JP4978612B2 - ディスプレイ付ハウジング - Google Patents

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Description

本発明は、区画されたハウジング内の電子回路とその区画外のディスプレイとを電気的・機械的に接続するディスプレイ付ハウジングに関するもので、車載用のナビゲーション装置のようにディスプレイと電子回路との接続を行うディスプレイ付ハウジングに関するものである。
従来のこの種のディスプレイ付ハウジングとしては、先行技術に特許文献1及び特許文献2がある。
特許文献1は、ハウジング本体と蓋体によって構成されるハウジング内に、各種電気・電子部品が実装されたプリント基板が収納され、前記ハウジング本体にはその底板の近傍にスペーサーを介して立設させた取付部が設けられ、この取付部に前記プリント基板の角部近傍に形成された取付孔を挿通させ、ナットによってプリント基板を固定し、更に、ハウジング本体の上部から蓋体を被せることにより、ハウジングが組み立てられている。また、このハウジングには、外部配線との接続のために、プリント基板上にコネクタが半田付けにより取り付けられ、それがハウジングから露出している。
また、特許文献2は、ハウジングの下側にプリント基板を配置し、上側に前記プリント基板と平行に絶縁基板を介して電線及びブスバーを配設し、前記プリント基板と直交するハウジングの周壁に前記プリント基板、ブスバー及び電線等の内部回路と接続されるハウジングを構成し、しかも、前記電線が前記プリント基板に面し、絶縁基板の一面にブスバー、他面に電線を配設した絶縁基板と、プリント基板とをハウジングの上下に配置する構造によって、電線をプリント基板に面して互いに向き合って配設し、絶縁基板の下面側(プリント基板側)の無駄な空間をなくし、それだけハウジング全体の厚さを薄くするという技術を開示している。
特開平5−144523号公報 特開2000−92659公報
しかし、特許文献1の技術は、ハウジングの固定部を車両のボディに取付け、そのハウジングのコネクタは、2個直角方向の両面板に配設されていることから、直接ハウジングの挿着により車体のボディ側にコネクタ接続するものではなく、前記コネクタはケーブル先端に取付けたコネクタによって接続されざるを得ないものである。
また、特許文献2の技術についても、ハウジングに取付けられたコネクタは、複数が直角方向の4面に配設されているから、この技術もケーブル先端に取付けたコネクタが接続されざるを得ないものである。
このように、特許文献1及び特許文献2の技術は、ハウジングに取付けられたコネクタがケーブル先端に取付けたコネクタに接続されるもので、一方のハウジングのボディ側にコネクタを取付け、そのハウジングのボディ側のコネクタを対向させ、両ハウジングを一体化するときにコネクタを直接相互接続することはできない。
一方、耐ノイズ性を高めるために金属板で堅固にシールドを行うと、当該シールドのためにコネクタに保障されたフローティング量以下の精度でハウジングを構成し、かつ、プリント基板の精度も上げる必要がある。それでも、複数のコネクタを同時に着脱するには、累積公差が大きくなり、結果、複数のコネクタを同時接続することは困難である。
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、耐ノイズ性を高め、組付けの際にコネクタ相互間が機械的、電気的に接続されて組付けが容易なディスプレイ付ハウジングの提供を目的とするものである。
請求項1にかかるディスプレイ付ハウジングは、金属製の板材により4面を形成してなる枠体構成部の下面板と、その下面板に平行する下段プリント基板に配設された下段コネクタ及び前記下段プリント基板の上面及びその周囲側をシールドするシールド板からなる最下段構成部と、前記最下段構成部のシールド板及び/または両側面板に取付けられた上段プリント基板に配設された上段コネクタを有する上段構成部とを具備し、それら前記最下段構成部の下段コネクタ及び前記上段構成部の上段コネクタは、表示構成部のディスプレイの背面に取付けた複数個のコネクタによって同時に着脱自在として電気的接続を行うものである。
ここで、上記枠体構成部は、4つ折または3つ折を行い結果的に4面板で形成された枠体としたものである。
また、上記最下段構成部は、前記枠体構成部の下面板と、その下面板に平行する下段プリント基板、下段プリント基板に配設された下段コネクタ及び前記下段プリント基板の上面及びその周囲をシールドするシールド板から構成されるもので、少なくとも、シールド板によって、前記枠体構成部の下面板以外の面がシールドされている。勿論、前記枠体構成部の下面板によっても下段プリント基板がシールドされている。この下段プリント基板には、パルス等の高い周波数の信号処理を行うナビゲーション機能等の電子・電気部品が搭載される。即ち、ここでは、ディジタル処理する信号の流れがあり、周波数的には、高い周波数が使用される。
そして、上記上段構成部は、前記最下段構成部のシールド板及び/または両側面板に取付けられた上段プリント基板及び上段プリント基板に配設された上段コネクタからなるものであり、通常、直接、アナログ周波数として処理される周波数等の低い周波数が使用される。
更に、上記表示構成部は、前記最下段構成部の下段コネクタ及び前記上段構成部の上段コネクタと、前記表示構成部の背面に取付けた複数個のコネクタによって同時に着脱自在とし、それによって電気的接続を行うものである。このディスプレイは、液晶ディスプレイ、または液晶ディスプレイの代わりに、CRTディスプレイ、プラズマディスプレイ、EL等を使用することもできる。
更にまた、前記最下段構成部の下段コネクタ及び前記上段構成部の上段コネクタの同時に着脱自在とは、時間的な同時を意味するものではなく、時間的に多少のずれがあっても、結果的に1つの動作で着脱が行われることを意味するものである。前記下段コネクタ及び上段コネクタの接続には、下段コネクタを基準とし、位置的、時間的に若干のずれを設けるのが普通である。
請求項2にかかるディスプレイ付ハウジングの前記枠体構成部は、下面板及び当該下面板を挟む両側の側面板からなるコ字状に打ち抜きと共に折曲し、その開放面を上面板で固着して、金属製の板材により4面板を形成した枠体とするものである。
ここで、前記枠体構成部は、基本的構成を下面板及び当該下面板を挟む両側の側面板からなるコ字状に折曲するものであり、プレス加工において、1回の動作で、細部の取付孔、嵌合孔等の打ち抜き、起立片等の切り起しを任意に付加して行うこともできる。
請求項3にかかるディスプレイ付ハウジングの前記表示構成部の前記枠体構成部への取付けは、側面板または上下面板に対して固着するものである。
ここで、前記表示構成部の前記枠体構成部への機械的な取付けは、2枚の側面板または上下面板にビス止めで1箇所以上固定できるものである。勿論、2枚の側面板及び上下面板とすることもできる。
請求項4にかかるディスプレイ付ハウジングの前記最下段構成部及び上段構成部の前記下段コネクタ及び前記上段コネクタは、各々1個以上としたものである。
即ち、前記最下段構成部及び上段構成部の各コネクタは、1個以上であればよいが、複数になると、それだけコネクタとしてのフローティング量を大きくする必要が出てくる。
請求項5にかかるディスプレイ付ハウジングは、前記最下段構成部のシールド板の背面には、複数のコネクタが配設されているものである。
ここで、前記最下段構成部のシールド板の背面の複数のコネクタは、例えば、ナビゲーション機能では各種のセンサ入力が多いことから、シールド板内で誘導が生じないようにディジタル処理するものである。
請求項6にかかるディスプレイ付ハウジングは、更に、前記枠体構成部の最上部には、プレーヤ機構部を配設したものである。
ここで、上記プレーヤ機構部は、前記枠体構成部の最上部にプレーヤ機構を配設したもので、読み取り及び駆動制御が主体となるものであるから、機械的に安定した場所に設置するものである。また、最上部とは、上段構成部よりも上の位置であり、上面板よりも下に位置すればよい。
請求項7にかかるディスプレイ付ハウジングは、更に、前記枠体構成部の背面板は、最下段構成部のシールド板の背面を除き、前記枠体構成部の背面を閉じる背面板を固着したものである。
ここで、上記背面板は、前記最下段構成部の背面側には、独立して各種センサの入力を配置する場合が多いから、前記枠体構成部の背面は、前記最下段構成部のシールド板の背面を除く前記枠体構成部の背面を背面板で閉じるものである。
請求項8にかかるディスプレイ付ハウジングの前記最下段構成部の下段コネクタ及び前記上段構成部の上段コネクタは、接点が横方向に配列された横長として配設し、前記上段コネクタのフローティング量を前記下段コネクタより大きく構成したものである。
ここで、下段コネクタと上段コネクタは、互いに平行に接続することにより、それらコネクタのフローティング量を活用することができる。したがって、2個以上の場合も同様である。前記上段構成部の上段コネクタを縦に配設しても、上段プリント基板と共同して見かけ上のフローティング量を得ることができる。
請求項9にかかるディスプレイ付ハウジングの前記最下段構成部の下段コネクタに接続自在なコネクタと着脱自在な前記表示構成部のコネクタとは、シールドされた空間内で電気的・機械的接続がされるものである。
ここで、シールドされた空間内とは、コネクタが電気的・機械的接続がされる空間を電気的、磁気的に囲うものであればよく、最下段構成部のシールド板側の前面または表示用シールド材側の何れを凹または凸としてもよい。
請求項1の発明のディスプレイ付ハウジングは、金属製の板材により4面を形成してなる枠体構成部の下面板と、その下面板に平行する下段プリント基板に配設された下段コネクタ及び前記下段プリント基板の上面及びその周囲をシールドするシールド板からなる最下段構成部と、前記最下段構成部のシールド板及び/または両側面板に取付けられた上段コネクタが取付けられた上段構成部との両コネクタは、ディスプレイの電気的接続を行う表示構成部の背面に取付けたコネクタによって同時接続を行うものである。
したがって、前記最下段構成部の下段プリント基板は、前記枠体構成部のシールド板によって、前記下段プリント基板と外部との間のシールドにより、ノイズの発生及び侵入を防止できる。また、前記最下段構成部の下段コネクタ及び前記上段構成部の上段コネクタは、前記表示構成部の背面に取付けたコネクタによって同時に挿着自在とするものであるから、ワンタッチで電気的接続を行うことができ、その組み付け効率をよくすることができる。したがって、耐ノイズ性を高め、組付けの際にコネクタ相互間が機械的、電気的に接続されて組付けが容易となる。そして、シールド板はスペーサーとしての機能を有しているので、部品点数を少なくすることができ、また、前記上段コネクタのフローティング量を前記下段コネクタより大きくすることにより、実装される電子部品のスペースが確保し易くなる。更に、上段プリント基板をシールド板に対して取り付ける構造としたことにより、上段プリント基板に設けられるねじ止め用の穴の位置を任意に設定でき、実装される電子部品の配置及び配線の自由度を向上することができる。
請求項2の発明のディスプレイ付ハウジングの前記枠体構成部は、下面板及び当該下面板を挟む両側の側面板からなるコ字状に打ち抜きと共に折曲し、その開放面を上面板で固着してなるものであるから、請求項1の効果に加えて、基本的なコ字状の折曲が下面板及び両側の側面板からなり、具体的実施物においては更に仔細なプレス加工が必要になるが、単純にコ字状に成型するのみで加工を終えるものであるから、その加工が容易となる。また、開放面の上面板を最後に固着することにより、その間の組み立ての工程を確認することができ、またメンテナンスにも使用できる。
請求項3の発明のディスプレイ付ハウジングの前記表示構成部の前記枠体構成部への取付けは、対応する側面板または上下面板に対して固着するものであるから、請求項1または請求項2に記載の効果に加えて、単純なビス止め等の固着手段の使用が可能となり、組付けが容易になる。
請求項4の発明のディスプレイ付ハウジングの前記最下段構成部及び前記上段構成部の前記下段コネクタ及び前記上段コネクタは、各々1個以上としたものであるから、請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載の効果に加えて、前記最下段構成部及び前記上段構成部の各コネクタは、1個以上であればよく、複数であってもコネクタのフローティング量の選択によって実施でき、電気的・機械的接続が簡単、かつ、容易に行うことができる。
請求項5の発明のディスプレイ付ハウジングの前記最下段構成部のシールド板の背面には、複数のコネクタが配設されているものであるから、請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載の効果に加えて、前記最下段構成部がシールドされているから、ノイズ源となったり、ノイズを拾ったりすることがない。
請求項6の発明のディスプレイ付ハウジングは、更に、前記枠体構成部の最上部には、プレーヤ機構部を配設しものであるから、請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載の効果に加えて、前記枠体構成部の下側が前記最下段構成部のシールド板と共に堅固に構成され、かつ、前記枠体構成部の上側が前記プレーヤ機構部によって機械的強度が高く堅固に構成されるから、ディスプレイ付ハウジング全体の機械的強度を上げることができ、また、ディスプレイ付ハウジングと車両との取付けの関係からしても機械的振動を少なくすることができる。
請求項7の発明のディスプレイ付ハウジングは、更に、前記枠体構成部の背面板は、最下段構成部のシールド板の背面側を除き、前記枠体構成部の背面を閉じる背面板を固着したものであるから、請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載の効果に加えて、例えば、ナビゲーション装置等においては、最下段構成部のシールド板の背面板側には、独立して各種センサの入力を必要とするから、枠体構成部の背面板は、最下段構成部の背面板を除く前記枠体構成部の背面板を閉じるものであれば、最下段構成部のコネクタによって外部のセンサ等に接続することができる。
請求項8の発明のディスプレイ付ハウジングの前記最下段構成部の下段コネクタ及び前記上段構成部の上段コネクタは、接点が横方向に配列された横長として配設し、前記上段コネクタのフローティング量を前記下段コネクタより大きく構成したものであるから、請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載の効果に加えて、下段コネクタと上段コネクタは、互いに平行に接続することにより、それらコネクタのフローティング量を活用することができる。また、下段コネクタと上段コネクタは、前記上段コネクタのフローティング量を前記下段コネクタより大きくしたものであるから、組み付けやすい。したがって、2個以上の場合も同様である。また、複数のコネクタの接続が必要な場合でも、作業効率の良い接続を行うことができる。
請求項9の発明のディスプレイ付ハウジングの前記最下段構成部の下段コネクタと着脱自在な前記表示構成部のコネクタは、シールドされた空間内で電気的・機械的接続がされるものであるから、請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の効果に加えて、耐ノイズ性をよくすることができる。しかも、当該相互接続されたコネクタの周囲は、前記表示構成部の背面との間で閉じられているから、シールド空間に位置し、耐ノイズ性の信頼性を上げることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。なお、図中、実施の形態の同一記号及び同一符号は、同一または相当する機能部分である。
図1は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングの最下段構成部を示す斜視図であり、図2は同じくディスプレイ付ハウジングの最下段構成部を示す正面板図、図3は同じくディスプレイ付ハウジングの最下段構成部を示す背面板図である。また、図4は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングの最下段構成部及び上段コネクタ部を示す斜視図であり、図5は同じくディスプレイ付ハウジングの最下段構成部及び上段コネクタ部を示す正面板図である。そして、図6は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングのディスプレイ部を示す斜視図であり、図7は同じくディスプレイ付ハウジングのディスプレイ部の背面板図である。更に、図8は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングの全体の前方から見た斜視図であり、図9は同じくディスプレイ付ハウジングの正面板図、図10は同じくディスプレイ付ハウジングの背面板図である。
図1乃至図3において、ハウジング本体10は、プレス加工によって基本的形状を、前方または後方から見て上に開口するコ字状に折曲げ、下面板11並びにその両側から立ち上がる両側面板12及び側面板13が形成されている。なお、下面板11並びにその両側から立ち上がる両側面板12及び側面板13は、上面板14(図8〜図9参照)によって、金属製の板材により4面板を形成した枠体となっている。この金属製の板材により下面板11並びにその両側から立ち上がる両側面板12及び側面板13、上面板14(図8〜図9参照)によって、4面を形成してなる本実施の形態の枠体構成部1を構成している。しかし、本発明を実施する場合には、1枚板を折曲し、連続した下面板11、両側面板12及び側面板13、上面板14からなるハウジング本体10とすることができる。また、下面板11及び側面板12と側面板13及び上面板14とすることもできる。
下面板11には随所にプリント基板を取付けるため、上側に突出する突出座21を形成し、そこに、電気・電子部品を実装したプリント基板からなる下段プリント基板22を取付けている。下面板11の内側上面板は、下段プリント基板22の半田付け面側が対応している。下段プリント基板22の上面側は、電気・電子部品が実装されている。したがって、下面板11と下段プリント基板22の位置は、比較的精度のよい状態となる。
下段プリント基板22には、その前方に下段コネクタ25が配設されており、ディスプレイ40(図6参照)の背面に配設された下段対応コネクタ42(図7参照)に接続自在になっている。この下段コネクタ25は下段プリント基板22に直接取り付けたものであり、下段プリント基板22に半田付けされている。
電気・電子部品を実装した下段プリント基板22の上は、下段プリント基板22の上面及びその周囲の側面側をシールドするシールド板23によって囲まれている。即ち、シールド板23は、シールド上面23a、周囲のシールド前面23b、シールド側面23c,23d、背面23eで下段プリント基板22の5面を囲んでいる。即ち、下段プリント基板22から見れば、シールド上面23a、周囲のシールド前面23b、シールド側面23c,23d、背面23e並びにハウジング本体10下面板11によって全周囲が囲まれている。しかし、このシールド状態とは、緻密に囲まれていることを意味するものではなく、シールド効果が得られる程度に囲まれている。
例えば、シールド板23には、上段プリント基板31を取り付けるための切り起し片23fが形成されているから、その切り起し片23fの開口、或いはシールド板23をハウジング本体10の下面板11に取付ける脚部23gを形成したことによる隙間も存在する。これらの開口、隙間は、ノイズの影響を受けない程度のものである。
なお、シールド板23の後方は、背面23eに配設する複数のコネクタ24の配列自由度を得るために、複数のコネクタ24の配列に応じた体積、配列面積を設定している。しかし、シールド板23によって、下段プリント基板22の上面及びその周囲をシールドしていることに違いはない。
特に、本実施の形態では、車載ナビゲーション装置の主たる機能を持たせているから、各種センサの情報が必要となり、そのために複数のコネクタ24が配設されている。しかし、複数のコネクタ24は直接下段プリント基板22に取付けてもよいが、本実施の形態のように別部材を設けて取付けてもよい。いずれにせよ、複数のコネクタ24においても、シールド板23のシール効果を持たせている。
このように、電気的及び磁気的に遮蔽する特性を有する金属製の板材により4面を形成してなる枠体の構成は、本実施の形態の枠体構成部1を構成している。
また、金属製の板材により4面板を形成して枠体としたハウジング本体10の下面板11と、その下面板11に平行する下面板11に直接取付けた下段プリント基板22に配設された下段コネクタ25及び下段プリント基板22の上面及びその周囲側をシールドする下面板11に直接取付けたシールド板23によって最下段構成部2を構成している。
即ち、最下段構成部2のシールド板23には、複数の切り起し片23fを有しており、そこに上段プリント基板31(図4、図5参照)を取付けている。上段プリント基板31は各種電気・電子部品を実装したナビゲーション用とオーディオ用とを兼用するプレーヤ機構50(図8、図9参照)の駆動回路、音楽用、再生画像用のCD−ROMまたはDVD−ROMからのオーディオデータを書き込む記憶回路を有するものである。なお、地図データのCD−ROMまたはDVD−ROMからは地図情報を下段プリント基板22に搭載された記憶回路に格納される。このように、上段プリント基板31をシールド板23に対して取り付ける構造としたことにより、上段プリント基板31に設けられるねじ止め用の穴の位置を任意に設定でき、実装される電子部品の配置及び配線の自由度が向上する。
図4及び図5に示すように、最下段構成部2のシールド板23及びハウジング本体10の下面板11を挟む両側の側面板12,13に取付けられた上段プリント基板31には、横方向に伸びている上段コネクタ32が取付けられている。
この上段プリント基板31は、最下段構成部2のシールド板23の複数の切り起し片23fのみに取付けてもよいが、ハウジング本体10の両側面板12及び側面板13にも切り起し片13aを形成し、切り起し片13aに対しても、シールド板23を取付けることが望ましい。
本実施の形態においては、最下段構成部2のシールド板23の切り起し片23fに取付けられた各種電気・電子部品を実装した上段プリント基板31、上段プリント基板31が有する横方向にピンの配列を有する上段コネクタ32は、本実施の形態の上段構成部3を構成している。ここで、最下段構成部2のシールド板23の切り起し片23fに取付けられた上段プリント基板31は、それによって取付け位置が決定されるから、更に機械的強度を増すために上段プリント基板31を両側の側面板12,13に取付けることもできる。このとき、最下段構成部2のシールド板23の切り起し片23f及び両側の側面板12,13に取付けられた各種電気・電子部品を実装した上段プリント基板31、上段プリント基板31が有する横方向にピンの配列を有する上段コネクタ32は、本実施の形態の上段構成部3を構成する。
図6及び図7に示すように、ディスプレイ40は、その表示面45及びその周囲に配設した各種操作キー46及び地図データ、音楽用、再生画像用のCD−ROMまたはDVD−ROMの記憶媒体挿入口47を有している。ディスプレイ40の表示面45及びその周囲に配設した各種操作キー46の信号は、図示しない裏面に配設された各種電気・電子部品を実装した表示用プリント基板によって処理される。この図示しない表示用プリント基板は、表示用シールド材41によってその裏面側をシールドしている。表示用シールド材41は表示面45の液晶を表側とし、その裏面側にバックライト及び表示用プリント基板が配設されて、裏側表面に露出されている。そして、全体を合成樹脂の枠体に組み付けている。
表示用シールド材41には、2個の凹部(表示面板側に凸)41aが形成されていて、そこに下段コネクタ25と接続される下段対応コネクタ42、上段コネクタ32と接続される上段対応コネクタ43が配設される。下段対応コネクタ42と上段対応コネクタ43は下段コネクタ25と上段コネクタ32と装着できるように横方向に長く、ピンの配列がなされている。2個の凹部(表示面板側に凸)41aの深さは、特に、下段対応コネクタ42に下段コネクタ25が挿着されたとき、表示用シールド材41とシールド板23のシールド前面板23bが接触または近接し、少なくとも、下段対応コネクタ42に下段コネクタ25をシールドする構造となっている。
上段対応コネクタ43は上段コネクタ32をシールドする構造になっていないが、本発明を実施する場合には、上段対応コネクタ43と上段コネクタ32を同様にシールドする構造とすることもできる。なお、本実施の形態では、上段対応コネクタ43と上段コネクタ32の雌雄を問うものではない。
また、表示面45及びその周囲に配設した各種操作キー46からなるディスプレイ40に配設した表示用シールド材41には、後部に突出する両側に計4個の取付凸片41dが形成されていて、ハウジング本体10の前部の側面板12及び側面板13の前部に形成した係合凹部13bに挿入し、ハウジング本体10の側面板12及び側面板13の係合凹部13bにディスプレイ40の取付凸片41dがビス等によって取付け自在となっている。
ディスプレイ40側の取付凸片41dとの関係は、係合凹部13bに接触すると、両者はビス止めするまでもなく、相対移動できない程度に接触する精度に構成されている。
本実施の形態では、ディスプレイ40側の取付凸片41dを左右の側面板12及び側面板13の係合凹部13bに取付け自在としたものであるが、本発明を実施する場合には、取付凸片41dと係合凹部13bの位置をハウジング本体10の上面板14、下面板11とすることができる。また、上面板14、下面板11、側面板12,13にそれぞれ設けることもできる。しかし、ディスプレイ40の取付凸片41dを左右の側面板12及び側面板13の係合凹部13bに取付け自在としたものでは、2面方向から作業でき、作業効率がよく、かつ、上面板14のみを外すことができるのでメンテナンス等の際に作業性がよくなる。
図6及び図7で説明したように、液晶等の表示面45及びその駆動回路及び表示面45の周囲に配設した各種操作キー46から本実施の形態のディスプレイ40を構成している。表示用シールド材41及びその取付凸片41d並びにその凹部(表示面板側に凸)41aに配設した下段対応コネクタ42と上段対応コネクタ43は、本実施の形態の表示構成部4を構成している。
図8及び図9において、本実施の形態のディスプレイ付ハウジングの全体は、ハウジング本体10のコ字状の最上部の開口する位置に、プレーヤ機構50を配置するプレーヤ機構部5となっている。このプレーヤ機構部5は、表示構成部4の記憶媒体挿入口47から挿入された地図データ、音楽用、再生画像用のCD−ROMまたはDVD−ROM等の読み取り手段の機構部分として機能する。プレーヤ機構部5は、電気的に下段プリント基板22と上段プリント基板31にフレキシブルケーブル51によって電気的に接続されている。
地図データ、再生画像用のCD−ROMまたはDVD−ROM等の読み取り手段としてのプレーヤ機構部5から地図データ等をフレキシブルケーブル51を介して、下段プリント基板22の記憶回路に格納自在としている。
また、ハウジング本体10の側面板13には、ファン13eが取付けられており、図示しない通気孔から空気が内部を通過し、電子部品等を冷却し、ファン13eから排出する構造となっている。
なお、上面板14は、ハウジング本体10の側面板12,13の上端にビス14aによってビス止めされている。したがって、メンテナンス等の際に上面板14を外すことができ、その作業性がよくなる。また、組み立ての際には、その組み立て経過を上面板14を外した状態で確認し、上面板14を取り付けることによって完成とすることができる。
このように、本実施の形態のディスプレイ付ハウジングは、シールド特性を有する金属製の板材により下面板11、側面板12,13、上面板14からなる4面を形成してなる枠体構成部1と、枠体構成部1の下面板11に平行する下段プリント基板22及び下段プリント基板22に配設された下段コネクタ25及び下段プリント基板22の上面及びその周囲をシールドするシールド板23からなる最下段構成部2と、最下段構成部2のシールド板23及び/または枠体構成部1の両側の側面板12,13に取付けられた上段プリント基板31及び上段プリント基板31に配設された上段コネクタ32からなる上段構成部3と、最下段構成部2の下段コネクタ25及び上段構成部3の上段コネクタ32に接続自在な下段対応コネクタ42、上段対応コネクタ43からなるコネクタによって同時に着脱自在とし、それによってディスプレイ40の電気的接続を行う表示構成部4を具備するものである。
したがって、枠体構成部1の下面板11と、その下面板11に平行する下段プリント基板22に配設された下段コネクタ25及び下段プリント基板22の上面及びその周囲をシールドするシールド板23からなる最下段構成部2と、最下段構成部2のシールド板23及び/または両側面板12,13に取付けられた上段コネクタ32が取付けられた上段構成部3との両コネクタは、ディスプレイ40の電気的接続を行う表示構成部4の背面に取付けた下段対応コネクタ42、上段対応コネクタ43からなるコネクタによって同時接続を行うことができる。
また、最下段構成部2の下段プリント基板22は、枠体構成部1のシールド板23によって、下段プリント基板22と外部との間のシールドにより、ノイズの発生及び侵入を防止できる。最下段構成部2の下段コネクタ25及び上段構成部3の上段コネクタ32は、表示構成部4の背面に取付けた下段対応コネクタ42、上段対応コネクタ43からなるコネクタによって同時に挿着自在とするものであるから、ワンタッチで電気的接続を行うことができ、その組み付け効率をよくすることができる。
特に、下段コネクタ25は、枠体構成部1の下面板11によって位置決めされ、下段コネクタ25の設置が枠体構成部1の下面板11を基準とし、かつ、上段プリント基板31に配設された上段コネクタ32は、枠体構成部1の下面板11を基準とするシールド板23に配設されているから、仮に枠体構成部1が平行四辺形としての弱点である上面板14と下面板11の位置がずれを呈しても、下段コネクタ25と上段コネクタ32の位置は、枠体構成部1の下面板11及びシールド板23によって決定されるから、両下段コネクタ25と上段コネクタ32との位置に誤差が生じ難い。また、下段コネクタ25を基準にすれば、上段コネクタ32は上段プリント基板31に配設されているから、上段プリント基板31の弾性によって上段コネクタ32のフローティング量として吸収することができる。そして、シールド板23は上段プリント基板31のスペーサーとしての機能を有しているので、部品点数を少なくすることができ、従来のスペーサーに比較して、その製造誤差を少なくすることができる。
よって、耐ノイズ性を高め、組付けの際にコネクタ相互間が機械的、電気的に接続されて組付けが容易となる。
ここで、本実施の形態の枠体構成部1は、4つ折または3つ折を行い結果的に4面板で形成された枠体としたものであればよい。
また、本実施の形態の最下段構成部2は、枠体構成部1の下面板11と、その下面板11に平行する下段プリント基板22、下段プリント基板22に配設された下段コネクタ25及び下段プリント基板22の周囲をシールドするシールド板23から構成されるものであるが、本発明を実施する場合には、少なくとも、シールド板23によって、枠体構成部1の下面板11以外の面がシールドされている。勿論、枠体構成部1の下面板11によっても下段プリント基板22がシールドされている。この下段プリント基板22には、パルス等の高い周波数のディジタル処理する信号の流れがあり、周波数的には、高い周波数が使用されている。したがって、シールド板23によって、耐ノイズ特性を上げている。
そして、上段構成部3は、最下段構成部2のシールド板23及び/または両側面板12,13に取付けられた上段プリント基板31及び上段プリント基板31に配設された上段コネクタ32からなるものであり、通常、アナログ回路として処理され、最下段構成部2よりも低い周波数が使用される。
表示構成部4は、最下段構成部2の下段コネクタ25及び上段構成部3の上段コネクタ32と、表示構成部4の背面に取付けた複数個の下段対応コネクタ42、上段対応コネクタ43からなるコネクタによって同時に着脱自在とし、それによって電気的接続を行うものである。このディスプレイ40の表示面45は、液晶ディスプレイ、または液晶ディスプレイの代わりに、CRTディスプレイ、プラズマディスプレイ、EL等を使用し、車両のフロントガラスにホログラムを投影するホログラム装置等を使用することもできる。
また、最下段構成部2の下段コネクタ25及び上段構成部3の上段コネクタ32の同時に着脱自在とは、時間的な同時を意味するものではなく、時間的に多少のずれがあっても、結果的に1つの動作で着脱が行われることを意味するものである。
本実施の形態の枠体構成部1は、下面板11及び下面板11を挟む両側面板12,13からなるコ字状に折曲し、その開放面を上面板14で固着しているから、基本的なコ字状の折曲が下面板11及び両側の側面板12,13からなり、具体的実施物においては、プレス加工において、1回の動作で、細部の取付孔、嵌合孔等の打ち抜き、起立片等の切り起しを任意に付加して行う必要があるが、単純にコ字状に成型するのみで加工を終えるものであるから、その加工が容易となる。また、開放面の上面板14を最後に固着することにより、その間の組み立ての工程を確認することができる。また、メンテナンスの際には、プレーヤ機構部5が最上位にあり、管理、修理がやりやすくなる。
本実施の形態の表示構成部4の枠体構成部1への取付けは、両側面板12,13または上下面板11,14の前方に対して固着するものであリ、単純なビス止め等の固着手段の使用が可能となり、組付けが容易になる。しかし、表示構成部4の枠体構成部1への機械的な取付けは、2枚の側面板12,13または上下面板11,14にビス止めで1箇所以上固定できるものである。勿論、2枚の側面板12,13及び上下面板11,14とすることもできる。
本実施の形態の最下段構成部2の下段コネクタ25及び上段構成部3の上段コネクタ32は、各々1個以上とすることができる。最下段構成部2及び上段構成部3の下段コネクタ25及び上段コネクタ32は、1個以上、複数であってもコネクタのフローティング量の選択によって実施でき、電気的・機械的接続が簡単、かつ、容易に行うことができる。即ち、最下段構成部2及び上段構成部3の下段コネクタ25、上段コネクタ32からなるコネクタは、1個以上であればよいが、複数になると、それだけコネクタとしての保障フローティング量を大きくする必要が出てくる。しかし、上段コネクタ32は、上段プリント基板31の弾性により、見掛けの保障フローティング量を大きくすることができる。
本実施の形態の最下段構成部2のシールド板23の背面には、下段対応コネクタ42、上段対応コネクタ43からなる複数のコネクタが配設され、最下段構成部2がシールドされているから、最下段構成部2がノイズ源となったり、ノイズを拾ったりすることがない。ここで、最下段構成部2のシールド板23の背面の複数のコネクタ24は、例えば、ナビゲーション機能では各種のセンサ入力が多いことから、シールド板23内で誘導が生じないようにディジタル処理するものである。
本実施の形態の枠体構成部1の最上部には、CD−ROMまたはDVD−ROMの読み取りを行うプレーヤ機構部5を配設したものであるから、枠体構成部1の下側が最下段構成部2のシールド板23と共に堅固に構成され、かつ、枠体構成部1の上側がプレーヤ機構部5によって機械的強度が高く堅固に構成されるから、ディスプレイ付ハウジング全体の機械的強度を上げることができ、また、ディスプレイ付ハウジングと車両との取付けの関係からしても機械的振動を少なくすることができる。
なお、プレーヤ機構部5は、枠体構成部1の最上部にプレーヤ機構部5を配設したもので、読み取り及び駆動制御が主体となるものであるから、機械的に安定した場所に設置するものである。また、最上部とは、上段構成部3よりも上の位置であり、上面板14よりも下に位置すればよい。
本実施の形態の枠体構成部1の背面板15は、最下段構成部2のシールド板23の背面23e側を除き、枠体構成部1の背面を閉じる構造としたものであるから、例えば、ナビゲーション装置等においては、最下段構成部2のシールド板23の背面23e側には、独立して各種センサの入力を必要とするから、枠体構成部1の背面板15は、最下段構成部2の背面23eを除く枠体構成部1の背面を閉じるものであれば、最下段構成部2のコネクタ24によって外部のセンサ等に接続することができる。特に、背面板15は、最下段構成部2の背面側には、独立して各種センサの入力を配置する場合が多いから、枠体構成部1の背面は、最下段構成部2のシールド板23の背面を除く枠体構成部1の背面を背面板15で閉じるものである。
本実施の形態の最下段構成部2の下段コネクタ25及び上段構成部3の上段コネクタ32は、接点が横方向に配列された横長として配設したものであるから、最下段構成部2の下段コネクタ25を基準とし、上段構成部3の上段コネクタ32が取付けられている上段プリント基板31の変化に対応し、最下段構成部2の下段コネクタ25及び上段構成部3の上段コネクタ32は、表示構成部4の背面に取付けた下段対応コネクタ42、上段対応コネクタ43からなるコネクタを同時に装着可能となる。したがって、複数の下段対応コネクタ42、上段対応コネクタ43からなるコネクタの接続が必要な場合でも、作業効率の良い接続を行うことができる。下段コネクタ25と上段コネクタ32は、互いに平行に接続することにより、それら下段コネクタ25と上段コネクタ32の保障フローティング量を活用することができる。したがって、2個以上の場合も同様である。
本実施の形態の最下段構成部3の下段コネクタ25と着脱自在な表示構成部4の下段対応コネクタ42からなるコネクタとは、シールドされた空間内で電気的・機械的接続がなされるものであるから、耐ノイズ性をよくすることができる。しかも、当該相互接続された下段コネクタ25と下段対応コネクタ42からなる周囲は、表示構成部4の背面との間で閉じられているから、シールド空間に位置し、耐ノイズ性の信頼性を上げることができる。このシールドされた空間内とは、コネクタが電気的・機械的接続がされる空間を電気的、磁気的に囲うものであればよく、最下段構成部3のシールド板23側の前面または表示用シールド材41側の何れを凹または凸としてもよい。
上記実施の形態のディスプレイ付ハウジングでは、枠体構成部1が最下段構成部2及び上段構成部3、プレーヤ機構部5と3層に分かれる事例で説明したが、本発明を実施する場合には、最下段構成部2を固定してあれば、上段構成部3が2相、3層になっても実施できる。
更に、上記実施の形態では、枠体構成部1が最下段構成部2及び上段構成部3、プレーヤ機構部5と3層に分かれる事例で説明したが、本発明を実施する場合には、そっくりそのまま上下を反転させることができる。即ち、本発明を実施する場合には、最下段構成部2は最上位置になり、上段構成部3も最下段構成部2の下になり、プレーヤ機構部5が最下位置になることもある。即ち、最下段構成部2、上段構成部3、プレーヤ機構部5等は名称として付したものである。
図1は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングの最下段構成部を示す斜視図である。 図2は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングの最下段構成部を示す正面板図である。 図3は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングの最下段構成部を示す背面板図である。 図4は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングの最下段構成部及び上段コネクタ部を示す斜視図である。 図5は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングの最下段構成部及び上段コネクタ部を示す斜視図である。 図6は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングのディスプレイ部を示す斜視図である。 図7は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングのディスプレイ部の背面板図である。 図8は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングの全体の前方から見た斜視図である。 図9は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングの全体の正面板図である。 図10は本発明の実施の形態にかかるディスプレイ付ハウジングの全体の背面板図である。
符号の説明
1 枠体構成部
2 最下段構成部
3 上段構成部
4 表示構成部
5 プレーヤ機構部
11 下面板
12,13 側面板
14 上面板
22 下段プリント基板
23 シールド板
25 下段コネクタ
31 上段プリント基板
32 上段コネクタ
40 ディスプレイ
41 表示用シールド材

Claims (9)

  1. 金属製の板材により4面を形成してなる枠体構成部と、
    前記枠体構成部の下面板に平行する下段プリント基板及び前記下段プリント基板に配設された下段コネクタ及び前記下段プリント基板の上面及びその周囲をシールドするシールド板からなる最下段構成部と、
    前記最下段構成部の前記シールド板及び/または前記枠体構成部の両側の側面板に取付けられた上段プリント基板及び前記上段プリント基板に配設された上段コネクタからなる上段構成部と、
    前記最下段構成部の下段コネクタ及び前記上段構成部の上段コネクタに接続自在なコネクタによって同時に着脱自在とし、それによってディスプレイの電気的接続を行う表示構成部
    を具備することを特徴とするディスプレイ付ハウジング。
  2. 前記枠体構成部は、前記下面板及び前記下面板を挟む両側面板からなるコ字状に折曲し、その開放面を上面板で固着してなることを特徴とする請求項1に記載のディスプレイ付ハウジング。
  3. 前記表示構成部の前記枠体構成部への取付けは、両側面板または上下面板の前方に対して固着することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のディスプレイ付ハウジング。
  4. 前記最下段構成部の前記下段コネクタ及び上段構成部の前記上段コネクタは、各々1個以上としたことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1つに記載のディスプレイ付ハウジング。
  5. 前記最下段構成部のシールド板の背面には、複数のコネクタが配設されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに記載のディスプレイ付ハウジング。
  6. 更に、前記枠体構成部の最上部には、CD−ROMまたはDVD−ROMの読み取りを行うプレーヤ機構部を配設したことを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか1つに記載のディスプレイ付ハウジング。
  7. 更に、前記枠体構成部の背面板は、前記最下段構成部のシールド板の背面側を除き、前記枠体構成部の背面を閉じる構造としたことを特徴とする請求項1乃至請求項6の何れか1つに記載のディスプレイ付ハウジング。
  8. 前記最下段構成部の下段コネクタ及び前記上段構成部の上段コネクタは、接点が横方向に配列された横長として配設し、前記上段コネクタのフローティング量を前記下段コネクタより大きく構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1つに記載のディスプレイ付ハウジング。
  9. 前記最下段構成部の下段コネクタと着脱自在な前記表示構成部のコネクタとは、シールドされた空間内で電気的・機械的接続がなされることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1つに記載のディスプレイ付ハウジング。
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