JP5046994B2 - 自動二輪車のサイドスタンド取り付け構造 - Google Patents

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Description

この発明は、車体の下部一側に可倒式のサイドスタンドを備える自動二輪車のサイドスタンド取り付け構造に関する。
従来から、自動二輪車の車体フレームの下部左側にサイドスタンドを備えることが一般的である(例えば、特許文献1〜3参照。)。この場合、サーキットでのスポーツ走行等を考慮すると、特許文献3記載のように、スタンドブラケットを車体フレームにボルト締結により固定し、必要に応じてスタンドブラケットをサイドスタンドと共に着脱可能とすることも考えられる。
特開昭50−106364号公報 実開昭58−43580号公報 実開昭64−30787号公報
上記スタンドブラケットは、車体フレームの内側に搭載されるエンジンと工具との干渉を避ける等の理由から、車体側方から締結作業ができることが望ましい。
しかしながら、上記引用文献3記載の構成では、スタンドブラケットが車体フレームのスタンド取り付け部にほぼ真横から締結されることから、該スタンドブラケット及びサイドスタンドの基端部が車体フレームのスタンド取り付け部よりも下方に位置し易く、車体バンク角に影響を与えることがある。
そこでこの発明は、車体の下部一側に可倒式のサイドスタンドを備える自動二輪車のサイドスタンド取り付け構造において、スタンドブラケットを車体側方から締結可能とすると共にその位置を上方に変化させることを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載した発明は、車体(例えば実施例の車体フレーム5)の下部一側に可倒式のサイドスタンド(例えば実施例のサイドスタンド41)を備える自動二輪車(例えば実施例の自動二輪車1)のサイドスタンド取り付け構造において、前記サイドスタンドの基端部(例えば実施例の基端部42)を回動可能に支持するスタンドブラケット(例えば実施例のスタンドブラケット43)を前記車体のスタンド取り付け部(例えば実施例のスタンド取り付け部44)とは別体に設け、該スタンドブラケットを前記スタンド取り付け部に車体幅方向で車体外側に向かうほど上方に位置するように傾斜した締結具(例えば実施例の前後ボス46,47、締結ボルトB)により締結し、かつ前記スタンドブラケットの前後中間部に前記サイドスタンドの基端部を回動軸(例えば実施例の段突きボルト61)を介して支持すると共に、前記スタンド取り付け部の前後中間部に前記スタンドブラケットからの前記回動軸の突出部分を避ける凹部(例えば実施例の凹部62)を形成することを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、前記スタンドブラケットを前後の複数位置(例えば実施例の前後締結部51,52)にて前記スタンド取り付け部に締結すると共に、前側の締結位置に対して後側の締結位置を上方に変位させることを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、スタンドブラケットが車体のスタンド取り付け部に対して斜め上左右外側に変位することとなり、該スタンドブラケットを車体側方から締結可能としながらも、該スタンドブラケット及びサイドスタンドの基端部の位置を上方に変化させることが可能となり、車体バンク角を良好に確保することができる。
また、サイドスタンドの回動軸は、左右外側(車体幅方向外側)ほど上方に位置するように傾斜して配置されることから、スタンドブラケット全体を回動軸と直交する平板状とすることが可能となり、スタンドブラケットの製造を容易にすることができる。
さらに、スタンド取り付け部とスタンドブラケットとを近接させて該スタンドブラケットの左右外側への張り出しを抑えることが可能となり、車体バンク角を良好に確保することができる。
請求項2に記載した発明によれば、後上がりに回動して折り畳まれるサイドスタンドの回動角度を大きく設定し、格納状態のサイドスタンドの特に先端側をより上方に変位させることが可能となり、車体バンク角を良好に確保することができる。
以下、この発明の実施例について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一とする。また、図中矢印FRは車両前方を、矢印LHは車両左方を、矢印UPは車両上方をそれぞれ示す。
図1に示す自動二輪車(鞍乗り型車両)1において、その操向輪である前輪2は左右フロントフォーク3の下端部に軸支され、左右フロントフォーク3の上部はステアリングステム4を介して車体フレーム5のヘッドパイプ6に操舵可能に枢支される。車体フレーム5は、複数種の鋼材を溶接等により一体に結合してなり、車体略中央に位置するエンジン(内燃機関)7を取り囲む所謂クレードル型とされる。
図2を併せて参照し、車体フレーム5は、エンジン7の上方から後方に回り込むように延びるメインフレーム部11と、エンジン7の前方から下方に回り込むように延びるダウンフレーム部12とを有してなる。
メインフレーム部11は、ヘッドパイプ6の上部から比較的緩傾斜をなして斜め下後方へ延びた後に、第一及び第二屈曲部11a,11bを経て下方に湾曲し、比較的急傾斜をなして斜め後下方へ延びる。メインフレーム部11におけるヘッドパイプ6側の第一屈曲部11aは、その後方(下方)の第二屈曲部11bよりも屈曲角度が大きくされる。メインフレーム部11におけるヘッドパイプ6から第一屈曲部11aよりも手前までの部位は、単一のフロントメインパイプ13で構成され、メインフレーム部11におけるフロントメインパイプ13よりも後方の部位は、左右一対のセンタメインパイプ14で構成される。
フロントメインパイプ13は比較的大径の丸型鋼管を直線状に形成してなり、その前端部はヘッドパイプ6の上部後側に突き当たり一体に溶接結合される。
一方、左右センタメインパイプ14は比較的小径の丸型鋼管を適宜屈曲させてなり、後側ほど左右間の距離を広げるように配されると共に、第一屈曲部11aよりも前方の部位を斜め左右内側に屈曲させ、その前端部をフロントメインパイプ13の後部両側に斜めに突き当てて一体に溶接結合される。
フロントメインパイプ13の下方にはヘッドパイプガセット15が設けられ、該ヘッドパイプガセット15がフロントメインパイプ13の下部とヘッドパイプ6の下部後側とに跨って一体に溶接結合される。
ダウンフレーム部12は、ヘッドパイプ6の下部近傍から比較的急傾斜をなして斜め後下方へ延びた後に、車体下部の前湾曲部12aにて後方に向けて湾曲し、略水平に(詳細にはやや後上がりに)後方へ延びた後に、後湾曲部12bにて上方に向けて湾曲して斜め後上方へ延びる。このようなダウンフレーム部12は、左右一対のダウンパイプアッシ16,17で構成されている。
左右ダウンパイプアッシ16,17は主に丸型鋼管を適宜屈曲させてなり、これらが互いの左右間隔を広く確保することで車体フレーム5の最外側に配される。左右ダウンパイプアッシ16,17の前部は斜め左右内側に屈曲し、その上端部をヘッドパイプガセット15の下部両側に斜めに突き当てて一体に溶接結合される。
一方、左右ダウンパイプアッシ16,17の後部は、乗員用のシートSTの底板近傍に位置してこれを支持する左右リヤアッパパイプ18の前後中間部に至り、該中間部の近傍で斜め左右内側に屈曲した後、その上端部を前記中間部下側に斜めに突き当てて一体に溶接結合される。左右リヤアッパパイプ18の前端部は、左右センタメインパイプ14の第二屈曲部11bの後側に突き当たり一体に溶接結合される。なお、図中符号TAはシートSTの前方に位置してメインフレーム部11に支持される燃料タンクを示す。
ここで、左ダウンパイプアッシ16は、ヘッドパイプガセット15から前湾曲部12aの手前までの部位(左フロントダウンパイプ16a)と、該部位から後湾曲部12bの手前までの部位(左ロアパイプ16b)と、該部位から左リヤアッパパイプ18までの部位(左リヤダウンパイプ16c)とに分割構成され、これらがその分割位置において互いに一体に溶接結合される。
一方、右ダウンパイプアッシ17は、ヘッドパイプガセット15から前湾曲部12aの手前までの部位(右フロントダウンパイプ17a)と、該部位から後湾曲部12bの中間部までの部位(右ロアパイプ17b)と、該部位から左リヤアッパパイプ18までの部位(右リヤダウンパイプ17c)とに分割構成され、これらがその分割位置において互いに着脱可能にボルト結合される。
左右ダウンパイプアッシ16,17における後湾曲部12bの斜め後上方にやや離間した部位には、その前方から左右センタメインパイプ14の下端部が斜めに突き当たり一体に溶接結合される。左右センタメインパイプ14の下端部前側には左右ピボットガセット19がそれぞれ設けられ、該左右ピボットガセット19が左右センタメインパイプ14の下端部前側と左右ダウンパイプアッシ16,17における後湾曲部12bの上方部位の前側とに跨って一体に溶接結合される。
以上の構成を主に、前記クレードル型の車体フレーム5が形成され、該車体フレーム5の内側に前記エンジン7が搭載される。
なお、図中符号21,22は左右フロントダウンパイプ16a,17aの上下中間部間及び下部間に渡る左右方向に沿うフロントミドルクロスパイプ及びフロントロアクロスパイプを、符号23,24は左右センタメインパイプ14の前部間及び下部間に渡る左右方向に沿うフロントクロスパイプ及びセンタクロスパイプを、符号25は左右ダウンパイプアッシ16,17の後湾曲部12bの直ぐ斜め後上方の部位の間に渡る左右方向に沿うロアクロスパイプを、符号26は左右リヤアッパパイプ18の前部間に渡る左右方向に沿うセンタクロスプレートを、符号27は左右リヤダウンパイプ16c,17cの上端部後側と左右リヤアッパパイプ18の前後中間部下側とに跨る左右リヤクッションガセットをそれぞれ示す。
図1を参照し、左右ピボットガセット19の上下中間部には、スイングアーム31の前端部を支持するピボット軸Pの左右端部がそれぞれ支持される。スイングアーム31の左右アームの後端部には、駆動輪である後輪32が軸支される。スイングアーム31の左右アームの後部と左右リヤクッションガセット27との間には、それぞれ左右リアクッションユニット33が介設される。
エンジン7は、例えばクランク軸を左右方向(車体幅方向)に沿わせた並列四気筒エンジンであり、そのクランクケース8の前部上方にはシリンダ9が立設される。クランクケース8の前部内にはクランク軸が収容され、クランクケース8の後部内には変速機が収容される。エンジン7の出力は、例えばクランクケース8の左側からチェーンドライブ式の伝動機構Dを介して後輪32に伝達される。
エンジン7は、そのクランクケース8の前端部が左右フロントエンジンハンガ34a,34bを介して左右ダウンパイプアッシ16,17の前部に支持され、クランクケース8の後部上側が左右リヤアッパエンジンハンガ35a,35bを介してセンタクロスパイプ24に支持され、クランクケース8後端部下側が左右リヤロアエンジンハンガ36a,36bを介してロアクロスパイプ25に支持される。
左右フロントエンジンハンガ34a,34bはそれぞれ左右ダウンパイプアッシ16,17に着脱可能にボルト結合される。一方、左リヤアッパエンジンハンガ35a及び左リヤロアエンジンハンガ36aはそれぞれセンタクロスパイプ24及びロアクロスパイプ25に溶接結合され、右リヤアッパエンジンハンガ35b及び右リヤロアエンジンハンガ36bはそれぞれセンタクロスパイプ24及びロアクロスパイプ25に着脱可能にボルト結合される。なお、図中符号j1、j2は左右リヤアッパエンジンハンガ35a,35b間及び左右リヤロアエンジンハンガ36a,36b間に渡るエンジンマウント軸をそれぞれ示す。
ここで、左ダウンパイプアッシ16の下辺部(左ロアパイプ16b)の前後中間部には、自動二輪車1の車体を左側に傾けた状態で支持する可倒式のサイドスタンド41が取り付けられる。
図3を参照し、サイドスタンド41は棒状をなし、その基端部42には厚板状のスタンドブラケット43のスタンド支持部53を挿入可能な挿入溝42aが形成される。スタンドブラケット43は、左ロアパイプ16bの前後中間部に設けたスタンド取り付け部44に前後一対の締結ボルトBを用いて着脱可能に固定される。このスタンドブラケット43のスタンド支持部53を前記挿入溝42aに挿入してこれらを回動軸(例えば後述の段付きボルト61)を介して連結することで、車体フレーム5のスタンド取り付け部44にサイドスタンド41がスタンドブラケット43を介して回動可能に取り付けられる。
図4〜6を併せて参照し、スタンド取り付け部44は、左ロアパイプ16bの前後中間部に前後一対のボス46,47を固設してなる。
前ボス46は円筒状をなし、左ロアパイプ16bの断面中央部をその径方向に沿って貫通するように設けられ、かつ車体幅方向外側(左右外側、この実施例では左側)に向かうほど上方に位置するように左上がりに傾斜して設けられる。
一方、後ボス47も前ボス46と同様の円筒状をなし、前ボス46の斜め上後方に位置してこれと平行に配置され、左ロアパイプ16bにおける断面中央部よりも上方となる部位を左上がりに傾斜して貫通するように設けられる。以下、前後ボス46,47の中心軸線をそれぞれc1、c2とする。
図5を参照し、前後ボス46,47の左右外側の端面m1,m2は互いに同一平面上にあり、該前後ボス46,47の少なくとも左右外側の内周部は雌ネジが刻設されたナット孔46a,47aとされる。
左ロアパイプ16bにおけるスタンド取り付け部44の前側には、これを前記軸線c1に沿って貫通するように斜め上左右外側に開口する円孔48a及び斜め下左右内側に開口する円孔48bがそれぞれ形成され、該各孔48a,48bの縁部と前ボス46の両端部の外周とがそれぞれ全周に渡って溶接結合される。
一方、スタンド取り付け部44の後側には、これを前記軸線c2に沿って貫通するように斜め上左右外側に開口する円孔49a及び斜め下左右内側に開口する円孔49bがそれぞれ形成されると共に、該各円孔49a,49bの上部間を繋ぐ切り欠き49cが形成され、これら各孔49a,49b及び切り欠き49cの縁部と後ボス47の両端部及び上部の外周とがそれぞれ連続的に溶接結合される。
図3,4を参照し、スタンドブラケット43はその全体に渡って面一をなす平板状とされる。スタンドブラケット43の前後端部には、前記締結ボルトBの首下を挿通可能な前後締結部51,52がそれぞれ形成される。この前後締結部51,52の左右内側の面を前後ボス46,47の左右外側の端面m1,m2に当接させ、該前後締結部51,52に左右外側から締結ボルトBの首下を挿通してこれを前後ボス46,47の前記ナット孔46a,47aに螺着し締め込むことで、スタンドブラケット43がスタンド取り付け部44に一体的に締結、固定される。このとき、スタンドブラケット43は前後ボス46,47と直交するように配置される。
スタンドブラケット43の前後中間部の下側には、下方に向けて平面視半円状に膨出する前記スタンド支持部53が形成される。スタンド支持部53の中央部には、前記回動軸を挿入する平面視円形の挿入孔53aが形成される。スタンドブラケット43の前部下側には、サイドスタンド41の起立時にその基端部42に当接して起立方向への回動を規制する前ストッパ片54が下方に向けて突設される。スタンドブラケット43の前後中間部の上側には、サイドスタンド41を起立又は格納状態に保持するスタンドスプリング(引張りコイルスプリング)SPの上端部を係止する上係止ピン55が左右外側に向けて突設される(図3にのみ示す)。
図3を参照し、サイドスタンド41は、前記挿入溝42aを形成する基端部42と、該基端部42から直線状に延出するアーム部56と、該アーム部56の先端部から左右外側に突出する接地部57とを一体形成してなる。基端部42には、前記回動軸を挿入する平面視円形の挿入孔42bが挿入溝42aを貫通するように形成される。
サイドスタンド41は、その基端部42の挿入溝42a内に前記スタンドブラケット43のスタンド支持部53を挿入、嵌合させ、この状態でこれらを貫通するように各挿入孔42b,53aに跨って回動軸を挿入することで、該回動軸を介してサイドスタンド41の基端部42がスタンドブラケット43のスタンド支持部53に回動可能に連結、支持される。
サイドスタンド41の長手方向中間部には、前記スタンドスプリングSPの下端部を係止する下係止ピン58が左右外側に向けて突設されると共に、該下係止ピン58の下方には、乗員の足によるサイドスタンド41の回動操作を可能とする足掛けピン59が左右外側に向けて突設される。
図4,6を参照し、サイドスタンド41は、その使用時(起立時)には先端側ほど左右外側に張り出すようにスタンド支持部53(基端部42)から斜め下左右外側に向けて延出する。一方、サイドスタンド41は、その未使用時(格納時、図4に41’で示す)にはスタンド支持部53(基端部42)から前後方向に沿うように後方に向けて延出し、左右外側への張り出しを抑えるように折り畳まれる。
図3を参照し、サイドスタンド41の基端部42及びスタンドブラケット43のスタンド支持部53を貫通する回動軸は、左右外側(車体幅方向外側)に向かうほど上方に位置するように左上がりに傾斜して設けられる。回動軸は、平板状のスタンドブラケット43と直交するように配置される。すなわち、回動軸と前後ボス46,47とは互いに平行に配置される。
回動軸は例えば段付きボルト61として構成され、基端側に軸部61aを有する首下部分を前記各挿入孔42b,53aに例えば左右内側から挿入し、該首下先端側のネジ軸61bを基端部42及びスタンド支持部53の左右外側に突出させ、該ネジ軸61bにナット61cを螺着し締め込むことで、サイドスタンド41の基端部42がスタンドブラケット43のスタンド支持部53に前記軸部61a回りに回動可能に連結、支持される。
ここで、図4,5を参照し、左ロアパイプ16bのスタンド取り付け部44における前後ボス46,47間には凹部62が形成され、スタンドブラケット43の左右内側に突出する段付きボルト61の頭部を避けつつスタンドブラケット43をスタンド取り付け部44に近接可能としている。
図3,4を参照し、サイドスタンド41の起立時には、基端部42における挿入溝42aの底部近傍の前面が前ストッパ片54の後面に当接することで、サイドスタンド41の起立方向への回動が規制される。
一方、サイドスタンド41の格納時には、基端部42における挿入溝42aの底部近傍の後面(上面)が後締結部52の下面に段差状に形成された後ストッパ部63(図4参照)に当接することで、サイドスタンド41の格納方向への回動が規制される。換言すれば、後締結部52は、サイドスタンド41の格納時にその格納方向への回動を規制するストッパとしても機能する。
後締結部52は、後ボス47が前ボス46に対して上方に変位することに伴い、前締結部51に対して上方に変位して設けられる。これにより、サイドスタンド41の格納方向への回動角度を大きく設定することが可能であり、もって格納状態のサイドスタンド41の特に先端側の接地部57をより上方に変位させて車体バンク角への影響を抑えることができる。
以上説明したように、上記実施例におけるサイドスタンド取り付け構造は、車体フレーム5の下部左側に可倒式のサイドスタンド41を備える自動二輪車1に適用するものにおいて、前記サイドスタンド41の基端部42を回動可能に支持するスタンドブラケット43を前記車体フレーム5のスタンド取り付け部44とは別体に設け、該スタンドブラケット43を前記スタンド取り付け部44に車体幅方向で車体外側に向かうほど上方に位置するように傾斜した前後ボス46,47及び締結ボルトBにより締結するものである。
この構成によれば、スタンドブラケット43が車体フレーム5のスタンド取り付け部44に対して斜め上左右外側に変位することとなり、該スタンドブラケット43を車体側方から締結可能としながらも、該スタンドブラケット43及びサイドスタンド41の基端部42の位置を上方に変化させることが可能となり、車体バンク角を良好に確保することができる。
また、サイドスタンド41の回動軸は、左右外側(車体幅方向外側)ほど上方に位置するように傾斜して配置されることから、スタンドブラケット43全体を回動軸と直交する平板状とすることが可能となり、スタンドブラケット43の製造を容易にすることができる。
また、上記サイドスタンド取り付け構造においては、前記スタンドブラケット43を前後の複数位置(前後締結部51,52)にて前記スタンド取り付け部44に締結すると共に、前側の締結位置(前締結部51)に対して後側の締結位置(後締結部52)を上方に変位させることで、後上がりに回動して折り畳まれるサイドスタンド41の回動角度を大きく設定し、格納状態のサイドスタンド41の特に先端側をより上方に変位させることが可能となり、車体バンク角を良好に確保することができる。
さらに、上記サイドスタンド取り付け構造においては、前記スタンドブラケット43の前後中間部に前記サイドスタンド41の基端部42を回動軸(段付きボルト61)を介して支持すると共に、前記スタンド取り付け部44の前後中間部に前記スタンドブラケット43からの前記回動軸の突出部分を避ける凹部62を形成することで、スタンド取り付け部44とスタンドブラケット43とを近接させて該スタンドブラケット43の左右外側への張り出しを抑えることが可能となり、車体バンク角を良好に確保することができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、例えばサイドスタンドの取り付け位置は車体フレームの型式により様々であり、例えばスイングアームピボット部等に取り付けるようにしてもよく、さらにはエンジン本体に取り付けるようにしてもよい。また、スタンドブラケットの前後の三箇所以上を車体に締結する構成としてもよい。さらに、サイドスタンドを車体右側に設ける場合にも本発明を適用可能である。
そして、上記実施例における構成はこの発明の一例であり、低床の足載せ部を有するスクータ型の自動二輪車にも適用可能であることはもちろん、部品構成や構造、形状、大きさ、数及び配置等を含め、当該発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることはいうまでもない。
この発明の実施例における自動二輪車の左側面図である。 上記自動二輪車の車体フレームを左前上側から見た斜視図である。 上記車体フレームの下部左側に取り付けられるサイドスタンドの分解斜視図である。 上記車体フレームの下部左側のスタンド取り付け部の左側面図である。 上記スタンド取り付け部の上面図である。 上記スタンド取り付け部をやや見上げた前面図である。
符号の説明
1 自動二輪車
5 車体フレーム(車体)
41 サイドスタンド
42 基端部
43 スタンドブラケット
44 スタンド取り付け部
46 前ボス(締結具)
47 後ボス(締結具)
51 前締結部(締結位置)
52 後締結部(締結位置)
61 段付きボルト(回動軸)
62 凹部
B 締結ボルト(締結具)

Claims (2)

  1. 車体(5)の下部一側に可倒式のサイドスタンド(41)を備える自動二輪車(1)のサイドスタンド取り付け構造において、
    前記サイドスタンド(41)の基端部(42)を回動可能に支持するスタンドブラケット(43)を前記車体(5)のスタンド取り付け部(44)とは別体に設け、該スタンドブラケット(43)を前記スタンド取り付け部(44)に車体幅方向で車体外側に向かうほど上方に位置するように傾斜した締結具(46,47,B)により締結し、かつ前記スタンドブラケット(43)の前後中間部に前記サイドスタンド(41)の基端部(42)を回動軸(61)を介して支持すると共に、前記スタンド取り付け部(44)の前後中間部に前記スタンドブラケット(43)からの前記回動軸(61)の突出部分を避ける凹部(62)を形成することを特徴とする自動二輪車のサイドスタンド取り付け構造。
  2. 前記スタンドブラケット(43)を前後の複数位置(51,52)にて前記スタンド取り付け部(44)に締結すると共に、前側の締結位置(51)に対して後側の締結位置(52)を上方に変位させることを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車のサイドスタンド取り付け構造。
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