JP5021598B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフボールに関する。詳細には、本発明は、ゴルフボールのディンプルの改良に関する。
ゴルフボールは、その表面に多数のディンプルを備えている。ディンプルは、飛行時のゴルフボール周りの空気の流れを乱し、乱流剥離を起こさせる。乱流剥離によって空気のゴルフボールからの剥離点が後方にシフトし、抗力が低減される。乱流剥離によってバックスピンに起因するゴルフボールの上側剥離点と下側剥離点とのズレが助長され、ゴルフボールに作用する揚力が高められる。抗力の低減及び揚力の向上は、「ディンプル効果」と称される。優れたディンプルは、よりよく空気の流れを乱す。優れたディンプルは、大きな飛距離を生む。
飛距離の観点から、ディンプルのパターンに関する種々の提案がなされている。特開2004−384公報には、ディンプルが5又は6個の他のディンプルと近接するゴルフボールが開示されている。特開2004−313206公報には、直径が大きなディンプルを備えたゴルフボールが開示されている。特開2005−137692公報には、多数のディンプルを備え、これらディンプルの直径の標準偏差が小さいゴルフボールが開示されている。特開2006−20820公報には、直径が大きな多数のディンプルを備え、これらディンプルの直径の標準偏差が小さいゴルフボールが開示されている。特開2007−175267公報には、極近傍のディンプルパターンと赤道近傍のディンプルパターンとが異なるゴルフボールが開示されている。
ディンプルの断面形状についても、種々の提案がなされている。特開2002−336377公報には、ディンプルの内部にサブディンプルを有するゴルフボールが開示されている。特開2006−102506公報には、基部と側壁とからなるディンプルを備えたゴルフボールが開示されている。特開2006−181133公報には、ディンプルの内部に第二の凹陥部を有するゴルフボールが開示されている。
特開2004−384公報 特開2004−313206公報 特開2005−137692公報 特開2006−20820公報 特開2007−175267公報 特開2002−336377公報 特開2006−102506公報 特開2006−181133公報
ディンプルパターンと、個々のディンプルの形状との関係については、未だ十分な検討がなされていない。ゴルフボールの飛行性能には、改善の余地がある。本発明の目的は、飛行性能に優れたゴルフボールの提供にある。
本発明に係るゴルフボールは、その表面に多数のディンプルを備える。これらディンプルには、特殊ディンプルが含まれる。それぞれのディンプルにおいて、当該ディンプルと近接するディンプルの数である近接数は、5、6又は7である。近接数が5であるディンプルの数の、ディンプルの総数に対する比率は、7%以上である。近接数が6であるディンプルの数の、ディンプルの総数に対する比率は、7%以上である。近接数が7であるディンプルの数の、ディンプルの総数に対する比率は、7%以上である。特殊ディンプルは、円形の輪郭と、この輪郭に連続しかつ球面の一部である壁面と、分割数が6以上であって回転対称な形状を有する底面とを含む。近接数よりも多い分割数を有する特殊ディンプルの数の、ディンプルの総数に対する比率は、80%以上である。
好ましくは、底面の分割数は8以上16以下である。好ましくは、その直径が4.0mm以上4.6mm以下であるディンプルの数の、ディンプルの総数に対する比率は、90%以上である。好ましくは、このゴルフボールは、ディンプルと交差しない大円をその表面に有さない。
好ましくは、ゴルフボールの表面の北半球及び南半球のそれぞれは、極近傍領域と、赤道近傍領域と、この極近傍領域及び赤道近傍領域の間に位置する調整領域とを備える。極近傍領域のディンプルパターンは、極点を中心として互いに回転対称である複数のユニットからなる。赤道近傍領域のディンプルパターンは、極点を中心として互いに回転対称である複数のユニットからなる。極近傍領域のユニットの数は、赤道近傍領域のユニットの数と異なる。調整領域のディンプルパターンは、極点を中心として互いに回転対称である複数のユニットに区画不可能である。調整領域のディンプルパターンが、極点を中心として互いに回転対称である複数のユニットからなってもよい。この場合、調整領域のユニットの数は、極近傍領域及び赤道近傍領域のユニットの数とは異なる。
本発明に係るゴルフボールでは、近接数が5であるディンプル、近接数が6であるディンプル及び近接数が7であるディンプルの混在により、空気の流れが乱される。このゴルフボールでは、近接数よりも多い分割数を有する特殊ディンプルによっても、空気の流れが乱される。このゴルフボールは、飛行性能に優れる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボール2が示された模式的断面図である。このゴルフボール2は、球状のコア4と、カバー6とを備えている。カバー6の表面には、多数のディンプル8が形成されている。ゴルフボール2の表面のうちディンプル8以外の部分は、ランド10である。このゴルフボール2は、カバー6の外側にペイント層及びマーク層を備えているが、これらの層の図示は省略されている。コア4とカバー6との間に、中間層が設けられてもよい。
このゴルフボール2の直径は、40mm以上45mm以下である。米国ゴルフ協会(USGA)の規格が満たされるとの観点から、直径は42.67mm以上がより好ましい。空気抵抗抑制の観点から、直径は44mm以下がより好ましく、42.80mm以下が特に好ましい。このゴルフボール2の質量は、40g以上50g以下である。大きな慣性が得られるとの観点から、質量は44g以上がより好ましく、45.00g以上が特に好ましい。USGAの規格が満たされるとの観点から、質量は45.93g以下がより好ましい。
コア4は、ゴム組成物が架橋されることによって形成されている。ゴム組成物の基材ゴムとしては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体及び天然ゴムが例示される。2種以上のゴムが併用されてもよい。反発性能の観点からポリブタジエンが好ましく、特にハイシスポリブタジエンが好ましい。
コア4の架橋には、共架橋剤が好適に用いられる。反発性能の観点から好ましい共架橋剤は、アクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウム、メタクリル酸亜鉛及びメタクリル酸マグネシウムである。ゴム組成物には、共架橋剤と共に有機過酸化物が配合されるのが好ましい。好適な有機過酸化物としては、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン及びジ−t−ブチルパーオキサイドが挙げられる。
コア4のゴム組成物には、充填剤、硫黄化合物、老化防止剤、着色剤、可塑剤、分散剤等の各種添加剤が、必要に応じて適量配合される。ゴム組成物に、架橋ゴム粉末又は合成樹脂粉末が配合されてもよい。
コア4の直径は30.0mm以上、特には38.0mm以上である。コア4の直径は42.0mm以下、特には41.5mm以下である。コアが2以上の層から構成されてもよい。
カバー6に好適なポリマーは、アイオノマー樹脂である。好ましいアイオノマー樹脂としては、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸との二元共重合体が挙げられる。好ましい他のアイオノマー樹脂としては、α−オレフィンと炭素数が3以上8以下のα,β−不飽和カルボン酸と炭素数が2以上22以下のα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体が挙げられる。二元共重合体及び三元共重合体において、好ましいα−オレフィンはエチレン及びプロピレンであり、好ましいα,β−不飽和カルボン酸はアクリル酸及びメタクリル酸である。二元共重合体及び三元共重合体において、カルボキシル基の一部は金属イオンで中和されている。中和のための金属イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン、亜鉛イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、アルミニウムイオン及びネオジムイオンが例示される。
アイオノマー樹脂に代えて、又はアイオノマー樹脂と共に、他のポリマーが用いられてもよい。他のポリマーとしては、熱可塑性樹チレンエラストマー、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリアミドエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー及び熱可塑性ポリオレフィンエラストマーが例示される。
カバー6には、必要に応じ、二酸化チタンのような着色剤、硫酸バリウムのような充填剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光剤、蛍光増白剤等が適量配合される。比重調整の目的で、カバー6にタングステン、モリブデン等の高比重金属の粉末が配合されてもよい。
カバー6の厚みは0.3mm以上、特には0.5mm以上である。カバー6の厚みは2.5mm以下、特には2.2mm以下である。カバー6の比重は0.90以上、特には0.95以上である。カバー6の比重は1.10以下、特には1.05以下である。カバーが2以上の層から構成されてもよい。
図2は、図1のゴルフボール2が示された拡大正面図である。この図2には、2つの極点P、2つの第一緯線12、2つの第二緯線14及び赤道16が画かれている。極点Pの緯度は90°であり、赤道16の緯度は0°である。第一緯線12の緯度は、第二緯線14の緯度よりも大きい。
このゴルフボール2は、赤道16よりも上の北半球Nと、赤道16よりも下の南半球Sとからなる。北半球N及び南半球Sのそれぞれは、極近傍領域18、赤道近傍領域20及び調整領域22を備えている。第一緯線12は、極近傍領域18と調整領域22との境界線である。第二緯線14は、赤道近傍領域20と調整領域22との境界線である。極近傍領域18は、極点Pと第一緯線12との間に位置する。赤道近傍領域20は、第二緯線14と赤道16との間に位置する。調整領域22は、第一緯線12と第二緯線14との間に位置する。換言すれば、調整領域22は、極近傍領域18と赤道近傍領域20との間に位置する。
極近傍領域18、赤道近傍領域20及び調整領域22は、それぞれ多数のディンプル8を備えている。図2から明らかなように、全てのディンプル8の平面形状は円である。第一緯線12又は第二緯線14と交差するディンプル8では、このディンプル8の中心位置に基づき、所属する領域が決定される。第一緯線12と交差するディンプル8であって、その中心が極近傍領域18に位置するディンプル8は、極近傍領域18に所属する。第一緯線12と交差するディンプル8であって、その中心が調整領域22に位置するディンプル8は、調整領域22に所属する。第二緯線14と交差するディンプル8であって、その中心が赤道近傍領域20に位置するディンプル8は、赤道近傍領域20に所属する。第二緯線14と交差するディンプル8であって、その中心が調整領域22に位置するディンプル8は、調整領域22に所属する。
図3、4及び5は、図2のゴルフボール2が示された平面図である。図3には、第一緯線12及び第二緯線14と共に、5つの第一経線24が示されている。図2及び3において第一緯線12に囲まれているのが、極近傍領域18である。極近傍領域18は、5つのユニットUpに区画されうる。それぞれのユニットUpは、球面三角形である。このユニットUpの輪郭は、第一緯線12と2つの第一経線24とからなる。図3では、1つのユニットUpに関し、符号BからEによってディンプル8の種類が示されている。極近傍領域18は、直径が4.43mmであるディンプルBと、直径が4.33mmであるディンプルCと、直径が4.13mであるディンプルDと、直径が3.63mmであるディンプルEとを備えている。
5つのユニットUpのディンプルパターンは、72°回転対称である。換言すれば、あるユニットUpのディンプルパターンが極点Pを中心として経度方向に72°回転すると、隣のユニットUpのディンプルパターンと実質的に重なる。ここで「実質的に重なる」状態には、一方のディンプル8が他方のディンプル8と完全に一致する状態のみならず、一方のディンプル8が他方のディンプル8と多少ずれる状態も含まれる。ここで「多少ずれる状態」には、一方のディンプル8の中心が他方のディンプル8の中心から多少離れた状態が含まれる。一方のディンプル8の中心と他方のディンプル8の中心との距離は、1.0mm以下が好ましく、0.5mm以下がより好ましい。ここで「多少ずれる状態」には、一方のディンプル8の直径が他方のディンプル8の直径とは多少異なる状態が含まれる。直径の差は0.5mm以下が好ましく、0.3mm以下がより好ましい。
図4には、第一緯線12及び第二緯線14と共に、6つの第二経線26が示されている。この図4において第二緯線14の外側が、赤道近傍領域20である。赤道近傍領域20は、6つのユニットUeに区画されうる。それぞれのユニットUeは、球面台形である。このユニットUeの輪郭は、第二緯線14、2つの第二経線26及び赤道16(図2参照)からなる。図4では、1つのユニットUeに関し、符号BからDによりディンプル8の種類が示されている。極近傍領域18は、直径が4.43mmであるディンプルBと、直径が4.33mmであるディンプルCと、直径が4.13mmであるディンプルDとを備えている。
6つのユニットUeのディンプルパターンは、60°回転対称である。換言すれば、あるユニットUeのディンプルパターンが極点Pを中心として経度方向に60°回転すると、隣のユニットUeのディンプルパターンと実質的に重なる。赤道近傍領域20のディンプルパターンは、3つのユニットにも区画されうる。この場合、各ユニットのディンプルパターンは、120°回転対称である。赤道近傍領域20のディンプルパターンは、2つのユニットにも区画されうる。この場合、各ユニットのディンプルパターンは、180°回転対称である。赤道近傍領域20のディンプルパターンは、3つの回転対称角度(すなわち60°、120°及び180°)を有する。回転対称角度を複数有する領域では、最も小さい回転対称角度(この例では60°)に基づき、ユニットUeが区画される。
図5には、第一緯線12及び第二緯線14が示されている。この図5において第一緯線12と第二緯線14とに囲まれているのが、調整領域22である。図5には、調整領域22が備えるディンプル8に関し、符号A及びCからEによりその種類が示されている。調整領域22は、直径が4.53mmであるディンプルAと、直径が4.33mmであるディンプルCと、直径が4.13mmであるディンプルDと、直径が3.63mであるディンプルEとを備えている。
調整領域22のディンプルパターンは、平面視において、Z−Z線に対して線対称である。このディンプルパターンは、Z−Z線以外に対称軸を有さない。極点Pを中心とした0°以上360°未満の回転では、ディンプルパターン同士の重なりは生じない。換言すれば、調整領域22のディンプルパターンは、互いに回転対称である複数のユニットに区画されえない。
調整領域22のディンプルパターンが、回転対称である複数のユニットに区画されうるものでもよい。この場合、調整領域22のユニットの数は、極近傍領域18のユニットUpの数と異なる必要があり、さらに、赤道近傍領域20のユニットUeの数とも異なる必要がある。
このゴルフボール2では、極近傍領域18のユニットUpの数Npが5であり、赤道近傍領域20のユニットUeの数Neが6である。両者は、異なっている。数Npと数Neとが異なっているディンプルパターンは、変化に富んでいる。このゴルフボール2では、飛行中の空気の流れがよく乱される。このゴルフボール2は、飛行性能に優れる。数Npと数Neとの組み合わせ(Np,Ne)は、(5,6)には限られない。他の組み合わせとしては、(2,3)、(2,4)、(2,5)、(2,6)、(3,2)、(3,4)、(3,5)、(3,6)、(4,2)、(4,3)、(4,5)、(4,6)、(5,2)、(5,3)、(5,4)、(6,2)、(6,3)、(6,4)及び(6,5)が例示される。
理由の詳細は不明であるが、本発明者の得た知見によれば、数Np及び数Neの一方が奇数であり、他方が偶数である場合に、大きなディンプル効果が得られる。さらに、数Npと数Neとの差が1であるとき、特に大きなディンプル効果が得られる。この差が1である組み合わせとしては、(2,3)、(3,2)、(3,4)、(4,3)、(4,5)、(5,4)、(5,6)及び(6,5)が例示される。
ディンプル効果の観点から、極近傍領域18が十分な面積を有し、かつ赤道近傍領域20が十分な面積を有することが好ましい。赤道近傍領域20の面積の観点から、第一緯線12及び第二緯線14の緯度は20°以上が好ましく、25°以上がより好ましい。極近傍領域18の面積の観点から、第一緯線12及び第二緯線14の緯度は40°以下が好ましく、35°以下がより好ましい。第一緯線12は、無数の緯線から任意に選択されうる。第二緯線14も、無数の緯線から任意に選択されうる。
ディンプル効果への極近傍領域18の寄与の観点から、ディンプル8の総数に対する極近傍領域18に存在するディンプル8の数の比率は20%以上が好ましく、25%以上がより好ましい。この比率は、40%以下が好ましい。
ディンプル効果への赤道近傍領域20の寄与の観点から、ディンプル8の総数に対する赤道近傍領域20に存在するディンプル8の数の比率は40%以上が好ましく、45%以上がより好ましい。この比率は、65%以下が好ましい。
もし極近傍領域18が境界線を挟んで赤道近傍領域20と隣接すると、ユニットの数の相違に起因して、この境界線の近傍においてディンプル8が密に配置され得ない。この場合、境界線の近傍に広いランド10が存在する。広いランド10は、ディンプル効果を阻害する。本発明に係るゴルフボール2では、極近傍領域18と赤道近傍領域20との間に調整領域22が存在する。この調整領域22では、ユニットの数に拘泥されることなくディンプル8が配置されうるので、ランド10の面積が抑制されうる。この調整領域22により、高い占有率(後に詳説)が達成される。
占有率の観点から、調整領域22が十分な面積を有することが好ましい。この観点から、第一緯線12の緯度と第二緯線14の緯度との差は、5°以上が好ましい 。調整領域22が広すぎると、数Npと数Neとの差によるディンプル効果が損なわれる。ディンプル効果の観点から、第一緯線12の緯度と第二緯線14の緯度との差は、15°以下が好ましく、10°以下がより好ましい。
占有率の観点から、ディンプル8の総数に対する調整領域22に存在するディンプル8の数の比率は5%以上が好ましく、8%以上がより好ましい。数Npと数Neとの差によるディンプル効果の観点から、この比率は20%以下が好ましく、18%以下がより好ましく、16%以下が特に好ましい。
極近傍領域18がユニットUpに区画され、さらに赤道近傍領域20がユニットUeに区画されたゴルフボール2では、回転によりパターンの周期が生じる。ユニットUpの数Np及びユニットUeの数Neが多いほど、周期は短い。数Np及び数Neが少ないほど、周期は長い。適切な周期は、ディンプル効果を高める。適切な周期の観点から、数Np及び数Neは4以上6以下が好ましく、5以上6以下が特に好ましい。数Np及び数Neの最も好ましい組み合わせ(NP,Ne)は、(5,6)及び(6,5)である。図2から図5に示されたゴルフボール2では、(Np,Ne)は(5,6)である。
空力的対称性の観点から、北半球Nのディンプルパターンと南半球Sのディンプルパターンとが等価であることが好ましい。赤道16を含む平面に対して北半球Nのディンプルパターンと対称であるパターンが、南半球Sのディンプルパターンと実質的に重なるとき、両パターンは等価である。赤道16を含む平面に対して北半球Nのディンプルパターンと対称であるパターンが、極点Pを中心として回転させられたときに南半球Sのディンプルパターンと実質的に重なるときも、両パターンは等価である。
図6は、図2のゴルフボール2の一部が示された拡大図である。図6において、符号L1で示されているのは、ディンプル8aの中心、ディンプル8bの中心及びゴルフボール2の中心を通過する平面である。符号L2で示されているのは、ディンプル8aの中心、ディンプル8gの中心及びゴルフボール2の中心を通過する平面である。矢印D1で示されているのは、ディンプル8aとディンプル8bとの距離である。距離D1は、ランド10に沿って測定される。距離D1は、ゴルフボール2の仮想球上に存在する大円の円弧の長さである。矢印D2で示されているのは、ディンプル8aとディンプル8gとの距離である。距離D2は、ランド10に沿って測定される。距離D2は、ゴルフボール2の仮想球上に存在する大円の円弧の長さである。
本明細書では、全てのディンプル8の半径の合計がディンプル8の総数で除された値は、「平均半径」と称される。本発明では、平均半径と、2つのディンプル8の間の距離との対比により、これらディンプル8の近接が判定される。図6に示された距離D1は、ディンプル8の平均半径よりも小さい。従って、ディンプル8bはディンプル8aに近接している。同様に、ディンプル8c−8fも、それぞれディンプル8aと近接している。距離D2は、ディンプル8の平均半径よりも大きい。従って、ディンプル8gはディンプル8aに近接していない。ディンプル8aの近接数は、5である。
図7は、図2のゴルフボール2の一部が示された拡大図である。図7から明らかなように、ディンプル8i−8nはディンプル8hと近接している。ディンプル8oは、ディンプル8hと近接していない。ディンプル8hの近接数は、6である。
図8は、図2のゴルフボール2の一部が示された拡大図である。図8から明らかなように、ディンプル8q−8wはディンプル8pと近接している。ディンプル8xは、ディンプル8pと近接していない。ディンプル8pの近接数は、7である。
図2に示されたゴルフボール2では、近接数が5であるディンプル8の数N5は、26個である。ディンプル8の総数は324個なので、総数に対するこの数N5の比率P5は8.0%である。近接数が6であるディンプル8の数N6は、274個である。総数に対するこの数N6の比率P6は、84.6%である。近接数が7であるディンプル8の数N7は、24個である。総数に対するこの数N7の比率P7は、7.4%である。このゴルフボール2は、近接数が4以下であるディンプル8を備えていない。このゴルフボール2は、近接数が8以上であるディンプル8を備えていない。全てのディンプル8において、近接数は5、6又は7である。
ディンプルが密に配置された従来のゴルフボールでは、近接数は5又は6である。このゴルフボールでは、ディンプルが整然と並ぶ。本発明に係るゴルフボール2では、近接数が7であるディンプル8により、変化に富むパターンが達成される。近接数が7であるディンプル8により、空気の流れが乱される。一方、近接数が4以下であるディンプルを備えたゴルフボールも、従来存在している。このゴルフボールでは、ディンプルが密に配置されにくい。近接数が8以上の場合も、ディプルが密に配置され得ない。本発明に係るゴルフボール2では、それぞれのディンプル8の近接数は、5、6又は7である。このゴルフボール2では、大きなディンプル8の密度と、変化に富むパターンとが両立される。このゴルフボール2は、飛行性能に優れる。飛行性能の観点から、比率P5、P6及びP7は、それぞれ7%以上が好ましい。
図9(a)は、図2のゴルフボール2のディンプル8が示された拡大平面図である。図9(b)は、図9(a)のB−B線に沿った断面図である。このディンプル8は、壁面30と底面32とを備えている。壁面30は、ディンプル8の輪郭34に連続して存在している。壁面30の形状は、球面の一部である。壁面30は、底面32を囲んでいる。底面32は、8個のセル36からなる。
図10(a)は図9のディンプル8のセル36が示された平面図であり、図10(b)は図10(a)のB−B線に沿った断面図であり、図10(c)は図10(a)のC−C線に沿った断面図である。セル36は、境界線38と2本のリッジ40とに囲まれている。セル36は、ベース42と中間部44とを含んでいる。図10(b)に示される通り、ベース42はリッジ40から凹陥している。図10(c)に示される通り、中間部44はリッジ40から凹陥している。図9(a)に示される通り、中間部44は、境界線38を挟んで壁面30と連続している。中間部44は、壁面30とベース42とをつなぐ役割を果たす。
図9(a)に示される通り、複数のリッジ40が点Oから放射状に配置されている。8個のセル36の形状は、互いに合同である。この底面32が点Oを中心として45°回転させられると、元の形状と一致する。換言すれば、底面32は45°回転対称である。この底面32の分割数は、8である。
本発明では、以下の(1)から(6)を満たすディンプル8は、特殊ディンプルと称される。
(1)輪郭34は円である。
(2)壁面30と底面32とを有する。
(3)壁面30は、輪郭34に連続する。
(4)壁面30の形状は、球面の一部である。
(5)底面32の分割数は、6以上である。
(6)底面32の形状は、回転対称である。
特殊ディンプルは、空気の流れをよりよく乱す。特殊ディンプルを備えたゴルフボール2は、飛行性能に優れる。
特殊ディンプルと、他のディンプルとが併存してもよい。他のディンプルとしては、断面形状がシングルラジアスであるディンプル及び断面形状がダブルラジアスであるディンプルが例示される。飛行性能の観点から、特殊ディンプルの数Naの、ディンプル8の総数に対する比率Paは80%以上が好ましく、85%以上がより好ましく、90%以上が特に好ましい。カバー6が射出成形法によって得られる場合、金型のサポートピン及びベントピンの位置を避けて特殊ディンプルが配置されることが好ましい。
底面32の分割数が多いほど、空気の流れがよりよく乱される。この観点から、分割数は8以上が好ましく、10以上が特に好ましい。金型の製造容易の観点から、分割数は16以下が好ましい。
本発明者が得た知見によれば、近接数よりも分割数が大きな特殊ディンプルを備えたゴルフボール2では、大きなディンプル効果が得られる。このゴルフボール2は、飛行性能に優れる。その理由は詳細には不明であるが、近接数と分割数との相違により、ランド10に沿った空気の流れが乱されるためと推測される。飛行性能の観点から、近接数よりも分割数が大きな特殊ディンプルの数Nbの、ディンプル8の総数に対する比率Pbは80%以上が好ましく、85%以上がより好ましく、90%以上が特に好ましい。
ディンプル8の直径Di(図9参照)は、4.0mm以上4.6mm以下が好ましい。直径Diが4.00mm以上に設定されることにより、個々のディンプル8において空気の流れが乱される。直径Diが4.6mm以下に設定されることにより、極めて小さなディンプル8が配置されなくても、占有率(後述される)が大きなゴルフボール2が得られる。直径が4.0mm以上4.6mm以下であるディンプル8の数Ncの、ディンプル8の総数に対する比率Pcは90%以上が好ましく、94%以上が特に好ましい。全てのディンプル8の直径の標準偏差は、0.3以下が好ましい。
ディンプル8の面積sは、無限遠からゴルフボール2の中心を見た場合の、輪郭34に囲まれた部分の面積である。輪郭34が円の場合、面積sは下記数式によって算出される。
s = (Di / 2) ・ π
図2及び3に示されたゴルフボール2では、ディンプルAの面積は16.12mmであり、ディンプルBの面積は15.41mmであり、ディンプルCの面積は14.73mmであり、ディンプルDの面積は13.40mmであり、ディンプルEの面積は10.35mmである。
本発明では、全てのディンプル8の面積sの合計の、仮想球46の表面積に対する比率は、占有率と称される。十分なディンプル効果が得られるとの観点から、占有率は75%以上が好ましく、78%以上がより好ましく、81%以上が特に好ましい。占有率は、90%以下が好ましい。図2及び3に示されたゴルフボール2は、30個のディンプルAと、76個のディンプルBと、106個のディンプルCと、94個のディンプルDと、18個のディンプルEとを備えている。従って、ディンプル8の合計面積は4661.4mmである。このゴルフボール2の仮想球46の表面積は5728.0mmなので、占有率は81.4%である。なお、仮想球46の表面は、ディンプル8が存在しないと仮定されたときのゴルフボール2の表面である。
本発明において「ディンプルの容積」とは、ディンプル8の輪郭34を含む平面とディンプル8の表面とに囲まれた部分の容積を意味する。ゴルフボール2のホップが抑制されるとの観点から、全てのディンプル8の容積の合計(総容積)は250mm以上が好ましく、260mm以上がより好ましく、270mm以上が特に好ましい。ゴルフボール2のドロップが抑制されるとの観点から、総容積は400mm以下が好ましく、390mm以下がより好ましく、380mm以下が特に好ましい。
ゴルフボール2のホップが抑制されるとの観点から、ディンプル8の深さは0.05mm以上が好ましく、0.08mm以上がより好ましく、0.10mm以上が特に好ましい。ゴルフボール2のドロップが抑制されるとの観点から、深さは0.60mm以下が好ましく、0.45mm以下がより好ましく、0.40mm以下が特に好ましい。深さは、ディンプル8の輪郭34を含む平面とディンプル8の最深部との距離である。
十分なディンプル効果が得られるとの観点から、ディンプル8の総数は270個以上が好ましく、290個以上がより好ましく、310個以上が特に好ましい。個々のディンプル8が十分な直径を備えうるとの観点から、総数は370個以下が好ましく、350個以下がより好ましく、340個以下が特に好ましい。
このゴルフボール2は、赤道16と交差するディンプル8を備えている。換言すれば、この赤道16は、ディンプル8と交差しない大円(すなわち大円帯)ではない。赤道16と交差するディンプル8は、赤道16がバックスピンの最速部と一致したときのディンプル効果を高める。このゴルフボール2は、赤道と一致しない大円帯も有していない。このゴルフボール2は、空力的対称性に優れる。このゴルフボール2は、外観にも優れる。
図11から22には、それぞれ、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールの特殊ディンプルが示されている。この特殊ディンプルは、壁面30と底面32とを備えている。底面32は、複数のセル36からなる。それぞれのセル36は、ベース42と中間部44とからなる。このゴルフボールでも、特殊ディンプルにより、優れた飛行性能が得られる。特殊ディンプルの詳細は、以下の通りである。
図11 セルの数:8 45°回転対称 分割数:8
図12 セルの数:8 45°回転対称 分割数:8
図13 セルの数:8 45°回転対称 分割数:8
図14 セルの数:8 45°回転対称 分割数:8
図15 セルの数:8 45°回転対称 分割数:8
図16 セルの数:10 36°回転対称 分割数:10
図17 セルの数:10 36°回転対称 分割数:10
図18 セルの数:10 36°回転対称 分割数:10
図19 セルの数:10 36°回転対称 分割数:10
図20 セルの数:10 36°回転対称 分割数:10
図21 セルの数:10 36°回転対称 分割数:10
図22 セルの数:6 60°回転対称 分割数:6
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
100質量部のポリブタジエン(ジェイエスアール社の商品名「BR−730」)、30質量部のアクリル酸亜鉛、6質量部の酸化亜鉛、10質量部の硫酸バリウム、0.5質量部のジフェニルジスルフィド及び0.5質量部のジクミルパーオキサイドを混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を共に半球状キャビティを備えた上型及び下型からなる金型に投入し、170℃で18分間加熱して、直径が39.7mmのコアを得た。一方、50質量部のアイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1605」)、50質量部の他のアイオノマー樹脂(三井・デュポンポリケミカル社の商品名「ハイミラン1706」)及び3質量部の二酸化チタンを混練し、樹脂組成物を得た。上記コアを、内周面に多数のピンプルを備えたファイナル金型に投入し、球体の周囲に上記樹脂組成物を射出成形法により注入して、厚みが1.5mmであるカバーを成形した。カバーには、ピンプルの形状が反転した形状のディンプルが多数形成された。このカバーに、二液硬化型ポリウレタンを基材とするクリアー塗料を塗装し、直径が42.7mmであり質量が約45.4gである実施例1のゴルフボールを得た。このゴルフボールのPGAコンプレッションは、約85である。このゴルフボールは、図2から図5に示されたディンプルパターンを有する。ディンプルの仕様の詳細が、下記表1に示されている。
[実施例2から3及び比較例1から5]
ファイナル金型を変更し、その仕様が下記表1に示されるディンプルを形成した他は実施例1と同様にして、実施例2から3及び比較例1から5のゴルフボールを得た。
比較例3のゴルフボールが、図23から26に示されている。このゴルフボールの北半球N及び南半球Sは、極近傍領域18、赤道近傍領域20及び調整領域22を備えている。極近傍領域18は、5つのユニットUpに区画されうる。赤道近傍領域20は、6つのユニットUeに区画されうる。調整領域22のディンプルパターンは、互いに回転対称である複数のユニットに区画されえない。
比較例4のゴルフボールが、図27及び28に示されている。このゴルフボールの北半球N及び南半球Sは、120°回転対称のユニットUを備えている。北半球及び南半球のそれぞれにおいて、ユニットUの数は3である。
比較例5のゴルフボールが、図29及び30に示されている。このゴルフボールの北半球N及び南半球Sは、72°回転対称のユニットUを備えている。北半球及び南半球のそれぞれにおいて、ユニットUの数は5である。
[飛距離テスト]
ゴルフラボラトリー社のスイングマシンに、チタンヘッドを備えたドライバー(住友ゴム工業株式会社の商品名「XXIO」、シャフト硬度:X、ロフト角:9°)を装着した。ヘッド速度が49m/secであり、打ち出し角度が約11°であり、バックスピンの速度が約3000rpmである条件でゴルフボールを打撃して、発射地点から静止地点までの距離を測定した。テスト時は、ほぼ無風であった。20回の測定の平均値が、下記の表1に示されている。
Figure 0005021598

N5:近接数が5であるディンプルの数
N6:近接数が6であるディンプルの数
N7:近接数が7であるディンプルの数
Na:特殊ディンプルの数
Nb:近接数よりも分割数が大きな特殊ディンプルの数
Nc:直径が4.0mm以上4.6mm以下であるディンプルの数
表1に示されるように、各実施例のゴルフボールは飛行性能に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明に係るディンプルパターンは、ツーピースゴルフボールのみならず、ワンピースゴルフボール、マルチピースゴルフボール及び糸巻きゴルフボールにも適用されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボールが示された模式的断面図である。 図2は、図1のゴルフボールが示された拡大正面図である。 図3は、図2のゴルフボールが示された平面図である。 図4は、図2のゴルフボールが示された平面図である。 図5は、図2のゴルフボールが示された平面図である。 図6は、図2のゴルフボールの一部が示された拡大図である。 図7は、図2のゴルフボールの一部が示された拡大図である。 図7は、図2のゴルフボール2の一部が示された拡大図である。 図9(a)は図2のゴルフボールのディンプルが示された拡大平面図であるり、図9(b)は図9(a)のB−B線に沿った断面図である。 図10(a)は図9のディンプルのセルが示された平面図であり、図10(b)は図10(a)のB−B線に沿った断面図であり、図10(c)は図10(a)のC−C線に沿った断面図である。 図11は、本発明の他の実施形態に係るゴルフボールのディンプルが示された平面図である。 図12は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボールのディンプルが示された平面図である。 図13は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボールのディンプルが示された平面図である。 図14は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボールのディンプルが示された平面図である。 図15は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボールのディンプルが示された平面図である。 図16は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボールのディンプルが示された平面図である。 図17は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボールのディンプルが示された平面図である。 図18は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボールのディンプルが示された平面図である。 図19は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボールのディンプルが示された平面図である。 図20は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボールのディンプルが示された平面図である。 図21は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボールのディンプルが示された平面図である。 図22は、本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボールのディンプルが示された平面図である。 図23は、比較例3に係るゴルフボールが示された正面図である。 図24は、図23のゴルフボールが示された平面図である。 図25は、図23のゴルフボールが示された平面図である。 図26は、図23のゴルフボールが示された平面図である。 図27は、比較例4に係るゴルフボールが示された正面図である。 図28は、図27のゴルフボールが示された平面図である。 図29は、比較例5に係るゴルフボールが示された正面図である。 図30は、図29のゴルフボールが示された平面図である。
符号の説明
2・・・ゴルフボール
4・・・コア
6・・・カバー
8・・・ディンプル
10・・・ランド
12・・・第一緯線
14・・・第二緯線
16・・・赤道
18・・・極近傍領域
20・・・赤道近傍領域
22・・・調整領域
24・・・第一経線
26・・・第二経線
30・・・壁面
32・・・底面
34・・・輪郭
36・・・セル
38・・・境界線
40・・・リッジ
42・・・ベース
44・・・中間部
A−E・・・ディンプル
N・・・北半球
P・・・極点
S・・・南半球
U、Up、Us・・・ユニット

Claims (5)

  1. その表面に多数の特殊ディンプルを含むディンプルを備えており、
    それぞれのディンプルにおいて、当該ディンプルと近接するディンプルの数である近接数が5、6又は7であり、
    上記近接数が5であるディンプルの数のディンプルの総数に対する比率が7%以上であり、
    上記近接数が6であるディンプルの数のディンプルの総数に対する比率が7%以上であり、
    上記近接数が7であるディンプルの数のディンプルの総数に対する比率が7%以上であり、
    上記特殊ディンプルが、円形の輪郭と、この輪郭に連続しかつ球面の一部である壁面と、分割数が6以上であって回転対称な形状を有する底面とを含んでおり、
    近接数よりも多い分割数を有する特殊ディンプルの数の、ディンプルの総数に対する比率が80%以上であるゴルフボール。
  2. 上記底面の分割数が8以上16以下である請求項1に記載のゴルフボール。
  3. その直径が4.0mm以上4.6mm以下であるディンプルの数の、ディンプルの総数に対する比率が90%以上である請求項1又は2に記載のゴルフボール。
  4. 上記ディンプルと交差しない大円をその表面に有さない請求項1から3のいずれかに記載のゴルフボール。
  5. その表面の北半球及び南半球のそれぞれが、極近傍領域と、赤道近傍領域と、この極近傍領域及び赤道近傍領域の間に位置する調整領域とを備えており、
    極近傍領域のディンプルパターンが、極点を中心として互いに回転対称である複数のユニットからなり、
    赤道近傍領域のディンプルパターンが、極点を中心として互いに回転対称である複数のユニットからなり、
    極近傍領域のユニットの数が赤道近傍領域のユニットの数と異なっており、
    調整領域のディンプルパターンが、極点を中心として互いに回転対称である複数のユニットに区画不可能なものであるか、又は極点を中心として互いに回転対称である複数のユニットからなりかつこのユニットの数が極近傍領域及び赤道近傍領域のユニットの数とは異なるものである請求項1から4のいずれかに記載のゴルフボール。
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