JP2016140704A - 商品陳列箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブリスターパックなどの包装台紙を含む商品包装体を一列に規則的かつ綺麗に並べて配置することができ、運送時などにおいても荷崩れすることなく、安定した姿勢を維持することができる商品陳列箱を提供する。
【解決手段】ケース本体20Aの仕切り部材として、片面段ボールをその波形面31が内側に向くように商品包装体Pの大きさに応じてほぼU字状に折り曲げてなる陳列ホルダ30Aを用意し、波形面31の凹溝311内に商品包装体Pの下端縁と両側縁の各一部分とを嵌合して陳列ホルダ30A内で複数の商品包装体Pを起立した状態で陳列する。
【選択図】図1

Description

本発明は、台紙に支持された状態でブリスターパック等により包装される商品を陳列するための商品陳列箱に関し、さらに詳しく言えば、商品を綺麗かつ規則的に配置し、安定した状態で陳列可能な商品陳列箱に関する。
商品の包装方法の一例としてブリスターパックがある。ブリスターパックは、ボール紙などからなる包装台紙と、商品本体を収納する収納凹部を備えた樹脂製の収納体とを有し、収納体の背面に包装台紙を貼り合わせることによって、内部に商品が封止されるようになっている(例えば特許文献1参照)。
通常、この種のブリスターパックには、商品吊下用の吊下孔が上部に設けられており、商品陳列棚に設けられた吊下フックにこの吊下孔を差し込むことにより、複数の商品が一列に並べて陳列棚に陳列される。
また、上述した吊下式の陳列方法ができないような売り場においては、例えば特許文献2に示されているように、整列させた商品を梱包箱に入れた状態のまま売り場に陳列する方法も提案されている。
しかしながら、特許文献2に記載の陳列方法では、商品が売れて少なくなっていくと、商品と梱包箱の間に隙間が生まれ、商品ががたついて正しい陳列姿勢を維持することが困難になってしまう。また、商品が傾いたり倒れたりすると、商品名などが記載されたポップ面が隠れるため、需要者の注意喚起を起こすことができず好ましくない。
特開2009−40426号公報 実開昭64−26275号公報
そこで、本発明の課題は、ブリスターパックなどの包装台紙を含む商品包装体を一列に規則的かつ綺麗に並べて配置することができ、運送時などにおいても荷崩れすることなく、安定した姿勢を維持することができる商品陳列箱を提供する。
上述した課題を解決するため、本発明は以下に示すいくつかの特徴を備えている。すなわち、前板、上記前板よりも背の高い背板、左右の両側板および底板を含み、上面が上記背板の上縁から上記前板の上縁にかけて斜めに開口された箱形のケース本体と、上記ケース本体内に着脱自在に配置される仕切り部材とを備え、上記仕切り部材による区画内にブリスターパック等の包装台紙を含む商品包装体が並べて陳列される商品陳列箱において、上記仕切り部材として、片面段ボールをその波形面が内側に向くように上記商品包装体の大きさに応じてほぼU字状に折り曲げてなる陳列ホルダが用いられ、上記波形面の凹溝内に上記商品包装体の下端縁と両側縁の各一部分とを嵌合することにより、上記陳列ホルダ内で複数の上記商品包装体が起立した状態で陳列されることを特徴としている。
より好ましい態様として、上記陳列ホルダには、複数の上記商品包装体が、その正面が上記前板側を向くように上記背板から上記前板に向かって一列に配置され、かつ、上記ケース本体内に複数の上記陳列ホルダが上記商品包装体の陳列方向に対して直交する方向に配置されていることが好ましい。
さらに好ましい態様として、上記前板の裏面側には、上記陳列ホルダの上記前板側の一端を、上記底板の底面から所定の高さ位置に保持する支持部材が設けられていることが好ましい。
また、上記支持部材は、上記前板とは別部材として上記前板の裏面側に添設された当て板からなることが好ましい。
また別の態様として、上記支持部材は、上記前板の上端側の一部分を上記前板の裏面側に折り返すことにより形成されてもよい。
さらに別の態様として、上記底板上には、上記前板の裏面に沿って配置され上記陳列ホルダの上記前板側の一端を、上記底板の底面から所定の高さ位置に保持する縦板と、上記縦板の上縁から上記背板の下縁方向に向けて斜め下方に延びる傾斜板とを含む台座が設けられ、上記陳列ホルダが上記台座上に配置されてもよい。
より好ましくは、上記背板の上縁から上記傾斜板に向けて、上記陳列ホルダの上記背板側の他端を受け止める衝立板が折り返されている。
また、少なくとも上記前板と上記底板は一枚の板材からなり、上記底板が、上記前板の上縁から上記背板の下縁方向に向けて斜め下方に延びるように形成されており、上記陳列ホルダの上記前板側の一端が上記前板の高さ以上の高さに保持されるようにして、上記陳列ホルダが上記底板上に配置されることが好ましい。
さらには、上記背板の上縁から上記底板に向けて、上記陳列ホルダの上記背板側の他端を受け止める衝立板が折り返されていることが好ましい。
また別の態様として、上記陳列ホルダの上記前板側の一端には、同一端側を上記底板の底面から所定の高さ位置に保持して上記陳列ホルダを斜め配置とする脚板が設けられていてもよい。
本発明には、本発明の商品陳列箱を用いた商品陳列方法も含まれる。すなわち、上記陳列ホルダにて起立された複数の上記商品包装体を収納した上記ケース本体の一対をそれらの背板同士を対向させてケース本体対とし、上記ケース本体対を所定の高さを有する陳列用基台上に載置し、かつ、上記ケース本体対に蓋部材を被せた状態で商品陳列場所に搬入し、上記蓋部材を外すだけで陳列可能であることを特徴としている。
本発明によれば、箱形のケース本体の底部に片面段ボールの波形面が内側を向くようにU字状に折り曲げてなる陳列ホルダを配置し、波形面の凹溝内に沿って商品包装体を一定間隔で差し込むことにより、複数の商品包装体を綺麗かつ規則的に配置することができる。
また、個々の商品包装体が波形面の凹溝内でそれぞれ個別に固定されるため、商品が少なくなってもがたついたり、傾いたりすることなく、常に安定した姿勢で陳列することができる。
さらに、陳列ホルダの前端側を底板の底面から所定の高さ位置となるように支持部材を介して斜めに持ち上げることにより、商品のポップ面(正面)の全体を購入者側に向けて配置することができ、購入者に対する宣伝購買力をより高めることができる。
さらまた、陳列ホルダにて起立された複数の商品包装体を収納したケース本体の一対をそれらの背板同士を対向させてケース本体対とし、ケース本体対を所定の高さを有する陳列用基台上に載置し、かつ、ケース本体対に蓋部材を被せた状態で商品陳列場所に搬入し、蓋部材を外すだけで陳列可能であることにより、開梱してすぐに陳列販売することができる。
本発明の第1実施形態に係る商品陳列箱の斜視図。 上記商品陳列箱のケース本体の展開図。 幅狭タイプ(a)および幅広タイプ(b)の陳列ホルダの展開図。 ケース本体の組立手順の一例を説明する斜視図。 ケース本体を組み立てた状態を示す斜視図。 陳列ホルダに商品を立てた状態を示す斜視図。 陳列ホルダに商品を立てた状態を示す平面図。 商品陳列箱の使用状態を示す断面図。 本発明の第2実施形態に係る商品陳列箱の斜視図。 本発明の第3実施形態に係る商品陳列箱の断面図。 本発明の第4実施形態に係る商品陳列箱の断面図。 本発明の第5実施形態に係る商品陳列箱の断面図。 本発明の第6実施形態に係る商品陳列箱の展開図。 本発明の第6実施形態に係る商品陳列箱の断面図。 本発明の第7実施形態に係る商品陳列箱の展開図。 本発明の第7実施形態に係る商品陳列箱の断面図。 本発明の第8実施形態に係る商品陳列箱の陳列ホルダの展開図。 本発明の第8実施形態に係る商品陳列箱の陳列ホルダを組み立てた状態の斜視図。 本発明の第8実施形態に係る商品陳列箱の陳列ホルダの使用状態を示す断面図。 本発明の商品陳列箱を用いた陳列方法を模式的に示した斜視図。
次に、本発明の各実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1に示すように、本発明の第1実施形態に係る商品陳列箱10Aは、箱形のケース本体20Aと、ケース本体20Aに着脱自在に配置される仕切り部材としての陳列ホルダ30Aとを備えている。なお、以下の説明において、各実施形態において同一もしくは同一と見なされる箇所には同じ参照符号を付してある。
陳列ホルダ30Aには、内部に商品が封入された商品包装体Pが支持されている。この実施形態において、商品包装体Pは、ボール紙などからなる包装台紙P1と、商品本体を収納する収納凹部を備えた樹脂製の収納体P2とを有し、収納体P2の背面に包装台紙P1を貼り合わせることによって、内部に図示しない商品が封止された、いわゆるブリスターパックである。この実施形態において、商品包装体Pはブリスターパックが用いられているが、後述する陳列ホルダ30Aによって挟持可能な板状部を有していれば、これ以外の態様であってもよい。
図2に示すように、ケース本体20Aは、前板21、前板21よりも背の高い背板22、左右の両側板23,23および底板24を含み、上面が背板22の上縁から前板21の上縁にかけて斜めに開口された箱形である。ケース本体20Aは、一枚の両面段ボール板を切り抜き加工したものからなるが、折り畳んで組立可能なものであれば材質は特に限定されない。
底板24は長方形状であり、対向する一方の長辺(図2では長辺24a)には、前板21が折曲可能に連設されている。前板21は、底板24の長辺24aに沿って連設された矩形片であって、2本の折線21a、21bが幅方向(図2では左右方向)に沿って互いに平行に延在している。
前板21の折り線21aから先端側には、底板24側に180°折り返される折り返し板211が形成されており、折り返し板211の先端(図2では下端)には、係止爪212が、この実施形態では3箇所設けられている。
前板21と底板24の付け根部付近には、係止爪212が係合される係止孔213が同じく3カ所設けられている。
底板24の対向する他方の長辺(図2では長辺24b)には、背板22が折曲可能に連設されている。背板22は、底板24の長辺24bに沿って連設された矩形片であって、その先端側(図2では上端側)には、2本の平行な折り線22a,22bを挟んで折り返し板221が設けられている。
折り返し板221の左右両端には、折り返し板221を180°折り返した状態で係止するための係止爪222,222が一体的に設けられている。係止爪222,222は、後述する側板23,23に設けられた係止孔233、233に係止される。
側板23,23は左右対称形状であり、底板24の短辺24cに沿って折曲可能に連設されている。この例において、側板23,23は、その幅(図2では左右方向の長さ)が背板22側から前板21側に向かうにつれて漸次小さくなる台形状に形成されている。
側板23の前板21側(図2では下端側)には、前板21と折り返し板211との間に挟持される第1補強板231が折線23aを介して一体的に連設されている。側板23の背板22側(図2では上端側)には、背板22と折り返し板221との間に挟持される第2補強板232が、折線23bを介して一体的に連設されている。
側板23と第2補強板232の折線23bの一部には、上述した背板22の係止爪222が係止される係止孔233が設けられている。この実施形態において、係止孔233は、折線23bの延在方向に沿って形成された長孔である。
この実施形態において、ケース本体20Aの長辺24a、24bおよび短辺24c、ならびに、各折線21a、21b、22a、22b、23a、23bは、段ボールを折り曲げるために線に沿って段を潰したけい線からなるが、状況に応じて前板21などの各パーツをケース本体21から切り離すためのミシン目が入れられていてもよい。
次に、図4,5を参照して、ケース本体20Aの組立手順の一例について説明する。まず、底板24を水平に置いた状態で、左右の側板23,23を短辺24cに沿って90°谷折りすることで、側板23,23が底板24に対して垂直に起立する。
次に、各側板23の第1補強板231を折線23aに沿って前板21側に90°谷折りする。同様に、第2補強板232を折線23bに沿って背板22側に90°谷折りする。次に、前板21を長辺24aに沿って90°谷折りしたのち、折り返し板211を折線21a、21bに沿って底板側に180°折り返す。
そして、折り返し板211の先端に設けられた3つの係止爪212を係止孔213にそれぞれ係合することで、前板21と折り返し板211とで第1補強板231を挟み込む。
次に、背板22を長辺24bの折線に沿って90°谷折りしたのち、折り返し板221を折線22a、22bに沿って底板24側に180°折り返す。次に、折り返し板221の両端の係止爪222を側板23の係止孔233に係合させる。これにより、図5に示すように、上面から前面にかけて開口されたケース本体が組み立てられる。
図3(a),(b)を参照して、陳列ホルダ30Aは、1枚の片面段ボールを長方形状に切り抜き加工してなり、長手方向(図3では上下方向)に沿って互いに平行に延在する2本の折曲線30a,30bを備えている。
この実施形態において、陳列ホルダ30Aは、2種類の幅の異なる商品包装体Pに対応するため、幅狭タイプ(図3(a))と幅広タイプ(図3(b))の2種類が用意されており、それらが複数組み合わせて用いられている。
図6,7を併せて参照して、陳列ホルダ30Aは、片面段ボールの一方の面に形成された波形面31が内側(図3では正面側)に向くように、折曲線30a,30bに沿ってほぼU字状に折り曲げられる。これにより、商品包装体Pの下端縁を支持する底部支持板32と、商品包装体Pの両側縁を支持する一対の側部支持板33,33とが形成される。
また、陳列ホルダ30Aの底部支持板32および一対の側部支持板33,33の内側には、凹溝311が陳列方向(図7では上下方向)に沿って等間隔で形成される。この凹溝311に沿って商品包装体Pの下端縁ならびに左右の側縁の一部が嵌合されることにより、商品包装体Pが起立した状態で陳列ホルダ30A内で等間隔で支持される。
図1および図8に示すように、商品包装体Pは、その収納体P2がケース本体20Aの開口側に向くように、ケース本体20Aの側板23と直交する方向(背板22から前板21に向かう方向)で、かつ、前板21(および背板22)の面に対して平行となるように陳列されてるため、商品が見やすく取り出しやすい。
また、陳列ホルダ30Aは、前板21および背板22の面に対して平行な方向に沿って複数個配置される。この例では、幅広タイプが3カ所、幅狭タイプが4カ所、合計7箇所の陳列ホルダ30Aが、1つのケース本体20Aに設置されている。なお、各陳列ホルダ30Aの底部支持板32の裏面側には、図示しない両面粘着テープが貼着されており、両面粘着テープを介して底板24に固定されるようになっている。
次に、図9を参照して、本発明の第2実施形態に係る商品陳列箱10Bについて説明する。この商品陳列箱10Bは、ケース本体20Aの前板21が省かれている。すなわち、前板21を取り外すことにより、ケース本体20Aの前面が全て開放されるため、商品包装体Pの前面をより消費者に見えやすくすることができる。
なお、前板21を外すに当たっては、予め前板21を有さないケース本体21を用意しても良いが、例えば、上記第1実施形態のケース本体20Aの組立時に、前板21を長辺24aに沿って切り離して組み立ててもよく、陳列形態に応じて適宜選択することができる。
次に、図10を参照して、本発明の第3実施形態に係る商品陳列箱10Cについて説明する。この第3実施形態において、商品陳列箱10Cには、陳列ホルダ30Aの前板側の一端を、底板24の底面から所定の高さ位置に保持する支持部材として当て板40が添設されている。
当て板40は、両面段ボールを複数枚重ね合わせて積層させたものからなり、前板21の背面に沿って配置されている。当て板40は、陳列ホルダ30Aの前板21側の一端を、少なくとも底板24の底面から所定の高さ位置に保持する高さを備えていればよい。この実施形態において、当て板40は、陳列ホルダ30Aの前板21側の一端を前板21の高さ以上に持ち上げるだけの高さを有し、これにより、陳列ホルダ30Aの前板21側が前板21よりも高い位置に配置されるようになっている。当て板40は、両面段ボールが好ましく用いられるが、段ボール以外の材質であってもよい。
これによれば、当て板40を設けたことにより、陳列ホルダ30Aの前面側が前板21よりも高い位置に持ち上げられ、商品包装体Pの前面が消費者に向けられるため、より消費者が商品を見やすく、かつ、取り出しやすくなる。
次に、図11を参照して、本発明の第4実施形態に係る商品陳列箱10Dについて説明する。この第4実施形態において、商品陳列箱10Dには、陳列ホルダ30Aの前板側の一端を前板21の高さ以上の高さに保持する支持部材として台座50が設けられている。
台座50は、前板21の裏面に沿って配置され、陳列ホルダ30Aの前板側の一端を底板24の底面から所定の高さ位置に保持する縦板51と、縦板51の上縁から背板22の下縁方向に向けて斜め下方に延びる傾斜板52とを含み、それらを折線53に沿ってくの字状に折り曲げてなり、この実施形態において、台座50は1枚の両面段ボールからなる。縦板51の高さは、底板24の底面から所定の高さ位置であればよく、この実施形態では、陳列ホルダ30Aの前板21側の一端を前板21の高さ以上に持ち上げるだけの高さを有している。
図11に示すように、陳列ホルダ30Aの底部支持板32を台座50の傾斜板52に沿って載置することにより、上記第3実施形態と同様に、商品包装体Pの収納体P2の全体が観察されるため、消費者に対する宣伝購買力を向上させることができる。
なお、台座50の縦板51を傾斜板52側に折り畳んでケース本体20Aの底板に沿って敷設すれば上記第1実施形態と同様の商品陳列形態とすることができ、商品の陳列場所の配置などに応じて適宜選択することができる。
また別の態様として、図12には、本発明の第5実施形態に係る商品陳列箱10Eが示されている。この商品陳列箱10Eは、陳列ホルダ30Aの前板21側の一端を底板24の底面から所定の高さ位置に保持する支持部材としての載置板214が前板21に一体的に設けられている。
載置板214は、前板21と折り返し板211との間(折線21aと折線21bの間)に形成された前板21の一部であり、前板21と折り返し板211とを折線21aと折線21bに沿ってそれぞれ90°ずつ折り曲げることによって、底板24から所定の高さに形成される水平面である。
この実施形態において、折り返し板211の先端にはさらに、受け板215が設けられている。受け板215は、底板24と平行となるように折り曲げられ、載置板214に載置された陳列ホルダ30Aの荷重を受け止めるようになっている。
この第5実施形態でも、載置板214により、陳列ホルダ30Aの前面側を底板24の底面から所定の高さ位置に持ち上げることができるため、上記第3,第4実施形態と同様に、消費者に対する宣伝購買力を向上させることができる。
次に、図13および図14を参照して、本発明の第6実施形態に係る商品陳列箱10Fについて説明する。なお、上述した実施形態と同一もしくは同一と見なされる箇所には、同じ参照符号を伏してある。
この第6実施形態に係る商品陳列箱10Fは、少なくとも前板21と底板24は一枚の板材からなり、底板24が前板21の上縁から背板22の下縁方向に向けて斜め下方に延びるように形成されており、陳列ホルダ30Aの前板側の一端が底板24の底面から所定の高さ位置に保持されるようにして、底板24上に配置されている。
すなわち、本体ケース20Bは、長方形状の背板22を有し、長方形状の背板22の一方の長辺22b(図13では下辺)には、底板24が一体的に形成されており、底板24の先端には、前板21が一体的に連設されている。前板21の先端には折り返し板211がさらに設けられている。
背板22の他方の長辺22a(図13では上辺)には、折り返し板211が連設されている。背板22の各側辺22c,22cには、側板23,23の短辺側の一端が連設されている。側板23,23の他方の短辺23aには、第1補強板231が連設されている。
図14を参照して、ケース本体20Bの特徴は、前板21を長辺24aに沿って山折りに、さらに折り返し板211を各折線21a、21bに沿って山折りすることにより、底板24の前板21側が斜め上となるように底板24が傾斜することにある。
これによれば、前板21が底板24の先端から下側に向けてほぼ垂直に形成されることにより、底板24を斜めに傾けることができ、その結果、陳列ホルダ30Aを底板24上に設置することで商品包装体Pを斜めに陳列することができる。
また、別の態様として、図15および図16には、第7実施形態に係る商品陳列箱10Gが示されている。この商品陳列箱10Gのケース本体20Cは、基本的な形態は、上記第6実施例に係る商品陳列箱10Fのケース本体Bと同じであるが、背板22の上縁から底板24に向けて、陳列ホルダ30Aの背板22側の他端を受け止める衝立板25が設けられている。
衝立板25は、先の折り返し板211に相当する部位と同じであるが、衝立板25は、その高さH2が、背板22の高さH1よりも低い高さ(H1>H2)となるように形成されている。衝立板25の先端(図15では上端)には、係止爪251が、この実施形態では3箇所設けられている。
これに対して、底板24には、係止爪251が係止される係止孔241が同様に3箇所設けられている。係止孔241は、長辺22bから前板21側に所定の距離離れた位置に設けられており、衝立板25の先端が底板24に当接する位置に設けられている。
ケース本体20Cの組立手順は、底板24が斜めになるように折り畳むまでは一緒であるが、底板24を斜めに折り曲げた後、衝立板25を背板22の長辺22aに沿って、その先端が底板24に当接する位置まで折り曲げた後、係止爪251を係止孔241に係合させることにより、衝立板25が底板24に対して垂直に交差するように形成される。
これによれば、陳列ホルダ30Aの底面が底板24に沿って据え置かれ、さらに衝立板25に陳列ホルダ30Aの背面側の端部が受け止められるため、より陳列ホルダ30Aを安定して設置することができる。
さらに別の態様として、図17〜19には、本発明の第8実施形態に係る商品陳列具10Hが示されている。この第8実施形態に係る商品陳列具10Hの特徴は、陳列ホルダ30Bであり、ケース本体20Aは第1実施形態と同一であるため、同じ参照符号を付し、その説明は省略する。
この陳列ホルダ30Bは、商品包装体Pを支持するホルダ本体部分(30A)に加え、陳列ホルダ30B自体を斜めに傾けるための脚板34が設けられている。脚板34は、陳列ホルダ30Bの底部支持板32の前板側(図17では下端)の一端から連設されている。
脚板34は、底部支持板32と同幅で形成され、折線30cに沿って折曲可能である。脚板34の両端(図17では左右両端)には、底部支持板32と脚板34との相対的な傾斜角を決める一対の傾斜板35,35が設けられている。傾斜板35は、折線30dを介して折曲可能であり、底部支持板32側の一端縁が斜めに切り欠かれた傾斜角規定面351を備えている。
この陳列ホルダ30Bは、まず、ホルダ本体部分(30A)を組み立てる。次に、脚板34を折線30cに沿って山折りにし、各傾斜板35を折線30dに沿ってほぼ90°山折りする。傾斜板35の傾斜角規定面351を、底部支持板32の底面に沿って当接させることにより、図19に示すように、傾斜板35の下端縁352が水平面となり、ケース本体20Aの底板24に沿って水平に載置される。
なお、脚部34はケース本体20Aの前板21側に、また、各傾斜板35,35を側部支持板33側に折り畳んで使用することもでき、これによれば、上記第1実施形態と同様の陳列形態とすることができる。
また、脚部34を折線30cに沿って切り離すことでも、第1実施形態の陳列形態とすることができるほか、状況に応じて脚部34を立てて陳列ホルダ30Bを傾けることなど、陳列場所の配置などに応じて適宜選択することができる。
次に、図20を参照して、本発明の各実施形態に係る商品陳列箱10A〜10Hを用いた陳列方法の一例について説明する。図20に示すように、この商品陳列方法は、陳列ホルダ30Aにて起立された複数の商品包装体Pを収納したケース本体20Aの一対をそれらの背板22,22同士を対向させてケース本体対20Pとし、ケース本体対20Pを所定の高さを有する陳列用基台60上に載置し、かつ、ケース本体対20Pに蓋部材70を被せた状態で商品陳列場所に搬入し、蓋部材70を外すだけで陳列可能である。
陳列用基台60は、段ボール箱の内部に図示しないスペーサ部材が入れられており、その上にケース本体対20Pが着脱可能に載置されている。蓋部材70は、陳列用基台60の上端開口部に沿って合致する箱形であって、ケース本体対20Pを覆い隠すように陳列用基台60の上に載置されている。
蓋部材70は、陳列用基台60と一体に形成されており、陳列用基台60と蓋部材70との境界部には、ミシン目が設けられていて、陳列時にミシン目に沿って蓋部材70を切り離すことによってケース本体対20Pが現れるようになっている。
これによれば、蓋部材70を被せた状態で商品陳列場所に搬入し、蓋部材70を外すだけで陳列可能である。また、状況に応じては、陳列用基台60からケース本体20Aを取り出して、ケース本体20Aを単体で陳列棚に設置することもできる。
また、上記実施形態で説明した当て板,台座などを付属品として商品陳列具に同包しておけば、商品包装体Pの全体が現れるように陳列することもでき、陳列場所の大きさや配置などに応じて選択することができる。
以上説明したように、本発明によれば、箱形のケース本体の底部に片面段ボールの波形面が内側を向くようにU字状に折り曲げてなる陳列ホルダを配置し、波形面の凹溝内に沿って商品包装体を一定間隔で差し込むことにより、複数の商品包装体を綺麗かつ規則的に配置することができる。また、個々の商品包装体が波形面の凹溝内にそれぞれ個別に固定されるため、商品が少なくなってもがたついたり、傾いたりすることなく、常に安定した姿勢で陳列することができる。
10(10A〜10H) 商品陳列箱
20(20A,20B) ケース本体
21 前板
211 折り返し板
22 背板
221 折り返し板
23 側板
24 底板
25 衝立板
20P ケース本体対
30(30A,30B) 陳列ホルダ
31 波形面
32 底部支持板
33 側部支持板
34 脚板
35 傾斜板
P 商品包装体

Claims (11)

  1. 前板、上記前板よりも背の高い背板、左右の両側板および底板を含み、上面が上記背板の上縁から上記前板の上縁にかけて斜めに開口された箱形のケース本体と、上記ケース本体内に着脱自在に配置される仕切り部材とを備え、上記仕切り部材による区画内にブリスターパック等の包装台紙を含む商品包装体が並べて陳列される商品陳列箱において、
    上記仕切り部材として、片面段ボールをその波形面が内側に向くように上記商品包装体の大きさに応じてほぼU字状に折り曲げてなる陳列ホルダが用いられ、上記波形面の凹溝内に上記商品包装体の下端縁と両側縁の各一部分とを嵌合することにより、上記陳列ホルダ内で複数の上記商品包装体が起立した状態で陳列されることを特徴とする商品陳列箱。
  2. 上記陳列ホルダには、複数の上記商品包装体が、その正面が上記前板側を向くように上記背板から上記前板に向かって一列に配置され、かつ、上記ケース本体内に複数の上記陳列ホルダが上記商品包装体の陳列方向に対して直交する方向に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の商品陳列箱。
  3. 上記前板の裏面側には、上記陳列ホルダの上記前板側の一端を、上記底板の底面から所定の高さ位置に保持する支持部材が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の商品陳列箱。
  4. 上記支持部材は、上記前板とは別部材として上記前板の裏面側に添設された当て板からなることを特徴とする請求項3に記載の商品陳列箱。
  5. 上記支持部材は、上記前板の上端側の一部分を上記前板の裏面側に折り返すことにより形成されることを特徴とする請求項3に記載の商品陳列箱。
  6. 上記底板上には、上記前板の裏面に沿って配置され上記陳列ホルダの上記前板側の一端を上記底板の底面から所定の高さ位置に保持する縦板と、上記縦板の上縁から上記背板の下縁方向に向けて斜め下方に延びる傾斜板とを含む台座が設けられ、上記陳列ホルダが上記台座上に配置されることを特徴とする請求項2に記載の商品陳列箱。
  7. 上記背板の上縁から上記傾斜板に向けて、上記陳列ホルダの上記背板側の他端を受け止める衝立板が折り返されていることを特徴とする請求項6に記載の商品陳列箱。
  8. 少なくとも上記前板と上記底板は一枚の板材からなり、上記底板が、上記前板の上縁から上記背板の下縁方向に向けて斜め下方に延びるように形成されており、上記陳列ホルダの上記前板側の一端が上記前板の高さ以上の高さに保持されるようにして、上記陳列ホルダが上記底板上に配置されることを特徴とする請求項2に記載の商品陳列箱。
  9. 上記背板の上縁から上記底板に向けて、上記陳列ホルダの上記背板側の他端を受け止める衝立板が折り返されていることを特徴とする請求項8に記載の商品陳列箱。
  10. 上記陳列ホルダの上記前板側の一端には、同一端側を上記底板の底面から所定の高さ位置に保持して上記陳列ホルダを斜め配置とする脚板が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の商品陳列箱。
  11. 上記陳列ホルダにて起立された複数の上記商品包装体を収納した上記ケース本体の一対をそれらの背板同士を対向させてケース本体対とし、上記ケース本体対を所定の高さを有する陳列用基台上に載置し、かつ、上記ケース本体対に蓋部材を被せた状態で商品陳列場所に搬入し、上記蓋部材を外すだけで陳列可能であることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか1項に記載の商品陳列箱を用いた商品陳列方法。
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