JP5293236B2 - ディーゼルエンジンの始動方法及びその装置 - Google Patents
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Description
各気筒共通用となる共通吸気通路に電動式過給機が設けられたディーゼルエンジンの始動方法であって、
ディーゼルエンジンの始動に先立って、前記電動式過給機を作動させて過給を行なうステップと、
前記電動式過給機による過給開始から所定時間経過後に、電動モータによってディーゼルエンジンを駆動して筒内に吸気を流通させつつ始動用の燃料噴射を行うステップと、
を備え、
前記共通吸気通路に、前記電動式過給機よりも下流側において吸気を冷却するための熱交換器が設けられると共に、該熱交換器をバイパスするバイパス通路が設けられており、
ディーゼルエンジンの始動時における筒内への吸気の供給が、前記熱交換器の温度が低いときは前記バイパス通路を介して行われ、
前記電動式過給機による過給が、ディーゼルエンジンの冷間時における始動の際には前記電動モータによる駆動に先立って行わなわれる一方、ディーゼルエンジンの温間時における始動の際には該電動モータによるディーゼルエンジンの駆動開始後あるいはディーゼルエンジンが燃焼によって自励回転した後に行われ、
ディーゼルエンジンの冷間時には、前記電動式過給機による過給圧を温間時に比して高めつつ、筒内の酸素過剰率λが1以下とされる、
ようにしてある。
前記電動モータが、走行用の車輪を駆動する走行用モータによって構成されている、ようにしてある(請求項2対応)。この場合、走行用モータを有効に利用して、始動のためのクランキングを行うことができる。また、走行用モータは通常のスタータモータに比して相当に高出力であるために、クランキングを勢いよく行って、あるいはクランキング回転数を従来よりもより高回転とすることが可能となって、より確実に始動を行う上で好ましいものとなる。
前記熱交換器に対する冷却水の循環量が、ディーゼルエンジンの始動の際には始動後に比して低減される、
ようにしてある(請求項3対応)。この場合、通常は熱交換器による吸気の冷却を行って充填量を高めつつ、始動の際には熱交換器による冷却機能を弱めて、始動を確実に行うことができる。
前記熱交換器用の冷却水が、前記電動モータの冷却用として兼用されている、
ようにしてある(請求項4対応)。この場合、熱交換器用の冷媒となる冷却水を有効に利用して電動モータを冷却して、電動モータを常時効率よく作動させる上で好ましいものとなる。
各気筒共通用となる共通吸気通路に設けられた電動式過給機と、
エンジン始動用の電動モータと、
筒内に燃料噴射を行う燃料噴射弁と、
前記電動式過給機と前記電動モータと前記燃料噴射弁とを制御するコントローラと、
を有し、
前記コントローラは、ディーゼルエンジンの始動に先立って前記電動式過給機を作動させて過給を行ない、かつ該電動式過給機による過給開始から所定時間経過後に前記電動モータによってディーゼルエンジンを駆動して筒内に吸気を流通させつつ始動用の燃料噴射を行ない、
前記共通吸気通路に、前記電動式過給機よりも下流側において吸気を冷却するための熱交換器が設けられと共に、該熱交換器をバイパスするバイパス通路が設けられ、
前記バイパス通路を開閉する切換弁が設けられ、
前記コントローラは、ディーゼルエンジンの始動時に前記熱交換器の温度が低いときは、前記切換弁を開弁させて筒内への吸気の供給を該バイパス通路を介して行わせ、
前記コントローラは、前記電動式過給機による過給を、ディーゼルエンジンの冷間時における始動の際には前記電動モータによる駆動に先立って行なう一方、ディーゼルエンジンの温間時における始動の際には該電動モータによるディーゼルエンジンの駆動開始後あるいはディーゼルエンジンが燃焼によって自励回転した後に行なうように制御し、
前記コントローラはさらに、ディーゼルエンジンの冷間時には、前記電動式過給機による過給圧を温間時に比して高めつつ、筒内の酸素過剰率λが1以下となるように制御する、
ようにしてある。上記解決手法によれば、請求項1に記載のディーゼルエンジンの始動方法を実現するためのディーゼルエンジンの始動装置が提供される。
前記熱交換器用の冷却水が、前記電動モータの冷却用として兼用されている、
ようにしてある(請求項7対応)。この場合、請求項4に記載のディーゼルエンジンの始動方法を実現するためのディーゼルエンジンの始動装置が提供される。
2:電動モータ
16L、16R:車輪
18:電動式過給機
33:燃焼室
34:吸気ポート
35:排気ポート
38:燃料噴射弁
50:吸気通路
53:共通吸気通路
53A:バイパス通路
57:インタークーラ(熱交換器)
58:切換弁
80:ラジエタ
83:ウオータポンプ
U:コントローラ
S2:センサ(車速検出用)
S3:センサ(エンジン負荷検出用)
S4:センサ(外気温度検出用)
S5:センサ(エンジン冷却水温度検出用)
Claims (7)
- 各気筒共通用となる共通吸気通路に電動式過給機が設けられたディーゼルエンジンの始動方法であって、
ディーゼルエンジンの始動に先立って、前記電動式過給機を作動させて過給を行なうステップと、
前記電動式過給機による過給開始から所定時間経過後に、電動モータによってディーゼルエンジンを駆動して筒内に吸気を流通させつつ始動用の燃料噴射を行うステップと、
を備え、
前記共通吸気通路に、前記電動式過給機よりも下流側において吸気を冷却するための熱交換器が設けられると共に、該熱交換器をバイパスするバイパス通路が設けられており、
ディーゼルエンジンの始動時における筒内への吸気の供給が、前記熱交換器の温度が低いときは前記バイパス通路を介して行われ、
前記電動式過給機による過給が、ディーゼルエンジンの冷間時における始動の際には前記電動モータによる駆動に先立って行わなわれる一方、ディーゼルエンジンの温間時における始動の際には該電動モータによるディーゼルエンジンの駆動開始後あるいはディーゼルエンジンが燃焼によって自励回転した後に行われ、
ディーゼルエンジンの冷間時には、前記電動式過給機による過給圧を温間時に比して高めつつ、筒内の酸素過剰率λが1以下とされる、
ことを特徴とするディーゼルエンジンの始動方法。 - 請求項1において、
前記電動モータが、走行用の車輪を駆動する走行用モータによって構成されている、ことを特徴とするディーゼルエンジンの始動方法。 - 請求項1において、
前記熱交換器が水冷式とされ、
前記熱交換器に対する冷却水の循環量が、ディーゼルエンジンの始動の際には始動後に比して低減される、
ことを特徴とするディーゼルエンジンの始動方法。 - 請求項1において、
前記熱交換器が水冷式とされ、
前記熱交換器用の冷却水が、前記電動モータの冷却用として兼用されている、
ことを特徴とするディーゼルエンジンの始動方法。 - 各気筒共通用となる共通吸気通路に設けられた電動式過給機と、
エンジン始動用の電動モータと、
筒内に燃料噴射を行う燃料噴射弁と、
前記電動式過給機と前記電動モータと前記燃料噴射弁とを制御するコントローラと、
を有し、
前記コントローラは、ディーゼルエンジンの始動に先立って前記電動式過給機を作動させて過給を行ない、かつ該電動式過給機による過給開始から所定時間経過後に前記電動モータによってディーゼルエンジンを駆動して筒内に吸気を流通させつつ始動用の燃料噴射を行ない、
前記共通吸気通路に、前記電動式過給機よりも下流側において吸気を冷却するための熱交換器が設けられと共に、該熱交換器をバイパスするバイパス通路が設けられ、
前記バイパス通路を開閉する切換弁が設けられ、
前記コントローラは、ディーゼルエンジンの始動時に前記熱交換器の温度が低いときは、前記切換弁を開弁させて筒内への吸気の供給を該バイパス通路を介して行わせ、
前記コントローラは、前記電動式過給機による過給を、ディーゼルエンジンの冷間時における始動の際には前記電動モータによる駆動に先立って行なう一方、ディーゼルエンジンの温間時における始動の際には該電動モータによるディーゼルエンジンの駆動開始後あるいはディーゼルエンジンが燃焼によって自励回転した後に行なうように制御し、
前記コントローラはさらに、ディーゼルエンジンの冷間時には、前記電動式過給機による過給圧を温間時に比して高めつつ、筒内の酸素過剰率λが1以下となるように制御する、
ことを特徴とするディーゼルエンジンの始動装置。 - 請求項5において、
前記電動モータが、走行用の車輪を駆動する走行用モータによって構成されている、ことを特徴とするディーゼルエンジンの始動装置。 - 請求項6において、
前記熱交換器が水冷式とされ、
前記熱交換器用の冷却水が、前記電動モータの冷却用として兼用されている、
ことを特徴とするディーゼルエンジンの始動装置。
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