JP4969265B2 - 高白色新聞用紙 - Google Patents

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本発明は、高白色新聞用紙に関する。
一般的に、新聞用紙は、コールドセット型輪転機による高速印刷を行う関係上、引張りに耐える引張強さとインキセットが良いことが要求される。
一方、近年一般の新聞用紙とは別に、休日や祝日に広告を主体としたカラー印刷の多い別刷り新聞も発行されている。この別刷り新聞はカラー印刷が多いため白色度が80%程度の高白色新聞用紙が使用されている。
この従来の高白色新聞用紙は、例えば、不透明度を維持したまま白色度を上げる技術として、蛍光増白剤と水溶性接着剤を含む表面処理剤を塗工し、特定の層に高い蛍光増白度を与える方法(特許文献1)が採用されている。
ところが、高白色新聞用紙も前述した一般新聞用紙と同様にコールドセット型輪転機により、カラー印刷されるため、一般の新聞用紙と同様に引張りに耐える引張強さとインキセットが良いことが要求されるのは勿論、1)高白色でカラー印刷が映える、2)不透明度が高く裏抜けがない、などの機能を併せて求められるが、従来の高白色新聞用紙は、白色度を維持するために新聞用紙の表面に顔料を含む塗工層を施すことによって白色度を確保しているためにインキセットが悪くなったり印刷時にパイリングを起こす等の不具合を免れなかった。
特開2002−69896
本発明は上記事情に鑑み、高白色度でカラー印刷が映えることに加え、未乾燥のインキの再転位の生じ難さ、即ち、インキセットが良く高速印刷時でも印刷不良が生じにくい高白色新聞用紙を提供することを目的とする。
本発明者らは、紙中の灰分、パルプ成分、吸油度、透気度と白色度、不透明度、引張強さ、或いはインキセットについて鋭意研究した結果、灰分、パルプ成分を特定し、吸油度、透気度を特定範囲にコントロールすることにより、上記課題を解決できることを見出したものであって、
第1発明の高白色新聞用紙は、パルプ原料に填料を添加して抄紙する高白色新聞用紙であって、填料として灰分を7〜20%含有し、前記パルプ原料は、全パルプ成分のうち針葉樹クラフトパルプが10〜50重量%、機械パルプが50〜90重量%であり、吸油度が50〜90秒、透気度が20〜70秒に調整されており、顔料を含む塗工層は設けていないことを特徴とする白色度75〜85%の高白色新聞用紙。
第2発明の高白色新聞用紙は、前記機械パルプは、白色度70〜80%に漂白処理されたパルプであることを特徴とする高白色新聞用紙である。
第1発明によれば、灰分を7〜20%としたので、白色度が高くなりカラー印刷が映える。一方灰分を高くしたことにより引張強さが低下するが、針葉樹クラフトパルプの配合量を10〜50%と高くして引張強さを高くし、しかも機械パルプの配合量を50〜90%としたので高い不透明度をえることができる。また、吸油度が50〜90秒と低いので紙層内へのインキの吸収が早く、インキセットが良くなり、透気度が20〜70秒と低いので、紙層内の空隙が大きくこの点からもインキセットが良くなる印刷特性および光学特性に優れた高白色新聞用紙を得ることが出来る。
また、第2発明によれば、機械パルプは、白色度70〜80%に漂白処理されたパルプを使用することにより、パルプ原料の配合と填料によって新聞用紙の白色度を75〜85%に調整することができる。
本発明の高白色新聞用紙は、填料とパルプを成分として含んでおり、灰分は7〜20%としている。また、用いる填料としては、ホワイトカーボン、炭酸カルシウム、クレー、タルク、二酸化チタンなどを、特に制限なく使用できる。なお、灰分はJISP8128により計測した数値である。本発明では、灰分を7〜20%と高くして、白色度が75〜85%に高くなっている。このため、カラー印刷画像に対するコントラストが向上し、カラー印刷が映える高白色新聞用紙が得られる。一方、灰分を高くすると紙の引張強さが弱くなるが、この問題に対しては後述する如く、使用するパルプに針葉樹クラフトパルプの配合割合を調整することにより、高い引張強さを維持することができる。
更に、本発明では白色度を75〜85%という高白色度を達成している。この白色度は白色度の高いパルプを使用することでも達成できるが、白色度の高いパルプを使用すると不透明度が下がる傾向があるので、使用するパルプ及び填料の種類と添加量を調整することによって白色度と不透明度を調整するのが好ましい。なお、本発明の新聞用紙の水分は6〜10重量%であり、水分を除く固形分100重量%のうち、パルプは75〜92重量%である。パルプと灰分以外は澱粉、ポリアクリルアミド、サイズ剤などである。
前記パルプは全パルプ成分のうち針葉樹クラフトパルプ(以下NKPという)が10〜50重量%であり、その他のパルプが90〜50重量%である。その他のパルプは、古紙脱墨パルプ(以下DIPという)、機械パルプ、広葉樹クラフトパルプ(以下LKPという)などが使用できるが、DIPだと古紙利用率の向上という点で好ましく、機械パルプだと新聞用紙の不透明度を高くするという点で好ましい。
本発明で使用する機械パルプは、ストーングランドパルプ、加圧ストーングランドパルプ、リファイナーメカニカルパルプ、サーモメカニカルパルプ、ケミメカニカルパルプ、ケミサーモメカニカルパルプ等が挙げられるが、ストーングランドパルプまたは加圧ストーングランドパルプ、リファイナーメカニカルパルプ、ケミメカニカルパルプなどの加熱処理を行わない機械パルプを使用するのがこのましい。これらの機械パルプは漂白処理により白色度を容易に調整することができる。
前記機械パルプは、白色度70〜80%に漂白処理されたパルプであることがこのましい。このような機械パルプを使用することで、新聞用紙に必要な不透明度を維持したまま新聞用紙の白色度75〜85%を達成することができる。機械パルプの白色度を80%より高くすると、漂白薬品の添加率が多くなり、コスト的に不利になる。
本発明では、パルプ成分としてNKPの配合割合が高いことが特徴であるが、前記NKPはDIP、機械パルプ、LKPと比較して、繊維が長いため、引張強さの高い紙が得られ、このため高速印刷時に破断しない引張強さが得られる。また、繊維が太いので、紙層の中の空隙を大きくするので、透気度を低くすることができる。
吸油度とは、紙の油吸収速度であり、印刷時のインク吸収速度の指標である。この吸油度は紙に空隙が多いと油を吸収しやすく、数値が低くなる。本明細書において吸油度を示す数値は旧JISP8130により計測している。
本発明では既述のごとく、吸油度を、低い値に調整しているが、この他にも、表面処理剤の塗工量を加減することにより、吸油度を調整できる。例えば、表面処理剤の塗工量を少なくすると繊維表面の被覆が少なくなり、吸油度は低くなる。
本発明ではこのような種々の手段の組み合わせによって吸油度を50〜90秒に調整しており、このようにすることで、印刷直後のインキの紙内部への吸い込みが早く行われるようにしている。この結果、未吸収のインキが別の紙に転移することがなくなる。即ち、インキセットが良好となる。
透気度とは、紙が空気を通過する度合いであり、本明細書ではJISP8117により計測した数値を用いている。紙の内部に隙間が多いと透気度も低くなりインキを吸い込みやすいと言える。
本発明では、既述のごとく、主として透気度をNKPの配合割合により低い値に調整しているのであるが、この他にもパルプフリーネス、歩留まり、表面処理剤塗工量によって透気度を調整できる。
パルプフリーネスとはパルプの水切れの程度を示す指標で、繊維の種類や性質、叩解の状況などによって調整できる。勿論、水切れの程度が高いほど透気度が低くなる。
本発明ではこのような種々の手段を組み合わせて透気度を20〜70秒に調整しており、透気度が低いことから、印刷直後のインキが早く紙内部に吸い込まれ、未乾燥のインキが別の紙に転位することが少なくなる。すなわち、インキセットが良好となる。
本発明の高白色新聞用紙は、以上の成分の調整により、白色度が75〜85%であって、吸油度が50〜90秒、透気度が20〜70秒とすることができる。
本発明で使用するサイズ剤としては、ロジン系サイズ剤、アルキルケテンダイマー、アルケニル無水琥珀酸などのサイズ剤が使用できる。また、凝集剤としては、硫酸バンド、カチオン澱粉、ポリアクリルアミド系凝集剤などが使用できる。
その他、必要に応じ、乾燥紙力増強剤、湿潤紙力増強剤、スライムコントロール剤、ピッチコントロール剤、消泡剤、染料等の添加剤も使用することができる。
更に、表面サイズ剤、染料、防滑剤、滑剤などの表面処理剤が使用できる。表面サイズ剤としては、酸化澱粉、ポリアクリルアミド、ポリビニルアルコール、スチレンマレイン酸系共重合体、スチレンアクリル酸系共重合体などの樹脂が使用できる。表面処理剤の塗布量は、片面あたり0.5〜1.0g/mである。表面処理剤の塗布量は、0.5g/mより少ないとパイリングが発生し易く、1.0g/mより多いと吸油度が高くなり、インキセット不良となる。
染料としては蛍光染料を使用するのが白色度を向上させるので好ましく、その塗工量は0.05〜0.5g/mとすると白色度の向上効果が高くなる。
表面処理剤を塗工するための塗工装置としては、特に限定されないが、ツーロールサイズプレス、ブレードメタリングサイズプレス、ロッドメタリングサイズプレス、ゲートロールコーターなどのロールコーターや、ブレードコーター、ロッドコーター、バーコーター、エアーナイフコーター、カーテンコーター、スプレーコーターなどの装置が使用される。
本発明の新聞用紙の製造に際しては、表面処理剤の塗工後に、カレンダー装置により平滑化処理されるが、かかるカレンダー装置としては、スーパーカレンダー、ソフトカレンダー、グロスカレンダー、シューカレンダーなどの一般に使用されているカレンダー装置が使用できる。
本発明の新聞用紙の坪量は40〜55g/mである。新聞用紙のその他の物性としては、オフセット印刷機で印刷可能である必要があり、通常の新聞用紙の引張り強さ、伸び、引裂き強さ、平滑度、耐折度、剛度、サイズ度、摩擦係数などの物性を有するものであればよい。
以下、本発明の実施例を示す。なお、以下断りのない限り部及び%は絶乾質量基準でいう。
(実施例1)
パルプ原料としてNBKP(針葉樹晒クラフトパルプ、白色度85%、カナダ標準ろ水度500mlCSF)25重量%、GP(ストーングランドパルプ、白色度78%、カナダ標準ろ水度55mlCSF)40重量%、TMP(サーモメカニカルパルプ、白色度70%、カナダ標準ろ水度90mlCSF)35重量%を配合し、填料としてパルプ原料100重量部に対し、ホワイトカーボンを1.5重量%、炭酸カルシウムを添加し紙の灰分がオンライン測定値で13%になるように紙料を調整した。この紙料を抄紙し、表面処理剤として、澱粉(日本コーンスターチ株式会社製 商品名:SK−150)100重量部と蛍光染料(日本化薬株式会社製 商品名:カヤホールPASリキッド)15重量部を混合し、澱粉濃度が10重量%となるように希釈したものを、オンマシンゲートロールコーターを用いて片面あたり0.8g/mの塗工量で塗工して、坪量55.0g/mの高白色新聞用紙を製造した。
得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度、紙力評価、インキセット評価を表1に示す。
(実施例2)
炭酸カルシウムの添加量を変化させ、紙の灰分がオンライン測定値で7%になるようにした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表1に示す。
(実施例3)
炭酸カルシウムの添加量を変化させ、紙の灰分がオンライン測定値で10%になるようにした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表1に示す。
(実施例4)
炭酸カルシウムの添加量を変化させ、紙の灰分がオンライン測定値で15%になるようにした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表1に示す。
(実施例5)
炭酸カルシウムの添加量を変化させ、紙の灰分がオンライン測定値で20%になるようにした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表1に示す。
(比較例1)
炭酸カルシウムの添加量を変化させ、紙の灰分がオンライン測定値で6%になるようにした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表1に示す。
(比較例2)
炭酸カルシウムの添加量を変化させ、紙の灰分がオンライン測定値で22%になるようにした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表1に示す。
(実施例6)
パルプ原料の配合率をNBKP10重量%、RGP(リファイナーグランドパルプ、白色度77%、カナダ標準ろ水度75mlCSF)65重量%、TMP25重量%とした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表2に示す。
(実施例7)
パルプ原料の配合率をNBKP15重量%、RGP55重量%、TMP30重量%とした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表2に示す。
(実施例8)
パルプ原料の配合率をNBKP35重量%、RGP40重量%、TMP25重量%とした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表2に示す。
(実施例9)
パルプ原料の配合率をNBKP50重量%、RGP40重量%、TMP10重量%とした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表2に示す。
(実施例10)
パルプ原料の配合率をNBKP50重量%、RGP40重量%、DIP(新聞古紙脱墨パルプ、白色度58%、カナダ標準ろ水度175mlCSF)10重量%とした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表2に示す。
(比較例3)
パルプ原料の配合率をNBKP8重量%、RGP35重量%、TMP57重量%とした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表2に示す。
(比較例4)
パルプ原料の配合率をNBKP55重量%、RGP25重量%、TMP20重量%とした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表2に示す。
(比較例5)
パルプ原料の配合率をNBKP55重量%、RGP25重量%、TMP(白色度68%、カナダ標準ろ水度100mlCSF)20重量%とした以外は実施例1と同様に抄紙した。得られた新聞用紙の灰分(実測値)、白色度、吸油度、透気度、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価を表2に示す。
評価方法と評価基準は、次記のとおりである。
[灰分]JISP8251「紙、板紙及びパルプ−灰分試験方法−525℃焼却法」に準じて測定した。
[白色度]JISP8148「紙、板紙及びパルプ−ISO白色度(拡散青色光反射率)の測定方法」に準じて測定した。
[吸油度]旧JISP8130「紙及び板紙の吸油度試験方法」に準じて測定した。
[透気度]JISP8117「紙及び板紙−透気度試験方法−ガーレー試験機法」に準じて測定した。
[印刷不透明度評価]新聞用オフセットインキを使用して、RI印刷試験機にてベタ印刷を行い、各新聞用紙を◎優れる○良い×悪いの3段階で評価した。
[紙力評価]JISP8113に基づく引張強さ(縦)を測定し、2.4kN/m以上を◎、2.3kN/m以上2.4kN/m未満を○、2.3kN/m未満を×で評価した。
[インキセット評価]新聞用オフセットインキを使用して、RI印刷試験機にてベタ印刷を行い、10分後に上質紙にインキを転写させ、各新聞用紙のインキセットを、優れる◎、良い○、悪い×、の3段階で評価した。
Figure 0004969265
Figure 0004969265
表1の結果から、本発明の実施例1から実施例5は、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価ともに良好となっている。一方、比較例1は灰分が6.2%と低いので、透気度が低く印刷不透明度の評価が悪くなっている。また、比較例2は灰分が22.8%と高いので、印刷不透明度評価が良好であるが、紙力評価が悪くなっている。
表2の結果から、本発明の実施例6から実施例10は、印刷不透明度評価、紙力評価、インキセット評価ともに良好となっている。一方、比較例3はNBKP配合率が8重量%と少ないので紙力評価が悪く、比較例4はNBKPの配合率が55%と高いので透気度が低く印刷不透明度の評価が低くなっている。
比較例5は、白色度の低いTMPを使用しているので、新聞用紙の白色度が低い結果となっている。

Claims (2)

  1. パルプ原料に填料を添加して抄紙する高白色新聞用紙であって、填料として灰分を7〜20%含有し、前記パルプ原料は、全パルプ成分のうち針葉樹クラフトパルプが10〜50重量%、機械パルプが50〜90重量%であり、吸油度が50〜90秒、透気度が20〜70秒に調整されており、顔料を含む塗工層は設けていないことを特徴とする白色度75〜85%の高白色新聞用紙。
  2. 前記機械パルプは、白色度70〜80%に漂白処理されたパルプであることを特徴とする請求項1記載の高白色新聞用紙。
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