JP4998241B2 - ワイヤソーによるワークの切断方法およびワイヤソー - Google Patents

ワイヤソーによるワークの切断方法およびワイヤソー Download PDF

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Description

本発明は、ワイヤソーを用いて、ワーク(例えばシリコンインゴット、化合物半導体のインゴット等)から多数のウェーハを切り出す切断方法に関する。
近年、ウエーハの大型化が望まれており、この大型化に伴い、ワークの切断には専らワイヤソーが使用されている。
ワイヤソーは、ワイヤ(高張力鋼線)を高速走行させて、ここにスラリを掛けながら、ワークを押し当てて切断し、多数のウエーハを同時に切り出す装置である(特許文献1参照)。
ここで、図3に、従来の一般的なワイヤソーの一例の概要を示す。
図3に示すように、ワイヤソー101は、主に、ワークを切断するためのワイヤ102、ワイヤ102を巻回した溝付きローラ103、ワイヤ102に張力を付与するための機構104、切断されるワークを下方へと送り出す機構105、切断時にスラリを供給する機構106で構成されている。
ワイヤ102は、一方のワイヤリール107から繰り出され、トラバーサ108を介してパウダクラッチ(定トルクモータ109)やダンサローラ(デッドウェイト)(不図示)等からなる張力付与機構104を経て、溝付きローラ103に入っている。ワイヤ102がこの溝付きローラ103に300〜400回程度巻掛けられることによってワイヤ列が形成される。ワイヤ102はもう一方の張力付与機構104’を経てワイヤリール107’に巻き取られている。
また、溝付きローラ103は鉄鋼製円筒の周囲にポリウレタン樹脂を圧入し、その表面に一定のピッチで溝を切ったローラであり、巻掛けられたワイヤ102が、駆動用モータ110によって予め定められた走行距離で往復方向に駆動できるようになっている。
なお、ワークの切断時には、ワーク送り機構105によって、ワークは保持されつつ押し下げられ、溝付きローラ103に巻回されたワイヤ102に送り出される。
また、溝付きローラ103、巻掛けられたワイヤ102の近傍にはノズル115が設けられており、切断時にスラリタンク116からワイヤ102にスラリを供給できるようになっている。また、スラリタンク116にはスラリチラー117が接続されており、供給するスラリの温度を調整できるようになっている。
このようなワイヤソー101を用い、ワイヤ102にワイヤ張力付与機構104を用いて適当な張力をかけて、駆動用モータ110により、ワイヤ102を往復方向に走行させながらワークをスライスする。
前記ワイヤがワークを保持する当て板に到達するまでワークの切り込みを行うことによってワークの切断は完了する。その後、ワークの送り出し方向が逆転することにより、前記ワイヤ列から切断済みワークが引き抜かれることになる。
前記ワイヤ列からワークを引き抜く際に該ワイヤがワークの切断箇所に引っ掛かりワイヤが浮上ってしまうことを防止するためのワイヤソーとして、特許文献2に示されるように、規制手段を構成する一対の規制部材によりワークのワイヤ出入り点近傍位置にてワイヤを押さえ込んでワイヤの浮上りを規制する手段を備えたワイヤソーが示されている。
しかしながら、上記のような一般的なワイヤソーを用いてワークをウェーハ状に切断し、切断されたウェーハの形状を調べてみると、大きなWarpが生じてしまっていた。
Warpは半導体ウェーハの切断における重要品質の一つであり、製品の品質要求が高まるにつれ、一層の低減が望まれている。
ワークの品質への悪影響の一例として、前記ワーク切断後、ワイヤ列から切断済みワークを引き抜く際、ワーク切断面に残存したスラリによりワーク切断面へダメージを与えるという問題があり、特許文献3に前記ワーク切断面への悪影響を抑制するために、前記ワイヤ列から切断済みワーク引き抜き時にワイヤに付加する張力を高めるワイヤソーが示されている。
特開平9−262826号公報 特開平8−11047号公報 特開2003−275950号公報
一般に、切断用ワイヤに供給されるスラリは、微細な砥粒を油性又は水溶性のクーラントで懸濁したものであり、攪拌を行わない状態では砥粒と液成分とが分離し易いため、切断後のワークには、前記液成分が抜けることにより高粘度化したスラリが残存し易い。従って、この状態でワークをワイヤ列から引き抜くと、当該ワイヤ列からワーク切断面がダメージを受けて当該切断面にいわゆるソーマークが生じやすく、これによってWarpが悪化して品質を損ねる結果を招く。
前記ソーマークは、ワーク送り方向と垂直方向、すなわちワイヤ走行方向にスジ状に発生する。これは、ワーク表面に残存したスラリをワイヤの走行に伴ってワイヤ走行方向へ移動させることによって発生すると考えられる。
従って、これを防ぐためには、ワーク引き抜きの際にワイヤの走行を停止させれば良いが、ワイヤの走行を停止した状態で、ワークの引き抜きを行うと、ワーク表面に残存したスラリ中で、特に砥粒が凝集してワーク表面に固着した部分でワイヤ列が局所的に引っかかり、切断用ワイヤの断線が発生する結果となる。
本発明は前述のような問題に鑑みてなされたもので、簡単な構成でワイヤソーのワイヤ列により切断したワークをその切断面に悪影響を与えることなく前記ワイヤ列から切断済みワークを引き抜くことができるワイヤソーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、切断用ワイヤが複数のローラの周囲に巻回されることによりワイヤ列が形成され、前記切断用ワイヤが軸方向に往復駆動され、該切断用ワイヤにスラリが供給されながら前記ワイヤ列に対してワークが切り込み送りされることにより、該ワークが軸方向に並ぶ複数の箇所で同時に切断されるワイヤソーによるワークの切断方法において、前記ワークの切断後、前記ワイヤ列から該ワークの引き抜き時にワイヤを2m/min以下で走行させながらワークを引き抜くことを特徴とするワイヤソーによるワークの切断方法を提供する。
このように、ワークの切断後、ワイヤ列からワークの引き抜き時にワイヤを2m/min以下で走行させながらワークを引き抜くことによって、切断後のワークをワイヤ列から引き抜く際、ワーク表面に残存したスラリ中で、特に砥粒が凝集してワーク表面に固着した部分でワイヤ列が局所的に引っかかり切断用ワイヤの断線が発生することなく、ワーク引き抜きによるソーマークを抑制することができる。
このとき、前記ワーク引き抜き時のワイヤの走行を、前進方向及び後退方向への走行距離がそれぞれ1m以下となるように往復走行させることが好ましい。
このように、ワーク引き抜き時のワイヤの走行を、前進方向及び後退方向への走行距離がそれぞれ1m以下となるように往復走行させることで、ワーク表面に固着したスラリを排除し易くなり、ワーク引き抜きにより発生するソーマークを効果的に防ぐことができる。
またこのとき、ワーク引き抜き時に供給するスラリの温度を切断終了時の温度よりも高温とすることが好ましい。
このように、ワーク引き抜き時に供給するスラリの温度を切断終了時の温度よりも高温とすることで、ワーク表面に固着したスラリを排除し易くなり、ワーク引き抜きにより発生するソーマークをより効果的に防ぐことができる。
また、本発明は、切断用ワイヤが複数のローラの周囲に巻回されることによりワイヤ列が形成され、前記切断用ワイヤが軸方向に往復駆動され、該切断用ワイヤにスラリが供給されながら前記ワイヤ列に対してワークが切り込み送りされることにより、該ワークを軸方向に並ぶ複数の箇所で同時に切断するワイヤソーであって、前記ワークの切断後、前記ワイヤ列から該ワーク引き抜き時にワイヤを2m/min以下で走行させながらワークを引き抜くよう制御するものであることを特徴とするワイヤソーを提供する。
このように、本発明のワイヤソーは、ワークの切断後にワイヤ列からワイヤを2m/min以下で走行させながらワークを引き抜くよう制御するので、ワイヤの断線やソーマークの発生を抑制でき、ワイヤソーによって切断したワークをその切断面に悪影響を与えることなくワイヤ列から引き抜くことができるものとなっている。
このとき、前記ワーク引き抜き時のワイヤの走行を、前進方向及び後退方向への走行距離がそれぞれ1m以下となるように往復走行させるよう制御するものであることが好ましい。
ワーク表面に固着したスラリを排除するには、ワイヤを一方向へ走行させるよりも、前進方向及び後退方向へのワイヤ走行距離がそれぞれ1m以下となるような短い間隔でワイヤの走行方向を切り換えて往復走行させた方が効果的である。
このように、本発明のワイヤソーは、ワーク表面に固着したスラリを排除し易いものとなっており、ワーク引き抜きにより発生するソーマークを効果的に防ぐことができるものとなっている。
このとき、前記ワーク引き抜き時に供給するスラリの温度を切断終了時の温度よりも高温とするよう制御するものであることが好ましい。
このように、本発明のワイヤソーは、ワーク引き抜き時に供給するスラリの温度を切断終了時の温度よりも高温とするよう制御するものであるので、ワーク表面に固着したスラリを排除し易いものとなっており、ワーク引き抜きにより発生するソーマークを効果的に防ぐことができるものとなっている。

本発明ではワイヤソーにおいて、ワークの切断後にワイヤ列からワイヤを2m/min以下で走行させながらワークを引き抜くよう制御するので、ワイヤが断線することなくソーマークを低減でき、ワイヤソーのワイヤ列により切断したワークをその切断面に悪影響を与えることなく前記ワイヤ列からワークを引き抜くことができる。
以下では、本発明の実施の形態について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
従来のワイヤソーを使用しワークの切断を行うと、ワーク切断後、ワイヤ列から該ワークの引き抜き時に、ワーク表面に残存したスラリをワイヤの走行に伴ってワイヤ走行方向へ移動させることによってソーマークが発生し、Warpが悪化してしまうという問題があった。また、これを防ぐために、ワイヤの走行を停止した状態で、ワークの引き抜きを行うと、ワーク表面に残存したスラリ中で、特に砥粒が凝集してワーク表面に固着した部分でワイヤ列が局所的に引っかかり、切断用ワイヤの断線が発生する結果となる。
そこで、本発明のワイヤソーは、ワークの切断後、ワイヤ列から該ワークの引き抜き時に固着したスラリを排除可能な最低限の速度でワイヤを走行させることとした。すなわち、ワイヤを2m/min以下で走行させながらワークを引き抜くよう制御することによって、ワイヤの断線が発生することなく、ソーマークが発生しWarpが悪化するのを抑制してワークを引き抜くことができることを見出した。また、ワーク引き抜き時のワイヤの走行を、前進方向及び後退方向への走行距離がそれぞれ1m以下となるように往復走行させるよう制御する、あるいは、ワーク引き抜き時に供給するスラリの温度を切断終了時の温度よりも高温とするよう制御することによって、ワーク表面に固着したスラリをより排除し易いものとなり、ワーク引き抜きにより発生するソーマークを効果的に防ぐことができるものとできる。
図1は本発明のワイヤソーの一例を示す概略図である。
図1に示すように、本発明のワイヤソー1は、主に、ワークを切断するためのワイヤ2、ワイヤ2を巻回した溝付きローラ3、ワイヤ2に張力を付与するための機構4、切断されるワークを下方へと送り出す機構5、切断時にスラリを供給する機構6で構成されている。
ワイヤ2は、一方のワイヤリール7から繰り出され、トラバーサ8を介してパウダクラッチ(定トルクモータ9)やダンサローラ(デッドウェイト)(不図示)等からなる張力付与機構4を経て、溝付きローラ3に入っている。ワイヤ2がこの溝付きローラ3に300〜400回程度巻掛けられることによってワイヤ列が形成される。ワイヤ2はもう一方の張力付与機構4’を経てワイヤリール7’に巻き取られている。これらの構成は、従来と同じである。
図2に本発明で用いることができるワーク送り機構の一例を示す。図2に示すように、ワーク送り機構5のワークは当て板14に接着されており、また、この当て板14はワークプレート13により保持されている。そして、これらの当て板14、ワークプレート13を介して、ワーク保持部11によりワークは保持される。
このワーク送り機構5は、ワークを保持しつつ押し下げるためのワーク保持部11、LMガイド12を備えており、コンピュータ制御でLMガイド12に沿ってワーク保持部11を駆動させることにより、予めプログラムされた送り速度で保持されたワークを送り出すことが可能である。
そして、このようにワーク送り機構5のワーク保持部11によって保持されたワークは、切断を行う際、ワーク送り機構5により、下方に位置するワイヤ2へと送られる。また、このワーク送り機構5は、ワイヤが当て板14に到達するまでワークを下方へと送ることによってワークの切断を完了させ、その後、ワークの送り出し方向を逆転させることにより、ワイヤ列から切断済みワークを引き抜くようにする。
また、溝付きローラ3は鉄鋼製円筒の周囲にポリウレタン樹脂を圧入し、その表面に一定のピッチで溝を切ったローラであり、巻掛けられたワイヤ2が、駆動用モータ10によって往復方向に駆動できるようになっている。
一方、溝付きローラ3に巻掛けされ、切断時に、軸方向に往復走行するワイヤ2の上方にはノズル15が配置されており、ワークの切断を行うときには、ワイヤ2にスラリを供給することができるようになっている。
また、スラリタンク16にはスラリチラー17が配置されており、供給するスラリの温度を調整できるようになっている。なお、当然、図1に示すような構成に限定されず、例えば別の熱交換器を構成することによってスラリの供給温度の調整を行うことができれば良い。
さらに、前述のスラリチラー17、駆動用モータ10、ワーク送り機構5は、制御装置25に接続されている。
この制御装置25は、ワイヤ2の走行速度の制御を駆動用モータ10に対して行う機能と、ワイヤ2の前後方向それぞれに往復走行する距離の制御を駆動用モータ10に対して行う機能、ワイヤ2に供給するスラリの温度の制御をスラリチラー17に対して行う機能、ワイヤ列に対するワークの切り込み送りおよびワイヤ列からワークを引き抜くためのワーク送りの制御をワーク送り機構5に対して行う機能を有している。
ここで、スラリ供給手段6、すなわち、溝付きローラ3(ワイヤ2)にスラリを供給する手段について述べる。このスラリ供給手段では、スラリタンク16から、制御装置25により制御されたスラリチラー17を介してノズル15に接続されており、供給されるスラリはスラリチラー17により供給温度が制御されてノズル15から溝付きローラ3(ワイヤ2)に供給できるようになっている。スラリ供給温度は制御装置25によって所望の温度に制御することができるが、特に制御手段はこれに限定されない。
そして、本発明のワイヤソーでは、この制御装置25で、ワーク送り機構5および駆動用モータ10を制御することで、ワークの切断後にワイヤ列からワイヤを2m/min以下で走行させながらワークを引き抜くよう制御し、ワーク引き抜き時のワイヤの走行を、前進方向及び後退方向への走行距離がそれぞれ1m以下となるように往復走行させるように制御し、また、スラリチラー17を制御することにより、ワーク引き抜き時に供給するスラリの温度を切断終了時の温度よりも高温とするように制御するようになっている。
次に、本発明のワイヤソーを使用したワークの切断方法について説明する。
前記ワイヤ2の軸方向への駆動と、スラリ供給機構6によるワイヤ2へのスラリ供給とが行われた状態で、制御装置25はLMガイド12に沿ってワーク保持部11を駆動させ、ワークを下降させて該ワークを、例えば400〜800m/minで走行するワイヤ列に対して切り込み送りさせる。前記ワイヤ列に対して切り込み送りさせる時の切り込み送り速度は、例えば0.2〜0.4mm/minとすることができる。これらの条件は、もちろんこれに限定されるわけではない。
また、ワーク切断時のワイヤの走行を往復走行させることができ、その走行距離は、例えば、400〜600とすることができる。切断時にワイヤに供給されるスラリの温度は、例えば、15℃〜30℃とされる。これらの条件は、もちろんこれに限定されるわけではない。
このようにしてワークの切断が進められ、ワイヤ列がワーク上面の当て板まで到った時点で、すなわちワークの切断が完了した時点で、切り込み送りを停止させる。
このとき、ワイヤを予め設定されていた2m/min以下の走行速度で走行させるように駆動用モータ10を制御装置25によって制御する。その後、ワーク送り機構5の切り込み送り方向をワーク切断時と逆転させて前記ワークをワイヤ列から上方に引き抜く。
前記ワイヤ列からワークを引き抜く時の送り速度は、例えば5〜100mm/minとすることができ、10〜50mm/minとするのがより好ましい。
このように、ワイヤを予め設定されていた2m/min以下の走行速度で走行させるように駆動用モータ10を制御装置25によって制御することによって、本発明のワイヤソーによって切断されたウェーハに生じるWarp量およびソーマークを従来のワイヤソーによって切断されたウェーハのものと比べ、低減することができる。
ワイヤ列からのワークの引き抜き時のワイヤの走行速度が2m/minを超えるとソーマークおよびWarpが発生してしまう。これを防ぐためには、ワイヤの走行速度は2m/min以下とするのが良く、より好ましくは1m/min以下が良い。前記ワイヤの走行速度の下限としては特に限定されないが、0.1m/min以上とすることができる。
さらに、前記ワークをワイヤ列から上方に引き抜いている間、ワイヤの走行を予め設定された1m以下の走行距離で往復走行させるように制御することが可能である。
前記の通り駆動用モータ10と制御装置25は接続されており、該制御装置によってワイヤ2が予め設定した走行距離を走行したら走行方向を反転させるように制御することができるようになっている。
こうすることで、ワーク表面に固着したスラリを排除し易くなり、ワーク引き抜きにより発生するソーマークおよびWarpを効果的に防ぐことができる。
前記ワークのワイヤ列からの引き抜き時のワイヤの往復走行をさせる走行距離は1m以下であることが好ましいが、これ以上であっても良い。前記ワイヤの往復走行をさせる走行距離の下限としては特に限定されないが、0.1m以上とすることができる。
さらに、前記ワークをワイヤ列から上方に引き抜いている間、ワイヤに供給するスラリの温度をワークの切断終了時の温度よりも高温になるように制御することが好ましい。
前記の通り制御装置25により制御されたスラリチラー17によりスラリの供給温度が制御され、前記ワークの切り込み送り停止後、ワイヤ列からのワーク引き抜き時において、ワークの切断終了時の温度よりも高温であるスラリが供給される。
このようにワークの引き抜き時に高温のスラリを供給すれば、ワーク表面に固着したスラリを軟化させて排除し易くなり、ワーク引き抜きによりソーマークが発生し、Warpが悪化するのを効果的に防ぐことができる。
前記ワイヤ列からのワーク引き抜き時のスラリ供給温度は、例えば、ワーク切断時のスラリ供給温度が15℃〜30℃であれば、35℃〜50℃とすることができる。
このように、本発明のワイヤソーを使用した、ワークの切断後、ワイヤ列から該ワークの引き抜き時にワイヤを2m/min以下で走行させながらワークを引き抜くワークの切断方法では、ワイヤ列により切断したワークをその切断面に悪影響を与えることなく前記ワイヤ列から引き抜くことができる。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれに限定されない。
(実施例1)
図1に示すようなワイヤソーを用い、ワーク切断時における、ワイヤの走行速度、ワイヤの前進方向及び後退方向への走行距離およびワイヤへ供給するスラリの供給温度をそれぞれ制御して直径8インチ(200mm)のシリコンインゴットを本発明の切断方法によりウェーハ状に切断した。
ワークの切断時におけるワイヤの走行速度を600m/minとし、ワイヤの前進方向及び後退方向への走行距離が500m以下となるようにワイヤを往復走行させてワークを切断した。また、ワークの切断終了時のスラリ供給温度が25℃となるようにした。
ワークの切断後、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を2m/minとし、ワークの引き抜き時のワイヤの前進方向への走行距離を1m、ワイヤの後退方向への走行距離を0.5mとした。尚、スラリの供給温度は切断終了時と同じにした。
上記条件でワークを切断し、ワーク切断後のワーク表面の状態を調べたところ、ソーマークおよびWarp量は従来のワイヤソーを使用した場合と比べ低減されていた。
(実施例2)
上記実施例1において、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を1m/minとした以外は、実施例1と同じ条件でワークを切断し、実施例1と同様の評価を行った。
この結果、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を2m/min以下である1m/minにすることによって、ワーク表面のソーマークおよびWarp量が従来のワイヤソーを使用した場合と比べ低減されており、その低減量は実施例1より大きくなっていることが分かった。
(実施例3)
上記実施例1において、ワークの引き抜き時のスラリ供給温度を35℃とした以外は、実施例1と同じ条件でワークを切断し、実施例1と同様の評価を行った。
この結果、ワークの引き抜き時のスラリ供給温度をワークの切断終了時のスラリ供給温度より高温である35℃にすることによって、ワーク表面のソーマークおよびWarp量が従来のワイヤソーを使用した場合と比べ低減されており、その低減量は実施例1より大きくなっていることが分かった。
(実施例4)
上記実施例1において、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を1m/minとし、ワークの引き抜き時のスラリ供給温度を35℃とした以外は、実施例1と同じ条件でワークを切断し、実施例1と同様の評価を行った。
この結果、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を2m/min以下である1m/minにし、かつ、ワークの引き抜き時のスラリ供給温度をワークの切断終了時のスラリ供給温度より高温である35℃とすることによって、ワーク表面のソーマークおよびWarp量が従来のワイヤソーを使用した場合と比べ大幅に低減されており、その低減量は実施例1〜3より大きくなっていることが分かった。
(実施例5)
上記実施例1において、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を0.5m/minとし、ワークの引き抜き時のワイヤの前進方向への走行距離を0.3m、ワイヤの後退方向への走行距離を0.2mとした以外は、実施例1と同じ条件でワークを切断し、実施例1と同様の評価を行った。
この結果、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を2m/min以下である0.5m/minにし、かつ、ワークの引き抜き時のワイヤの前進方向への走行距離を1m以下である0.3m、ワイヤの後退方向への走行距離を1m以下である0.2mとすることによって、ワーク表面のソーマークおよびWarp量が従来のワイヤソーを使用した場合と比べ低減されており、その低減量は実施例1より大きくなっていることが分かった。
(実施例6)
上記実施例1において、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を0.5m/minとし、ワークの引き抜き時のワイヤの前進方向への走行距離を0.3m、ワイヤの後退方向への走行距離を0.2mとし、ワークの引き抜き時のスラリ供給温度を35℃とした以外は、実施例1と同じ条件でワークを切断し、実施例1と同様の評価を行った。
この結果、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を2m/min以下である0.5m/minにし、かつ、ワークの引き抜き時のワイヤの前進方向への走行距離を1m以下である0.3m、ワイヤの後退方向への走行距離を1m以下である0.2mとし、ワークの引き抜き時のスラリ供給温度をワークの切断終了時のスラリ供給温度より高温である35℃にすることによって、ワーク表面のソーマークおよびWarp量が従来のワイヤソーを使用した場合と比べ大幅に低減されており、その低減量は実施例1〜3より大きくなっていることが分かった。
(比較例1)
上記実施例1に対し、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を10m/minとし、ワークの引き抜き時のワイヤの前進方向への走行距離を20m、ワイヤの後退方向への走行距離を10mとした以外は、実施例1と同じ条件でワークを切断し、実施例1と同様の評価を行った。
この結果、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を2m/minを超える速度である10m/minにし、かつ、ワークの引き抜き時のワイヤの前進方向への走行距離を1m
を超える20m、ワイヤの後退方向への走行距離を1mを超える10mとすることによって、ワーク表面のソーマークおよびWarp量が実施例1より悪化していることが分かった。
(比較例2)
上記実施例1に対し、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を100m/minとし、ワークの引き抜き時のワイヤの前進方向への走行距離を200m、ワイヤの後退方向への走行距離を100mとした以外は、実施例1と同じ条件でワークを切断し、実施例1と同様の評価を行った。
この結果、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を2m/minを超える速度である100m/minにし、かつ、ワークの引き抜き時のワイヤの前進方向への走行距離を1m
を超える200m、ワイヤの後退方向への走行距離を1mを超える100mとすることによって、ワーク表面のソーマークおよびWarp量が実施例1より大幅に悪化していることが分かった。
(比較例3)
上記実施例1に対し、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を3m/minとした以外は、実施例1と同じ条件でワークを切断し、実施例1と同様の評価を行った。
この結果、ワイヤ引き抜き時のワイヤの走行速度を2m/minを超える速度である3m/minにすることによって、ワーク表面のソーマークおよびWarp量が比較例1よりは良いものの、実施例1より悪化していることが分かった。
表1に、各実施例、比較例における条件とワーク引き抜き時におけるワーク切断面の品質評価結果をまとめたものを示す。
Figure 0004998241
以上示したように、ワークの切断後、ワイヤ列から該ワークの引き抜き時にワイヤを2m/min以下で走行させながらワークを引き抜くようよう制御する本発明のワイヤソーを用いることによって、ワイヤ列により切断したワークをその切断面に悪影響を与えることなく前記ワイヤ列から引き抜くことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
本発明のワイヤソーの一例を示す概略図である。 本装置で用いることができるワーク送り機構の一例を示す概略図である。 従来のワイヤソーの一例を示す概略図である。
符号の説明
1…ワイヤソー、 2…ワイヤ、 3…溝付きローラ、
4、4’…ワイヤ張力付与機構、 5…ワーク送り機構、
6…スラリ供給機構、7、7’…ワイヤリール、
8…トラバーサ、9…定トルクモータ、
10…駆動用モータ、 11…ワーク保持部、
12…LMガイド、 13…ワークプレート、 14…当て板、
15…ノズル、16…スラリタンク、17…スタリチラー、
25…制御装置。

Claims (2)

  1. 切断用ワイヤが複数のローラの周囲に巻回されることによりワイヤ列が形成され、前記切断用ワイヤが軸方向に往復駆動され、該切断用ワイヤにスラリが供給されながら前記ワイヤ列に対してワークが切り込み送りされることにより、該ワークが軸方向に並ぶ複数の箇所で同時に切断されるワイヤソーによるワークの切断方法において、前記ワークの切断後、前記ワイヤ列から該ワークの引き抜き時にワイヤを2m/min以下で前進方向及び後退方向への走行距離がそれぞれ1m以下となるように往復走行させながらワークを引き抜き、前記ワーク引き抜き時に供給するスラリの温度を切断終了時の温度よりも高温とすることを特徴とするワイヤソーによるワークの切断方法。
  2. 切断用ワイヤが複数のローラの周囲に巻回されることによりワイヤ列が形成され、前記切断用ワイヤが軸方向に往復駆動され、該切断用ワイヤにスラリが供給されながら前記ワイヤ列に対してワークが切り込み送りされることにより、該ワークを軸方向に並ぶ複数の箇所で同時に切断するワイヤソーであって、前記ワークの切断後、前記ワイヤ列から該ワーク引き抜き時にワイヤを2m/min以下で前進方向及び後退方向への走行距離がそれぞれ1m以下となるように往復走行させながらワークを引き抜き、前記ワーク引き抜き時に供給するスラリの温度を切断終了時の温度よりも高温とするよう制御するものであることを特徴とするワイヤソー。
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