JP4986752B2 - 梱包箱及びこれを備えるテレビジョン装置 - Google Patents

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Description

本発明は電気機器などの被梱包物を収容して梱包する段ボール箱等の箱体を備える梱包箱、及びこれを備えるテレビジョン装置に関する。
薄型テレビジョン等の電気機器を段ボール箱に収容して梱包する場合、電気機器が載置される浅底の底ケース及び前記電気機器に套嵌される深底の天ケースを有する箱体と、前記底ケース内に収容される複数の下緩衝体と、前記天ケース内の上部に収容される複数の上緩衝体とを備え、外部から段ボール箱を経て電気機器に加わる力を緩衝するように構成されている(例えば、特許文献1参照)。
薄型テレビジョンは、起立した状態を維持するためのスタンドを有する床置き型と、スタンドがなく、壁に掛けられる壁掛け型とがある。特許文献1に記載されている梱包箱は、床置き及び壁掛けに供用することができる薄型テレビジョンを梱包してあり、床置き型とする場合、開梱の途中でスタンドを取付けることができるように構成されている。このように、開梱の途中でスタンドを取付けることにより、薄型テレビジョンを傾倒させることなくスタンドを容易に取付けることができる。
特開2006−160335号公報
ところで、梱包箱が梱包している薄型テレビジョンは、ビデオ機器等の周辺機器、電源、アンテナ等に接続される導線を取外してあるため、梱包箱が開梱される際、薄型テレビジョンに複数の導線が接続される。
特許文献1のようにスタンドがない薄型テレビジョンを梱包する梱包箱において、開梱時にスタンドが取付けられる床置き型の薄型テレビジョンは前記スタンドにより傾倒が阻止されている状態で前記導線の取付作業が行われるため、導線取付作業時に薄型テレビジョンが傾倒することはない。しかし、壁掛け型の薄型テレビジョンは前記スタンドがない状態で導線の接続作業が行われるし、また、スタンドがない状態で壁掛用金具が薄型テレビジョンに取付けられるため、導線の接続及び壁掛用金具の取付作業時に薄型テレビジョンが傾倒し易く、改善策が要望されていた。
本発明は、開梱した後の梱包部品は不必要であることに着目し、梱包部品の一部を傾倒防止体とし、該傾倒防止体を底ケースの側面に取付けることにより、電気機器等の被梱包物の傾倒を防いで導線の接続及び壁掛用金具の取付作業を行うことができるようにした。即ち、本発明の主たる目的は、天ケース内の上部に収容される緩衝体の移動を規制する移動規制板を利用して二つの傾倒防止体を形成することにより、被梱包物が底ケースに載置されている開梱の途中で被梱包物に接続、取付け等の作業が行われる際の作業性を高めることができる梱包箱及びテレビジョン装置を提供することにある。
本発明に係る梱包箱は、被梱包物が載置される底ケース及び前記被梱包物に套嵌される天ケースを有する箱体を備える梱包箱において、前記底ケースの側面に結合手段により結合されて前記被梱包物の傾倒を防ぐための傾倒防止体が、前記天ケース内の上部に収容される緩衝体の移動を規制する移動規制板に形成され、前記移動規制板は、帯形をなし、前記緩衝体に係止される係止部を備えるとともに前記天ケースに対して位置が保持され、前記帯形の長手方向両側に、二つの前記傾倒防止体を切取るためのスリットを設けてあることを特徴とする
の発明にあっては、天ケース、緩衝体及び移動規制板を外して開梱する際、天ケース内の上部に収容された緩衝体に係止されている帯形の移動規制板を外して帯形の長手方向両側に設けたスリットに沿って切取り、これによって得られる二つの傾倒防止体を底ケースの側面に結合することにより、底ケースに載置されている被梱包物の傾倒を防ぐことができ、開梱の途中で被梱包物に接続、取付け等の作業が行われる際の作業性を高めることができ、加えて、底ケースの側面に結合される二つの傾倒防止体を、部品点数を増やすことなく一つの移動規制板から形成することができる。
また、本発明に係る梱包箱は、前記結合手段は、前記底ケースの側面を貫通する嵌入孔部及び該嵌入孔部への嵌入を可能に前記傾倒防止体に設けてある突起である構成とするのが好ましい。
この発明にあっては、箱体に収容されている移動規制板から切り取った二つの傾倒防止体に突起を設けてあり、底ケースに嵌入孔部を設けてあるため、結合手段が外部に突出して邪魔になることがなく、また、箱体から外部に出された移動規制板から切り取った二つの傾倒防止体の突起を底ケースの嵌入孔部に嵌入することにより、傾倒防止体を結合することができるため、被梱包物に傾倒方向の外力が加わった場合でも傾倒防止体の結合が外れるのを防ぐことができる。
また、本発明に係る梱包箱は、前記スリットは、前記突起に連なり、前記嵌入孔部の周りに係止される被係止片を形成することができるように形成してある構成とするのが好ましい。
この発明にあっては、前記スリットに沿って移動規制板を切取ることにより、突起と一体の被係止片を形成することができ、また、被係止片を前記突起に対して折曲げた状態で該突起とともに嵌入孔部に嵌入することにより被係止片が嵌入孔部の周りに係止されるため、傾倒防止体の結合状態を維持することができる。
また、本発明に係る梱包箱は、前記底ケースの側面は、前記嵌入孔部と上下に離隔した位置に第2の嵌入孔部を有し、前記傾倒防止体は前記第2の嵌入孔部に嵌入される第2の突起を有する構成とするのが好ましい。
この発明にあっては、突起の嵌入孔部への嵌入、及び第2の突起の第2の嵌入孔部への嵌入とにより傾倒防止体を結合することができるため、傾倒防止体の結合剛性を高めることができ、より一層傾倒し難くできる。
また、本発明に係るテレビジョン装置は、前述の発明の梱包箱と、前記箱体内に収容されている薄型テレビジョンとを備えることを特徴とする。
この発明にあっては、開梱される際、薄型テレビジョンが収容されている箱体内の移動規制板から切り取った二つの傾倒防止体を、箱体における底ケースの両側面に結合することができ、この傾倒防止体により薄型テレビジョンの傾倒を防止することができるため、スタンドのない薄型テレビジョンに導線及び壁掛け金具を取付ける際、薄型テレビジョンを傾倒させることなく導線及び壁掛け金具の取付作業を行うことができる。
本発明によれば、天ケース、緩衝体及び移動規制板を外して開梱する際、開梱により箱体内から出された移動規制板をスリットに沿って切取ることによって得られた二つの傾倒防止体を底ケースの側面に結合することにより、底ケースに載置されている被梱包物の傾倒を防ぐことができるため、部品点数を増やすことなく被梱包物の傾倒を防止することができ、開梱の途中で被梱包物に接続、取付け等の作業が行われる際の作業性を高めることができる。
また、本発明によれば、開梱される際、薄型テレビジョンが収容されている箱体内の移動規制板から切り取った二つの傾倒防止体を、箱体における底ケースの両側面に結合することができ、この傾倒防止体により薄型テレビジョンの傾倒を防止することができるため、開梱の途中でスタンドのない薄型テレビジョンに導線の接続及び壁掛け金具の取付け作業が行われる際の作業性を高めることができる。
以下本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1
図1は本発明に係るテレビジョン装置、及びこれに用いられる梱包箱の構成を示す一部分解斜視図、図2は梱包箱の開梱状態を示す斜視図、図3は薄型テレビジョンが収容されていない状態の構成を示す底ケース側の斜視図である。
図1に示したテレビジョン装置は、比較的浅底の底ケース1及び比較的深底の天ケース2を有し、略直方体をなす段ボール箱Aと、該段ボール箱A内に収容される薄型テレビジョン3と、該薄型テレビジョン3の下部と底ケース1内面との間に配置される三つの下緩衝体4a,4b,4cと、薄型テレビジョン3の上部と天ケース2の上部内面との間に配置される三つの上緩衝体5a,5b,5cと、三つの上緩衝体5a,5b,5cの相対移動を規制する移動規制板6と、該移動規制板6をスリットに沿って切取ることにより形成される傾倒防止体7,7とを備える。尚、段ボール箱Aが箱体を構成している。
図4は底ケース1の構成を示す展開図である。底ケース1は、長方形をなす底板1aと、該底板1aの長辺に連なる二つの長側板1b,1bと、底板1aの短辺に連なる二つの短側板1c,1cとを有する略直方体をなし、二つの長側板1b,1bの長手方向中央側にその長手方向が上下となる長孔状の二つの嵌入孔部11,11が長側板1b,1bの長手方向に離隔して設けられている。この嵌入孔部11,11は長側板1b,1bの上下方向下側に長側板1b,1bを貫通して設けられている。また、長側板1b,1bの長手方向両側には端側の下緩衝体4a,4bの一部が嵌合される嵌合孔12,12と、天ケース2の一部が嵌入により係止される係止孔13,13とが設けられており、長側板1b,1bの長手方向中央部には中央の下緩衝体4cの一部が嵌込みにより係止される係止凹部14が設けられている。
天ケース2は略直方体をなし、長方形をなす天板2aと、該天板2aの長辺に連なる二つの長側板2b,2bと、天板2aの短辺に連なる二つの短側板2c,2cとを有し、二つの長側板2b,2bにおける下側の長手方向両側に、係止孔13,13に嵌入される被係止片が設けられている。
端側の下緩衝体4a,4bは底ケース1内の長手方向両側に収容され、略L字形をなす凹所を有しており、中央の下緩衝体4cは底ケース1内の長手方向中央に収容され、略U字型をなす凹所を有しており、下緩衝体4a,4b,4c夫々の凹所に薄型テレビジョン3が載置されている。また、下緩衝体4a,4b,4c夫々は発泡スチロール材を成形してなる。
端側の上緩衝体5a,5bは天ケース2内における上部の長手方向両側に収容され、その下面に略L字型をなす凹所を有しており、中央の上緩衝体5cは天ケース2内における上部の長手方向中央に収容され、略U字型をなす凹所をその下面に有しており、上緩衝体5a,5b,5c夫々の凹所が薄型テレビジョン3の上部に嵌込まれている。中央の上緩衝体5cの上面には移動規制板6の一部が嵌入により係止される長孔状の係止孔51が設けられている。また、上緩衝体5a,5b,5c夫々は発泡スチロール材を成形してなる。
図5は移動規制板6の非展開時の平面図、図6は移動規制板6の展開時の拡大斜視図である。移動規制板6は帯形をなし、天板2aに対応する長さを有する段ボール板からなる。移動規制板6の長手方向中央部には、係止孔51に嵌入により係止される折曲片61が折曲げにより形成されており、長手方向両側には底ケース1の長側板1b,1bに結合されて薄型テレビジョン3の傾倒を防ぐための傾倒防止体7,7を形成するための四つの切取用のスリット62が設けられている。
スリット62は複数のミシン目をなし、移動規制板6の幅方向両縁に亘って切取りを可能に設けられている。スリット62の長手方向両端は移動規制板6の長手方向へ偏倚し、スリット62の長手方向途中に段差を設けることにより、嵌入孔部11,11に嵌入される結合用の凸片71と、該凸片71に連なる被係止片72とが形成されるようになしてある。
図7は移動規制板6から傾倒防止体7,7を切取った状態を示す斜視図、図8は傾倒防止体7,7を使用する際の形態を示す斜視図、図9は傾倒防止体7,7と底ケース1との関係を示す斜視図である。
移動規制板6から切取られた傾倒防止体7,7は略長方形をなし、長手方向両端に突起としての凸片71,71及び該凸片71,71に連なる被係止片72,72が設けられている。凸片71,71は傾倒防止体7,7の長手方向両端における幅方向一方側に配され、被係止片72,72は傾倒防止体7,7の長手方向両端における幅方向中央に凸片71,71に対し折曲げを可能に配されている。
以上のように構成された梱包箱を備えるテレビジョン装置は、底ケース1内に三つの下緩衝体4a,4b,4cが横方向へ離隔して収容され、下緩衝体4a,4b,4c夫々の凹所に薄型テレビジョン3が載置され、該薄型テレビジョン3の上部に三つの上緩衝体5a,5b,5c夫々の凹所が嵌合され、該上緩衝体5a,5b,5c夫々の上面に移動規制板6が載置され、該移動規制板6の折曲片61が中央の上緩衝体5cの係止孔51に嵌入係止され、上緩衝体5a,5b,5c夫々の上方から薄型テレビジョン3の周りに天ケース2が套嵌されている。天ケース2は被係止片が係止孔13,13に嵌入により係止され、底ケース1と一体化される。また、天ケース2内の移動規制板6は、両端が天ケース2の短側板2b,2bに当接して天ケース2に対する位置が保持され、該移動規制板6が中央の上緩衝体5cの移動を規制している。
以上のように梱包されているテレビジョン装置の開梱は、天ケース2における被係止片の係止を解除し、天ケース2を上方へ持上げて取外し、移動規制板6及び上緩衝体5a,5b,5cを取外すことにより、薄型テレビジョン3の底部を除く上側を開放することができる。この開放された状態で、周辺機器と接続される導線が薄型テレビジョン3の後側に接続され、また、壁掛用金具が薄型テレビジョン3の後側に取付けられる。この場合、薄型テレビジョン3から先に取外しされている移動規制板6の長手方向両端部及び中央部をスリット62に沿って切取ることにより、二つの傾倒防止体7,7を形成することができる。
この傾倒防止体7,7は長手方向両端に凸片71,71、及び凸片71,71に連なる被係止片72,72を有する。図10は傾倒防止体7,7を結合する過程を示す斜視図である。傾倒防止体7,7を長手方向中央から略V字形に折曲げ、両端の凸片71,71に対して被係止片72,72を略V字形に折曲げた状態で、両端の凸片71,71及び被係止片72,72を底ケース1の嵌入孔部11,11に嵌入することにより被係止片72,72が曲げ復元し、該被係止片72,72が嵌入孔部11,11の周りに係止され、傾倒防止体7,7を底ケース1の二つの長側板1b,1bに結合することができる。この傾倒防止体7,7の結合により、傾倒防止体7,7が底ケース1の二つの長側板1b,1bの外側に平面視で略V字形に配され、底ケース1に載置されている薄型テレビジョン3の傾倒を防ぐことができる。
このように薄型テレビジョン3の傾倒を防いだ状態で前記導線の接続、及び壁掛用金具の取付け作業を行うことができるため、導線の接続、及び壁掛用金具の取付け作業を簡易に行うことができる。
また、開梱により不必要になった移動規制板6を切取ることにより、傾倒防止体7,7を形成するため、部品点数を増加することなく薄型テレビジョン3の傾倒を防ぐことができる。また、傾倒防止体7,7は被係止片72,72を有するため、凸片71,71が嵌入孔部11,11から抜出るのを確実に防ぐことができ、傾倒防止体7,7の結合剛性を高めることができる。
実施の形態2
図11は梱包箱の他の構成を示す斜視図、図12は傾倒防止体7,7と底ケース1との関係を示す斜視図である。この梱包箱は傾倒防止体7,7の長手方向両端に、凸片71,71と幅方向で対向する第2の凸片73,73を設け、該第2の凸片73,73が嵌入される第2の嵌入孔部15,15を底ケース1の長側板1b,1bに設けたものである。
移動規制板6の四つのスリット62は、凸片71,71、被係止片72,72及び第2の凸片73,73に対応する形状をなし、四つのスリット62に沿って切取ることにより、突起としての凸片71,71、被係止片72,72及び第2の凸片73,73を形成することができるように構成されている。
第2の嵌入孔部15,15は嵌入孔部11,11と上下に離隔して長側板1b,1bに設けられている。
この梱包箱にあっては、凸片71,71及び被係止片72,72が嵌入孔部11,11に嵌入され、第2の凸片73,73が第2の嵌入孔部15,15に嵌入され、凸片71,71及び第2の凸片73,73が長側板1b,1bに結合されるため、傾倒防止体7,7の結合剛性をより一層高めることができる。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
実施の形態3
図13は上緩衝体5a,5bからなる傾倒防止体7,7と底ケース1との関係を示す斜視図である。この梱包箱は実施の形態1、2のように移動規制板6を切取ることにより傾倒防止体7,7を形成する代わりに、端側の上緩衝体5a,5bの一側に、嵌入孔部11a,11aに嵌入される突起52,52を一体に設け、上緩衝体5a,5bにより傾倒防止体7,7を形成したものである。
突起52,52は断面四角形をなし、嵌入孔部11a,11aに嵌入されることにより長側板1b,1bに結合される。長側板1b,1bには突起に対応する嵌入孔部11a,11aが設けられている。尚、嵌入孔部11a,11aは嵌入孔部11,11と大きさが異なるだけである。
この梱包箱にあっては、二つの上緩衝体5a,5bの一方の突起52が、二つの長側板1b,1bの一方の嵌入孔部11aに嵌入され、上緩衝体5a,5bの他方の突起52が、長側板1b,1bの他方の嵌入孔部11aに嵌入されることにより、上緩衝体5a,5bが長側板1b,1bに結合される。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
実施の形態4
図14は天ケース2の構成を示す一部展開斜視図、図15は天ケース2の外フラップを切取った状態を示す斜視図、図16は切取られた外フラップから傾倒防止体7,7を切取った状態を示す斜視図である。この梱包箱は段ボール箱Aに収容される移動規制板6、上緩衝体5a,5bを傾倒防止体7,7とする代わりに、天ケース2の外フラップ2eに、傾倒防止体7,7に対応する形状の切取用のスリット62を設け、該スリット62に沿って切取ることにより二つの傾倒防止体7,7を形成する構成としたものである。
天ケース2は下側が開放され、二つの内フラップ2d,2dと二つの外フラップ2e,2fとにより天板2aが形成されている。一方の外フラップ2eの元部には二つの挿通孔2g,2gが設けられ、他方の外フラップ2fの先部には挿通孔2g,2gに対応する貫通孔2h,2hを有する折曲片2j,2jが設けられている。また、一方の長側板2bの上部には挿通孔2g,2gに対応する二つの係止片2k,2kが設けられ、係止片2k,2kを挿通孔2g,2g及び貫通孔2h,2hへ挿通することにより天板2aが形成されるように構成されている。
外フラップ2e,2fは長方形をなし、一方の外フラップ2eの幅方向中間に切取用の第1のスリット62aが設けられ、長手方向両端部及び長手方向中央部の二箇所に切取用の第2のスリット62bが設けられ、第1及び第2のスリット62a,62bに沿って外フラップ2eを切取ることにより、二つの傾倒防止体7,7が形成されるように構成されている。尚、この傾倒防止体7,7は実施の形態2の第2の凸片73を有する構成としてもよい。この場合、底ケース1には第2の嵌入孔部15が設けられる。
この梱包箱にあっては、外フラップ2eに設けられている第1のスリット62aに沿って外フラップ2eを切取ることにより、図15に示すように二つの傾倒防止体7,7を有する帯状板が得られる。この帯状板を四つの第2のスリット62bに沿って切取ることにより二つの傾倒防止体7,7を形成することができる。この傾倒防止体7,7は実施の形態1と同様、両端部に凸片71,71及び被係止片72,72を有し、突起としての凸片71,71及び被係止片72,72を底ケース1の嵌入孔部11,11に嵌入することにより図2、図3のように傾倒防止体7,7を底ケース1に結合することができ、開梱途中で薄型テレビジョン3が傾倒するのを防ぐことができる。
その他の構成及び作用は実施の形態1と同様であるため、同様の部品については同じ符号を付し、その詳細な説明及び作用効果の説明を省略する。
尚、以上説明した実施の形態では移動規制板6、又は上緩衝体5a,5bを傾倒防止体7,7としたが、その他、移動規制板6及び上緩衝体5a,5bとは別個に形成されている傾倒防止体を備え、該傾倒防止体が段ボール箱A内に収容され、開梱時に段ボール箱Aから取外し、長側板1b,1bの嵌入孔部11,11に結合することができるように構成してもよい。
また、以上説明した実施の形態では、天ケース2の一部に傾倒防止体7,7に対応する切取用のスリット62a,62bを設けたが、その他、例えば底ケース1の長側板1b,1bに、長手方向に沿って切起用のスリットを設け、該スリットに沿って切起こすことにより傾倒防止体7,7を形成する構成としてもよい。
また、以上説明した実施の形態では、傾倒防止体7,7を長側板1b,1bに結合する結合手段として、長側板1b,1bに嵌入孔部11,11を設け、該嵌入孔部11,11に嵌入される凸片71,71を傾倒防止体7,7が有する構成としたが、その他、例えば傾倒防止体7,7の両端部一面に接着層及び該接着層に張付けられている離形紙を有する構成とし、離形紙を剥離して接着層を長側板1b,1bに貼付ける構成としてもよい。この場合、接着層は移動規制板6の傾倒防止体7,7が形成される箇所、又は上緩衝体5a,5bの一側に予め設けられる。
また、以上説明した実施の形態の嵌入孔部11,11は、底ケース1の内外に開放されている孔としたが、その他、例えば貫通するスリット62により非開放の孔、換言すると凸片71,71が未嵌入の際は内面が接触し、凸片71,71の嵌入により拡開する孔としてもよいし、また、長円形のミシン目のスリット62を有する構成とし、スリット62内の部片を切取ることにより底ケース1の内外に開放される孔としてもよく、突起としての凸片71,71を嵌入することができるように構成してあればよい。
また、以上説明した実施の形態では天ケース2により位置保持される移動規制板6から二つの傾倒防止体7,7を形成する構成としたが、その他、端側の上緩衝体5a,5bの一方により位置保持され、中央の上緩衝体5cの移動を規制する移動規制板から二つの傾倒防止体7,7を形成する構成としてもよい。この場合、例えば長方形をなす移動規制板の幅方向中央と、長手方向両端部とに切取用のスリットが設けられる。
また、本発明に係るテレビジョン装置は薄型テレビジョン3を備える構成である他、薄型プラズマテレビジョンを備える構成であってもよい。
本発明に係るテレビジョン装置、及びこれに用いられる梱包箱の構成を示す一部分解斜視図である。 本発明に係る梱包箱の開梱状態を示す斜視図である。 薄型テレビジョンが収容されていない状態の構成を示す底ケース側の斜視図である。 本発明に係る梱包箱の底ケースの構成を示す展開図である。 本発明に係る梱包箱の移動規制板の非展開時の平面図である。 本発明に係る梱包箱の移動規制板の展開時の拡大斜視図である。 本発明に係る梱包箱の移動規制板から傾倒防止体を切取った状態を示す斜視図である。 本発明に係る梱包箱の傾倒防止体を使用する際の形態を示す斜視図である。 本発明に係る梱包箱の傾倒防止体と底ケースとの関係を示す斜視図である。 本発明に係る梱包箱の傾倒防止体を結合する過程を示す斜視図である。 本発明に係る梱包箱の他の構成を示す斜視図である。 本発明に係る梱包箱の傾倒防止体と底ケースとの関係を示す斜視図である。 本発明に係る梱包箱の上緩衝体からなる傾倒防止体と底ケースとの関係を示す斜視図である。 本発明に係る梱包箱の天ケースの構成を示す一部展開斜視図である。 本発明に係る梱包箱の天ケースの外フラップを切取った状態を示す斜視図である。 切取られた外フラップから傾倒防止体を切取った状態を示す斜視図である。
符号の説明
A 段ボール箱(箱体)
1 底ケース
1b 長側板(側面)
11 嵌入孔部(結合手段)
15 第2の嵌入孔部
2 天ケース
3 薄型テレビジョン(被梱包物)
5a,5b,5c 上緩衝体
52 突起
6 移動規制板
62,62a,62b スリット
7 傾倒防止体
71 凸片(突起)
72 被係止片

Claims (5)

  1. 被梱包物が載置される底ケース及び前記被梱包物に套嵌される天ケースを有する箱体を備える梱包箱において、前記底ケースの側面に結合手段により結合されて前記被梱包物の傾倒を防ぐための傾倒防止体が、前記天ケース内の上部に収容される緩衝体の移動を規制する移動規制板に形成され、
    前記移動規制板は、帯形をなし、前記緩衝体に係止される係止部を備えるとともに前記天ケースに対して位置が保持され、前記帯形の長手方向両側に、二つの前記傾倒防止体を切取るためのスリットを設けてあることを特徴とする梱包箱。
  2. 前記結合手段は、前記底ケースの側面を貫通する嵌入孔部及び該嵌入孔部への嵌入を可能に前記傾倒防止体に設けてある突起である請求項1記載の梱包箱。
  3. 前記スリットは、前記突起に連なり、前記嵌入孔部の周りに係止される被係止片を形成することができるように形成してある請求項2記載の梱包箱。
  4. 前記底ケースの側面は、前記嵌入孔部と上下に離隔した位置に第2の嵌入孔部を有し、前記傾倒防止体は前記第2の嵌入孔部に嵌入される第2の突起を有する請求項2又は3記載の梱包箱。
  5. 請求項1からのいずれか一つに記載の梱包箱と、前記箱体内に収容されている薄型テレビジョンとを備えることを特徴とするテレビジョン装置。
JP2007190013A 2007-07-20 2007-07-20 梱包箱及びこれを備えるテレビジョン装置 Expired - Fee Related JP4986752B2 (ja)

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