JP5061980B2 - 自動車のカーテンエアバッグ配設構造 - Google Patents
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Description
前記取付ブラケットは車体前後方向に離間して複数設けられており、前記インフレータは、そのハーネス接続部が前記取付ブラケット間に位置するように配設され、前記ハーネスは、前記インフレータのエアバッグ本体内へのガス供給口から離間する方向に配索されており、前記インフレータのハーネス接続部は前記取付ブラケットよりも上方に配置される一方、前記エアバッグ本体は前記取付ブラケットよりも下方に配置され、前記ハーネスは、前記エアバッグ本体に組み付けた状態で配索されると共に、その一部が前記取付ブラケット間でエアバッグ本体側からインフレータ側へ上方に伸長して前記ハーネス接続部に繋ぎ込まれている、ことを特徴としたものである。
また、ハーネスは、インフレータのハーネス接続部に接続される部分を除いては、エアバッグ本体に組み付けた状態で配索されるので、ハーネス自体の配索作業が基本的には不要となり、従来、エアバッグ本体とインフレータとハーネスとを個別に車体に組み付けていた場合に比して、ハーネスを含むカーテンエアバッグ装置の車体への組付作業が簡素化され、作業性を高めることができる。しかも、インフレータのハーネス接続部に接続されるハーネス部分は、剛性の高い前記取付ブラケット間でエアバッグ本体側からインフレータ側へ伸長しているので、車両側突時などルーフサイドレールに衝撃力が加わった場合でも、インフレータとエアバッグ本体との相対的な変位を抑制することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る自動車の車室側部およびルーフ部の構造を部分的に示す斜視図である。図2は、前記自動車の車室側部およびルーフ部の構造を、それぞれの内装部材を取り外した状態で部分的に示す斜視図である。図3は、車体側部上方に設けられたアシストグリップの取付ブラケット間を拡大して示す図2の部分拡大斜視図である。また、図4は、車体側部上方に装備されたカーテンエアバッグ装置のエアバッグ本体の後端部分を拡大して示す図2の部分拡大斜視図である。図5は、エアバッグ本体の車体への固定構造を示す図で、図3のY5−Y5線に沿った断面に対応する車体側部上方の断面説明図である。
尚、これらの図では、車体の右側部のみが示されているが、車体左側部についても、右側と左右対称であるが基本的には同様に構成されている。以下においては、主として車体右側部を例にとって説明するが、かかる説明は左側部についても同様に当てはまるものである。
図2に示すように、車体側部の上方には、ルーフパネル7の側端部を支持して車体前後方向に延びる所謂ルーフサイドレール2が配設され、前記アシストグリップ10及びエアバッグ装置20は共に、このルーフサイドレール2に取り付けられている。尚、フロントピラー3,中間ピラー4,リヤピラー5及びルーフサイドレール2は、何れも周知の構造のもので、例えば鋼板製の外板(アウタパネル)と内板(インナパネル)を組み合わせ、或いは更に、両者間に補強板(レーンフォースメント)を挟み込んで接合することで構成されている。
本実施形態では、好ましくは、前記カーテンエアバッグ装置20は、横転時や横転予知時にエアバッグ本体21を作動させる横転対応のものとされており、インフレータ23は、内部に所定の圧縮ガスを封入した円筒形のシリンダ構造とされている。
本実施形態では、後述するように、制御ユニットから前記インフレータ23に対して作動信号を供給するハーネス25は、折り畳まれたエアバッグ本体21に組み付けた状態で配索されている。
エアバッグ本体21は、折り畳み後にその外周に巻き付けられる多数のリング状のテープ27により、折り畳み状態が保持されている。このテープ27は、例えば紙などの脆弱な材料で作られており、エアバッグ装置20の作動時エアバッグ本体21が展開する際には、容易に破断し、その展開動作を阻害することがないようになっている。
該インフレータ23は、車体前後方向に配設され、複数の固定用ブラケット16を介してルーフサイドレール2に固定されている。インフレータ23は、その前端側にガス供給部23gを備え、その後端側にはハーネス25を繋ぎ込むためのハーネス接続部23wが設けられている。
インフレータ23のハーネス接続部23wは、この剛性が高い取付ブラケット30間に位置しているので、車両側突時などルーフサイドレール2に衝撃力が加わった場合でも、インフレータ23とハーネス25との接続が絶たれることを、効果的に抑制することができるのである。
従って、カーテンエアバッグ装置20の車体への組付時あるいはメインテナンス時などに、インフレータ23が落下しかけても、前記アシストグリップ10の取付ブラケット30で支えることができ、ハーネス接続部23wに不用意に負荷が加わることを、有効に回避できる。
このハーネス25のエアバッグ本体21への組付は、エアバッグ本体21を折り畳み状態に保持するリング状のテープ27を利用して行われる。すなわち、エアバッグ本体21を略円柱状に折り畳んで、その外周にリング状のテープ27を巻き付ける際に、エアバッグ本体21に沿わせて配索したハーネス25を一緒に抱き合わせるようにしてテープ27を巻き付けることで、ハーネス25がエアバッグ本体21に組み付けられる。
図7は、取付ブラケット30の内部の構造を明示するために、グリップ取付部33より多少車外側位置を切って車室内側の側面方向から見た矢視図である。また、図8は、エアバッグ本体を削除した状態で前記取付ブラケットを斜め下方から見て示す拡大斜視図である。
更に、図7及び図8から良く分かるように、前記取付ブラケット30の各縦壁部32のエアバッグ本体21と対向する側(つまり下側)には、当該縦壁部32の一部を略水平方向に折り曲げて形成したフランジ部35が設けられている。フランジ部35と縦壁部32との折り曲げ角部には、十分な丸みがもたされている。
従って、エアバッグ本体21に組み付けられたハーネス25が前記取付ブラケット30に接触する場合には、前記フランジ部35で受けられることとなり、ハーネス25が損傷することが有効に防止できるのである。
10 アシストグリップ
20 カーテンエアバッグ装置
21 エアバッグ本体
23 インフレータ
23g (インフレータの)ガス供給部
23w (インフレータの)ハーネス接続部
25 ハーネス
27 テープ
30 (アシストグリップの)取付ブラケット
31 固定部
32 縦壁部
35 フランジ部
Claims (4)
- 車体のルーフサイドレール部に車体前後方向に沿って配設されるエアバッグ本体と、該エアバッグ本体の上方で且つアシストグリップの取付ブラケットに近接して配設されたインフレータと、該インフレータに接続されるハーネスと、を備える自動車のカーテンエアバッグ配設構造であって、
前記取付ブラケットは車体前後方向に離間して複数設けられており、
前記インフレータは、そのハーネス接続部が前記取付ブラケット間に位置するように配設され、
前記ハーネスは、前記インフレータのエアバッグ本体内へのガス供給口から離間する方向に配索されており、
前記インフレータのハーネス接続部は前記取付ブラケットよりも上方に配置される一方、前記エアバッグ本体は前記取付ブラケットよりも下方に配置され、
前記ハーネスは、前記エアバッグ本体に組み付けた状態で配索されると共に、その一部が前記取付ブラケット間でエアバッグ本体側からインフレータ側へ上方に伸長して前記ハーネス接続部に繋ぎ込まれている、
ことを特徴とする自動車のカーテンエアバッグ配設構造。 - 前記エアバッグ本体は、前記インフレータが車体に取り付けられた後に、その前部及び後部が車体に取り付けられ、
更にその後に、前記ハーネスが前記インフレータに接続される、
ことを特徴とする請求項1に記載の自動車のカーテンエアバッグ配設構造。 - 前記取付ブラケットは、前記ルーフサイドレール部への固定部からグリップ取付部に向かって延びる縦壁を備えており、
該縦壁の前記エアバッグ本体と対向する側には、当該縦壁の一部を略水平方向に折り曲げて形成されたフランジ部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車のカーテンエアバッグ配設構造。 - 前記インフレータは、前記ハーネス接続部を有する端部が前記取付ブラケットの直上方に位置するように配設されている、ことを特徴とする請求項1から3の何れか一に記載の自動車のカーテンエアバッグ配設構造。
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