JP4984935B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置および画像形成方法に関し、特に、複写機、プリンタ、ファクシミリ又はこれらの機能を複合的に備えた複合機等の画像形成装置、及びこれらの画像形成装置を用いて画像を形成する方法に関する。
電子写真方式のモノクロ画像形成装置では、感光体の表面に形成されたトナー像を、感光体と転写ローラとのニップ部を通る用紙等の記録媒体に転写させ、この転写後に感光体の表面に残された未転写トナーを、感光体の表面に接触して設けられた感光体用のクリーニング部材により感光体の表面から除去する技術が提案されている。
一方、電子写真方式のカラー画像形成装置では、感光体の表面に形成されたトナー像を、感光体と一次転写ローラとのニップ部を通る中間転写ベルトの外周面に転写(一次転写)させ、中間転写ベルトに転写されたトナー像を、中間転写ベルトと二次転写ローラとのニップ部を通る用紙等の記録媒体に転写(二次転写)させて、二次転写後に中間転写ベルトの外周面に残された未転写トナーを、中間転写ベルトの外周面に接触して設けられた中間転写ベルト用のクリーニング部材により中間転写ベルトの外周面から除去する技術が提案されている。
感光体用または中間転写ベルト用のクリーニング部材としては、ゴム製のブレードまたは回転ブラシ等が用いられる。
特許文献1に、中間転写ベルト用のクリーニング部材として回転ブラシ(以下、「クリーニングブラシ」という。)を備えたクリーニング装置が開示されている。
特開2004−310060号公報
特許文献1に開示されたクリーニング装置は、図11に示すように、中間転写ベルト130に接触して配置されたクリーニングブラシ142と、クリーニングブラシ142の上流側で中間転写ベルト130に接触して配置された帯電ブラシ174と、クリーニングブラシ142に接触して配置された回収ローラ177と、回収ローラ177に接触して設けられたスクレーパ178とを備えている。スクレーパ178には電源184が接続され、帯電ブラシ174は接地されている。電源184をオンにすると、電源184からスクレーパ178に供給される電流が、回収ローラ177、クリーニングブラシ142、および中間転写ベルト130を通って、帯電ブラシ174に流れる。この電流が帯電ブラシ174に流れた状態で、中間転写ベルト130上のトナーが、ベルト130の回転により帯電ブラシ174との接触部を通過するとき、その大部分のトナー粒子の極性が負極性に揃えられ、負極性に帯電したトナーは、中間転写ベルト130の回転によりさらに下流側へ搬送されて、ベルト130とクリーニングブラシ142との接触部において、正極性の電圧が印加されたクリーニングブラシ142へ静電的に吸着され、ベルト130の外周面から除去される。
しかしながら、特許文献1の技術では、中間転写ベルト130と帯電ブラシ174との接触部で負極性に帯電されずにブラシ174のパイルに静電的に吸着したトナーや、帯電ブラシ174のパイルに機械的に絡み取られたトナー等が、帯電ブラシ174の内部に蓄積される。帯電ブラシ174の内部に蓄積されたトナーは、次回の画像形成動作時においてベルト130の回転駆動が開始される際、ブラシ174のパイルがベルト130に引っ張られて振動すること等により、トナーがブラシ174の内部から吐き出されてベルト130の外周面に付着し、ベルトに付着したトナーにより用紙等の記録媒体が汚れてしまう恐れがある。具体的に、ベルト130の画像部分に付着したトナーは、二次転写時においてトナー像と共に記録媒体の表面に付着してしまう恐れがあり、ベルト130の非画像部分に付着したトナーは、ベルト130から二次転写ローラへ転移した後、二次転写ローラから記録媒体の裏面に付着してしまう恐れがある。
画像形成動作の開始に伴ってベルト130上に吐き出されてしまうトナーが、記録媒体に付着することを防止するため、画像形成動作を行う際、先ずベルト130を1周分回転駆動することで、ベルト130上に吐き出されたトナーを、ベルト130と帯電ブラシ174との接触部へ搬送し、この接触部で帯電ブラシ174により帯電させて、クリーニングブラシにより回収した後に、画像形成動作を開始することも考えられる。しかし、その場合、画像形成動作の開始が遅れてしまう不具合が生じる。
特許文献2では、クリーニング装置の帯電ブラシに蓄積されたトナーを意図的にベルト上へ吐き出させる技術が提案されている。具体的には、帯電ブラシに印加する電圧の極性を切り替え可能として、ベルト上のトナーの極性を正規の極性に揃えるための極性と逆極性の電圧を印加することで、帯電ブラシの内部に蓄積された正規と逆の極性の電荷を帯びたトナーが、帯電ブラシのブラシ繊維との静電的な吸着力を失い、ベルト上に吐き出される。こうしたトナーの吐き出し動作を後処理シーケンスの際に行うことで、ベルト上に吐き出されたトナー(以下、「吐き出しトナー」という。)が、ベルトと帯電ブラシとの接触部よりも上流側の位置に停止した状態で画像形成動作が終了する。これにより、次回の画像形成動作が開始されると、吐き出しトナーの一部は、帯電ブラシで再帯電された後、クリーニングブラシで回収される。
特開平9−138547号公報
しかし、特許文献2の技術では、次回の画像形成動作の開始時、吐き出しトナーの一部は、帯電ブラシで再帯電されず、帯電ブラシの内部に再び蓄積されてしまうため、帯電ブラシの内部に蓄積されたトナーを原因とした記録媒体の汚れを確実に防止できない恐れがある。
そこで、本発明は、帯電ブラシの内部に蓄積されたトナーを原因とした記録媒体の汚れを確実に防止できる画像形成装置、および画像形成方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
外周面にトナー像を担持する回転可能な像担持体と、
該像担持体の外周面に接触して配置された帯電ブラシと、
トナーを帯電させるための所定の極性の第1の帯電バイアスを画像形成動作中に上記帯電ブラシに印加する第1のバイアス印加装置と、
上記像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する転写部材と、
上記第1の帯電バイアスと同極性の第2の帯電バイアスを上記転写部材に印加する第2のバイアス印加装置と、
画像形成動作の終了の際、上記帯電ブラシの内部から上記像担持体の表面へのトナーの吐き出し動作を行うように制御する制御部とを備え、
上記吐き出し動作は、
上記帯電ブラシに対する上記第1の帯電バイアスの印加を停止させるとともに上記像担持体の回転駆動を一旦停止させた後、再び上記像担持体を所定量回転駆動し、
上記回転駆動が開始される直前に上記帯電ブラシと接触していた像担持体部分が、上記像担持体の回転により、上記転写部材との対向部を通過する間、上記第2のバイアス印加装置により上記第2の帯電バイアスを上記転写部材に所定時間印加する動作であることを特徴とする。
なお、この明細書中において、「画像形成動作」とは、像担持体の外周面へトナー像を形成する動作のみを指すのではなく、プリント時に行われる一連の動作を指すものであり、トナー像の形成動作の前後に行われる前処理シーケンスや後処理シーケンス等を含むものとする。
本発明の別態様に係る画像形成装置は、
外周面にトナー像を担持する回転可能な像担持体と、
該像担持体の外周面に接触して配置された帯電ブラシと、
トナーを帯電させるための所定の極性の第1の帯電バイアスを上記帯電ブラシに印加する第1のバイアス印加装置と、
上記像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する転写部材と、
上記第1の帯電バイアスと同極性の第2の帯電バイアスを印加する第2のバイアス印加装置と、
連続プリント中の所定のタイミングにおいて、上記像担持体上において該像担持体の回転方向に隣接する2つのトナー像に挟まれた像間部分が、上記帯電ブラシとの接触部を通過するとき、上記帯電ブラシへの上記第1の帯電バイアスの印加を所定時間停止し、該停止時に上記帯電ブラシに接触する像担持体部分が、像担持体の回転により上記転写部材との接触部を通過するとき、上記第2のバイアス印加装置により上記第2の帯電バイアスが上記転写部材に印加された状態となるように制御する制御部とを備えていることを特徴とする。
本発明に係る画像形成方法は、
記録媒体上に画像を形成する方法であって、
像担持体の回転を開始する工程と、
回転する上記像担持体上にトナー像を形成する工程と、
上記像担持体に接触した転写部材に所定のバイアスを印加して、上記像担持体と上記転写部材との間に介在する記録媒体上に上記像担持体上のトナー像を転写する工程と、
上記転写の後に上記像担持体上に残留した未転写トナーが、所定の極性の第1の帯電バイアスが印加された帯電ブラシと上記像担持体との接触部を通過するとき、上記未転写トナーを正規の極性へ帯電する第1の帯電工程と、
該第1の帯電工程において正規の極性へ帯電された上記未転写トナーを上記像担持体から除去する第1のクリーニング工程と、
上記像担持体の回転を一旦停止する工程と、
上記像担持体の回転が一旦停止した後、上記帯電ブラシへの上記第1の帯電バイアスの印加を停止する工程と、
上記第1の帯電バイアスの印加が停止した後、上記像担持体を所定量回転させる工程と、
上記像担持体が上記所定量回転しているとき、上記第1の帯電バイアスと同極性の第2のバイアスを上記転写部材に印加して、上記像担持体と上記転写部材とのニップ部を通過する上記未転写トナーを正規の極性に帯電する第2の帯電工程と、
該第2の帯電工程において正規の極性に帯電された上記未転写トナーを上記像担持体から除去する第2のクリーニング工程と、
上記像担持体が上記所定量回転した後、上記像担持体を停止する工程とを備えたことを特徴とする。
本発明の別態様に係る画像形成方法は、
像担持体の回転を開始する工程と、
回転する上記像担持体上にトナー像を形成する工程と、
上記像担持体に接触した転写部材に所定のバイアスを印加して、上記像担持体と上記転写部材との間に介在する記録媒体上に上記像担持体上の各トナー像を転写する工程と、
上記転写の後に上記像担持体上に残留した未転写トナーが、所定の極性の第1の帯電バイアスが印加された帯電ブラシと上記像担持体との接触部を通過するとき、上記未転写トナーを正規の極性へ帯電する第1の帯電工程と、
該第1の帯電工程において正規の極性へ帯電された上記未転写トナーを上記像担持体から除去する第1のクリーニング工程と、
上記像担持体を停止する工程とを備えた画像形成方法であって、
連続プリント中の所定のタイミングで行う工程として、
上記像担持体上において該像担持体の回転方向に隣接する2つのトナー像に挟まれた像間部分が、上記帯電ブラシとの接触部を通過するとき、上記帯電ブラシへの上記第1の帯電バイアスの印加を所定時間停止する工程と、
上記第1の帯電バイアスと同極性の第2の帯電バイアスを上記転写部材に印加して、上記像担持体と上記転写部材とのニップ部を通過する上記未転写トナーを正規の極性に帯電する第2の帯電工程と、
該第2の帯電工程において正規の極性に帯電された上記未転写トナーを上記像担持体から除去する第2のクリーニング工程とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、画像形成動作の終了時または連続プリントの像間時に、帯電ブラシの内部から像担持体の外周面へ吐き出させたトナー、すなわち吐き出しトナーを、転写部材により正規の帯電極性に帯電させることができるため、吐き出しトナーが帯電ブラシの内部に再度蓄積されることを防止でき、帯電ブラシの内部に蓄積されたトナーを原因とした記録媒体の汚れを確実に防止できる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の説明では、必要に応じて特定の方向や位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いるが、それらの用語の使用は図面を参照した発明の理解を容易にするためであって、それらの用語の意味によって本発明の技術的範囲が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置2の概略構成を示す。画像形成装置2は、複写機、プリンタ、ファクシミリ、又はそれらの機能を複合的に備えた複合機等の電子写真方式の画像形成装置である。現在、電子写真方式の画像形成装置として種々の形態のものが提案されているが、図示する画像形成装置は所謂タンデム方式のカラー画像形成装置である。ただし、本発明は、この種の画像形成装置にのみ適用されるものではなく、例えば、所謂4サイクル方式のカラー画像形成装置、または、静電潜像担持体上のトナー像を記録媒体に直接転写させる直接転写方式のカラー画像形成装置等にも等しく適用できる。さらに、本発明は、一つの現像装置しか備えていないモノクロ画像形成装置にも適用可能である。
画像形成装置2は、原稿画像を読み取るための画像読み取り部20と、読み取った画像をプリントするためのプリント部22を有する。
画像読み取り部20は、公知の機構により原稿画像を赤(R)、緑(G)、青(B)の3色に色分解して読み取るとともに、赤(R)、緑(G)、青(B)の画像データを作成するように構成されている。なお、図において、符号24は、プリントに関する各種情報を表示するための表示部であり、符号25は、プリントの開始操作を行ったりプリントに関する各種設定操作を行ったりするためのパネル操作部である。
プリント部22は、無端状の中間転写ベルト30(特許請求の範囲における像担持体に対応。)を有する。中間転写ベルト30には、転写性能に優れた素材が用いられ、具体的には、例えばポリイミドが用いられる。また、中間転写ベルト30としては、厚みが例えば50μm以上150μm以下であるものが好適に用いられる。
本実施形態では、中間転写ベルト30は図面の右側と左側にそれぞれ配置された一対のローラ32,34に巻回されている。図面の右側のローラ32は、図示しないモータに駆動連結された駆動ローラであり、モータの駆動に基づいて該モータに連結された駆動ローラ32が回転し、ベルト30とこれに接する他方のローラ34が図中反時計回り方向に回転するようにしてある。
駆動ローラ32としては、外径が例えば12mm以上30mm以下のものが好適に用いられ、これにより、装置の小型化を図ることができる。駆動ローラ32の少なくとも表面は、ゴムまたはウレタン等の摩擦係数が大きい素材で構成されており、これにより、中間転写ベルト30との摩擦力が高められ、駆動力を中間転写ベルト30へ良好に伝達できる。
また、駆動ローラ32と中間転写ベルト30との摩擦力を十分に確保するため、中間転写ベルト30は、複数のローラ32,34により所定の張力が与えられている。中間転写ベルト30に与える張力の大きさは、例えば15N以上50N以下とすることが好ましい。
図中右側に配置されている駆動ローラ32に支持されているベルト部分の外側には、ベルト30と共に記録媒体36を挟圧する二次転写ローラ40(特許請求の範囲における転写部材に対応。)が設けてある。二次転写ローラ40は、図2に示すように、ベルト30の外周面に接触した位置と、ベルト30の外周面から離間した位置との間で切り替え可能に配置されている。二次転写ローラ40がベルト30外周面に接触した状態において、その接触部(ニップ部)は二次転写領域41を形成する。二次転写ローラ40としては、例えばイオン導電性ローラが用いられるが、電子導電性ローラを用いることもできる。
二次転写ローラ40には、互いに反対の極性のバイアスをローラ40に印加する2つの電源86,88が、スイッチ90を介して切り替え可能に接続されている。ローラ40に電源86が接続された状態で電源86をオンにすると、ローラ40には例えば正極性の二次転写バイアスが印加される。一方、ローラ40に電源88(特許請求の範囲における第2のバイアス印加装置に対応。)が接続された状態で電源88をオンにすると、ローラ40に例えば負極性の第2の帯電バイアスが印加される。第2の帯電バイアスについては後に説明する。
図中左側に配置されているローラ34に支持されているベルト部分の外側には、中間転写ベルト用のクリーニング装置64が設けられている。クリーニング装置64の構成については後述する。
図1に戻って、図中左側のローラ34から図中右側のローラ32に移動するベルト部分の下には、図中左側から右側に向かって順に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の現像剤をそれぞれ用いて対応する色のトナー像を作成する4つの作像部3(3Y,3M,3C,3K)が、中間転写ベルト30に沿って配置されている。
各作像部3は、静電潜像担持体として円筒状の感光体4を有する。感光体4の周囲には、その回転方向(図中時計回り方向)に沿って順に、帯電器8、露光装置10、現像装置18、一次転写ローラ14、および感光体クリーニング部材16が配置されている。
一次転写ローラ14は無端状中間転写ベルト30の内側に配置されている。図2に示すように、一次転写ローラ14は、中間転写ベルト30に接触した位置と、中間転写ベルト30から離間した位置との間で切り替え可能に配置されている。なお、一次転写ローラ14には、図示しない高圧電源が接続されており、画像形成時において高圧電源により一次転写ローラ14に一次転写バイアスが印加される。
図1に戻って、プリント部22の上部には、プリントに関する各種動作を制御する制御部70が設けられている。
プリント部22の下部には、給紙装置として給紙カセット44が着脱可能に配置されている。給紙カセット44内に積載収容された用紙等の記録媒体36は、給紙カセット44の近傍に配置された給紙ローラ52の回転によって最上部のものから1枚ずつ搬送路50に送り出される。
給紙ローラ52の近傍には、所定のタイミングで用紙36を二次転写領域41へ送り出すためのレジストローラ54が設けられている。レジストローラ54の近傍には、用紙36の先端を検出するための検出センサ55が設けられている。
搬送路50は、給紙カセット44から、レジストローラ対54のニップ部、二次転写領域41、定着ローラ対56のニップ部、および排紙ローラ対60のニップ部を通って、プリント部22の上部に設けられた排紙部61まで延びている。
カラーモードにおける画像形成動作の一例について説明する。
先ず、画像読み取り部20において得られた赤(R)、緑(G)、青(B)の画像データが、制御部70において所定のデータ処理を受けて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の画像データに変換される。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画像データは、制御部70内の画像メモリ72に格納され、位置ずれ補正のための所定の画像補正を受けた後、露光装置10に設けられた図示しない光源を発光させるための駆動信号に変換される。
プリント部22では、先ず、各作像部3において、所定の周速度で回転駆動されている感光体4の外周面が帯電器8により帯電される。次に、帯電された感光体4の外周面には、制御部70から出力された駆動信号を受けた露光装置10から光が投射され、静電潜像が形成される。続いて、静電潜像は、現像装置18から供給される現像剤のトナーにより顕在化される。このようにして感光体4上に形成された各色のトナー像は、感光体4の回転により一次転写領域に達すると、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順で、感光体4から中間転写ベルト30上へ転写(一次転写)されて重ねられる。
中間転写ベルト30に転写されることなく感光体4上に残留している未転写トナーは、感光体4とクリーニング部材16との接触部に達すると、クリーニング部材16で掻き取られ、感光体4の外周面から除去される。
重ね合わされた4色のトナー像は、中間転写ベルト30によって二次転写領域41に搬送される。
一方、給紙カセット44に収容された記録媒体36は、給紙ローラ52の回転により搬送路50に送り出され、レジストローラ対54のニップ部に搬送される。レジストローラ対54のニップ部に搬送された記録媒体36は、トナー像が中間転写ベルト30によって二次転写領域41に搬送されるタイミングに合わせて、二次転写領域41に搬送される。
記録媒体36が二次転写領域41に搬送されると、トナー像が、中間転写ベルト30から記録媒体36に転写(二次転写)される。二次転写を終えた記録媒体36は、二次転写領域41のさらに下流側の定着ローラ対56のニップ部に搬送され、定着ローラ56によってトナー像が定着された後、排紙ローラ60によって排紙部61に送り出される。
二次転写領域41で記録媒体36に転写されることなく中間転写ベルト30の外周面に残留した未転写トナーは、クリーニング装置64により中間転写ベルト30から除去される。
次に、クリーニング装置64の構成を説明する。
図3に示すように、クリーニング装置64は、中間転写ベルト30の外周面のトナーを所定の極性(実施形態では負極性)に帯電させる帯電ブラシ74と、中間転写ベルト30の外周面のトナーを掻き取るクリーニングブラシ42と、クリーニングブラシ42に掻き取られたトナーを回収する回収ローラ77と、回収ローラ77に回収されたトナーを掻き取るスクレーパ78と、これらの部材42,74,77,78を収容するハウジング66とを備えている。
帯電ブラシ74とクリーニングブラシ42は、ベルト30の外周面に接触して配置され、ベルト30を介してローラ34に圧接している。
帯電ブラシ74は、例えばプレート状の基部75と、基部75に固定された複数のパイルからなるパイル部76とを備える。基部75は、ハウジング66の内壁に突設された取付部68に固定されている。基部75は、導電性を有する素材からなり、基部75の具体的な素材としては、例えば金属が用いられる。帯電ブラシ74のパイルは、導電性を有する素材からなり、ブラシ74のパイルの具体的な素材としては、例えば導電性樹脂が用いられる。
クリーニングブラシ42は、トナー像の形成動作時のベルト30の回転方向において、帯電ブラシ74の下流側に配置されている。クリーニングブラシ42は、ブラシ42とベルト30との接触部において両者の表面部分が互いに反対方向に移動するように回転する回転ブラシである。すなわち、クリーニングブラシ42は、ベルト30に対して所謂カウンタ方向(図中反時計回り方向)に回転可能となっている。クリーニングブラシ42とベルト30との接触部は、ベルト30上の未転写トナーを回収する回収領域62を形成している。クリーニングブラシ42は、円筒状または円柱状の基部44と、基部44の外周面から径方向の外側へ伸びる複数のパイルからなるパイル部46とを備えている。基部44の素材としては、例えば鉄、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属が用いられる。クリーニングブラシ42のパイルは、導電性を有する素材からなり、ブラシ42のパイルの具体的な素材としては、例えば導電性樹脂が用いられる。
回収ローラ77は、クリーニングブラシ42に接触して配置されている。回収ローラ77は、ローラ77とブラシ42との接触部において両者の表面部分が同方向に移動するように回転可能とされている。すなわち、回収ローラ77は、ブラシ42に対して所謂ウィズ方向(図中時計回り方向)に回転可能となっている。回収ローラ77としては、導電性を有する素材が用いられ、具体的には、例えば、鉄、アルミニウム、ステンレス鋼等の金属が用いられる。
スクレーパ78は、回収ローラ77の軸方向と平行な方向に伸びる帯板状の部材であり、スクレーパ78の短手方向の一端が回収ローラ77の表面に接触するように配置されている。スクレーパ78の素材は、特に限定されないが、例えばステンレス鋼等の金属が用いられる。
なお、クリーニングブラシ42の下流側には、フィルミング除去部材80が、ベルト30に接触して設けられており、これにより、ベルト30とクリーニングブラシ42との接触部からすり抜けるトナーによるベルト30のフィルミングを防止できるとともに、トナーの粉煙の発生を防止できる。
帯電ブラシ74の基部75には、電源82(特許請求の範囲における第1のバイアス印加装置に対応。)が接続され、回収ローラ77には、電源84が接続されている。帯電ブラシ74とクリーニングブラシ42がベルト30を介して圧接されたローラ34は、接地されている。なお、スクレーパ78が導電性素材から構成された場合、電源84は、スクレーパ78に接続してもよい。
電源82をオンにすると、帯電ブラシ74と中間転写ベルト30との接触部においてトナーを帯電させるための第1の帯電バイアスが、帯電ブラシ74に印加される。第1の帯電バイアスは、トナーの正規の帯電極性(実施形態では負極性)と同極性の電圧とされている。実施形態において、第1の帯電バイアスは、定電流制御(例えば−100μA〜−10μA)された電圧であり、第1の帯電バイアスの大きさは、例えば−5000V〜−500Vである。
電源84をオンにすると、電源84から回収ローラ77を介してクリーニングブラシ42に電流が流れる。これにより、クリーニングブラシ42にトナー除去用バイアスが印加され、中間転写ベルト30上のトナーがクリーニングブラシ42へ電気的に移動して、ベルト30の表面からトナーが除去される。トナー除去用バイアスは、トナーの正規の帯電極性(実施形態では負極性)と逆極性の電圧とされている。実施形態において、トナー除去用バイアスは定電流制御(例えば10μA〜100μA)された電圧であり、トナー除去用バイアスの大きさは、例えば500V〜5000Vである。なお、電源84をオンにすると、回収ローラ77とクリーニングブラシ42との間に電位差が生じ、実施形態では、回収ローラ77の電位がクリーニングブラシ42の電位よりも高くなる。
このように構成されたクリーニング装置64を用いて、中間転写ベルト30の外周面から未転写トナーを除去する動作の具体例について説明する。実施形態では、トナーの正規の帯電極性が負極性であるため、第1の帯電バイアスが負極性の電圧であり、トナー除去用バイアスが正極性の電圧である場合について説明する。
図2に示すように、現像、一次転写および二次転写の一連の動作の際、二次転写領域41でベルト30から記録媒体36へ転写されず、ベルト30上に残された未転写トナーは、ベルト30の回転により、二次転写領域41よりも下流側へ搬送される。ここで、トナーの正規帯電極性は負極性であるが、ベルト30から記録媒体36へ静電的に転移しなかった未転写トナーは、帯電量が小さい粒子や、正極性に帯電した粒子を多く含み、未転写トナーは、粒子ごとに様々な電荷を帯びている。
図3に示すように、ベルト30上の未転写トナーが、ベルト30の回転により、帯電ブラシ74との接触部に搬送されると、負極性の第1の帯電バイアスが印加された帯電ブラシ74により、未転写トナーの大部分の粒子は負極性に帯電され、ベルト30の移動方向のさらに下流側へ搬送される。
ベルト30と帯電ブラシ74との接触部において、未転写トナーの大部分の粒子が負極性に揃えられるが、帯電量が小さいトナー粒子や、正極性の電荷を帯びたトナー粒子も存在する。正極性の電荷を帯びたトナー粒子の多くは、帯電ブラシ74のパイルに静電的に吸着し、帯電量が小さいトナー粒子の一部は、帯電ブラシ74のパイルに機械的に絡め取られる。このように帯電ブラシ74のパイルに吸着するか、または機械的に絡め取られたトナーは、帯電ブラシ74の内部に蓄積されてしまう。
帯電ブラシ74により負極性に帯電され、ベルト30の回転により、ベルト30とクリーニングブラシ42との接触部に搬送された未転写トナーは、正極性のトナー除去用バイアスが印加されたブラシ42のパイルに静電的に吸着し、これによりブラシ42に回収されて、ベルト30の外周面から除去される。
クリーニングブラシ42に回収されたトナーは、ブラシ42の回転により、ブラシ42と回収ローラ77との接触部に搬送されると、ブラシ42よりも電位が高い回収ローラ77の表面に静電的に吸着し、これにより回収ローラ77に回収される。
回収ローラ77に回収されたトナーは、ローラ77の回転により、ローラ77とスクレーパ78との接触部に搬送されると、スクレーパ78により機械的に掻き取られる。
上記の動作によりクリーニング装置64を用いて未転写トナーの除去を行うと、上述のように、帯電ブラシ78の内部にトナーが蓄積されていく。仮に、帯電ブラシ74の内部に多量のトナーが蓄積された状態で次の画像形成動作が開始されると、中間転写ベルト30の回転駆動の開始に伴い、帯電ブラシ74のパイルの先端がベルト30の移動方向に引っ張られて、帯電ブラシ74が振動し、これにより、帯電ブラシ74の内部からベルト30の表面へトナーが吐き出されてしまう。帯電ブラシ74の内部に蓄積されたトナーは、帯電量が小さいか又は正極性に帯電している粒子が多い。そのため、帯電ブラシ74の内部からベルト30の表面へ吐き出されたトナーは、ベルト30の回転により、ベルト30とクリーニングブラシ42との接触部に搬送されたとき、ブラシ42のパイルに静電的に吸着されないため、ベルト30の外周面から除去されにくい。帯電ブラシ74の内部からベルト30上へ吐き出されたトナーが、クリーニングブラシ42によってベルト30の外周面から除去されることなく、二次転写領域41に搬送されると、二次転写領域41において記録媒体36または二次転写ローラ40へ転移し、記録媒体36に汚れが生じる恐れがある。
このような不具合を防止するため、第1の実施形態では、制御部70の制御により、画像形成動作の終了の際、具体的には後述の後処理シーケンスの際、帯電ブラシ74の内部からベルト30の表面へのトナーの吐き出し動作と、吐き出し動作によりベルト30上に吐き出されたトナー(吐き出しトナー)の回収動作が行われる。
具体的に、トナーの吐き出し動作は、ベルト30の外周面へトナー像を形成する際に行われていた中間転写ベルト30の回転駆動を一旦停止させた後、トナー吐き出しのためのベルト30の回転駆動を行い、この回転駆動の開始に伴う帯電ブラシ74の振動によりブラシ74の内部に蓄積されたトナーをベルト30の外周面に吐き出させる動作である。
トナー吐き出しのためのベルト30の回転駆動は、ベルト30の外周面へトナー像を形成する際に行われていた帯電ブラシ74への第1の帯電バイアスの印加を停止させた後に行われる。実施形態では、第1の帯電バイアスが負極性の電圧であるため、第1の帯電バイアスの印加を停止させることで、帯電ブラシ74の内部の正極性に帯電したトナーと、帯電ブラシ74のパイルとの静電的な吸着力が失われ、帯電ブラシ74の内部に蓄積されたトナーが、ベルト30の外周面へ吐き出されやすくなる。
トナー吐き出しのためのベルト30の回転駆動は、二次転写ローラ40がベルト30から離間した状態で開始されるが、開始から所定時間経過後、二次転写ローラ40はベルト30に圧接される。
吐き出しトナーの回収動作は、ベルト30上の吐き出しトナーを、正規の帯電極性に帯電させた後にクリーニング装置64で確実に回収する動作であり、トナーの吐き出し動作に引き続いて行われる。
具体的に、吐き出しトナーの回収動作では、二次転写ローラ40に第1の帯電バイアスと同極性の第2の帯電バイアスが印加され、ベルト30の回転によりベルト30と二次転写ローラ40とのニップ部に搬送された吐き出しトナーの大部分は、正規の帯電極性、すなわち負極性に帯電される。実施形態において、第2の帯電バイアスの大きさ(絶対値)は、例えば500V〜5000Vである。
ベルト30と二次転写ローラ40とのニップ部を通過した吐き出しトナーが、ベルト30の回転によりベルト30と帯電ブラシ74とのニップ部に搬送されると、第1の帯電バイアスが印加された帯電ブラシ74によりさらに帯電され、吐き出しトナーの一層多くの粒子が負極性に帯電される。このとき、吐き出しトナーは、二次転写ローラ40により予め負極性に帯電されているため、負極性のバイアスが印加された帯電ブラシ74の内部に蓄積されにくい。その後、吐き出しトナーは、ベルト30の回転により、ベルト30とクリーニングブラシ42とのニップ部に搬送されると、正極性のトナー除去用バイアスが印加されたクリーニングブラシ42により回収される。
図10は、帯電ブラシ74の内部に蓄積されたトナーの帯電量の分布と、吐き出しトナーの帯電量の分布を示している。これらのトナーの帯電量は、各3000個のトナー粒子について、ホソカワミクロン社のイースパートアナライザにより測定した。図10に示すように、帯電ブラシ74の内部に蓄積されたトナー、および吐き出しトナーのいずれにおいても、トナー粒子ごとに正極性または負極性の様々な電荷を帯びていることが分かる。また、帯電ブラシ74の内部に蓄積されたトナーの総帯電量は略ゼロであり、吐き出しトナーの総帯電量は、やや正極性に偏っているが、いずれのトナーも、帯電量が小さなトナー粒子を多く含んでいることが分かる。
次に、トナーの吐き出し動作および吐き出しトナーの回収動作に関する各処理の流れの具体例を、フローチャートとタイムチャートを参照しながら説明する。
(メインルーチン)
図4は、制御部70で実行されるメインルーチンの流れを示すフローチャートである。
図4に示すように、画像形成装置2の電源がオンにされると、メインルーチンが開始され、まずステップ1において、前処理シーケンスが要求されているか否かが判断される。
ステップ1において、前処理シーケンスが要求されていると判断されると、次のステップ2において前処理シーケンスが実行され、前処理シーケンスが要求されていないと判断されると、ステップ3に進む。
ステップ3では、プリントが指示されているか否かが判断される。ステップ3において、プリントが指示されていると判断されると、次のステップ4においてトナー像の形成動作(現像、一次転写および二次転写の一連の動作)が実行され、プリントが指示されてないと判断されると、ステップ5に進む。
ステップ5では、後処理シーケンスが要求されているか否かが判断される。ステップ5において、後処理シーケンスが要求されていると判断されると、次のステップ6において後処理シーケンスが実行され、後処理シーケンスが要求されていないと判断されると、ステップ7に進む。
ステップ7では、画像形成装置2の電源がオフにされたか否かが判断される。ステップ7において電源がオフにされていないと判断されると、ステップ1に戻る。他方、ステップ7において電源がオフにされたと判断されると、次のステップ8において制御部70の各種設定がリセットされ、メインルーチンが終了する。
(後処理シーケンス)
後処理シーケンスの処理の流れを、図5と図6を参照しながら説明する。
後処理シーケンスはトナー像の形成動作(現像、一次転写および二次転写の一連の動作)に引き続いて行われるため、後処理シーケンスの開始時は、図6に示すように、一次転写ローラ14と二次転写ローラ40が中間転写ベルト30に圧接され、中間転写ベルト30とクリーニングブラシ42が回転駆動され、クリーニングブラシ42にトナー除去用バイアスが印加され、帯電ブラシ74に第1の帯電バイアスが印加された状態となっている。
図5に示すように、後処理シーケンスが開始されると、まずステップ11において、プリント指示された画像の作像が終了したか否かが判断される。ステップ11において、作像が終了したと判断されるとステップ12に進み、作像が終了していないと判断されるとステップ17に進む。
ステップ12では、フラグFが1にセットされているか否かが判断される。ステップ12において、フラグFが1にセットされていると判断されるとステップ13に進み、フラグFが1にセットされていないと判断されるとステップ17に進む。なお、後処理シーケンスは、フラグFが1にセットされていることにより開始されるため、開始直後、フラグFは1にセットされた状態となっている。
ステップ13では、一次転写ローラ14と二次転写ローラ40がベルト30から離間し(図6(a)、(b)参照)、次のステップ14で、ベルト30とクリーニングブラシ42の回転駆動が停止され(図6(d)、(e)参照)、ステップ15に進む。
ステップ15では、タイマーAのカウントTAが開始され、続くステップ16でフラグFがゼロにリセットされた後、ステップ17に進む。
ステップ17では、タイマーAのカウントTAが所定時間T1になったか否かが判断される。ここで、所定時間T1は、制御部70からの指示後ベルト30の回転が完全に停止するまでに要する時間、または、制御部70からの指示後ブラシ42の回転が完全に停止するまでに要する時間のいずれか長い方の時間に設定され、具体的には、例えば、0.5秒以上5秒以下に設定される。
ステップ17において、カウントTAが所定時間T1になったと判断されると、次のステップ18でカウントTAがゼロにリセットされて、ステップ19に進み、カウントTAが所定時間T1になっていないと判断されると、ステップ21に進む。
ステップ19では、帯電ブラシ74への第1の帯電バイアスの印加が停止され(図6(g)参照)、ステップ20に進む。ステップ19では、負極性の第1の帯電バイアスの印加が停止されるため、帯電ブラシ74の内部の正極性の電荷を帯びたトナーと、ブラシ74のパイルとの静電的な吸着力が失われる。その上、ベルト30と帯電ブラシ74との間の電位差がゼロになるため、正極性のトナーと帯電ブラシ74との電気的な吸着力は完全に失われる。
ステップ20では、タイマーBのカウントTBが開始され、ステップ21に進む。
ステップ21では、カウントTBが所定時間T2になったか否かが判断される。ここで、所定時間T2は、制御部70からの指示後、第1の帯電バイアスが完全に立ち下がるまでに要する時間に設定され、具体的には、例えば、0.1秒以上2秒以下に設定される。
ステップ21において、カウントTBが所定時間T2になったと判断されると、次のステップ22でカウントTBがゼロにリセットされて、ステップ23に進み、カウントTBが所定時間T2になっていないと判断されると、ステップ26に進む。
ステップ23では、トナー吐き出しのためのベルト30の回転駆動と、クリーニングブラシ42の回転駆動が開始され(図6(d)、(e)参照)、ステップ24に進む。ステップ23では、ベルト30の回転駆動の開始に伴って、ベルト30に摩擦接触した帯電ブラシ74のパイルが振動することにより、帯電ブラシ74の内部に蓄積されたトナーが、ベルト30の外周面へ吐き出される。
ステップ24では、タイマーCのカウントTCが開始され、続くステップ25で、タイマーDのカウントTDが開始される。
次のステップ26では、カウントTCが所定時間T3になったか否かが判断される。所定時間T3は、ベルト30およびクリーニングブラシ42の回転が安定するまでの時間以上に任意に設定できる。
ステップ26において、カウントTCが所定時間T3になったと判断されると、次のステップ27でカウントTCがゼロにリセットされて、ステップ28に進み、カウントTCが所定時間T3になっていないと判断されると、ステップ29に進む。
ステップ28では、帯電ブラシ74への第1の帯電バイアスの印加が再開され、ステップ29に進む。
ステップ29では、カウントTDが所定時間T4になったか否かが判断される。所定時間T4は、トナーの吐き出しが開始されたとき、具体的にはトナー吐き出しのためのベルト30の回転駆動を開始したとき(ステップ23)に帯電ブラシ74に接触していたベルト部分が、ベルト30の回転により二次転写ローラ40との接触部よりも僅かに上流側の部分に到達するまでに要する時間に設定される。
ステップ29において、カウントTDが所定時間T4になったと判断されると、次のステップ30でカウントTDがゼロにリセットされて、ステップ31に進み、カウントTDが所定時間T4になっていないと判断されると、ステップ33に進む。
ステップ31では、二次転写ローラ40が再びベルト30に圧接され(図6(b)参照)、二次転写ローラ40へ第2の帯電バイアスが印加される(図6(c)参照)。これにより、ベルト30と二次転写ローラ40とのニップ部に搬送されたベルト30上の吐き出しトナーが、正規の帯電極性すなわち負極性に帯電される。この吐き出しトナーは、ベルト30の回転によりさらに下流側に搬送され、ベルト30と帯電ブラシ74との接触部において負極性にさらに帯電される。そのため、ほとんどの吐き出しトナーが負極性に帯電するため、正極性のトナー除去用バイアスが印加されたクリーニングブラシ42により確実に回収される。また、ベルト30と帯電ブラシ74との接触部に搬送された吐き出しトナーは、ベルト30と二次転写ローラ40とのニップ部で予め負極性に帯電されているため、帯電ブラシ74の内部に蓄積され難い。
次のステップ32では、タイマーEのカウントTEが開始され、ステップ33に進む。
ステップ33では、カウントTEが所定時間T5になったか否かが判断される。所定時間T5は、トナーの吐き出しが行われた時間、すなわち、トナーの吐き出しのためのベルト30の回転駆動が開始されてから帯電ブラシ74への第1の帯電バイアスの印加が再開されるまでの時間(上述の所定時間T3)と比較して同じか又はやや長い時間に設定される。
ステップ33において、カウントTEが所定時間T5になったと判断されると、次のステップ34でカウントTEがゼロにリセットされて、ステップ35に進み、カウントTEが所定時間T5になっていないと判断されると、メインルーチンに戻る。
ステップ35では、二次転写ローラ40がベルト30から離間し(図6(b)参照)、二次転写ローラ40への第2の帯電バイアスの印加が停止され(図6(c)参照)、ベルト30の回転駆動が停止され(図6(d)参照)、クリーニングブラシ42の回転駆動が停止され(図6(e)参照)、クリーニングブラシ42へのトナー除去用バイアスの印加が停止され(図6(f)参照)、帯電ブラシ74への第1の帯電バイアスの印加が停止されて(図6(g)参照)、メインルーチンに戻る。
なお、第1の実施形態の後処理シーケンスでは、トナー吐き出しのためのベルト30の回転駆動を行う前にベルト30を停止させる際、ベルト30の停止に合わせてクリーニングブラシ42の回転駆動を停止させているが、このとき、クリーニングブラシ42は、回転駆動させたままであってもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、制御部70の制御により、トナーの吐き出し動作と、吐き出しトナーの回収動作が、連続プリントの像間時を利用して行われる。
具体的には、制御部70の制御により、連続プリント中の所定のタイミングにおいて、ベルト30上の像間部分(ベルト30の回転方向に隣接する2つのトナー像に挟まれた部分)が帯電ブラシ74との接触部を通過するとき、帯電ブラシ74への第1の帯電バイアスの印加を所定時間停止することで、帯電ブラシ74の内部に蓄積された正極性のトナーの一部をベルト30の外周面へ吐き出させ、第1の帯電バイアスの印加の停止時に帯電ブラシ74に接触するベルト部分が、ベルト30の回転により二次転写ローラ40との接触部を通過するとき、電源88により第2の帯電バイアスが二次転写ローラ40に印加された状態となるようにすることで、ベルト30上の吐き出しトナーが二次転写ローラ40により正規の帯電極性、すなわち負極性に帯電される。これにより、吐き出しトナーは、帯電ブラシ74の内部に再び蓄積されず、クリーニング装置64によりベルト30の外周面から確実に除去される。
(連続プリントの際のトナー像の形成動作)
第2の実施形態に係る連続プリントの際のトナー像の形成動作について、図7を参照しながら各処理の流れを説明する。以下の説明において、カウントCXは、枚数カウンタXによりカウントされる連続プリント中の残りのプリント枚数を表し、カウントCYは、枚数カウンタYによりカウントされる、連続プリント中においてトナーの吐き出し動作および吐き出しトナーの回収動作が次に行われるまでの残りのプリント枚数を表す。なお、メインルーチンの各処理は、第1の実施形態と同様に行われる。
トナー像の形成動作ルーチンは、カウントCXが所望のプリント枚数にセットされることにより開始され、トナー像の形成動作ルーチンが開始されると、図7に示すように、まずステップ41において、カウントCXがゼロになっていないかどうかが判断される。ステップ41において、カウントCXがゼロになっていないと判断されるとステップ42に進み、カウントCXがゼロになっていると判断されるとメインルーチンに戻る。
ステップ42では、1枚分のトナー像の形成動作が行われ、ステップ43に進む。
ステップ43ではカウントCXから1減算され、続くステップ44でカウントCYに1加算され、ステップ45に進む。
ステップ45では、カウントCYが所定枚数Nになったか否かが判断される。所定枚数Nは任意に設定可能である。
ステップ45において、カウントCYが所定枚数Nになったと判断されると、ステップ46で、トナーの吐き出し動作および吐き出しトナーの回収動作が行われた後、メインルーチンに戻り、カウントCYが所定枚数Nになっていないと判断されると、メインルーチンに戻る。
(トナーの吐き出し動作および吐き出しトナーの回収動作)
第2の実施形態におけるトナーの吐き出し動作、および吐き出しトナーの回収動作の処理の流れを、図8と図9を参照しながら説明する。
カウンタCYによりN枚目にカウントされたトナー像の形成動作が終了すると、像間時において、トナーの吐き出し動作と吐き出しトナーの回収動作との一連の動作が行われる。
トナーの吐き出し動作と吐き出しトナーの回収動作との一連の動作が開始されると、図8に示すように、まずステップ51において、二次転写ローラ40がベルト30から離間し(図9(a)参照)、次のステップ52でタイマーFのカウントTFが開始され、ステップ53に進む。
ステップ53では、タイマーFのカウントTFが所定時間T6になったか否かが判断される。ここで、所定時間T6は、二次転写ローラ40がベルト30から離間してから、カウンタCYによりN枚目にカウントされたベルト30上のトナー像がベルト30と帯電ブラシ74との接触部を完全に通過するまでに要する時間に設定される。
ステップ53において、カウントTFが所定時間T6になったと判断されると、次のステップ54でカウントTFがゼロにリセットされた後、ステップ55に進み、カウントTFが所定時間T6になっていないと判断されると、ステップ58に進む。
ステップ55では、帯電ブラシ74への第1の帯電バイアスの印加が停止され(図9(f)参照)、ステップ56に進む。ステップ55では、第1の実施形態のステップ17と同様、負極性の第1の帯電バイアスの印加が停止されるため、帯電ブラシ74の内部に蓄積された正極性のトナーと、ブラシ74のパイルとの電気的な吸着力が失われる。
ステップ56では、タイマーCのカウントTCが開始され、次のステップ57でタイマーDのカウントTDが開始される。
次のステップ58では、カウントTCが所定時間T3になったか否かが判断される。ここで、所定時間T3は、第1の実施形態と同様に設定される。
ステップ58において、カウントTCが所定時間T3になったと判断されると、次のステップ59でカウントTCがゼロにリセットされた後、ステップ60に進み、カウントTCが所定時間T3になっていないと判断されると、ステップ61に進む。
ステップ60では、帯電ブラシ74への第1の帯電バイアスの印加が再開され(図9(f)参照)、ステップ61に進む。
ステップ61では、カウントTDが所定時間T4になったか否かが判断される。ここで、所定時間T4は、トナーの吐き出しが開始されたとき、具体的には第1の帯電バイアスの印加が停止されたとき(ステップ55)に帯電ブラシ74に接触していたベルト部分が、ベルト30の回転により二次転写ローラ40との接触部よりも僅かに上流側の部分に到達するまでに要する時間に設定される。
ステップ61において、カウントTDが所定時間T4になったと判断されると、次のステップ62でカウントTDがゼロにリセットされた後、ステップ63に進み、カウントTDが所定時間T4になっていないと判断されると、ステップ65に進む。
ステップ63では、二次転写ローラ40がベルト30へ再び圧接され(図9(a)参照)、電源88により二次転写ローラ40に負極性の第2の帯電バイアスが印加され(図9(b)参照)、ステップ64に進む。ステップ63では、ベルト30と二次転写ローラ40とのニップ部を通過するベルト30上の吐き出しトナーの大部分が、二次転写ローラ40により正規の帯電極性、すなわち負極性に帯電される。
ステップ64では、タイマーEのカウントTEが開始され、ステップ65に進む。
ステップ65では、カウントTEが所定時間T5になったか否かが判断される。ここで、所定時間T5は、トナーの吐き出しが行われた時間、すなわち、第1の帯電バイアスの印加が停止されてから第1の帯電バイアスの印加が再開されるまでの時間(上述の所定時間T3)と比較して同じか又はやや長い時間に設定される。
ステップ65において、カウントTEが所定時間T5になったと判断されると、次のステップ66でカウントTEがゼロにリセットされた後、ステップ67に進み、カウントTEが所定時間T5になっていないと判断されると、図7に示すトナー像の形成動作ルーチンに戻る。
ステップ67では、二次転写ローラ40がベルト30から離間し(図9(a)参照)、二次転写ローラ40への第2の帯電バイアスの印加が停止され(図9(b)参照)、続くステップ68で、カウントCYがゼロにリセットされた後、図7に示すトナー像の形成動作ルーチンに戻る。
トナーの吐き出し動作および吐き出しトナーの回収動作が終了し、トナーの形成動作が再開されると、図9(a)に示すように、二次転写ローラ40がベルト30に再び圧接され、図9(b)に示すように、電源86により二次転写ローラ40に正極性の二次転写バイアスが印加される。
なお、第2の実施形態において、ステップ67では、必ずしも二次転写ローラ40をベルト30から離間させる必要はなく、ローラ40をベルト30に圧接させたままとしてもよい。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、中間転写ベルトに接触した帯電ブラシの内部に蓄積されたトナーの吐き出し動作について説明したが、本発明は、中間転写ベルト以外の像担持体に接触した帯電ブラシの内部に蓄積されたトナーの吐き出し動作についても等しく適用でき、中間転写ベルト以外の像担持体としては、例えば、ドラム状の中間転写体、または感光体等の静電潜像担持体等が挙げられる。
また、上述の実施形態では、帯電ブラシ74に電源82を接続し、この電源82により帯電ブラシ74に電圧を印加する場合について説明したが、本発明は、これに限られるものではない。すなわち、本発明は、特開2004−310060号公報に記載された構成と同様に、帯電ブラシ74を接地する構成としてもよい。この場合、回収ローラ77に接続された電源84をオン、オフすることで、帯電ブラシ74へ印加される第1の帯電バイアスのオン、オフが切り替えられる。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示す図である。 中間転写ベルトおよびその周辺部の部材を示す図である。 ベルト用のクリーニング装置を示す拡大図である。 メインルーチンの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る後処理シーケンスの処理の流れを示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る後処理シーケンスの各種動作の制御のタイムチャートである。 第2の実施形態に係る連続プリント時のトナー像形成動作の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るトナーの吐き出し動作および吐き出しトナーの回収動作の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施形態に係るトナーの吐き出し動作および吐き出しトナーの回収動作の各種動作の制御のタイムチャートである。 帯電ブラシの内部のトナー、および吐き出しトナーの帯電量の分布を示すグラフである。 従来の中間転写ベルト用のクリーニング装置の構成の一例を示す図である。
符号の説明
2:画像形成装置、
30:像担持体(中間転写ベルト)、
36:記録媒体、
40:転写部材(二次転写ローラ)、
70:制御部、
74:帯電ブラシ、
82:第1のバイアス印加装置(電源)、
88:第2のバイアス印加装置(電源)。

Claims (4)

  1. 外周面にトナー像を担持する回転可能な像担持体と、
    該像担持体の外周面に接触して配置された帯電ブラシと、
    トナーを帯電させるための所定の極性の第1の帯電バイアスを画像形成動作中に上記帯電ブラシに印加する第1のバイアス印加装置と、
    上記像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する転写部材と、
    上記第1の帯電バイアスと同極性の第2の帯電バイアスを上記転写部材に印加する第2のバイアス印加装置と、
    画像形成動作の終了の際、上記帯電ブラシの内部から上記像担持体の表面へのトナーの吐き出し動作を行うように制御する制御部とを備え、
    上記吐き出し動作は、
    上記帯電ブラシに対する上記第1の帯電バイアスの印加を停止させるとともに上記像担持体の回転駆動を一旦停止させた後、再び上記像担持体を所定量回転駆動し、
    上記回転駆動が開始される直前に上記帯電ブラシと接触していた像担持体部分が、上記像担持体の回転により、上記転写部材との対向部を通過する間、上記第2のバイアス印加装置により上記第2の帯電バイアスを上記転写部材に所定時間印加する動作であることを特徴とする画像形成装置。
  2. 外周面にトナー像を担持する回転可能な像担持体と、
    該像担持体の外周面に接触して配置された帯電ブラシと、
    トナーを帯電させるための所定の極性の第1の帯電バイアスを上記帯電ブラシに印加する第1のバイアス印加装置と、
    上記像担持体上のトナー像を記録媒体に転写する転写部材と、
    上記第1の帯電バイアスと同極性の第2の帯電バイアスを印加する第2のバイアス印加装置と、
    連続プリント中の所定のタイミングにおいて、上記像担持体上において該像担持体の回転方向に隣接する2つのトナー像に挟まれた像間部分が、上記帯電ブラシとの接触部を通過するとき、上記帯電ブラシへの上記第1の帯電バイアスの印加を所定時間停止し、該停止時に上記帯電ブラシに接触する像担持体部分が、像担持体の回転により上記転写部材との接触部を通過するとき、上記第2のバイアス印加装置により上記第2の帯電バイアスが上記転写部材に印加された状態となるように制御する制御部とを備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 記録媒体上に画像を形成する画像形成方法であって、
    像担持体の回転を開始する工程と、
    回転する上記像担持体上にトナー像を形成する工程と、
    上記像担持体に接触した転写部材に所定のバイアスを印加して、上記像担持体と上記転写部材との間に介在する記録媒体上に上記像担持体上のトナー像を転写する工程と、
    上記転写の後に上記像担持体上に残留した未転写トナーが、所定の極性の第1の帯電バイアスが印加された帯電ブラシと上記像担持体との接触部を通過するとき、上記未転写トナーを正規の極性へ帯電する第1の帯電工程と、
    該第1の帯電工程において正規の極性へ帯電された上記未転写トナーを上記像担持体から除去する第1のクリーニング工程と、
    上記像担持体の回転を一旦停止する工程と、
    上記像担持体の回転が一旦停止した後、上記帯電ブラシへの上記第1の帯電バイアスの印加を停止する工程と、
    上記第1の帯電バイアスの印加が停止した後、上記像担持体を所定量回転させる工程と、
    上記像担持体が上記所定量回転しているとき、上記第1の帯電バイアスと同極性の第2のバイアスを上記転写部材に印加して、上記像担持体と上記転写部材とのニップ部を通過する上記未転写トナーを正規の極性に帯電する第2の帯電工程と、
    該第2の帯電工程において正規の極性に帯電された上記未転写トナーを上記像担持体から除去する第2のクリーニング工程と、
    上記像担持体が上記所定量回転した後、上記像担持体を停止する工程とを備えたことを特徴とする画像形成方法。
  4. 像担持体の回転を開始する工程と、
    回転する上記像担持体上にトナー像を形成する工程と、
    上記像担持体に接触した転写部材に所定のバイアスを印加して、上記像担持体と上記転写部材との間に介在する記録媒体上に上記像担持体上の各トナー像を転写する工程と、
    上記転写の後に上記像担持体上に残留した未転写トナーが、所定の極性の第1の帯電バイアスが印加された帯電ブラシと上記像担持体との接触部を通過するとき、上記未転写トナーを正規の極性へ帯電する第1の帯電工程と、
    該第1の帯電工程において正規の極性へ帯電された上記未転写トナーを上記像担持体から除去する第1のクリーニング工程と、
    上記像担持体を停止する工程とを備えた画像形成方法であって、
    連続プリント中の所定のタイミングで行う工程として、
    上記像担持体上において該像担持体の回転方向に隣接する2つのトナー像に挟まれた像間部分が、上記帯電ブラシとの接触部を通過するとき、上記帯電ブラシへの上記第1の帯電バイアスの印加を所定時間停止する工程と、
    上記第1の帯電バイアスと同極性の第2の帯電バイアスを上記転写部材に印加して、上記像担持体と上記転写部材とのニップ部を通過する上記未転写トナーを正規の極性に帯電する第2の帯電工程と、
    該第2の帯電工程において正規の極性に帯電された上記未転写トナーを上記像担持体から除去する第2のクリーニング工程とを含むことを特徴とする画像形成方法。
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