JP4993584B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出するヘッドを備える画像形成装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば記録液の液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてインクジェット記録装置などが知られている。この液体吐出記録方式の画像形成装置は、記録ヘッドから記録液、例えばインク滴を、搬送される用紙(紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体などが付着可能なものの意味であり、被記録媒体あるいは記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称される。)に対して吐出して、画像形成(記録、印字、印写、印刷も同義語で使用する。)を行なうものであり、記録ヘッドが主走査方向に移動しながら液滴を吐出して画像を形成するシリアル型画像形成装置と、記録ヘッドが移動しない状態で液滴を吐出して画像を形成するライン型ヘッドを用いるライン型画像形成装置がある。
ライン型画像形成装置として、例えば特許文献1にはインクジェットヘッドを有するヘッドユニットを装置本体外部に引き出し自在に形成すること、引き出されたヘッドユニットに該ヘッドユニットの機能を維持回復させる記録装置メンテナンスキットを取り付け自在とすることが記載されている。
特開2004−142365号公報
また、シリアル型画像形成装置として、例えば特許文献2には記録ヘッドを装置本体側のキャリッジに搭載した際に、ノズルの吐出孔面を回復装置側に当接させつつヘッドキャップユニットを回復装置側に固定させる嵌合機構を備えていることによって、記録ヘッドに対してヘッドキャップユニットが取り付けられたままの状態での交換作業を可能とし、ノズルの損傷及び手の汚染を防止するとともに、回復装置側のキャッピング部材に相当するヘッドキャップユニットを記録ヘッドの交換と同時に取り替えられるようにして、回復装置の良好な回復作用を安定して維持させるようにすることが記載されている。
特開2002−321377号公報
その他、参考文献として次のものがある。
特開2002−200748号公報 特開2003−285446号公報 特開2005−225041号公報 特開平10−044449号公報
ところで、ライン型ヘッドは、短尺のヘッドに比べて1ヘッド当たりのノズル数が多く、吐出される液滴が曲がる噴射曲がり、液滴を吐出することができなくなる吐出不能などの吐出不良が相対的に発生し易くなる。そのため、ノズルの性能を維持回復する維持回復機構(手段ないし装置)が備えられるが、維持回復動作によっても常に吐出不良ノズルがない状態を維持することが難しく、ヘッドを交換できる構成とすることが必要になる。
しかしながら、多数のノズルを有するライン型ヘッドの交換を行う場合、ヘッド内には記録液(以下「インク」という。)が内蔵された状態にあるため、ヘッド内のインクがノズルから漏れ出して装置内を汚すことになるという課題がある。
そこで、特許文献2に記載されているようにヘッドのノズル面をキャップ部材で密封したままヘッド交換を行うことが考えられるが、上述したようにライン型ヘッドの場合にヘッドに内蔵されているインク量は短尺ヘッドの比ではなく、ヘッドを外したときにノズルからインクが漏れ出した場合にキャップ部材だけで保持することが困難であるという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ヘッドの交換作業を容易に行うことができるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出するライン型ヘッドからなるヘッド部と、
前記ヘッド部が着脱自在に装着されるヘッド支持部と、
前記ヘッド部の液体吐出面を密封するキャップ部材を含む維持回復手段と、
を備え、
前記ヘッド部は、画像を形成する画像形成位置と画像形成位置から退避した退避位置との間で水平方向に移動可能に配置され、
前記ヘッド部を退避位置にした状態で前記ヘッド部と前記維持回復手段とを係合して一体化する係合手段を備え
前記ヘッド部内の液体供給経路と前記ヘッド支持部内の液体供給経路が接続及び切断可能に設けられ、
前記ヘッド部には前記ヘッド支持部から取り外したときに前記液体供給経路の入口側を閉じる開閉弁が設けられ、
前記ヘッド支持部材には前記液体を収容する液体収容手段に接続される液体供給経路から分岐する大気開放経路が設けられるとともに、この大気開放経路を開閉する大気開閉弁が設けられ、
前記ヘッド部を前記ヘッド支持部材から取り外す前に前記大気開放弁を開放した状態で前記ヘッド部内の液体を吐出して排除する
構成とした。
本発明に係る画像形成装置は、
液滴を吐出するヘッド部と、
このヘッド部が着脱自在に装着されるヘッド支持部と、
前記ヘッド部の液体吐出面を密封するキャップ部材を含む維持回復機構手段と、
を備え、
前記ヘッド部内の液体供給経路と前記ヘッド支持部内の液体供給経路が接続及び切断可能に設けられ、
前記ヘッド部には前記ヘッド支持部から取り外したときに前記液体供給経路の入口側を閉じる開閉弁が設けられ、
前記ヘッド支持部材には前記液体を収容する液体収容手段に接続される液体供給経路から分岐する大気開放経路が設けられるとともに、この大気開放経路を開閉する大気開閉弁が設けられ、
前記ヘッド部を前記ヘッド支持部材から取り外す前に前記大気開放弁を開放した状態で前記ヘッド部内の液体を吐出して排除し、
前記ヘッド部を前記キャップ部材で覆った状態で前記ヘッド支持部に対して着脱自在に装着され、
前記キャップ部材が磁力で前記ヘッド部に装着されるとともに、前記キャップ部材を前記ヘッド部から離間させる電磁石を備えている
構成とした。
本発明によればキャップ部材だけでヘッド部のノズル面を密封保持しても液漏れのおそれが低減し、交換作業が容易になる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明を適用する画像形成装置の一例について図1ないし図3を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を示す概略構成図、図2はヘッド構造体が画像形成位置にある状態での図1の右側面図、図3はヘッド構造体が退避位置にある状態での図1の右側面図である。
この画像形成装置は複写装置であり、装置本体1は原稿画像を読取るスキャナなどの画像読み取り部2と、被記録媒体(以下「記録紙」という。)Pに画像を形成する記録部3とから構成されている。
そして、記録紙カセット4に収納された記録紙Pが給紙コロ5及び分離パッドで1枚ずつ分離されて給送され、搬送路7を通じて印字部10に搬送される。印字部10には、記録紙Pにインク滴を吐出して画像を記録するライン型ヘッドで構成されるヘッド部を含むヘッド構造体11と、記録紙Pを静電吸着などで吸着して搬送する駆動ローラ17と従動ローラ18間に周回移動可能に掛け回された搬送ベルト12などとを備え、搬送ベルト12に吸着されて所定の速度で搬送される記録紙Pに対してヘッド構造体11に搭載されたライン型ヘッドからインク滴が吐出されて画像が形成される。次に、画像が形成された記録紙Pは排紙経路13を通って排紙スタック部14に排紙されてスタックされる。
印字部10のヘッド構造体11のヘッド部には装置本体1に対して着脱自在に装着されるインクカートリッジ15から図示しないインクチューブを介してインクが供給される。また、ヘッド構造体11は、回転軸16によって水平方向に回転可能に支持され、画像形成時には図2に示すように搬送ベルト12の上方に位置する画像形成位置に、待機状態、維持回復動作時には維持回復機構部(維持回復手段)20に対向する退避位置に移動可能となっている。さらに、装置本体1の前面側で、搬送ベルト12による記録紙Pの搬送領域外にはヘッド構造体11の退避位置に対応して、ヘッド構造体11のヘッド部の維持回復を行う維持回復機構部20が配置されるとともに、この維持回復機構部20で生じる画像形成に寄与しないインクの廃液を収容する廃液タンク21が配置されている。
また、装置本体1の前面側にはオペレータによって操作される操作部24が備えられる。この操作部24の下側の突出部分には、ヘッド構造体11を維持回復機構部20又はそのキャップ部材或いは廃液タンク21と一体的に装置本体1の記録部3に対して着脱するときに開放するカバー26を開閉自在に設けている。
また、ヘッド構造体11は後述するように維持回復機構部20全体又は維持回復機構部20のキャップ部材28と一体に記録部3に対して着脱自在に装着されている。このヘッド構造体11の着脱位置は、図3に示すように、ヘッド構造体11と維持回復機構部20とが対向する位置、つまり、装置本体1の前面側となっており、このように、ヘッド構造体11の着脱を装置本体1の前面側で行えるようにすることでヘッド交換作業が容易になる。
次に、ヘッド構造体11の詳細について図4ないし図6を参照して説明する。なお、図4は同ヘッド構造体の斜視説明図、図5は同ヘッド構造体のヘッド支持部の斜視説明図、図6は同ヘッド構造体のヘッド部の斜視説明図である。
ヘッド構造体11は、ヘッド部31をヘッド支持部32に対して着脱自在に装着して構成している。ヘッド部31は、図6に示すように、各色、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の液滴を吐出する複数のノズル33nを並べたノズル列33y、33m、33c、33k(以下、色を区別しないときは単に「ノズル列33」という。他の部材についても同様とする。)を有している。
なお、ここでは、ノズル列33y、33mは1つのノズル板34aに、ノズル列33c、33kは1つのノズル板34bに形成している例で示しているが、1枚のノズル板に所要数のノズル列を形成したものなどでもよい。また、ここでは、1つのノズル列33が被記録媒体(記録紙P)の幅相当分の長さを有する構成としているが、複数の液体吐出ヘッドをノズル列方向に並べて配置した構成、あるいは、複数のヘッドブロック(ヘッドアレイ)を配置した構成とすることもできる。
ヘッド支持部32にはインクカートリッジ15に接続されたインクチューブ35が接続され、また、図示しない制御部からのヘッド部31内の液滴を吐出させるエネルギーを発生するエネルギー発生手段を駆動するための信号を伝達する信号伝達手段が接続される。
そして、ヘッド支持部32とヘッド部31には、図5及び図6に示すように、それぞれ液体供給経路であるインク経路を接続及び切断する流路コネクタ部41、42と、信号伝達経路を接続及び切断する電気コネクタ部43、44とが設けられている。これにより、ヘッド部31をヘッド支持部32に装着したとき、流路コネクタ部41と42とが連結されてインク経路が接続されることで、インクカートリッジ15からヘッド部31へのインクの供給が可能になり、また、電気コネクタ部43と44が連結されて信号伝達経路が接続されることで、ヘッド部31を図示しない制御部によって駆動することが可能になる。
また、ヘッド部31の上面には取っ手36が備えられ、この取っ手36を持ち上げることでヘッド部31をヘッド支持部32から容易に取り外すことができる。さらに、ヘッド部31とヘッド支持部32とは互いに着脱自在に嵌合する楔形状の凸部46及び凹部47(逆の関係でもよい。)を形成している。
ここで、流路コネクタ部41、42の一例について図7を参照して説明する。なお、図7は流路コネクタ部の要部拡大断面説明図である。
ヘッド支持部32には、チューブ51、ジョイント部52及びOリングなどのリング状シール部材53を備えている。一方、ヘッド部31には、ジョイント部52に着脱自在に嵌合するジョイント部54の先端部側に弁座を兼ねた蓋部材55及び開口55aを開閉する弁体56で構成される逆止弁57を備えている。
これにより、図7(a)に示すように、ヘッド支持部32のチューブ51側から矢印で示す方向にインクが流れようとするときには、逆止弁57の弁体56に圧力がかかって弁体56が蓋部材55の開口55aから離れる方向に移動して隙間が生じる(開弁する)ので、インクはヘッド部31のジョイント部54に向かって流れてヘッド部31にインクが供給される。これに対して、ヘッド部31からヘッド支持部32側に向かうインクの流れに対しては逆止弁57の弁体56が蓋部材55に密着して閉弁するので、インクが流れない。したがって、図7(b)に示すように、ヘッド部31をヘッド支持部32から取り外した状態にしても、ヘッド部32側からインクが漏れることを防止できる。
また、流路コネクタ部41、42の他の例について図8を参照して説明する。なお、図8は流路コネクタ部の要部拡大断面説明図である。
ヘッド支持部32には、チューブ51、ジョイント部52及びOリングなどのリング状シール部材53を備えるとともに、ジョイント部52の中央部に突出部58を設けている。一方、ヘッド部31には、ジョイント部54の先端部側に突出部58が進退可能な穴(開口)60が形成された蓋部材61が備えられるとともに、ヘッド支持部32側の突出部58と蓋部材61の内面との間に、穴60を塞ぐことが可能な弁体としてのボール62がスプリング63で突出部58側に付勢されて配置されている。また、蓋部材61には流路64が形成されている。
これにより、図8(a)に示すように、ヘッド部31をヘッド支持部32に装着した状態では、ヘッド支持部32の突出部58がボール62をスプリング63の付勢力に抗して押すことで穴60が開放されるので、インクはヘッド部31のジョイント部54に向かって流れてヘッド部31にインクが供給される。これに対して、図8(b)に示すように、ヘッド部31をヘッド支持部32から取り外した状態では、ボール62がスプリング63の付勢力で穴60に押し付けられて穴60が塞がれるので、ヘッド部31をヘッド支持部32から取り外した状態にしても、ヘッド部31側からインクが漏れることを防止できる。
次に、ヘッド構造体11の駆動機構及び位置決め機構について図9ないし図12を参照して説明する。なお、図9は記録部の要部斜視説明図、図10は同じく平面説明図、図11は図10の左側面説明図、図12は図10の正面説明図である。
まず、ヘッド構造体11のヘッド支持部31、搬送ベルト12を周回移動可能に保持するベルト構造体を構成している側板70、維持回復機構部20のフレーム22がそれぞれ回転軸16を通して位置決めされている。これにより、ヘッド構造体11、搬送ベルト12及び維持回復機構部20のそれぞれの位置関係は高精度に保つことができる。
ここで、ヘッド構造体11はヘッド支持部32が回転軸16の先端部に固定して設けられ、搬送ベルト12の構造体である側板70、維持回復機構部20のフレーム22は回転軸16が相対回転するように設けられている。そして、ヘッド構造体11を回転駆動するヘッド回転駆動機構75を備えている。このヘッド回転駆動機構75は、回転軸16の中央部分に固定したギヤ76と、このギヤ76に噛み合うギヤ78を備えるモータ77とで構成され、モータ77を駆動することによって回転軸16が回転してヘッド構造体11が水平方向に回動する。なお、回転軸16は固定の支軸としてヘッド構造体11自体が回動する構成としてもよい。
また、ヘッド構造体11の回転量を検出する手段としてのエンコーダ80を備えている。このエンコーダ80は、回転軸16の下端部に固定したエンコーダホイール81と、このエンコーダホイール81のスリットを検出するエンコーダセンサ82とで構成される。
また、ヘッド構造体11の上下方向の高さ位置を調整する手段である高さ調整機構83を備えている。この高さ調整機構83は回転軸16の軸方向に一体的に設けたギヤ84と、このギヤ84に噛み合うギヤ86を備えるモータ85とで構成され、モータ85を駆動することで回転軸16が上下動されることによりヘッド構造体11の相対的な高さ位置が変化して、維持回復動作やヘッド構造体11の回動時などで高さを調整(変化)させることができる。
また、ヘッド構造体11と搬送ベルト12とのギャップを維持するため、ヘッド構造体11の先端部及び回転基部側にそれぞれコロ90を回転可能に保持し、ヘッド構造体11を画像形成位置にした状態で、これらのコロ90は搬送ベルト12を保持するベルト構造体を構成する側板70、71に当接する構成としている。これによって、画像形成時のヘッド構造体11と搬送ベルト12との間隔X(図12参照)を一定に保つことができる。
また、ベルト構造体を構成している側板71にはヘッド構造体11の回転を規制するストッパ92が設けられている。これにより、ヘッド構造体11が画像形成位置に回動するときにストッパ92に係合して停止することによってエンコーダホイール81の回転が停止するので、エンコーダ80の出力からヘッド構造体11が停止したことを検出できる。一方、維持回復機構部20にもヘッド構造体11の回転を規制するストッパ93が設けられている。
これにより、ヘッド構造体11が退避位置に回動するときにストッパ93に係合して停止することによってエンコーダホイール81の回転が停止するので、エンコーダ80の出力からヘッド構造体11が停止したことを検出できる。そして、これらのエンコーダ80によるヘッド構造体11の停止検出によって回転軸16を駆動するモータ77の回転駆動を停止させる。このようにして、印字時の画像形成位置、待機時若しくは維持回復動作の退避位置にヘッド構造体11を回動することができると。このように、ヘッド構造体11の位置を物理的に規制することによって、ヘッド構造体11を正確に画像形成位置で位置決めすることができ、画像品質が向上する。また、ヘッド構造体11を正確に維持回復機構部20に位置決めすることができて、キャップ部材28による確実なキャッピングを行うことができる。
また、ヘッド構造体11が画像形成位置(印字位置)にあることを検知するセンサ95、ヘッド構造体11が待機や維持回復動作の退避位置にあることを検知するセンサ96を配置し、これらのセンサ95、96の検知信号に応じてモータ77の駆動を制御する。
搬送ベルト12は、前述したように駆動ローラ17と従動ローラ18に掛け回された無端状ベルトであって、駆動ローラ17が図示しないモータで回転駆動されることによって周回移動する。また、搬送ベルト12の上流側と下流側にそれぞれ被記録媒体(記録紙P)を検知する検知センサ98、99を配置し、これらの検知センサ98、99の出力信号によってジャム検知を行うようにしている。
維持回復機構部20には、ヘッド部31のノズル板34a、34bの表面(以下「ノズル面」という。)を払拭して清浄及びノズルメニスカスを形成させるためのワイパ27と、保湿のためにノズル面を密封するキャップ部材28とを備えている。ワイパ27はワイピング時(払拭時)に上昇し、ヘッド構造体11が回動することによって、ノズル面がワイパ27に相対的に移動することによってノズル面を払拭する。また、キャップ部材28は、待機時に上昇し、ノズルが乾燥しないようにノズル面をキャッピングすることで保湿する。
ここで、維持回復機構部20の他の例について図13を参照して説明する。この維持回復機構部20は、ホルダ102に固定されたワイパ101が、ベルト104によって長手方向に移動走査してヘッド部31のノズル面(ノズル板34a、34bの表面)を払拭する構成としたものである。
次に、以上のように構成した画像形成装置におけるヘッド構造体の回動動作について図14に示すフロー図及び図15に示す平面説明図を参照して説明する。
先ず、図14を参照して、印字指令が与えられると、ヘッド回転駆動機構75のモータ77を回転駆動してヘッド構造体11を退避位置(待機位置)から画像形成位置(印字位置)へと回動する。そして、センサ95が所定の時間内にヘッド構造体11を検知したか否かをチェックしてヘッド構造体11が印字位置へ移動したか否かを判別する。
このとき、所定時間内にヘッド構造体11が印字位置へ移動していれば(図15(a)の状態)、記録紙カセット4から記録紙Pの給紙動作を開始する。そして、給紙開始後、所定の時間内に入口センサ98がオンし、その後所定の時間までに出口センサ99がオンし、更に所定の時間までの入口センサ98がオフし、次いで所定の時間までに出口センサ99がオフしたときには、正常に印字動作が行われたことになるので、この処理を終了する。
これに対して、所定時間内にヘッド構造体11が印字位置へ移動したことを検出できなければ、ジャム紙などの異物が挟まってヘッド構造体11が正常に回動できなかったり、あるいは、ヘッド回転駆動機構75の駆動モータ77が動作しないなど、何らかの障害が発生したことになるので、操作部24に「エラー」の表示を行ない、そのまま動作を停止する。
また、給紙開始後、上述したように所定の時間内に、入口センサ98がオン、出口センサ99がオン、入口センサ98がオフ、出口センサ99がオフというシーケンスのいずれかでタイムアウトした(所定時間内に所定の状態にならない)ときには、エラーが発生したことになるので、操作部24に「紙詰り」表示をして、ヘッド回転駆動機構75のモータ77を逆回転駆動してヘッド構造体11を印字位置側から待機位置に向かう方向に回動させる。そして、ヘッド構造体11が待機位置にあることを検知するセンサ96が所定の時間経過後にヘッド構造体11を検知したか否かをチェックしてヘッド構造体11が正常に待機位置に戻った(図15(b)の状態)か否かを判別し、ヘッド構造体11が正常に待機位置に戻ったときにはそのまま動作を停止し、ヘッド構造体11が正常に待機位置に戻らなかったときに操作部24に「エラー」を表示した後動作を停止する。
次に、ヘッド構造体11を取り外すときにヘッド部31内のインクを排出除去する構成について図16の模式的説明図を参照して説明する。
前述したように、ヘッド支持部32にはインク供給チューブ35が接続されてインクカートリッジ15からインクが供給され、ヘッド支持部32内にはこのインクの供給経路36が形成されて、ヘッド部31内のインクの供給経路40と流路コネクタ部41、42で接続及び切断可能に接続される。また、ヘッド部31の流路コネクタ部42には、前述した図7或いは図8で説明したような(これに限るものではない。)開閉弁50が設けられ、ヘッド部31をヘッド支持部32から取り外すときに開閉弁50が閉じて供給経路40からの液漏れを防止している。
さらに、ヘッド支持部32内には供給経路36から分岐して大気に開放される大気開放路37が形成され、この大気開放路37の大気開放口を開閉する大気開放弁38が設けられている。この大気開放弁38はそれ自体が電磁ソレノイド弁であってもよいし、あるいは、図17に示すような弁機構であってもよい。この図17に示す大気開放弁38は、ヘッド支持部32に設けたホルダ201内にスプリング204、弁体としてのボール205を収納し、弁座部材としてのパッキン部材202を介してキャップ部材205によって保持し、キャップ部材205に押圧部材206を移動可能に保持して、装置本体側のソレノイド211のプランジャで押圧部材206を押すことによって開弁するものである。
このように構成したので、ヘッド部31を取り外すときには、ヘッド構造体大気開放弁38を開放してヘッド支持部32の供給経路36を大気開放した状態でヘッド部31を駆動して液滴を吐出させることによって、大気開放経路37を通じて空気が導入されてヘッド部31内の液体を排出除去することができる。
次に、ヘッド構造体11のヘッド部31と維持回復機構部20を一体的に着脱する構成について図18及び図19をも参照して説明する。なお、図18は要部斜視説明図、図18は正面説明図である。
維持回復機構部20の長手方向両側には嵌合部20A、20Bを設けている。一方、ヘッド構造体11のヘッド部31の長手方向両側には維持回復機構部20の嵌合部20A、20Bに嵌合する嵌合部31A、31Bを設けている。これにより、ヘッド構造体11が維持回復機構10の上部に回動して来たときに、ヘッド部31の嵌合部31A、31Bと維持回復機構部20の嵌合部20A、20Bとがそれぞれ嵌合(係合)する。また、維持回復機構部20にはヘッド構造体11のコロ90が当接する当接面20Dを設け、ヘッド部31の高さ方向はヘッド部31のコロ90が維持回復機構部20の当接面20Dに当接することによって決まるようにしている。
また、維持回復機構部20のフレーム22は支持部25に着脱可能に取り付けられ、この支持部25は回転軸16に位置決めされて支持されている。これにより、ヘッド部31と維持回復機構部20の位置関係は保たれる。また、ワイピングや空吐出等によるインクは、維持回復機構部20の下側に備えられた廃液タンク21に溜められる。
このように構成したので、ヘッド構造体11を待機位置にした状態では、ヘッド部31と維持回復機構部20が一体的に連結された状態になる。そこで、上述したように大気開放弁38を開放してヘッド部31内のインクを維持回復機構部20に排出して除去する。その後、ヘッド部31の取っ手36を把持して上方に引き上げることによって、ヘッド部31がヘッド支持部32から分離され、また、維持回復機構部20が支持部25から分離されるので、ヘッド部31と維持回復機構部20を連結された状態で一体的に取り出すことができる。
このように、ヘッド部31のノズル面が維持回復機構部20のキャップ部材28で密封された状態のままで取り出すことができるので、ヘッド部31のノズルから内部に残存するインクが漏れ出すことを防止できるとともに、ヘッド部31内のインクは上述したように予め排出除去されているので、取り出し後、ヘッド部31と維持回復機構部20とを分離するときにヘッド部31のノズル33nからインクが漏れ出すことも防止できる。なお、ヘッド部31を装着する場合には逆の手順で行うことになる。
また、維持回復機構部20と廃液タンク21が一体的に着脱できることで、ヘッド交換時に廃液タンク21も取り出して交換することができるとともに、維持回復機構部20と廃液タンク21との廃液排出経路が分断、露出されることがなく、維持回復機構部20から廃液が垂れることを防止できる。
次に、キャップ部材28のみをヘッド部31と一体的に着脱する構成の第1例について図20の模式的説明図を参照して説明する。なお、各図のライン方向とはノズル列に沿う方向(画像形成位置では被記録媒体の搬送方向と直交する方向になる。)である。
この例では、ヘッド部31のノズル面を密封するキャップ部材28は、ノズル面に当接してノズル面を覆うゴム部材などの当接部材301を、鉄などの磁性材料からなるキャップ基体部材302上に設けて構成している。キャップ基体部材302には永久磁石からなる磁石303を備えている。また、ヘッド部31の一部にはキャップ部材28を保持する磁性部材304を備えている。さらに、キャップ部材28の下方にはキャップ部材28をヘッド部31から離間させる離間手段としての電磁石305を保持部材306に保持して配置している。なお、電磁石305をONにしたときにキャップ基体部材302を引き付ける磁力は磁石303がヘッド部31の磁性部材304を引き付ける磁力よりも強くなるように設定している。
これによって、ヘッド部31を維持回復機構部20に対向させてヘッド部31を相対的に下降させてキャップ部材28に当接させ、キャップ部材28でキャッピングした状態で、電磁石305がOFF状態になっていることで、図20(a)に示すように、ヘッド部31とキャップ部材28は磁力で結合された状態になり、ヘッド部31を取り外すときにキャップ部材28もヘッド部31と一体的に取り外すことができる。
そして、ヘッド部31にキャップ部材28と結合した状態で装着した後、電磁石305をON状態にすることで、図20(b)に示すように、キャップ部材28は電磁石305に引き付けられてヘッド部31が離間するので、ヘッド部31を画像形成位置に回動することができる。
このようにキャップ部材28だけをヘッド部31と一体的に装置本体に対して着脱する構成とした場合、前述したようにヘッド部31を取り外すときにはヘッド部31内のインクの排出除去を行っているので、キャップ部材28によってヘッド部31の密封状態を維持することができて、インク漏れが防止される。
次に、キャップ部材28のみをヘッド部31と一体的に着脱する構成の第2例について図21の模式的説明図を参照して説明する。
ここでは、ヘッド部31のライン方向両端面(ライン方向と直交する方向の両端面でもよい。)に係合凹部311を設け、キャップ部材28の可撓性を有する周囲部28aにはヘッド部31の係合凹部311に着脱自在に係合する係合凸部312を設けている。そして、キャップ部材28の下面に係合部313を設ける一方、キャップ部材28の下方には矢示方向に揺動されて係合部313に係合可能な係止部314aを有する係止部材314を軸316で揺動可能に軸支して配置している。なお、係止部材314の揺動機構は電磁ソレノイドなどで行うことができる。
これによって、ヘッド部31を維持回復機構部20に対向させてヘッド部31を相対的に下降させることによって、図21(a)に示すようにキャップ部材28の係合凸部312がヘッド部31の係合凹部311に係合して、ヘッド部31にキャップ部材28が連結されるとともにキャッピングされた状態になり、ヘッド部31を取り外すときにキャップ部材28もヘッド部31と一体的に取り外すことができる。
そして、ヘッド部31にキャップ部材28と結合した状態で装着した後、図示しない電磁ソレノイドなどで係止部材314を矢示方向に揺動させることにより、仮想線で示すように係止部材314の係止部314aがキャップ部材28の係合部313に係合するので、図21(b)に示すように、ヘッド部31を相対的に上昇させることによってキャップ部材28はヘッド部31から離間するので、ヘッド部31を画像形成位置に回動することができる。
このようにキャップ部材28だけをヘッド部31と一体的に装置本体に対して着脱する構成とした場合、前述したようにヘッド部31を取り外すときにはヘッド部31内のインクの排出除去を行っているので、キャップ部材28によってヘッド部31の密封状態を維持することができて、インク漏れが防止される。
次に、ヘッドの位置決め機構の他の異なる例について図22及び図23の模式的説明図を参照して説明する。
図22に示す例は、押さえ部材152を備える略L字状の揺動アーム151を軸153にて揺動自在に配置したものであり、図22(a)に示すようにヘッド構造体11が矢示方向に画像形成位置に移動するとき、図22(b)に示すように揺動アーム151がヘッド構造体11で押されて揺動することで、押さえ部材152によってヘッド構造体11が上方から押さえられ、ヘッド構造体11が画像形成位置に位置決め保持されるようにしている。
図23に示す例は、係合部162を備える略L字状の揺動アーム161を軸163にて揺動自在に配置したものであり、図23(a)に示すようにヘッド構造体11が矢示方向に画像形成位置に移動するとき、図23(b)に示すように揺動アーム161がヘッド構造体11で押されて揺動することで、係合部162がヘッド構造体11の上面に設けた係合凹部165に係合してヘッド構造体11が上方から押さえられ、ヘッド構造体11が画像形成位置に位置決め保持されるようにしている。
次に、本発明の第2実施形態について図24の模式的平面説明図を参照して説明する。
この実施形態では、2つのヘッド構造体111A、111Bが搬送ベルト12の上方で水平方向に回動可能に配置され、図24(a)に示すように2つのヘッド構造体111A、111Bが段違いで被記録媒体搬送方向と直交する方向に配置されることで、全体としてライン型ヘッドが構成されるようにしている。そして、2つのヘッド構造体111A、111Bに対して、それぞれ搬送ベルト12の領域外に維持回復機構部120A、120Bが配置され、待機状態或いは維持回復動作時には図24(b)に示すように、2つのヘッド構造体111A、111Bが維持回復機構部120A、120Bに対向する位置(退避位置)に回動される。
この構成においても、前記実施形態の構成を採用することによって、ヘッド構造体111Aと維持回復機構部120A、ヘッド構造体111Bと維持回復機構部120Bをそれぞれ一体で装置本体に着脱することができる。
次に、本発明の第3実施形態について図25の模式的斜視説明図を参照して説明する。
この実施形態はシリアル型画像形成装置に適用したものであり、ヘッド部531には4つの液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド533Y、533M、533C、533Kを備えている。ヘッド支持部材であるキャリッジ532はガイドロッド530に摺動自在に装着されている。そして、ヘッド部531とキャリッジ532とは、前述した実施形態と同様に、ヘッド部531に設けた係合凸部(図6と同様)とキャリッジ532に設けた係合凹部47とによって着脱可能にしている。なお、ヘッド部531とキャリッジ532には前述した実施形態と同様に図示しない流路コネクタ部、電気コネクタ部と流路コネクタ部41、電気コネクタ部43とによって液体供給経路、電気信号伝達経路の接続及び切断を行えるようにしている。
なお、上記実施形態では、被記録媒体を搬送する搬送手段が搬送ベルトである例で説明しているが、ローラなどの回転体であってもよい。
本発明を適用する画像形成装置の全体構成を示す概略構成図である。 同装置のヘッド構造体が画像形成位置にある状態での図1の右側面図である。 同じくヘッド構造体が退避位置にある状態での図1の右側面図である。 同じくヘッド構造体の斜視説明図である。 同ヘッド構造体のヘッド支持部の斜視説明図である。 同ヘッド構造体のヘッド部の要部斜視説明図である。 同ヘッド構造体の流路コネクタ部の構成の一例を示す断面説明図である。 同ヘッド構造体の流路コネクタ部の構成の他の例を示す断面説明図である。 ヘッド回転駆動機構及び位置決め機構の説明に供する斜視説明図である。 同じく平面説明図である。 図10の正面説明図である。 図10の左側面説明図である。 同装置の維持回復機構部の他の例を示す要部斜視説明図である。 同ヘッド構造体の回転駆動制御の説明に供するフロー図である。 同じくヘッド構造体の異なる状態を説明する平面説明図である。 ヘッド構造体のヘッド部に対する液体供給経路及び大気解放機構の説明に供する模式的説明図である。 図16の大気開放弁の一例を示す模式的断面説明図である。 ヘッド構造体及び維持回復機構部の連結構成の説明に供する斜視説明図である。 同じく正面模式的説明図である。 ヘッド構造体のヘッド部及び維持回復機構部のキャップ部材の連結構成の一例の説明に供する模式的説明図である。 ヘッド構造体のヘッド部及び維持回復機構部のキャップ部材の連結構成の他の例の説明に供する模式的説明図である。 同ヘッド構造体の位置決め構造の他の例の説明に供する模式的説明図である。 同ヘッド構造体の位置決め構造の更に他の例の説明に供する模式的説明図である。 本発明の第2実施形態の説明に供する模式的平面説明図である。 本発明の第3実施形態の説明に供する模式的斜視説明図である。
符号の説明
1…装置本体
2…画像読取部
3…記録部
4…記録紙給紙カセット
P…用紙(被記録媒体)
10…印字部
11…ヘッド構造体
12…搬送ベルト
14…排紙スタック部
20…維持回復機構部
21…廃液タンク
28…キャップ部材
31…ヘッド部
32…ヘッド支持部
36…液体供給経路
37…大気開放経路
38…大気開放弁
40…液体供給経路
41、42…流路コネクタ部
43、44…電気コネクタ部
50…開閉弁

Claims (12)

  1. 液滴を吐出するライン型ヘッドからなるヘッド部と、
    前記ヘッド部が着脱自在に装着されるヘッド支持部と、
    前記ヘッド部の液体吐出面を密封するキャップ部材を含む維持回復手段と、
    を備え、
    前記ヘッド部は、画像を形成する画像形成位置と画像形成位置から退避した退避位置との間で水平方向に移動可能に配置され、
    前記ヘッド部を退避位置にした状態で前記ヘッド部と前記維持回復手段とを係合して一体化する係合手段を備え
    前記ヘッド部内の液体供給経路と前記ヘッド支持部内の液体供給経路が接続及び切断可能に設けられ、
    前記ヘッド部には前記ヘッド支持部から取り外したときに前記液体供給経路の入口側を閉じる開閉弁が設けられ、
    前記ヘッド支持部材には前記液体を収容する液体収容手段に接続される液体供給経路から分岐する大気開放経路が設けられるとともに、この大気開放経路を開閉する大気開閉弁が設けられ、
    前記ヘッド部を前記ヘッド支持部材から取り外す前に前記大気開放弁を開放した状態で前記ヘッド部内の液体を吐出して排除する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記ヘッド部を前記キャップ部材で覆った状態で前記ヘッド支持部に対して着脱自在に装着されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記ヘッド部を前記維持回復手段と連結した状態で前記ヘッド支持部に対して着脱自在に装着されることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3に記載の画像形成装置において、前記維持回復手段には画像形成に寄与しない液体の廃液を収容する廃液タンクが連結されていることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ヘッド部は複数の色の液滴を吐出するヘッドを一体的に構成したヘッド構造体であることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ヘッド部には取っ手が備えられていることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ヘッド部は装置本体の前面側で着脱可能あることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ヘッド部の高さ位置を調整する高さ調整手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ヘッド部と前記被記録媒体を搬送する搬送手段との間隔を決める手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置において、前記ヘッド部を前記被記録媒体の搬送方向に対して直角に位置決めする手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  11. 液滴を吐出するヘッド部と、
    このヘッド部が着脱自在に装着されるヘッド支持部と、
    前記ヘッド部の液体吐出面を密封するキャップ部材を含む維持回復機構手段と、
    を備え、
    前記ヘッド部内の液体供給経路と前記ヘッド支持部内の液体供給経路が接続及び切断可能に設けられ、
    前記ヘッド部には前記ヘッド支持部から取り外したときに前記液体供給経路の入口側を閉じる開閉弁が設けられ、
    前記ヘッド支持部材には前記液体を収容する液体収容手段に接続される液体供給経路から分岐する大気開放経路が設けられるとともに、この大気開放経路を開閉する大気開閉弁が設けられ、
    前記ヘッド部を前記ヘッド支持部材から取り外す前に前記大気開放弁を開放した状態で前記ヘッド部内の液体を吐出して排除し、
    前記ヘッド部を前記キャップ部材で覆った状態で前記ヘッド支持部に対して着脱自在に装着され、
    前記キャップ部材が磁力で前記ヘッド部に装着されるとともに、前記キャップ部材を前記ヘッド部から離間させる電磁石を備えている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項2に記載の画像形成装置において、前記キャップ部材と前記ヘッド部に着脱可能に係合する係合部を備えるとともに、前記キャップ部材に係合して前記キャップ部材を前記ヘッドから離間させるロック手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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