JP4985254B2 - ノズル位置調整用チャートの作成方法、ノズル位置調整方法及び画像形成装置 - Google Patents

ノズル位置調整用チャートの作成方法、ノズル位置調整方法及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明はノズル位置調整用チャートの作成方法、ノズル位置調整方法及び画像形成装置に関し、詳しくは、複数の短尺ヘッドを用いて構成された長尺のヘッドユニットにおける短尺ヘッド間の画像のつながり具合が適切となるように使用ノズルを容易に調整可能なノズル位置調整用チャートの作成方法、ノズル位置調整方法及び画像形成装置に関する。
ノズルから吐出されるインク滴により画像を形成するインクジェットヘッドには、複数の短尺ヘッドを、端部側の複数ノズルが隣接する短尺ヘッドと互いに重なり合うように配設して1つの長尺なヘッドユニットを構成したものがある。この場合、隣接する短尺ヘッド間での画像のつながりを目立たなくするため、工場出荷時に、図20に示すように、例えば顕微鏡観察等によって、隣接する短尺ヘッドH1、H2の重なり部において、それぞれのノズルh1、h2のノズルピッチPがヘッドユニット全体で等ピッチとなるように、各短尺ヘッドH1、H2の位置を厳密に調整する必要がある。
しかし、このような短尺ヘッドの厳密な位置調整は画質的には望ましいが、調整のための機構を配置することによるヘッドユニットの大型化、必要な機構的精度、調整にかかるコストの問題のみならず、短尺ヘッド1個が破損した場合でもヘッドユニット全体を交換しなくてはならないといった種々の問題を抱えている。
そこで、このような問題を解消するため、隣接する短尺ヘッド間のノズル位置を厳密に調整することなく複数の短尺ヘッドを固定的に配設し、隣接する短尺ヘッドのうちの一方の短尺ヘッドの重なり部に位置するノズルによる線画像の記録と、他方の短尺ヘッドの重なり部に位置する少なくとも1つのノズルによる線画像の記録とを行い、得られた記録パターンから、隣接する短尺ヘッド間のノズルの継ぎ目位置を検出する技術(特許文献1)や、隣接する短尺ヘッドを用いて帯状画像をそれぞれ記録し、各帯状画像の間に形成される隙間又は画像の重なり部分を確認することにより、隣接する短尺ヘッド間の使用ノズルの位置調整を行う技術(特許文献2)が知られている。
また、この他、隣接する短尺ヘッドの一方の重なり部では使用する記録ドットを徐々に減少し、他方の重なり部では使用する記録ドットを徐々に増加するように記録することで、隣接する短尺ヘッドの継ぎ目部分での画像が非連続となることを防止する技術(特許文献3)も提案されている。
特開2007−79657号公報 米国特許第6773086号公報 特開平5−57965号公報
ユーザーは記録された調整用チャートの画像を目視によって確認し、そのうちから適切なノズル位置を判別しなくてはならない。しかし、特許文献1、2に記載のようにノズル位置を確認用の画像として直線画像や帯状画像を単に記録しても、使用する記録媒体によってインク滴の広がり方に違いがあったり、記録するパターンによって画像の見え方が異なったりするため、適切なノズル位置を検出することが困難である。特に、どの画像が適切なノズルピッチとなるように記録された画像であるのかを判断する基準がないため、適切な画像の判別に熟練を要する等の問題があった。
そこで、本発明の課題は、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニットにおいて、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に判別できるノズル位置調整用チャートの作成方法を提供することにある。
本発明の他の課題は、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニットにおいて、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に判別でき、高価な調整機構や出荷時の位置合わせ調整作業を必要としないノズル位置調整方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に確認でき、高価な調整機構や出荷時の位置合わせ調整作業を必要とせずに、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニットにおける短尺ヘッド間のノズル位置調整が可能であり、短尺ヘッドの重なり部分の画質劣化が抑えられた画像形成が可能な画像形成装置を提供することにある。
更に、本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
請求項1記載の発明は、インクを吐出する多数のノズルが配列された複数の短尺ヘッドを、端部側の複数ノズルが、隣接する短尺ヘッドと互いに重なり合うように配設して構成された長尺のヘッドユニットを有し、前記ヘッドユニットのノズルから記録媒体に向けてインクを吐出することにより画像を形成する画像形成装置において、前記記録媒体を前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に相対的に移動させつつ、前記隣接する短尺ヘッドの重なり部に位置するそれぞれのノズルを使用して、前記隣接する短尺ヘッドのうちの少なくとも一方の短尺ヘッドの使用ノズルの位置をそれぞれ変化させた複数のノズル位置確認用画像と、前記複数の短尺ヘッドのうちの少なくともいずれか一つの短尺ヘッド内の前記重なり部に位置していない複数ノズルを使用して、前記複数のノズル位置確認用画像のうちから選択されるべき適切な画像を示す参照用画像とを、前記記録媒体に記録することを特徴とするノズル位置調整用チャートの作成方法である。
請求項2記載の発明は、前記参照用画像を、前記短尺ヘッド内の前記重なり部に位置していない隣接するノズルを使用して記録することを特徴とする請求項1記載のノズル位置調整用チャートの作成方法である。
請求項3記載の発明は、前記ノズル位置確認用画像及び前記参照用画像を、シングルパスで前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1又は2記載のノズル位置調整用チャートの作成方法である。
請求項4記載の発明は、前記ノズル位置確認用画像及び前記参照用画像は、前記ヘッドユニットの長さ方向に対して斜めとなる斜線画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する直線画像とのうちの少なくともいずれか1種であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のノズル位置調整用チャートの作成方法である。
請求項5記載の発明は、前記ノズル位置確認用画像及び前記参照用画像は、前記ヘッドユニットの長さ方向に対して斜めとなる斜線画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像又は前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する直線画像との組合せであることを特徴とする請求項1、2又は3記載のノズル位置調整用チャートの作成方法である。
請求項6記載の発明は、前記帯状画像及び前記直線画像を、前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録することを特徴とする請求項4又は5記載のノズル位置調整用チャートの作成方法である。
請求項7記載の発明は、前記直線画像の長さ方向の端部に、該直線画像を記録するノズルよりも内側に位置する1又は2以上のノズルを使用して、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って延び、前記隣接する短尺ヘッドのうち当該直線画像を記録した短尺ヘッドがいずれの側の短尺ヘッドであるかを示す目印線を記録することを特徴とする請求項4、5又は6記載のノズル位置調整用チャートの作成方法である。
請求項8記載の発明は、前記請求項1〜7のいずれかに記載のノズル位置調整用チャートの作成方法により作成された複数のノズル位置確認用画像のうちから、前記参照用画像と同じ又は近似した画像を記録したときの最端部の使用ノズルを、前記隣接する短尺ヘッドの重なり部の使用ノズルの最端部の位置として設定することを特徴とするノズル位置調整方法である。
請求項9記載の発明は、インクを吐出する多数のノズルが配列された複数の短尺ヘッドを、端部側の複数ノズルが、隣接する短尺ヘッドと互いに重なり合うように配設して構成された長尺のヘッドユニットを有し、前記ヘッドユニットのノズルから記録媒体に向けてインクを吐出することにより画像を形成する画像形成装置において、前記記録媒体を前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に相対的に移動させる移動手段と、前記移動手段によって前記記録媒体を前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に相対的に移動させつつ、前記隣接する短尺ヘッドの重なり部に位置するそれぞれのノズルを使用して、前記隣接する短尺ヘッドのうちの少なくとも一方の短尺ヘッドの使用ノズルの位置をそれぞれ変化させた複数のノズル位置確認用画像と、前記複数の短尺ヘッドうちの少なくともいずれか一つの前記短尺ヘッド内の前記重なり部に位置していない複数ノズルを使用して、前記複数のノズル位置確認用画像のうちから選択されるべき適切な画像を示す参照用画像とを、前記記録媒体に記録する調整用チャート記録手段と、前記調整用チャート記録手段によって記録された前記複数のノズル位置確認用画像のうちから、前記参照用画像と同じ又は近似した画像を記録したときの最端部の使用ノズルを、前記隣接する短尺ヘッドの重なり部の使用ノズルの最端部の位置として設定されるようユーザーからの入力を受け付ける入力受付手段と、前記入力受付手段によって受け付けられた入力に対応する前記隣接する短尺ヘッドの重なり部のそれぞれの使用ノズルを、画像形成時の使用ノズルの最端部の位置として設定するノズル設定手段とを備えることを特徴とする画像形成装置である。
請求項10記載の発明は、前記調整用チャート記録手段は、前記参照用画像を、前記短尺ヘッド内の前記重なり部に位置していない隣接するノズルを使用して記録することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置である。
請求項11記載の発明は、前記調整用チャート記録手段は、前記ノズル位置確認用画像及び前記参照用画像を、シングルパスで前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項9又は10記載の画像形成装置である。
請求項12記載の発明は、前記ノズル位置確認用画像及び前記参照用画像は、前記ヘッドユニットの長さ方向に対して斜めとなる斜線画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する直線画像とのうちの少なくともいずれか1種であることを特徴とする請求項9、10又は11記載の画像形成装置である。
請求項13記載の発明は、前記ノズル位置確認用画像及び前記参照用画像は、前記ヘッドユニットの長さ方向に対して斜めとなる斜線画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像又は前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する直線画像との組合せであることを特徴とする請求項9、10又は11記載の画像形成装置である。
請求項14記載の発明は、前記調整用チャート記録手段は、前記帯状画像及び前記直線画像を、前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録することを特徴とする請求項12又は13記載の画像形成装置である。
請求項15記載の発明は、前記調整用チャート記録手段は、前記直線画像の長さ方向の端部に、該直線画像を記録するノズルよりも内側に位置する1又は2以上のノズルを使用して、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って延び、前記隣接する短尺ヘッドのうち当該直線画像を記録した短尺ヘッドがいずれの側の短尺ヘッドであるかを示す目印線を記録することを特徴とする請求項12、13又は14記載の画像形成装置である。
本発明に係るノズル位置調整用チャートの作成方法によれば、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニットにおいて、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に判別することができる。
また、本発明に係るノズル位置調整方法によれば、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニットにおいて、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に判別でき、高価な調整機構や出荷時の位置合わせ調整作業を必要とせずに、短尺ヘッドの重なり部のノズル位置調整を行うことができる。
更に、本発明に係る画像形成装置によれば、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に確認でき、高価な調整機構や出荷時の位置合わせ調整作業を必要とせずに、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニットにおける短尺ヘッド間のノズル位置調整が可能であり、短尺ヘッドの重なり部分の画質劣化が抑えられた画像形成が可能な画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
まず、画像形成装置におけるノズル位置調整用チャートの作成方法について説明する。
図1は、画像形成装置の画像記録部の概略構成を示す平面図であり、図中、1はヘッドユニット、Sは記録媒体である。ヘッドユニット1は、複数の短尺ヘッド1A〜1Fをそのノズル列方向に沿って平行に並べて配設することにより形成されている。ここでは6つの短尺ヘッド1A〜1Fによって1つのヘッドユニット1を構成しているが、短尺ヘッドの数は何ら限定されない。
各短尺ヘッド1A〜1Fは同一構成であるため、代表して短尺ヘッド1A、1Bの重なり部分の構成について図2を用いて説明する。
図2は、短尺ヘッド1Aと1Bとの重なり部分をノズル側から見た拡大図であり、各短尺ヘッド1A、1Bの各々には、多数のノズル1a、1bが等ピッチで一列に配列されている。隣接する2つの短尺ヘッド1A、1Bは、それぞれの端部側の複数ノズル1a−1〜1a−4、ノズル1b−1〜1b−4が互いに重なり合うようにして、各短尺ヘッド1A、1B…のノズル列方向に沿って千鳥状に配設されることで長尺なヘッドユニット1を構成している。
このヘッドユニット1は、記録媒体Sの幅よりもやや長く形成され、ノズル面が記録媒体Sに面するように該記録媒体Sの幅方向(図示左右方向)に亘って架設されたラインヘッドを構成しており、不図示の移動手段によって図1中の下方向に沿って一定速度で搬送される記録媒体Sに向けて、ノズルから所定のタイミングでインク滴を吐出することによって、記録媒体Sの幅一杯に亘ってワンパスでインクジェット画像を形成するようになっている。
ここで、ヘッドユニット1の各短尺ヘッド1A〜1Fは、隣接する短尺ヘッド1A、1B・・・が厳密に位置調整されずに配置され、図示しない固定部材によって固定されている。このため、図2に代表的に示されるように、短尺ヘッド1Aと1Bとの重なり部2に位置するそれぞれ複数のノズル1a−1〜1a−4とノズル1b−1〜1b−4との位置は必ずしも一致しておらず、この重なり部2において画像のつながりが悪くなるおそれがある。
従って、ヘットユニット1によって記録媒体Sに対して実際に画像形成を行う前に、このような短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2に位置する複数のノズル1a−1〜1a−4及びノズル1b−1〜1b−4のうちで、画像のつながりが目立たないように画像形成できる各短尺ヘッド1A、1Bの使用ノズルの最端部の位置を適切に把握し、各短尺ヘッド1A〜1Fのそれぞれの重なり部2における最端部の使用ノズルとして設定してやる必要があり、そのために調整用チャートが作成される。なお、使用ノズルとは、各短尺ヘッド1A〜1Fに設けられたノズルのうち画像形成時に使用されるノズルである。
この使用ノズルの最端部の位置を適切に把握するための調整用チャートについて、隣接する2つの短尺ヘッド1A、1Bを例にとって説明する。
図3は調整用チャートの一例を示す平面図である。調整用チャートは、記録媒体Sを所定の一定速度で移動させながらインク滴を吐出することによりヘッドユニット1の長さ方向に対して斜めとなる斜線によって形成される斜線画像11と、ヘッドユニット1の長さ方向に沿って所定幅を有する帯状に形成される帯状画像12とからなる組を、使用ノズルの位置を変化させながら複数記録したノズル位置確認用画像10と、これらノズル位置確認用画像10と同様の斜線画像21と帯状画像22とからなる組を、ノズル位置確認用画像10の横に対比されるように記録した参照用画像20とを有している。
ここでは、斜線画像11、21は帯状画像12、22を間に挟むように逆くの字状に記録されているが、帯状画像12、22の上側又は下側のいずれか一方のみに形成されるようにしてもよい。
また、ノズル位置確認用画像10は、ここでは10−1〜10−5の5つ記録されているが、その数は隣接する短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2に位置するノズル数に応じて適宜決定されるものであり、何ら限定されない。
ノズル位置確認用画像10における斜線画像11と帯状画像12の各々は、短尺ヘッド1Aにおける隣接する短尺ヘッド1Bとの重なり部2に位置するノズルを少なくとも含む連続する複数ノズルを使用して記録される斜線部11A、帯状部12Aと、短尺ヘッド1Bにおける隣接する短尺ヘッド1Aとの重なり部に位置するノズルを少なくとも含む連続する複数ノズルを使用して記録される斜線部11B、帯状部12Bとによって構成されている。
なお、図3において、符号3は、複数のノズル位置確認用画像10−1〜10−5の各々に付されたチャート選択記号であり、ノズル位置確認用画像10−1〜10−5及び参照用画像20と同時に記録される。チャート選択記号3は、ノズル位置確認用画像10−1〜10−5の各々を識別して選択可能であれば、図示する数字に限らず、その他の文字、図形等の記号であってもよい。
このうちのノズル位置確認用画像10における斜線画像11の作成方法について図4〜図8を用いて説明する。
図4〜図8では、短尺ヘッド1Aは、短尺ヘッド1Bとの重なり部2側の端部に位置する8ノズル(ノズル1a−1〜1a−8)が示されており、短尺ヘッド1Bは、短尺ヘッド1Aとの重なり部2側の端部に位置する8ノズル(ノズル1b−1〜1b−8)が示されている。ここでは、短尺ヘッド1Aについて、端部側のノズルを最端部に位置するノズル1a−8まで使用して斜線画像11を記録するものとする。つまり、短尺ヘッド1Aについては、使用ノズルの最端部の位置は、短尺ヘッド1Aの最端部のノズル1a−1に固定するものとする。
ノズル位置確認用画像10の斜線画像11は、記録媒体Sをヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に移動させつつ、これら隣接する短尺ヘッド1A、1Bのそれぞれの重なり部2のノズルを少なくとも含む連続するノズル1a−1〜1a−8、ノズル1b−1〜1b−8を使用して記録される。このとき、短尺ヘッド1Bの各ノズル1b−1〜1b−8について、斜線画像11の斜線部11Bを記録するために使用するノズルを、重なり部2側の最端部のノズル1b−1から1ノズルずつ減らすように(最端部のノズル1b−1から1ノズルずつ不使用ノズルを増やすように)変化させた複数の斜線画像11を記録する。
すなわち、図4に示されるノズル位置確認用画像10−1の斜線画像11は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側の最端部のノズル1b−1からノズル1b−8まで全て使用して記録した画像であり、図5に示されるノズル位置確認用画像10−2の斜線画像11は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側の最端部のノズル1b−1を不使用にしてノズル1b−2からノズル1b−8まで使用して記録した画像であり、図6に示されるノズル位置確認用画像10−3の斜線画像11は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側のノズル1b−1、1b−2の2ノズルを不使用にしてノズル1b−3からノズル1b−8まで使用して記録した画像であり、図7に示されるノズル位置確認用画像10−4の斜線画像11は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側のノズル1b−1、1b−2、1b−3の3ノズルを不使用にしてノズル1b−4からノズル1b−8まで使用して記録した画像であり、図8に示されるノズル位置確認用画像10−5の斜線画像11は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側のノズル1b−1、1b−2、1b−3、1b−4の4ノズルを不使用にしてノズル1b−5からノズル1b−8まで使用して記録した画像である。
次に、ノズル位置確認用画像10における帯状画像12の作成方法について図9〜図13を用いて説明する。ここでも、図4〜図8の場合と同様、短尺ヘッド1Aは、端部側のノズルを最端部に位置するノズル1a−8まで使用したものである。
ノズル位置確認用画像10の帯状画像12は、記録媒体Sをヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に移動させつつ、ノズル位置確認用画像10−1〜10−5の各斜線画像11を記録した際に使用した各短尺ヘッド1A、1Bの最端部のノズルと、それよりも各短尺ヘッド1A、1Bの各々の内側に隣接する複数ノズルを使用して所定幅の帯状に記録される。
すなわち、図9に示されるノズル位置確認用画像10−1の帯状画像12は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側の最端部のノズル1b−1から連続する複数ノズルを使用して記録した画像であり、図10に示されるノズル位置確認用画像10−2の帯状画像12は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側の最端部のノズル1b−1を不使用にしてノズル1b−2から連続する複数ノズルを使用して記録した画像であり、図11に示されるノズル位置確認用画像10−3の帯状画像12は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側のノズル1b−1、1b−2を不使用にしてノズル1b−3から連続する複数ノズルを使用して記録した画像であり、図12に示されるノズル位置確認用画像10−4の帯状画像12は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側のノズル1b−1、1b−2、1b−3を不使用にしてノズル1b−4から連続する複数ノズルを使用して記録した画像であり、図13に示されるノズル位置確認用画像10−5の帯状画像12は、短尺ヘッド1Bの重なり部2側のノズル1b−1、1b−2、1b−3、1b−4を不使用にしてノズル1b−5から連続する複数ノズルを使用して記録した画像である。
帯状画像12は、帯状部12A、12Bがヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録されている。つまり、短尺ヘッド1Aと1Bは、ヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向の位置が相互にずれて配置されているが、帯状部12A、12Bも、短尺ヘッド1A、1Bの配置に対応するように相互にずれて記録されている。従って、図3の例では、上方にずれている方の帯状部が短尺ヘッド1Bによって記録された帯状部20Bであると判別でき、各帯状部12A、12Bがいずれの短尺ヘッド1A、1Bで記録されたものであるのかが一目瞭然となり、画像の重なり具合の判別を良好とすることができる。
次に、参照用画像20について図14及び図15を用いて説明する。図14は斜線画像21の作成方法を示し、図15は帯状画像22の作成方法を示している。
参照用画像20は、短尺ヘッド1Bにおける重なり部2に位置していない複数のノズル1b−n〜1b−n+12を使用して、ノズル位置確認用画像10と同様の斜線画像21と帯状画像22との組が記録される。これら斜線画像21、帯状画像22を記録するために使用するノズル数は、ノズル位置確認用画像10の斜線画像11、各帯状画像12を記録するために使用する総ノズル数と同一又は近い数である。
この参照用画像20は、隣接する短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2に位置するノズルを使用せずに記録されるため、均等なノズルピッチによって記録された均等なドットピッチの画像であり、各ノズル位置確認用画像10−1〜10−5のうちから選択されるべき適切な画像を示している。つまり、各ノズル位置確認用画像10−1〜10−5のうち、参照用画像20と同一又は最も近似した画像を選択すれば、隣接する短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2における画像のつながりが目立たない良質な画像形成が行える使用ノズルの最端部の位置が判ることになる。
この参照用画像20は、隣接する短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2に位置していない複数ノズル、好ましくは図示するように隣接する複数のノズルを使用して記録すればよく、短尺ヘッド1Bに限らず短尺ヘッド1Aを使用してもよいし、短尺ヘッド1A及び1Bの双方を使用して、ノズル位置確認用画像10を間に挟むように記録してもよい。また、参照用画像20は、図3に示されるように各ノズル位置確認用画像10−1〜10−5に対応するように記録されることが、適切な画像判別の容易化の観点からは好ましいが、ノズル位置確認用画像10との対比が可能であれば、必ずしも各ノズル位置確認用画像10−1〜10−5に1対1に対応させなくてもよく、複数のノズル位置確認用画像10−1〜10−5に対して1つ記録するだけでもよい。
参照用画像20における帯状画像22は、同一の短尺ヘッド1Bによって記録されるが、図15に示されるように、ノズル位置確認用画像10における帯状画像12の帯状部12A、12Bと同様の形態をした帯状部221、222を有している。これら帯状部221、222も、帯状部12A、12Bと同様、ヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録すると、ノズル位置確認用画像10との対比がより容易となるために好ましい。
これらノズル位置確認用画像10と参照用画像20は、共に同一の記録媒体Sに対してシングルパスで記録される。すなわち、ヘッドユニット1が記録媒体Sに対して相対的に1回だけ走査移動する過程で、ノズル位置確認用画像10と参照用画像20とが記録媒体Sに同時に記録される。参照用画像20は、隣接する短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2に位置していないノズルを用いて記録できるからである。また、ノズル位置確認用画像10と参照用画像20とを複数パスで記録しようとすると、搬送誤差によって記録位置がずれる要因が入り、適切な画像の確認ができなくなる問題があるが、このようにノズル位置確認用画像10と参照用画像20とをシングルパスで記録することによって、ノズル位置確認用画像10と参照用画像20との間に搬送誤差に起因する問題が発生することはなく、適切な画像の確認が可能である。
次に、かかる調整用チャートを用いた画像形成装置におけるノズル位置調整方法について説明する。
実際の使用ノズルの最端部の位置を決定するに際しては、この調整用チャートをユーザーが目視確認することにより、各ノズル位置確認用画像10−1〜10−5のうちで、参照用画像20と同一又は最も近似した形状が記録されている画像を選択する。図3に示す例では、ノズル位置確認用画像10−3が参照用画像20に最も近く、比較的良好な画像であると判別できるため、このノズル位置確認用画像10−3に対応するチャート選択記号「2」を選択すればよいことになる。このような画像の判別は、同一の記録媒体S上に、適切な画像を示す参照用画像20が対比されるように記録されているため容易に行うことができる。
図16はインクジェットプリンタの概略構成を示すブロック図であり、図中、100は制御部、101A〜101Fは各短尺ヘッド1A〜1Fに対応するヘッドドライバ、102はチャート用データ記憶部、103はヘッド駆動用データ記憶部、104は入力部、105は記録媒体Sをヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に沿って移動させるための副走査モータである。
ヘッドユニット1の各短尺ヘッド1A〜1Fは、制御部100からの制御信号によって駆動制御される対応するヘッドドライバ101A〜101Fによって各ノズルからのインク滴の吐出が制御される。調整用チャートの作成時は、副走査モータ105の駆動によって一定速度で移動される記録媒体Sに対し、チャート用データ記憶部102に記憶されているデータに基づいて、制御部100が各ヘッドドライバ101A〜101Fを駆動制御して、所定のノズルから所定のタイミングでインク滴を吐出することにより、図3に示す調整用チャートを記録媒体Sに記録するようになっている。
この調整用チャートの記録時、チャート選択記号「0」〜「4」に対応する各ノズル位置確認用画像10−1〜10−5を記録するために使用したノズルの最端部の位置データを、チャート用データ記憶部102等に記憶しておくことで、例えば図6に示すように、調整用チャートのチャート選択記号「0」〜「4」とそのときの各短尺ヘッド1A、1Bの使用ノズルの最端部の位置データとを対応づけして一旦記憶しておく。
図3に示す調整用チャートでは、上述したようにチャート選択記号「2」に対応する組が適切であると判別できるため、ユーザーはこのチャート選択記号「2」の組を記録した時の使用ノズルの最端部の位置を、隣接する短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2の使用ノズルの最端部の位置として設定すればよいことになる。
この使用ノズル位置の設定には、インクジェットプリンタに設けられたユーザーからの入力を受け付けるタッチパネル等からなる入力部104が用いられる。ユーザーがこの入力部104からチャート選択記号「2」を入力すると、制御部100は、チャート選択記号「2」の組を記録した時の使用ノズルの最端部の位置データをチャート用データ記憶部102等から読み出し、そのノズル位置データを画像形成時に使用する短尺ヘッド1A、1B間の重なり部2における使用ノズルの最端部の位置データとして、ヘッド駆動用データ記憶部103に記憶させ設定する。
これにより、高価な調整機構や出荷時の位置合わせ調整作業を必要とせずに、図3に示す調整用チャートを確認して入力部104からチャート選択記号を設定するだけの簡単操作で、短尺ヘッド1A、1B間の画像のつなぎ目を良好にすることができる。
また、このような調整作業を可能とする画像形成装置によれば、隣接する短尺ヘッドの重なり部の適切なノズル位置を容易に確認でき、高価な調整機構や出荷時の位置合わせ調整作業を必要とせずに、複数の短尺ヘッドによって構成される長尺なヘッドユニット1における隣接する短尺ヘッド間のノズル位置調整が可能であり、隣接する短尺ヘッドの重なり部分の画質劣化が抑えられた画像形成が可能となる。
以上の作業は、ヘッドユニット1の他の隣接する短尺ヘッド間においても同様に実行することにより、ヘッドユニット1全体として、画像のつなぎ目が目立たない良質の画像形成が可能となる。調整用チャートは、ヘッドユニット1の全ての隣接する短尺ヘッド間の調整用チャートを同一の記録媒体Sに同時に記録するようにしてもよい。
図18は、調整用チャートの他の態様を示しており、この調整用チャートは、図3に示した調整用チャートにおける帯状画像12、22に代えて、ヘッドユニット1の長さ方向と直交する直線画像13、23を記録した例である。図3と同一符号は同一構成であるので詳細な説明は省略する。
ノズル位置確認用画像10−1〜10−5における直線画像13は、記録媒体Sをヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に移動させつつ、隣接する短尺ヘッド1A、1Bのそれぞれの重なり部2に位置する複数ノズルのうちのいずれか1ノズルを使用して記録されるものであり、短尺ヘッド1Aによって記録される直線部13Aと短尺ヘッド1Bによって記録される直線部13Bとからなる。
ここでは、短尺ヘッド1Aについては、直線部13Aを記録するノズルを短尺ヘッド1Aの最端部に位置するノズル1a−1のみ使用し、短尺ヘッド1Bについて、直線画像13の直線部13Bを記録するために使用するノズルを、重なり部2側の最端部のノズル1b−1から1ノズルずつ内側(短尺ヘッド1Aとは反対側)にずらして記録する。
この直線画像13も、帯状画像12と同様の理由から、それぞれの直線部13A、13Bがヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録されることが好ましい。
同様に、参照用画像20における直線画像23は、短尺ヘッド1Bにおける重なり部2に位置していない2つのノズルを使用して記録される。
また、直線画像13は、図19に示すように、直線画像13の各直線部13A、13Bの長さ方向(図示上下方向)の少なくとも一方端部に、直線部13A、13Bを記録するノズルよりも、短尺ヘッド1A、1Bのそれぞれの内側に位置する1又は2以上のノズルを使用して、ヘッドユニット1の長さ方向に沿って延びる目印線14A、14Bを同時に記録することも好ましい。これにより、直線部13Aには図示左側に目印線14Aが引き出されているから、この直線部13Aは、図示左側に配置されている短尺ヘッド1Aによって記録されたものであることが判り、隣接する短尺ヘッド1A、1Bのうち当該直線部13A、13Bを記録した短尺ヘッドがいずれの側の短尺ヘッドであるかが一目瞭然となり、ノズル位置の確認をより容易化することができる。
このような目印線は、参照用画像20における直線画像23にも同様に記載すると、直線画像13との対比が容易となるために好ましい。
以上の各態様では、隣接する短尺ヘッド1A、1Bのうち、一方の短尺ヘッド1Aの使用ノズルを最端部に設けられているノズル1a−1に固定し、他方の短尺ヘッド1Bの使用ノズルを変化させることによって調整用チャートを記録したが、隣接する短尺ヘッド1A、1Bの重なり部2に位置する双方のノズル1a−1…、1b−1…を共に1ノズルずつ変化させるようにして調整用チャートを記録するようにしてもよい。
また、ノズル位置確認用画像10は、ここでは斜線画像11と帯状画像12との組、又は斜線画像11と直線画像13との組を記録するようにした。これは、次の理由による。すなわち、画像形成時のベタ画像に白スジが発生すると画質的に非常に目立つため、隣接する短尺ヘッド1A、1B間の帯状画像12の帯状部12A、12B又は直線画像13の直線部13A、13Bは隙間が開かないようにすることが望ましいが、重なりすぎの調整を行うと、画像形成時に斜線が一直線にならない不具合が発生する問題がある。ノズル位置確認用画像10を斜線画像11と帯状画像12との組又は斜線画像11と直線画像13との組とすることにより、短尺ヘッド1A、1B間で白スジが発生せず、且つ、斜線のつながり具合も最適となる画像を一度に確認することができ、本発明において好ましい態様である。
しかし、ノズル位置確認用画像10は、斜線画像11、帯状画像12、直線画像13の少なくとも1種を記録すればよく、同一の記録媒体Sに同種の参照用画像20を対比可能に記録することにより、適切なノズル位置を容易に選択することができる。
更に、記録媒体Sはヘッドユニット1の長さ方向と直交する方向に相対的に移動可能であればよい。従って、停止した記録媒体Sに対してヘッドユニット1が移動してもよく、記録媒体Sとヘッドユニット1の双方が共に移動するようにしてもよい。
また、ヘッドユニット1を構成する各短尺ヘッド1A〜1Fは、1列のノズル列を有するものに限らず、複数列のノズル列を有するものであってもよい。
画像形成装置の画像記録部の概略構成を示す平面図 隣接する短尺ヘッドの重なり部分をノズル側から見た拡大図 調整用チャートの一例を示す平面図 ノズル位置確認用画像における斜線画像の作成方法を説明する図 ノズル位置確認用画像における斜線画像の作成方法を説明する図 ノズル位置確認用画像における斜線画像の作成方法を説明する図 ノズル位置確認用画像における斜線画像の作成方法を説明する図 ノズル位置確認用画像における斜線画像の作成方法を説明する図 ノズル位置確認用画像における帯状画像の作成方法を説明する図 ノズル位置確認用画像における帯状画像の作成方法を説明する図 ノズル位置確認用画像における帯状画像の作成方法を説明する図 ノズル位置確認用画像における帯状画像の作成方法を説明する図 ノズル位置確認用画像における帯状画像の作成方法を説明する図 参照用画像における斜線画像の作成方法を説明する図 参照用画像における帯状画像の作成方法を説明する図 インクジェットプリンタの概略構成を示すブロック図 調整用チャートのチャート選択記号と使用ノズルの位置データとを対応づけしたテーブル 調整用チャートの他の態様を示す平面図 直線画像の他の態様を示す平面図 ヘッド位置が厳密に調整された隣接する短尺ヘッドの重なり部をノズル側から見た拡大図
符号の説明
1:ヘッドユニット
1A〜1F:短尺ヘッド
1a、1b:ノズル
10:ノズル位置確認用画像
11:斜線画像
11A、11B:斜線部
12:帯状画像
12A、12B:帯状部
13:直線画像
13A、13B:直線部
14A、14B:目印線
20:参照用画像
21:斜線画像
22:帯状画像
221、222:帯状部
2:重なり部
3:チャート選択記号
100:制御部
101A〜101F:ヘッドドライバ
102:チャート用データ記憶部
103:ヘッド駆動用データ記憶部
104:入力部
105:副走査モータ

Claims (15)

  1. インクを吐出する多数のノズルが配列された複数の短尺ヘッドを、端部側の複数ノズルが、隣接する短尺ヘッドと互いに重なり合うように配設して構成された長尺のヘッドユニットを有し、前記ヘッドユニットのノズルから記録媒体に向けてインクを吐出することにより画像を形成する画像形成装置において、
    前記記録媒体を前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に相対的に移動させつつ、前記隣接する短尺ヘッドの重なり部に位置するそれぞれのノズルを使用して、前記隣接する短尺ヘッドのうちの少なくとも一方の短尺ヘッドの使用ノズルの位置をそれぞれ変化させた複数のノズル位置確認用画像と、前記複数の短尺ヘッドのうちの少なくともいずれか一つの短尺ヘッド内の前記重なり部に位置していない複数ノズルを使用して、前記複数のノズル位置確認用画像のうちから選択されるべき適切な画像を示す参照用画像とを、前記記録媒体に記録することを特徴とするノズル位置調整用チャートの作成方法。
  2. 前記参照用画像を、前記短尺ヘッド内の前記重なり部に位置していない隣接するノズルを使用して記録することを特徴とする請求項1記載のノズル位置調整用チャートの作成方法。
  3. 前記ノズル位置確認用画像及び前記参照用画像を、シングルパスで前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項1又は2記載のノズル位置調整用チャートの作成方法。
  4. 前記ノズル位置確認用画像及び前記参照用画像は、前記ヘッドユニットの長さ方向に対して斜めとなる斜線画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する直線画像とのうちの少なくともいずれか1種であることを特徴とする請求項1、2又は3記載のノズル位置調整用チャートの作成方法。
  5. 前記ノズル位置確認用画像及び前記参照用画像は、前記ヘッドユニットの長さ方向に対して斜めとなる斜線画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像又は前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する直線画像との組合せであることを特徴とする請求項1、2又は3記載のノズル位置調整用チャートの作成方法。
  6. 前記帯状画像及び前記直線画像を、前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録することを特徴とする請求項4又は5記載のノズル位置調整用チャートの作成方法。
  7. 前記直線画像の長さ方向の端部に、該直線画像を記録するノズルよりも内側に位置する1又は2以上のノズルを使用して、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って延び、前記隣接する短尺ヘッドのうち当該直線画像を記録した短尺ヘッドがいずれの側の短尺ヘッドであるかを示す目印線を記録することを特徴とする請求項4、5又は6記載のノズル位置調整用チャートの作成方法。
  8. 前記請求項1〜7のいずれかに記載のノズル位置調整用チャートの作成方法により作成された複数のノズル位置確認用画像のうちから、前記参照用画像と同じ又は近似した画像を記録したときの最端部の使用ノズルを、前記隣接する短尺ヘッドの重なり部の使用ノズルの最端部の位置として設定することを特徴とするノズル位置調整方法。
  9. インクを吐出する多数のノズルが配列された複数の短尺ヘッドを、端部側の複数ノズルが、隣接する短尺ヘッドと互いに重なり合うように配設して構成された長尺のヘッドユニットを有し、前記ヘッドユニットのノズルから記録媒体に向けてインクを吐出することにより画像を形成する画像形成装置において、
    前記記録媒体を前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に相対的に移動させる移動手段と、
    前記移動手段によって前記記録媒体を前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に相対的に移動させつつ、前記隣接する短尺ヘッドの重なり部に位置するそれぞれのノズルを使用して、前記隣接する短尺ヘッドのうちの少なくとも一方の短尺ヘッドの使用ノズルの位置をそれぞれ変化させた複数のノズル位置確認用画像と、前記複数の短尺ヘッドうちの少なくともいずれか一つの前記短尺ヘッド内の前記重なり部に位置していない複数ノズルを使用して、前記複数のノズル位置確認用画像のうちから選択されるべき適切な画像を示す参照用画像とを、前記記録媒体に記録する調整用チャート記録手段と、
    前記調整用チャート記録手段によって記録された前記複数のノズル位置確認用画像のうちから、前記参照用画像と同じ又は近似した画像を記録したときの最端部の使用ノズルを、前記隣接する短尺ヘッドの重なり部の使用ノズルの最端部の位置として設定されるようユーザーからの入力を受け付ける入力受付手段と、
    前記入力受付手段によって受け付けられた入力に対応する前記隣接する短尺ヘッドの重なり部のそれぞれの使用ノズルを、画像形成時の使用ノズルの最端部の位置として設定するノズル設定手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  10. 前記調整用チャート記録手段は、前記参照用画像を、前記短尺ヘッド内の前記重なり部に位置していない隣接するノズルを使用して記録することを特徴とする請求項9記載の画像形成装置。
  11. 前記調整用チャート記録手段は、前記ノズル位置確認用画像及び前記参照用画像を、シングルパスで前記記録媒体に記録することを特徴とする請求項9又は10記載の画像形成装置。
  12. 前記ノズル位置確認用画像及び前記参照用画像は、前記ヘッドユニットの長さ方向に対して斜めとなる斜線画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する直線画像とのうちの少なくともいずれか1種であることを特徴とする請求項9、10又は11記載の画像形成装置。
  13. 前記ノズル位置確認用画像及び前記参照用画像は、前記ヘッドユニットの長さ方向に対して斜めとなる斜線画像と、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って所定幅を有する帯状画像又は前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する直線画像との組合せであることを特徴とする請求項9、10又は11記載の画像形成装置。
  14. 前記調整用チャート記録手段は、前記帯状画像及び前記直線画像を、前記ヘッドユニットの長さ方向と直交する方向に沿って相互にずらして記録することを特徴とする請求項12又は13記載の画像形成装置。
  15. 前記調整用チャート記録手段は、前記直線画像の長さ方向の端部に、該直線画像を記録するノズルよりも内側に位置する1又は2以上のノズルを使用して、前記ヘッドユニットの長さ方向に沿って延び、前記隣接する短尺ヘッドのうち当該直線画像を記録した短尺ヘッドがいずれの側の短尺ヘッドであるかを示す目印線を記録することを特徴とする請求項12、13又は14記載の画像形成装置。
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