JP5399857B2 - 車載用回路基板ケース - Google Patents

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Description

本発明は、回路基板を収容して車両等の取付対象体に取り付けられる車載用回路基板ケースに関するものである。
従来、自動車には、グロープラグやガスセンサ等が設けられており、これらを制御するための回路基板を収容した回路基板ケースが自動車の車体に固定されている。例えば、グロープラグへの通電の制御を行う回路基板には、各種の電子部品が半田付けされているが、電界効果トランジスタ(以下、「FET」という)を代表とするスイッチング用の半導体素子は、自身を流れる電流が大きいため、発熱も大きい。そのため、発熱するこの半導体素子(パワー素子とも言う)は、特許文献1に記載のように、回路基板上に設けた放熱器に直に固定するか、または、回路基板ケースとして金属筐体を用いて、その金属筐体の一部に形成した凸部に固定することも考えられる。
特開2007−324016号公報
しかしながら、金属筐体は比較的高価であるとともに、金属筐体を用いることは回路基板ケースの筐体を合成樹脂化する技術の流れに反するものである。また、特許文献1に記載のように、回路基板上に放熱器を固定したものでは、十分な放熱効果を得るためには、放熱器であるヒートシンクを大きくする必要があるがヒートシンクの慣性が大きくなる。この場合に、パソコン等の設置型の機器では、振動等が無いので問題が生じないが、車載用の機器の場合には、ヒートシンクの慣性が大きいと、振動でヒートシンクが回路基板に対して移動して、発熱素子の半田付け部分に亀裂が入ったり、発熱素子がヒートシンクから外れてしまうという問題点があった。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、振動が加わっても放熱器が回路基板に対して移動することなく、発熱素子からの放熱を有効に行うことのできる回路基板ケースを提供することを目的とする。
本発明の実施態様の回路基板ケースは、外面にコネクタが設けられたベース部材と、前記コネクタの端子と電気的に接続される回路基板と、前記ベース部材と前記回路基板とを接続し支持する支持部と、前記回路基板に接続され発熱する半導体素子が固定される放熱器と、前記ベース部材と嵌合して、当該ベース部材と共に、前記回路基板及び前記放熱器を収容する箱形状をなすカバー部材とを備え、前記支持部は前記ベース部材の中心部側に設けられ、前記回路基板の中心部側を支持するとともに、前記支持部と前記回路基板とは固定され、前記放熱器は、前記ベース部材と前記回路基板との間において、前記ベース部材及び前記回路基板の各々に固定されていることを特徴とする。
本実施態様に係る回路基板ケースは、支持部はベース部材の中心部側に設けられ、回路基板の中心部側を支持するとともに、支持部と回路基板とは固定され、放熱器が、ベース部材と、当該ベース部材が支持部によって支持する回路基板との間において、ベース部材及び回路基板の各々に固定されている。このため、回路基板ケースの取り付けられた取付対象体の振動を受けて、回路基板に対して放熱器のみが移動してしまうことを抑制し、耐振動性、耐衝撃性が向上する。
また、前記放熱器は、前記コネクタの端子とは電気的に切り離されていてもよい。この場合には、放熱器がコネクタの端子から切り離されて独立しているため、放熱器が電気の通り道でなくなり、放熱器に起因する接点不良等が防止できる。
また、前記放熱器は、前記コネクタの端子とは異なる材質の材料で形成されていてもよい。この場合には、放熱器の材質よりも振動の減衰率の高い材質を用いることもでき、耐振動性をより向上させることができる。一般的に、導電性や加工性等の性能・製造面やコストや入手性も加味して端子は真鍮(黄銅)を使用することが多いが、放熱器の材質としてこれよりも振動の減衰率の高いものとすることができる。
また、前記放熱器は、前記支持部の周囲を取り囲んでいてもよい。この場合には、回路基板を支持部とその周囲に設けられた放熱器で支えるので、回路基板の耐振動性、耐衝撃性がより一層向上する。
また、前記カバー部材の内面の底部が前記回路基板に当接してもよい。この場合には、カバー部材によって回路基板を押さえることができるので、カバー部材と回路基板と放熱器が一体となり、外部からの衝撃により、回路基板と放熱器とが剥離して破損することを防止できる。
また、前記カバー部材の内面の底部側に前記回路基板を係止して固定する係止部が設けられていてもよい。この場合には、カバー部材の内面の底部側に設けられたに係止部よって回路基板を押さえることができるので、カバー部材と回路基板と放熱器が一体となり、外部からの衝撃により、回路基板と放熱器とが剥離して破損することを防止できる。
また、前記半導体素子は、前記放熱器に螺子止めされる背板を備え、前記放熱器のヤング率は、前記背板のヤング率よりも大きくてもよい。この場合には、放熱器のヤング率が大きいので撓みにくく、放熱器の撓みで半導体素子の背板が撓み半導体素子のケースが割れることを防止できる。
回路基板ケース1の正面図である。 回路基板ケース1の底面図である。 回路基板ケース1のカバーを取り去った状態の正面図である。 回路基板ケース1のカバーを取り去った状態の分解斜視図である。 図1に示す回路基板ケース1のI−I線で矢印方向に切断した断面図である。 回路基板ケース1の第一変形例を示す図1のI−I線で矢印方向に切断した断面図である。 回路基板ケース1の第二変形例を示す図1のI−I線で矢印方向に切断した断面図である。 回路基板ケース1の第三変形例を示す図1のI−I線で矢印方向に切断した断面図である。 回路基板ケース1の第四変形例を示す図1のI−I線で矢印方向に切断した断面図である。 回路基板ケース1の第五変形例を示す図1のI−I線で矢印方向に切断した断面図である。 金属の対数減衰率を示す参考図である。
以下、本発明を具体化した回路基板ケース1の一実施の形態について、図面を参照して説明する。まず、回路基板ケース1を例に、その構造について図1〜図5を参照して説明する。図1に示す回路基板ケース1は、一例として、自動車等のディーゼルエンジンのグロープラグへの通電の制御を行う制御基板を内蔵したコントローラボックスとして機能するものである。
図1及び図2に示すように、回路基板ケース1は、平面視角が丸くなった長方形状のベース部材2に、箱形状のカバー部材3が嵌合して形成される。ベース部材2とカバー部材3とは一例として、レーザ溶着され、内部に水が進入しないように密着されている。また、図1に示すように、カバー部材3には、自動車の車体に回路基板ケース1を固定するための平面視台形状の取付板4が設けられている。取付板4の中央部には、螺子孔5が形成されている。また、カバー部材3のベース部材2当接する端部には、外側に鍔状に突出した鍔部6が形成されている。尚、ベース部材2及びカバー部材3は、合成樹脂の射出成形により形成される。
次に、ベース部材2のコネクタ7及びコネクタ8の構造について説明する。図2に示すように、ベース部材2の底面には、コネクタ7及びコネクタ8が設けられている。コネクタ7は、断面略長方形の筒状に形成されており、内部に、グロープラグ(図示外)に通電するための金属製の通電端子71,72,73,74が設けられている。また、図1に示すように、コネクタ7の外側面には、グロープラグからの接続用のプラグ(図示外)を係止する係止部75が設けられている。また、図2に示すように、コネクタ8は、断面略長方形の筒状に形成されており、内部中央に、電源(図示外)からの電力が入力される金属製の電源端子81、その右上にアースに接続される接地端子82が設けられ、電源端子81の右下に、自動車の電子制御装置(以下、「ECU」という。)(図示外)への故障診断の信号を出力する出力端子83が設けられている。また、電源端子81の左下にECUからの通電情報が入力される入力端子84が設けられ、電源端子81の左上にECUからのキーONの信号が入力される入力端子85が設けられている。また、図1に示すように、コネクタ8の外側面には、ECUからの接続用のプラグ(図示外)を係止する係止部86が設けられている。尚、通電端子71〜74、電源端子81、接地端子82、出力端子83、入力端子84、入力端子85は、真鍮等の金属で構成され、一例としては、真鍮に錫鍍金をしたものをベース部材2に圧入接合している。尚、インサート成型により、これらの端子とベース部材2とを一体成型してもよい。
次に、回路基板ケース1の内部構造について説明する。図3及び図4に示すように、回路基板ケース1の内部の最上部には、グロープラグの通電を制御する制御回路基板10が設けられている。制御回路基板10の中央部には、螺子13が挿入される螺子孔11が形成されている。また、ベース部材2の中央部には、円柱状の支持部12が立設され、この支持部12により制御回路基板10は支持される。この支持部12の上端部には、螺子13がねじ込まれる螺子孔14が形成されている。尚、本実施の形態では、制御回路基板10は、下側の面(図3及び図4における)に電子部品が配置された片面基板である。
図3及び図4に示すように、ベース部材2と制御回路基板10との間には、金属製の長方形の板材を2箇所折り曲げて形成した第一放熱器20と、同様に形成された第二放熱器30とが設けられている。この第一放熱器20及び第二放熱器30は、熱伝導性のよい金属の板材を打ち抜き加工等により切り抜き、また捻子孔や切り欠き等を設け、折り曲げ加工を経て形成する。第一放熱器20及び第二放熱器30の板材の材質としては、一例として、亜鉛鍍金鋼板を用いる。第一放熱器20は、正面視、横長の略長方形の側板21及び側板22が対向して設けられ、側板21及び側板22の後端側(図4に於ける左端側)は後壁23により接続されている。尚、第一放熱器20の下部の四隅には、ベース部材2に設けられた4つの嵌合孔28に各々嵌合する脚部24が4箇所設けられている。また、第一放熱器20の上部の四隅には、制御回路基板10を貫通して半田付けされる腕部25が設けられている。
第二放熱器30は、正面視、縦長の略長方形の側板31及び側板32が対向して設けられ、側板31及び側板32の後端側(図4に於ける左端側)は後壁33により接続されている。尚、第二放熱器30の下部にも、ベース部材2に設けられた一対の嵌合孔29に各々嵌合する脚部34が2箇所設けられている。また、第二放熱器30の上部には、制御回路基板10を貫通して半田付けされる一対の腕部35が設けられている。
また、第一放熱器20の側板21及び側板22には、グロープラグに流れる電流をON・OFFする半導体素子であり、発熱素子であるFET40を各2個ずつ固定するための螺子孔26が各々設けられている。尚、FET40には、固定用の放熱板(背板)41及びソース・ドレイン・ゲートの3本の足43が設けられている。従って、第一放熱器20には、4個のFET40が螺子42により各々固定される。また、第二放熱器30の側板31には、FET50を固定するための螺子孔36が設けられ、FET50には、固定用の放熱板(背板)51及びソース・ドレイン・ゲートの3本の足53が設けられている。従って、第二放熱器30には、FET50が螺子52により固定される。
図4に示すように、ベース部材2には、通電端子71,72,73,74の下端側が各々圧入接合される挿入口61,62,63,64が設けられている。また、ベース部材2には、電源端子81、接地端子82、出力端子83、入力端子84、入力端子85の下端側がベース部材2を貫通するとともに各々ベース部材2に圧入接合される挿入口65,66,67,68,69が設けられている。尚、通電端子71,72,73,74及び電源端子81、接地端子82、出力端子83、入力端子84、入力端子85の上端部は、制御回路基板10を貫通して半田付けされる。
次に、回路基板ケース1の組み立て方法について説明する。初めに、ベース部材2を合成樹脂の射出成形により形成する。次いで、ベース部材2に、通電端子71,72,73,74及び電源端子81、接地端子82、出力端子83、入力端子84、入力端子85を圧入接合する。尚、ベース部材2と各端子は、インサート成型法により一体成形してもよい。次いで、第一放熱器20及び第二放熱器30をベース部材2に圧入接合する。尚、第一放熱器20及び第二放熱器30と、ベース部材2とは、インサート成型法により一体成形してもよい。次いで、第一放熱器20にFET40の放熱板(背板)41を螺子42で固定する。同様に、第二放熱器30にFET50の放熱板(背板)51を螺子52で固定する。
次いで、通電端子71,72,73,74及び電源端子81、接地端子82、出力端子83、入力端子84、入力端子85の上端部、FET40及びFET50の脚(ソース、ドレイン、ゲート)、第一放熱器20の腕部25及び第二放熱器30の腕部35を制御回路基板10の図示外の孔に貫通させ、制御回路基板10を支持部12に螺子13で固定する。次いで、通電端子71,72,73,74及び電源端子81、接地端子82、出力端子83、入力端子84、入力端子85の上端部、FET40及びFET50の脚(ソース、ドレイン、ゲート)、第一放熱器20の腕部25及び第二放熱器30の腕部35を制御回路基板10のランド(図示外)に半田付けする。従って、通電端子71,72,73,74及び電源端子81、接地端子82、出力端子83、入力端子84、入力端子85は、電気的に制御回路基板10に接続される。尚、半田付け以外に、プレスフィット方式、レーザ溶接、抵抗溶接等の方式を選択してもよい。
次に、合成樹脂を箱形に射出成形したカバー部材3をベース部材2に嵌めて、ベース部材2とカバー部材3との嵌合部をレーザ溶着により封止する。尚、カバー部材3の鍔部6とベース部材2との間に、ゴムパッキンを挟み込む方式としてもよい。また、ベース部材2とカバー部材3とを接着剤で接着してもよい。
次に、回路基板ケース1の外部からの振動による制御回路基板10の移動を防止する構造について図5乃至図10を参照して説明する。図5に示すように、制御回路基板10の上面がカバー部材3の内側の内面に当接するようにして、制御回路基板10を上面側から押さえるようにしてもよい。このようにすることにより、支持部12、第一放熱器20及び第二放熱器30のみによる制御回路基板10の固定よりも、制御回路基板10、第一放熱器20及び第二放熱器30の振動を抑制することができる。
また、図6に示す第一変形例のように、カバー部材3の内面の上端側に近い側面に、上方に湾曲した係止部101を左右一対設け、この係止部101で制御回路基板10の端部を保持するようにしてもよい。この例では、係止部101により、制御回路基板10、第一放熱器20及び第二放熱器30の振動を抑制することができる。
また、図7に示す第二変形例のように、カバー部材3の内面の上端側に近い側面に、上方に屈曲した係止部102を左右一対設け、この係止部102の屈曲部で、制御回路基板10の端部を係止するようにしてもよい。この例では、係止部102により、制御回路基板10、第一放熱器20及び第二放熱器30の振動を抑制することができる。
また、図8に示す第三変形例のように、カバー部材3の内面の上端側から下方に向けて延設した係止部103を左右一対設け、この係止部103で制御回路基板10の端部を係止するようにしてもよい。この例では、係止部103により、制御回路基板10、第一放熱器20及び第二放熱器30の振動を抑制することができる。
また、図9に示す第四変形例のように、カバー部材3の内面の上端側から下方に向けて凸設した突起形状の係止部104を左右一対設け、この係止部104で制御回路基板10の上端面を押圧するようにしてもよい。この例では、係止部104の押圧により、制御回路基板10、第一放熱器20及び第二放熱器30の振動を抑制することができる。
また、図10に示す第五変形例のように、カバー部材3の内面の上端側から下方に向けて延設した係止部105を左右一対設け、この係止部105を制御回路基板10に貫通させて制御回路基板10を係止するようにしてもよい。この例では、係止部105により、制御回路基板10、第一放熱器20及び第二放熱器30の振動を抑制することができる。尚、上記の第一変形例〜第五変形例の何れにおいても、係止部101〜係止部105は、カバー部材3の内面の全周囲に必ずしも設ける必要はない。
以上説明したように、本実施態様に係る回路基板ケース1では、第一放熱器20及び第二放熱器30は、ベース部材2と制御回路基板10との間に設けられているので、振動により第一放熱器20及び第二放熱器が移動しにくくなり耐振動性、耐衝撃性が向上する。また、支持部12で制御回路基板10の中心部を支持しているので、一つの螺子で確実に制御回路基板10を固定でき、制御回路基板10の振動を防止できる。
また、第一放熱器20及び第二放熱器30は、コネクタ7の端子71〜74,コネクタ8の端子81〜85とは電気的に切り離されているため、第一放熱器20及び第二放熱器30が電気の通り道でなくなり、第一放熱器20及び第二放熱器30に起因する接点不良等が防止できる。
また、第一放熱器20及び第二放熱器30は、コネクタ7の通電端子71,72,73,74及び、コネクタ8の電源端子81、接地端子82、出力端子83、入力端子84及び入力端子85の材質と異なる材質(一例として、Fe−Al合金やパーマロイ)を用いることもでき、この場合には、耐振動性をより向上させることができる。一般的に端子の材質は真鍮であり、その振動の減衰率(対数減衰率)は0.001程度である。端子の材質と放熱器の材質を異ならせることで耐振動性を向上させることができるが、その目安としては、対数減衰率が0.003以上のものとすることができ、より望ましくは、鉄(対数減衰率:0.005)よりも大きいものとすることが望ましい。図11に対数減衰率の比較表を示す。
また、第一放熱器20は、支持部12の周囲を取り囲んでいるので、制御回路基板10を支持部12とその周囲に設けられた第一放熱器20とで支えるので、制御回路基板10の耐振動性、耐衝撃性が向上する。尚、制御回路基板10はその下側に電子部品を実装した片面実装であるので、電子部品が第一放熱器20により保護されて、破損等が防止できる。
尚、本発明は、上記実施の形態に限られず、各種の変形が可能である。例えば、第一放熱器20及び第二放熱器30のヤング率をFET40及びFET50の放熱板(背板)41,51のヤング率よりも大きいヤング率としてもよい。この場合には、FET40及びFET50の螺子止め時に第一放熱器20及び第二放熱器30が撓むことを防止して、FET40及びFET50のケースが割れることを防止できる。
第一放熱器20及び第二放熱器30を、ヤング率の異なる材質を貼り合わせたものとしてもよい。例えば、鉄(Fe)と銅(Cu)とを貼り合わせた板材を用いてもよい。この場合には、FET40及びFET50が当接する面にヤング率の低い材質(銅)を配置することで、螺子の緩みを防止できる。
尚、上記実施の形態では、第一放熱器20及び第二放熱器30は、2箇所折り曲げて形成しているが、1箇所を折り曲げた平面視L字形状のものを用いてもよい。また、上記実施の形態では、第一放熱器20にFET40を4個固定し、第二放熱器30にFET50を1個固定しているが、FETの数は、必ずしもこの数に限られない。また、制御回路基板10は片面実装の基板を用いたが、両面実装の基板でもよい。
1 回路基板ケース
2 ベース部材
3 カバー部材
7 コネクタ
8 コネクタ
10 制御回路基板
12 支持部
20 第一放熱器
30 第二放熱器
71〜74 通電端子
81 電源端子
82 接地端子
83 出力端子
84 入力端子
85 入力端子
101〜105 係止部

Claims (7)

  1. 外面にコネクタが設けられたベース部材と、
    前記コネクタの端子と電気的に接続される回路基板と、
    前記ベース部材と前記回路基板とを接続し支持する支持部と、
    前記回路基板に接続され発熱する半導体素子が固定される放熱器と、
    前記ベース部材と嵌合して、当該ベース部材と共に、前記回路基板及び前記放熱器を収容する箱形状をなすカバー部材と
    を備え、
    前記支持部は前記ベース部材の中心部側に設けられ、前記回路基板の中心部側を支持するとともに、前記支持部と前記回路基板とは固定され、
    前記放熱器は、前記ベース部材と前記回路基板との間において、前記ベース部材及び前記回路基板の各々に固定されていることを特徴とする車載用回路基板ケース。
  2. 前記放熱器は、前記コネクタの端子とは電気的に切り離されていることを特徴とする請求項1に記載の車載用回路基板ケース。
  3. 前記放熱器は、前記コネクタの端子とは異なる材質の材料で形成されていることを特徴とする請求項1又は2の何れかに記載の車載用回路基板ケース。
  4. 前記放熱器は、前記支持部の周囲を取り囲んでいることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車載用回路基板ケース。
  5. 前記カバー部材の内面の底部が前記回路基板に当接することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の車載用回路基板ケース。
  6. 前記カバー部材の内面の底部側に前記回路基板を係止して固定する係止部が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の車載用回路基板ケース。
  7. 前記半導体素子は、前記放熱器に螺子止めされる背板を備え、
    前記放熱器のヤング率は、前記背板のヤング率よりも大きいことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の車載用回路基板ケース。
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