JP4974006B2 - ターボファンエンジン - Google Patents

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発明の背景
発明の技術分野
発明は、バイパス比が高く低燃費化と低騒音化が可能なターボファンエンジンに関する。
関連技術の説明
図1は航空機エンジン51(ターボジェットエンジン)の模式的構成図である。この図に示すようにターボジェットエンジンは、空気を取り入れるファン52、取り入れた空気を圧縮する圧縮機53、圧縮した空気により燃料を燃焼させる燃焼器54、燃焼器54の燃焼ガスによりファン52及び圧縮機53を駆動するタービン55、推力増大のため再燃焼させるアフタバーナ56等を備えている。
アフタバーナ56は、三角形断面等を有し下流に循環領域を形成して保炎を行なうフレームホルダ(保炎器)57、燃料を噴出させるための燃料ノズル58、点火栓59等からなり、アウターダクト60の内側のライナ61内を通して排気ノズル62から噴出させ、推力を増大させるようになっている。
上述したターボジェットエンジンにおいて、空気を取り入れるファン52を大型にし、バイパス比を大きくしたものを「ターボファンエンジン」と呼ぶ。バイパス比は、コアエンジン(上述した圧縮機53、燃焼器54及びタービン55)に流入する空気流(コア流れ)に対するこれらをバイパスするバイパス流れの流量比(バイパス流れ/コア流れ)であり、これが大きいほど排気ジェットの流速を下げ、騒音低減と燃料消費率の低減に効果がある。なお、ジェットエンジンに関する先行技術は、例えば日本国公開特許公報である下記特許文献1、2に開示されている。
特開平8−189419号公報 特開平11−22486号公報
しかし上述したターボファンエンジンでは、バイパス比を大きくするとファン1段動翼(最前列のファン)とこれを囲むケーシング内径が大きくなり、エンジンの重量が増してしまう問題点があった。
すなわちターボファンエンジンのスピンナー63に埋め込まれた構造のファン1段動翼52aは、埋め込み構造のため、ある程度のハブ/チップ比(入口ハブ径/入口チップ径)が必要となり、スピンナーの面積分だけファン入口面積は狭くなる。
そのため低燃費、低騒音を達成するためバイパス比を増やそうとすると、ファン径及びケーシング内径はさらに広げなくてはならず、エンジンの重量が増えることになる。
発明の要約
本発明はかかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、ファン径及びケーシング内径を大きくすることなくファン1段動翼の吸込み空気流量を増大させることができ、これによりバイパス比を高め、低燃費化と低騒音化を達成するとともにエンジン重量を削減することができるターボファンエンジンを提供することにある。
本発明の目的を達成するために、第1の発明によれば、空気を取り入れるためのファン1段動翼と、該ファン1段動翼を回転駆動するスピンナーとを備え、該スピンナーは、半径方向外方に螺旋状に延びスピンナー前面から空気を吸込みファン1段動翼に供給する渦巻翼を有し、前記渦巻翼と前記ファン1段動翼は分離しており、前記渦巻翼の後縁端とこれの最近傍位置に配置されたファン1段動翼の前縁端との間に形成される同半径位置での分離領域は、エンジン中心線に垂直な面に対して半径方向外方に向かってエンジン前方側に傾斜する方向に延びるように形成されている、ことを特徴とするターボファンエンジンが提供される。
本発明の目的を達成するために、第2の発明によれば、空気を取り入れるためのファン1段動翼と、該ファン1段動翼を回転駆動するスピンナーとを備え、該スピンナーは、半径方向外方に螺旋状に延びスピンナー前面から空気を吸込みファン1段動翼に供給する渦巻翼を有し、前記渦巻翼と前記ファン1段動翼は分離しており、前記渦巻翼の後縁端とこれの最近傍位置に配置されたファン1段動翼の前縁端との間に形成される同半径位置での分離領域は、そのハブ側通路面に対して90度又はその近傍角度の方向に延びるように形成されている、ことを特徴とするターボファンエンジンが提供される
第3の発明は、第2の発明の好ましい実施形態であり、第3の発明において、前記分離領域は、そのハブ側通路面に対して90度よりエンジン前方側に傾斜する方向に延びるように形成されている。
本発明の目的を達成するために、第4の発明によれば、空気を取り入れるためのファン1段動翼と、該ファン1段動翼を回転駆動するスピンナーとを備え、該スピンナーは、半径方向外方に螺旋状に延びスピンナー前面から空気を吸込みファン1段動翼に供給する渦巻翼を有し、前記渦巻翼と前記ファン1段動翼は分離しており、前記渦巻翼のうち前記分離領域の根元より半径方向外側の部位において、エンジン中心線に平行な方向の翼弦の長さが、ハブ側からチップ側に向かうにつれて減少し、チップでは限りなくゼロに近づき、前記渦巻翼のうち前記分離領域の径方向外方端部に当たる位置に前記チップが形成されており、前記ファン1段動翼の前縁部のうち前記分離領域の径方向外方端部に当たる位置に渦巻翼側に凸になる部分が形成されており、前記渦巻翼における前記チップと前記ファン1段動翼における前記凸になる部分は、曲面形状をなしている、ことを特徴とするターボファンエンジンが提供される。
本発明の目的を達成するために、第5の発明によれば、空気を取り入れるためのファン1段動翼と、該ファン1段動翼を回転駆動するスピンナーとを備え、該スピンナーは、半径方向外方に螺旋状に延びスピンナー前面から空気を吸込みファン1段動翼に供給する渦巻翼を有し、前記渦巻翼と前記ファン1段動翼は分離しており、前記渦巻翼の枚数は、ファン1段動翼枚数の半数である、ことを特徴とするターボファンエンジンが提供される。
第6の発明は、第5の発明の好ましい実施形態であり、第6の発明において、前記渦巻翼は、ファン1段動翼に対し1枚置きに配置されている。
本発明の目的を達成するために、第7の発明によれば、空気を取り入れるためのファン1段動翼と、該ファン1段動翼を回転駆動するスピンナーとを備え、該スピンナーは、半径方向外方に螺旋状に延びスピンナー前面から空気を吸込みファン1段動翼に供給する渦巻翼を有し、前記渦巻翼と前記ファン1段動翼は分離しており、前記渦巻翼と前記ファン1段動翼は、前記渦巻翼のハブ側のウェークが前記ファン1段動翼の背側に当たり、前記渦巻翼のチップ側のウェークが前記ファン1段動翼の腹側に当たるように形状及び配置が設定されている、ことを特徴とするターボファンエンジンが提供される。
第8の発明は、第1〜第7の発明の好ましい実施形態であり、第8の発明において、前記渦巻翼は、その軸心から半径方向外方に延びている。
第9の発明は、第1〜第8の発明の好ましい実施形態であり、第9の発明において、前記渦巻翼の先端部は、スピンナー先端より下流側に位置する。
第10の発明は、第1〜第9の発明の好ましい実施形態であり、第10の発明において、前記渦巻翼は、ファン1段動翼の背側に周方向に位相をずらして配置されている。
第1〜第10の発明によれば、スピンナーが、その軸心から半径方向外方に螺旋状に延びスピンナー前面から空気を吸込みファン1段動翼に供給する渦巻翼を有するので、スピンナー前面からも空気を吸込みこれを圧縮してファン1段動翼に供給することができる。従って、エンジン前方の全面積がそのままファン1段動翼の空気流入面積になるのでファン径を小さくすることができ、エンジン重量の削減が可能となる。
また、渦巻翼とファン1段動翼は分離しているので、ファンの製造が容易である。
第1の発明によれば、分離領域は、エンジン中心線に垂直な面に対して半径方向外方に向かってエンジン前方側に傾斜する方向に延びるように形成されているので、分離領域がエンジン中心線に対して垂直方向に形成されている場合と比較して、渦巻翼のチップ側のコード長が短くなることによりチップ側での流れに対する仕事量が減少する。このため、第1の発明によれば、分離領域がエンジン中心線に対して垂直方向に形成されている場合と比較して、チップ側の外部流れと接する箇所での圧力勾配が緩やかになり、渦の発生が大幅に抑制される。このため、渦巻翼とファン1段動翼を分離しても、ファンの空力性能を低下させることがない。
第2の発明によれば、分離領域での圧力勾配が少なくなり、この部分での渦の巻き上がりが抑制され、これにより渦巻翼で生成される渦が減少する。このため、渦巻翼とファン1段動翼を分離しても、ファンの空力性能を低下させることがない。
第3の発明によれば、分離領域での圧力勾配が緩やかになる効果に、渦巻翼のチップ側の外部流れと接する箇所での圧力勾配が緩やかになる効果がプラスされるので、渦の発生の抑制効果がより高まる。
第4の発明によれば、渦巻翼のチップ側、およびファン1段動翼の凸となる部分での渦の発生を抑制することができるため、渦巻翼とファン1段動翼を分離しても、ファンの空力性能を低下させることがない。
第5と第6の発明によれば、渦巻翼の枚数が半分になるため、渦巻翼の総重量は半減し、エンジンの軽量化を図ることができるとともに、コストを削減することができる。
第7の発明によれば、渦巻翼のハブ側のウェークによりファン1段動翼の背側の境界層の発達を抑制することによりファン1段動翼後縁部での流れの剥離を小さくすると同時に、渦巻翼のチップ側で発生した渦はファン1段動翼が壁となってその広がりが阻止される。したがって、そのような剥離や渦の拡大に起因する圧力損失を大幅に低減できるため、エンジンの高効率化に寄与できる。
第9の発明によれば、渦巻翼先端部の翼間のピッチが広がるため着氷しにくくなる。また、渦巻翼自体が小型化され重量が減るため、エンジンの軽量化を図ることができる。
第10の発明によれば、ファン1段動翼の背側に周方向に位相をずらして配置することにより、ファン1段動翼の背側の境界層を吹き飛ばす効果が期待でき、圧力損失を低減させエンジン性能を向上させることができる。
従来のターボファンエンジンの構成図である。 参考例によるターボファンエンジンの部分的構成図である。 従来のターボファンエンジンの部分的構成図である。 参考例のターボファンエンジンの説明図である。 参考例のターボファンエンジンの説明図である。 参考例のターボファンエンジンの説明図である。 本発明の第1実施例によるターボファンエンジンの部分的構成図である。 分離領域を軸中心線に対して垂直方向とした場合のターボファンエンジンの部分的構成図である。 図4におけるA部拡大図である。 図4におけるA−A線断面での圧力損失についての数値解析結果を示す図である。 本発明の第2実施例によるターボファンエンジンの部分的構成図である。 図8におけるB−B線断面図である。 本発明の第3実施例によるターボファンエンジンの部分的構成図である。 本発明の第4実施例によるターボファンエンジンの部分的構成図である。 図11におけるC−C線断面図である。 図11におけるD−D線断面図である。 CFD解析結果を示すマッハ数コンター図である。 CFD解析結果を示すマッハ数コンター図である。 渦巻翼のハブ側のウェークがファン1段動翼の腹側に当たるように設定した場合の図である。 CFD解析結果を示すマッハ数コンター図である。 CFD解析結果を示すマッハ数コンター図である。 渦巻翼のチップ側のウェークがファン1段動翼の背側に当たるように設定した場合の図である。
好ましい実施例の説明
以下本発明の好ましい実施例について、図面を参照して説明する。なお、各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略する。
図2Aは、参考例によるターボファンエンジンの部分的構成図である。また図2Bは従来例である。各図において、Z−Zはエンジン中心線、12、12’はケーシング内径、13は流入空気の流れ、14はコア流れ、15はバイパス流れである。
図2Aに示すように、ターボファンエンジンは、空気を取り入れるためのファン1段動翼2と、ファン1段動翼2を回転駆動するスピンナー4とを備える。また、このスピンナー4は、その前面に渦巻翼6を有する。渦巻翼6は、スピンナー4の軸心Zから半径方向外方に螺旋状に延び、スピンナー前面から空気を吸込み、これを圧縮しファン1段動翼2に供給するようになっている。
渦巻翼6の形状は、例えば斜流圧縮機または半径流圧縮機のインペラー形状と同様の螺旋翼であるのがよい。
また、ファン1段動翼2とスピンナー4は、好ましくは一体に連結され、渦巻翼6とファン1段動翼2は、それぞれの翼表面が滑らかに繋がるように形成されている。
図2Aと図2Bに示した構成の従来と参考例を用いて、参考例の性能確認のための解析を行った。図2Bに示した従来型に比べ図2Aに示した参考例ではエンジン中心線Zから動翼(渦巻翼6とファン1段動翼2)が付いており、エンジンの外径(12、12’)は、従来型12’に比べ参考例12では5%程度小さく設定している。またここでの解析はファン1段動翼2、52aの後方での全圧分布及び全温分布を同一にして解析を行った。
図3A〜Cはその解析結果のファン1段動翼の速度三角形を3断面(ハブ、ミッド、チップ)で示している。図中のABS1、ABS2は流入空気と流出空気の絶対速度、REL1、REL2は流入空気と流出空気の相対速度を示している。
図3A〜Cからわかるように、ミッドおよびチップの速度三角形は従来型、参考例でほぼ等しいといえる。しかし、ハブの速度三角形には相違が見られ、流れを曲げる転向角θ、θ’(入口と出口の相対流れ角の差)が参考例の方が明らかに小さくなっている。すなわち、従来例では転向角θ’は約50°であるのに対し、参考例では転向角θは約20°にすぎない。
従って、参考例では、従来型よりも翼にかかる負荷は軽く、このような翼を実現することは容易であることがわかる。また、スピンナー部の仕事を増やし、スピンナー部に流入する流れの軸速をあげて流量を増やすことができれば、エンジン外径をさらに小さくできる。
上述した参考例の構成によれば、スピンナー4が、その軸心Zから半径方向外方に螺旋状に延びスピンナー前面から空気を吸込みファン1段動翼2に供給する渦巻翼6を有するので、スピンナー前面からも空気を吸込みこれを圧縮してファン1段動翼2に供給することができる。
従って、エンジン前方の全面積がそのままファン1段動翼2の空気流入面積になるので、ファン径及びケーシング内径を従来より小さくしても、ファン1段動翼の吸込み空気流量を増大させることができ、これによりバイパス比を高め、低燃費化と低騒音化を達成するとともにエンジン重量を削減することができる。
図4は、本発明の第1実施例によるターボファンエンジンの部分的構成図である。この図に示すように、本実施例では、渦巻翼6は、ファン1段動翼2から分離しており、ファン1段動翼2の上流側にファン1段動翼2と同数配置されている。
渦巻翼6とファン1段動翼2は、回転運動による遠心力により半径方向に歪みが生じるが、両者の形状の相違からそれぞれその歪みは異なる。このため、参考例のように渦巻翼6とファン1段動翼2が連結される場合には、この歪みの違いにより有害な応力が発生することが考えられる。また、各部材の製作誤差等により、渦巻翼6とファン1段動翼2の連結が困難となることも考えられる。しかし、本発明の第1実施例によれば、渦巻翼6とファン1段動翼2は分離しているので、これらの問題を生じることが無く、ファンの製造が容易であるという優れた効果が得られる。
また、図4に示すように、渦巻翼6の後縁部と、ファン1段動翼2の前縁部のうち渦巻翼6の後縁部に対応する部分は、エンジン中心線Zに垂直な面に対して半径方向外方に向かってエンジン前方側に傾斜する方向に延びており、その間に分離領域Sを形成している。このため、第1実施例では、渦巻翼6の後縁端とこれの最近傍位置に配置されたファン1段動翼2の前縁端との間に形成される同半径位置での分離領域Sは、エンジン中心線Zに垂直な面に対して半径方向外方に向かってエンジン前方側に傾斜する方向に延びるように形成されている。
図5は、分離領域Sが軸中心線Zに対して垂直方向に延びている場合(これを便宜的に「垂直分離」と呼ぶ)を示している。このような垂直分離の場合、渦巻翼のチップ側でコード長が長くなり流れに対する仕事量が多くなり過ぎてしまい、そのために、仕事がなされない外部流れと渦巻翼6のチップ側とが接する箇所での圧力勾配が大きくなる。このため、渦巻翼6のチップ側で渦が発生しやすくなる。ここで、上記「コード長」とは、エンジン前後方向(エンジン中心線Zに平行な方向)の翼弦の長さをいう。
これに対し、本発明では図4に示すように、分離領域Sは、エンジン中心線Zに垂直な面に対して半径方向外方に向かってエンジン前方側に傾斜する方向に延びるように形成されている。
この図4における渦巻翼6とファン1段動翼2とを合わせた全体の翼形状が図5に示したものと同一であり、且つ図4に示した分離領域Sの根元(半径方向内方端部)の前後位置が図5に示したものと同一である場合、図4の実施例では、図5に示したような垂直分離の場合と比較して、渦巻翼6のチップ側のコード長が短くなることによりチップ側での流れに対する仕事量が減少する。このため、垂直分離と比較して、チップ側の外部流れと接する箇所での圧力勾配が緩やかになり、渦の発生が大幅に抑制される。したがって、渦巻翼6とファン1段動翼2を分離しても、ファンの空力性能を低下させることがない。
また、分離領域Sの傾斜角度は、以下に示す範囲で設定するのが好ましい。すなわち、図4に示すように、分離領域Sは、ハブ側通路面に対して90度又はその近傍角度(前後10度程度)の方向に延びて形成されることが好ましい。分離領域Sの周囲の流線方向はハブ側通路面に対し平行となり、この流線方向に対して垂直方向に等圧力線が分布する。つまり、分離領域Sは、等圧力線に沿った方向に延びているのが好ましい。
図5に示した垂直分離の場合、分離領域Sは等圧力線に対して交差する方向に延びているため、分離領域Sの径方向外側と内側とで圧力の高い領域と低い領域が存在することになり、圧力勾配が大きい。このため、分離領域Sで径方向外側方向の速度成分が生じ、この図に示す流れF2のように渦が半径方向外方に巻き上がる。しかし、本発明の第1実施例によれば、渦巻翼6とファン1段動翼2との間に形成される分離領域Sは、そのハブ側通路面に対して90度又はその近傍角度の方向(等圧力線に沿った方向)に延びているので、分離領域Sでの圧力勾配が少なくなり、図4に示す流れF1のように渦の巻き上がりが抑制され、これにより渦巻翼6で生成される渦が減少する。このため、渦巻翼6とファン1段動翼2を分離しても、ファンの空力性能を低下させることがない。
このように、分離領域Sが、そのハブ側通路面に対して90度又はその近傍角度の方向に延びるように形成されると、先に述べた渦巻翼6のチップ側の外部流れと接する箇所での圧力勾配を緩やかにするという効果と、分離領域Sでの圧力勾配を緩やかにするという効果とが合わさることにより、渦発生の抑制効果が高まる。
また、先に述べた渦巻翼6のチップ側の外部流れと接する箇所での圧力勾配を緩やかにするという効果を考慮すると、分離領域Sは、そのハブ側通路面に対して90度よりエンジン前方側に傾斜する方向に延びるように形成されていることが、より好ましい。このような分離領域Sを形成することで、分離領域Sの傾斜角度を圧力勾配が少ない角度範囲に保持しつつ、渦巻翼6のチップ側のコード長をなるべく短くすることにより、効果的に渦の発生を抑制することができる。
また、図4に示すように、渦巻翼6のうち分離領域Sの根元(半径方向内方端部)より半径方向外側の部位において、ハブ側からチップ側に向かうにつれてコード長が減少し、チップではコード長が限りなくゼロに近づく形状となっている。渦巻翼6のうち分離領域Sの径方向外方端部に当たる位置にチップが形成されている。ファン1段動翼2の前縁部のうち分離領域Sの径方向外方端部に当たる位置に渦巻翼6側に凸になる部分が形成されている。
図6は、図4におけるA部拡大図である。図6に示すように、渦巻翼6におけるチップP1と前記ファン1段動翼2における前記の凸になる部分P2は、曲面形状をなしている。この曲面形状は円弧面、楕円面に限られず、その他の2次曲線によって規定される曲面であっても良い。また、P1、P2を曲面形状とせず、鋭角形状とした場合を仮想線で示す。この仮想線のように渦巻翼6のチップP1とファン1段動翼2における前記の凸になる部分P2が鋭角形状である場合は、流れF4のように渦が発生してしまう。その理由は、P1が鋭角形状である場合、その部分で流れに対して仕事をするために渦が発生しやすく、P2が鋭角形状である場合、その部分に流れが衝突したときに乱れが生じやすいからである。
これに対し、本発明の第1実施例では、渦巻翼6のチップP1が曲面形状であり、仮想線で示した鋭角形状に相当する翼が無い分、流れに対して仕事をしないので、渦が発生しにくい。また、ファン1段動翼2における前記の凸になる部分P2が曲面形状であり、仮想線で示した鋭角形状の翼部分が無いので流れの乱れが生じにくい。したがって、本発明の第1実施例によれば、図6に示す流れF3のように渦巻翼6のチップP1、およびファン1段動翼2の凸となる部分P2での渦の発生を抑制することができる。
図7は、図4におけるA−A線断面での圧力損失についての数値解析結果を示す図である。図7において、縦軸はハブ側通路面を0%としエンジン外径12を100%としたときの流路における位置であり、横軸は圧力損失である。図7から、本発明によれば、P1、P2を鋭角形状とした場合と比較して、圧力損失を大幅に低減できることが分かる。したがって、本発明の第1実施例によれば、渦巻翼6とファン1段動翼2を分離しても、ファンの空力性能を低下させることがない。
なお、上述した第1実施例では、渦巻翼6とファン1段動翼2を軸方向に離間させてその間に分離領域Sを形成したが、本発明はこれに限られず、渦巻翼6の後縁端とファン1段動翼2の前縁端の位相を周方向にずらすことにより、その渦巻翼6の後縁端とファン1段動翼2の前縁端との間に分離領域Sを形成するようにしてもよい。また、渦巻翼6の後縁端とファン1段動翼2の前縁端の位相を周方向にずらす場合、渦巻翼と6の後縁部分とファン1段動翼2の前縁部分とが軸方向に関して重なるように配置されてもよい。
また、上述した第1実施例では、分離領域Sの間隔はほぼ平行であり且つ直線状に延びる形状であるが、本発明はこれに限られず、分離領域Sの間隔が平行でなくてもよく、また、曲線状、折れ線状などの形状であってもよい。
図8は、本発明の第2実施例によるターボファンエンジンの部分的構成図である。図8において符号3はファン1段動翼2の下流側に配置された静翼である。図9は、図8におけるB−B線断面図である。図9に示すように、渦巻翼6は、ファン1段動翼2の背側に周方向に位相をずらして配置されている。また、渦巻翼6の枚数は、ファン1段動翼2の半数に設定されている。また、渦巻翼6は、ファン1段動翼2に対し1枚置きに等間隔に配置されている。その他の部分は第1実施例と同様の構成を有している。
通常の翼列では背側に境界層が発達しやすく、その部分で圧力損失を生じる。しかし、本発明の第2実施例では、渦巻翼6をファン1段動翼2の背側に周方向に位相をずらして配置することにより、ファン1段動翼2の背側の境界層を吹き飛ばす効果が期待でき、圧力損失を低減させエンジン性能を向上させることができる。なお、渦巻翼6の位相をファン1段動翼2の腹側にずらすと、流れを乱すことになり逆効果となる。
また、ファンは、その構造上、回転時にはファン1段動翼2に周方向及び軸方向の変形が生じるため、エンジンを運転する回転領域で渦巻翼6とファン1段動翼2が接触しないようにする必要がある。本発明の第2実施例では、渦巻翼6をファン1段動翼2に対し周方向に位相をずらして配置したので、エンジンを運転する領域で渦巻翼6とファン1段動翼2との接触を防止することができる。この周方向の位相のズレは、エンジンの運転回転数の全領域でズレが腹側になるように設定される。
また、本発明の第2実施例では、渦巻翼6とファン1段動翼2との間には軸方向のクリアランスcが設けられているが、このような配置に代えて、渦巻翼の後縁部分と6とファン1段動翼2の前縁部分とが軸方向に関して重なるように配置されてもよい。ただし、本実施例のように軸方向のクリアランスcを設けることで、渦巻翼6とファン1段動翼2との接触を効果的に防止できる。
ファン1段動翼2とその下流側に配置された静翼3の干渉騒音は、静翼枚数/動翼枚数(動翼のウェーク数)が大きいほど小さく、静翼3の枚数は通常はファン動翼枚数の2倍以上であることが多い。渦巻翼6をファン1段動翼2と同数に設定した場合、ファン1段動翼2で発生するウェークは1種類であり、これによる干渉騒音はある周波数帯域をもつ。これに対し、本発明の第2実施例のように渦巻翼6をファン1段動翼2の半数にした場合、図9に示すように、ウェークAとウェークBのような2種類のウェークが発生し、これによる干渉騒音の周波数は2つの周波数帯域に分散され、騒音低減効果が期待できる。また、渦巻翼6の枚数が半分になるため、渦巻翼6の総重量は半減し、エンジンの軽量化を図ることができるとともに、コストを削減することができる。
図10は、本発明の第3実施例によるターボファンエンジンの部分的構成図である。この図に示すように、渦巻翼6先端部は、スピンナー4先端より下流側に位置している。その他の部分は、第3実施例では、上述した第1実施例または第2実施例と同一の構成を有しており、別の参考例では、上述した参考例と同一の構成を有している。ここで、ボス比を式(1)のように定義する。
ボス比=Rh(渦巻翼先端部半径)/Rt(ファン入口チップ半径)・・・(1)
ボス比=0の場合、図10において仮想線で示すように、渦巻翼6先端部がスピンナー4先端に位置するから、渦巻翼6先端部での隣接する翼間のピッチが狭くなる。このため、渦巻翼6の先端部で着氷し易い。そこで、本発明の第3実施例では、図10の実線で示す渦巻翼6のように、渦巻翼6の先端部がスピンナー4先端より下流側に位置するように渦巻翼6を形成する。この例では、渦巻翼6の後縁部ハブ側は、ボス比=0.3に相当する位置にある。つまり、ボス比(Rh/Rt)が、0<Rh/Rt<0.4の範囲となるように渦巻翼先端部の位置を設定する。これにより、スピンナー4は下流側に向かって外周の径が漸増しているから、渦巻翼6先端部をスピンナー4先端より下流側に位置させることにより、渦巻翼6先端部の翼間のピッチが広がることになる。
本発明の第3実施例によれば、このように渦巻翼6を形成するため、渦巻翼6先端部の翼間のピッチが広がるため着氷しにくくなる。また、渦巻翼6自体が小型化され重量が減るため、エンジンの軽量化を図ることができる。
図11は、本発明の第4実施例によるターボファンエンジンの部分的構成図である。本実施例においても、渦巻翼6はファン1段動翼2から分離し、その間に分離領域Sが形成されている。また、渦巻翼は6、ファン1段動翼2の上流側にファン1段動翼2と同数配置されている。ただし、上述した第2実施例と同様に、渦巻翼6をファン1段動翼2の半数にしてもよい。また本発明の第4実施例においても、上述した第1〜第3実施例の特徴を備えたものとするのが好ましい。
図12Aは、図11におけるC−C線断面図である。図12Bは、図11におけるD−D線断面図である。図12A及び図12Bに示すように、渦巻翼6とファン1段動翼6は、渦巻翼6のハブ側のウェークがファン1段動翼2の背側(負圧面)に当たり、渦巻翼6のチップ側のウェークがファン1段動翼2の腹側(正圧面)に当たるように形状及び配置が設定されている。
図13Aは、渦巻翼6のハブ側のウェークがファン1段動翼2の背側に当たるように設定した場合のCFD解析結果を示すマッハ数コンター図である。図13Bは、本発明とは逆に、図14に示すように渦巻翼6のハブ側のウェークがファン1段動翼2の腹側に当たるように設定した場合のCFD解析結果を示すマッハ数コンター図である。図13Bから、渦巻翼6のハブ側のウェークがファン1段動翼2の腹側に当たるように設定した場合、ファン1段動翼後縁部での流れの剥離が大きいことが分かる。一方、図13Aから、本発明のように渦巻翼6のハブ側のウェークがファン1段動翼2の背側に当たるように設定した場合、渦巻翼6のハブ側のウェークによりファン1段動翼2の背側の境界層の発達が抑制され、ファン1段動翼後縁部での流れの剥離を小さくすることができることがわかる。
図15Aは、渦巻翼6のチップ側のウェークがファン1段動翼2の腹側に当たるように設定した場合(図12Bの場合)における、ファン1段動翼2の後方側位置におけるエンジン中心線Zに垂直な断面をエンジン後方から見たときのCFD解析結果を示すマッハ数コンター図である。図15Bは、本発明とは逆に、図16に示すように渦巻翼6のチップ側のウェークがファン1段動翼2の背側に当たるように設定した場合における、ファン1段動翼2の後方側位置におけるエンジン中心線Zに垂直な断面をエンジン後方から見たときのCFD解析結果を示すマッハ数コンター図である。
図16に示すように渦巻翼6のチップ側のウェークがファン1段動翼2の背側に当たるように設定した場合、渦巻翼6のチップ側のウェークとほぼ同じ方向に発生する渦が移動し、拡大していく。この結果、図15Bに示すように、損失生成領域が発生する。一方、図12Bに示すように渦巻翼6のチップ側のウェークがファン1段動翼2の腹側に当たるように設定すると、渦巻翼6のチップ側で発生した渦はファン1段動翼2が障壁となってその広がりが阻止される。このため、図15Aにおいては図15Bのような損失生成領域が発生していないことが分かる。
以上のことから本発明の第4実施例によれば、上記のような剥離や渦の拡大に起因する圧力損失を大幅に低減できるため、エンジンの高効率化に寄与できる。
上述したように、本発明のターボファンエンジンは、ファン径及びケーシング内径を大きくすることなくファン1段動翼の吸込み空気流量を増大させることができ、これによりバイパス比を高め、低燃費化と低騒音化を達成するとともにエンジン重量を削減することができる、等の優れた効果を有する。
なお、本発明のターボファンエンジンをいくつかの好ましい実施例により説明したが、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施例に限定されないことが理解されよう。反対に、本発明の権利範囲は、添付の請求の範囲に含まれるすべての改良、修正及び均等物を含むものである。

Claims (10)

  1. 空気を取り入れるためのファン1段動翼と、該ファン1段動翼を回転駆動するスピンナーとを備え、該スピンナーは、半径方向外方に螺旋状に延びスピンナー前面から空気を吸込みファン1段動翼に供給する渦巻翼を有し、
    前記渦巻翼と前記ファン1段動翼は分離しており、
    前記渦巻翼の後縁端とこれの最近傍位置に配置されたファン1段動翼の前縁端との間に形成される同半径位置での分離領域は、エンジン中心線に垂直な面に対して半径方向外方に向かってエンジン前方側に傾斜する方向に延びるように形成されている、ことを特徴とするターボファンエンジン。
  2. 空気を取り入れるためのファン1段動翼と、該ファン1段動翼を回転駆動するスピンナーとを備え、該スピンナーは、半径方向外方に螺旋状に延びスピンナー前面から空気を吸込みファン1段動翼に供給する渦巻翼を有し、
    前記渦巻翼と前記ファン1段動翼は分離しており、
    前記渦巻翼の後縁端とこれの最近傍位置に配置されたファン1段動翼の前縁端との間に形成される同半径位置での分離領域は、そのハブ側通路面に対して90度又はその近傍角度の方向に延びるように形成されている、ことを特徴とするターボファンエンジン。
  3. 前記分離領域は、そのハブ側通路面に対して90度よりエンジン前方側に傾斜する方向に延びるように形成されている、ことを特徴とする請求項2に記載のターボファンエンジン。
  4. 空気を取り入れるためのファン1段動翼と、該ファン1段動翼を回転駆動するスピンナーとを備え、該スピンナーは、半径方向外方に螺旋状に延びスピンナー前面から空気を吸込みファン1段動翼に供給する渦巻翼を有し、
    前記渦巻翼と前記ファン1段動翼は分離しており、
    前記渦巻翼のうち前記分離領域の根元より半径方向外側の部位において、エンジン中心線に平行な方向の翼弦の長さが、ハブ側からチップ側に向かうにつれて減少し、チップでは限りなくゼロに近づき、
    前記渦巻翼のうち前記分離領域の径方向外方端部に当たる位置に前記チップが形成されており、
    前記ファン1段動翼の前縁部のうち前記分離領域の径方向外方端部に当たる位置に渦巻翼側に凸になる部分が形成されており、
    前記渦巻翼における前記チップと前記ファン1段動翼における前記凸になる部分は、曲面形状をなしている、ことを特徴とするターボファンエンジン。
  5. 空気を取り入れるためのファン1段動翼と、該ファン1段動翼を回転駆動するスピンナーとを備え、該スピンナーは、半径方向外方に螺旋状に延びスピンナー前面から空気を吸込みファン1段動翼に供給する渦巻翼を有し、
    前記渦巻翼と前記ファン1段動翼は分離しており、
    前記渦巻翼の枚数は、ファン1段動翼枚数の半数である、ことを特徴とするターボファンエンジン。
  6. 前記渦巻翼は、ファン1段動翼に対し1枚置きに配置されている、ことを特徴とする請求項5に記載のターボファンエンジン。
  7. 空気を取り入れるためのファン1段動翼と、該ファン1段動翼を回転駆動するスピンナーとを備え、該スピンナーは、半径方向外方に螺旋状に延びスピンナー前面から空気を吸込みファン1段動翼に供給する渦巻翼を有し、
    前記渦巻翼と前記ファン1段動翼は分離しており、
    前記渦巻翼と前記ファン1段動翼は、前記渦巻翼のハブ側のウェークが前記ファン1段動翼の背側に当たり、前記渦巻翼のチップ側のウェークが前記ファン1段動翼の腹側に当たるように形状及び配置が設定されている、ことを特徴とするターボファンエンジン。
  8. 前記渦巻翼は、その軸心から半径方向外方に延びている、ことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のターボファンエンジン。
  9. 前記渦巻翼の先端部は、スピンナー先端より下流側に位置する、ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のターボファンエンジン。
  10. 前記渦巻翼は、ファン1段動翼の背側に周方向に位相をずらして配置されている、ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のターボファンエンジン。
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