JP5004665B2 - ピストンポンプの油圧回路 - Google Patents

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Description

本発明は、ピストンポンプの油圧回路の改良、特に油圧回路の応答性の改良に関するものである。
従来より、馬力(即ち出力)が略一定となるような等馬力特性で吐出圧と吐出流量を制御する馬力制御レギュレータを備える斜板式ピストンポンプが知られている(特許文献1参照)。この斜板式ピストンポンプは、ミニショベル等の油圧機械に使用され、斜板式ピストンポンプは油圧機械のエンジンからの出力により駆動されている。
このような従来の油圧機械の油圧回路において、馬力制御レギュレータの下流にピストンポンプの斜板の傾転角度、つまりピストンポンプの吐出流量を油圧アクチュエータを介して制御するロードセンシングバルブが設置される。したがって、ピストンポンプから吐出した作動油は、馬力制御レギュレータ、ロードセンシングバルブ(ロードセンシングレギュレータ)を経由してピストンポンプの斜板の傾転角度を制御する油圧アクチュエータに供給される。
特開2002−202063号公報
等馬力制御中に吐出圧を変化させると、等馬力特性を維持するようにピストンポンプの吐出流量が変化する。しかしながら、吐出圧の変化は、馬力制御レギュレータ、ロードセンシングバルブ及びこれらを接続する流路を通じて作動油が流れて斜板を傾転させる油圧アクチュエータに伝達されるため、時間的な遅れであるタイムラグが生じて、吐出流量の変化が遅れ、応答性が悪化するという課題がある。
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、ピストンポンプの油圧回路において、吐出圧の変化に対する吐出流量の応答性を向上する油圧回路を提供することを目的とする。
本発明は、吐出流量可変の斜板式2連ピストンポンプの各吐出口に接続する各メイン流路と、このメイン流路に接続し、前記斜板式2連ピストンポンプの吐出圧の平均圧に応じて前記斜板式2連ピストンポンプの吐出流量を制御するように第1の制御油圧を供給する第1レギュレータと、前記斜板式2連ピストンポンプの吐出口に接続する前記メイン流路の一方に接続し、このメイン流路の負荷に応じて前記斜板式2連ピストンポンプの吐出流量を制御するように第2の制御油圧を供給する第2レギュレータと、前記第1レギュレータから供給される第1の制御油圧と前記第2レギュレータから供給される第2の制御油圧のうち高圧側の油圧を選択する高圧選択弁と、前記高圧選択弁によって選択された油圧の上昇に応じて、前記斜板式2連ピストンポンプの吐出流量を減少させるように前記斜板式2連ピストンポンプの斜板の角度を制御する第1油圧アクチュエータと、前記平均圧の上昇に応じて、前記斜板式2連ピストンポンプの吐出流量を増大させるように前記斜板式2連ピストンポンプの斜板の角度を設定する第2油圧アクチュエータと、を備えたピストンポンプの油圧回路である。
本発明によれば、メイン流路に接続する第1レギュレータまたは第2レギュレータを通過し、前記選択弁により選択された高圧の作動油が油圧アクチュエータに供給されるので、両方のレギュレータを通過する従来の油圧回路に比して、作動油が油圧アクチュエータに達するまでの時間を短縮して、油圧アクチュエータの応答性を向上することができる。
図1は、本発明の油圧回路のオリフィス構造を適用する油圧回路図である。
本油圧回路には同軸上に配置され、エンジン1により駆動される3個のポンプが備えられる。第1ポンプ10は、吐出流量可変可能な斜板式2連ピストンポンプであり、第2ポンプ12、第3ポンプ14はエンジン1の回転数に応じて吐出流量が規定される、例えば、ギアポンプで構成される。
第1ポンプ10は2つの吐出口16、18を備え、それぞれの吐出口16、18に第1メイン流路20、第2メイン流路22が連通し、その第1、第2ポート24、26から作動油が、不図示の流路を通じて、例えばショベルのバケットを駆動するバケットシリンダに供給される。第2ポンプ12の吐出口28に第3メイン流路30が連通し、第3ポート32から作動油が供給される。さらに第3ポンプ14の吐出口34に第4メイン流路36が連通し、第4ポート38から低圧(いわゆるパイロット圧)の作動油が供給される。
油圧回路には、第1ポンプ10の駆動馬力が略一定となるように吐出圧に応じて吐出流量を制御するため、第1ポンプ10の斜板を傾転する馬力制御レギュレータ40を備える。
馬力制御レギュレータ40は、3ポート2位置切換弁であって、スプールの一端にはポジションa、bで切り換わるように第1ポンプ10の吐出圧の平均圧と第2ポンプ12の吐出圧とが信号圧として供給される。スプールの他端には、供給される信号圧に抗する馬力制御スプリング44の付勢力が作用する。
馬力制御レギュレータ40のスプールに第1ポンプ10の平均吐出圧を供給するサブ流路は、第1、第2メイン流路20、22からそれぞれ分岐した第1信号圧流路46、第2信号圧流路48と、これら第1、第2信号圧流路46、48が合流した第3信号圧流路50とからなり、第3信号圧流路50が馬力制御レギュレータ40のスプールに信号圧としての油圧を供給する。第1、第2信号圧流路46、48にはオリフィス52、54が設置され、第1、第2メイン流路20、22の圧力脈動を緩和して伝達する。また、第1、第2信号圧流路46、48の合流部に接続する第1元圧流路58がさらに形成され、この第1元圧流路58は、馬力制御レギュレータ40の所定のポートに接続し、第1元圧流路58から供給される油圧が馬力制御レギュレータ40の元圧となる。
馬力制御レギュレータ40は、スプールの一端に作用する第1ポンプ10の平均吐出圧と第2ポンプ12の吐出圧との合算の圧力に基づく信号圧と、他端に作用する馬力制御スプリング44の付勢力との大小関係によりポジションa、bが規定される。
馬力制御レギュレータ40は、第1ポンプ10の平均吐出圧と第2ポンプ12の吐出圧との合算の圧力に基づく信号圧が馬力制御スプリング44の付勢力より小さい場合にはポジションbに切り換わり、第1ポンプ10の斜板の傾転角度を制御する大径アクチュエータ76に第5元圧流路74を介して繋がる第4元圧流路77と、第1ドレン流路59とが連通し、第1ドレン流路59を介して各ポンプ10、12、14の吸入側に設けられたドレン流路である吸入側流路56が連通状態となる。
一方、第1ポンプ10の平均吐出圧と第2ポンプ12の吐出圧との合算の圧力に基づく信号圧が馬力制御スプリング44の付勢力より大きい場合には、ポジションaに切り換わり、第1、第2メイン流路20、22の平均圧の作動油が導かれる第1元圧流路58と、第4元圧流路77とが連通する。作動油は、第1元圧流路58、第4元圧流路77から第5元圧流路74を介して第1ポンプ10の斜板を傾転する大径アクチュエータ76に供給される。
第2メイン流路22の吐出圧に基づく圧力を第1ポンプ10の斜板の傾転角を変える大径アクチュエータ76に伝達する第2元圧流路73の途中にロードセンシングバルブ(ロードセンシングレギュレータ)42が設けられる。ロードセンシングバルブ42は、第1−第3ポート24、26、32等に作用する負荷圧を検知して切り換わり、このため、ロードセンシングバルブ42のスプールの両端には、スプールの位置決めのための信号圧がそれぞれ加わる。
1つは第5ポート60からの油圧であり、この第5ポート60は、第1、第2ポート24、26下流に設置された不図示のコントロールバルブの上流側の圧力の基づく圧力が供給される。ここで、コントロールバルブは、油圧機械、例えばパワーショベルのバケットを操作するバケットシリンダを制御するためのバルブである。
また、第5ポート60の油圧に基づく信号圧に抗して第6ポート62からの油圧が2つ目の信号圧としてスプールの反対端に作用する。この第6ポート62にはコントロールバルブ下流の流路が接続し、したがって、第6ポート62からスプールに供給される油圧は、例えばバケットシリンダに供給される負荷圧に基づく圧力となる。
さらに第5ポート60からの信号圧に抗する作用力として、油圧アクチュエータ64の作用力がスプールの反対端に作用するように構成される。
油圧アクチュエータ64には、第3ポンプ14のパイロット作動油がピストンを挟んだ左右の油室に第1、第2差圧流路70、72を通じてそれぞれ供給されるが、図中右側の油室に接続する第2差圧流路72上流の第4メイン流路36途中にはオリフィス68が設置されており、ロードセンシングバルブ42のスプールに接続する油圧アクチュエータ64のロッドを図中右側、すなわち、スプールを右側へ移動する作用力を生じる。
したがって、ロードセンシングバルブ42の位置は、スプールに作用する第5ポート60からの作動油の油圧(信号圧)に対して、第6ポート62からの作動油の油圧(信号圧)と油圧アクチュエータ64の作用力との合計の作用力の大小関係により規定される。
ロードセンシングバルブ42は3つのポートを備え、第5ポート60からの信号圧が第6ポート62等からの合算信号圧より大きいときにはスプールが図中左側へ移動し、ポジションdに切り換わり、高圧の作動油が流通する第2元圧流路73と、第1ポンプ10の斜板を傾転する大径アクチュエータ76に接続する第3、5元圧流路71、74とが連通する。
一方、第5ポート60からの信号圧が第6ポート62等の合算信号圧より小さいときにはスプールが図中右側へ移動し、ポジションcに切り換わり、第3元圧流路71と第2ドレン流路75とが連通し、第2ドレン流路75は馬力制御レギュレータ40を介することなくドレン流路である吸入側流路56と連通し、不図示のドレンタンクに作動油がドレンされる。
ロードセンシングバルブ42または馬力制御レギュレータ40から大径アクチュエータ76に供給される作動油圧が上昇すると、大径アクチュエータ76は斜板の傾転角度を少なくする方向、つまり第1ポンプ10の吐出流量が少なくなる方向へ斜板を傾転させる。この作用力に抗する付勢力を生じる小径アクチュエータ78が設けられ、この小径アクチュエータ78には第1ポンプ10の吐出圧の平均圧の作動油が流通する第1元圧流路58から分岐した第6元圧流路61を介して供給される。したがって、大径アクチュエータ76に作用する油圧と小径アクチュエータ78に作用する油圧との大小関係により大径アクチュエータ76のストローク量が規定される。ここで、大径アクチュエータ76の受圧面積が小径アクチュエータ78の受圧面積より大きく形成されており、第1ポンプ10の斜板の傾転角は、それぞれの受圧面積の比、および馬力制御スプリング44の付勢力により設定される。
ロードセンシングバルブ42に接続する第3元圧流路71と、大径アクチュエータ76に接続する第5元圧流路74とが接続する交点に馬力制御レギュレータ40に接続する第4元圧流路77が接続する。そして、この交点に第3元圧流路71内の作動油と第4元圧流路内の作動油のうち高圧の作動油を選択的に第5元圧流路74に流通させる高圧選択弁79が設置される。
次に、馬力制御レギュレータ40の作用を説明する。
このように構成された油圧回路において、油圧回路に負圧が作用しているとき、つまり、ロードセンシングバルブ42が負荷を検出しているときには、ロードセンシングバルブ42のスプールは作用する前記信号圧等の差に応じて図中右側へと移動し、所定負荷圧以上でポジションcに切り換わる。この状態において、第1ポンプ10の吐出圧が上昇すると、馬力制御スプリング44の付勢力に抗して、馬力制御レギュレータ40のスプールが図中右側へ移動し、ポジションaに切り換わり、第1ポンプ10の平均吐出圧の作動油が調圧されて第1元圧流路58、第4元圧流路77を通じて高圧選択弁79に送られる。また、第2メイン流路22の作動油が第2元圧流路73を通じてロードセンシングバルブ42へ送られる。ロードセンシングバルブ42はポジションcの位置にあるため、第2元圧流路73は閉止され、第3元圧流路71内の作動油は第2ドレン流路75からドレンされる。このため、第1元圧流路58からの高圧の作動油が、第4元圧流路77、高圧選択弁79、第5元圧流路74を通じて大径アクチュエータ76に供給され、大径アクチュエータ76は供給される油圧に応じて第1ポンプ10の斜板の傾転角度を小さくするようにストロークする。
したがって、第1ポンプ10の吐出圧(平均吐出圧)が上昇すると、第1ポンプ10の斜板の傾転角度を変化させ、吐出流量を低減する。ここで、小径アクチュエータ78にも第1ポンプ10の平均吐出圧が第6元圧流路61を通じて供給される。このため、大径アクチュエータ76と小径アクチュエータ78には同じ圧力が作用することになり、斜板の傾転角は各アクチュエータの受圧面積の比、および馬力制御スプリング44の付勢力により決定される。
これに対して、第1ポンプ10の上昇した吐出圧が低下すると、馬力制御レギュレータ40のスプールが図中左側へ移動してポジションbに切り換わり、第4元圧流路77の作動油は第1ドレン流路59から吸入側流路56にドレンする。第2ドレン流路75は、ロードセンシングバルブ42のポジションcを介して、第3元圧流路71と連通する。したがって大径アクチュエータ76の作動油は第3元圧流路71、第2ドレン流路75を通じて吸入側流路56にドレンする。したがって、第1ポンプ10の斜板の傾転角度を規定する大径アクチュエータ76に作用する油圧が小さくなり、小径アクチュエータ78、馬力制御スプリング44により第1ポンプ10の斜板の傾転角度を大きくする。これにより、第1ポンプ10の吐出流量が増加する方向へと変化する。
ここで、馬力制御レギュレータ40の馬力制御スプリング44には第1ポンプ10の斜板の傾転角がフィードバックされ、ポンプ吐出圧とバランスした位置で斜板を停止させる。つまり、馬力制御スプリング44は、一端を第1ポンプ10の斜板に連結されており、斜板が傾転して、吐出流量が減少する方向へ変化すると、馬力制御スプリング44は付勢力が増大し、その反対側に斜板が傾転すると付勢力が減少する。このため、第1ポンプ10の吐出圧の平均圧に対応する斜板傾転角となると馬力制御スプリング44とのバランスにより馬力制御レギュレータ40のポジションが交互に切り換わり、大径アクチュエータ76に供給される油圧が維持され、結局ポンプ吐出圧に応じて定まる吐出流量となる。
このように、第1ポンプ10の吐出圧が上昇するとその吐出流量を減少させ、一方、吐出圧が低下すると吐出流量を増大させるように制御することで、吐出圧と吐出流量とに応じて定まる第1ポンプ10の馬力を略一定に制御する等馬力制御することができる。
次に、ロードセンシングバルブ42の作用について説明する。
ロードセンシングバルブ42はスプール両端に作用する信号圧のバランスに応じて変位し、第6ポート62から供給される負荷圧が所定圧以上(高負荷域)のときは、ロードセンシングバルブ42はポジションcに位置される。
この状態から負荷圧が低下すると、第5ポート60からの信号圧と第6ポート62等からの信号圧との差圧が変化して、差圧に応じてスプールが移動する。スプールの位置が、ポジションcとポジションdとの間の中間位置に設定される場合には、第2元圧流路73と第2ドレン流路75とが第3元圧流路71に連通する。ここで、第2元圧流路73及び第2ドレン流路75との油圧は、ロードセンシングバルブ42の開度に応じて合算され、調圧されて第3元圧流路71から高圧選択弁79に供給される。
さらに、例えばバケットシリンダに供給される負荷圧が無負荷であるような低負荷の場合には、低い負荷圧に応じてロードセンシングバルブ42がポジションdに切り換わり、第1ポンプ10の吐出圧を、第2元圧流路73、第3元圧流路71を通じて高圧選択弁79に供給する。このとき、馬力制御レギュレータ40は、吐出圧が低いためポジションbに切り換わり、結果として高圧選択弁79は第3元圧流路71の油圧を選択して大径アクチュエータ76に供給する。
このように、負荷圧が無負荷状態のような低圧の場合には、等馬力制御を実施せずに第1ポンプ10の吐出圧が低くても吐出流量を最小値まで減少させるようにする。
また、本発明の油圧回路においては、大径アクチュエータ76への作動油の供給および大径アクチュエータ76からの作動油の排出は、馬力制御レギュレータ40またはロードセンシングバルブ42のいずれかを通過するのみであり、両方を通過して大径アクチュエータ76へ供給、またはドレンする構成と比較して、馬力制御レギュレータ40またはロードセンシングバルブ42から大径アクチュエータ76までの流路長及び大径アクチュエータ76からドレンするまでの流路長を短縮し、大径アクチュエータ76の応答性を向上し、結果として操作性を向上することができる。
また、第1ポンプ10の吐出圧が低く、第2ポンプ12の吐出圧が高い場合には、馬力制御レギュレータ40の位置は、第2ポンプ12の吐出圧の作用によりポジションaとなる。そして、ロードセンシングバルブ42は負荷圧が所定圧以上の場合にポジションcとなり、第3元圧流路71と第2ドレン流路75とが連通する状態となる。ロードセンシングバルブ42に接続する第3元圧流路71内の油圧より馬力制御レギュレータ40に接続する第4元圧流路77内の油圧が高くなり、第1ポンプ10から吐出される平均圧の作動油が第1元圧流路58から馬力制御レギュレータ40、第4元圧流路77及び第5元圧流路74を通じて大径アクチュエータ76に供給される。
したがって、第1ポンプ10の吐出圧が低く、第2ポンプ12の吐出圧が高い場合には、大径アクチュエータ76に供給される作動油がロードセンシングバルブ42を通過することがないので、第2ポンプ12のみの吐出圧が増大するような場合でも、大径アクチュエータ76へ作動油を供給する流路の長さが短縮され、大径アクチュエータ76に作動油が達するまでの時間を短縮し、大径アクチュエータ76の応答性を向上することができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明は、油圧機械に用いられる油圧回路に適用することができる。
本発明を適用する油圧回路図である。
符号の説明
10 第1ポンプ
12 第2ポンプ
20 第1メイン流路
22 第2メイン流路
30 第3メイン流路
40 馬力制御レギュレータ(第1レギュレータ)
42 ロードセンシングバルブ(第2レギュレータ)
44 弾性部材
46 第1信号圧流路
48 第2信号圧流路
50 第3信号圧流路
52 オリフィス
56 吸入側流路
58 第1元圧流路
59 第1ドレン流路
61 第6元圧流路
64 油圧アクチュエータ
68 オリフィス
71 第3元圧流路
73 第2元圧流路
74 第5元圧流路
75 第2ドレン流路
76 大径アクチュエータ(第1油圧アクチュエータ)
77 第4元圧流路
78 小径アクチュエータ(第2油圧アクチュエータ)
79 高圧選択弁

Claims (3)

  1. 吐出流量可変の斜板式2連ピストンポンプの各吐出口に接続する各メイン流路と、
    このメイン流路に接続し、前記斜板式2連ピストンポンプの吐出圧の平均圧に応じて前記斜板式2連ピストンポンプの吐出流量を制御するように第1の制御油圧を供給する第1レギュレータと、
    前記斜板式2連ピストンポンプの吐出口に接続する前記メイン流路の一方に接続し、このメイン流路の負荷に応じて前記斜板式2連ピストンポンプの吐出流量を制御するように第2の制御油圧を供給する第2レギュレータと、
    前記第1レギュレータから供給される第1の制御油圧と前記第2レギュレータから供給される第2の制御油圧のうち高圧側の油圧を選択する高圧選択弁と、
    前記高圧選択弁によって選択された油圧の上昇に応じて、前記斜板式2連ピストンポンプの吐出流量を減少させるように前記斜板式2連ピストンポンプの斜板の角度を制御する第1油圧アクチュエータと
    前記平均圧の上昇に応じて、前記斜板式2連ピストンポンプの吐出流量を増大させるように前記斜板式2連ピストンポンプの斜板の角度を設定する第2油圧アクチュエータと、を備えたことを特徴とするピストンポンプの油圧回路。
  2. 前記第1油圧アクチュエータは、前記斜板式2連ピストンポンプの吐出流量を増大する場合に作動油を排出し、排出された作動油は、前記第1、第2レギュレータの一方を経由してドレンされることを特徴とする請求項1に記載のピストンポンプの油圧回路。
  3. エンジンによって前記斜板式2連ピストンポンプと共に駆動される第3ポンプの吐出口に接続する第4メイン流路と、
    第4メイン流路の途中に設けられるオリフィスの上流側と下流側に生じるパイロット作動油がピストンを挟んだ油室にそれぞれ供給される油圧アクチュエータと、を備え、
    この油圧アクチュエータの作用力が前記第2レギュレータのスプールに作用することを特徴とする請求項1または2に記載のピストンポンプの油圧回路。
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