JP2009262951A - 梱包用トレイ - Google Patents

梱包用トレイ Download PDF

Info

Publication number
JP2009262951A
JP2009262951A JP2008113081A JP2008113081A JP2009262951A JP 2009262951 A JP2009262951 A JP 2009262951A JP 2008113081 A JP2008113081 A JP 2008113081A JP 2008113081 A JP2008113081 A JP 2008113081A JP 2009262951 A JP2009262951 A JP 2009262951A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
side plate
plate
tongue piece
bottom plate
packaging tray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008113081A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimiaki Imai
公昭 今井
Tsukasa Ichinari
司 市成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2008113081A priority Critical patent/JP2009262951A/ja
Publication of JP2009262951A publication Critical patent/JP2009262951A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)
  • Buffer Packaging (AREA)

Abstract

【課題】梱包用トレイを、環境負荷を減らしながら、組み立てが容易で環境保護を考慮したものとする。
【解決手段】梱包用トレイ1を一枚のシートを接着をすることなく複数回折り曲げて直方体状に組み立て、天板3と底板4との間に平坦な底面部を有する製品収容凹部を形成する。底板4がわの第2製品収容凹部の底面となる部位の製品収容凹部の外方に、スリットで囲まれた部分を押し下げることで固定用突片17を形成し、この固定用突片17を底板4の固定用孔部に通過させた後、固定用突片17の両端部17aを広げることで、固定用突片17を固定用孔部から抜け止めする。内がわ側板9及びこの内がわ側板に対向する第2側板8と底板4との間にそれぞれ一対のスリットを幅方向に間隔をあけて形成し、これらスリットで囲まれた部分を組立状態で底板から下方に突出させ、脚部4a,4bとする。
【選択図】図1

Description

携帯電話機などの電子機器を梱包するための梱包用トレイであって、特にその組立構造の簡略化の技術に関する。
従来より、梱包関係においては、環境負荷を減らすために、段ボールのような容易にリサイクルできる材料を使用し、その他の梱包材料や接着剤をできるだけ使用しないようにしている。
この種の梱包用トレイは、一般的に商品名などが印刷された個装箱に挿入され、製品の輸送中の振動、落下等に対する保護の役目をしている。このため装飾などのコストをかける必要はなく、また、トレイ組立においても簡単であることが望ましい。
例えば、特許文献1の商品保護枠は、左右側板部間に上中下段の水平板部を平行配置し、使用状態で中間水平板部を底面部として上方に開く製品収容凹部を備えた箱枠形態をなし、未使用状態で全体が平行四辺形状に偏平化した折畳み形態にでき、下側水平板部1に設けた支持片と上側水平板部に設けた支持片の先端部を中間水平板部の差込み口に挿嵌することにより、使用状態における中間水平板部と上下両がわの水平板部とが相互に繋がるように構成されている。このことで、商品の梱包に使用する商品保護枠として未使用時の折畳み形態から使用時の製品収容凹所を備える箱枠形態に簡単な操作で容易に組み立てることができ、箱枠形態での剛性が大きく形態安定性に優れ、商品を適度な緩衝状態で確実に固定できるものとしている。
特開2006−16040号公報
しかしながら、上記特許文献1は、一枚のシートを複数回折り曲げ、シートの端部を両面テープTにて結合するため、両面テープTの存在により、リサイクルが困難となって環境負荷を減らすことができず、また、組立時間においても、両面テープTのセパレータを剥がす等の余分な時間を要す、という問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、環境負荷を減らしながら、組み立てが容易で環境保護を考慮した梱包用トレイを提供することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、両面テープを使用せずに製品収容凹部の底面を形成する部位の該製品収容凹部外方の固定用突片を底板に係止するようにした。
具体的には、第1の発明では、
一枚の略矩形状のシートを順次包み込むように複数回折り曲げて直方体状に組み立てられ、天板と底板との間に形成された平坦な底面部を有する製品収容凹部を備えた梱包用トレイを対象とする。
そして、上記梱包用トレイは、
上記シートの組立状態において、上記製品収容凹部の底面部となる部位は上記天板がわから上記底板がわへ傾斜し、該部位における底板がわの該製品収容凹部の外方には、スリットで囲まれた部分を押し下げることで固定用突片が形成され、
上記底板における上記固定用突片に該当する部分には、該固定用突片よりも幅が小さく、該固定用突片の両端部を折り畳んだ状態で該固定用突片が挿入される固定用孔部が形成され、
上記固定用突片が上記固定用孔部を通過後、該固定用突片の両端部を広げることで、該固定用突片が該固定用孔部から抜け止めされるように構成されており、
上記組立状態でシートの一端がわの側板の内面に接する内がわ側板と上記底板及び該内がわ側板に対向する側板と底板との間には、それぞれ一対のコ字状スリットが幅方向に間隔をあけて形成され、
上記コ字状スリットで囲まれた部分が、組立状態で上記底板から上記シートの厚さよりも大きく下方に突出して脚部となるように構成され、
上記一枚のシートを、接着をすることなく折り込みのみで組み立てられる。
上記の構成によると、一枚のシートを順次折り曲げながら梱包用トレイを組み立てるときに、両面テープや接着剤を用いることなく、製品収容凹部の底面となる部位の製品収容凹部の外方に設けた固定用突片が容易に固定用孔部に固定され、製品収容凹部の底面部を形成する中間部分が、簡単かつ確実に底板に固定されるので、折り込みのみで梱包用トレイが組み立てられると共に、梱包用トレイの形状が崩れにくくなる。また、組立時に底板に脚部が起立され、固定用突片が底板から突出していても、脚部の下端が固定用突片の厚さよりも下方に突出しているので、脚部の下端が確実に個装箱の内面等に接地し、梱包用トレイが個装箱内でがたつかない。
第2の発明では、第1の発明において、
上記シートの一端がわの側板になる部位の幅方向中間部に連続し、基端の両がわに切込部が形成された差込用舌片と、
上記差込用舌片に対応して上記内がわ側板から上記底板にわたり幅方向に連続して設けられた舌片差込用開口部と、
上記内がわ側板における舌片差込用開口部の周縁に形成され、上記切込部の周縁が係止される係止部とを備え、
上記差込用舌片の先端がわには、幅方向に延びる折り曲げ線が設けられると共に、両コーナー部は、平面視で円弧状の外周縁を備えている。
上記の構成によると、一枚のシートを順次折り曲げながら梱包用トレイを組み立てるときに、差込用舌片を舌片差込用開口部に差し込むと、差込用舌片の基端両がわの切込部が舌片差込用開口部の係止部に係止されて抜け止めされるので、両面テープや接着剤で差込用舌片を固定することなく、折り込みのみで梱包用トレイが組み立てられる。また、差込用舌片を舌片差込用開口部に差し込むときに、幅方向に延びる折り曲げ線で先端がわを折り込むことで、先端がわを指で無理やり押し込まなくても、差込用舌片が挿入される。さらに、差込用舌片の先端がわの両コーナー部の外周縁を円弧状としたので、差込用舌片の挿入時に、その先端が舌片差込用開口部の周縁及び係止部に引っ掛かりにくい。また、差込用舌片は、側板の幅方向中間部にのみ設けているので、幅方向全体に設けた場合よりも差込用舌片が挿入しやすい。
第3の発明では、第2の発明において、
上記係止部は、側板がわの舌片差込用開口部が底板がわよりも幅が狭くなることで形成されている。
上記の構成によると、段ボールを切り込んで舌片差込用開口部を形成するときに、側板がわの舌片差込用開口部の幅を狭くするだけで係止部が形成されるので、製造が容易であり、また、切込部を係止部に引っ掛けるだけなので、両面テープや接着剤を使用する必要がなく、組立が簡単である。
第4の発明では、第3の発明において、
上記製品収容凹部は、少なくとも一対形成され、該製品収容凹部のいずれか1つに製品本体を収容し、残りの製品収容凹部に製品の付属品を収納するように構成されている。
上記の構成によると、製品本体とその付属品がコンパクトにかつ安定して収容される。
第5の発明では、第4の発明において、
上記差込用舌片が連設された側板は、上記天板に連続して形成され、該天板の上記製品収容凹部に該当する領域の一部にスリットを設け、該スリットで挟まれた部分を下方に折り込んで起立させ、先端を上記底面部に形成した嵌合用孔部に挿入することにより、上記製品収容凹部の側面部が形成される。
上記の構成によると、製品収容凹部の側面部となる部位が、接着剤や両面テープを使用することなく簡単且つ堅固に底面部に固定されると共に、これら製品収容凹部に製品本体とその付属品がそれぞれ安定して収容される。
第6の発明では、第1乃至第5のいずれか1つの発明において、
上記シートの一端がわの側板及び該側板に対向する側板は、いずれも底板がわの下底の長さが天板がわの上底の長さよりも短くなった台形となっている。
上記の構成によると、組立状態の側板の方から見て梱包用トレイの底板がわが天板がわよりも幅が狭くなっているので、梱包用トレイを幅の狭い底板がわから個装箱に挿入しやすい。
以上説明したように、本発明によれば、一枚の略矩形状のシートを順次包み込むように複数回折り曲げて直方体状に組み立てるときに、製品収容凹部の底面となる部位の製品収容凹部の外方に設けた固定用突片を底板の固定用孔部に挿入して抜け止めするようにしたことにより、両面テープや接着剤を用いることなく折り込みのみで組み立てられるので、環境負荷を減らしながら、組み立てが容易で環境保護を考慮した梱包用トレイが得られる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は本発明の実施形態の梱包用トレイ1を示し、この梱包用トレイ1は、図3に示す一枚のシート2の適切な場所にスリット2a、折り曲げ線2b等を形成し、これらスリット2a、折り曲げ線2b等に沿って複数回折り曲げることで、直方体状に組み立てられる。このシート2は、例えば略矩形板状の段ボールよりなる。
梱包用トレイ1の天板3と底板4との間には、平坦な底面部5a,6aを有する第1及び第2製品収容凹部5,6が形成されている。例えば、大きい方の第1製品収容凹部5に製品本体としての携帯電話機本体(図示せず)が収容され、小さい方の第2製品収容凹部6に携帯電話機の付属品(電池カバー等)が収納されるようになっている。
梱包用トレイ1は、天板3及び底板4に対向する一対の第1側板7及び第2側板8が連設されている。図4及び図5に示すように、第1及び第2側板7,8は、台形状であり、底板4がわの下底の長さが天板3がわの上底の長さよりも短くなっている。このため、第1又は第2側板7,8の方から見て梱包用トレイ1の底板4がわの幅W1が天板3がわの幅W2よりも狭くなっている(W1<W2)。このため、梱包用トレイ1を幅の狭い底板4がわから個装箱(図示せず)に挿入しやすくなっている。
上記梱包用トレイ1は、内がわ側板9に連続して第1中間板10、第2中間板11、第3中間板12、第4中間板13、第5中間板14及び第6中間板15が連設されている。すなわち、第1〜第6中間板9〜15を底板4に対して順次連続して折り畳むことで内がわ側板9が第1側板7の内面に接するように、その内がわに位置し、第1中間板10が第2製品収容凹部6の平坦な底面部6aを形成するようになっている。この第2製品収容凹部6の底面部6aは、天板3がわから底板4がわへ傾斜している。そして、底板4がわの第2製品収容凹部6の外方には、略C字状のスリット2aで囲まれた固定用突片17が形成されている。固定用突片17は、基端よりも先端がわの幅が広い形状であり、基端の延長に折り曲げ線2bが形成されている。このことで、両端部17aが折り曲げ線2bに沿って折り曲げ可能となっている。
底板4の固定用突片17に該当する部分には、固定用突片17よりも幅が小さく、すなわち、固定用突片17の基端とほぼ同じ幅の固定用孔部18が矩形状に切り取られて形成されている。このことで、固定用突片17の両端部17aを折り畳んだ状態で固定用突片17が固定用孔部18に挿入されるようになっている。そして、固定用突片17が固定用孔部18を通過後、固定用突片17の両端部17aを広げることで、固定用突片17が固定用孔部18から抜け止めされるように構成されている。
図3に示すように、第1中間板10の第2製品収容凹部6の底面部6aとなる部分の両端は、長細い一対の第2嵌合用孔部19で区切られている。一方、天板3の第2製品収容凹部6に該当する領域には、この一対の第2嵌合用孔部19に嵌合される第2側面部6bがスリット2aにより切り込まれて形成されている。第2側面部6bは、折り曲げ線2bを堺に起立可能に構成され、下方に折り込んで下端がわが第2嵌合用孔部19に挿入され、この下端が底板4に当接又はその近傍まで延びることで、第2製品収容凹部6の側面が形成される。
第3中間板12は、第2中間板11と第4中間板13とを垂直に起立させたときに、天板3の裏面(下面)に当接する幅の短い連結板よりなる。
第4中間板13には、第5中間板14が連続している。この第5中間板14と第4中間板13との間に設けた一対の下端部13aを起立させた状態で、この下端部13aが底板4の上面に当接するようになっている。
第5中間板14は、天板3及び底板4と平行に形成され、第1製品収容凹部5の水平な底面部5aを構成している。第2製品収容凹部6と同様に、第5中間板14の第1製品収容凹部5の底面部5aとなる部分の両端は、長細い一対の第1嵌合用孔部20で区切られている。一方、天板3の第1製品収容凹部5に該当する領域には、この一対の第1嵌合用孔部20に嵌合される第1側面部5bが切り込まれて形成されている。第1側面部5bは、折り曲げ線2bを堺に起立可能に構成され、下方に折り込んで第1嵌合用孔部20に挿入され、その下端が底板4に当接又はその近傍まで延びることで、第1製品収容凹部5の側面が形成される。
第6中間板15は、第5中間板14に連続し、先端に突部15aが形成されている。一方、この突部15aに対応させて底板4には、コ字状のスリット2aが切り込まれ、このスリット2a部分が起立されて脚部4aが形成され、その脚部4a近傍に突部挿入用孔部が形成される。この突部挿入用孔部に突部15aが挿入されるようになっている。突部挿入用孔部に対向する底板4の端部には、突部形成用のコ字状のスリット2aが切り込まれ、このスリット2a部分が起立されたときに、突部15aに対応するように、脚部4bが形成される。これら脚部4a(突部15a)及び脚部4bの底板4からの突出量は、シート2の厚さよりも大きくなっている。このため、脚部4a(突部15a)及び脚部4bが個装箱の内面等に接地することで、梱包用トレイ1が、個装箱内でがたつかないようになっている。
そして、シート2の一端である第1側板7には、基端の両がわに切込部22aが形成された差込用舌片22が連設されている。
一方、第1側板7の内面に接する内がわ側板9の下端から底板4に連続しシート2の幅方向に延びる舌片差込用開口部23が設けられている。内がわ側板の舌片差込用開口部23の周縁には、切込部22aの周縁が係止される係止部23aが形成されている。係止部23aは、側板がわの舌片差込用開口部23が底板4がわよりも幅が狭くなることで形成されている。
差込用舌片22の先端がわ22bには、幅方向に延びる折り曲げ線2bが設けられ、先端がわ22bを折り曲げ可能となっている。さらに差込用舌片22の先端がわ22bの両コーナー部22cは、平面視で円弧状の外周縁を備えている。
−梱包用トレイの組立手順−
次に、本実施形態にかかる梱包用トレイ1の組立手順について説明する。
まず、図3に示すように、スリット2a、折り曲げ線2b等が形成されたシート2を用意する。
次いで、内がわ側板9を起立させ、第1中間板10の固定用突片17を、両端部17aを折り曲げた状態で固定用孔部18に挿入する。
次いで、固定用突片17が固定用孔部18を通過後、固定用突片17の両端部17aを広げる。このことで、固定用突片17が固定用孔部18から抜け止めされると共に、天板3がわから底板4がわへ傾斜する第2製品収容凹部6の底面部6aが形成される。
次いで、第4中間板13の下端部13aを底板4の上面(内面)に当接させながら、第2中間板11と第4中間板13とを垂直に起立させ、第6中間板15の先端の突部15aを底板4の脚部4a近傍の突部挿入用孔部に挿入させる。このことで、第1製品収容凹部5の水平な底面部5aが形成される。このように、固定用突片17が両面テープや接着剤を用いることなく、容易に固定用孔部18に固定され、また、第1及び第2製品収容凹部5,6の底面部5a,6aを形成する中間部分が、簡単かつ確実に底板4に固定されると共に、梱包用トレイ1の形状が崩れにくくなる。
次いで、第2側板8を起立させながら、第1側面部5bを折り曲げ、下方に折り込んで起立させて下端がわを第1嵌合用孔部20に挿入する。同様に、第2側面部6bを折り曲げ、下方に折り込んで起立させて下端がわを第2嵌合用孔部19に挿入する。そして、第1側面部5b及び第2側面部6bの下端を底板4に当接又はその近傍まで延ばし、第1及び第2製品収容凹部5,6の側面を形成する。そして、図4乃至図7に示すように、天板3がわが下になるように作業台に載置する。
次いで、図8に示すように、差込用舌片22を折り曲げながら、第1側板7を起立させる。
次いで、差込用舌片22の先端がわ22bを下方へ折り曲げながら舌片差込用開口部23に挿入する。このように、先端がわ22bを折り曲げ線2bに沿って折り曲げることにより、差込用舌片22が、引っ掛かりなく舌片差込用開口部23に差し込まれる。また、先端がわ22bの両コーナー部22cが平面視で円弧状の外周縁となっているので、差込用舌片22の挿入時に、その先端がさらに舌片差込用開口部23の周縁に引っ掛かりにくくなる。また、差込用舌片22は、第1側板7の幅方向中間部にのみ設けているので、幅方向全体に設けた場合よりも差込用舌片22が挿入しやすい。
次いで、先端がわ22bが挿入された状態で第1側板7を押して、差込用舌片22を完全に挿入する。すると、第1側板7の内面が内がわ側板9の外面に当接し、差込用舌片22の基端両がわの切込部22aが舌片差込用開口部23の係止部23aに係止されて抜け止めされる。このため、両面テープや接着剤で差込用舌片22を固定する必要がない。
このようにして、梱包用トレイ1が完成する。そして、図示しないが、第1製品収容凹部5に携帯電話機本体が、また、第2製品収容凹部6に、その付属品がコンパクトにかつ安定して収容される。
このとき、差込用舌片22が連設された第1側板7は、天板3に連続して形成したので、第1及び第2製品収容凹部5,6が容易に形成される。また、シート2を切り込んで舌片差込用開口部23を形成するときに、内がわ側板9がわの幅を狭くするだけで係止部23aが形成されるので、製造が容易で、かつ切込部22aを係止部23aに引っ掛けるだけなので、組立が簡単である。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態にかかる梱包用トレイ1によると、一枚の略矩形状のシート2を順次包み込むように複数回折り曲げて直方体状に組み立てるときに、第2製品収容凹部6の底面部となる部位における該第2製品収容凹部6の外方に設けた固定用突片17を底板4の固定用孔部18に挿入して抜け止めするようにしたことにより、両面テープや接着剤を用いることなく折り込みのみで組み立てられるので、環境負荷を減らしながら、組み立てが容易で環境保護を考慮した梱包用トレイ1が得られる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、固定用突片17及び固定用孔部18を二組設けたが、一組だけ設けたり、三組以上設けたりしてもよい。
また、上記実施形態では、差込用舌片22及び舌片差込用開口部23は、一組だけ設けたが、複数設けてもよい。このようにすれば、複数の差込用舌片22が、それぞれ対応する舌片差込用開口部23に差し込まれて係止されるので、梱包用トレイ1の形状がさらに崩れにくくなる。
上記実施形態では、シート2は、段ボール製のものとしたが、リサイクル可能な樹脂製のものとしたり、生分解可能な樹脂製のものとしたりしてもよい。
上記実施形態では、第1及び第2製品収容凹部5,6は、一対設けたが、3つ以上設けたもよい。また、第1製品収容凹部5に収容する製品として携帯電話機の例をあげたが、付属品を有する小型の電子機器等の製品であれば、なんでもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、携帯電話機などの小型の製品を収容し、個装箱に収納される梱包用トレイについて有用である。
本発明の実施形態にかかる梱包用トレイを底板がわから見た斜視図である。 梱包用トレイを天板がわから見た斜視図である。 梱包用トレイの展開図である。 梱包用トレイの第1側板を折り込む前の底面図である。 図4をV方向から見た側面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 図6における第1側板がわの拡大断面図である。 第1側板を折り曲げる様子を示す図7相当図である。 差込用舌片の先端がわを舌片差込用開口部に挿入する様子を示す図7相当図である。 差込用舌片が舌片差込用開口部に係止された様子を示す図7相当図である。
符号の説明
1 梱包用トレイ
2 シート
2a スリット
2b 折り曲げ線
3 天板
4 底板
4a,4b 脚部
5 第1製品収容凹部
5a 底面部
5a,6a 底面部
5b 第1側面部
6 第2製品収容凹部
6a 底面部
6b 第2側面部
7 第1側板
8 第2側板
9 内がわ側板
17 固定用突片
17a 両端部
18 固定用孔部
22 差込用舌片
22a 切込部
22b 先端がわ
22c コーナー部
23 舌片差込用開口部
23a 係止部

Claims (6)

  1. 一枚の略矩形状のシートを順次包み込むように複数回折り曲げて直方体状に組み立てられ、天板と底板との間に形成された平坦な底面部を有する製品収容凹部を備えた梱包用トレイであって、
    上記シートの組立状態において、上記製品収容凹部の底面部となる部位は上記天板がわから上記底板がわへ傾斜し、該部位における底板がわの該製品収容凹部の外方には、スリットで囲まれた部分を押し下げることで固定用突片が形成され、
    上記底板における上記固定用突片に該当する部分には、該固定用突片よりも幅が小さく、該固定用突片の両端部を折り畳んだ状態で該固定用突片が挿入される固定用孔部が形成され、
    上記固定用突片が上記固定用孔部を通過後、該固定用突片の両端部を広げることで、該固定用突片が該固定用孔部から抜け止めされるように構成されており、
    上記組立状態でシートの一端がわの側板の内面に接する内がわ側板と上記底板及び該内がわ側板に対向する側板と底板との間には、それぞれ一対のコ字状スリットが幅方向に間隔をあけて形成され、
    上記コ字状スリットで囲まれた部分が、組立状態で上記底板から上記シートの厚さよりも大きく下方に突出して脚部となるように構成され、
    上記一枚のシートを、接着をすることなく折り込みのみで組み立てられる
    ことを特徴とする梱包用トレイ。
  2. 請求項1に記載の梱包用トレイであって、
    上記シートの一端がわの側板になる部位の幅方向中間部に連続し、基端の両がわに切込部が形成された差込用舌片と、
    上記差込用舌片に対応して上記内がわ側板から上記底板にわたり幅方向に連続して設けられた舌片差込用開口部と、
    上記内がわ側板における舌片差込用開口部の周縁に形成され、上記切込部の周縁が係止される係止部とを備え、
    上記差込用舌片の先端がわには、幅方向に延びる折り曲げ線が設けられると共に、両コーナー部は、平面視で円弧状の外周縁を備えている
    ことを特徴とする梱包用トレイ。
  3. 請求項2に記載の梱包用トレイであって、
    上記係止部は、側板がわの舌片差込用開口部が底板がわよりも幅が狭くなることで形成されている
    ことを特徴とする梱包用トレイ。
  4. 請求項3に記載の梱包用トレイにおいて、
    上記製品収容凹部は、少なくとも一対形成され、該製品収容凹部のいずれか1つに製品本体を収容し、残りの製品収容凹部に製品の付属品を収納するように構成されている
    ことを特徴とする梱包用トレイ。
  5. 請求項4に記載の梱包用トレイにおいて、
    上記差込用舌片が連設された側板は、上記天板に連続して形成され、該天板の上記製品収容凹部に該当する領域の一部にスリットを設け、該スリットで挟まれた部分を下方に折り込んで起立させ、先端を上記底面部に形成した嵌合用孔部に挿入することにより、上記製品収容凹部の側面部が形成される
    ことを特徴とする梱包用トレイ。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1つに記載の梱包用トレイであって、
    上記シートの一端がわの側板及び該側板に対向する側板は、いずれも底板がわの下底の長さが天板がわの上底の長さよりも短くなった台形となっている
    ことを特徴とする梱包用トレイ。
JP2008113081A 2008-04-23 2008-04-23 梱包用トレイ Pending JP2009262951A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008113081A JP2009262951A (ja) 2008-04-23 2008-04-23 梱包用トレイ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008113081A JP2009262951A (ja) 2008-04-23 2008-04-23 梱包用トレイ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009262951A true JP2009262951A (ja) 2009-11-12

Family

ID=41389336

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008113081A Pending JP2009262951A (ja) 2008-04-23 2008-04-23 梱包用トレイ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009262951A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012120829A1 (ja) * 2011-03-04 2012-09-13 パナソニック株式会社 生体試料測定装置
CN103158921A (zh) * 2011-12-08 2013-06-19 黄文充 包装盒
WO2024089727A1 (ja) * 2022-10-24 2024-05-02 日本たばこ産業株式会社 非燃焼型香味吸引器用トレイ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012120829A1 (ja) * 2011-03-04 2012-09-13 パナソニック株式会社 生体試料測定装置
US8883087B2 (en) 2011-03-04 2014-11-11 Panasonic Healthcare Co., Ltd. Biological sample measurement apparatus
JP5752235B2 (ja) * 2011-03-04 2015-07-22 パナソニックヘルスケアホールディングス株式会社 生体試料測定装置
CN103158921A (zh) * 2011-12-08 2013-06-19 黄文充 包装盒
WO2024089727A1 (ja) * 2022-10-24 2024-05-02 日本たばこ産業株式会社 非燃焼型香味吸引器用トレイ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006273357A (ja) 梱包装置
JP2009262951A (ja) 梱包用トレイ
JP3152468U (ja) 段ボールトレイ及びトレイ用段ボール紙
JP2007045456A (ja) 切花梱包用箱
JP2001354229A (ja) 段ボールのロック機構及びトレー
JP2007326604A (ja) 組立箱
JP2005280774A (ja) 包装容器
JP3220875U (ja) 包装容器
JP2002193243A (ja) 包装容器
JP2010052798A (ja) 包装ケース
JP6647609B1 (ja) 組立容器
JP2014069827A (ja) L字型収納箱
JP4515838B2 (ja) 商品保護枠
CN212333232U (zh) 通信设备的包装盒
JP2010089827A (ja) 組立式紙器
JP5174410B2 (ja) 緩衝包装材
JP2000296833A (ja) 包装装置
JP6520980B2 (ja) 梱包箱
JP5290559B2 (ja) 梱包用トレイ
JP2001002139A (ja) 紙製緩衝体及びそれを備えた紙製梱包箱
JP2010137872A (ja) 梱包材
JP5466079B2 (ja) 組立箱
TW202010694A (zh) 包裝裝置及板材裝置
JP2006151431A (ja) 組立式ファイルボックスの底部構造
JP2009090996A (ja) 梱包用トレイ