JP5004382B2 - プラズマディスプレイパネルの駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、マトリクス表示方式のプラズマディスプレイパネルの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかるマトリクス表示方式のプラズマディスプレイパネル(以下、PDPと称する)の一つとして交流放電型のPDPが知られている。
交流放電型のPDPは、複数の列電極と、放電ガスが封入されている放電空間を挟んで上記列電極各々と交叉して配列された複数の行電極対を備えている。そして、この放電空間を含む各行電極対と列電極との各交差部に、その放電時において赤色で発光する放電セル、緑色で発光する放電セル、又は青色で発光する放電セルが形成されている。
【0003】
この際、各放電セルは、放電現象を利用して発光を行うものである為、所定の輝度で発光する"点灯状態"と、"消灯状態"の2つの状態しかもたない。つまり、2階調分の輝度しか表現出来ないのである。そこで、このような放電セルを用いて、入力された映像信号に対応した中間調の輝度表示を実現させるべく、サブフィールド法を用いた階調駆動を実施する。
【0004】
サブフィールド法では、1フィールドの表示期間をN個のサブフィールドに分割し、各サブフィールドに、放電セルを連続して発光(又は消灯)させるべき期間を予め割り付けておく。そして、各サブフィールド毎に放電セル各々をそのサブフィールドに割り当てられている期間だけ、入力映像信号に応じて発光、又は消灯させるのである。これにより、1フィールド表示期間内において発光を実施させるサブフィールドの組み合わせにより、2N(N:サブフィールドの数)段階(以下、階調と称する)で各種の中間輝度を表現することが可能となる。
【0005】
ここで、上記サブフィールド法に基づく階調駆動を実施するにあたり、駆動装置(図示せぬ)は、PDPに対して各種駆動パルスを印加することにより、放電セルの各々に種々の放電を生起させる。すなわち、先ず、駆動装置は、PDPの行電極対にリセットパルスを印加することにより、全ての放電セルにリセット放電を生起させる。この際、上記リセット放電により、所定量の壁電荷が全放電セル内に一様に形成される。次に、駆動装置は、放電セルを1水平走査ライン(以下、1表示ラインと称する)分ずつ順次、入力映像信号に応じて選択的に消去放電させる。この際、選択消去放電の生起された放電セルではその放電セル内に残留していた壁電荷が消滅し、この放電セルは"消灯放電セル"に設定される。一方、上記選択消去放電の生起されなかった放電セルでは、上記リセット放電によって形成された壁電荷がそのまま残留することになるので、この放電セルは"点灯放電セル"に設定される。次に、駆動装置は、全ての行電極対間に交互に、かつ一斉に各サブフィールドに対応した回数だけ維持パルスを印加する。かかる維持パルスの印加に応じて、壁電荷が残留している放電セル、つまり"点灯放電セル"に設定された放電セルのみがサブフィールドに対応した期間だけ繰り返し維持放電し、この維持放電に伴う発光の状態を維持する。尚、"消灯放電セル"に設定された放電セルでは放電が生起されず、そのサブフィールドに対応した期間だけ消灯状態を維持する。
【0006】
ところが、PDPでは、パネルの温度変動、表示輝度の推移、経年変化等によって、上述した如き各種放電によって形成される壁電荷量が一定とはならなくなる為、放電の強度にバラツキが生じて表示品質が劣化するという問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、常時、良好な画像表示を行うことが出来るプラズマディスプレイパネルの駆動装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載によるプラズマディスプレイパネルの駆動装置は、表示ラインに対応した複数の行電極対と前記行電極対の各々に交叉して配列された複数の列電極とを有し前記行電極対及び前記列電極の各交差部に画素を担う放電セルが形成されているプラズマディスプレイパネルを、映像信号の1フィールド表示期間を構成する複数のサブフィールド毎に駆動するプラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、前記サブフィールド各々の内の少なくとも1において全ての前記行電極対の各々に繰り返しリセットパルスを印加して全ての前記放電セルを繰り返しリセット放電せしめることにより前記放電セル各々を点灯放電セル状態及び消灯放電セル状態のいずれか一方に初期化するリセット手段と、前記サブフィールドの各々において前記行電極対の一方の行電極に走査パルスを印加すると共に前記映像信号に対応した画素データパルスを前記列電極に印加することにより前記放電セルの各々を選択的に放電せしめて前記放電セルを前記点灯放電セル状態及び前記消灯放電セル状態のいずれか一方に設定するアドレス手段と、前記サブフィールドの各々において前記行電極対の各々に前記サブフィールドに対応した回数だけ維持パルスを印加することにより前記点灯放電セル状態にある前記放電セルのみを繰り返し維持放電せしめる発光維持手段と、を有し、各サブフィールド内で印加される前記維持パルス各々の内の最終の維持パルスにおいて電圧が低下する立ち下がり区間において放電が生起し、前記立ち下がり区間は、その直前の維持パルスの立ち下がり区間での時間経過に伴う電圧の変化率と同一変化率にて電圧が低下する第1区間と、当該第1区間よりも低い変化率にて電圧が徐々に低下して最低電位の状態に到る第2区間と、を含む。
【0009】
又、請求項2記載によるプラズマディスプレイパネルの駆動装置は、表示ラインに対応した複数の行電極対と前記行電極対の各々に交叉して配列された複数の列電極とを有し前記行電極対及び前記列電極の各交差部に画素を担う放電セルが形成されているプラズマディスプレイパネルを、映像信号の1フィールド表示期間を構成する複数のサブフィールド毎に駆動するプラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、前記サブフィールド各々の内の少なくとも1において全ての前記行電極対の各々に繰り返し夫々が同一波形を有するリセットパルスを印加して全ての前記放電セルを繰り返しリセット放電せしめることにより前記放電セル各々を点灯放電セル状態及び消灯放電セル状態のいずれか一方に初期化するリセット手段と、前記サブフィールドの各々において前記行電極対の一方の行電極に走査パルスを印加すると共に前記映像信号に対応した画素データパルスを前記列電極に印加することにより前記放電セルの各々を選択的に放電せしめて前記放電セルを前記点灯放電セル状態及び前記消灯放電セル状態のいずれか一方に設定するアドレス手段と、前記サブフィールドの各々において前記行電極対の各々に前記サブフィールドに対応した回数だけ維持パルスを印加することにより前記点灯放電セル状態にある前記放電セルのみを繰り返し維持放電せしめる発光維持手段と、を有し、前記1のサブフィールド内で印加される前記リセットパルス各々の内の最終のリセットパルスにおいて電圧が低下する立ち下がり区間において放電が生起し、前記立ち下がり区間は、その直前のリセットパルスの立ち下がり区間での時間経過に伴う電圧の変化率と同一変化率にて電圧が低下する第1区間と、当該第1区間よりも低い変化率にて電圧が徐々に低下して最低電位の状態に到る第2区間と、を含む。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明によるプラズマディスプレイ装置の概略構成を示す図である。
図1において、プラズマディスプレイパネルとしてのPDP10は、m個の列電極D1〜Dmと、これら列電極各々と交叉して配列された夫々n個の行電極X1〜Xn及び行電極Y1〜Ynを備えている。これら行電極X1〜Xn及び行電極Y1〜Ynは、夫々一対の行電極Xi(1≦i≦n)及びYi(1≦i≦n)にて、PDP10における第1表示ライン〜第n表示ラインを担っている。列電極Dと、行電極X及びYとの間には、放電ガスが封入されている放電空間が形成されている。そして、この放電空間を含む各行電極対と列電極との各交差部に、赤色で放電発光する放電セル、緑色で放電発光する放電セル、又は青色で放電発光する放電セルが形成される構造となっている。
【0011】
A/D変換器1は、駆動制御回路2から供給されたクロック信号に応じてアナログの入力映像信号をサンプリングし、これを各画素に対応した例えば4ビットの画素データPDに変換する。画素駆動データ生成回路30は、4ビットの画素データPDを、図2に示す如きデータ変換テーブルに従って14ビットの画素駆動データGDに変換し、これをメモリ4に供給する。 メモリ4は、駆動制御回路2から供給されてくる書込信号に従って上記画素駆動データGDを順次書き込む。かかる書込動作により1画面(n行、m列)分の書き込みが終了すると、メモリ4は、この1画面分の画素駆動データGD11-nmを、各ビット桁毎に分割して読み出し、これを1行分(m個)毎に順次アドレスドライバ6に供給する。すなわち、先ず、メモリ4は、画素駆動データGD11-nm各々の第1ビット目のみを抽出し、これらを画素駆動データビットDB111-nmとして読み出し、これらを1行分毎に順次アドレスドライバ6に供給する。次に、メモリ4は、画素駆動データGD11-nm各々の第2ビット目のみを抽出し、これらを画素駆動データビットDB211-nmとして読み出し、これらを1行分毎に順次アドレスドライバ6に供給する。以下、同様にしてメモリ4は、画素駆動データGD11-nmの第3ビット目〜第14ビット目を夫々抽出し、各ビット毎の画素駆動データビットDB311-nm〜DB14として読み出し、これらを1行分毎に順次アドレスドライバ6に供給する。
【0012】
駆動制御回路2は、上記入力映像信号中の水平及び垂直同期信号に同期して、上記A/D変換器1に対するクロック信号、及びメモリ4に対する書込・読出信号を発生する。更に、駆動制御回路2は、かかる水平及び垂直同期信号に同期して、アドレスドライバ6、第1サスティンドライバ7及び第2サスティンドライバ8各々を駆動制御すべき各種タイミング信号を発生する。
【0013】
アドレスドライバ6は、メモリ4から読み出された1行分毎の画素駆動データビットDB各々の論理レベルに対応した電圧を有するm個の画素データパルスを発生し、これらをPDP10の列電極D1〜Dmに夫々印加する。第1サスティンドライバ7及び第2サスティンドライバ8各々は、PDP10の放電セル各々に各種の放電を生起させるべき各種駆動パルスを発生して、PDP10の行電極X1〜Xn及びY1〜Ynに印加する。駆動制御回路2は、図3に示す如き発光駆動フォーマットに従ってPDP10を階調駆動すべく、上記アドレスドライバ6、第1サスティンドライバ7及び第2サスティンドライバ8各々を制御する。
【0014】
尚、図3に示される発光駆動フォーマットでは、1フィールドの表示期間を14個のサブフィールドSF1〜SF14に分割し、各サブフィールドにおいてPDP10を駆動する。この際、各サブフィールド内ではアドレス行程Wc及び発光維持行程Icを実施し、先頭のサブフィールドSF1内においてのみで一斉リセット行程Rcを実行する。又、最後尾のサブフィールドSF14においてのみで消去行程Eを実施する。
【0015】
図4は、上記一斉リセット行程Rc、アドレス行程Wc、発光維持行程Ic及び消去行程Eにおいて上記アドレスドライバ6、第1サスティンドライバ7及び第2サスティンドライバ8各々がPDP10に印加する各種駆動パルスと、その印加タイミングを示す図である。
先ず、先頭のサブフィールドSF1において実施される一斉リセット行程Rcでは、第1サスティンドライバ7及び第2サスティンドライバ8各々が、PDP10の行電極X1〜Xn及びY1〜Yn各々に対して図4に示す如き波形を有する第1リセットパルスRPx1及びRPY1を同時に印加する。これにより、PDP10中の全ての放電セルがリセット放電されて、各放電セル内には一様に所定量の壁電荷が形成される。そして、上記第1リセットパルスRPx1及びRPY1の印加直後、第1サスティンドライバ7は、図4に示す如き第2リセットパルスRP2を行電極X1〜Xnの各々に同時印加する。更に、この第2リセットパルスRP2の印加直後、第2サスティンドライバ8は、図4に示す如き第3リセットパルスRP3を行電極Y1〜Ynの各々に同時印加する。この際、上記第2リセットパルスRP2及び第3リセットパルスRP3が印加される度に、各放電セルにリセット放電が生起され、その放電空間内には所望量のプライミング粒子が形成される。
【0016】
次に、アドレス行程Wcでは、アドレスドライバ6は、メモリ4から供給された1行分(m個)毎の画素駆動データビットDB各々の論理レベルに応じた電圧を有する画素データパルスを生成し、m個の画素データパルスからなる画素データパルス群DPを列電極D1〜Dmに印加する。すなわち、アドレスドライバ6は、サブフィールドSF1のアドレス行程Wcでは、上記画素駆動データビットDB111-nm各々の論理レベルに応じた電圧を有する画素データパルス群DP1を1表示ライン分ずつ(DP11、DP12、DP13、・・・・、DP1n)順次、列電極D1〜Dmに印加する。又、サブフィールドSF2のアドレス行程Wcでは、上記画素駆動データビットDB211-nm各々の論理レベルに応じた電圧を有する画素データパルス群DP2を1表示ライン分ずつ(DP21、DP22、DP23、・・・・、DP2n)順次、列電極D1〜Dmに印加する。同様にして、サブフィールドSF3〜SF14各々のアドレス行程Wcにおいて、アドレスドライバ6は、上記画素駆動データビットDB(DB311-nm〜DB1411-nm)各々の論理レベルに応じた電圧を有する画素データパルス群DP(DP3〜DP14)2を1表示ライン分ずつ順次、列電極D1〜Dmに印加して行く。尚、アドレスドライバ6は、画素駆動データビットDBが論理レベル"0"である場合には低電圧(0ボルト)、論理レベル"1"である場合には高電圧の画素データパルスを生成する。
【0017】
更に、上記アドレス行程Wcでは、第2サスティンドライバ8が、各画素データパルス群DPの印加タイミングと同一タイミングにて、図4に示されるが如き走査パルスSPを発生してこれを行電極Y1〜Ynへと順次印加して行く。この際、走査パルスSPが印加された"行"と、高電圧の画素データパルスが印加された"列"との交差部の放電セルにのみ選択的に放電(選択消去放電)が生じ、その放電セル内に残存していた壁電荷が消去される。ここで、上記選択消去放電が生起されて壁電荷を失った放電セルは"消灯放電セル"の状態に設定される。一方、上記選択消去放電の生起されなかった放電セル内には壁電荷が残留したままとなるので、この放電セルは"点灯放電セル"の状態に設定されることになる。
【0018】
すなわち、アドレス行程Wcの実行により、後述する発光維持行程Icにおいて放電して発光する発光セルと、消灯状態のままの非発光セルとが、画素データに応じて択一的に設定され、いわゆる各放電セルに対する画素データの書き込みが為されるのである。
次に、サブフィールドSF1〜SF14各々において実施される発光維持行程Icでは、第1サスティンドライバ7及び第2サスティンドライバ8が行電極X1〜Xn及びY1〜Ynに対して図4に示されるように交互に維持パルスIPX及びIPYを繰り返し印加する。尚、かかる発光維持行程Icにおいて印加する維持パルスIPの回数は、図3に示す如くされるように各サブフィールド毎に異なる。
【0019】
すなわち、サブフィールドSF1での発光維持行程Icにおける印加回数を"1"とした場合、
SF1:1
SF2:3
SF3:5
SF4:8
SF5:10
SF6:13
SF7:16
SF8:19
SF9:22
SF10:25
SF11:28
SF12:32
SF13:35
SF14:39
である。
【0020】
この際、壁電荷が残留したままとなっている放電セル、すなわち上記アドレス行程Wcにおいて"点灯放電セル"の状態に設定された放電セルのみが、上記維持パルスIPX及びIPYが印加される度に維持放電し、各サブフィールド毎に割り当てられた放電回数分だけ、その維持放電に伴う発光状態を維持する。尚、各サブフィールド毎の発光維持行程Ic内の最後に生起される維持放電は、次のサブフィールドのアドレス行程Wcでの選択消去放電を適切に生起させるべく、各放電セル内に残留する壁電荷の量を適量に調整する役目をも担っている。
【0021】
ここで、各放電セルがアドレス行程Wcにおいて"点灯放電セル"の状態に設定されるか否かは、入力映像信号に基づいて生成された上記画素駆動データGDによって決まる。この際、14ビットの画素駆動データGDとして取り得るパターンは、図2に示されるが如き15パターンである。図2に示すように、画素駆動データGDは、その第1ビット〜第14ビット各々の内で論理レベル"1"となるビットが1つ以下となるビットパターンを有するものである。従って、かかる画素駆動データGDを用いた駆動によれば、図2の黒丸印にて示すように、サブフィールドSF1〜SF14の内の1つのサブフィールドでのアドレス行程Wcにおいてのみで選択消去放電が生起される。すなわち、一斉リセット行程Rcの実行によってPDP10の全放電セル内に形成された壁電荷が上記選択消去放電の生起されるまでの間残留するので、その間に存在する連続したサブフィールド各々での発光維持行程Icにおいて維持放電が生起されることになる。つまり、各放電セルは1フィールド期間内において上記選択消去放電が為されるまでの間、"点灯放電セル"の状態に保持され、その間に存在するサブフィールド(白丸にて示す)で連続して発光するのである。
【0022】
そして、最後尾のサブフィールドSF14のみで実施される消去行程Eでは、アドレスドライバ6が、消去パルスAPを発生してこれを列電極D1-mの各々に印加する。更に、第2サスティンドライバ8は、かかる消去パルスAPの印加タイミングと同時に消去パルスEPを発生してこれを行電極Y1〜Yn各々に印加する。これら消去パルスAP及びEPの同時印加により、PDP10における全放電セル内において消去放電が生起され、全ての放電セル内に残存している壁電荷が消滅する。
【0023】
従って、図2に示す如き15パターンからなる画素駆動データGDを用いて図3に示す発光駆動フォーマットに従った駆動を実施すれば、
{0、1、4、9、17、27、40、56、75、97、122、150、182、217、255}
なる15段階分の中間輝度が表現可能となり、PDP10の画面上には入力映像信号に対応した表示画像が表れることになる。
【0024】
図5は、上記リセットパルスRP、走査パルスSP、維持パルスIP及び消去パルスEPを発生する第1サスティンドライバ7及び第2サスティンドライバ8各々の内部構成を示す図である。
図5に示すように、第1サスティンドライバ7には、上記リセットパルスRPXを発生する為のリセットパルス発生回路RX、及び上記維持パルスIPXを発生する為の維持パルス発生回路IXが設けられている。
【0025】
リセットパルス発生回路RXは、直流の電圧VRを発生する直流電源B2、スイッチング素子S7、及び抵抗R1から構成される。直流電源B2の正側端子はアース電位に設定されており、その負側端子は上記スイッチング素子S7に接続されている。スイッチング素子S7は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW7が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、直流電源B2の負側端子電圧である電圧−VRを抵抗R1を介して行電極Xに印加する。
【0026】
リセットパルス発生回路RXは、図6に示す如きシーケンスに従って上記スイッチング素子S7をオフ状態−オン状態−オフ状態に順次切り換えるべきスイッチング信号SW7が駆動制御回路2から供給されると、図6に示す如きその立ち下がり変化が緩やかな負極性の第1リセットパルスRPx1を発生する。
維持パルス発生回路IXは、直流の電圧VSを発生する直流電源B1、スイッチング素子S1〜S4、コイルL1及びL2、ダイオードD1及びD2、及びコンデンサC1から構成される。スイッチング素子S1は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW1が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、コンデンサC1の一端上の電位をコイルL1、ダイオードD1を介して行電極Xに印加する。スイッチング素子S2は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW2が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、行電極X上の電位をコイルL2、及びダイオードD2を介してコンデンサC1の一端に印加する。スイッチング素子S3は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW3が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、上記直流電源B1が発生した電圧VSを行電極Xに印加する。スイッチング素子S4は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW4が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、行電極Xをアース電位に設定する。
【0027】
維持パルス発生回路IXは、図7に示す如きスイッチングシーケンスSSXに従って推移するスイッチング信号SW1〜SW4に応じて、維持パルスIPXを発生する。すなわち、先ず、論理レベル"1"のスイッチ信号SW1に応じて、スイッチング素子S1のみがオン状態となり、コンデンサC1に蓄えられていた電荷に伴う電流がコイルL1、ダイオードD1、行電極Xを介して放電セルに流れ込む。これにより、行電極X上の電圧は図7に示す如く徐々に上昇して行く。次に、論理レベル"1"のスイッチ信号SW3に応じて、スイッチング素子S3のみがオン状態となり、直流電源B1の電圧VSが直に行電極Xに印加される。これにより、行電極X上の電圧は図7に示す如く電圧VSとなる。次に、論理レベル"1"のスイッチ信号SW2に応じてスイッチング素子S2のみがオン状態となり、行電極X及びY間の負荷容量C0に蓄えられていた電荷に伴う電流がコイルL2、ダイオードD2を介してコンデンサC1に流れ込む。これにより、行電極X上の電圧は図7に示す如く徐々に下降して行く。
【0028】
駆動制御回路2は、上記スイッチングシーケンスSSXに従った制御を、前述した如く各サブフィールド毎に割り当てられた放電回数に応じた回数だけ周期的に繰り返し実行する。これにより、維持パルス発生回路IXは、図7に示す如き波形を有する維持パルスIPXを、各サブフィールドに割り当てられた放電回数に応じた回数だけ図4に示す如く繰り返し発生する。
【0029】
一方、第2サスティンドライバ8には、図5に示す如くリセットパルスRPYを発生する為のリセットパルス発生回路RY、上記走査パルスSPを発生する為の走査パルス発生回路SY、及び上記維持パルスIPY及びIPYEを発生する為の維持パルス発生回路IYが設けられている。
リセットパルス発生回路RYは、直流の電圧VRを発生する直流電源B4、スイッチング素子S15〜S17、ダイオードD10、抵抗R2及びR3から構成される。直流電源B4の負側端子は接地されており、その正側端子は上記スイッチング素子S17に接続されている。スイッチング素子S17は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW17が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、直流電源B4の正側端子電圧である電圧VRを抵抗R3を介してライン20上に印加する。ダイオードD10は、そのカソード端がアース電位に設定されている。抵抗R2の一端にはダイオードD10のアノード端が接続されており、その他端にはスイッチング素子S16が接続されている。スイッチング素子S16は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW16が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、抵抗R2の他端とライン12とを接続する。
【0030】
リセットパルス発生回路RYは、図6に示す如く上記スイッチング素子S17をオフ状態−オン状態−オフ状態に順次切り換えるべきスイッチング信号SW17が駆動制御回路2から供給されると、図6に示す如きその立ち上がり変化が緩やかな正極性の第1リセットパルスRPY1を発生する。
走査パルス発生回路SYは、各行電極Y1〜Yn毎に設けられており、夫々、直流の電圧Vhを発生する直流電源B5、スイッチング素子S21、S22、ダイオードD5及びD6から構成される。スイッチング素子S21は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW21が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、直流電源B5の正側端子と、ダイオードD5のアノード端を行電極Yに夫々接続する。スイッチング素子S22は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW22が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、直流電源B5の負側端子と、ダイオードD6のカソード端を行電極Yに夫々接続する。この際、駆動制御回路2は、論理レベル"0"のスイッチング信号SW21及び論理レベル"1"のスイッチング信号SW22を順次、行電極Y1〜Yn各々に対応した走査パルス発生回路SYの各々に供給して行く。かかるスイッチング信号SW21及びSW22が供給された走査パルス発生回路SYでは、スイッチング素子S22がオン状態、S21がオフ状態となる。これにより、この走査パルス発生回路SYに対応した行電極Y上には、図4に示す如き電圧−Vhを有する負極性の走査パルスSPが発生する。
【0031】
上記維持パルス発生回路IYは、直流の電圧VSを発生する直流電源B3、スイッチング素子S11〜S14、コイルL3及びL4、ダイオードD3及びD4、及びコンデンサC2から構成される。スイッチング素子S11は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW11が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、コンデンサC2の一端上の電位をコイルL3、ダイオードD3を介してライン12上に印加する。スイッチング素子S12は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW12が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、上記ライン12上の電位をコイルL4、及びダイオードD4を介してコンデンサC2の一端に印加する。スイッチング素子S13は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW13が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、上記直流電源B3が発生した電圧VSを上記ライン12上に印加する。スイッチング素子S14は、駆動制御回路2から供給されたスイッチング信号SW14が論理レベル"1"である期間中に限りオン状態となり、上記ライン12をアース電位に設定する。
【0032】
維持パルス発生回路IYは、図7に示す如きスイッチングシーケンスSSYに従って推移するスイッチング信号SW11〜SW14に応じて、維持パルスIPYを発生する。すなわち、先ず、論理レベル"1"のスイッチ信号SW11に応じて、スイッチング素子S11のみがオン状態となる。この際、コンデンサC2に蓄えられていた電荷に伴う電流がコイルL3、ダイオードD3、スイッチング素子S11、スイッチング素子S15及びS21を介して行電極Yに流れ込む。これにより、行電極Y上の電圧は図7に示す如く徐々に上昇して行く。次に、論理レベル"1"のスイッチ信号SW13に応じて、スイッチング素子S13のみがオン状態となり、直流電源B3の電圧VSが直に行電極Yに印加される。これにより、行電極Y上の電圧は図7に示す如く電圧VSとなる。次に、論理レベル"1"のスイッチ信号SW12に応じてスイッチング素子S12のみがオン状態となり、行電極X及びY間の負荷容量C0に蓄えられていた電荷に伴う電流がコイルL4、ダイオードD4を介してコンデンサC2に流れ込む。これにより、行電極Y上の電圧は図7に示す如く徐々に下降して行く。
【0033】
駆動制御回路2は、上記スイッチングシーケンスSSYに従った制御を前述した如く各サブフィールド毎に割り当てられた放電回数に応じた回数だけ周期的に繰り返し実行する。これにより、維持パルス発生回路IYは、図7に示す如き波形を有する維持パルスIPYを図4に示す如く繰り返し発生する。ただし、駆動制御回路2は、発光維持行程Ic内の最後尾に限り、図7に示す如きスイッチングシーケンスSSYEに従った制御を実行する。これにより、維持パルス発生回路IYは、サブフィールドSF1〜SF14各々の発光維持行程Ic内において繰り返し発生する維持パルスの内の最終の維持パルスIPYEのみを発生する。
【0034】
以下に、維持パルスIPYEの発生動作について図7を参照しつつ説明する。
上記スイッチングシーケンスSSYEに従った制御により、先ず、論理レベル"1"のスイッチ信号SW11が維持パルス発生回路IYに供給され、スイッチング素子S11のみがオン状態となる。この際、コンデンサC2に蓄えられていた電荷に伴う電流がコイルL3、ダイオードD3、スイッチング素子S11、スイッチング素子S15及びS21を介して行電極Yに流れ込む。これにより、行電極Y上の電圧は上昇して行く。次に、論理レベル"1"のスイッチ信号SW13に応じて、スイッチング素子S13のみがオン状態となり、直流電源B3の電圧VSが直に行電極Yに印加される。これにより、行電極Y上の電圧は電圧VSになる。次に、論理レベル"1"のスイッチ信号SW12に応じてスイッチング素子S12のみがオン状態となり、行電極X及びY間の負荷容量C0に蓄えられていた電荷に伴う電流がコイルL4、ダイオードD4を介してコンデンサC2に流れ込む。これにより、行電極Y上の電圧は図7に示す如く徐々に低下して行く(共振立ち下がり区間Tb1)。そして、この電圧低下中において、駆動制御回路2は、スイッチ信号SW12を論理レベル"0"、スイッチ信号SW16を論理レベル"1"に切り換える。すると、抵抗R2及びダイオードD10からなる直列回路がライン12上に接続され、この間、行電極Y上における電圧低下は図7に示す如く更に緩やかなものとなる(抵抗立ち下がり区間Tb2)。
【0035】
従って、上記維持パルスIPYEの立ち下がり区間(Tb1+Tb2)における電圧値の変化率は、その直前に印加される維持パルスIPY又はIPXの立ち下がり区間Tbでの電圧値の変化率に比して緩やかになる。
ここで、発光維持行程Icの最後尾に印加する維持パルスに応じて生起される放電(図7に示すDS1、DS2)は、アドレス行程Wcでの選択消去放電を適切に生じさせるべく、放電セル内に残留する壁電荷の量を適量に調整する役目をも担っている。ところが、かかる最終の維持パルスの立ち下がり区間における電圧推移が他の維持パルスと同様に急峻であり、かつ、この最終の維持パルスが印加される直前に放電セル内に残留している壁電荷の量が多いと、以下の如き問題が生じる。
【0036】
例えば、1サブフィールドでの発光負荷(1画面内において維持放電の生起される放電セルの数)が大きい場合には維持パルスの波形が歪み、残留する壁電荷の量が例えば多くなる。又、所定時間に亘り維持放電の生起された放電セルに隣接している放電セルが消灯状態から点灯状態になった場合には放電し易くなっている為、多くの壁電荷が形成される。このように、放電セル内に残留している壁電荷量が多いと、発光維持行程Ic内の最終の維持パルスの立ち下がり区間で生起される放電DS2が比較的強い放電となり、多くの壁電荷が消滅してしまうのである。従って、アドレス行程Wcでの選択消去放電を適切に生起させるほどの量の壁電荷を残留させることが出来なくなるという問題が生じる。
【0037】
一方、放電セル内に残留している壁電荷が少ない場合にも以下の如き問題が生じる。例えば、1画面内において維持放電が生起される放電セルの数、いわゆる発光負荷が小さい場合には維持パルスの歪みもなくなり、それに伴い放電セル内に残留する壁電荷も少なくなる。又、所定時間に亘り維持放電の生起された放電セルでは、放電が起こりにくくなっているので、これを再び維持放電せしめた際に形成される壁電荷の量も少ない。又、PDP10の温度が高くなる場合、あるいはPDP10による連続表示時間が長くなった場合にも同様に放電が起こりにくくなっているので、維持放電によって形成される壁電荷の量も少なくなる。このように、放電セル内の残留壁電荷の量が少ない状態において、発光維持行程Icにて最終の維持放電が生起されると、この維持放電を生起させるべく印加された最終の維持パルスの立ち下がり区間で生起される放電DS2は比較的弱いものとなり、少量の壁電荷が消滅する。ところが、この際、放電セル内に残留している壁電荷の量が元々少ないので、そこから少量の壁電荷が消滅しただけでも、上記選択消去放電を適切に生じさせるほどの壁電荷量を確保することが困難となる。
【0038】
そこで、本発明においては、図7に示す如く、各発光維持行程Icの最後尾に印加する維持パルスIPYEの立ち下がり区間(Tb1+Tb2)での電圧値の変化率を、その直前の維持パルスIPYの立ち下がり区間での電圧値の変化率よりも緩やかにしたのである。このように、発光維持行程Icの最後尾に印加する維持パルスIPYEの立ち下がり区間における電圧推移を緩やかにすると、この立ち下がり区間で生起される放電DS2が弱まる。よって、例え放電セル内に多くの壁電荷が残留していても、この放電DS2が微弱なものとなるので、壁電荷の消滅量が抑制され、アドレス行程Wcにおいて選択放電を適切に生じさせる程度の適量の壁電荷を残留させることが可能となる。又、放電セル内に残留する壁電荷の量が少ない場合には、上記の如き立ち下がり区間で生起される放電DS2が更に微弱なものとなるので、上述した如き適量の壁電荷量を残留させることが可能となる。
【0039】
従って、本発明によれば、各アドレス行程Wcの直前において、各放電セル内に、このアドレス行程Wcでの選択放電を正しく生起させるべき適量の壁電荷を形成させることが出来る。よって、アドレス行程Wcにおいて入力映像信号に対応した適切な選択放電が生起されるようになるので、表示品質の劣化を抑制することが可能となる。
【0040】
又、上記実施例においては、発光維持行程Icの最後尾に印加する維持パルスIPYEのみ、その立ち下がり区間における電圧値の変化率を緩やかなものにしている。しかしながら、サブフィールドSF1では、更に、一斉リセット行程Rc内の最後尾で印加する第3リセットパルスRP3の立ち下がり区間における電圧値の変化率を緩やかにする。尚、かかる第3リセットパルスRP3は、上記維持パルス発生回路IY及びリセットパルス発生回路RYにおいて生成され、上記第2リセットパルスRP2は、上記維持パルス発生回路IXによって生成される。
【0041】
すなわち、維持パルス発生回路IXは、図6に示す如きスイッチングシーケンスSRXに従って推移するスイッチング信号SW1〜SW4に応じて、第2リセットパルスRP2を発生する。すなわち、先ず、論理レベル"1"のスイッチ信号SW1に応じて、スイッチング素子S1のみがオン状態となり、コンデンサC1に蓄えられていた電荷に伴う電流がコイルL1、ダイオードD1、行電極Xを介して放電セルに流れ込む。これにより、行電極X上の電圧は図6に示す如く徐々に上昇して行く。次に、論理レベル"1"のスイッチ信号SW3に応じて、スイッチング素子S3のみがオン状態となり、直流電源B1の電圧VSが直に行電極Xに印加される。これにより、行電極X上の電圧は図6に示す如く電圧VSとなる。次に、論理レベル"1"のスイッチ信号SW2に応じてスイッチング素子S2のみがオン状態となり、行電極X及びY間の負荷容量C0に蓄えられていた電荷に伴う電流がコイルL2、ダイオードD2を介してコンデンサC1に流れ込む。従って、行電極X上の電圧は図6に示す如く徐々に下降して行く。
【0042】
以上の如き動作により、図6に示す如き波形を有する正極性の第2リセットパルスRP2が行電極X上に生成される。その後、維持パルス発生回路IYは、図6に示す如きスイッチングシーケンスSRYに従って推移するスイッチング信号SW11〜SW14及びSW16に応じて、第3リセットパルスRP3を発生する。すなわち、先ず、論理レベル"1"のスイッチ信号SW11に応じて、スイッチング素子S11のみがオン状態となる。この際、コンデンサC2に蓄えられていた電荷に伴う電流がコイルL3、ダイオードD3、スイッチング素子S11、スイッチング素子S15及びS21を介して行電極Yに流れ込む。これにより、行電極Y上の電圧は上昇して行く。次に、論理レベル"1"のスイッチ信号SW13に応じて、スイッチング素子S13のみがオン状態となり、直流電源B3の電圧VSが直に行電極Yに印加される。これにより、行電極Y上の電圧は電圧VSになる。次に、論理レベル"1"のスイッチ信号SW12に応じてスイッチング素子S12のみがオン状態となり、行電極X及びY間の負荷容量C0に蓄えられていた電荷に伴う電流がコイルL4、ダイオードD4を介してコンデンサC2に流れ込む。これにより、行電極Y上の電圧は図6に示す如く徐々に低下して行く(共振立ち下がり区間Tb1)。そして、この電圧低下中に、スイッチ信号SW16が論理レベル"1"に切り換わる。すると、抵抗R2及びダイオードD10からなる直列回路がライン12上に接続され、この間、行電極Y上における電圧低下は図6に示す如く更に緩やかなものとなる(抵抗立ち下がり区間Tb2)。
【0043】
以上の如き動作により、図6に示す如く、その立ち下がり区間(Tb1+Tb2)での電圧値の変化率が第2リセットパルスRP2の立ち下がり区間での電圧値の変化率よりも緩やかな第3リセットパルスRP3が全ての行電極Y上に印加される。かかる第3リセットパルスRP3が全ての行電極Y上に印加されると、全放電セル内においてリセット放電が生起され、その放電空間内にプライミング粒子が発生する。更に、第3リセットパルスRP3の立ち下がり区間(Tb1+Tb2)において微弱な放電が生起され、全放電セル内には、SF1のアドレス行程Wcでの選択放電を正しく生起させるべき適量の壁電荷が形成されるようになる。
【0044】
尚、上記実施例においては、第3リセットパルスRP3及び維持パルスIPYEの立ち下がり区間での電圧値の変化率を緩やかにするにあたり、主に、抵抗立ち下がり区間Tb2でその電圧値の変化率を緩やかにしている。しかしながら、共振立ち下がり区間Tb1のみ、あるいは、この共振立ち下がり区間Tb1及び抵抗立ち下がり区間Tb2の両方で、電圧推移を緩やかにしても良い。
【0045】
図8は、本発明の他の実施例によるプラズマディスプレイ装置の構成を示す図である。
尚、図8に示されるプラズマディスプレイ装置においては、A/D変換器1、画素駆動データ生成回路30、メモリ4、アドレスドライバ6、第1サスティンドライバ7及びPDP10なる構成は図1に示されるものと同一であるので、その説明は省略する。更に、図8に示すプラズマディスプレイ装置では、駆動制御回路2'が図2〜図4にて説明した駆動方法に従ってPDP10を駆動する点も図1に示されるプラズマディスプレイ装置と同様であるので、その説明も省略する。
【0046】
すなわち、図8に示すプラズマディスプレイ装置は、図1に示す装置に、パネル温度センサ81、累積表示時間タイマ82、発光負荷測定回路83、及び点灯状態反転検出回路84を追加したものである。更に、図1に示す及び第2サスティンドライバ8に代わり、図9に示す如き内部構成を有する第2サスティンドライバ8'を採用している。
【0047】
第2サスティンドライバ8'は、リセットパルス発生回路RY'を除く、維持パルス発生回路IY及び走査パルス発生回路SY各々の構成は、図5に示す第2サスティンドライバ8のものと同一である。上記リセットパルス発生回路RY'では、図5に示すリセットパルス発生回路RYにおいて用いられている抵抗R2に代わり、駆動制御回路2'から供給された電圧変化率調整信号VCに応じてその抵抗値を変更する可変抵抗VLを採用している。
【0048】
上記パネル温度センサ81は、PDP10の近傍位置に設置されており、このPDP10のパネル温度を検出して得たパネル温度情報を駆動制御回路2'に供給する。累積表示時間タイマ82は、このプラズマディスプレイ装置の製造後、第1回目の電源投入によって最初の画像表示が為されてから現時点までの画像表示時間の累積を計時し、その累積表示時間を示す情報を駆動制御回路2'に供給する。発光負荷測定回路83は、画素駆動データ生成回路30から供給された画素駆動データGDに基づいて、1つのサブフィールド内において維持放電発光する放電セルの数を求め、これを発光負荷の大きさを表す発光負荷情報として駆動制御回路2'に供給する。点灯状態反転検出回路84は、先ず、上記画素データPDに基づき、PDP10の全放電セルの内から所定時間に亘り連続して"点灯放電セル"状態になる放電セルの各々を求める。ここで、かかる放電セルに隣接して形成されている放電セルが"消灯放電セル"状態から"点灯放電セル"状態に推移したら、点灯状態反転検出回路84は、点灯状態反転検出信号を駆動制御回路2'に供給する。
【0049】
駆動制御回路2'は、上記パネル温度情報、累積表示時間情報、発光負荷情報、又は点灯状態反転検出信号に基づき、各サブフィールドのアドレス行程Wcの直前にPDP10に印加する駆動パルス(維持パルスIPYE、第3リセットパルスRP3)の立ち下がり区間での電圧値の変化率を制御する。
例えば、駆動制御回路2'は、PDP10のパネル温度が比較的高い、又は累積表示時間が大、又は発光負荷が大きい、あるいは上記点灯状態反転検出信号の発生頻度が高いほど、リセットパルス発生回路RY'の可変抵抗VLの抵抗値を高くする。すると、可変抵抗VLの抵抗値に応じた分だけ、一斉リセット行程Rcの最後尾にて印加される第3リセットパルスRP3及び各発光維持行程Icの最後尾に印加される維持パルスIPYE各々の抵抗立ち下がり区間Tb2での電圧値の変化率が緩やかになる。この際、立ち下がり区間Tb2での電圧推移が緩やかになるほど、この立ち下がり区間で生じる放電が弱くなり、消滅する壁電荷の量も減少する。つまり、PDP10のパネル温度、累積表示時間、発光負荷の大きさ、又は上記点灯状態反転検出信号の発生頻度等の状況に応じて、上記立ち下がり区間において消滅させる壁電荷の量を調整することが出来るのである。
【0050】
よって、図8及び図9に示す構成によれば、上述した如き各種状況に追従させて、各放電セル内に残留する壁電荷の量を、アドレス行程Wcの選択放電を適切に生起させるべき適量に調整することが可能となる。
尚、上記実施例においては、可変抵抗VLの抵抗値を制御することにより、第3リセットパルスRP3及び維持パルスIPYE各々の抵抗立ち下がり区間Tb2での電圧値の変化率を調整しているが、かかる調整方法に限定されるものではない。
【0051】
例えば、図10に示す如く、維持パルスIPYE(又は第3リセットパルスRP3)の抵抗立ち下がり区間Tb2の期間自体をPDP10のパネル温度、累積表示時間、発光負荷の大きさ、又は上記点灯状態反転検出信号の発生頻度に応じて調整しても良い。つまり、図7(又は図6)に示す如きスイッチングシーケンスSSYE(又はSRY)に従って維持パルスIPYE(又は第3リセットパルスRP3)を生成するにあたり、駆動制御回路2'は、スイッチング信号SW16の論理レベル"1"である期間を変更する。例えば、PDP10のパネル温度が高い、又は累積表示時間が大、又は発光負荷が大きい、あるいは上記点灯状態反転検出信号の発生頻度が高い場合には、図10(a)に示す如くスイッチング信号SW16の論理レベル"1"である期間を長くして抵抗立ち下がり区間Tb2の期間を長くする。これにより、抵抗立ち下がり区間Tb2において生起させる放電が弱くなり、壁電荷の消滅量が少なくなる。一方、PDP10のパネル温度が低い、又は累積表示時間が小、又は発光負荷が小さい、あるいは上記点灯状態反転検出信号の発生頻度が低い場合には、図10(b)に示す如くスイッチング信号SW16の論理レベル"1"である期間を短くすることにより、抵抗立ち下がり区間Tb2の期間を図10(a)に比して短くする。これにより、上記抵抗立ち下がり区間Tb2において生起させる放電が強くなり、壁電荷の消滅量が多くなる。
【0052】
又、維持パルスIPYE(又は第3リセットパルスRP3)の抵抗立ち下がり区間Tb2を変更する代わりに、維持パルスIPYE(又は第3リセットパルスRP3)のパルス幅自体を変更するようにしても良い。つまり、図7(又は図6)に示す如きスイッチングシーケンスSSYE(又はSRY)に従って維持パルスIPYE(又は第3リセットパルスRP3)を生成するにあたり、駆動制御回路2'は、スイッチング信号SW13の論理レベル"1"である期間を変更する。例えば、PDP10のパネル温度が低い、又は累積表示時間が短い、又は発光負荷が小さい、あるいは上記点灯状態反転検出信号の発生頻度が低い場合には、図11(a)に示す如くスイッチング信号SW16の論理レベル"1"である期間を短くして維持パルスIPYE(又は第3リセットパルスRP3)のパルス幅を短くする。一方、PDP10のパネル温度が高い、又は累積表示時間が大、又は発光負荷が大きい、あるいは上記点灯状態反転検出信号の発生頻度が高い場合には、図11(b)に示す如くスイッチング信号SW16の論理レベル"1"である期間を図11(a)に比して短くする。これにより行電極上に印加される維持パルスIPYE(又は第3リセットパルスRP3)のパルス幅は、図11(a)に比して長くなる。すなわち、PDP10のパネル温度が高い、又は累積表示時間が長い、又は発光負荷が大きい、あるいは上記点灯状態反転検出信号の発生頻度が高い場合には、図11(b)に示す如く、行電極Yに電圧Vsを印加しつづける時間を長くして壁電荷の形成量を増やすのである。
【0053】
又、上述した如き維持パルスIPYE(又は第3リセットパルスRP3)のパルス幅の変更、及び立ち下がり区間での電圧値の変化率の変更動作を併用して実行するようにしても良い。
又、上記実施例においては、サブフィールド法に基づく階調駆動として、図2〜図4に示す如き階調駆動方法を採用しているが、本発明が適用される階調駆動方法としてはこれに限定されるものではない。
【0054】
又、上記実施例においては、サブフィールド法として、予め全放電セル内に壁電荷を形成させておき(一斉リセット行程Rc)、各放電セル内の壁電荷を入力映像信号に応じて選択的に消去する(アドレス行程Wc)という、いわゆる選択消去アドレス法を採用している。しかしながら、本発明は、サブフィールド法として、予め全放電セル内の壁電荷を消滅させておき、入力映像信号に応じて各放電セル内に選択的に壁電荷を形成させる、いわゆる選択書込アドレス法を採用したものにも同様に適用可能である。
【0055】
【発明の効果】
以上詳述した如く、本発明においては、一斉リセット行程及び発光維持行程各々の最後尾で放電を生起させるべく印加する最終のリセットパルス及び維持パルスの立ち下がり区間での電圧値の変化率をその直前に印加するパルスよりも緩やかにしている。かかる構成により、上記一斉リセット行程及び発光維持行程各々の最後尾に印加される最終のリセットパルス及び維持パルス各々の立ち下がり区間で生じる放電が弱まる。従って、パネル温度、発光負荷の大きさ、経年変化等の影響により放電セル内に多くの壁電荷が形成されてしまう場合においても、上記立ち下がり区間で生じる放電によって適切な量だけ壁電荷を消失させることが可能となる。よって、アドレス行程の直前に、壁電荷の残留量を適量に調整することが出来るので、このアドレス行程では入力映像信号に対応した適切な選択放電が生起されるようになる。
【0056】
従って、本発明によれば、パネルの温度、発光負荷の大きさ、経年変化等に拘わらず、常時、入力映像信号に対応した良好な画像表示を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラズマディスプレイ装置の概略構成を示す図である。
【図2】画素駆動データ生成回路30のデータ変換テーブル、及び1フィールド表示期間内での発光駆動パターンの一例を示す図である。
【図3】発光駆動フォーマットの一例を示す図である。
【図4】PDP10に印加される各種駆動パルスと、その印加タイミングの一例を示す図である。
【図5】図1に示す第1サスティンドライバ7及び第2サスティンドライバ8各々の内部構成の一例を示す図である。
【図6】PDP10に印加される各種リセットパルスと、各リセットパルスを生成する際のスイッチングシーケンスの一例を示す図である。
【図7】PDP10に印加される各種維持パルスと、各維持パルスを生成する際のスイッチングシーケンスの一例を示す図である。
【図8】本発明の他の実施例によるプラズマディスプレイ装置の構成を示す図である。
【図9】図8に示す第1サスティンドライバ7及び第2サスティンドライバ8'各々の内部構成の一例を示す図である。
【図10】図8に示すプラズマディスプレイ装置において、維持パルスIPYE又は第3リセットパルスRP3の立ち下がり区間長を変更する際のスイッチングシーケンスの一例を示す図である。
【図11】図8に示すプラズマディスプレイ装置において、維持パルスIPYE又は第3リセットパルスRP3のパルス幅を変更する際のスイッチングシーケンスの一例を示す図である。
【主要部分の符号の説明】
2、2' 駆動制御回路
6 アドレスドライバ
7 第1サスティンドライバ
8、8' 第2サスティンドライバ
10 PDP
81 パネル温度センサ
82 累積表示時間タイマ
83 発光負荷測定回路
84 点灯状態反転検出回路
Claims (2)
- 表示ラインに対応した複数の行電極対と前記行電極対の各々に交叉して配列された複数の列電極とを有し前記行電極対及び前記列電極の各交差部に画素を担う放電セルが形成されているプラズマディスプレイパネルを、映像信号の1フィールド表示期間を構成する複数のサブフィールド毎に駆動するプラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、
前記サブフィールド各々の内の少なくとも1において全ての前記行電極対の各々に繰り返しリセットパルスを印加して全ての前記放電セルを繰り返しリセット放電せしめることにより前記放電セル各々を点灯放電セル状態及び消灯放電セル状態のいずれか一方に初期化するリセット手段と、前記サブフィールドの各々において前記行電極対の一方の行電極に走査パルスを印加すると共に前記映像信号に対応した画素データパルスを前記列電極に印加することにより前記放電セルの各々を選択的に放電せしめて前記放電セルを前記点灯放電セル状態及び前記消灯放電セル状態のいずれか一方に設定するアドレス手段と、前記サブフィールドの各々において前記行電極対の各々に前記サブフィールドに対応した回数だけ維持パルスを印加することにより前記点灯放電セル状態にある前記放電セルのみを繰り返し維持放電せしめる発光維持手段と、を有し、
各サブフィールド内で印加される前記維持パルス各々の内の最終の維持パルスにおいて電圧が低下する立ち下がり区間において放電が生起し、
前記立ち下がり区間は、その直前の維持パルスの立ち下がり区間での時間経過に伴う電圧の変化率と同一変化率にて電圧が低下する第1区間と、当該第1区間よりも低い変化率にて電圧が徐々に低下して最低電位の状態に到る第2区間と、を含むことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動装置。 - 表示ラインに対応した複数の行電極対と前記行電極対の各々に交叉して配列された複数の列電極とを有し前記行電極対及び前記列電極の各交差部に画素を担う放電セルが形成されているプラズマディスプレイパネルを、映像信号の1フィールド表示期間を構成する複数のサブフィールド毎に駆動するプラズマディスプレイパネルの駆動装置であって、
前記サブフィールド各々の内の少なくとも1において全ての前記行電極対の各々に繰り返し夫々が同一波形を有するリセットパルスを印加して全ての前記放電セルを繰り返しリセット放電せしめることにより前記放電セル各々を点灯放電セル状態及び消灯放電セル状態のいずれか一方に初期化するリセット手段と、前記サブフィールドの各々において前記行電極対の一方の行電極に走査パルスを印加すると共に前記映像信号に対応した画素データパルスを前記列電極に印加することにより前記放電セルの各々を選択的に放電せしめて前記放電セルを前記点灯放電セル状態及び前記消灯放電セル状態のいずれか一方に設定するアドレス手段と、前記サブフィールドの各々において前記行電極対の各々に前記サブフィールドに対応した回数だけ維持パルスを印加することにより前記点灯放電セル状態にある前記放電セルのみを繰り返し維持放電せしめる発光維持手段と、を有し、
前記1のサブフィールド内で印加される前記リセットパルス各々の内の最終のリセットパルスにおいて電圧が低下する立ち下がり区間において放電が生起し、前記立ち下がり区間は、その直前のリセットパルスの立ち下がり区間での時間経過に伴う電圧の変化率と同一変化率にて電圧が低下する第1区間と、当該第1区間よりも低い変化率にて電圧が徐々に低下して最低電位の状態に到る第2区間と、を含むことを特徴とするプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
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