JP4988925B2 - インバータ回路 - Google Patents

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Description

この発明は、トランスの一次側にスナバ回路と回生回路を備えたインバータ回路に関する。
インバータ回路では、スイッチ素子がオフしたときに、トランスの一次側と二次側間のリーケージインダクタンスの作用によってスイッチ素子にサージ電圧が印加されるのを防止するため、スイッチ素子に並列にスナバ回路が接続される。また、スナバ回路のスナバコンデンサに充電された充電電荷を電源に回生する回生回路を設けることも提案されている。この回生回路を設けることにより、充電電荷がスナバ抵抗によって熱消費されず、且つスナバコンデンサの充電エネルギーが電源に回生されるため、インバータ回路の効率を上げることができる。
特許文献1に示されるインバータは、上記のようにスナバ回路と回生回路とを備えたものである。このインバータ回路は、一次側に第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子が接続されている。第1のスイッチ素子に並列にスナバ回路が接続されている。また、スナバ回路と電源間には回生回路が接続されている。スナバ回路は、スナバダイオードとスナバコンデンサの直列回路で構成されている。回生回路は、回生用のスイッチ素子と、リアクトル及び回生用ダイオードの直列回路で構成されている。第2のスイッチ素子に対しても、同様にスナバ回路と回生回路とが接続される。
上記のインバータ回路では、制御部が第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とを交互にオンオフし、回生用のスイッチ素子を一定時間だけオンする。回生用のスイッチ素子がオンしているときに、スナバコンデンサに充電されている電荷を完全放電し電源に回生する。
特開2003−219653号公報
しかし、上記のインバータ回路は、スナバコンデンサの完全充放電を繰り返すため、この放電時の電流によるロスと充電時の電流によるロスの合計が、スイッチングオフ時のロスの改善分よりも大きくなることがある。以下の説明のように、この現象は軽負荷時に生じる。
今、スイッチ素子がオフしたときを考えてみる。上記リーケージインダクタンスの蓄積エネルギーがスナバコンデンサに充電されていくため、スイッチ素子の両端電圧は徐々に上昇していく。このため、スイッチングオフはZVS(Zero Voltage Switching)動作となり、スイッチングオフ時のロスの改善が出来る。
しかし、軽負荷時にはスイッチ素子に流れる電流が小さいので、スイッチングオフ時ではZVS動作がなくてもロスはそれほど大きくならない。したがって、軽負荷時では、ZVS動作によるロスの改善分よりも、スナバコンデンサの充放電によるロスの方が大きくなる場合が生じて来る。
このように、上記特許文献1に示されるようなインバータ回路では、軽負荷時において効率が悪くなる問題があった。
そこで、この発明の目的は、負荷の大きさにかかわらず高効率であるインバータ回路を提供することにある。
この発明のインバータ回路は、
第1のスイッチ素子と、
第2のスイッチ素子と、
前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子を介して一次側に電流が供給され、二次側から負荷に対して電流が出力される出力トランスと、
前記第1のスイッチ素子に逆並列に接続される第1のフリーホイールダイオードと、
前記第2のスイッチ素子に逆並列に接続される第2のフリーホイールダイオードと、
前記第1のスイッチ素子に並列に接続され、第1のスナバダイオードと第1のスナバコンデンサの直列回路を含む第1のスナバ回路と、
前記第2のスイッチ素子に並列に接続され、第2のスナバダイオードと第2のスナバコンデンサの直列回路を含む第2のスナバ回路と、
前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子に電圧を印加する電圧源と、
前記第1のスナバ回路と前記電圧源間に接続される第1の回生回路と、
前記第2のスナバ回路と前記電圧源間に接続される第2の回生回路と、を備えている。
第1のスイッチ素子、第2のスイッチ素子は、例えばIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)やMOS−FETで構成される。第1のスナバ回路、第2のスナバ回路の作用で第1のスイッチ素子、第2のスイッチ素子にサージ電圧が印加されるのを防ぎ、第1の回生回路、第2の回生回路で、スナバ回路に充電された電荷を電源に回生する。
前記第1の回生回路は、第3のスイッチ素子と、第1のリアクトルと、第1の回生用ダイオードとの直列回路を含み、
前記第2の回生回路は、第4のスイッチ素子と、第2のリアクトルと、第2の回生用ダイオードとの直列回路を含んでいる。
また、インバータ回路は、前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子を交互にオンオフし、前記第3スイッチ素子と前記第4のスイッチ素子を交互にオンオフする制御部を備えている。以下に説明するように、この制御部において、前記第3スイッチ素子と前記第4のスイッチ素子を交互にオンオフする期間Tbを出力電力の大きさに応じて制御することが、この発明の特徴とする点である。
前記制御部は、前記第1のスイッチ素子をオンするときから期間Tbだけ前記第3のスイッチ素子をオンする。第1の回生回路は、前記第3のスイッチ素子がオンすると、第1のスナバコンデンサに充電されている電荷を第1の回生用ダイオードを介して電源に回生する。このとき、制御部は、出力検出部で検出された出力電力の大きさに応じて期間Tbの長さを制御する。出力検出部は、例えば、定電圧を出力するDC−DCコンバータ回路において出力電流を検出するセンサを設けることで構成される。
例えば、制御部は、出力電流が所定電流以上のときは期間Tbを、前記第1のスナバコンデンサの充電電荷が略完全放電される時間に設定し、出力電流が所定電流未満のときは期間Tbを、前記第1のスナバコンデンサの充電電荷が部分的に放電される時間に設定する。略完全放電される時間とは、第1のスナバコンデンサの充電電荷が完全に放電される時間と、略完全に放電される時間を含む。
また別の例として、前記制御部は、出力電流が所定電流以上のときは期間Tbを、前記第1のスナバコンデンサの充電電荷が略完全放電される時間に設定し、出力電流が所定電流未満のときは期間Tbをゼロに設定する。
また、さらに別の例として、前記制御部は、出力電流が小さくなるに応じて、期間Tbを短く設定する。
第4の回生回路についても、制御部により、第4のスイッチ素子のオン期間Tbが上記第3の回生回路と同様に制御される。
この発明によれば、スナバ回路と回生回路を備える構成において、出力電力の大きさに係わらず高効率を維持することができる。
この発明の第1の実施形態であるDC−DCコンバータ回路の回路図である。 ソフトスイッチングのモードのタイミングチャートである。 ハードスイッチングのモードのタイミングチャートである。 モードに応じた効率とスイッチ素子両端電圧とを示す図である。 この発明の第2の実施形態であるDC−DCコンバータ回路の回路図である。 カレントバランスドプッシュプル型インバータ回路の基本構成図である。 ソフトスイッチングのモードのタイミングチャートである。 ハードスイッチングのモードのタイミングチャートである。
符号の説明
S1−第1のスイッチ素子
S2−第2のスイッチ素子
S3−第3のスイッチ素子
S4−第4のスイッチ素子
SB1−第1のスナバ回路
SB2−第2のスナバ回路
RG1−第1の回生回路
RG2−第2の回生回路
CNT−制御部
図1は、この発明の第1の実施形態であるDC−DCコンバータ回路の回路図である。このDC−DCコンバータ回路は、インバータ回路と出力トランス(以下、トランスと称する)Tの二次側に接続した整流回路と、制御部CNTとにより構成している。
インバータ回路は、直列に接続された第1のスイッチ素子S1と第2のスイッチ素子S2とを備え、それらの接続点にはトランスTの一次側巻線の第1の端子が接続されている。電源Vinは第1の電圧源コンデンサC1と第2の電圧源コンデンサC2の直列回路に並列に接続され、各コンデンサC1、C2の接続点にはトランスTの一次側巻線の第2の端子が接続されている。各コンデンサC1、C2には、それぞれ(1/2)Vinが充電される。以上の接続形態から、このインバータ回路はハーフブリッジ型インバータ回路として動作する。
前記第1のスイッチ素子S1には、逆並列にフリーホイールダイオードdf1が接続されている。また、スイッチ素子S1には、並列に第1のスナバ回路SB1が接続されている。第1のスナバ回路SB1は、第1のスナバダイオードds1と第1のスナバコンデンサCs1との直列回路で構成されている。第1のスナバ回路SB1と、コンデンサC1及びコンデンサC2との接続点との間には、第1の回生回路RG1が接続されている。第1の回生回路RG1は、第3のスイッチ素子S3と、リアクトルLfと、第1の回生ダイオードdf3とを備えている。リアクトルLfは、コンデンサC1及びコンデンサC2との接続点と第3のスイッチ素子S3との間に接続される。第1の回生ダイオードdf3は、第3のスイッチ素子S3と第1のスナバコンデンサCs1との間に接続される。
また、第2のスイッチ素子S2には、逆並列にフリーホイールダイオードdf2が接続されている。また、スイッチ素子S2には、並列に第2のスナバ回路SB2が接続されている。第2のスナバ回路SB2は、第2のスナバダイオードds2と第2のスナバコンデンサCs2との直列回路で構成されている。第2のスナバ回路SB2と、コンデンサC1及びコンデンサC2との接続点との間には、第2の回生回路RG2が接続されている。第2の回生回路RG2は、第4のスイッチ素子S4と、リアクトルLfと、第2の回生ダイオードdf4とで構成されている。リアクトルLfは、コンデンサC1及びコンデンサC2との接続点と第4のスイッチ素子S4との間に接続される。第2の回生ダイオードdf4は、第4のスイッチ素子S4と第2のスナバコンデンサCs2との間に接続される。
なお、上記リアクトルLfは、第1の回生回路RG1と第2の回生回路RG2に兼用されている。第3のスイッチ素子S3と電源間に接続されているダイオードdf5と、第4のスイッチ素子S4と電源間に接続されているダイオードdf6とは、逆流防止用のダイオードである。
トランスTの二次側には、整流用ダイオードd1とd2とが接続され、さらに、平滑用リアクトルLと平滑用コンデンサCとが接続されている。平滑出力端子には負荷Rが接続されている。
また、二次側の出力回路には出力電流を検出する電流検出センサ(出力検出部)DCと、抵抗R1、R2から構成される出力電圧を検出するための電圧検出部DVとが接続されている。
制御部CNTは、制御信号G1、G2を出力し、第1のスイッチ素子S1、第2のスイッチ素子S2を、休止期間を挟んで交互にオンオフ制御する。制御部CNTは、電圧検出部DVで検出した出力電圧が定電圧となるように制御信号G1、G2のパルス幅を制御する。また、制御部CNTは、電流検出センサDCで検出した出力電流の大きさ、つまり出力電力の大きさに応じて第3のスイッチ素子S3及び第4のスイッチ素子S4のオン時間Tbを制御する。詳細については後述のように、時間Tbは、出力電力が350W以上(一定電力以上)のときには、リアクトルLfとスナバコンデンサCs(Cs1またはCs2)の共振周期の2分の1であるπ√(Lf・Cs)程度に設定され、出力電力が350W未満(一定電力未満)のときは、スイッチング周期Tの0.005程度である150nsに設定される。
図2、図3は、上記DC−DCコンバータ回路のタイムチャートである。図2は、出力電力の350W以上のときのタイムチャートを示し、図3は、出力電力の大きさが350W未満のとき(軽負荷時)のタイムチャートを示している。すなわち、図2は、制御部CNTが電流検出センサDCで検出した出力電流が一定(350W/定格電圧)以上であるときのタイムチャートを示し、図3は、制御部CNTが電流検出センサDCで検出した出力電流が一定(350W/定格電圧)未満であるときのタイムチャートを示している。
図2を参照して、出力電流の大きさが一定以上のときの動作について説明する。
電流検出センサDCで検出した電流が一定以上であることを制御部CNTが判定しているとき、図2のタイムチャートに従って動作する。
時刻t0以前では、制御信号G1、G2はオフであるため、第1のスイッチ素子S1、第2のスイッチ素子S2はともにオフである。スイッチ素子S1の両端電圧S1Vdsは、コンデンサC1、C2の電圧VC1、VC2と同じ(1/2)Vinである(Vinは電源電圧)。
トランスTの一次側巻線npと二次側巻線ns間のリーケージインダクタンスLe、及び回路の残留インダクタンスに蓄積したエネルギーによる充電電流のためスナバコンデンサCs1の電圧VCs1は、VCs1=Vinである。スナバダイオードds1は、コンデンサCs1の放電を阻止するため、該コンデンサCs1の電圧は維持されている。
時刻t0においてスイッチ素子S1がオンする。すると、トランスTを介して負荷R0に電力が供給され、スイッチ素子S1に電流S1Idが流れはじめる。電流S1Idは、トランスTの一次側と二次側間のリーケージインダクタンスLeの減流作用により一定の傾きで直線的に増加し、そのため、スイッチングオンはZCS(Zero Current Switching)動作となる。このとき、スイッチ素子S2の両端電圧S2VdsはVinである。
制御部CNTは、制御信号G1をオンすると同時に制御信号G3をオンし、第3のスイッチ素子S3をオンする。スイッチ素子S3がオンすることにより、第1の回生回路RG1により第1のスナバコンデンサCs1の充電電荷がコンデンサC1に回生される。すなわち、第1の回生回路RG1では、回生用のリアクトルLfとスナバコンデンサCs1が共振し、該コンデンサCs1の充電電荷が、回生用のリアクトルLf、スイッチ素子S3、回生用ダイオードdf3を介してコンデンサC1に回生される。
制御部CNTは、スイッチ素子S3を、時刻t0から時間Tbだけオンする。時間Tbは、スナバコンデンサCs1の充電電荷が完全放電されるのに十分な時間に設定される。図2において、時刻t0でスイッチ素子S3がオンすると、スナバコンデンサCs1の充電電荷に基づいて、電流ICs1が第1の回生回路RG1に回生電流として流れはじめる。このとき、リアクトルLfとスナバコンデンサCs1が共振し、また、回生用ダイオードdf3の作用により、スナバコンデンサCs1から流れる電流ICs1は正弦波電流の正の半サイクル分の電流となる。共振電流がゼロになったとき(共振周期(2π√(Lf・Cf))の1/2経過時)がスナバコンデンサCs1の充電電荷が完全放電されたときであり、図2では時刻t1である。そこで、制御部CNTは、この時刻t1を少し超える時刻t2までスイッチ素子S3のオンを継続する。これにより、スナバコンデンサCs1の充電電荷の全部がコンデンサC1に回生される。
時刻t3において、制御部CNTは制御信号G1をオフし、それによりスイッチ素子S1がオフする。すると、リーケージインダクタンスLeの蓄積エネルギーでスナバコンデンサCs1が徐々に充電されていく。このときスイッチ素子S1の両端電圧S1Vdsは、時刻t3から徐々に上昇するためスイッチングオフ動作はZVS(Zero Voltage Switching)動作となる(以下、この動作をソフトスイッチングと称する)。スナバコンデンサCs1の充電電位VCs1の変位は、充電期間の後半において上記リーケージインダクタンスLeとスナバコンデンサCs1の共振系によるものとなり、最終的にVinにクランプされる。これで1/2周期の動作が終了し、続いて、制御部CNTにより制御信号G2、G4がオンされ、スイッチ素子S2、第2のスナバ回路SB2、第2の回生回路RG2について上記と同様の動作が行われる。
次に、図3を参照して、出力電流の大きさが一定未満のとき(軽負荷時)の動作について説明する。
後述のように、トランスTのリーケージインダクタンスLe及び回路の残留インダクタンスをエネルギー源とした充電電流のため、スナバコンデンサCs1の電圧VCs1は、VCs1=Vin+0.5αである。その電圧VCs1は、スナバダイオードds1により維持されている。
時刻t0においてスイッチ素子S1がオンする。すると、トランスTを介して負荷Rに電力が供給され、スイッチ素子S1に電流S1Idが流れはじめる。電流S1Idは、トランスTの一次側と二次側間のリーケージインダクタンスLeの減流作用により一定の傾きで直線的に増加し、そのため、スイッチングオンはZCS(Zero Current Switching)動作となる。このとき、スイッチ素子S2の両端電圧S2VdsはVinである。
制御部CNTは、制御信号G1をオンすると同時に制御信号G3をオンし、第3のスイッチ素子S3をオンする。スイッチ素子S3がオンすることにより、第1の回生回路RG1により第1のスナバコンデンサCs1の充電電荷がコンデンサC1に回生されはじめる。ここで、制御部CNTは、t0−t1間の時間Tbを、VCs1=Vin+0.5αの式において0.5αが放電される(回生される)に必要な時間に設定する。具体的には、スイッチング周期Tとした場合に、0.005T程度の短い時間(150ns)に設定する。
時間Tb内において、スナバコンデンサCs1から電流ICs1がコンデンサC1に流れる。電圧VCs1は、αだけ下降し、時間Tb経過時の電圧は、
VCs1=Vin+0.5α−α=Vin−0.5αとなる。当然、スイッチS1がオンしてもスナバダイオードds1の放電阻止作用により、コンデンサCs1の電荷がスイッチ素子S1で短絡されることはない。
時刻t3において、スイッチ素子S1がオフすると、電流S1Idを流し続けようとするリーケージインダクタンスLeの誘起電圧が電圧VC1(Vin/2)に加算され、
S1Vds=Leの誘起電圧+Vin/2となる。この誘起電圧がVin/2になると、
スイッチ素子S2に並列接続されているフリーホイールダイオードdf2が導通し、電流S1IdがコンデンサC2に流れてリーケージインダクタンスLeのエネルギーが電源に回生される。このため、理想的には上記誘起電圧がVin/2にクランプされて電圧S1Vdsは電圧Vin以上にはならない。
しかし、実用回路では、リーケージインダクタンスLe以外に存在する残留インダクタンス(例えば、コンデンサC1とスイッチ素子S1間や、コンデンサC2とダイオードdf2間に存在する残留インダクタンス)や、ダイオードdf2の導通遅れにより、電圧S1Vdsは電圧Vin以上に上昇しようとする。このエネルギーでダイオードds1を介しスイッチ素子s1に並列接続されているコンデンサCs1が充電される。そして、時間t3−t4において電圧VCs1はαだけ上昇し、このときの電圧VCs1は、
VCs1=Vin−0.5α+α=Vin+0.5αとなる。
なお、時間t3−t4においてコンデンサCs1の電圧は既にVin−0.5αに充電されているため、電圧S1Vdsの傾きは急峻である。このためスイッチングオフはZVS動作とならない(以下、この動作をハードスイッチングと称する)。
時刻t4において電流S1Idがゼロになると、電圧VdsはリーケージインダクタンスLe及び回路の残留インダクタンスと、スイッチ素子S1の出力キャパシタンス、浮遊キャパシタンスとの共振によるリンギングを経て、電圧0.5Vinに収束する。コンデンサCs1の電圧VCs1は、ダイオードds1の放電阻止によりVin+0.5αに維持される。これで1/2周期の動作が終了し、続いて、制御部CNTにより制御信号G2、G4がオンされ、スイッチ素子S2、第2のスナバ回路SB2、第2の回生回路RG2について上記と同様の動作が行われる。
図2は、電圧S1VdsがZVS動作を行うため、ここでは、ソフトスイッチングのモードと称する。図3は、電圧S1VdsがZVS動作を行わないため、ここでは、ハードスイッチングのモード(後述のように、Tb>0のため第2のモード)と称する。
上記の例では、出力電流が所定電流未満のときには、時間Tbをスイッチング周期Tの0.005程度k 150nsに設定したが、この時間Tbをゼロに設定する選択肢もある。
図4は、時間Tbを3つのモードに設定したときの回路の効率を示している。
第1のモードは、図2に示すソフトスイッチングのモードである。第2、第3のモードは、図3に示すハードスイッチングのモードであり、第2のモードはTb=150ns、第3のモードはTb=0に設定される。
図4に示すように、出力電力が350W以上のときには、第1のモードが最も効率が良い。このモードでは、図2のタイムチャートに示すように、時間TbにおいてスナバコンデンサCs1の充電電荷が完全放電され、時間t3−t4で電圧Vinになるまで充電される。出力電力が350W以上のときには、この放電及び充電のときの消費電力によるロスよりも、ZVS動作時のロス(図2参照)の方が十分に大きい。このため、制御部CNTはソフトスイッチングのモードを選択し、図2のタイムチャートに示す動作を行う。
一方、出力電力が350W未満の軽負荷のときには、第3のモードが最も効率が良く、次いで第2のモードの効率が良い。上記第2のモードでは、図3のタイムチャートに示すように、時間TbにおいてスナバコンデンサCs1の充電電荷がα分(一部)放電され、時間t3−t4で電圧Vinになるまでα分充電される。軽負荷のときには、もし、図2に示すような第1のモードで時間Tbを設定すると、時間Tbにおいての完全放電と、時間t3−t4においての充電とによる消費電力によるロスの方が、ZVS動作時のロス(図2参照)よりも大きくなってしまう。そこで、軽負荷のときには、制御部CNTは、図3のように第2のモードとなるように時間Tbを設定する。第2のモードに代えて第3のモードを選択することも可能である。
本実施形態の回路では、制御部CNTは、出力電力が350Wを基準にして、それ以上の出力電力では第1のモード(ソフトスイッチングのモード)でスイッチング制御を行い、350W未満では、第2のモード(ハードスイッチングにおいてTb=150nsのモード)でスイッチング制御を行う。350W未満では、第3のモード(ハードスイッチングにおいてTb=0のモード)でスイッチング制御を行うことも可能である。しかし、350W未満のときに、第3のモードでスイッチング制御を行うと、スナバコンデンサの充電電荷が放電されないためにスイッチ素子の両端電圧が徐々に高くなっていく。そこで、このような場合は、定期的に、または、不定期にハードスイッチングの第3のモードからハードスイッチングの第2のモードに切り換えると良い。
さらに、別の実施例として、出力電流が小さくなるに応じて、時間Tbを連続的にまたは非連続的に短く設定することも可能である。
なお、ソフトスイッチングのモード(第1のモード)からハードスイッチングのモード(第2のモードまたは第3のモード)への切換を行う負荷点は、定格負荷を100%とした場合、30〜50%の範囲内に設定するのが好ましい。
以上のように、本実施形態によれば、スナバ回路と回生回路とを備えるDC−DCインバータ回路の軽負荷時での効率を改善することができる。
図5は、この発明の第2の実施形態であるDC−DCコンバータ回路の回路図である。このDC−DCコンバータ回路は、インバータ回路とトランスTの二次側に接続した整流回路と、制御部CNTとにより構成している。インバータ回路は、詳細については後述するカレントバランスドプッシュプル型(Current Balanced P.P型)インバータ回路で構成される。
カレントバランスドプッシュプル型インバータ回路の基本回路を図6に示す。
このインバータ回路は、第1のスイッチ素子S1と、第2のスイッチ素子S2と、第1のスイッチ素子S1の正極側と第2のスイッチ素子S2の正極側間に直列的に接続される第1の一次巻線P1(P1a,P1b)と、第1のスイッチ素子S1の負極側と第2のスイッチ素子S2の負極側間に直列的に接続される第2の一次巻線P2(P2a,P2b)とを備えている。また、第1の一次巻線P1のセンタータップと第2の一次巻線P2のセンタータップ間に接続される電源Vと、第1の一次巻線P1の第1の端子と第2の一次巻線P2の第1の端子間に接続される第1の電圧源であるコンデンサC1と、第1の一次巻線P1の第2の端子と第2の一次巻線P2の第2の端子間に接続される第2の電圧源であるコンデンサC2と、を備えている。トランスTの二次巻線Sには、ダイオードブリッジ整流回路と、整流出力を平滑するリアクトルLと負荷Rが接続されている。
上記構成において、第1のスイッチ素子S1と第2のスイッチ素子S2は、制御部(図示しない)によって交互にオンオフされる。
第1のスイッチ素子S1がオンして、第1の電圧源であるコンデンサC1と第2の電圧源であるコンデンサC2により、第1の一次巻線P1、第2の一次巻線P2にそれぞれ電圧Vが印加され、二次巻線Sに出力電圧Vsが発生すると、負荷Rに出力電流Iが流れる。これにより、一次巻線P1、P2にはそれぞれ0.5I・aが流れる(トランスの巻線比=1:a)。このとき、コンデンサC1からスイッチ素子S1に流れる電流と、コンデンサC2からスイッチ素子S1に流れる電流とを合成した素子電流I1は、
1=I・aである。
コンデンサC1、コンデンサC2の充電電流(直流)Ic1′、Ic2′は、それぞれ出力電力を電源電圧で除したIiの半分(0.5Ii)である。したがって、コンデンサC1、コンデンサC2に流れる合成電流Ic1、Ic2は、それぞれ放電電流−充電電流=0.5(I1−Ii)となる。
一方、一次巻線P1a、P2bに流れる電流は充電電流が減算されたものとなり、一次巻線P1b、P2aに流れる電流は充電電流が加算されたものとなる。すなわち、
IP1a,Ip2b=0.5(I1−Ii)
IP1b,Ip2a=0.5(I1+Ii)
である。この電流アンバランスは問題ない。なぜなら、スイッチ素子S1、S2が交互にオンオフすることで(転流することで)平均巻線電流の平衡が保たれるからである。したがって、特にトランスのコアが偏磁するという問題を生じることはない。
また、電源Vから見て、P1a,P1b,P2a,P2bの各巻線の極性はそれぞれ逆極性である。このため、電源電圧でトランスTを直接、励磁することはない。また、一次巻線P1とP2にそれぞれ流入する充電電流Ic1′とIc2′は逆方向であるため、コアが直流磁化するという問題もない。
上記の構成で、第1の一次巻線P1と第2の一次巻線P2にそれぞれ印加される交番電圧は電源電圧Vとなり、フルブリッジ型と同じとなる。また、第1の一次巻線P1と第2の一次巻線P2に設けたセンタータップは電源Vからのエネルギー供給用であり、出力電力供給には、図6の太線で示す電流が流れることによって、第1の一次巻線P1と第2の一次巻線P2の全巻線が利用される。このため、センタータッププッシュプル型のように、半サイクル毎に遊び巻線が生じることがない。つまり、P1aとP1b間のリーケージインダクタンス、及びP2aとP3b間のリーケージインダクタンスを考慮する必要がなく、そのため転流時にサージ電圧が発生することがない。したがって、サージ電圧を防ぐことを目的として、P1aとP1b間、P2aとP2b間、P1とP2間を密結合させる必要がない。また、電源Vからは、コンデンサC1、C2に対して、常時、充電電流0.5Iiが第1の一次巻線P1と第2の一次巻線P2を介して流れている。この充電時においては、それらの巻線P1、P2間の漏れインダクタンスがリップル成分を除去するフィルタとして機能するため、電源Vから供給される電流Iiは連続した直流となる。そのため、電源Vとしては、リップル成分を嫌う(リップルにより寿命特性を悪くする)電池、例えば燃料電池を使用することができる。なお、第1の一次巻線P1と二次巻線Sとの結合、及び第2の一次巻線P2二次巻線Sとの結合は、分流を平衡させることが必要であることから対称でなければならない。
このように、カレントバランスドプッシュプル型インバータ回路は、ハーフブリッジ型インバータ回路のようにスイッチ素子に大電流を流す必要がなく、また、P1aとP1b間のリーケージインダクタンスやP2aとP3b間のリーケージインダクタンスによるサージ電圧の対策を考えなくても良いなどの利点がある。
図5に示すDC−DCコンバータ回路は、以上の基本構成を備えるカレントバランスドプッシュプル型インバータ回路を用いている。さらに、このカレントバランスドプッシュプル型インバータ回路に、図1に示すハーフブリッジ型インバータ回路と同様のスナバ回路及び回生回路が付加される。すなわち、スナバ回路は、第1のスイッチ素子S1に並列に接続される第1のスナバ回路と、第2のスイッチ素子に並列に接続される第2のスナバ回路とで構成されている。また、回生回路は、第1のスナバ回路と第1のコンデンサC1との間に接続される第1の回生回路と、第2のスナバ回路と第2のコンデンサC2との間に接続される第2の回生回路とで構成されている。
前記第1のスナバ回路は、第1のスナバダイオードds1と第1のスナバコンデンサCs1との直列回路で構成されている。第1の回生回路は、第3のスイッチ素子S3と、第1のリアクトルLf1と、第1の回生ダイオードdf3とで構成されている。回生時には、スナバコンデンサCs1の充電電荷はコンデンサC1に回生される。前記第2のスナバ回路は、第2のスナバダイオードds2と第2のスナバコンデンサCs2との直列回路で構成されている。第2の回生回路は、第4のスイッチ素子S4と、第2のリアクトルLf2と、第2の回生ダイオードdf4とで構成されている。回生時には、スナバコンデンサCs2の充電電荷はコンデンサC2に回生される。これらのスナバ回路と回生回路の動作については、図1に示すハーフブリッジ型インバータ回路のものと同じである。なお、図5では、リーケージインダクタンスLeをトランスTの二次側に表示しているが、図1のように一次側に表示しても等価的に同じである。
以上のカレントバランスドプッシュプル型インバータ回路においても、制御部CNTは、時間Tbを図1に示すハーフブリッジ型インバータ回路と同様に制御する。図7、図8に示すように、回路の動作も図2、図3と同様である。相違点は、図7、図8では、スナバコンデンサCs1の充電電圧VCs1が2Vinにクランプされるのに対して、図2、図3では、充電電圧VCs1がVinにクランプされる点である。
以上の実施形態では、出力電力の大きさを検出するのに、定電圧出力を行う制御下でトランスの二次側の出力電流を検出する電流検出センサ(出力検出部)DCを設けているが、これに代えて一次側の電流を検出するセンサを設けることも可能である。また、定電流出力を行う場合は、出力電圧を検出する抵抗分圧回路をトランスの二次側に設け、出力電圧に基づいて出力電力を検出することも可能である。
また、図4の第3のモードを行う場合、第1、第2のスナバコンデンサCs1、Cs2の電圧を検出する回路を設け、この電圧が所定値以上で、且つ負荷電流や負荷電圧が一定未満であるときに、スイッチ素子S3、S4を短期間オンするようにしても良い。また、スナバコンデンサCs1、Cs2の電圧が所定値を超えないように、このスイッチ素子のオン時間を動的に制御することも可能である。
この発明は、上記ハーフブリッジ型インバータ回路とカレントバランスドプッシュプル型インバータ回路の他、フルブリッジ型インバータ回路、プッシュップル型インバータ回路にも適用可能である。

Claims (6)

  1. 第1のスイッチ素子と、
    第2のスイッチ素子と、
    前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子を介して一次側に電流が供給され、二次側から負荷に対して電流が出力される出力トランスと、
    前記第1のスイッチ素子に逆並列に接続される第1のフリーホイールダイオードと、
    前記第2のスイッチ素子に逆並列に接続される第2のフリーホイールダイオードと、
    前記第1のスイッチ素子に並列に接続され、第1のスナバダイオードと第1のスナバコンデンサの直列回路を含む第1のスナバ回路と、
    前記第2のスイッチ素子に並列に接続され、第2のスナバダイオードと第2のスナバコンデンサの直列回路を含む第2のスナバ回路と、
    前記第1のスイッチ素子及び前記第2のスイッチ素子に電圧を印加する電圧源と、
    前記第1のスナバ回路と前記電圧源間に接続される第1の回生回路と、
    前記第2のスナバ回路と前記電圧源間に接続される第2の回生回路と、を備え、
    前記第1の回生回路は、第3のスイッチ素子と、第1のリアクトルと、第1の回生用ダイオードとの直列回路を含み、
    前記第2の回生回路は、第4のスイッチ素子と、第2のリアクトルと、第2の回生用ダイオードとの直列回路を含み、さらに、
    前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子を交互にオンオフし、前記第3のスイッチ素子と前記第4のスイッチ素子を交互にオンオフする制御部と、
    出力電力の大きさを検出する出力検出部とを備え、
    前記制御部は、前記出力検出部で検出した出力電力の大きさに応じて前記第3のスイッチ素子と前記第4のスイッチ素子のオン時間を制御することを特徴とするインバータ回路。
  2. 前記第1のリアクトルと前記第2のリアクトルは一つのリアクトルで兼用されており、
    前記電圧源は、第1の電圧源コンデンサと第2の電圧源コンデンサの直列回路と該直列回路に並列に接続された電源とで構成され、
    前記第1の回生回路は、前記第1のスナバ回路と前記第1の電圧源コンデンサ間に接続され、
    前記第2の回生回路は、前記第2のスナバ回路と前記第2の電圧源コンデンサ間に接続され、
    前記第1の回生回路の前記第1のリアクトルは前記第3のスイッチ素子と前記第1の電圧源コンデンサ間に接続され、
    前記第2の回生回路の前記第2のリアクトルは前記第4のスイッチ素子と前記第2の電圧源コンデンサ間に接続されている、請求項1記載のインバータ回路。
  3. 前記出力トランスは、
    前記第1のスイッチ素子の正極側と前記第2のスイッチ素子の正極側間に接続される第1の一次巻線と、前記第1のスイッチ素子の負極側と前記第2のスイッチ素子の負極側間に接続される第2の一次巻線とを備え、
    前記電圧源は、
    前記第1の一次巻線が前記第2のスイッチ素子に接続される第1の接続点と前記第1のスイッチ素子間に接続され、前記第1の一次巻線を介して前記第1のスイッチ素子に電圧を印加する第1の電圧源と、
    前記第1の一次巻線が前記第1のスイッチ素子に接続される第2の接続点と前記第2のスイッチ素子間に接続され、前記第1の一次巻線を介して前記第2のスイッチ素子に電圧を印加する第2の電圧源と、
    前記第1の一次巻線のセンタータップと、前記第2の一次巻線のセンタータップ間に接続され、前記第1、第2の電圧源に対して前記第1の一次巻線及び前記第2の一次巻線を介してエネルギー供給する電源と、を備える請求項1記載のインバータ回路。
  4. 前記制御部は、前記出力検出部で検出した出力電力が一定電力以上のときは前記第3のスイッチ素子と前記第4のスイッチ素子のオン時間を、前記第1のスナバコンデンサと前記第2のスナバコンデンサの充電電荷が略完全放電される時間に設定し、前記出力検出部で検出した出力電力が一定電力未満のときは前記第3のスイッチ素子と前記第4のスイッチ素子のオン時間を、前記第1のスナバコンデンサと前記第2のスナバコンデンサの充電電荷が部分的に放電される時間に設定する、請求項1〜3のいずれかに記載のインバータ回路。
  5. 前記制御部は、前記出力検出部で検出した出力電力が一定電力以上のときは前記第3のスイッチ素子と前記第4のスイッチ素子のオン時間を、前記第1のスナバコンデンサと前記第2のスナバコンデンサの充電電荷が略完全放電される時間に設定し、前記出力検出部で検出した出力電力が一定電力未満のときは前記第3のスイッチ素子と前記第4のスイッチ素子のオン時間をゼロに設定する、請求項1〜3のいずれかに記載のインバータ回路。
  6. 前記制御部は、前記出力検出部で検出した出力電力が小さくなるに応じて、前記第3のスイッチ素子と前記第4のスイッチ素子のオン時間を短く設定する、請求項1〜3のいずれかに記載のインバータ回路。
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