JP5033628B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スローモーション再生が可能なビデオカメラ等の高速撮像装置に関する。
近年、ビデオカメラの高性能化が進み、特にディジタル技術の進展に伴い、通常より高速で撮影するスローモーション撮影が可能となっている。特にスポーツ中継などにおいては、美しいスローモーション再生は番組製作の上で大きな特徴となる。
高速度撮影を行う場合、従来の標準のビデオ信号に対しその倍速度分の周波数帯域を持つ信号を得ることが必要である。すなわち、1/3スロー再生を得るために、3倍速の撮影をする場合には、カメラ出力として3倍速のフレームレートを有することが必要であると共に、それによって通常の3倍のデータレートが必要となる。つまり、カメラから通常のビデオ信号のフォーマットとは異なる、3倍速のデータ出力が必要であり、その信号伝送にも高速撮像専用の伝送装置が必要となる。
その課題を解決する一つの方法として、例えば、特許文献1に開示されたカメラ装置がある。図20は、このカメラ装置の構成を示すブロック図である。このカメラ装置においては、CCD撮像部101は、固体撮像素子としてCCD(Charge Coupled Device)を用いており、画像の光電変換を行う。CCD撮像部101では転送部102により駆動速度fcにて電荷転送が行われ、その撮像出力信号はA/D変換された後、フィールドメモリ103に蓄積される。
カメラ装置によって3倍速度で撮影を行う場合、即ちn=3の時には、転送部102は通常の3倍の駆動速度3fcでCCD撮像部101を駆動し、その出力信号は通常の3倍のサンプリング周波数3fcでA/D変換される。その3倍速の映像信号は、フィールドメモリ103の#1〜#3に記憶される。なお、撮像部101、転送部102、フィールドメモリ103は、制御回路105から制御信号を受けて動作する。
クロック周波数3fcでフィールドメモリ103へ映像信号の書き込みが行われると同時に、そのフィールドメモリの内容が正規のクロック周波数fcで並列に読み出され、1/n減衰器106において各々1/3に減衰されてから加算器107に送られる。従って、加算器107の出力には、フィールドメモリ103の#1〜#3の内容の平均値が正規速度で出力される。
信号切換器(セレクタ)108は、通常速度の撮影時にはその接点がa側に接しているので、CCDの転送部102からの信号は直接取り出されてカメラ信号処理回路109に送られる。一方、高速撮像時及び低速撮影時にはその接点がb側に接しているので、加算器107の出力はカメラ信号処理回路109に送られる。カメラ信号処理回路109で処理された信号は後段の回路に送られ、公知の方法で録画され又はモニタされる。
そして、高速度で撮影した信号を後から正規速度で再生するために、バッファメモリ104に高速度で映像信号を書き込んでいく。その後、撮影を停止するか、撮影中の信号に代えて、その時にバッファメモリ104に記憶されている映像信号を正規速度で読み出す。
特開平11−32241号公報(第3頁−第5頁)
上記の技術においては、高速撮像においてフィールドメモリあるいはバッファメモリ以降の回路は通常速度の動作で行うことができるが、CCD撮像部からメモリまでは、高速で動作させる必要がある。しかし、特にCCDなどの固体撮像素子からメモリへの書き込みにおいては、通常より高速のデータレートで動作させる事は非常に困難である。
本発明の目的は、高速撮像時に、メモリへの書き込みのデータレートを高速化する必要がなく、通常のデータレートでスローモーション再生可能な高データレートの画像を得られる撮像装置を提供することである。
本発明に係る撮像装置は、離散的な画素構造を有し、第1のフレームレートで撮像する通常撮像の場合には1フレームについてM個の画素に対してそれぞれの画素からのM個のサンプル点の信号をそのまま出力し、前記第1のフレームレートより大きい第2のフレームレートで撮像する高速撮像の場合には1フレームについてM個の画素に対してN個ずつの画素の信号を混合してM/N(M、Nは2以上の整数)個のサンプル点の信号を出力する撮像部と、
前記通常撮像の場合には前記撮像部からの出力信号をそのまま出力し、前記高速撮像の場合には前記撮像部からの出力信号について、各サンプル点の間に(N−1)個のサンプル点の信号を補間する補間演算を行ってM個のサンプル点の補間された信号を出力する演算部と、
を備えることを特徴とする。
また、前記撮像部は、少なくとも離散的な画素構造を有する第1の固体撮像素子と離散的な画素構造を有する第2の固体撮像素子とを含み、
前記第1の固体撮像素子と前記第2の固体撮像素子とは、それぞれ対応する画素を有し、
前記高速撮像において、前記第1の固体撮像素子において混合するN個の画素の組合せと、前記第2の固体撮像素子において混合するN個の画素の組合せとは互いに異なることが好ましい。
さらに、前記演算部は、前記補間演算において、
前記第1の固体撮像素子のサンプル点の出力信号から補間された第1の低周波成分を生成し、
前記第2の固体撮像素子のサンプル点の出力信号から補間された第2の低周波成分を生成し、
前記第1の固体撮像素子のサンプル点の出力信号と前記第2の固体撮像素子のサンプル点の出力信号とを加算して、加算した信号の高周波成分を生成し、
前記第1の低周波成分と前記高周波成分とを加算して、前記第1の固体撮像素子の信号を得ると共に、
前記第2の低周波成分と前記高周波成分とを加算して、前記第2の固体撮像素子の信号を得るものであってもよい。
またさらに、前記演算部は、前記補間演算において、
前記第1の固体撮像素子からのM/N個のサンプル点の出力信号に対して、各信号間に(N−1)個のサンプル点について0の値の信号を挿入して、全体をM個のサンプル点の信号とし、
前記第2の固体撮像素子からのM/N個のサンプル点の出力信号に対して、0でない信号のサンプル点が前記第1の固体撮像素子の出力信号とは互いにずれるようにして、各信号間に(N−1)個のサンプル点について0の値の信号を挿入して、全体をM個のサンプル点の信号とし、
前記第1の固体撮像素子の信号から補間された第1の低周波成分を生成し、
前記第2の固体撮像素子の信号から補間された第2の低周波成分を生成し、
互いに対応するサンプル点の前記第1の固体撮像素子の出力信号と前記第2の固体撮像素子の出力信号とを加算して、加算した信号の高周波成分を生成し、
前記第1の低周波成分と前記高周波成分とを加算して、前記第1の固体撮像素子の信号を得ると共に、
前記第2の低周波成分と前記高周波成分とを加算して、前記第2の固体撮像素子の信号を得るものであってもよい。
また、前記撮像部は、離散的な画素構造を有し、前記第1及び第2の固体撮像素子の各画素と対応する画素を有する第3の固体撮像素子をさらに含んでもよい。この場合に、前記演算部は、前記補間演算において、
前記第3の固体撮像素子のサンプル点の出力信号から補間された第3の低周波成分を生成し、
前記第1の固体撮像素子のサンプル点の出力信号と前記第2の固体撮像素子のサンプル点の出力信号とを加算して、加算した信号の高周波成分を生成し、
前記第3の低周波成分と前記高周波成分とを加算して、前記第3の固体撮像素子の信号を得るものであってもよい。
さらに、前記撮像部は、離散的な画素構造を有し、前記第1及び第2の固体撮像素子の各画素と対応する画素を有する第3の固体撮像素子をさらに含んでもよい。この場合に、前記演算部は、前記補間演算において、
前記第1の固体撮像素子からのM/N個のサンプル点の出力信号に対して、各信号間に(N−1)個のサンプル点について0の値の信号を挿入して、全体をM個のサンプル点の信号とし、
前記第2の固体撮像素子からのM/N個のサンプル点の出力信号に対して、0でない信号のサンプル点が前記第1の固体撮像素子の出力信号とは互いにずれるようにして、各信号間に(N−1)個のサンプル点について0の値の信号を挿入して、全体をM個のサンプル点の信号とし、
前記第3の固体撮像素子からのM/N個のサンプル点の出力信号に対して、前記第1の固体撮像素子からのサンプル点の出力信号と対応させて、各信号間に(N−1)個のサンプル点について0の値の信号を挿入して、全体をM個のサンプル点の信号とし、
前記第3の固体撮像素子の信号から補間された第3の低周波成分を生成し、
互いに対応するサンプル点の前記第1の固体撮像素子の出力信号と前記第2の固体撮像素子の出力信号とを加算して、加算した信号の高周波成分を生成し、
前記第3の低周波成分と前記高周波成分とを加算して、前記第3の固体撮像素子の信号を得るものであってもよい。
また、前記撮像部は、G、B、Rの各チャンネルに対応する第1から第3の固体撮像素子を含んでもよい。
前記撮像部は、Gチャンネルを2つに分けたG1チャンネル及びG2チャンネルに対応する第1及び第2の固体撮像素子と、Bチャンネルに対応する第3の固体撮像素子と、Rチャンネルに対応する第4の固体撮像素子とを含んでもよい。この場合、前記通常撮像時には、前記G1チャンネルと前記G2チャンネルに対応する第1及び第2固体撮像素子からの出力信号を加算してGチャンネルの信号とする。また、前記高速撮像時には、互いに対応するサンプル点の前記第1の固体撮像素子の出力信号と前記第2の固体撮像素子の出力信号とを加算した信号をGチャンネルの信号とする。
また、前記撮像部と前記演算部との間に、前記撮像部の出力信号を記憶すると共に、記憶した出力信号を前記演算部に出力する記憶部をさらに備えてもよい。この場合、前記演算部は、前記記憶部からの出力信号を演算するものであってもよい。
さらに、前記撮像部から出力するフレームレートは、前記記憶部から出力するフレームレートより大きいものであってもよい。
以上のように本発明によれば、高速撮像時に、撮像部から出力するフレームレートを大きくしながらデータレートを通常と同程度に保つことができる。これにより、高速のデータレートでの動作を必要とせずに、スローモーション再生画像を得ることができるという優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態に係る撮像装置について添付図面を用いて説明する。なお、図面において実質的に同一の部材には同一の符号を付している。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る撮像装置20の構成を示すブロック図である。この撮像装置20は、撮像部1、A/D変換器2、フレームメモリ3、バッファメモリ4、制御回路5、セレクタ6、補間回路7、セレクタ8、カメラ信号処理回路9、出力端子10を備える。
図2は、撮像部1の詳細な構成を示す概略図である。この撮像部1は、光学的な画像信号を電気信号に変換して出力するものである。その撮像方式は3個の固体撮像素子11G、11B、11Rからなる三板方式である。この撮像部1では、光学プリズム12で、レンズ(図示せず)から入射した光を緑(G)、青(B)、赤(R)の三つの色成分に分解する。また、固体撮像素子11G、11B、11Rは、それぞれG、B、Rチャンネルに相当するものであり、例えばCCD型撮像素子である。この固体撮像素子11G、11B、11Rは、離散的な画素構造を持ち、画像を空間的にサンプリングして電気信号に変換する。なお、固体撮像素子11G、11B、11Rは、駆動回路13によって駆動される。
図3は、固体撮像素子11G、11B、11Rの光電変換を行う画素の2次元配置を示す概略図である。固体撮像素子11G、11B、11Rは、それぞれ別個に配置されているが、固体撮像素子11Gの画素g11、固体撮像素子11Bの画素b11、固体撮像素子11Rの画素r11は、それぞれ光学的に同一の位置に対応する。すなわち、画素g11、b11、r11は、それぞれ空間的に同じサンプル点に対応する。
A/D変換器2によって、撮像部1の出力であるアナログ映像信号をディジタル映像信号に変換し、フレームメモリ3およびバッファメモリ4へと入力する。フレームメモリ3およびバッファメモリ4の出力はセレクタ6へと接続されている。なお、セレクタ6、8は制御回路5によって制御される。セレクタ6の出力cとセレクタ8の接点bとの間には補間回路7が設けられている。この補間回路7によって画素混合で不足している画素のサンプル点を補間演算によって補間し、元の画素数のサンプル点を得ることができる。セレクタ8の出力cはカメラ信号処理回路9に供給される。カメラ信号処理回路9では、オフセット調整、ゲイン調整、ガンマ補正、輪郭補正など、通常のカメラとして必要な信号処理が行われ、その出力信号は記録、表示可能な標準形態の映像信号となる。
<通常速度での通常撮像時の動作>
通常速度の撮像時には、制御回路5により、セレクタ6、8の接点aの入力信号が選択されており、それぞれの接点cより出力される。そこで、フレームメモリ3の出力信号が、セレクタ6、セレクタ8を通してカメラ信号処理回路9へと供給される。なお、通常速度での撮像時には、フレームメモリ3を使用する必要がない時には、フレームメモリ3をバイパスしてもよい。
次に、例えばスローモーション映像の速度比が1/2、すなわち2倍速の高速撮像を行う場合について、高速撮像時、モニタリング時、スロー再生時の各動作に分けて説明する。なお、高速撮像時の動作とは撮像部1からメモリ3、4への書き込みまでの動作に関する。モニタリング時の動作とは、フレームレートを低下させて通常と同じフレームレートでモニタリングする動作に関する。スロー再生時の動作とは、補間回路7を介してスロー再生信号を出力するまでの動作に関する。
<高速度での高速撮像時の動作>
2倍速の高速撮像時には、通常の毎秒60フレームの映像信号に対して、それより高速の毎秒120フレームの映像信号が撮像部1から出力される。この撮像信号は、A/D変換器2によりディジタル映像信号に変換され、さらにフレームメモリ3およびバッファメモリ4に書き込まれる。フレームメモリ3は、撮影時のモニタリング用途に使用され、バッファメモリ4は、スロー再生のためのバッファリングに使用される。なお、バッファメモリ4は、高速撮像時に得られる大量の情報を失わずに蓄積しておくためのメモリであるから、書き込みと読み取りを同時にできるメモリである必要はなく、単に情報を書き込めるものであればよい。
<モニタリング時の動作>
フレームメモリ3には毎秒120フレームの映像信号が書き込まれるが、モニタリング時には、そのうち毎秒60フレームの信号だけが読み出される。なお、セレクタ6、セレクタ8は、制御回路5により接点aの入力信号が選択されて、接点cより出力される。つまり、通常撮像時と同じ毎秒60フレームの映像信号がカメラ信号処理回路9へと供給され、例えばビューファインダへ信号を表示するために使用される。なお、セレクタ8において接点bを選択して、後述の補間回路7の出力信号をモニタリング用信号としてもよい。
<スロー再生時の動作>
図6の(a)は撮像部1からの出力時、(b)はバッファメモリ4への書き込み時、(c)はスロー再生時、のそれぞれの場合における時間当たりのフレーム数の関係を示す概略図である。スロー再生時の動作について、図6の(a)〜(c)を用いて説明する。撮像部1からの出力時及びメモリ4への書き込み時には毎秒120フレームのフレームレートである。一方、スロー再生時では、図6の(c)に示すように、バッファメモリ4に書き込まれた映像信号をゆっくり読み出すことにより行われる。すなわち、バッファメモリ4には毎秒120フレームの映像信号が書き込まれたが、スロー再生時には毎秒60フレームにて2倍の時間をかけて読み出す。このバッファメモリ4の再生信号が、セレクタ6を通してカメラ信号処理回路9に供給され、各種の信号処理を受け、スロー再生信号として、出力端子10より出力される。1秒間の120フレームが2秒間かけて出力されるのでスロー再生となる。その一方、通常速度のフレームレートの1秒間60フレームで再生されるので、スムーズで美しいスロー再生映像が得られる。
<画素混合について>
高速撮像を行う時には、撮像部1の固体撮像素子11G、11B、11Rにおいて複数画素について信号電荷を加算して出力する。たとえば、水平2画素の信号電荷を加算すれば、撮像素子から出力する画素数は1/2となるので、通常と同じ駆動クロックで駆動してもその出力に要する時間は1/2でよい。すなわち、フレームレートを2倍にしても、1フレーム当たりの画素数を1/2にすることができるので、固体撮像素子11G、11B、11Rからの信号のデータレートは同じでよい。すなわち、高速撮像時にフレームメモリ3およびバッファメモリ4に書き込まれる映像信号は、フレームレートは2倍ながら通常撮像時と同じ画素レートとすることができる。
次に、図7を用いて、画素混合及び補間処理による1フレーム当たりの画素数の変化を説明する。図7(a)は、通常撮像時のフレーム毎の画素数の関係を示す概略図である。図7(b)は、高速撮像時のメモリ書き込み時におけるフレーム毎の画素数の関係を示す概略図である。図7(c)は、補間回路からの出力時のフレーム毎の画素数の関係を示す概略図である。高速撮像時には、図7(b)に示すように通常撮像時(図7(a))に比べると、画素混合によって1フレーム当たり1/2の画素数となり、データレートを抑制できる。また、その後の補間処理によって図7(c)に示すように、1フレーム当たり通常撮像時と同じ画素数とすることができる。
水平方向に隣接した2画素の信号電荷を加算するには、水平CCDの最終電極に印加されるパルスおよびリセットトゲート電極に印加されるリセットパルスのタイミングを、水平CCDの転送電極に印加される駆動パルスの2倍の周期にする。水平CCDの転送電極に印加される駆動パルスの周期は、一画素の信号電荷を個別に出力する場合の周期と同じであるが、最終電極に印加されるパルス、およびリセットゲート電極に印加されるパルスの周期は、信号電荷を個別に出力する場合の2倍に設定されている。これにより、CCDを転送されてきた信号電荷は、隣接する2画素分の信号電荷が最終電極下で加算された上で転送される。なお、この画素混合に関しては、例えば特開2000−174253号公報に詳細な記載がある。
また、書き込まれた映像信号のサンプル数が通常の1/2なので、フレームメモリ3およびバッファメモリ4から信号を読み出す時には、2クロックに1回の割合で信号を出力する。この出力信号は、補間回路7において、不足している画素のサンプル点が補間演算により生成され、通常と同じ画素数のサンプル点を得ることができる。セレクタ8は、制御回路5により接点bの入力信号が選択されており、接点cより出力され、カメラ信号処理回路9により各種の信号処理を受ける。
すなわち、高速撮像時にはフレームメモリ3の出力信号が補間回路7により補間処理を受けてビューファインダ(図示せず)への信号となり、スロー再生時にはバッファメモリ4の出力信号が補間回路7により補間処理を受けてスロー再生信号となる。
次に、画素とバッファメモリ4に書き込まれる映像信号との関係について、図8を用いて説明する。
(a)通常速度の通常撮像時の動作においては、図8(a)に示すように固体撮像素子11Gからの出力信号は、固体撮像素子11Gの各画素に対応して、g11、g12,g13・・・の連続する画素について1行づつ順番に読み出される。この信号がバッファメモリ4に書き込まれる。
(b)一方、2倍速の高速撮像時には、固体撮像素子11Gにおいて画素混合しているので、その出力信号は各行の画素数が1/2となる。そのため、高速撮像時には、水平2画素について画素混合され、図8(b)のように、g11,g13・・・のようにとびとびのサンプル点の信号がバッファメモリ4に書き込まれる。なお、画素混合後の信号は、画素混合する組合せの左側の画素で表現しており、例えば、画素g11と画素g12を混合したサンプル点をg11と表している。そこで、Gチャンネルについては図8(b)に示されるとびとびのサンプル点の信号がバッファメモリ4に書き込まれる
(c)また、Rチャンネルでの画素混合について、Gチャンネルの画素混合する画素の組合せに対して画素混合する画素の組合せをずらせている。つまり、Gチャンネルの画素混合後のサンプル点はg11であるに対して、Rチャンネルの画素混合後のサンプル点はr12となる。このr12は、画素r12の信号と画素r13の信号とを加算した信号加算後のサンプル点である。そこで、Rチャンネルについては図8(c)に示されるとびとびのサンプル点の信号がバッファメモリ4に書き込まれる。
(d)各サンプル点の信号を読み出す周期、すなわち画素レート(データレート)を同じとすると、画素混合時には全画素の信号を読み出す場合と比べて1/2の時間で第1ラインの信号出力が終わる。すなわち、通常動作における1ライン分の読み出す時間にて、画素混合時には2ライン分の信号を読み出す事ができる。つまり、通常動作にて毎秒60フレームの信号の場合、2画素混合した場合には毎秒120フレームの信号がバッファメモリ4に書き込まれる。
(e)次に、バッファメモリ4からの出力時には、図8(d)、(e)のように、書き込むときと比較して画素レートを1/2とし、1ライン分の時間を通常動作時と同じになるようにする。すなわち、書き込み時には毎秒120フレームの信号が、毎秒60フレームとして読み出され、2倍のスロー再生した信号を得ることができる。
<画素混合による解像度劣化の問題>
本発明者は、固体撮像素子11G、11B、11Rにおいて、画素混合により2画素の信号を加算して画素数を減らしているので、実質的なサンプリング周波数が低くなり、解像度が悪くなるという問題を見出した。図4の(a)は、画素混合前の信号の周波数に対する信号の関係を示す概略図である。図4の(b)は、画素混合後の信号の周波数に対する信号の関係を示す概略図である。画素混合前には、各々の固体撮像素子において、画素と画素の間隔に相当するサンプリング周波数をfS0とすると、固体撮像素子の各画素による空間サンプリングにより、得られる映像信号は図4の(a)のようになる。なお、fN0はfS0/2であり、ナイキスト周波数である。
水平方向の2画素の信号を混合する処理は、一種のローパスフィルタ処理であり、その結果、画像混合後の信号のスペクトルは、図4(b)に示すように、ナイキスト周波数fN0付近が減衰したものとなる。さらに、2画素混合したことにより、空間的なサンプリング間隔が2倍になるので、新たなサンプリング周波数fS1は、fS0/2となり、その結果、画素混合後の信号のスペクトルは、図4(c)のように、fS1に新たな折り返し成分MoGが生まれるという問題を生じる。
本実施の形態1に係る撮像装置20では、上述の高速撮像時に水平方向に2画素混合するときに、GチャンネルとR、Bチャンネルとで混合する画素の組合せを互いに変えている。図3において破線で示すように、Gチャンネルではg11+g12、g13+g14、g15+g16の各画素の組合せで水平方向に2画素の信号を混合する。一方、Bチャンネルでは、b12+b13、b14+b15の各画素の組合せで混合する。このようにBチャンネルでは、混合する画素の組合せをGチャンネルとずらして画素混合する。RチャンネルもBチャンネルと同様に、混合する画素の組合せをGチャンネルとずらして画素混合する。
画素混合後のサンプル点は、図3の●に示すように2画素間隔であるが、GチャンネルとRチャンネルでは、そのサンプル点の位置が1画素分ずれて位置している。すなわち、画素混合後のサンプル点は、GチャンネルとRチャンネルとでは、いわゆる画素ずらしサンプリングとなる。
画素混合する画素の組合せを変えたGチャンネルとRチャンネルとでは、2画素混合後のサンプル点が180度ずれている。そのため、GチャンネルとRチャンネルとでは、新たなサンプリング周波数fS1における折り返し成分は、図4(c)のMoGとMoRに示すようにそれぞれの位相が互いに反転している。そこで、本発明者は、GチャンネルとRチャンネルの信号とを加算することにより、サンプリング周波数fS1における折り返し成分を打ち消すことができることを見出した。なお、折り返し成分MoGとMoRが多く含まれるのは、新たなサンプリング周波数fS1を中心とする、高周波領域である。
<補間処理時の画素ずらし>
図5は、補間回路7の構成を示すブロック図である。補間回路7における補間演算において、画素ずらし処理を行う。まず、G、B、R各チャンネルの信号について、0挿入回路71Gにて画素混合後のサンプル点の間に「0」を挿入して、サンプリング周波数を2倍にする。ただし、GチャンネルとRおよびBチャンネルとでは、画素混合後のサンプリング位置が半周期ずれているので、「0」挿入の方法により時間軸を揃える。すなわち、Gチャンネルの信号が存在するサンプル点について、RおよびBチャンネルの対応するサンプル点に「0」を挿入する。一方、RおよびBチャンネルの信号が存在するサンプル点について、Gチャンネルの対応するサンプル点に「0」を挿入する。
「0」挿入後の各チャンネル映像信号は、ローパスフィルタ72G、72B、72Rにより、それぞれの信号の低周波数成分だけを取り出される。一方、高周波成分については、画素混合によって生じる折り返し信号を打ち消すために、例えばGチャンネルとRチャンネルの信号を加算器70において加算する。加算器70の出力信号は、ハイパスフィルタ73により信号の高周波成分が取り出される。この高周波成分は、Gチャンネル、Rチャンネル、Bチャンネルの全てについて共通するとみなすことができる。そこで、加算器74G、74B,74Rにおいて、上記共通の高周波成分と各チャンネルの低周波数成分とをそれぞれ加算して、各チャンネルの補間された信号を得る。
以下に、補間回路7の補間演算について図9を用いて説明する。
(a)Gチャンネルにおいては、バッファメモリ4から、図9(a)に示すように、水平2画素について画素混合されたサンプル点がとびとびに配置された信号が出力される。
(b)図9(a)の信号について、補間回路7における0挿入回路71Gにより1画素おきに「0」が挿入され、図9(b)に示す信号が得られる。
(c)次いで、図9(b)の信号がローパスフィルタ72Gを通過することにより「0」の部分について、g12’、g14’・・・のように補間された低域信号が生成され、図9(c)に示す信号が得られる。
(d)Gチャンネルと同様に、Rチャンネルでは、バッファメモリ4から、図9(d)に示すように、水平2画素について画素混合されたサンプル点がとびとびに配置された信号が出力される。
(e)図9(d)の信号について、補間回路7における0挿入回路71Rにより1画素おきに「0」が挿入され、図9(e)に示す信号が得られる。
(f)そして、図9(e)の信号がローパスフィルタ72Rを通過することにより「0」の部分について、r11’、r13’・・・のように補間された低域信号が生成され、図9(f)に示す信号が得られる。
(g)加算器70では、0挿入回路71Gで0挿入処理された図9(b)の信号と、0挿入回路71Rで0挿入処理された図9(e)の信号とを加算して、図9(g)のようにGチャンネルのデータとRチャンネルのデータとが交互に存在する信号が得られる。
(h)図9(g)の信号について、ハイパスフィルタ73により高周波成分だけを取り出す。この高周波成分は、各チャンネルで共通するものと見なすことができる。
(i)上記共通する高周波成分を各チャンネルの低周波成分に加算して、各チャンネルにおいて折り返し成分の少ない信号を得ることができる。
以上により、不足する画素を補間して、1フレームについて全ての画素についての信号を得ることができる。
以上のように、この撮像装置20では、高速撮像時において、撮像部1の固体撮像素子において水平2画素の信号を加算することにより、高いフレームレートを実現しながら、画素レートが高くなることを抑えることができる。また、GチャンネルとR、Bチャンネルとで画素混合の組合せを変え、補間演算で画素ずらしを行って折り返し成分を抑制した高域成分を得ることにより、画素混合によって生じたサンプリング周波数についての折り返し成分の発生を小さくすることができる。
なお、水平方向の画素混合に代えて垂直方向の画素混合を行ってもよい。垂直方向に隣接した2画素の信号電荷を加算するためには、例えば、水平ブランキング期間内に垂直CCD内の信号電荷を2回転送すればよい。光電変換素子から垂直CCDへ読み出された信号電荷は、水平ブランキング期間に垂直CCDの転送電極にパルスを2回印加することにより垂直CCD内を2画素分転送される。この時、各垂直CCDの最終段の信号電荷、およびその前段の信号電荷は連続して水平CCDに転送され、水平CCD内で加算される。垂直CCDより2行分の信号電荷を受け取った水平CCDは、これを出力部へ順次転送する。垂直方向で隣接する2画素分の電荷が加算されているので、全画素の信号電荷を出力するために必要な水平転送の回数は、各画素の信号電荷を個別に出力する場合の1/2である。したがって、全画素の信号電荷を出力するために必要な時間も1/2になる。
さらに高速撮像を行うために、水平2画素、垂直2画素の計4画素の信号電荷を加算すれば、撮像素子から出力する画素数は1/4となり、4倍速の高速撮像が可能となる。
さらに、撮像部の撮像デバイスとしてはCCDに限定するものではなく、例えばディジタル信号を出力するCMOS型撮像素子でも同様の効果を実現することができる。
なお、本実施の形態のように、高速撮像時のフレームレートが通常撮像時のフレームレートの整数倍のフレームレートである場合において制御が簡単となるが、整数倍のフレームレートに限定するものではない。
<撮像方法>
次に、本発明の実施の形態1に係る撮像方法について説明する。図10は、実施の形態1に係る撮像方法のフローチャートである。
(a)第1の固体撮像素子において混合するN個の画素の組合せと、第2の固体撮像素子において混合するN個の画素の組合せとは互いに異なるように画素混合して出力する(S01)。画素混合することによって1フレーム当たりの画素数を減らすことができるので、フレームレートを大きくしながら、データレートを抑制することができる。また、画素混合する画素の組合せを変えることで画素混合後のサンプル点をずらすことができる。
(b)各サンプル点の間に(N−1)個のサンプル点の信号を補間する補間演算を行って補間された信号を出力する(S02)。補間演算によって画素混合で減った画素数を元の画素数に戻すことができる。また、上述のように画素混合の組合せを変え、画素ずらししたサンプル点を用いることで画素混合によって生じる周波数の折り返し成分を小さくすることができる。
以上の撮像方法によって、補間された信号を得ることができる。
<補間演算の方法>
図11は、補間演算の詳細を示すフローチャートである。
(a)第1及び第2の固体撮像素子のサンプル点の出力信号から補間された第1及び第2の低周波成分をそれぞれ生成する(S11)。
(b)第1の固体撮像素子のサンプル点の出力信号と第2の固体撮像素子のサンプル点の出力信号とを加算する(S12)。
(c)加算した信号の高周波成分を生成する(S13)。この高周波成分は、各固体撮像素子からの出力について共通するものと考えられる。
(d)第1の低周波成分と高周波成分とを加算して、第1の固体撮像素子の信号を得る(S14)。
(e)第2の低周波成分と高周波成分とを加算して、第2の固体撮像素子の信号を得る(S15)。
以上によって補間演算された信号を得ることができる。
図12は、補間演算において、0挿入処理すると共に、0でないサンプル点をずらして加算する場合のより詳細な補間演算のフローチャートである。
(a)第1の固体撮像素子からの出力信号に対して、各信号間に(N−1)個のサンプル点について0の値の信号を挿入する(S21)。
(b)第2の固体撮像素子からの出力信号に対して、0でない信号のサンプル点が第1の固体撮像素子の出力信号とは互いにずれるようにして、各信号間に(N−1)個のサンプル点について0の値の信号を挿入する(S22)。
(c)第1の固体撮像素子の信号から補間された第1の低周波成分を生成する(S23)。
(d)第2の固体撮像素子の信号から補間された第2の低周波成分を生成する(S24)。
(e)互いに対応するサンプル点の第1の固体撮像素子の出力信号と第2の固体撮像素子の出力信号とを加算する(S25)。
(f)加算した信号の高周波成分を生成する(S26)。
(g)第1の低周波成分と高周波成分とを加算して、第1の固体撮像素子の信号を得る(S27)。
(h)第2の低周波成分と高周波成分とを加算して、第2の固体撮像素子の信号を得る(S28)。
以上によって、補間演算において、0挿入処理を行って、補間された信号を得ることができる。
(実施の形態2)
図13は、本発明の実施の形態2における撮像装置20aの構成を示すブロック図である。この撮像装置20aは、撮像部1a、A/D変換器2、制御回路5、補間回路7a、セレクタ8、カメラ信号処理回路9、出力端子10、加算回路21を備える。この撮像装置20aは、実施の形態1に係る撮像装置と比較すると、撮像部1aが3板方式ではなく、いずれか一つの色チャンネル、例えばGチャンネルを2つのチャンネルG1、G2に分ける4板方式である点で相違する。さらに、フレームメモリ3及びバッファメモリ4を有しておらず、その一方、加算回路21を備える点においても相違する。
図14は、撮像部1aの構成を示す概略図である。この撮像部1aは、光学的な画像信号を電気信号に変換して出力するものである。その撮像方式は実施の形態1の撮像装置における撮像部とは異なり、4個の固体撮像素子からなる四板方式である。この撮像部1aでは、レンズ(図示せず)から入射した光は、光学プリズム12で色毎に分解され、それぞれの固体撮像素子11R、11G1、11G2、11Bで結像される。光学プリズム12は、4つのガラスブロックから構成されており、それぞれの境界面には薄膜が多層に蒸着され特定の波長の光が反射され、残りの波長の光が透過されるようになっている。すなわち、入射光は第1の蒸着面で青(B)成分が反射、残りの成分が透過される。第2の蒸着面では、赤(R)成分が反射、残りの緑(G)成分が透過される。第3の蒸着面は、波長選択性のないハーフミラーで緑色の1/2が反射、残りの1/2が透過される。
固体撮像素子11G1、11G2は、Gチャンネルに相当し、固体撮像素子11B、11Rは、それぞれB、Rチャンネルに相当する。これらは例えばCCD型撮像素子であり、離散的な画素構造を持ち、画像を空間的にサンプリングして電気信号に変換する。なお、駆動回路13によって固体撮像素子11G1、11G2、11B、11Rを駆動する。また、図15に示すように、4つの固体撮像素子11G1、11G2、11B、11Rの画素配置は、すべて光学的に同じ位置に対応する。すなわち、入射光は光学プリズム12によって4つの光信号に分割されて、固体撮像素子11G1、11G2、11B、11Rにおいて結像するが、図15における画素gf11、gs11、b11、r11は、それぞれ光学的に同じ位置をサンプリングする。撮像部1aの固体撮像素子11G1、11G2、11B、11Rに対応して、G1、G2、B、Rの4つの映像信号が出力信号となる。
<画素混合>
この撮像装置20aでは、高速撮像を行う時には、実施の形態1と同様に、撮像部1aの固体撮像素子11G1、11G2、11B、11Rにおいて2画素の信号電荷を加算して出力する。たとえば、水平2画素の信号電荷を加算すれば、固体撮像素子から出力する画素数は1/2となるので、通常と同じ駆動クロックで駆動すると、その出力に要する時間は1/2となる。そこで、フレームレートを2倍にしても、固体撮像素子11G1、11G2、11B、11Rからの信号レート(データレート)は通常速度の撮影時と同じにすることができる。
<画素混合の組合せ>
本実施の形態2に係る撮像装置20aでは、水平方向に2画素混合するときに、G1チャンネルとG2チャンネルにおいて混合する画素の組合せを変えている。すなわち、図15において破線で示すように、G1チャンネルではgf11+gf12、gf13+gf14、gf15+gf16という組合せで水平方向に2画素の信号を混合するが、G2チャンネルでは、gs12+gs13、gs14+gs15というように混合する画素の組合せをずらしている。なお、RチャンネルとBチャンネルにおいては、G1チャンネルと同様の組合せで画素混合する。
画素混合後のサンプル点は、図15の●に示すように2画素間隔となるが、G1チャンネルとG2チャンネルでは、そのサンプル点の位置が1画素分ずれて位置している。すなわち、画素混合後のサンプリング点は、G1チャンネルとG2チャンネルでは、いわゆる画素ずらしサンプリングとなる。そこで、G1チャンネルとG2チャンネルの信号を重ね合わせることにより、画素混合しながらも、画素混合する前と同じ水平画素数を得ることができる。これは、実施の形態1と同様に、2画素混合したことにより生じた折り返し成分を打ち消すことに相当する。特に、本実施の形態2では、同じG信号同士について画素ずらしして加算するので、折り返し成分を完全に打ち消すことができる。
次に、本実施の形態による撮像装置の動作について、以下に図13を適宜参照し説明する。
<通常撮像時の動作>
まず、通常速度での通常撮像の動作について説明する。図13において、撮像部1aの出力信号はA/D変換器2によりディジタル映像信号に変換され、さらに加算回路21へと入力される。加算回路21では、二つのGチャンネル信号G1、G2をそれぞれのサンプル点を加算して、G信号を生成する。図15を用いて説明したように、二つのGチャンネルの固体撮像素子11G1、11G2の各サンプル点はそれぞれ対応するサンプル点なので、加算すると信号量が2倍になる。Gチャンネル成分を二つの固体撮像素子で分担するので、最大飽和信号レベルが2倍となり、ダイナミックレンジが増大する。なお、RチャンネルとBチャンネル信号は、そのまま出力する。通常速度の通常撮像時には、セレクタ8は制御回路5により接点aの入力信号が選択されており、加算回路21の出力が接点cより出力され、カメラ信号処理回路9により各種の信号処理を受け、出力端子10より出力される。
<高速撮像時の動作>
次に、例えば通常速度に対してスローモーション映像の速度比が1/2、すなわち2倍速の高速撮像を行う場合を説明する。2倍速の高速撮像時には、通常の毎秒60フレームに対して、毎秒120フレームの映像信号を撮像部1aから出力する。ただし、前述したように、撮像部1aでは各固体撮像素子において水平方向に2画素ずつの画素混合を行い、1フレームの出力サンプル数を1/2とする。この撮像部1aの出力信号はA/D変換器2によりディジタル映像信号に変換され、さらに補間回路7aへと入力される。なお、撮像部1aから出力される信号は、フレームレートが通常撮像時の2倍であるが、通常撮像時と同じ画素レートである。また、A/D変換器2におけるサンプリング周波数は、通常撮像時と同じである。
図16は、補間回路7aの構成を示すブロック図である。この補間回路7aでは、G1、G2、B、R各チャンネルの入力信号について、まず0挿入回路71G1、71G2、71R、71Bにて1画素毎に「0」を挿入して、画素レートを2倍とする。ただし、G1チャンネルとG2チャンネルでは、前述のように画素混合後のサンプル点が半周期ずれているので、「0」挿入後に時間軸が揃うように、「0」を挿入する。すなわち、G1チャンネルの信号が存在するサンプル点について、G2チャンネルの対応するサンプル点に「0」を挿入する。一方、G2チャンネルの信号が存在するサンプル点について、G1チャンネルの対応するサンプル点に「0」を挿入する。なお、BおよびRチャンネルでは、画素混合後のサンプル点は、G1チャンネルのサンプル点と対応するので、BおよびRチャンネルについてもG1チャンネルと同様に各サンプル点の間に「0」挿入を行う。
G1チャンネルの信号とG2チャンネルの信号とは、上述の0挿入処理後に、加算器70において加算される。「0」挿入処理後の信号は、交互に信号と「0」が存在するが、上述のように、G1チャンネルとG2チャンネルとでは信号のあるサンプル点が互いにずれている。そのため、G1チャンネルの信号とG2チャンネルの信号とを加算後の信号は、G1チャンネルの信号とG2チャンネルの信号を交互に選択したものと等しい。この加算器70の出力は、補間回路7aのGチャンネルの出力信号となる。また、この加算器70の出力についてハイパスフィルタ73により、高域信号だけが取り出される。
一方、BおよびRチャンネルの信号は、それぞれローパスフィルタ72B、72Rにより、信号の低周波数成分だけが取り出される。そして、加算器74B及び加算器74Rにおいて、ハイパスフィルタ73の出力信号が加算されて、BおよびRチャンネルの出力信号となる。すなわち、折り返し信号を打ち消したG信号の高域信号をBおよびRチャンネルの高域信号と共通するものとみなすことができる。そこで、この共通する高域信号をBおよびRチャンネルの低周波成分とそれぞれ加算して、BおよびRチャンネルの補間された信号を得ることができる。これにより高速撮像時に撮像部1aで画素混合によって1/2の画素数となった映像信号は、補間回路7aにおいて補間されて通常撮像時と同数のサンプル点の信号となって出力される。なお、フレームレートが通常の2倍なので、画素レートも通常の2倍となる。
セレクタ8は、制御回路5により接点bの入力信号が選択されて接点cより出力される。そこで、補間回路7aの出力信号は、カメラ信号処理回路9により各種の信号処理を受け、2倍速の高速撮像信号として出力端子10より出力される。出力端子10には、半導体メモリやハードディスク装置、あるいはVTRなどの記録装置が接続され、2倍速の高速撮像信号を記録する。この記録された信号を、通常のフレームレートで再生すると、2倍のスロー再生信号を得ることができる。
以上のように、高速撮像時において、固体撮像素子において信号加算することにより、画素レートが高くなることを抑えることができる。また、画素混合の組合せをG1チャンネルとG2チャンネルとで変えている。この画素混合後のG1チャンネルとG2チャンネルの信号を加算することでナイキスト周波数に対する折り返し成分の発生を小さくすることができる。
以上の例では、水平方向に2画素混合する場合を説明したが、別の形態として垂直方向に2画素混合してもよい。その場合でも、フレームレートを通常の2倍にできる効果は同様である。なお、この場合には補間回路7における「0」挿入は、垂直方向における動作が必要であり、ローパスフィルタ72B、72R、およびハイパスフィルタ73のフィルタ動作も垂直フィルタの動作が必要である。
なお、高速撮像時において信号サンプル数を1/2にする方法として、前述の図15では2画素混合の方法を説明したが、別の方法としては図17に示す方法もある。これは、水平方向2画素につき1画素のみを信号として用いて、もう片方の1画素は捨てて信号として使わない方法である。例えば、図17において●印が信号として使用する画素であり、×印の画素は使用しない画素である。この不要な×印の画素では、例えば電子シャッター動作により、その信号電荷を排出すればよい。この図17に示す方法では、半分の画素の信号を使用しないため、画素混合で信号電荷を加算する場合に比べて感度が1/2になるという欠点があるが、画素混合しないので、水平方向の周波数特性が劣化しない、という長所がある。
(実施の形態3)
図18は、本発明の実施の形態3における撮像装置20bの構成を示すブロック図である。この撮像装置20bは、撮像部1a、A/D変換器2、バッファメモリ4、制御回路5、補間回路7a、セレクタ8、カメラ信号処理回路9、出力端子10、加算回路21を備える。この撮像装置20bは、実施の形態2に係る撮像装置と異なる点は、バッファメモリ4を有する点である。この撮像装置20bの動作について、図18を適宜参照して説明するが、図13と同じ構成要素については、その説明を一部省略する。
撮像部1aは、実施の形態2と同じ4板撮像方式の構成であり、高速撮像時の画素混合についても同様であるので説明を省略する。
また、通常速度における通常撮像時の動作についても、実施の形態2と全く同様であるので説明を省略する。
次に、例えばスローモーション映像の速度比が1/2、すなわち2倍速の高速撮像を行う場合を、高速撮像時とスロー再生時に分けて説明する。
<高速撮像時の動作>
まず、高速撮像時には、撮像部1aでは、実施の形態2と同様に水平方向に2画素ずつの画素混合を行い、出力サンプル数が1/2となった毎秒120フレームの映像信号を出力する。撮像部1aの出力信号は、A/D変換器2によりディジタル映像信号に変換され、さらにバッファメモリ4に書き込まれる。本実施の形態では、このバッファメモリ4をスロー再生のためのバッファとして使用する。すなわち、スロー再生すべき高速撮像した映像信号は、バッファメモリ4に一旦記憶される。
<スロー再生時の動作>
続いて、スロー再生時の動作を説明する。スロー再生は、バッファメモリ4に書き込まれた映像信号をゆっくり読み出すことにより行われる。すなわち、バッファメモリ4には毎秒120フレームの映像信号が書き込まれたが、スロー再生時には毎秒60フレームにて2倍の時間をかけて読み出す。このバッファメモリ4の再生信号が、補間回路7aへと入力される。セレクタ8は、制御回路5により接点bの入力信号が選択されて接点cより出力される。補間回路7aの出力信号は、カメラ信号処理回路9により各種の信号処理を受け、出力端子10より出力される。バッファメモリ4の出力信号は、1フレーム当たり1/2の画素数となった毎秒60フレームの映像信号であり、補間回路7aにおいて実施の形態2と同様の動作により、その出力信号は不足しているサンプル点について補間演算により生成され、高速撮像時と同じサンプル点の数となる。上述のようにバッファメモリ4を用いて記録再生することにより、出力端子10からは、2倍のスロー再生信号を得ることができる。
以上のように、高速撮像時において、固体撮像素子において画素混合による信号加算により画素レートが高くなることを抑えることができる。また、G1チャンネルとG2チャンネルとで画素混合する組合せを変えることで折り返し成分の少ない映像信号を得ることができる。さらに、バッファメモリ4を備えるので外部に半導体メモリやハードディスク装置等の記憶装置を必要とせずにスロー再生が可能となる。
なお、上記の説明では、高速撮像時にはバッファメモリ4に映像信号を書き込むので撮影時の画像をモニタできない。そこで、バッファメモリ4として、書き込みと読み出しが同時に可能な、例えばデュアルポート仕様のメモリを使用することにより、この課題を解決できる。すなわち、毎秒120フレームの映像信号をバッファメモリ4に書き込みながら、2フレームにつき1フレームだけを間引いて2倍の時間をかけて読み出す事により、毎秒60フレームの映像信号を出力することが可能となる。
また、別の方法として、実施の形態1と同様に、図19に示すようにフレームメモリ3を撮像装置20cの構成に追加してもよい。この場合には、バッファメモリ4は高速撮像信号を記録するだけに使用され、高速撮像時のモニタ用にはフレームメモリ3を使用する。すなわち、高速撮像時にはセレクタ6の接点はaが選択され、セレクタ8の接点はbが選択され、毎秒120フレームの映像信号をフレームメモリ3に書き込みながら、2フレームにつき1フレームだけを間引いて2倍の時間をかけて読み出し、補間回路7aにより不足したサンプル点の信号を得ることにより、毎秒60フレームのモニタ用映像信号を出力することが可能となる。
本発明に係る撮像装置は、美しいスローモーション再生を実現できるビデオカメラ等の高速撮像装置として有用である。
本発明の実施の形態1における撮像装置の構成を示すブロック図である。 図1の撮像装置における撮像部の構成を示すブロック図である。 図2の撮像部における3つの固体撮像素子において画素混合する画素の組合せを示す概略図である。 (a)は、画素混合前の周波数に対する信号の関係を示す概略図であり、(b)は画素混合後の周波数と信号との関係を示す概略図であり、(c)は、画素混合の組合せが異なるGチャンネルとRチャンネルの信号加算によって、折り返し成分が相殺されることを示す概略図である。 図1の撮像装置における補間回路の構成を示すブロック図である。 (a)は、撮像部からの出力時の時間に対するフレーム数の関係を示す概略図であり、(b)は、メモリ書き込み時の時間に対するフレーム数の関係を示す概略図であり、(c)は、スロー再生時の時間に対するフレーム数の関係を示す概略図である。 (a)は、通常撮像時のフレーム毎の画素数の関係を示す概略図であり、(b)は、高速撮像時のメモリ書き込み時におけるフレーム毎の画素数の関係を示す概略図であり、(c)は、補間回路からの出力時のフレーム毎の画素数の関係を示す概略図である。 (a)は、通常撮像時のGチャンネルの画素に対応する信号を示す概略図であり、(b)は、高速撮像時のGチャンネルの画素混合された信号を示す概略図であり、(c)は、高速撮像時のBチャンネルの画素混合された信号を示す概略図であり、(d)は、スロー再生時のGチャンネルのスロー再生信号であり、(e)は、スロー再生時のBチャンネルのスロー再生信号を示す概略図である。 (a)〜(g)は、補間演算の各工程における画素を示す概略図である。 本発明の実施の形態1に係る撮像方法のフローチャートである。 図10の補間演算の詳細に関するフローチャートである。 図10の補間演算において0挿入を行う場合の詳細に関するフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 図13の撮像装置における撮像部の構成を示すブロック図である。 図14の撮像部における4つの固体撮像素子において画素混合する画素の組合せを示す概略図である。 図13の撮像装置における補間回路の構成を示すブロック図である。 図15とは別例のサンプル点を1/2にする方法を示す概略図である。 本発明の実施の形態3に係る撮像装置の構成を示すブロック図である。 別例の撮像装置の構成を示すブロック図である。 従来の撮像装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
1、1a 撮像部
2 A/D変換器
3 フレームメモリ
4 バッファメモリ
5 制御回路
6、8 セレクタ
7、7a 補間回路
9 カメラ信号処理回路
10 出力端子
11G、11B、11R 固体撮像素子
11G1、11G2 固体撮像素子
12 光学プリズム
13 駆動回路
20、20a、20b、20c 撮像装置
21 加算回路
70 加算器
71G、71B,71R、71G1、71G2 0挿入回路
72G、72B、72R ローパスフィルタ
73 ハイパスフィルタ
74G、74B,74R 加算器
101 CCD撮像部
102 転送部
103 フィールドメモリ
104 バッファメモリ
105 制御回路
106 1/n減衰器
107 加算器
108 信号切換器
109 カメラ信号処理回路
110 出力端子

Claims (8)

  1. 離散的な画素構造を有し、第1のフレームレートで撮像する通常撮像の場合には1フレームについてM個の画素に対してそれぞれの画素からのM個のサンプル点の信号をそのまま出力し、前記第1のフレームレートより大きい第2のフレームレートで撮像する高速撮像の場合には1フレームについてM個の画素に対してN個ずつの画素の信号を混合してM/N(M、Nは2以上の整数)個のサンプル点の信号を出力する撮像部と、
    前記通常撮像の場合には前記撮像部からの出力信号をそのまま出力し、前記高速撮像の場合には前記撮像部からの出力信号について、各サンプル点の間に(N−1)個のサンプル点の信号を補間する補間演算を行ってM個のサンプル点の補間された信号を出力する演算部と、
    を備え
    前記撮像部は、少なくとも離散的な画素構造を有する第1の固体撮像素子と離散的な画素構造を有する第2の固体撮像素子とを含み、
    前記第1の固体撮像素子と前記第2の固体撮像素子とは、それぞれ対応する画素を有し、
    前記高速撮像において、前記第1の固体撮像素子において混合するN個の画素の組合せと、前記第2の固体撮像素子において混合するN個の画素の組合せとは互いに異なり、
    前記演算部は、前記補間演算において、
    前記第1の固体撮像素子のサンプル点の出力信号から補間された第1の低周波成分を生成し、
    前記第2の固体撮像素子のサンプル点の出力信号から補間された第2の低周波成分を生成し、
    前記第1の固体撮像素子のサンプル点の出力信号と前記第2の固体撮像素子のサンプル点の出力信号とを加算して、加算した信号の高周波成分を生成し、
    前記第1の低周波成分と前記高周波成分とを加算して、前記第1の固体撮像素子の信号を得ると共に、
    前記第2の低周波成分と前記高周波成分とを加算して、前記第2の固体撮像素子の信号を得ること、
    を特徴とする撮像装置。
  2. 離散的な画素構造を有し、第1のフレームレートで撮像する通常撮像の場合には1フレームについてM個の画素に対してそれぞれの画素からのM個のサンプル点の信号をそのまま出力し、前記第1のフレームレートより大きい第2のフレームレートで撮像する高速撮像の場合には1フレームについてM個の画素に対してN個ずつの画素の信号を混合してM/N(M、Nは2以上の整数)個のサンプル点の信号を出力する撮像部と、
    前記通常撮像の場合には前記撮像部からの出力信号をそのまま出力し、前記高速撮像の場合には前記撮像部からの出力信号について、各サンプル点の間に(N−1)個のサンプル点の信号を補間する補間演算を行ってM個のサンプル点の補間された信号を出力する演算部と、
    を備え、
    前記撮像部は、少なくとも離散的な画素構造を有する第1の固体撮像素子と離散的な画素構造を有する第2の固体撮像素子とを含み、
    前記第1の固体撮像素子と前記第2の固体撮像素子とは、それぞれ対応する画素を有し、
    前記高速撮像において、前記第1の固体撮像素子において混合するN個の画素の組合せと、前記第2の固体撮像素子において混合するN個の画素の組合せとは互いに異なり、
    前記演算部は、前記補間演算において、
    前記第1の固体撮像素子からのM/N個のサンプル点の出力信号に対して、各信号間に(N−1)個のサンプル点について0の値の信号を挿入して、全体をM個のサンプル点の信号とし、
    前記第2の固体撮像素子からのM/N個のサンプル点の出力信号に対して、0でない信号のサンプル点が前記第1の固体撮像素子の出力信号とは互いにずれるようにして、各信号間に(N−1)個のサンプル点について0の値の信号を挿入して、全体をM個のサンプル点の信号とし、
    前記第1の固体撮像素子の信号から補間された第1の低周波成分を生成し、
    前記第2の固体撮像素子の信号から補間された第2の低周波成分を生成し、
    互いに対応するサンプル点の前記第1の固体撮像素子の出力信号と前記第2の固体撮像素子の出力信号とを加算して、加算した信号の高周波成分を生成し、
    前記第1の低周波成分と前記高周波成分とを加算して、前記第1の固体撮像素子の信号を得ると共に、
    前記第2の低周波成分と前記高周波成分とを加算して、前記第2の固体撮像素子の信号を得ることを特徴とする撮像装置。
  3. 離散的な画素構造を有し、第1のフレームレートで撮像する通常撮像の場合には1フレームについてM個の画素に対してそれぞれの画素からのM個のサンプル点の信号をそのまま出力し、前記第1のフレームレートより大きい第2のフレームレートで撮像する高速撮像の場合には1フレームについてM個の画素に対してN個ずつの画素の信号を混合してM/N(M、Nは2以上の整数)個のサンプル点の信号を出力する撮像部と、
    前記通常撮像の場合には前記撮像部からの出力信号をそのまま出力し、前記高速撮像の場合には前記撮像部からの出力信号について、各サンプル点の間に(N−1)個のサンプル点の信号を補間する補間演算を行ってM個のサンプル点の補間された信号を出力する演算部と、
    を備え
    前記撮像部は、少なくとも離散的な画素構造を有する第1の固体撮像素子と、離散的な画素構造を有する第2の固体撮像素子と、離散的な画素構造を有し、前記第1及び第2の固体撮像素子の各画素と対応する画素を有する第3の固体撮像素子と、をさらに含み、
    前記第1の固体撮像素子と前記第2の固体撮像素子とは、それぞれ対応する画素を有し、
    前記高速撮像において、前記第1の固体撮像素子において混合するN個の画素の組合せと、前記第2の固体撮像素子において混合するN個の画素の組合せとは互いに異なり、
    前記演算部は、前記補間演算において、
    前記第3の固体撮像素子のサンプル点の出力信号から補間された第3の低周波成分を生成し、
    前記第1の固体撮像素子のサンプル点の出力信号と前記第2の固体撮像素子のサンプル点の出力信号とを加算して、加算した信号の高周波成分を生成し、
    前記第3の低周波成分と前記高周波成分とを加算して、前記第3の固体撮像素子の信号を得ることを特徴とする撮像装置。
  4. 離散的な画素構造を有し、第1のフレームレートで撮像する通常撮像の場合には1フレームについてM個の画素に対してそれぞれの画素からのM個のサンプル点の信号をそのまま出力し、前記第1のフレームレートより大きい第2のフレームレートで撮像する高速撮像の場合には1フレームについてM個の画素に対してN個ずつの画素の信号を混合してM/N(M、Nは2以上の整数)個のサンプル点の信号を出力する撮像部と、
    前記通常撮像の場合には前記撮像部からの出力信号をそのまま出力し、前記高速撮像の場合には前記撮像部からの出力信号について、各サンプル点の間に(N−1)個のサンプル点の信号を補間する補間演算を行ってM個のサンプル点の補間された信号を出力する演算部と、
    を備え、
    前記撮像部は、少なくとも離散的な画素構造を有する第1の固体撮像素子と、離散的な画素構造を有する第2の固体撮像素子と、離散的な画素構造を有し、前記第1及び第2の固体撮像素子の各画素と対応する画素を有する第3の固体撮像素子と、をさらに含み、
    前記第1の固体撮像素子と前記第2の固体撮像素子とは、それぞれ対応する画素を有し、
    前記高速撮像において、前記第1の固体撮像素子において混合するN個の画素の組合せと、前記第2の固体撮像素子において混合するN個の画素の組合せとは互いに異なり、
    前記演算部は、前記補間演算において、
    前記第1の固体撮像素子からのM/N個のサンプル点の出力信号に対して、各信号間に(N−1)個のサンプル点について0の値の信号を挿入して、全体をM個のサンプル点の信号とし、
    前記第2の固体撮像素子からのM/N個のサンプル点の出力信号に対して、0でない信号のサンプル点が前記第1の固体撮像素子の出力信号とは互いにずれるようにして、各信号間に(N−1)個のサンプル点について0の値の信号を挿入して、全体をM個のサンプル点の信号とし、
    前記第3の固体撮像素子からのM/N個のサンプル点の出力信号に対して、前記第1の固体撮像素子からのサンプル点の出力信号と対応させて、各信号間に(N−1)個のサンプル点について0の値の信号を挿入して、全体をM個のサンプル点の信号とし、
    前記第3の固体撮像素子の信号から補間された第3の低周波成分を生成し、
    互いに対応するサンプル点の前記第1の固体撮像素子の出力信号と前記第2の固体撮像素子の出力信号とを加算して、加算した信号の高周波成分を生成し、
    前記第3の低周波成分と前記高周波成分とを加算して、前記第3の固体撮像素子の信号を得ることを特徴とする撮像装置。
  5. 前記撮像部は、G、B、Rの各チャンネルに対応する第1から第3の固体撮像素子を含むことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像部は、Gチャンネルを2つに分けたG1チャンネル及びG2チャンネルに対応する第1及び第2の固体撮像素子と、Bチャンネルに対応する第3の固体撮像素子と、Rチャンネルに対応する第4の固体撮像素子とを含み、
    前記通常撮像時には、前記G1チャンネルと前記G2チャンネルに対応する第1及び第2固体撮像素子からの出力信号を加算してGチャンネルの信号とし、
    前記高速撮像時には、互いに対応するサンプル点の前記第1の固体撮像素子の出力信号と前記第2の固体撮像素子の出力信号とを加算した信号をGチャンネルの信号とすること
    を特徴とする請求項又はに記載の撮像装置。
  7. 前記撮像部と前記演算部との間に、前記撮像部の出力信号を記憶すると共に、記憶した出力信号を前記演算部に出力する記憶部をさらに備え、
    前記演算部は、前記記憶部からの出力信号を演算することを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載の撮像装置。
  8. 前記撮像部から出力するフレームレートは、前記記憶部から出力するフレームレートより大きいことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
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