JP5003529B2 - 撮像装置および対象物の検出方法 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置と対象物の検出方法に関する。
画像解析により肌色領域を検出して顔領域候補を抽出するとともに、撮影光学系の距離情報を取得して実際に撮影される顔の最大の大きさを推定し、この最大の大きさを超える肌色領域は顔領域ではないとして顔領域候補から除外するようにした撮像装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この出願の発明に関連する先行技術文献としては次のものがある。
特開2004−185555号公報
しかしながら、上述した従来の装置では、撮影光学系が合焦状態のときの焦点距離に基づいて顔の最大の大きさを推定しているので、合焦前においては、撮影光学系の距離情報が定かではないため、人物の顔の大きさを正確に推定できないという問題がある。また、合焦後においても、合焦している人物の顔の大きさは正確に推定できるが、合焦状態にない人物の顔に対しては撮影光学系の距離情報に誤差が生じるため、顔の大きさを正確に推定できないという問題がある。
(1)請求項1の発明は、結像光学系により結像された像を撮像する撮像手段と、撮像手段により撮像された画像の中から対象物の候補を対象物候補として認識する認識手段と、結像光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、対象物候補の像の倍率を入手し、焦点検出手段により検出された対象物候補に対応する焦点検出結果に基づいて対象物候補の倍率を補正する補正手段と、補正手段により補正された倍率に基づいて対象物候補の中から対象物を選別する選別手段とを備える。
(2)請求項2の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、対象物は人物の顔であり、認識手段は、撮像された画像の色情報および輝度情報に基づいて対象物候補を認識する。
(3)請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、選別手段により選別された対象物に対応する焦点検出手段の焦点検出結果に基づいて、結像光学系の焦点調節を行う焦点調節手段を備える。
(4)請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置において、選別手段は、補正された倍率に基づいて対象物候補の大きさを検出するとともに、距離誤差情報に基づいて大きさの許容値を設定し、対象物候補の大きさが許容値以内にあれば対象物として選別する。
(5)請求項5の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の撮像装置において、結像光学系の距離情報に基づいて認識手段により認識された対象物候補の倍率を検出する倍率検出手段を備える。
(6)請求項6の発明は、結像光学系により結像された像を撮像する撮像処理と、撮像された画像の中から対象物の候補を対象物候補として認識する認識処理と、結像光学系の距離情報に基づいて対象物候補の倍率を検出する倍率検出処理と、結像光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出処理と、検出された対象物候補に対応する焦点検出結果に基づいて対象物候補の倍率を補正する倍率補正処理と、補正された倍率に基づいて対象物候補の中から対象物を選別する選別処理とを実行し、撮像された画像の中から対象物を検出する。
(7)請求項7の発明は、結像光学系により結像された像を撮像する撮像部と、撮像部により撮像された画像に含まれる第1被写体の焦点調節状態、及び第1被写体とは異なる第2被写体の焦点調節状態を検出可能な焦点検出部と、第1被写体に合焦したときの撮影倍率を演算する第1演算部と、第2被写体の焦点調節状態に基づいて撮影倍率を補正することにより第2被写体の倍率を演算する第2演算部と、第2演算部により演算された第2被写体の倍率に基づいて第2被写体の選別を行なう選別部とを備えることを特徴とする。
(8)請求項8の発明は、請求項7に記載された撮像装置であって、焦点検出部は、位相差検出方式により焦点調節状態を検出可能であることを特徴とする。
本発明によれば、合焦前後において対象物の大きさを正確に推定して画像中から対象物を正しく選別することができる。
本発明の撮像装置を自動焦点調節(AF)一眼レフレックス・デジタルスチルカメラに適用した一実施の形態を説明する。図1は一実施の形態の撮像装置の構成を示す断面図である。なお、図1では本願発明の撮像装置に係わる機器および装置以外については図示と説明を省略する。一実施の形態のカメラは、カメラボディ1にレンズ鏡筒2が着脱可能に装着され、レンズ鏡筒2は各種の交換レンズを内蔵したレンズ鏡筒に交換可能である。
カメラボディ1は、メインミラー11、サブミラー12、シャッター13、撮像素子14、焦点検出装置15、拡散スクリーン16、コンデンサーレンズ17、ペンタダハプリズム18、接眼レンズ19、測光光学素子20、回折光学素子21、測光レンズ22、測光センサー23、ボディ駆動制御装置24などを備えている。撮像素子14はCCDやCMOSなどから構成され、撮影レンズ31により結像された被写体像を電気信号に変換して出力する。焦点検出装置15は、撮影レンズ31の焦点調節状態、すなわちデフォーカス量を検出する。ボディ駆動制御装置24は不図示のマイクロコンピューター、ROM、RAM、A/Dコンバーターなどから構成され、カメラの各種演算、シーケンス制御、撮像素子の駆動制御などを行う。
一方、レンズ鏡筒2は、撮影レンズ31(ズーミングレンズおよびフォーカシングレンズを含む)、絞り32、レンズ駆動制御装置33などを備えている。レンズ駆動制御装置33は不図示のマイクロコンピューター、ROM、RAM、レンズ駆動用アクチュエーター、絞り駆動用アクチュエーターなどから構成され、撮影レンズ31の焦点調節や絞り32の開口調節などを行う。なお、カメラボディ1のボディ駆動制御装置24とレンズ鏡筒2のレンズ駆動制御装置33は、レンズ鏡筒2のマウント部に設けられた電気接点(不図示)を介して電気的に接続されており、各種情報の授受を行う。
非撮影時には、図1に破線で示すように、メインミラー11とサブミラー12が撮影光路中に置かれ、撮影レンズ31を透過した被写体光の一部はメインミラー11で反射され、拡散スクリーン16に導かれて被写体像が結像される。この被写体像は、コンデンサーレンズ17、ペンタダハプリズム18、接眼レンズ19を介して撮影者の目へ導かれ、撮影者に視認される。また、拡散スクリーン16上の被写体像は、コンデンサーレンズ17、ペンタダハプリズム18、測光光学素子20、回折光学素子21、測光レンズ22を介して測光センサー23へ導かれ、測光センサー23により撮像される。
一方、被写体光の残りの一部はメインミラー11の中央透過部を透過し、サブミラー12で反射されて焦点検出装置15へ導かれ、焦点検出装置15により撮影レンズ31の焦点調節状態、すなわちデフォーカス量が検出される。この焦点検出装置15は瞳分割位相差検出方式の焦点検出装置であり、撮影画面内の複数の焦点検出エリアにおいてそれぞれデフォーカス量を検出する。
撮影時には、図中に実線で示すようにメインミラー11とサブミラー12が撮影光路中から待避され、撮像素子14による被写体像の撮影が行われる。撮像素子14から出力された被写体像信号は不図示の画像処理装置により処理され、被写体像が不図示のメモリカードなどの記録装置に記録される。
図2は、一実施の形態の測光、顔領域検出およびオートフォーカス(AF)の動作を示す制御ブロック図である。ボディ駆動制御装置24は、マイクロコンピューター(不図示)のソフトウエア形態により測光センサー制御部24b、測光演算部24c、顔領域検出部24d、オートフォーカス部24eなどを構成するとともに、A/Dコンバーター24aを備えている。測光センサー制御部24bは、被写界の測光を行う場合には、被写界の最大輝度が目標測光値となるように測光センサー23の電荷蓄積時間とアンプゲインを設定し、測光センサー23をフィードバック制御する。測光演算部24cは、測光センサー23による測光値に基づいて測光演算を行い、被写体輝度に応じたシャッター速度と絞り値を算出する。
この一実施の形態では、画像中の人物の顔の領域検出に撮像素子14(図1参照)による撮像画像を用いず、測光センサー23による撮像画像を用いる。測光センサー23により撮像された被写体像の信号は、ボディ駆動制御装置24のA/Dコンバーター24aによりデジタル信号に変換された後、顔領域検出部24dに入力される。測光センサー制御部24bは、人物の顔領域を検出する場合には、被写界の平均輝度になるように測光センサー23の電荷蓄積時間とアンプゲインを設定し、測光センサー23をフィードバック制御する。これにより、例えば逆光下でも人物の顔が十分な明るさになる。
顔領域検出部24dは、測光センサー23による撮像画像の色情報および輝度情報を検出し、これらの情報に基づいて画像中の人物の顔の領域候補を抽出する。また、顔領域検出部24dは、オートフォーカス部24eを介してレンズ駆動制御装置33から撮影レンズ31(図1参照)の距離情報(焦点距離、撮影距離(被写体距離)および距離誤差(焦点距離および撮影距離の誤差))が入力されるとともに、焦点検出装置15からデフォーカス量が入力され、距離情報に基づいて像の倍率(撮影倍率)を演算するとともに、デフォーカス量に基づいて像倍率を補正し、補正後の像倍率に基づいて顔領域候補が真の顔領域か否かを判定する。そして、真の顔領域と判定された領域に対応する焦点検出エリアのデフォーカス量をオートフォーカス部24eへ出力する。
オートフォーカス部24eは、真の顔領域に対応する焦点検出エリアのデフォーカス量に基づいてレンズ駆動制御部33を制御し、レンズ駆動制御部33により撮影レンズ1のフォーカシングレンズを駆動して焦点調節を行う。
図3を参照してデフォーカス量により像倍率を補正する原理を説明する。図3(a)は一実施の形態の撮像装置の撮像光学系の概要を示す図であり、撮影レンズ31(図1参照)が被写体に合焦しているときの被写体距離(撮影距離)と焦点距離を示す。レンズ駆動制御装置33(図1および図2参照)は、撮影レンズ31のズーミングレンズ(不図示)の位置をセンサー(不図示)により検出して焦点距離を取得するとともに、レンズ鏡筒2に設けられた距離環(不図示)の状態をエンコーダーにより検出して被写体距離を取得する。ボディ駆動制御装置24は、レンズ駆動制御装置33からこれらの距離情報(焦点距離および被写体距離(撮影距離))を入手し、次式により撮影倍率Mを演算する。
M=(焦点距離)/(被写体距離) ・・・(1)
ここで、被写体距離(撮影距離)は、厳密には物体面(被写体面)から撮影光学系の前側焦点までの距離であるが、この明細書では単に被写体距離(撮影距離)として説明する。
図3(b)は一実施の形態の撮像装置の焦点検出光学系の概要を示す図であり、撮影レンズが被写体に対し合焦状態にないときの被写体距離と焦点距離を示す。撮影レンズ31を透過した被写体からの一対の焦点検出用光束は、焦点検出装置15のセパレーターレンズ(不図示)を透過した後、一対のラインセンサー15a、15b上に結像され、ラインセンサー15a、15bにより一対の像の位相差を検出してデフォーカス量を算出する。この一実施の形態では、次式によりデフォーカス量による像倍率Mのずれ分αを演算し、像倍率Mからずれ分αを減算して非合焦時の正確な像倍率M’を算出する。
α=(デフォーカス量)/(焦点距離) ・・・(2),
M’=M−α ・・・(3)
図4は人物よりも手前(近距離)の壁に合焦した状態を示す。この状態では人物に合焦していないため、人物までの被写体距離を検出できない。このような場合に、従来の撮像装置のように、焦点距離と被写体距離のみに基づいて(1)式により撮影倍率Mを求め、人物の顔の最大の大きさを推定すると、壁までの被写体距離が人物までの被写体距離よりも短くなるから、(1)式から明らかなように人物に対する撮影倍率Mは実際の撮影倍率よりも大きくなり、これにより推定される顔の大きさは実際の顔の大きさよりも大きくなる。したがって、従来の撮像装置によれば、画像解析により肌色領域を検出して抽出した顔領域候補が、撮影倍率Mから推定される顔の大きさと合致しなくなり、顔領域ではないと誤判定されるおそれがある。
図5は、人物よりも手前の壁に合焦した状態で像倍率をデフォーカス量により補正して、人物の顔の大きさを正確に推定する一実施の形態の動作原理を説明するための図である。なお、図中の[ ]は、撮影画面内に設定された焦点検出装置15の複数の焦点検出エリアを示す。上述したように、撮像画像の色情報と輝度情報に基づいて画像解析により肌色領域を検出し、人物の顔領域候補を抽出するとともに、撮影光学系の距離情報を取得して実際に撮影される顔の大きさを推定し、この大きさと顔領域候補とを照合して真の顔領域を選別する。なお、顔の大きさを表すパラメーターとしては顔の幅や面積があり、それらは画素数を単位として表すことができる。
具体的には、人物よりも手前の壁に合焦した状態で、図中の人物Aの顔に対応する焦点検出エリアのデフォーカス量に基づいて壁に対する撮影倍率Mを補正し、人物Aの顔の撮影倍率M’を算出する。そして、この撮影倍率M’により人物Aの顔の大きさを推定する。
人物Bのように、顔部分に対応する焦点検出エリアが複数個、存在する場合には、デフォーカス量による補正後の撮影倍率M’が存在する複数個の平均値に最も近いものの焦点検出エリアを採用する。画像解析により抽出した顔領域候補を、撮影倍率M’に基づく顔の大きさと照合する際に、撮影倍率M’が平均値に近いものの方が顔領域候補を真の顔領域と識別する可能性が高くなる。
また、人物Cのように、顔部分に対応する焦点検出エリアが存在しない場合には、デフォーカス量による撮影倍率Mの補正ができず、この場合には従来と同様に、撮影倍率Mに基づく顔の大きさと画像解析による顔領域候補との照合を行う。なお、人物Cが他の人物(ここではAまたはB)と略同じ被写体距離に位置している場合、人物Cの顔領域候補の大きさが、他の人物(ここではAとB)の顔領域候補の大きさとほぼ同じであり、顔領域候補の大きさが同じ人物の顔に対応する焦点検出エリアのデフォーカス量を用いて撮影倍率Mを補正し、人物Cの顔に対する推定撮影倍率M’としてもよい。
図6は一実施の形態の撮像動作を示すフローチャートである。このフローチャートにより一実施の形態の撮像動作を説明する。ボディ駆動制御装置24は、ステップ11においてレリーズボタンの半押しスイッチ(不図示)がオンすると撮像動作を開始する。なお、ステップ21において、撮像装置の電源が投入されてから所定時間レリーズ半押し操作がない場合には撮像動作を終了する。
ステップ12で図6に示す測光処理サブルーチンを実行し、測光結果による露出制御と人物検出処理を実行する。この測光処理については詳細を後述する。ステップ13でAF処理を行い、焦点検出装置15によるデフォーカス量検出結果に基づいて撮影レンズ31のフォーカシングレンズ(不図示)の焦点調節を行う。ステップ14でレリーズボタンの全押しスイッチ(不図示)がオンし、全押し操作が検出されるとステップ15へ進み、メインミラー11とサブミラー12のミラーアップを行う。ステップ16で撮像素子14の初期化を行い、続くステップ17で電荷蓄積と蓄積データの掃き出しを行う。撮像終了後のステップ18でミラーダウンした後、ステップ19で撮像画像を処理し、ステップ20で撮像画像を記録媒体(不図示)に記録する。
図7は測光処理サブルーチンを示すフローチャートである。ステップ101において測光センサー23により測光のための撮像、すなわち電荷の蓄積とその読み出しを行う。ステップ102では、測光センサー23の出力の最大値が所定レベルに達しているか否かを判別する。所定レベルに達していない場合はステップ101へ戻り、電荷蓄積時間とアンプゲインを再設定してふたたび電荷蓄積と読み出しを行う。測光値の最大値が所定レベルに達している場合はステップ103へ進み、測光演算を行う。この測光演算では測光センサー23の出力に基づいて被写体の輝度を算出し、適正な露出値を演算する。
上述したように、この一実施の形態では撮像画像から人物の顔領域を検出するために、被写界の平均輝度になるように測光センサー23の電荷蓄積時間と出力アンプのゲインを設定し、測光センサー23をフィードバック制御する。ステップ104において、ステップ101の測光結果に基づいて人物の顔領域を検出するために被写界が平均輝度になるような電荷蓄積時間とアンプゲインを設定し、電荷蓄積と読み出しを行う。ステップ105で図8に示す人物検出処理サブルーチンを実行し、撮像画像中の人物の顔領域を特定する。
図8は人物検出サブルーチンを示すフローチャートである。ステップ201において測光センサー23の出力データにホワイトバランス補正を行う。ステップ202では撮像画像の色情報と輝度情報に基づいて人物の顔領域候補(例えば、肌色領域)を抽出し、続くステップ203で人物の顔領域候補を人物ごとにグループ化する。ステップ204では、AF処理(図6のステップ13参照)結果のデフォーカス量が所定のしきい値より小さくなったか否かを判別する。つまり、被写体にある程度ピントが合っているか否かを確認し、合うまで人物の顔領域候補の抽出処理を続ける。
デフォーカス量が所定のしきい値より小さくなったらステップ205へ進み、すべての焦点検出エリアのデフォーカス量を取得する。ステップ206では、レンズ駆動制御装置33から入手した距離情報(焦点距離、被写体距離および距離誤差情報)に基づいて、上記(1)式により撮像倍率Mを算出する。続くステップ207において、人物の顔領域候補(ステップ202〜203参照)に対応する焦点検出エリアのデフォーカス量により撮影倍率Mを補正し(上記(2)、(3)式参照)、人物の顔領域候補における撮像倍率M’を算出する。
ステップ208において、各人物の顔領域候補に対して補正後の撮影倍率M’に基づき顔の幅や面積を推定するとともに、距離誤差情報に基づいて顔の幅や面積の許容範囲を算出し、各人物の顔領域候補の顔の幅や面積が許容範囲内にあるか否かを判定する。そして、許容範囲に入っていない人物の顔領域候補を削除する。ステップ209において、許容範囲に入っている人物の顔領域候補を真の顔領域とし、この顔領域検出結果の信頼度を算出する。信頼度は、顔領域の出現頻度、顔領域候補と撮影倍率M’に基づく顔の大きさとの類似度などに基づいて決定する。
人物検出処理後の図6のステップ13におけるAF処理では、信頼度の高い真の顔領域のデフォーカス量にしたがって撮影レンズ31のフォーカシングレンズを駆動し、真の顔領域にピントを合わせる。
なお、上述した一実施の形態では、画像中から検出する対象物として人物の顔を例に挙げて説明したが、画像中の検出対象物は顔に限定されず、例えば他の動物や各種の移動体であってもよい。
また、上述した一実施の形態では、レンズ駆動制御装置33から入手した距離情報(焦点距離、撮影距離)に基づいてボディ駆動制御装置24で像倍率を算出する例を示したが、レンズ駆動制御装置33で距離情報に基づいて像倍率を算出し、像倍率をボディ駆動制御装置24へ送るようにしてもよい。また、上述した一実施の形態では、デフォーカス量は一対の像の位相差を用いて算出する例を示したが、撮像素子などを用いてコントラストによりデフォーカス量に相当する焦点評価値を算出するようにしてもよい。
このように、一実施の形態によれば、撮影レンズ31により結像された像を撮像する測光センサー23により撮像された画像の中から対象物(人物の顔など)の候補を対象物候補として認識するとともに、対象物候補の像の倍率を入手して焦点検出装置15で検出された対象物候補に対応する焦点検出結果に基づいて対象物候補の倍率を補正し、補正された倍率に基づいて対象物候補の中から対象物を選別するようにしたので、合焦前には対象物の大きさを正確に推定して画像中から対象物を正しく選別することができる上に、合焦後においても合焦状態にない対象物の大きさを正確に推定でき、画像中から対象物を正しく選別することができる。
また、一実施の形態によれば、画像中から選別された対象物に対応する焦点検出装置15の焦点検出結果に基づいて、撮影レンズ31の焦点調節を行うようにしたので、対象物に正確にピントを合わせることができる。
さらに、一実施の形態によれば、焦点検出結果に基づいて補正された倍率に基づいて対象物候補の大きさを検出するとともに、距離誤差情報に基づいて大きさの許容値を設定し、対象物候補の大きさが許容値以内にあれば対象物として選別するようにしたので、焦点距離や撮影距離の誤差の影響をなくして正確な像倍率を算出でき、それによりさらに正確に対象物を選別することができる。
一実施の形態の撮像装置の構成を示す横断面図 一実施の形態の制御を示すブロック図 デフォーカス量により像倍率を補正する原理を説明するための図 人物よりも手前(近距離)の壁に合焦した状態を示す図 人物よりも手前の壁に合焦した状態で像倍率をデフォーカス量により補正し、人物の顔の大きさを正確に推定する一実施の形態の動作原理を説明するための図 一実施の形態の撮像動作を示すフローチャート 測光処理サブルーチンを示すフローチャート 人物検出サブルーチンを示すフローチャート
符号の説明
15;焦点検出装置、23;測光センサー、24;ボディ駆動制御装置、31;撮影レンズ、33;レンズ駆動制御装置

Claims (8)

  1. 結像光学系により結像された像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像の中から対象物の候補を対象物候補として認識する認識手段と、
    前記結像光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出手段と、
    前記対象物候補の像の倍率を入手し、前記焦点検出手段により検出された前記対象物候補に対応する焦点検出結果に基づいて前記対象物候補の倍率を補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された倍率に基づいて前記対象物候補の中から前記対象物を選別する選別手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記対象物は人物の顔であり、
    前記認識手段は、前記撮像された画像の色情報および輝度情報に基づいて前記対象物候補を認識することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の撮像装置において、
    前記選別手段により選別された前記対象物に対応する前記焦点検出手段の焦点検出結果に基づいて、前記結像光学系の焦点調節を行う焦点調節手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記選別手段は、前記補正された倍率に基づいて前記対象物候補の大きさを検出するとともに、距離誤差情報に基づいて前記大きさの許容値を設定し、前記対象物候補の大きさが前記許容値以内にあれば前記対象物として選別することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項1〜のいずれか一項に記載の撮像装置において、
    前記結像光学系の距離情報に基づいて前記認識手段により認識された前記対象物候補の倍率を検出する倍率検出手段を備えることを特徴とする撮像装置。
  6. 結像光学系により結像された像を撮像する撮像処理と、
    前記撮像された画像の中から対象物の候補を対象物候補として認識する認識処理と、
    前記結像光学系の距離情報に基づいて前記対象物候補の倍率を検出する倍率検出処理と、
    前記結像光学系の焦点調節状態を検出する焦点検出処理と、
    前記検出された前記対象物候補に対応する焦点検出結果に基づいて前記対象物候補の倍率を補正する倍率補正処理と、
    前記補正された倍率に基づいて前記対象物候補の中から対象物を選別する選別処理とを実行し、
    前記撮像された画像の中から前記対象物を検出する対象物の検出方法。
  7. 結像光学系により結像された像を撮像する撮像部と、
    前記撮像部により撮像された画像に含まれる第1被写体の焦点調節状態、及び前記第1被写体とは異なる第2被写体の焦点調節状態を検出可能な焦点検出部と、
    前記第1被写体に合焦したときの撮影倍率を演算する第1演算部と、
    前記第2被写体の焦点調節状態に基づいて前記撮影倍率を補正することにより前記第2被写体の倍率を演算する第2演算部と、
    前記第2演算部により演算された前記第2被写体の倍率に基づいて前記第2被写体の選別を行なう選別部とを備えることを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項7に記載された撮像装置であって、
    前記焦点検出部は、位相差検出方式により焦点調節状態を検出可能であることを特徴とする撮像装置。
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