JP5018294B2 - 開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の、各種電子機器に使用される開閉装置に関するものである。
近年、携帯電話やパーソナルコンピュータ等の電子機器の小型化や軽量化が進むなか、固定筐体に対し可動筐体が開閉可能に装着された、所謂、折畳み式のものが増えており、これらに用いられる開閉装置においても、使い易く、多様な開閉操作の可能なものが求められている。
このような従来の開閉装置を用いた電子機器について、携帯電話を例に、図12を用いて説明する。
図12は従来の携帯電話の斜視図であり、同図において、1は固定筐体で、この上面には複数のキーが配列された操作部1Aや、マイクロフォン等の音声入力部1Bが形成されている。
また、2は可動筐体で、前面にLCD等の表示部2Aやスピーカ等の音声出力部2Bが形成されると共に、この可動筐体2下端が固定筐体1上端に開閉可能に装着されている。
そして、3と4は複数のカムやばね(図示せず)等から形成された開閉装置で、この一対の開閉装置3と4が連結部材(図示せず)によって連結されると共に、固定筐体1と可動筐体2の間に装着され、固定筐体1に対して可動筐体2が開閉可能に軸支されて電子機器が構成されている。
以上の構成において、固定筐体1に対して可動筐体2が閉じた状態では、開閉装置3によって可動筐体2に閉方向への付勢力がはたらき、可動筐体2が閉じた状態で保持されている。
そして、この閉状態から可動筐体2を手で開くと、開閉装置3によって可動筐体2に開く方向の力が加わり、図12に示すように、可動筐体2が固定筐体1に対して所定角度、例えば160度前後に開いた状態となる。
また、この状態で固定筐体1側面に設けられた切換用の押釦5を操作し、さらに可動筐体2を開くと、今度は開閉装置4によって開方向への付勢力がはたらき、固定筐体1背面に可動筐体2裏面が当接し重なった、すなわち、可動筐体2が360度回転した状態となる。
つまり、一対の開閉装置3と4を用い、通話を行う160度前後までは、開閉装置3によって可動筐体2を開き、この後、上下面に操作部1Aや表示部2Aが露出した360度までは、開閉装置4によって可動筐体2を開くように構成されているものであった。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2002−171324号公報
しかしながら、上記従来の開閉装置においては、一対の開閉装置3と4を用い、所定角度までは開閉装置3によって開閉を行い、その後、切換用の押釦5を操作して、360度までは開閉装置4によって開閉を行っているため、構成部品数が多く複雑な構造になると共に、機器への装着や開閉操作にも手間がかかるという課題があった。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、簡易な構成で、多様な開閉操作が可能な開閉装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、以下の構成を有するものである。
本発明の請求項1に記載の発明は、固定ホルダに連結され固定歯車が形成された固定体と、可動ホルダに連結され可動歯車が形成された可動体と、上記固定歯車に噛合した変換歯車と、この変換歯車及び上記可動歯車に噛合した中継歯車と、上記各歯車を装着したロック板からなり、上記ロック板の略中央に回転可能に支持された補強ロック板を装着し、上記固定ホルダに対し上記可動ホルダを所定角度に開いた際に、上記固定体または上記固定ホルダに形成された係止部に当接する係合部を上記ロック板に設けると共に、上記固定ホルダに対し上記可動ホルダを上記所定角度に開いた際に、上記可動体または上記可動ホルダに形成された係止部に当接する係合部を上記補強ロック板に設け、上記変換歯車を移動可能に形成して開閉装置を構成したものであり、固定ホルダに対して可動ホルダを所定角度に開いた際、ロック板と補強ロック板に設けた二つの係合部がこれらに対応する係止部と各々当接してその角度に保持でき、その後、変換歯車を移動させ、さらに開閉操作を行うことができるため、簡易な構成で、多様な開閉操作が可能なものにすることができ、さらに、固定ホルダに対する可動ホルダの保持が強固で確実なものにできるという作用を有するものである。
以上のように本発明によれば、簡易な構成で、多様な開閉操作が可能な開閉装置を実現することができるという有利な効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図11を用いて説明する。
(実施の形態1)
実施の形態1を用いて、本発明について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態による開閉装置の斜視図、図2は同分解斜視図であり、同図において、11は鋼板や絶縁樹脂製の固定ホルダ、12は同じく可動ホルダで、固定ホルダ11両端の一対の貫通孔11Aには略円柱状の固定軸13が、可動ホルダ12両端の貫通孔12Aには可動軸14が各々回転可能に挿通すると共に、止め輪15によって固定ホルダ11と可動ホルダ12に係止されている。
そして、16は金属や絶縁樹脂製のロック板で、このロック板16両端の通孔16Aと16B内に、固定ホルダ11と可動ホルダ12左端から突出した固定軸13と可動軸14が、回転可能に挿通している。
また、17は略半円筒状で鋼や銅合金、絶縁樹脂製の固定体、18は同じく可動体で、固定体17には固定歯車17Aが、可動体18には可動歯車18Aが各々形成されると共に、固定体17には切欠によって略円弧状壁部である係止部17Bが設けられ、固定体17が固定軸13左端に、可動体18が可動軸14左端に各々回転可能に装着されている。
さらに、固定体17と可動体18の右端には突起部(図示せず)が形成され、これが固定ホルダ11と可動ホルダ12左端の孔部11B、12Bに挿入されて、固定体17と可動体18が固定ホルダ11と可動ホルダ12に各々連結固定されている。
また、19は略円筒状で金属や絶縁樹脂製の変換歯車、20は同じく中継歯車で、中央の中空筒部には各々、略円柱状の変換軸21と中継軸22が挿通されると共に、この変換軸21右端がロック板16中間部の通孔16Cに固着され、中継軸22右端が通孔16D内に挿入されている。
なお、ロック板16右下端には外方へ突出する係合部16Eが設けられると共に、ロック板16の各通孔は、図3(a)の部分側面図に示すように、通孔16Bは挿通した可動軸14より僅かに径の大きな円形に、通孔16Aと16Dは各々挿通した固定軸13や中継軸22より径のやや大きな、楕円形に形成されている。
そして、変換歯車19が固定歯車17Aに、中継歯車20がこの変換歯車19と可動歯車18Aに各々噛合し、中継軸22や固定軸13、可動軸14左端が連結板23に固着されると共に、変換軸21左端が連結板23の楕円形の通孔23A内に移動可能に挿入されている。
また、25と26は略円筒状で鋼や銅合金、焼結合金等の金属製の固定カムで、右端外周には凹凸状のカム部が形成されると共に、この固定カム25と26がピン24によって、固定軸13と可動軸14の中間部に固着されている。
さらに、27と28は略リング状で鋼や銅合金、焼結合金等の金属製の可動カムで、固定カム25と26に対し開閉方向へ回転可能に、かつ軸線方向へ移動可能に配置されると共に、内周には一対のピン状のカム部27Aや28Aが対向して突出形成されている。
また、29と30は略円筒状で金属製のケース、31と32はコイル状で鋼線製のばねで、このケース29内に固定カム25と可動カム27が、ケース30内に固定カム26と可動カム28が各々収納されると共に、可動カム27、28右側面とケース29、30内側面の間に、ばね31と32がやや撓んだ状態で各々装着されている。
そして、図5(a)の部分斜視図に示すように、このばね31と32によって、可動カム27と28が固定カム25と26の方向へ各々付勢され、ピン状のカム部27Aや28Aが、固定カム25と26の凹凸状のカム部25Aや26Aの所定箇所に弾接している。
さらに、ケース29や30には一対の溝部29Aや30Aが、可動カム27や28外周には外方へ突出する一対の凸部27Bや28Bが各々設けられ、これらの凸部27Bや28Bが溝部29Aや30Aに各々挿入されることによって、可動カム27や28がケース29や30に対し軸線方向へは移動可能で、回転方向へは一体となって回転するように形成されている。
また、このケース29や30が、止め輪15によって固定軸13と可動軸14に位置決めされると共に、左端の舌片部29Bや30Bが固定ホルダ11と可動ホルダ12の切込部11Cや12Cに各々係止されて、固定ホルダ11や可動ホルダ12に固着されている。
そして、33と34は略円筒状のガイド筒で、このガイド筒33と34が固定ホルダ11と可動ホルダ12右端側に装着されると共に、固定軸13と可動軸14の右端部に固着され、ガイド筒33と34右端には保持板35が取付けられて、開閉装置40が構成されている。
また、このように構成された開閉装置40は、例えば、図7(b)の携帯電話の斜視図に示すように、固定ホルダ11が上面に複数のキーからなる操作部41Aやマイクロフォン等の音声入力部41Bが形成された固定筐体41へ、可動ホルダ12が表面にLCD等の表示部42Aやスピーカ等の音声出力部42Bが形成された可動筐体42へ各々装着され、開閉装置40によって固定筐体41に対して可動筐体42が開閉可能に軸支されて電子機器が構成される。
以上の構成において、図7(a)に示すように、固定筐体41に対して可動筐体42が閉じた状態では、図3(a)に示すように、開閉装置40も固定ホルダ11上面に可動ホルダ12が重なり、閉じた状態となっている。
また、この閉状態では、図5(a)に示すように、固定ホルダ11と可動ホルダ12には、可動カム27と固定カム25の所定箇所に弾接したカム部27Aと25A、及び可動カム28と固定カム26のカム部28Aと26Aによって、閉方向の力が加わり、この閉状態が保持されるようになっている。
そして、この閉状態から、可動筐体42を手で開くと、図3(b)に示すように、可動筐体42に装着固定された可動ホルダ12が、固定軸13が挿通したロック板16の通孔16Aを支点として回転すると共に、固定歯車17Aに噛合した変換歯車19が反時計方向へ、この変換歯車19と可動歯車18Aに噛合した中継歯車20が時計方向へ各々回転し、所定角度、例えば160度前後まで開くと、ロック板16右下端の係合部16Eが固定体17の係止部17B内周に当接する。
また、この時、図5(b)に示すように、可動ホルダ12の回転に伴ってケース30が回転し、可動カム28が軸線方向へ移動しながら回転すると共に、固定軸13に固定された固定カム25が回転し、カム部27Aと28Aがカム部25Aと26Aを弾接摺動して、各カム部の弾接箇所が変化するため、可動ホルダ12には開方向への力が加わる。
つまり、この状態では、可動ホルダ12は開方向へ付勢されるが、係合部16Eと係止部17Bによって、それ以上開かないようにロックされた状態となり、可動ホルダ12が装着された可動筐体42が、図7(b)に示すように、160度前後に開き通話が行い易い状態に保持されている。
次に、この状態から、図3(c)や図5(c)に示すように、可動ホルダ12を閉じる方向に少し戻すと、変換歯車19が時計方向へ回転して、固定歯車17Aや中継歯車20に対して上方へ移動するため、これに伴って、ロック板16も上方へ移動して、係合部16Eが係止部17Bから離れロック状態が解除される。
また、この後、図7(c)に示すように、可動筐体42をさらに開方向へ操作すると、図4(a)に示すように、変換歯車19が反時計方向へ、中継歯車20が時計方向へ各々回転し、可動ホルダ12が開方向へ回転すると共に、図6(a)に示すように、可動カム27と固定カム25、及び可動カム28と固定カム26によって、可動ホルダ12が開方向へ付勢される。
そして、図7(d)に示すように、可動筐体42が固定筐体41下面に重なった状態では、図6(b)に示すように、可動カム27と固定カム25、及び可動カム28と固定カム26によって、可動ホルダ12が固定ホルダ11の下面方向へ付勢され、図4(b)に示すように、可動ホルダ12が固定ホルダ11に対して360度回転し固定ホルダ11下面に重なると共に、ロック板16の係合部16Eが固定体17の係止部17B上端に当接する。
つまり、この360度の状態では、可動ホルダ12が固定ホルダ11の下面方向へ付勢されると共に、係合部16Eと係止部17Bによって、可動筐体42が固定筐体41下面に重なり保持された状態となり、図7(d)に示したように、上面に操作部41A、下面に表示部42Aが各々露出した、操作やLCD等の視認が行い易い状態に保持されている。
以上のように、本実施の形態による開閉装置40は、固定体17の固定歯車17A、及びこれに噛合した変換歯車19、この変換歯車19と可動体18の可動歯車18Aに噛合した中継歯車20、各歯車を装着したロック板16から形成され、固定体17が固定された固定ホルダ11に対して、可動体18が固定された可動ホルダ12を所定角度に開いた際には、ロック板16右下端の係合部16Eが固定体17の係止部17B内周に当接すると共に、変換歯車19が移動可能なように構成されている。
このため、固定ホルダ11に対して可動ホルダ12を所定角度、例えば160度前後に開いた際には、係合部16Eと係止部17Bによって、可動ホルダ12がロックされた状態となり、可動筐体42を通話が行い易い状態に保持することができるようになっている。
また、この状態から、可動ホルダ12を閉じる方向に少し戻すと、変換歯車19が上方へ移動してロック状態が解除され、さらに360度まで可動ホルダ12を回転して、可動筐体42が固定筐体41下面に重なり、上下面に操作部41Aや表示部42Aが露出した、操作やLCD等の視認が行い易い状態に保持できるようになっている。
さらに、これらの開閉操作に連動する固定カム25や26、可動カム27や28等によって、可動ホルダ12が閉じた状態では閉方向へ、開いた状態や360度回転した状態では開方向へ可動ホルダ12を付勢し、速やかな開閉操作と保持を行うことが可能なように構成されている。
このように本実施の形態によれば、固定体17の固定歯車17A、及びこれに噛合した変換歯車19、この変換歯車19と可動体18の可動歯車18Aに噛合した中継歯車20を、ロック板16に装着して開閉装置40を構成し、固定体17に対して可動体18を所定角度開いた際に、ロック板16の係合部16Eを固定体17の係止部17Bに当接させると共に、変換歯車19を移動可能に形成することによって、所定角度での保持が可能になると共に、変換歯車19を移動させ、さらに開閉操作を行うことができるため、簡易な構成で、多様な開閉操作が可能な開閉装置を得ることができるものである。
なお、以上の説明では、ロック板16の係合部16Eが当接する係止部17Bを、固定体17に形成した構成について説明したが、固定ホルダ11左端に係止部を設け、これに係合部16Eを当接させる構成としてもよい。
また、以上の説明では、手で可動筐体42を開閉操作し、可動ホルダ12を回転させる構成について説明したが、押釦や反転カム等の部品を設け、閉状態から押釦の押圧操作によって可動ホルダ12を、例えば160度まで自動的に開き、その後、手によって可動ホルダ12を閉方向に少し戻し、さらに360度まで開く、所謂、ワンプッシュオープン構造の開閉装置においても、本発明の実施は可能である。
(実施の形態2)
実施の形態2を用いて、本発明の特に請求項記載の発明について説明する。
なお、実施の形態1の構成と同一構成の部分には同一符号を付して、詳細な説明を省略する。
図8は本発明の第2の実施の形態による開閉装置の斜視図、図9は同分解斜視図であり、53は固定軸、54は可動軸で、固定ホルダ51両端の貫通孔51Aに固定軸53が、可動ホルダ52両端の貫通孔52Aに可動軸54が各々回転可能に挿通すると共に、止め輪15によって固定ホルダ51と可動ホルダ52に係止されていることは実施の形態1の場合と同様である。
そして、56は金属や絶縁樹脂製のロック板で、両端の通孔56Aと56B内に、固定ホルダ51と可動ホルダ52左端から突出した固定軸53と可動軸54が回転可能に挿通していることも実施の形態1の場合と同様である。
また、66はロック板56と固定ホルダ51や可動ホルダ52との間に重ねて配置された金属や絶縁樹脂製の補強ロック板で、この両端の通孔66Aや66Bに固定軸53と54が各々挿通されて、略中央の通孔66Cに支持軸67の右端が固着されると共に、支持軸67左端がロック板56の略中央の通孔56D内に挿通して、補強ロック板66がロック板56に回転可能に支持され装着されている。
さらに、57は略円筒状の固定体、58は同じく可動体で、固定体57の固定歯車57A及びこれに噛合した変換歯車59や、この変換歯車59と可動体58の可動歯車58Aに噛合した中継歯車60が設けられ、変換歯車59を挿通した変換軸61右端がロック板56の通孔56Cに固着され、中継歯車60を挿通した中継軸62右端が通孔56Dに挿入されていることや、中継軸62や固定軸53、可動軸54左端が連結板63に固着されると共に、変換軸61左端が連結板63の楕円形の通孔63A内に移動可能に挿入されていることも、実施の形態1の場合と同様である。
そして、ロック板56右下端に係合部56Eが設けられると共に、この係合部56Eに対応して固定体57には係止部57Bが設けられていることや、固定体57に略円筒状壁部である係止部57Bが設けられ、固定体57が固定軸53左端に、可動体58が可動軸54左端に各々回転可能に装着されていることも実施の形態1の場合と同様である。
なお、補強ロック板66の左下端には外方へ突出する係合部66Eが設けられ、可動体58の左側外方には係合部66Eに対応する略円弧状壁部である係止部58Bが設けられている。
また、固定体57や可動体58の右端の突起部57Cや58Cが、固定ホルダ51や可動ホルダ52の左端の孔部51Bや52Bに各々挿入されて、各々が連結固定されていることも実施の形態1と同様である。
さらに、ロック板56の通孔56Bは挿通した可動軸54より僅かに径の大きな円形に、通孔56Aはこれに挿通した固定軸53より径の大きな楕円形に各々形成されると共に、通孔56Dは中継軸62が挿通した左側が中継軸62よりやや大きな楕円形部と、支持軸67左端が移動可能に挿通した右側が長孔部の二つの通孔が連結した略L字状に形成されている。
そして、固定軸53や可動軸54の右方に固定カム25や26が装着され、これらに対向してばね31や32により付勢された可動カム27や28が配置されると共に、これらがケース29や30に収納されて、固定カム25と可動カム27、及び固定カム26と可動カム28によって固定ホルダ51に対して可動ホルダ52が閉じた状態では閉方向へ、開いた状態や360度回転した状態では開方向へ可動ホルダ52が付勢されることも実施の形態1の場合と同様である。
また、ガイド筒33や34が固定ホルダ51や可動ホルダ52の右端側に装着されると共に、固定軸53と可動軸54の右端部に固着され、ガイド筒33、34右端に保持板35が取付けられて開閉装置70が構成されていることや、この開閉装置70が図7(b)に示すように、固定ホルダ51が固定筐体41に、可動ホルダ52が可動筐体42に開閉可能に軸支されて電子機器が構成されることも実施の形態1の場合と同様である。
以上の構成において、開閉装置70によって電子機器の固定筐体41に対して可動筐体42が開閉操作されることは実施の形態1の場合と同様であるが、本実施の形態による開閉装置70と実施の形態1による開閉装置40との主な動作上の相違点について、図7及び図10、図11を用いて以下に説明する。
図10、図11は要部側面図であり、横に並んだ図の内、左側の図は固定体57の固定歯車57Aや変換歯車59、中継歯車60、可動体58の可動歯車58Aを主体に表わした側面図、中央の図はロック板56を主体に表わした側面図、右側の図は補強ロック板66を主体に表わした側面図を示している。
そして、図7(a)や図10(a)に示すように、開閉装置70の固定ホルダ51上方に可動ホルダ52が重なり閉方向へ付勢された閉状態から、図7(b)に示すように、可動筐体42を手で開くと、図10(b)に示すように、可動ホルダ52が、固定軸53が挿通したロック板56の通孔56Aと補強ロック板66の通孔66Aを支点として回転すると共に、固定歯車57Aに噛合した変換歯車59が反時計方向へ、この変換歯車59と可動歯車58Aに噛合した中継歯車60が時計方向へ各々回転し、所定角度、例えば160度前後まで開く。
この時、ロック板56右下端の係合部56Eが固定体57の係止部57B内周に当接すると共に、ロック板56右側面に重ねて配置された補強ロック板66左下端の係合部66Eも可動体58の係止部58B内周に当接して、固定ホルダ51に対し可動ホルダ52が所定角度で保持される。
つまり、ロック板56の係合部56Eが固定体57の係止部57Bに当接することに加え、補強ロック板66の係合部66Eも可動体58の係止部58Bに当接して保持されることによって、固定ホルダ51に対する可動ホルダ52の所定角度での保持が強固となり、可動筐体42の開方向への付勢力が大きい場合や所定角度で可動筐体42が開方向へ押されても、固定筐体41に対して可動筐体42の所定角度での保持が確実となるように構成されている。
次に、この状態から図10(c)に示すように、可動ホルダ52を閉じる方向に少し戻すと、変換歯車59が時計方向へ回転して、固定歯車57Aや中継歯車60に対して上方へ移動するため、これに伴って、ロック板56と支持軸67を介した補強ロック板66も上方へ移動して、係合部56Eが係止部57Bから、係合部66Eが係止部58Bから各々離れロック状態が解除される。
また、この後、図7(c)に示すように、可動筐体42をさらに開方向へ操作すると、図11(a)に示すように、変換歯車59が反時計方向へ、中継歯車60が時計方向へ各々回転し、可動ホルダ52が開方向へ回転しながら、可動ホルダ52が開方向へ付勢されることは、実施の形態1と同様である。
そして、図11(b)に示すように、可動ホルダ52が固定ホルダ51の下面方向に付勢され、可動ホルダ52が固定ホルダ51に対して360度回転し固定ホルダ51下面に重なると共に、ロック板56の係合部56Eが固定体57の係止部57Bに、補強ロック板66の係合部66Eが可動体58の係止部58Bに各々当接して、図7(d)に示すように、電子機器は可動筐体42が固定筐体41下面に重なり保持された状態となる。
このように本実施の形態によれば、ロック板56の略中央に回転可能に支持された補強ロック板66を装着すると共に、可動体58に形成された係止部58Bに補強ロック板66に設けた係合部66Eを所定角度で当接させることにより、所定角度に開いた際に、ロック板56と補強ロック板66に設けた係合部56Eや66Eがこれらに対応する係止部57Bや58Bと各々当接するため、実施の形態1に比べ、さらに固定ホルダ51に対する可動ホルダ52の保持が強固で確実なものにできるという作用を有する。
また、以上の説明では、ロック板56の係合部56Eが当接する係止部57Bを固定体57に、補強ロック板66の係合部66Eが当接する係止部58Bを可動体58に各々形成した構成について説明したが、固定ホルダ51左端にロック板56の係合部56Eが当接する係止部を設けると共に、可動ホルダ52の左端に補強ロック板66の係合部66Eが当接する係止部を設けた構成としてもよい。
本発明による開閉装置は、簡易な構成で、多様な開閉操作が可能なものを得ることができ、各種電子機器に使用される開閉装置として有用である。
本発明の第1の実施の形態による開閉装置の斜視図 同分解斜視図 同部分側面図 同部分側面図 同部分斜視図 同部分斜視図 同携帯電話の斜視図 本発明の第2の実施の形態による開閉装置の斜視図 同分解斜視図 同部分側面図 同部分側面図 従来の携帯電話の斜視図
符号の説明
11、51 固定ホルダ
11A、12A、51A、52A 貫通孔
11B、12B 孔部
11C、12C 切込部
12、52 可動ホルダ
13、53 固定軸
14、54 可動軸
15 止め輪
16、56 ロック板
16A、16B、16C、16D、23A、56A、56B、56C、56D、63A、66A、66B、66C 通孔
16E、56E、66E 係合部
17、57 固定体
17A、57A 固定歯車
17C、18C 突起部
17B、57B、58B 係止部
18、58 可動体
18A、58A 可動歯車
19、59 変換歯車
20、60 中継歯車
21、61 変換軸
22、62 中継軸
23、63 連結板
24 ピン
25、26 固定カム
25A、26A、27A、28A カム部
27、28 可動カム
27B、28B 凸部
29、30 ケース
29A、30A 溝部
29B、30B 舌片部
31、32 ばね
33、34 ガイド筒
35 保持板
40、70 開閉装置
41 固定筐体
41A 操作部
41B 音声入力部
42 可動筐体
42A 表示部
42B 音声出力部
66 補強ロック板
67 支持軸

Claims (1)

  1. 固定ホルダに連結され固定歯車が形成された固定体と、可動ホルダに連結され可動歯車が形成された可動体と、上記固定歯車に噛合した変換歯車と、この変換歯車及び上記可動歯車に噛合した中継歯車と、上記各歯車を装着したロック板からなり、上記ロック板の略中央に回転可能に支持された補強ロック板を装着し、上記固定ホルダに対し上記可動ホルダを所定角度に開いた際に、上記固定体または上記固定ホルダに形成された係止部に当接する係合部を上記ロック板に設けると共に、上記固定ホルダに対し上記可動ホルダを上記所定角度に開いた際に、上記可動体または上記可動ホルダに形成された係止部に当接する係合部を上記補強ロック板に設け、上記変換歯車を移動可能に形成した開閉装置。
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