JP5036435B2 - 弾性波デバイス、フィルタおよび分波器 - Google Patents

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Description

本発明は、弾性波デバイス、フィルタおよび分波器に関し、特に圧電材料を1対の電極で挟んだ共振器を有する弾性波デバイス、フィルタおよび分波器に関する。
移動体通信に代表される無線機器の急速な普及により、小型で軽量な共振器およびこれを組み合わせて構成したフィルタの需要が増大している。これまでは、このようなフィルタとして主に表面弾性波(SAW)デバイスを有するフィルタが使用されてきた。最近では、圧電材料を1対の電極で挟んだ弾性波デバイスが、特に高周波での特性が良好で、かつ小型化とモノリシック化が可能な素子として注目されつつある。上記弾性波デバイスとして、例えばFBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)やSMR(Solidly Mounted Resonator)等の圧電薄膜共振器がある。
フィルタの構成としては、例えば図1のように共振器を直列および並列に梯子状に接続したラダー型フィルタが良く用いられる。図1を参照に、ラダー型フィルタは、入力端子Tinと出力端子Toutとの間に直列に直列共振器S1からS3が配置される。各直列腕共振器間のノードとグランドとの間に並列共振器P1およびP2が接続される。ラダー型フィルタは、梯子の段数、直列および並列に配置する共振器の容量比を変えることにより、挿入損失や帯域外抑圧度等を容易に変化させることができる。このため、挿入損失や帯域外抑圧度等を設計する設計手順も簡便である。
非特許文献1には、FBARを用いたラダー型フィルタにおいて、ノード間またはノードと端子間に2つの共振器を直列に配置したフィルタが開示されている。
2002 IEEE ULTRASONIC SYMPOSIUM pp907-910
移動体通信や高周波無線通信で用いられるフィルタにおいて、素子(共振器)の構造による非線形性や材料の非線形性に起因した相互変調歪(IMD: Inter Modulation Distortion)や混変調歪(CMD: Cross Modulation Distortion)が生じる。これは、2周波数以上の信号がフィルタや分波器に入力した場合、それぞれの信号に対する応答以外に新たな周波数成分が発生し、それが例えば受信フィルタでノイズとして観測されてしまう現象である。
図2は、図1の共振器S1を直列に接続された2つの共振器S1aおよびS1bとした例である。このように、ラダー型フィルタのノード間またはノードと端子(第1端子または第2端子)間の共振器(例えば図1の共振器S1からS3、P1、P2)を複数の共振器(例えば図2の共振器S1aおよびS1b)に分割する。これにより、耐電力向上や大電力伝送時のIMDやCMDを改善することができる。しかしながら、図2のように共振器を分割しても、2次歪が発生してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、2次歪の発生を抑制することが可能な弾性波デバイス、フィルタおよび分波器を提供することを目的とする。
本発明は、AlNまたはZnOを含む圧電材料のc軸または分極軸の方向で前記圧電材料を1対の電極で挟んだ第1共振器と、前記第1共振器と直列に接続され、前記第1共振器と前記c軸または分極軸の同じ方向の電極が同電位となるように圧電材料を1対の電極で挟んだ第2共振器と、を具備することを特徴とする弾性波デバイスである。本発明によれば、第1共振器と第2共振器との2次歪電圧が相殺する。このため、2次歪を抑制することができる。
上記構成において、前記第1共振器と前記第2共振器との前記圧電材料を挟み前記1対の電極が重なる領域の面積は異なる構成とすることができる。この構成によれば、第1共振器と第2共振器との2次歪電圧が異なる場合も2次歪を抑制することができる。
上記構成において、前記第1共振器と前記第2共振器とのうち、電力の供給される側の一方は前記面積が他方より大きい構成とすることができる。この構成によれば、2次歪を一層抑制することができる。
本発明は、圧電材料のc軸または分極軸の方向で前記圧電材料を1対の電極で挟んだ第1共振器と、前記第1共振器と並列に接続され、前記第1共振器と前記c軸または分極軸の同じ方向の電極が逆電位となるように圧電材料を1対の電極で挟んだ第2共振器と、を具備することを特徴とする弾性波デバイスである。本発明によれば、第1共振器と第2共振器との2次歪電圧が相殺する。このため、2次歪が小さくなる。
上記構成において、前記第1共振器と前記第2共振器との前記圧電材料を挟み前記1対の電極が重なる領域の面積は略一致する構成とすることができる。この構成によれば、2次歪電圧を相殺し、2次歪を一層抑制することができる。
上記構成において、前記第1共振器および前記第2共振器は1/2λ厚み共振を使用した共振器である構成とすることができる。また、上記構成において、前記圧電材料はAlNまたはZnOを含む構成とすることができる。
本発明は、上記弾性波デバイスを具備するフィルタである。本発明によれば、フィルタの2次歪を抑制することができる。
上記構成において、入力端子および出力端子を具備し、前記弾性波デバイスは前記入力端子および前記出力端子の少なくとも一方に接続されている構成とすることができる。また、前記弾性波デバイスはラダー型フィルタ内の隣接するノード間またはノードと端子間に接続されている構成とすることができる。
本発明は、共通端子に接続する第1フィルタと、前記共通端子に接続する第2フィルタとを具備し、前記第1フィルタおよび前記第2フィルタの少なくとも一方は上記フィルタであることを特徴とする分波器である。本発明によれば、分波器の2次歪を抑制することができる。
本発明によれば、2次歪の発生を抑制することが可能な弾性波デバイス、フィルタおよび分波器を提供することができる。
以下、図面を用い本発明の実施例について説明する。
図3(a)および図3(b)はFBARを圧電材料14を1対の電極(下部電極12および上部電極16)で挟む共振器20として模式的に示した図である。図3(a)のように、FBARやSMRは共振周波数の波長(λ)の1/2が圧電材料14の厚さに相当する。つまり、1/2λ厚み共振を使用した共振器である。このため、圧電材料14の上下の面がそれぞれ+および−のいずれかに分極するように励振する。一方、図3(b)のように、2次歪の周波数の波長は圧電材料14の厚さに相当する。このため、圧電材料14の上下の面がともに+または−に分極するように励振する。圧電材料14に対称性があれば、2次モードは上下電極が同電位となるため、このような歪成分は生じないはずである。
しかしながら、良好な特性を得るため圧電材料14として窒化アルミニウム(AlN)や酸化亜鉛(ZnO)を用い、圧電材料14のc軸の方向で圧電材料14を下部電極12および上部電極16で挟んだ共振器20の場合、c軸方向の対称性が崩れ電界の分布に偏りが生じる。図3(b)のように圧電材料14のc軸配向方向を理解し易いように圧電材料14内の白矢印で示す。このとき、圧電材料14の上下に電位差が生じる。これにより発生する電圧を2次歪電圧とよび、図3(b)のように圧電材料14横の矢印で示す。図3(b)では、c軸配向方向は下部電極12から上部電極16の方向であり、この方向に2次歪電圧が発生する。
図4(a)および図4(b)は比較例1および実施例1に係るFBARを2つ直列に接続した弾性波デバイスである。図4(a)を参照に、比較例1においては、第1共振器21と第2共振器22とが直列に接続され、第1共振器21と第2共振器22とは、c軸の逆方向の電極が同電位となるように接続されている。つまり、第1共振器21のc軸配向方向の逆方向の下部電極12と第2共振器22のc軸配向方向の上部電極16(第1共振器21のc軸の逆方向の電極)とが同電位となるように接続されている。このため、第1共振器21と第2共振器22との2次歪電圧は端子T2から端子T1の方向に加わる。よって、第1共振器21と第2共振器22との2次歪電圧は強め合う。
一方、図4(b)を参照に、実施例1においては、第1共振器21と第2共振器22とが直列に接続され、第1共振器21と第2共振器22とは、c軸の同じ方向の電極が同電位となるように接続されている。つまり、第1共振器21のc軸配向方向の逆方向の下部電極12と第2共振器22のc軸配向方向の逆方向の下部電極12(第1共振器21のc軸の同じ方向の電極)とが同電位となるように接続されている。このため、第1共振器21の2次歪電圧は端子T2から端子T1の方向に加わり、第2共振器22の2次歪電圧は端子T1から端子T2の方向に加わる。よって、第1共振器21と第2共振器22との2次歪電圧が相殺する。このため、2次歪を抑制することができる。
図5(a)および図5(b)は比較例2および実施例2に係るFBARを2つ並列に接続した弾性波デバイスである。図5(a)を参照に、比較例2においては、第1共振器21と第2共振器22とが並列に接続され、第1共振器21と第2共振器22とは、c軸の同じ方向の電極が同電位となるように接続されている。つまり、第1共振器21および第2共振器22のc軸配向方向の上部電極16同士が同電位となるように接続されている。また、第1共振器21および第2共振器22のc軸配向方向の逆方向の下部電極12同士が同電位となるように接続されている。このため、第1共振器21と第2共振器22との2次歪電圧は端子T2から端子T1の方向に加わる。よって、第1共振器21と第2共振器22との2次歪電圧は強め合う。
一方、図5(b)を参照に、実施例2においては、第1共振器21と第2共振器22とが並列に接続され、第1共振器21と第2共振器22とは、c軸の同じ方向の電極が逆電位となるように接続されている。つまり、第1共振器21の上部電極16と第2共振器22の下部電極12とが接続され、第1共振器21の下部電極12と第2共振器22の上部電極16とが接続されている。このため、第1共振器21の2次歪電圧は端子T2から端子T1の方向に加わり、第2共振器22の2次歪電圧は端子T1から端子T2の方向に加わる。よって、第1共振器21と第2共振器22との2次歪電圧は相殺する。このため、2次歪を抑制することができる。以上のように、分割された共振器の電極の接続方向により2次歪を抑制することができる。
実施例3は、FBARを直列に分割したラダー型フィルタの例である。図6を参照に、実施例3は図2と同様に共振器S1が第1共振器S1aおよび第2共振器S1bに直列に分割されている。図7(a)は実施例1に係るフィルタの上視図であり、図7(b)は図7(a)のA−A断面図である。図7(a)および図7(b)を参照に、例えばシリコン等の基板10上に、例えばRu(ルテニウム)からなる下部電極12が設けられている。下部電極12上に、例えばAlNからなる薄膜の圧電材料14が形成されている。圧電材料14上に、例えばRuからなる上部電極16が形成されている。圧電材料14を挟み上部電極16と下部電極12と(1対の電極)が重なる領域17の下の基板10には空隙18が形成されている。
直列共振器S1a、S1b、S2およびS3は、隣り合う共振器のc軸の同じ方向の電極が同電位となるように接続されている。また、並列共振器P1およびP2はc軸の同じ方向の電極が逆電位となるように接続されている。入力端子Tin、出力端子Toutおよびグランド端子Gndは例えばフリップチップ実装のためのバンプである。
図6を参照に、第1共振器S1aおよび第2共振器S1bの2次歪電圧をそれぞれV1aおよびV1b、圧電材料14を挟み上部電極16と下部電極12とが重なる領域17の面積をそれぞれA1aおよびA1bとする。端子T1から端子T2に電力が供給されている場合、第1共振器S1aには第2共振器S1bより大きい電力が印加される。このため、仮に第1共振器S1aのA1aと第2共振器S1bのA1bとが同じ面積の場合、第1共振器S1aの2次歪電圧V1aは第2共振器S1bの2次歪電圧V1bより大きくなる。よって、2次歪が生じてしまう。そこで、第1共振器S1aと第2共振器S1bとの圧電材料14を挟み上部電極16と下部電極12とが重なる領域17の面積A1aとA1bとを異なるように設定する。これにより、2次歪電圧V1aとV1bとが異なる場合も、面積A1aとA1bとを適宜設定することにより、2次歪を抑制することができる。第1共振器S1aと第2共振器S1bとのうち、電力の供給される側の一方(第1共振器S1a)の面積A1aを他方(第2共振器S1b)より大きくする。これにより、第1共振器S1aの2次歪電圧V1aと第2共振器S1bの2次歪電圧V1bとを略同じ電圧とすることができる。よって、2次歪電圧V1aとV1bとが相殺し、2次歪を抑制することができる。
実施例4は、FBARを並列に分割したラダー型フィルタの例である。図8を参照に、直列共振器S1が第1共振器S1cおよび第2共振器S1dに並列に分割されている。第1共振器S1cおよび第2共振器S1dはc軸の同じ方向の電極が逆電位となるように接続されている。すなわち、第1共振器S1cは入力端子Tin側が下部電極12に、出力端子Tout側が上部電極16に接続されている。一方、第2共振器S1dは入力端子Tin側が上部電極16に、出力端子Tout側が下部電極12に接続されている。その他の構成は実施例2と同じであり説明を省略する。
実施例4によれば、図5(b)と同様に第1共振器S1cと第2共振器S1dとの2次歪電圧が相殺する。よって、2次歪を抑制することができる。また、第1共振器S1cと第2共振器S1dとの圧電材料14を挟み下部電極12と上部電極16と(1対の電極)が重なる領域17の面積が略一致する。これにより、第1共振器S1cの2次歪電圧と第2共振器S1dの2次歪電圧とをより相殺することができる。
実施例3および実施例4のように、それぞれ実施例1および実施例2に係る弾性波デバイスが入力端子Tinに接続されている。これにより、最も印加される電力の大きい共振器の2次歪電圧を相殺することができるため、2次歪の小さなフィルタを得ることができる。また、出力端子Toutに実施例1および実施例2に係る弾性波デバイスを接続してもよい。さらに、図6を参照に、実施例3および実施例4は、ラダー型フィルタ内のノードN1と入力端子Tin間の共振器を分割した例であったが、ノードN1とノードN2との間の共振器S2を分割し、実施例1または実施例2の弾性波デバイスとしてもよい。ノードN1とグランド端子間の共振器P1、ノードN2とグランド端子間の共振器P2またはノードN2と出力端子Tout間の共振器S3を実施例1または実施例2の弾性波デバイスとしてもよい。このように、ラダー型フィルタ内のノード間またはノードと端子間の共振器を直列又は並列に分割する場合に、実施例1または実施例2の弾性波デバイスを用いることにより、2次歪を抑制することができる。
実施例5は実施例3に係るフィルタを用いた分波器の例である。図9および図10はそれぞれ比較例5および実施例5の回路図である。図9を参照に、比較例5に係る分波器は、共通端子Antと送信端子Txとの間に送信フィルタである第1フィルタ31が接続されている。共通端子Antと受信端子Rxとの間に受信フィルタである第2フィルタ32が接続されている。共通端子Antとグランドとの間にインダクタL3が接続されている。第1フィルタ31は直列共振器S11、S12、S13のうち最も共通端子Ant側の共振器S11が第1共振器S11aおよび第2共振器S11bに直列に分割されている。第1共振器S11aおよび第2共振器S11bに並列にインダクタL11が接続されている。インダクタL11はインダクタL3とともに第1フィルタ31と第2フィルタ32との共通端子Antからみたインピーダンスを整合させる整合回路として機能する。さらに、インダクタL11は相手帯域の減衰量を大きくする機能を有している。並列共振器P11およびP12のグランド側はインダクタL12を介しグランドに接続される。インダクタL12は相手帯域の減衰量を大きくする機能を有している。
第2フィルタ32は直列共振器S21、S22、S23のうち共振器S21が第1共振器S21aおよび第2共振器S21bに分割されている。さらに、共振器S22が第1共振器S22aおよび第2共振器S21bに分割されている。その他の構成は第1フィルタと同じであり説明を省略する。各共振器の下または横の矢印は圧電材料のc軸配向方向を模式的に描いたものである。比較例5においては、第1共振器S11aおよび第2共振器S11bとは比較例1の弾性波デバイスを構成し、第1共振器S21aおよび第2共振器S21bとは比較例1の弾性波デバイスを構成し、第1共振器S22aおよび第2共振器S22bとは比較例1の弾性波デバイスを構成している。さらに、全ての直列共振器は2次歪電圧が強め合うように配置されている。全ての並列共振器も2次歪電圧が強め合うように配置されている。
図10を参照に、実施例5に係る分波器は、各共振器、各インダクタの接続は比較例5の図9と同じである。しかし、第1共振器S11aおよび第2共振器S11bとは実施例1の弾性波デバイスを構成し、第1共振器S21aおよび第2共振器S21bとは実施例1の弾性波デバイスを構成し、第1共振器S22aおよび第2共振器S22bとは実施例1の弾性波デバイスを構成している。さらに、全ての直列共振器は2次歪電圧を相殺するようにに配置されている。全ての並列共振器も2次歪電圧を相殺するように配置されている。
図11は、比較例5および実施例5に係る分波器の送信端子Txに周波数が1920から1980MHz、電力が25dBmの信号を入力し、共通端子Antに周波数が4020から4150MHz、電力が−21dBmの妨害波を入力し、受信端子Rxから出力される2次歪の電力(IMD2)の計算値を周波数に対し示した図である。ここで、IMD2の計算値の絶対値に対する議論は難しいが、IMD2の相対値に対する議論は可能である。図11を参照に、比較例5に対し実施例5はIMD2が小さくなっている。このように、直列に分割した共振器同士、各直列共振器同士、または各並列共振器同士を2次歪電圧を相殺するように圧電材料のc軸配向方向を設定することにより2次歪を抑制することができる。
実施例6は実施例4に係るフィルタを用いた分波器の例である。図12および図13はそれぞれ比較例6および実施例6の回路図である。図12を参照に、比較例6に係る分波器は、比較例5の図9に対し、第1フィルタ31の直列共振器S11が第1共振器S11cおよび第2共振器S11dに並列に分割されている。同様に、第2フィルタ32の直列共振器S21が第1共振器S21cおよび第2共振器S21dに並列分割されている。第1共振器S11cおよび第2共振器S11dは比較例2の弾性波デバイスを構成し、第1共振器S21cと第2共振器S21dとは比較例2の弾性波デバイスを構成している。その他の構成は比較例5と同じであり説明を省略する。
図13を参照に、実施例6に係る分波器は、実施例6の図10に対し、第1フィルタ31の直列共振器S11が第1共振器S11cおよび第2共振器S11dに並列に分割されている。同様に、第2フィルタ32の直列共振器S21が第1共振器S21cおよび第2共振器S21dに並列分割されている。第1共振器S11cおよび第2共振器S11dは実施例2の弾性波デバイスを構成し、第1共振器S21cと第2共振器S21dとは実施例2の弾性波デバイスを構成している。その他の構成は実施例5と同じであり説明を省略する。
図14は、比較例6および実施例6に係る分波器のIMD2の計算値を周波数に対し示した図である。計算方法は比較例5および実施例5と同じであり説明を省略する。また、比較例5および実施例5と同様に、IMD2の絶対値に対する議論は難しいが、IMD2の相対値に対する議論は可能である。図14を参照に、比較例6に対し実施例6はIMD2が小さくなっている。このように、並列に分割した共振器同士を2次歪電圧を相殺するように圧電材料のc軸配向方向を設定することにより2次歪を抑制することができる。
実施例1から実施例6は共振器を第1共振器および第2共振器に分割する例であったが、3以上に分割しても良い。この際、2次歪電圧が相殺されるように、各共振器の圧電材料を挟み下部電極と上部電極とが重なる領域の面積を設定する。これにより2次歪を抑制することができる。
実施例1から実施例6は、圧電材料としてAlNを用いたFBARを例に説明した。圧電材料はZnO等であってもよい。また、その他の圧電材料であっても良い。その他の圧電材料を用いる場合、実施例1から実施例6においてのc軸の方向の代わりに分極軸の方向とすることで、実施例1から実施例6と同様に、2次歪を抑制することができる。また、FBARは例えばSMRであってもよい。また圧電薄膜共振器でなくとも圧電体を1対の電極で挟む構成の弾性波デバイスに本発明を適用することができる。
実施例7および比較例7は、実施例3と同様に、ラダー型フィルタにおいて、直列共振器の1つが直列の共振器に分割された例である。図15(a)は比較例7に係るラダー型フィルタの回路図、図16(a)は実施例7に係るラダー型フィルタの回路図である。実施例3と同様に、比較例7に係るフィルタおよび実施例7に係るフィルタは、それぞれ端子T1とT2との間に直列に接続された直列共振器S1からS3並びに並列に接続された並列共振器P1およびP2を有している。共振器S1は、第1共振器S1aおよび第2共振器S1bに直列に分割されている。比較例7と実施例7とでは第1共振器S1aと第2共振器S1bの極性が異なる。図15(a)のように、比較例7では、第1共振器S1aおよび第2共振器S1bは、c軸の異なる方向の電極が同電位となるように接続されている(つまり図4(a)と同じ接続である)。実施例7では、図16(a)のように、第1共振器S1aおよび第2共振器S1bは、c軸の同じ方向の電極が同電位となるように接続されている(つまり図4(b)と同じ接続である)。
図15(b)および図16(b)は、それぞれ比較例7および実施例7の規格化周波数に対する通過特性とIMD2との計算結果を図示している。実線は通過特性、破線および一点鎖線はIMD2を示している。端子T2から800MHzから1200MHzの周波数f2の信号を入力し、端子T1から300MHzの周波数f1の妨害波を入力する。このとき端子T1に出力されるIMD2(周波数はf1+f2)をA1とし、破線で示す。端子T2に出力されるIMD2(周波数はf1+f2)をA2とし、一点鎖線で示す。
図15(b)と図16(b)とを比較すると、実施例7と比較例7とでは通過特性はほとんど変わらないが、IMD2であるA1、A2は、比較例7に対し実施例7は小さくなっている。このように、実施例7では比較例7に対し、IMD2を抑制できることが確認できた。
実施例8および比較例8は、ラダー型フィルタにおいて、直列共振器の1つが並列の共振器に分割された例である。図17(a)は比較例8に係るラダー型フィルタの回路図、図18(a)は実施例8に係るラダー型フィルタの回路図である。比較例8と実施例8とにおいては、共振器S1は、第1共振器S1cおよび第2共振器S1dに並列に分割されている。比較例8と実施例8とでは第1共振器S1cと第2共振器S1dとの極性が異なる。すなわち、図17(a)のように、比較例8では、第1共振器S1cと第2共振器1dとは、c軸の同じ方向の電極が同電位となるように接続されている(つまり図5(a)と同じ接続である)。一方、図18(a)のように、実施例8では、第1共振器S1cと第2共振器S1dとは、c軸の同じ方向の電極が逆電位となるように接続されている(つまり図5(b)と同じ接続である)。その他の構成は実施例7と同じである。
図17(b)および図18(b)は、それぞれ比較例8および実施例8の規格化周波数に対する通過特性とIMD2との計算結果を図示している。実線は通過特性、破線および一点鎖線はIMD2を示しており、比較例7および実施例7と同様である。
図17(b)と図18(b)とを比較すると、実施例8と比較例8とでは通過特性はほとんど変わらないが、IMD2であるA1、A2は、比較例8に対し実施例8は小さくなっている。このように、実施例8では比較例8に対し、IMD2を抑制できることが確認できた。
実施例9は分波器の例である。図19は実施例9に係る分波器40とIMD2の測定器を示したブロック図である。分波器40は送信フィルタ41、受信フィルタ42および整合回路43を有している。共通端子Antには整合回路43が接続され、整合回路43と送信端子Txとの間に送信フィルタ41が接続されている。整合回路43と受信端子Rxとの間に受信フィルタ42が接続されている。分波器40は、送信周波数が1920MHzから1980MHz、受信周波数が2110MHzから2170MHzの2.1GHzW−CDMA用に設計されている。送信フィルタ41として、比較例7、実施例7、比較例8および実施例8のフィルタを用い、その他の構成は同じとした分波器を作製した。送信フィルタ41および受信フィルタ42は、図7(a)、図7(b)または図8のようなFBARで構成され、図7(b)のように、圧電材料14を挟み上部電極16と下部電極12と重なる領域17の下には空隙18が形成されている。
作製した4種類の分波器について、IMD2を以下のようにして測定した。図19を参照に、信号発生回路60は周波数f1として1920から1980MHzの送信信号を生成し、パワーアンプ50は送信信号を増幅し送信端子Txに出力する。パワーアンプ50の増幅率は、共通端子Antからの出力電力が21dBmとなるように調整される。信号発生回路58は周波数f2として4030から4150MHzの妨害波信号を生成する。妨害波信号は、ハイパスフィルタ56で低周波成分を除去し、アテネータ54で振幅を制限し、電力が−15dBmの妨害波信号として共通端子Antに入力される。この状態で、受信端子Rxから出力される周波数が2110から2170MHzのIMD2信号をアテネータ52介し、スペクトラムアナライザ62用い測定した。
図20は、送信フィルタ41として、比較例7、実施例7、比較例8および実施例8のフィルタを用いた場合のIMD2の周波数依存を示す図である。比較例7および比較例8を送信フィルタ41として使用した場合に比べ、実施例7および実施例8を送信フィルタ41として使用した場合は、IMD2が約20dBm小さくなっている。このように、実施例7および実施例8を送信フィルタ41に用いた実施例9に係る分波器40は、IMD2を抑制できることがわかった。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
図1は従来のラダー型フィルタの回路図である。 図2は共振器を分割した従来のラダー型フィルタの回路図である。 図3(a)はFBARの模式図、図3(b)は2次歪を説明するための図である。 図4(a)および図4(b)はそれぞれ比較例1および実施例1に係る弾性波デバイスの模式図である。 図5(a)および図5(b)はそれぞれ比較例2および実施例2に係る弾性波デバイスの模式図である。 図6は実施例3に係るフィルタの回路図である。 図7(a)は実施例3に係るフィルタの平面図、図7(b)は図7(a)のA−A断面図である。 図8は実施例4に係るフィルタの平面図である。 図9は比較例5に係る分波器の回路図である。 図10は実施例5に係る分波器の回路図である。 図11は比較例5および実施例5のIMD2を示す図である。 図12は比較例6に係る分波器の回路図である。 図13は実施例6に係る分波器の回路図である。 図14は比較例6および実施例6のIMD2を示す図である。 図15(a)は比較例7に係るフィルタの回路図、図15(b)は通過特性およびIMD2を示す図である。 図16(a)は実施例7に係るフィルタの回路図、図16(b)は通過特性およびIMD2を示す図である。 図17(a)は比較例8に係るフィルタの回路図、図17(b)は通過特性およびIMD2を示す図である。 図18(a)は実施例8に係るフィルタの回路図、図18(b)は通過特性およびIMD2を示す図である。 図19は実施例9に係る分波器のIMD2を測定する測定系のブロック図である。 図20は実施例9に係る分波器のIMD2を示す図である。
符号の説明
10 基板
12 下部電極
14 圧電材料
16 上部電極
17 領域
18 空隙
20 共振器
21 第1共振器
22 第2共振器
31 第1フィルタ
32 第2フィルタ
Ant 共通端子
Tin 入力端子
Tout 出力端子
Tx 送信端子
Rx 受信端子
S11a、S21a 第1共振器
S11b、S21b 第2共振器
S11c、S21c 第1共振器
S11d、d21d 第2共振器

Claims (11)

  1. AlNまたはZnOを含む圧電材料のc軸または分極軸の方向で前記圧電材料を1対の電極で挟んだ第1共振器と、
    前記第1共振器と直列に接続され、前記第1共振器と前記c軸または分極軸の同じ方向の電極が同電位となるように圧電材料を1対の電極で挟んだ第2共振器と、を具備することを特徴とする弾性波デバイス。
  2. 前記第1共振器と前記第2共振器との前記圧電材料を挟み前記1対の電極が重なる領域の面積は異なることを特徴とする請求項1記載の弾性波デバイス。
  3. 前記第1共振器と前記第2共振器とのうち、電力の供給される側の一方は前記面積が他方より大きいことを特徴とする請求項2記載の弾性波デバイス。
  4. 圧電材料のc軸または分極軸の方向で前記圧電材料を1対の電極で挟んだ第1共振器と、
    前記第1共振器と並列に接続され、前記第1共振器と前記c軸または分極軸の同じ方向の電極が逆電位となるように圧電材料を1対の電極で挟んだ第2共振器と、を具備することを特徴とする弾性波デバイス。
  5. 前記第1共振器と前記第2共振器との前記圧電材料を挟み前記1対の電極が重なる領域の面積は略一致することを特徴とする請求項4記載の弾性波デバイス。
  6. 前記第1共振器および前記第2共振器は1/2λ厚み共振を使用した共振器であることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  7. 前記圧電材料はAlNまたはZnOを含むことを特徴とする請求項4または5のいずれか一項記載の弾性波デバイス。
  8. 請求項1から7のいずれか一項記載の弾性波デバイスを具備するフィルタ。
  9. 入力端子および出力端子を具備し、
    前記弾性波デバイスは前記入力端子および前記出力端子の少なくとも一方に接続されていることを特徴とする請求項8記載のフィルタ。
  10. 前記弾性波デバイスはラダー型フィルタ内の隣接するノード間またはノードと端子間に接続されていることを特徴とする請求項8または9記載のフィルタ。
  11. 共通端子に接続する第1フィルタと、前記共通端子に接続する第2フィルタとを具備し、前記第1フィルタおよび前記第2フィルタの少なくとも一方は請求項8から10のいずれか一項記載のフィルタであることを特徴とする分波器。
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