JP5001273B2 - 情報処理システム、指示装置、処理装置、及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、指示装置、処理装置、及び情報処理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5001273B2
JP5001273B2 JP2008524770A JP2008524770A JP5001273B2 JP 5001273 B2 JP5001273 B2 JP 5001273B2 JP 2008524770 A JP2008524770 A JP 2008524770A JP 2008524770 A JP2008524770 A JP 2008524770A JP 5001273 B2 JP5001273 B2 JP 5001273B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power
instruction
information
unit
power information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008524770A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2008007609A1 (ja
Inventor
丈暢 谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008524770A priority Critical patent/JP5001273B2/ja
Publication of JPWO2008007609A1 publication Critical patent/JPWO2008007609A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5001273B2 publication Critical patent/JP5001273B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Communication Control (AREA)

Description

本発明は、ネットワークに接続した複数の装置間の連携処理技術に関する。
近年、ネットワークに接続可能なTV受信機やDVD/HDD(Hard disk drive)レコーダといった一般民生電気機器間において、連携処理がなされるようになってきている。例えば、番組表が表示されているTV受信機に対し、ユーザーがリモコン等により操作を行うことによって、DVD/HDDレコーダーに対して録画予約を行うことが可能である。
機器間の連携処理技術として、例えば特許文献1と特許文献2とがある。これらの技術について簡単に説明する。
特許文献1は、複数の映像記録装置がネットワークに接続されたコンテンツ記録システムにおいて、ある映像記録装置が、同一時間帯に提供される複数の映像を記録する際、その全ての映像を記録しようとすると自装置の記録能力を超える場合に、他の映像記録装置の非稼動資源を活用して映像記録を行うものである。
また、特許文献2は、プログラマブルコントローラーネットワークシステムにおいて、ユーザーが、管理局に代替する代替局の候補と各候補が代替局になる際の優先順位を予め設定しておき、管理局が停止した場合には、このユーザー設定に従って代替局の候補のうち、優先順位が最も高い局が代替局となるものである。
特開2005−252402号公報 特開平11−346215号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、各映像記録装置に対して確実な電力供給がなされることを前提にした技術である。一般に、家庭内等に設置されたTV受信機やDVD/HDDレコーダーといった一般民生電気機器においては、ユーザーによる、装置に設けられた、いわゆる主電源スイッチのOFF操作や電源ケーブルの引き抜きやテーブルタップ付属の電源スイッチのOFF操作により、任意のタイミングで電力供給が遮断される可能性がある。
特許文献1では、このような電力供給遮断の発生は考慮されていないため、連携処理中の装置において電力供給が遮断されることにより、連携処理を完了することができなくなってしまう。
また、特許文献2によれば、連携処理中の装置への電力供給が遮断された場合でも、代替装置に切り替えて連携処理を継続することが可能になるが、代替装置への切り替えに伴う連携処理の中断は回避できない。このような連携処理の中断は、リアルタイム性の高い処理、例えば放送局から送信されるTV番組の録画処理(TV番組を受信する装置と映像を録画する装置とによる連携処理)において問題となる。
そこで、本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、複数の装置間における連携処理の中断の可能性を低減できる情報処理システムを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明に係る情報処理システムは、所定処理の実行を指示する指示装置と指示された所定処理を実行可能な複数の処理装置とからなる情報処理システムであって、前記指示装置は、各処理装置において保持された、当該処理装置に対する電力供給に関する電力情報を受信する電力情報受信手段と、前記電力情報受信手段が受信した各電力情報に基づいて、前記複数の処理装置から前記所定処理実行の指示先となる処理装置を選択する選択手段と、前記選択手段が選択した処理装置に対し前記所定処理実行の指示を送信する指示送信手段とを備え、前記処理装置は、前記指示装置から送信された前記所定処理実行の指示を受信する指示受信手段と、前記指示受信手段が前記所定処理実行の指示を受信すると、当該所定処理を実行する実行手段と、自装置に対する電力供給に関する電力情報を送信する電力情報送信手段とを備えることを特徴とする。
これにより、指示装置の選択手段は、各処理装置に対する電力供給に関する各電力情報に基づいて所定処理実行の依頼先となる処理装置を選択するため、各電力情報が電力供給の確実性を示す情報、例えば各処理装置の電源ケーブルがプラグソケット(電源コンセント)から引き抜き可能か否かを示す情報である場合に、電力供給の確実性が高い処理装置を選択することによって、処理装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記処理装置の前記電力情報送信手段は、前記電力情報を記憶する記憶手段と、自装置に対する電力供給状況の変化を検知する検知手段と、前記検知手段が電力供給状況の変化を検知する毎に、前記記憶手段に記憶された電力情報に検知結果を反映させるよう当該電力情報を更新する更新手段とを備え、前記電力情報送信手段は、前記更新手段により前記電力情報が更新された場合には、最後に更新された電力情報を送信することとしてもよい。
これにより、電力情報送信手段の更新手段は、検知手段が電力供給状況の変化を検知する毎に、検知結果を電力情報に反映させる更新を行い、電力情報送信手段は、更新手段により電力情報が更新された場合には、更新後の電力情報を送信するため、指示装置は各処理装置における最後に検知された際の検知結果が反映された、各電力情報に基づいて処理装置を選択できる。
また、各処理装置における電力情報送信手段の更新手段は、電力情報送信手段の検知手段が電力供給状況の変化を検知する毎に、検知結果を電力情報に反映させる更新を行うため、各処理装置に予め電力情報を設定しておくといった操作負担を、各処理装置のユーザーにかけることなく、指示装置は処理装置を選択することができる。
また、前記電力情報は、前記処理装置に対する電力供給が遮断された遮断回数を含み、前記電力情報送信手段の前記検知手段は、自装置に対する電力供給が開始されたことを検知するものであり、前記電力情報送信手段の前記更新手段は、前記検知手段が検知する毎に前記遮断回数を1増加させ、前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各遮断回数に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択することとしてもよい。
これにより、処理装置における電力情報送信手段の更新手段は、電力情報送信手段の検知手段が自装置に対する電力供給が開始されたことを検知する毎に、電力情報に含まれる遮断回数を1増加させるため、指示装置の選択手段は、例えば、遮断回数が最少、又は遮断回数が所定の基準回数より少ない処理装置を選択することによって、処理装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記処理装置は、更に交流電源から供給された電力を、前記実行手段に供給するか又は遮断するかを切替可能であり、かつ供給又は遮断の状態を識別可能な主電源制御手段を備え、前記電力情報は、自装置に対する交流電源からの電力供給が遮断された交流電源遮断回数を含み、前記電力情報送信手段の前記検知手段は、交流電源からの電力が自装置に供給開始されたことを検知するものであり、前記電力情報送信手段の前記更新手段は、前記主電源制御手段が供給状態であるときに、前記検知手段が検知する毎に、前記交流電源遮断回数を1増加させ、前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各交流電源遮断回数に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択することとしてもよい。
これにより、処理装置における電力情報送信手段の更新手段は、処理装置の主電源制御手段が供給状態であるときに、電力情報送信手段の検知手段が自装置に対する電力供給が開始されたことを検知する毎に、電力情報に含まれる交流電源遮断回数を1増加させるため、交流電源遮断回数は、処理装置の実行手段に電力が供給されている状態で、交流電源からの電力供給が遮断された回数、即ち、例えば電源ケーブルが電源コンセントから引き抜かれたことにより実行手段への電力供給が遮断された回数を示すものであり、指示装置の選択手段は、例えば、交流電源遮断回数が最少、又は交流電源遮断回数が所定の基準回数より少ない処理装置を選択することによって、処理装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記主電源制御手段は、遮断状態である時間を計時するものであり、前記電力情報は、前記主電源制御手段が遮断状態であった主電源遮断時間を含み、前記電力情報送信手段の前記更新手段は、前記検知手段が検知しないときに、前記主電源制御手段の状態が遮断状態から供給状態に切り替わる毎に、当該主電源制御手段が計時した遮断状態であった時間を前記主電源遮断時間に加算し、前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各前記主電源遮断時間にも基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択することとしてもよい。
これにより、処理装置における電力情報送信手段の更新手段は、電力情報送信手段の検知手段が検知しないときに、処理装置の主電源制御手段が遮断状態から供給状態に切り替わる毎に、主電源制御手段が計時した遮断状態であった時間を、電力情報に含まれる主電源遮断時間に加算するため、主電源遮断時間は、交流電源から電力供給がなされている状態で、主電源制御手段が遮断状態に切り替わることにより、実行手段への電力供給が遮断された時間を示し、指示装置の選択手段は、例えば、交流電源遮断回数が最少、又は交流電源遮断回数が所定の基準回数より少ない処理装置であって、主電源遮断時間が最長、又は主電源遮断時間が所定の基準時間より長い処理装置を選択することによって、処理装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記処理装置は、更に交流電源から供給された電力を、前記実行手段に供給するか又は遮断するかを切替可能であり、かつ供給又は遮断の状態を識別可能な主電源制御手段を備え、前記電力情報は、前記主電源制御手段の切替により電力供給が遮断された主電源遮断回数を含み、前記電力情報送信手段の前記検知手段は、交流電源からの電力が自装置に供給開始されたことを検知するものであり、前記電力情報送信手段の前記更新手段は、前記検知手段が検知しないときに、前記主電源制御手段の状態が遮断状態から供給状態に切り替わる毎に、前記主電源遮断回数を1増加させ、前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各主電源遮断回数に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択することとしてもよい。
これにより、処理装置における電力情報送信手段の更新手段は、電力情報送信手段の検知手段が検知しないときに、処理装置の主電源制御手段が遮断状態から供給状態に切り替わる毎に、電力情報に含まれる主電源遮断回数を1増加させるため、主電源遮断回数は、交流電源から電力供給がなされている状態で、主電源制御手段が遮断状態に切り替わることにより、実行手段への電力供給が遮断された回数を示し、指示装置の選択手段は、例えば、主電源遮断回数が最少、又は所定の基準回数より主電源遮断回数が少ない処理装置を選択することによって、処理装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記処理装置の前記実行手段は、前記所定処理を実行中であるか否かを識別可能であり、前記電力情報は、前記実行手段が前記所定処理実行中に前記処理装置に対する電力供給が遮断された回数である実行中遮断回数を含み、前記電力情報送信手段の前記検知手段は、自装置に対する電力供給が開始されたことを検知するものであり、前記電力情報送信手段の前記更新手段は、前記実行手段が前記所定処理を実行中であった場合に、前記検知手段が検知する毎に、前記実行中遮断回数を1増加させ、前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各実行中遮断回数に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択することとしてもよい。
これにより、処理装置における電力情報送信手段の更新手段は、処理装置の実行手段が所定処理を実行中であった場合に、電力情報送信手段の検知手段が検知する毎に、実行中電力情報に含まれる遮断回数を1増加させるため、指示装置の選択手段は、例えば、実行中遮断回数が最少、又は所定の基準回数より実行中遮断回数が少ない処理装置を選択することによって、処理装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記処理装置は、更に自装置が稼動していた時間を計時し、記憶する計時手段を備え、前記電力情報は、所定期間における前記処理装置の平均稼動時間を含み、前記電力情報送信手段の前記検知手段は、自装置に対する電力供給が開始されたことを検知するものであり、前記電力情報送信手段の前記更新手段は、前記検知手段が検知する毎に、前記平均稼動時間に前記計時手段が記憶する自装置が稼動していた時間を反映させるよう当該平均稼動時間を更新し、前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各平均稼動時間に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択することとしてもよい。
これにより、処理装置における電力情報送信手段の更新手段は、電力情報送信手段の検知手段が検知する毎に、処理装置の計時手段が記憶する自装置が稼動していた時間、即ち、前回稼動時における稼動時間を、電力情報に含まれる平均稼動時間に反映させるよう更新するため、指示装置の選択手段は、例えば、平均稼動時間が最長、又は所定の基準時間より平均稼動時間が長い処理装置を選択することによって、処理装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記処理装置は、更に予め定めた時間帯毎の自装置の稼動時間を計時し、記憶する計時手段を備え、前記電力情報は、予め定めた時間帯毎の自装置の稼動履歴を含み、前記電力情報送信手段の前記検知手段は、自装置に対する電力供給が開始されたことを検知するものであり、前記電力情報送信手段の前記更新手段は、前記検知手段が検知する毎に、前記稼動履歴に前記計時手段が記憶する予め定めた時間帯毎の自装置の稼動時間を反映させるよう当該稼動履歴を更新し、前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各稼動履歴に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択することとしてもよい。
これにより、処理装置における電力情報送信手段の更新手段は、電力情報送信手段の検知手段が検知する毎に、処理装置の計時手段が記憶する、予め定めた時間帯毎の自装置の稼動時間を、電力情報に含まれる稼動履歴(例えば時間帯毎の稼動回数)に反映させるよう稼動履歴を更新するため、指示装置の選択手段は、例えば、処理装置により所定処理実行が開始される時間帯において稼動回数が最多、又はその時間帯において所定の基準回数より稼動回数が多い処理装置を選択することによって、処理装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記処理装置の前記電力情報送信手段は、前記電力情報を記憶する記憶手段を備え、前記電力情報は、予め定められた、前記処理装置に対する交流電源からの供給電力をユーザーが遮断操作可能か否かを識別するための遮断操作可否情報を含み、前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各遮断操作可否情報に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択することとしてもよい。
これにより、処理装置の電力情報送信手段は、予め定められた、処理装置に対する交流電源からの供給電力をユーザーが遮断操作可能か否かを識別するための遮断操作可否情報を含む電力情報を送信するため、指示装置の選択手段は、例えば、遮断操作可否情報が遮断操作不可能であることを示す処理装置を選択することによって、処理装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記処理装置の前記電力情報送信手段は、前記電力情報を記憶する記憶手段を備え、前記電力情報は、予め定められた、前記処理装置に対する交流電源からの供給電力をユーザーが遮断操作する確率の推定値を示す推定値情報を含み、前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各推定値情報に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択することとしてもよい。
これにより、処理装置の電力情報送信手段は、予め定められた、処理装置に対する交流電源からの供給電力をユーザーが遮断操作する確率の推定値を示す推定値情報を含む電力情報を送信するため、指示装置の選択手段は、例えば、推定値情報が示す遮断操作する確率の推定値が最小、又は所定の規定値より推定値情報が示す遮断操作する確率の推定値が小さい処理装置を選択することによって、処理装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記処理装置の前記電力情報送信手段は、前記電力情報を記憶する記憶手段を備え、前記電力情報は、予め定められた、前記処理装置が内蔵電池を有するか否かを識別するための電池有無情報を含み、前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各電池有無情報に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択することとしてもよい。
これにより、処理装置の電力情報送信手段は、予め定められた、処理装置が内蔵電池を有するか否かを識別するための電池有無情報を含む電力情報を送信するため、指示装置の選択手段は、例えば、電池有無情報が内蔵電池を有さないことを示す処理装置を選択することによって、処理装置の内蔵電池切れにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記処理装置は、更に内蔵電池を備え、前記処理装置の前記電力情報送信手段は、前記電力情報を記憶する記憶手段を備え、前記電力情報は、予め定められた、前記内蔵電池による前記処理装置の最大稼動時間を含み、前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各最大稼動時間に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択することとしてもよい。
これにより、処理装置の電力情報送信手段は、予め定められた、前記内蔵電池による処理装置の最大稼動時間を示す最大稼動時間を含む電力情報を送信するため、指示装置の選択手段は、例えば、最大稼動時間が最長、又は所定の基準時間より最大稼動時間が長い処理装置を選択することによって、自装置に対する交流電源からの電力供給が遮断された場合にも、処理装置の内蔵電池により所定処理の実行を継続できる可能性が高まるため、所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記指示装置と前記各処理装置とは、LANにより接続されており、前記指示装置は、更に前記電力情報の送信を要求する要求情報を前記LANにブロードキャストする要求情報送信手段を備え、前記処理装置は、更に前記指示装置から送信された前記要求情報を受信する要求情報受信手段を備え、前記処理装置の前記電力情報送信手段は、前記要求情報受信手段が前記要求情報を受信すると、前記電力情報を送信することとしてもよい。
これにより、指示装置からLANにブロードキャストされた要求情報を、各処理装置の要求情報受信手段が受信すると、各処理装置の電力情報送信手段が電力情報を送信するため、指示装置は、新たにLANに接続された処理装置の電力情報を取得でき、また、LANに接続しなくなった処理装置の電力情報を取得できなくなり、即ち、指示装置の選択手段は、実際にLANに接続している各処理装置の各電力情報に基づいて、所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択できる。
また、前記処理装置は、更に自装置が備える機能に関する情報を記憶する記憶手段を備え、前記要求情報は、前記所定処理の実行に必要な機能に関する機能情報を含むものであり、前記処理装置の前記電力情報送信手段は、前記要求情報受信手段が受信した前記要求情報に含まれる前記機能情報が、前記記憶手段に記憶された自装置が備える機能に関する情報に含まれる場合に、前記電力情報を送信することとしてもよい。
これにより、処理装置の電力情報送信手段は、処理装置の要求情報受信手段が受信した要求情報に含まれる機能情報が、自装置が備える機能に関する情報に含まれる場合に、電力情報を送信するため、指示装置は、所定処理を実行可能な各処理装置の各電力情報に基づいて、所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択できる。
また、前記指示装置と前記各処理装置とは、LANにより接続されており、前記処理装置は、更に自装置に対する電力供給状況の変化を検知する検知手段を備え、前記処理装置の前記電力情報送信手段は、前記検知手段が電力供給状況の変化を検知すると、前記電力情報をLANにブロードキャストすることとしてもよい。
これにより、処理装置の電力情報送信手段は、検知手段が電力供給状況の変化を検知、即ち、例えば自装置に対する電力供給が開始されたことを検知する毎に、電力情報をLANにブロードキャストするため、指示装置は、新たにLANに接続された処理装置の電力情報を取得でき、また、LANに接続しなくなった処理装置の電力情報を取得できなくなり、即ち、実際にLANに接続している各処理装置の各電力情報に基づいて、所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択できる。
また、前記情報処理システムは、更に電力情報サーバーを含み、前記指示装置は、更に前記電力情報の送信を要求する要求情報を前記電力情報サーバーに送信する要求情報送信手段を備え、前記電力情報サーバーは、各処理装置の前記電力情報送信手段が送信した各電力情報を受信する電力情報受信手段と、前記指示装置から送信された前記要求情報を受信する要求情報受信手段と、前記要求情報受信手段が前記要求情報を受信すると、前記電力情報受信手段が受信した各電力情報を、前記要求情報を送信した指示装置に送信する電力情報送信手段とを備えることとしてもよい。
これにより、電力情報サーバーの電力情報送信手段は、指示装置から送信された要求情報を受信すると、その指示装置に対し、電力情報サーバーの電力情報受信手段が各処理装置から受信した各電力情報を送信するため、指示装置は、電力情報サーバーによって管理された各電力情報に基づいて、所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択することができる。
また、本発明に係る指示装置は、複数の外部装置のうち、いずれかの外部装置に所定処理の実行を指示する指示装置であって、各外部装置において保持されていた、当該外部装置に対する電力供給に関する電力情報を受信する電力情報受信手段と、前記電力情報受信手段が受信した各電力情報に基づいて、前記複数の外部装置から前記所定処理実行の指示先となる外部装置を選択する選択手段と、前記選択手段が選択した外部装置に対し、前記所定処理の実行の指示を送信する指示送信手段とを備えることを特徴とする。
これにより、指示装置の選択手段は、各外部装置に対する電力供給に関する各電力情報に基づいて所定処理実行の依頼先となる外部装置を選択するため、各電力情報が電力供給の確実性を示す情報、例えば各外部装置の電源ケーブルがプラグソケット(電源コンセント)から引き抜き可能か否かを示す情報である場合に、電力供給の確実性が高い外部装置を選択することによって、外部装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、前記指示装置は、更に処理の種類を示す情報と当該処理を実行させる外部装置を選択する際の電力情報の基準情報とを対応付けた基準情報テーブルを記憶する記憶手段を備え、前記選択手段は、前記基準情報テーブルから、前記所定処理の種類に対応する電力情報の基準情報を取得し、取得した電力情報の基準情報を満たす電力情報を保持していた外部装置を選択することとしてもよい。
これにより、指示装置の選択手段は、基準情報テーブルから取得した、所定処理の種類に対応する電力情報の基準情報を満たす電力情報を保持していた外部装置を選択するため、所定処理の種類に応じて要求される電源供給の確実性の基準を満たす外部装置を選択できる。
即ち、例えば、各電力情報が各外部装置の電源ケーブルが電源コンセントから引き抜き可能か否かを示す、電力供給の確実性を示す情報であり、基準情報テーブルにおいて、処理の中断を許容できない処理(例えば、TV番組の受信等のリアルタイム処理)に対しては電源コンセントからの引き抜きを許容しないという基準情報が設定されている場合に、指示装置の選択手段は、処理の中断を許容できない所定処理の実行の指示先となる外部装置として、電源コンセントからの引き抜きを許容しないという基準情報を満たす、電力供給の確実性が高い外部装置を選択できる。
また、前記指示装置は、更に前記所定処理を実行させる外部装置を選択する際の電力情報の基準情報をユーザーから受け付ける受付手段を備え、前記選択手段は、前記受付手段が受け付けた前記電力情報の基準情報を満たす電力情報を保持していた外部装置を選択することとしてもよい。
これにより、指示装置の選択手段は、ユーザーから受け付けた基準情報を満たす電力情報を保持していた外部装置を選択するため、ユーザーの意志を反映した基準を満たす外部装置を選択できる。
即ち、例えば、各電力情報が各外部装置の電源ケーブルが電源コンセントから引き抜き可能か否かを示す、電力供給の確実性を示す情報であり、ユーザーにとって重要な、中断を許容できない処理に対して、ユーザーから例えば、電源コンセントからの引き抜きを許容しないという基準情報を受け付けた場合に、指示装置の選択手段は、所定処理の実行の指示先となる外部装置として、電源コンセントからの引き抜きを許容しないという基準情報を満たす、電力供給の確実性が高い外部装置を選択できる。
また、本発明に係る処理装置は、外部装置から処理実行の指示を受信した場合に、所定処理を実行する処理装置であって、自装置に対する電力供給に関する電力情報を記憶する記憶手段と、自装置に対する電力供給状況の変化を検知する検知手段と、前記検知手段が電力供給状況の変化を検知する毎に、前記記憶手段に記憶された前記電力情報に検知結果を反映させるよう当該電力情報を更新する更新手段と、前記記憶手段に記憶された電力情報を前記外部装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。
これにより、処理装置の更新手段は、処理装置の検知手段が電力供給状況の変化を検知する毎に、検知結果を電力情報に反映させる更新を行い、処理装置の送信手段がこの電力情報を送信するため、例えば、検知手段は電力供給が遮断されたことを検知し、電力情報は電力供給が遮断された回数である場合に、外部装置は、電力供給を遮断された回数が最少、又は遮断された回数が所定の基準回数より少ない処理装置に対し、処理実行の指示を送信することによって、処理装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、本発明に係る情報処理システムによる情報処理方法は、所定処理の実行を指示する指示装置と指示された所定処理を実行可能な複数の処理装置とからなる情報処理システムによる情報処理方法であって、前記指示装置は、各処理装置において保持された、当該処理装置に対する電力供給に関する電力情報を受信する電力情報受信ステップと、前記電力情報受信ステップで受信した各電力情報に基づいて、前記複数の処理装置から前記所定処理実行の指示先となる処理装置を選択する選択ステップと、
前記選択ステップで選択した処理装置に対し前記所定処理実行の指示を送信する指示送信ステップとを備え、前記処理装置は、前記指示装置から送信された前記所定処理実行の指示を受信する指示受信ステップと、前記指示受信ステップで前記所定処理実行の指示を受信すると、当該所定処理を実行する実行ステップと、自装置に対する電力供給に関する電力情報を送信する電力情報送信ステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理システムは、所定処理の実行を指示する指示装置と指示された所定処理を実行可能な複数の処理装置とからなる情報処理システムであって、前記指示装置は、各処理装置において保持された、当該処理装置のネットワーク接続履歴に関する接続履歴情報を受信する接続履歴情報受信手段と、前記接続履歴情報受信手段が受信した各接続履歴情報に基づいて、前記複数の処理装置から前記所定処理実行の指示先となる処理装置を選択する選択手段と、前記選択手段が選択した処理装置に対し、前記所定処理実行の指示を送信する指示送信手段とを備え、前記処理装置は、前記指示装置から送信された前記所定処理実行の指示を受信する指示受信手段と、前記指示受信手段が前記所定処理実行の指示を受信すると、当該所定処理を実行する実行手段と、自装置のネットワーク接続履歴に関する接続履歴情報を送信する接続履歴情報送信手段とを備えることを特徴する。
これにより、指示装置の選択手段は、各処理装置のネットワーク接続履歴に関する各接続履歴情報に基づいて所定処理実行の依頼先となる処理装置を選択するため、各接続履歴情報が、例えばネットワークケーブルが各処理装置のネットワークケーブル差込口から引き抜き可能か否かを示す、ネットワーク接続の確実性を示す情報である場合に、ネットワーク接続の確実性が高い処理装置を選択することによって、処理装置のネットワーク接続が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、本発明に係る情報処理システムによる情報処理方法は、所定処理の実行を指示する指示装置と指示された所定処理を実行可能な複数の処理装置とからなる情報処理システムによる情報処理方法であって、前記指示装置は、各処理装置において保持された、当該処理装置のネットワーク接続履歴に関する接続履歴情報を受信する接続履歴情報受信ステップと、前記接続履歴情報受信ステップで受信した各接続履歴情報に基づいて、前記複数の処理装置から前記所定処理実行の指示先となる処理装置を選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択した処理装置に対し、前記所定処理実行の指示を送信する指示送信ステップとを備え、前記処理装置は、前記指示装置から送信された前記所定処理実行の指示を受信する指示受信ステップと、前記指示受信ステップで前記所定処理実行の指示を受信すると、当該所定処理を実行する実行ステップと、自装置のネットワーク接続履歴に関する接続履歴情報を送信する接続履歴情報送信ステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係る情報処理システムは、所定処理の実行を指示する指示装置と当該指示装置から指示された所定処理を実行する複数の処理装置と前記指示装置による所定処理実行の指示先となる処理装置を選択する選択サーバーとからなる情報処理システムであって、前記指示装置は、前記所定処理実行の指示先となる処理装置の選択を要求する要求情報を前記選択サーバーに送信する要求情報送信手段と、前記選択サーバーから前記所定処理実行を指示する処理装置を識別する処理装置情報を受信する装置情報受信手段と、前記装置情報受信手段が受信した前記処理装置情報が示す処理装置に対し前記所定処理実行の指示を送信する指示送信手段とを備え、前記処理装置は、前記指示装置から送信された前記所定処理実行の指示を受信する指示受信手段と、前記指示受信手段が前記所定処理実行の指示を受信すると、当該所定処理を実行する実行手段と、自装置に対する電力供給に関する電力情報を前記選択サーバーに送信する電力情報送信手段を備え、前記選択サーバーは、前記指示装置から送信された前記要求情報を受信する要求情報受信手段と、各処理装置から送信された各電力情報を受信する電力情報受信手段と、前記要求情報受信手段が前記要求情報を受信すると、前記電力情報受信手段が受信した各電力情報に基づいて、前記複数の処理装置から前記指示装置による前記所定処理実行の指示先となる処理装置を選択する選択手段と、前記選択手段が選択した処理装置を識別する処理装置情報を前記指示装置に送信する装置情報送信手段とを備えることを特徴する。
これにより、選択サーバーの選択手段は、各処理装置から受信した電力供給に関する各電力情報に基づいて指示装置による所定処理実行の依頼先となる処理装置を選択するため、各電力情報が電力供給の確実性を示す情報、例えば各処理装置の電源ケーブルが電源コンセントから引き抜き可能か否かを示す情報である場合に、電力供給の確実性が高い処理装置を選択することによって、処理装置の電力供給が遮断されることにより所定処理の実行が中断する可能性を低減できる。
また、本発明に係る情報処理システムによる情報処理方法は、所定処理の実行を指示する指示装置と当該指示装置から指示された所定処理を実行する複数の処理装置と前記指示装置による所定処理実行の指示先となる処理装置を選択する選択サーバーとからなる情報処理システムによる情報処理方法であって、前記指示装置は、前記所定処理実行の指示先となる処理装置の選択を要求する要求情報を前記選択サーバーに送信する要求情報送信ステップと、前記選択サーバーから前記所定処理実行を指示する処理装置を識別する処理装置情報を受信する装置情報受信ステップと、前記装置情報受信ステップで受信した前記処理装置情報が示す処理装置に対し前記所定処理実行の指示を送信する指示送信ステップとを備え、前記処理装置は、前記指示装置から送信された前記所定処理実行の指示を受信する指示受信ステップと、前記指示受信ステップで前記所定処理実行の指示を受信すると、当該所定処理を実行する実行ステップと、自装置に対する電力供給に関する電力情報を前記選択サーバーに送信する電力情報送信ステップを備え、前記選択サーバーは、前記指示装置から送信された前記要求情報を受信する要求情報受信ステップと、各処理装置から送信された各電力情報を受信する電力情報受信ステップと、前記要求情報受信ステップで前記要求情報を受信すると、前記電力情報受信ステップで受信した各電力情報に基づいて、前記複数の処理装置から前記指示装置による前記所定処理実行の指示先となる処理装置を選択する選択ステップと、前記選択ステップで選択した処理装置を識別する処理装置情報を前記指示装置に送信する装置情報送信ステップとを備えることを特徴とする。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
≪実施の形態1≫
<概要>
実施の形態1に係る情報処理システムは、ネットワークに接続された複数の装置が、ユーザーからなされた処理要求を連携して処理する従来の情報処理システムを改良したものである。
一般家庭等に設置された各装置は、各装置のユーザーにより、任意のタイミングで装置に設けられた主電源スイッチのOFF操作や電源ケーブルの引き抜き等がなされる可能性があり、連携処理中にこのような操作がなされると、連携処理が停止してしまうことになる。
そこで、本実施の形態に係る情報処理システムは、ユーザーから処理要求を受領した装置(以下、「指示装置」という)が、他の装置(以下、「処理装置」という)の中から、指示装置と連携して処理させる装置(以下、「連携対象装置」という)として、所定の電力供給の確実性の基準を満たす処理装置を選択するよう構成したものである。
指示装置は、各処理装置が備える機能を示す情報(以下、「提供機能テーブル」という)と各処理装置の電力供給の確実性を示す情報(以下、「電力供給属性テーブル」という)と実行させる機能毎にその機能を実行させる処理装置に要求される電力供給の確実性の基準を示す情報(以下、「基準情報テーブル」という)とを記憶し、これらのテーブルに基づいて、連携対象装置の選択を行う。なお、各テーブルを構成するデータは、指示装置が各処理装置から収集したものである。
例えば、ユーザーからの処理要求として、H.264規格に準拠した形式で放送されるTV番組(以下、「H.264形式の番組」という)の録画要求を受領したDVD/HDDレコーダー(指示装置)が、H.264形式の番組を受信するためのチューナー機能を有しない場合、提供機能テーブルに基づいて、該当のチューナー機能を備える複数の処理装置(例えば、デジタルTV受信機)を連携対象装置の候補として選出し、基準情報テーブルに基づいて、該当のチューナー機能を実行させる処理装置に要求される電力供給の確実性の基準(例えば、電源ケーブルの引き抜きが可能な処理装置の選択を許可しないという基準)を取得し、電力供給属性テーブルに基づいて、連携対象装置の候補の中から、取得した電力供給の確実性の基準を満たした処理装置を連携対象装置として選択する。
一般的に、TV番組の放送はリアルタイムに行われるため、処理装置において電力供給が遮断され、上記チューナー機能の実行が中断すれば、中断中に放送された番組の一部を受信できなくなってしまう。即ち、上記チューナー機能の実行は中断が許されないものである。
このように、指示装置は、処理装置に実行させる機能(以下、「連携対象機能」という)の内容に応じた電力供給の確実性の基準を満たす処理装置を連携対象装置として選択するため、実行の中断が許されないような連携対象機能を、安定した電力供給が期待できる連携対象装置に実行させることができ、連携対象処理実行中に連携対象装置の電力供給が遮断されることによる連携処理中断の可能性を低減できる。
<構成>
<情報処理システムの構成>
まず、実施の形態1に係る情報処理システムの構成について説明する。
図1は、実施の形態1に係る情報処理システム100のシステム構成図である。
同図に示すように、家庭A内の家庭内ネットワーク112と広域ネットワーク114とが回線113を介して接続され、広域ネットワーク114と家庭B内の家庭内ネットワーク119とが回線115を介して接続されている。回線113と回線115とは、電話線による接続、光回線、無線接続等の接続方式により、家庭内ネットワーク112又は家庭内ネットワーク119から広域ネットワーク114に接続するための回線である。
ここで、家庭内ネットワーク112は、家庭A内に敷設されたLAN(Local Area Network)であり、家庭内ネットワーク112には、家庭A内に設置されたTV受信機101、DVD/HDDレコーダー102、冷蔵庫103、エアコン104、オーディオ機器105、玄関ドアホン106、監視カメラ107、電話器108、照明器具109、ビデオカメラ110、パーソナルコンピュータ111が接続されている。
広域ネットワーク114には、パーソナルコンピュータ116、携帯電話117、自動車118が接続されている。
家庭内ネットワーク119は、家庭B内に敷設されたLANであり、家庭内ネットワーク119には、家庭B内に設置されたTV受信機120、DVD/HDDレコーダー121が接続されている。
家庭内ネットワーク112、119及び広域ネットワーク114に接続している各装置は、ユーザーから処理要求を受領すると、その処理要求に対応する処理を必要に応じて他の装置と連携しながら実行するものであり、各装置は、指示装置にも、処理装置にもなり得る。
<指示装置の構成>
次に、指示装置の機能構成について説明する。
図2は、指示装置200の機能構成図である。
指示装置200は、同図に示すとおり、テーブル情報受信部201、記憶部202、ヒューマンインターフェース203、解析部204、実行制御部205、実行部206、指示送信部207、ネットワークインターフェース208を含んで構成される。
また、指示装置200は、図示していないが、CPU(Central Processing Unit)を備え、上述のテーブル情報受信部201、解析部204、実行制御部205、実行部206、指示送信部207の各機能は、記憶部202に記憶されているプログラムをCPUに実行させることにより実現される。なお、本発明における電力情報受信手段はテーブル情報受信部201に相当し、本発明における選択手段は実行制御部205に相当する。
テーブル情報受信部201は、各処理装置から送信された、その処理装置を識別する装置名とその処理装置が備える機能を示す情報(以下、「機能情報」という)とその処理装置の電力供給の確実性を示す情報(以下、「電力情報」)とを、ネットワークインターフェース208を介して受信し、受信した機能情報と電力情報とを記憶部202に記憶された後述する提供機能テーブルと電力供給属性テーブルとに反映させる機能を有する。
記憶部202は、不揮発性のRAM(Random Access Memory)であり、連携対象装置を選択する際に使用する提供機能テーブルと電力供給属性テーブルと基準情報テーブルと、自装置についての機能情報とを記憶する。各テーブルの構成については、後述する。
ヒューマンインターフェース203は、入出力装置であり、例えばリモコン、キーボード、マイクロホン等の入力装置によりユーザーからの処理要求を受け付け、受け付けた処理要求を解析部204に転送し、また、後述する実行制御部205から受領した、ユーザーからの処理要求に対する実行結果を、例えばディスプレイ、スピーカー、ヘッドホン、LED等の出力装置により出力する機能を有する。
解析部204は、ヒューマンインターフェース203を介してユーザーから受け付けた処理要求の内容を解析し、その処理要求に対応する処理を実行するために必要な機能を示す情報(以下、「要求機能情報」という)を実行制御部205に送出する機能を有する。
実行制御部205は、解析部204から受領した要求機能情報に基づいて、ヒューマンインターフェース203がユーザーから受け付けた処理要求に対応する処理の実行に、他の処理装置との連携が必要か否かを判定する機能を有する。
また、他の処理装置との連携が必要と判定した場合には、連携対象装置を選択し、選択した連携対象装置を識別するための装置名と、その連携対象装置に実行させる連携対象機能を示す情報(以下、「連携対象機能情報」という)を指示送信部207に送出する機能を有する。
連携対象装置の選択は、記憶部202に記憶されている提供機能テーブルと電力供給属性テーブルと基準情報テーブルとに基づいて行う。具体的には、連携対象機能情報が示す連携対象機能を備え、かつ連携対象機能を実行する処理装置に必要とされる電力供給の確実性の基準を満たす処理装置を連携対象装置として選択する。
また、実行制御部205は、要求機能情報が示す機能のうち、自装置が備える機能については、自装置で実行するよう実行部206を制御し、ユーザーから受け付けた処理要求に対応する処理の実行結果をヒューマンインターフェース203に送出する機能を有する。
実行部206は、実行制御部205による制御に従い、自装置が備える機能を実行し、実行結果を実行制御部205に送出する機能を有する。例えば、指示装置200が、録画機能を有し、H.264形式の番組を受信するためのチューナー機能を有しないDVD/HDDレコーダーである場合、録画機能を実行して、該当のチューナー機能を有する連携対象装置からネットワークインターフェース208を介して受領したH.264形式の動画データを、HDDに録画する。
指示送信部207は、実行制御部205から受領した装置名と連携対象機能情報に基づき、連携対象装置に対する連携対象機能の実行を指示する指示データを生成し、ネットワークインターフェース208を介して生成した指示データを連携対象装置に送信する機能を有する。
指示データは、実行制御部205から受領した連携対象機能情報が示す連携対象機能を実行させるためのコマンドデータであり、連携対象機能が、例えばH.264形式の番組を受信するためのチューナー機能である場合、その番組を受信する際の周波数(チャンネル)を特定する情報やその番組の放送時間を特定する情報等のパラメータを含む、その番組の受信を指示するコマンドデータである。
ネットワークインターフェース208は、NIC(Network Interface Card)であり、ネットワーク210と接続する機能を有する。なお、ネットワーク210は、図1に示す家庭内ネットワーク112、119又は、広域ネットワーク114である。
<処理装置の構成>
次に、処理装置の機能構成について説明する。
図3は、処理装置300の機能構成図である。
処理装置300は、同図に示すとおり、ネットワークインターフェース301、指示受信部302、実行部303、テーブル情報送信部304を含んで構成される。
また、処理装置300は、図示していないが、CPUを備え、上述の指示受信部302、実行部303、テーブル情報送信部304の各機能は、後述する記憶部306に記憶されているプログラムをCPUに実行させることにより実現される。なお、本発明における電力情報送信手段はテーブル情報送信部304に相当する。
ネットワークインターフェース301は、NICであり、ネットワーク310と接続する機能を有する。なお、ネットワーク310は、図1に示す家庭内ネットワーク112、119又は、広域ネットワーク114である。
指示受信部302は、指示装置200から送信された指示データを、ネットワークインターフェース301を介して受信し、受信した指示データを実行部303に転送する機能を有する。
実行部303は、指示受信部302から受領した指示データに基づき、連携対象機能を実行し、実行結果を、ネットワークインターフェース301を介して指示装置200に送信する機能を有する。例えば、指示データが、H.264形式の番組を受信するチューナー機能を実行させるためのコマンドデータである場合、パラメータとして指定されたその番組を受信する際の周波数(チャンネル)や放送時間等に従ってTV番組を受信し、受信したTV番組の動画データを、ネットワークインターフェース301を介して、指示装置200に送信する。
テーブル情報送信部304は、ネットワークインターフェース301を介して、処理装置300を識別する装置名と、処理装置300が備える機能を示す機能情報と、処理装置300の電力供給の確実性を示す電力情報とを指示装置200に送信する機能を有し、検知部305、記憶部306、送信部307を含んで構成される。
検知部305は、電源ケーブルと電源コンセントとを介して、商用の交流電源320から実行部303に電力が供給されたことを検知する回路であり、即ち、処理装置300の起動を検知し、検知毎に送信部307に検知したことを示す検知信号を送出する機能を有する。
記憶部306は、ROM(Read Only Memory)であり、処理装置300の装置名と機能情報と電力情報と、送信部307がこれらの情報を送信する際の宛先を示す送信先情報とを記憶する。なお、送信先情報は、予めユーザー等により設定された、自装置を連携対象装置として選択することを許可する、即ち連携処理を許可する装置のIPアドレス等の宛先を示す情報である。
装置名及び機能情報は、処理装置300のメーカー等が予め設定することにより処理装置300の記憶部306に記憶される。また、電力情報は、処理装置300のメーカー等が、処理装置300の一般的な使用態様に鑑みて予め設定することにより、又は、処理装置300の設置時に設置業者やユーザーが設置状況や実際の処理装置の使用態様に鑑みて設定することにより、処理装置300の記憶部306に記憶される。
送信部307は、検知部305から検知信号を受領する毎に、即ち、処理装置300が起動する毎に、記憶部306に記憶されている装置名と機能情報と電力情報とを、記憶部306に記憶されている送信先情報に基づいて、ネットワークインターフェース301を介して送信する機能を有する。
<データ>
以下、指示装置200が使用する各テーブルについて説明する。
まず、提供機能テーブルについて説明する。
図4は、提供機能テーブル400のデータ構成と内容例を示す図である。
記憶部202に記憶されている提供機能テーブル400は、同図に示すように、処理装置毎に装置名401と提供機能402とを対応付けて記憶している。
装置名401は、ネットワークに接続された各処理装置を識別するための処理装置の名称であり、各処理装置の記憶部306に記憶されていた装置名は、この装置名401に該当する。提供機能402は、対応する処理装置が備える機能を示す情報であり、各処理装置の記憶部306に記憶されていた機能情報は、この提供機能402に該当する。
同図は、例えば、装置名が「装置A」である処理装置の提供機能は、「MPEG2 decoder」と「MPEG2 encoder」と「Downconvert」、即ち、装置名が「装置A」である処理装置は、「MPEG2デコーダ機能」と「MPEG2エンコーダ機能」と「MPEG2ダウンコンバート機能」とを備えることを示している。また、装置名が「装置B」である処理装置の提供機能は、「H.264 tuner」と「MPEG2 tuner」と「H.264 encoder」と「MPEG2 encoder」、即ち、装置名が「装置B」である処理装置は、「H.264チューナー機能」と「MPEG2チューナー機能」と「H.264エンコーダ機能」と「MPEG2エンコーダ機能」とを備えることを示している。
ここで、提供機能テーブル400の更新に関して説明する。
各処理装置は、起動毎に記憶部306に記憶されている装置名と機能情報とを指示装置200に送信するため、指示装置200のテーブル情報受信部201は、受信した装置名と機能情報とを提供機能テーブル400に反映させる。
即ち、受信した装置名と一致する装置名401を含むレコードが提供機能テーブル400に存在しない場合には、受信した装置名と機能情報とからなるレコードを追加する。また、受信した装置名と一致する装置名401を含むレコードが提供機能テーブル400に存在するが、登録されているレコードの提供機能402と受信した機能情報とに相違がある場合には、受信した機能情報により該当レコードの提供機能402を更新する。
なお、各処理装置は、起動毎に装置名と機能情報とを指示装置200に送信するため、提供機能テーブル400に登録されているレコードを定期的に削除することにより、故障等により使用されなくなった、つまりネットワークに接続されなくなった処理装置に対応するレコードは削除され、提供機能テーブル400を最新の状態に保つことも可能である。
次に、電力供給属性テーブルについて説明する。
図5は、電力供給属性テーブル500のデータ構成と内容例を示す図である。
記憶部202に記憶されている電力供給属性テーブル500は、同図に示すように、処理装置毎に装置名501と挿抜可否502と挿抜推定確度503とを対応付けて記憶している。
装置名501は、図4に示す提供機能テーブル400の装置名401と対応する各処理装置の名称である。
挿抜可否502は、対応する処理装置の電源ケーブルを電源コンセントから引き抜くことが可能か否かを示す情報であり、挿抜推定確度503は、対応する挿抜可否502が「可」、即ち電源コンセントから引き抜くことが可能である場合に、推定されるその挿抜の確度のレベルを示す情報である。各処理装置の記憶部306に記憶されていた電力情報は、この挿抜可否502と挿抜推定確度503とに該当する。
同図は、例えば、装置名が「装置A」である処理装置の挿抜可否は「可」、即ち、電源ケーブルを電源コンセントから引き抜くことが可能であり、挿抜推定確度は、「Low」(例えば、数ヶ月に1回程度)であることを示しており、装置Aの具体例としては、例えば、通常の使用態様における冷蔵庫等が挙げられる。
また、例えば、装置名が「装置C」である処理装置の挿抜可否は「不可」、即ち、電源ケーブルを電源コンセントから引き抜くことができないことを示しており、装置Cの具体例としては、例えば、壁面へ埋め込まれ、常時、商用の交流電源320から電力供給されるタイプのAV機器や、玄関ドアホンや照明装置等が挙げられる。
ここで、電力供給属性テーブル500の更新に関して説明する。
各処理装置は、上述した装置名と機能情報と同様に、起動毎に記憶部306に記憶されている電力情報を指示装置200に送信するため、指示装置200のテーブル情報受信部201は、受信した装置名と電力情報とを電力供給属性テーブル500に反映させる。
即ち、受信した装置名と一致する装置名501を含むレコードが電力供給属性テーブル500に存在しない場合には、受信した装置名と電力情報とからなるレコードを追加する。また、受信した装置名と一致する装置名501を含むレコードが電力供給属性テーブル500に存在するが、登録されているレコードの挿抜可否502及び挿抜推定確度503と受信した電力情報とに相違がある場合には、受信した電力情報により該当レコードの挿抜可否502及び挿抜推定確度503を更新する。
次に、基準情報テーブルについて説明する。
図6は、基準情報テーブル600のデータ構成と内容例を示す図である。
記憶部202に記憶されている基準情報テーブル600は、同図に示すように、連携対象機能毎に機能名601と挿抜基準602と推定確度基準603とを対応付けて記憶している。なお、基準情報テーブル600は、指示装置200のメーカー等が予め設定することにより指示装置200の記憶部202に記憶されたものである。
機能名601は、対応する連携対象機能を識別するための機能の名称である。
挿抜基準602と推定確度基準603とは、対応する連携対象機能を実行させる処理装置の選択基準を示す情報である。具体的には、挿抜基準602は、対応する連携対象機能を実行させる処理装置として、電源ケーブルを電源コンセントから引き抜くことが可能な処理装置の選択を許可するか否かを示す情報であり、推定確度基準603は、対応する挿抜基準602が、電源ケーブルを電源コンセントから引き抜くことが可能な処理装置の選択を許可することを示す場合に、許容できる挿抜の確度のレベルを示す情報である。
同図は、例えば、連携対象機能がMPEG2デコーダ機能である場合に、対応する機能名は「MPEG2 decoder」であり、MPEG2デコーダ機能を実行させる処理装置の挿抜基準は「可」、即ち、電源ケーブルを電源コンセントから引き抜くことが可能な処理装置の選択を許可するものであり、推定確度基準は「Normal以下」、即ち、例えば、1ヶ月に1回程度以下の挿抜確度であれば許容できることを示している。
また、例えば、連携対象機能がH.264チューナー機能である場合に、対応する連携対象機能の機能名は「H.264 tuner」であり、H.264チューナー機能を実行させる処理装置の挿抜基準は「不可」、即ち、電源ケーブルを電源コンセントから引き抜くことが可能な処理装置の選択を許可しないものであることを示している。
<動作>
以下、上記構成を備え、上記データを扱う指示装置200の動作を説明する。
図7は、指示装置200の連携対象装置の選択処理を示すフローチャートである。
ヒューマンインターフェース203を介して、ユーザーからの処理要求を受け付けた解析部204は、処理要求の内容を解析し、その処理要求に対応する処理を実行するために必要となる機能を示す要求機能情報を実行制御部205に送出する。
実行制御部205は、解析部204から要求機能情報を受領すると、ヒューマンインターフェース203がユーザーから受け付けた処理要求に対応する処理の実行に、他の処理装置との連携が必要か否かを判定する(ステップS701)。即ち、受領した要求機能情報が示す全ての機能が、記憶部202に記憶されている自装置についての機能情報が示す機能に含まれている場合には、連携は不要と判定し、自装置についての機能情報が示す機能に含まれていない機能が存在する場合には、連携が必要と判定する。
他の処理装置との連携が必要な場合には(ステップS701:Y)、実行制御部205は、記憶部202に記憶された提供機能テーブル400に基づき、自装置が備えていない機能(連携対象機能)を備える処理装置を連携対象装置の候補として選出し(ステップS702)、連携対象機能を実行させる処理装置の挿抜基準と推定確度基準とを、記憶部202に記憶された基準情報テーブル600から取得する(ステップS703)。
実行制御部205は、電力供給属性テーブル500に基づいて、ステップS702において連携対象装置の候補として選出した処理装置の中から、ステップS703において取得した挿抜基準と推定確度基準とを満たす1台の処理装置を連携対象装置として選択し(ステップS704)、選択した連携対象装置を識別する装置名と連携対象機能を示す連携対象機能情報を指示送信部207に送出する。
指示送信部207は、実行制御部205から受領した装置名と連携対象機能情報に基づき、装置名が示す連携対象装置に対する連携対象機能の実行を指示する指示データを生成し、ネットワークインターフェース208を介して生成した指示データを連携対象装置に送信する(ステップS705)。なお、指示データを生成する際に必要なパラメータに関する情報は、解析部204から取得する。また、連携対象装置に対する指示データの送信には、連携対象装置の宛先を示すIPアドレス等の情報が必要となるが、予め、ユーザー等により記憶された、処理装置毎に装置名とIPアドレス等の宛先とを対応付けて記憶した情報を用いてもよいし、各処理装置から装置名等を受信した際に各送信元を示すIPアドレス等の情報を収集することができるため、この情報を用いてもよい。
実行制御部205は、ユーザーから受け付けた処理要求に対応する処理を実行するために、自装置が実行すべき機能があるか否かを判定する(ステップS706)。即ち、受領した要求機能情報が示す機能に、記憶部202に記憶されている自装置についての機能情報が示す機能が含まれている場合には、自装置が実行すべき機能があると判定する。
自装置が実行すべき機能がある場合には(ステップS706:Y)、実行制御部205は、実行部206に自装置が備える機能を実行させ(ステップS707)、実行制御部205は、連携対象装置の選択処理を終了する。
ステップS706において、自装置が実行すべき機能がない場合には(ステップS706:N)、実行制御部205は、連携対象装置の選択処理を終了する。
ステップS701において、他の処理装置との連携が不要な場合には(ステップS701:N)、ステップS707に進む。
<具体例を用いた動作>
次に、ここまで説明してきた指示装置200の動作を、図4の提供機能テーブル400と図5の電力供給属性テーブル500と図6の基準情報テーブル600との内容例を用いて、図7に即して具体的に説明する。
なお、指示装置200は、録画機能と再生機能とを備えるDVD/HDDレコーダーであり、ユーザーからH.264形式の番組の録画要求を処理要求として受領した場合を例に説明する。
指示装置200のヒューマンインターフェース203を介して、ユーザーからの処理要求(H.264形式の番組の録画要求)を受け付けた解析部204は、処理要求の内容を解析し、その処理要求に対応する処理を実行するために必要となる機能(H.264チューナー機能と録画機能)を示す要求機能情報を実行制御部205に送出する。
実行制御部205は、解析部204から要求機能情報を受領すると、ヒューマンインターフェース203がユーザーから受け付けた処理要求に対応する処理の実行に、他の処理装置との連携が必要か否かを判定する(ステップS701)。
受領した要求機能情報が示す全ての機能(H.264チューナー機能と録画機能)が、記憶部202に記憶されている自装置についての機能情報が示す機能(録画機能と再生機能)に含まれていないため、即ち、H.264チューナー機能が含まれていないため、実行制御部205は連携が必要と判定し(ステップS701:Y)、実行制御部205は、記憶部202に記憶された提供機能テーブル400に基づき、連携対象機能(H.264チューナー機能)を備える処理装置(装置Bと装置C)を連携対象装置の候補として選出する(ステップS702)。
実行制御部205は、連携対象機能を実行させる処理装置の挿抜基準と推定確度基準とを、記憶部202に記憶された基準情報テーブル600から取得する(ステップS703)。即ち、連携対象機能(H.264チューナー機能)に対応する挿抜基準602「不可」(つまり、電源ケーブルを電源コンセントから引き抜くことが可能な処理装置の選択を許可しない)を取得する。
実行制御部205は、ステップS702において連携対象装置の候補として選出した処理装置(装置Bと装置C)の中から、電力供給属性テーブル500の挿抜可否502が、ステップS703において取得した処理装置の挿抜基準602(不可)である処理装置(装置C)を連携対象装置として選択し(ステップS704)、選択した連携対象装置を識別する装置名(装置C)と連携対象機能を示す連携対象機能情報(H.264 tuner)を指示送信部207に送出する。
指示送信部207は、実行制御部205から受領した装置名(装置C)と連携対象機能情報(H.264 tuner)に基づき、受領した装置名が示す連携対象装置に対する連携対象機能の実行を指示する指示データを生成し、ネットワークインターフェース208を介して生成した指示データを連携対象装置に送信する(ステップS705)。
実行制御部205は、ユーザーから受け付けた処理要求に対応する処理を実行するために、自装置が実行するべき機能があるかを判定し(ステップS706)、受領した要求機能情報が示す機能(H.264チューナー機能と録画機能)に、記憶部202に記憶されている自装置についての機能情報が示す機能(録画機能)が含まれているため、自装置が実行すべき機能があると判定し(ステップS706:Y)、実行制御部205は、実行部206に自装置が備える機能(録画機能)を実行させるよう制御し、実行部206は、従来から行われている装置間の連携技術により、連携対象装置(装置C)から送信されてくるH.264規格に準拠した動画データをHDD(図示しない)に録画する処理を行い(ステップS707)、連携対象装置の選択処理を終了する。
このように、指示装置200は、連携対象機能の内容に応じた電力供給の確実性の基準を満たす処理装置を連携対象装置として選択するため、チューナー機能等、実行の中断が許されないような機能を、安定した電力供給が期待できる処理装置に実行させることができ、連携対象処理実行中に処理装置の電力供給が遮断されることによる連携処理中断の可能性を低減させることができる。
なお、ステップS704において、挿抜基準と推定確度基準とを満たす処理装置が複数ある場合には、その複数の処理装置のうちの任意の1台を連携対象装置として選択すればよく、例えば、電力供給属性テーブル500の装置名でソートした結果、レコードの表示順において最初に表示される装置、つまり、挿抜基準と推定確度基準とを満たす処理装置が「装置A」と「装置B」である場合には、表示順が最初になる「装置A」を選択すればよい。
≪変形例1≫
<概要>
実施の形態1において、指示装置200は、各処理装置が電源ケーブルを電源コンセントから引き抜くことが可能か否かを示す挿抜可否502と挿抜の確度のレベルを示す挿抜推定確度503とを含む電力供給属性テーブル500を用いて連携対象装置を選択するものとして説明した。
以下では、電力供給属性テーブル500を異なる項目からなる電力供給属性テーブルに替えた変形例について、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
<データ>
以下、指示装置200が使用する電力供給属性テーブルについて説明する。
図8は、電力供給属性テーブル800のデータ構成と内容例を示す図である。
電力供給属性テーブル800は、指示装置200の記憶部202に記憶されており、同図に示すように、処理装置毎に装置名501と電池有無801と最大稼動時間802とを対応付けて記憶している。装置名501は、電力供給属性テーブル500と同様であるため説明は省略する。
電池有無801は、対応する処理装置が内蔵電池(バッテリー)を備えるか否かを示す情報であり、最大稼動時間802は、対応する電池有無801が「有」、即ち対応する処理装置がバッテリーを備える場合に、そのバッテリーによる最大稼動時間を示す情報である。各処理装置のメーカー等が予め設定することにより、各処理装置の記憶部306に記憶されていた電力情報は、この電池有無801と最大稼動時間802とに該当する。
同図は、例えば、装置名が「装置A」である処理装置の電池有無は「有」、即ちバッテリーを備えており、そのバッテリーによる最大稼動時間は「1時間」であることを示している。また、装置名が「装置C」である処理装置の電池有無は「無」、即ちバッテリーを備えてないことを示している。
なお、電力供給属性テーブル800の更新に関しては、電力供給属性テーブル500の更新と同様であるため、説明は省略する。
次に、基準情報テーブルについて説明する。
図9は、基準情報テーブル900のデータ構成と内容例を示す図である。
記憶部202に記憶されている基準情報テーブル900は、同図に示すように、連携対象機能毎に機能名601と電池基準901と最大稼動時間基準902とを対応付けて記憶している。
なお、基準情報テーブル900は、指示装置200のメーカー等が予め設定することにより指示装置200の記憶部202に記憶されたものである。また、機能名601は、基準情報テーブル600と同様であるため説明は省略する。
電池基準901と最大稼動時間基準902とは、対応する連携対象機能を実行させる処理装置の選択基準を示す情報である。具体的には、電池基準901は、その連携対象機能を実行させる処理装置として、バッテリーを備える処理装置の選択を許可するか否かを示す情報であり、最大稼動時間基準902は、対応する電池基準901が、バッテリーを備える処理装置の選択を許可することを示す場合に、許容できるバッテリーによる最大稼動時間を示す情報である。
同図は、例えば、連携対象機能がMPEG2デコーダ機能である場合に、対応する機能名は「MPEG2 decoder」であり、MPEG2デコーダ機能を実行させる処理装置の電池基準は「可」、即ち、バッテリーを備える処理装置の選択を許可するものであり、その際許容できる最大稼動時間は「2時間以上」であることを示している。
また、例えば、連携対象機能がH.264チューナー機能である場合に、対応する機能名は「H.264 tuner」であり、H.264チューナー機能を実行させる処理装置の電池基準は「不可」、即ち、バッテリーを備える処理装置の選択を許可しないものであることを示している。
バッテリーを備える処理装置において、バッテリーによる稼動がなされている場合に、連携処理中にバッテリー切れになることによって、連携処理が中断することになる。そのため、チューナー機能等、中断が許されないような機能を、バッテリーを備えない処理装置に実行させることにより、バッテリー切れによる連携処理の中断は発生し得ず、処理装置の電力が遮断されることによる連携処理中断の可能性を低減させることができる。
また、バッテリーを備える処理装置に連携対象機能を実行させる場合でも、バッテリーによる最大稼動時間がより長い処理装置を連携対象装置として選択することにより、連携処理中にバッテリー切れになる可能性を低減でき、バッテリー切れによる連携処理中断の可能性を低減できる。
≪実施の形態2≫
<概要>
実施の形態1に係る処理装置300は、予め記憶部306に記憶されていた電力情報を指示装置200に送信するものとして説明した。
実施の形態2に係る処理装置は、自装置の実行部303に対し、商用の交流電源から電力が供給されたことを検知すると、検知する毎に記憶部306に記憶された電力情報の内容を更新し、更新された電力情報を実施の形態2に係る指示装置に送信するものである。以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
<指示装置の構成>
まず、実施の形態2に係る指示装置の機能構成について説明する。
実施の形態2に係る指示装置200は、基本的には実施の形態1に係る指示装置200と同様の構成を有する。ただし、実施の形態1に係る指示装置200の実行制御部205は、記憶部202に記憶されている提供機能テーブルと電力供給属性テーブルと基準情報テーブルとに基づいて連携対象装置の選択を行うものとして説明したが、実施の形態2に係る指示装置200の実行制御部205は提供機能テーブルと電力供給属性テーブルとに基づいて連携対象装置の選択を行う点で異なる。つまり、基準情報テーブルを使用しない点が異なる。
<処理装置の構成>
次に、実施の形態2に係る処理装置の機能構成について説明する。
図10は、処理装置1000の機能構成図である。
処理装置1000は、同図に示すとおり、ネットワークインターフェース301、指示受信部302、実行部303、テーブル情報送信部1001を含んで構成される。テーブル情報送信部1001以外は、実施の形態1に係る処理装置300と同様であるため、以下では、テーブル情報送信部1001について説明する。
なお、処理装置1000は、図示していないが、CPUを備え、上述のテーブル情報送信部1001の機能は、記憶部306に記憶されているプログラムをCPUに実行させることにより実現される。
テーブル情報送信部1001は、実施の形態1に係るテーブル情報送信部304と基本的には同様の機能を有するが、電力情報の内容を更新可能な点で、テーブル情報送信部304とは異なる。
具体的には、テーブル情報送信部1001は、検知部305、記憶部306、送信部307、更新部1002を含んで構成される。更新部1002以外は、テーブル情報送信部304と同様であるため説明は省略する。ただし、検知部305が検知毎に送出する検知信号は、送信部307にではなく、更新部1002に送出されるものとする。
更新部1002は、検知部305から検知信号を受領する毎、即ち商用の交流電源320から実行部303に電力が供給されたことを検知する毎に、記憶部306に記憶された、実行部303への商用の交流電源320からの電力供給が遮断された回数である電力情報を1増加させる機能を有する。ここで、電力情報の初期値は「0」であり、処理装置1000のメーカー等により予め設定されているものとする。
<データ>
次に、実施の形態2に係る指示装置200が使用する電力供給属性テーブルについて説明する。
図11は、電力供給属性テーブル1100のデータ構成と内容例を示す図である。
実施の形態2に係る指示装置200の記憶部202に記憶されている電力供給属性テーブル1100は、同図に示すように、処理装置毎に装置名501と遮断回数1101とを対応付けて記憶している。装置名501は、図5に示す電力供給属性テーブル500の装置名501と同様であるため、説明は省略する。
遮断回数1101は、対応する処理装置の実行部303に対する商用の交流電源320からの電力供給が遮断された回数を示す情報、即ち主電源スイッチのOFF操作や電源ケーブルの引き抜きなどにより実行部303への電力供給が遮断された回数を示す情報である。各処理装置の記憶部306に記憶されていた電力情報は、この遮断回数1101に該当する。
同図は、例えば、装置名が「装置A」である処理装置に対する電力供給の遮断回数は「174回」であることを示しており、装置名が「装置C」である処理装置に対する電力供給の遮断回数は「0回」であることを示している。
つまり、実行部303に対する商用の交流電源320からの電力供給が遮断された回数が「0回」である「装置C」は、「装置A」と比較し、安定した電力供給が期待できる処理装置であるといえ、「装置C」を連携対象装置として選択することによって、連携対象装置の電力が遮断されることによる連携処理中断の可能性を低減させることができることを示している。
なお、電力供給属性テーブル1100の更新に関しては、電力供給属性テーブル500の更新と同様であるため、説明は省略する。
<動作>
実施の形態2に係る指示装置200の動作を説明する。
図12は、実施の形態2に係る指示装置200の連携対象装置の選択処理を示すフローチャートである。同図に示す連携対象装置の選択処理は、図7に示す実施の形態1に係る指示装置200の連携対象装置の選択処理のうち、ステップS703とステップS704とをステップS1201に替えたものである。従って、以下では、ステップS1201のみについて説明する。
ステップS1201では、実施の形態2に係る指示装置200の実行制御部205は、電力供給属性テーブル1100に基づいて、ステップS702において選出した処理装置の中から、遮断回数1101が最小の処理装置を連携対象装置として選択する。
以下、ステップS1201の処理を、図4の提供機能テーブル400と図11の電力供給属性テーブル1100との内容例を用いて説明する。なお、ステップS702において、図4に示す提供機能テーブル400に基づき、装置名が「装置B」と「装置C」との2つの処理装置が連携対象装置の候補として選出されているものとする。
実施の形態2に係る指示装置200の実行制御部205は、電力供給属性テーブル1100に基づいて、ステップS702において選出した処理装置(装置Bと装置C)の中から、遮断回数1101が最小の処理装置(装置C)を連携対象装置として選択する(ステップS1201)。
このように、実施の形態2に係る指示装置200は、連携対象機能を備える処理装置から電源供給が遮断された回数が最少の処理装置を選択するため、チューナー機能等、実行の中断が許されないような機能を、比較的安定した電力供給が期待できる連携対象装置に実行させることができ、連携対象機能実行中に処理装置の電力供給が遮断されることによる連携処理中断の可能性を低減させることができる。
なお、実施の形態2では、基準情報テーブルを用いることなく、連携対象装置の選択を行う例を示したが、実施の形態2に係る基準情報テーブルとして、連携対象機能毎に許容できる遮断回数の基準を設定し、実施の形態2に係る指示装置200の記憶部202に記憶させることによって、実施の形態1に係る指示装置200と同様の連携対象装置の選択処理を行うことも、もちろん可能である。
≪変形例2≫
<概要>
実施の形態2に係る処理装置1000の更新部1002は、検知部305が主電源スイッチのOFF操作や電源ケーブルの引き抜きなどにより実行部303への電力供給が遮断されたことを検知する毎に、実行部303への電力供給が遮断された回数を更新するものとして説明した。即ち、更新部1002は、実行部303への電力供給の遮断原因を区別せず、電力供給が遮断された回数を更新していた。
以下では、更新部1002について、実行部303への電力供給の遮断原因毎の遮断回数を更新するものに替えた変形例について、実施の形態2との相違点を中心に説明する。なお、変形例2に係る指示装置200は、記憶する電力供給属性テーブルの内容以外は、実施の形態2に係る指示装置200と同様である。
<処理装置の構成>
まず、変形例2に係る処理装置1300の機能構成について説明する。
図13は、処理装置1300の機能構成図である。
処理装置1300は、同図に示すとおり、ネットワークインターフェース301、指示受信部302、実行部303、主電源制御部1301、テーブル情報送信部1303を含んで構成される。主電源制御部1301とテーブル情報送信部1303と以外は、実施の形態2に係る処理装置1000と同様であるため、説明は省略する。
なお、処理装置1300は、図示していないが、CPUを備え、主電源制御部1301とテーブル情報送信部1303との各機能は、記憶部306に記憶されているプログラムをCPUに実行させることにより実現される。
主電源制御部1301は、商用の交流電源320から供給された電力を実行部303に供給するか否かを制御する機能を有する。
具体的には、主電源制御部1301は、ユーザーが操作可能な主電源スイッチを有し、主電源スイッチが押下される毎に、実行部303に電力を供給する状態(以下、「供給状態」という)と実行部303に電力を供給しない状態(以下、「遮断状態」という)との切り替えを行う。また、主電源制御部1301は、現在の状態が供給状態か遮断状態かを識別可能なフラグ情報1302を記憶し、切り替え毎に切り替え後の状態を示すようフラグ情報1302を更新する。
なお、主電源スイッチが押下され、主電源制御部1301が遮断状態になった場合でも、処理装置1300の電源ケーブルが電源コンセントに挿入されている限り、主電源制御部1501に対する交流電源320からの電力供給はなされている。また、処理装置1300の電源ケーブルが電源コンセントに挿入され、主電源制御部1301に対し、商用の交流電源320からの電力供給が開始された際のフラグ情報1302は、遮断状態を示しているものとする。
テーブル情報送信部1303は、基本的には、実施の形態2に係るテーブル情報送信部1001と同様の機能を有するが、実行部303への電力供給が遮断された原因に応じた電力情報の項目を更新する点で、テーブル情報送信部1001とは異なる。
テーブル情報送信部は、記憶部306、送信部307、検知部1304、更新部1305を含んで構成される。検知部1304と更新部1305と以外は、テーブル情報送信部1001と同様であるため、説明は省略する。
検知部1304は、電源ケーブルと電源コンセントとを介して、商用の交流電源320から電力が供給されたことを検知する回路であり、即ち、引き抜かれていた電源ケーブルが電源コンセントに挿入されることによって、交流電源320から電力が供給されたことを検知し、検知毎に更新部1305に検知信号を送出する機能を有する。
更新部1305は、検知部1304からの検知信号の受信状況とフラグ情報1302が示す主電源制御部1301の状態の変化とに応じて、実行部303への電力供給の遮断原因を判定し、記憶部306に記憶された遮断原因毎の遮断回数である電力情報を更新する機能を有する。
具体的には、検知部1304から検知信号を受信した際に、フラグ情報1302が遮断状態から供給状態に変化した場合には、遮断原因を、電源ケーブルの引き抜きによるものと判定し、記憶部306に記憶されている電力情報のうち、電源ケーブルの引き抜き回数を示す交流電源遮断回数を1増加させる。
一方、検知部1304から検知信号を受信することなく、フラグ情報1302が遮断状態から供給状態に変化した場合には、遮断原因を、主電源スイッチのOFF操作によるものと判定し、記憶部306に記憶されている電力情報のうち、主電源スイッチのOFF操作回数を示す主電源遮断回数を1増加させる。
なお、電力情報の交流電源遮断回数及び主電源遮断回数の初期値は「0」であり、処理装置1300のメーカー等により予め設定されているものとする。
<データ>
次に、変形例2に係る指示装置200が使用する電力供給属性テーブルについて説明する。
図14は、電力供給属性テーブル1400のデータ構成と内容例を示す図である。
変形例2に係る指示装置200の記憶部202に記憶されている電力供給属性テーブル1400は、同図に示すように、処理装置毎に装置名501と交流電源遮断回数1401と主電源遮断回数1402とを対応付けて記憶している。装置名501は、図11に示す電力供給属性テーブル1100の装置名501と同様であるため、説明は省略する。
交流電源遮断回数1401は、対応する処理装置に対し、商用の交流電源320からの電力供給が遮断された回数を示す情報、即ち電源ケーブルの引き抜きにより電力供給が遮断された回数を示す情報である。また、主電源遮断回数1402は、対応する処理装置において主電源スイッチのOFF操作により実行部303への電力供給が遮断された回数を示す情報である。各処理装置の記憶部306に記憶されていた電力情報は、この交流電源遮断回数1401と主電源遮断回数1402とに該当する。
同図は、例えば、装置名が「装置B」である処理装置の交流電源遮断回数は「160回」、即ち、電源ケーブルの引き抜きにより電力供給が遮断された回数は「160回」であり、主電源遮断回数は「10回」、即ち、主電源スイッチのOFF操作により、実行部303への電力供給が遮断された回数は「10回」であることを示している。
装置名が「装置B」である処理装置のように、交流電源遮断回数1401が多い処理装置は、主電源スイッチがONの状態で電源ケーブルが引き抜かれるという、処理装置の故障につながりかねない危険な操作がユーザーによって頻繁に行われていることを示している。
この点で、交流電源遮断回数1401が最少の処理装置は、比較的安定した電力供給が期待できる処理装置であると考えることができ、交流電源遮断回数1401が最少の処理装置を連携対象装置として選択することにより、チューナー機能等、実行の中断が許されないような機能を、比較的安定した電力供給が期待できる連携対象装置に実行させることができ、連携対象機能実行中に処理装置の電力供給が遮断されることによる連携処理中断の可能性を低減させることができる。
また、交流電源遮断回数1401が最少の処理装置が複数存在する場合には、その複数の処理装置の中で、主電源遮断回数1402が最少の処理装置を連携対象装置として選択することにより、同様に連携対象機能実行中に処理装置の電力供給が遮断されることによる連携処理中断の可能性を低減させることができる。
なお、電力供給属性テーブル1400の更新に関しては、電力供給属性テーブル1100の更新と同様であるため、説明は省略する。
≪変形例3≫
<概要>
変形例2の電力供給属性テーブル1400は、各処理装置において電源ケーブルの引き抜きにより電力供給が遮断された回数を示す交流電源遮断回数1401と主電源スイッチのOFF操作により実行部303への電力供給が遮断された主電源遮断回数1402とを含むものとして説明した。
以下では、電力供給属性テーブル1400の主電源遮断回数1402を、主電源スイッチのOFF操作により実行部303への電力供給が遮断されていた時間(以下、「主電源遮断時間」という)に替えた変形例について、変形例2との相違点を中心に説明する。なお、変形例3に係る指示装置200は、記憶する電力供給属性テーブルの内容以外は、変形例2に係る指示装置200と同様である。
<処理装置の構成>
まず、変形例3に係る処理装置1500の機能構成について説明する。
図15は、処理装置1500の機能構成図である。
処理装置1500は、同図に示すとおり、ネットワークインターフェース301、指示受信部302、実行部303、主電源制御部1501、テーブル情報送信部1503を含んで構成される。主電源制御部1501とテーブル情報送信部1503と以外は、変形例2に係る処理装置1300と同様であるため、説明は省略する。
なお、処理装置1500は、図示していないが、CPUを備え、主電源制御部1501とテーブル情報送信部1503との各機能は、記憶部306に記憶されているプログラムをCPUに実行させることにより実現される。
主電源制御部1501は、変形例2に係る主電源制御部1301が備える機能に加え、主電源スイッチのOFF操作により、実行部303への電力供給が遮断されていた主電源遮断時間を計時する機能を有する。この主電源遮断時間の計時は、主電源制御部1501が有する計時部1502により実現される。計時部1502は、主電源スイッチのOFF操作がなされると、即ち主電源制御部1501が遮断状態になると計時を開始し、次に主電源スイッチがユーザーにより操作されるまで(ON操作されるまで)、即ち主電源制御部1501が供給状態になるまでの経過時間を計時可能なタイマー回路である。
テーブル情報送信部1503は、基本的には、変形例2に係るテーブル情報送信部1303と同様の機能を有するが、主電源制御部1501の計時部1502が計時する主電源遮断時間を電力情報に反映する点で、テーブル情報送信部1303とは異なる。
テーブル情報送信部1503は、記憶部306、送信部307、検知部1304、更新部1504を含んで構成される。更新部1504以外は、テーブル情報送信部1303と同様であるため、説明は省略する。
更新部1504は、変形例2に係る更新部1305による電力情報の主電源遮断回数の更新に替えて、電力情報の主電源遮断時間の更新を行う機能を有する。
具体的には、主電源スイッチのOFF操作により、電力供給が遮断されたと判定された場合、即ち、検知部1304から検知信号を受信することなく、フラグ情報1302が遮断状態から供給状態に変化した場合に、計時部1502により計時されている主電源遮断時間を取得し、取得した主電源遮断時間を、記憶部306に記憶された電力情報の主電源遮断時間に加える処理を行う。なお、電力情報の主電源遮断時間の初期値は「0」であり、処理装置1500のメーカー等により予め設定されているものとする。
<データ>
次に、変形例3に係る指示装置200が使用する電力供給属性テーブルについて説明する。
図16は、電力供給属性テーブル1600のデータ構成と内容例を示す図である。
変形例3に係る指示装置200の記憶部202に記憶されている電力供給属性テーブル1600は、同図に示すように、処理装置毎に装置名501と交流電源遮断回数1401と主電源遮断時間1601とを対応付けて記憶している。装置名501と交流電源遮断回数1401とは、図14に示す電力供給属性テーブル1400と同様であるため、説明は省略する。
主電源遮断時間1601は、対応する処理装置において主電源スイッチのOFF操作により実行部303への電力供給が遮断されていた時間を示す情報である。各処理装置の記憶部306に記憶されていた電力情報は、交流電源遮断回数1401と主電源遮断時間1601とに該当する。
同図は、例えば、装置名が「装置A」である処理装置の交流電源遮断回数は「0回」であり、主電源遮断時間は「1000時間」、即ち、主電源スイッチのOFF操作により、実行部303への電力供給が遮断されていた時間は「1000時間」であることを示している。
装置名が「装置A」である処理装置のように、交流電源遮断回数1401が最少であり、かつ、主電源遮断時間が最長である処理装置を連携対象装置として選択することによって、比較的安定した電力供給が期待できるため、連携対象機能実行中に処理装置の電力供給が遮断されることによる連携処理中断の可能性を低減させることができるだけでなく、処理装置のユーザーが未使用の時間が比較的長いため、処理装置の余剰処理能力を活用した効率的な連携処理が可能となる。
なお、電力供給属性テーブル1600の更新に関しては、電力供給属性テーブル1400の更新と同様であるため、説明は省略する。
≪変形例4≫
<概要>
実施の形態2の電力供給属性テーブル1100は、処理装置1000が連携対象機能を実行しているか否かによらず、電力供給が遮断された回数である遮断回数1101を含むものとして説明した。
以下では、電力供給属性テーブル1100の遮断回数1101を、連携対象機能実行中に遮断された回数(以下、「実行中遮断回数」という)に替えた変形例について、実施の形態2との相違点を中心に説明する。なお、変形例4に係る指示装置200は、記憶する電力供給属性テーブルの内容以外は、実施の形態2に係る指示装置200と同様である。
<処理装置の構成>
まず、変形例4に係る処理装置1700の機能構成について説明する。
図17は、処理装置1700の機能構成図である。
処理装置1700は、同図に示すとおり、ネットワークインターフェース301、指示受信部302、実行部1701、テーブル情報送信部1703を含んで構成される。実行部1701とテーブル情報送信部1703と以外は、実施の形態2に係る処理装置1000と同様であるため、説明は省略する。
なお、処理装置1700は、図示していないが、CPUを備え、実行部1701とテーブル情報送信部1703との各機能は、記憶部306に記憶されているプログラムをCPUに実行させることにより実現される。
実行部1701は、実施の形態2に係る実行部303が備える機能に加え、連携対象機能を実行中か否かを識別する機能を有する。
具体的には、実行部1701は、連携対象機能を実行中か否かを識別可能なフラグ情報1702を記憶し、連携対象機能の実行を開始する際に、実行中の状態(以下、「実行状態」という)を示すようにフラグ情報1702を更新し、連携対象機能の実行を完了する際に、実行中でない状態(以下、「未実行状態」という)を示すようにフラグ情報1702を更新する。なお、フラグ情報1702は、実行部1701内部の不揮発性のRAMに記憶されるものとする。
テーブル情報送信部1703は、実施の形態2に係るテーブル情報送信部1001が備える機能に加え、フラグ情報1702が示す実行部1701の状態に従って、記憶部306に記憶されている電力情報を更新する機能を有する。
具体的には、テーブル情報送信部1703は、検知部305、記憶部306、送信部307、更新部1704を含んで構成される。更新部1704以外は、テーブル情報送信部1001と同様であるため、説明は省略する。
更新部1704は、実行部1701のフラグ情報1702が実行状態を示している場合に、検知部305から検知信号を受領する毎に、記憶部306に記憶された、実行中遮断回数である電力情報を1増加させる機能を有する。なお、更新部1704は、実行中遮断回数である電力情報を1増加させると、未実行状態を示すように、実行部1701のフラグ情報1702を更新するものとする。また、電力情報の初期値は「0」であり、処理装置1700のメーカー等により予め設定されているものとする。
<データ>
次に、変形例4に係る指示装置200が使用する電力供給属性テーブルについて説明する。
図18は、電力供給属性テーブル1800のデータ構成と内容例を示す図である。
変形例4に係る指示装置200の記憶部202に記憶されている電力供給属性テーブル1800は、同図に示すように、処理装置毎に装置名501と実行中遮断回数1801とを対応付けて記憶している。装置名501は、図11に示す電力供給属性テーブル1100と同様であるため、説明は省略する。
実行中遮断回数1801は、対応する処理装置の実行部303が連携対象機能実行中に交流電源320からの電力供給が遮断された回数を示す情報であり、各処理装置の記憶部306に記憶されていた電力情報は、この実行中遮断回数1801に該当する。
同図は、例えば、装置名が「装置A」である処理装置の実行中遮断回数は「0回」であることを示している。
装置名が「装置A」である処理装置のように、実行中遮断回数1801が最少である処理装置を連携対象装置として選択することによって、連携対象機能実行中に比較的安定した電力供給が期待できるため、連携対象機能実行中に処理装置の電力供給が遮断されることによる連携処理中断の可能性を低減させることができる。
なお、電力供給属性テーブル1800の更新に関しては、電力供給属性テーブル1400の更新と同様であるため、説明は省略する。
≪変形例5≫
<概要>
変形例5では、実施の形態2の電力供給属性テーブル1100の遮断回数1101を、各処理装置における所定期間(例えば直近1週間)内での、1日当たりの平均稼動時間と稼動回数が多かった時間帯を示す高稼動時間帯とに替えた変形例について、実施の形態2との相違点を中心に説明する。なお、変形例5に係る指示装置200は、記憶する電力供給属性テーブルの内容以外は、実施の形態2に係る指示装置200と同様である。
<処理装置の構成>
まず、変形例5に係る処理装置1900の機能構成について説明する。
図19は、処理装置1900の機能構成図である。
処理装置1900は、同図に示すとおり、ネットワークインターフェース301、指示受信部302、実行部303、テーブル情報送信部1901を含んで構成される。テーブル情報送信部1901以外は、実施の形態2に係る処理装置1000と同様であるため、説明は省略する。
なお、処理装置1700は、図示していないが、CPUを備え、テーブル情報送信部1901の機能は、記憶部306に記憶されているプログラムをCPUに実行させることにより実現される。
テーブル情報送信部1901は、実施の形態2に係るテーブル情報送信部1001が備える機能に加え、実行部303への電力供給が開始された日時(以下、「開始日時」という)と実行部303への電力供給が遮断された日時(以下、「終了日時」という)とに基づいて、処理装置1900における所定期間(例えば直近1週間)内での、1日当たりの平均稼動時間と稼動回数が多かった時間帯を示す高稼動時間帯とからなる、記憶部306に記憶されている電力情報を更新する機能を有する。
具体的には、テーブル情報送信部1901は、記憶部306、送信部307、検知部1902、更新部1903、計時部1904を含んで構成される。検知部1902と更新部1903と計時部1904と以外は、テーブル情報送信部1001と同様であるため、説明は省略する。なお、検知部1902と更新部1903と計時部1904とには、交流電源320からの電力供給が遮断されている場合にも、処理装置1900の内蔵電池(図示しない)により電力が供給されているものとする。
検知部1902は、交流電源320から実行部303への電力供給状態の変化を検知する機能を有する。即ち、実行部303に対し電力供給が開始されたこと、及び実行部303に対し供給されていた電力が遮断されたことを検知し、検知する毎に計時部1904に検知信号を送出する。また、実行部303に対し電力供給が開始されたことを検知した場合には、更新部1903にも検知信号を送出する。
計時部1904は、検知部1902から検知信号を検知する毎に、検知の際の日時、即ち開始日時と終了日時とを計時し、記憶する機能を有する。
更新部1903は、検知部1902から検知信号を受領する毎、即ち実行部303に対し電力供給が開始されたことを検知する毎に、計時部1904に記憶されている前回稼動時の開始日時と終了日時とに基づき、前回稼動時の稼動時間と稼動時間帯を算出し、記憶部306に記憶されている、後述する稼動履歴情報に反映させる機能を有する。また、稼動履歴情報に基づいて、記憶部306に記憶する、電力情報の平均稼動時間と高稼動時間帯とを更新する機能を有する。また、電力情報の平均稼動時間と高稼動時間帯との初期値は「0」であり、処理装置1900のメーカー等により予め設定されているものとする。
<データ>
次に、処理装置1900が使用するデータについて説明する。
図20は、稼動履歴情報2000のデータ構成と内容例を示す図である。
処理装置1900の記憶部306に記憶されている稼動履歴情報2000は、同図に示すように、処理装置1900の稼動履歴毎に日付2001と稼動時間2002と時間帯別稼動履歴2003とを対応付けて記憶している。
日付2001は、対象となる稼動履歴の日付を示す情報であり、稼動時間2002は、対応する日付における処理装置1900の合計稼動時間を示す情報であり、時間帯別稼動履歴2003は、対応する日付における1時間毎に定められた時間帯での稼動状況を示す情報である。時間帯別稼動履歴2003において「1」が登録されている時間帯は、処理装置1900が稼動していた時間帯であることを示している。
同図は、例えば、対象となる稼動履歴の日付が「2007年5月1日」の処理装置1900の稼動時間は、「3時間57分」であり、時間帯別稼動履歴は「0時〜1時」と「11時〜12時」と「12時〜13時」であることを示している。
ここで、稼動履歴情報2000の更新について説明する。
処理装置1900の更新部1903は、検知部1902から検知信号を受信する毎に、計時部1904に記憶されている前回稼動時の開始日時と終了日時とに基づいて、前回稼動時の稼動時間と稼動時間帯とを算出し、対応する日付における稼動時間2002と時間帯別稼動履歴2003とにそれぞれ算出した稼動時間と稼動時間帯とを反映させる。
即ち、算出した稼動時間と稼動時間帯とに対応する日付を示す日付2001を含むレコードが稼動履歴情報2000に存在しない場合には、対応する日付と算出した稼動時間と稼動時間帯とからなるレコードを追加する。一方、該当レコードが稼動履歴情報2000に存在する場合には、該当レコードの登録されている稼動時間2002に算出した稼動時間を加え、また、算出した稼動時間帯に対応する時間帯別稼動履歴2003の時間帯に「1」を登録する。
また、記憶部306に記憶されている電力情報の更新に関して、説明する。
処理装置1900の更新部1903は、稼動履歴情報2000の更新を行う毎に、所定期間(例えば直近1週間)分に対応する稼動時間2002のデータを用いて平均稼動時間を算出して、算出した平均稼動時間により記憶部306に記憶されている電力情報の平均稼動時間を更新する。また、上記所定期間分の時間帯別稼動履歴2003のデータを用いて、各時間帯における合計稼動回数を算出して、所定回数(例えば3回)以上稼動している時間帯を高稼動時間帯として、電力情報の高稼動時間帯を更新する。
次に、変形例5に係る指示装置200が使用する電力供給属性テーブルについて説明する。
図21は、電力供給属性テーブル2100のデータ構成と内容例を示す図である。
変形例5に係る指示装置200の記憶部202に記憶されている電力供給属性テーブル2100は、同図に示すように、処理装置毎に装置名501と平均稼動時間2101と高稼動時間帯2102とを対応付けて記憶している。装置名501は、図11に示す電力供給属性テーブル1100と同様であるため、説明は省略する。
平均稼動時間2101は、対応する処理装置における所定期間(例えば直近1週間)内での1日当たりの平均稼動時間を示す情報であり、高稼動時間帯2102は、対応する処理装置において、上記所定期間内での合計稼動回数が所定回数(例えば3回)以上である時間帯を示す情報である。各処理装置の記憶部306に記憶されていた電力情報は、この平均稼動時間2101と高稼動時間帯2102とに該当する。
同図は、例えば、装置名が「装置A」である処理装置における所定期間内(例えば直近1週間)での1日当たりの平均稼動時間は「2時間13分」であり、上記所定期間内における高稼動時間帯は「11時〜13時」であることを示している。また、装置名が「装置B」である処理装置における所定期間内での1日当たりの平均稼動時間は「1時間18分」であり、上記所定期間内における高稼動時間帯は「21時〜22時」であることを示している。また、装置名が「装置D」である処理装置における所定期間内での1日当たりの平均稼動時間は「7時間24分」であり、上記所定期間内における高稼動時間帯は「10時〜17時」であることを示している。
このように、「装置D」は平均稼動時間2101が最長であり、かつ高稼動時間帯2102の幅が最大であるため、「装置D」を連携対象装置として選択することによって、連携対象機能実行中に比較的安定した電力供給が期待できるため、連携処理中断の可能性を低減させることができる。また、「装置B」のように平均稼動時間2101が最短の処理装置であっても、連携対象機能を実行する時間が高稼動時間帯に最も合致する処理装置を連携対象装置として選択することによって、連携対象機能実行中に比較的安定した電力供給が期待できるため、連携処理中断の可能性を低減させることができる。
なお、電力供給属性テーブル2100の更新に関しては、電力供給属性テーブル1100の更新と同様であるため、説明は省略する。
<動作>
以下、上記構成を備え、上記データを扱う処理装置1900の動作を説明する。
図22は、更新部1903の更新処理を示すフローチャートである。
処理装置1900の更新部1903は、処理装置1900の検知部1902から検知信号を受領すると、処理装置1900の計時部1904に記憶されている前回稼動時の開始日時と終了日時とを取得する(ステップS2201)。
更新部1903は、取得した前回稼動時の開始日時と終了日時から稼動時間と稼動時間帯を算出し、算出した稼動時間を記憶部306に記憶されている、稼動履歴情報2000の稼動時間2002に反映させ、また、算出した稼動時間帯を、稼動履歴情報2000の時間帯別稼動履歴2003に反映させる(ステップS2202)。
更新部1903は、稼動履歴情報2000の所定期間(例えば直近1週間)分の稼動時間2002のデータに基づいて平均稼動時間を算出し、算出した平均稼動時間により電力情報の平均稼動時間を更新し、また、上記所定期間分の時間帯別稼動履歴2003のデータに基づいて、所定回数(例えば3回)以上起動している時間帯を算出し、算出した時間帯により電力情報の高稼動時間帯を更新し(ステップS2203)、更新部1903は更新処理を終了する。
次に、上記処理装置1900の動作を、図20の稼動履歴情報2000の内容例を用いて、図22に即して具体的に説明する。なお、図20の稼動履歴情報2000において、日付2001が「2007年5月7日」のレコードは登録されていないものとし、処理装置1900の計時部1904には、前回稼動時の開始日時として「2007年5月7日 10時58分」が、終了日時として「2007年5月7日 12時08分」が記憶されているものとする。また、所定期間は「2007年5月1日〜2007年5月7日」の1週間であり、所定回数は「3回」であるものとする。
処理装置1900の更新部1903は、処理装置1900の検知部1902から検知信号を受領すると、処理装置1900の計時部1904に記憶されている前回稼動時の開始日時(2007年5月7日 10時58分)と終了日時(2007年5月7日 12時08分)を取得する(ステップS2201)。
更新部1903は、取得した前回稼動時の開始日時と終了日時から稼動時間(1時間10分)と稼動時間帯(11時〜12時)とを算出し、算出した稼動時間と稼動時間帯とを記憶部306に記憶されている稼動履歴情報2000に反映させる(ステップS2202)。即ち、稼動履歴情報2000において、算出した稼動時間と稼動時間帯とに対応する日付(2007年5月7日)と一致する日付2001を含むレコードがないため、日付2001を「2007年5月7日」、稼動時間2002を「1時間10分」、時間帯別稼動履歴2003を「11時〜12時」とした、つまり、11時〜12時の時間帯を「1」としたレコードを追加する。
更新部1903は、稼動履歴情報2000の所定期間(2007年5月1日〜2007年5月7日)分の稼動時間2002のデータに基づいて平均稼動時間(2時間13分)を算出し、算出した平均稼動時間を電力情報の平均稼動時間とする更新を行い、また、上記所定期間(2007年5月1日〜2007年5月7日)分の時間帯別稼動履歴2003に基づいて、所定回数(3回)以上起動している時間帯(11時〜12時及び12時〜13時、つまり11時〜13時)を算出し、算出した高稼動時間帯を電力情報の高稼動時間帯とする更新を行い(ステップS2203)、更新部1903は更新処理を終了する。
≪実施の形態3≫
<概要>
実施の形態1では、指示装置200が、記憶部202に記憶された各テーブルに基づいて、処理装置の中から連携対象装置を選択するものとして説明した。
実施の形態3に係る情報処理システムは、選択サーバーを含み、選択サーバーが記憶する各テーブルに基づいて、処理装置の中から連携対象装置を選択するものである。以下では、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
<情報処理システムの構成>
まず、実施の形態3に係る情報処理システムの構成について説明する。
図23は、実施の形態3に係る情報処理システム2300のシステム構成図である。
情報処理システム2300は、同図に示すように、ネットワーク2310を介して、DVD/HDDレコーダー2301、DVD/HDDレコーダー2302、TV受信機2303、TV受信機2304、選択サーバー2500が接続されている。
各DVD/HDDレコーダー及び各TV受信機は、指示装置にも、連携対象装置にもなり得る装置であり、各DVD/HDDレコーダー及び各TV受信機の設置場所は、同一家庭内であっても、異なる場所であってもよい。また、ネットワーク2310は、図1に示す実施の形態1に係る情報処理システム100における、家庭内ネットワーク112、回線113、広域ネットワーク114、回線115、家庭内ネットワーク119に該当するネットワークである。
<指示装置の構成>
次に、実施の形態3に係る指示装置の機能構成について説明する。
図24は、指示装置2400の機能構成図である。
指示装置2400は、同図に示すとおり、ヒューマンインターフェース203、解析部204、実行部206、指示送信部207、ネットワークインターフェース208、実行制御部2401、要求情報送信部2402、装置情報受信部2403を含んで構成される。
実行制御部2401、要求情報送信部2402、装置情報受信部2403以外については、実施の形態1に係る指示装置200と同様であるため、説明は省略する。
また、指示装置2400は、図示していないが、CPU及びメモリを備え、上述の実行制御部2401と要求情報送信部2402と装置情報受信部2403との各機能は、メモリに記憶されているプログラムをCPUに実行させることにより実現される。
実行制御部2401は、基本的には、実施の形態1に係る実行制御部205と同様の機能を有するが、他の処理装置との連携が必要と判定した場合に、実行制御部2401では連携対象装置を選択しない点で、実行制御部205とは異なる。
即ち、他の処理装置との連携が必要と判定した場合に、選択サーバー2500に連携対象装置を選択させるために、要求情報送信部2402に連携対象機能を示す連携対象機能情報を送出する。
要求情報送信部2402は、実行制御部2401から受領した連携対象機能情報を含む、連携対象装置の選択を要求する要求情報を生成し、生成した要求情報を、ネットワークインターフェース208を介して選択サーバー2500に送信する機能を有する。
装置情報受信部2403は、選択サーバー2500が選択した連携対象装置を識別する装置名とその連携対象装置のIPアドレス等の宛先を示す情報とを選択サーバー2500から受信し、受信した装置名とIPアドレス等の宛先を示す情報を実行制御部2401に転送する機能を有する。
<選択サーバーの構成>
次に、選択サーバーの機能構成について説明する。
図25は、選択サーバー2500の機能構成図である。
選択サーバー2500は、同図に示すとおり、テーブル情報受信部2501、記憶部2502、要求情報受信部2503、選択部2504、装置情報送信部2505、ネットワークインターフェース2506を含んで構成される。
また、選択サーバー2500は、図示していないが、CPUを備え、上述のテーブル情報受信部2501、要求情報受信部2503、選択部2504、装置情報送信部2505の各機能は、記憶部2502に記憶されているプログラムをCPUに実行させることにより実現される。なお、本発明における電力情報受信手段はテーブル情報受信部2501に相当する。
テーブル情報受信部2501は、実施の形態1に係る指示装置200のテーブル情報受信部201と同様、各処理装置から送信された装置名と機能情報と電力情報とを、ネットワークインターフェース2506を介して受信し、受信した装置名と機能情報と電力情報とを記憶部2502に記憶された提供機能テーブル400と電力供給属性テーブル500とに反映させる機能を有する。
記憶部2502は、不揮発性のRAMであり、実施の形態1に係る指示装置200の記憶部202と同様、提供機能テーブル400と電力供給属性テーブル500と基準情報テーブル600とを記憶する。
要求情報受信部2503は、指示装置2400からネットワークインターフェース2506を介して受信した要求情報を選択部2504に転送する機能を有する。
選択部2504は、要求情報受信部2503から受領した要求情報に含まれる、連携対象機能情報に基づいて、指示装置2400が連携対象機能を実行させる処理装置を連携対象装置として選択し、選択した連携対象装置を識別する装置名を装置情報送信部2505に送出する機能を有する。なお、連携対象装置の選択は、実施の形態1に係る指示装置200の実行制御部205と同様に、記憶部2502に記憶されている提供機能テーブル400と電力供給属性テーブル500と基準情報テーブル600とに基づいて選択するため、説明は省略する。
装置情報送信部2505は、選択部2504から受領した連携対象装置の装置名と連携対象装置のIPアドレス等の宛先を示す情報とを、ネットワークインターフェース2506を介して、指示装置2400に送信する機能を有する。なお、連携対象装置のIPアドレス等の宛先を示す情報は、実施の形態1の指示装置200の指示送信部207と同様、予め、ユーザー等により記憶された、処理装置毎に装置名とIPアドレス等の宛先とを対応付けて記憶した情報を用いてもよいし、各処理装置から装置名等を受信した際に各送信元を示すIPアドレス等の情報を用いてもよい。
ネットワークインターフェース2506は、NICであり、ネットワーク2310と接続する機能を有する。
<データ>
選択サーバー2500の記憶部2502に記憶されている提供機能テーブル400と電力供給属性テーブル500と基準情報テーブル600は、実施の形態1に係る指示装置200の記憶部202に記憶されている各テーブルと同様であるため、説明は省略する。なお、処理装置300の記憶部306に記憶されている送信先情報には、選択サーバーのIPアドレス等の宛先を示す情報が記憶されているものとする。
<動作>
<指示装置の動作>
以下、上記指示装置2400の動作を説明する。
図26は、指示装置2400の連携対象装置に対する指示データの送信処理を示すフローチャートである。同図に示す処理は、図7に示す実施の形態1に係る指示装置200の処理のうち、ステップS702〜ステップS704の処理を、ステップS2601とステップS2602との処理に替えたものである。以下では、ステップS2601とステップS2602との処理について説明する。
ステップS701において、他の処理装置との連携が必要な場合には(ステップS701:Y)、実行制御部2401は、選択サーバー2500に連携対象装置を選択させるため、要求情報送信部2402に連携対象機能を示す連携対象機能情報を送出し、要求情報送信部2402は、受領した連携対象機能情報を含む、連携対象装置の選択を要求する要求情報を生成し、生成した要求情報を、ネットワークインターフェース208を介して選択サーバー2500に送信する(ステップS2601)。
装置情報受信部2403は、選択サーバー2500から装置名とIPアドレス等の宛先を示す情報とを受信し(ステップS2602)、受信した装置名とIPアドレス等の宛先を示す情報とを実行制御部2401に転送し、実行制御部2401は受信した装置名とIPアドレス等の宛先を示す情報と連携対象機能情報とを指示送信部207に送出し、処理を終了する。
<選択サーバーの動作>
以下、上記選択サーバー2500の動作を説明する。
図27は、選択サーバー2500の連携対象装置の選択処理を示すフローチャートである。
選択サーバー2500の要求情報受信部2503は、指示装置2400から要求情報を受信し(ステップS2701)、受信した要求情報を選択部2504に転送し、要求情報を受領した選択部2504は、要求情報に含まれる、連携対象機能情報が示す連携対象機能を備える処理装置を、記憶部2502に記憶された提供機能テーブル400に基づき選出する(ステップS2702)。
選択部2504は、実施の形態1における指示装置200の処理と同様に、連携対象機能を実行させる処理装置の挿抜基準と推定確度基準とを取得し(ステップS703)、連携対象装置を選択し(ステップS704)、選択した連携対象装置を識別する装置名を装置情報送信部2505に送出する。
装置情報送信部2505は、受領した連携対象装置の装置名と、連携対象装置のIPアドレス等の宛先を示す情報とを指示装置2400に送信し(ステップS2703)、処理を終了する。
<補足>
以上、本発明に係る情報処理システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、以下のように変形することも可能であり、本発明は上述した実施の形態に示したとおりの情報処理システムに限られないことは勿論である。
(1)各実施の形態及び変形例において、指示装置と連携対象装置とが連携処理を行う際に、特に認証処理がなされる旨を説明しなかったが、指示装置と連携対象装置との間で一般的な認証処理がなされることとしてもよい。
(2)各実施の形態及び変形例において、提供機能テーブルと電力供給属性テーブルとは異なるテーブルであるとして説明したが、1つのテーブルとして構成するようにしてもよい。即ち、実施の形態1を例に説明すれば、処理装置毎に、装置名と提供機能と挿抜可否と挿抜推定確度とを対応付けて記憶した1つのテーブルを用いてもよい。
(3)各実施の形態及び変形例において、各装置は有線ネットワークにより相互に接続されるものとして説明したが、無線ネットワークであってもよいし、また、電力線ネットワークであってもよい。実施の形態3のネットワーク2310についても同様である。
なお、電力線ネットワークの場合、電源ケーブルを介して各装置及び選択サーバーに電力供給がなされると共にネットワーク接続も行われるため、指示装置及び処理装置及び選択サーバーにおけるネットワークインターフェースを電源ケーブルが兼ねることとなる。
(4)各実施の形態及び変形例において、家庭内ネットワークは、ルーターやブリッジ等を介して接続された複数のネットワーク群であってもよく、また、実施の形態1の情報システムでは、家庭内ネットワークは、家庭に敷設されたネットワークであるとして説明したが、家庭に限らず、事務所など局所的な場所に敷設されたネットワークであってもよい。
(5)各実施の形態及び変形例において、指示装置の記憶部202にはプログラムが記憶されており、このプログラムをCPUに実行させることにより、指示装置の機能の一部が実現されるものとして説明したが、記憶部202とは別のメモリを指示装置内部に備えることとし、そのメモリにプログラムを記憶させてもよい。各実施の形態及び変形例における処理装置の記憶部306に記憶されているプログラムについても同様である。
(6)各実施の形態及び変形例に係る指示装置は、各装置が備える機能を示す提供機能テーブルを記憶するものとして説明したが、各装置が同じ機能を備える場合に、提供機能テーブルに替えて、各装置のCPUの処理能力など各装置の性能を示す提供性能テーブルを記憶するものとしてもよい。例えば、指示装置がCPUを2つ以上備える処理装置と連携処理を行う必要がある場合に、提供性能テーブルからCPUを2つ以上備える処理装置を連携対象装置の候補として選出するようにしてもよい。
(7)各実施の形態及び変形例に係る指示装置は、1台の処理装置と連携処理するものとして説明したが、例えば連携対象機能が複数ある場合には、複数台の処理装置と連携処理してもよく、また、連携対象機能が1つである場合でも、従来技術によりその1つの連携対象機能を複数台の処理装置に分散させて実行させてもよい。
(8)各実施の形態及び各変形例においては、連携対象処理実行中の処理装置における電力供給の遮断に着目して説明したが、連携対象処理実行中の処理装置において、ネットワーク接続の遮断が発生した場合にも、同様に連携処理の中断が発生しうる。そこで、以下のように変形することも可能である。
即ち、各処理装置は、電力情報に変えて、ネットワーク接続履歴に関する接続履歴情報を記憶し、この接続履歴情報を指示装置に送信し、指示装置は、各処理装置から受信した各接続履歴情報に基づいて、連携対象装置を選択することとしてもよい。
(9)実施の形態1及び変形例1に係る指示装置は、基準情報テーブル600を用いて連携対象装置を選択するものとして説明したが、例えば、実施の形態1において、処理装置に実行させる機能によらず、挿抜可否が「不可」の処理装置を連携対象装置として選択することにより、基準情報テーブル600を用いることなく連携対象装置を選択することも可能である。
(10)実施の形態1に係る指示装置200の動作の説明において、一例として、処理装置300から送信される、H.264形式の動画データを指示装置200の実行部206は受信するものとして説明したが、処理装置300は、この動画データに対し暗号化を施した上で送信し、また、H.264形式からMPEG2形式への変換(トランスコード)を施した上で送信することとしてもよい。
(11)実施の形態1に係る指示装置200の動作の説明において、ユーザーからの処理要求を受領したことを契機に、連携対象装置を選択するものとして説明したが、ユーザーからの処理要求に対応する処理が、例えば、DVD/HDDレコーダーに対する録画予約等のように所定時刻に実行が開始される処理である場合、所定時刻の到来を契機に連携対象装置を選択することとしてもよい。
(12)実施の形態2及び変形例2〜5において、各電力供給属性テーブルの各項目は、単純に増加するものとして説明したが、定期的(例えば1ヶ月に1回)に初期値にリセットすることとしてもよい。例えば、実施の形態2の電力供給属性テーブル1100の遮断回数1101を1ヶ月に1回リセットすることによって、指示装置は、最近の各処理装置の遮断回数の傾向に基づいて、連携対象装置を選択することが可能になる。
また、実施の形態2に係る処理装置1000は、遮断回数の履歴を記憶するようにしてもよい。即ち、履歴毎に日付と遮断回数とを対応付けて記憶し、所定期間(例えば、直近1ヶ月)内での遮断回数を電力情報として記憶することにしてもよい。これにより、指示装置は、最近の各処理装置の遮断回数の傾向に基づいて、連携対象装置を選択することが可能になる。なお、変形例2〜4に係る処理装置においても同様である。
(13)実施の形態1、2及び変形例1〜5において、指示装置は予め記憶している提供機能テーブルと電力供給属性テーブルとに基づいて、連携対象装置を選択するものとして説明したが、各装置が物理的に1つのLAN(同一サブネットのLAN)により接続されている場合には、指示装置は、提供機能テーブルと電力供給属性テーブルとを予め記憶しておかなくてもよい。つまり、指示装置は、他の処理装置との連携が必要と判定すると、電力情報の送信を要求する要求情報をLANにブロードキャストする。要求情報を受信したLANに接続されている各処理装置は、指示装置に対し、その処理装置の装置名と機能情報と電力情報とを送信する。指示装置は、各処理装置から受信した機能情報と電力情報とに基づいて、連携対象装置を選択することができる。
また、指示装置がLANにブロードキャストする要求情報に、連携対象機能情報を含め、要求情報を受信したLANに接続されている各処理装置のうち、連携対象機能情報が示す機能を備える処理装置のみがその処理装置の装置名と機能情報と電力情報とを送信することとしてもよい。
なお、指示装置は、一旦、各処理装置から装置名と機能情報と電力情報を受信すると、受信した各情報により提供機能テーブルと電力供給属性テーブルとを生成し、以降は、これらのテーブルを用いて連携対象装置を選択するようにしてもよい。また、連携対象装置選択後は、受信した各情報を破棄し、他の処理装置との連携が必要となる都度、要求情報をブロードキャストして各処理装置から各情報を受信することとしてもよい。
(14)実施の形態1、2及び変形例1〜5において、処理装置は予め記憶されているIPアドレス等の宛先を示す情報に従って、その処理装置の装置名と機能情報と電力情報とを送信するものとして説明したが、各装置が物理的に1つのLAN(同一サブネットのLAN)により接続されている場合には、処理装置がその装置名と機能情報と電力情報とをLANにブロードキャストすることとしてもよい。
(15)実施の形態3においては、選択サーバー2500が、連携対象装置を選択するものとして説明したが、選択サーバーは、各処理装置から受信した装置名と機能情報と電力情報とに基づき、提供機能テーブルと電力供給属性テーブルとを生成し、生成したこれらのテーブルを指示装置に対して送信し、指示装置は、選択サーバーから受信した各テーブルに基づいて、連携対象装置を選択することとしてもよい。
(16)実施の形態1に係る指示装置200は、予め記憶している基準情報テーブルに基づいて、連携対象装置を選択するものとして説明したが、予めユーザーから受け付けた、連携対象機能を実行させる処理装置を選択するための基準を基準情報テーブルに反映できるようにし、ユーザーから受け付けた基準を反映した基準情報テーブルに基づいて、連携対象装置を選択するものとしてもよい。
また、ユーザーから受け付ける処理要求において、その処理要求に対応する機能を実行させる処理装置を選択するための基準を指定できるようにし、処理装置は、処理要求において指定された基準に基づいて、連携対象装置を選択することとしてもよい。
(17)実施の形態1では、録画機能と再生機能とを備えるDVD/HDDレコーダー(指示装置200)が、H.264チューナー機能を備える処理装置を連携対象装置として選択する例を用いて、指示装置200の動作を説明したが、この例に限られないのはもちろんである。例えば、TV受信機、DVDやBD等の光ディスクレコーダやプレイヤー、ハードディスク録画装置、半導体メモリ録画装置、オーディオ機器、冷蔵庫、エアコン、玄関ドアホン、電話器、監視カメラ、照明器具、ビデオカメラ、パーソナルコンピュータ、携帯電話、自動車等あらゆる装置間で連携処理が可能である。
例えば、不在時の防犯のため、外出先から部屋にある家電を稼動させて、部屋に人がいるように見せたい場合に、外出先にいるその部屋の住人が持つ携帯電話と部屋に設置されているTV受信機、オーディオ機器、照明器具のいずれかの処理装置とが連携処理する(つまり、処理装置を稼動状態にさせる)ことも考えられる。
また、各処理装置はCPUを備え、記憶部306に記憶されているプログラムをCPUに実行させることにより実行部303の機能が実現されるため、指示装置は、例えば指示データを送信する際に、処理装置に実行させる機能を実現するためのプログラムを送信することによって、所望の機能を処理装置に実行させることができる。これにより、指示装置は、各処理装置が備える機能を考慮することなく、電力供給属性テーブルのみに基づいて連携対象装置を選択することが可能となる。
本発明に係る情報処理システムは、複数の装置が連携して処理を行う場合に、連携先となる装置を選択する際に利用されるものである。
実施の形態1に係る情報処理システム100のシステム構成図である。 指示装置200の機能構成図である。 処理装置300の機能構成図である。 提供機能テーブル400のデータ構成と内容例を示す図である。 電力供給属性テーブル500のデータ構成と内容例を示す図である。 基準情報テーブル600のデータ構成と内容例を示す図である。 実施の形態1に係る指示装置200の連携対象装置の選択処理を示すフローチャートである。 電力供給属性テーブル800のデータ構成と内容例を示す図である。 基準情報テーブル900のデータ構成と内容例を示す図である。 処理装置1000の機能構成図である。 電力供給属性テーブル1100のデータ構成と内容例を示す図である。 実施の形態2に係る指示装置200の連携対象装置の選択処理を示すフローチャートである。 処理装置1300の機能構成図である。 電力供給属性テーブル1400のデータ構成と内容例を示す図である。 処理装置1500の機能構成図である。 電力供給属性テーブル1600のデータ構成と内容例を示す図である。 処理装置1700の機能構成図である。 電力供給属性テーブル1800のデータ構成と内容例を示す図である。 処理装置1900の機能構成図である。 稼動履歴情報2000のデータ構成と内容例を示す図である。 電力供給属性テーブル2100のデータ構成と内容例を示す図である。 更新部1903の更新処理を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る情報処理システム2300のシステム構成図である。 指示装置2400の機能構成図である。 選択サーバー2500の機能構成図である。 指示装置2400の連携対象装置に対する指示データの送信処理を示すフローチャートである。 選択サーバー2500の連携対象装置の選択処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100、2300 情報処理システム
112、119 家庭内ネットワーク
113、115 回線
114 広域ネットワーク
200、2400 指示装置
201、2501 テーブル情報受信部
202、306、2502 記憶部
203 ヒューマンインターフェース
204 解析部
205、2401 実行制御部
206、303、1701 実行部
207 指示送信部
208、301、2506 ネットワークインターフェース
210、310、2310 ネットワーク
300、1000、1300、1500、1700、1900 処理装置
302 指示受信部
304、1001、1303、1503、1703、1901 テーブル情報送信部
305、1304、1902 検知部
307 送信部
320 交流電源
1002、1305、1504、1704、1903 更新部
1301、1501 主電源制御部
1302、1702 フラグ情報
1502、1904 計時部
2402 要求情報送信部
2403 装置情報受信部
2500 選択サーバー
2503 要求情報受信部
2504 選択部
2505 装置情報送信部

Claims (5)

  1. 所定処理の実行を指示する指示装置と指示された所定処理を実行可能な複数の処理装置とからなる情報処理システムであって、
    前記指示装置は、
    各処理装置において保持された、当該処理装置に対する電力供給に関する電力情報を受信する電力情報受信手段と、
    前記電力情報受信手段が受信した各電力情報に基づいて、前記複数の処理装置から前記所定処理実行の指示先となる処理装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した処理装置に対し前記所定処理実行の指示を送信する指示送信手段とを備え、
    前記処理装置は、
    前記指示装置から送信された前記所定処理実行の指示を受信する指示受信手段と、
    前記指示受信手段が前記所定処理実行の指示を受信すると、当該所定処理を実行する実行手段と、
    自装置に対する電力供給に関する電力情報を送信する電力情報送信手段とを備え
    前記処理装置の前記電力情報送信手段は、
    前記電力情報を記憶する記憶手段と、
    自装置に対する電力供給状況の変化を検知する検知手段と、
    前記検知手段が電力供給状況の変化を検知する毎に、前記記憶手段に記憶された電力情報に検知結果を反映させるよう当該電力情報を更新する更新手段とを備え、
    前記電力情報送信手段は、前記更新手段により前記電力情報が更新された場合には、最後に更新された電力情報を送信し、
    前記電力情報は、前記処理装置に対する電力供給が遮断された遮断回数を含み、
    前記電力情報送信手段の前記検知手段は、自装置に対する電力供給が開始されたことを検知するものであり、
    前記電力情報送信手段の前記更新手段は、前記検知手段が検知する毎に前記遮断回数を1増加させ、
    前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各遮断回数に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 所定処理の実行を指示する指示装置と指示された所定処理を実行可能な複数の処理装置とからなる情報処理システムであって、
    前記指示装置は、
    各処理装置において保持された、当該処理装置に対する電力供給に関する電力情報を受信する電力情報受信手段と、
    前記電力情報受信手段が受信した各電力情報に基づいて、前記複数の処理装置から前記所定処理実行の指示先となる処理装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した処理装置に対し前記所定処理実行の指示を送信する指示送信手段とを備え、
    前記処理装置は、
    前記指示装置から送信された前記所定処理実行の指示を受信する指示受信手段と、
    前記指示受信手段が前記所定処理実行の指示を受信すると、当該所定処理を実行する実行手段と、
    自装置に対する電力供給に関する電力情報を送信する電力情報送信手段とを備え、
    前記処理装置の前記電力情報送信手段は、
    前記電力情報を記憶する記憶手段と、
    自装置に対する電力供給状況の変化を検知する検知手段と、
    前記検知手段が電力供給状況の変化を検知する毎に、前記記憶手段に記憶された電力情報に検知結果を反映させるよう当該電力情報を更新する更新手段とを備え、
    前記電力情報送信手段は、前記更新手段により前記電力情報が更新された場合には、最後に更新された電力情報を送信し、
    前記処理装置は、更に交流電源から供給された電力を、前記実行手段に供給するか又は遮断するかを切替可能であり、かつ供給又は遮断の状態を識別可能な主電源制御手段を備え、
    前記電力情報は、自装置に対する交流電源からの電力供給が遮断された交流電源遮断回数を含み、
    前記電力情報送信手段の前記検知手段は、交流電源からの電力が自装置に供給開始されたことを検知するものであり、
    前記電力情報送信手段の前記更新手段は、前記主電源制御手段が供給状態であるときに、前記検知手段が検知する毎に、前記交流電源遮断回数を1増加させ、
    前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各交流電源遮断回数に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  3. 前記主電源制御手段は、遮断状態である時間を計時するものであり、
    前記電力情報は、前記主電源制御手段が遮断状態であった主電源遮断時間を含み、
    前記電力情報送信手段の前記更新手段は、前記検知手段が検知しないときに、前記主電源制御手段の状態が遮断状態から供給状態に切り替わる毎に、当該主電源制御手段が計時した遮断状態であった時間を前記主電源遮断時間に加算し、
    前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各前記主電源遮断時間にも基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択する
    ことを特徴とする請求項記載の情報処理システム。
  4. 所定処理の実行を指示する指示装置と指示された所定処理を実行可能な複数の処理装置とからなる情報処理システムであって、
    前記指示装置は、
    各処理装置において保持された、当該処理装置に対する電力供給に関する電力情報を受信する電力情報受信手段と、
    前記電力情報受信手段が受信した各電力情報に基づいて、前記複数の処理装置から前記所定処理実行の指示先となる処理装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した処理装置に対し前記所定処理実行の指示を送信する指示送信手段とを備え、
    前記処理装置は、
    前記指示装置から送信された前記所定処理実行の指示を受信する指示受信手段と、
    前記指示受信手段が前記所定処理実行の指示を受信すると、当該所定処理を実行する実行手段と、
    自装置に対する電力供給に関する電力情報を送信する電力情報送信手段とを備え、
    前記処理装置の前記電力情報送信手段は、
    前記電力情報を記憶する記憶手段と、
    自装置に対する電力供給状況の変化を検知する検知手段と、
    前記検知手段が電力供給状況の変化を検知する毎に、前記記憶手段に記憶された電力情報に検知結果を反映させるよう当該電力情報を更新する更新手段とを備え、
    前記電力情報送信手段は、前記更新手段により前記電力情報が更新された場合には、最後に更新された電力情報を送信し、
    前記処理装置は、更に交流電源から供給された電力を、前記実行手段に供給するか又は遮断するかを切替可能であり、かつ供給又は遮断の状態を識別可能な主電源制御手段を備え、
    前記電力情報は、前記主電源制御手段の切替により電力供給が遮断された主電源遮断回数を含み、
    前記電力情報送信手段の前記検知手段は、交流電源からの電力が自装置に供給開始されたことを検知するものであり、
    前記電力情報送信手段の前記更新手段は、前記検知手段が検知しないときに、前記主電源制御手段の状態が遮断状態から供給状態に切り替わる毎に、前記主電源遮断回数を1増加させ、
    前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各主電源遮断回数に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択する
    ことを特徴とする情報処理システム。
  5. 所定処理の実行を指示する指示装置と指示された所定処理を実行可能な複数の処理装置とからなる情報処理システムであって、
    前記指示装置は、
    各処理装置において保持された、当該処理装置に対する電力供給に関する電力情報を受信する電力情報受信手段と、
    前記電力情報受信手段が受信した各電力情報に基づいて、前記複数の処理装置から前記所定処理実行の指示先となる処理装置を選択する選択手段と、
    前記選択手段が選択した処理装置に対し前記所定処理実行の指示を送信する指示送信手段とを備え、
    前記処理装置は、
    前記指示装置から送信された前記所定処理実行の指示を受信する指示受信手段と、
    前記指示受信手段が前記所定処理実行の指示を受信すると、当該所定処理を実行する実行手段と、
    自装置に対する電力供給に関する電力情報を送信する電力情報送信手段とを備え、
    前記処理装置の前記電力情報送信手段は、
    前記電力情報を記憶する記憶手段と、
    自装置に対する電力供給状況の変化を検知する検知手段と、
    前記検知手段が電力供給状況の変化を検知する毎に、前記記憶手段に記憶された電力情報に検知結果を反映させるよう当該電力情報を更新する更新手段とを備え、
    前記電力情報送信手段は、前記更新手段により前記電力情報が更新された場合には、最後に更新された電力情報を送信し、
    前記処理装置の前記実行手段は、前記所定処理を実行中であるか否かを識別可能であり、
    前記電力情報は、前記実行手段が前記所定処理実行中に前記処理装置に対する電力供給が遮断された回数である実行中遮断回数を含み、
    前記電力情報送信手段の前記検知手段は、自装置に対する電力供給が開始されたことを検知するものであり、
    前記電力情報送信手段の前記更新手段は、前記実行手段が前記所定処理を実行中であった場合に、前記検知手段が検知する毎に、前記実行中遮断回数を1増加させ、
    前記指示装置の前記選択手段は、当該指示装置の前記電力情報受信手段が受信した各実行中遮断回数に基づいて、前記所定処理の実行の指示先となる処理装置を選択する
    ことを特徴とする情報処理システム。
JP2008524770A 2006-07-11 2007-07-05 情報処理システム、指示装置、処理装置、及び情報処理方法 Expired - Fee Related JP5001273B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008524770A JP5001273B2 (ja) 2006-07-11 2007-07-05 情報処理システム、指示装置、処理装置、及び情報処理方法

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006189982 2006-07-11
JP2006189982 2006-07-11
JP2008524770A JP5001273B2 (ja) 2006-07-11 2007-07-05 情報処理システム、指示装置、処理装置、及び情報処理方法
PCT/JP2007/063476 WO2008007609A1 (fr) 2006-07-11 2007-07-05 Système de traitement d'informations, dispositif d'instruction, dispositif de traitement et procédé de traitement d'informations

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2008007609A1 JPWO2008007609A1 (ja) 2009-12-10
JP5001273B2 true JP5001273B2 (ja) 2012-08-15

Family

ID=38923171

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008524770A Expired - Fee Related JP5001273B2 (ja) 2006-07-11 2007-07-05 情報処理システム、指示装置、処理装置、及び情報処理方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US8161300B2 (ja)
JP (1) JP5001273B2 (ja)
CN (1) CN101490636B (ja)
WO (1) WO2008007609A1 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4924244B2 (ja) * 2007-06-29 2012-04-25 富士ゼロックス株式会社 利用状況管理装置および利用状況処理プログラムおよび利用状況管理システム
JP5419331B2 (ja) * 2007-07-12 2014-02-19 キヤノン株式会社 通信装置
CN101593905A (zh) * 2008-05-30 2009-12-02 深圳富泰宏精密工业有限公司 连接器装置
JP5428581B2 (ja) * 2009-06-30 2014-02-26 富士通株式会社 仮想マシン管理プログラム及び仮想マシン管理方法
US9009499B2 (en) * 2010-06-10 2015-04-14 Broadcom Corporation Power manager for a network having a virtual machine
CN103376866B (zh) * 2012-04-19 2016-09-14 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 服务器***
US9680726B2 (en) * 2013-02-25 2017-06-13 Qualcomm Incorporated Adaptive and extensible universal schema for heterogeneous internet of things (IOT) devices
EP2819343B1 (en) * 2013-06-25 2016-12-07 Airbus Operations GmbH Inherent power-over-data bus signaling for secure operating mode switching
JP6398666B2 (ja) * 2014-12-03 2018-10-03 株式会社リコー 機能制御装置、情報処理装置、画像処理装置及び通信確立方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000309143A (ja) * 1999-02-25 2000-11-07 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法、画像出力システム、その消費電力制御方法および記憶媒体
JP2002237819A (ja) * 1994-09-02 2002-08-23 Toshiba Corp 通信制御装置及び通信制御方法
JP2002318674A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Ricoh Co Ltd プリンタシステム
JP2003335026A (ja) * 2002-05-17 2003-11-25 Canon Inc 画像形成システム、電力情報管理方法、プログラムおよび記憶媒体
JP2005038339A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Nippon Telegraph & Telephone East Corp グリッドコンピューティングシステム、及びグリッドコンピューティングシステムにおける計算資源収集方法
JP2006172257A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Seiko Epson Corp 分散印刷システム、印刷要求装置、分散印刷制御装置、ネットワークプリンタおよび分散印刷制御プログラム、並びに分散印刷方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7545525B2 (en) * 1997-05-21 2009-06-09 Minolta Co., Ltd. Input-output apparatus selecting method for network system
US6108316A (en) * 1997-07-25 2000-08-22 At & T Corp Adaptive scheduling priorities based on battery power level in wireless access protocols
US6477589B1 (en) * 1998-03-13 2002-11-05 Canon Kabushiki Kaisha Information processing apparatus and method
JPH11346215A (ja) 1998-06-01 1999-12-14 Mitsubishi Electric Corp プログラマブルコントローラネットワークシステムのネットワーク保全方法およびネットワークインターフェースユニット
JP2000148312A (ja) 1998-11-12 2000-05-26 Seiko Epson Corp 周辺機器制御装置
JP2000322228A (ja) 1999-05-14 2000-11-24 Ricoh Co Ltd プリンタ装置電源制御方法、及び電源制御を行うプリンタ装置
JP2002014748A (ja) * 2000-06-29 2002-01-18 Mitsubishi Electric Corp 自動電源投入遮断装置
JP3539398B2 (ja) * 2001-03-30 2004-07-07 ミノルタ株式会社 管理装置、画像処理装置、管理方法、管理プログラムおよび記録媒体
JP2003016044A (ja) * 2001-06-29 2003-01-17 Olympus Optical Co Ltd 負荷分散システム及び負荷分散方法及びプログラム
JP2003248611A (ja) * 2002-02-26 2003-09-05 Hitachi Ltd 記憶管理統合システム、および、その記憶管理制御方法
US7230933B2 (en) * 2002-04-17 2007-06-12 Microsoft Corporation Reducing idle power consumption in a networked battery operated device
JP2005252402A (ja) 2004-03-01 2005-09-15 Sony Corp コンテンツ記録システム及びコンテンツ記録方法、並びにコンピュータ・プログラム
WO2005083574A1 (ja) * 2004-03-02 2005-09-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 機器制御サーバ及び機器制御方法
JP4514201B2 (ja) * 2004-05-31 2010-07-28 キヤノン株式会社 情報処理装置、情報処理装置の制御方法およびプログラム
US20060274370A1 (en) * 2005-06-03 2006-12-07 Seiko Epson Corporation Control technology used in distributed printing for printing control device and printer
US7855798B2 (en) * 2005-07-29 2010-12-21 Sharp Kabushiki Kaisha Printing system, image forming device, printing control method and printing control program

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002237819A (ja) * 1994-09-02 2002-08-23 Toshiba Corp 通信制御装置及び通信制御方法
JP2000309143A (ja) * 1999-02-25 2000-11-07 Canon Inc 情報処理装置、情報処理方法、画像出力システム、その消費電力制御方法および記憶媒体
JP2002318674A (ja) * 2001-04-20 2002-10-31 Ricoh Co Ltd プリンタシステム
JP2003335026A (ja) * 2002-05-17 2003-11-25 Canon Inc 画像形成システム、電力情報管理方法、プログラムおよび記憶媒体
JP2005038339A (ja) * 2003-07-18 2005-02-10 Nippon Telegraph & Telephone East Corp グリッドコンピューティングシステム、及びグリッドコンピューティングシステムにおける計算資源収集方法
JP2006172257A (ja) * 2004-12-17 2006-06-29 Seiko Epson Corp 分散印刷システム、印刷要求装置、分散印刷制御装置、ネットワークプリンタおよび分散印刷制御プログラム、並びに分散印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
US8161300B2 (en) 2012-04-17
JPWO2008007609A1 (ja) 2009-12-10
WO2008007609A1 (fr) 2008-01-17
CN101490636B (zh) 2011-08-31
US20090313486A1 (en) 2009-12-17
CN101490636A (zh) 2009-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5001273B2 (ja) 情報処理システム、指示装置、処理装置、及び情報処理方法
EP2618562B1 (en) System for searching for online versions of broadcast items
US7492877B2 (en) System and method for remote control
US11079833B2 (en) Power management apparatus for managing system power including plurality of electronic devices, and operating
US20140222234A1 (en) Electronic apparatus, and control method and control program of the same
WO2006052027A1 (ja) 移動端末、移動端末によるtv番組録画システム及びtv番組録画プログラム
US20140180488A1 (en) Electronic apparatus, and control method and control program of the same
WO2015129372A1 (ja) 音声システム
EP2791756B1 (en) Apparatus, systems and methods for modifying operating states based on monitored hdmi cec communications
EP2219320B1 (en) System and method for managing data between control point and at least one device in digital living network alliance system
EP2974281B1 (en) Systems, methods, and media for managing an entertainment system
US9491082B2 (en) Main electronic device for communicating within a network and method for operating a main electronic device for communicating within the network
US20110085089A1 (en) Apparatus and method for remote control in home network
JP4114080B2 (ja) 記録システム、記録方法および記録装置
US9606613B2 (en) System and method for shifting image display apparatus to energy-saving state based on result of detection of data input and operation on the image display apparatus within a predetermined time period
JP2006327459A (ja) 制御システム
JP2007221466A (ja) 予約システム、方法、プログラム、及び、携帯端末装置
JP2006343908A (ja) ホームネットワークシステムおよびホームネットワークシステムにおける通信方法
JP2011044834A (ja) コンテンツ蓄積装置、コンテンツ蓄積方法、コンテンツ蓄積プログラムおよびコンテンツ蓄積システム
JP2011071669A (ja) 録画制御装置、録画装置、ならびに録画制御方法
JP5032709B2 (ja) 電源制御装置及び電源制御方法
JP2007067837A (ja) 電子機器、テレビジョンシステムのバックアップ録画制御方法およびバックアップ記録制御方法
JP2011215954A (ja) 電源制御装置及び電源制御方法
JP2008092211A (ja) 録画装置および録画方法
JP2004128874A (ja) 高確率視聴番組情報報知システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120301

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120424

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120517

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150525

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees