JP5022735B2 - 収容ケース - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車体とトランクカバー等の移動体とに亘って配索されるワイヤハーネスを収容する収容ケースに関するものである。
自動車のべースとしての車体と、該車体に開閉自在に取り付けられた移動体としてのトランクカバーとに亘って配索されるワイヤハーネスは、トランクカバーを閉めた際の余長部分の破損を防止するために、当該トランクカバーを閉めた際に前記余長部分が従来から種々の収容ケース(たとえば、特許文献1参照)内に収容されるようになっている。
特許文献1に示された収容ケースは、ワイヤハーネスの一部を巻回して収容するケース本体と、該ケース本体内に前記ワイヤハーネスを巻き取る方向に当該ワイヤハーネスを付勢する金属で構成された巻取りばねとを備えている。
ケース本体は、箱状に形成され、かつ合成樹脂で構成されている。ケース本体は、前記車体に取り付けられる。ケース本体には、ワイヤハーネスの両端部を導出するための開口部が一対設けられている。ワイヤハーネスの一端部は、一方の開口部を通してケース本体内から導出して、前述したトランクカバーに取り付けられて、当該トランクカバーに取り付けられる電子機器と接続する。ワイヤハーネスの他端部は、他方の開口部を通してケース本体内から導出して、車体に取り付けられる電子機器と接続する。こうして、ワイヤハーネスは、車体に取り付けられた電子機器と、トランクカバーに取り付けられた電子機器とを互いに接続して、当該トランクカバーに取り付けられた電子機器に所望の信号や電力を供給する。
前述した収容ケースは、トランクドアが開けられると、該トランクカバーによってワイヤハーネスの一端部が引っ張られて、当該ワイヤハーネスがケース本体外に引き出される。収容ケースは、トランクドアが閉められると、トランクカバーが車体に近づくのにしたがって、巻き取りばねの付勢力によって、ケース本体内にワイヤハーネスを巻き取ることで、当該ワイヤハーネスの余長部分を保護する。
特開2002−112445号公報
しかしながら、前述した特許文献1に示された収容ケースは、合成樹脂で構成されたケース本体と、金属で構成された巻取りばねとを備えて、異種の材料で構成された部品を備えているので、リサイクル時に、部品同士が組みつけられた状態では粉砕することができずに、部品毎に分解する必要が生じる。このため、リサイクル時にかかる手間が増加して、リサイクルにかかるコストが高騰する傾向であった。また、ケース本体内に金属で構成された巻取りばねを備えているので、収容ケース自体の重量が増加する傾向であった。
したがって、本発明の目的は、リサイクル時にかかるコストを高騰させることを防止できかつワイヤハーネスの余長部分を巻き取ることができる収容ケースを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る収容ケースは、ベースと、前記ベースに接離自在に設けられた移動体とに亘って配索されるワイヤハーネスを収容する収容ケースにおいて、前記ワイヤハーネスを通す一対の通し口と、一方の通し口から他方の通し口にかけて湾曲して形成された湾曲壁と、を有して、箱状に形成されることで、前記ワイヤハーネスの一部を収容するケース本体と、前記ケース本体の前記一方の通し口内に回転自在に配置され、かつ前記ベースに対して前記移動体が接離する動作に連動して回転するとともに、筒状に形成されて、内側に前記ワイヤハーネスを通す筒状回転部材と、を備え、前記筒状回転部材の前記ケース本体内の一端部が、前記ベースに前記移動体が近づいた状態では、前記他方の通し口から離れて前記湾曲壁に近づくとともに、前記ベースから前記移動体が離れた状態では、前記他方の通し口に近づいて前記湾曲壁から離れ、前記筒状回転部材は、前記ベースに前記移動体が近づいた状態で、前記湾曲壁と同方向に曲がった曲がり部と、該曲がり部の曲率の内側に位置して該筒状回転部材と一体に設けられた回転支持部とを備え、該回転支持部が、前記曲がり部の曲率の中心に設けられた回転軸を中心として前記ケース本体に回転自在に支持されていることを特徴としている。
請求項に係る収容ケースは、請求項に記載の収容ケースにおいて、前記筒状回転部材の他端部に当該筒状回転部材の長手方向に沿ってスライド自在に設けられ、かつ前記ワイヤハーネスに固定されたスライド部材を備えたことを特徴としている。
請求項に係る収容ケースは、請求項記載の収容ケースにおいて、前記筒状回転部材の前記他端部が直線状に延在していることを特徴としている。
請求項1に記載の収容ケースによれば、筒状回転部材がケース本体に一端部を中心として回転自在に設けられているので、当該筒状回転部材がケース本体に対して複雑に移動するものではない。
また、ベースに移動体が近づくと、筒状回転部材の一端部がケース本体の他方の通し口から離れて湾曲壁に近づく。このため、ベースに移動体が近づくと、筒状回転部材は、ワイヤハーネスを湾曲壁に近づけて、当該湾曲壁上に沿わせることとなる。
さらに、筒状回転部材が、ベースに移動体が近づいた状態で湾曲壁と同方向に曲がった曲がり部を備えているので、ベースに移動体が近づくと、湾曲壁と当該湾曲壁に連続した筒状回転部材に沿わせて、ケース本体と筒状回転部材とに連続させてワイヤハーネスを湾曲させることとなる。
請求項に記載の収容ケースによれば、筒状回転部材の他端部にスライド自在で、かつワイヤハーネスに固定されたスライド部材を設けているので、ベースから移動体が離れてワイヤハーネスがケース本体外に引っ張られた際に、スライド部材がスライドすることで、当該ワイヤハーネスをケース本体外にスムーズに導きだすことができる。
請求項に記載の収容ケースによれば、筒状回転部材の他端部が直線状に延在しているので、スライド部材をスムーズにスライドさせることができ、ベースから移動体が離れてワイヤハーネスをケース本体外によりスムーズに導きだすことができる。
請求項1記載の本発明によれば、筒状回転部材がケース本体に対して複雑に移動するものではないので、ケース本体と筒状回転部材との双方を合成樹脂などの安価で同一の材料で構成することができる。このため、リサイクル時に、ケース本体と筒状回転部材とが組みつけられたまま粉砕することができ、部品毎に分解する必要が生じない。したがって、リサイクル時にかかる手間の増加を防止でき、当該リサイクル時にかかるコストの高騰を防止できる。
また、ベースに移動体が近づくと、筒状回転部材が、ワイヤハーネスを湾曲壁に近づけて、当該湾曲壁上に沿わせることとなるので、収容ケースは、ベースに移動体が近づいて生じたワイヤハーネスの余長部分をケース本体に確実に収容できる即ち巻き取ることができる。
さらに、ベースに移動体が近づくと、湾曲壁と当該湾曲壁に連続した筒状回転部材に沿わせて、ケース本体と筒状回転部材とに連続させてワイヤハーネスを湾曲させることとなる。このため、収容ケースは、ベースに移動体が近づいて生じたワイヤハーネスの余長部分を、湾曲壁と筒状回転部材とに連続させて湾曲させることができるので、ケース本体により確実に収容できる即ち巻き取ることができる。
請求項に記載の本発明によれば、ベースから移動体が離れてワイヤハーネスがケース本体外に引っ張られた際に、スライド部材がスライドすることで、当該ワイヤハーネスをケース本体外にスムーズに導きだすことができる。このため、移動体がベースから離れた際に、ワイヤハーネスに不要な張力が作用することを防止でき、ワイヤハーネスが不意に破損することを防止できる。
請求項に記載の本発明によれば、ベースから移動体が離れてワイヤハーネスをケース本体外によりスムーズに導きだすことができるので、移動体がベースから離れた際に、ワイヤハーネスに不要な張力が作用することを防止でき、ワイヤハーネスが不意に破損することを防止できる。
本発明の一実施形態にかかる収容ケースを、図1ないし図6を参照して説明する。
図1などに示された収容ケース1は、図5及び図6に示すように、自動車2のベースとしての車体3と、該車体3のトランクルームを開閉自在に当該車体3に取り付けられた移動体としてのトランクカバー4と、に亘って配索されるワイヤハーネス5の一部を収容して、このワイヤハーネス5の一部を保護するとともに、トランクカバー4が車体3に近づいてトランクルームを閉じた際に生じるワイヤハーネス5の余長部分を収容する。即ち、余長部分は、前述したワイヤハーネス5の一部である。
トランクカバー4は、トランクルームを開閉する際に、一端部を中心として車体3に対して回転することで、当該車体3に対して接離する。勿論、トランクカバー4は、車体3に近づいてトランクルームを閉じかつ車体3から離れてトランクルームを開放する。
ワイヤハーネス5は、勿論、複数の電線と、該電線の端末に取り付けられたコネクタとを備えている。ワイヤハーネス5は、前記車体3のトランクルームとトランクカバー4とに亘って配索されて、その一端部に取り付けられたコネクタが車体3に設けられた電子機器に接続し、他端部に取り付けられたコネクタがトランクカバー4に設けられた電子機器に接続する。こうして、ワイヤハーネス5は、前記車体に設けられた電子機器とトランクカバー4に設けられた電子機器とを互いに接続して、前記トランクカバー4に設けられた電子機器に所望の電力や信号を供給する。
収容ケース1は、図1乃至図4に示すように、ケース本体6と、筒状回転部材7と、スライド部材8とを備えている。ケース本体6は、互いに間隔をあけて平行な一対の平坦壁9と、該平坦壁9同士の外縁を連結した連結壁10とを備えて、扁平な箱状に形成されている。
連結壁10は、略平坦に形成された直線壁11と、円弧状に湾曲した湾曲壁12とを備えている。湾曲壁12の曲率の中心は、ケース本体6内に位置している。また、ケース本体6には、一対の通し口13a,13bが開口している。これら一対の通し口13a,13bは、直線壁11と湾曲壁12との間に設けられ、勿論、ケース本体6の内外を連通している。このため、湾曲壁12が、一方の通し口13aから他方の通し口13bにかけて湾曲して形成されている。通し口13a,13bは、内側にワイヤハーネス5を通す。前述した構成のケース本体6は、一方の通し口13aがトランクルームを閉じたトランクカバー4と相対した状態で車体3に取り付けられる。ケース本体6は、トランクカバー4の回転中心の近傍に配置されている。
筒状回転部材7は、筒状に形成された筒本体14と、回転支持部15とを備えている。筒本体14は、円弧状に湾曲した曲がり部16と、直線状に延在した直線部17とを一体に備えている。このため、曲がり部16は、筒本体14即ち筒状回転部材7の一端部をなし、直線部17は、筒本体14即ち筒状回転部材7の他端部をなす。筒本体14即ち筒状回転部材7は、筒状に形成されて、内側にワイヤハーネス5を通す。
回転支持部15は、図3及び図4に示すように、曲がり部16の当該曲がり部16の曲率の内側に位置する側面に一体に設けられている。回転支持部15は、曲がり部16の前述した側面から突出した突出片18と、該突出片18の両表面から突出したボス19と、を備えている。ボス19は、円柱状に形成され、曲がり部16の曲率の中心に設けられている。回転支持部15は、ボス19がケース本体6の平坦壁9に設けられた図示しない受け部に回転自在に支持されることで、曲がり部16が一方の通し口13aを通してケース本体6内に侵入し、該曲がり部16が一方の通し口13aを通して凸没自在となるように、ボス19を中心として筒本体14即ち筒状回転部材7をケース本体6に回転自在に支持している。
前述した構成の筒状回転部材7は、回転支持部15によってケース本体6の一方の通し口13a内に回転自在に配置されている。また、筒状回転部材7は、内側を通したワイヤハーネス5から引っ張られることで、トランクカバー4のトランクルームの開閉即ち車体3に対するトランクカバー4の接離する動作に連動して、ケース本体6に対して回転する。
また、筒状回転部材7は、トランクカバー4がトランクルームを閉じると即ち車体3にトランクカバー4が近づくと、図3及び図5に示すように、ワイヤハーネス5から引っ張られて直線部17がトランクカバー4と平行になり、かつ曲がり部16がケース本体6外に突出した位置に位置付けられる。即ち。筒状回転部材7は、トランクカバー4がトランクルームを閉じた状態即ち車体3にトランクカバー4が近づいた状態では、ケース本体6内の曲がり部16が他方の通し口13bから離れてケース本体6の湾曲壁12に近づく(の近傍に位置する)。
このように、筒状回転部材7は、トランクカバー4がトランクルームを閉じた状態即ち車体3にトランクカバー4が近づいた状態では、筒本体14即ち筒状回転部材7は、曲がり部16が湾曲壁12と同方向に曲がった状態でケース本体6に取り付けられる。
さらに、筒状回転部材7は、トランクカバー4がトランクルームを開放すると即ち車体3からトランクカバー4が離れると、ワイヤハーネス5から押されて直線部17がトランクカバー4と平行になり、かつ曲がり部16がケース本体6内に没した位置に位置付けられる。即ち、筒状回転部材7は、トランクカバー4がトランクルームを開放した状態即ち車体3からトランクカバー4が離れた状態では、ケース本体6内の曲がり部16が他方の通し口13bに近づいてケース本体6の湾曲壁12から離れる。
スライド部材8は、直線状に延在した棒状に形成されている。スライド部材8は、筒状回転部材7の直線部17内に少なくとも一端部が位置した状態で、スライド部材8自身及び筒状回転部材7の筒本体14の直線部17の長手方向に沿って、スライド支持部20によってスライド自在に支持されている。スライド部材8は、ワイヤハーネス5とともに外周にテープが巻かれて、当該ワイヤハーネス5が固定される。
スライド支持部20は、図1乃至図4に示すように、スライド部材8の一端部から凸に形成されかつ該スライド部材8の長手方向に沿って延在したスライド突起21と、筒状回転部材7の筒本体14の直線部17の内面から凸でかつ該直線部17の長手方向に沿って延在しているとともに互いに平行な一対のガイド突起22と、一対のガイド突起22の曲がり部16寄りの端同士を連結した連結突起23と、を備えている。
スライド支持部20は、スライド突起21を一対のガイド突起22間に挟むことで、直線部17と平行な状態で、スライド部材8を支持する。また、スライド支持部20は、一対のガイド突起22間でスライド突起21を摺動させることで、スライド部材8と直線部17の長手方向に沿って、スライド部材8を筒状回転部材7に対してスライド自在に支持している。
スライド部材8は、トランクカバー4がトランクルームを閉じた状態即ち車体3にトランクカバー4が近づいた状態では、ワイヤハーネス5から押されて、スライド突起21が連結突起23に近づいて、前述した一端部が筒状回転部材7内に没する。スライド部材8は、トランクカバー4がトランクルームを開放した状態即ち車体3からトランクカバー4が離れた状態では、ワイヤハーネス5から引っ張られて、スライド突起21が連結突起23から離れて、前述した一端部が筒状回転部材7外に突出する。
前述した構成の収容ケース1は、トランクカバー4がトランクルームを閉じた状態即ち車体3にトランクカバー4が近づいた状態では、ワイヤハーネス5から押されてスライド部材8が筒状回転部材7内に没し、ワイヤハーネス5から引っ張られて曲がり部16がケース本体6外に突出して直線部17がトランクルームの開口部の縁と平行に位置付けられる。そして、収容ケース1は、筒状回転部材7の曲がり部16が湾曲壁12に近づくので、ケース本体6のワイヤハーネス5の余長部分を湾曲壁12に沿わせることとなる。
また、収容ケース1は、トランクカバー4がトランクルームを開放するのにしたがって即ち車体3からトランクカバー4が離れるのにしたがって、ワイヤハーネス5から引っ張られてスライド部材8が筒状回転部材7外に徐々に突出し、ワイヤハーネス5から押されて曲がり部16がケース本体6内に没して直線部17がトランクルームの開口部の縁に対して直交する位置に位置付けられる。そして、収容ケース1は、筒状回転部材7の曲がり部16が湾曲壁12から離れて他方の通し口13bに近づくので、ケース本体6のワイヤハーネス5の余長部分を直線壁11に沿わせることとなる。
本実施形態によれば、筒状回転部材7がケース本体6に一端部としての曲がり部16を中心として回転自在に設けられているので、当該筒状回転部材7がケース本体6に対して複雑に移動するものではない。このため、ケース本体6と筒状回転部材7との双方を合成樹脂などの安価で同一の材料で構成することができる。このため、リサイクル時に、ケース本体6と筒状回転部材7とが組みつけられたまま粉砕することができ、部品毎に分解する必要が生じない。したがって、リサイクル時にかかる手間の増加を防止でき、当該リサイクル時にかかるコストの高騰を防止できる。
また、車体3にトランクカバー4が近づくと、筒状回転部材7の一端部としての曲がり部16がケース本体6の他方の通し口13bから離れて湾曲壁12に近づく。このため、車体3にトランクカバー4が近づくと、筒状回転部材7は、ワイヤハーネス5を湾曲壁12に近づけて、当該湾曲壁12上に沿わせることとなる。このため、収容ケース1は、車体3にトランクカバー4が近づいて生じたワイヤハーネス5の余長部分をケース本体6に確実に収容できる即ち巻き取ることができる。
筒状回転部材7が、車体3にトランクカバー4が近づいた状態で湾曲壁12と同方向に曲がった曲がり部16を備えているので、車体3にトランクカバー4が近づくと、湾曲壁12と当該湾曲壁12に連続した筒状回転部材7に沿わせて、ケース本体6と筒状回転部材7とに連続させてワイヤハーネス5を湾曲させることとなる。このため、収容ケース1は、車体3にトランクカバー4が近づいて生じたワイヤハーネス5の余長部分を、湾曲壁12と筒状回転部材7とに連続させて湾曲させることができるので、ケース本体6により確実に収容できる即ち巻き取ることができる。
筒状回転部材7の他端部としての直線部17にスライド自在で、かつワイヤハーネス5に固定されたスライド部材8を設けているので、車体3からトランクカバー4が離れてワイヤハーネス5がケース本体6外に引っ張られた際に、スライド部材8がスライドすることで、当該ワイヤハーネス5をケース本体6外にスムーズに導きだすことができる。このため、トランクカバー4が車体3から離れた際に、ワイヤハーネス5に不要な張力が作用することを防止でき、ワイヤハーネス5が不意に破損することを防止できる。
筒状回転部材7の他端部としての直線部17が直線状に延在しているので、スライド部材8をスムーズにスライドさせることができ、車体3からトランクカバー4が離れてワイヤハーネス5をケース本体6外によりスムーズに導きだすことができる。このため、トランクカバー4が車体3から離れた際に、ワイヤハーネス5に不要な張力が作用することを防止でき、ワイヤハーネス5が不意に破損することを防止できる。
本発明では、ベースとしての車体3と、移動体としてのトランクカバー4とに亘って配索されるワイヤハーネス5を収容したが、本発明では、トランクカバー4に限らず、フロントドア、ボンネット、バックドアやサンルーフなどの種々の移動体と、車体3とに亘って配索されるワイヤハーネスを収容しても良い。また、本発明では、筒状回転部材7の外にスライド部材8を設けても良い。さらに、本発明では、一端部を中心とした回転に限らず、移動体が、種々の動きをしても良い。
なお、前述した実施形態は、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態に係る収容ケースの斜視図である。 図1に示された収容ケースの筒状回転部材がケース本体外に突出した状態を示す斜視図である。 図1中のIII−III線に沿う断面図である。 図2中のIV−IV線に沿う断面図である。 図1に示された収容ケースが自動車に取り付けられた状態を説明する説明図である。 図2に示された収容ケースが自動車に取り付けられた状態を説明する説明図である。
符号の説明
1 収容ケース
3 車体(ベース)
4 トランクカバー(移動体)
5 ワイヤハーネス
6 ケース本体
7 筒状回転部材
8 スライド部材
12 湾曲壁
13a 通し口(一方の通し口)
13b 通し口(他方の通し口)
16 曲がり部
17 直線部

Claims (3)

  1. ベースと、前記ベースに接離自在に設けられた移動体とに亘って配索されるワイヤハーネスを収容する収容ケースにおいて、
    前記ワイヤハーネスを通す一対の通し口と、一方の通し口から他方の通し口にかけて湾曲して形成された湾曲壁と、を有して、箱状に形成されることで、前記ワイヤハーネスの一部を収容するケース本体と、
    前記ケース本体の前記一方の通し口内に回転自在に配置され、かつ前記ベースに対して前記移動体が接離する動作に連動して回転するとともに、筒状に形成されて、内側に前記ワイヤハーネスを通す筒状回転部材と、を備え、
    前記筒状回転部材の前記ケース本体内の一端部が、前記ベースに前記移動体が近づいた状態では、前記他方の通し口から離れて前記湾曲壁に近づくとともに、前記ベースから前記移動体が離れた状態では、前記他方の通し口に近づいて前記湾曲壁から離れ
    前記筒状回転部材は、前記ベースに前記移動体が近づいた状態で、前記湾曲壁と同方向に曲がった曲がり部と、該曲がり部の曲率の内側に位置して該筒状回転部材と一体に設けられた回転支持部とを備え、該回転支持部が、前記曲がり部の曲率の中心に設けられた回転軸を中心として前記ケース本体に回転自在に支持されていることを特徴とする収容ケース。
  2. 前記筒状回転部材の他端部に当該筒状回転部材の長手方向に沿ってスライド自在に設けられ、かつ前記ワイヤハーネスに固定されたスライド部材を備えたことを特徴とする請求項記載の収容ケース。
  3. 前記筒状回転部材の前記他端部が直線状に延在していることを特徴とする請求項記載の収容ケース。
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