JP5021419B2 - 車両用開閉体のロック装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両用開閉体のロック装置に関する。
特許文献1に従来の車両用開閉体のロック装置が開示されている。このロック装置は、取付部材と、フォークと、ポールと、切替手段と、制御手段とを備えている。
取付部材には、ストライカが進入する進入口が形成されている。
フォークは、取付部材に揺動可能に設けられ、進入口内においてストライカを係止した状態である係止状態、又は進入口内においてストライカの係止を解除した状態である解除状態に切り替わるものである。
ポールは、取付部材に揺動可能に設けられ、フォークの揺動を固定又は開放可能なものである。
切替手段は、ポールに作用して、フォークを係止状態から解除状態に切り替えるものである。切替手段は、電力によって駆動力を生じる駆動手段と、通常は初期位置にあり、駆動手段に駆動されると揺動して、ポールによってフォークの揺動を開放させる切替レバーとを有している。
制御手段は、使用者による開スイッチの操作に基づいて、切替手段を制御するようになっている。具体的には、開スイッチは、車両用開閉体に設けられた開閉ハンドルに内蔵されており、使用者が開閉ハンドルを引くことにより開スイッチが通電状態となるようになっている。
このような構成である従来のロック装置では、使用者による開スイッチの操作が開始されれば、つまり、使用者が開閉ハンドルを引けば、それに基づいて制御手段が切替手段を制御する。そうすると、切替手段において、切替レバーが駆動手段に駆動されて初期位置から揺動し、ポールに作用してポールを揺動させる。その結果、ポールがフォークの揺動を開放し、フォークが係止状態から解除状態に切り替わる。
その後、使用者による開スイッチの操作が終われば、つまり、使用者が開閉ハンドルを戻せば、それに基づいて制御手段が切替手段を制御する。そうすると、切替手段において、切替レバーが逆方向に揺動して初期位置に復帰し、それに伴って、ポールも逆方向に揺動する。その結果、ポールがフォークの揺動を再び固定可能となり、フォークが解除状態から係止状態に復帰可能な状態となる。
こうして、このロック装置は、使用者による開スイッチの操作の開始に基づいて、自動によりフォークを係止状態から解除状態に切り替えるとともに、使用者による開スイッチの操作の終了に基づいて、自動によりフォークを解除状態から係止状態に復帰可能な状態とすることが可能となっている。
なお、別の従来技術として、使用者による開スイッチの操作の開始から一定時間が経過した時点で、それに基づいて制御手段が切替手段を制御して、フォークを解除状態から係止状態に復帰可能な状態とするようになっているものもある。
特開2002−339621号公報
ところで、上記従来のロック装置では、使用者による開スイッチの操作の終了に基づいて切替レバーを初期位置に復帰させる場合、又は使用者による開スイッチの操作の開始から一定時間が経過した時点で切替レバーを初期位置に復帰させる場合において、切替レバーが初期位置に復帰するまではポールがフォークの揺動を開放した状態のままであり、フォークが解除状態となっている。このため、この状態では、開閉体を開いた後にすぐに閉めようとすると、ストライカがフォークに係止されず、開閉体をすぐに閉めることができないという不具合が生じ易い。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、開閉体を開いてすぐに閉めようとする使用者に好適に対処可能な車両用開閉体のロック装置を提供することを解決すべき課題としている。
第1発明の車両用開閉体のロック装置は、ストライカが進入する進入口が形成された取付部材と、
前記取付部材に揺動可能に設けられ、前記進入口内において前記ストライカを係止した状態である係止状態、又は前記進入口内において前記ストライカの係止を解除した状態である解除状態に切り替わるフォークと、
前記取付部材に揺動可能に設けられ、前記フォークの揺動を固定又は開放可能なポールと、
前記ポールに作用して、前記フォークを前記係止状態から前記解除状態に切り替える切替手段と、
使用者による開スイッチの操作に基づいて、前記切替手段を制御する制御手段とを備える車両用開閉体のロック装置において、
前記切替手段は、電力によって駆動力を生じる駆動手段と、
前記開スイッチの操作がない状態では初期位置にあり、前記駆動手段に駆動されると揺動して、前記ポールによって前記フォークの揺動を開放させる切替レバーとを有し、
前記駆動手段は、モータと、前記モータの回転を前記切替レバーに伝達するギヤ機構と、前記切替レバーを前記初期位置に向けて付勢するリターンスプリングとを有し、
前記制御手段は、前記フォークに対して接触又は離反することにより、前記フォークが揺動して前記解除状態となる解除角度を超えたことを検知するフォーク角度検知手段と、
前記開スイッチの操作があれば、前記モータに前記電力を供給し、前記フォークが前記解除状態となるように前記切替レバーを揺動させて前記ポールによって前記フォークの揺動を開放させ、その後、前記フォークが揺動して前記解除角度を超えたことを前記フォーク角度検知手段が検知すれば、前記モータへの前記電力の供給を停止し、前記リターンスプリングの付勢力により、前記切替レバーを前記初期位置に復帰させるレバー制御手段とを有することを特徴とする。
このような構成である第1発明の車両用開閉体のロック装置(以下、単に「ロック装置」という。)では、使用者による開スイッチの操作が開始されれば、それに基づいてレバー制御手段がモータに電力を供給する。そうすると、切替手段において、切替レバーが駆動手段に駆動されて初期位置から揺動し、ポールに作用してポールを揺動させる。その結果、ポールがフォークの揺動を開放し、フォークが係止状態から解除状態に切り替わる。
その後、フォークが揺動して解除角度を超えたことをフォーク角度検知手段が検知すれば、それに基づいてレバー制御手段がモータへの電力の供給を停止する。そうすると、リターンスプリングの付勢力により、切替手段において、切替レバーが逆方向に揺動して初期位置に復帰し、それに伴って、ポールも逆方向に揺動する。その結果、ポールがフォークの揺動を再び固定可能となり、フォークが解除状態から係止状態に復帰可能な状態となる。
このため、フォークが解除角度を超えた後は、ポールが従来よりも短い時間でフォークの揺動を固定可能な状態に戻る。そして、フォークが解除角度を超えた状態では、開閉体をさらに開くこともできる。また、使用者が開閉体を開いてすぐに閉めようとしても、ポールが直ちにフォークの揺動を固定できるので、開閉体を問題なく閉じることができる。
したがって、第1発明のロック装置は、開閉体を開いてすぐに閉めようとする使用者に好適に対処可能である。
第1発明のロック装置において、フォークは、解除状態になるように付勢されているとともに、その外周面には径外方向に延在するラッチ面が形成され得る。そして、ポールは、一端がフォークの外周面側に付勢されてラッチ面に当接することによりフォークの揺動を固定するものであるとともに、一端がフォークの外周面から離反することによりフォークの揺動を開放するものであり得る。
この場合、第1発明のロック装置は、本発明の作用効果を確実に奏することができるとともに、簡素化された装置構成により製造コストの低廉化を図ることができる。
第1発明のロック装置において、係止状態は、フォークがストライカを進入口の底部で係止する完全係止状態と、フォークがストライカを進入口の中間部で係止する中間係止状態とからなり、ラッチ面は、完全係止状態においてポールの一端に当接するフルラッチ面と、中間係止状態においてポールの一端に当接するハーフラッチ面とからなり得る。この場合において、解除角度は、フォークが中間係止状態から解除状態になる角度であることが好ましい。
に解除角度が、フォークが中間係止状態から解除状態になる角度より小さく設定されているとすると、下記の不具合が生じてしまう。
すなわち、使用者が開スイッチを操作して開閉体を開こうとすると、フォークが解除状態となる前に、フォーク角度検知手段及びレバー制御手段により、ポールがフォークの揺動を固定可能な状態に戻ってしまう。このため、使用者が開閉体をさらに開こうとしても、ポールの一端がハーフラッチ面に当接して中間係止状態となってしまう。このため、使用者は、再び開スイッチの操作を行ってフォークを解除状態としなければ、開閉体をさらに開くことができず不便である。
この点、解除角度が、フォークが中間係止状態から解除状態になる角度である場合、フォークが解除状態となった後に、フォーク角度検知手段及びレバー制御手段により、ポールがフォークの揺動を固定可能な状態に戻る。このため、使用者が開閉体をさらに開こうとしても、ポールの一端がハーフラッチ面を通過しているので、中間係止状態となることがない。このため、使用者は、なんら支障なく開閉体をさらに開くことができる。
また、このロック装置では、使用者による開閉体の開閉操作が不十分な場合であっても、開閉体を半開きの状態で保持することができるので、安全性や防犯性を確保することができる。
第2発明の車両用開閉体のロック装置は、ストライカが進入する進入口が形成された取付部材と、
前記取付部材に揺動可能に設けられ、前記進入口内において前記ストライカを係止した状態である係止状態、又は前記進入口内において前記ストライカの係止を解除した状態である解除状態に切り替わるフォークと、
前記取付部材に揺動可能に設けられ、前記フォークの揺動を固定又は開放可能なポールと、
前記ポールに作用して、前記フォークを前記係止状態から前記解除状態に切り替える切替手段と、
使用者による開スイッチの操作に基づいて、前記切替手段を制御する制御手段とを備える車両用開閉体のロック装置において、
前記切替手段は、電力によって駆動力を生じる駆動手段と、
前記開スイッチの操作がない状態では初期位置にあり、前記駆動手段に駆動されると揺動して、前記ポールによって前記フォークの揺動を開放させる切替レバーとを有し、
前記駆動手段は、モータと、前記モータの回転を前記切替レバーに伝達するギヤ機構と、前記切替レバーを前記初期位置に向けて付勢するリターンスプリングとを有し、
前記制御手段は、前記ポールに対して接触又は離反することにより、前記ポールが揺動して前記フォークの揺動を開放した状態となる開放角度を超えたことを検知するポール角度検知手段と、
前記開スイッチの操作があれば、前記モータに前記電力を供給し、前記フォークが前記解除状態となるように前記切替レバーを揺動させて前記ポールによって前記フォークの揺動を開放させ、その後、前記ポールが揺動して前記開放角度を超えたことを前記ポール角度検知手段が検知すれば、前記モータへの前記電力の供給を停止し、前記リターンスプリングの付勢力により、前記切替レバーを前記初期位置に復帰させるレバー制御手段とを有することを特徴とする。
このような構成である第2発明のロック装置では、使用者による開スイッチの操作が開始されれば、第1発明のロック装置と同様に、フォークが係止状態から解除状態に切り替わる。
その後、ポールが揺動して開放角度を超えたことをポール角度検知手段が検知すれば、それに基づいてレバー制御手段がモータへの電力の供給を停止する。そうすると、リターンスプリングの付勢力により、切替手段において、切替レバーが逆方向に揺動して初期位置に復帰し、それに伴って、ポールも逆方向に揺動する。その結果、ポールがフォークの揺動を再び固定可能となり、フォークが解除状態から係止状態に復帰可能な状態となる。
このため、ポールが開放角度を超えた後は、ポールが従来よりも短い時間でフォークの揺動を固定可能な状態に戻る。このため、使用者が開閉体を開いてすぐに閉めようとしても、ポールが直ちにフォークの揺動を固定できるので、開閉体を問題なく閉じることができる。
したがって、第2発明のロック装置も、開閉体を開いてすぐに閉めようとする使用者に好適に対処可能である。
第2発明のロック装置において、フォークは、解除状態になるように付勢されているとともに、その外周面には径外方向に延在するラッチ面が形成され得る。そして、ポールは、一端がフォークの外周面側に付勢されてラッチ面に当接することによりフォークの揺動を固定するものであるとともに、一端がフォークの外周面から離反することによりフォークの揺動を開放するものであり得る。
この場合、第2発明のロック装置は、本発明の作用効果を確実に奏することができるとともに、簡素化された装置構成により製造コストの低廉化を図ることができる。
フォーク角度検知手段及びポール角度検知手段としては、フォーク又はポールが解除角度又は開放角度を超えたことを検知可能なものであれば、どのようなものを採用してもかまわない。例えば、レバー式マイクロスイッチ、マイクロフォトセンサその他の一般的なものを採用することができる。
第2発明のロック装置は、第1発明のロック装置と異なり、フォークの揺動角度に関係なくレバー制御手段が切替手段を制御するものである。このため、第2発明では、レバー制御手段がフォークのハーフラッチ面がどこまで変位しているかを考慮し難い。このため、第2発明のロック装置は、中間係止状態を有さない構成であるロック装置に適している。
一方、第1発明のロック装置は、フォークの揺動角度に基づいてレバー制御手段が切替手段を制御するものである。このため、第1発明は、レバー制御手段がフォークのハーフラッチ面がどこまで変位しているかを考慮し易い。このため、第1発明のロック装置は、中間係止状態を有する構成であるロック装置に適している。
以下、第1、2発明を具体化した実施例1、2を図面を参照しつつ説明する。なお、図1に示すように、テールゲート9側を後側として前後方向、左右方向及び上下方向を規定している。すなわち、テールゲート9の反対側である車両前方を前側と規定している。また、車両前方を向いた状態における左側(図1における紙面奥側)を左側と規定し、車両前方を向いた状態における右側(図1における紙面手前側)を右側と規定している。そして、図2〜図8及び図10に示す前後方向、左右方向及び上下方向は、全て図1の各方向に対応している。
図1に示すように、実施例1の車両用開閉体のロック装置1(以下、単に「ロック装置1」と呼ぶ。)は、自動車に適用されるものである。ロック装置1は、車両用開閉体の具体的態様であるテールゲート9の下方の車内側に配設されている。そして、ロック装置1は、後述する通り、車両本体8に配設されたストライカ99とフォーク11とが係合したり、係合しなくなることにより、テールゲート9を閉じたまま保持する係止状態又は開放可能な解除状態とするものである。以下、ロック装置1の各構成要素について詳しく説明する。
ロック装置1は、図1及び図2に示すように、取付部材90と、フォーク11と、ポール12と、切替手段50と、制御手段60とを備えている。
取付部材90は、鋼板が折り曲げ加工されてなる取付部材本体93を有している。取付部材本体93には、上端側において左右方向に略水平に延在する一対の取付部93bと、下方に凹む第1収納室93aとが形成されている。取付部93bは、図1に示すように、テールゲート9の下側端面に締結固定されるためのものである。第1収納室93aには、図1及び図2に示すように、後述するフォーク11及びポール12が収納されている。また、第1収納室93aには、図2に示すように、下端縁中央から上方に向けて深く溝状に切り欠かれた進入口91が形成されている。進入口91には、テールゲート9の開閉に伴ってロック装置1が移動する際、ストライカ99が相対的に進入するようになっている。
また、取付部材90は、図1に示すように、取付部材本体93の上面後端側に立設された第1ハウジング91及び第2ハウジング92を有している。
第1ハウジング91及び第2ハウジング92は、図2及び図3に示すように、熱可塑性樹脂の射出成形により略箱形状に形成されたものである。そして、車内側(前方)に位置する第1ハウジング91とテールゲート9側(後方)に位置する第2ハウジング92とを対面させた状態で組み付けることにより、内部に第2収納室91aが形成されるようになっている。第2収納室91aには、後述する切替手段50が収納されている。
フォーク11及びポール12は、図2に示すように、第1収納室93aに収納されており、進入口91を左右から挟むように設けられている。
フォーク11は、進入口91の左側(図2に示すように、車両前方を向いた状態における左側。)に配設され、取付部材本体93の底部から第1収納室93a内に向けて立設された揺動軸14aに揺動可能に軸支されている。そして、フォーク11は、図示しないコイルバネにより、揺動軸14a回りで反時計方向に揺動するように付勢されている。
フォーク11の進入口91側に位置する部位は、上側凸部11aと下側凸部11bとに分岐している。そして、上側凸部11aと下側凸部11bとの間に形成された凹部11cには、進入口91内に進入したストライカ99が収まるようになっている。図2に示す状態が、フォーク11が進入口91の底部でストライカ99を係止した状態(完全係止状態(フルラッチ状態)と呼ぶ。)である。上側凸部11aのポール12に対面する先端側には、後述するストッパ部12aと当接可能なフルラッチ面19aが形成されている。
フォーク11の外周縁は、上側凸部11aの先端から時計方向に円弧状に形成されており、その途中に径外方向に拡径する段部11dが設けられている。なお、本実施例における「時計方向」及び「反時計方向」は、図2の断面図に対面した状態を基準としている。段部11dのポール12に対面する先端側には、後述するストッパ部12aと当接可能なハーフラッチ面19bが形成されている。
さらに、フォーク11の外周縁において、段部11dから時計方向に離れた位置には、径外方向に突出するフォーク角度検知用凸部11eが設けられている。フォーク角度検知用凸部11eは、後述するフォーク角度検知センサ71に当接することにより、フォーク11が揺動して解除角度α(後述する)を超えたことをフォーク角度検知センサ71に検知させるようになっている。
ポール12は、進入口91の右側(図2に示すように、車両前方を向いた状態における右側。)に配設され、取付部材本体93の底部から第1収納室93a内に向けて立設された揺動軸14bに揺動可能に軸支されている。そして、ポール12は、図示しないコイルバネにより、揺動軸14b回りで時計方向に揺動するように付勢されている。
ポール12の進入口91側に位置する部位は、フォーク11の上側凸部11aに向けて突出するように形成され、その先端側がストッパ部12aとされている。ストッパ部12aは、フォーク11が進入口91の底部でストライカ99を係止した状態において、上側凸部11aのフルラッチ面19aに当接することにより、フォーク11を反時計方向に揺動させないように固定して完全係止状態とするようになっている。
ポール12の揺動軸14bより上方に位置する部位は、ストッパ部12aと分岐しつつ、第1ハウジング91及び第2ハウジング92の下面に向けて突出するように形成され、その先端側が被当接部12bとされている。被当接部12bは、詳細は後述するが、切替レバー51の一端である当接部51bが当接することにより、反時計方向に押されて変位するようになっている。
そして、図4に示すように、被当接部12bが反時計方向に変位すれば、ポール12は、コイルバネの付勢力に抗しつつ、揺動軸14b回りで反時計方向に揺動するようになっている。この際、ストッパ部12aがフォーク11のフルラッチ面19aから離反するので、ポール12がフォーク11を開放する。その結果、図4〜図7に示すように、フォーク11がコイルバネの付勢力により揺動軸14a回りで反時計方向に揺動して、ストライカ99を進入口91から離脱する方向に変位させる。その結果、フォーク11は、図7に示すように、進入口91内においてストライカ99の係止を解除した状態である解除状態に切り替わる。
逆に、ストライカ99が進入口91内に進入する場合には、フォーク11及びポール12が上述の動作とは逆に動作するので、図8に示すように、フォーク11の外周面に向けて付勢されたストッパ部12aがハーフラッチ面19bに当接してフォーク11を固定する。図8に示す状態が、フォーク11がストライカ99を進入口91の中間部で係止する状態(中間係止状態(ハーフラッチ状態)と呼ぶ。)である。そして、図に示すように、ストライカ99が進入口91の底部まで進入すれば、フォーク11は、元の状態まで揺動し、ストッパ部12aがフルラッチ面19aに当接して完全係止状態に戻る。
切替手段50は、図2及び図3に示すように、第2収納室91aに収納されており、切替レバー51と、駆動手段80とを有している。
切替レバー51は、熱可塑性樹脂の射出成形により、上方に扇型歯車82dが形成され、中央に軸穴51aが形成され、下方に当接部51bが形成された細長い板形状のものである。
軸穴51aは、第2ハウジング92の内側から第1ハウジング91に向けて凸設された揺動軸92cに挿通されている。このため、切替レバー51は、揺動軸92c回りで揺動可能となっている。図2は、切替レバー51が初期位置にある状態を示している。また、図6は、切替レバー51が最大揺動位置にある状態を示している。
図2に示すように、当接部51bは、第1ハウジング91及び第2ハウジング92の下面側に形成された開口91dよりも下方に突出し、被当接部12bの左側に延在している。
扇型歯車82dの上方、すなわち、第2収納室91aの上方右側には、小径ギヤ82c及びウォームホイール82bが配設されている。前側に位置する小径ギヤ82cと後側に位置するウォームホイール82bとは同軸であり、熱可塑性樹脂の射出形成や金属材料の切削加工等により一体成型されている。小径ギヤ82c及びウォームホイール82bは、図3に示すように、第2ハウジング92の内側から第1ハウジング91に向けて凸設されたボス部92bと、第1ハウジング91の内側においてボス部92bに対面する部位に凹設された凹部91bとに両端が挿入固定された回転軸95によって、回転可能に軸支されている。
図2及び図3に示すように、小径ギヤ82cは、扇型歯車82dと噛み合っている。一方、ウォームホイール82bは、下方に配設されたウォームギヤ82aと噛み合っている。ウォームギヤ82aは、第2収納室91aの上方左側に配設されたモータ81の回転軸に一体回転可能に固定されている。モータ81は、後述するレバー制御手段61に電気的に接続されて、回転制御されるようになっている。
ウォームホイール82bの後面側には、図3に示すように、ウォームホイール82bと同軸の円環状凹部92dが凹設され、その内部に、リターンスプリング83が配設されている。図2に示すように、リターンスプリング83の一端は、第2ハウジング92からウォームホイール82bの後面側に向けて凸設されたハウジング側係止部83aに係止されている。他方、リターンスプリング83の他端は、ウォームホイール82bの後面側から第2ハウジング92に向けて凸設されたウォームホイール側係止部83bに係止されている。このため、ウォームホイール82bは、リターンスプリング83により時計方向に回転するように付勢されている。
扇型歯車82dと、小径ギヤ82cと、ウォームホイール82bと、ウォームギヤ82aとを有してギヤ機構82が構成されている。また、モータ81と、ギヤ機構82と、リターンスプリング93とを有して駆動手段80が構成されている。そして、駆動手段80は、後述する通り、モータ81とギヤ機構82とリターンスプリング83とによって、切替レバー51を図2に示す初期位置と図6に示す最大揺動位置との間で往復動作させる。
制御手段60は、図2に示すように、車両内部に設置された一般的な電子制御回路であり、レバー制御手段61と、フォーク角度検知センサ71とを有している。
レバー制御手段61は、制御手段60に内蔵されており、後述する通り、開スイッチ9b及びフォーク角度検知センサ71の状態に基づいてモータ81等を制御し、切替レバー51を往復動作させるものである。レバー制御手段61は、テールゲート9の開閉ハンドル9aに内蔵された開スイッチ9bと電気的に接続されている。このため、使用者が開閉ハンドル9aを引いたり、戻したりして、開スイッチ9bが通電状態又は非通電状態となれば、レバー制御手段61は、その都度、使用者による開スイッチ9bの操作状況を検知することが可能となっている。
フォーク角度検知センサ71は、本実施例ではレバー式マイクロスイッチであり、第1収納室93a内において、フォーク11の上方に配設されている。そして、フォーク11が揺動軸14a回りで反時計方向に揺動し、図5に示すように、ハーフラッチ面19bがストッパ部12aの直前に位置する状態、又は図8に示すように、ハーフラッチ面19bがストッパ部12aと当接する状態から、図6に示すハーフラッチ面19bがストッパ部12aを通りすぎた直後の状態まで揺動すると、フォーク角度検知用凸部11eがフォーク角度検知センサ71のレバーに接触して変位させる。その結果、フォーク角度検知センサ71が非通電状態から通電状態に変化するようになっている。ここで、図2に示すフォーク11の初期状態を基準として、フォーク11が図8に示す中間係止状態から、図6に示す解除状態に切り替わる角度が解除角度α(図2及び図4〜図8に示す。)である。
フォーク角度検知センサ71は、図2に示すように、レバー制御手段61に電気的に接続されている。このため、フォーク角度検知用凸部11eがフォーク角度検知センサ71のレバーに接触したり、離反したりして、フォーク角度検知センサ71が通電状態又は非通電状態となれば、レバー制御手段61は、その都度、フォーク11が揺動して解除角度αを超えたか否かを検知することが可能となっている。
このような構成である実施例1のロック装置1は、図1及び図2に示す初期状態において、使用者が開閉ハンドル9aを操作してテールゲート9を開こうとする場合、下記のようにして、自動によりフォーク11を係止状態から解除状態に切り替え、テールゲート9を開くことができる状態とする。
開スイッチ9bの状態、フォーク角度検知センサ71の状態及び切替レバー51の揺動変位の相関関係を図9(a)のタイムチャートに示しつつ、一連の動作を説明する。
図1及び図2に示す初期状態では、開スイッチ9b及びフォーク角度検知センサ71は非通電状態(OFF)であり、切替レバー51は初期位置にある。
次に、使用者がテールゲート9を開こうとして開閉ハンドル9aを引くと、開スイッチ9bが通電状態(ON)となり、それをレバー制御手段61が検知して、モータ81に電力を供給してウォームギヤ82aを回転させる。これにより、ウォームギヤ82aと噛合するウォームホイール82bが反時計方向に回転し、小径ギヤ82cもウォームホイール82bと一体に反時計方向に回転する。そして、図4〜図6に示すように、小径ギヤ82cと噛み合う扇型歯車82dを介して、切替レバー51が揺動軸92c回りで時計方向に揺動し、当接部51b及び当接部12bを介して、ポール12に作用する。
その結果、上述の通り、ポール12がフォーク11を開放し、フォーク11が揺動軸14a回りで反時計方向に揺動する。そして、図6に示すように、フォーク11が解除角度αを超えた時点で、フォーク角度検知用凸部11eがフォーク角度検知センサ71のレバーに接触する。このため、フォーク角度検知センサ71が通電状態(ON)となり、それをレバー制御手段61が検知して、モータ81への電力の供給を停止する。これにより、切替レバー51は、リターンスプリング83により時計方向に付勢されたウォームホイール82b及び小径ギヤ82cに駆動されて、図6に示す最大揺動位置から逆方向に揺動して、初期位置へと復帰する(図9のタイムチャート参照)。このため、ポール12も逆方向に揺動し、ストッパ部12aがフォーク11の外周面に付勢されて、いつでもフォーク11を固定可能な状態になる。そして、図6に示す状態から、使用者がさらにテールゲート9を開けようとすれば、フォーク11は図7に示す状態まで揺動し、ストライカ99が進入口91から離脱する。一方、使用者がテールゲート9を閉めようとすれば、ストライカ99が進入口91に進入して、フォーク11を逆方向に揺動させるので、フォーク11及びポール12が上述とは逆に動作する。そして、ストライカ99が進入口91の中間部まで進入すれば、図8に示す中間係止状態となり、さら、進入口91の底部まで進入すれば、図1に示す完全係止状態へと戻る。
このように、このロック装置1は、使用者による開スイッチ9bの操作の開始に基づいて、自動によりフォーク11を係止状態から解除状態に切り替えるとともに、フォーク11が揺動して解除角度αを超えたことに基づいて、自動によりフォーク12を解除状態から係止状態に復帰可能な状態とすることができる。
このため、このロック装置1は、フォーク11が解除角度αを超えた状態では、図7に示すように、テールゲート9をさらに開くこともできる。また、使用者がテールゲート9を開いてすぐに閉めようとしても、図8及び図1に示すように、ポール12が直ちにフォーク11の揺動を固定して中間係止状態又は完全係止状態とすることができるので、テールゲート9を問題なく閉じることができる。
したがって、実施例1のロック装置1は、テールゲート9を開いてすぐに閉めようとする使用者に好適に対処することができる。
また、このロック装置1は、上述の通り、ストッパ部12aがフォーク11の外周面側に付勢されて、フルラッチ面19a又はハーフラッチ面19bに当接することによりフォーク11の揺動を固定するとともに、ストッパ部12aがフォーク11の外周面から離反することによりフォーク11の揺動を開放するという簡素化された装置構成を採用している。このため、このロック装置1は、製造コストの低廉化を図ることもできている。
さらに、このロック装置1は、上述のフルラッチ面19a及びハーフラッチ面19bにより、係止状態が完全係止状態と中間係止状態とからなるように構成されている。ここで、仮に解除角度αが、フォーク11が中間係止状態から解除状態になる角度より小さく設定されているとすると、下記の不具合が生じてしまう。
すなわち、使用者が開スイッチ9bを操作してテールゲート9を開こうとすると、フォーク11が解除状態となる前に、フォーク角度検知センサ71及びレバー制御手段61により、ポール12がフォーク11の揺動を固定可能な状態に戻ってしまう。このため、使用者がテールゲート9をさらに開こうとしても、ストッパ部12aがハーフラッチ面19bに当接して中間係止状態となってしまう。このため、使用者は、再び開スイッチ9bの操作を行ってフォーク11を解除状態としなければ、テールゲート9をさらに開くことができず不便である。
この点、解除角度αが、フォーク11が中間係止状態から解除状態になる角度である実施例1のロック装置1では、フォーク11が解除状態となった後に、フォーク角度検知センサ71及びレバー制御手段61により、ポール12がフォーク11の揺動を固定可能な状態に戻る。このため、使用者がテールゲート9をさらに開こうとしても、ストッパ部12aがハーフラッチ面19bを通過しているので、中間係止状態となることがない。このため、使用者は、なんら支障なくテールゲート9をさらに開くことができる。
また、このロック装置1では、使用者によるテールゲート9の開閉操作が不十分な場合であっても、テールゲート9を半開きの状態で保持することができるので、安全性や防犯性を確保することができる。
ここで、実施例1のロック装置1において、仮に切替レバー51を最大揺動位置から初期位置に復帰させる条件を従来のロック装置と同様に変更した比較例を図9(b)及び図9(c)に示す。切替レバー51の復帰条件以外は、全て実施例1のロック装置1のままである。
図9(b)のタイムチャートは、使用者による開閉ハンドル9aを戻す操作、つまり、開スイッチ9bが通電状態から非通電状態に変わる操作に基づいて切替レバー51を初期位置に復帰させる場合を示している。この場合、使用者が開閉ハンドル9aを早く戻しすぎると、フォーク11が解除角度αを超えていない状態となり易い。この状態では、上述の通り、テールゲート9を中間係止状態からさらに開くことができない。このため、使用者は、十分に長い時間を置いて開閉ハンドル9aを戻すようになる。このため、切替レバー51が初期位置に復帰する時間も実施例1のロック装置1より長くなる傾向にある。
図9(c)のタイムチャートは、使用者による開閉ハンドル9aを引く操作から一定時間経過した時点で切替レバー51を初期位置に復帰させる場合を示している。この場合も、一定時間の設定を短くし過ぎると、フォーク11が解除角度αを超えていない状態となり易い。この状態でも、図9(b)に示す場合と同様に、テールゲート9を中間係止状態からさらに開くことができない。このため、一定時間の設定の際、十分に長い時間が設定され易い。このため、切替レバー51が初期位置に復帰する時間も実施例1のロック装置1より長く傾向にある。
このように、実施例1のロック装置1は、従来のロック装置と比較して、テールゲート9を開いてすぐに閉めようとする使用者に好適に対処することが可能となっている。
実施例2のロック装置は、実施例1のロック装置1におけるフォーク11及びフォーク角度検知センサ71の代わりに、図10に示すように、フォーク211及びポール角度検知センサ72を採用しており、レバー制御手段61は、ポール角度検知センサ72に基づいて切替手段50を制御するようになっている。その他の構成は、実施例1のロック装置1と同様である。このため、同一の構成については同一番号を付して、説明を省略する。
フォーク211の外周縁は、上側凸部11aの先端から時計方向に円弧状に形成されているだけであり、実施例1のフォーク11における段部11d、ハーフラッチ面19b及びフォーク角度検知用凸部11eに相当するものは形成されていない。
レバー制御手段61は、開スイッチ9b及びポール角度検知センサ72の状態に基づいてモータ81等を制御し、切替レバー51を往復動作させるものである。使用者が開閉ハンドル9aを引いたり、戻したりして、開スイッチ9bが通電状態又は非通電状態となれば、レバー制御手段61は、その都度、使用者による開スイッチ9bの操作状況を検知することが可能となっている。
ポール角度検知センサ72は、本実施例ではレバー式マイクロスイッチであり、第1収納室93a内において、ポール12の右方に配設されている。そして、ポール12が図10に破線で示す初期状態から、ストッパ部12aがフォーク211の外周面から離反してフルラッチ面19aに当接し得ない状態、つまり、ポール12がフォーク211の揺動を開放する開放状態まで揺動すると、ポール12の右側側面がポール角度検知センサ72のレバーに接触して変位させる。その結果、ポール角度検知センサ72が非通電状態から通電状態に変化するようになっている。ここで、図10に破線で示すポール12の初期状態を基準として、ポール12が開放状態に切り替わる角度が開放角度βである。
このような構成である実施例2のロック装置では、使用者による開スイッチ9bの操作が開始されれば、それをレバー制御手段61が検知して、モータ81に電力を供給してウォームギヤ82aを回転させる。そして、実施例1のロック装置1と同様に、切替レバー51、ポール12等が動作し、フォーク211が係止状態から解除状態に切り替わる。
その後、ポール12が揺動して開放角度βを超えたことをポール角度検知センサ72が検知すれば、それに基づいてレバー制御手段61がモータ81への電力の供給を停止する。そうすると、切替レバー51が逆方向に揺動して初期位置に復帰し、それに伴って、ポール12も逆方向に揺動する。その結果、ポール12がフォーク211の揺動を再び固定可能となり、フォーク211が解除状態から係止状態に復帰可能な状態となる。
このため、実施例2のロック装置では、ポール12が開放角度βを超えた後は、ポール12が従来よりも短い時間でフォーク211の揺動を固定可能な状態に戻る。このため、使用者がテールゲート9を開いてすぐに閉めようとしても、ポール12が直ちにフォーク211の揺動を固定できるので、テールゲート9を問題なく閉じることができる。また、フォーク211には、実施例1のハーフラッチ面19bに相当するものが形成されていないので、使用者がテールゲート9をさらに開こうとする際にも、なんら支障なく開くことができる。
したがって、実施例2のロック装置も、テールゲート9を開いてすぐに閉めようとする使用者に好適に対処することができる。
以上において、本発明を実施例1、2に即して説明したが、本発明は上記実施例1、2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
本発明は車両用開閉体のロック装置に利用可能である。
実施例1の車両用開閉体のロック装置の側面図である。 実施例1の車両用開閉体のロック装置に係り、図1のII−II断面を示す断面図である(切替レバーが初期位置にある状態、及びポールがフォークを完全係止状態としている状態を示す)。 実施例1の車両用開閉体のロック装置に係り、図2のIII−III断面を示す断面図である。 実施例1の車両用開閉体のロック装置に係り、切替レバーが初期位置から最大揺動位置まで揺動する途中の状態を示す説明図である。 実施例1の車両用開閉体のロック装置に係り、切替レバーが初期位置から最大揺動位置まで揺動する途中の状態を示す説明図である。 実施例1の車両用開閉体のロック装置に係り、切替レバーが初期位置から最大揺動位置まで揺動した状態を示す説明図である。 実施例1の車両用開閉体のロック装置に係り、切替レバーが最大揺動位置から初期位置まで復帰する途中の状態を示す説明図である。 実施例1の車両用開閉体のロック装置に係り、切替レバーが最大揺動位置から初期位置まで復帰した状態、及びポールがフォークを中間係止状態としている状態を示す説明図である。 実施例1及び比較例の車両用開閉体のロック装置に係り、開スイッチの状態、フォーク角度検知センサの状態及び切替レバーの揺動変位の相関関係を示すタイムチャートである。 実施例2の車両用開閉体のロック装置に係り、切替レバーが初期位置から揺動し、ポールが開放角度を超えた状態を示す説明図である。
符号の説明
1、2…ロック装置
9…車両用開閉体(テールゲート)
9b…開スイッチ
11、211…フォーク
12…ポール
12a…ポールの一端(ストッパ部)
19a、19b…ラッチ面(19a…フルラッチ面、19b…ハーフラッチ面)
50…切替手段
51…切替レバー
60…制御手段
61…レバー制御手段
71…フォーク角度検知手段(フォーク角度検知センサ)
72…ポール角度検知手段(ポール角度検知センサ)
80…駆動手段
90…取付部材
91…進入口
99…ストライカ
α…解除角度
β…開放角度

Claims (5)

  1. ストライカが進入する進入口が形成された取付部材と、
    前記取付部材に揺動可能に設けられ、前記進入口内において前記ストライカを係止した状態である係止状態、又は前記進入口内において前記ストライカの係止を解除した状態である解除状態に切り替わるフォークと、
    前記取付部材に揺動可能に設けられ、前記フォークの揺動を固定又は開放可能なポールと、
    前記ポールに作用して、前記フォークを前記係止状態から前記解除状態に切り替える切替手段と、
    使用者による開スイッチの操作に基づいて、前記切替手段を制御する制御手段とを備える車両用開閉体のロック装置において、
    前記切替手段は、電力によって駆動力を生じる駆動手段と、
    前記開スイッチの操作がない状態では初期位置にあり、前記駆動手段に駆動されると揺動して、前記ポールによって前記フォークの揺動を開放させる切替レバーとを有し、
    前記駆動手段は、モータと、前記モータの回転を前記切替レバーに伝達するギヤ機構と、前記切替レバーを前記初期位置に向けて付勢するリターンスプリングとを有し、
    前記制御手段は、前記フォークに対して接触又は離反することにより、前記フォークが揺動して前記解除状態となる解除角度を超えたことを検知するフォーク角度検知手段と、
    前記開スイッチの操作があれば、前記モータに前記電力を供給し、前記フォークが前記解除状態となるように前記切替レバーを揺動させて前記ポールによって前記フォークの揺動を開放させ、その後、前記フォークが揺動して前記解除角度を超えたことを前記フォーク角度検知手段が検知すれば、前記モータへの前記電力の供給を停止し、前記リターンスプリングの付勢力により、前記切替レバーを前記初期位置に復帰させるレバー制御手段とを有することを特徴とする車両用開閉体のロック装置。
  2. 前記フォークは、前記解除状態になるように付勢されているとともに、その外周面には径外方向に延在するラッチ面が形成され、
    前記ポールは、一端が前記フォークの外周面側に付勢されて前記ラッチ面に当接することにより前記フォークの揺動を固定するものであるとともに、前記一端が前記フォークの外周面から離反することにより前記フォークの揺動を開放するものである請求項1記載の車両用開閉体のロック装置。
  3. 前記係止状態は、前記フォークが前記ストライカを前記進入口の底部で係止する完全係止状態と、前記フォークが前記ストライカを前記進入口の中間部で係止する中間係止状態とからなり、
    前記ラッチ面は、前記完全係止状態において前記ポールの一端に当接するフルラッチ面と、前記中間係止状態において前記ポールの一端に当接するハーフラッチ面とからなり、
    前記解除角度は、前記フォークが前記中間係止状態から前記解除状態になる角度である請求項2記載の車両用開閉体のロック装置。
  4. ストライカが進入する進入口が形成された取付部材と、
    前記取付部材に揺動可能に設けられ、前記進入口内において前記ストライカを係止した状態である係止状態、又は前記進入口内において前記ストライカの係止を解除した状態である解除状態に切り替わるフォークと、
    前記取付部材に揺動可能に設けられ、前記フォークの揺動を固定又は開放可能なポールと、
    前記ポールに作用して、前記フォークを前記係止状態から前記解除状態に切り替える切替手段と、
    使用者による開スイッチの操作に基づいて、前記切替手段を制御する制御手段とを備える車両用開閉体のロック装置において、
    前記切替手段は、電力によって駆動力を生じる駆動手段と、
    前記開スイッチの操作がない状態では初期位置にあり、前記駆動手段に駆動されると揺動して、前記ポールによって前記フォークの揺動を開放させる切替レバーとを有し、
    前記駆動手段は、モータと、前記モータの回転を前記切替レバーに伝達するギヤ機構と、前記切替レバーを前記初期位置に向けて付勢するリターンスプリングとを有し、
    前記制御手段は、前記ポールに対して接触又は離反することにより、前記ポールが揺動して前記フォークの揺動を開放した状態となる開放角度を超えたことを検知するポール角度検知手段と、
    前記開スイッチの操作があれば、前記モータに前記電力を供給し、前記フォークが前記解除状態となるように前記切替レバーを揺動させて前記ポールによって前記フォークの揺動を開放させ、その後、前記ポールが揺動して前記開放角度を超えたことを前記ポール角度検知手段が検知すれば、前記モータへの前記電力の供給を停止し、前記リターンスプリングの付勢力により、前記切替レバーを前記初期位置に復帰させるレバー制御手段とを有することを特徴とする車両用開閉体のロック装置。
  5. 前記フォークは、前記解除状態になるように付勢されているとともに、その外周面には径外方向に延在するラッチ面が形成され、
    前記ポールは、一端が前記フォークの外周面側に付勢されて前記ラッチ面に当接することにより前記フォークの揺動を固定するものであるとともに、前記一端が前記フォークの外周面から離反することにより前記フォークの揺動を開放するものである請求項4記載の車両用開閉体のロック装置。
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