JP5020651B2 - 撮像装置及び撮像システム - Google Patents

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Description

本発明は、フォーカス制御を行う撮像装置に関し、さらに詳しくは、光源の判別結果に応じてフォーカス制御を行う撮像装置に関する。
デジタル一眼レフカメラ等の撮像装置のAF(オートフォーカス)方式として、いわゆるTTL(Through The Lens)位相差検出方式がある。TTL位相差検出方式を採用したカメラでは、撮影レンズから入射した光をミラー等の光分離部材で分離し、透過光を撮像系に反射光を焦点検出系に導く。このように、TTL位相差検出方式のカメラでは、撮像系と焦点検出系とが別々に設けられている。このため、以下の問題が生じる。
撮像系の分光感度特性は、一般的な銀塩フィルムの場合では、人間の目の特性に合わせた色再現性を持たせるために、通常400〜650nm程度の光に対してもっとも感度を有している。
一方、撮像系に用いられるCMOSセンサ等の撮像素子を構成するシリコンフォトダイオードは、一般的には800nm程度に感度ピークを持っており、長波長側は1100nm程度まで感度を持っている。ただし、色再現性を重視するために、感度を多少犠牲にして上記周波数範囲外の波長の光はフィルタで遮断する。
また、位相差検出方式による焦点検出を行うセンサとしての光電変換素子は、一般に1100nm程度まで感度を持っている。ただし、低輝度被写体に対しても焦点検出が行え、また低輝度下でカメラから近赤外域(700nm程度)のAF補助光を被写体に照射して正確な焦点検出が行えるように、1100nmよりさらに100nm程度、長波長領域まで感度を有する場合が多い。
図9には、各種光源と撮像素子と補助光の分光感度を示す。横軸は波長を示す。また、縦軸は相対的エネルギー又はレンズの色収差による相対的なピント位置を示す。同図において、Cは撮影レンズの色収差、B,G,Rは原色型撮像素子の青画素、緑画素及び赤画素のそれぞれの分光感度を示す。Fは蛍光灯、Lはフラッドランプ、Aは前述した補助光の分光感度を示す。
同図より、蛍光灯の波長成分としては、620nmより長い波長成分はほとんど含まれていないが、フラッドランプは長波長側になるほど相対感度が強くなることが分かる。
一方、レンズの色収差Cは、波長に応じてピント位置が変わり、長波長側になると焦点距離が伸びる。
したがって、700nmに最大感度がある焦点検出センサを用いる場合には、長波長成分の少ない蛍光灯とフラッドランプでは、検出するピント位置が異なることになり、結果として撮像素子上でのピントもずれてしまう。
このように光源の分光感度に応じて焦点検出系による検出ピント位置がずれるという問題に対して、該ピント位置を補正するカメラが特許文献1により開示されている。
このカメラでは、分光感度の異なる2種類のセンサの出力を比較して光源の種類を判別し、ピント位置の補正を行うことにより、光源の分光特性によるピントずれを補正する。
また、特許文献2では、交換レンズの色収差量がレンズ内メモリに格納されており、光源の種類の判別結果に基づいて、所定の係数をレンズ色収差量に乗じてデフォーカス補正量を求める方法が開示されている。
特開2000−275512号公報(段落0041〜0110、図3〜10等) 特開昭62−174710号公報(6頁左上欄2行〜7頁左上欄3行、図9等)
しかしながら、上記特許文献1および2にて開示されている自動焦点カメラでは、AF補助光を照射中に光源の種類を判別した場合に、間違ったピント補正を行ってしまうという問題が生じる。
AF補助光を照射した場合の分光波長によるピント位置のずれについて、図10及び図11を用いて説明する。図10は、AF補助光のコントラストパターンとAF視野の位置との関係を示した図である。図11は、図10のAF補助光を照射した場合のAFセンサで得られた画素情報を示した図である。横軸は画素位置を、縦軸は画素の信号強度を示している。また、ここでは、被写体のコントラストがなく、環境光のみによる画素情報のコントラストはないもととしている。環境光とは、カメラ側からの照明光以外の光であるものとする。
AF補助光は環境光の上に所定のコントラストパターン光を照射するため、AF補助光により、画素情報にコントラストが形成される。このコントラストを基にAFを行う。つまり、被写体コントラストがない或いは小さい場合は、AF補助光によるコントラストを基にデフォーカス量の検出を行うため、AF補助光のみの波長によるピントずれが発生する。
したがって、上記のように被写体コントラストがない或いは被写体コントラストが小さい場合で、かつAF補助光を照射する場合は、光源の種類判別は環境光を除いたAF補助光のみの波長を基に補正を行う必要がある。
しかしながら、上記特許文献1および2にて開示されている自動焦点カメラでは、AF補助光を照射したときの光源判別動作まで考慮されていない。また、AF補助光の照射中に光源の種類を判別した場合に、AF補助光だけでなく環境光も混合された光源を判別し、間違ったピント補正を行ってしまう。
本発明は、AF補助光を含む各種光源下において精度の高いAF制御が可能な撮像装置、撮像システム及び撮像装置の制御方法を提供する。
本発明の一側面としての撮像装置は、撮影光学系を備えた交換レンズを着脱可能であって、被写体に対して光を照射する投光手段と、撮影光学系を通過した光から生成した画素情報に基づいて、撮影光学系の焦点状態を検出する焦点検出手段と、光源に関する情報を検出する光源検出手段と、撮影光学系のフォーカス制御に用いる情報を生成する制御手段とを有する。制御手段は、画素情報に基づいて焦点状態の検出結果の信頼性を判定し、投光手段を点灯せずに焦点検出を行った結果、焦点状態の検出結果の信頼性が所定値以上である第1の場合、交換レンズより撮影光学系の色収差量に関する情報を取得し、焦点状態の検出結果と撮影光学系の色収差量に関する情報と光源に関する情報とに基づいてフォーカス制御に用いる情報を生成し、焦点状態の検出結果の信頼性が所定値より小さい第2の場合、投光手段を点灯して焦点検出を行い、投光手段を点灯した状態で検出した焦点状態の検出結果の信頼性が所定値以上であれば、交換レンズより撮影光学系の色収差量に関する情報を取得し、光源に関する情報を用いずに、投光手段を点灯した状態で検出した焦点状態の検出結果と撮影光学系の色収差量に関する情報と投光手段から照射される光の波長に応じた補正情報とに基づいてフォーカス制御に用いる情報を生成することを特徴とする。
なお、上記撮像装置と、該撮像装置に着脱可能な交換レンズとを有する撮像システムも本発明の他の側面を構成する。
また、本発明の他の側面は、撮影光学系を備えた交換レンズを着脱可能であって、被写体に対して光を照射する投光手段と、撮影光学系を通過した光から生成した画素情報に基づいて、撮影光学系の焦点状態を検出する焦点検出手段と、光源に関する情報を検出する光源検出手段とを有する撮像装置の制御方法であって、投光手段を点灯せずに焦点検出を行う第1の焦点検出ステップと、投光手段を点灯して焦点検出を行う第2の焦点検出ステップと、画素情報に基づいて、焦点検出手段によって検出された焦点状態の検出結果の信頼性を算出する信頼性算出ステップと、交換レンズより撮影光学系の色収差量に関する情報を取得する取得ステップとを有する。信頼性算出ステップにおいて第1の焦点検出ステップで検出した焦点状態の検出結果の信頼性を算出し、信頼性が所定値以上である高い第1の場合、取得ステップを実行し、焦点状態の検出結果と取得ステップで取得した撮影光学系の色収差量に関する情報と光源に関する情報とに基づいてフォーカス制御に用いる情報を生成する。また、信頼性が所定値より小さい第2の場合、第2の焦点検出ステップを実行し、信頼性算出ステップにおいて第2の焦点検出ステップで検出した焦点状態の検出結果の信頼性を算出し、信頼性が所定値以上であれば、取得ステップを実行し、光源に関する情報を用いずに、第2の焦点検出ステップで検出した焦点状態の検出結果と取得ステップで取得した撮影光学系の色収差量に関する情報と投光手段から照射される光の波長に応じた補正情報とに基づいてフォーカス制御に用いる情報を生成することを特徴とする。
本発明によれば、投光手段からの光を被写体に照射して焦点検出を行う場合には、光源に関する情報の検出結果を用いたフォーカス制御に関する情報の生成を行わず、投光光の波長に応じた補正情報を用いてフォーカス制御に関する情報を生成する。このため、環境光に影響されることなく適正なフォーカス制御を行うことができる。したがって、AF補助光等の投光光を含む各種光源下でのピントずれを少なくすることができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である一眼レフレックスカメラシステム(撮像システム)を示している。該カメラシステムは、一眼レフカメラ(撮像装置)1と、該カメラ1に着脱可能に装着される交換レンズ(レンズ装置)11とによって構成される。
同図において、カメラ1内には、光学部品、機械部品、電気回路及び撮像素子(又はフィルム)等が収納され、画像(又は写真)撮影を行うことができる。
2は主ミラーであり、ファインダ観察状態では撮影光路内に斜めに配置され、撮影状態では撮影光路外に退避する。また、主ミラー2はハーフミラーとなっており、撮影光路内に配置されているときは、後述する焦点検出光学系へ被写体からの光線の約半分を透過させる。
3はピント板であり、ファインダ光学系の一部を構成し、後述する撮影光学系の予定結像面に配置されている。4はファインダ光路変更用のペンタプリズムである。5はアイピースであり、撮影者はこの窓からピント板3を観察することで、被写体像を観察することができる。
6と7はファインダ観察画面内の被写体輝度を測定するための第1の結像レンズと測光センサである。30と31はファインダ観察画面内の被写体輝度を測定するための第2の結像レンズと光源検出センサである。
8はフォーカルプレンシャッタである。9は撮像素子であり、CCDセンサ又はCMOSセンサにより構成される。25はサブミラーであり、主ミラー2とともにファインダ観察状態では撮影光路内に斜めに配置され、撮影状態では撮影光路外に退避する。このサブミラー25は、撮影光路内に配置された主ミラー2を透過した光束を下方に折り曲げて、後述の焦点検出ユニットに導く。
26は焦点検出ユニットであり、2次結像ミラー27、2次結像レンズ28、焦点検出センサ29から構成されている。2次結像ミラー27及び2次結像レンズ28は焦点検出光学系を構成し、撮影光学系の2次結像面を焦点検出センサ29上に形成している。この焦点検出ユニット26は、いわゆる位相差検出方式によって撮影光学系の焦点状態(位相差を持った画素情報)を検出し、その検出結果を後述するカメラマイクロコンピュータに送る。
32と33は投光手段を構成する投影レンズとAF補助光源である。AF補助光源33が点灯することで、被写体にコントラストパターンを有するAF補助光を照射する。
10はカメラ1と交換レンズ11との通信インターフェイスとなるマウント接点群である。
12〜14はレンズユニットである。第1レンズユニット(以下、フォーカスレンズと記す)12は、光軸上を移動することで焦点調節を行う。第2レンズユニット13は、光軸上を移動することで撮影光学系の焦点距離を変更して変倍を行うものである。
14は固定の第3レンズユニットである。15は絞りである。16はフォーカス駆動モータであり、AF時にフォーカスレンズ12を光軸方向に移動させる。17は絞り15の開口径を変化させるための絞り駆動モータである。
18は距離エンコーダであり、フォーカスレンズ12に取り付けられたブラシ19が摺動することで、該フォーカスレンズ12の位置を読み取り、被写体距離に相当する信号を発生する。
次に、図2を用いて、上記カメラシステムの電気回路構成について説明する。なお、図1と共通の構成要素には同じ符号を付している。
まず、カメラ1内の回路構成について説明する。カメラマイクロコンピュータ100には、焦点検出センサ29、測光センサ7、光源検出センサ31、シャッタ制御回路107、モータ制御回路108及び液晶表示回路111が接続されている。また、カメラマイクロコンピュータ100は、交換レンズ11内に配置されたレンズマイクロコンピュータ150とはマウント接点10を介して通信を行う。
光源検出センサ31は、分光波長の異なる2つの可視光センサ311及び赤外光センサ312とを有する。光源検出センサ31は、カメラマイクロコンピュータ100からの信号に従って可視光センサ311及び赤外光センサ312の電荷蓄積制御と電荷読み出し制御を行う。そして、それぞれのセンサ311,312により得られた輝度情報をカメラマイクロコンピュータ100に出力する。
カメラマイクロコンピュータ100は、この輝度情報をA/D変換し、可視光センサ311及び赤外光センサ312により検出した輝度値の比(輝度比)を光源に関する情報として生成する。この動作を、光源検出動作ともいう。
焦点検出センサ29は、一対又は複数対のCCDラインセンサで構成されており、カメラマイクロコンピュータ100からの信号に従って電荷蓄積制御と電荷読み出し制御を行う。そして、それぞれのラインセンサからの画素情報(対のラインセンサ上に形成された2つの像を表す情報)をカメラマイクロコンピュータ100に出力する。
カメラマイクロコンピュータ100は、この画素情報をA/D変換し、該画素情報の位相差を検出する。さらに、該位相差に基づいて撮影光学系のデフォーカス量、すなわちフォーカス制御に用いる情報を求める。
ここで、カメラマイクロコンピュータ100は、後に詳しく説明するように、必要に応じてデフォーカス量の光源又はAF補助光に応じた補正を行う。
そして、デフォーカス量と撮影光学系のフォーカス敏感度情報等とに基づいて、合焦を得るためのフォーカスレンズ12の駆動量(フォーカス駆動モータ16の駆動量)を算出する。フォーカスレンズ12の駆動量情報は、レンズマイクロコンピュータ150に送信される。レンズマイクロコンピュータ150は、受信した駆動量情報に応じてフォーカス駆動モータ16を制御する。これにより、交換レンズ11におけるAF制御が行われ、合焦が得られる。
AF補助光源33は、カメラマイクロコンピュータ100からの信号に従って、被写体に対して、特定のコントラストパターンを有するAF補助光の照射を行う。このコントラストパターン光より、被写体が暗い場合やコントラストがない場合でも、焦点検出を行い易くする。
シャッタ制御回路107は、カメラマイクロコンピュータ100からの信号に従ってフォーカルプレンシャッタ8を構成するシャッタ先幕駆動マグネットMG−1及びシャッタ後幕駆動マグネットMG−2の通電制御を行う。これにより、シャッタ先幕及び後幕が走行し、撮像素子9(又はフィルム)が露光される。
モータ制御回路108は、カメラマイクロコンピュータ100からの信号に従ってミラー駆動モータMを制御する。これにより、主ミラー2のアップダウン動作とフォーカルプレンシャッタ8のチャージ動作等が行われる。
SW1は不図示のレリーズボタンの第1ストローク(半押し)操作でONし、測光やAFを開始させるスイッチである。
SW2はレリーズボタンの第2ストローク(全押し)操作でONし、シャッタ走行、すなわち露光動作を開始させるスイッチである。カメラマイクロコンピュータ100は、スイッチSW1,SW2の他、不図示の操作部材であるISO感度設定スイッチ、絞り設定スイッチ、シャッタ速度設定スイッチ等の各種スイッチの状態を読み取る。
液晶表示回路111は、ファインダ内表示器24と外部表示器42をカメラマイクロコンピュータ100からの信号に従って制御する。
次に、交換レンズ11内の電気回路構成について説明する。前述したように、交換レンズ11はカメラ1とマウント接点10を介して相互に電気的に接続される。このマウント接点10は、交換レンズ11内のフォーカス駆動モータ16及び絞り駆動モータ17の電源用接点である接点L0と、レンズマイクロコンピュータ150の電源用接点L1と、シリアルデータ通信を行うためのクロック用接点L2とを含む。さらに、カメラ1から交換レンズ11へのデータ送信用接点L3と、交換レンズ11からカメラ1へのデータ送信用接点L4と、モータ用電源に対するモータ用グランド接点L5と、レンズマイクロコンピュータ150用の電源に対するグランド接点L6とを含む。
レンズマイクロコンピュータ150は、マウント接点10を介してカメラマイクロコンピュータ100と接続され、カメラマイクロコンピュータ100からの信号に応じてフォーカス駆動モータ16及び絞り駆動モータ17を制御する。これにより、焦点調節と光量調節が行われる。
50と51は光検出器とパルス板である。パルス板51はフォーカス駆動モータ16により回転される。パルス板51が回転すると、光検出器50は間欠的に検出光を受け、パルス信号を出力する。レンズマイクロコンピュータ150は、光検出器50からのパルス数をカウントすることで、焦点調節時のフォーカスレンズ12の位置情報を得る。レンズマイクロコンピュータ150は、フォーカスレンズ12の位置情報がカメラマイクロコンピュータ100から送信されたフォーカスレンズ12の合焦のための駆動量に一致するようにフォーカス駆動モータ16を制御する。これにより、焦点調節が行われる。
18は前述した距離エンコーダであり、ここで読み取られたフォーカスレンズ12の位置情報はレンズマイクロコンピュータ150に入力される。レンズマイクロコンピュータ150は、該位置情報を被写体距離情報に変換してカメラマイクロコンピュータ100に送信する。
次に、図3を用いて、可視光センサ311及び赤外光センサ312の分光特性を説明する。同図において、横軸は波長(nm)、縦軸は強度である。また、Aは可視光センサ311の分光感度特性であり、Bは赤外光センサ312の分光感度特性である。
この図から分かるように、可視光センサ311は主に可視光領域の光を検出し、赤外光センサ312は主に近赤外光領域にピーク感度を持った長波長領域の光を検出する。
次に、本実施例のカメラシステムのAF動作について、図4のフローチャートを用いて説明する。このAF動作は、主として制御手段としてのカメラマイクロコンピュータ100がコンピュータプログラムに従って実行する。
図2で示したカメラ1のSW1がONされると、ステップ(図ではSと略す)101から動作を開始する。カメラマイクロコンピュータ100は、焦点検出センサ29での電荷蓄積を行わせ、撮影光学系の焦点状態に応じた画素情報を生成させる。
ステップ102では、カメラマイクロコンピュータ100は取得した画素情報のずれ(位相差)に基づいて撮影光学系のデフォーカス量を演算する。
ステップ103では、カメラマイクロコンピュータ100は、ステップ101で取得した画素情報の信頼性判定値を演算し、ステップ102で演算したデフォーカス量の検出結果の信頼性を判定する。ここで演算した信頼性判定値が所定以上あれば検出結果の信頼性が高いと判定し、次のステップ104へ移行する。一方、信頼性判定値が所定値より小さい場合は、検出結果の信頼性が低いと判定し、ステップ109へ移行してAF補助光の照射によるAF動作を行う。
ここでの信頼性判定値としては、画素情報のうち最大値と最小値を検出してその差(画素情報の振幅)を用いたり、隣接する画素信号のレベル差を積算してその積算値(画素情報のコントラスト)を用いたりすることができる。
ステップ104では、カメラマイクロコンピュータ100は、レンズマイクロコンピュータ150に対して、その交換レンズ(撮影光学系)固有の色収差量データの送信を要求する。この要求は、図2に示すシリアル通信ラインLCK,LDO,LDIを介してレンズマイクロコンピュータ150に送信される。
要求を受けたレンズマイクロコンピュータ150は、まずその要求(通信)の内容を解析する。その要求が色収差量データの送信要求であった場合は、撮影光学系の現在の焦点距離とフォーカスレンズ位置とに応じた色収差量データをレンズマイクロコンピュータ150内の不図示のROMテーブルから読み出す。すなわち、色収差量データは、交換レンズの個体ごとに、焦点距離とフォーカスレンズ位置とに対応付けられて予め計測され、ROMテーブルに保存されている。レンズマイクロコンピュータ150は、該色収差量データをシリアル通信ラインLCK,LDO,LDIを介してカメラマイクロコンピュータ100に返送する。
ステップ105及び106では、カメラマイクロコンピュータ100は、光源検出センサ31を駆動し、可視光センサ311及び赤外光センサ312から輝度情報を読み出す。そして、可視光センサ311及び赤外光センサ312からの輝度情報の比、すなわち輝度比を計算し、該輝度比(赤外光/可視光)に応じて図7に示すテーブルから、補正係数を読み出す。
ステップ107では、ステップ104で取得した色収差量データに対して、ステップ106で求めた補正係数を乗じて、光源補正後色収差量データとしての第1の補正量(第1の補正情報)を演算する。
そして、ステップ108では、ステップ107での乗算結果(第1の補正量)をステップ102で求めたデフォーカス量に加算してデフォーカス量を補正し、光源補正後のデフォーカス量(以下、光源補正後デフォーカス量という)を演算する。
なお、デフォーカス量を補正するとは、新たなデフォーカス量(ここでは、光源補正後デフォーカス量)を生成することにほかならず、この意味で、本実施例にいう補正するとは、生成すると言い換えることができる。
一方、ステップ109,110及び111では、カメラマイクロコンピュータ100は、AF補助光源33を駆動し、不図示の被写体に対してコントラストパターンを有するAF補助光の照射を行う。そして、焦点検出センサ29での電荷蓄積を行わせ、撮影光学系の焦点状態に応じた画素情報を生成させる。その後、AF補助光源33の駆動を停止する。
ステップ112では、カメラマイクロコンピュータ100は取得した画素情報のずれ(位相差)に基づいて撮影光学系のデフォーカス量を演算する。
ステップ113では、ステップ110で取得した画素情報の信頼性判定値を演算し、ステップ112で演算したデフォーカス量の検出結果の信頼性を判定する。ここで演算した信頼性判定値が所定以上あれば検出結果の信頼性が高いと判定し、次のステップ114へ移行する。一方、信頼性判定値が所定値より小さい場合は、検出結果の信頼性が低いと判定し、AF−NGとしてAF動作を終了する。
ステップ114では、カメラマイクロコンピュータ100は、レンズマイクロコンピュータ150に対して、その交換レンズ(撮影光学系)固有の色収差量データの送信を要求する。この要求は、図2に示すシリアル通信ラインLCK,LDO,LDIを介してレンズマイクロコンピュータ150に送信される。
要求を受けたレンズマイクロコンピュータ150は、まずその要求(通信)の内容を解析する。その要求が色収差量データの送信要求であった場合は、撮影光学系の現在の焦点距離とフォーカスレンズ位置とに応じた色収差量データをレンズマイクロコンピュータ150内の不図示のROMテーブルから読み出す。レンズマイクロコンピュータ150は、該色収差量データをシリアル通信ラインLCK,LDO,LDIを介してカメラマイクロコンピュータ100に返送する。
ステップ115では、ステップ114で取得した色収差量データに対して、AF補助光の波長に応じた補正係数を乗じて、補助光補正後色収差量データとしての第2の補正量(第2の補正情報)を演算する。ここでは、AF補助光の波長を予め測定して、カメラマイクロコンピュータ100中の不図示のROMテーブルに記憶しておく。そして、その波長に応じた補正係数テーブル(図7と同様なテーブル)から補正係数を読み出して用いることで、環境光の影響を受けずに適正な補正を行うことができる。
そして、ステップ116では、ステップ115での乗算結果(第2の補正量)をステップ112で求めたデフォーカス量に加算して、AF補助光による補正後のデフォーカス量(以下、補助光補正後デフォーカス量という)を生成する。そして、ステップ117に進む。
ステップ117では、ステップ108で演算した光源補正後デフォーカス量又はステップ116で演算した補助光補正後デフォーカス量が、特定の範囲内であるか否かを判別する。特定の範囲内である場合は合焦と判断し、ステップ119に進む。補正後デフォーカス量が上記特定の範囲より大きい場合は、ステップ118に進み、補正後デフォーカス量からフォーカスレンズ12の合焦のための駆動量を演算する。そして、該駆動量情報を前述したシリアル通信ラインLCK,LDO,LDIを介してレンズマイクロコンピュータ150に送信する。
駆動量情報を受けたレンズマイクロコンピュータ150は、該駆動量情報に応じてフォーカス駆動モータ16の駆動方向を決定してフォーカス駆動モータ16を駆動する。処理はステップ101に戻り、ステップ117で合焦と判定されるまで前述した各ステップの動作が繰り返される。
ステップ119では、SW2がONか否かを判定する。ONの場合は、図5に示すステップ201に進み、撮影動作を行う。SW2がOFFの場合は、AF動作の処理を終了する。
次に、図5を用いて撮影動作について説明する。前述のAF動作が終了して、SW2がONの場合は、カメラマイクロコンピュータ100は、ステップ201において、被写体輝度を測光する測光センサ7からの測光値から被写体輝度BVを求める。そして、被写体輝度BVを設定されたISO感度SVと加算して露出値EVを求め、該露出値EVから絞り値AV及びシャッタ速度TVを算出する。
ステップ202では、カメラマイクロコンピュータ100は、主ミラー2をアップ動作させて撮影光路から退避させる。また、これと同時に、カメラマイクロコンピュータ100は、レンズマイクロコンピュータ150に対して、絞り15をステップ202で決定した絞り値AVに絞り込むように命令する。レンズマイクロコンピュータ150は、その指令を受けて絞り駆動モータ17を駆動する。
その後、主ミラー2が撮影光路から完全に退避すると、ステップ203で、カメラマイクロコンピュータ100は、シャッタ先幕駆動マグネットMG−1に通電し、フォーカルプレンシャッタ8の開放動作を開始させる。
所定のシャッタ開放時間が経過すると、ステップ204に進み、カメラマイクロコンピュータ100は、シャッタ後幕駆動マグネットMG−2に通電して、フォーカルプレンシャッタ8の後幕を閉じる。これにより、撮像素子9の露光が終了する。
ステップ205では、主ミラー2をダウン動作させて撮影光路内に配置し、撮影動作を終了する。
以上説明したように、本実施例によれば、AF補助光のようなコントラストパターン光を被写体に照射してAFを行う場合は、光源検出動作を禁止し、AF補助光の波長に対応した補正係数を用いてデフォーカス量を補正する。したがって、環境光に影響されることなく、適正なデフォーカス補正を行うことができる。
図6は、本発明の実施例2であるカメラシステムにおけるAF動作のフローチャートである。本実施例のカメラシステムの構成は、実施例1のカメラシステムと同じである。このため、本実施例において実施例1と共通する構成要素には、実施例1と同符号を付する。
図6において、カメラ1のスイッチSW1がオンされると、カメラマイクロコンピュータ100は、ステップ301から動作を開始する。ここでは、カメラマイクロコンピュータ100は、焦点検出センサ29での電荷蓄積を行わせ、撮影光学系の焦点状態に応じた画素情報を生成させる。
ステップ302では、カメラマイクロコンピュータ100は取得した画素情報のずれ(位相差)に基づいて撮影光学系のデフォーカス量を演算する。
ステップ303では、カメラマイクロコンピュータ100は、ステップ301で取得した画素情報が有する第1のコントラスト値(第1のコントラスト情報)を演算する。ここでの第1のコントラスト値の演算方法としては、隣接する画素信号のレベル差の積分値を求め、これを第1のコントラスト値とする。
ステップ304では、カメラマイクロコンピュータ100は、レンズマイクロコンピュータ150に対して、その交換レンズ(撮影光学系)固有の色収差量データの送信を要求する。この要求は、図2に示すシリアル通信ラインLCK,LDO,LDIを介してレンズマイクロコンピュータ150に送信される。
要求を受けたレンズマイクロコンピュータ150は、まずその要求(通信)の内容を解析する。その要求が色収差量データの送信要求であった場合は、撮影光学系の現在の焦点距離とフォーカスレンズ位置とに応じた色収差量データをレンズマイクロコンピュータ150内の不図示のROMテーブルから読み出す。すなわち、色収差量データは、交換レンズの個体ごとに、焦点距離とフォーカスレンズ位置とに対応付けられて予め計測され、ROMテーブルに保存されている。レンズマイクロコンピュータ150は、該色収差量データをシリアル通信ラインLCK,LDO,LDIを介してカメラマイクロコンピュータ100に返送する。
ステップ305及びステップ306では、カメラマイクロコンピュータ100は、光源検出センサ31を駆動し、可視光センサ311及び赤外光センサ312から輝度情報を読み出す。そして、可視光センサ311及び赤外光センサ312からの輝度情報の比、すなわち輝度比を計算し、該輝度比(赤外光/可視光)に応じて図7に示すテーブルから、補正係数を読み出す。
ステップ307では、ステップ304で取得した色収差量データに対して、ステップ305で求めた補正係数を乗じて、光源補正後色収差量データとしての第1の補正量(第1の補正情報)を演算する。
ステップ308では、ステップ302で演算したデフォーカス量の検出結果の信頼性を判定する。ここではステップ301で取得した画素情報から信頼性判定値を演算し、その信頼性判定値が所定値以上であれば検出結果の信頼性があると判定し、次のステップ309へ移行する。一方、信頼性判定値が所定値より小さい場合は、検出結果の信頼性がないと判定し、ステップ310へ移行し、AF補助光によるAF動作を行う。
ここでの信頼性判定値としては、画素情報のうち最大値と最小値を検出してその差(つまり画素情報の振幅)を用いたり、ステップ303で演算した第1のコントラスト値を用いたりすることができる。
ステップ309では、ステップ307で演算した第1の補正量をステップ302で演算したデフォーカス量に加算してデフォーカス量を補正し、光源補正後のデフォーカス量(以下、光源補正後デフォーカス量という)を演算する。そして、ステップ319に進む。
一方、ステップ310,311及び312では、カメラマイクロコンピュータ100は、AF補助光源33を駆動し、不図示の被写体に対してコントラストパターンを有するAF補助光を照射する。そして、焦点検出センサ29での電荷蓄積を行わせ、撮影光学系の焦点状態に応じた画素情報を生成させる。その後、AF補助光源33の駆動を停止する。
ステップ313では、カメラマイクロコンピュータ100は取得した画素情報のずれ(位相差)に基づいて撮影光学系のデフォーカス量を演算する。
ステップ314では、カメラマイクロコンピュータ100は、ステップ311で取得した画素情報が有する第2のコントラスト値(第2のコントラスト情報)を演算する。
ステップ315では、ステップ313で演算したデフォーカス量の検出結果の信頼性を判定する。ここではステップ311で取得した画素情報から信頼性判定値を演算し、その信頼性判定値が所定以上であれば検出結果の信頼性があると判定して次のステップ316へ移行する。一方、信頼性判定値が所定値より小さい場合は、検出結果の信頼性がないと判定し、AF−NGとしてAF動作を終了する。
ここでの信頼性判定値としては、画素情報のうち最大値と最小値を検出してその差(つまり画素情報の振幅)を用いたり、ステップ314で演算した第2のコントラスト値を用いたりすることができる。
ステップ316では、ステップ304で取得した色収差量データに対して、AF補助光の波長に応じた補正係数を乗じて、補助光補正後色収差量データとしての第2の補正量(第2の補正情報)を演算する。ここでも実施例1と同様に、AF補助光の波長を予め測定して、カメラマイクロコンピュータ100中の不図示のROMテーブルに記憶しておく。そして、その波長に応じた補正係数テーブル(図7と同様なテーブル)から補正係数を読み出して用いる
ステップ317及び318では、ステップ303及び314で演算した第1のコントラスト値及び第2のコントラスト値を用いて、ステップ307及び316で演算した第1の補正量及び第2の補正量の重み付け量を決定する。そして、決定された重み付け量に応じて最終的にデフォーカス量補正に使用する第3の補正量(第3の補正情報)を演算する。
ここで、第3の補正量の演算方法を図8A及び図8Bを用いて説明する。図8Aは、AF補助光を照射しない場合、つまりステップ301の蓄積動作で得られた画素情報である。横軸は画素位置を、縦軸は画素の信号強度を示している。AF補助光を照射していないため、環境光のみのコントラストが形成される。
図8Bは、AF補助光を照射した場合、つまりステップ311の蓄積動作で得られた画素情報である。環境光で形成されたコントラストに、AF補助光のコントラストパターンによるコントラストが加算された像信号が得られる。この画素情報から検出されるデフォーカス量(補正前)は、環境光によるデフォーカス成分とAF補助光によるデフォーカス成分の2つを含んでいる。そして、これらのデフォーカス成分の影響は、環境光によるコントラストとAF補助光によるコントラストの比で変化する。
そこで、まずAF補助光のコントラストパターンのみによる第3のコントラスト値を演算する。第3のコントラスト値は、ステップ314で演算した第2のコントラスト値(環境光+AF補助光のコントラスト)からステップ303で演算した第1のコントラスト値(環境光のコントラスト)を差し引くことで得られる。
そして、第1のコントラスト値と第3のコントラスト値(AF補助光のみのコントラスト)との比に応じて、ステップ307及び316で演算した第1の補正量と第2の補正量との重み付け量を決定し、第3の補正量を演算する。
ここで、第1のコントラスト値をCNT1、第3のコントラスト値をCNT3、第1の補正量をCOR1、第2の補正量をCOR2とすると、第3の補正量COR3は次式で求められる。
COR3=COR1×CNT1/(CNT1+CNT3)+COR2×CNT3/(CNT1+CNT3)。
次に、ステップ318では、ステップ317で演算した第3の補正量をステップ313で演算したデフォーカス量に加算してデフォーカス量を補正し、AF補助光による補正後のデフォーカス量(以下、補助光補正後デフォーカス量という)を演算する。
ステップ319では、ステップ309で演算した光源補正後デフォーカス量又はステップ318で演算した補助光補正後デフォーカス量が、特定の範囲内であるか否かを判別する。特定の範囲内である場合は合焦と判断し、ステップ321に進む。補正後デフォーカス量が上記特定の範囲より大きい場合は、ステップ320に進み、補正後デフォーカス量からフォーカスレンズ12の合焦のための駆動量を演算する。そして、該駆動量情報を前述したシリアル通信ラインLCK,LDO,LDIを介してレンズマイクロコンピュータ150に送信する。
駆動量情報を受けたレンズマイクロコンピュータ150は、該駆動量情報に応じてフォーカス駆動モータ16の駆動方向を決定してフォーカス駆動モータ16を駆動する。処理はステップ301に戻り、ステップ319で合焦と判定されるまで前述した各ステップの動作が繰り返される。
ステップ321では、SW2がONか否かを判定する。ONの場合は、図5に示すステップ201に進み、撮影動作を行う。SW2がOFFの場合は、AF動作の処理を終了する。
以上説明したように、本実施例によれば、AF補助光を被写体に照射してAFを行う場合は、光源検出動作を禁止し、AF補助光の波長に応じた補正情報とAF補助光を照射しない状態での環境光源の波長に応じた補正情報とに基づいてデフォーカス量を補正する。さらに、AF補助光を照射して得られた画素情報のコントラストと、AF補助光を照射せずに得られた画素情報のコントラストとに基づいてデフォーカス量を補正する。
これにより、AF補助光によるコントラストと環境光によるコントラストの両方が存在する場合でも、適正なデフォーカス補正を行うことができる。
なお、上記各実施例では、一眼レフカメラについて説明したが、本発明は、ビデオカメラであって位相差検出方式AFを行うものにも適用することができる。
本発明の実施例である一眼レフカメラシステムの構成を示す模式図。 実施例のカメラシステムにおける電気回路構成を示すブロック図。 実施例のカメラシステムに用いられる光源検知のための可視光センサと赤外光センサの分光感度特性を示す図。 実施例1のカメラシステムにおけるAF動作を示すフローチャート。 実施例1のカメラシステムにおける撮像動作を示すフローチャート。 実施例2のカメラシステムにおけるAF動作を示すフローチャート。 実施例のカメラシステムにおける赤外光/可視光に対する補正係数を示す図。 AF補助光の照射時における画素情報の例を示す図。 AF補助光の非照射時における画素情報の例を示す図。 光源と撮像素子と補助光の分光感度を示す図。 AF補助光のコントラストパターンとAF視野の位置関係を示した図。 図10のAF補助光を照射した場合のAFセンサで得られた画素情報を示した図。
符号の説明
1 カメラ
31 光源検出センサ
11 交換レンズ
12 フォーカスレンズ
29 焦点検出センサ
33 AF補助光源
100 カメラマイクロコンピュータ
150 レンズマイクロコンピュータ

Claims (5)

  1. 撮影光学系を備えた交換レンズを着脱可能であって、
    被写体に対して光を照射する投光手段と、
    前記撮影光学系を通過した光から生成した画素情報に基づいて、前記撮影光学系の焦点状態を検出する焦点検出手段と、
    光源に関する情報を検出する光源検出手段と、
    前記撮影光学系のフォーカス制御に用いる情報を生成する制御手段とを有し、
    前記制御手段は、前記画素情報に基づいて前記焦点状態の検出結果の信頼性を判定し、前記投光手段を点灯せずに焦点検出を行った結果、前記焦点状態の検出結果の信頼性が所定値以上である第1の場合、前記交換レンズより前記撮影光学系の色収差量に関する情報を取得し、前記焦点状態の検出結果と前記撮影光学系の色収差量に関する情報と前記光源に関する情報とに基づいて前記フォーカス制御に用いる情報を生成し、
    前記焦点状態の検出結果の信頼性が前記所定値より小さい前記第2の場合、前記投光手段を点灯して焦点検出を行い、前記投光手段を点灯した状態で検出した前記焦点状態の検出結果の信頼性が所定値以上であれば、前記交換レンズより前記撮影光学系の色収差量に関する情報を取得し、前記光源に関する情報を用いずに、前記投光手段を点灯した状態で検出した前記焦点状態の検出結果と前記撮影光学系の色収差量に関する情報と前記投光手段から照射される光の波長に応じた補正情報とに基づいて前記フォーカス制御に用いる情報を生成することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記焦点状態の検出結果の信頼性が前記第1の場合、前記撮影光学系の色収差量に関する情報と前記光源に関する情報とに基づいて第1の補正情報を生成し、前記焦点状態の検出結果と前記第1の補正情報とに基づいて前記フォーカス制御に用いる情報を生成し、
    前記焦点状態の検出結果の信頼性が前記第2の場合、前記撮影光学系の色収差量に関する情報と前記投光手段から照射される光の波長とに基づいて第2の補正情報を生成し、前記投光手段を点灯した状態で検出した前記焦点状態の検出結果と前記第2の補正情報とに基づいて前記フォーカス制御に用いる情報を生成することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記焦点状態の検出結果の信頼性が前記第2の場合、前記投光手段を点灯しない状態で前記焦点検出手段からの信号により得られた第1のコントラスト情報と、前記投光手段を点灯した状態で前記焦点検出手段からの信号により得られた第2のコントラスト情報と、前記第1の補正情報と、前記第2の補正情報とに基づいて第3の補正情報を算出し、
    前記投光手段を点灯した状態で検出した前記焦点状態の検出結果と前記第3の補正情報とに基づいて前記フォーカス制御に用いる情報を生成することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1つに記載の撮像装置と、
    撮影光学系を有し、前記撮像装置に着脱可能な交換レンズとを有することを特徴とする撮像システム。
  5. 撮影光学系を備えた交換レンズを着脱可能であって、被写体に対して光を照射する投光手段と、前記撮影光学系を通過した光から生成した画素情報に基づいて、撮影光学系の焦点状態を検出する焦点検出手段と、光源に関する情報を検出する光源検出手段とを有する撮像装置の制御方法であって、
    前記投光手段を点灯せずに焦点検出を行う第1の焦点検出ステップと、
    前記投光手段を点灯して焦点検出を行う第2の焦点検出ステップと、
    前記画素情報に基づいて、前記焦点検出手段によって検出された焦点状態の検出結果の信頼性を算出する信頼性算出ステップと、
    前記交換レンズより前記撮影光学系の色収差量に関する情報を取得する取得ステップとを有し、
    前記信頼性算出ステップにおいて前記第1の焦点検出ステップで検出した焦点状態の検出結果の信頼性を算出し、
    当該信頼性が所定値以上である第1の場合、前記取得ステップを実行し、前記焦点状態の検出結果と前記取得ステップで取得した前記撮影光学系の色収差量に関する情報と前記光源に関する情報とに基づいてフォーカス制御に用いる情報を生成し、
    前記信頼性が前記所定値より小さい第2の場合、前記第2の焦点検出ステップを実行し、前記信頼性算出ステップにおいて前記第2の焦点検出ステップで検出した焦点状態の検出結果の信頼性を算出し、当該信頼性が所定値以上であれば、前記取得ステップを実行し、前記光源に関する情報を用いずに、前記第2の焦点検出ステップで検出した前記焦点状態の検出結果と前記取得ステップで取得した前記撮影光学系の色収差量に関する情報と前記投光手段から照射される光の波長に応じた補正情報とに基づいて前記フォーカス制御に用いる情報を生成することを特徴とする撮像装置の制御方法。
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