JP2019138244A - 過給機付きエンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】ターボ過給機及び電動過給機と、吸気を冷却するインタークーラとを備えた過給機付きエンジンにおいて、インタークーラにて発生する凝縮水を適切に処理する。【解決手段】電動過給機付きエンジンEは、エンジン本体1、ターボ過給機60、電動過給機70、吸気を冷却するインタークーラ41及び吸水機構90を備える。インタークーラ41は吸気通路の一部を構成する容器部33内に、当該容器部33の内部空間33Sを、吸気の流通方向において上流室33aと下流室33bとに区画するように配置されている。電動過給機70は、上流室33aに加圧した吸気を吐出する。容器部33は、エンジン本体1が自動車に搭載された状態において、下流室33bの底壁332が吸気通路30において最下部となるように配置される。吸水機構90は、下流室33bの底壁332上に滞留する凝縮水Wを吸い上げ可能に配設されている。【選択図】図4

Description

本発明は、吸気を加圧するターボ過給機及び電動過給機と、吸気を冷却するインタークーラとを備えた過給機付きエンジンに関する。
吸気を加圧するターボ過給機及び電動過給機と、吸気を冷却するインタークーラとを備えた過給機付きエンジンが知られている。例えば特許文献1には、排気を直接吸気通路へ還流する高圧EGR通路と、排気通路において触媒よりも下流側から排気を取り出す低圧ERG通路とを備え、低圧ERG通路に電動過給機を配置してなる過給機付きエンジンが開示されている。電動過給機は、高圧EGRの増加に伴うターボ過給機の過給能力の低下を補完する。電動過給機で過給された吸気は、インタークーラを通して冷却された後、エンジン本体へ導入される。
特開2010−180710号公報
一般に、低圧ERG通路には、エンジン冷却水を利用したEGRクーラが配置されており、排気通路から取り出されたEGRガスは冷却される。しかし、高負荷時などのEGRガスは、ターボ過給機でエネルギーを奪われているとはいえ高温となる。このようなEGRガスを含む吸気がインタークーラと接触すると、凝縮水が発生する。この凝縮水がエンジン本体に流入すると、当該エンジンが破損することがある。
本発明の目的は、ターボ過給機及び電動過給機と、吸気を冷却するインタークーラとを備えた過給機付きエンジンにおいて、インタークーラにて発生する凝縮水を適切に処理する構造を提供することにある。
本発明の一局面に係る過給機付きエンジンは、自動車に搭載される過給機付きエンジンであって、エンジン本体と、前記エンジン本体に導入される吸気が流通する吸気通路と、前記エンジン本体から排出される排気が流通し、前記排気を浄化する触媒を備えた排気通路と、前記吸気通路に吸気を加圧する第1コンプレッサが、前記排気通路に排気で回転するタービンが各々配置されたターボ過給機と、電気エネルギーにより駆動され、前記第1コンプレッサよりも下流側において前記吸気通路に配置され、吸気を加圧する第2コンプレッサを有する電動過給機と、前記排気通路の、前記触媒の配置位置よりも下流側から排気を取り出し、前記吸気通路の、前記第1、第2コンプレッサの配置位置よりも上流側へ前記取り出された排気を還流させる還流通路と、前記吸気通路に配置され、吸気を冷却するインタークーラと、前記吸気通路の一部を構成し、前記インタークーラを収容する容器部と、前記容器部に滞留する凝縮水を吸い上げる吸水機構と、を備え、前記インタークーラは前記容器部内に、当該容器部の内部空間を、吸気の流通方向において上流室と下流室とに区画するように配置され、前記電動過給機は、前記上流室に加圧した吸気を吐出するものであって、前記容器部は、前記エンジン本体が前記自動車に搭載された状態において、前記下流室の底壁が前記吸気通路において最下部となるように配置され、前記吸水機構は、前記下流室の底壁上に滞留する凝縮水を吸い上げ可能に配設されている、ことを特徴とする。
この過給機付きエンジンによれば、前記還流通路を通して供給される還流排気を含む吸気が、インタークーラと熱交換することによって、凝縮水が発生する。ここで、前記容器部は、自動車への搭載状態において、前記下流室の底壁が前記吸気通路において最下部となるように配置されている。従って、凝縮水は専ら前記下流室の底壁上に滞留することになる。そして、この滞留した凝縮水を吸い上げ可能に前記吸水機構が配置されている。従って、前記吸水機構を通して凝縮水を処理することが可能となり、当該凝縮水のエンジン本体への流入を未然に防止することができる。
上記の過給機付きエンジンにおいて、前記吸水機構は、凝縮水を吸い上げる吸水口と、吸い上げた凝縮水を前記インタークーラに滴下する吐出口とを有する管路を備えることが望ましい。
この過給機付きエンジンによれば、インタークーラ及びこれを通過する吸気を利用して、吸い上げた凝縮水を吸気の主流に乗せ、前記エンジン本体に向けて徐々に還流させ、最終的に気筒内で再水蒸気化させる(処理する)ことができる。
上記の過給機付きエンジンにおいて、前記吸気通路は、前記容器部よりも上流側の上流側吸気通路と、前記容器部よりも下流側の下流側吸気通路と、を含み、前記下流側吸気通路に配置された吸気絞り弁と、前記吸気絞り弁の動作を制御する制御部と、をさらに備え、前記吸水機構は、上流端が前記吐出口であり、下流端が前記下流側吸気通路における前記吸気絞り弁よりも下流側に連通する主通路と、上端側に前記主通路と合流する合流部を有し、下端側が前記下流室の底壁付近に開口する前記吸水口とされた副通路と、前記合流部に設けられ、前記吸気絞り弁の絞り動作によって前記合流部に負圧を発生させるアスピレータ構造部とを含むことが望ましい。
この過給機付きエンジンによれば、前記アスピレータ構造部において、前記吸気絞り弁の絞り動作によって前記下流側吸気通路に発生する負圧によって前記合流部の前後に差圧を発生させ、ベンチュリ効果を利用して凝縮水を吸い上げることができる。従って、凝縮水を吸い上げる駆動源を要することなく、過給機付きエンジンのコンパクト化、構造の簡素化を図ることができる。
上記の過給機付きエンジンにおいて、前記制御部は、前記吸水機構による凝縮水の吸い上げ動作時に、前記吸気絞り弁が前記下流側吸気通路を絞るように制御することにより、前記吸気絞り弁の下流側に負圧を発生させることが望ましい。
この過給機付きエンジンによれば、前記吸気絞り弁の絞り動作により、前記吸気絞り弁の下流側に積極的に負圧を発生させ、その負圧を前記アスピレータ構造部に誘導することで、前記アスピレータ構造部における凝縮水の吸い上げ能力を向上させることができる。
上記の過給機付きエンジンにおいて、前記吸気通路は、前記容器部よりも上流側の上流側吸気通路と、前記容器部よりも下流側の下流側吸気通路とを含み、前記上流側吸気通路は前記上流室に連通し、前記下流側吸気通路は前記下流室に連通し、前記電動過給機は、前記上流側吸気通路から導入された吸気を加圧して前記容器部の上流室に吐出するものであって、前記過給機付きエンジンは、さらに、前記下流側吸気通路に配置された吸気絞り弁と、前記上流室から分岐して前記下流側吸気通路と合流するバイパス通路と、前記バイパス通路に設けられ、当該バイパス通路を開閉可能なバイパス弁と、前記エンジン本体の運転状態に応じて、前記吸気絞り弁及び前記バイパス弁の動作を制御する制御部とを備えることが望ましい。
この過給機付きエンジンによれば、バイパス通路のバイパス弁を開閉することにより、例えば、インタークーラを通過した(下流室に流出した)吸気が下流側吸気通路を通してエンジン本体に導入される状態と、上流室の吸気がバイパス通路を通して(インタークーラを通過せずに)エンジン本体に導入される状態とに切り替えることができる。従って、前記エンジン本体の運転状態に応じて、インタークーラで吸気を冷却して、或いは冷却せずに高温のまま、エンジン本体に導入するというエンジン制御が可能となる。
上記の過給機付きエンジンにおいて、前記上流側吸気通路は、主通路部と、前記主通路部から前記第2コンプレッサを経由して吸気を前記上流室に導入する第1分岐通路部と、前記主通路部から前記第2コンプレッサに通さずに吸気を前記上流室に導入する第2分岐通路部とを有し、前記第2分岐通路部に、当該第2分岐通路部を開閉可能な切替弁が備えられ、前記制御部は、前記エンジン本体の運転状態に応じて、前記切替弁の動作も制御することが望ましい。
この過給機付きエンジンによれば、さらに電動過給機の第2コンプレッサを通さずに吸気を前記上流室に導入できる第2分岐通路部を備える。このため、例えばターボ過給機の過給圧で十分に吸気の加圧を行うことができるような場合には、第2コンプレッサをバイパスして吸気を下流側吸気通路に送ることで、吸気のフロー抵抗を抑制することができる。
上記の過給機付きエンジンにおいて、前記エンジン本体の運転状態に基づいて、前記下流室の底壁上に滞留する凝縮水量を推定する推定手段を備えることが望ましい。
この過給機付きエンジンによれば、前記底壁上に滞留する凝縮水量が推定できるので、前記凝縮水の吸い上げ動作をタイムリーに実行させることができる。
本発明によれば、ターボ過給機及び電動過給機と、吸気を冷却するインタークーラとを備えた過給機付きエンジンにおいて、インタークーラにて発生する凝縮水を適切に処理する構造を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る電動過給機付きエンジンの外観を示す概略的な斜視図である。 図2は、前記電動過給機付きエンジンのエンジンシステム図である。 図3は、インタークーラ及び電動過給機の冷却系統を示すシステム図である。 図4は、インタークーラが配設される容器部の簡略的な縦断面図である。 図5は、インタークーラが配設される容器部の簡略的な横断面図である。 図6は、エンジン本体及び吸気系モジュールの自動車への搭載状況を示す模式図である。 図7は、前記電動過給機付きエンジンの制御系統を示すブロック図である。 図8は、凝縮水を吸い上げる水処理動作を示すフローチャートである。 図9は、前記水処理動作時における吸気の流れを説明するための図である。 図10は、第1運転モードにより実現される吸気の流れを説明するための図である。 図11は、第2運転モードにより実現される吸気の流れを説明するための図である。 図12は、第3運転モードにより実現される吸気の流れを説明するための図である。
[エンジンの全体構成]
以下、図面を参照して、本発明に係る電動過給機付きエンジンについて詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態に係る電動過給機付きエンジンEの外観を示す概略的な斜視図である。本実施形態の電動過給機付きエンジンEは、走行用の動力源として自動車に搭載される4サイクルのディーゼルエンジンであり、エンジン本体1と、このエンジン本体1の側壁に付設された吸気系モジュールMDとを含む。なお、図1及び他の図において、前後、左右、上下の方向表示を付しているが、これらは説明の便宜上の方向表示であって、必ずしも実際の方向とは合致しない(上下方向を除く)。
吸気系モジュールMDは、エンジン本体1に導入される吸気が流通する吸気経路の一部を形成するハウジング20を含む。吸気系モジュールMDは、このハウジング20に、インタークーラユニット40及び電動過給機70(図1には表れていない)が組み付けられてなるモジュールである。なお、図1では、ハウジング20からインタークーラユニット40の一部が引き出されている状態を示している。本実施形態のエンジン本体1は、前方にややスラントした状態で自動車Aに搭載される(図6参照)。このため、吸気系モジュールMDも、前方にスラントした状態となる。
図2は、電動過給機付きエンジンEのエンジンシステム図である。本実施形態の電動過給機付きエンジンEは、エンジン本体1と、エンジン本体1に導入される吸気が流通する吸気通路30と、エンジン本体1から排出された排気ガスが流通する排気通路50と、吸気通路30を流通する吸気を圧縮しつつエンジン本体1に送り出すターボ過給機60及び電動過給機70と、排気通路50を流通する排気ガスの一部を吸気通路30に還流する高圧EGR装置80A及び低圧EGR装置80Bと、吸水機構90とを備えている。
エンジン本体1は、複数の気筒2が図2の紙面と直交する方向に直列に配置された直列多気筒エンジンである。図2では、複数の気筒2のうちの1つのみを示している。エンジン本体1は、シリンダブロック3、シリンダヘッド4及びピストン5を備える。シリンダブロック3は、上述の4つの気筒を形成するシリンダライナを有する。シリンダヘッド4は、シリンダブロック3の上面に取り付けられ、気筒2の上部開口を塞いでいる。ピストン5は、各気筒2に往復摺動可能に収容されており、コネクティングロッド8を介してクランク軸7と連結されている。ピストン5の往復運動に応じて、クランク軸7はその中心軸回りに回転する。
ピストン5の上方には燃焼室6が形成されている。燃焼室6には、後述する燃料噴射弁15からの噴射により、軽油を主成分とする燃料が供給される。燃焼室6内において、供給された燃料が圧縮着火により燃焼し、その燃焼による膨張力で押し下げられたピストン5が上下方向に往復運動する。気筒2の幾何学的圧縮比、つまりピストン5が上死点にあるときの燃焼室6の容積とピストン5が下死点にあるときの燃焼室の容積との比は、14以上20以下に設定されている。
シリンダブロック3には、クランク軸7の角度(クランク角)およびクランク軸7の回転速度(エンジン回転速度)を検出するクランク角センサSN1が設けられている。また、シリンダヘッド4には、エンジン本体1(シリンダブロック3およびシリンダヘッド4)の内部を流通する冷却水の温度(エンジン水温)を検出するエンジン水温センサSN2が設けられている。
シリンダヘッド4には、燃焼室6と連通する吸気ポート9及び排気ポート10が形成されている。シリンダヘッド4の底面は燃焼室の天井面を形成している。この天井面には、吸気ポート9の下流端である吸気側開口と、排気ポート10の上流端である排気側開口とが形成されている。シリンダヘッド4には、前記吸気側開口を開閉する吸気バルブ11と、前記排気側開口を開閉する排気バルブ12とが組み付けられている。また、シリンダヘッド4には、吸気バルブ11、排気バルブ12を各々駆動する吸気側動弁機構13、排気側動弁機構14が配設されている。
シリンダヘッド4には、さらに、燃焼室6に燃料(軽油)を噴射する燃料噴射弁15が設けられている。燃料噴射弁15は、例えば、燃焼室6の天井面中央から放射状に燃料を噴射する多噴孔型の噴射弁である。なお、図示を省略するが、ピストン5の冠面には、燃料噴射弁15から噴射された燃料を受け入れるための凹部(キャビティ)が形成されている。
吸気通路30は、吸気流の上流側から順に、エアクリーナ31、上流側吸気通路32、容器部33、下流側吸気通路34及びバイパス通路36、サージタンク35、独立吸気通路37を備えている。エアクリーナ31は、吸気中の異物を除去する。上流側吸気通路32は、エアクリーナ31からエンジン本体1に向けて延びる吸気通路である。容器部33は、吸気通路の一部を構成し、インタークーラ41を収容する容器形状の部分であって、上流側吸気通路32の下流端部が接続されている。本実施形態では容器部33は、吸気系モジュールMDのハウジング20(図1)が備える空間部によって構成されている。下流側吸気通路34は、容器部33からエンジン本体1に向けて延びる吸気通路である。つまり、上流側吸気通路32は容器部33よりも上流側に、下流側吸気通路34は容器部33よりも下流側に、各々配置されている。サージタンク35は、下流側吸気通路34の下流端部が接続され、所定容量を有するタンクである。バイパス通路36は、容器部33とサージタンク35とを連通する通路であって、インタークーラ41を経由せずに吸気をサージタンク35へ送る通路である。独立吸気通路37は、サージタンク35と複数の気筒2の各吸気ポート9とを連通する通路である。
容器部33内に配置されたインタークーラ41は、水冷式の熱交換器であり、当該インタークーラ41を通過する吸気を冷却する。インタークーラ41は、容器部33内に、当該容器部33の内部空間を、吸気の流通方向(図2の矢印参照)において、上流室33aと下流室33bとに区画するように配置されている。つまり、容器部33内には、吸気の流通方向の上流側から順に、所定容量の上流室33a、インタークーラ41及び所定容量の下流室33bが並んでいる。本実施形態ではインタークーラ41は、図1に示したインタークーラユニット40に組み付けられ、ハウジング20内に収容されている。
上流側吸気通路32は、その下流端部が二股に分岐するように形成されている。すなわち、上流側吸気通路32は、単管状の主通路部32aと、主通路部32aの下流端から分岐しつつ延びる第1分岐通路部32b及び第2分岐通路部32cとを有している。第1分岐通路部32bは、後述する電動過給機70に通じる通路である。第2分岐通路部32cは、電動過給機70をバイパスする通路である。これら第1分岐通路部32b及び第2分岐通路部32cは、それぞれの下流端部が容器部33の上流室33aに連通している。すなわち、第1分岐通路部32bは、主通路部32aから電動過給機70(コンプレッサ72C)を経由して吸気を上流室33aに導入し、第2分岐通路部32cは電動過給機70を通さずに吸気を上流室33aに導入する。第2分岐通路部32cには、当該第2分岐通路部32cを開閉可能な切替弁321が設けられている。
下流側吸気通路34は、容器部33の下流室33bとサージタンク35と連通している。この下流側吸気通路34の途中部には、当該下流側吸気通路34を開閉可能なスロットル弁341(吸気絞り弁)が設けられている。バイパス通路36は、容器部33の上流室33aとサージタンク35とを連通している。バイパス通路36は、上流室33aから分岐して下流側吸気通路34と並列に延び、かつサージタンク35において下流側吸気通路34と合流するように設けられている。バイパス通路36の途中部には、当該バイパス通路36を開閉可能なバイパス弁361が設けられている。
排気通路50は、複数の気筒2の各排気ポート10から延びる複数の独立排気通路51(図1にはそのうちの1つのみが示されている)と、各独立排気通路51が集合した排気集合部52と、排気集合部52から下流側に延びる単管状の共通排気通路53とを有している。共通排気通路53には、排気ガスを浄化するための触媒55aを内蔵した触媒コンバータ55が設けられている。触媒55aには、例えば、排気ガス中のCOおよびHCを酸化して無害化する酸化触媒、排気ガス中のNOxを還元して無害化するNOx触媒、および排気ガス中のスート(煤)を捕集するDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)が含まれる。
ターボ過給機60は、排気の圧力を動力源として吸気を加圧する装置であって、排気通路50に配置されるタービン61と、吸気通路30に配置されるコンプレッサ62(第1コンプレッサ)とを含む。タービン61は、排気通路50を流通する排気ガスにより回転駆動される。コンプレッサ62は、タービン61と連動して回転し、吸気通路30を流通する吸気を加圧する。コンプレッサ62は、上流側吸気通路32における電動過給機70よりも上流側の部分に配置されている。タービン61は、共通排気通路53における触媒コンバータ55よりも上流側の部分に配置されている。排気通路50には、タービン61をバイパスするためのバイパス通路63が設けられている。このバイパス通路75には、当該バイパス通路63を開閉可能なウェストゲート弁64が設けられている。
電動過給機70は、電気エネルギーを動力源として吸気を加圧する装置であって、電動式のモータ部71と、吸気を加圧するコンプレッサ部72とを含む。モータ部71は、電力の供給を受けて回転駆動力を発生する電動モータ71Mを含む。コンプレッサ部72は、電動モータ71Mによって回転駆動され、第1分岐通路部32bを通してコンプレッサ部72に導入される吸気を加圧するコンプレッサ72C(第2コンプレッサ)を含む。モータ部71とコンプレッサ部72とは、電動モータ71Mの出力軸方向に直列に並ぶように配置されている。
コンプレッサ72Cは、吸気通路30において、ターボ過給機60のコンプレッサ62(第1コンプレッサ)よりも下流側に配置されている。コンプレッサ72Cにより圧縮された吸気は、第1分岐通路部32bの下流端を通じて容器部33の上流室33aに吐出される。つまり、コンプレッサ部72の吸気吐出口72E(図4、図5)は、上流室33aと連通している。
高圧EGR装置80A及び低圧EGR装置80Bは、排気通路50から排気を取り出し、吸気通路30へ取り出された排気を還流させる装置である。高圧EGR装置80Aは、ターボ過給機60のタービン61よりも上流側を流れる排気ガスの一部を、電動過給機70のコンプレッサ72Cよりも下流側の吸気通路30に還流する。低圧EGR装置80Bは、触媒コンバータ55よりも下流側を流れる排気ガスの一部を、コンプレッサ62よりも上流側の吸気通路30に還流する。
高圧EGR装置80Aは、高圧EGR通路81、高圧EGRクーラ82及び高圧EGR弁83を含む。高圧EGR通路81は、排気通路50のタービン61よりも上流側の部分と、吸気通路30のスロットル弁341及びバイパス弁361よりも下流側の部分(サージタンク35)とを連通している。高圧EGRクーラ82は、高圧EGR通路81を通過するEGRガスを冷却する。高圧EGR弁83は、高圧EGR通路81を開閉する。電動過給機70は、高圧EGR通路81を通して還流させる高圧EGRガスの増加に伴い、コンプレッサ62を通過する排気量が減少することによるターボ過給機60の過給能力の低下を補完する役目を果たす。
低圧EGR装置80Bは、低圧EGR通路84(還流通路)、低圧EGRクーラ85及び低圧EGR弁86を含む。低圧EGR通路84は、排気通路50の触媒コンバータ55よりも下流側の部分と、吸気通路30のコンプレッサ62よりも上流側の部分とを連通している。低圧EGR通路84は、触媒55aの配置位置よりも下流側において排気通路50から排気を取り出し、取り出された排気を、コンプレッサ62、72Cよりも上流側において吸気通路30に還流させる通路である。低圧EGRクーラ85は、低圧EGR通路84を通過するEGRガスを冷却する。低圧EGR弁86は、低圧EGR通路84を開閉する。
吸水機構90は、容器部33に滞留する凝縮水を吸い上げる機構である。インタークーラ41が高温の吸気と熱交換すると、凝縮水が発生することがある。この凝縮水がエンジン本体1に流入すると、当該エンジン本体を破損させることがある。この不具合を未然に防ぐため、吸水機構90は、容器部33に滞留することがある凝縮水を処理する。
吸水機構90は、ベンチュリ効果によって得られる負圧を利用した吸い上げ機構であって、主通路91、副通路92及びアスピレータ構造部93を含む。主通路91は、容器部33内に配置された上流端911(吐出口)と、下流側吸気通路34におけるスロットル弁341よりも下流側に連通する下流端912とを備えた管路である。副通路92は、一端側が主通路91に連通してT字型接続部を構成し、他端側が下流室33bの底壁付近に連通している。アスピレータ構造部93は、主通路91と副通路92との合流部において、主通路91の流路径を絞った(流路断面積を小さくした)部分である。アスピレータ構造部93は、スロットル弁341の絞り動作によって下流側吸気通路34における当該スロットル弁341の下流側に負圧を発生させることで、前記合流部の前後に差圧を発生させ、ベンチュリ効果を利用して副通路92に凝縮水の吸引力を発生させる。吸水機構90については、後記でさらに説明を加える。
上流側吸気通路32の上流部であって低圧EGR通路84の接続口とエアクリーナ31との間の部分には、吸気通路30を通じてエンジン本体1に導入される空気(新気)の流量を検出するエアフローセンサSN3が設けられている。サージタンク35には、その内部の吸気の圧力を検出する吸気圧センサSN4が設けられている。インタークーラ41には、その内部の冷却水の温度を検出するI/C水温センサSN5が設けられている。
[インタークーラ部分の冷却系統]
図3は、インタークーラ41及び電動過給機70の冷却系統を示すシステム図である。インタークーラ41には、冷却水配管43、冷却水を送り出すウォーターポンプ47及びラジエータ48からなる冷却水循環系統Cが付設されている。インタークーラ41は、水冷のプレートタイプであり、例えば、冷却水が流通する蛇行状の冷却水流通路が内部に形成された複数枚のプレートと、これらプレート間に挟まれた冷却フィンとから構成される積層コア構造体を例示することがきる。ターボ過給機60及び/又は電動過給機70により圧縮されて昇温した吸気は、インタークーラ41を通過する際、前記冷却水流通路を通過する冷却水との熱交換により冷却される。図3では、上記冷却水流通路として、往路のコア内水路41Aと復路のコア内水路41Bを図示している。
冷却水配管43は、ウォーターポンプ47を境界として、上流配管431と下流配管432とを含む。上流配管431は、ウォーターポンプ47から送出された冷却水をインタークーラ41に導入するための送り配管である。一方、下流配管432は、インタークーラ41から排出された冷却水をウォーターポンプ47に戻すための戻し配管である。ラジエータ48は、外気との熱交換により、冷却水配管43を流れる冷却水を冷却する。上流配管431の下流端に往路のコア内水路41Aの上流端が接続され、下流配管432の上流端に復路のコア内水路41Bの下流端が接続されている。
冷却水循環系統Cは、電動過給機70のモータ部71の冷却用にも用いられている。モータ部71には、当該モータ部71の発する熱と熱交換する冷却水が流通するモータ部内水路714が備えられている。モータ部内水路714は、電動モータ71Mの周囲、並びにモータ部71が備える基板のヒートシンク部などを経由する水路である。モータ部内水路714は、連絡水路713A、713Bによって、インタークーラ41のコア内水路41A、41Bと接続されている。
詳しくは、往路のコア内水路41Aの下流端とモータ部内水路714の上流端とが、第1連絡水路713Aによって接続されている。また、モータ部内水路714の下流端と復路のコア内水路41Bの上流端とが、第2連絡水路713Bによって接続されている。これにより、ウォーターポンプ47を起点として、上流側から、上流配管431、往路のコア内水路41A、第1連絡水路713A、モータ部内水路714、第2連絡水路713B、復路のコア内水路41B及び下流配管432が順次連なる冷却水循環経路が形成されている。従って、ウォーターポンプ47を駆動することにより、インタークーラ41だけでなく、モータ部71にも冷却水を循環させることができる。
[吸水機構を含むインタークーラ部分の構造]
次に、図4、図5を参照して、吸水機構を含むインタークーラ部分の構造を説明する。図4は、インタークーラ41が配設される容器部33の簡略的な縦断面図、図5はその横断面図である。既述の通り、インタークーラ41は、容器部33内の空間33Sを、吸気の流通方向において上流室33aと下流室33bとに二分するように、空間33Sに配置されている。また、電動過給機70のコンプレッサ部72は、上流室33aに連通した吸気吐出口72Eから圧縮した吸気を吐出する。
容器部33は、図1に示したハウジング20の一部に形成されている。また、ハウジング20は、容器部33に隣接して、電動過給機70を保持するモータ収容部381を有している。モータ収容部381は、電動過給機70のモータ部71を収容するキャビティ部382を備える。モータ部71はキャビティ部382で、その軸方向及び径方向においてフローティング状態で支持されている。このように吸気系モジュールMDは、容器部33内に配置されるインタークーラ41を備えたインタークーラユニット40と、電動過給機70とが、ハウジング20に一体的に組み付けられてなる構造を備えている。ハウジング20は、耐熱性の樹脂の成型体からなり、エンジン本体1の外壁に取り付けられる(図1)。
インタークーラ41は、前後方向に比較的薄肉の直方体からなる。インタークーラ41の上端面及び下端面には、それぞれ固定ラバー45が取り付けられている(図4)。各固定ラバー45には、左右方向に延びる係合凸条46が外方に突設されている。容器部33を区画する天壁331及び底壁332には、それぞれ係合凸条46と係合する凹溝が形成されている。インタークーラ41は、係合凸条46を前記凹溝に位置合わせすることで、容器部33に装着することが可能とされている。
インタークーラ41が吸気と熱交換することで、吸気に含まれる水分が凝縮することがある。とりわけ、EGRガスは、EGRクーラ82、85で冷却されるとはいえ相応の高温であり、吸気にEGRガスが還流される場合には当該吸気は高温化する。このため、インタークーラ41で当該吸気が冷却されると、凝縮水が発生する。
図6は、エンジン本体1及び吸気系モジュールMDの自動車Aへの搭載状況を示す模式図である。本実施形態においてエンジン本体1は、前方にスラントした状態で自動車Aに搭載される。つまり、エンジン本体1の気筒軸が、鉛直線に対してスラント角θだけ前方に下がるように傾斜した状態で、自動車Aのエンジン室内に取り付けられている。従って、エンジン本体1に組み付けられている吸気系モジュールMD(容器部33)も、前方に下がるようにスラントする。本実施形態では、エンジン本体1の前方側に容器部33が位置しており、上流室33aがエンジン本体1に近い側に位置している(図4の後方側にエンジン本体1が配置されている)。
このため、エンジン本体1が自動車Aに搭載された状態において、下流室33b側の底壁332が、吸気通路30において最下部となる。なお、主通路91を構成する管路は、実際には下流室33bよりも上方に配管される。インタークーラ41と吸気との熱交換により凝縮水が発生すると、下流室33b側の底壁332に凝縮水Wが滞留することになる。吸水機構90は、このように底壁332上に滞留する凝縮水Wを吸い上げると共に、吸い上げた凝縮水Wをインタークーラ41の前記プレート乃至は前記冷却フィンに滴下し、これにより凝縮水Wを吸気の主流に乗せ、前記エンジン本体に向けて徐々に当該凝縮水Wを還流させ、最終的に気筒2内で再水蒸気化させる(処理する)ために配置されている。
先述の通り、吸水機構90は、容器部33内に配置された上流端911(吐出口)と、下流側吸気通路34におけるスロットル弁341よりも下流側に連通する下流端912とを備えた主通路91と、一端側が主通路91に連通してT字型接続部(合流部a)を構成する副通路92(管路)と、主通路91と副通路92との合流部aに形成されるアスピレータ構造部93とを含む。主通路91は、アスピレータ構造部93において流路径が、その上流側及び下流側の部分に比べて縮径されている。
図4を参照して、副通路92は、上端部921、鉛直部922及び下端部923を備えている。上端部921は、アスピレータ構造部93において主通路91の縮径部に連通され、T字型接続部を形成する管路である。鉛直部922は、上端部921に連なり、容器部33の外側壁に沿うように上下方向に延びる管路である。下端部923は、鉛直部922の下端に連なり、容器部33の壁を貫通する管路であり、その終端部は下流室33bに開口する吸水口92Aである。この吸水口92Aが、下流室33bの底壁332上に滞留する凝縮水Wを吸い上げる開口となる。
主通路91の上流端911は、容器部33の空間33S内に配置されている。上流端911は、吸水口92Aから吸い上げた凝縮水Wをインタークーラ41に滴下する開口である。インタークーラ41において吸気の流速分布が高い箇所に凝縮水Wが滴下できる位置に、上流端911の配置位置が設定される。下流端912は、スロットル弁341より下流側において、下流側吸気通路34に連通している。このため、スロットル弁341が下流側吸気通路34を開放している場合、主通路91に流動は発生しないが、スロットル弁341の絞り動作を実行して負圧が発生すると、合流部aの前後に差圧が発生する。すなわち、スロットル弁341の絞りによって下流側吸気通路34におけるスロットル弁341よりも下流側が負圧になると、合流部aの下流側が上流側よりも低圧になり、合流部aには流動が発生する。ここで、主通路91は、アスピレータ構造部93(合流部a)において、ベンチュリ効果を発現させるために流路径が縮径されている。従って、前記スロットル弁341の絞り動作で発生する負圧をアスピレータ構造部93に誘導することで、吸水口92Aからの凝縮水Wの吸い上げ力を高めることができる。
凝縮水Wの吸い上げが必要なタイミングで、スロットル弁341が絞られ、負圧が生成される。この負圧によって、合流部aには流動が生じ、これによりアスピレータ構造部93に合流している副通路92には吸引流動が発生する。その結果、底壁332上の凝縮水Wは吸水口92Aから吸い上げられる。下流端912に作用する負圧で移動される空気は、吸水口92Aから合流部aを通して上流端911にのみ向かう。従って、吸水口92Aから吸い上げられた凝縮水Wは、上流端911から吐出され、インタークーラ41へ滴下される。滴下された凝縮水Wは、吸気の流速分布の高い箇所に散布される形となり、吸気主流に乗せて下流側吸気通路34に導かれる。やがて凝縮水Wは、エンジン本体1に還流され、気筒2内で再水蒸気化される。
[制御系統]
図7は、電動過給機付きエンジンEの制御系統を示すブロック図である。自動車Aには、ECU100(制御部)が搭載されている。ECU100は、エンジンEを統括的に制御するためのマイクロプロセッサであり、周知のCPU、ROM、RAM等から構成されている。
ECU100には各種センサによって検出された情報が入力される。具体的には、ECU100は、上述したクランク角センサSN1、エンジン水温センサSN2、エアフローセンサSN3、吸気圧センサSN4、およびI/C水温センサSN5と電気的に接続されている。これらのセンサによって検出された各種情報、例えばクランク角、エンジン回転速度、エンジン水温、吸気流量、吸気圧(過給圧)、およびインタークーラ41の水温等の情報が、それぞれECU100に逐次入力される。
また、自動車Aには、当該自動車Aの走行速度(車速)を検出する車速センサSN6と、自動車Aを運転するドライバーにより操作されるアクセルペダルの開度(アクセル開度)を検出するアクセルセンサSN7とが設けられている。これら車速センサSN6及びアクセルセンサSN7による検出情報も、ECU100に逐次入力される。
ECU100は、上記各センサSN1〜SN7からの入力情報に基づいて種々の判定や演算等を実行しつつエンジンの各部を制御する。すなわち、ECU100は、燃料噴射弁15、切替弁321、スロットル弁341、バイパス弁361、電動過給機70の電動モータ71M、ウェストゲート弁64、高圧EGR弁83、低圧EGR弁86及びウォーターポンプ47等と電気的に接続されており、上記演算の結果等に基づいてこれらの機器にそれぞれ制御用の信号を出力する。
例えば、ECU100は、アクセルセンサSN7により検出されるアクセル開度、及び車速センサSN6により検出される車速等に基づいてエンジンの負荷(要求トルク)を算出する。さらにECU100は、算出した負荷と、クランク角センサSN1により検出されるエンジン回転速度とに基づいて、気筒2に噴射すべき燃料の量(目標噴射量)を決定し、決定した目標噴射量に一致する量の燃料が気筒2に噴射されるように燃料噴射弁15を制御する。
また、ECU100は、上記エンジン回転速度/負荷等(エンジンの運転状態)に基づいて目標過給圧を設定するとともに、吸気圧センサSN4により検出される吸気圧(過給圧)がこの目標過給圧に一致するように、ウェストゲート弁64の開度や電動過給機70の電動モータ71Mの回転動作等を制御する。さらに、ECU100は、エンジンの運転状態に応じて、切替弁321、スロットル弁341及びバイパス弁361の開閉動作、絞り動作を制御し、エンジン本体1へ導入する吸気の量、温度等を調整する。
以上に加え本実施形態では、ECU100は、容器部33において下流室33b側の底壁332に滞留する凝縮水Wを吸い上げる水処理動作を吸水機構90に実行させる制御を実行する。具体的には、ECU100は、容器部33内に凝縮水Wが溜まるタイミングにおいて、スロットル弁341が下流側吸気通路34を絞るように制御する。この絞り動作により、吸水機構90の主通路91の合流部aに差圧を積極的に発生させる。当該差圧の生成によって、アスピレータ構造部93における凝縮水Wの吸い上げ能力を向上させることができる。
凝縮水Wが容器部33内に溜まるタイミングを予測するため、ECU100は、水量推定部101(推定手段)を機能的に備える。水量推定部101は、エンジン本体1の運転状態に基づいて、下流室33b側の底壁332に滞留する凝縮水Wの量を推定する演算を行う。具体的には、水量推定部101は、エアフローセンサSN3が検出する吸気流量、エンジン水温センサSN2が検出するエンジン水温、I/C水温センサSN5が検出するインタークーラ水温などに基づいて、容器部33内で発生する凝縮水Wの水量を理論的に算出する演算を行う。
[水処理動作のフロー]
図8は、凝縮水Wを吸い上げる水処理動作を示すフローチャートである。ECU100の水量推定部101は、エンジン本体1の運転中において、常時凝縮水Wの量を推定する演算を行う(ステップS1)。ECU100は、水量推定部101の演算結果に基づいて、凝縮水Wの処理が必要であるか否か、つまり、容器部33内に凝縮水Wが滞留する運転状態であるか否かを判定する(ステップS2)。凝縮水Wが滞留する運転状態ではない場合(ステップS2でNO)、ステップS1に戻って処理を繰り返す。
これに対し、凝縮水Wが滞留する運転状態である場合(ステップS2でYES)、ECU100は、水処理動作を実行する。具体的には、ECU100は、スロットル弁341を絞る制御(ステップS3)を実行すると共に、電動過給機70の電動モータ71Mを作動させる制御(ステップS4)を実行する。
図9は、前記水処理動作時における吸気の流れを説明するための図である。第2分岐通路部32cの切替弁321及びバイパス通路36のバイパス弁361は閉止され、下流側吸気通路34のスロットル弁341が、全開ではなく、所定の開度となるように絞られている。また、電動モータ71Mが駆動され、吸気を圧縮して吸気吐出口72Eから容器部33の上流室33aに吐出可能な状態とされている。
このような状態が設定されると、吸気は、図9において矢印F11で示すように、上流側吸気通路32の主通路部32a及び第1分岐通路部32bを経て、電動過給機70のコンプレッサ部72に導入される。そして、吸気は、コンプレッサ72Cによって圧縮され、吸気吐出口72Eから上流室33aに吐出される。その後、吸気は、インタークーラ41を通過して下流室33bに至り、矢印F12で示すように、スロットル弁341で流路が絞られた下流側吸気通路34を流れる。
一方、スロットル弁341の絞りによって、主通路91の下流端912は負圧化し、アスピレータ構造部93を通して副通路92には、図9において矢印F13で示す方向の汲み上げ力が発生する。これにより、吸水口92Aには吸引力が発生し、凝縮水Wが吸い上げられるようになる。吸い上げられた凝縮水Wは、主通路91の上流端911からインタークーラ41に滴下される。
図8に戻って、ECU100は、上記水処理動作の開始から、水量推定部101が推定した水量の凝縮水Wの吸い上げに要する処理時間が経過したか否かを判定する(ステップS5)。処理時間が経過していない場合(ステップS5でNO)、ECU100は水処理動作を継続する。処理時間が経過した場合(ステップS5でYES)、ECU100は、エンジン本体1の運転状態を上記水処理動作の開始前の状態に復帰させ、処理を終える(ステップS6)。
[吸気の導入制御例]
上述の通り、ECU100は、エンジンの運転状態に応じて、切替弁321、スロットル弁341及びバイパス弁361の開閉及び開度(絞り)を制御して、エンジン本体1に導入する吸気量及び吸気温度を制御する。その吸気導入制御の具体例を図10〜図12に示す。図10〜図12は、エンジン水温が所定温度以下の低温である冷間モードにおいて実行される吸気導入制御例を示しており、図10は、エンジン負荷が低負荷の第1運転モード、図11は中負荷の第2運転モード、図12は高負荷の第3運転モードにおける吸気の流れを、それぞれ示している。
図10の第1運転モード(冷間/低負荷)は、燃焼室6内において混合気への着火性が確保され難い低温かつ低負荷での運転時に、前記着火性を改善して燃焼安定性を高めることを狙いとする運転モードである。第1運転モードにおいてECU100は、電動過給機70の電動モータ71Mを駆動して吸気を過給するとともに、バイパス弁361を流量飽和点(前後の圧力差が実質的になくなる開度)よりも低い開度範囲内で開き(例えば開度10〜20%とし)、且つ、切替弁321及びスロットル弁341を共に全閉にする。第1運転モードにおいて吸気は、矢印F21で示すように、主通路部32a及び第1分岐通路部32bを通してコンプレッサ部72に流入し、コンプレッサ72Cにより圧縮される。そして、矢印F22で示すように、吸気は、吸気吐出口72Eから上流室33aに吐出され、インタークーラ41を通過することなく、バイパス通路36を通してエンジン本体1に導入される。なお、冷却水循環系統Cによるインタークーラ41を介した冷却水の循環も停止される。
第1運転モードに係る吸気導入制御によれば、吸気は、インタークーラ41を通過しない(上流室33aからインタークーラ41を通って下流室33bへと流出しない)ので、インタークーラ41による吸気冷却が抑制される。しかも、バイパス弁361は流量飽和点よりも低い開度までしか開かれないので、電動過給機70により吸気が圧縮されることによる昇温効果と、低開度のバイパス弁361の周囲隙間を吸気が通過する際の抵抗から生じる熱エネルギーとにより、吸気の温度を効果的に上昇させることができる。そして、このように昇温された吸気をエンジン本体1に導入することにより、気筒2(燃焼室6)内の温度を高めて混合気の着火性を改善することができ、良好な燃焼安定性を確保することができる。
図11に示す第2運転モード(冷間/中負荷)においてECU100は、電動過給機70の電動モータ71Mを駆動して吸気を過給するとともに、スロットル弁341及びバイパス弁361を共に全閉以外の所定開度まで開く一方、切替弁321を全閉にする。例えば、バイパス弁361の開度は20%〜40%程度に設定され、スロットル弁341の開度は、バイパス弁361の開度以下の低開度(例えば10〜20%)に設定される。なお、インタークーラ41における冷却水の循環も停止される。
第2運転モードにおいて吸気は、矢印F31で示すように、主通路部32a及び第1分岐通路部32bを通してコンプレッサ部72に流入し、コンプレッサ72Cにより圧縮される。そして、吸気は、吸気吐出口72Eから上流室33aに吐出され、その一部が、矢印F32で示すように、バイパス通路36を通ってエンジン本体1に向かう。吸気の残部は、矢印F33で示すように、インタークーラ41を通過して下流室33bに入り、さらに下流側吸気通路34を通ってエンジン本体1に向かう。エンジン本体1に導入される吸気の温度は、全ての吸気がインタークーラ41をバイパスする第1運転モードのときよりは低くなる。ただし、第2運転モードでもインタークーラ41における冷却水の循環が停止されており、矢印F33の吸気の熱はさほどインタークーラ41では奪われない。このため、第2運転モードを採用しても、第1運転モードのときと比べて吸気の温度が大幅に低下することはない。
図12に示す第3運転モード(冷間/高負荷)では、ターボ過給機60(コンプレッサ62)による過給圧が高くなる。このため、ECU100は、電動過給機70の電動モータ71Mを停止させる。また、ECU100は、スロットル弁341および切替弁321を共に全開に近い高開度(例えば70〜100%)まで開くとともに、バイパス弁361を全閉にする。さらに、ECU100は、冷却水の水温に応じてウォーターポンプ47を稼働させ、冷却水循環系統Cによるインタークーラ41を介した冷却水の循環を実行させる。
第3運転モードにおいて吸気は、矢印F41で示すように、主通路部32aから第2分岐通路部32cを通して容器部33の上流室33aに導入される。上流室33aに導入された吸気は、その全てが、インタークーラ41を通過して下流室33bに導出される。その後、矢印F42で示すように、下流側吸気通路34を通ってエンジン本体1に導入される。この場合の吸気の温度は、全ての吸気がインタークーラ41を経由することから、第1、第2運転モードに比べて低くなる。ただし、第3運転モードでは、ターボ過給機60による過給圧が高められるので、エンジン本体1に導入される吸気はターボ過給機60で十分に圧縮された吸気となる。
エンジン水温が所定温度よりも高い場合、上掲の冷間モードにおける第1〜第3運転モードの吸気導入制御は実行されず、通常運転モードの吸気導入制御が実行される。通常運転モードの制御は、基本的に、上述した第3運転モードの制御と同様である。つまり、エンジン負荷に拘わらず、インタークーラ41を通過した吸気がエンジン本体1に導入されるように、スロットル弁341、バイパス弁361及び切替弁321の各開度が制御される。電動過給機70は基本的に停止されるが、ターボ過給機60による過給が不足する運転領域では、例えばアクセルペダルの踏み込み直後のような加速初期にのみ一時的に電動過給機70を駆動して、過給圧を高める等の制御が実行される。
[作用効果]
本実施形態に係る電動過給機付きエンジンEによれば、次のような作用効果を奏する。電動過給機付きエンジンEでは、低圧EGR通路84(還流通路)を通して供給される還流排気を含む吸気が容器部33へ導入され、インタークーラ41と熱交換することによって、凝縮水Wが発生する。ここで、容器部33は、自動車Aへの搭載状態において、下流室33bの底壁332が吸気通路30において最下部となるように配置されている。従って、凝縮水Wは専ら下流室33bの底壁332上に滞留することになる。そして、この滞留した凝縮水Wを吸い上げ可能に吸水機構90が配置されている。従って、吸水機構90を通して凝縮水Wを処理することが可能となり、当該凝縮水Wのエンジン本体1への流入を未然に防止することができる。
吸水機構90は、凝縮水Wを吸い上げる吸水口92Aと、吸い上げた凝縮水Wをインタークーラ41に滴下する上流端911とを備える。従って、インタークーラ41及びこれを通過する吸気を利用して、吸い上げた凝縮水Wを吸気に乗せてエンジン本体1内で再蒸気化する(処理する)ことができる。また、吸水機構90は、アスピレータ構造部93において発生するベンチュリ効果を利用して、凝縮水Wを吸い上げる機構である。従って、凝縮水Wを吸い上げる駆動源を別途設ける必要はなく、過給機付きエンジンEのコンパクト化、構造の簡素化に寄与する。
ECU100は、吸水機構90による凝縮水Wの吸い上げ動作時に、スロットル弁341が下流側吸気通路34を絞るように制御する。これにより、吸水機構90の主通路91における合流部aの前後に差圧が発生する。このように、合流部aの前後に積極的に差圧を発生させることで、アスピレータ構造部93における凝縮水Wの吸い上げ能力を向上させることができる。
また、ECU100は、エンジン本体1の運転状態に基づいて、下流室33bの底壁332上に滞留する凝縮水Wの量を推定する水量推定部101を備える。このため、底壁332上に滞留する凝縮水Wの量が推定できるので、凝縮水Wの吸い上げ動作をタイムリーに実行させることができる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば次のような変形実施形態を採ることができる。
(1)上記実施形態では、水量推定部101が実行する演算により、容器部33内で発生する凝縮水Wの水量を推定する例を示した。これに代えて、容器部33に凝縮水Wの存在の有無を検出するセンサを配置するようにしても良い。
(2)上記実施形態では、アスピレータを用いた凝縮水Wの吸水機構90を例示した。吸水機構90としては、凝縮水Wを吸い上げ可能な適宜な機構であれば良く、例えばポンプを利用した吸水機構としても良い。
1 エンジン本体
2 気筒
30 吸気通路
32 上流側吸気通路
32a 主通路部
32b 第1分岐通路部
32c 第2分岐通路部
33 容器部
33a 上流室
33b 下流室
34 下流側吸気通路
341 スロットル弁(吸気絞り弁)
36 バイパス通路
361 バイパス弁
41 インタークーラ
50 排気通路
55a 触媒
60 ターボ過給機
61 タービン
62 コンプレッサ(第1コンプレッサ)
70 電動過給機
71 モータ部
71M 電動モータ
72 コンプレッサ部
72C コンプレッサ(第2コンプレッサ)
72E 吸気吐出口
90 吸水機構
91 主通路
911 上流端(吐出口)
912 下流端
92 副通路(管路)
92A 吸水口
93 アスピレータ構造部
100 ECU(制御部)
101 水量推定部(推定手段)
E 電動過給機付きエンジン

Claims (7)

  1. 自動車に搭載される過給機付きエンジンであって、
    エンジン本体と、
    前記エンジン本体に導入される吸気が流通する吸気通路と、
    前記エンジン本体から排出される排気が流通し、前記排気を浄化する触媒を備えた排気通路と、
    前記吸気通路に吸気を加圧する第1コンプレッサが、前記排気通路に排気で回転するタービンが各々配置されたターボ過給機と、
    電気エネルギーにより駆動され、前記第1コンプレッサよりも下流側において前記吸気通路に配置され、吸気を加圧する第2コンプレッサを有する電動過給機と、
    前記排気通路の、前記触媒の配置位置よりも下流側から排気を取り出し、前記吸気通路の、前記第1、第2コンプレッサの配置位置よりも上流側へ前記取り出された排気を還流させる還流通路と、
    前記吸気通路に配置され、吸気を冷却するインタークーラと、
    前記吸気通路の一部を構成し、前記インタークーラを収容する容器部と、
    前記容器部に滞留する凝縮水を吸い上げる吸水機構と、を備え、
    前記インタークーラは前記容器部内に、当該容器部の内部空間を、吸気の流通方向において上流室と下流室とに区画するように配置され、
    前記電動過給機は、前記上流室に加圧した吸気を吐出するものであって、
    前記容器部は、前記エンジン本体が前記自動車に搭載された状態において、前記下流室の底壁が前記吸気通路において最下部となるように配置され、
    前記吸水機構は、前記下流室の底壁上に滞留する凝縮水を吸い上げ可能に配設されている、ことを特徴とする過給機付きエンジン。
  2. 請求項1に記載の過給機付きエンジンにおいて、
    前記吸水機構は、凝縮水を吸い上げる吸水口と、吸い上げた凝縮水を前記インタークーラに滴下する吐出口とを有する管路を備える、過給機付きエンジン。
  3. 請求項2に記載の過給機付きエンジンにおいて、
    前記吸気通路は、前記容器部よりも上流側の上流側吸気通路と、前記容器部よりも下流側の下流側吸気通路とを含み、
    前記下流側吸気通路に配置された吸気絞り弁と、
    前記吸気絞り弁の動作を制御する制御部と、をさらに備え、
    前記吸水機構は、
    上流端が前記吐出口であり、下流端が前記下流側吸気通路における前記吸気絞り弁よりも下流側に連通する主通路と、
    上端側に前記主通路と合流する合流部を有し、下端側が前記下流室の底壁付近に開口する前記吸水口とされた副通路と、
    前記合流部に設けられ、前記吸気絞り弁の絞り動作によって前記合流部に負圧を発生させるアスピレータ構造部と、を含む、過給機付きエンジン。
  4. 請求項3に記載の過給機付きエンジンにおいて、
    前記制御部は、前記吸水機構による凝縮水の吸い上げ動作時に、前記吸気絞り弁が前記下流側吸気通路を絞るように制御することにより、前記吸気絞り弁の下流側に負圧を発生させる、過給機付きエンジン。
  5. 請求項1又は2に記載の過給機付きエンジンにおいて、
    前記吸気通路は、前記容器部よりも上流側の上流側吸気通路と、前記容器部よりも下流側の下流側吸気通路とを含み、前記上流側吸気通路は前記上流室に連通し、前記下流側吸気通路は前記下流室に連通し、
    前記電動過給機は、前記上流側吸気通路から導入された吸気を加圧して前記容器部の上流室に吐出するものであって、
    前記過給機付きエンジンは、さらに、
    前記下流側吸気通路に配置された吸気絞り弁と、
    前記上流室から分岐して前記下流側吸気通路と合流するバイパス通路と、
    前記バイパス通路に設けられ、当該バイパス通路を開閉可能なバイパス弁と、
    前記エンジン本体の運転状態に応じて、前記吸気絞り弁及び前記バイパス弁の動作を制御する制御部と、を備える、過給機付きエンジン。
  6. 請求項5に記載の過給機付きエンジンにおいて、
    前記上流側吸気通路は、主通路部と、前記主通路部から前記第2コンプレッサを経由して吸気を前記上流室に導入する第1分岐通路部と、前記主通路部から前記第2コンプレッサに通さずに吸気を前記上流室に導入する第2分岐通路部とを有し、
    前記第2分岐通路部に、当該第2分岐通路部を開閉可能な切替弁が備えられ、
    前記制御部は、前記エンジン本体の運転状態に応じて、前記切替弁の動作も制御する、過給機付きエンジン。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の過給機付きエンジンにおいて、
    前記エンジン本体の運転状態に基づいて、前記下流室の底壁上に滞留する凝縮水量を推定する推定手段を備える、過給機付きエンジン。
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