JP5019465B2 - 合成樹脂製キャップ - Google Patents

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Description

本発明は、合成樹脂製キャップ、特にスカート壁下端とタンパーエビデントバンド部とを画成する弱化部の洗浄性を向上させた合成樹脂製キャップに関する。
従来、内容液を充填したボトル等の容器を密封するキャップとして広く用いられているタンパーエビデントバンド(以下、TEバンドという。)付き合成樹脂製キャップにおいて、容器詰飲料の製造工程における内容液充填時あるいは充填位置からキャッピング位置までの容器搬送中に、容器口から溢れて容器口外周面に付着した内容液による汚れ、及びその状態でキャッピングすることによってキャップ内周面に転移付着した汚れの洗浄をキャッピング後に可能にするため、スカート壁上方部にリンススリットを設けて洗浄時に洗浄水がキャップ内周面とボトル口部外周面との係合部に流入して付着物を洗い流すことができるように構成しているのが実用化されている(例えば、特許文献1)。図5は従来のこの種キャップの一例を示し、合成樹脂製キャップ50のスカート壁51のネジ部上方位置には周方向に所定間隔で線状のリンススリット52を形成し、スカート壁51の下端には、スカート壁下端から連続する円筒裾部のTEバンド54の内周面上端にスカート壁下端部の段差面55と連続したブリッジ56が周方向に所定ピッチで突出形成され、その中間部途中に外周面からブリッジ56に届くように連続する円周状の周状スリット57を後加工により形成して、TEバンドを画成している。図6はこの合成樹脂製キャップ50と容器口部60との係合状態を示している。図6に示す密封状態において、洗浄時にキャップ外部上方等からシャワーであるいはリンススリットに向けて側方から洗浄ノズルにより噴射された洗浄水は、図において矢印で示すように、キャップのスカート壁外周面に沿って流下すると共に一部はリンススリット52からキャップ内周面とボトル口部外周面との隙間に流入して、キャップ内周面及び容器口外面容器口部外周面に沿って流下して、容器口部60に形成されたTEバンドのフラップが係合する顎部61を超えて下方に流下することによって、キャップと容器の係合部に付着している内容液を洗い流すようになっている。
その場合、キャップ内壁内周壁面を伝って流れてきた洗浄水が周状スリット57に入り込み該スリットを介してキャップ表面に滲み出るか及び/またはスリット内に残留してしまうことがある。特に、前記周状スリット57は図6に示すように、容器口部の顎部(カブラ)61近傍に対向位置しているため、その間隔が狭く洗浄液が通過しにくいので、汚れ洗浄水がスリット部外周面に接触しやすく毛管現象により滲み出て、その部分に付着して残ってしまう問題点がある。特に内容液がウーロン茶等、茶飲料系のものである場合、付着残留したものが乾燥して茶渋として周状スリット部に広い範囲で残り、汚れが目立ってしまう。そのため、周状スリット部を外部より洗浄するために、洗浄水を周状スリット部に向けて水平方向に噴射するノズル等を設けて周状スリット部を集中的に洗浄することが提案されている(特許文献2、3)。その場合、シャワー装置に特別なノズル等を配置するなど設備コストと多量の洗浄水を必要とするなどの問題点がある。
そこで、本出願人は、この問題点を解決するために、キャップ外周面に周状スリットをまたいでシャワー水溜めポケットを形成することによって、外面よりの洗浄水が周状スリット内に滲入しやすくすることによって簡単な方法で周状スリットを洗浄できるようにした合成樹脂製キャップを先に提案した(特許文献4参照)。
特開平10−152156号公報 特開2000−7096号公報 特開2000−85727号公報 特開2006−264706号公報
上記従来提案されている合成樹脂製キャップは、何れもスカート壁内周面から周状スリットに滲入した汚れ洗浄水をキャップ外側から新たに洗浄水を噴射又は接触させることによりスリットを洗浄しようとするものであり、スリットから外側に染み出た汚れはこれらの方法で良好に洗浄することができるが、周状スリットが後加工でカッターにより切断して形成された細幅のスリットである場合、洗浄水は毛細管現象でスリット内に滲入するので、この場合内側から滲入した汚れ洗浄水と、外側から滲入して来た洗浄水がスリット内で衝突して、その部分に残留してしまい、スリット内を良好に洗浄できない問題がある。この問題は、周状スリットに汚れ洗浄水が滲入する恐れがある限り、根本的に解消することができないものであり、スリットの汚れを根本的に解消するできないという点で解決すべき課題がある。
そこで本発明は、上記課題を解決しようとするものであり、簡単な構造で弱化部の周状スリットが汚れ洗浄水の滲入で汚れるのを確実に防止することができ、洗浄性を向上させた合成樹脂製キャップを提供することを目的とする。
本発明者は、上記課題を解決するために、鋭意研究した結果、従来の周状スリット内に滲入した汚れ洗浄水による汚れを洗浄するという発想を転換して、周状スリット内に汚れ洗浄水が滲入するのを防ぐ手段を着想して周状スリット自体を汚れ難い構成にすることを創案して本発明に至ったものである。
即ち、上記課題を解決する本発明の合成樹脂製キャップは、スカート壁下端に弱化部を介してタンパーエビデントバンドを有してなる合成樹脂製キャップにおいて、スカート壁内周面側下部に、スカート壁下部内周側に、スカート壁内周側から前記弱化部を構成する周状スリットにスカート壁内周側から汚れ洗浄水が滲入するのを阻止する汚れ洗浄水滲入防止手段を設けたことを特徴とするスカート壁下端に弱化部を介してタンパーエビデントバンドを有してなる合成樹脂製キャップにおいて、前記弱化部の内周面側に、スカート壁内面側から前記弱化部を構成する周状スリットに汚れ洗浄水が進入するのを阻止する汚れ洗浄水進入防止手段を設けたことを特徴とするものである。
前記弱化部が、前記スカート壁内周面下部から段差面を経て薄肉円筒部となっている部分に形成された周状スリットと下端内周側から段差面を介して該スカート壁下端に連設された薄肉円筒部に形成された周状スリットと、上端が前記段差面から垂下して前記周状スリットを超えて前記薄肉円筒部に連接して周方向に所定ピッチで配設されたブリッジとで形成されている合成樹脂製キャップの場合、前記汚れ洗浄水滲入防止手段は、前記スカート壁下端の前記段差面から前記ブリッジよりも半径方向内側で下方に垂下して形成された環状舌片として構成することができる。該環状舌片は、前記周状スリット形成位置よりも下方位置まで延び、前記周状スリットの少なくとも内面側開口と対向して該周状スリットを覆うような長く形成されているのが望ましいが、必ずしも周状スリット形成位置よりも下方位置まで延びる必要はなく、その下端が周状スリット形成位置よりも上方位置となるように短く形成することもできる。
上記のように汚れ洗浄水滲入防止手段をスカート壁下端壁内周面下部に続く前記段差面から下方に垂下した環状舌片として構成することで、スカート壁内側面を伝って流下してきた洗浄水は、環状舌片に阻止されて周状スリットに流入することが阻止され、環状舌片下端から流れ落ちて周状スリット位置には達しない。
また、前記汚れ洗浄水滲入防止手段は、前記スカート壁下端の前記段差面から下方に垂下した環状舌片として構成するのに代えて、前記スカート壁下端に内周面から軸方向上方に窪んで外方に延びる凹部段差面として形成することもできる。
該凹部段差面の外周面側に前記タンパーエビデントバンドを前記周状スリット及び前記ブリッジを介して連設して構成することによって、前記凹部段差面がスカート壁内周面を伝ってくる汚れ洗浄水の前記周状スリットへの滲入を阻止することができる。
前記スカート壁下端に内周面から軸方向上方に窪んで外方に延びる凹部段差面を形成することによって、スカート壁内面を伝って流下してきた汚れ洗浄水は、凹部段差面に達するが上方に窪んだ凹部面を上昇することはできないので、スカート壁下端縁から落下して周状スリットに届くことができず、汚れ洗浄水の周状スリットへの流入を阻止することができる。
本発明によれば、キャップ内周面及び容器口外面容器口部外周面を洗浄後の汚れ洗浄水が周状スリット内に滲入することを阻止することができるので、周状スリット内及び周状スリット外部に汚れ洗浄水が染み出すことを確実に防止することができる。従って、周状スリット内に滲入した汚れ洗浄水を洗い流すために、従来のように積極的に周状スリットに向けて外部からノズル等により洗浄水を流入させる必要は殆どなく、洗浄設備の簡略化と洗浄水の低減を図ることができる。また、例えばシャワー装置等でキャップ外周面に噴射されてスカート壁外周面を伝って流下した洗浄水は、周状スリットから毛細管現象でスリット内に滲入するが、従来のキャップと違って、キャップ内周面側からの汚れ洗浄水の滲入はないので、外方からの洗浄水が良好にスリット内に滲入して、内面側の顎部との間に容易に染み出すことができ、スリット内ばかりでなく、スリットと顎部間の汚れ易いところの洗浄に寄与するとができるので、従来のものと比べて洗浄性に優れた合成樹脂製キャップを得ることができる。また、合成樹脂製キャップの形状も従来のキャップに単に環状舌片又は凹部段差面を形成するだけであるから、従来の合成樹脂製キャップの構成の僅かな変更で容易に構成することができ、簡単に得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき詳細に説明する。しかしながら、本発明に係る合成樹脂製キャップの形状・構造は本実施形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る合成樹脂製キャップを示し、図2は該キャップをボトルに装着した状態の要部断面を示している。本実施形態に係る合成樹脂製キャップ1は、図1に明示するように、スカート壁2の下端に周状スリット7とブリッジ8からなる弱化部9を介してタンパーエビデントバンド6を有してなる合成樹脂製キャップにおいて、内面にねじ3が形成されたスカート壁2に、ネジ3よりも上方位置に周方向に適宜間隔で形成されているリンススリット4を有し、該周状スリット7にリンススリット4からネジ係合部内に流入してスカート壁内周面11及び/又は容器口外周面62を伝ってこれらの部位を洗浄しながら流下した汚れ洗浄水が、前記周状スリット7内に滲入するのを阻止する洗浄水滲入阻止手段を設けたものである。
本実施形態における弱化部9は、従来例のものと同様に、図2(a)(b)に拡大して示すように、スカート壁内周面下端部から内側に略水平な段差面12を経て薄肉円筒部13となっている部分に全周に亘って形成された周状スリット7と、介して連続した上端が段差面12から垂下して周状スリット7を超えて薄肉円筒部13に連接して周方向に所定ピッチで配設されたブリッジ8とで形成されされている。薄肉円筒部13は、周状スリット7によって区画されその上部がスカート壁下端部となり、その下方がTEバンド上端部となっている。
このような弱化部からなる合成樹脂製キャップ1において、本実施形態では洗浄水滲入阻止手段として、段差面12の内周端にスカート壁内周面11の下方延長上に位置するように突き出た環状舌片15を設けて構成している。即ち、環状舌片15は、前記スカート壁の段差面12からブリッジ8よりも半径方向内側に下方に垂下してスカート壁内周面側下部に連続して形成されている。該環状舌片15は、図2(b)に拡大して示すように、少なくとも周状スリット7の内周開口端を覆うようにスリット位置より下方位置まで伸びているのが望ましい。
TEバンド上端部が薄肉円筒部13となっており、且つ該薄肉円筒部13の上端内周面と前記段差面12とに跨って所定ピッチで間欠的にブリッジ8が一体に成形され、成形後に後加工により、前記薄肉円筒部13の前記ブリッジ8が配置されている高さ方向範囲内に先端がブリッジ8にいたる周状スリット7を全周にわたって形成してなる。このような弱化部からなるキャップにおいて、本実施形態では洗浄水進入阻止手段として、段差面12の内周端にスカート壁内周面11の下方延長上に位置するように突き出た環状舌片15を設けて構成している。該環状舌片15は、図2(b)に拡大して示すように、少なくとも周状スリット7の内周開口端を覆うようにスリット位置より下方位置まで伸びているのが望ましい。
本実施形態の合成樹脂製キャップは、以上のように形成され、内容液を充填密封された容器の洗浄工程において、上方からのシャワーや側方からのノズル噴射によりリンススリット4から滲入した洗浄液は、次第に容器口部のネジ山外周面及びキャップ内周面のネジ山を伝って矢印で示すように下方に流れ、最終的にTEバンド6の下端とボトル口部の顎部61下方の隙間から流れ出ることによって、ボトル口部外周面に付着している内容液を洗い流す。その際、スカート壁内周面11を伝って流下してくる汚れ洗浄水は、そのまま環状舌片15に沿って流下し、その先端縁からそのまま落下してボトルのフランジ部に至り外部に抜ける。従って、環状舌片15により汚れ洗浄水の周状スリット7への滲入経路は遮断され、周状スリット7への汚れ洗浄水の滲入を確実に阻止することができる。
一方、キャップ外周面を伝って流下する洗浄水はキャップ外周面を洗浄すると共に、弱化部の周状スリット7の位置に達した洗浄水の一部は毛細管現象により周状スリット内に滲入して、スリット内を通過してキャップ内周面側から流下して抜けることによって、周状スリット7を洗浄する。この場合、図5、6に示す従来の合成樹脂製キャップの洗浄の場合と相違して、キャップ内周面側からの汚れ洗浄水の滲入がないので、外周面側からの洗浄水の滲入性に優れ、たとえ周状スリットが汚れていても容易に洗浄することができ、洗浄性に優れている。しかも、本実施形態の場合、環状舌片15が周状スリット形成位置よりも下方位置まで延びて、周状スリット7の入口を覆っているので、容器外周部62を伝って顎部61から周状スリット方向に流れ出た汚れ洗浄水が周状スリットに接触することも確実に防止することができる。
図3は、本発明の他の実施形態に係る合成樹脂製キャップを示し、前記実施形態における図2に相当するものである。本実施形態における合成樹脂製キャップ30は、前記実施形態における合成樹脂製キャップ1における汚れ洗浄水滲入防止手段としての環状舌片を、前記実施形態と比較して短く形成した点が相違するものであり、他の構成は前記実施形態と同様であるので、相違点のみについて説明する。
即ち、本実施形態の合成樹脂製キャップにおける環状舌片31は、周状スリット7の形成位置よりも僅かに下方まで延びているか、あるいは周状スリット7の形成位置に達しない位置までしか延びてない。しかし、この場合でも、キャップ内周面を伝って流下してくる汚れ洗浄水は、環状舌片31により段差面12に回り込むことを阻止されて環状舌片の先端縁から流下又は滴下するので、キャップ内周面側の汚れ洗浄水が周状スリット7に滲入することを効果的に防ぐことができる。
図4は、本発明のさらに他の実施形態に係る合成樹脂製キャップを示し、前記実施形態における図2に相当するものである。本実施形態における合成樹脂製キャップ40は、前記実施形態における合成樹脂製キャップ1における汚れ洗浄水滲入防止手段としての環状舌片を設けるのに代えて、前記段差面を下向きに凹部となっている凹部段差面に形成して、汚れ洗浄水滲入防止手段としている点に特徴があり、他の構成は前記実施形態と同様であるので、相違点のみについて説明する。
即ち、本実施形態の合成樹脂製キャップ40では、スカート壁内周面11の下端縁41から図4(b)に拡大して示すよう、図5に示す従来の合成樹脂製キャップにおける略水平な段差面の部分を、軸方向上方に向けて外方に延びる下向きの凹部段差面42として形成し、該凹部段差面42の外周面側にTEバンド6が周状スリット7及びブリッジ43を介して連設されている。前記凹部段差面42がスカート壁内周面11を伝ってくる汚れ洗浄水の周状スリット7への滲入を防止する汚れ洗浄水滲入防止手段として機能する。本実施形態の場合、段差面が上方に向けて略円弧状の下向きの凹部段差面42となっているので、キャップ内周面を伝って流下してくる汚れ洗浄水は、該凹部段差面を伝って流れることはできず、スカート壁内周面の下端縁41から下方に流下し、周状スリット7にまで達することはできない。従って、凹部段差面42が周状スリットへの汚れ洗浄水滲入防止手段として機能し、スリット内に汚れ洗浄水が流れ込むことが効果的に防止され、周状スリット7に汚れた水が付着し残留することを防止することができる。
本発明の合成樹脂製キャップは、特に容器詰飲料用のキャップとして適用することにより、容器への内容液充填時に内容液が容器口部外周面に付着した汚れ、及び密封後にTEバンドの弱化部のスリットに滲み出た内容液による汚れをシャワー工程で効率的に洗浄することができ、特に熱間充填用の飲料詰容器用として有効であるが、熱間充填に限らず密封後シャワー工程を有する容器詰製造に供される容器用のキャップとして利用可能性が高い。また、本発明の合成樹脂製キャップは、ネジ式のキャップに限らず、打栓式のキャップであっても良い。
本発明の実施形態に係る合成樹脂製キャップの一部断面正面図である。 (a)は図1のキャップをボトル口に螺着した状態での要部断面図であり、(b)はそのA部の拡大図である。 (a)は本発明の他の実施形態に係るキャップをボトル口に螺着した状態での要部断面図であり、(b)はそのB部の拡大図である。 (a)は本発明のさらに他の実施形態に係るキャップをボトル口に螺着した状態での要部断面図であり、(b)はそのC部の拡大図である。 従来の合成樹脂製キャップの一部断面正面図である。 (a)は図5のキャップをボトル口に螺着した状態での要部断面図であり、(b)はそのD部の拡大図である。
符号の説明
1 合成樹脂製キャップ 2 スカート壁
3 ネジ 4 リンススリット
6 TEバンド 7 周状スリット
8 ブリッジ 9 弱化部
11 スカート壁内周面 12 段差面
13 薄肉円筒部 15 環状舌片
31 環状舌片 42 凹部段差面
43 ブリッジ 60 容器口部
61 顎部 62 容器口外周面

Claims (4)

  1. スカート壁下端に弱化部を介してタンパーエビデントバンドを有してなる合成樹脂製キャップにおいて、スカート壁内周面側下部に、スカート壁下部内周側に、スカート壁内周側から前記弱化部を構成する周状スリットにスカート壁内周側から汚れ洗浄水が滲入するのを阻止する汚れ洗浄水滲入防止手段を設けたことを特徴とする合成樹脂製キャップ。
  2. 前記弱化部は、前記スカート壁下端壁内周側面側下部から段差面を経て薄肉円筒部となっている部分に形成された周状スリットと、上端が前記段差面から垂下して前記周状スリットを超えて前記薄肉円筒部に連接して周方向に所定ピッチで配設されたブリッジとで形成され、前記汚れ洗浄水滲入防止手段は、前記スカート壁の前記段差面から前記ブリッジよりも半径方向内側に下方に垂下して形成された環状舌片からなることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製キャップ。
  3. 前記環状舌片は、前記周状スリット形成位置よりも下方位置まで延び、前記周状スリットの少なくとも内面側開口部前面を覆うように該周状スリットに対向して配置されている請求項2に記載の合成樹脂製キャップ。
  4. 前記スカート壁内周面下部下端に内周面から軸方向上方に向けて外方に延びる凹部段差面を形成し、該凹部段差面の外周面側に前記タンパーエビデントバンドが前記弱化部を介して連設されてなり、前記凹部段差面がスカート壁内周面を伝ってくる汚れ洗浄水の前記周状スリットへの滲入を防止する汚れ洗浄水滲入防止手段となっていることを特徴とする請求項1に記載の合成樹脂製キャップ。
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