JP5000579B2 - 転がり軸受ユニットの製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用ハブユニットなど、軸体の外周に転がり軸受を装着してなる転がり軸受ユニットの製造方法に関する。
車両用のハブユニットは、一般に、ハブホイールの軸体に対して複列転がり軸受が抜け止めされる状態でその外周に装着される構造を有する。
ハブホイールの軸体は、その自由端側に、前記軸受の抜け止めに使用される円筒部を備える。この円筒部は、かしめ治具を用いて径方向外向きに屈曲変形されて、軸受が備える内輪の外端面にかしめ付けられてかしめ部とされる。軸受は、このかしめ部により、ハブホイールから抜け止めされる。同時に、軸受の内輪は、このかしめ部から十分な軸力が付与される。
ところで、かしめ部の大きさは、軸受の大きさによって変化する。すなわち、大型の軸受の場合、かしめ部の肉厚を厚くしたり、長さを長くすることで、軸受の抜け止めならびに十分な軸力を付与することができる。
しかし、かしめ部の肉厚を厚くしたり長さを長くすると、かしめ力の強い大型のかしめ機を使用する必要が生じ、製造コストが高くなるという問題がある。しかも、かしめに際し、大型のかしめ機によるかしめ荷重以上のかしめ力を要する場合には、十分なかしめ力を加えることができず、かしめが行えないという問題も生じる。
さらに、かしめ荷重が大きくなると、軸受の内輪が変形したり、軌道が凹む等の問題が生じる。
この発明は、大型の軸受であっても、小さなかしめ荷重で十分な軸力を付与することができ、安価でかつ確実に軸受を軸体に固定することができる転がり軸受ユニットを提供することを目的とする。
本発明の転がり軸受ユニットは、外周面に車輌アウタ側から順にフランジ部と一方の内輪軌道とこの内輪軌道と段部を挟んで形成された小径部とが形成された軸体と、外周面に他方の内輪軌道が形成され前記小径部に外嵌された内輪と、前記軸体および前記内輪と同心状に配置され内周面に複列の軌道を有する外輪と、前記軸体および前記内輪と前記外輪との間に介装された複列の転動体とを備え、前記軸体の車両インナ側端部に有底の円筒部が形成され、前記軸体の車両アウタ側端部に凹部が形成され、前記凹部の入口側端面から車輌インナ側端部までの深さ寸法をH、前記凹部の入口側端面から前記内輪の前記段部に当接する車輌アウタ側の端面までの距離をH、前記内輪の軸方向幅寸法をHとしたときに、H1≦H≦H+0.9×Hとされた転がり軸受ユニットの製造方法であって、 前記凹部の入口側端面をかしめ受け治具で受けた状態で、前記円筒部を径方向外向きに屈曲変形させてかしめ部を形成し前記内輪を前記軸体に固定したものである。
本発明の転がり軸受ユニットによると、軸体の車両アウタ側端部に凹部を形成し、
凹部の入口側端面から車輌インナ側端部までの深さ寸法をH、軸体の車両アウタ側端部から内輪の車両アウタ側の端面までの距離をH、内輪の軸方向幅寸法をH2とすると、H≦H≦H+0.9×Hとなるように設定したことにより、軸体の径方向の断面積が小さくなり、その結果、軸体の単位面積当たりに作用する引張応力が大きくなると共に、内輪に作用する圧縮応力が大きくなり、よって小さなかしめ荷重にて内輪に大きな軸力を付与することができる。
本発明の転がり軸受ユニットによれば、大型の軸受であっても、小さなかしめ荷重で十分な軸力を付与することができ、安価でかつ確実に軸受を軸体に固定することができる。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1について、図1および図2を用いて説明する。
図1は本実施の形態における車両用の従動輪側におけるハブユニットからなる転がり軸受ユニットの断面図、図2はそのかしめ工程の断面図を示している。
図1,2において、1は車輪が取り付けられるハブホイールであり、ハブホイール1の軸体2の外周面には、車両インナ側から圧入して複列の転がり軸受3が外嵌装着されている。
転がり軸受3は複列アンギュラ玉軸受からなり、一対の内輪軌道部31,32、外周面にステアリングナックルを介して車体に固定されるフランジ33aを形成し内周面に軌道38,39を形成した外輪33、各内輪軌道部31,32ならびに外輪33の軌道38,39に沿って配置した複数の玉34,35、各列の玉34,35を保持した保持器36,37、軸方向端部を閉蓋したシールリング4にて構成されている。なお、車両アウタ側の内輪軌道部31は、軸体2の外周面に一体形成されている。また、車両インナ側の内輪軌道部32は、軸体2の車両インナ側端部に形成された小径部に外嵌装着された内輪42の外周面に形成されている。なお、本実施の形態において、車両インナ側とは図1では右側、図2では上側、車両アウタ側とは図1では左側、図2では下側を指す。
転がり軸受3は、軸体2の外周面に車両インナ側から圧入した後、軸体2の車両インナ側を内輪42の端面にかしめ付け、当該かしめ部5にて軸体2に固定する。
また、軸体2の反かしめ側である車両アウタ側の端部には、円柱状の凹部6が形成されている。凹部6は、軸体2に貫通しないように形成される。
図2に示すように、凹部6の最大の深さ寸法をH、凹部6の入口側端面6aから内輪42の反かしめ側端面42aまでの距離をH、内輪42の軸方向幅寸法をH、凹部6の入口側端面6aの内径寸法をφA、かしめ部5の内径寸法をφBとすると、
≦H≦H+0.9×H・・・(1)
かつ
φA≦φB・・・(2)
の関係にある。
次に、図2を用いて、かしめ工程について説明する。
軸体2の車両インナ側端部には、転がり軸受3の抜け止めに使用される円筒部5aが形成されている。転がり軸受3を軸体2の外周面に車両インナ側から圧入した後、軸体2の車両アウタ側端部をかしめ受け治具8にて受け、かしめ機7のかしめ具をローリングさせ
、円筒部5aを径方向外向きに屈曲変形されてかしめる。かしめにより、軸体2ならびに円筒部5aには引張応力が作用し、内輪42には圧縮応力が作用する。このようにして、内輪42に十分な軸力を付与して、かしめ部5にて転がり軸受3を軸体2に固定する。
表1に、凹部6の深さ寸法Hと、軸力との関係を示す。
Figure 0005000579
表1中、軸力とは、凹部6が無い場合を1とした時の比率で表している。
表1より、H≦H≦H+0.9×Hの範囲にて、軸力が1より大きくなることが判る。また、最大の軸力1.5となるのは、H=H1+0.5×H2の時である。ちなみに、軸力1.5とは、軸体2の引張応力と内輪42の圧縮応力が、共に1.5倍の大きさにて吊り合っていることを意味する。なお、貫通孔とは、凹部6が軸体2に貫通して形成されている場合であり、かしめ時に軸体2が変形するため、軸力が0.9と小さくなる。
このように構成された転がり軸受ユニットによると、軸体2の反かしめ側の端部である車両アウタ側に凹部6を形成し、凹部6の深さ寸法をH、凹部6の入口側端面6aから内輪42の反かしめ側端面42aまでの距離をH、内輪42の軸方向幅寸法をHとすると、H≦H≦H+0.9×Hとなるように設定したことにより、軸体2の径方向の断面積が小さくなる。その結果、かしめ時に軸体2の径方向断面の単位面積当たりに作用する引張応力が大きくなると共に、内輪42に作用する圧縮応力が大きくなる。よって、小さなかしめ荷重にて内輪42に大きな軸力を付与することができる。このため、大型の軸受であっても、比較的小さなかしめ荷重にて、かしめを確実に行うことができると共に、大型のかしめ機を使用しないので、低コスト化が図れる。しかも、かしめ荷重が小さくて済むので、転がり軸受3の内輪42が変形したり、内輪42の軌道が凹んだりしない。
また、凹部6の入口側端面6aの内径寸法をφA、かしめ部の内径寸法をφBとすると、φA≦φBとなるように設定したことにより、かしめ時にかしめ部5の直下にて軸体2をかしめ受け治具8にて受けてかしめることができる。
さらに、軸体2に凹部6を形成したことで、転がり軸受ユニットの軽量化が図れる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2について、図3および図4を用いて説明する。
図3は本実施の形態における車両用の従動輪側におけるハブユニットからなる転がり軸受ユニットの断面図、図4はそのかしめ工程の断面図を示している。なお、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態の転がり軸受ユニットは、軸体2の車両アウタ側の端部に形成される凹部6が、入口側端面6aに向かって拡径した略円錐状であることを特徴とするものである。なお、円錐勾配は、例えば、鍛造時の抜き勾配に相当している。
凹部6の深さ寸法Hならびに入口側端面6aの内径寸法φAは、前述の式(1)ならび
に式(2)に示す値に設定されている。
このように構成された転がり軸受ユニットにおいても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3について、図5を用いて説明する。
図5は本実施の形態における車両用の従動輪側におけるハブユニットからなる転がり軸受ユニットの断面図を示している。なお、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態の転がり軸受ユニットは、ハブホイール1が、軸体2と、車輪が取り付けられるフランジ11とに分割され、フランジ11の小径部11aの外周面に車両アウタ側の内輪軌道部31が一体形成され、軸体2の大径部2aの外周面に車両インナ側の内輪軌道部32が一体形成されていることを特徴とするものである。
そして、車両アウタ側から軸体2の小径部2bの外周面に、転がり軸受3ならびにフランジ11を圧入した後、軸体2の車両インナ側端部をかしめ受け治具(図示せず)にて受け、軸体2の車両アウタ側端面の円筒部5aを、内輪軌道部31を構成するフランジ11の端面にかしめ付け、当該かしめ部5にて転がり軸受3ならびにフランジ11を軸体2に固定する。
また、軸体2の反かしめ側である車両インナ側の端部には、円柱状の凹部6が形成されている。凹部6の深さ寸法Hならびに入口側端面6aの内径寸法φAは、前述の式(1)ならびに式(2)に示す値に設定されている。
このように構成された転がり軸受ユニットにおいても、実施の形態1と同様の効果が得られる。
なお、軸体2の車両インナ側の端部に形成される凹部6を、実施の形態2に示したような略円錐状としてもよい。
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4について、図6および図7を用いて説明する。
図6は本実施の形態における車両用の従動輪側におけるハブユニットからなる転がり軸受ユニットの断面図、図7はそのかしめ工程の断面図を示している。なお、実施の形態1と同一部分には同一符号を付してその説明を省略する。
本実施の形態の転がり軸受ユニットは、軸体2の外周面に、軸方向に並んで軸体2とは別体の一対の内輪91,92を装着したことを特徴とするものである。
転がり軸受3は、軸体2の外周面に車両インナ側から圧入した後、軸体2の車両インナ側を内輪92の端面にかしめ付け、当該かしめ部5にて軸体2に固定する。
また、軸体2の反かしめ側である車両アウタ側の端部には、円柱状の凹部6が形成されている。凹部6は、軸体2に貫通しないように形成される。
図7に示すように、車両アウタ側の内輪91の反かしめ側端面91aから凹部6の底部
までの距離をh、車両アウタ側の内輪91の軸方向幅寸法をh、車両インナ側の内輪9
2の軸方向幅寸法をh2、凹部6の入口側端面6aの内径寸法をφA、かしめ部の内径寸
法をφBとすると、
≦h≦h+0.9×h・・・(3)
かつ
φA≦φB・・・(4)
の関係にある。
表2に、内輪91の反かしめ側端面91aから凹部6の底部までの距離をhと、一対の内輪91,92の軸力比との関係を示す。なお、軸力比の算出にあたっては、車両アウタ側の内輪91と車両インナ側の内輪92のうち、軸力の大きい方を分母として計算する。
Figure 0005000579
表2より、h≦h≦h+0.9×hの範囲にて、軸力比が凹部6の無い場合の軸力比0.6より大きくなることが判る。すなわち、一対の内輪91,92の軸力比が0.7以上となる。また、最大の軸力比0.9となるのは、h=h+0.5×hの時である。なお、貫通孔とは、凹部6が軸体2に貫通して形成されている場合である。
このように構成された転がり軸受ユニットによると、軸体2の反かしめ側の端部である車両アウタ側に凹部6を形成し、車両アウタ側の内輪91の反かしめ側端面91aから凹部6の底部までの距離をh、車両アウタ側の内輪91の軸方向幅寸法をh、車両インナ
側の内輪92の軸方向幅寸法をhとすると、h≦h≦h+0.9×hとなるように設定したことにより、軸体2の径方向の断面積が小さくなる。その結果、かしめ時に軸体2の径方向断面の単位面積当たりに作用する引張応力が大きくなると共に、内輪91,92に作用する圧縮応力が大きくなる。よって、小さなかしめ荷重にて内輪91,92に大きな軸力を付与することができる。このため、大型の軸受であっても、比較的小さなかしめ荷重にて、かしめを確実に行うことができると共に、大型のかしめ機を使用しないので、低コスト化が図れる。しかも、かしめ荷重が小さくて済むので、転がり軸受3の内輪91,92が変形したり、内輪91,92の軌道が凹んだりしない。
また、凹部6の入口側端面6aの内径寸法をφA、かしめ部の内径寸法をφBとすると、φA≦φBとなるように設定したことにより、かしめ時にかしめ部5の直下にて軸体2をかしめ受け治具8にて受けてかしめることができる。
また、軸体2に凹部6を形成したことで、転がり軸受ユニットの軽量化が図れる。
さらに、一対の内輪91,92の軸力比を0.7以上としたことで、一対の内輪91,92に発生する軸力のバランスが向上し、その結果、転がり軸受3全体の剛性が向上し、十分な軸強度を確保でき、転がり軸受3の寿命が向上する。したがって、例えば、車両アウタ側の内輪91の軸力不足によって、軸強度が不充分となり、軸が破損するのを防止できる。
なお、軸体2の車両インナ側の端部に形成される凹部6を、実施の形態2に示したような略円錐状としてもよい。
なお、本発明の転がり軸受ユニットは、上述の実施の形態に示すように、ハブホイールとアンギュラ玉軸受との組合せからなるハブユニットに限るものではなく、各種形状の転がり軸受ユニットに適用できる。
また、凹部6の形状も、上述の実施の形態のものに限らない。
本発明の実施の形態1における転がり軸受ユニットの断面図である。 本発明の実施の形態1における転がり軸受ユニットのかしめ工程の断面図である。 本発明の実施の形態2における転がり軸受ユニットの断面図である。 本発明の実施の形態2における転がり軸受ユニットのかしめ工程の断面図である。 本発明の実施の形態3における転がり軸受ユニットの断面図である。 本発明の実施の形態4における転がり軸受ユニットの断面図である。 本発明の実施の形態4における転がり軸受ユニットのかしめ工程の断面図である。
符号の説明
2 軸体
3 転がり軸受
5 かしめ部
6 凹部
6a 入口側端面
31,32 内輪軌道部
33 外輪
34,35 玉(転動体)
42,91,92 内輪

Claims (1)

  1. 外周面に車輌アウタ側から順にフランジ部と一方の内輪軌道とこの内輪軌道と段部を挟んで形成された小径部とが形成された軸体と、
    外周面に他方の内輪軌道が形成され前記小径部に外嵌された内輪と、
    前記軸体および前記内輪と同心状に配置され内周面に複列の軌道を有する外輪と、
    前記軸体および前記内輪と前記外輪との間に介装された複列の転動体とを備え、
    前記軸体の車両インナ側端部に有底の円筒部が形成され、
    前記軸体の車両アウタ側端部に凹部が形成され、
    前記凹部の入口側端面から車輌インナ側端部までの深さ寸法をH、前記凹部の入口側端面から前記内輪の前記段部に当接する車輌アウタ側の端面までの距離をH、前記内輪の軸方向幅寸法をHとしたときに、
    1≦H≦H+0.9×Hとされた
    転がり軸受ユニットの製造方法であって、
    前記凹部の入口側端面をかしめ受け治具で受けた状態で、前記円筒部を径方向外向きに屈曲変形させてかしめ部を形成し前記内輪を前記軸体に固定したことを特徴とする転がり軸受ユニットの製造方法。
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