に配置した状態で保持する保持手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項に記載のエレベータのかご上手摺装置。
  3. 手摺レールは、手摺枠の立設時に、全体としてコーナー部に所定の丸みを有する四角環状に形成され、
    前記コーナー部を含む前記手摺レールは、前記手摺枠の傾倒時に、その上面が常時水平状態に保持される
    ことを特徴とする請求項に記載のエレベータのかご上手摺装置。
  4. かご上手摺装置が所定の収納状態であるか否かを検出し、前記所定の収納状態ではない場合に、エレベータの運転を自動で保守運転に切り替える安全スイッチと、
    を備えたことを特徴とする請求項に記載のエレベータのかご上手摺装置。
  5. ガイドは、手摺レールとの対向面に、高分子材料からなる摺動材が設けられたことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のエレベータのかご上手摺装置。
  6. ガイドは、手摺レールの両側部を転動するガイドローラが設けられたことを特徴とする請求項1から請求項の何れかに記載のエレベータのかご上手摺装置。
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