JP3831198B2 - スライドドアへのハーネス配索構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スライドドア側の電装部品や補機等に車両ボディ側から常時給電や信号の受け渡し等を行うべく、コルゲートチューブで覆われたワイヤハーネスを配索し、ワイヤハーネス(コルゲートチューブ)の屈曲性や捩り性を高めるべく首振り式等のハーネスガイドを適用したスライドドアへのハーネス配索構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ワンボックスカーやワゴン車に使用されるスライドドアに車両ボディ側(電源側)から電気を供給したり、スライドドア側から車両ボディ側に電気信号を送ったりするために、従来種々の給電装置が提案されている。
【0003】
スライドドアにはウィンド開閉駆動用等のモータやドアロックユニットやスピーカやスイットユニットあるいは電子制御ユニットといった種々の電装品や補機等の機能部品が搭載されている。これら機能部品に対して電源電流や信号電流を供給ないし受給する必要があるわけであるが、スライドドアを閉めた場合は勿論のこと、開けた場合においても電源電流や信号電流の供給・受給が必要である。
【0004】
図11(a)(b)は従来のスライドドアへのハーネス配索構造の一形態を示すものである。
ワイヤハーネス(ハーネス)は環状のコルゲートチューブ4内に収容された状態で車両ボディ1からスライドドア6側へ配索(配線)されている。コルゲートチューブ4は合成樹脂を材料としてワイヤハーネス(図示せず)よりも大径に且つ断面矩形波状の蛇腹形状で薄肉に形成され、ワイヤハーネスと一体に容易に屈曲可能なものである。
【0005】
図11(a) にスライドドア6の閉止状態を示す如く、車両ボディ1のステップ2上にコルゲートチューブ4の長手方向中間部がクランプ部材90で固定されている。コルゲートチューブ4はクランプ部材90から湾曲してスライドドア6の例えば後端部に続き、コルゲートチューブ4内のワイヤハーネスの各電線がスライドドア1内の各機能部品(図示せず)に接続されている。ワイヤハーネスは複数本の電線が集合して構成されている。
【0006】
図11(b) の如くスライドドア6を矢印Bの如く後方にスライドさせて開けるに伴って、ワイヤハーネスはコルゲートチューブ4と一体的に後方に屈曲して、スライドドア6のスライドストロークを吸収する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構造にあっては、スライドドア6の開閉動作に伴って、ワイヤハーネス及びコルゲートチューブ4がクランプ部材90の近傍4aやスライドドア6の後端部の近傍4bで小さな屈曲半径で強く屈曲するために、繰り返しの開閉操作で、この屈曲部4a,4bにおいてワイヤハーネスやコルゲートチューブ4が傷みやすいという問題があった。また、ワイヤハーネス及びコルゲートチューブ4が局部的に小さな屈曲半径で強く屈曲するために、ワイヤハーネス及びコルゲートチューブ4がスムーズに屈曲せずに暴れて(ばたついて)しまい、それによってもワイヤハーネス及びコルゲートチューブ4に無理な力が作用したり、コルゲートチューブ4がスライドドア6や車両ボディ1と干渉したり、スライドドア6と車両ボディ1との間に挟まれたりして、傷んだり異音を生じたりするという問題があった。また、ワイヤハーネス及びコルゲートチューブ4が屈曲する際に捩れを生じる場合があり、その場合に繰り返しの捩れ力によってワイヤハーネスやコルゲートチューブ4が傷んだり、屈曲がスムーズに行われないという問題があった。
【0008】
また、車種やスライドドア6の形態に応じてクランプ部材90の取付位置等が異なり、それに伴ってワイヤハーネス及びコルゲートチューブ4の屈曲部4a,4bに無理な力が作用したり、ワイヤハーネス及びコルゲートチューブ4の屈曲動作がスムーズに行われなくなるという問題もあった。
【0009】
また、ワイヤハーネスに代えてフレキシブルなフラットケーブル(FFC)を用いた場合には、屈曲性は向上するものの、フラットケーブルが断面積の小さなプリント回路導体と絶縁シートで構成されているために、送電容量が小さく、小容量の電力や信号程度のものしか送れないという問題があった。
また、ジャンクションスイッチ方式によって少数の電線をスイッチ機構を介して各機能部品に接続させる場合には、コストが増大するという問題があった。
【0010】
本発明は、これらの点に鑑み、スライドドアの開閉動作に対応してワイヤハーネス及びコルゲートチューブを過大なストレスなくスムーズに屈曲等させることができ、スライドドアの繰り返しの開閉動作によってもワイヤハーネス及びコルゲートチューブが破損したりすることがなく、しかも低コストで、車種やスライドドアの形態に左右されることのないスライドドアへのハーネス配索構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、コルゲートチューブ内に挿通されたワイヤハーネスを車両ボディからスライドドアに配索する構造において、前記車両ボディ側又は前記スライドドア側に首振り式のハーネスガイド設けられ、該ハーネスガイドに前記コルゲートチューブ固定され、該ハーネスガイドが、該コルゲートチューブを固定するハーネス支持部材と、該ハーネス支持部材を連結部材で回動自在に連結する基台とで構成されたことを特徴とするスライドドアへのハーネス配索構造を採用する(請求項1)。
請求項1記載のスライドドアへのハーネス配索構造において、前記ハーネスガイド又は前記車両ボディ又は前記スライドドアに、該ハーネスガイドの揺動角を規定するストッパが設けられたことも有効である(請求項)。
また、請求項1又は2記載のスライドドアへのハーネス配索構造において、前記ハーネス支持部材が、前記コルゲートチューブの凹溝に係合する保持突部を有することも有効である(請求項3)。
また、請求項3記載のスライドドアへのハーネス配索構造において、前記ハーネス支持部材が、前記コルゲートチューブを沿わせる基板部と、該基板部の両側に立ち上げられた側板部と、該側板部の上側に立ち上げられた補助側板部と、該補助側板部から内向きに突設された前記保持突部とを備えることも有効である(請求項4)。
また、請求項1〜4の何れかに記載のスライドドアへのハーネス配索構造において、前記ハーネスガイドが前記車両ボディのステップ上又はスカッフプレート上又はフロア上に配置されたことも有効である(請求項5)。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態の具体例を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係るスライドドアへのハーネス配索構造の一実施形態を示すものである。
【0013】
この構造は、車両ボディ1のステップ2上ないしステップ2の近傍に首振り式のハーネスガイド3を設け、ワイヤハーネス(図示せず)を収容したコルゲートチューブ4をハーネスガイド3の首振り部であるハーネス支持部材5に固定して、ワイヤハーネスをコルゲートチューブ4と一体に矢印Aの如くスライドドア6の開閉方向(前後方向)に揺動自在としたものである。
【0014】
ワイヤハーネスは車両ボディ1側から首振り式のハーネスガイド3を経てスライドドア6の後端部からスライドドア6内に配索されている。スライドドア6の全閉状態でハーネスガイド3のハーネス支持部材(首振り部)5は斜め前方に回動して位置し、スライドドア6の全開状態でハーネス支持部材5は斜め後方に回動して位置する。ワイヤハーネス(コルゲートチューブ4)はハーネス支持部材5と一体にスムーズに回動し、無理なく屈曲する。
【0015】
それにより、スライドドア6の全開時に従来のようにワイヤハーネス(コルゲートチューブ4)が小さな曲率(屈曲半径)で強く屈曲することがなく、大きな曲率で滑らかに湾曲する。特に首振り式のハーネスガイド3の近傍4aとスライドドア6の後端部の近傍4bとでワイヤハーネス(コルゲートチューブ4)が大きな曲率で滑らかに屈曲する。
【0016】
これにより、ワイヤハーネスやコルゲートチューブ4に無理な捩れや曲げ力が作用せず、ワイヤハーネスやコルゲートチューブ4の傷みや変形等が防止されると共に、ワイヤハーネス(コルゲートチューブ4)がばたつくことなく、スライドドア6や車両ボディ1とコルゲートチューブ4との干渉が起こらず、異音や干渉による傷付き等が防止される。
【0017】
コルゲートチューブ4は従来同様のものであり、全周に断面矩形波状の複数の環状の凹凸を並列に有して屈曲自在である。コルゲートチューブ4を用いることで、ワイヤハーネスを構成する複数本の電線(図示せず)が外部から保護されると共に、複数本の電線を面倒なテープ巻きで束ねる手間が不要となり、且つテープ巻きによりワイヤハーネスの屈曲の自由が損なわれることがなくなる。
【0018】
図2は首振り式のハーネスガイドの一実施形態を示すものである。
この首振り式のハーネスガイド3は、車両ボディ側に固定される基台9と、基台9にリベット(連結部材)10で水平方向回動自在に軸支された首振り部であるハーネス支持部材5とで構成されている。基台9及び/又はハーネス支持部材5は合成樹脂で形成されている。
【0019】
基台9は中央側が略台形状に屈曲形成され、左右一対の固定部12と、傾斜部13を介して一段高くなった中央の受板部14とで構成されている。固定部12は取付孔15を有し、受板部14は中央にリベット10を加締固定するための孔部(図示せず)を有している。リベット10に代えてボルト(連結部材)とカラーと回り止めナットを用いることも可能である。固定部12の下側のスペース16にリベット10の加締部やナットが収容される。
【0020】
ハーネス支持部材5は、水平に延長された基板部17と、基板部17の両側においてやや斜め外向きに立ち上げられた一対の側板部18と、各側板部18の上端側に続くコルゲートチューブ固定部19,20とで構成されている。
【0021】
基板部17は平坦に形成され、リベット10の頭部に接する部分が下向きに膨出されて、表側に頭部を収容する円形の溝部21が形成され、溝部21の裏側に基台9の受板部14に摺接する円形の摺接面が形成されている。リベット10寄りにおいて基板部17に、基台9に対する回動ストッパである当接用の突部89を垂下形成することも可能である。突部89は基板部17をプレス成形時に開口88の如く切欠して切り下げることで容易に形成される。突部89は基台9の受板部14ないし傾斜部13の端面に当接し、それによりハーネス支持部材5の首振り(回動)角度が規定される。突部89の形成位置を基板部17の長手方向に適宜調整することで、首振り角度を所望に設定することができる。突部89を基板部17の幅方向中央に設けた場合、ハーネス支持部材5の首振り角度は左右同じとなるが、突部89の位置を幅方向中央から左右にオフセットさせれば、左右の回動角度を相違させることができる。突部89を図2の形態とは直交ないし交差する方向に配置して中央からオフセットさせることも可能である。また基台8からストッパである左右一対の当接用の突部を突設してハーネス支持部材5の側面に当接させることも可能である。
【0022】
ハーネス支持部材5において、一方のコルゲートチューブ固定部19は水平方向に長く、他方のコルゲートチューブ固定部20は水平方向に短く形成され、各コルゲートチューブ固定部19,20は、側板部18からほぼ垂直に、ないしはやや内向きに傾斜して立ち上げられた補助側板部22,23の上端部の前後両側に各一対の内向きの保持突起(保持突部)24を有している。
【0023】
各一対すなわち四つの保持突起24はコルゲートチューブ4(図1)の凹溝の内幅よりもやや狭い縦板状に形成され、水平方向(前後方向)にほぼ等ピッチで配置されている。保持突起24の先端は半円形に滑らかに湾曲し(湾曲面24a)、コルゲートチューブ4を傷付けたり変形させないようになっている。補助側板部22,23は外方向の若干の可撓性を有している。各保持突起24の下側において各補助側板部22,23は円弧状ないし矩形状に切欠(切欠部25)されている。
【0024】
ワイヤハーネスを内側に挿通したコルゲートチューブ4(図1)は基板部17に沿って配索支持されると共に、左右一対の保持突起24がコルゲートチューブ4の上部寄りの外周の凹溝に係合することで、コルゲートチューブ4が上方向および前後方向に抜け出しなく保持される。コルゲートチューブ4の下方向への移動は基板部17で規制されることは言うまでもない。コルゲートチューブ4は基板部17に対して真上から下向きに簡単に挿着され、挿着と同時にコルゲートチューブ4の凹溝に保持突起24が進入係合する。従ってコルゲートチューブ4の配索作業が容易である。挿着に際して補助側板部22,23が外側に撓んで両側板部18内へのコルゲートチューブ4の進入を許容する。
【0025】
断面円形のコルゲートチューブ4(図1)はやや外向きに傾斜した両側板部18と、側板部18の上側でやや内向きに傾斜した補助側板部22,23との間で大きなガタ付きなく長手方向に真直に案内保持されると共に、左右各一対の保持突起24で上部を径方向に押圧保持され、各保持突起24の引っ掛かり代でコルゲートチューブ4がハーネス支持部材5内にしっかりと保持される。
なお、保持突起24によるコルゲートチューブ4の押圧力を弱くして、保持突起24に沿ってコルゲートチューブ4を周方向に回動自在に保持することも可能である。この構成によれば、スライドドア6の開閉に伴うコルゲートチューブ4の捩れが回転となって逃がされて、コルゲートチューブ4の捩れ変形が防止される。
【0026】
基板部17の回動基部側でリベット10の頭部が溝部21内に収容されているから、頭部がコルゲートチューブ4(図1)と干渉することがなく、コルゲートチューブ4が真直に配索される。また、溝部21の裏側が円形に膨出されて基台9の受け板部14に小さな面積で摺接するから、ハーネス支持部材5の回動性が良い。
【0027】
ハーネス支持部材5の外周にテープ巻きや係止バンド等の図示しない固定手段でコルゲートチューブ4を巻回固定することも可能である。その場合は、補助側板部22,23の両側の切欠部25がテープ引っ掛け部等として作用する。
四つの保持突起24がコルゲートチューブ4(図1)のそれぞれ別々の凹溝に係合するから、コルゲートチューブ4の長手方向の移動が確実に阻止される。
【0028】
なお、保持突起24の数は各一対に限らず、一つの補助側板部22,23について一つないしは三つ以上あってもよい。また、左右の補助側板部22,23で異なる数の保持突起24を有していてもよい。また、左右の補助側板部22,23が保持突起24を対称に(対向して)有していてもよい。
【0029】
また、側板部18は外向きに傾斜したものに限らず、垂直に立ち上げられたものでも可能である。補助側板部22,23は内向きに傾斜したものであることが、コルゲートチューブ4の保持力の向上の観点から好ましいが、テープ巻きを施す場合には補助側板部22,23は垂直であることも可能である。
【0030】
また、基台9の形状は図2の形態に限らず、例えば片側にのみ固定部12を有するものも可能である。また、基台9を用いずに、車両ボディ1(図1)を基台9の代わりとすることも可能である。その場合、リベット10ではなくボルトやカラー(図示せず)を用い、車両ボディにナット(図示せず)を固定しておいたり、車両ボディにスタッドボルト(図示せず)を突設しておき、ボルトとカラーを基板部17の孔部に挿通してナットで締め付けてハーネス支持部材5を回動自在に軸支させることも可能である。基台9を用いない場合、ハーネス支持部材5が首振り式のハーネスガイドと称される。また、ハーネス支持部材5を車両ボディにボルト等で不動に固定し、保持突起24でコルゲートチューブを周方向回動自在に保持させることも可能である。これらの形態は後述の各実施形態においても適用可能である。
【0031】
図3(a)(b)は上記首振り式のハーネスガイド3の配置形態を示すものである。図3(a) において首振り式のハーネスガイド3は車両ボディ1のステップ2の上面に配置され、あるいはステップ2の上側に近接して平行に位置するスカッフプレート(scuff plate)26の上面に配置されている。ワイヤハーネス(コルゲートチューブ4)はステップ2ないしスカッフプレート26から首振り式のハーネスガイド3を経てスライドドア6側に配索されている。
【0032】
符号27はスライドドア側のウェザストリップ(シール部材)を示す。ウェザストリップ27で首振り式のハーネスガイド3及びワイヤハーネス(コルゲートチューブ4)が外部の水滴等から保護されている。なお、ステップ2の下側空間29を利用して首振り式のハーネスガイド3を配置することも可能である。
【0033】
図3(b) の形態においては例えばステップ2のないバンタイプの車両のフロア30の上面に首振り式のハーネスガイド3が配置されている。ワイヤハーネス(コルゲートチューブ4)はフロア30から首振り式のハーネスガイド3を経てスライドドア6に配索されている。首振り式のハーネスガイド3及びワイヤハーネス(コルゲートチューブ4)はウェザストリップ27で外部の水滴等から保護されている。
【0034】
図4は、首振り式のハーネスガイドの首振り部であるハーネス支持部材の第二の実施形態を示すものである。
ハーネス支持部材31を回動自在に支持する基台9(図2)やリベット10(図2)は図2の実施形態と同一のものを使用可能であるので説明を省略する。基台9に代えて車両ボディ1(図1)にボルトやナットやカラーで直接、ハーネス支持部材31を回動自在に組み付けることも可能であり、この場合にはハーネス支持部材31が首振り式のハーネスガイドと呼称される。また、ハーネス支持部材31をボルト等で車両ボディ1等に不動に固定し、ハーネス支持部材31内でコルゲートチューブ4を周方向回動自在に支持させることも可能である。これは後述の各実施形態(図6,図7)においても同様である。
【0035】
このハーネス支持部材31は下側の受け部32と上側のキャップ33とに分割されたものであり、各部材32,33は合成樹脂で形成されている。
受け部32は水平な短い板部34に、基台9(図2)や車両ボディ等に対する回動支持用ないし固定用の孔部35を有し、板部34に続く略矩形状のブロック部36に半円状の溝部37を有し、前後の壁部64において溝部37の前後端に保持突部としての半円形の鍔部38を有し、鍔部38の内側に半円状の切欠孔39が形成され、鍔部38すなわち切欠孔39の周縁がコルゲートチューブ4の凹溝40に係合可能となっている。
【0036】
ブロック部36の左右の壁部41の外面には、キャップ33に対する係止突起(係止手段)42が設けられている。係止突起42は上向きの傾斜面42aと下向きの係止面とを有している。係止突起42の下側に型抜き用の開口43が位置している。
【0037】
キャップ33は、前後左右の壁部44,45と天壁46とを有し、前後の各壁部44に、受け部32の半円形の鍔部(保持突部)38に対向する半円形の切欠孔47を有し、切欠孔47の周縁の鍔部(保持突部)48がコルゲートチューブ4の凹溝40に係合可能となっている。左右の壁部45には、係止突起42に対する係合孔49を有する可撓性の係合枠片(係止手段)50が垂下形成されている。
【0038】
コルゲートチューブ4は図1,図3におけると同様に周上に複数の凹凸40,51をチューブ長手方向に並列に有している。図1,図3においても同様であるが、コルゲートチューブ4には、周上の一部にハーネス挿通用の長手方向の破断部52を有しているものといないものとがあり、本実施形態においてハーネス支持部材31内でコルゲートチューブ4を周方向に引っ掛かりなく回動させるという観点からすれば、破断部52のない方がむしろ好ましい。破断部52があるコルゲートチューブ4は内側にワイヤハーネス(複数本の電線)を容易に挿入可能である。破断部52のないコルゲートチューブには長手方向の前後端の開口からワイヤハーネスを挿通させる。破断部52のあるコルゲートチューブ4では破断部4が口開きしないようにビニルテープを周方向に巻く作業が必要があるが、破断部52のないコルゲートチューブであればその必要はない。
【0039】
ワイヤハーネス(図示せず)を挿通したコルゲートチューブ4は下側の受け部32の一対の鍔部38に凹溝40を押し込まれて周方向回動自在に支持される。次いでキャップ33がコルゲートチューブ4の上側から被せられ、キャップ33の半円形の切欠孔47の端縁の鍔部48がコルゲートチューブ4の凹溝40に係合し、それと同時に係止突起42に係合枠部50が係合して、キャップ33が受け部32に係止され、それによりコルゲートチューブ4が受け部32とキャップ33との間に抜け出しなく確実に且つ周方向回動自在に保持される。
【0040】
受け部32とキャップ33とで成るハーネス支持部材31は基台9(図2)又は車両ボディ1(図1)に回動自在に軸支され、スライドドア6の開閉に伴ってハーネス支持部材31が水平方向に揺動して、ワイヤハーネス(コルゲートチューブ4)が無理な捩れや曲げ等なくスムーズに屈曲する。ハーネス支持部材に、基台9等に対する首振り角度規定用のストッパ(当接用の突部)を設けることも可能である。ハーネス支持部材31を直接車両ディ1等に回動自在に組み付ける場合は、車両ボディ1側に図示しないストッパ(当接用の突部)を設けることが可能である。スライドドア6の開閉に伴ってコルゲートチューブ4に捩り力が作用するが、コルゲートチューブ4が鍔部38,48に沿って周方向に回動してその捩り力を逃がすから、コルゲートチューブ4の捩れ変形が防止される。コルゲートチューブ4内でワイヤハーネスは周方向にスムーズに回動するから、ワイヤハーネスの捩れも同時に防止され、ワイヤハーネスの屈曲がスムーズに行われる。ハーネス支持部材31を首振りすることなく車両ボディ等に不動に固定して、コルゲートチューブ4の周方向の回動のみを行わせることも可能である。これらコルゲートチューブ4の捩れを逃がす構成は後述の各実施形態(図6,図7)においても同様である。
【0041】
なお、図4でブロック部36の溝部37の中央やキャップ33の内側中央にコルゲートチューブ係止用の鍔部や保持突起を設けることも可能である。また、キャップ33の鍔部48と受け部32の鍔部38とは対向せずチューブ軸方向に位置ずれしたものであってもよい。また、キャップ側に係合枠片50に代わる係止突起を設け、ブロック部側に係止突起42に代わる係合孔を設けることも可能である。板部34の円孔35にはリベット・ボルト挿入用のガイド面取が施されている。
【0042】
図4のハーネス支持部材31に断面円形のコルゲートチューブ4ではなく図5の如く断面略楕円状(長円形)の平型のコルゲートチューブを適用する場合には、図5のアタッチメント54を用いて平型のコルゲートチューブ53を固定する。
【0043】
このアタッチメント54は、上下一対のスリット状(長孔状)の孔部55を周方向に有する環状部材56と、孔部55に進入可能な略半円状の保持板(保持部材)57とで構成されている。環状部材56は図4の受け部32のブロック部36内とキャップ33内にガタ付きなく且つ周方向回動自在に収容される。保持板57は一方に環状部材56の外周と同一形状の円弧部58を有し、他方にコルゲートチューブ53の凹溝に係合するクサビ状の薄板部59を有している。
【0044】
なお、保持板57に、孔部55に対する係止突起を設けてもよい。また、環状部材56の周上の一部を切欠させてコルゲートチューブ53を挿通可能としてもよく、可撓性の環状部材56の周上の一部を破断させてコルゲートチューブ53を挿通させてもよい。また、環状部材56を二分割とし、保持板57を分割式の環状部材に一体に設けてもよい。
【0045】
平型のコルゲートチューブ53にも図4と同様の電線挿入用の破断部52(図4)が形成されたものと、形成されていないものがあるが、図5の形態においてはコルゲートチューブ53を環状部材56に固定し、環状部材56をハーネス支持部材31(図4)内で回動させることが可能であるから、破断部の有無はコルゲートチューブ53の回動性に影響を与えるものではない。平型のコルゲートチューブ53内には複数の電線(図示せず)がフラット状に配列される。
【0046】
ワイヤハーネスを挿通した平型のコルゲートチューブ53を環状部材56内に挿通した状態で、一対の孔部55に保持板57を挿入して平型のコルゲートチューブ53の凹溝に係合させる。保持板57は孔部55に係合し、外側に殆ど突出しない。この状態で環状部材56が図4の受け部32の半円状の溝部37内に組み込まれ、上側からキャップ33で抜け出しなく且つ周方向に回動自在に保持される。
スライドドア6の開閉に伴って平型のコルゲートチューブ53に捩れ力が作用しても、環状部材56が平型のコルゲートチューブ53と一体にハーネス支持部材31(図4)内を周方向に回動するから、平型のコルゲートチューブ53の捩れ変形が防止され、ワイヤハーネスの捩れも同時に防止されて、ワイヤハーネスの屈曲がスムーズに行われる。
【0047】
なお、各保持板57を図5の垂直方向ではなく水平方向に位置させて、平型のコルゲートチューブ53の長径部を垂直方向に一致させ、短径部を水平方向に一致させた状態で、環状部材56を受け部32とキャップ33との間に保持させることで、スライドドアの開閉時に平型のコルゲートチューブ53を円形のコルゲートチューブ4よりも一層スムーズ且つ容易に屈曲させることができる。
【0048】
また、平型のコルゲートチューブ53を一対の保持板57で長径方向に押圧して環状部材56の内側で円形に変形させた状態で図4のハーネス支持部材31内に保持させることも可能である。
【0049】
図6は、首振り式のハーネスガイドの首振り部であるハーネス支持部材の第三の実施形態を示すものである。
このハーネス支持部材61は図4のハーネス支持部材31の受け部32に横長のハーネス支持部62を延設したものであり、他の構成は図4のハーネス支持部材31と同様であるので、同一部分には同一符号を用いて説明する。ハーネス支持部材61を基台を用いずに直接、車両ボディに回動自在に支持させる場合は、ハーネス支持部材61が首振り式のハーネスガイドと呼称される。ハーネス支持部材61を車両ボディ等に不動に固定して、コルゲートチューブの周方向の可動すなわちコルゲートチューブの捩れ防止のみを行わせることも可能である。
【0050】
ハーネス支持部62は受け部32の一方の壁部64から水平に延長され、支持板84の両側にハーネス保持用の低い側壁65を有し、先端側にテープ巻きやバンド等でコルゲートチューブ4(図4)を固定するための幅狭の固定板部66を有し、固定板部66は両側に側壁65よりもさらに低い保持用の縁部67を有し、先端にテープ等に対する外れ防止用の突部68を有している。
【0051】
ハーネス支持部62の基端は受け部32の壁部64に直交して続き、受け部32の前後の各壁部64には半円状の切欠孔39が設けられ、切欠孔39の周上にコルゲートチューブ係止用の鍔部(保持突部)38が立設され、両鍔部38の間に半円状の溝部37が位置し、左右の各壁部41にキャップ33に対する係止突起42を有し、一方の係止突起42に対向する板部34に揺動支持用ないし固定用の孔部35を有している。
【0052】
キャップ33はコルゲートチューブ4(図4)を係止するための鍔部(保持突部)48を前後両側の壁部44と一体に有し、受け部32の係止突起42に対する係合枠片50を左右両側の壁部45と一体に有している。
【0053】
ワイヤハーネス(図示せず)を内部に挿通させたコルゲートチューブ4(図5)は受け部32の前後一対の鍔部38で凹溝を係止されてチューブ長手方向の動きが規制されると共に、ハーネス支持板62上で安定に支持されて下方向の撓みが阻止される。その状態でキャップ33が被せられ、キャップ33の前後の鍔部48がコルゲートチューブ4の凹溝40(図4)に係合し、キャップ33と受け部32との間に前後上下左右の各方向のガタ付きなく且つ周方向回動自在に安定に保持される。
【0054】
次いでハーネス支持板62の先端側の固定板部66にコルゲートチューブ4がバンド等の固定手段で周方向回動自在に巻回固定される。コルゲートチューブ4は長手方向の後側で鍔部38,48で固定され、長手方向の前側でバンド等で固定され、前後二箇所で安定に且つ周方向回動自在に支持される。それにより、スライドドア6の開閉に伴うワイヤハーネス(コルゲートチューブ)のバタツキや捩れ等が防止される。
【0055】
受け部32の孔部35が基台9(図2)や車両ボディ1(図1)にリベット10(図2)やボルトやナット等で回動自在に軸支され、スライドドア6の開閉動作に伴ってハーネス支持部材61が孔部35を中心として水平方向に回動し、それによりワイヤハーネス及びコルゲートチューブ4(図4)が無理な捩り力や曲げ力を受けることなくスムーズに屈曲する。
【0056】
特に長いハーネス支持部62によってコルゲートチューブ(ワイヤハーネス)4が水平方向に真直に延ばされて支持されるから、コルゲートチューブ(ワイヤハーネス)4の垂れ下がりが起こらず、スライドドア6と車両ボディ1との間へのコルゲートチューブ(ワイヤハーネス)4の挟み込みや噛み込みが防止される。車両ボディ等にハーネス支持部62の側面65ないし受け部32の側面を当接させる首振り角度規定用のストッパ(当接用の突部)を設けることも可能である。あるいは、ハーネス支持部62ないし受け部32に、基台9(図2)に対する首振り角度規定用のストッパ(当接用の突部)を設けることも可能である。
【0057】
なお、図6のハーネス支持部材61の受け部32とキャップ33との間に図5のアタッチメント54を装着して平型のコルゲートチューブ53を保持させることも無論可能である。
【0058】
図7は、首振り式のハーネスガイドの首振り部であるハーネス支持部材の第四の実施形態を示すものである。基台9(図2)を用いない場合はハーネス支持部材70が首振り式のハーネスガイドと称される。ハーネス支持部材70を車両ボディ等に不動に固定してコルゲートチューブの周方向の回動すなわち捩れ防止のみを行わせることも可能である。
【0059】
このハーネス支持部材70は、図4のハーネス支持部材31の受け部32とキャップ33を一体化したのとほぼ同様の構成のものであり、下側の受け部71と、受け部71に薄肉のヒンジ73を介して一体に形成された上側のキャップ(開閉部)72とで構成されている。
【0060】
受け部71は水平な板部74と、板部74に続く略半円状の湾曲部75とで構成され、板部74に回動支持用の孔部76が設けられ、湾曲部75の内面の両側にコルゲートチューブ係止用の略扇状の各二つの保持突起(保持突部)77が形成されている。ヒンジ73はハーネス支持部材70の頂部側に位置している。
【0061】
ヒンジ73に続く開閉部71は、ほぼ1/4周の湾曲部78と、湾曲部78に続く水平な板部79とで構成され、湾曲部78の両側にコルゲートチューブ係止用の略扇状の各一つの保持突起(保持突部)80が形成され、板部79に回動支持用ないし固定用の孔部81が設けられている。各保持突起77,80は先端にコルゲートチューブ4(図4)の凹溝40の周面に沿う形状の短い円弧面82を有している。
【0062】
両板部74,79は上下に対向して位置し、両孔部76,81は同心に位置する。上側の湾曲部78と板部79との交差部の内側にも保持突起(保持突部)83が設けられている。開閉部72の閉止状態で各湾曲部75,78がほぼ真円形状に連続する。
【0063】
両湾曲部75,78の内側に図5のアタッチメント54を周方向回動自在に収容可能である。環状部材56(図5)は前後の端面を各保持突起77,80,83の内面で抜け出しなく当接される。
【0064】
ワイヤハーネスを挿通したコルゲートチューブ4(図4)は開閉部72を開いた状態でその開口からハーネス支持部材70の内側に挿通され、受け部側の保持突起77が凹溝40(図4)に係合し、開閉部72を閉じることで、開閉部72の保持突起80,83が凹溝40に係合し、各保持突起77,80,83でコルゲートチューブ4が長手方向不動で且つ周方向回動自在に係止される。平型のコルゲートチューブ53を使用する場合は、図5のアタッチメント54でコルゲートチューブ53を係止させた状態で図7のハーネス支持部材70内にアタッチメント54を保持させる。
【0065】
最後の両孔部81,76にボルトを挿通して基台9(図2)や車両ボディ1(図1)に回動自在に組み付ける。あるいは、予め下側の孔部76にボルトやリベット10(図2)を挿通して下側の板部74を基台等に回動自在に組み付けておき、開閉部72を閉じることで、上側の孔部81をボルトやリベットの頭部に係止させることも可能である。
【0066】
開閉部72が受け部71と一体であるから、図4のキャップ33に代える開閉部72の紛失の心配がなく、開閉部72の開閉操作も容易である。
スライドドア6(図1)の開閉に伴って孔部76を中心にハーネス支持部材70が揺動し、コルゲートチューブ4(図4)及びワイヤハーネスが無理な捩り力や曲げ力を受けずスムーズに屈曲する。ハーネス支持部材70内でコルゲートチューブが周方向に回動して捩れが防止される。これはハーネス支持部材70を車両ボディ等に不動に固定した場合も同様である。
【0067】
なお、図7の保持突起77,80,83を図4のような円弧状の鍔部38,48に代えることも可能である。また、また、図4の円弧状の鍔部38,48を図7のような保持突起77,80に代えることも可能である。また、上側の板部79(図7)を排除して開閉部72と下側の板部74とに係止手段(図示せず)を設けることも可能である。また、図4のキャップ33の一方の係止枠片50を排除してキャップ33の一方をヒンジ(図示せず)で受け部32に連結して、キャップ33を回動自在とすることも可能である。
【0068】
図8は、例えば図6のハーネス支持部材61を車両ボディ1に配置したハーネス配索構造の一形態を示すものである。
ハーネス支持部材61の受け部32は車両ボディ1の外側寄りにおいて基台9に回動自在に支持され、横長のハーネス支持部62は車両ボディ1の内側に向けて長く突出している。ハーネス支持部62で支持されたコルゲートチューブ4内のワイヤハーネスは雄・雌のコネクタ85を介して車両ボディ側のフロアハーネス86に続いている。
【0069】
図8で符号87は、スライドドア6から突出され、車両ボディ1の水平なレール(図示せず)に係合するガイドローラを先端に有するスライダを示す。スライドドア6の全開もしくはほぼ全閉時に、ハーネス支持部材61に回転角や回転抑止の機能を持たせれば、すなわちハーネス支持部材61に対する首振り角度規定用の突部を車両ボディ1に設けたり、あるいは基台9(図2)に対する首振り角度規定用の突部をハーネス支持部材61に設けることで、ワイヤハーネス(コルゲートチューブ4)の軌跡を制御することができる。図8の形態では上記機能によってワイヤハーネス4がほぼスライダ87上に位置した状態となっている。スライダ87はワイヤハーネス4の垂れ下がり防止部材及び上からの踏み付け等の荷重に対する受けとしても作用する。上記ストッパ(当接用の突部)は図2に示す形成方法以外に車両ボディ1の合成樹脂製のスカッフプレート26上や金属製のステップ2上に例えばリブ状のものとして取り付けることが可能であり、ストッパは取付場所に応じて金属でも合成樹脂でもよく、一体成形でも板金加工で形成したものでもよい。また、ハーネス支持部材61を車両ボディ側ではなくスライドドア側に配設する場合は、支持部62に対するストッパをスライドドア6に設けることも可能である。
【0070】
図8の如くハーネス支持部62がスライドドア側ではなく車両ボディ1の内側に向けて突出されたことで、スライドドア6の開閉に伴うワイヤハーネス(コルゲートチューブ4)の動きがフロアハーネス86に及ばないようになっている。これにより、雄・雌両コネクタ85に引張力が作用せず、両コネクタ85内の端子が抜け出し方向の力を受けず、両コネクタ85の電気的接続の信頼性が向上する。
【0071】
なお、図8でハーネス支持部材61の受け部32を車両ボディ1の内側寄りに配置し、ハーネス支持部62を外側すなわちスライドドア6に向けて突出させた場合でも、上記同様の効果が奏される。図6のハーネス支持部材61に代えて図2,図4〜図7に示すハーネス支持部材5,31,61,70の何れかを使用することも無論可能である。
【0072】
また、図2,図4〜図7に示す各ハーネス支持部材5,31,61,70を車両ボディ側ではなくスライドドア6側に回動自在ないし不動に組み付けることも可能である。この場合、基台9(図2)を用いてもよいことは言うまでもない。また、各ハーネス支持部材5,31,61,70を車両ボディ1側とスライドドア6側との両方に配設することも可能である。その場合、各ハーネス支持部材5,31,61,70の組み合わせは任意である。また、図8においてハーネス支持部材61は少なくとも図3(a)(b)のステップ2上又はスカッフプレート26上、又はフロア30上に配置可能である。
【0073】
また、首振り部である上記各ハーネス支持部材5,31,61,70を車両ボディ1やスライドドア6に対して水平方向ではなく垂直方向に回動自在に組み付けることも可能である。
【0074】
図9〜図10は、本発明に係るスライドドアへのハーネス配索構造の他の実施形態を示すものである。
この構造は、図9の如く、車両ボディ側の垂直なパネル91に筒状部92を水平方向に突設し、ワイヤハーネスの外周のコルゲートチューブ53を分割式の一対のハーネス支持部材93で径方向に保持し、その状態でハーネス支持部材93を筒状部92内に周方向回動自在に挿着することを特徴とするものである。
【0075】
パネル91は例えば車両ボディのステップ部の後端の垂直な壁部であってもよい。パネル91は垂直に限らず垂直に近い状態のものであってもよい。また、筒状部92は水平に限らず水平に近い状態であってもよく、パネル91に対して直角に交差していなくともよい。筒状部92は金属製のパネル91に一体にプレスで打ち抜き成形することがコスト面から好ましい。
【0076】
筒状部92は内側に貫通した挿通孔100を有している。合成樹脂製のパネル91に筒状部92を一体樹脂成形することも可能である。また、スライドドア側のパネルに筒状部92を形成して、筒状部92内で一対のハーネス支持部材93によってワイヤハーネスを回動自在に支持させることも可能である。また、筒状部92に代えてウレタンや合成樹脂等の厚板の壁部(図示せず)を貫通する挿通孔を設け、挿通孔内に筒状部を嵌合させたり、あるいは壁部の挿通孔に直接、ハーネス支持部材93を挿入することも可能である。
【0077】
図9の実施形態は、図4や図7に示すハーネス支持部材31,70と機能的に類似するものである。分割式のハーネス支持部材93とパネル91の筒状部92とでハーネスガイド94(図10)が構成される。ハーネス支持部材93はインナ部材として、筒状部92はアウタ部材として作用する。
【0078】
図9で、ハーネス支持部材93は合成樹脂で形成され、左右に同一形状に(対称に)分割されている。本形態の各ハーネス支持部材93は、断面半円形の外周面95と、断面長円形の平型のコルゲートチューブ53に対応して長円径の内周面96と、外周面95と内周面96とを結ぶ接合面97と、前端側の可撓性の係止爪(係止部)98と、後端側の鍔部(停止部)99とを備えている。
【0079】
外周面95は滑らかな面であり、両ハーネス支持部材93が接合した状態で完全な円形の面となる。外周面95はパネル91の筒状部92の内径よりも若干小径に形成されている。内周面96には、コルゲートチューブ53(詳細は図5参照)の凹溝に係合する保持突部(突条)101が前後と中間に合わせて三条形成されている。
【0080】
なお、断面円形のコルゲートチューブ(図4の符号4参照)を用いる場合には、内周面96を断面半円形に形成し、同様の保持突部を半円状に形成する。断面円形のコルゲートチューブ4を内周面に沿って回動自在に支持させる。保持突部101は少なくとも二条以上形成することが、コルゲートチューブ53の長手方向の固定力を上げるために好ましい。
【0081】
前端側の係止爪98は高さ方向中央で切欠され、上下各一対配置されている。この切欠部102によって係止爪98が内向きに撓み易くなっている。係止爪98は、外周面95から直角に立ち上げられた係止面98aと、係止面98aからテーパ状に傾斜して前方へ延びた案内面98bとを有して、断面略直角三角形状に形成されている。係止爪98の外径はパネル91の筒状部92の内径よりも大きい。
【0082】
後端側の鍔部99は外周面95から直角に立ち上げられ、前側の係止爪98よりも大径に外側に突出している。係止爪98の係止面98aから鍔部99の前端面98aまでの距離は、筒状部92の前端92aからパネル91の後面91a(図10)までの距離よりもやや長い。
【0083】
なお、一対のハーネス支持部材93を接合面97の一側方でヒンジ(図示せず)を介して開閉自在に連結させることも可能である。また、コルゲートチューブ53に代えて他の樹脂製の編組チューブといった保護チューブ(図示せず)を用いたり、ワイヤハーネス(複数本の電線)をビニルテープ巻きした状態で直接、ハーネス支持部材93で周方向回動自在に支持させることも可能である。その場合は内周面96の支持突部101は排除する。
【0084】
図9において一対のハーネス支持部材93でコルゲートチューブ53を挟むように保持し、矢印Cの如くパネル91の筒状部92内に挿入する。筒状部92へのハーネス支持部材93の挿着作業は、ワイヤハーネスを筒状部92に挿通させる作業と同時に行うことが好ましい。ワイヤハーネスとその外周のコルゲートチューブ53を予め筒状部92に挿通しておき、後から筒状部92内にハーネス支持部材93を挿着することも可能である。
【0085】
筒状部92にハーネス支持部材93を挿入した時点で前端側の係止爪98が内側に撓み、ハーネス支持部材93の挿通が許容され、係止爪98が筒状部92の前端92aから外部に突出した時点で外向きに復元して、図10の如く係止爪98の係止面98aが筒状部92の前端面92aに当接すると共に、後端側の鍔部99がパネル91の後面91aの開口縁に当接する。
【0086】
これにより、ハーネス支持部材93が前後方向に不動に固定され、且つ筒状部92の内周面に対して外周面95が若干の隙間を存して接し、ハーネス支持部材93が筒状部92内に周方向回動自在に支持される。これにより、例えばスライドドアの開閉に伴うワイヤハーネス及びコルゲートチューブ53の捩れがスムーズに吸収され(ワイヤハーネス及び/又はコルゲートチューブ53がハーネス支持部材93と一体に回動し)、ワイヤハーネスやコルゲートチューブ53の捩れに起因する傷みが確実に防止される。
【0087】
本実施形態によれば、例えば図4や図7のハーネス支持部材31,70に較べて、ハーネス支持部材93を車両ボディ等のパネル91にワンタッチで組み付けることができ、且つパネル91を利用して筒状部を形成することで、部品コストが低減される。
【0088】
【発明の効果】
以上の如く、請求項1記載の発明によれば、首振り式のハーネスガイドにコルゲートチューブを固定したことで、スライドドアの開閉時にコルゲートチューブ及びコルゲートチューブ内のワイヤハーネスが首振り式のハーネスガイドと一体に揺動し、コルゲートチューブ及びワイヤハーネスが無理な捩じり力や曲げ力を受けずにスムーズに屈曲する。これにより、スライドドアの繰り返し開閉によるコルゲートチューブ及びワイヤハーネスの破損や変形が防止されると共に、コルゲートチューブ及びワイヤハーネスのばたつきや暴れが起こらず、スライドドアと車両ボディとの間へのコルゲートチューブ(ワイヤハーネス)の噛み込みや異音の発生が防止される。
【0089】
また、コルゲートチューブ内にワイヤハーネスである複数本の電線を収容したことで、ワイヤハーネスをビニルテープで巻回する必要がなく、それによってもワイヤハーネスの屈曲性が向上する。本発明は、首振り式のハーネスガイドにワイヤハーネスではなくコルゲートチューブを固定するようにしたことで、コルゲートチューブ内でワイヤハーネスが自由に摺動することができるから、ワイヤハーネスの屈曲性が良く、ワイヤハーネスを首振り式のハーネスガイドに固定した場合と較べて、ワイヤハーネスの屈曲性が格段に向上する。
【0090】
また、基台を車両ボディ又はスライドドアに固定することで、ハーネス支持部材が連結部材を中心として回動自在に支持され、首振り式のハーネスガイドが簡単に構成される。首振り式のハーネスガイドの構造が簡単であるから、コストが安く済み、且つ故障が少なく経済的であると共に、スライドドアや車両ボディのどの部位にも容易に組み付けることができるから、車種やスライドドアの形態に左右されずに、スライドドア開閉時のワイヤハーネス及びコルゲートチューブの屈曲性を向上させることができる。
【0091】
また、請求項記載の発明によれば、スライドドアの全開ないし全閉時に首振り式のハーネスガイドが大きく揺動した際に、ハーネスガイドがストッパに当接して、ハーネスガイドの揺動角度が規定されるから、慣性力によるハーネスガイドの回り過ぎとそれに伴う戻り不良が防止され、次のスライドドアの閉動作ないし開動作でハーネスガイドが確実に且つスムーズに反対方向に揺動する。
【0092】
また、請求項記載の発明によれば、スライドドアの開閉に伴ってワイヤハーネスが揺動しつつ捩れた場合でも、コルゲートチューブがハーネスガイド内で周方向に回動して捩れを吸収するから、コルゲートチューブやワイヤハーネスに無理な捩り力等が作用せず、コルゲートチューブ及びワイヤハーネスの変形や傷みや磨耗や摩擦による異音等が防止されると共に、ワイヤハーネスの揺動がスムーズに行われる。
【0093】
また、請求項記載の発明によれば、ワイヤハーネスを挿通したコルゲートチューブをハーネスガイドにセットすると同時に、コルゲートチューブの凹溝に保持突部が係合して、コルゲートチューブが簡単に保持される。これにより、ワイヤハーネスの配索作業性が向上する。また、保持突部がコルゲートチューブの凹溝に係合することで、コルゲートチューブが長手方向にガタ付きなく保持され、スライドドアの開閉時や車両走行時の振動によってもコルゲートチューブ(ワイヤハーネス)が安定に保持される。
【0094】
また、請求項記載の発明によれば、ワイヤハーネスを挿通したコルゲートチューブが基板部で下側の弛み(垂れ)なく支持され、且つ基板部と側板部と補助側板部とで囲まれるように安定に保持され、さらに保持突部で凹溝を係止されて、コルゲートチューブ長手方向にガタ付きなく不動に固定されるから、コルゲートチューブの保持が確実に行われる。また、基板部に向けて上側からコルゲートチューブをセットすると同時に、保持突部が凹溝に係合してコルゲートチューブの長手方向のガタ付きをなくすから、コルゲートチューブのセット作業が容易化し、ワイヤハーネスの配索作業性が向上する。
【0101】
また、請求項記載の発明によれば、車種やスライドドアの形態に応じてハーネスガイドを車両ボディのステップ上、又はスカッフプレート上、あるいはフロア上というように場所を選択して配置することで、あらゆる形態のハーネス配索構造に容易に且つ低コストで対応可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスライドドアへのハーネス配索構造の一実施形態の概要を示す平面図である。
【図2】ハーネス配索構造における首振り式のハーネスガイドの第一の実施形態を示す斜視図である。
【図3】 (a) は車両ボディにおける首振り式のハーネスガイドの配置の二形態を示す縦断面図、(b) はその他の形態を示す縦断面図である。
【図4】首振り式のハーネスガイドの第二の実施形態を示す分解斜視図である。
【図5】平型のコルゲートチューブに適用するアタッチメントの一形態を示す分解斜視図である。
【図6】首振り式のハーネスガイドの第三の実施形態を示す分解斜視図である。
【図7】首振り式のハーネスガイドの第四の実施形態を示す分解斜視図である。
【図8】車両ボディにおける首振り式のハーネスガイドの配置の形態を示す縦断面図である。
【図9】本発明に係るスライドドアへのハーネス配索構造の他の実施形態を示す分解斜視図である。
【図10】同じく組付状態を示す図9のD−D相当断面図である。
【図11】 (a)(b)は従来のスライドドアへのハーネス配索構造の一形態の概要をスライドドアの開閉順に示す平面図である。
【符号の説明】
1 車両ボディ
2 ステップ
3,(31,61,70) 首振り式のハーネスガイド
4 コルゲートチューブ
5,31,61,70,93 ハーネス支持部材
6 スライドドア
9 基台
10 リベット(連結部材)
17 基板部
18 側板部
22,23 補助側板部
24 保持突起(保持突部)
26 スカッフプレート
30 フロア
32,71 受け部
33 キャップ
38,48 鍔部(保持突部)
40 凹溝
42 係止突起(係止手段)
50 係合枠片(係止突起)
53 平型のコルゲートチューブ
56 環状部材
57 保持板(保持部材)
62 ハーネス支持部
72 開閉部(キャップ)
73 ヒンジ
85 コネクタ
86 車両ボディ側のワイヤハーネス
89 当接用の突部(ストッパ)
91 パネル
92 筒状部
94 ハーネスガイド
98 係止爪(係止部)
99 鍔部(停止部)

Claims (5)

  1. コルゲートチューブ内に挿通されたワイヤハーネスを車両ボディからスライドドアに配索する構造において、前記車両ボディ側又は前記スライドドア側に首振り式のハーネスガイド設けられ、該ハーネスガイドに前記コルゲートチューブ固定され、該ハーネスガイドが、該コルゲートチューブを固定するハーネス支持部材と、該ハーネス支持部材を連結部材で回動自在に連結する基台とで構成されたことを特徴とするスライドドアへのハーネス配索構造。
  2. 前記ハーネスガイド又は前記車両ボディ又は前記スライドドアに、該ハーネスガイドの揺動角を規定するストッパが設けられたことを特徴とする請求項1記載のスライドドアへのハーネス配索構造。
  3. 前記ハーネス支持部材が、前記コルゲートチューブの凹溝に係合する保持突部を有することを特徴とする請求項1又は2記載のスライドドアへのハーネス配索構造。
  4. 前記ハーネス支持部材が、前記コルゲートチューブを沿わせる基板部と、該基板部の両側に立ち上げられた側板部と、該側板部の上側に立ち上げられた補助側板部と、該補助側板部から内向きに突設された前記保持突部とを備えることを特徴とする請求項3記載のスライドドアへのハーネス配索構造。
  5. 前記ハーネスガイドが前記車両ボディのステップ上又はスカッフプレート上又はフロア上に配置されたことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のスライドドアへのハーネス配索構造。
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