JP4986176B2 - 経皮的気管切開用の挿入補助具 - Google Patents

経皮的気管切開用の挿入補助具 Download PDF

Info

Publication number
JP4986176B2
JP4986176B2 JP2008510526A JP2008510526A JP4986176B2 JP 4986176 B2 JP4986176 B2 JP 4986176B2 JP 2008510526 A JP2008510526 A JP 2008510526A JP 2008510526 A JP2008510526 A JP 2008510526A JP 4986176 B2 JP4986176 B2 JP 4986176B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tracheal cannula
conical tip
diameter
cannula
core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008510526A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008539917A (ja
Inventor
シュネル,ラルフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tracoe Medical GmbH
Original Assignee
Tracoe Medical GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tracoe Medical GmbH filed Critical Tracoe Medical GmbH
Publication of JP2008539917A publication Critical patent/JP2008539917A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4986176B2 publication Critical patent/JP4986176B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/34Trocars; Puncturing needles
    • A61B17/3415Trocars; Puncturing needles for introducing tubes or catheters, e.g. gastrostomy tubes, drain catheters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/04Tracheal tubes
    • A61M16/0402Special features for tracheal tubes not otherwise provided for
    • A61M16/0429Special features for tracheal tubes not otherwise provided for with non-integrated distal obturators
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/04Tracheal tubes
    • A61M16/0465Tracheostomy tubes; Devices for performing a tracheostomy; Accessories therefor, e.g. masks, filters
    • A61M16/0472Devices for performing a tracheostomy
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/06Body-piercing guide needles or the like
    • A61M25/0662Guide tubes
    • A61M2025/0687Guide tubes having means for atraumatic insertion in the body or protection of the tip of the sheath during insertion, e.g. special designs of dilators, needles or sheaths

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Gastroenterology & Hepatology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Prostheses (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Description

本発明は、気管カニューレ内に通すことができるステムと、このステムに接続することができる、あるいは接続された円錐状先端部とを有する挿入補助具を使用して、気管カニューレを気管開口部内に導入するための装置に関する。
気管切開術は医学の歴史において最も古い処置の1つである。この技術の起源は古代にまで遡る。標準的な気管切開術においては、気管への人工的なアクセスが、咽頭の下側に、典型的には第1と第2の気管軟骨輪あるいは第2と第3の気管軟骨輪との間に外科的に行われている。いわゆる気管カニューレが、この人工的な開口部のまわりに呼吸を維持するために取り付けられる。医学的適応が示唆するときには、例えば、長期間に渡る呼吸作用の必要性が認められる場合には、この技術は、今日でもなお必要とされる。外科的処置に対する代替として、近年低侵襲性穿刺技法が開発されている。そして、とりわけ、Ciagliaの経皮的拡張式気管切開法、Griggの拡張式気管切開法、およびFantoniの経喉頭気管切開法が幅広く用いられている。
Ciagliaの経皮的拡張式気管切開法においては、最初に気管にスチール製のカニューレを用いて適切な位置に孔が空けられる。通常は、この処置は敏感な気管後部壁を損傷されるのを防止するために、気管支鏡による監視と共に遂行される。カニューレの先端の適切な位置は、取り付けられた液体を満たされたシリンジ内に空気を吸い込むことでチェックされる。位置が適切であるときは、スチール製のカニューレの上方に配置されたテフロン(登録商標)製のカテーテルが、1から2cmだけ遠方に、気管内へと挿入される。このスチール製のカニューレを取り出した後に、J−型のガイドワイヤ(直径約1.3mm)が、このテフロン(登録商標)製のカテーテルを通して、気管内へと押し進められる。このテフロン(登録商標)製のカテーテルは、その後、取り外すこともできる。代わりに、その後、補強の目的で、安全ストップを有する管状のプラスチック製カテーテルをこのガイドワイヤに沿って押し入れることもできる。その後、この補強化されたガイドワイヤを利用して、1つあるいは複数の一連の拡張器が、気管の開口部を広げるために、回転運動を使い気管の内腔内へと押し進められる。これら拡張器が円錐形状のために、組織が広がり、結果として、潤滑剤にて湿らされた気管カニューレを、特別な挿入補助具(栓子)を使い、ガイドワイヤに沿い挿入することが可能になる。気管支鏡を用いて位置の適切性がチェックされ、その後、ガイドワイヤが取り出され、気管カニューレ上のバルーンが気管を密封するために空気で満される。
Griggの拡張式気管切開法においては、組織を拡張するために、円錐状の拡張器の代わりに鉗子が用いられる。
低侵襲性穿刺法においては、形成される気管開口部は非常に狭い。これにもかかわらず気管カニューレを挿入させるには、先端が拡張器と類似するように先細りにされた挿入補助具が用いられる。この挿入補助具は、可撓なロッドあるいはチューブから構成され、長さは、気管カニューレの内腔全体を通して押し進めることができ、結果として、円錐状先端部が気管カニューレからこの遠位端において突き出るような寸法にされる。この状態において、気管カニューレが気管の開口部内に挿入され、狭窄部を貫通するように押し進めされ、このとき円錐状先端部によって狭窄部がそれに合わせて広げられる。
気管カニューレを挿入後、挿入補助具は、当然、再びそのカニューレから引き抜かなければならない。このことは、必然的に、挿入補助具の、円錐状先端部の領域を含む全体の直径は、カニューレの内径よりも小さくなければならないことを意味する。カニューレは、ある程度の安定性を示す必要があるために、少なくとも対応する0.5から1mmの壁厚を有する。このことは、今度は、挿入補助具の円錐状先端部の基部の所に、あるいは、挿入補助具が気管カニューレの遠位端を越えてさらに突出する場合は、挿入補助具の対応するステムセクションにおいて、カニューレの内径から外径に向かって階段状の遷移が存在することを意味する。換言すれば、気管カニューレの遠位端の端面は露出されることとなる。これは、具体的には気管開口の狭窄部は、円錐状先端部によって最初に開口部の直径がカニューレの内径にまで広げられ、残りについては、気管カニューレの端面により広げられなければならないことを意味する。この端面は実際にはこの目的のためには設計されていない。このため、しばしば外傷の原因ともなり、いずれにしても、気管カニューレの挿入をより困難なものとしている。
図1は、挿入補助具の円錐状先端部8が気管カニューレ1の遠位端から突き出ているこの状況を、概略表示を使用して示している。この気管カニューレ1の端面のエッジ9は露出しており、このため、とりわけ気管開口の狭窄部において、挿入をより困難なものとしている。
具体的には、壁の厚いカニューレの場合は、この急な遷移が現実的な問題となることがある。例えば、医師は、カニューレを挿入しようとしているとき、しばしばカニューレの壁を気管軟骨臨の上から掴んでしまい、この結果として輪状軟骨を骨折させる可能性がある。
また、気管カニューレ1のエッジ9を円錐状先端部8に延長するように面取することもできるが、このことは、挿入補助具が外され従って円錐状先端部8が取り外された後に、気管カニューレ1の遠位端に比較的鋭い内向きのエッジが形成されることとなり、今度はこのエッジが傷つきやすい気管と接触したとき損傷あるいは外傷を与える原因となり、これによって痛みも引き起こされ、このために、このような気管カニューレを長期に渡って装着することは、患者にとってはさらに不快なものとなる。
この従来技術と比較して、本発明の目的は、冒頭において述べられたような特徴を有する気管カニューレを挿入するための装置であって、気管カニューレを挿入している間の負傷の危険が大幅に低減され、挿入の作業が容易になり、挿入されたカニューレについては長期間の使用でも着用が非常に快適であり、気管に損傷あるいは外傷を与える危険性も低く保たれるような気管カニューレを挿入するための装置を形成することにある。
この目的は、この装置が、小さな基部直径を有する状態と大きな基部直径を有する状態とに変化することができる円錐状先端部部を有するようにすることで達成される。小さな基部直径を有する状態においては、円錐状先端部および隣接する部分の直径は最大でも気管カニューレの内径に等しく、結果として、この状態においては、挿入補助具は、気管カニューレを通して引き戻すことができる。他方、大きな基部直径を有する状態においては、円錐状先端部の基部は、その直径がこの状態において気管カニューレの内径よりも大きく、好ましくはほぼ気管カニューレの外径と等しいため、気管カニューレの遠位端の端面を少なくとも部分的に覆う。
小さな基部直径を有する状態および大きな基部直径を有する状態は、両方とも必要に応じてその状態に設定できる。
ここで「円錐状(conical)」なる用語は厳密に幾何学的な意味にて解釈されるべきではなく、単に本質的に直径が先端から基部に向かって、幅が急激に広がることなく増加することを意味し、「円錐(cone)」の輪郭は、全体が湾曲した凹面であっても、凸面であっても良い、と解釈されるべきである。
さらに円錐状先端部に対して適用される「基部(base)」なる用語は、基本的には、文字通り、最大円錐直径を有しカニューレの遠位端の端面をカバーする範囲を決定する、円錐状先端部の下側平面を意味する。しかしながら、状況によっては、この「基部」なる用語は、円錐をカニューレに挿入する前に、大きな基部直径の状態である円錐の直径が、カニューレの内径よりも大きいという条件の下で、円錐部の平坦部に隣接する円錐下側部分も随意的に含む。カニューレを通して挿入補助具を引き抜くためには、(基部が小さな直径を有する状態において)このステムはまた最大でもカニューレの内径と等しい直径を有さなければならない。
この挿入補助具は、最初に、円錐状先端部が小さな基部直径を有する状態において、気管カニューレ内に近位端から導入されるが、円錐状先端部は、遅くともカニューレ内を通って遠位端に到達する時点までには、大きな基部直径を有する状態へと変化し、最終的には円錐状先端部はカニューレ遠位端から完全に突出した状態となる。代替として、同じように設計された挿入補助具は、気管カニューレの遠位端から、気管カニューレを気管開口部内に差し入れる前に気管カニューレに挿入することもできる。もし遠位端から挿入されるときは、円錐状先端部は最初から大きな基部直径の状態であっても良い。しかしながら、挿入補助具の近位端はステムと共にカニューレ内を最小限通り抜けできる必要がある。
一般には、挿入補助具の近位端には挿入補助具に接続された駆動装置が少なくとも部分的に単体で取り付けられるが、これら駆動装置は、通常、気管カニューレ内を通過するには大き過ぎ、このために、挿入補助具は通常は気管カニューレ内に気管カニューレの近位端から挿入される。実際は、挿入補助具を備える対応するカニューレがあらかじめ無菌パックに組み立てられた状態にて供給される。
次に、円錐状先端部の基部直径が大きな状態において、気管カニューレが挿入補助具と共に気管の開口部内に挿入されるが、円錐状先端部は幅を確実に着実に広げ、これによって気管開口部は気管カニューレの全外径まで広げられ、結果として気管カニューレはそれだけ挿入が容易になり、狭窄部を引っ掛けたりすることも、またいかなる付加的外傷を起こすこともなくなる。
いったん気管カニューレが挿入され、所望の端位置まで到達すると、円錐状先端部は小さな基部直径を有する状態へと変化し、結果として、この状態で気管カニューレを通して引き抜くことが可能となる。他方、気管カニューレは確実に保持され、所定の位置に定置される。必然的に、円錐状先端部は、対応する狭窄部、とりわけ喉頭の軟骨組織を通り抜け、カニューレの遠位端が気管に到達した時点では、既に小さな基部直径の状態へと変化している。その後、気管カニューレは気管を通してさらに最終位置へと挿入されるが、この動作はこの既に小さな基部直径の状態へと変化している円錐状先端部を引き抜いた後であっても遂行することができる。
本発明の1つの好ましい実施形態においては、少なくとも円錐状先端部、より正確には、少なくとも円錐状先端部の基部および挿入補助具の隣接するステムは弾性材料から製造され、これら部分は対応する力が加えられると、大きな基部直径の状態へと膨張することができ、それら力が低減されると、生来的に備わっている弾性復元力で小さな基部直径の状態へと収縮することができる。このような実施形態の場合には、円錐状先端部および隣接するステムには、実質的に中央を走る長手方向の孔が設けられ、この孔の中にはこの中央の長手方向の孔よりも(負荷が掛かっていない状態においては)かなり大きな直径を有し、この孔を通じて円錐状先端部の領域まで移動し、再び引き抜くことができるディスプレーサが提供される。この結果として、そのディスプレーサがこの孔の中に挿入される場合は、円錐状先端部は大きな基部直径の状態へと広がり、ディスプレーサがこの孔の領域から引き抜かれた後には、円錐状先端部は再び小さな基部直径の状態へと収縮する。
類似する一実施形態は、複数のセクタに分割された円錐状先端部を有し、これらセクタは外側の弾性スリーブにて互いに掴持され、かつ、保持され、さらに好ましくは円錐状先端部の所で的確に結合される。これらの部分に関しては、個々のセクタ要素は前述のように対応するディスプレーサによって幅を広げることができる空洞を囲み、個々のセクタは外側へ押されることができ、この処理で、外側の弾性スリーブは、円錐状先端部が全体として大きな直径の状態に達成するまで広げられる。ディスプレーサが抜き抜かれた後、弾性スリーブによって個々のセクタ要素が、再び確実に相互に押圧し、結果として円錐状先端部の全体は小さな直径の状態となる。
上述の実施形態の場合には、挿入補助具のステムの円錐状先端部に隣接するセクションは、それ自体は弾性的に広がる必要はなく、最大でもカニューレの内径に相当する一定不変の直径を有することができる。
本発明のもう一実施形態においては、円錐状先端部は、可撓材料の内側コアと外側スリーブとから構成され、スリーブとコアは円錐状先端部の前端の所で結合され、円錐状先端部の基部上においては、外側スリーブは少なくとも関連する気管カニューレの壁の厚さの約半分に相当するか、あるいは随意的にはこれより多少大きな半径方向の厚さを有し、他方において、内側コアは最大でも気管カニューレの内径と等しい最大直径である。内側コアは、気管カニューレのコアをカニューレの内側へと引き込むために用いられる可撓なステムに接続される。コアの先端部は外側の弾性スリーブに結合されているために、コアを引き抜くことで、円錐状先端部は内側に入り込むが、他方、外側の弾性スリーブの基部は、依然として気管カニューレの前面エッジにより掛かっている。外側の弾性スリーブの内側表面はコアの外側表面の上により掛かっており、次にそのコアがさらに引かれるとスリーブは収縮する。これは外側のスリーブの基部は、コアが引かれるにつれ、円錐であるため直径が徐々に小さくなるコア領域により掛かっているためである。最後にコアがさらに引き抜かれ、このため円錐状先端部のコアにより掛かっている外側のスリーブの基部の外径は気管カニューレの内径よりも小さくなる状態に達する。この状態で、コアをさらに引くと、スリーブもコアと共に気管カニューレ内へと滑り込み、こうして挿入補助具をカニューレから完全に引き抜くことが可能になる。気管カニューレを導入する際の手順は、最初に説明された実施形態の場合と実質的に同一である。前述の実施形態とは、円錐状先端部が大きな基部直径の状態から小さな直径の状態へと変化する方法が異なるのみである。
上述の変形例の1つの長所は、ステムおよびコアを引き抜くときに円錐状先端部はいかなる状況下でもカニューレの遠位端の端面に引っ掛かることはないことである。つまり、外側スリーブは、たとえ最初はこれが基部でカニューレの端面により掛かっており、この整合状態においてはカニューレの遠位端の開口内に滑り込むのに十分には収縮しない場合でも、これは、最終的には完全に内側を向くように反転し、結果としてこの状態では基部の表面は反対の方向に向き、スリーブの円錐状先端部はカニューレの遠位端の開口の方向を向くこととなる。この状態においては、挿入補助具はいずれのケースにおいても反転したスリーブと共にカニューレの遠位端内へと引き込むことができ、このときスリーブは必要に応じて弾性的に圧縮される。
この最後の実施形態の場合には、コアはもちろん比較的剛性が高く硬質な材料から製造することができるが、他方、スリーブは、少なくともその基部および隣接するステムにおいては、コアが対応して内径を示すとすれば、全体として最大でもカニューレの内径に等しい直径に収縮するか、あるいはこれに対応する状態に圧縮されるのに十分な伸縮性を有さなければならない。
一般に、本発明の実施形態の内でも、(中央に配置されることを条件として、任意の駆動要素、例えば、参考図として示された図2および図3によるディスプレーサを含む)挿入補助具は各々のケースにおいてガイドワイヤを収容する中央孔を有するような実施形態が好ましい。さらに、本発明による挿入補助具は、挿入補助具の円錐状先端部が既に拡張器として機能するため、完全に従来の拡張器と取って代わるのに正に適している。
本発明のさらなる長所、特徴および可能な用途が以下の好ましい実施形態および対応する図面の説明からより明白となるものである。
図1は気管カニューレ1を長手方向断面にて示し、円錐状先端部8を有する可撓なプラスチックのロッドあるいは好ましくはプラスチックのチューブの形態をした挿入補助具が、気管カニューレ1の内側を貫通して延在し、気管カニューレ1からその遠位端において突き出ている。円錐状先端部8はカニューレ1を挿入した後に引き抜く必要があるため、直径を低減する可能性は与えられておらず、円錐状先端部の基部の位置における直径は、気管カニューレ1の内径とほぼ一致し、結果として、気管の開口部内へと挿入されるべき気管カニューレの遠位端の端面9が露出されることとなる。
全ての図は、個々の要素および特徴を単に概略的に示している、しかも、例えば、気管カニューレ1の壁の厚さと内径との比は、これら図においては誇張されていることを了解されたい。さらに、気管カニューレ1の端面9のエッジは、実際には、断面において、直角の鋭いエッジに形成される必要はなく、小さな半径の丸みを付けることが可能である。しかしながら、公知の挿入補助具の場合には、結局、円錐状先端部8の基部から、あるいは隣接する挿入補助具のステムから気管カニューレ1の端面9に向かって常に階段状の遷移としている。
対照的に、図2は本発明の実施形態を説明するための参照図であり、円錐状先端部が大きな基部直径の状態で示している。図からわかるように、挿入補助具はパイプあるいはチューブ状のステム6から構成され、ステムの中央内腔あるいは中央孔5は、挿入補助具の円錐状先端部2内へと十分に延長し、円錐状先端部2内において閉じた孔あるいは盲穴とする。図3は同一の実施形態を説明するための参照図であり、円錐状先端部2が小さな基部直径の状態を示している。
図から明白なように、ディスプレーサ4が中央孔5内に軸方向に移動できるように配置される。図3の参考例に示される状態においては、ディスプレーサ4は、挿入補助具のステム6内へと途中まで、すなわち、ステム6のある領域内まで引き抜かれている。この領域は、ディスプレーサ4がこの領域の中に入るように、あるいはこの領域から外に出るように引き抜かれたとき、気管カニューレの形状に適応するために十分な可撓性が必要であるが、任意な特定の弾性を示す必要はなく、従って、収縮することは、殆どあるいは全く必要とされない。しかしながら、円錐状先端部2の基部3と隣接するこのステムの前端6’は、十分に弾性的な材料から製造されており、外部からの力が作用していない状態においては、図3に示されるような形状である。この状態で円錐状先端部2の基部3の直径は最大でも気管カニューレの内径と等しくなっている。ここで「外部からの力(external forces)」とは、挿入補助具の半径方向において、外側から作用する力ではなく、全てが挿入補助具材料の弾性力のような、挿入補助具の材料固有の力ではなく、挿入補助具の材料の外側から挿入補助具の材料に必然的に加わる全ての力を意味する。特に、ディスプレーサ4によって中央孔5の内壁に加えられる力は、従って、上で概説した意味内の「外部からの力」である。図3の参考例の状態は、従って、外部からの力が作用していない状態、すなわち「フォースフリー」状態である。
実施においては、フォースフリー状態の基部3の直径は、気管カニューレ1の内径より幾らか小さく選択される。気管カニューレ1が気管の開口部内に導入されるべきときは、円錐状先端部2は図2の参考例に示すような状態でなければならない。これを達成するためには、ディスプレーサ4が中央孔5内を軸方向に前方に円錐状先端部2内へと移動される。可撓なステム6’は、基部全体および円錐状先端部の隣接するステムと同様に、ディスプレーサ4の直径は、図3の参考例に示されるように、円錐状先端部2の領域において、フォースフリー状態では中央孔5の直径よりもかなり大きいために幅を広げられる。結果として、基部3の直径が広がるが、ここで、ディスプレーサ4および中央孔5は、図2の参考例に示す状態において基部の直径が実質的に気管カニューレの外径と等しくなるような寸法を示す。
これとは無関係に、気管カニューレ1の遠位端の外側エッジあるいは遠位端の端面9全体は、円錐状先端部の基部の外側エッジと同様に、円錐状先端部を気管カニューレの遠位端の開口内に引き込んだり、あるいは気管カニューレの内腔を通じて引く抜くことが容易になるように、いくぶん丸みを付けることもできる。この場合には、円錐状先端部の基部の直径は、図3aの参考例による詳細図の例からわかるように、例えば、カニューレの遠位端の内径と外径の間の平均値に対応するか、あるいは、これより少し大きなことのみが必要とされる。この例においては、カニューレ1の端面9の丸みの外側部分は、ほぼ先端2の円錐進路の延長に従う。
さらに、図2および図3の参考例において、点線はこの参考例の実施形態の1つの好ましい変形例において設けられる中央孔10を示す。この孔10は、これは後に説明される実施形態においても同様に本質的に存在するが、挿入補助具を押し込むとき用いられるガイドワイヤを収容する働きをする。
本発明による気管カニューレのさらなる実施形態が図4から図6に示される。このケースにおいては、円錐状先端部は、比較的剛性が高く硬質な材料から製造される内側コア11と、非常に可撓性で弾性な材料から製造される外側スリーブ13とから構成される。コア11と外側スリーブ13とは円錐状先端部の前端においてのみ結合し、この状態においては、先端は幾らか丸みのある形状を有し、中央は少し窪むが、しかし、もし先端が全体として十分に小さな直径を有するときは、このことはその効果に影響を及ぼすものではない。
図4に示される状態において、気管カニューレ1は気管の開口部内に図2による参考例の実施形態の挿入補助具と関連して説明したのと全く同一の方法で挿入される。円錐状先端部は任意の狭窄部、とりわけ喉頭の軟骨組織の領域を、緩やかな円錐状の遷移部により、これら狭窄部が気管カニューレ1の外径にまで広がるまで広げる。この結果として、その後気管カニューレ1は前方に向かって推し進めることが可能になる。いったん気管カニューレ1の遠位端が気管の内側にあるいはその最終位置に到達すると、挿入補助具は、内側コア11を、ホースあるいは可撓なチューブとして形成された隣接するステム14を使い、引っ張ることで引き抜かれる。外側スリーブ13の基部16は気管カニューレ1の端面9に当っており、この結果として外側スリーブ13は必然的に円錐状先端部の領域において内側に入り込む、すなわち反転される。外側スリーブ13は弾性材料から製造されているために、他方、基部16は、円錐状のコア11が引かれると、基部の内側は次第に直径が減少するコア領域により支持されているために、半径方向に収縮する。図5はスリーブ13が内側に反転し、コア11が引き抜かれる際の中間の状態を示す。図6に示される状態においては、コア領域11はさらに引き込まれており、弾性的に収縮する外側スリーブ13は基部16の所を相対的に小さい直径のコア11の領域上にこのように支えられている。結果としてスリーブ13の基部16の外径は、この時点では、気管カニューレ1の内径の値にまで達している。この状態においては、挿入補助具は、気管カニューレ1内を通して、この近位端の所から引き抜くことができる。
上述の手順の際にスリーブ13が十分に収縮しないとき、あるいはスリーブが偏心して皺がよったり歪んだり、結果としてスリーブ13の基部16がカニューレ1の端面9と接触状態が継続することもあるが、このときは、スリーブ13は、ステム14およびコア11をさらに引き込むことで、最終的に完全に反転される。この場合は、スリーブの基部16は、図4から図6に示されるものと反対の方向を向き、円錐状のスリーブ13の先端も同様に図4に示されるそれとは反対の方向を向く。この状態においては、スリーブ13は、仮に弾性のスリーブ13の基部16の外径がまだ気管カニューレ1の内径に対応する径より大きなときでも、気管カニューレ1の遠位端の開口内へと完全に引き込むことが可能である。この場合には、スリーブの内側表面であった面が反転し外面になり、気管カニューレ1の遠位端の開口部のエッジと接触してスリーブ13の外側表面が円錐状のために、スリーブ13は、カニューレ1内に押し入れるのに十分なほど収縮され、カニューレ1の近位端から引き抜くことが可能になる。
挿入補助具、すなわちステム14の近位端の装置を適切に操作する方法は、円錐状先端部を様々な状態に設定するための上述の手順から明白であり、ここでさらに詳細に述べる必要はないと思われる。例えば、ステム14の近位端に環状のグリップ用セクションを設け、このセクション内に気管カニューレ1を所定の位置に保持しながら挿入補助具を引き抜くためのフィンガーを導入することもできる。図2および図3の参考例の実施形態によるディスプレーサ4に対して、対応する駆動装置をグリップ用リングあるいは類似の形態にて提供することもできる。しかし、グリップ用リングの代わりに、挿入補助具あるいはディスプレーサを掴むことを助けるフランジあるいは他の装置を提供も可能である。
図4から図6の実施形態の1つの変形例を図7および図8に示す。このケースにおいては、外側スリーブ13’は円錐状のコア11’の先端で支えられるのではなく、先端からある距離だけ離れた位置で支えられる。スリーブ13’とコア11’は、円錐状先端部から円錐状コアの軸方向の長さの約1/4から1/2に相当する距離の位置で相互に接続されることが好ましい。しかし、この実施形態に対する手順は、図4から図6との関連で説明されたのと同一である。ここでも図は単に概略的なものであり、図7および図8に示される個々の要素の寸法および正確な位置に関する図の不正確さは(先に説明された図と全く同様に)ここでの説明およびクレームにおける記述に反するものと解釈されるべきではない。従って、例えば、図7に示される状態において、外側スリーブ13’の基部は、内側円錐状コア11’に対して、その図においては、これら2つの要素が互いに対して移動可能なパーツであることを強調するために、スリーブの基部とコアとの間には距離があるようにみえるが、これは弾性体なので、隙間なく密着している。スリーブ13’は、図4から図6のスリーブ13と比較して軸方向に短く形成されている。このスリーブは、図4から図6による実施形態と比較して大きな直径を有するコア11’のセクションにて支えられるために、ステム14がカニューレ1内に引き込まれるとき、図8に示されるように、より完全に反転され、すなわち中に入ることになる。
この本来の開示の目的に対しては、ここでの説明、図面および特許請求から当業者においては明らかな全ての特徴は、たとえそれらがある幾つかの更なる特徴との関連においてしか具体的に説明されていない場合でも、そのことが明示的に排除されていなく、あるいは技術的な事情からそのような組合せは不可能あるいは無意味なときを除いて、ここに開示された他の特徴あるいは一群の特徴と、個別および任意の構成の両方にて組み合わせることができることを指摘しておく。特徴の全ての考え得る包括的かつ明示的な組み合わせの説明は、ここでは単に説明の簡潔さおよび読み易さのために省略される。
従来技術による挿入補助具を気管カニューレと共に示す図である。 本発明を説明するための参考例の実施形態であり、挿入補助具気管カニューレと共に円錐状先端部が大きな基部直径を有する状態にて示す図である。 図2による本発明を説明するための参考例の実施形態で円錐状先端部が小さな直径を有する状態を示す図である。 図2に示される本発明を説明するための参考例の実施形態に類似するさらなる1つの代替実施形態であり、挿入補助具の円錐状先端部の基部と気管カニューレの遠位端を示す詳細図である。 内側コアと、コアを引くことにより内側に向うようにできる外側の弾性スリーブとを備える実施形態を示す図である。 図4による実施形態で、コアが部分的に引かれた状態を示す図である。 図4による実施形態で、部分的に反転された外側のスリーブが基部の位置でカニューレの内径に対応する外径を有するようになるまで、コアを十分に引いた状態を示す図である。 図4から図6に示される実施形態の1つの変形例を示す図である。 図7による変形例を引き抜き可能な状態を示す図である。
符号の説明
1 気管カニューレ
2,12 円錐状先端部
3 (円錐状先端部の)基部
4 ディスプレーサ
5,10 中央孔
6,6',14 ステム
6' 隣接するステム[領域]
9 (気管カニューレの)端面
11,11' 内側コア
13,13' 外側スリーブ
14,14' 引き抜き要素
16 (外側スリーブの)基部

Claims (3)

  1. 気管カニューレを気管開口部内に挿入するための、気管カニューレ内に挿入することができるステム14,14')と前記ステムに接続された円錐状先端部(12)とを有する挿入補助具を備える装置であって、前記挿入補助具は、小さな基部直径を有する第1の状態と大きな基部直径を有する第2の状態とに変化することができる円錐状先端部(12)を有し、前記挿入補助具は、前記円錐状先端部(12)に隣接するステム14,14')を有し、前記ステムの直径は最大でも前記挿入補助具にて挿入されるべき気管カニューレ(1)の内径に対応し、前記円錐状先端部の小さな基部直径も同様に最大でも前記気管カニューレの内径に等しいが、他方において、前記円錐状先端部の大きな基部直径は前記気管カニューレの内径より大きく、前記挿入補助具にて挿入されるべき気管カニューレの外径とほぼ等しくすると共に、前記挿入補助具がガイドワイヤを収容する中央孔を有し、かつ前記円錐状先端部は、内側コア(11,11')および外側スリーブ(13,13')から構成され、スリーブ(13,13')とコア(11,11')は前記円錐状先端部あるいはこの近傍において互いに結合され、前記外側スリーブは、前記円錐状先端部の基部の所で前記気管カニューレの前端における壁の厚さとほぼ対応する半径方向の厚さを有し、前記コア(11,11')は、前記基部の領域内において前記気管カニューレ(1)の内径より小さいか、等しい最大直径を有し、前記コア(11,11')は前記挿入されるべき気管カニューレを貫通して延在する可撓なステム(14,14')に接続され、前記ステムに前記円錐状先端部による所定の方向と逆向きの引き抜く力が加えられると、その結果として前記気管カニューレの前端にて支持される前記スリーブは、前記コアへの取り付け点から反転し、その弾性のプレテンションに起因して、その外径が前記気管カニューレの内径とほぼ等しくなるか、あるいは小さくなるまで収縮し、この結果として前記円錐状先端部は前記少なくとも部分的に反転されたスリーブ(13,13')と共に前記気管カニューレ内を通して引き抜くことが可能になることを特徴とする気管カニューレを気管開口部内に挿入するための装置。
  2. 前記スリーブ(13,13')とコア(11,11')は、前記円錐状先端部から前記円錐状コアの軸方向の長さの約1/4から1/2に相当する距離の位置で相互に接続されることを特徴とする請求項に記載の装置。
  3. 前記内側コア(11,11')および外側スリーブ(13,13')は、前記引き抜き要素(14,14')上に前記円錐状先端部による所定の方向とは逆向きの引く力が加えられると、前記気管カニューレ(1)の前端にて支持された前記スリーブ(13,13')は収縮し、前記コアへの取り付け点から完全に反転し、結果として前記円錐状先端部は前記反転されたスリーブ(13,13')と共に前記気管カニューレ内を通して引き抜くことが可能になるように設計および互いに結合されることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
JP2008510526A 2005-05-10 2006-03-30 経皮的気管切開用の挿入補助具 Active JP4986176B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE102005021470A DE102005021470A1 (de) 2005-05-10 2005-05-10 Einführhilfe für die perkutane Tracheostomie
DE102005021470.3 2005-05-10
PCT/EP2006/061184 WO2006120077A1 (de) 2005-05-10 2006-03-30 Einführhilfe für die perkutane tracheostomie

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008539917A JP2008539917A (ja) 2008-11-20
JP4986176B2 true JP4986176B2 (ja) 2012-07-25

Family

ID=36406632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008510526A Active JP4986176B2 (ja) 2005-05-10 2006-03-30 経皮的気管切開用の挿入補助具

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8251068B2 (ja)
EP (1) EP1893272B1 (ja)
JP (1) JP4986176B2 (ja)
CN (2) CN101171047B (ja)
DE (1) DE102005021470A1 (ja)
ES (1) ES2621022T3 (ja)
PL (1) PL1893272T3 (ja)
WO (1) WO2006120077A1 (ja)

Families Citing this family (51)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7647929B2 (en) * 2005-09-28 2010-01-19 Nellcor Puritan Bennett Llc Medical device tube having a flange with opposing support ears for improved alignment and retention of an inner cannula in an outer cannula
US7600515B2 (en) * 2005-09-28 2009-10-13 Nellcor Puritan Bennett Llc Tracheostomy tube combination radial snap and bayonet cannula connector
DE102006029599A1 (de) * 2006-06-26 2007-12-27 Tracoe Medical Gmbh Vorrichtung zum Einbringen einer Trachealkanüle in ein Tracheostoma
US7655004B2 (en) 2007-02-15 2010-02-02 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electroporation ablation apparatus, system, and method
DE102009013205A1 (de) 2009-03-17 2010-09-23 Dolphys Technologies B.V. Jet-Ventilationskatheter, insbesondere zur Beatmung eines Patienten
US8377044B2 (en) 2007-03-30 2013-02-19 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Detachable end effectors
US20120095432A1 (en) * 2010-10-15 2012-04-19 Nath Iyunni Venkata Sesha Sayi Catheter and method of insertion
US8307824B2 (en) 2008-06-27 2012-11-13 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Method of performing a tracheostomy
US8888792B2 (en) 2008-07-14 2014-11-18 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Tissue apposition clip application devices and methods
WO2010017537A2 (en) 2008-08-08 2010-02-11 Incept, Llc Apparatus and methods for accessing and removing material from body lumens
US8157834B2 (en) 2008-11-25 2012-04-17 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Rotational coupling device for surgical instrument with flexible actuators
US8361066B2 (en) 2009-01-12 2013-01-29 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electrical ablation devices
US20100249700A1 (en) * 2009-03-27 2010-09-30 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical instruments for in vivo assembly
JP5455492B2 (ja) 2009-07-30 2014-03-26 日本コヴィディエン株式会社 スタイレットおよびカテーテルセット
US9295485B2 (en) 2009-10-09 2016-03-29 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Loader for exchanging end effectors in vivo
US9186203B2 (en) 2009-10-09 2015-11-17 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Method for exchanging end effectors In Vivo
US20110098704A1 (en) 2009-10-28 2011-04-28 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electrical ablation devices
US9028483B2 (en) 2009-12-18 2015-05-12 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Surgical instrument comprising an electrode
DE202010002803U1 (de) 2010-02-25 2010-06-02 Neubauer, Norbert Einführhilfe für Kanülen
DE102010049896B4 (de) 2010-10-29 2016-11-24 Primed Halberstadt Medizintechnik Gmbh Vorrichtung in Form einer Trachealkanüle oder einer Prothese zur Wiederherstellung der Stimme zum Einsetzen in ein Tracheostoma
DE202010014828U1 (de) 2010-10-29 2011-01-05 Primed Halberstadt Medizintechnik Gmbh Vorrichtung in Form einer Trachealkanüle oder einer Prothese zur Wiederherstellung der Stimme zum Einsetzen in ein Tracheostoma
US9233241B2 (en) 2011-02-28 2016-01-12 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electrical ablation devices and methods
US9254169B2 (en) 2011-02-28 2016-02-09 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electrical ablation devices and methods
WO2012125785A1 (en) 2011-03-17 2012-09-20 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Hand held surgical device for manipulating an internal magnet assembly within a patient
US9414816B2 (en) * 2011-06-23 2016-08-16 Devicor Medical Products, Inc. Introducer for biopsy device
US9427255B2 (en) 2012-05-14 2016-08-30 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Apparatus for introducing a steerable camera assembly into a patient
US9078662B2 (en) 2012-07-03 2015-07-14 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Endoscopic cap electrode and method for using the same
US9545290B2 (en) 2012-07-30 2017-01-17 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Needle probe guide
US9572623B2 (en) 2012-08-02 2017-02-21 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Reusable electrode and disposable sheath
US10314649B2 (en) 2012-08-02 2019-06-11 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Flexible expandable electrode and method of intraluminal delivery of pulsed power
US9277957B2 (en) 2012-08-15 2016-03-08 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Electrosurgical devices and methods
US9125681B2 (en) 2012-09-26 2015-09-08 Ethicon Endo-Surgery, Inc. Detachable end effector and loader
ES2748635T3 (es) * 2012-10-22 2020-03-17 Urotech Gmbh Dispositivo médico para la introducción en un orificio o cavidad del cuerpo de un individuo
JP5561746B2 (ja) * 2012-11-08 2014-07-30 朝日インテック株式会社 補助ダイレータとこれを用いたカテーテル組立体
US9220496B2 (en) 2012-12-13 2015-12-29 Ethicon Endo-Surgery, Llc Packaging for surgical needle cartridge and suture
US9451937B2 (en) 2013-02-27 2016-09-27 Ethicon Endo-Surgery, Llc Percutaneous instrument with collet locking mechanisms
US10098527B2 (en) 2013-02-27 2018-10-16 Ethidcon Endo-Surgery, Inc. System for performing a minimally invasive surgical procedure
DE202013009822U1 (de) 2013-11-27 2014-02-11 Primed Halberstadt Medizintechnik Gmbh Vorrichtung in Form einer atraumatische Einführhilfe zum Einsetzen einer Trachealkanüle in ein Tracheostoma
US10420919B2 (en) * 2015-04-24 2019-09-24 Cook Medical Technologies Llc Introducer with dynamic dilator and methods of using the same
US10342520B2 (en) 2015-08-26 2019-07-09 Ethicon Llc Articulating surgical devices and loaders having stabilizing features
US10335196B2 (en) 2015-08-31 2019-07-02 Ethicon Llc Surgical instrument having a stop guard
US10251636B2 (en) 2015-09-24 2019-04-09 Ethicon Llc Devices and methods for cleaning a surgical device
US10702257B2 (en) 2015-09-29 2020-07-07 Ethicon Llc Positioning device for use with surgical instruments
US10912543B2 (en) 2015-11-03 2021-02-09 Ethicon Llc Surgical end effector loading device and trocar integration
US10675009B2 (en) 2015-11-03 2020-06-09 Ethicon Llc Multi-head repository for use with a surgical device
US10265130B2 (en) 2015-12-11 2019-04-23 Ethicon Llc Systems, devices, and methods for coupling end effectors to surgical devices and loading devices
EP3422966B1 (en) * 2016-02-29 2020-06-03 Pristine Access Technologies Ltd Removable catheter cap and applications thereof
US10912582B2 (en) 2016-04-12 2021-02-09 Edwin Ryan Trocar device and method
DE202017002009U1 (de) 2017-04-15 2017-06-02 Primed Halberstadt Medizintechnik Gmbh System zum Einsetzen einer Trachealkanüle in ein Tracheostoma
DE102018133449A1 (de) 2018-12-21 2020-06-25 Tracoe Medical Gmbh Einführhilfe für Tracheostomiekanülen
US20230053208A1 (en) * 2021-08-11 2023-02-16 Nosrat Khajavi Nasal Right Angle Endotracheal (RAE) Tube Protective Tip and Method of Use

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE7911837U1 (de) * 1979-07-26 Sterimed Gesellschaft Fuer Medizinischen Bedarf Mbh, 6600 Saarbruecken Instrument zur Notfalltracheotomie
US3626950A (en) * 1970-06-19 1971-12-14 Heyer Schulte Corp Catheter with augmented drainage means
US4278081A (en) * 1978-02-21 1981-07-14 Jones James W Tracheal tube
US4502482A (en) * 1983-05-23 1985-03-05 Deluccia Victor C Endotracheal tube complex
DE3335715A1 (de) * 1983-10-01 1985-04-11 Anton Dipl.-Ing. 7954 Bad Wurzach Obermayer Koniotomiegeraet
US4637388A (en) * 1984-10-15 1987-01-20 Portex, Inc. Tracheal tube obturator with reversible tip
US5058580A (en) * 1988-05-11 1991-10-22 Hazard Patrick B Percutaneous tracheostomy tube
CA1324555C (en) 1989-06-13 1993-11-23 Patrick B. Hazard Percutaneous tracheostomy tube
JPH0326200U (ja) * 1989-07-26 1991-03-18
GB9003857D0 (en) * 1990-02-21 1990-04-18 Smiths Industries Plc Medico-surgical tube assemblies
US5015240A (en) * 1990-05-01 1991-05-14 Ian Campbell Cree Hypodermic needle shield
DE4115548C2 (de) * 1990-05-17 1996-11-21 Storz Karl Chirurgische Zange zur Anwendung in der Laparoskopie
CA2064396C (en) * 1992-03-30 1996-04-23 Joseph Arnold Fisher Endotracheal tube introducer
US5347078A (en) * 1992-09-04 1994-09-13 Eckels John F Syringe needle disposal apparatus
US5431676A (en) * 1993-03-05 1995-07-11 Innerdyne Medical, Inc. Trocar system having expandable port
CA2184958A1 (en) * 1995-09-22 1997-03-23 John S. Gentelia Improved trocar-cannulla device
US5687714A (en) * 1995-10-10 1997-11-18 The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services Self-cleaning endotracheal tube apparatus
US5653230A (en) * 1996-01-19 1997-08-05 Cook Incorporated Percutaneous balloon dilational tracheostomy tube
US5836913A (en) * 1997-05-02 1998-11-17 Innerdyne, Inc. Device and method for accessing a body cavity
US6298851B1 (en) * 1999-09-15 2001-10-09 Gheorghe Parota Emergency tracheotomy apparatus
GB9926570D0 (en) * 1999-11-11 2000-01-12 Smiths Industries Plc Tracheostomy tube assemblies and obturators
US6902575B2 (en) * 2001-12-18 2005-06-07 Linvatec Biomaterials, Inc. Stent delivery apparatus and method
DE60315460T2 (de) * 2002-06-28 2008-04-30 Cook Critical Care, Bloomington Einführungshülse
CN101919726B (zh) * 2002-07-31 2012-09-05 Tyco医疗健康集团 孔口导入装置
DE10345640A1 (de) * 2003-09-30 2005-04-28 Tracoe Medical Gmbh Vorrichtung zur Durchführung einer Tracheotomie

Also Published As

Publication number Publication date
EP1893272A1 (de) 2008-03-05
CN101171047A (zh) 2008-04-30
PL1893272T3 (pl) 2017-06-30
US8251068B2 (en) 2012-08-28
ES2621022T3 (es) 2017-06-30
CN102743810A (zh) 2012-10-24
JP2008539917A (ja) 2008-11-20
CN102743810B (zh) 2015-11-04
WO2006120077A1 (de) 2006-11-16
US20080142005A1 (en) 2008-06-19
DE102005021470A1 (de) 2006-11-16
EP1893272B1 (de) 2017-01-25
CN101171047B (zh) 2012-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4986176B2 (ja) 経皮的気管切開用の挿入補助具
US8474459B2 (en) Device for introducing a tracheal cannula into a tracheostoma
JP3924033B2 (ja) 気管壁に孔を形成する装置
US7036510B2 (en) Percutaneous tracheostomy balloon apparatus
US8899225B2 (en) Percutaneous dilational device having balloon retention mechanism
US7694681B2 (en) Variable size endotracheal tube
EP0539084A1 (en) Apparatus and method for independent movement of an instrument within a linear eversion catheter
US20180236210A1 (en) Medical Devices and Methods for Providing Access to a Bodily Passage During Dilation
CA2652544A1 (en) Tracheostoma spacer, tracheotomy method, and device for inserting a tracheostoma spacer
JP2013027704A (ja) 装填用拡張器
US20080306441A1 (en) Non-buckling balloon catheter with spring loaded floating flexible tip
EP3154454A1 (en) Intravascular catheter having an expandable incising portion and drug delivery mechanism
EP3113824B1 (en) Mechanical dilator
US6382209B1 (en) Apparatus and method enabling location of trachea breathing tube in body viscus
EP2149385A1 (en) Balloon catheter and sheath fabrication method
US20170274193A1 (en) Dilator with slit and slidable sleeve
US20200009359A1 (en) Dilator with slit and slidable sleeve
EP1853339A1 (en) Dilatative percutaneous tracheotomy device
US20220305242A1 (en) Balloon dilation device
US20120304984A1 (en) Reverse tracheal stoma dilation method and apparatus
US10251768B2 (en) Intragastric balloon retrieval systems and related methods

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110711

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110920

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111214

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111222

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120214

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120214

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120327

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120419

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4986176

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150511

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250