JP2011215954A - 電源制御装置及び電源制御方法 - Google Patents

電源制御装置及び電源制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】省電力を実現すると共に、電力供給の遮断に利用される開閉部品の耐用期間をより長く確保すること。
【解決手段】電源変換部202が生成した切り替え電源がオフに切り替えられ、オフ時電源からの電力が供給されている状態で、監視部214はオフ時電源を監視する。この監視の結果、蓄電源部204への充電が必要であると判断されると、リレー制御部213はリレー201を閉として切り替え電源がオンとなり蓄電源部204への充電が開始する。このとき例えば信号受信部211,信号識別部212を介して切り替え電源をオフすることが要求されると、状態管理部222が時刻取得部221及び記憶部52から得た情報が所定条件を満たす場合には、状態管理部222は通信部223,215を介してリレー制御部213がリレー201の接点を閉としたままとなるように制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明の実施形態は、消費電力低減のために電源からの電力の供給を制御する電源制御装置及び電源制御方法に関する。
近年、機器のほぼ全ての機能部が動作する動作状態と限定的な機能部のみが動作する待機状態とを有する電子機器が普及している。動作状態では動作する機能部へ電力が供給され、待機状態では動作しない機能部へは電力が供給されないように制御されることが一般的である。また電力が供給されるか否かは、電力の供給径路に配置されたリレーの接点がオン又はオフに切り替えられることで制御されることが多い。
例えば特許文献1によれば、通常動作時に充電したコンデンサを待機状態での電源として利用する手法が公開されている。この手法では、待機状態でコンデンサの端子電圧が低下すると、主動作部へ供給される電源を遮断していたリレーの接点が戻りコンデンサを充電することで、省待機電力を行っていた。
接点の開閉に関して機械的な切り替え構造を有するリレーにおいては、切り替え動作の耐用回数が有限であることが一般的である。すなわち、機器の動作状態と待機状態とを切り替えるために利用されるリレー接点の開閉切り替え動作の耐用回数を考慮した制御手法が求められている。
特許文献2によれば、メカニカルリレーと共に半導体リレーを備えることで、メカニカルリレーの寿命を考慮した構成が公開されている。
特開2004−274897号公報 (図1 段落0012) 特開2009−015649号公報 (図5 段落0025)
しかし特許文献1では、待機状態での電源となるコンデンサの端子電圧が短時間で低下すると、リレーの接点の切断と接続とが短時間の間で頻繁に発生してしまうことがあった。従ってこの手法は、リレーの接点の開閉切り替え動作の回数が短期間の間に耐用回数に至り、電力供給の遮断に利用される開閉部品の耐用期間をより長く確保することはできなかった。
また特許文献2では、メカニカルリレー及び半導体リレーが、省電力モードでは動作しないブロックへ電力を供給する径路に備えられていた。つまり特許文献2の手法は、省電力モード時で動作する機能ブロックが商用電源からの電力を定常的に受けていた。従って、この手法がいかにメカニカルリレーの寿命を考慮した構成であったとしても、消費電力をより低減することは困難であった。
すなわち従来では、省電力を実現すると共に、電力供給の遮断に利用される開閉部品の耐用期間をより長く確保することはできなかった。
そこで本発明の実施形態は上述した課題を解決するために、省電力を実現すると共に、電力供給の遮断に利用される開閉部品の耐用期間をより長く確保することができる電源制御装置及び電源制御方法を提供することを目的とする。
本発明の実施形態によれば、電力の供給のオン/オフを切り替え可能な第1の電源と、前記第1の電源の電力の供給のオン/オフを切り替える制御手段と、前記制御手段が前記第1の電源の電力の供給をオンに切り替えているときに前記第1の電源の電力を充電され、前記制御手段が前記第1の電源の電力の供給をオフに切り替えているときに前記充電された電力を供給する第2の電源と、を具備し、前記制御手段は、前記第1の電源の電力の供給を所定要因によりオンし、当該供給のオンに基づく時間から前記第1の電源の電力の供給をオフするように要求されるまでの経過時間が所定時間よりも短い場合、前記第1の電源の電力の供給のオンを継続することを特徴とする電源制御装置を提供する。
また本発明の実施形態によれば、電力の供給のオン/オフを切り替え可能な第1の電源と、前記第1の電源の電力の供給がオンのときに前記第1の電源の電力を充電され、前記第1の電源の電力の供給をオフのときに前記充電された電力を供給する第2の電源と、を備える電源制御装置で実行される電源制御方法であって、前記第1の電源の電力の供給のオン/オフを切り替え、前記第1の電源の電力の供給を所定要因によりオンし、当該供給のオンに基づく時間から前記第1の電源の電力の供給をオフするように要求されるまでの経過時間が所定時間よりも短い場合、前記第1の電源の電力の供給のオンを継続することを特徴とする電源制御方法を提供する。
本発明の実施形態によれば、省電力を実現すると共に、電力供給の遮断に利用される開閉部品の耐用期間をより長く確保することができる電源制御装置及び電源制御方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る電源制御装置であるテレビジョン受像機の構成を示すブロック図。 本実施形態に係る電源制御処理を実行する各ブロックによるシステム構成図。 切り替え電源がオンに切り替わった後に実行される、電源制御処理の一部の動作を説明するためのフローチャート。 切り替え電源がオフに切り替わる前に実行される、電源制御処理の一部の動作を説明するためのフローチャート。 図3,4に示したフローチャートに従った動作が具体的に実行されている様子を説明するためのタイムチャート。 切り替え電源がオンに切り替わった後に実行される、電源制御処理の一部の動作の変形例を説明するためのフローチャート。
以下、本発明における実施形態について図面を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電源制御装置であるテレビジョン受像機10の構成を示すブロック図である。この電源制御装置としてのテレビジョン受像機10は、テレビジョン受像機10自身に備えられる複数のブロックに対する電源の供給のオン/オフに関する制御を実行する。
本実施形態に係るテレビジョン受像機10は、放送波処理部20、外部機器IF部21、操作部31、信号処理制御部40、表示器51、スピーカ52、記憶部61、電源部100、電源制御部110などで構成されている。放送波処理部20にはアンテナ98が接続されている。電源部100は宅内コンセントなどに接続されるプラグ97と接続される。電源制御部110は操作機器99と情報のやりとりを行う。この操作機器99は、例えば赤外線によるリモートコントローラや無線通信機器といった遠隔操作を行うための機器である。操作機器99は、テレビジョン受像機10の電源のオン/オフを切り替えるための電源キー(不図示)を備えている。
このテレビジョン受像機10は、プラグ97を介して宅内コンセントなどから供給される外部電源を受ける。テレビジョン受像機10は、テレビジョン受像機10自身に備えられる複数のブロックの電源となるように、外部電源に所定の変換処理を施して複数の電源を生成する。生成された複数の電源には、例えばテレビジョン受像機10の利用者の操作によって供給のオン/オフを切り替えられるものがある。これ以降の説明では、電源部100が生成した複数の電源のうち供給のオン/オフを切り替えられる電源を、切り替え電源と称する。また生成された複数の電源のうち、テレビジョン受像機10の電源がオフの状態で特定のブロックへ供給される電源を、これ以降の説明では、オフ時電源と称する。
後に詳述するが、電源部100は、切り替え電源の供給のオン/オフを切り替えるために、電力の供給径路を開閉する開閉部品であるリレーを利用する。このリレーの開閉切り替え動作の耐用回数は有限であることが一般的である。すなわち、切り替え電源のオン/オフの切り替えが頻繁に行われると、リレーの開閉切り替え回数は短期間で所定の耐用回数に至ることになる。このため本実施形態では、特にテレビジョン受像機10の電源がオフの状態から、切り替え電源が頻繁に切り替わることを回避する制御を実現する。
電源部100は、プラグ97を介して供給された外部電源に所定の変換処理を施して、切り替え電源及びオフ時電源を含む複数の電源を生成する。この電源部100は、電源制御部110による制御に基づいて、前述した切り替え電源の供給のオン/オフを切り替える電源切り替え処理を実行する。そして電源部100によって生成された切り替え電源が信号処理制御部40を含む複数のブロックへ供給される。また電源部100によって生成されたオフ時電源が電源制御部110へ供給される。
電源制御部110は、操作機器99から入力された信号に応じた操作情報を信号処理制御部40へ出力する。また電源制御部110は、電源部100による電源切り替え処理に関する情報を信号処理制御部40との間で送受信する。電源制御部110は、操作機器99から入力された信号及び、信号処理制御部40から受信した情報に基づいて、電源部100が電源切り替え処理を実行するための制御情報を電源部100へ出力する。この電源制御部110は、電源部100が生成した複数の電源のうちオフ時電源からの電力で動作する。さらに電源制御部110は、電源部100から供給されるオフ時電源の状態を監視する。
このようにして、外部電源を受けた電源部100は、切り替え電源及びオフ時電源を含む複数の電源を生成する。このオフ時電源からの電力で動作する電源制御部110は、電源部100を制御して切り替え電源の供給のオン/オフを制御する。また電源制御部110は、電源制御部110自身の電源であるオフ時電源の状態を監視する。すなわち、本発明の実施形態の特徴である、電源制御部110が監視したオフ時電源の状態に応じて、電源部100による切り替え電源の供給のオン/オフが制御される動作が実行される。
これ以降で説明するほとんどのブロックは、電源部100が生成した複数の電源のうち切り替え電源からの電力で動作する。
放送波処理部20は、アンテナ98によって受信された地上または衛星によるデジタル放送波やアナログ放送波に対応するチューナおよび復調器を有する。この放送波処理部20は、アンテナ98が受信した受信信号を受け、この受信信号に対して特定チャンネルに対する選局処理及び復調処理などを施す。そして放送波処理部20は、これらの処理を施すことで得られた、番組の映像音声情報などの情報が含まれるトランスポートストリーム信号(以下、TS信号と称する)を信号処理制御部40へ出力する。
外部機器IF部21は、HDMI(登録商標)規格、USB規格又はIEEE1394規格などの様々な規格に基づいて情報を抽出する情報抽出部を有する。この外部機器IF部21は、これらの規格に準じた接続端子を介して接続された外部機器や、外部HDD、メモリカードなどの記録媒体から受けた情報から抽出したTS信号を信号処理制御部40へ出力する。接続された外部機器や記憶媒体からの情報には、コンテンツの映像音声情報などの情報が含まれる。また外部機器IF部21は、接続された外部機器からアナログの映像音声信号を入力されることがある。この外部機器IF部21は、入力されたアナログの映像音声信号をA/D変換し、変換したデジタルの映像音声信号を信号処置制御部40へ出力する。
操作部31は操作キーを有し、この操作キーに応じた操作情報を信号処理制御部40へ出力する。この操作部31は、テレビジョン受像機10の電源をオン/オフするための電源キー(不図示)を含む複数の操作キーを有する。
信号処理制御部40は、信号処理制御部40自身に備えられた各ブロックや信号処理制御部40に接続された各ブロックを利用して複数の処理を実行する。例えば信号処理制御部40は、操作部31又は電源制御部110を介した操作機器99から、電源のオン/オフをすることを示す操作情報を受けると、電源のオン/オフに伴う情報の記憶や読み出しを記憶部61に対して行う。また信号処理制御部40は、選択した入力ソースから入力されたTS信号に対して所定の処理を施して、表示器51へ映像信号を出力すると共にスピーカ52へ音声信号を出力する。
本実施形態では、この信号処理制御部40は、電源部100から供給される切り替え電源で動作する。信号処理制御部40は、切り替え電源の供給をオフに切り替えるための情報を電源制御部110から受けた場合、所定の処理を実行する。例えばこの処理は、記憶すべき情報を記憶部61へ記憶させる処理、及び、切り替え電源の供給をオフに切り替えることを許可することを示す情報を電源制御部110に送信する処理である。さらに信号処理制御部40は、切り替え電源の供給がオフからオンに切り替わることにより起動した場合に所定の処理を実行する。例えばこの処理は、起動のトリガとなった条件を電源制御部110に確認する処理である。
表示器51は、信号処理制御部40から入力された映像信号を表示する表示パネルを含む表示モジュールである。表示器51には、例えばLCD(Liquid Crystal Display)やPDP(Plasma Display Panel)などの薄型平面ディスプレイを適用することができる。
スピーカ52は、信号処理制御部40から入力された音声信号を出力する。スピーカ52として、左右チャンネル用に2つ、更には、入力された音声信号の低音域を出力するためのサブウーハが設けられてもよい。
記憶部61は、電源の供給がされない場合でも情報を記憶することができる不揮発性メモリである。この記憶部61は、信号処理制御部40から要求された情報を記憶すると共に、記憶した情報を信号処理制御部40から読み出される。本実施形態では記憶部61は、例えば、特定の処理が実行された時刻を示す情報を記憶する。記憶部61は、HDD又はSSDといったドライブ装置であってもよい。また記憶部61がドライブ装置である場合、テレビジョン受像機10の外部に接続されてもよい。
また前述した複数のブロックだけでなく、テレビジョン受像機10は、LAN又はWANなどのネットワークを介して通信を行う通信処理部を有するネットワーク通信機能を実現するブロック(不図示)を備えてもよい。このブロックは、接続したネットワーク先の特定サーバや記録媒体などの情報提供源からコンテンツの映像音声情報などの情報を受け、この情報に基づくTS信号を信号処理制御部40へ出力する。
さらにテレビジョン受像機10は、光ディスクからの情報の読み出し又は光ディスクへの情報の書き込みを実行するODD(Optical Disc Drive)(不図示)を備えてもよい。このODDは、光ディスクからコンテンツの映像音声情報などの情報を読み出し、この情報に基づくTS信号を信号処理制御部40へ出力する。
なお本実施形態は、本発明に係る構成を適用した電源制御装置として、テレビジョン受像機10を例とした実施形態である。しかし本実施形態に係る構成が、パーソナルコンピュータ、携帯型移動端末装置、HDD/光ディスクレコーダ、セットトップボックスなどの機器に適用された実施形態であっても構わない。さらには本発明に係る構成が、様々な電子機器に所定の電源を供給するための電源アダプタを含む電子機器に適用されてもよい。
このような構成により、本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機10に備えられた複数のブロックは、複数の処理を実行する。特に電源部100は、電源制御部110による制御に基づいて、テレビジョン受像機10のほぼ全てのブロックの電源となる切り替え電源の供給のオン/オフを切り替える。また電源制御部110は、電源部100から供給されるオフ時電源の状態を監視する。すなわち本発明の実施形態に係るテレビジョン受像機10は、オフ時電源の状態に応じて切り替え電源の供給のオン/オフを制御する電源制御処理を実行する。従って、テレビジョン受像機10の電源がオフの状態から、切り替え電源が頻繁に切り替わることを回避することが可能となる。電源制御制御に関する複数の処理は、電源部100が生成する複数の電源の供給に関して、主に電源制御部110と信号処理制御部40とが複合的に実行する。
次に、図2を用いて、本実施形態において図1で説明した電源部100、電源制御部110及び信号処理制御部40に備えられ、電源制御処理を実行する各ブロックを説明する。
図2は、本実施形態に係る電源制御処理を実行する各ブロックによるシステム構成図である。
前述したとおりこの電源制御処理は、電源制御部110及び信号処理制御部40が、オフ時電源の状態に応じて、電源部100による切り替え電源の供給のオン/オフの切り替えを制御するものである。すなわち電源制御処理は、電源制御部110がオフ時電源の状態を監視した結果に基づいて実行される。
電源部100は、リレー201、電源変換部202、充電制御部203、蓄電源部204を備えている。また電源制御部110は、信号受信部211、信号識別部212、リレー制御部213、監視部214、通信部215を備えている。さらに信号処理制御部40は、時刻取得部221、状態管理部222、通信部223を備えている。
まず、電源部100に備えられた各ブロックを詳細に説明する。
リレー201は、プラグ97から電源変換部202の間の電源の供給経路を開閉するための接点を有する開閉部品である。リレー201は、電源制御部110に備えられたリレー制御部213から入力される制御信号に基づいて接点を開閉する。このリレー201は、電源の供給経路のうち、電源変換部202に対してプラグ97に近い箇所に設けられることが好ましい。またリレー201の開閉切り替え動作の耐用回数は有限である。本実施形態に係る電源制御処理では、リレー201の開閉切り替え動作が頻繁に行われないように制御される。
電源変換部202は、リレー201の接点が閉じている場合に供給される外部電源に対して、AC/DC変換やDC/DC変換といった電圧変換処理を施して所定電圧値の電源を生成する。この生成された所定電圧値の電源は、リレー201の接点の開閉により供給のオン/オフが切り替えられる切り替え電源である。そして電源変換部202は、生成した切り替え電源を、充電制御部203及び信号処理制御部40を含むテレビジョン受像機10の各ブロックへ供給する。
充電制御部203は、切り替え電源の供給がオンに切り替えられている場合、電源変換部202から供給された切り替え電源の電力を蓄電源部204に充電する充電処理を実行する。充電制御部203は、供給電源の供給がオフに切り替えられている場合、充電するための電力が供給されないので充電処理を実行しない。また充電制御部203は、切り替え電源の供給がオンに切り替えられていても蓄電源部204が所定量以上充電されている場合、充電処理の実行を停止する。
蓄電源部204は、切り替え電源の供給がオンに切り替えられている場合、充電制御部203が実行する充電処理により切り替え電源の電力を充電される充電電源である。この蓄電源部204は、切り替え電源の供給がオンの場合でも、所定量以上充電されると充電されなくなるので、切り替え電源を電源制御部110の各ブロックへ供給するように動作する。また蓄電源部204は、切り替え電源の供給がオフに切り替えられている場合、電源制御部110の各ブロックに対する電源となり、充電した電力を各ブロックへ放電する。蓄電源部204には、電気2重層コンデンサなどを適用することができる。
このようにして電源部100は蓄電源部204を備えるが、切り替え電源の供給がオフの場合に、蓄電源部204が電源制御部110の各ブロックへ供給できる電力量は有限である。蓄電源部204の電力量が減った場合に、蓄電源部204が蓄える電力を増すためには、切り替え電源の供給をオンに切り替える必要がある。
次に、電源制御部110に備えられた各ブロックを説明する。
信号受信部211は、操作機器99からテレビジョン受像機10を操作するための情報を含む信号を受信し、受信した信号に所定の処理を施した情報を信号識別部212へ出力する。信号受信部211は、例えば操作機器99が赤外線リモコンである場合、操作機器99から送信される赤外線の信号を光電変換し、変換した情報を信号識別部212へ出力する。信号受信部211は、通信部215が信号処理制御部40に備えられる通信部223から受信した、テレビジョン受像機10の動作状態を示す情報が含まれる信号を操作機器99へ送信してもよい。
信号識別部212は、信号受信部211から入力された情報を識別すると共に、必要に応じてリレー制御部213のリレー201に対する制御状態を参照する。制御状態は、リレー制御部213がリレー201の接点を閉又は開の何れに切り替わるように制御しているかを示す。そして信号識別部212は、この識別結果及び参照結果に対応する操作情報をリレー制御部213又は信号処理制御部40へ出力する。操作情報のうち、リレー制御部213へ出力される情報は、リレー201に開閉切り替え動作を行わせるための切り替え情報となる。
リレー制御部213は、信号識別部212及び通信部215から入力される切り替え情報に基づいて、切り替え電源の供給のオン/オフを切り替えるための制御信号をリレー201へ出力する。またリレー制御部213は、信号識別部212からの参照に応じてリレー201に対する制御状態を応答する。さらにリレー制御部213は、監視部214から通知されたオフ時電源の監視結果に応じて、接点を閉(切り替え電源の供給をオン)に切り替えるための制御信号をリレー201へ出力する。リレー制御部213は出力した制御情報のトリガ及び制御状態を制御ステイタス情報として管理する。制御情報のトリガとは、何れのブロックからのどのような情報に基づいて制御情報を出力したかを示す情報である。制御ステイタス情報の出力を通信部215から要求された場合、リレー制御部213は通信部215へ制御ステイタス情報を出力する。
監視部214は、オフ時電源の状態を監視すると共に、この監視結果を示す情報をリレー制御部213へ通知する。この監視部214は、所定周波数のクロック信号を生成するブロック(不図示)からのクロック信号に基づいて所定周期で実際のオン/オフ状態を監視する。例えば監視部214は、オフ時電源の電圧値を監視し、監視している電圧値が所定値以下となったことを検出する。この監視は、オフ時電源の電圧値を、抵抗、ダイオード又はトランジスタ等を利用した電子回路を介してA/D変換したデジタル値を判定することで実現される。また監視部214による監視は、リレー制御部213が切り替え電源の供給をオフに切り替えるための制御信号をリレー201へ出力した時点から所定時間が経過してから開始することが好ましい。
通信部215は、信号処理制御部40に備えられた通信部223との間で情報を送受信する。この通信部215は、切り替え電源の供給をオフに切り替えることを許可することを示す情報を受信した場合、この情報に対応する切り替え情報をリレー制御部213へ出力する。また通信部215は、制御ステイタス情報に関する情報の出力を通信部223から要求された場合、リレー制御部213に対して制御ステイタス情報の出力を要求する。さらに通信部215は、リレー制御部213から入力された制御ステイタス情報を通信部223へ送信する。
このようにして電源制御部110は、オフ時電源の状態を監視するので、蓄電源部204が供給できる電力量が減っていることを把握することができる。このとき電源制御部110は、切り替え電源の供給をオンに切り替えるように電源部100を制御することで、蓄電源部204が供給できる電力量を増すことができる。例えば信号受信部211が操作機器99としての赤外線リモコンからの信号を受光する形態の場合に、信号受信部211が太陽光を受けると不要な光電変換が行われて消費電流が増すことになる。このような状態では、蓄電源部204への充電のために、切り替え電源の供給のオン/オフが短時間の間に切り替えられる可能性があり、リレー201の開閉切り替え動作の回数が格段に増すことになる。そして、リレー201の開閉切り替え動作の回数が耐用回数に至る期間が短くなり、リレー201の耐用期間が短くなる。しかし、前述した電源制御部110と次に説明する信号処理制御部40とによって実行される電源制御処理により、リレー201の耐用期間が短くなることを回避することが可能となる。
続いて、信号処理制御部40に備えられた各ブロックを説明する。
時刻取得部221は、計時するブロック(不図示)から所定周期で現在時刻を示す情報を取得して、取得した情報を状態管理部222へ出力する。この計時するブロック(不図示)は、電波時計に関する信号を受信し、受信した信号に基づいて計時することで実現できる。また計時するブロック(不図示)は、放送波処理部20から入力されるTS信号から抽出されたPSI/SI情報に含まれる情報に基づいて計時してもよい。時刻取得部221は、状態管理部222か要求された場合に、現在時刻を示す情報を状態管理部222へ出力してもよい。
状態管理部222は、通信部223を介して電源制御部110のリレー制御部213が管理する制御ステイタス情報を取得する。また状態管理部222は、通信部223を介して切り替え電源の供給をオフに切り替えることを許可することを示す情報を出力する。さらに状態管理部222は、時刻取得部221から現在時刻を示す情報を取得する。また状態管理部222は、記憶部61から特定のイベントを処理した時刻を示す情報を読み出すと共に、所定の処理を実行した時点の時刻を記憶部61に記憶させる。この状態管理部222は、通信部223、時刻取得部221、及び記憶部61から得た情報に基づいて、次に実行する処理を決定する。また状態管理部222は、各ブロックから得た情報に基づいて、切り替え電源の供給をオフにすることを回避すべき状態であるか否かを管理する。また状態管理部222は、通信部223を介して切り替え電源の供給をオフにすることを示す情報を受けた場合、記憶すべき情報を記憶部61に記憶させる。
通信部223は、電源制御部110に備えられた通信部215及び信号識別部212との間で情報を送受信する。この通信部223は、信号識別部212からは、操作情報や切り替え電源の供給をオフにすることを示す情報などを受信する。また通信部215との間では、リレー制御部213が管理する制御ステイタス情報、切り替え電源の供給をオフに切り替えることを許可することを示す情報などを送受信する。通信部223は、通信部215及び信号識別部212から受信した情報のうち、特定の情報を状態管理部222へ出力する。また通信部223は、状態管理部222から要求された情報の出力を通信部215へ要求する。
このようなシステム構成により、電源制御部110及び信号処理制御部40が、オフ時電源の状態に応じて、電源部100による切り替え電源の供給のオン/オフの切り替えを制御する電源制御処理を実行する。この処理において信号処理制御部40は、電源制御部110が管理する制御ステイタス情報に基づいて、切り替え電源がオンした後、及び、オフする前に所定の処理を行う。併せて信号処理制御部40は、切り替え電源の供給をオフにすることを回避すべき状態であるか否かを管理する。従って本実施形態に係るテレビジョン受像機10は、省電力を実現すると共に、電力供給の遮断に利用される開閉部品の耐用期間をより長く確保することが可能となる。
次に、図3を用いて、図2で説明した電源部100、電源制御部110及び信号処理制御部40に備えられる各ブロックによって、切り替え電源がオンに切り替わった後に実行される、電源制御処理の一部の動作を説明する。
図3は、切り替え電源がオンに切り替わった後に実行される、電源制御処理の一部の動作を説明するためのフローチャートである。
この動作は、切り替え電源がオンに切り替わったことで信号処理制御部40が起動した場合に実行される。
まず信号処理制御部40に備えられる状態管理部222は、通信部223を介して電源制御部110に備えられるリレー制御部213が管理する制御ステイタス情報を取得する(S301)。状態管理部222は、取得した制御ステイタス情報に基づいて、制御情報を出力したトリガを判定する(S302)。このトリガには、操作部31が備える電源キー(不図示)に応じた切り替え電源のオン、操作機器99が備える電源キー(不図示)に応じた切り替え電源のオン、監視部214の監視結果に応じた切り替え電源のオン、を含む複数のトリガが定義される。
トリガの判定結果が、監視部214の監視結果に応じた切り替え電源のオン、ではない場合(S302のNo)、処理は終了する。一方トリガの判定結果が、監視部214の監視結果に応じた切り替え電源のオン、であった場合(S302のYes)、状態管理部222は時刻取得部221から現在時刻を示す情報を取得する(S303)。ここで、取得された現在時刻を(A)と定義する。また状態管理部222は、記憶部61から直前のリレーオフ実行時刻を読み出す(S304)。例えばリレーオフ実行時刻は、状態管理部222が切り替え電源の供給をオフに切り替えることを許可することを示す情報を通信部223に出力した時刻である。ここで、読み出された直前のリレーオフ実行時刻を(B)と定義する。さらに状態管理部222は、取得した現在時刻(A)と読み出した直前のリレーオフ実行時刻(B)との時間差であるリレーオフ時間(A−B)を計算して、所定時間Toffと比較する(S305)。
リレーオフ時間(A−B)と所定時間Toffとの比較結果が、リレーオフ時間(A−B)のほうが短くない場合(S305のNo)、処理は終了する。一方、リレーオフ時間(A−B)と所定時間Toffとの比較結果が、リレーオフ時間(A−B)のほうが短い場合(S305のYes)、状態管理部222は、リレーオフ回避モードをオンとして状態管理する(S306)。リレーオフ回避モードは、切り替え電源の供給をオフにすることを回避すべき状態(モード)を示す。すなわち、リレーオフ回避モードがオンとして管理されると、切り替え電源の供給をオフにすることを回避すべき(オンにしておくべき)状態となる。また状態管理部222は、リレーオフ回避モードをオンとして状態管理し始めた時点で、この時点での時刻を示す情報を時刻取得部221から取得し、取得した情報を記憶部61に格納する(S307)。そして処理は完了する。
すなわち、切り替え電源の供給がオンに切り替わったトリガが、監視部214の監視結果に応じたものである場合、且つ、リレーオフ時間が所定時間よりも短い場合、切り替え電源の供給をオンにしておくべき状態となる。換言すると、蓄電源部204の放電時間が所定時間よりも短い状態は、電源制御部110の消費電流が通常状態よりも増していると判断されるため、この時点では、蓄電源部204への電力の充電を継続する必要があると判断される。従って、本実施形態に係るテレビジョン受像機10は、オフ時電源の電力を所定量以上に保つことができる。
次に、図4を用いて、図2で説明した電源部100、電源制御部110及び信号処理制御部40に備えられる各ブロックによって、切り替え電源がオフに切り替わる前に実行される、電源制御処理の一部の動作を説明する。
図4は、切り替え電源がオフに切り替わる前に実行される、電源制御処理の一部の動作を説明するためのフローチャートである。
この動作は、状態管理部222が、通信部223を介して切り替え電源の供給をオフにすることを示す情報を、電源制御部110から受けた後に行われる。
まず状態管理部222は、現在管理している状態が、リレーオフ回避モードがオンの状態であるか否かを判定する(S401)。状態が、リレーオフ回避モードがオンの状態でない場合(S401のNo)、状態管理部222は、通信部223を介して切り替え電源の供給をオフに切り替えることを許可することを示す情報を出力する。この情報を通信部215を介して受けたリレー制御部213は、リレー201をオフ(切り替え電源の供給をオフ)する制御情報をリレー201へ出力する(S406)。
一方、管理している状態が、リレーオフ回避モードがオンの状態である場合(S401のYes)、状態管理部222は時刻取得部221から現在時刻を示す情報を取得する(S402)。ここで、取得された現在時刻を(X)と定義する。また状態管理部222は、記憶部61から、直前のリレーオフ回避モードをオンとして状態管理し始めた時刻を読み出す(S403)。ここで、読み出された直前のリレーオフ回避モード開始時刻を(Y)と定義する。さらに状態管理部222は、取得した現在時刻(X)と読み出した直前のリレーオフ回避モード開始時刻(Y)との時間差であるリレーオフ回避モードオン時間(X−Y)を計算して、所定時間Tamと比較する(S404)。
リレーオフ回避モードオン時間(X−Y)と所定時間Tamとの比較結果が、リレーオフ回避モードオン時間(X−Y)のほうが長くない場合(S404のNo)、処理は終了する。一方、リレーオフ回避モードオン時間(X−Y)と所定時間Tamとの比較結果が、リレーオフ回避モードオン時間(X−Y)のほうが長い場合(S404のYes)、状態管理部222は、リレーオフ回避モードをオフとして状態管理する(S405)。また状態管理部222は、通信部223を介して切り替え電源の供給をオフに切り替えることを許可することを示す情報を出力する。そしてリレー制御部213は、リレー201をオフ(切り替え電源の供給をオフ)する制御情報をリレー201へ出力する(S406)。状態管理部222は、切り替え電源の供給をオフに切り替えることを許可することを示す情報を通信部223に出力した時点で、この時点での時刻を示す情報を時刻取得部221から取得し、取得した情報を記憶部61に格納する(S407)。そして処理は完了する。
すなわち、信号処理制御部40が切り替え電源の供給をオフにすることを要求された場合、電源制御状態が、切り替え電源の供給をオンにしておくべき(リレーオフ回避モードオン)状態として管理されていて、且つ、リレーオフ回避モードオン時間が所定時間よりも長い場合には、切り替え電源の供給のオンが維持される。換言すると、蓄電源部204に電力を充電する必要があると判断されている状態で、切り替え電源の供給のオフを要求された場合、蓄電源部204への充電時間が短いと充電が充分になされていないと判断され、切り替え電源の供給のオンが維持される。一方、蓄電源部204への充電時間が長ければ、充電が充分になされたと判断され、切り替え電源の供給をオフに切り替え可能な状態となる。
このような制御により、何らかの要因により電源制御部110の消費電流が増した場合でも、リレー201の接点の開閉切り替え動作が頻繁に行われることが回避されると共に、蓄電源部204の充電期間が確保され、さらに蓄電源部204の電力を所定量以上に維持することが可能となる。従って、本実施形態に係るテレビジョン受像機10は、省電力を実現すると共に、電力供給の遮断に利用される開閉部品の耐用期間をより長く確保することが可能となる。
次に、図5を用いて、図3,4に示したフローチャートに従った動作が具体的に実行されている様子を説明する。
図5は、図3,4に示したフローチャートに従った動作が具体的に実行されている様子を説明するためのタイムチャートである。
時間B1の時点では、切り替え電源の供給をオフとするためにリレー201が開(オフ)となるので、リレーオフ実行時間(B1)が登録される。
時間Aで、オフ時電源の電圧値が所定値以下となった(低下した)ことが検出されたことで、切り替え電源の供給がオン(リレー201が閉(オン))となり、リレーオフ時間(A−B1)と所定時間Toffとが比較される。リレーオフ時間(A−B1)<所定時間Toffであるので、リレーオフ回避モードがオンとなる。すなわち、このときの時間Aはリレーオフ回避モード開始時刻(Y)となる。
時間X1で、切り替え電源の供給のオフ(リレー201の開(オフ))が要求される。このとき、リレーオフ回避モードがオンであり、リレーオフ回避モードオン時間(X1−Y)>所定時間Tamではないので、切り替え電源の供給のオンが維持される。
時間X2で、再び、切り替え電源の供給のオフ(リレー201の開(オフ))が要求される。このとき、リレーオフ回避モードがオンであり、リレーオフ回避モードオン時間(X1−Y)>所定時間Tamである。従って、リレーオフ回避モードがオフとなり、切り替え電源の供給がオフ(リレー201が開(オフ))となるように制御されると共に、リレーオフ実行時間(B2)が登録される。
このように、切り替え電源の供給のオフ(リレー201の開(オフ))が要求された場合でも、リレーオフ回避モードがオンであり、リレーオフ回避モードオン時間が所定時間Tamよりも長くなければ、切り替え電源の供給がオフとなるように制御されない。従って、リレー201の接点の開閉切り替え動作が頻繁に行われることが回避される。すなわち、本実施形態に係るテレビジョン受像機10は、省電力を実現すると共に、電力供給の遮断に利用される開閉部品の耐用期間をより長く確保することが可能となる。
(変形例)
次に、図6を用いて、図3を用いて説明した、切り替え電源がオンに切り替わった後に実行される、電源制御処理の一部の動作の変形例を説明する。
図6は、切り替え電源がオンに切り替わった後に実行される、電源制御処理の一部の動作の変形例を説明するためのフローチャートである。
この動作は、図3に示したフローチャートに従った動作と同様に、切り替え電源がオンに切り替わったことで信号処理制御部40が起動した場合に行われる。この動作の手順は、図3に示したフローチャートとほぼ同じである。しかし、リレーオフ時間(A−B)と所定時間Toffとの比較結果が、リレーオフ時間(A−B)のほうが短い場合の回数をカウントし、このカウント数に応じて次に行う処理を分岐する点で異なる。従って、これ以降の説明では、この異なる点について詳述し、ほぼ同じ動作に関しては説明を簡略化又は省略する。
状態管理部222は、制御ステイタス情報を取得し(S601)、取得した制御ステイタス情報に基づいて、制御情報を出力したトリガを判定する(S602)。トリガの判定結果が、監視部214の監視結果に応じた切り替え電源のオン、ではない場合(S602のNo)、処理は終了する。一方トリガの判定結果が、監視部214の監視結果に応じた切り替え電源のオン、であった場合(S602のYes)、状態管理部222は現在時刻を示す情報を取得し(S603)、記憶部61から直前のリレーオフ実行時刻を読み出す(S604)。さらに状態管理部222は、リレーオフ時間(A−B)を計算して所定時間Toffと比較する(S605)。
リレーオフ時間(A−B)が所定時間Toffより短くない場合(S605のNo)、処理は終了する。一方、リレーオフ時間(A−B)が所定時間Toffより短い場合(S605のYes)、状態管理部222は、カウンタ値を1つ加算し(S606)、加算後のカウンタ値が所定値以上か否かを判定する(S607)。加算後のカウンタ値が所定値以上でない場合(S607のNo)、処理は終了する。一方、加算後のカウンタ値が所定値以上である場合(S607のYes)、状態管理部222は、リレーオフ回避モードをオンとして状態管理する(S608)。また状態管理部222は、リレーオフ回避モードをオンとして状態管理し始めた時点での時刻を示す情報を取得し、取得した情報を記憶部61に格納する(S609)。そして処理は完了する。
このような制御により、蓄電源部204の放電時間が所定時間よりも短い状態が所定回数カウントされた場合に、蓄電源部204への電力の充電を継続する必要があると判断される。すなわち、何らかの要因により電源制御部110の消費電流が増している状態が所定回数検出された場合に、リレー201の接点の開閉切り替え動作が頻繁に行われることが回避されるようになる。これは、電源制御部110の消費電流が増している状態が継続している場合に、蓄電源部204への電力の充電を継続する必要があると判断されることを意味している。
なお、リレーオフ時間(A−B)が所定時間Toffより短いことが、一定の時間内に所定回数検出されたか否かが判定される実施形態であってもよい。この実施形態によれば、リレーオフ時間(A−B)が所定時間Toffより短いことが、一定の時間内に所定回数検出されなかった場合には、計測していたカウンタ値をクリアすることができる。これは、電源制御部110の消費電流が増している状態が途切れ途切れに発生している場合は、蓄電源部204への電力の充電を継続する必要性はあまりないと判断されることを意味している。換言すると、リレーオフ時間(A−B)が所定時間Toffより短いことが、一定の時間内に所定回数検出された場合に、蓄電源部204への電力の充電を継続する必要があると判断されることを意味している。
従って、このような様々な実施形態においても、本実施形態に係るテレビジョン受像機10は、オフ時電源の電力を所定量以上に保つと共に、省電力を実現し、電力供給の遮断に利用される開閉部品の耐用期間をより長く確保することが可能となる。
以上説明したように本実施形態によれば、本実施形態に係るテレビジョン受像機10は、切り替え電源がオンに切り替わった場合に、切り替え電源をオンに切り替える制御情報を出力したトリガ、及び、リレーオフ時間を判定する。そしてテレビジョン受像機10は、この判定結果に応じて電源制御状態を管理する。またテレビジョン受像機10は、切り替え電源の供給のオフを要求された場合、現在の電源制御状態、及び、特定の電源制御状態となっている時間を判定し、この判定結果に応じて、切り替え電源の供給をオフするか否かを判定する。すなわち本実施形態に係るテレビジョン受像機10は、電源制御部110の消費電流が増した場合でも、リレー201の接点の開閉切り替え動作が頻繁に行われることを回避すると共に、蓄電源部204の充電期間を確保し、さらに蓄電源部204の電力を所定量以上に維持することが可能となる。従って、本実施形態に係るテレビジョン受像機10は、省電力を実現すると共に、電力供給の遮断に利用される開閉部品の耐用期間をより長く確保することが可能となる。
なお本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変えない範囲において、種々の変更、改変等が可能である。また、前述した実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜に組み合わせることにより、種々の発明を形成することができる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよく、さらに、異なる実施形態に係る構成要素を適宜組み合わせても良い。
10…テレビジョン受像機、20…放送波処理部、21…外部機器IF部、31…操作部、40…信号処理制御部、51…表示器、52…スピーカ、61…記憶部、100…電源部、110…電源制御部、97…プラグ、98…アンテナ、99…操作機器、201…リレー、202…電源変換部、203…充電制御部、204…蓄電源部、211…信号受信部、212…信号識別部、213…リレー制御部、214…監視部、215…通信部、221…時刻取得部、222…状態管理部、223…通信部。

Claims (6)

  1. 電力の供給のオン/オフを切り替え可能な第1の電源と、
    前記第1の電源の電力の供給のオン/オフを切り替える制御手段と、
    前記制御手段が前記第1の電源の電力の供給をオンに切り替えているときに前記第1の電源の電力を充電され、前記制御手段が前記第1の電源の電力の供給をオフに切り替えているときに前記充電された電力を供給する第2の電源と、
    を具備し、
    前記制御手段は、前記第1の電源の電力の供給を所定要因によりオンし、当該供給のオンに基づく時間から前記第1の電源の電力の供給をオフするように要求されるまでの経過時間が所定時間よりも短い場合、前記第1の電源の電力の供給のオンを継続することを特徴とする電源制御装置。
  2. 前記制御手段が前記第1の電源の電力の供給をオフに切り替えているときに、前記第2の電源の電力で動作すると共に、当該第2の電源の状態を監視すると共に前記第2の電源からの電力量を判断する監視手段、
    をさらに具備し、
    前記制御手段は、前記所定要因として、前記監視手段による監視の結果、前記第2の電源の電力量が所定量よりも低下していると判断された場合、前記第1の電源の電力の供給をオンに切り替えるように制御することを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  3. 前記所定時間は、前記制御手段が前記第1の電源の電力の供給を所定要因によりオンした場合の、当該供給のオンに基づく時間から、前記第2の電源の電力が第2の所定量を超えるまでの時間であることを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  4. 前記制御手段は、前記第1の電源の電力の供給をオフに切り替えてから前記第1の電源の電力の供給を所定要因によりオンするまでの時間が第2の所定時間よりも短いことが所定回数あってから後に、前記第1の電源の電力の供給の所定要因によるオンに基づく時間からの計測を開始することを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の電源の電力の供給をオフに切り替えてから前記第1の電源の電力の供給を所定要因によりオンするまでの時間が第2の所定時間よりも短いことが、第3の所定時間以内に所定回数あってから後に、前記第1の電源の電力の供給の所定要因によるオンに基づく時間からの計測を開始することを特徴とする請求項1記載の電源制御装置。
  6. 電力の供給のオン/オフを切り替え可能な第1の電源と、
    前記第1の電源の電力の供給がオンのときに前記第1の電源の電力を充電され、前記第1の電源の電力の供給をオフのときに前記充電された電力を供給する第2の電源と、
    を備える電源制御装置で実行される電源制御方法であって、
    前記第1の電源の電力の供給のオン/オフを切り替え、
    前記第1の電源の電力の供給を所定要因によりオンし、当該供給のオンに基づく時間から前記第1の電源の電力の供給をオフするように要求されるまでの経過時間が所定時間よりも短い場合、前記第1の電源の電力の供給のオンを継続することを特徴とする電源制御方法。
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