JP2005022124A - インク供給装置、インク供給方法及び記録装置 - Google Patents

インク供給装置、インク供給方法及び記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】インク供給時のインク消費量を少なく抑えることの可能なインク供給装置と、このインク供給装置によるインク供給方法、及びこのインク供給装置を備えた記録装置を得る。
【解決手段】記録ヘッド44はループ状のインク循環路36を備えており、サブタンクのインクが、インク循環路36を循環する。インク循環路36からは、それぞれの単位ヘッド40に対応して、個別流路48が延出され、個別開閉弁50が設けられている。特定の単位ヘッド40に対応する個別開閉弁50のみを開き、その他は閉じておくことで、所望の単位ヘッド40にのみインクを供給することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インク供給装置、インク供給方法及び記録装置に関し、さらに詳しくは、記録媒体へインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置や、それらの機能を備えるファクシミリ,複写機,プリンタ複合機,ワークステーション等の出力機器として用いられる記録装置、及びこの記録装置に用いられるインク供給装置、インク供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、オフィスにおけるカラー文書の普及はめざましく、そのための様々な出力機器が提案されている。特に、小型化が可能で低価格なインクジェット方式が様々な出力機器に使用されている。
【0003】
インクジェット方式で用いられる記録ヘッドは、エネルギ発生手段と、エネルギ発生手段で発生したエネルギをインク吐出力に変換するエネルギ変換手段と、インク吐出力によってインク滴を吐出するインク吐出口と、インク吐出口に連通してインクを供給するインク供給路とから構成される。エネルギ発生手段としては、ピエゾ素子等の電気機械変換体を用いた手段や発熱抵抗体を有する電気熱変換素子によってインクを加熱して気泡を発生させ、この気泡の生成によってインク滴を吐出させる手段等がある。
【0004】
電気熱変換素子を利用する記録ヘッドでは、電気熱変換素子が小型であるためインク吐出口を高密度で配置することが可能であるだけでなく、その製造技術として半導体集積回路製造技術を転用することが可能であるため、高精度のインク吐出口を多数備えた記録ヘッドを小型化することができ、低コストで製造可能になる。
【0005】
しかしながら、現在、主に普及しているのは記録紙を搬送しながら記録ヘッドを往復運動させて1ラインずつ印字を行うシリアルスキャンと呼ばれる印字方式である。この方式は小型・低コストであるが、用紙全体にわたって画像を形成するために記録ヘッドのスキャンが複数回必要となり、印字速度が遅いという欠点がある。印字速度を向上させるためにはスキャン回数を低減させる必要があり、記録ヘッドの長尺化が必須となる。これを極限まで推し進めたものが紙幅の記録ヘッドで行なう非走査の印字方式である。この印字方式は、記録紙の紙幅とほぼ同一の長さにわたって多数の吐出口を配列した紙幅対応の記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置であり、固定された記録ヘッドに対して記録紙が移動することによって記録が行われる。
【0006】
このように、印字速度を向上させてオフィスユースに対応可能にするために、用紙幅対応の非走査型の記録ヘッドによって用紙を連続搬送しつつ印字するインクジェット記録装置が提案されている。
【0007】
ところで、インクジェット記録装置では、インク吐出性能を良好に維持するために、メンテナンス装置によって非印字時のインク滴の吐出(ダミージェット)やノズル面の清掃(ワイピング)、さらにはインクの乾燥防止(キャッピング)などが必要とされている。また、非印字状態が長時間継続すると、インクが乾燥により増粘してノズルが詰まったりするため、記録ヘッド内の古いインクを吸いだし(バキューム)して、廃棄することが必要となる。このようなメンテナンス動作は、上記した紙幅対応の記録ヘッドに対しても必要となる。
【0008】
ところが、いわゆるインク抜けや、気泡詰まりなどの印字不良時には不良ノズルだけでなくヘッド全体に対してメンテナンスが必要となる。特に、メンテナンス動作としてバキューム動作を行なう場合には、インク消費量が多くなる。
【0009】
たとえば、特許文献1には、複数の印字ヘッドを形成する各色用ノズルユニットに、インク供給管及びインク戻し管を介してインクタンクを接続し、ポンプを駆動することでインクをインクタンクと印字ヘッドとの間で循環供給する構成が開示されている。
【0010】
しかし、この構成では、複数の印字ヘッドが直列的に接続されているので、特定の印字ヘッドにのみインクを供給する場合でも、結果的にすべての印字ヘッドにインクを供給してしまうことになり、多くのインクを消費する。
【0011】
【特許文献1】
特開平11−91130号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記事実を考慮し、インク供給時のインク消費量を少なく抑えることの可能なインク供給装置と、このインク供給装置によるインク供給方法、及びこのインク供給装置を備えた記録装置を得ることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、記録媒体に液滴を吐出可能な複数の単位ヘッドに供給されるインクが貯留されたインクタンクと、前記インクタンクのインクを前記単位ヘッドのそれぞれへ供給可能とするインク供給路と、前記インク供給路のそれぞれに設けられたインク供給路開閉機構と、前記インク流路開閉機構を制御する開閉制御手段と、を有することを特徴とする。
【0014】
このインク供給装置では、インクタンクのインクが、インク供給路を経て、単位ヘッドに供給される。インク供給路には開閉制御手段によって制御されるインク供給路開閉機構が設けられているので、所望の単位ヘッドに対応するインク供給路のみを開状態として、インクを供給できる。インク供給の必要がない単位ヘッドにインクを供給してしまうことがないので、インク供給時のインク消費量を少なく抑えることができる。
【0015】
インク供給路としては、インクタンクのインクを、単位ヘッドのそれぞれに対し個別に供給可能であれば、その構成は特に限定されず、たとえば、請求項2に記載のように、前記インク供給路が前記インクタンクと前記単位ヘッドとを直接的に連通する構成でもよい。
【0016】
また、請求項3に記載のように、前記インク供給路が、前記インクタンクから延出されインクタンクのインクが循環可能なインク循環路と、前記インク循環路から前記単位ヘッドへと分岐する個別流路と、を含んで構成され、前記インク流路開閉機構が前記個別流路に設けられているようにしてもよい。請求項3に記載の構成では、さらに請求項4に記載のように、前記インク循環路のインクを循環させる循環手段、を有する構成とすれば、インク循環路内のインクを積極的に循環させてインクをリフレッシュさせることができる。さらに、インク循環によってインクを単位ヘッドへと押し出して供給することも可能となる。
【0017】
請求項5に記載の発明では、前記単位ヘッドの液滴吐出面を気密にする凹部を備えたキャップ部材と、前記キャップ部材の前記凹部を吸引する吸引手段と、を有することを特徴とする。
【0018】
したがって、キャップ部材により単位ヘッドをキャッピングすることで、不用意なインクの蒸発・乾燥や、これに伴うインクの増粘、ノズル詰まりなどを防止できる。キャッピングした状態で、たとえば請求項4に記載の循環手段でインク循環路内のインクを循環(押しだし)させてインクを単位ヘッドに供給することも可能であり、この場合には、たとえノズルからインクが漏れ出しても、漏れ出したインクをキャップ部材で回収することができる。、請求項6に記載のように、前記キャップ部材及び前記吸引手段が、複数の前記単位ヘッドのそれぞれに対応して複数設けられ、複数の前記吸引手段のぞれぞれを独立して吸引制御する吸引制御手段、を有する構成とすれば、キャッピングした状態で吸引手段によりインクを吸引することで、所望の単位ヘッドにインクの供給を行なうことができる。
【0019】
請求項1〜請求項6に記載のインク供給装置による、単位ヘッドへのインク供給方法としては、たとえば請求項7に記載のように、前記開閉制御手段によって任意の前記インク流路開閉機構を開状態として単位ヘッドにインクを供給すれば、所望の単位ヘッドにインクを供給できる。特に、請求項4に記載のインク供給装置によるインク供給方法としては、請求項8に記載のように、前記開閉制御手段によって任意の前記インク流路開閉機構を開状態として単位ヘッドにインクを供給し、インク供給後に前記循環手段によって前記インク循環路のインクを循環させる方法を採ることができる。
【0020】
請求項9に記載の発明では、記録媒体に液滴を吐出可能な複数の単位ヘッドで構成された記録ヘッドと、前記単位ヘッドにインクを供給する請求項1〜請求項6のいずれかに記載のインク供給装置と、を有することを特徴とする。
【0021】
この記録装置では、複数の単位ヘッドで構成された記録ヘッドにより記録するので、より広い範囲を短時間で記録できる。
【0022】
また、単位ヘッドへは、請求項1〜請求項6のいずれかに記載のインク供給装置によってインクが供給されるので、所望の単位ヘッドにインクを供給でき、インク供給に伴うインク消費量を少なく抑えることが可能となる。
【0023】
請求項10に記載の発明では、複数の単位ヘッドを一体的に保持する保持部材と、前記保持部材に対し単位ヘッドのそれぞれを着脱可能とする着脱手段と、を有することを特徴とする。
【0024】
したがって、単位ヘッドの交換時には、交換の必要な単位ヘッドのみを、保持部材から取り外して交換できる。そして、交換された単位ヘッドにのみ、インク供給でき、全ての単位ヘッド(交換していない単位ヘッドも含む)にインクを供給しないので、インク消費量を少なく抑えることができる。
【0025】
なお、本発明の記録装置において画像記録の対象となる「記録媒体」には、記録装置がインク滴を吐出する対象物であれば広く含まれる。また、インク滴が記録媒体上に付着されることで得られる記録媒体上のドットのパターンが、本発明の記録装置で得られる「画像」あるいは「記録画像」に広く含まれる。したがって、本発明の記録装置は、記録用紙上への文字や画像の記録に用いられるものに限定されない。また、記録媒体には、記録用紙やOHPシートなどが含まれるのはもちろんであるが、これら以外にも、たとえば、配線パターン等が形成される基板などが含まれる。また、「画像」には、一般的な画像(文字、絵、写真など)のみならず、上記したような配線パターンや3次元物体、有機薄膜などが含まれる。吐出する液体も着色インクに限定されるわけではない。例えば、高分子フィルムやガラス上に着色インクを吐出して行うディスプレイ用のカラーフィルターの作製、溶融状態のハンダを基板上に吐出して行う部品実装用のバンプの形成、有機EL溶液を基板上に吐出させて行うELディスプレイパネルの形成、溶融状態のハンダを基板上に吐出して行う電気実装用のバンプの形成など、様々な工業的用途を対象とした液滴噴射装置一般に対して、本発明の記録装置を適用することが可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】
[基本構成]
まず、本発明のインク供給装置の基本的構成について説明する。
【0027】
図2及び図3には、本発明のインク供給装置52の基本的構成が示されている。また、図1には、このインク供給装置52が適用されたインクジェット記録装置10が示されている。
【0028】
インクジェット記録装置10は、図1に示すように、用紙を送り出す用紙供給部12と、用紙の姿勢を制御するレジ調整部14と、インク滴を吐出して用紙に画像形成する記録ヘッド部16と、記録ヘッド部16のメンテナンスを行なうメンテナンス部18とを備える記録部20と、記録部20で画像形成された用紙を排出する排出部22とから基本的に構成される。
【0029】
用紙供給部12は、用紙が積層されてストックされているストッカ24と、ストッカ24から1枚ずつ枚葉してレジ調整部14に搬送する搬送装置26とから構成されている。
【0030】
レジ調整部14は、ループ形成部28と用紙の姿勢を制御するガイド部材30が備えられており、この部分を通過することによって用紙のコシを利用してスキューが矯正されると共に搬送タイミングが制御されて記録部20に進入する構成である。
【0031】
記録部20については、記録ヘッド部16とメンテナンス部18の間を用紙が搬送される用紙搬送路が構成されており、スターホイール70と搬送ロール100とで用紙を挟持しつつ、連続的に(停止することなく)搬送する。そして、この用紙に対して、記録ヘッド部16からインク滴が吐出され当該用紙に画像が形成される構成である。記録ヘッド部16とメンテナンス部18は、それぞれユニット化されており、記録ヘッド部16がメンテナンス部18と用紙搬送路を挟んで分離可能(より具体的には、上方向に移動可能)に構成されている。したがって、用紙ジャムの場合に、容易にジャムした用紙を取り出すことができる。
【0032】
排出部22は、記録部20で画像が形成された用紙を排紙ベルト31を介してトレイ32に収納するものである。
【0033】
図2に示すように、記録ヘッド部16は、少なくともインクジェット記録装置10の各色に対応した複数の記録ヘッド44を備えている。それぞれの記録ヘッド44はさらに、複数の単位ヘッド40を備えており、これらの単位ヘッド40に設けられたインク吐出口(ノズル)からインク滴が用紙に吐出されて、用紙に画像が記録される。
【0034】
本実施形態では、インクジェット記録装置10内にサブタンク34(図2では図示省略、後述する図4参照)が備えられており、このサブタンクに、画像記録に使用されるインクが一時的に貯留されている。記録ヘッド44はループ状のインク循環路36を備えており、サブタンク34のインクが、インク供給路35を経てインク循環路36に送られ、さらにインク循環路36からインク帰還路37を経てサブタンク34に戻されるようになっている。インク循環路36の途中には循環路開閉弁54が設けられており、実際には、この循環路開閉弁54を開放し、サブポンプ38を駆動することで、インクがインク循環路36を循環してサブタンク34に戻る。
【0035】
インク循環路36からは、それぞれの単位ヘッド40に対応して、個別流路48が延出されており、それぞれの個別流路48に、本発明のインク供給路開閉機構である個別開閉弁50が設けられている。特定の単位ヘッド40に対応する個別開閉弁50のみを開き、その他は閉じておくことで、所望の単位ヘッド40にのみインクを供給することができる。なお、個別開閉弁50は、手動での開閉と、インク供給コントローラー60(図4参照)による自動開閉との双方を行なえるようになっている。
【0036】
図3には、本発明の基本的構成として、図2に示したものとは異なるものが示されている。このインク供給装置62では、サブタンク34を単位ヘッド40の近傍(好ましくは記録ヘッド44’内)に配置し、サブタンク34から直接的に(インク循環路を介することなく)個別流路48が延出されている。個別流路48には、図2に示したインク供給装置52と同様に、個別開閉弁50が設けられている。
【0037】
このように、個別流路48がサブタンク34と単位ヘッド40とを直接的に連結する基本構成であっても、特定の単位ヘッド40に対応する個別開閉弁50のみを開き、その他は閉じておくことで、所望の単位ヘッド40にのみ、インクを供給することができる。
【0038】
[実施形態]
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、この実施形態では、図2に示した基本構成を採用している。
【0039】
図4には、本実施形態のインクジェット記録装置10のインク供給部64、メンテナンス部18及び記録ヘッド部16が示されている。
【0040】
インク供給部64は、あらかじめインクが貯留されたメインタンク68と、このメインタンク68からインクが送られて、一時的に貯留されるサブタンク34とを有している。メインタンク68とサブタンク34とは、メイン供給路72及びメイン帰還路74で連通されており、メイン供給路72に設けられたメインポンプ76によって、メインタンク68からサブタンク34へインクを送ると共に、サブタンク34からメインタンク68へとインクを帰還させることができる。
【0041】
サブタンク34には、図2にも示したインク循環路36が、インク供給路35及びインク帰還路37を介して接続されており、サブポンプ38の駆動によって、サブタンク34のインクをインク循環路36内に循環させることができる。
【0042】
サブタンク34内には、インクの液面を検出する液面センサ78が設けられている。液面センサ78で検出された液位の情報はインク供給コントローラー60に送られ、この情報を基に、メインポンプ76が制御されるようになっている。
【0043】
なお、メイン供給路72、メイン帰還路74、インク供給路35、インク循環路36、インク帰還路37及び個別流路48としては、耐インク性があり、インクからの圧力(場合によっては負圧)に対して不用意につぶれない程度の剛性のある材料で構成されたチューブとすることが好ましい。さらに、メインポンプ76やサブポンプ38としてローラーポンプを使用した場合や、個別開閉弁として後述する図12、図13及び図14に示す構成のものを採用した場合には、外力によって適度にチューブが潰される(局所的に凹んだり、屈曲したりする)程度の柔軟性(弾性)を備えている必要がある。具体的なチューブの材料例としては、各種ゴム系、樹脂系のチューブが使用できるが、耐インク性に富むPVDチューブ、タイゴンチューブ(「タイゴン」はサンバゴン・ノートン社の商品名)やラテックスチューブ、ポリエチレンチューブ、さらには、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリ塩化ビニリデン、酢酸ビニル、またこれらの共重合体のエチレン/酢酸ビニル共重合体、、エチレン/アクリル酸共重合体、エチレン/アクリル酸メチル共重合体、エチレン/メタクリル酸共重合体、エチレン/メタクリル酸メチル共重体、ポリエチレン/ビニルアルコール共重合などで構成されたチューブが好ましく、特に、耐インク性を考慮すると、タイゴンチューブが好ましい。さらに、耐インク性を高めるために、チューブを多層構造(たとえば、タイゴンの外層とフッ素樹脂の内層をの2層構造)にすることも好ましい。加えて、ガス透過率の低い材料(たとえば、ポリエチレン/ビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン)と組み合わせることも好ましい。
【0044】
また、上記したようにローラーポンプなどチューブをしごくタイプのポンプを使用する場合は、柔軟性に優れているシリコンチューブ、ファーメドチューブ、フルランチューブ等を使うことが好ましい。なお、メイン供給路72、メイン帰還路74、インク循環路36及び個別流路48のそれぞれに適したチューブの材料を使い分けても良い。
【0045】
記録ヘッド44は、記録ヘッド44のノズル面40Aからインク滴を吐出可能なインクジェット記録ヘッドであれば、インクの種類およびインク滴の吐出方式を問わない。なお、単位ヘッド40のインク滴の吐出方式はインクジェット方式に限らず、用紙に対して非接触で直接色材を転移させるタイプであればその方式は問わない。インクジェット方式が代表的であるが、公知の方式であればいずれの方式も適用可能である。また、インクジェット方式においてもサーマルインクジェット方式、ピエゾ式インクジェット、連続流型インクジェット、静電吸引型インクジェット等、方式に限定されない。
【0046】
また、使用するインクも水性インク、油性インク、常温で固形のいわゆるソリッドインク、溶剤インク等いずれも適用可能である。インク中の色材も顔料・染料を問わない。
【0047】
記録ヘッド44の印字領域は、図5に示すように、印字される用紙Pのうち用紙最大幅PWに対応して設定されている。ここで、印字領域とは、用紙の両端から印字しないマージンを引いた記録領域のうち最大のものが基本となるが、一般的には印字対象となる用紙最大幅PWよりも大きくとっている。これは、用紙が搬送方向に対して所定角度傾斜して(スキューして)搬送されるおそれがあること、また縁無し印字の要請が高いためである。
【0048】
なお、記録ヘッド44は、複数の短尺な記録ヘッドチップ(以下、単位ヘッドという)から構成することが可能である。
【0049】
例えば、単位ヘッド110がノズル配列方向端部までノズル58が形成されているタイプ(図6参照)であれば、単位ヘッド110をノズル配列方向に連続して配置することによって、図7に示すような記録ヘッド44をコンパクトに構成できる。また、両端にはノズル58が形成されていない単位ヘッド40 (図8参照)を用いる場合には、単位ヘッド40をノズル配列方向に一定間隔をおいて共通基板46A、46Bに複数配置した記録ヘッドアレイ42A、42Bを搬送方向に複数配置する(図9参照)ことによって、用紙幅に対応して間断なく印字可能な記録ヘッド44とすることができる。この場合には、単一の共通基板46の両面に記録ヘッドアレイ42A、42Bを構成する(図10参照)ことによって、小型化を一層図ることもできる。
【0050】
なお、単位ヘッド40のノズル配列は一直線状であるが、これに限定されるものではない。例えば、図11に示すように、千鳥状にノズル58を配列することも可能である。
【0051】
なお、インクジェット記録装置10は、搬送方向に4つ(あるいはそれ以上)の記録ヘッド44を配列し、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のインク滴を吐出する構成とすることによって、フルカラー印字可能な構成とすることができる。
【0052】
図12には、本発明にインク供給路開閉機構である個別開閉弁の例が示されている。この個別開閉弁50では、ブロック部130内に回転可能に収容された弁本体132を有しており、弁本体132を回転させて、個別流路48(又は接続流路56)を開放(図12(A)参照)及び閉止(図12(B)参照)できる。
【0053】
また、図13に示すインク供給路開閉機構を適用することも可能である。この例では、個別流路48又は接続流路56が可撓性のチューブで構成されている場合に、このチューブを押圧部材152で押しつぶして閉止し(図13(B)参照)、押圧部材152を退避させて開放する(図13(B)参照)構成とされている。押圧部材152の移動させる移動機構153としては、たとえばソレノイドやモータを使用することができ、特に、電磁ソレノイド弁が好ましい。
【0054】
また、図14に示す例では、同じく可撓性のチューブで構成された個別流路48又は接続流路56の少なくとも2箇所を保持部材154で保持し、保持部材154間に配設された伸縮機構156によって保持部材154を接近させる構成とされている。すなわち、保持部材154が接近することで、チューブが局所的に曲げられて閉止され(図14(B)参照)、保持部材154が離間すると、チューブが直線状に復帰した開放される(図14(A)参照)。この構成において、伸縮機構156としては、ソレノイドやバネ等を使用することができる。また、保持部材154によって保持された箇所の略中央を局所的に低弾性とすれば、チューブをこの部分で屈曲させて、より確実に閉止することができる。
【0055】
図4に示すように、単位ヘッド40のそれぞれには、個別流路48と接続される接続流路56が設けられている。個別流路48と接続流路56のそれぞれの接続部分には、脱着ユニット122、124が設けられており、単位ヘッド40がそれぞれ独立して、個別流路48に容易に脱着できるようになっている。
【0056】
図15には、脱着ユニット122、124の構成の一例が示されている。この例では、それぞれの脱着ユニット122、124は、個別開閉弁50(図12参照)と、ヘッド脱着機構126、128とがユニット化されて構成されている。
【0057】
個別流路48側のヘッド脱着機構126は、ブロック部130から単位ヘッド40に向かって延出された一対のアーム部134を有している。アーム部134の先端には爪片136が形成されており、この爪片136を、接続流路56側のブロック部130の係合凹部138に係合させて、単位ヘッド40を接続流路56に接続した状態に維持できる(図15(A)参照)。アーム部134を弾性的に広げれば、係合凹部138への爪片136の係合が解除され、単位ヘッド40を取り外すことが可能になる(図15(B)参照)。
【0058】
図16には、図15とは異なる構成の脱着ユニット142、144が示されている。この例では、個別流路48側の脱着ユニット142に、押圧管145が設けられている。これに対し、単位ヘッド40側の脱着ユニット144は上部に流通孔146が形成された略筒状(中空状)に形成されており、内部の逆「T」字状のスライド体148が移動して、この流通孔146を開閉するようになっている。スライド体148は、バネ150によって通常は閉止位置(図16(B)参照)に付勢されているが、押圧管144に押圧されて下方に移動すると、流通孔146を開放する(図16(A)参照)。したがって、図15に示した例では、1つの接続部分に対して弁本体132が2つ設けられているが、図16に示す例では、1つの接続部分に対し弁本体132が1つのみとなっている。
【0059】
一方、記録ヘッド44に対して対向配置されるメンテナンス装置81は、図17に示すように、それぞれの単位ヘッド40に対応しインク滴を収納可能なキャップ手段(インク収容手段)80と、記録ヘッド44のノズル面40Aを清掃可能な清掃手段88とを備えている。キャップ手段80は、記録ヘッド44から吐出される液滴を収容して保持する機能を有する。このために、例えば、記録ヘッド44のノズル面40A(図6等参照)に対応するように形成された凹部82Aを有する受け部材82と、受け部材82の凹部82Aの底に配設されインクを保持するインク吸収体86とから構成されており、受け部材82をノズル面40Aに密着させて気密状態とすることができる。
【0060】
図4に示すように、受け部材82の下方には、1つの記録ヘッド44全体で共通の第1チャンバー212が配置されており、受け部材82と第1チャンバー212とが、排出路開閉弁216を備える第1排インク流路214で接続されている。排出路開閉弁216としては、たとえば図12〜図14と同構成のものを採用でき、この排出路開閉弁216によって第1排インク流路214を開閉することができる。
【0061】
第1チャンバー212からはさらに、順に第2チャンバー218及び第3チャンバー220が、第2排インク流路222および吸気流路224によって接続されている。第1チャンバー212の排インクは、インク帰還路226に設けられた帰還用弁228、229を開いてメインタンク68(又はサブタンク34)に帰還させるか、あるいは、第2排インク流路222によって第2チャンバー218に送ったのち、排出用弁230を開いて排出路232から外部に排出することができる。
【0062】
第3チャンバー220内は、吸気管234を介して吸気ポンプ236が接続されており、吸気弁238を開閉することで、第3チャンバー220内に負圧が発生されるようになっている。この負圧が、第2チャンバー218及び第1チャンバー212を経て、受け部材82に作用するようになっている。
【0063】
なお、第1チャンバー212及び第3チャンバー220には、大気開放弁240、242が設けられており、こららチャンバーの内部を大気圧に開放することができる。
【0064】
排出路開閉弁216、帰還用弁228、排出用弁230、吸気弁238、大気開放弁240、242はすべて、メンテナンス・コントローラー244によって制御されるようになっている。
【0065】
なお、キャップ手段80にそれ以外の機能を兼用させても良い。例えば、図10に示す昇降手段302によって記録ヘッド44のノズル面40Aに対して接近離間(以下、昇降という)可能に構成し、ノズル面40Aに圧接することによってノズル面40Aを気密にする(キャッピングを行なう)ことが考えられる。この場合には、図9に示すように、圧接時に記録ヘッド44のノズル面40Aを気密にするために、受け部材82の上部(ノズル面側)にゴム部84を設けることが必要である。また、ノズル内の記録液乾燥防止やノズル面40Aに対するゴミ、埃などの付着を防止するためにノズル面全体を覆う形にキャップ手段80(ゴム部84)が構成される。特に、後述するように、単位ヘッド40へのインクの供給を、キャップ手段80側からの吸引を利用して行なう場合には、キャップ手段80をノズル面40Aに圧接させて、不用意な空気の流入を防止する必要がある。
【0066】
なお、受け部材82を構成するプラスチック材料としては、POM、PET、PBT、PPS、ナイロン66、アクリル、ベークライトなどがあるが、成形性、、耐衝撃性などの点でPBTが好ましい。
【0067】
また、ゴム部84を構成するゴム材料としては、生ゴム、イソプレン系ゴム、ブタジエン系ゴム、オレフィン系ゴム、エーテル系ゴム、ポリスルフィド系ゴム、ウレタン系ゴム、フッ素系ゴム、シリコーンゴムなどの各種天然ゴム、各種エラストマー(ゴム弾性体)や、これらゴム系材料のブレンドゴム、またはこれらゴム系材料と各種プラスティックとのブレンドゴムなど、各種弾性部材が使用でき、これら材料の接着などによる組合せを用いても良い。
【0068】
これら材料のなかでも耐候性、耐薬品性、耐磨耗性、加工性の点で、水素化ニトリルブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ポリジメチルシリコーンゴム、メチルビニルシリコーンゴム、メチルフェニルシリコーンゴム、フルオロシリコーンゴム等が好ましい。
【0069】
さらに、インク吸収体86の材料としては、ポリエステルフェルト繊維材料、また、アクリルニトリルフェルト繊維材料が好ましく、更には、ポリエステルフェルト繊維材料及びアクリルニトリルフェルト繊維材料が混合されたものも好ましい。使用繊維材料の繊維径、繊維長、配列方向等を適宜変えると、インク吸収体86のインク保持能力を細かく調整することが可能である。
【0070】
また、その他にポリアミド系繊維材料、ポリプロピレン繊維材料、ポリビニールアルコール系繊維材料、ポリ塩化ビニリデン系繊維材料、ポリウレタン系繊維材料などが挙げられる。
【0071】
インク等の記録液の吸収性を考えると、ポリエステル系繊維材料がより好ましく、上記材料を混合した材料系を用いることも好適である。
【0072】
清掃手段88は、記録ヘッド44のノズル面40Aのゴミ、埃、インクを除去してインク滴の吐出性能を一定に維持するためのものである。
【0073】
清掃手段88は、図17に示すように、ワイパー92と、ワイパー92を保持する保持部材90と、清掃手段88を昇降および幅方向に移動させる移動手段312(図18参照)とから構成される。
【0074】
移動手段312によってワイパー92が記録ヘッド44のノズル面40Aに摺接しながらノズル面40Aに沿って移動する(図18(C)参照)ことによって、ノズル面全体の清掃を行なうものである。この際、記録ヘッド44と対向する位置にはキャップ手段80が配置されているため、清掃手段88は記録ヘッド44(ノズル面40A)とキャップ手段80の間を移動することになる。例えば、図17に示すように、清掃手段88の保持部材90をアーチ型として、ワイパー92を記録ヘッド44のノズル面40Aに圧接させた状態でキャップ手段80を跨いで移動させる構成が考えられる。
【0075】
ワイパー92の移動(摺接)方向は、例えば、用紙搬送方向や用紙搬送方向に直交する幅方向とすれば良い。また、移動は一方向だけでなく、往復動作させても良い。
【0076】
また、ワイパー92を保持する保持部材90はアルミやSUSなどの強度がある金属材料から構成される。
【0077】
さらに、ワイパー92は、所定の剛性を得るため、ゴム硬度=30〜80で長手(搬送)方向長さL1および短手(幅)方向幅W1の比=5対1〜50対1で、幅W1=0.5〜4mmが好ましい。ゴム硬度が30未満、長さL1と幅W1の比が50対1より大、あるいは幅W1が0.5mm未満であると、ワイパー92の剛性が低すぎてノズル面40Aに対して十分に当接できず、清掃が困難になるからである。一方、ゴム硬度が80より大、長さL1と幅W1の比が5対1より小、あるいは幅W1が4mmより大であると、ワイパー92の剛性が高すぎてノズル面40Aに対する十分な密着できず、清掃が困難となるからである。
【0078】
ワイパー92を構成する材料としては生ゴム、イソプレン系ゴム、ブタジエン系ゴム、オレフィン系ゴム、エーテル系ゴム、ポリスルフィド系ゴム、ウレタン系ゴム、フッ素系ゴム、シリコーンゴムなど各種天然ゴム、各種エラストマー(ゴム弾性体)や、これらゴム系材料のブレンドゴム、またはこれらゴム系材料と各種プラスティックとのブレンドゴムなど、各種弾性部材が使用でき、これら材料の接着などによる組合せを用いても良い。
【0079】
これら材料のなかでも、耐候性、耐薬品性、耐磨耗性、加工性の点で、水素化ニトリルブタジエンゴム、エチレンプロピレンゴム(EPDM)、ポリジメチルシリコーンゴム、メチルビニルシリコーンゴム、メチルフェニルシリコーンゴム、フルオロシリコーンゴム等が好ましい。
【0080】
また、耐疲労性、耐成形性、ゴム特性などの点で、優れた熱可塑性エラストマーなども好ましい。
【0081】
さらに、表面を保護層で被覆して使用することもできる。保護層としては、撥液性と低摩擦係特性に優れるフッ素系樹脂が好ましい。
【0082】
また、各種プラスチック材料も適用可能である。具体的な材料としてはポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニリデン樹脂、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂等の成形体を用いても良い。
【0083】
さらに、これらの材料のフィルム材を積層して張り合わせたものを高精度に切断しても良い。このとき、貼着剤としては、アクリル系ポリマーやゴム系ポリマー等が適している。
【0084】
このような構成とされた本実施形態では、それぞれの単位ヘッド40ごとにインクの供給を行なうことができるので、複数の単位ヘッド40のうち、インクの供給(充填)が必要とされるもののみ(全部であっても一部であってもよい)に、インクを供給できる。インク供給の必要がない単位ヘッド40にインクを供給してしまうことがないので、インク供給時のインク消費量を少なく抑えることができる。
【0085】
また、本実施形態では、単位ヘッド40がそれぞれ独立して着脱可能とされているので、たとえば単位ヘッド40に不具合が発生した場合には、特定の単位ヘッド40のみを交換できる。そして、交換した単位ヘッド40のみに対してインク供給ができるので、すべての単位ヘッド40にインクを供給してしまう構成と比較して、インク消費量が少なくなる。
【0086】
次に、本実施形態において、単位ヘッド40にインクを供給(充填)するプロセスを説明する。本実施形態では、インク供給にあたって、
1.インク循環路36、インク供給路35、インク帰還路37、個別流路48及び単位ヘッド40内にはインクがない場合(たとえばインクジェット記録装置10の初期状態やメンテナンスを行なったときなど)
2.インク循環路36、個別流路48及び単位ヘッド40内にインクが存在している場合(たとえば、特定の単位ヘッド40のみを交換した場合や、印字不良を起こした単位ヘッド40のみにインクの最充填を行なう場合)
の2つの場合がある。
【0087】
さらに、それぞれの場合において、
A.インクをインク循環路36内で積極的に循環させて個別流路48から押し出すことによる方法
B.単位ヘッド40をキャッピングした状態で、ノズル面40A側から吸引することによる方法
の2つの方法があり、実際のインク供給では、これらを組み合わせて得られる4つのパターン(1A、1B,2A、2B)が考えられる。以下では、これら4つのパターンごとに、インク充填プロセスを説明する。
【0088】
<1Aの場合>
図19のフローチャートに示すように、まず、ステップ1A−12で、すべての単位ヘッド40にキャッピングをする。ただし、キャップ手段80の凹部82A内は密閉することなく、大気開放しておく。
【0089】
次に、ステップ1A−14で、循環路開閉弁54を開き、個別開閉弁50を閉じる。この状態で、ステップ1A−16において、サブポンプ38を駆動し、インク循環路36内でのインク循環を開始する。インク循環路36にインクが満たされ、内部に存在していた空気(気泡)が押し出される。
【0090】
ステップ1A−18では、インク循環を停止させ、循環路開閉弁54を開く。次に、ステップ1A−20で、インクを充填する単位ヘッド40を選択し、インク充填の対象となっている単位ヘッド40は個別開閉弁50を開く(ステップ1A−22)。これに対し、その他の単位ヘッド(インクを充填しない単位ヘッド)40では、個別開閉弁50を閉じる(ステップ1A−24)。
【0091】
この状態で、ステップ1A−26においてインク循環を再開すると、個別開閉弁50が開放されている単位ヘッド40にのみインクが充填される。このようにして、特定の単位ヘッド40へのインク供給が完了する(ステップ1A−28)と、次のステップ1A−32では、他の単位ヘッド40にもインクを充填するか否かを判断し、充填する場合には、ステップ1A−14に戻る。充填しない場合には、ステップ1A−32でキャッピングを解除し、ステップ1A−34でワイパー92によるノズル面40Aのワイピングを行なう。最後に、ステップ1A−36で、循環路開閉弁54及び個別開閉弁50をすべて開く。
【0092】
<1Bの場合>
図20のフローチャートに示すように、まず、ステップ1B−12において、単位ヘッド40をキャッピングするが、1Aの場合と異なり、1Bの場合は密閉状態とする。ついで、1Aの場合と同様に、ステップ1B−14で、循環路開閉弁54を開き、個別開閉弁50を閉じる。この状態で、ステップ1B−16において、サブポンプ38を駆動し、インク循環路36内でのインク循環を開始する。インク循環路36にインクが満たされ、内部に存在していた空気(気泡)が押し出される。
【0093】
ステップ1B−18で排出路開閉弁216を開放した後、ステップ1B−20でインク循環を停止させ、ステップ1B−22でインクを充填する単位ヘッド40を選択し、インク充填の対象となっている単位ヘッド40は個別開閉弁50及び排出路開閉弁216を開く(ステップ1B−24)。これに対し、その他の単位ヘッド(インクを充填しない単位ヘッド)40では、個別開閉弁50及び排出路開閉弁216を閉じる(ステップ1A−24)。
【0094】
この状態で、ステップ1B−28においてインクを吸引すると、開放された個別開閉弁50及び排出路開閉弁216に対応する単位ヘッド40にのみインクが充填される。このようにして、特定の単位ヘッド40へのインクの供給が完了すると(ステップ1B−30)、次のステップ1B−32では、他の単位ヘッド40にもインクを充填するか否かを判断し、充填する場合には、ステップ1B−14に戻る。充填しない場合には、ステップ1B−34で排出路開閉弁216をすべて開放し、さらにステップ1B−36でキャッピングを解除し、ステップ1B−38でワイパー92によるノズル面40Aのワイピングを行なう。最後に、ステップ1B−40で、循環路開閉弁54及び個別開閉弁50をすべて開く。
【0095】
<2Aの場合>
図21のフローチャートに示すように、まず、ステップ2A−12では、インクがインク循環路36内を循環されている場合を考慮して、この循環を停止させる。
【0096】
次いで、ステップ2A−14で、循環路開閉弁54及び個別開閉弁50をすべて閉じ、ステップ2A−16でインクを充填する単位ヘッド40を選択する。インク充填の対象となっている単位ヘッド40に対しては、ステップ2A−18でヘッドの交換を行ない、ステップ2A−20で、交換後の単位ヘッド40に対応する個別開閉弁50を開く。これに対し、その他の単位ヘッド(インクを充填しない単位ヘッド)40では、個別開閉弁50を閉じる(ステップ2A−22)。
【0097】
この状態で、キャッピングをし(ステップ2A−24)、ステップ2A−26においてインクの循環を開始すると、個別開閉弁50が開放されている単位ヘッド40にのみインクが充填される。このようにして、特定の単位ヘッド40へのインク供給が完了する(ステップ2A−28)と、次のステップ2A−30でキャッピングを解除し、ステップ2A−32でワイパー92によるノズル面40Aのワイピングを行なう。そして、ステップ2A−32で、他の交換済み単位ヘッド40にもインクを充填するか否かを判断し、充填する場合には、ステップ2A−16に戻る。充填しない場合には、ステップ2A−36で、循環路開閉弁54及び個別開閉弁50をすべて開き、ステップ2A−38でインクの循環を再開する。
【0098】
<2Bの場合>
図22のフローチャートに示すように、まず、ステップ2B−12では、2Aの場合と同様、インクがインク循環路36内を循環されている場合を考慮して、この循環を停止させる。
【0099】
次いで、ステップ2B−14で、個別開閉弁50を全て閉じ、ステップ2B−16でインクを充填する単位ヘッド40を選択する。インク充填の対象となっている単位ヘッド40に対しては、ステップ2B−18でヘッドの交換を行ない、ステップ2B−20で、交換後の単位ヘッド40に対応する個別開閉弁50を開く。さらに、ステップ2B−22で対応する排出路開閉弁216を閉じ、ステップ2B−24でキャッピングする。これに対し、その他の単位ヘッド(インクを充填しない単位ヘッド)40では、ステップ2B−26で排出路開閉弁216を一旦閉じ、ステップ2B−28でキャッピングをした後、ステップ2B−30で、排出路開閉弁216を閉じる。
【0100】
この状態で、ステップ2B−32においてインクの吸引を開始すると、開放された個別開閉弁50及び排出路開閉弁216に対応する単位ヘッド40にのみインクが充填される。このようにして、特定の単位ヘッド40へのインクの供給が完了すると(ステップ2B−34)、ステップ2B−36で排出路開閉弁216をすべて開放し、ステップ2B−38でキャッピングを解除し、ステップ2B−40でワイパー92によるノズル面40Aのワイピングを行なう。そして、ステップ2B−42で、他の交換済み単位ヘッド40にもインクを充填するか否かを判断し、充填する場合には、ステップ2B−16に戻る。充填しない場合には、ステップ2B−44で、個別開閉弁50をすべて開き、ステップ2B−46でインクの循環を再開する。
【0101】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、インク供給時のインク消費量を少なく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置を示す概略構成図である。
【図2】本発明のインク供給装置の基本的構成の一例を示す概念図である。
【図3】本発明のインク供給装置の図2とはことなる基本的構成を示す概念図である。
【図4】本発明の記録装置を示す概略構成図である。
【図5】本発明の実施形態に係る記録装置の印字領域の説明図である。
【図6】本発明の実施形態に係る単位ヘッドのバリエーションの説明図である。
【図7】本発明の実施形態に係る記録ヘッドのバリエーションの説明図である。
【図8】本発明の実施形態に係る単位ヘッドのバリエーションの説明図である。
【図9】本発明の実施形態に係る記録ヘッドのバリエーションの説明図である。
【図10】本発明の実施形態に係る記録ヘッドのバリエーションの説明図である。
【図11】本発明の実施形態に係る単位ヘッドのバリエーションの説明図である。
【図12】本発明に係る個別開閉弁の一例を示す断面図であり、(A)は開状態、(B)は閉状態である。
【図13】本発明に係る個別開閉弁の図12とは異なる一例を示す断面図であり、(A)は開状態、(B)は閉状態である。
【図14】本発明に係る個別開閉弁の図12及び図13とは異なる一例を示す断面図であり、(A)は開状態、(B)は閉状態である。
【図15】本発明に係る脱着機構の一例を示す断面図であり、(A)は装着状態、(B)は分離状態である。
【図16】本発明に係る脱着機構の図15とは異なる一例を示す断面図であり、(A)は装着状態、(B)は分離状態である。
【図17】本発明の記録装置で適用可能なメンテナンス装置を示す斜視図である。
【図18】(A)〜(C)は、図17に示すメンテナンス装置の動作説明図である。
【図19】本発明の記録装置でのインク供給シーケンスの一例を示すフローチャートである。
【図20】本発明の記録装置でのインク供給シーケンスの一例を示すフローチャートである。
【図21】本発明の記録装置でのインク供給シーケンスの一例を示すフローチャートである。
【図22】本発明の記録装置でのインク供給シーケンスの一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 インクジェット記録装置
16 記録ヘッド部
34 サブタンク(インクタンク)
36 インク循環路
38 サブポンプ(循環手段)
40A ノズル面
40 単位ヘッド
42A 記録ヘッドアレイ
44 記録ヘッド
48 個別流路(インク供給路)
50 個別開閉弁(インク供給路開閉機構)
52 インク供給装置
54 循環路開閉弁
58 ノズル
62 インク供給装置
64 インク供給部
68 メインタンク
80 キャップ手段
81 メンテナンス装置
82A 凹部
82 受け部材
110 単位ヘッド
122 脱着ユニット
126 ヘッド脱着機構
142 脱着ユニット
144 脱着ユニット
236 吸気ポンプ(吸引手段)

Claims (10)

  1. 記録媒体に液滴を吐出可能な複数の単位ヘッドに供給されるインクが貯留されたインクタンクと、
    前記インクタンクのインクを前記単位ヘッドのそれぞれへ供給可能とするインク供給路と、
    前記インク供給路のそれぞれに設けられたインク供給路開閉機構と、
    前記インク流路開閉機構を制御する開閉制御手段と、
    を有することを特徴とするインク供給装置。
  2. 前記インク供給路が、前記インクタンクと前記単位ヘッドとを直接的に連通していることを特徴とする請求項1に記載のインク供給装置。
  3. 前記インク供給路が、
    前記インクタンクから延出されインクタンクのインクが循環可能なインク循環路と、
    前記インク循環路から前記単位ヘッドへと分岐する個別流路と、
    を含んで構成され、
    前記インク流路開閉機構が前記個別流路に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインク供給装置。
  4. 前記インク循環路のインクを循環させる循環手段、を有することを特徴とする請求項3に記載のインク供給装置。
  5. 前記単位ヘッドの液滴吐出面を気密にする凹部を備えたキャップ部材と、
    前記キャップ部材の前記凹部を吸引する吸引手段と、
    を有することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のインク供給装置。
  6. 前記キャップ部材及び前記吸引手段が、複数の前記単位ヘッドのそれぞれに対応して複数設けられ、
    複数の前記吸引手段のぞれぞれを独立して吸引制御する吸引制御手段、
    を有することを特徴とする請求項5に記載のインク供給装置。
  7. 記録媒体に液滴を吐出可能な複数の単位ヘッドに対し、請求項1〜請求項6のいずれかに記載のインク供給装置によってインクを供給するインク供給方法であって、
    前記開閉制御手段によって任意の前記インク流路開閉機構を開状態として単位ヘッドにインクを供給することを特徴とするインク供給方法。
  8. 記録媒体に液滴を吐出可能な複数の単位ヘッドに対し、請求項4に記載のインク供給装置によってインクを供給するインク供給方法であって、
    前記開閉制御手段によって任意の前記インク流路開閉機構を開状態として単位ヘッドにインクを供給し、
    インク供給後に前記循環手段によって前記インク循環路のインクを循環させることを特徴とするインク供給方法。
  9. 記録媒体に液滴を吐出可能な複数の単位ヘッドで構成された記録ヘッドと、
    前記単位ヘッドにインクを供給する請求項1〜請求項6のいずれかに記載のインク供給装置と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  10. 複数の単位ヘッドを一体的に保持する保持部材と、
    前記保持部材に対し単位ヘッドのそれぞれを着脱可能とする着脱手段と、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の記録装置。
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