JP4981714B2 - テスト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置の画質テストを行うためのテストチャート及びその使用法、チャート盤、並びにテスト装置に関する。
デジタルスチルカメラ、カメラ付携帯電話、監視カメラ等の普及に伴い、これらに使用される固体撮像装置の需要が増大し、生産数量も増加している。
固体撮像装置の製造工程では、固体撮像装置でテストチャートを撮像して画質のテストが行われる。この画質テストは、従来、図19に示すような楔形のテストチャートが用いられる。このチャートは、下記非特許文献1に記載された規格に基づいて作成されたものである。
図19に示すテストチャートを用いて画質のテストを行う場合、まず固体撮像装置でテストチャートを撮像した後、水平方向(図19内のX方向)に1ラインのコントラスト判定を行う。そして、コントラスト判定ができた場合には1ライン垂直方向(Y方向)に移動して再度水平方向のコントラスト判定を行う。以下、コントラスト判定ができなくなるか、最終ラインまでコントラスト判定が行われた時点で判定処理を終了し、判定結果に基づいて解像度を求出する。
有限責任中間法人カメラ映像機器工業会(CIPA)発行、「カメラ映像機器工業会規格 デジタルカメラの解像度測定方法」、2003年
従来のテストチャートを用いる場合には、前記CIPAによって定められた設置条件に従って設置されたテストチャートを撮像装置で撮像し、その撮像結果に基づいて演算処理を行って解像度を求出する必要がある。より具体的には、図20(a)に示すように、視野角範囲の四隅及び中央部に楔形のチャート図形を配することが要求されるため、視野角領域が構成する面積に近いテストチャートが必要となる。例えば、撮像装置(カメラモジュール)とテストチャートとの距離を50cm、水平画角を53°とすると、略50cm四方のテストチャートが必要となる。
従って、仮に複数のカメラモジュールを同時にテストすることを想定した場合には、図20(b)に示すように、テストチャートの占有幅が同時にテストを行う対象モジュール数に比例して大きくなり、テストチャートの面積はこの対象モジュール数の2乗に比例して大きくなる。このように大型のテストチャートを撮像するに際しては、大型のテスト装置が必要となるため、従来は各モジュール毎にテストを実行していた。このため、テストに時間がかかり、近年の生産数量増加に対応するのが困難となっていた。
本発明は、上記の問題点に鑑み、従来と比較して小型の固体撮像装置用テストチャートを提供することを目的とする。又、本発明は、このようなテストチャートの使用方法、及びテストチャートを備えるチャート盤、並びにテスト装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る固体撮像装置用テストチャートは、背景とは異なる明度の単一の円形パターンから成るチャート図形を備えることを特徴とする。
本発明に係る固体撮像装置用テストチャートの上記第1の特徴構成によれば、MTF(Modulation Transfer Function)手法を用いて解像度の算出を行うことが可能となる。このため、CIPAによって規定された設置条件に従うことなくテストチャートを設置することができる。即ち、撮像装置の視野角範囲内において予めCIPAによって規定された所定の位置にチャート図形が配置されるようにテストチャートを設置する必要がない。これにより、単独のチャート図形からなるテストチャートの場合には、少なくともチャート図形を撮像装置の視野角範囲内に位置するように設置することで解像度テストが可能となる。このため、テストチャートの小型化が実現できる。又、隣接チャート図形の影響を受けないように所定の間隔を空けさえすれば、テストチャート内に複数のチャート図形を配することができる。このため、少なくとも一のチャート図形が視野角範囲内となるようにテストチャートを設置することで、同時に複数の撮像装置の解像度テストを行うことができ、テスト時間の短縮化が図られる。
更に、チャート図形を円形又は同心円状の円環形とすることで、チャートと撮像装置との位置関係に回転角θのズレが生じた場合であっても、解像度測定に影響を及ぼすことがなくなるという効果が得られる。
又、本発明に係るテストチャートは、上記第1の特徴構成に加えて、同一列に複数の前記チャート図形が配列されたことを第2の特徴とする。
本発明に係る固体撮像装置用テストチャートの上記第2の特徴構成によれば、同時に複数の撮像装置の解像度テストを行うことができるため、テスト時間の短縮化が図られる。
又、本発明に係る固体撮像装置用テストチャートは、上記第2の特徴構成に加えて、テスト対象となる固体撮像装置が備える列方向の画素数をN、前記固体撮像装置の前記列方向の画角の最大値をθmax、前記チャート図形の前記列方向のドットサイズを2、前記固体撮像装置と前記チャート図形との距離をdとすると、前記列方向に配列された複数の前記チャート図形の間隔Lが数1を充足することを第3の特徴とする。
(数1)
L≧2(n+1)・d・tan(θmax/2)/N
本発明に係る固体撮像装置用テストチャートの上記第3の特徴構成によれば、隣接チャート図形の影響を受けることなく、視野角範囲内に位置するチャート図形の撮像結果に基づいて解像度テストを行うことができる。これにより、各チャート図形夫々を各撮像装置の視野角範囲内に位置させることで、隣接チャート図形の影響を受けることなく、同時に複数の撮像装置の解像度テストを行うことができる。
又、本発明に係る固体撮像装置用テストチャートの使用方法は、上記第1〜第3の何れか一の特徴構成を有する同使用方法であって、複数のカメラモジュールの視野角範囲内に少なくとも一の前記チャート図形が配置されるように前記カメラモジュールと前記固体撮像装置用テストチャートの位置関係を調整することを第1の特徴とする。
又、本発明に係る固体撮像装置用テストチャートは、上記第1の特徴に加えて、前記カメラモジュールによって前記チャート図形を撮像後、前記チャート図形が示す原画像と当該撮像画像の空間周波数を比較することで解像度を認定することを第2の特徴とする。
又、本発明に係るチャート盤は、上記第1〜第3の何れか一の特徴構成を有する固体撮像装置用テストチャートを上面に載置し、当該高さ位置の調整が可能に構成されていることを第1の特徴とする。
本発明に係るチャート盤の上記第1の特徴構成によれば、異なる焦点距離を有する撮像装置に対しても、テストチャートを変更することなく高さを変えることのみで解像度テストが可能となる。
又、本発明に係るチャート盤は、上記第1〜第3の何れか一の特徴構成を有する固体撮像装置用テストチャートを上面に載置し、上方に光を放射する光源を内部に有することを第2の特徴とする。
本発明に係るチャート盤の上記第2の特徴構成によれば、小型化された各テストチャートの下方から撮像装置に対して光を放射させることができるため、より鮮明な撮像結果を得ることができ、テスト精度を向上させることができる。
又、本発明に係るテスト装置は、上記第1〜第3の何れか一の特徴構成を有する固体撮像装置用テストチャートと、前記固体撮像装置用テストチャートの前記チャート図形がカメラモジュールの視野角範囲内に位置するように両者を対向させた際、前記カメラモジュールの面の内、前記固体撮像装置用テストチャートと対向する面とは反対側の面に形成された電極に接触可能なコンタクタと、前記コンタクタに電気的に接続され、前記コンタクタを介して前記カメラモジュールから与えられる撮像結果の分析が可能な処理部と、を備えることを第1の特徴とする。
本発明に係るテスト装置の上記第1の特徴構成によれば、小型化されたテストチャートを用いてカメラモジュールのテストを実行することができる。
又、本発明に係るテスト装置は、上記第1の特徴構成に加えて、被収容物の挿嵌方向に貫通した空隙を有する収容部を複数備えたトレイを備え、複数の前記カメラモジュールが複数の前記収容部内に夫々収容された状態の下で、少なくとも一の前記チャート図形を複数の前記カメラモジュールの視野角範囲内に設置可能に構成されていることを第2の特徴とする。
本発明に係るテスト装置の上記第2の特徴構成によれば、トレイの各収容部内にカメラモジュールを搭載した状態で、複数のカメラモジュールによってテストチャートを撮像し、コンタクタを介して送出された撮像結果が処理部によって分析されることで、視野角範囲内に前記チャート図形が位置している複数のカメラモジュールに対して、一時に画像テストを行うことができる。このため、従来よりもテスト時間が大幅に短縮される。
又、カメラモジュールが収容されるトレイは、挿嵌方向に貫通した空隙を有して形成されているため、主面側に形成された撮像素子をテストチャートに対向させつつ、裏面側に形成された電極とコンタクタとを電気的に接続させることが可能となる。これにより、カメラモジュールをトレイに収容したままの状態でテストを行うことができるため、カメラモジュールを個々に搬送しながらテストを行う場合と比較して、制御機構が簡素化される。
又、本発明に係るテスト装置は、上記第1又は第2の特徴構成に加えて、前記処理部が、前記カメラモジュールによって撮像された前記チャート図形の撮像画像と、前記チャート図形が示す原画像の空間周波数を比較することで解像度を認定することを第3の特徴とする。
又、本発明に係るテスト装置は、上記第1〜第3の何れか一の特徴構成に加えて、前記固体撮像装置用テストチャートを上面に載置し、当該高さ位置の調整が可能なチャート盤を備えることを第4の特徴とする。
又、本発明に係るテスト装置は、上記第1〜第4の何れか一の特徴構成に加えて、前記固体撮像装置用テストチャートを上面に載置し、上方に光を放射する光源を内部に有するチャート盤を備えることを第5の特徴とする。
本発明の構成によれば、MTF手法を用いて解像度の算出を行うことが可能となるため、CIPAによって規定された設置条件に従うことなくテストチャートを設置することができ、これによってテストチャートの小型化が実現できる。又、隣接チャート図形の影響を受けないように所定の間隔を空けさえすれば、テストチャート内に複数のチャート図形を配することができるため、同時に複数の撮像装置の解像度テストが可能となり、テスト時間の短縮化が図られる。。
以下において、本発明に係るテストチャート、使用方法、チャート盤、及びテスト装置(以下、適宜夫々「本発明チャート」、「本発明方法」、「本発明盤」、及び「本発明装置」と称する)の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明チャートを示す概念図である。図1に示すように、本発明チャート10は、背景部10aと、背景部10aとは異なる明度で示されたチャート図形10bとで構成される。尚、このチャート図形は、図1のような円形の他、図2(a)、(b)に示すような同心円状の円環形で構成されるものとしても良い。
図3は、本発明チャートを用いてテストを行う際の概念図である。又、図4は本発明方法の手順を示すフローチャートであり、以下の各ステップは図4内のフローチャートのステップを示す。
図3に示すように、カメラモジュール3の視野角範囲内にチャート図形10bが入るように本発明チャート10を設置する(ステップ#1)。本発明チャートは、後述するようにMTF(Modulation Transfer Function)手法を用いて解像度の算出が可能な構成であるため、従来のCIPAによって規定された解像度算出方法を用いるものではない。このため、CIPAによって規定された設置条件に従うことなくテストチャートを設置することができる。
次に、カメラモジュール3によって本発明チャート10を撮像する(ステップ#2)。そして、撮像画像に関するデータが処理部20(図9で後出、図3では不図示)に送出される。この処理部は、撮像画像に関するデータに基づいて演算処理を行って解像度の算出を行う演算処理装置である。
次に、撮像画像に関するデータが与えられた処理部は、当該撮像画像、並びにもとのチャート図形10b双方の空間周波数を算出する(ステップ#3)。空間周波数は、所定幅の中に正弦的に濃度の変化するパターンが何本(何サイクル)あるかを表しており、単位〔本(サイクル)/m〕で規定される値であり、撮像画像並びに原画像(チャート図形)に対してFFT等のフーリエ変換処理を施すことで算出することができる。
そして、両画像の空間周波数を比較し、撮像画像から原画像への再現比を算出することで解像度を算出する(ステップ#4)。具体的には、空間周波数毎に正弦波状の入力像に対する出力像のコントラスト比を算出し、これによって被写体の原画像に対する再現比を導出して解像度を算出する。
図5は、カメラモジュール3と本発明チャート10との位置関係を説明するための概念図である。尚、図5に示す本発明チャート10は、説明の都合上、チャート図形10が所定の間隔で複数配列された構成である。
図5において、チャート列方向(チャート図形10bの配列方向)と同方向f1のカメラモジュール3の画素数をN、各チャート図形10bの間隔をL、カメラモジュール3の方向f1の画角の最大値をθmax、カメラモジュール3とチャート図形10bとの距離をd、チャート図形10の方向f1のドットサイズを2とすると、数2の関係が充足される。
(数2)
N:2 =2d・tan(θmax/2):L
これより、Lは以下の数3(これは上記数1と同式である)を満たす必要がある。
(数3)
L≧2(n+1)・d・tan(θmax/2)/N
即ち、本発明チャート10を用いる場合、隣接するチャート図形10bの間隔Lが上記数3を満たせば、隣接するチャート図形10bの影響を受けることなく解像度テストを実行することが可能となる。言い換えれば、上記数3を充足するようにチャート図形10bを配列すれば、複数のチャート図形10bを備えた本発明チャート10によって同時に複数のカメラモジュール3の解像度測定が可能となる。
図6は、本発明チャート10を用いて複数のカメラモジュール3の解像度テストを行う場合を概念的に示したものである。図6では、図20(b)と同様、5つのカメラモジュール3を対象としている。
ここで、図20に示す場合と同様、カメラモジュール3と本発明チャート10との距離を50cm、カメラモジュール3の水平画角を53°とし、画素サイズを1280×1024(即ち横方向が1280)、チャート図形10bの横方向のドットサイズを2とすると、上記数3に夫々n=6、d=50cm、θmax=53°、N=1280を代入することで、L≧2.49cmと算出される。
即ち、隣接するチャート図形10bの間隔を2.49cm以上確保することで、隣接するチャート図形の影響を受けることなくカメラモジュール3の解像度測定を行うことができる。従って、上記数3を充足しながらチャート図形10bを小型化して、本発明チャート10上に複数のチャート図形10bを配列し、何れか一のチャート図形10bを視野角内に入れることで、複数のカメラモジュール3の解像度を測定することが可能となる。図6の例であれば、幅15cmの本発明チャート10内に5つのチャート図形10bを配列することができる。このため、各チャート図形10bを夫々異なるカメラモジュール3によって撮像することで、5つのカメラモジュール3の解像度測定を同時に実行することが可能となる。これにより、解像度テストに要する時間を大幅に短縮することができる。
又、本発明チャート10のように、チャート図形を円形又は同心円状の円環形とすることで、チャートとカメラモジュール3との位置関係に回転角θのズレが生じた場合であっても、解像度測定に影響を及ぼすことがなくなるという効果が得られる。
図7は、従来の楔形チャート図形を撮像する際に、回転角θのズレが発生した場合の影響を説明するための図である。図7(a)は角度ズレが生じていない場合、(b)はテストチャート側に角度ズレが生じた場合、(c)はカメラモジュール3側に角度ズレが生じた場合を夫々示している。
従来の楔形チャートを用いたテスト方法の場合は、上述したようにライン毎にコントラスト判定を行うため、テストチャートとカメラモジュールとの間に角度ズレが生じると、コントラスト判定を行うライン上のチャート形状が変化してしまい(図7参照)、正しくコントラスト判定を行うことができない。このため、テストチャートとカメラモジュールの位置関係を正確に調整する必要があった。
これに対し、本発明チャート10のように、円形又は同心円状の円環形のチャート図形とすることで、テストチャートとカメラモジュールとの間に角度ズレが生じた場合であっても、チャート図形が任意の角度で回転対称であるため、解像度測定に影響を与えることはない。図8は、本発明チャートのチャート図形を撮像する際に、回転角θのズレが発生した場合であっても影響が生じないことを説明するための図であり、図8(a)は角度ズレが生じていない場合、(b)はテストチャート側に角度ズレが生じた場合、(c)はカメラモジュール3側に角度ズレが生じた場合を夫々示している。
尚、上述の例では、本発明チャート10が複数のチャート図形を一列に配した場合を例に挙げて説明したが、チャート図形をマトリクス状に配してなる構成とすることも可能である。
以下、本発明チャート10を用いて本発明装置によって解像度テストを行う場合の一例を説明する。
図9は、本発明装置の概念的構造図であり、(a)が上から見た図を、(b)に正面から見た図を夫々示している。
本発明装置1は、カメラモジュール3の収容が可能なトレイ2、トレイ2が設置されるトレイ設置台4、ゴミ・シミテスト用チャート5、画像テスト用テストヘッド6(以下、適宜「テストヘッド6」と略記)、コンタクタ7、不良モジュールピックアップ部8、本発明チャート10、モータ11及び12、モータコントローラ17、撮像された画像を分析する処理部20、カメラモジュール位置調整部30、本発明盤60を備えて構成される。尚、トレイ設置台4は、所定の領域4a内において空隙が形成されており、トレイ2は、その領域4aに係る空隙幅よりも大きい寸法幅で形成されているものとする。言い換えれば、領域4a上を含む位置にトレイ2を載置することにより、トレイ2が領域4a内の空隙から落下することがなく、且つトレイ2の下方を露出させることが可能に構成されている。
図10はトレイ2の拡大図であり、(a)が斜視図、(b)がカメラモジュール3が収容されていない状態におけるトレイ2一部の断面図、(c)がカメラモジュール3が収容されている状態におけるトレイ2一部の断面図を夫々示している。図10に示すように、トレイ2には複数の収容部23が形成されており、各収容部23内にカメラモジュール3を収容可能に構成されている。収容部23は、カメラモジュール3の挿嵌方向d1(ここでは下向きとする)に貫通した空隙を有して形成されており、収容部23内にカメラモジュール3が収容された状態において、当該モジュール3の主面側に形成された撮像素子が、トレイ2の下方の被写体を撮像可能に構成される。
又、図10に示すカメラモジュール3は、撮像素子並びにレンズ31が形成された主面側B1の幅W1が、コンタクタ7に接続される電極が形成された裏面側B2の幅W2よりも小さい構造となっている。このため、このような形状を有するカメラモジュール3を収容部23内において下向きに安定的に収容すべく、収容部23は、下部の内径が上部の内径よりも狭くなるように形成されている。
このようにカメラモジュール3を収容部23内に収容した状態で、トレイ設置台4上においてトレイ2を移動方向d2に移動させる(図9参照)。そして、まずカメラモジュール位置調整部30によって、各カメラモジュール3が収容部23内の所定の標準位置に正しく収容されているか否かが確認されると共に、標準位置に収容されていない場合(即ち、はみ出している場合)にはカメラモジュール3を標準位置に調整する。
図11は、カメラモジュール3を収容部23内の標準位置に収容する方法を示す模式図であり、(a)が標準位置に収容されている場合、(b)が標準位置からずれている場合を示している。
カメラモジュール位置調整部30は、各カメラモジュール3の収容位置を確認するはみ出し検出センサ13と、カメラモジュール3を実際に動かして位置の調整を行う位置調整アーム14を備える。
はみ出し検出センサ13は、トレイ2を挟むように設置された2つのセンサ素子によって構成され、両センサ間に位置する一列又は数列分のカメラモジュール3のはみ出し状態を確認可能に構成されている。このはみ出し検出センサ13によって、対象となる一列又は数列分のカメラモジュール3のはみだし状態が確認されると、トレイ2を移動方向d2に移動させることで、まだ確認されていないカメラモジュール3をセンサ13によって検出可能な範囲内となるように設置する。又、それと共に、前段階ではみだし状態が確認されたカメラモジュール3の内、実際に標準位置に収容されていないカメラモジュール3(以下、適宜「要調整カメラモジュール」と記載)を、位置調整アーム14によって標準位置になるように移動させる。より具体的には、例えば位置調整アーム14の先端が吸盤形状となっており、要調整カメラモジュールを位置調整アーム14によって一旦持ち上げた後、再度収容されていた収容部23内に下向きに挿嵌し直す。尚、センサ素子の数ははみ出し状態が確認可能であれば3以上であっても良い。
このように、トレイ2内に設置されていた全てのカメラモジュール3が、収容部23内において正しく標準位置に設置できていることを確認した後、若しくは正しく標準位置に設置し直した後、トレイ2をテストヘッド6の下方に移送させる。
図12はテストヘッド6の概略構成を示す図であり、(a)が正面図、(b)がカメラモジュール3を含めて詳細に図示した拡大図である。
図12に示すように、テストヘッド6には、テストモジュール41が複数個設けられており、テストモジュール41とコンタクタ7が電気的に接続されている。又、テストモジュール41は、配線42を介して処理部20に電気的に接続されている。処理部20は与えられる電気信号に基づいて演算処理が可能な装置(例えば計算機)を有して構成される。
トレイ2がテストヘッド6の下方に移送されると、コンタクタ7が下方に移動して、対象となるカメラモジュール3の裏面側に形成されている電極51と接触する。コンタクタ7は、電極51への打痕を軽減し、若しくは電極51との接触時の衝撃によるカメラモジュール3へのダメージを緩和し、更にはスループットを向上させるために、コンタクタ7が電極51に接触する近傍までは速い速度で降下し、電極51の近傍から電極51に接触するまではゆっくり下降する。コンタクタ7が電極51に接触した後は、加重センサ43により、過度の加重がかかって打痕やダメージを与えないよう下降する位置が調節される。
コンタクタ7が電極51に接触し、適正な位置に調節がされた後、カメラモジュール3は、トレイ2の下方に設置された本発明チャート10を撮像する。上述したように、収容部23は上下方向に貫通する空隙を有しているため、主面側が下向きとなるように収容されたカメラモジュール3は、トレイ設置台4内の空隙4aを介して下方に露出され、且つ、その下方に設置された本発明チャート10と対向する。これにより、主面側に形成されているカメラモジュール3(の撮像素子)の視野角範囲内に本発明チャート10のチャート図形10bが位置し、カメラモジュール3によって本発明チャート10を撮像することができる。カメラモジュール3が撮像した信号は、コンタクタ7から配線42を通じて、処理部20に送出される。処理部20は、この信号をもとに画質テストを実施し、カメラモジュール3の良否判定を行う。
図13は、本発明チャート10を備える本発明盤60の一実施例を示す概略図である。図13(a)は本発明チャート10及びそれを支持するための本発明盤を含む全体の構成を示した図であり、図13(b)はカメラモジュール3と本発明チャート10の位置的関係を概念的に示した図である。
図13(a)に示すように、本発明盤60は、支持台61、支持アーム62、留め具63、調整用溝部64、レール65を備えて構成される。本発明チャート10は支持台61によって支持されている。支持台61は、交差する2本の支持アーム62が平行に延伸する2本のレール65上に設置されており、支持アーム62が開いたり閉じたりすることで高さ調節が可能になっている。そして、2本の支持アーム62はその交差点で留め具63で留められており、留め具63が支持アーム62に設けられた調整用溝部64内をスライドすることによりその高さを変えることができる。支持アームの下部はレール65上を移動することにより開閉可能となっている。このように、本発明盤60が支持台61の高さ調節を可能に構成されることで、異なる焦点距離を有するカメラモジュール3に対しても、本発明チャート10を変更することなく支持台61の高さを変えることのみで本発明装置1でのテストが可能となる。尚、支持台61、支持アーム62等はモータコントローラ17からの制御指示に基づいてモータ11によって動作制御されるものとして良い。
本発明チャート10は、トレイ2内に収容されたカメラモジュール3の内、同一列に属する全てのカメラモジュール3の視野角範囲内にチャート図形10bが位置するように構成されている。図13(b)に示すように、本実施形態では、同一列に属する全てのカメラモジュール3について、各カメラモジュール3の視野角範囲内に、夫々異なる一のチャート図形10bが位置するように本発明チャート10が設置されている。
尚、図13に示すように、本発明盤60には、粘着ローラ71、ブラシ72、エアー73等のクリーニング機構が備えられており、本発明チャート10のクリーニングが可能に構成されている。より詳細には、粘着ローラ71によって本発明チャート10上の異物を付着させて除去したり、ブラシ72で異物を払い落としたり、エアー73で異物を吹き飛ばしたりすることで、本発明チャート10をクリーニングし、常に正しい画像テストが行える状態に保つことが可能となっている。
このような本発明チャート10を、カメラモジュール3によって撮像することによって当該カメラモジュール3のテストが行われる。具体的には、トレイ2内にマトリクス状に配列された複数のカメラモジュール3の内、同一列に属する全てのカメラモジュール3が本発明チャート10を撮像し、これらの撮像結果が処理部20に与えられる。処理部20では、与えられた撮像結果を分析し、上述した本発明方法に基づいて解像度テストを行い、当該対象列に属する複数のカメラモジュール3の中に不良品が存在しているか否かを判断する。そして、不良品が存在した場合には、不良モジュールピックアップ部8によって当該不良品が選別され、この選別された不良モジュールが不良品収納箇所(箱或いはトレイ)に送られる。
このようにして、一列に係るカメラモジュール3の良否判定が完了すると、トレイ2を一行分だけ移送し、隣の列に係るカメラモジュール3の良否判定を引き続き同様に行う。以下、良否判定とトレイ2の移送を交互に行うことで、トレイ2に収容されている全てのカメラモジュール3の良否判定、並びに不良品の選別が完了する。尚、不良モジュールピックアップ部8は、モータコントローラ17からの制御指示に基づいてモータ12によって制御されることで、不良モジュールを不良品収納箇所へと移送する。
尚、良否判定の精度を向上させるべく、不良品と判定されたカメラモジュール3のみを再度テストする構成としても良い。図14は、不良品と判定されたカメラモジュール3を再度テストする場合に係るトレイ2の移送例を示す。
上述したように、トレイ2がトレイ設置台4上を移動方向d2に移動しながら、トレイ2内の各列毎にカメラモジュール3の良否判定が行われる。そして、トレイ2に収納されている全てのカメラモジュール3のテストがすべて終了した後、トレイ2をd2とは反対向きの逆方向d3に移動させながら、不良と判断されたカメラモジュール3のみを再テストする。尚、このとき、不良と判断されたカメラモジュール3のトレイ2内での位置情報は、処理部20によって記憶されており、この記憶された情報に基づいて不良と判断されたカメラモジュール3のみが再テストの実行がされるものとして良い。以下、同様に逆方向d3に移動させながら、順次不良判断がされたモジュールのみを再テストすることで、良否判定の精度を上げることができる。
このようにして、良品と不良品が識別され、不良品と判断されたカメラモジュール3が選別されると、トレイ2には良品のカメラモジュール3のみが収容された状態となる。このようにして選別された良品のカメラモジュール3は、次の工程が行われるエリアに送出すべく、移送用のトレイに移される。
図15は、良品のカメラモジュール3を移送用トレイに移し替える状態を示す概念図である。不良品のカメラモジュール3が選別され、良品のみが収容されたトレイ2の上に移送用トレイ81が重ねられる。移送用トレイ81は、(テスト用)トレイ2とガイドピン等によって重ね合わせ可能な構造であり、トレイ2が備える収容部23と同様の位置に少なくとも一方の面が開口した収容部を有している。トレイ2の上側に移送用トレイ81が重ね合わせられた状態の下でアーム82によって両トレイ2及び81の上下を挟み込み、略180度回転させて上下を反転させる。
図10を参照して上述したように、トレイ2が備える収容部23は、テーパ形状を有する構成である。即ち、テスト時においては、収容されたカメラモジュール3が下方に落下することのないように、収容部23が有する空隙の径の狭い方(収容されているカメラモジュール3の主面側)を下方、径の広い方(カメラモジュール3の裏面側)を上方にした状態で、トレイ2を移送させていた。しかし、前記のように反転させることで、収容部23の空隙の径の広い裏面側が下方になるため、収容されていたカメラモジュール3が下方に自然落下する。そして、トレイ2の下側で重ね合わせられている移送用トレイ81内の各収容部にカメラモジュール3が収容される。これによって、トレイ2に収容されていたカメラモジュール3を、簡易な方法によって移送用トレイ81に移し替えることができ、テスト後の工程が行われるエリアにトレイ81毎カメラモジュール3を移送でき、カメラモジュール3を人手で一個ずつ移し変える必要がなくなる。
図16は、ゴミ・シミテストを行う場合の概念図である。カメラモジュール3の表面等にゴミやシミが付着している可能性も否定できない。ゴミやシミの存在は、例えば白一色で塗りつぶされた、本発明チャート10とは異なる、専用のゴミ・シミテスト用チャート5をカメラモジュール3によって撮像させ、その撮像結果を処理部20で分析することで行うことができる。このため、本発明装置1によってゴミ・シミテストを行う場合には、トレイ2の下方にゴミ・シミテスト用チャート5を移動させ、カメラモジュール3とゴミ・シミテスト用チャート5を対向させて、カメラモジュール3によって当該テストチャート5を撮像することでテスト可能である。このとき、ゴミ・シミテスト用チャート5を設置台4に近接させておくと共に、空隙4a内に位置するようにゴミ・シミテスト用チャート5を移動させてカメラモジュール3と対向させるものとすることができる。このようにすることで、カメラモジュール3とゴミ・シミテスト用チャート5との離間を狭くすることができ、ゴミ・シミテストの精度を上げることができる。
このように構成することで、ゴミ・シミテストについても本発明装置1によって実行することができ、専用の装置を用意する必要がない。
尚、このゴミ・シミテストは、各カメラモジュール3の本発明チャート10を用いたテストが行われる前に各カメラモジュール3に対して実行されるものとしても構わない。
上述した本発明装置1の構成とすることで、トレイ2内に収容されたカメラモジュール3の内、同一列に属するカメラモジュール3を一時にテストすることが可能となり、従来方法よりもテスト時間が大幅に短縮される。
又、本発明装置1が有するトレイ2は、図10に示すように方向d1(ここでは下向きとする)に貫通した空隙を有して形成されているため、主面側に形成された撮像素子を本発明チャート10に対向させつつ、裏面側に形成された電極51とコンタクタ7とを電気的に接続させることが可能となる。これにより、カメラモジュール3をトレイ2に収容したままの状態でテストを行うことができるため、カメラモジュールを個々に搬送しながらテストを行う場合と比較して、制御機構が簡素化される。
尚、テストヘッド6及び本発明チャート10を用いてカメラモジュール3の画像テストを行うのと並行して、当該画像テストを行っていない一部のカメラモジュール3に対して、画像テスト以外のテスト(例えば電気的特性テスト等)を行うものとしても構わない。
図17は、画像テストと電気的特性テストとを並行して行う場合の概念図である。本発明装置1が、テストヘッド6に加えて、消費電流等の電気的特性をテストするための電気的特性テスト用テストヘッド6aを別途備えている。これによって画像テスト用テストヘッド6を用いて所定の複数のカメラモジュール3aに対して画像テストを行うのと並行して、前記カメラモジュール3a以外の複数のカメラモジュール3bに対して、電気的特性テスト用テストヘッド6aを用いて電気的特性のテストを行うことができる。より具体的には、列毎に複数のカメラモジュールのテストを行う構成とし、画像テストを行う列と電気的特性テストを行う列とを異ならせ、各テストが終了する毎にトレイ2を一列ずつ移送させることで、画像テストと電気的特性テストとを並行して実行することができる。これによって、各カメラモジュール3に対して、本発明装置1によって複数のテストを効率的に実行することができ、テスト時間の短縮化が図られる。
電気的特性テストは、画像テストとは異なりカメラモジュール3によって被写体(本発明チャート10)を撮像することはないので、電気的特性テスト用テストヘッド6aの下方にはチャートが設置されず、画像テスト用テストヘッド6の下方にのみ本発明チャート10が設置される。
尚、ここでは電気的特性テストを例に挙げて説明を行ったが、無論、電気的特性テストに限られず、画像テスト用テストヘッド6に加えて画像テスト以外の他のテストを行うためのテストヘッドを備え、画像テストと並行して行うものとすることが可能である。
尚、上述の実施形態では、トレイ2内においてマトリクス状に配列された複数のカメラモジュール3において、一時に一列毎に画像テストを行うものとしたが、複数列毎に画像テストを行うものとしても構わない。尚、トレイ2の移送方向を「列方向」と記載するとすれば、一時に一行毎若しくは複数行毎に画像テストを行うものとしても構わない。
又、上述の実施形態では、特に明示的に言及していないが、本発明盤60内にLED等の撮像に必要な光源を備えているものとして良い。従来の楔形チャートと比較して本発明チャート10のチャート図形10bは小型化することができるため、本発明盤60内に光源を設け、各チャート図形10bから光が上向きに放射されるように小型光源を所定の間隔で複数備える構成とすることができる。又、チャートそのものが光源を有していなくても、外部からの光源によってカメラモジュール3によって撮像可能に構成されているものとしても良い。
又、上述の実施形態では、同一列に属する全てのカメラモジュール3について、各カメラモジュール3の視野角範囲内に、夫々異なる一のチャート図形10bが位置するように本発明チャート10が設置されており、列毎にカメラモジュール3の画像テストを行う構成としたが、各カメラモジュール3の視野角範囲内に位置するチャート図形10bの内の一部又は全部が共通に構成されるものとしても良い。
図18は、一のチャート図形10bが複数のカメラモジュール3の視野角範囲内に位置する場合の実施例を概念的に示した図である。図18(a)では、同一列に属する各カメラモジュール3の視野角範囲内に一時にチャート図形10bが位置し、且つ、二つのカメラモジュール3の視野角範囲内に同一のチャート図形10bが位置するように構成されている。かかる場合であっても、列毎に各カメラモジュール3の画像テストを行うことができる。
更に、複数列毎に各カメラモジュール3の画像テストを行う構成としても良い。図18(b)は、あるチャート図形10bとそれを視野角範囲に含むカメラモジュール3(3a〜3d)との位置関係を平面的に示したものである。尚、点線で囲んだ領域Xa〜Xdは、夫々各カメラモジュール3a〜3dの視野角範囲を平面的に表したものである。図18に示すような構成の場合、同一のチャート図形10bが各カメラモジュール3a〜3dの視野角範囲内に位置しており、このチャート図形10bによって2行2列分のカメラモジュール3の画像テストが可能となる。本発明チャート10が、このようなチャート図形10bを一列に複数並べて構成されることで、2列分のカメラモジュール3の視野角範囲内に、一時に何れか一のチャート図形10bを位置させることができる。これにより、2列毎に各カメラモジュール3の画像テストを行うことができる。
尚、上記において、「2列毎」というのはあくまでも一例であり、一のチャート図形10bと当該チャート図形10bを視野角範囲に収める各カメラモジュール3との位置関係を替えることで、3列以上のカメラモジュール3の画像テストを実施可能に構成されているものとしても良い。
又、上述の実施形態では、カメラモジュール3をトレイ2に対して下向きに挿嵌し、トレイ2の下方に設置された本発明チャート10を撮像することで、カメラモジュール3のテストを行う構成としたが、テスト時のカメラモジュール3の向きは下向きに限定されるものではない。例えば、カメラモジュール3が上向きになるようにトレイ2の収容部23内にカメラモジュール3を収容し、トレイ2の上方に設置された本発明チャート10を撮像することでカメラモジュール3のテストを行う構成としても良い。
本発明に係るテストチャートを示す概念図 本発明に係るテストチャートを示す別の概念図 本発明に係るテストチャートを用いてテストを行う際の概念図 本発明に係るテスト方法の手順を示すフローチャート カメラモジュールと本発明に係るテストチャートとの位置関係を説明するための概念図 本発明に係るテストチャートを用いて複数のカメラモジュールの解像度テストを行う場合を概念的に示したもの 従来の楔形チャート図形を撮像する際に、回転角θのズレが発生した場合の影響を説明するための図 本発明に係るテストチャートのチャート図形を撮像する際に、回転角θのズレが発生した場合であっても影響が生じないことを説明するための図 本発明に係るテスト装置の概念的構造図 トレイの拡大図 カメラモジュールをトレイの収容部内の標準位置に設置する方法を示す模式図 テストヘッドの概略構成を示す図 本発明に係るチャート盤の一実施例を示す概略図 不良品と判定されたカメラモジュールを再度テストする場合に係るトレイの移送例 良品のカメラモジュールを移送用トレイに移し替える状態を示す概念図 ゴミ・シミテストを行う場合の概念図 画像テストと電気的特性テストとを並行して行う場合の概念図 一のテストチャートが複数のカメラモジュールの視野角範囲内に位置する場合の実施例を示す概念図 従来のテストチャートの概念図 従来のテストチャートを用いてテストを行う際の概念図
符号の説明
1: 本発明に係るテスト装置
2: トレイ
3: カメラモジュール
4: トレイ設置台
5: ゴミ・シミテスト用テストチャート
6: 画像テスト用テストヘッド
6a: 電気的特性テスト用テストヘッド
7: コンタクタ
8: 不良モジュールピックアップ部
10: 本発明に係るテストチャート
10a: 背景部
10b: チャート図形
11、12: モータ
13: はみ出し検出センサ
14: 位置調整アーム
17: モータコントローラ
20: 処理部
23: 収容部
25: 蓋
30: カメラモジュール位置調整部
31: レンズ
32: レンズ
41: テストモジュール
42: 配線
43: 加重センサ
51: 電極
60: 本発明に係るチャート盤
61: 支持台
62: 支持アーム
63: 留め具
64: 調整用溝部
65: レール
71: 粘着ローラ
72: ブラシ
73: エアー
81: 移送用トレイ

Claims (8)

  1. 背景とは異なる明度の単一の円形パターンから成るチャート図形を備える固体撮像装置用テストチャートと、
    前記固体撮像装置用テストチャートの前記チャート図形がカメラモジュールの視野角範囲内に位置するように両者を対向させた際、前記カメラモジュールの面の内、前記固体撮像装置用テストチャートと対向する面とは反対側の面に形成された電極に接触可能なコンタクタと、
    前記コンタクタに電気的に接続され、前記コンタクタを介して前記カメラモジュールから与えられる撮像結果の分析が可能な処理部と、
    被収容物の挿嵌方向に貫通した空隙を有する収容部を複数備えたトレイと、を備え、
    複数の前記カメラモジュールが複数の前記収容部内に夫々収容された状態の下で、少なくとも一の前記チャート図形を複数の前記カメラモジュールの視野角範囲内に設置可能に構成されていることを特徴とするテスト装置。
  2. 前記固体撮像装置用テストチャートは、同一列に複数の前記チャート図形が配列されていることを特徴とする請求項1に記載のテスト装置
  3. 前記固体撮像装置用テストチャートは、前記チャート図形が一列のみ配列されていることを特徴とする請求項に記載のテスト装置
  4. 前記固体撮像装置用テストチャートは、テスト対象となる固体撮像装置が備える列方向の画素数をN、前記固体撮像装置の前記列方向の画角の最大値をθmax、前記チャート図形の前記列方向のドットサイズを2、前記固体撮像装置と前記チャート図形との距離をdとすると、前記列方向に配列された複数の前記チャート図形の間隔Lが数1を充足することを特徴とする請求項2又は3に記載のテスト装置
    (数1)
    L≧2(n+1)・d・tan(θmax/2)/N
  5. 1つの前記カメラモジュールの解像度を測定する際に、1つの前記チャート図形が用いられることを特徴とする請求項2〜4の何れか一に記載のテスト装置
  6. 前記処理部が、前記カメラモジュールによって撮像された前記チャート図形の撮像画像と、前記チャート図形が示す原画像の空間周波数を比較することで解像度を認定することを特徴とする請求項1〜5の何れか一に記載のテスト装置。
  7. 前記固体撮像装置用テストチャートを上面に載置し、当該高さ位置の調整が可能なチャート盤を備えることを特徴とする請求項1〜6の何れか一に記載のテスト装置。
  8. 前記固体撮像装置用テストチャートを上面に載置し、上方に光を放射する光源を内部に有するチャート盤を備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか一に記載のテスト装置。
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