JP5038152B2 - クイックコネクタ及びチェッカー - Google Patents

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Description

この発明は配管用チューブと相手パイプとを迅速に接続することのできるクイックコネクタ及びこのクイックコネクタに組み付けるためのチェッカーに関し、詳しくは相手パイプの挿入確認用のチェッカーを組み付けて使用されるクイックコネクタ及びこのようなクイックコネクタに用いるチェッカーに関する。
従来より、燃料輸送用配管その他配管用として樹脂製のチューブが広く用いられている。
配管用としてかかる樹脂製のチューブを用いる場合、このチューブを、一般には、簡単且つ迅速に相手パイプと接続を行うことのできるクイックコネクタと組み合わせて用いる。
この場合、配管用としてゴム製のチューブ(ゴムホース)を用いる場合のように、ゴムチューブ端部に金具をかしめ付けて相手パイプと接続するといったことを不要となすことができる。
この種クイックコネクタについては例えば下記特許文献1にその一例が開示されているので、図24によりそのようなクイックコネクタの構成を説明する。
同図において200は樹脂製のチューブであり、202はチューブ200を接続すべき相手パイプである。
相手パイプ202には、その外周面に環状突出部204が形成されている。
206はクイックコネクタで、筒状のコネクタ本体(ここでは全体が樹脂製)208と、同じく樹脂製のリテーナ210とを有している。
コネクタ本体208は、軸方向一方側にチューブ200との接続部としてのニップル部(圧入部)218を有しており、また他方側に、ソケット状を成すリテーナ保持部219を備えたコネクタハウジング220を有しており、そのコネクタハウジング220の内部に、シールリングとしてのOリング212が中間リング214及びブッシュ216とともに保持されている。
ニップル部218はチューブ200の内部に軸方向に圧入される部分であって、その外周面に軸方向に沿って複数箇所に断面が鋸歯状の先端が鋭角を成す環状突起が形成されている。
コネクタ本体208は、ニップル部218をチューブ200内部に圧入することによってかかるチューブ200と接続される。
このとき、ニップル部218の外周面に形成された環状突起が圧入により膨出変形したチューブ200の端部内面に食い込んでチューブ200を抜止めする。
尚ニップル部218の外周面にはシールリングとしてのOリング212が保持されており、このOリング212によってニップル部218とチューブ200との間が気密にシールされる。
上記リテーナ保持部219は、リテーナ210を内部に収容状態で保持する部分でソケット状を成しており、コネクタ本体208は、ここに保持されたリテーナ210を介して相手パイプ202と接続される。
このリテーナ保持部219には、筒壁を内外に貫通する窓部222と、図25に示しているように、この窓部222の軸方向他端部を形成している、円弧状を成すリテーナ固定用の固定部224とが設けられている。
リテーナ210は全体としてC字環状又は断面C字状をなす部材であって、弾性変形により径方向に弾性的に拡開可能である。
このリテーナ210には、リテーナ保持部219の固定部224に対して径方向内方から嵌り合って軸方向に固定される固定溝226と、相手パイプ202の環状突出部204に係合して抜止作用する係合爪228、及びこの係合爪228に連続して環状突出部204を径方向内方から嵌入させる円弧形状の嵌入孔230が設けられている。
このリテーナ210にはまた、略テーパ形状をなす内周カム面232と外周カム面234、更にリテーナ210全体を径方向内方に弾性的に収縮変形させるための摘み236が設けられている。
このクイックコネクタ206では、リテーナ210をリテーナ保持部219に軸方向に挿入して保持させておき、その状態で相手パイプ202をコネクタハウジング220の軸端の開口部からその内部に挿入すると、リテーナ210が、詳しくは係合爪228が相手パイプ202の環状突出部204との当接に基づいて径方向に弾性的に拡開し、環状突出部204の通過を許容する。
そして環状突出部204が嵌入孔230の位置に到ると、ここにおいてリテーナ210が蓄えられた弾性力で径方向内方に収縮して係合爪228を環状突出部204に係合させ、相手パイプ202を挿入位置に抜止状態に保持する。
尚場合によってリテーナ210を予め相手パイプ202に装着した状態で、相手パイプ202をリテーナ210ごとリテーナ保持部219に挿入し、これをリテーナ保持部219に固定し保持させるようになすことも可能である。
このようにクイックコネクタ206を用いることで、チューブ200を相手パイプ202に簡単且つ迅速に接続することができる。
ところでこのクイックコネクタ206を用いた接続において、クイックコネクタ206に対する相手パイプ202の挿入が不完全であると、即ち接続が不完全であると、内部の流体が漏れ出すおそれがあり、そのためクイックコネクタ206に、相手パイプ202の挿入確認を行うためのチェッカーを装着付加しておき、そのチェッカーがクイックコネクタ206から外れることをもって接続確認をすることが行われている。
図25及び図26はそのチェッカーを装着して成るクイックコネクタ装置の一例を示している。
これらの図において、238は樹脂にて構成されたチェッカーで、一対の弾性脚240と、それら弾性脚240を付根側で連結する基部242と、基部242に設けられたリング状の取手244とを有している。
一対の弾性脚240の各先端部には、コネクタハウジング220の軸心側に突出する一対の内向きの引掛爪246が一体に形成されている。
チェッカー238は、一対の弾性脚240を径方向外方に弾性変形させて各先端部の引掛爪246を、コネクタハウジング220の窓部222に外側から入り込ませ、そして各引掛爪246を、図26(B)に示すコネクタハウジング220の窓部222の縁部(引掛部)250に対して、詳しくは各引掛爪246の付根のくびれ部248を縁部250に掛止することで、コネクタハウジング220に弾性的に保持される。
このとき、一対の弾性脚240はコネクタハウジング220の大径のリテーナ保持部219の外周面を内向きに抱き抱えた状態となり、各一対の弾性脚240がコネクタハウジング220におけるリテーナ保持部219の外周面上に露出し且つこれから突出した状態となる。
軸方向に長手状をなす上記基部242の各端部には、大径をなすリテーナ保持部219を軸方向前後から挟持する一対の挟持部252,254が設けられている。
また一方の挟持部254には、リテーナ保持部219の軸端の開口部の内縁部に係止する爪256が備えられている。
これら基部242及び一対の挟持部252,254は、チェッカー238をコネクタハウジング220に対して拘束する働きをなすもので、基部242をコネクタハウジング220の平坦面260に密着させる状態に、挟持部252,254がリテーナ保持部219を軸方向前後に挟持する。これによりチェッカー238のコネクタハウジング220への装着姿勢が安定化する。
コネクタハウジング220に装着したチェッカー238は、軸方向に傾動すると引掛爪246が窓部222から外れ易くなるため、基部242及び一対の挟持部252,254により、コネクタハウジング220に装着したチェッカー238を拘束して装着姿勢を安定化するのである。
上記一対の引掛爪246には、図25及び図26(A)に示しているように相手パイプ202の環状突出部204の側に傾斜カム面258が設けられている。
この傾斜カム面258は、相手パイプ202の完全挿入状態で環状突出部204との当接作用により引掛爪246、詳しくはその付根のくびれ部248と窓部222の縁部250とを掛止解除して、弾性脚240をコネクタハウジング220から取出可能とする解除作用部として働くもので、図26(B)はこのようにしてくびれ部248と引掛部としての窓部222の縁部250とが掛止解除された状態を表している。
ここで一対の引掛爪246のそれぞれには、その内側に傾斜カム面262が設けられており、上記のようにして引掛爪246が掛止解除されると、これら傾斜カム面262が縁部250にかかった状態となる。
従ってこの状態で取手244を掴んでチェッカー238を軸直角方向に引張ると、弾性脚240の拡開運動を伴って引掛爪246が窓部222から外向きに離脱し、チェッカー238全体がコネクタハウジング220から取り出される。
そしてチェッカー238をコネクタハウジング220から取り出し回収することで、相手パイプ202の挿入確認を行うことができる。
図25、図26に例示したチェッカー付きのクイックコネクタ装置については、下記特許文献2に開示されている。
しかしながらこのチェッカー付きクイックコネクタ装置の場合、チェッカー238の弾性脚240が、コネクタハウジング220の外周面上に露出し且つこれから突出した状態となって、コネクタハウジング220の外周側にスペースが必要となり、更にこのチェッカー238は、コネクタハウジング220から取り出す際に弾性脚240を径方向外向きに押し拡げて取り出すものであるため、コネクタハウジング220周りに弾性脚の拡開用のスペースを更に余分に必要とするといった問題がある。
従って例えば車体に搭載される各機器の隙間をぬって限られた狭い配管スペース内で、且つ定められた配管レイアウトに従いチューブ200を配管する際に、コネクタハウジング220の外周側に突出したチェッカー238の弾性脚240が障害となって配管作業を困難化する場合が生じ、或いはまた相手パイプ202が完全に挿入されていないのにも拘らず、狭い隙間内で配管作業する際に周辺機器や物品が弾性脚240に当ることによって、チェッカー238がコネクタハウジング220から外れてしまうおそれがあるといった問題があった。
特開平11−201355号公報 特開平11−344182号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、コネクタハウジング周りにチェッカー装着のための、更にはチェッカー取出しのための広いスペースを確保する必要を無くすことができ、また配管作業に際してチェッカーの弾性脚に周辺の機器や物品が当ることによって、相手パイプが不完全挿入状態であるにも拘らずチェッカーがコネクタハウジングから外れてしまうおそれの無いチェッカー付きクイックコネクタ装置に用いるクイックコネクタとチェッカーとを提供することを目的としてなされたものである。
本発明によれば新規なクイックコネクタ装置が提供される。このクイックコネクタ装置は、(A)(a)軸方向一方側に配管用チューブの接続部を有するとともに、リテーナ保持部を備えたコネクタハウジングを軸方向他方側に有する筒状のコネクタ本体と、(b)相手パイプの抜止用の、径方向に弾性的に拡開可能な係合爪を有し、前記リテーナ保持部に軸方向に固定状態に保持されて、前記コネクタハウジング内に挿入された該相手パイプの外周面の環状突出部に対し該係合爪を収縮状態で係合させて該相手パイプを挿入位置に抜止状態に保持するリテーナと、を含むクイックコネクタに、(B)(イ)一対の弾性脚と、(ロ)それら弾性脚の先端部に設けられ、前記相手パイプの不完全挿入状態で前記コネクタハウジングの引掛部に掛止状態となるあるいは前記相手パイプが不完全挿入状態の間は前記コネクタハウジングの引掛部に掛止状態に保持される引掛爪と、(ハ)該相手パイプの完全挿入状態で、前記環状突出部との当接作用により前記引掛爪と引掛部とを掛止解除して前記弾性脚を前記コネクタハウジングから取出可能とする解除作用部とを有する、前記相手パイプの挿入確認を行うためのチェッカーを装着して成るクイックコネクタ装置において、前記コネクタハウジングには、前記弾性脚を先端側から該コネクタハウジングの内部に軸直角方向に挿入させる、筒壁を内外に貫通した弾性脚挿入用の開口部を設けて、該弾性脚の挿入部分を該コネクタハウジングにて内側に保持するようになすとともに、該コネクタハウジングの内部には、該弾性脚の挿入状態で前記引掛爪を掛止させる引掛部を設け、且つ前記解除作用部は、前記相手パイプの挿入時に前記環状突出部への当接作用で該弾性脚を軸方向奥側に弾性変形させてそれら引掛爪と引掛部とを掛止解除し、該弾性脚を取出可能とするものとなしてあるとともに、前記コネクタハウジングの内部には、前記弾性脚を、前記引掛爪が前記引掛部に掛止する位置から掛止解除する位置まで軸方向に弾性変形可能とする弾性変形空間が設けてあることを特徴とする。
また、本発明のクイックコネクタ装置は、軸方向一方側に配管用チューブの接続部が形成され、リテーナ保持部を含んだコネクタハウジングが軸方向他方側に形成されている筒状のコネクタ本体及び前記リテーナ保持部に保持されたリテーナを有するクイックコネクタと、前記クイックコネクタに取り付けられたチェッカーと、を備え、前記リテーナは、前記コネクタハウジング内に挿入された相手パイプの外周面に形成されている環状突出部に押され、この環状突出部の通過を許容するように径方向外側に弾性的に移動する係合爪を有し、前記係合爪は、この係合爪を前記相手パイプの前記環状突出部が通過したときに、この環状突出部とスナップ係合して、前記相手パイプを抜け止めするように形成され、前記チェッカーは、一対の弾性脚と、この一対の弾性脚の先端部にそれぞれ設けられた引掛爪と、を有し、前記コネクタハウジングに形成されている引掛部に、前記引掛爪を、前記弾性脚の取外方向に外れないように掛止して、前記コネクタハウジングに取り付けられ、かつ、前記相手パイプが前記コネクタハウジング内に挿入され、前記環状突出部が前記リテーナの前記係合爪と係合したときに、前記引掛爪が前記環状突出部に押されて前記引掛部から外れ、前記コネクタハウジングからの取外が可能となるように形成されている、クイックコネクタ装置であって、前記コネクタハウジングには、前記弾性脚を先端側から前記コネクタハウジング内に挿入させる弾性脚挿入用の開口部が設けられ、前記弾性脚の前記引掛爪は、前記弾性脚が前記開口部から前記コネクタハウジング内に挿入されると、前記コネクタハウジング内部に形成されている前記引掛部に掛止されるように形成されていて、前記環状突出部が前記リテーナの前記係合爪と係合すると、前記引掛部に掛止された前記引掛爪が、前記環状突出部に押されることにより前記引掛部から外れるまで軸方向一方側に移動し、前記弾性脚は、前記開口部から抜け出ることができるように変移又は変形するものとして構成することもできる。
そして、請求項1はクイックコネクタに関するもので、(A)(a)軸方向一方側に配管用チューブの接続部を有するとともに、リテーナ保持部を備えたコネクタハウジングを軸方向他方側に有する筒状のコネクタ本体と、(b)相手パイプの抜止用の、径方向に弾性的に拡開可能な係合爪を有し、前記リテーナ保持部に軸方向に固定状態に保持されて、前記コネクタハウジング内に挿入された該相手パイプの外周面の環状突出部に対し該係合爪を収縮状態で係合させて該相手パイプを挿入位置に抜止状態に保持するリテーナと、を含み、(B)(イ)一対の弾性脚と、(ロ)それら弾性脚の先端部に設けられ、前記相手パイプの不完全挿入状態で前記コネクタハウジングの引掛部に掛止状態となる引掛爪と、(ハ)該相手パイプの完全挿入状態で、前記環状突出部との当接作用により前記引掛爪と引掛部とを掛止解除して前記弾性脚を前記コネクタハウジングから取出可能とする解除作用部とを有する、前記相手パイプの挿入確認を行うためのチェッカーを装着可能なクイックコネクタであって、前記コネクタハウジングには、前記弾性脚を先端側から該コネクタハウジングの内部に軸直角方向に挿入させる、筒壁を内外に貫通した弾性脚挿入用の開口部を設けて、該弾性脚の挿入部分を該コネクタハウジングにて内側に保持するようになすとともに、該コネクタハウジングの内部には、該弾性脚の挿入状態で前記引掛爪を掛止させる引掛部、及び該弾性脚を該引掛爪が該引掛部に掛止する位置から引掛部と掛止解除する位置まで軸方向に弾性変形可能とする弾性変形空間が設けてあることを特徴とする。弾性脚挿入用の開口部及び引掛部がコネクタハウジングの周方向に180°隔たった2箇所に互いに逆向きで全体として一対設けてあることを特徴とすることができる。
請求項2のものは、請求項1において、前記コネクタハウジングの内部の前記引掛部は内向きの引掛部とされており、更に前記コネクタハウジングの内部には、前記開口部から挿入された弾性脚の先端部の前記引掛爪を前記引掛部への掛止位置まで軸直角方向に移動案内する挿入ガイドが設けてあるとともに、該挿入ガイド及び前記引掛部の奥側に、掛止解除された前記引掛爪を軸直角方向に抜き出すための抜出通路が前記挿入ガイドに続いて設けてあることを特徴とする。抜出通路は、軸直角方向に延びて開口部に到る溝形状をなしていることを特徴とすることができる。
請求項3のものは、請求項1又は2において、前記コネクタハウジングには、前記チェッカーに突出状態に設けられた拘束部を挿入させ、該拘束部と協働して前記チェッカーの装着姿勢を安定化する拘束孔が設けてあることを特徴とする。
次に請求項4はチェッカーに関するもので、(A)(a)軸方向一方側に配管用チューブの接続部を有するとともに、リテーナ保持部を備えたコネクタハウジングを軸方向他方側に有する筒状のコネクタ本体と、(b)相手パイプの抜止用の、径方向に弾性的に拡開可能な係合爪を有し、前記リテーナ保持部に軸方向に固定状態に保持されて、前記コネクタハウジング内に挿入された該相手パイプの外周面の環状突出部に対し該係合爪を収縮状態で係合させて該相手パイプを挿入位置に抜止状態に保持するリテーナと、を含むクイックコネクタに装着可能で、(B)(イ)一対の弾性脚と、(ロ)それら弾性脚の先端部に設けられ、前記相手パイプの不完全挿入状態で前記コネクタハウジングの引掛部に掛止状態となる引掛爪と、(ハ)該相手パイプの完全挿入状態で、前記環状突出部との当接作用により前記引掛爪と引掛部とを掛止解除して前記弾性脚を前記コネクタハウジングから取出可能とする解除作用部とを有する、前記相手パイプの挿入確認を行うためのチェッカーであって、前記弾性脚は、前記コネクタハウジングの筒壁を内外に貫通した弾性脚挿入用の開口部を通じて該コネクタハウジング内部に挿入されるものとなしてあるとともに、前記解除作用部は、前記相手パイプの挿入時に前記環状突出部への当接作用で該弾性脚を軸方向奥側に弾性変形させてそれら引掛爪と引掛部とを掛止解除し、該弾性脚を取出可能とするものとなしてあることを特徴とする。
請求項5のものは、請求項4において、前記解除作用部は前記弾性脚の先端部で前記相手パイプの環状突出部の側に向けて軸方向に突出する形態で設けてあることを特徴とする。
請求項6のものは、請求項4又は5において、前記一対の弾性脚を付根側で互いに連結する基部と、該基部から該弾性脚の延出し方向に突出した拘束部とが設けられていることを特徴とする。
また、本発明のクイックコネクタは、軸方向一方側に配管用チューブの接続部が形成され、リテーナ保持部を含んだコネクタハウジングが軸方向他方側に形成されている筒状のコネクタ本体と、前記リテーナ保持部に保持されたリテーナと、を備え、一対の弾性脚及びこの一対の弾性脚の先端部にそれぞれ設けられた引掛爪を有するチェッカーが取り付けられるように構成されていて、前記リテーナが、前記コネクタハウジング内に挿入された相手パイプの外周面に形成されている環状突出部に押され、この環状突出部の通過を許容するように径方向外側に弾性的に移動する係合爪を有し、前記係合爪が、この係合爪を前記相手パイプの前記環状突出部が通過したときに、この環状突出部とスナップ係合して、前記相手パイプを抜け止めするように形成されているクイックコネクタであって、このクイックコネクタはさらに、前記チェッカーの前記弾性脚を先端側から前記コネクタハウジング内に挿入するための、前記コネクタハウジングに設けられた弾性脚挿入用の開口部と、前記弾性脚が前記開口部から前記コネクタハウジング内に挿入されたときに、前記弾性脚の前記引掛爪が前記弾性脚の取外方向に外れないように掛止される、前記コネクタハウジング内部に形成された引掛部と、を有し、前記引掛部は、この引掛部に掛止された前記引掛爪が、前記リテーナの前記係合爪と係合する前記環状突出部に押されることにより、軸方向一方側に移動して前記引掛部から外れる、のを許容するように形成され、前記コネクタハウジングは、前記引掛爪が前記引掛部から軸方向一方側に外れるまで前記弾性脚が変形又は変移したときに、この弾性脚が前記開口部から抜け出ることを許容するように形成されているものとすることができる。引掛爪がリテーナの係合爪と係合する環状突出部に押されると、弾性脚は、引掛爪が軸方向一方側に移動して引掛部から外れるまで変形又は変移する。引掛爪は、直接又は弾性脚の他の部分を介して、相手パイプの環状突出部に押されることとなる。
コネクタハウジングに、開口部から挿入された弾性脚のスライド部を受け入れてこの弾性脚(あるいはこのスライド部)をコネクタハウジング内側、例えば軸直角方向内側に案内する案内凹部を設け、引掛部を、案内凹部よりも軸方向他方側でコネクタハウジング内部に形成し、かつ、案内凹部に沿って挿入された弾性脚の引掛爪(あるいは案内凹部に沿って挿入された引掛爪)が、チェッカーとコネクタハウジング側(例えば、コネクタハウジング又はリテーナ)との間の取付手段により、軸方向他方側に移動して引掛部に掛止される、のを許容するように形成することができる。弾性脚のスライド部は案内凹部に嵌まり込み、弾性脚の挿入にともない、案内凹部に沿ってコネクタハウジングの内側、例えば軸直角方向内側に移動又はスライドする。スライド部は引掛爪とすることができる。取付手段は、弾性脚の中間部又は付根側に形成された、軸方向一方側への突出部又は厚肉部を有するように構成できる。
本発明のチェッカーは、軸方向一方側に配管用チューブの接続部が形成され、リテーナ保持部を含んだコネクタハウジングが軸方向他方側に形成されている筒状のコネクタ本体及び前記リテーナ保持部に保持されたリテーナを有し、このリテーナが相手パイプの環状突出部とスナップ係合するように形成されたクイックコネクタに取り付けられるチェッカーであって、前記コネクタハウジングに設けられた弾性脚挿入用の開口部に、先端側から挿入されるように形成された一対の弾性脚と、一対の前記弾性脚の先端部にそれぞれ形成され、前記弾性脚が前記開口部から前記コネクタハウジング内に挿入されると、前記コネクタハウジング内部に設けられている引掛部に、前記弾性脚の取外方向に外れないように掛止される引掛爪と、を有し、前記引掛爪は、前記相手パイプの前記環状突出部が前記リテーナにスナップ係合すると、前記環状突出部に押されることにより前記引掛部から外れるまで軸方向一方側に移動するように形成されている、といったように構成できる。
本発明では、コネクタハウジング内に、例えば軸直角方向に、挿入された弾性脚の引掛爪を軸方向他方側に移動させて引掛部に掛止させ、チェッカーをコネクタハウジングに取り付ける、といったように構成できる。そして、コネクタハウジングに相手パイプが完全に挿入されたときに、引掛爪が環状突出部に押されて軸方向一方側(軸方向奥側)に移動し、チェッカーがコネクタハウジングから取出可能となるように構成できる。引掛爪が、軸方向一方側に外れにくいように引掛部と係合して、引掛部に掛止状態となるといったように構成できる。
本発明では、チェッカーは、例えば、弾性脚の全体、ほぼ全体又は多くの部分がコネクタハウジングの内側に配置された状態でコネクタハウジングに取り付けられる。また、引掛爪を弾性脚の先端部に突出状態で(例えば、幅方向外側に、あるいはコネクタハウジングの筒壁側に突出する外向きの爪として)設けることができる。さらに、弾性脚の中間部又は付根側に、軸方向一方側への突出部又は厚肉部を形成し、この突出部又は厚肉部を、弾性脚が開口部に挿入されるときに、開口部の軸方向一方側に押し付けられながらこの開口部に入り込むように構成できる。そして、引掛爪がコネクタハウジングに設けられた案内凹部に受け入れられて、開口部から挿入された弾性脚がコネクタハウジング内に案内されるように構成できる。また、突出部又は厚肉部が、案内凹部に引掛爪が嵌り込んでいるうちに開口部に入り込み、弾性脚を弓形に湾曲させ、弓形に湾曲した弾性脚が、引掛爪が案内凹部を通過するまでコネクタハウジング内に挿入されると、引掛爪を軸方向他方側にスナップ的に移動させるように弾性復帰する、といったように構成できる。ここでは、突出部又は厚肉部の先端側に、軸方向他方側に向かって弾性脚の先端側に傾斜する挿入ガイド面を形成することができる。
また、本発明では、引掛爪に、弾性脚の取外方向の表面部の軸方向他方側個所で、軸方向他方側に向かって弾性脚の先端側に傾斜する取外ガイド面を形成しておくことができる。さらに、引掛爪を、引掛爪の突出方向と反対方向に引掛部から外れない態様で、あるいは引掛部から軸直角方向に外れない態様で引掛部に掛止状態となるように形成することができる。突出部又は厚肉部が開口部に入り込むとき、又は入り込む前に、弾性脚の付根側を軸方向他方側又は軸方向にずれないように位置決めする位置決め手段を、チェッカー又はチェッカー及びコネクタハウジングに構成することができる。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、コネクタハウジングに設けた開口部を通じてチェッカーの弾性脚を先端側からコネクタハウジングの内部に挿入して、その挿入部分をコネクタハウジングにより内側にあるいはコネクタハウジングの内側に保持するようになしたもので、本発明によれば、弾性脚の例えばほぼ全体をコネクタハウジングの内部に納めた状態とすることができ、チェッカーをクイックコネクタに装着した状態においてその外観,見栄えを良好となすことができる。
また弾性脚の全体がコネクタハウジングの外周面から突出状態に露出することによって、コネクタハウジング周りに弾性脚のためのスペースを余分に確保しなければならない問題を解消し、配管レイアウトの設計の自由度を増すことができるとともに、配管作業に際して周辺の機器や物品が弾性脚に当ることによって、相手パイプが完全に挿入されていないにも拘らずチェッカーがコネクタハウジングから外れてしまうおそれを解消することができる。
本発明は、相手パイプの挿入時にその外周面の環状突出部にて弾性脚を軸方向奥側に弾性変形させることによって、チェッカーの引掛爪とコネクタハウジングの引掛部との掛止を解除し、チェッカーをコネクタハウジングから取出可能となしている点を他の特徴としている。そしてこのようにすることで、一対の弾性脚の例えばほぼ全体をコネクタハウジング内部に納めているにも拘らず、相手パイプの挿入に基づいて容易にチェッカーをコネクタハウジングから取出可能となすことができる。
また本発明では、弾性脚の軸方向奥側への弾性変形に基づいて引掛爪と引掛部との掛止の解除がなされ、チェッカーが取出可能となるため、図24,図25に示す従来のチェッカーのように、チェッカーの取外しに際して一対の弾性脚が径方向に拡開して、その拡開のための更に余分のスペースをコネクタハウジング周りに必要とする問題を併せて解決することができる。
ここでチェッカーにはコネクタハウジングから取り出すための力を加える取手部を設けておくことができる。
本発明では、チェッカーにおける引掛爪を外向きの爪となし、また例えば、コネクタハウジング内部の引掛部を内向きの引掛部となし、更にコネクタハウジングの内部に、開口部を通じて挿入された引掛爪を引掛部への係止位置又は掛止位置(例えば軸方向に移動させることにより引掛部に掛止できる位置)まで移動案内する挿入ガイドを設けるとともに、その軸方向奥側に、引掛部との掛止を解除された引掛爪を抜き出すための抜出通路を設けておくことができる。このようにしておくことで、弾性脚の軸方向の弾性変形に基づいて容易に引掛爪と引掛部との掛止の解除を行った上で、弾性脚をコネクタハウジングから抜き出すことができる。即ちコネクタハウジングに装着されたチェッカーをコネクタハウジングから取り出すことができる。
この場合においてその抜出通路は、軸直角方向に延びて弾性脚挿入用の開口部に到る溝形状となしておくことができる。
本発明において、チェッカーの解除作用部は、弾性脚の先端部で相手パイプの環状突出部の側に向けて軸方向に突出した形態で設けておくことができる。
このようにしておくことで、相手パイプが完全挿入位置に到る直前で解除作用部と相手パイプの環状突出部とを当接させることができ、従ってその後の相手パイプの更なる挿入運動に追従して弾性脚を奥側に大きく弾性変形させ得て、完全挿入状態で引掛爪と引掛部との掛止をより容易に又は確実に解除することができる。
本発明では、弾性脚挿入用の開口部及び引掛部を、コネクタハウジングの周方向に180°隔たった2箇所に互いに逆向きで全体として一対設けておくことができる。
このようにしておけば、配管レイアウトその他配管条件の違いによってクイックコネクタの向き又は回転角度位置が変化した場合においても、作業性の良好な開口部を選択してそこからチェッカーの弾性脚をコネクタハウジング内部に挿入しておくことができ、実際の配管作業時に、詳しくは相手パイプとクイックコネクタとの接続作業時に、作業性良くチェッカーをクイックコネクタから取出作業することができる。
本発明ではまた、一対の弾性脚を付根側で互いに連結する基部をチェッカーに備えるとともに、その基部から弾性脚の延出し方向に拘束部を突出させ、また一方コネクタハウジングにはその拘束部を挿入させ、拘束部と協働してチェッカーの装着姿勢を安定化する拘束孔を設けておくことができる。このようにしておけば、それら拘束部と拘束孔による拘束作用に基づいて、チェッカーを安定した姿勢でコネクタ本体に装着保持させておくことでき、チェッカーの傾動やガタツキ等によって引掛爪と引掛部との掛止が誤って外れてしまうといったことを更に確実に防止することができる。
ここで拘束部は薄板状(舌片状)に形成し、また拘束孔は対応する形状のスリット形状に形成しておくことができる。
また上記の取手又は取手部はこの基部に設けておくことができる。
弾性脚をコネクタハウジングの内部に案内する挿入ガイド又は案内凹部をコネクタハウジングに設けておけば、弾性脚を安定して所定位置までコネクタハウジング内に挿入できる。案内凹部は挿入ガイドの軸方向一方側に形成することができる。案内凹部は抜出通路を兼ねることができる。また、引掛部は、例えば、挿入ガイドの内端部又は先端部に形成することができ、挿入ガイドの内端面又は先端面とすることができる。ここでは、弾性脚にスライド部を形成し、このスライド部が挿入ガイドに沿って又は案内凹部に受け入れられて移動するように、弾性脚を開口部から挿入する。スライド部は引掛爪とすることができる。そして例えば、弾性脚は、引掛爪が挿入ガイド又は案内凹部を通過するまで、コネクタハウジング内に挿入される。挿入ガイド又は案内凹部を通過すると、例えば、引掛爪は軸方向他方側に移動可能な状態となり、例えば挿入ガイドの先端部又は先端面に形成された引掛部と掛止するまで、軸方向他方側に移動することとなる。引掛爪を軸方向他方側に移動させるには、例えば、チェッカーとコネクタハウジング側との間に、引掛爪を軸方向他方側に移動させる取付手段を構成し又は設けておけばよい。この取付手段は、弾性脚に形成した突出部又は厚肉部を有することができる。ここでは、例えば、弾性脚の先端側の軸方向一方側個所又は軸方向一方側表面部が開口部の軸方向一方側又は軸方向一端に沿うように、弾性脚を開口部内に挿入する。弾性脚の突出部又は厚肉部が開口部に差し掛かって入り込むと、弾性脚は、突出部又は厚肉部の突出量だけ軸方向他方側に押されてずれることとなる。ここで、弾性脚の引掛爪が挿入ガイド又は案内凹部によって軸方向他方側への移動を規制され、弾性脚の付根又は弾性脚の連結部(基部)も軸方向他方側への移動を規制されていれば、弾性脚は若干弓状に湾曲する(引掛爪を軸方向他方側に付勢する状態となる)。この状態で、引掛爪が挿入ガイド又は案内凹部を通過するまで弾性脚をコネクタハウジング内に挿入すると、弾性脚は、引掛爪が軸方向他方側にスナップ的に移動するように、弾性復帰し、引掛爪は引掛部にスナップ的に掛止することとなる。弾性脚の付根又は弾性脚の連結部(基部)が軸方向他方側又は軸方向にずれるのを規制する位置決め手段は、例えば、突出部又は厚肉部が開口部に入り込むときに、好ましくは、突出部又は厚肉部が開口部に入り込む前に、弾性脚の付根又は弾性脚の連結部を軸方向他方側又は軸方向に位置決めするが、この位置決め手段には、チェッカーの軸方向への傾きを防止する傾き防止手段を利用することができる。例えば、傾き防止手段を、弾性脚を連結する基部から弾性脚の延びる方向に突出した拘束部と、この拘束部が軸方向に隙間なく又はほとんど隙間なく挿入されるようにコネクタハウジングに形成された拘束孔と、から構成し、突出部又は厚肉部が開口部に入り込むときに、好ましくは、突出部又は厚肉部が開口部に入り込む前に、拘束部が拘束孔に挿入され入り込むように構成する。ここで、相手パイプがコネクタハウジングに完全に挿入されると、相手パイプの環状突出部に押されて、引掛爪が案内凹部の出口に位置するので、弾性脚をコネクタハウジングから取り出すことができる。突出部又は厚肉部の先端側に挿入ガイド面を形成すれば、突出部又は厚肉部の開口部内への入り込みを円滑に行うことができる。位置決め手段又は傾き防止手段は、例えば、弾性脚の付根又は弾性脚の連結部が軸方向他方側に傾いた状態で、あるいは若干傾いた状態で、弾性脚の付根又は弾性脚の連結部を、軸方向他方側に又は軸方向にずれないように位置決めするものである。このように構成しておけば、引掛爪が軸方向他方側にスナップ的に移動し、引掛部に掛止したときに、チェッカーは、軸方向に傾くことなくコネクタハウジング側に取り付けられていることとなる。
引掛爪が、突出方向と反対方向に引掛部から外れないように引掛部と係合すれば、引掛爪が引掛部から例えば内側に簡単に外れてしまうといったことはないし、軸方向一方側に外れないように引掛部と係合すれば、引掛爪が引掛部から軸方向一方側に簡単に外れてしまうといったことはない。また、引掛爪に取外ガイド面が形成されていれば、取外時に、引掛爪の軸方向他端部が引掛部に引っ掛かり、チェッカーの取外に支障が生じてしまうのを防止できる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1〜図5において、10は第1の実施形態のクイックコネクタ装置におけるクイックコネクタで、12は配管用の樹脂等から成るチューブをかかるクイックコネクタ10を介して接続すべき相手パイプである。
相手パイプ12はここでは金属製のパイプで、先端近傍位置の外周面に環状突出部14が設けられている。
15はクイックコネクタ10の本体を成す筒状のコネクタ本体で、ここではコネクタ本体15はその全体が樹脂製且つエルボ状に構成されている。
コネクタ本体15は、軸方向一方側にチューブの接続部としてのニップル部(圧入部)16を有しており、また軸方向他方側に、リテーナ保持部18を備えたコネクタハウジング20を有している。
コネクタハウジング20の内部には、シールリングとしての弾性を有するOリング22が樹脂製の中間リング24及びブッシュ26とともに保持されている。
図4に示しているように、このブッシュ26には周方向に所定ピッチで多数のスリット28が形成されている。
またその外周面には環状の嵌合突起29が設けられており、この嵌合突起29が、コネクタハウジング20の内周面に形成された環状の嵌合溝30に弾性的に嵌合されている。
ブッシュ26は、これら嵌合突起29と嵌合溝30との嵌合に基づいて軸方向に固定状態に保持されている。
上記ニップル部16には、その外周面に沿って断面鋸歯状をなし先端が鋭角を成す複数の環状突起32が設けられている。
これら環状突起32は、ニップル部16をチューブの内部に圧入したときにチューブの内面に食い込んでチューブの抜止めをなす。
尚このニップル部16の付根には、チューブへのニップル部16の圧入量を規定するフランジ部34が設けられている。
コネクタハウジング20の上記リテーナ保持部18は全体としてソケット状を成しており、その内部に相手パイプ12の環状突出部14に係合して相手パイプ12を抜止めするための、コネクタ本体15とは別体を成す樹脂製のリテーナ36が保持されている。
ここでリテーナ36は、リテーナ保持部18の溝38内に軸方向に固定状態に保持されている。
コネクタハウジング20には、リテーナ36の軸方向後ろ側(図中右側)において、相手パイプ12の挿入確認を行うための、クイックコネクタ10とともにクイックコネクタ装置を構成するチェッカー40が装着されている。
即ちクイックコネクタ装置は、クイックコネクタ10のコネクタ本体15にチェッカー40を付加して成るチェッカー付きのものとして構成してある。
上記リテーナ36は、図9に示しているように樹脂の一体成形品から成るもので、全体として環状を成している。
詳しくはこのリテーナ36は、軸直角方向に対向する(図中上下に対向する)一対の爪部42と、それらとは90°異なった位置に設けられて互いに軸直角方向に対向する一対の解除操作部44と、爪部42及び解除操作部44を互いに結ぶ薄板状のばね部46とを有している。
一対の爪部42は厚肉に構成されており、その内周側に内向き(径方向内方向き)の係合爪48が設けられている。
リテーナ36は、これら係合爪48を図1に示しているように相手パイプ12の環状突出部14に軸方向に係合させることによって、相手パイプ12を抜止めする働きをなす。
爪部42にはまた、これら係合爪48に続いて前側(図中左側)即ち相手パイプ12の挿入側に、傾斜形状のカム面50が設けられている。
これらカム面50は、相手パイプ12をコネクハウジング20内部に軸方向に挿入する際に環状突出部14の移動案内をなすとともに、環状突出部14の前進に伴って一対の爪部42をばね部46の弾性変形を伴って互いに離間する方向に、即ち径方向外向きに拡開させる働きをなす。
一方前記解除操作部44は、厚肉且つ平面形状が矩形状に構成されている。
これら解除操作部44は、環状突出部14に対する各係合爪48の係合を解除するための操作力を加える部分で、これら解除操作部44は、加えられた操作力により互いに接近する方向に移動し、これによりばね部46の弾性変形を伴って一対の係合爪48を径方向外向きに拡開させ、環状突出部14に係合状態にあった各係合爪48を係合解除する。
コネクタハウジング20には、図5に示しているように解除操作部44に対応した形状の、筒壁を内外に貫通する開口部分52が図中左右に一対設けられており、それら開口部分52内に解除操作部44が位置する状態に、リテーナ36がリテーナ保持部18内部にセットされている。解除操作部44の開口部分52への嵌まり込みも、リテーナ36を軸方向に位置決めする機能を有している。
ここでリテーナ36は、一対の爪部42を図9中P方向に押し縮めた状態で、一対の解除操作部44の一方の側から開口部分52を通じてコネクタハウジング20、詳しくはリテーナ保持部18内部に軸直角方向に挿入され、所定の組付位置にセットされる。
図4は相手パイプ12を挿入する前の状態を表しており、この状態で相手パイプ12が図4中右方向にコネクタハウジング20内部に挿入される。
そして相手パイプ12が一定量挿入されたところで、相手パイプ12の環状突出部14がリテーナ36における爪部42の傾斜カム面50に当接する。
そして更に相手パイプ12が挿入されると、環状突出部14の図中右方向の前進移動によって、一対の爪部42が傾斜カム面50の案内作用(カム作用)で径方向に(図4及び図9中上下方向に)拡開運動する。
そして環状突出部14がリテーナ36の係合爪48を通過したところで、爪部42が径方向内方に収縮運動し、図1に示しているように係合爪48が環状突出部14に対し軸方向に係合した状態となる。
ここにおいて相手パイプ12が図1中左方向に抜け防止される。
このとき相手パイプ12は、図1に示しているようにその外周面がコネクタハウジング20内部に保持されたシールリング22及びブッシュ26に嵌合した状態となって、相手パイプ12とコネクタハウジング20との間が気密にシールされる。
上記チェッカー40は樹脂の一体成形品から成るもので、図3,図7及び図10に示しているように全体として門形を成している。
図10に詳しく示しているように、このチェッカー40は互いに平行を成すように延びる一対の弾性脚58と、それらを付根側で連結するアーチ状の基部60とを有しており、その基部60にリング状をなす取手62が設けられている。
この基部60からは、より具体的には基部60の幅方向中央の内面の軸方向一方側からは、弾性脚58の延出方向に舌片状の拘束部68が突出している。
一対の弾性脚58の各先端部には、コネクタハウジング20の筒壁側に突出する外向きの引掛爪64が設けられており、これら引掛爪64が、コネクタハウジング20の内面に設けられた後述する引掛部80に対して掛止されるようになっている。
これら一対の弾性脚58の前面、即ち相手パイプ12の挿入側の面には、環状突出部14との当接作用により弾性脚58を軸方向(コネクタハウジング20の軸方向)に弾性変形させて、コネクタハウジング20側の引掛部80に対する引掛爪64の掛止を解除する解除作用部66が設けられている。
本実施形態では、これら解除作用部66が環状突出部14の側に部分的に突出する形態で設けられている。
一対の弾性脚58のそれぞれは、基部60側の上部70(付根側)に対し先端側の下部72が薄肉に構成されている。すなわち、上部70の軸方向一方側には、下部72よりも軸方向一方側に突出する厚肉部71が形成されている。基部60及び上部70は同一の厚みを有している。
コネクタハウジング20には、図3及び図8に示しているようにチェッカー40の弾性脚58を挿入するための、筒壁を内外に貫通する一対の開口部74、及び基部60から図10中垂下した形態の舌片状の拘束部68を挿入するための、筒壁を内外に貫通するスリット形状の拘束孔76が設けられている。
チェッカー40は、一対の弾性脚58のそれぞれを対応する開口部74を通じてコネクタハウジング20内部に挿入し、また拘束部68を拘束孔76を通じてその内部に挿入することで、コネクタハウジング20に装着される。
ここでチェッカー40は、図4に示す装着状態で一対の弾性脚58がリテーナ36の図中右側、即ち相手パイプ12の挿入方向の奥側に位置した状態となる。
図8に示しているように、コネクタハウジング20にはリテーナ36における解除操作部44を嵌入させる矩形状の開口部分52に続いて、その後ろ側(図中右側)に筒壁を内外に貫通する窓部78が設けられ、この窓部78の図中上側の縁部に、チェッカー40における外向きの引掛爪64を掛止させるための引掛部80が形成されている。
そしてこの引掛部80に連続して、開口部74から挿入された弾性脚58、詳しくは外向きの引掛爪64を引掛部80まで案内する挿入ガイド82が軸直角方向に延びる形態で設けられている。
更にその後ろ側(図8(B)中右側)には、溝形状を成す引掛爪64の抜出通路84が、開口部74に到るまで軸直角方向に設けられている。
この抜出通路84は、弾性脚58の奥側への弾性変形により引掛部80から掛止解除された引掛爪64を、開口部74を通じて抜き出すためのもので、それぞれ窓部78及び開口部74に連続して形成されている。
ここでは挿入ガイド82の図中左端から抜出通路84の図中右側(後側)のストッパ壁88との間の空間が、コネクタハウジング20内部に挿入されたチェッカー40の弾性脚58先端部の軸方向の弾性変形を可能とする弾性変形空間として確保されている。ストッパ壁88は案内凹部84の一方の側壁を形成する。
すなわち、開口部74はそれぞれ、矩形状(例えばほぼ正方形状)の開口部本体75と、この開口部本体75の径方向外縁の軸方向一方側に、径方向外側に突出するように接続して形成された小さい矩形状(例えばほぼ正方形状)の通過部77と、から構成されていて、コネクタハウジング20には、開口部74の径方向外縁の凹凸形状に対応して軸直角方向(図8(A)で紙面と直交する方向)に互いに平行に延びる一対の内面が形成されている。この内面はそれぞれ、窓部78で終了していて、通過部77に対応して案内凹部(抜出通路)84を形成し、軸方向他方側でこの案内凹部84に連続して挿入ガイド82を構成している。そして、挿入ガイド82の内端面又は先端面が引掛部80を形成しているが、一対の案内凹部84の底面79間の間隔は、チェッカー40の引掛爪64の外端間の間隔に等しく又はほぼ等しく設定されている。
この実施形態では、図6に示すようにチェッカー40をコネクタハウジング20の図中上方に持ち来たし、そして一対の弾性脚58を先端側からコネクタハウジング20に設けた対応する一対の開口部74を通じて挿入し、そして例えば、弾性脚58を若干内向きに撓ませながら、外向きの各引掛爪64がコネクタハウジング20の内部に設けられた挿入ガイド82に案内されて引掛部80の位置に到り、そこで図7に示すように引掛爪64が引掛部80に軸直角方向に掛止した状態となって、チェッカー40が軸直角方向に抜止状態となる。即ちチェッカー40がコネクタハウジング20に装着状態となる。
すなわち、引掛爪64が通過部77を通過するように、チェッカー40の弾性脚58を開口部74をコネクタハウジング20内部に差し込み、引掛爪64が案内凹部84に沿って軸直角方向に移動するように、下部72の軸方向一方側の表面部を開口部74の軸方向一方側縁に沿わせて、弾性脚58をコネクタハウジング20内に挿入していく。ここで、弾性脚58の先端側が軸方向一方側にずれるように又は弾性脚51の付根側が軸方向他方側にずれるように若干傾けると、チェッカー40の拘束部68が拘束孔76内に差し込まれる。そして、上部70(上部70の先端側)が開口部74内に入り込むと、上部70は厚肉部71を有して軸方向一方側に厚く形成されているので、弾性脚58の上部70側又は上部70の先端側(中央部)は軸方向他方側に若干ずれる。しかしながら、引掛爪64は、案内凹部84又は挿入ガイド82と係合しているので、軸方向他方側に移動できない(あるいはほとんど移動できない)。また、基部60も、拘束部68が軸方向に隙間なく又はほぼ隙間なく拘束孔76に挿入されているので、やはり軸方向他方側に移動できない(あるいはほとんど移動できない)。したがって、弾性脚58は、引掛爪64を軸方向他方側に付勢するように、軸方向他方側に若干(あるいはほんの僅か)凸となってたわむこととなる。この状態で、弾性脚58がさらにコネクタハウジング20内に挿入されると、引掛爪64が案内凹部84を通過する。そうすると、弾性脚58が弾性復帰し、引掛爪64が引掛部80と掛止するように軸方向他方側にスナップ的に移動する。そして、引掛爪64と引掛部80との掛止とほぼ同時に、チェッカー40の基部60がコネクタハウジング20の外周面と接触する。
またこのとき、基部60から突き出した舌片状の拘束部68が、コネクタハウジング20の対応するスリット形状の拘束孔76に根元まで嵌り込んだ状態となり、それら拘束部68及び拘束孔76が協働してチェッカー40をコネクタハウジング20に拘束し、チェッカー40を安定した軸方向に傾きのない装着姿勢に保持する。
尚弾性脚58は、例えば、その装着状態で厚肉の上部70が開口部74あるいは開口部本体75に隙間なく又はほぼ隙間無く嵌り合った状態となり、弾性脚58の上部70が開口部74によって軸方向を含む各方向に拘束された状態となる。
このチェッカー40は、相手パイプ12の挿入時に次のように作用する。
図11はその作用を具体的に表している。
本実施形態では、相手パイプ12をコネクタハウジング20内部に図4中右方向に挿入すると、先ず環状突出部14がリテーナ保持部18内部に保持されているリテーナ36の傾斜カム面50に当接し、そしてこれを拡開させながら内向きの係合爪48を通過して、その直後に係合爪48に係合状態となり、軸方向に抜止めされる。
そして環状突出部14が係合爪48を乗り越えて図4中右方向に移動する直前で、図11(I)に示しているように環状突出部14に対しチェッカー40の弾性脚58先端部の解除作用部66が当接し、その後環状突出部14の前進移動によりチェッカー40の一対の弾性脚58又は弾性脚58の先端側が軸方向奥側に弾性変形させられる。ここでは、例えば厚肉部71が開口部74の軸方向一端縁に当接又は接触している。
そしてこれによりコネクタハウジング20の引掛部80に掛止していたチェッカー40の引掛爪64が、図11(II)に示しているように弾性脚58の軸方向の弾性変形に伴って引掛部80から掛止解除される。
引掛部80から掛止解除された引掛爪64は、相手パイプ12の完全挿入状態でコネクタハウジング20の挿入ガイド82の奥側に位置する案内凹部又は抜出通路84の位置に到り、そこでリング状の取手62を掴んでチェッカー40を挿込方向と逆方向、即ち図7中上方向に引張り操作すると、引掛爪64が抜出通路84を通って開口部74から軸直角方向に抜き出される。
即ちチェッカー40が、図12に示しているようにコネクタハウジング20から軸直角方向に取り出される。
以上のように本実施形態は、コネクタハウジング20に設けた開口部74を通じて、チェッカー40の弾性脚58をその先端側からコネクタハウジング20内部に挿入して、例えばそのほぼ全体をなす弾性脚58の挿入部分をコネクタハウジング20にて内側に保持するようになしていることから、チェッカー40装着状態で弾性脚58の例えばほぼ全体をコネクタハウジング20の内部に納めた状態とすることができる。
従ってチェッカー40を装着した状態においてクイックコネクタ装置の外観,見栄えをすっきりとした良好なものとなすことができるとともに、弾性脚58の全体がコネクタハウジング20の外周面から突出していないため、コネクタハウジング20周りに弾性脚58のための余分のスペースを確保しておく必要が無く、配管レイアウトの設計の自由度が増すとともに、配管作業に際して周辺の機器や物品が弾性脚58に当ることによって、相手パイプ12が完全に挿入されていないにも拘らずチェッカー40がコネクタハウジング20から外れてしまうおそれを解消することができる。
更に本実施形態では、相手パイプ12の挿入時に環状突出部14にて弾性脚58を軸方向奥側に弾性変形させることによって、チェッカー40の引掛爪64とコネクタハウジング20の引掛部80との掛止を解除し、チェッカー40をコネクタハウジング20から取出可能となしているため、一対の弾性脚58の例えばほぼ全体をコネクタハウジング20内部に納めているにも拘らず、相手パイプ12の挿入に基づいて容易にチェッカー40をコネクタハウジング20から取り出すことができる。
更に本実施形態では、コネクタハウジング20内部における弾性脚58の軸方向の弾性変形に基づいて、引掛爪64と引掛部80との掛止が解除され、チェッカー40が取出可能となるため、一対の弾性脚を径方向に拡開してチェッカーを取り出す場合に比べて、コネクタハウジング20周りにその弾性脚の拡径運動のための余分のスペースを確保しておかなくても良く、コネクタハウジング20周りに必要なスペースを更に狭小化することができる。
また本実施形態では、弾性脚58先端部の解除作用部66を、相手パイプ12の環状突出部14側に突出する形態で設けているため、相手パイプ12挿入時の比較的早い段階で解除作用部66を環状突出部14に当接させることができ、弾性脚58を軸方向に弾性変形させるための環状突出部14の移動ストロークを大きく取ることできる。
このようにすることで、引掛爪64と引掛部80との掛止解除をより容易に実現することができる。
また本実施形態では、コネクタハウジング20の内部に引掛爪64を引掛部80まで移動案内する挿入ガイド82を設けているとともに、その奥側に引掛爪64の抜出案内をなす抜出通路84を設けているため、チェッカー40の装着及び取出しを円滑に行うことができる。
また本実施形態では、チェッカー40の基部60に舌片状の拘束部68を設けて、これをコネクタハウジング20に設けた対応する形状のスリット形状の拘束孔76に嵌め合わせるようにしているため、チェッカー40をコネクタハウジング20に対し、しっかり拘束した状態で装着しておくことができ、その装着姿勢を安定化することができる。
これによりチェッカー40に他の物品等が当ることによってチェッカー40が傾いたり姿勢変化することにより、誤って引掛爪64が引掛部80から外れてしまうといったことをより確実に防止することができる。
次に図13及び図14は、本発明の第2の実施形態を示している。
この例は、弾性脚58挿入用の開口部74,引掛部80,挿入ガイド82,抜出通路84,スリット形状の拘束孔76をそれぞれコネクタハウジング20の周方向に180°隔たった2箇所に互いに逆向きで全体として各一対設けたもので、この場合、チェッカー40を180°隔たった各位置において逆向きにコネクタハウジング20内部に挿入し保持させることができる。
従って何れかの向きを選択してチェッカー40をコネクタハウジング20に装着しておくことで、配管作業の際にそのチェッカー40を取出作業し易い位置にコネクタハウジング20に保持させておくことができ、それ故相手パイプ12挿入時においてチェッカー40の取出作業をより行い易くすることができる。
図15は本発明の第3の実施形態を示している。
この例は、相手パイプ12に上記の環状突出部14に加えて更に別の第2の環状突出部86を設けた例である。
この第2の環状突出部86は、図15(B)に示しているようにコネクタハウジング20の軸端の挿入側の開口部内に嵌り合った状態となって、クイックコネクタ10と相手パイプ12との相互のガタツキを抑制し、より安定した接続状態でクイックコネクタ10と相手パイプ12とを接続できる利点が得られる。
図16〜図22は本発明の第4の実施形態を示している。
第4の実施形態は、第2の実施形態のチェッカー40の引掛爪64、弾性脚58、拘束部68及び取手62、コネクタハウジング20の引掛部80及び拘束孔76、そしてコネクタ本体15のニップル部16の構成を変更したものであり、その他の構成は第2の実施形態と同一である。
第4の実施形態では、コネクタ本体15の軸方向一方側に設けられたニップル部16は、リテーナ36の解除操作部44同士を結ぶ方向と平行に延びるように形成されている。
また、第4の実施形態では、チェッカー40の弾性脚58の上部70(厚肉部71)の先端側に、軸方向他方側に向かって弾性脚58の先端側に傾斜する取付ガイド面88が形成されていて、弾性脚58の引掛爪64は、この取付ガイド面88が途中まで又は全体的に開口部74内に入り込んだところで、案内凹部84を通過し、引掛部80とスナップ掛止するように構成されている。取付ガイド面88では、開口部74の軸方向一端縁の形状に対応して、先端縁及び付根側端縁の内側がそれぞれ、内側に向かって付根側に傾斜している。
図21(A)に示すように、引掛爪64の引掛部80に掛止めする掛止面90は、径方向外側又は幅方向外側に向かって弾性脚58の付根側に傾斜(図21Aでは、右側に向かって上方に傾斜)し、引掛部80も掛止面90に対応して、径方向外側に向かって弾性脚58の付根側に傾斜していて、引掛爪64又は掛止面90は引掛部80と軸直角方向内側又は弾性脚58の間隔が狭まる方向に外れないように係合して掛止状態となるように構成されている。また、引掛爪64の掛止面90の軸方向他方側は、軸方向他方側に向かって弾性脚58の先端側に傾斜して取外ガイド面92を形成していて、取外の際に、引掛爪64が挿入ガイド82に引っ掛かったままとなってしまうことが防止される。そして、掛止面90(より具体的には掛止面90の軸方向一方側)は、軸方向一方側に向かって弾性脚58の先端側に傾斜し、引掛部80も掛止面90に対応して、軸方向一方側に向かって弾性脚58の先端側に傾斜していて、引掛爪64又は掛止面90は引掛部80と軸方向一方側にも簡単に外れないように係合して掛止状態となるように構成されている。掛止面90及び引掛部80の軸方向からの傾斜角度は、例えば2度乃至10度とすることができる。また、掛止面90と引掛部80の傾斜角度が異なるように構成することでき、例えば、図21(B)に示すように、掛止面90の傾斜角度が、引掛部80の傾斜角度よりも大きくなるように設定できる。なお、図22に示すように、引掛爪64の掛止面90の外側に、弾性脚58の取出方向に突出する係合突部94を設け、引掛部80の外側に、この係合突部94を収容する係合凹部96を形成して、引掛爪64が引掛部80と径方向内側に外れないように係合して掛止状態となるように構成してもよい。
チェッカー40の取手62は、四角形状の環状体に形成されているが、取手62の第1コーナー部及び第4コーナー部の内側には、切れ込み100が設けられていて、過度の引張力が取手62に作用すると切れ込み100で取手62が切断されるように構成されている。このように構成することにより、相手パイプ12がコネクタハウジング20に十分挿入されていなくても、力任せに取手62を引っ張ると、チェッカー40がコネクタハウジング20から外れてしまうといった問題を解消できる。
チェッカー40の拘束部68の軸方向一方側面には、幅方向中央に沿って延びるように、突条102が形成されていて、拘束部68は、この突条102が、拘束孔76の軸方向一端縁の中央に形成された拘束溝104に嵌り込むように、拘束孔76に挿入される。チェッカー40は、突条102の拘束溝104への嵌り込みにより、幅方向に安定してコネクタハウジング20に取り付けられることとなる。
なお、チェッカー40の拘束部68の軸方向他方側面には、拘束部68の全体的な厚みを薄くしたまま、拘束孔76との間に遊びが生じないようにする突起条106が形成され、また、弾性脚58の上部70の軸方向一方側面には、上部70の弾性を保持したまま、十分な突出量を確保するための部分的な突部108が形成されている。
さらに、走行中の飛び石等に対する耐衝撃性や衝突安全性の観点から、図23に示すように、リテーナ保持部18の溝38の外周側壁部110を径方向外側に向かって厚く形成し、外周側壁部110の肉厚を、周囲の壁部と同程度にしておいてもよい。なお、図23中符号112は、相手パイプ12の環状突出部14よりも先端側を長く形成した場合のストッパであり、相手パイプ12の先端に当接して、過挿入を防止する機能を有する。ここでのコネクタハウジング20の変更例は、すべての実施形態について適応することができる。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれらはあくまで一例示である。
例えば上記実施形態で示したクイックコネクタ10はあくまで一例示であって、本発明はリテーナをコネクタ本体に対して軸方向に挿入して保持させる図23に示したクイックコネクタにも適用可能である。
更に上記実施形態では解除作用部を弾性脚の先端部に突出状態に設けているが、場合によってこの解除作用部を非突出形態で設けることも可能であるなど、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
以上述べたように、本発明のクイックコネクタ及びチェッカーは、例えば自動車の狭い配管スペース内で使用するのに適したものである。
本発明の第1の実施形態のクイックコネクタ装置を相手パイプ接続状態で一部切り欠いて示す図である。 同実施形態のクイックコネクタ装置の外観を相手パイプ挿入前の状態で示した図である。 図2におけるクイックコネクタ装置のチェッカーとリテーナとを取り外した状態で示す図である。 同実施形態のクイックコネクタ装置の要部断面を相手パイプ挿入前の状態で表した図である。 同実施形態のクイックコネクタ装置を内部構造を中心として表した図である。 同実施形態のクイックコネクタ装置をリテーナ及びチェッカーを外した状態で示した要部縦断面図である。 同実施形態のクイックコネクタ装置を横断面で切り欠いて示した図である。 同実施形態におけるコネクタハウジングの構造の要部を表した図である。 同実施形態におけるリテーナを単品で表した図である。 同実施形態におけるチェッカーを単品で表した図である。 同実施形態におけるチェッカーの作用説明図である。 同実施形態における図11とは異なる作用説明図である。 本発明の第2の実施形態を示す図である。 同実施形態の使用の一例を説明する説明図である。 本発明の第3の実施形態の要部を示した図である。 本発明の第4の実施形態のクイックコネクタ装置の外観を示した図である。 同実施形態におけるコネクタハウジングの構造の要部を表した図である。 同実施形態におけるチェッカーを単品で表した斜視図である。 同実施形態におけるチェッカーを単品で表した別の斜視図である。 同実施形態におけるチェッカーを単品で表した正面図である。 同実施形態におけるチェッカーの引掛爪と引掛部との掛止状態を説明する図である。 チェッカーの引掛爪と引掛部との別の掛止状態を説明する図である。 コネクタハウジングの形状の変更例を示す図である。 従来公知のクイックコネクタの一例を示した図である。 従来のクイックコネクタ装置の一例を示した図である。 図25のチェッカーの作用説明図である。
符号の説明
10 クイックコネクタ
12 相手パイプ
14 環状突出部
15 コネクタ本体
18 リテーナ保持部
20 コネクタハウジング
36 リテーナ
40 チェッカー
42 爪部
44 解除操作部
48 係合爪
74 開口部
58 弾性脚
60 基部
64 引掛爪
66 解除作用部
68 拘束部
76 拘束孔
80 引掛部
82 挿入ガイド
84 案内凹部(抜出通路)

Claims (13)

  1. (A)(a)軸方向一方側に配管用チューブの接続部を有するとともに、リテーナ保持部を備えたコネクタハウジングを軸方向他方側に有する筒状のコネクタ本体と、(b)相手パイプの抜止用の、径方向に弾性的に拡開可能な係合爪を有し、前記リテーナ保持部に軸方向に固定状態に保持されて、前記コネクタハウジング内に挿入された該相手パイプの外周面の環状突出部に対し該係合爪を収縮状態で係合させて該相手パイプを挿入位置に抜止状態に保持するリテーナと、を含み、
    (B)(イ)一対の弾性脚と、(ロ)それら弾性脚の先端部に設けられ、前記相手パイプの不完全挿入状態で前記コネクタハウジングの引掛部に掛止状態となる引掛爪と、(ハ)該相手パイプの完全挿入状態で、前記環状突出部との当接作用により前記引掛爪と引掛部とを掛止解除して前記弾性脚を前記コネクタハウジングから取出可能とする解除作用部とを有し、前記弾性脚が、中間部又は付根側に軸方向一方側への突出部又は厚肉部を備えている、前記相手パイプの挿入確認を行うためのチェッカーを装着可能なクイックコネクタであって、
    前記コネクタハウジングには、前記弾性脚を先端側から該コネクタハウジングの内部に軸直角方向に挿入させる、筒壁を内外に貫通した弾性脚挿入用の開口部を設けて、該弾性脚の挿入部分を該コネクタハウジングにて内側に保持するようになすとともに、該コネクタハウジングの内部には、該弾性脚の挿入状態で前記引掛爪を掛止させる引掛部、及び該弾性脚を該引掛爪が該引掛部に掛止する位置から掛止解除する位置まで軸方向に弾性変形可能とする弾性変形空間が設けてあり、
    前記開口部は、前記弾性脚がこの開口部に挿入されるときに前記突出部又は厚肉部が前記開口部の軸方向一方側に押し付けられながらこの開口部に入り込むように形成されている、ことを特徴とするクイックコネクタ。
  2. 請求項1において、前記コネクタハウジングの内部の前記引掛部は内向きの引掛部とされており、更に前記コネクタハウジングの内部には、前記開口部から挿入された弾性脚の先端部の前記引掛爪を前記引掛部への掛止位置まで軸直角方向に移動案内する挿入ガイドが設けてあるとともに、該挿入ガイド及び前記引掛部の奥側に、掛止解除された前記引掛爪を軸直角方向に抜き出すための抜出通路が前記挿入ガイドに続いて設けてあることを特徴とするクイックコネクタ。
  3. 請求項1又は2の何れかにおいて、前記コネクタハウジングには、前記チェッカーに突出状態に設けられた拘束部を挿入させ、該拘束部と協働して前記チェッカーの装着姿勢を安定化する拘束孔が設けてあることを特徴とするクイックコネクタ。
  4. (A)(a)軸方向一方側に配管用チューブの接続部を有するとともに、リテーナ保持部を備えたコネクタハウジングを軸方向他方側に有する筒状のコネクタ本体と、(b)相手パイプの抜止用の、径方向に弾性的に拡開可能な係合爪を有し、前記リテーナ保持部に軸方向に固定状態に保持されて、前記コネクタハウジング内に挿入された該相手パイプの外周面の環状突出部に対し該係合爪を収縮状態で係合させて該相手パイプを挿入位置に抜止状態に保持するリテーナと、を含むクイックコネクタに装着可能で、
    (B)(イ)一対の弾性脚と、(ロ)それら弾性脚の先端部に設けられ、前記相手パイプの不完全挿入状態で前記コネクタハウジングの引掛部に掛止状態となる引掛爪と、(ハ)該相手パイプの完全挿入状態で、前記環状突出部との当接作用により前記引掛爪と引掛部とを掛止解除して前記弾性脚を前記コネクタハウジングから取出可能とする解除作用部とを有する、前記相手パイプの挿入確認を行うためのチェッカーであって、
    前記弾性脚は、前記コネクタハウジングの筒壁を内外に貫通した弾性脚挿入用の開口部を通じて該コネクタハウジング内部に挿入されるものとなしてあるとともに、前記解除作用部は、前記相手パイプの挿入時に前記環状突出部への当接作用で該弾性脚を軸方向奥側に弾性変形させてそれら引掛爪と引掛部とを掛止解除し、該弾性脚を取出可能とするものとなしてあり、前記弾性脚は、中間部又は付根側に軸方向一方側への突出部又は厚肉部を有し、前記突出部又は厚肉部は、前記弾性脚が前記開口部に挿入されるときに、前記開口部の軸方向一方側に押し付けられながらこの開口部に入り込むように形成されている、ことを特徴とするチェッカー。
  5. 請求項4において、前記解除作用部は前記弾性脚の先端部で前記相手パイプの環状突出部の側に向けて軸方向に突出する形態で設けてあることを特徴とするチェッカー。
  6. 請求項4又は5において、前記一対の弾性脚を付根側で互いに連結する基部と、該基部から該弾性脚の延出方向に突出した拘束部とが設けられていることを特徴とするチェッカー。
  7. 軸方向一方側に配管用チューブの接続部が形成され、リテーナ保持部を含んだコネクタハウジングが軸方向他方側に形成されている筒状のコネクタ本体と、前記リテーナ保持部に保持されたリテーナと、を備え、一対の弾性脚及びこの一対の弾性脚の先端部にそれぞれ設けられた引掛爪を有し、前記弾性脚の中間部又は付根側に軸方向一方側への突出部又は厚肉部を備えているチェッカーが取り付けられるように構成されていて、前記リテーナが、前記コネクタハウジング内に挿入された相手パイプの外周面に形成されている環状突出部に押され、この環状突出部の通過を許容するように径方向外側に弾性的に移動する係合爪を有し、前記係合爪が、この係合爪を前記相手パイプの前記環状突出部が通過したときに、この環状突出部とスナップ係合して、前記相手パイプを抜け止めするように形成されているクイックコネクタであって、このクイックコネクタはさらに、
    前記チェッカーの前記弾性脚を先端側から前記コネクタハウジング内に挿入するための、前記コネクタハウジングに設けられた弾性脚挿入用の開口部と、
    前記弾性脚が前記開口部から前記コネクタハウジング内に挿入されたときに、前記弾性脚の前記引掛爪が前記弾性脚の取外方向に外れないように掛止される、前記コネクタハウジング内部に形成された引掛部と、を有し、
    前記引掛部は、この引掛部に掛止された前記引掛爪が、前記リテーナの前記係合爪と係合する前記環状突出部に押されることにより、軸方向一方側に移動して前記引掛部から外れる、のを許容するように形成され、
    前記コネクタハウジングは、前記引掛爪が前記引掛部から軸方向一方側に外れるまで前記弾性脚が変形又は変移したときに、この弾性脚が前記開口部から抜け出ることを許容するように形成されていて、
    前記開口部は、前記チェッカーの前記弾性脚がこの開口部に挿入されるときに、前記チェッカーの前記突出部又は厚肉部が前記開口部の軸方向一方側に押し付けられながらこの開口部に入り込むように形成されている、ことを特徴とするクイックコネクタ。
  8. 請求項7において、前記コネクタハウジングには、前記開口部から挿入された前記弾性脚のスライド部を受け入れてこの弾性脚を前記コネクタハウジング内側に案内する案内凹部が設けられ、
    前記引掛部は、前記案内凹部よりも軸方向他方側で前記コネクタハウジング内部に形成され、かつ、前記案内凹部に沿って挿入された前記弾性脚の前記引掛爪が、前記チェッカーと前記コネクタハウジング側との間の取付手段により、軸方向他方側に移動して前記引掛部に掛止される、のを許容するように形成されている、ことを特徴とするクイックコネクタ。
  9. 軸方向一方側に配管用チューブの接続部が形成され、リテーナ保持部を含んだコネクタハウジングが軸方向他方側に形成されている筒状のコネクタ本体及び前記リテーナ保持部に保持されたリテーナを有し、このリテーナが相手パイプの環状突出部とスナップ係合するように形成されたクイックコネクタに取り付けられるチェッカーであって、
    前記コネクタハウジングに設けられた弾性脚挿入用の開口部に、先端側から挿入されるように形成された一対の弾性脚と、
    一対の前記弾性脚の先端部にそれぞれ形成され、前記弾性脚が前記開口部から前記コネクタハウジング内に挿入されると、前記コネクタハウジング内部に設けられている引掛部に、前記弾性脚の取外方向に外れないように掛止される引掛爪と、を有し、
    前記引掛爪は、前記相手パイプの前記環状突出部が前記リテーナにスナップ係合すると、前記環状突出部に押されることにより前記引掛部から外れるまで軸方向一方側に移動するように形成されていて、
    前記弾性脚は、中間部又は付根側に軸方向一方側への突出部又は厚肉部を有し、前記突出部又は厚肉部は、前記弾性脚が前記開口部に挿入されるときに、前記開口部の軸方向一方側に押し付けられながらこの開口部に入り込むように形成されている、ことを特徴とするチェッカー。
  10. 請求項4、5又は9において、前記突出部又は厚肉部の先端側には、前記弾性脚の先端に向かって軸方向他方側に傾斜する挿入ガイド面が形成されている、ことを特徴とするチェッカー。
  11. 請求項4、5又は9において、前記弾性脚は、前記開口部から挿入されると、前記引掛爪が前記コネクタハウジングに設けられた案内凹部に受け入れられて、前記コネクタハウジング内に案内されるように構成され、
    前記突出部又は厚肉部は、前記案内凹部に、前記引掛爪が嵌り込んでいるうちに前記開口部に入り込み、前記弾性脚を弓形に湾曲させるように形成されていて、
    弓形に湾曲した前記弾性脚は、前記引掛爪が前記案内凹部を通過するまで前記コネクタハウジング内に挿入されると、前記引掛爪を軸方向他方側にスナップ的に移動させるように弾性復帰する、ことを特徴とするチェッカー。
  12. 請求項4,5又は9において、前記引掛爪には、前記弾性脚の取外方向の表面部の軸方向他方側個所に、軸方向他方側に向かって前記弾性脚の先端側に傾斜する取外ガイド面が形成されている、ことを特徴とするチェッカー。
  13. 請求項4、5又は9において、前記引掛爪は、前記引掛部から軸直角方向に外れない態様で、前記引掛部に掛止状態となるように形成されている、ことを特徴とするチェッカー。
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