JP4975974B2 - Sosウェハおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置を製造するウェハの一つであるSOS(Silicon On Sapphire)ウェハおよびその製造方法に関する。
従来のSOSウェハは、SOSウェハのサファイア基板のおもて面にシリコン層および酸化物層を積層し、サファイア基板の裏面に不透明かつ電気的特性を有するポリシリコン層およびこのポリシリコン層を保護する窒化シリコン層を設けてSOSウェハの光学的および電気的な検知を可能にしている。
このようなSOSウェハは図9に示す従来の製造方法により形成される。
以下に、図9を用い、PZで示す工程に従って従来のSOSウェハの製造方法について説明する。なお図9はSOSウェハの部分断面を示す。
PZ1、サファイア基板1のおもて面2にシリコン層3および2酸化シリコンからなる酸化物層4を積層したSOSウェハ5を準備する。
このような通常のSOSウェハ5は直径125mmの円形ウェハであり、サファイア基板1の厚さは640μm、シリコン層3の厚さは1000Å、酸化物層4の厚さは約3600Åである。
なお。SOSウェハ5の直径や形状は前記に限らず、他の寸法や形状のウェハであってもよい。
PZ2、サファイア基板1の裏面6に低圧化学気相成長(LPCVD)を用いて厚さ2.3μmのポリシリコン層7を形成する。本工程では低圧化学気相成長を用いて成膜しているので、おもて面2側にも同様にポリシリコン層7が形成される。
なお、本工程を示す図は、上記工程PZ1を示す図と表裏を反転させて示し、おもて面2側の図示は省略してある(以下の従来技術の工程を示す図において同じ。)。
PZ3、リン(P)等の不純物のイオンをポリシリコン層7に注入して導電拡散領域8を形成する。この注入は、ウェハの導電性に基づいてシリコンウェハを検出するように設計されたシリコンウェハ加工装置の電気的センサがSOSウェハ5を検出できるようにシリコンウェハの導電性が得られるように行う。
本工程で注入されるイオンはP+(原子量31)であり、ドーズ量は1×1016I/cm、注入エネルギは175keVである。リンのドーズ量により裏面6側のポリシリコン層7への不純物の拡散量が決まる。注入エネルギは25keV程度に低くすることもできる。
前記のリンの注入後に、導電拡散領域8の抵抗率は通常約50Ω/平方未満にする。抵抗率を50Ω/平方以上にするとシリコンウェハ加工装置が導電性に基づいてSOSウェハ5をシリコンウェハとして感知するには抵抗率が高すぎるからである。
PZ4、サファイア基板1のおもて面2側および裏面6側のポリシリコン層7上に低圧化学気相成長により厚さ900Åの窒化シリコン層9を形成する。
この窒化シリコン層9は、後のSOSウェハ5の加工の間、ポリシリコン層7と導電拡散領域8を保護するための保護層として用いる。
なお、窒化シリコン層9の厚さは約500Åないし5000Åとしてもよい。窒化シリコン層9の厚さはSOSウェハ5に適用する後の処理からポリシリコン層7等を十分に保護するように選択する。
このようにして形成されたSOSウェハ5の縁部10の形状を図10に示す。なお図10は工程PZ1を示す図と同様にサファイア基板1のおもて面2側を上方に示す。
図10に示すようにSOSウェハ5の縁部10は、ポリシリコン層7と窒化シリコン層9とで被覆されている。これらの層は縁部10上にあるが、従来技術の好ましい実施例によれば必要はない。
また、サファイア基板1のおもて面2側もポリシリコン層7と窒化シリコン層9で被覆されているが、イオン注入は裏面6のみにしか行わないため、導電拡散領域8のようなイオン注入がされた領域はおもて面2側および縁部10を被覆するポリシリコン層7には存在しない。
工程PZ2および工程PZ4によりサファイア基板1のおもて面2側に形成された窒化シリコン層9とポリシリコン層7は、反応性イオンエッチングにより除去され、下層の酸化物層4を露出させる。この状態のSOSウェハ5によりシリコンウェハ加工装置による加工が可能になる。
このようにして形成されたSOSウェハ5は、サファイア基板1の裏面6側に形成されたポリシリコン層7は、光センサによるSOSウェハ5の存在を検出するのに十分不透明である。またポリシリコン層7の厚さは光センサが不透明な物体を検出するのに十分な、間接バンドギャップ吸収法による適切な最小厚さである。
なお、成長させるポリシリコン層7の厚さは、シリコンウェハ加工装置に用いる光センサシステムに応じて変える必要があり、使用する光の波長によっても変える必要がある。現在のシリコンウェハ加工装置では赤色光および赤外線が用いられ、上記の裏面6側のポリシリコン層7の厚さによれば光学的にSOSウェハ5の存在を検出するのに十分である。他の波長の光を用いる場合はシリコンウェハ加工装置に用いる光センサに応じてポリシリコン層7の厚さを、SOSウェハ5をシリコンウェハとして検出できる厚さにすればよい。
更に上記のようにして形成したSOSウェハ5は、裏面6側にポリシリコン層7にリンをイオン注入することにより得られた導電性を有する導電拡散領域8が形成されている。
従来技術の製造方法は、光学特性および導電特性をシリコンウェハと同等にすることに加えて、SOSウェハ5のおもて面2側に収率に影響を与えるような汚染レベルまたは欠陥密度を形成することはない。
また、SOSウェハ5の裏面6側に形成した被膜は、後のシリコン処理工程に適合する。この適合性は、被膜の選択とそれらの被膜を成長させる順序によって得られる。すなわちポリシリコン層7および窒化シリコン層9は後の全ての熱処理に適合するということである。
更に、外側の被膜である窒化シリコン層9は、裏面6側に注入された不純物が窒化物の表面を通って拡散し、SOSウェハ5のおもて面2側のシリコン層3にオートドーピングされることを防止する拡散バリアとなっている。更に外側の被膜である窒化シリコン層9は高温のリン酸を除く全ての酸に不活性であり、高温のリン酸は後のどの工程でも用いられることない。
上記のような製造方法により従来のSOSウェハが製造されている(例えば、特許文献1参照。)。
SOSウェハの反りを防止する技術としては、サファイア基板の裏面にポリシリコン層を形成し、おもて面のシリコン層による反りを裏面のポリシリコン層で引戻しているものがある(例えば、特許文献2参照。)。
また、ポリシリコン層を薄くしてSOSウェハの反りを防止しているものもある(例えば、特許文献3参照。)。
特許第3083725号公報(第3頁段落0011−第4頁段落0016、第1図−第5図) 特開昭57−153445号公報(第2頁右下欄、第2図) 特開2000−36585号公報(第3頁段落0015、第1図)
しかしながら、上述した特許文献1の技術においては、窒化シリコン層を低圧化学気相成長より形成し、シリコンウェハ加工装置による加工に用いる場合にサファイア基板のおもて面側の窒化シリコン層を除去し、裏面側にのみ窒化シリコン層が存在するようにしているため、低圧化学気相成長より形成した窒化シリコン層に生ずる非常に大きな引張応力によりサファイア基板のおもて面が凸になるように反ってしまい、後の半導体素子の加工工程において反りによる裏面側の吸引不良や搬送不良、熱処理時の温度の不均一等の加工工程における不安定性やSOSウェハの割れ等が発生するという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、通常のシリコンウェハ加工装置において加工が可能なSOSウェハの反りを防止する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、サファイア基板のおもて面にシリコン層および酸化物層を積層したウェハの全面を不透明なポリシリコン層で被覆したSOSウェハにおいて、前記サファイア基板の裏面のポリシリコン層に、導電性を付与する不純物を注入して形成した導電拡散領域と、前記サファイア基板の裏面側前記ポリシリコン層上に形成した応力緩和膜と、前記応力緩和膜を形成したポリシリコン層の全面を被覆する窒化シリコン層と、を設け、前記応力緩和膜によって、前記窒化シリコン層の応力を打消すことを特徴とする。
これにより、本発明は、サファイア基板の裏面側に窒化シリコン層を設けたSOSウェハの反りや割れを防止することができると共に、通常のシリコンウェハ加工装置における半導体素子の加工工程の安定性を確保することができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明によるSOSウェハおよびその製造方法の実施例について説明する。
図1は実施例1のSOSウェハの製造方法を示す説明図、図2は実施例1のSOSウェハの製造方法を示す説明図である。
なお、上記従来技術と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図1において、13は応力緩和膜としての窒化シリコン膜であり、平行平板型プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)装置を用いたプラズマCVD法により成膜される。
本実施例のサファイア基板1のおもて面2に形成されるシリコン層3は、エピタキシャル成長により単結晶化されたシリコン層である。
以下に、図1を用い、Pで示す工程に従って本実施例のSOSウェハの製造方法について説明する。
なお、図1はSOSウェハの部分断面を示し、図2はサファイア基板1のおもて面側を上方にして示してある(以下に示す本発明の工程を示す図および縁部を示す図において同じ。)。
P1、上記従来技術の工程PZ1と同様のサファイア基板1のおもて面2にシリコン層3および酸化物層4を積層したSOSウェハ5を準備する。
P2、低圧化学気相成長によりサファイア基板1の裏面6上、おもて面2側の酸化物層4上および縁部10に従来技術の工程PZ2と同様のポリシリコン層7を形成する。
なお、本工程を示す図は、上記工程P1を示す図と表裏を反転させて示し、おもて面2側の図示は省略してある(以下に示す本発明の工程を示す図において同じ。)。
P3、リン(P)等のポリシリコン層7に導電性を付与する不純物のイオンをサファイア基板1の裏面6上のポリシリコン層7に注入して従来技術の工程PZ3と同様の導電拡散領域8を形成する。
P4、サファイア基板1の裏面6側のポリシリコン層7上にプラズマCVD法により厚さ1550Åの窒化シリコン膜13を形成する。
このときの平行平板型プラズマCVD装置のRFプラズマ電源は13.56MHzであり、その成膜条件は、サセプタ温度400℃、SiH流量105sccm、NH流量51sccm、N流量1534sccm、RF Power 400W、圧力5Torr、電極間距離8.9mmである。
この成膜条件で成膜した窒化シリコン膜13の成膜後の応力は圧縮応力で0.6Gpaである。
また、この窒化シリコン膜13の赤外線吸収スペクトルの赤外吸収ピークから求められるSi−H濃度は10×1021/cm以下、赤外吸収におけるSi−H吸収ピークの低波数端波数は1960/cm以上であって、特許第3043083号公報(文献1という。)の非弾性挙動をなくす条件、つまり熱処理がなされた後の冷却において元の応力状態に復帰する条件を満たしている。
P5、サファイア基板1のおもて面2側と縁部10のポリシリコン層7上および裏面6側の窒化シリコン膜13上に低圧化学気相成長により厚さ900Åの窒化シリコン層9を形成する。
このようにして形成されたSOSウェハ5の縁部10の形状は、図2に示すようにSOSウェハ5の縁部10はポリシリコン層7と窒化シリコン層9とで被覆され、サファイア基板1のおもて面2側のポリシリコン層7と裏面6側のポリシリコン層7と窒化シリコン膜13も窒化シリコン層9で被覆されている。
その後、工程P2および工程P5によりサファイア基板1のおもて面2側に形成された窒化シリコン層9とポリシリコン層7は、反応性イオンエッチングにより除去され、下層の酸化物層4を露出させる。この状態で本実施例のSOSウェハ5によるシリコンウェハ加工装置での加工が可能になる。
また、酸化物膜4はシリコンウェハ加工装置における加工工程により除去され、シリコン層3に半導体素子等が形成された後のバックグラインド工程で、裏面6側のポリシリコン層7とそこに形成された導電拡散領域8および窒化シリコン膜13、窒化シリコン層9が除去され、サファイア基板1の裏面6を露出させた後に、個片に分割されて本実施例の製造方法によるSOSウェハ5を用いた半導体装置が製造される。
本実施例の製造方法で形成されたSOSウェハ5は、サファイア基板1の裏面6側に形成されたポリシリコン層7に導電拡散領域8を形成してポリシリコン層7の不透明性を確保しているので、光センサによりSOSウェハ5の存在を確実に検出することができる。
また、工程P5で低圧化学気相成長により形成された厚さ900Åの窒化シリコン層9の成膜後の引張応力は1Gpaであり、工程P4でプラズマCVD法により形成した厚さ1550Åの窒化シリコン膜13の成膜後の圧縮応力は0.6GPaであるので、窒化シリコン層9の引張応力を窒化シリコン膜13の圧縮応力で打消すことができ、SOSウェハ5に反りが生ずることはない。
更に、工程P4で形成した窒化シリコン膜13は文献1の条件を満たしているので、熱処理を受けても冷却後に元の成膜後の圧縮応力状態に復帰させることができ、工程P5で低圧化学気相成長により窒化シリコン層9を形成するときの熱処理時の成膜温度700〜800℃を受けたとしても冷却後の圧縮応力が変化することがなく、熱処理後にSOSウェハ5に反りが生ずることはない。なお、工程P4で説明した成膜条件を用いれば700〜800℃の熱処理では非弾性挙動が生ずることはない。
更に、縁部10および裏面6側のポリシリコン層7および窒化シリコン膜13がフッ酸に対して不活性な窒化シリコン層9で被覆されているので、半導体素子の加工工程における洗浄工程等に含まれるフッ酸処理によりポリシリコン層7および窒化シリコン膜13が浸食されることがなく、導電拡散領域8が浸食されて不透明性が損なわれることはない。
更に、縁部10および裏面6側のポリシリコン層7が窒化シリコン層9で被覆されているので、導電拡散領域8の不純物が外方拡散しておもて面2側のシリコン層3に拡散することを防止することができ、シリコン層3に形成される半導体素子の特性に影響を与えることがない。
以上説明したように、本実施例では、窒化シリコン層の引張応力を窒化シリコン膜による圧縮応力で打消すように設定したことによって、サファイア基板の裏面側に窒化シリコン層を設けたSOSウェハの反りや割れを防止することができると共に、通常のシリコンウェハ加工装置における半導体素子の加工工程の安定性を確保することができる。
また、プラズマCVD法により窒化シリコン膜を形成するようにしたことによって、圧縮応力を生ずる窒化シリコン膜を容易に形成することができると共に、サファイア基板の裏面側のみに窒化シリコン膜を成膜することができ、サファイア基板のおもて面側のポリシリコン層等の除去工程の効率化を図ることができる。
更に、窒化シリコン膜を非弾性挙動をなくす条件で成膜するようにしたことによって、窒化シリコン膜の形成後に行われる熱処理工程の冷却後に窒化シリコン膜の応力状態を常に元に復帰させることができ、熱処理後におけるSOSウェハの反りや割れを防止することができる。
図3は実施例2のSOSウェハの製造方法を示す説明図、図4は実施例2のSOSウェハの製造方法を示す説明図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
以下に、図3を用い、PAで示す工程に従って本実施例のSOSウェハの製造方法について説明する。
PA1、上記実施例1の工程P1と同様にサファイア基板1のおもて面2にシリコン層3および酸化物層4を積層したSOSウェハ5を準備する。
PA2、実施例1の工程P2と同様にしてサファイア基板1の裏面6上、おもて面2側の酸化物層4上および縁部10にポリシリコン層7を形成する。
PA3、実施例1の工程P3と同様にしてサファイア基板1の裏面6上のポリシリコン層7に導電拡散領域8を形成する。
PA4、サファイア基板1のおもて面2側、裏面6側および縁部10のポリシリコン層7上に低圧化学気相成長により厚さ900Åの窒化シリコン層9を形成する。
PA5、実施例1の工程P4と同様の条件でサファイア基板1の裏面6側の窒化シリコン層9上にプラズマCVD法により厚さ1550Åの窒化シリコン膜13を形成する。
このようにして形成されたSOSウェハ5の縁部10の形状は、図4に示すようにSOSウェハ5の縁部10はポリシリコン層7と窒化シリコン層9とで被覆され、サファイア基板1のおもて面2側と裏面6側のポリシリコン層7も窒化シリコン層9で被覆され、裏面6側の窒化シリコン層9上に窒化シリコン膜13が形成されている。
その後、工程PA2および工程PA4によりサファイア基板1のおもて面2側に形成された窒化シリコン層9とポリシリコン層7は実施例1と同様にして除去され、本実施例のSOSウェハ5によるシリコンウェハ加工装置での加工が可能になる。
また、酸化物膜4の除去やバックグラインド工程での窒化シリコン膜13等の除去等は実施例1と同様に行われ、本実施例の製造方法によるSOSウェハ5を用いた半導体装置が製造される。
本実施例の製造方法で形成されたSOSウェハ5は、サファイア基板1の裏面6側のポリシリコン層7に実施例1と同様の不透明性が確保されているので、光センサによりSOSウェハ5の存在を確実に検出することができる。
また、工程PA4で低圧化学気相成長により形成された厚さ900Åの窒化シリコン層9の成膜後の引張応力は1Gpaであり、工程PA5でプラズマCVD法により形成した厚さ1550Åの窒化シリコン膜13の成膜後の圧縮応力は0.6GPaであるので、実施例1と同様に窒化シリコン層9の引張応力を窒化シリコン膜13の圧縮応力で打消すことができ、SOSウェハ5に反りが生ずることはない。
また、工程PA4で窒化シリコン層9を形成した後に、工程PA5で窒化シリコン膜13を形成するので、窒化シリコン膜13が低圧化学気相成長により窒化シリコン層9を形成するときの熱処理の影響を受けることがない。なお上記工程PA5で文献1の条件を満たすように窒化シリコン膜13を成膜しているのは、後の半導体素子の加工工程における熱処理を考慮したからである。後の加工工程における熱処理が比較的低温であれば文献1の条件による制約がなくなるので、窒化シリコン膜13の成膜条件の範囲を広げることが可能になる。
更に、縁部10および裏面6側のポリシリコン層7がフッ酸に対して不活性な窒化シリコン層9で被覆されているので、フッ酸処理によりポリシリコン層7が浸食されることがなく、導電拡散領域8が浸食されて不透明性が損なわれることはない。
更に、縁部10および裏面6側のポリシリコン層7が窒化シリコン層9で被覆されているので、導電拡散領域8の不純物の外方拡散を防止することができ、シリコン層3に形成される半導体素子の特性に影響を与えることがない。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、窒化シリコン層を形成した後に窒化シリコン膜を形成するようにしたことによって、窒化シリコン層を形成するときの熱処理による窒化シリコン膜への影響を回避することができる。
図5は実施例3のSOSウェハの製造方法を示す説明図、図6は実施例3のSOSウェハの製造方法を示す説明図である。
なお、上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
図5において、15は応力緩和膜としての酸化シリコン膜であり、平行平板型プラズマCVD装置を用いたプラズマCVD法により成膜される。
以下に、図5を用い、PBで示す工程に従って本実施例のSOSウェハの製造方法について説明する。
本実施例の工程PB1〜工程PB3は、上記実施例1の工程P1〜工程P3と同様であるのでその説明を省略する。
PB4、サファイア基板1の裏面6側のポリシリコン層7上にプラズマCVD法により厚さ10000Åの酸化シリコン膜15を形成する。
このときの平行平板型プラズマCVD装置のRFプラズマ電源は13.56MHzであり、その成膜条件は、サセプタ温度400℃、TEOSバブリングN流量330sccm、O流量730sccm、RF Power 390W、圧力10Torr、電極間距離4.7mmである。
この成膜条件で成膜した酸化シリコン膜15の成膜後の応力は圧縮応力で0.13Gpaである。
また、この酸化シリコン膜15の赤外線吸収スペクトルから求められるSi−H吸収係数は1.5×10/cm以下であって、特開平5−291411号公報(文献2という。)の水分を透過させない条件を満たしている。
なお、文献2は水分に対する対透過性に関する発明であるが、本発明の完成にあたり文献2の成膜条件を参考にして酸化シリコン膜15を成膜したところ応力に関しても相関があり、熱処理による酸化シリコン膜15の非弾性挙動を小さくすることができることが判ったので、熱処理がなされた後の冷却において略元の応力状態に復帰させる条件として利用した。
PB5、実施例1の工程P5と同様にサファイア基板1のおもて面2側と縁部10のポリシリコン層7上および裏面6側の酸化シリコン膜15上に低圧化学気相成長により厚さ900Åの窒化シリコン層9を形成する。
このようにして形成されたSOSウェハ5の縁部10の形状は、図6に示すようにSOSウェハ5の縁部10はポリシリコン層7と窒化シリコン層9とで被覆され、サファイア基板1のおもて面2側のポリシリコン層7と裏面6側のポリシリコン層7と酸化シリコン膜15も窒化シリコン層9で被覆されている。
その後、工程PB2および工程PB5によりサファイア基板1のおもて面2側に形成された窒化シリコン層9とポリシリコン層7は実施例1と同様にして除去され、本実施例のSOSウェハ5によるシリコンウェハ加工装置での加工が可能になる。
また、酸化物膜4の除去やバックグラインド工程での酸化シリコン膜15等の除去等は実施例1と同様に行われ、本実施例の製造方法によるSOSウェハ5を用いた半導体装置が製造される。
本実施例の製造方法で形成されたSOSウェハ5は、サファイア基板1の裏面6側のポリシリコン層7に実施例1と同様の不透明性が確保されているので、光センサによりSOSウェハ5の存在を確実に検出することができる。
また、工程PB5で低圧化学気相成長により形成された厚さ900Åの窒化シリコン層9の成膜後の引張応力は1Gpaであり、工程PB4でプラズマCVD法により形成した厚さ10000Åの酸化シリコン膜15の成膜後の圧縮応力は0.13GPaであるので、窒化シリコン層9の引張応力を酸化シリコン膜15の圧縮応力で打消す以上の応力となるが、上記のように小さいながらも非弾性挙動が残っているため、工程P5で低圧化学気相成長により窒化シリコン層9を形成するときの熱処理時の成膜温度700〜800℃を受けた時に圧縮応力が0.13GPaから0.1GPaに減少するので、工程PA5の熱処理の冷却後の圧縮応力で窒化シリコン層9の引張応力を打消すことができる。
このように、圧縮応力に非弾性挙動が残っている場合は、その変化を見込んで成膜条件を設定すれば、窒化シリコン層9と酸化シリコン膜15により生ずる引張力と圧縮力を熱処理後に釣合わせることができ、SOSウェハ5に反りが生ずることはない。
更に、縁部10および裏面6側のポリシリコン層7がフッ酸に対して不活性な窒化シリコン層9で被覆されているので、フッ酸処理によりポリシリコン層7が浸食されることがなく、導電拡散領域8が浸食されて不透明性が損なわれることはない。
更に、縁部10および裏面6側のポリシリコン層7が窒化シリコン層9で被覆されているので、導電拡散領域8の不純物の外方拡散を防止することができ、シリコン層3に形成される半導体素子の特性に影響を与えることがない。
以上説明したように、本実施例では、酸化シリコン膜を用いた場合においても、上記実施例1と同様の効果を得ることができる。
すなわち、窒化シリコン層の引張応力を酸化シリコン膜による圧縮応力で窒化シリコン層の形成後に打消すように設定したことによって、サファイア基板の裏面側に窒化シリコン層を設けたSOSウェハの反りや割れを防止することができると共に、通常のシリコンウェハ加工装置における半導体素子の加工工程の安定性を確保することができる。
また、プラズマCVD法により酸化シリコン膜を形成するようにしたことによって、圧縮応力を生ずる酸化シリコン膜を容易に形成することができると共に、サファイア基板の裏面側のみに酸化シリコン膜を成膜することができ、サファイア基板のおもて面側のポリシリコン層等の除去工程の効率化を図ることができる。
更に、酸化シリコン膜を非弾性挙動を少なくする条件で成膜するようにしたことによって、酸化シリコン膜の形成後に行われる熱処理工程の冷却後に生ずる酸化シリコン膜の応力の変化を容易に見込むことが可能になり、熱処理後におけるSOSウェハの反りや割れを防止することができる。
図7は実施例4のSOSウェハの製造方法を示す説明図、図8は実施例4のSOSウェハの製造方法を示す説明図である。
なお、上記実施例3と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
以下に、図7を用い、PCで示す工程に従って本実施例のSOSウェハの製造方法について説明する。
本実施例の工程PC1〜工程PC4は、上記実施例2の工程PA1〜工程PA4と同様であるのでその説明を省略する。
PC5、上記実施例3の工程P4と同様の条件でサファイア基板1の裏面6側の窒化シリコン層9上にプラズマCVD法により厚さ8000Åの酸化シリコン膜15を形成する。
このようにして形成されたSOSウェハ5の縁部10の形状は、図8に示すようにSOSウェハ5の縁部10はポリシリコン層7と窒化シリコン層9で被覆され、サファイア基板1のおもて面2側と裏面6側のポリシリコン層7も窒化シリコン層9で被覆され、裏面6側の窒化シリコン層9上に酸化シリコン膜15が形成されている。
その後、工程PC2および工程PC4によりサファイア基板1のおもて面2側に形成された窒化シリコン層9とポリシリコン層7は実施例1と同様にして除去され、本実施例のSOSウェハ5によるシリコンウェハ加工装置での加工が可能になる。
また、酸化物膜4の除去やバックグラインド工程での酸化シリコン膜15等の除去等は実施例1と同様に行われ、本実施例の製造方法によるSOSウェハ5を用いた半導体装置が製造される。
本実施例の製造方法で形成されたSOSウェハ5は、サファイア基板1の裏面6側のポリシリコン層7に実施例1と同様の不透明性が確保されているので、光センサによりSOSウェハ5の存在を確実に検出することができる。
また、工程PC4で低圧化学気相成長により形成された厚さ900Åの窒化シリコン層9の成膜後の引張応力は1Gpaであり、工程PC5でプラズマCVD法により形成した厚さ8000Åの酸化シリコン膜15の成膜後の圧縮応力は0.13GPaであるので、実施例1と同様に窒化シリコン層9の引張応力を酸化シリコン膜15の圧縮応力で打消すことができ、SOSウェハ5に反りが生ずることはない。
また、工程PC4で窒化シリコン層9を形成した後に、工程PC5で酸化シリコン膜15を形成するので、酸化シリコン膜15が低圧化学気相成長により窒化シリコン層9を形成するときの熱処理の影響を受けることがない。このため酸化シリコン膜15の厚さを800Åと薄くした。なお上記工程PC5で文献2の条件を満たすように酸化シリコン膜15を成膜しているのは、後の半導体素子の加工工程における熱処理を考慮したからである。後の加工工程における熱処理が比較的低温であれば文献2の条件による制約がなくなるので、酸化シリコン膜15の成膜条件の範囲を広げることが可能になる。
更に、縁部10および裏面6側のポリシリコン層7がフッ酸に対して不活性な窒化シリコン層9で被覆されているので、フッ酸処理によりポリシリコン層7が浸食されることがなく、導電拡散領域8が浸食されて不透明性が損なわれることはない。
更に、縁部10および裏面6側のポリシリコン層7が窒化シリコン層9で被覆されているので、導電拡散領域8の不純物の外方拡散を防止することができ、シリコン層3に形成される半導体素子の特性に影響を与えることがない。
なお、酸化シリコン膜15のフッ酸に対するエッチングレートは実施例2のシリコン窒化膜13に比較して大きいので、後の洗浄工程等に含まれるフッ酸処理による膜厚の減少を考慮に入れなければならないが、後の加工工程で最初のフッ酸処理の前にSOSウェハ5の安定性が重要な工程が存在することを考慮してその工程における反り量を小さくすることを優先させ、酸化シリコン膜15の厚さを8000Åとした。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例3と同様の効果に加えて、窒化シリコン層を形成した後に酸化シリコン膜を形成するようにしたことによって、窒化シリコン層を形成するときの熱処理による酸化シリコン膜への影響を回避することができる。
なお、上記各実施例においては、窒化シリコン層の引張応力を打消すために必要な応力緩和膜としての窒化シリコン膜や酸化シリコン膜の具体的な膜厚を例示して説明したが、窒化シリコン膜や酸化シリコン膜の膜厚は窒化シリコン層の厚さおよびそこに生ずる引張応力に応じて変化させることが必要である。つまり窒化シリコン層の引張応力と厚さにより得られる引張力と同等になる圧縮力となるように応力緩和膜として形成した窒化シリコン膜や酸化シリコン膜に生ずる圧縮応力を基にその膜厚を決定することが重要である。
また、上記各実施例においては、窒化シリコン層が引張応力の場合を例に説明したが、窒化シリコン層が圧縮応力を生ずる場合も同様に引張応力を生ずる応力緩和膜としての窒化シリコン膜等を用いれば同様の効果を得ることができる。
実施例1のSOSウェハの製造方法を示す説明図 実施例1のSOSウェハの縁部を示す説明図 実施例2のSOSウェハの製造方法を示す説明図 実施例2のSOSウェハの縁部を示す説明図 実施例3のSOSウェハの製造方法を示す説明図 実施例3のSOSウェハの縁部を示す説明図 実施例4のSOSウェハの製造方法を示す説明図 実施例4のSOSウェハの縁部を示す説明図 従来のSOSウェハの製造方法を示す説明図 従来のSOSウェハの縁部を示す説明図
符号の説明
1 サファイア基板
2 おもて面
3 シリコン層
4 酸化物層
5 SOSウェハ
6 裏面
7 ポリシリコン層
8 導電拡散領域
9 窒化シリコン層
10 縁部
13 窒化シリコン膜
15 酸化シリコン膜

Claims (8)

  1. サファイア基板のおもて面にシリコン層および酸化物層を積層したウェハの全面を不透明なポリシリコン層で被覆したSOSウェハにおいて、
    前記サファイア基板の裏面のポリシリコン層に、導電性を付与する不純物を注入して形成した導電拡散領域と、
    前記サファイア基板の裏面側前記ポリシリコン層上に形成した応力緩和膜と、
    前記応力緩和膜を形成したポリシリコン層の全面を被覆する窒化シリコン層と、を設け、
    前記応力緩和膜によって、前記窒化シリコン層の応力を打消すことを特徴とするSOSウェハ。
  2. 請求項1において、
    前記窒化シリコン層が引張応力状態である場合に、前記応力緩和膜を、プラズマCVD法により形成した窒化シリコン膜とすることを特徴とするSOSウェハ。
  3. 請求項2において、
    前記窒化シリコン膜の赤外吸収ピークから求められるSi−H濃度が10×1021/cm以下であり、かつ前記窒化シリコン膜の赤外吸収におけるSi−H吸収ピークの低波数端波数が1960/cm以上であることを特徴とするSOSウェハ。
  4. 請求項1において、
    前記窒化シリコン層が引張応力状態である場合に、前記応力緩和膜を、プラズマCVD法により形成した酸化シリコン膜とすることを特徴とするSOSウェハ。
  5. サファイア基板のおもて面にシリコン層および酸化物層を積層したウェハを準備する工程と、
    前記ウェハの全面を不透明なポリシリコン層で被覆する工程と、
    前記サファイア基板の裏面のポリシリコン層に導電性を付与する不純物を注入して導電拡散領域を形成する工程と、
    前記サファイア基板の裏面側前記ポリシリコン層上に窒化シリコン層の応力を打消す応力緩和膜を形成する工程と、
    前記応力緩和膜を形成したポリシリコン層の全面を前記窒化シリコン層で被覆する工程と、を備えることを特徴とするSOSウェハの製造方法。
  6. 請求項において、
    前記窒化シリコン層が引張応力状態である場合に、前記応力緩和膜を形成する工程を、プラズマCVD法により窒化シリコン膜を形成する工程とすることを特徴とするSOSウェハの製造方法。
  7. 請求項6において、
    前記窒化シリコン膜の赤外吸収ピークから求められるSi−H濃度が10×1021/cm以下であり、かつ前記窒化シリコン膜の赤外吸収におけるSi−H吸収ピークの低波数端波数が1960/cm以上であることを特徴とするSOSウェハの製造方法。
  8. 請求項において、
    前記窒化シリコン層が引張応力状態である場合に、前記応力緩和膜を形成する工程を、プラズマCVD法により酸化シリコン膜を形成する工程とすることを特徴とするSOSウェハの製造方法。
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