JP4980841B2 - 光ファイバテープ心線およびその分割方法 - Google Patents

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Description

この発明は、容易に分岐可能な光ファイバテープ心線およびその分割方法に関する。
従来、並列に配置した複数本の光ファイバの外周上に一括被覆を設けた光ファイバテープ心線としては、心線間で容易に引き裂くことができるように種々の工夫が行われており、例えば、特許文献1〜特許文献4に挙げるようなものがある。
特許文献1の分割型光ファイバテープ心線およびその製造方法では、幅方向にわたって二次被覆(一括被覆)のない箇所と、二次被覆(一括被覆)がある箇所が、全長にわたって交互に形成されている。すなわち、複数本の光ファイバに一括被覆を施し、この一括被覆に対して間欠的に紫外線硬化させた後に、未硬化部分の樹脂を溶解させることで、一括被覆の無い部分ができる。したがって、一括被覆の無い部分から容易に分割可能となる。
特許文献2の光ファイバテープ及び光ケーブルでは、光ファイバテープ心線の一括被覆の厚みにおいて、一方の面の厚みが他方の面の厚みより小さい構成である。例えば、テープ被覆の上側よりも下側の厚さの方が薄い場合は、下面側から容易に光ファイバを分岐できる。
特許文献3の光ファイバテープユニット及び光ファイバケーブルでは、分割する光ファイバ間の位置に、窪みを形成して引き裂きやすくしている。この場合は、一体化した光ファイバテープ心線を複数本並べ、これらの複数本の光ファイバテープ心線を連結用樹脂により連結させるので、前記連結用樹脂から容易に分割できる。
特許文献4のテープ状光ファイバ心線およびその製造方法では、光ファイバテープ心線内の隣接する二本の光ファイバ間を一体化するための被覆層は若干くびれている。しかも、前記二本の光ファイバ間の被覆層には切り欠き開口部が形成され、(手で)引き裂きやすくしている。したがって、光ファイバテープ心線内の隣接する二本の光ファイバ間の被覆層に切り裂きが形成されているので容易に分割できる。
特開特開平11−183768号公報 特開特開2005−10422号公報 特開特開2005−292518号公報 特開特開平1−138516号公報
ところで、従来の光ファイバテープ心線においては種々の問題点があった。
特許文献1では、未硬化部分の樹脂を完全に取り除くことが困難である。未硬化部分の樹脂を取り除いた箇所のテープ心線の厚さは他の部分と比較して薄くなる。
特許文献2では、被覆部分の上下厚さに差があるために、光ファイバテープ心線が反りやすくなる。
特許文献3では、一体化した光ファイバテープ心線のテープ化材と連結用樹脂のテープ化材で、テープ化材を二回以上コートするために、光ファイバテープ心線が厚くなる。また、分岐作業時には、連結用にコートした連結用樹脂(テープ化材)を取り除かなければならないので、手間がかかる。
特許文献4では、例えば、手で引き裂く時に、(1)光ファイバテープ心線を左右に引っ張ってちぎる。(2)引き裂き線の一方では上げ、他方では下げることで引き裂く。上記の(1)、(2)のどちらかの方法で引き裂くことになるが、これでは、光ファイバテープ心線に捻りや曲げが生じるので、伝送特性の劣化や、最悪の場合は光ファイバの断線の恐れがある。このように、光ファイバテープ心線の分割時にロス変動を考慮した分割方法は記載していない。また、活線分岐に適した切り欠き開口部の広さやピッチを考慮していない。
この発明は、活線分岐の際に各心線に捻りや曲げが生じないように容易に分割して伝送特性の劣化や断線を避けることを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明の光ファイバテープ心線は、並列に配置した複数本の光ファイバの外周上に一括被覆を同一の厚さで設けてなる光ファイバテープ心線において、
隣接する前記光ファイバ間の境目の位置に相当する前記一括被覆の位置に、前記一括被覆の厚さ方向に貫通するスリットを前記一括被覆の長手方向にわたって間欠的に設け、
前記スリットの長さ及び前記スリット間の間隔の寸法は、前記スリットに円形断面の縦裂き用材を通して前記長手方向に移動することで前記一括被覆を縦裂く際に、前記縦裂き用材で広げられたスリットに隣接する前記光ファイバの曲げ半径が活線分岐を可能とする構成であり、
前記縦裂き用線材の直径が前記スリットの幅より大きく、前記縦裂き用線材の直径が0.2mmであるとき、前記縦裂き用線材で広げられたスリットに隣接する前記光ファイバの曲げ半径を30mm以上にするために、
5mm≦スリット長さ<500mm
5mm<(スリット長さ+スリット間隔)≦500mm
0.01≦スリット長さ/(スリット長さ+スリット間隔)<1
であることを特徴とするものである。
また、この発明の光ファイバテープ心線は、前記光ファイバテープ心線において、前記光ファイバ間の境目の位置に、前記光ファイバ間を離隔した前記一括被覆の離隔部を設け、この離隔部の位置に前記スリットを設けていることが好ましい。
また、この発明の光ファイバテープ心線は、前記光ファイバテープ心線において、前記スリットの幅は0.07mmより小さく、前記スリットに隣接する光ファイバ間のピッチ間隔が0.32mm以下であることが好ましい。
この発明の光ファイバテープ心線の分割方法は、並列に配置した複数本の光ファイバの外周上に一括被覆を同一の厚さで設けた光ファイバテープ心線の分割方法であって、
前記光ファイバテープ心線における隣接する前記光ファイバ間の境目の位置に相当する前記一括被覆の位置に、前記一括被覆の厚さ方向に貫通するスリットを前記一括被覆の長手方向にわたって間欠的に設け、前記一括被覆の前記スリットに円形断面の縦裂き用材を通して前記長手方向に移動することで前記一括被覆を縦裂きする構成であり、
前記縦裂き用線材の直径が前記スリットの幅より大きく、前記縦裂き用線材の直径が0.2mmであるとき、前記縦裂き用線材で広げられたスリットに隣接する前記光ファイバの曲げ半径を30mm以上にするために、
5mm≦スリット長さ<500mm
5mm<(スリット長さ+スリット間隔)≦500mm
0.01≦スリット長さ/(スリット長さ+スリット間隔)<1
であることを特徴とするものである。
以上のごとき課題を解決するための手段から理解されるように、この発明の光ファイバテープ心線によれば、スリットに縦裂き用部材を通して前記長手方向に移動することで、活線分岐の際に光ファイバに捻りや曲げを生じさせないで、一括被覆を縦裂きして容易に分割することができ、伝送特性の劣化や断線を避けることができる。また、スリットの幅は狭くても縦裂き用部材を通すことができる。また、従来の特許文献2のように被覆部分の上下厚さに差を設けることで光ファイバの分岐性の向上を図らなくても、つまり、全長にわたって同一の厚さで一括被覆を被せても光ファイバの分岐性を良くすることができるため、光ファイバテープ心線はその厚さがほぼ均一となるので反ることがなく、取り扱いが容易である。また、従来の特許文献3のようにテープ化材を二回以上コートして連結用樹脂を設けることで光ファイバの分岐性の向上を図らなくても、つまり、コートする被覆が一層のみであっても光ファイバの分岐性を良くすることができるので、薄いテープ心線にすることができる。
また、この発明の光ファイバテープ心線の分割方法によれば、スリットに縦裂き用部材を通して長手方向に移動するだけで、光ファイバに捻りや曲げを生じさせないで、一括被覆を縦裂きして容易に分割することができる。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1を参照するに、この実施の形態に係る光ファイバテープ心線1(以下、単に、「テープ心線」という)は、例えば光ファイバ素線あるいは光ファイバ心線などの光ファイバ3が複数本を並列して構成されるものであり、この実施の形態では合計8本の光ファイバ3としての例えば光ファイバ着色心線が並列に配置され、前記8本の光ファイバ3の外周上に一括被覆5(テープ化材)が施されている。
しかも、隣接する前記光ファイバ3の間の境目の位置に相当する前記一括被覆5の位置には、前記光ファイバ3の間を離隔した前記一括被覆5の離隔部5Aが設けられており、この離隔部5Aの位置には、前記一括被覆5の厚さ方向に貫通するスリット7が前記一括被覆5の長手方向にわたって間欠的に設けられている。前記各光ファイバ3は、図1において左から順に#1,#2,#3,・・・,#7,#8とすると、この実施の形態では、#4と#5の間の離隔部5Aの一括被覆5に上記のスリット7が間欠的に設けられている。換言すれば、スリット7で分離されている部分(分離部)と、スリット7が無く互いに接着されているスリット間隔部9(接着部)が交互に設けられている。
上記のスリット7を間欠的に設けたことで、容易に分岐可能となるが、これだけでは、例えば、従来の特許文献4の光ファイバテープ心線のように、テープ心線1を左右に引っ張ってちぎるか、あるいは、引き裂き線11の図1において左右の一方では上げ、他方では下げることで引き裂くのでは、光ファイバ3の伝送特性の劣化(ロス変動)や断線を引き起こす要因となる捻りや曲げを生じさせてしまう。これを避けるために、この実施の形態では、図2に示されているように、前記スリット7に縦裂き用部材としての例えば縦裂き用線材13を挿通して、この縦裂き用線材13をテープ心線1の長手方向に移動することで、前記一括被覆5を縦裂くことを可能とするものである。
すなわち、前記スリット7(分離部)のスリット長さをA(以下、単に「長さA」という)とし、前記スリット間隔部9(接着部)のスリット間隔をB(以下、単に「間隔B」という)とすると、長さA、(長さA+間隔B)、長さA/(長さA+間隔B)は、前記スリット7に通した縦裂き用線材13を前記長手方向に移動しても、光ファイバ3の伝送特性の劣化が生じない構成とすることが必要である。
より詳しく説明すると、光ファイバ3としての例えば直径0.25mmの光ファイバ心線を用いた8心テープ心線1を一例とする。上記のスリット7は#4と#5の光ファイバ3の間に間欠的に設けられている。スリット7の長さAとスリット間隔部9の間隔Bの比、及びスリット7の長さAとスリット間隔部9の間隔Bの周期を検討し、それぞれ検討するために作製したテープ心線1における分割時の伝送特性のロス変化を測定した。
作製した8心テープ心線1は、スリット7の長さAが72mmで、スリット間隔部9の間隔Bが8mmである。したがって、(長さA+間隔B)が80mmで、長さA/(長さA+間隔B)が0.9である。なお、長さA/(長さA+間隔B)は、「分離部比率」という。
また、#4と#5の光ファイバ3のピッチ間隔Pは0.32mmであり、#4と#5の光ファイバ3の間の一括被覆5の離隔部5Aの幅Cは0.07mmである。したがって、この場合は、スリット7の幅Dは0.07mmより小さいものである。
また、テープ心線1の分割方法は、以下の3通りとした。
(1)テープ心線1のスリット7(分離部)を境目に、それぞれ両側を手で持って裂くように分割する。
(2)テープ心線1の光ファイバ3間のスリット7に、直径が1.0mmの縦裂き用線材13を挿入し、スリット7と平行にスライドさせてテープ心線1を分割する。
(3)テープ心線1の光ファイバ3間のスリット7に、直径が0.2mmの縦裂き用線材13を挿入し、スリット7と平行にスライドさせてテープ心線1を分割する。
上記の各分割方法で分割した際のロス変動は、表1に示されている通りである。なお、表1の中で、○は分割時のロス変動が1dB以下であることを示すもので、△は分割時のロス変動が1dB以上であることを示すものである。
Figure 0004980841
表1の結果から分かるように、上記の(1)の分割方法では、従来の特許文献4と同様の方法であり、その結果は△で、分割時のロス変動が1dB以上であった。また、上記の(2)の分割方法では、縦裂き用線材13が直径1.0mmであり、その結果は△で、分割時のロス変動が1dB以上であった。一方、上記の(3)の分割方法では、縦裂き用線材13が直径0.2mmであり、その結果は○で、分割時のロス変動が1dB以下であった。
以上のことから、光ファイバ3のピッチ間隔Pに対して大きな直径を持つ縦裂き用線材13を用いると、テープ心線1を分割する際に、光ファイバ3に大きな曲がりが加わるために、分割時のロス変動も大きくなってしまうことが分かる。一方、適度な直径の縦裂き用線材13を用いることで、分割時のロス変動を1dB以下に抑えることが可能であった。
その理由としては、例えば、スリット7の幅Dは0.07mmより小さいのであるが、縦裂き用線材13の直径は1.0mmあるいは0.2mmで、いずれの場合もスリット7の幅Dより大きいので、スリット7に縦裂き用線材13を挿入すると光ファイバ3が曲がり、#4と#5の光ファイバ3の間隔が広がることになる。そのために光ファイバ3が曲がることで、スリット7の幅Dよりも大きな直径の縦裂き用線材13を挿入することが可能となる。
しかし、直径0.2mmの縦裂き用線材13を用いる場合は、例えば、図3に示されているように、隣り合う光ファイバ3の離隔が無し(0mm)の場合を例にとると、スリット7に縦裂き用線材13を挿入したことにより、隣り合う光ファイバ3が離れる。つまり、光ファイバ3の離隔が広がって光ファイバ3に曲げが加わるが、スリット7の長さAが約5mm以上あれば、光ファイバ3に加わる曲げ半径をR30mm以上に抑えることが可能であるため、分割時のロス変動を抑えることができる。このことから、この実施の形態ではスリット7の長さAは5mm以上が望ましいとしている。
したがって、上記の直径0.2mmの縦裂き用線材13をテープ心線1の分割のために用いる場合は、スリット7に前記縦裂き用線材13を入れたときの光ファイバ3の曲がりがR30mm以上であれば伝送ロス増は起こりにくいことから、間隔B≧5mmであることが望ましい。また、SZ型光ファイバケーブル等の光ファイバケーブルを中間分岐する際には、前記ケーブルのシースを剥ぐ長さが500mm程度であることから、500mm中に少なくとも一点以上のスリット間隔部9(接着部)を持たなければならない。
以上をまとめると、前記縦裂き用線材13の直径が0.2mmであるとき、前記長さA、(長さA+間隔B)、長さA/(長さA+間隔B)は、
5mm≦長さA<500mm
5mm<(長さA+間隔B)≦500mm
0.01≦長さA/(長さA+間隔B)<1
でなければならない。なお、〔長さA/(長さA+間隔B)〕は分離部比率という。
なお、前述した実施の形態では、8心テープ心線1で#4と#5の間にスリット7を有しているが、テープ心線1の心線数は任意、つまり4心テープ、12心テープ、あるいはその他の複数の心線数でも良い。また、スリット7を設ける箇所は、前述した実施の形態のように#4と#5の間に限らず、任意の光ファイバ3の間に設けても良い。また、図4に示されているように、テープ心線1の複数の心線間にスリット7を設けてもよい。
また、分割に用いる縦裂き用部材としては、前述した縦裂き用線材13の替わりに、縦裂き用線材13の直径と同程度の厚さの縦裂き用板を用いても良い。
また、前述した実施の形態のように隣接する光ファイバ3の間を離隔した一括被覆5の離隔部5Aを設けた場合は、スリット7を設けやすいことと、スリット7に縦裂き用線材13を挿入した時にスリット7に隣接する光ファイバ3の曲げ半径が大きくなるという点で望ましいが、離隔部5Aが無くても良い。
以上のことから、スリット7に縦裂き用線材13を通してスリット7の長手方向に移動することで、活線分岐の際に光ファイバ3に活線分岐を不可能とするほどの捻りや曲げを生じさせないで、一括被覆5を縦裂きしてテープ心線1を容易に分割することができる。その結果、光ファイバ3の伝送特性の劣化や断線を避けることができる。また、スリット7の幅Dは狭くても縦裂き用線材13を通すことができる。
また、テープ心線1は、従来の特許文献2のように被覆部分の上下厚さに差を設けることで光ファイバ3の分岐性の向上を図らなくても、つまり、全長にわたって同一の厚さで一括被覆5を被せも光ファイバ3の分岐性を良くすることができるため、テープ心線1の厚さがほぼ均一となるので、テープ心線1が反ることがなく、取り扱いが容易である。
また、テープ心線1は、コートする一括被覆5が一層のみであっても光ファイバの分岐性を良くすることができるので、薄いテープ心線1にすることができる。すなわち、従来の特許文献3のようにテープ化材を二回以上コートして連結用樹脂を設けることで光ファイバ3の分岐性の向上を図らなくても、つまり、従来のように二層のテープ化材を設けなくても容易に分割可能となる。
この発明の実施の形態の光ファイバテープ心線を示す斜視図である。 この発明の実施の形態の光ファイバテープ心線の分割方法を概略的に示す斜視図である。 図2において縦裂き用部材を挿入したスリットの広がり状態を示す概略的な平面図である。 この発明の別の実施の形態の光ファイバテープ心線を示す斜視図である。
符号の説明
1 光ファイバテープ心線
3 光ファイバ
5 一括被覆
5A 離隔部
7 スリット
9 スリット間隔部
11 引き裂き線
13 縦裂き用線材(縦裂き用部材)
A スリット長さ
B スリット間隔
C #4と#5の光ファイバの間の一括被覆の幅
D スリットの幅
P #4と#5の光ファイバのピッチ間隔

Claims (4)

  1. 並列に配置した複数本の光ファイバの外周上に一括被覆を同一の厚さで設けてなる光ファイバテープ心線において、
    隣接する前記光ファイバ間の境目の位置に相当する前記一括被覆の位置に、前記一括被覆の厚さ方向に貫通するスリットを前記一括被覆の長手方向にわたって間欠的に設け、
    前記スリットの長さ及び前記スリット間の間隔の寸法は、前記スリットに円形断面の縦裂き用材を通して前記長手方向に移動することで前記一括被覆を縦裂く際に、前記縦裂き用材で広げられたスリットに隣接する前記光ファイバの曲げ半径が活線分岐を可能とする構成であり、
    前記縦裂き用線材の直径が前記スリットの幅より大きく、前記縦裂き用線材の直径が0.2mmであるとき、前記縦裂き用線材で広げられたスリットに隣接する前記光ファイバの曲げ半径を30mm以上にするために、
    5mm≦スリット長さ<500mm
    5mm<(スリット長さ+スリット間隔)≦500mm
    0.01≦スリット長さ/(スリット長さ+スリット間隔)<1
    であることを特徴とする光ファイバテープ心線。
  2. 前記光ファイバ間の境目の位置に、前記光ファイバ間を離隔した前記一括被覆の離隔部を設け、この離隔部の位置に前記スリットを設けてなることを特徴とする請求項1記載の光ファイバテープ心線。
  3. 前記スリットの幅は0.07mmより小さく、
    前記スリットに隣接する光ファイバ間のピッチ間隔が0.32mm以下であることを特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバテープ心線。
  4. 並列に配置した複数本の光ファイバの外周上に一括被覆を同一の厚さで設けた光ファイバテープ心線の分割方法であって、
    前記光ファイバテープ心線における隣接する前記光ファイバ間の境目の位置に相当する前記一括被覆の位置に、前記一括被覆の厚さ方向に貫通するスリットを前記一括被覆の長手方向にわたって間欠的に設け、前記一括被覆の前記スリットに円形断面の縦裂き用材を通して前記長手方向に移動することで前記一括被覆を縦裂きする構成であり、
    前記縦裂き用線材の直径が前記スリットの幅より大きく、前記縦裂き用線材の直径が0.2mmであるとき、前記縦裂き用線材で広げられたスリットに隣接する前記光ファイバの曲げ半径を30mm以上にするために、
    5mm≦スリット長さ<500mm
    5mm<(スリット長さ+スリット間隔)≦500mm
    0.01≦スリット長さ/(スリット長さ+スリット間隔)<1
    であることを特徴とする光ファイバテープ心線の分割方法。
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