JP5050998B2 - 廃熱回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は廃熱回収装置、特にガソリンエンジンやディーゼルエンジンなどのエンジンを熱源とし、熱源からの廃熱を駆動装置の動力として回収する廃熱回収装置に関する。
タービンと、コンプレッサと、その間に設置した排気冷却装置とを備え、排気熱を動力に変換する廃熱回収装置において、エンジン冷却水の廃熱を利用した吸収冷凍機を新たに設け、排気を冷却した冷媒の放熱をこの吸収冷凍機の蒸発器により行うものがある(特許文献1参照)。
特開2002−188438号公報
ところで、図7に示したように、熱源からのガスを、タービンに導いて大気圧より低い値である負圧にまで膨張させた後に熱交換器に導いて冷却し、この冷却した排気をタービンと同軸のコンプレッサで負圧から大気圧まで圧縮して排出することで動力として取り出す逆ブレイトンサイクルを利用した廃熱回収装置が考えられている。
この場合に、熱源として自動車用のエンジンを用いることを考慮するとき、タービンにはエンジンからの排気を導くことになるのであるが、自動車のエンジンでは、低負荷運転時、高負荷運転時など様々な運転モードが混在している。このため、運転モードによっては、タービンとコンプレッサとからなる回転体が駆動されないことがある。例えば、エンジンより排出される排気温度(排気エネルギ)が低い低温始動時や車両減速時にタービンとコンプレッサとからなる回転体が駆動されないことがある。
このようにタービンとコンプレッサとからなる回転体が駆動されないことがあると、運転全体でのエネルギー回収効率が低くなる。
そこで本発明は、エンジンの広い運転域でタービンとコンプレッサとからなる回転体が駆動されないことがない装置を提供することを目的とする。
本発明は、エンジンからの排気を、タービン(2)に導いて大気圧より低い値である負圧にまで膨張させた後に熱交換器(3)に導いて冷却し、この冷却した排気をタービン(2)と同軸のコンプレッサ(4)で負圧から大気圧まで圧縮して排出することで動力として取り出す廃熱回収装置において、エンジンからの排気の一部を抜き取る排気抜き取り手段(16)を備える。
本発明によれば、エンジンからの排気を、タービンに導いて大気圧より低い値である負圧にまで膨張させた後に熱交換器に導いて冷却し、この冷却した排気をタービンと同軸のコンプレッサで負圧から大気圧まで圧縮して排出することで動力として取り出す廃熱回収装置において、エンジンからの排気の一部を抜き取る排気抜き取り手段を備えるので、排気抜き取り手段を介して抜き取った排気の分だけコンプレッサの圧縮仕事を低減でき、廃熱回収効率が向上する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の第1実施形態の廃熱回収装置の概略構成を示している。エンジン1の排気管11には、エンジン1からの排気を負圧まで膨張させるためのタービン2と、タービン2から出た排気を負圧下で冷却するための熱交換器3と、タービン1と同軸上にあって熱交換器3により冷却された排気を負圧から常圧(大気圧)まで圧縮するためのコンプレッサ4とを備えている。この場合に、タービン2、熱交換器3及びコンプレッサ4の仕様とタービン2の膨張比、コンプレッサ4の圧縮比とを最適に設定することにより、タービン2とコンプレッサ4からなる回転体が駆動される。
この回転体から動力を取り出すためタービン1、コンプレッサ4と同軸上でタービン2側にモータジェネレータ8を設けている。排気エネルギーによりタービン2を駆動することでモータジェネレータ8を発電機として働かせ、これにより排気エネルギーが電気エネルギーとして回収される。これは、いわゆる逆ブレイトンサイクルにより動力を得ることで廃熱回収を行うもので、図7が本発明の廃熱回収装置の基本構成となる。ここで、上記の「負圧」とは大気圧より低い圧力のことである。
コンプレッサ4を出た排気は三元触媒12に導かれて浄化された後に排出される。図示しないがエンジン1は車両に搭載されている。
こうした廃熱回収装置の基本構成に対して第1実施形態では、熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11Aとスロットル部15(ガソリンエンジンでは吸入空気を絞るスロットル弁が設けられている)下流の吸気管14Aとを連通するバイパス通路16(排気抜き取り手段)を設けている。また、バイパス通路16を開閉する流量制御弁17を介装する。バイパス通路16にはスロットル部15下流の吸気管14A内の吸入空気が熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11Aに向かって流れることがないように逆止弁18を設けておく。
バイパス通路16は、エンジン1の吸入負圧を用いて熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11A内の排気の一部を抜き取るためのものである。すなわち、エンジンの低負荷運転時などスロットル弁が閉じられる運転時には、スロットル弁の前後に大きな圧力差が生じる。このとき、流量制御弁17の全開状態では、熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11A内の排気圧力と、スロットル部15下流の吸気管14A内の吸入負圧との差圧が大きくなり、この大きな差圧で熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11A内の排気の一部がスロットル部15下流の吸気管14Aへと抜き取られることとなる。ここで、上記の「吸入負圧」とは、吸入空気を絞るスロットル弁によってスロットル部15下流に生じる大気圧より低い圧力のことである。
一方、スロット弁が大きく開かれるエンジンの高負荷運転時になると、流量制御弁17を全閉状態とする。これは、エンジンの高負荷運転時にはスロットル弁の前後に小さな圧力差しか生じず、この影響を受けて熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11A内の排気圧力とスロットル部15下流の吸気管14A内の吸入負圧との差圧がエンジンの低負荷運転時より小さくなり、熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11A内の排気がエンジンの低負荷運転時ほどには抜き取られなくなるためである。
ここでは、流量制御弁17を全開状態と全閉状態との2位置弁としてあるが、熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11A内からの、エンジン低負荷運転域における排気の抜き取り量を調整できる構造とすることもできる。そのためには、流量制御弁17の開度をデューティ制御可能な弁で構成すればよい。
次に、タービン1、コンプレッサ4と同軸上でかつコンプレッサ側4に吸入空気を過給するための吸気用コンプレッサ21(過給装置)を配置し、任意に廃熱から回生した駆動力をこの吸気用コンプレッサ21に伝え得る構造とする。すなわち、吸気管14をバイパスするバイパス通路22がスロットル部15の上流に設けられ、このバイパス通路22に吸気用コンプレッサ21が設けられている。
また、バイパス通路22の吸気通路14からの分岐部には三方向弁24を備える。三方向弁24は、吸入空気の流路を切換えるためのもので、吸気用コンプレッサ21を働かせるため吸入空気を吸気用コンプレッサ21に導入するときには、弁24上流の吸気通路14Bと分岐通路22とを連通しかつ弁24上流の吸気通路14Bと弁24下流の吸気通路14Cとの連通を遮断する。吸気コンプレッサ21を働かせないときには、弁24上流の吸気通路14Bと分岐通路22との連通を遮断しかつ弁24上流の吸気通路14Bと弁24下流の吸気通路14Cとを連通する。
さらに、吸気用コンプレッサ21とコンプレッサ4とを結ぶ軸25には、吸気用コンプレッサ21とコンプレッサ4とを任意に断続可能とするめの第1クラッチ26が、またタービン2とモータジェネレータ8とを結ぶ軸27には、タービン2とモータジェネレータ8とを任意に断続可能とするめの第2クラッチ28が介装されている。すなわち、吸気用コンプレッサ21を働かせるときに第1クラッチ26が接続され、第2クラッチ28が切断される。吸気コンプレッサ21を働かせないときには第1クラッチ26が切断され、第2クラッチ28が接続される。このように2つのクラッチ26、28を設けたのは、吸気用コンプレッサ21が不要なときには吸気用コンプレッサ21の回転を停止させ、代わってモータジェネレータ8を発電機として働かせて廃熱回収を行わせるためである。電磁式、油圧式等クラッチの形式は問わない。
三方向弁24によりバイパス通路22を介して吸入空気を吸気用コンプレッサ21に導くと共に、第1クラッチ26を接続すると、タービン2とコンプレッサ4からなる回転体の動力により吸気用コンプレッサ21が働き、吸気用コンプレッサ21により過給された吸入空気はスロットル部15上流の吸気通路14に戻される。
バイパス通路22から分岐する分岐通路29が設けられ、この分岐通路29に安全弁30が設けられている。この安全弁30は、吸気用コンプレッサ21による過給圧が限界値を超えると開かれるものである。
このようにして、任意に廃熱から回生した動力を吸気用コンプレッサ21に伝え得る構造とすると共に、吸気コンプレッサ21を運転条件に応じ働かせたり働かせなかったりすることを可能としている。
エンジン1には、シリンダブロック及びシリンダヘッドを被覆するように形成されるウォータジャケット31、ラジエータ32、ウォータポンプ33、サーモスタット34、バイパス通路35からなる冷却装置が設けられている。
この場合に、第1実施形態では、タービン2からの排気を冷却するための熱交換器3と、エンジン冷却水を冷却するためのラジエータ32とを一体化している。すなわち、熱交換器3は、高温の排気と低温の冷却水との間で熱交換を行わせる直接式熱交換器であり、高温の状態で入ってきて熱を放出する排気が流れる管路3Aと、低温の状態で入ってきて熱を受けとる冷却水が流れる管路3Bとからなっている。ラジエータ32内には、ウォータジャケット31のエンジン出口31Aから出た高温の冷却水を外気で冷却するためのチューブ32Aが設けられているので、ウォータポンプ33の下流の冷却水通路36から分岐して熱交換器3内の管路3Bの一端3C(右端)と接続される分岐通路37と、管路3Bの他端3D(左端)と接続されラジエータの入口32Cに合流する戻し通路38とを設けている。
このように構成されると、ラジエータ出口32Bから出た冷たい冷却水は、エンジン本体内のウォータジャケット31に流れ込む。シリンダブロック及びシリンダヘッドとの熱交換で暖められるウォータジャケット31内の冷却水は、エンジン出口31Aからエンジン本体の外に出てラジエータ32の入口32Cよりラジエータ32内のチューブ32Aを流れここで放熱する。また、ラジエータ出口32Bから出た冷たい冷却水はウォータポンプ33下流の冷却水通路36より分岐通路37を経て熱交換器3内の管路3Bを流れる。熱交換器3内の管路3Aを流れる排気により暖められた管路3B内の冷却水も、戻し通路38を介してラジエータ32の入口32Cよりラジエータ32内のチューブ32Aを流れここで放熱する。すなわち、主にラジエータ32内のチューブ32A、分岐通路37、熱交換器3内の管路3B、戻し通路38の4つからエンジン冷却水の循環路39が形成されている。
上記の分岐通路37には流路切換弁40が設けられている。流路切換弁40は、冷却水を熱交換器3に流すか流さないかを切換えるもので、熱交換器3に冷却水を導入するときには開かれ、熱交換器3に冷却水を導入しないときには閉じられる。
なお、タービン2上流の排気管11より分岐する通路41にも安全弁42が設けられている。
上記の流量制御弁17、三方向弁24、2つのクラッチ26、28及び流路切換弁40は、エンジンコントローラ45によって制御される。エンジンコントローラ45には、図2に示したようにエアフローメータ46、クランク角センサ47、車速センサ48、
三元触媒12上流に設けられるフロント空燃比センサ49、三元触媒12下流に設けられるリア空燃比センサ50からの各信号が入力されている。エンジンコントローラ45ではこれらの信号に基づいてエンジンの運転モードを決定し、決定したエンジン運転モードに従った制御を行う。
エンジン1はスロットル部15を有するガソリンエンジンである。このため、エンジンコントローラ45では、三元触媒12の実際の酸素ストレージ量が目標値となるようにフロント空燃比センサ49の出力、リア空燃比センサ50の出力に基づいて空燃比のフィードバック制御を行っている。また、燃費向上のため、車両の減速時にはエンジン1への燃料噴射弁からの燃料噴射をカットしている。なお、エンジンはガソリンエンジンに限られるものでなく、スロットル部15を有する限りディーゼルエンジンであってもかまわない。
以下、代表的なエンジン運転モード(高負荷運転時、低負荷運転時や車両減速時、始動時、冷間時)について個別に説明する。
〈1〉エンジンの高負荷運転時
熱交換器3によりエンジンから出た排気を冷却して駆動力を得る。すなわち、流路切換弁40を切換えて冷却水を熱交換器3に流しエンジンから出た排気を熱交換器3で冷却する。熱交換器3で排気を冷却することで、コンプレッサ4に入力される排気の体積が減少し、その冷却相当の排気体積の減少分だけコンプレッサ4の圧縮仕事が低減することになりタービン2とコンプレッサ4からなる回転体の駆動力が増す。この増した駆動力で吸気用コンプレッサ21を働かせる。すなわち、三方向弁24により吸入空気を吸気用コンプレッサ21に導き、第1クラッチ26を接続し、第2クラッチ28を切断する。
また、エンジンの高負荷運転時にはスロットル部15前後の差圧が大きくならず、熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11A内から排気を抜き取る効果があまり得られなくなるので、流量制御弁17は全閉状態とする。
〈2〉エンジンの低負荷運転時や車両減速時
熱交換器3よりエンジンから出た排気を冷却して駆動力を得ると共に、熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11Aから排気の一部を抜き取る。すなわち、流路切換弁40を切換えて冷却水を熱交換器3に流しエンジンから出た排気を熱交換器3で冷却する。熱交換器3で排気を冷却することで、コンプレッサ4に入力される排気の体積が減少し、その冷却相当の排気体積の減少分だけコンプレッサ4の圧縮仕事が低減することになりタービン2とコンプレッサ4からなる回転体の駆動力が増す。エンジンの低負荷運転時や車両減速時にはエンジンの高負荷運転時と異なり、この増した駆動力を用いてモータジェネレータ8を発電機として用いて働かせる。吸気用コンプレッサ21は働かせない。すなわち、三方向弁24により吸入空気を吸気用コンプレッサ21に流さず、第1クラッチ26を切断し、第2クラッチ28を接続する。
一方、エンジンの高負荷運転時と異なり、流量制御弁17を開いて熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11A内から排気をバイパス通路16へと抜き取ることで、熱交換器3で冷却すべき排気流量が熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11A内から排気を抜き取らない場合より減少し、その減少分だけ熱交換器3を小型化できる。また、コンプレッサ4で圧縮する排気流量についても熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11A内から排気を抜き取らない場合より減少するため、その減少分だけコンプレッサ4の行う圧縮仕事が低減し、廃熱回収効率が向上する。
さて、エンジンの低負荷運転時と車両減速時とで制御を異ならせることがある。これについて説明する。図3は車両を運転した場合の一例である。図3においてt2のタイミングからt3までのタイミングまでの区間、t5のタイミングからt6のタイミングまでの区間は車速が約40〜60km/hの一定速運転時(低負荷運転時)であり、流量制御弁17が所定開度aまで開かれている。
これに対して、図3においてt3のタイミングからt4のタイミングまでの区間、t6のタイミングからt8のタイミングまでの区間は車両減速時であり、車両減速時には車速一定の低負荷運転時よりも流量制御弁17の開度を所定開度aから所定開度bへと大きくしている。その理由は次の通りである。すなわち、車両減速時には燃料カットフラグ=1となりエンジン1への燃料噴射弁からの燃料噴射をカットする、いわゆる燃料カットが行われるため、燃料カット中には排気管11に設けている三元触媒12中の酸素ストレージ量が増大してゆき最大値になってしまうと、燃料噴射弁からの燃料噴射を再開する、いわゆる燃料リカバー直後にNOx浄化に支障をきたす、という問題がある。そこで、燃料カットの行われる車両減速時にはエンジンの低負荷運転時よりも流量制御弁17の開度を所定開度aから所定開度bへと大きくすることで、酸素を多く含んだ燃料カット中のエンジン排出ガスをバイパス通路16を介しスロットル部15下流の吸気管14Aへと戻して循環させることで、三元触媒12に流れるガスの流量を減らし三元触媒12の酸素ストレージ量が増大することを抑制するためである。
ここで、NOx浄化に支障をきたすことになる理由は、エンジンコントローラ45では、HC、COの酸化とNOxの還元とを同時に行わせるため、三元触媒12の実際の酸素ストレージ量が最大酸素ストレージ量のほぼ半分(目標値)となるように三元触媒12上流のフロント空燃比センサ49の出力、三元触媒12下流のリア空燃比センサ50の出力に基づいて空燃比のフィードバック制御を行っており、燃料カット時に三元触媒12の酸素が満杯になると、NOxから酸素を奪うことができなくなってしまうためである。
また、車両減速時にエンジンの低負荷運転時より流量制御弁17の開度を所定値aから所定値bへと大きくした分だけタービン2の回転速度をさらに上昇させることができる。
上記図3は車両停止状態にあるt1のタイミングより車両を加速し、t2のタイミングより車速を一定に保ち、t3のタイミングより減速し、t4のタイミングより再加速し、t5のタイミングより車速を一定に保ち、t6のタイミングより減速しt8のタイミングで停車する場合に、スロットル弁開度、流量制御弁17の開度がどのように変化するのかをモデルで示したものである。
なお、エンジンの低負荷時や車両減速時には原則として吸気用コンプレッサ21は働かせないことを考えているが、低負荷運転状態からの加速時や車両減速時からの再加速時の運転性のつながりを考慮すると、低負荷状態からの加速時や車両減速からの再加速時に低負荷状態や車両減速状態であっても予め吸気用コンプレッサ21を働かせておくようにしてもかまわない。
〈3〉エンジンの始動時、冷間時
熱交換器3上流かつタービン2下流から排気を抜き取る。すなわち、流量制御弁17を開いて熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11Aから排気を抜き取ることで、早期にタービン2からコンプレッサ4までの通路を負圧にできるため、逆ブレイトンサイクルの始動性及び応答性が向上する。
エンジンの冷間始動時には切換弁40を切換えて冷却水を熱交換器3に流さない。エンジンの冷間始動時に冷却水を熱交換器3に流さない理由は、エンジンの冷間始動時にはエンジン1の暖機を優先する必要があり、熱交換器3に冷却水を流すと熱交換器3に冷却水を流さない場合よりエンジン1の暖機完了が遅れるためである。
第2クラッチ28はエンジンの始動時、冷間時に場合によっては接続することが考えられる。例えば、エンジンの暖機途中は排気熱が高いのでモータジェネレータ8を発電機として用いて働かせれば熱回収することができる。
なお、エンジンの始動時、冷間時には吸入空気を吸気用コンプレッサ21に流さず、第1クラッチ26を切断して吸気用コンプレッサ21は働かせない。
これで代表的なエンジン運転モードについての個別説明を終了する。
ここで、本実施形態の作用効果を説明する。
本実施形態(請求項1に記載の発明)によれば、エンジン1からの排気を、タービン2に導いて大気圧より低い値である負圧にまで膨張させた後に熱交換器3に導いて冷却し、この冷却した排気をタービン2と同軸のコンプレッサ4で負圧から大気圧まで圧縮して排出することで動力として取り出す廃熱回収装置において、エンジン1からの排気の一部を抜き取るバイパス通路16(排気抜き取り手段)を備えるので、抜き取った排気の分だけコンプレッサ4の圧縮仕事を低減でき、廃熱回収効率が向上する。
本実施形態(請求項3に記載の発明)によれば、エンジン1にスロットル部15を備え、排気抜き取り手段は熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11Aとスロットル部15下流の吸気管14Aとを連通するバイパス通路16であるので、熱交換器3を冷却する排気流量が減少するため、その減少分だけ熱交換器3を小型化できる。また、コンプレッサ4で圧縮する排気流量も減少するので、コンプレッサ4の圧縮仕事が低減し、廃熱回収効率が向上する。さらに、早期にタービン2とコンプレッサ4の間の排気管内を負圧にできるため、逆ブレイトンサイクルの始動性及び応答性が向上する。
本実施形態(請求項4に記載の発明)によれば、吸気用コンプレッサ21(過給装置)をコンプレッサ4と同軸に配置するので、タービン2とコンプレッサ4からなる回転体を動力として吸気用コンプレッサ21をエンジン負荷状態を問わずに駆動することが可能となった。
本実施形態(請求項5に記載の発明)によれば、モータジェネレータ8をタービン2と同軸にかつタービン2側に、吸気用タービン21(過給装置)をコンプレッサ4と同軸にかつコンプレッサ4側にそれぞれ配置し、モータジェネレータ8とタービン2とを、また吸気用タービン21とコンプレッサ4とをそれぞれ任意に断続できるクラッチ26、28を設けたので、タービン2とコンプレッサ4からなる回転体を動力として吸気用タービン21とモータジェネレータ8とを選択的に駆動することができる。
本実施形態(請求項7に記載の発明)によれば、エンジン1が車両に搭載されたものであり、コンプレッサ4下流の排気管11に三元触媒12を、バイパス通路16に流量制御弁17を設け、三元触媒12の実際の酸素ストレージ量が目標値となるようにフロント空燃比センサ49の出力、リア空燃比センサ50の出力に基づいて空燃比のフィードバック制御を行う空燃比フィードバック制御手段と、車両の減速時にエンジン1への燃料噴射弁からの燃料噴射をカットする(エンジンへの燃料供給をカットする)燃料カット手段とを備え、エンジンの低負荷運転時に流量制御弁17を所定値(所定開度a)まで開き、エンジンの高負荷運転時に流量制御弁17を全閉状態とし、車両の減速時に流量制御弁17をエンジンの低負荷運転時よりも大きな所定開度(b)まで開くので(図3第3段目参照)、車両減速時に燃料カットを行っている場合でも、燃料カット中に三元触媒12の酸素ストレージ量が増えることを抑制することができ、燃料カットからの燃料リカバー直後のNOxの発生を抑制することができる。
図4、図5は第2、第3の実施形態の廃熱回収装置の概略構成図で、図1と同一部分には同一の符号を付している。
まず第2実施形態は第1実施形態を簡略化したものである。すなわち、図4に示したように流量制御弁17が削除されている。このように、流量制御弁17を削除しても、スロットル弁が閉じられるエンジンの運転時(上記エンジンの低負荷運転時、車両減速時、エンジンの始動時、冷間時)には、スロットル部15前後に大きな圧力差が生じ、この影響を受けて、熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11A内の排気圧力と、スロットル部15下流の吸気管14A内の吸入負圧との差圧が大きくなり、この大きな差圧で熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11A内の排気の一部がバイパス通路16を介してスロットル部15下流の吸気管14Aへと抜き取られることとなる。言い替えると、スロットル弁が閉じられるエンジンの運転時に限れば、排気の抜き取りに関して第1実施形態と同様の効果が得られる。つまり、バイパス通路16を介して抜き取った排気の分だけコンプレッサ4の圧縮仕事を低減でき、廃熱回収効率が向上する、という効果が得られる。
また、第2実施形態では、吸気用コンプレッサ21、バイパス通路22、三方向弁24、クラッチ26、28が削除されている。これより、第2実施形態は、モータジェネレータ8を発電機として用いて働かせることにより、排気エネルギーを電気エネルギーとして回収するものとなる。
次に第3実施形態は、第2実施形態に対し排気抜き取り部を相違させたものである。すなわち、第2実施形態では、図4に示したように排気抜き取り部を熱交換器3上流かつタービン2下流の排気管11Aとしていたが、第3実施形態では、図5に示したように排気抜き取り部を熱交換器3下流かつコンプレッサ4上流の排気管11Bとしたものである。
ここで、エンジンの負荷と回転速度が同じ運転条件で考えると、熱交換器3下流かつタービン4上流の排気管11B内の排気温度は、熱交換器3上流かつコンプレッサ2下流の排気管11A内の排気温度より少しだけ低く、熱交換器3下流かつタービン4上流の排気管11B内の排気圧力は熱交換器3上流かつコンプレッサ2下流の排気管11A内の排気圧力と同じであると考えられる。つまり、排気抜き取り部としては、第2実施形態と第3実施形態の間に大きな差異はないと考えられる。従って、第3実施形態によれば、第2実施形態と同様の効果、つまりバイパス通路16を介して抜き取った排気の分だけコンプレッサ4の圧縮仕事を低減でき、廃熱回収効率が向上する、という効果が得られる。
さて、ここまでは廃熱回収装置の側からエンジン1を考慮したものであった。
次にエンジンの側から廃熱回収装置をみてみると、図4、図5において排気の抜き取りのために設けたバイパス通路16は、いわゆる排気再循環(EGR)通路に相当する。つまり、第2、第3の実施形態によれば、バイパス通路16を介して抜き取った排気の分だけコンプレッサ4の圧縮仕事を低減させて廃熱回収効率を向上させつつ、排気再循環をも行うことができている。このように、排気再循環が可能となると、ポンピングロス低減、燃焼制御等に排気再循環を利用できる。
この場合に、第2実施形態(請求項3に記載の発明)によれば、タービン2により排気エネルギーを回収した後の排気、つまりタービン2上流の排気よりも低温とした排気をバイパス通路16を介してスロットル部15下流の吸気管14Aへと再循環させることができるため、タービン2上流の高温の排気をそのままバイパス通路16を介してスロットル部15下流の吸気管14Aへと再循環させる場合より排気再循環量を実質的に増加させることができる。
また、第3実施形態(請求項2に記載の発明)によれば、さらに熱交換器3で冷却した排気をバイパス通路16を介してスロットル部15下流の吸気管14Aへと再循環させることができるため、熱交換器3上流かつタービン2下流の排気をバイパス通路16を介してスロットル部15下流の吸気管14Aへと再循環させる場合より排気再循環量を実質的に増加させることができる。
ただし、図4、図5においてはバイパス通路16に流量制御弁が設けられていないので、このままではエンジンの運転条件に応じて排気再循環量(EGR量)や排気再循環率(EGR率)を制御することまではできない。しかしながら、図4、図5においてモータジェネレータ8をモータとして用いて働かせることで、エンジンの運転条件に応じた排気再循環量や排気再循環率の制御が可能となる。すなわち、エンジンの負荷と回転速度とが同じ運転条件でも、モータジェネレータ8をモータとして用いてタービン2の回転速度を増速してやるとバイパス通路16を流れる排気再循環量(排気再循環率)を増やすことができ、この逆にタービン2の回転速度を減速してやるとバイパス通路16を流れる排気再循環量(排気再循環率)を減らすことができる。
このように、第2、第3の実施形態において、さらにモータジェネレータ8をモータとして用いて働かせ、エンジンの運転条件に応じてこのモータの回転速度を制御することで(請求項9に記載の発明)、バイパス通路16に排気再循環制御弁(EGR弁)を設けることなしに排気再循環量や排気再循環率を自在に制御することができる。
なお、図1の場合についても、流量制御弁17を全開状態に保持すれば、モータジェネレータ8をモータとして用いて働かせ、エンジンの運転条件に応じてこのモータの回転速度を制御することで、排気再循環量や排気再循環率を自在に制御することができる。
図6は第4実施形態の廃熱回収装置の概略構成図で、図1と同一部分には同一の符号を付している。図6は図4、図5に示す第2、第3の実施形態に置き換わるものである。
第4実施形態は、排気抜き取り部をコンプレッサ4下流の排気管11Cとし、抜き取った排気をバイパス通路16を介してスロットル部15下流の吸気管14Aに戻すようにしたものである。
ここで、第4実施形態を第2、第3の実施形態と比較すると、エンジンの負荷と回転速度が同じ運転条件のとき、排気抜き取り部であるタービン4下流の排気管11C内の排気温度、排気圧力は、第2、第3の実施形態の排気抜き取り部であるタービン2下流かつコンプレッサ4上流の排気管11A、11B内の排気圧力、排気温度よりいずれも高くなっている。このことは、排気再循環を行うことができる運転領域が第2、第3の実施形態よりも拡大することを意味する。
このように、第4実施形態(請求項8に記載の発明)によれば、第2、第3の実施形態よりも幅広い運転領域(エンジンの負荷と回転速度とをパラメータとする運転領域)で排気再循環(EGR)を行うことができる。
また、第2、第3の実施形態と同様に、モータジェネレータ8をモータとして用いて働かせ、エンジンの運転条件に応じてこのモータの回転速度を制御することで(請求項9に記載の発明)、排気再循環制御弁(EGR弁)をバイパス通路16に設けることなしに排気再循環量や排気再循環率を自在に制御することができる。
ただし、第4実施形態では、第2、第3の実施形態のようにコンプレッサ4上流より排気を抜き取ることはしていないため、抜き取った排気の分だけコンプレッサ4の圧縮仕事を低減でき、廃熱回収効率が向上する、という効果は得られない。
実施形態では、一定の膨張比を有するタービン2と一定の圧縮比を有するコンプレッサ4との組合せである場合で説明したが、膨張比を可変に調整可能なタービン2と圧縮比をを可変に調整可能なコンプレッサとの組合せである場合にも本発明を適用できる。
実施形態では、タービン2からの排気を冷却するための熱交換器3と、エンジン冷却水を冷却するためのラジエータ32とを一体化している場合で説明したが、これに限られるものでなく、別に設けた冷却装置からの冷媒(冷却水)を熱交換器3に供給するように構成してもかまわない。
本発明の第1実施形態の廃熱回収装置の概略構成図。 エンジンコントローラへの入出力を示すブロック図。 ある運転時の流量制御弁開度の変化を示すタイミングチャート。 第2実施形態の廃熱回収装置の概略構成図。 第3実施形態の廃熱回収装置の概略構成図。 第4実施形態の廃熱回収装置の概略構成図。 本発明の廃熱回収装置の基本構成図。
符号の説明
1 エンジン
2 タービン
3 熱交換器
4 コンプレッサ
8 モータジェネレータ
11 排気管
11A 熱交換器上流かつタービン下流の排気管
11B 熱交換器下流かつコンプレッサ上流の排気管
14 吸気管
14A スロットル部下流の吸気管
15 スロットル部
16バイパス通路(排気抜き取り手段)
17 流量制御弁
21 吸気用コンプレッサ(過給装置)

Claims (9)

  1. エンジンからの排気を、タービンに導いて大気圧より低い値である負圧にまで膨張させた後に熱交換器に導いて冷却し、この冷却した排気をタービンと同軸のコンプレッサで負圧から大気圧まで圧縮して排出することで動力として取り出す廃熱回収装置において、
    エンジンからの排気の一部を抜き取る排気抜き取り手段を備えることを特徴とする廃熱回収装置。
  2. エンジンにスロットル部を備え、
    前記排気抜き取り手段は前記コンプレッサ上流かつ前記熱交換器下流の排気管と前記スロットル部下流の吸気管とを連通するバイパス通路であることを特徴とする請求項1に記載の廃熱回収装置。
  3. エンジンにスロットル部を備え、
    前記排気抜き取り手段は前記熱交換器上流かつ前記タービン下流の排気管と前記スロットル部下流の吸気管とを連通するバイパス通路であることを特徴とする請求項1に記載の廃熱回収装置。
  4. 吸気を過給する過給装置を前記コンプレッサと同軸に配置することを特徴とする請求項1に記載の廃熱回収装置。
  5. モータジェネレータを前記タービンと同軸にかつタービン側に、吸気を過給する過給装置を前記コンプレッサと同軸にかつコンプレッサ側にそれぞれ配置し、
    前記モータジェネレータとタービンとを、また前記過給装置とコンプレッサとをそれぞれ任意に断続できる構造とすることを特徴とする請求項1に記載の廃熱回収装置。
  6. 前記バイパス通路に流路切換弁を設け、
    エンジンの低負荷運転時にこの流路切換弁を全開状態とし、エンジンの高負荷運転時にこの流路切換弁を全閉状態とすることを特徴とする請求項2または3に記載の廃熱回収装置。
  7. エンジンが車両に搭載されたものであり、
    前記コンプレッサ下流の排気管に三元触媒を、前記バイパス通路に流量制御弁を設け、
    三元触媒の実際の酸素ストレージ量が目標値となるようにフロント空燃比センサの出力、リア空燃比センサの出力に基づいて空燃比のフィードバック制御を行う空燃比フィードバック制御手段と、
    車両の減速時にエンジンへの燃料供給をカットする燃料カット手段と
    を備え、
    エンジンの低負荷運転時に前記流量制御弁を所定値まで開き、エンジンの高負荷運転時に前記流量制御弁を全閉状態とし、車両の減速時に前記流量制御弁をエンジンの低負荷運転時よりも開くことを特徴とする請求項2または3に記載の廃熱回収装置。
  8. エンジンにスロットル部を備え、
    前記排気抜き取り手段は前記コンプレッサ下流の排気管と前記スロットル部下流の吸気管とを連通するバイパス通路であることを特徴とする請求項1に記載の廃熱回収装置。
  9. モータジェネレータを前記タービンと同軸に配置し、このモータジェネレータをモータとして用いてモータの回転速度を制御することを特徴とする請求項2、3、8のいずれか一つに記載の廃熱回収装置。
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