JP4966934B2 - 洗濯乾燥機および乾燥機 - Google Patents
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Description
また、乾燥時間短縮と使用水量や消費電力を低減するため乾燥工程の前半に空冷または水冷除湿を行い、後半に周囲の乾燥した外気を給気し、洗濯物に吹付けた後の温風空気をそのまま排気する方式がある。
一方、同じ空気を循環させ洗濯物から蒸発した水分を冷やし結露させて水分を除去する除湿方式は、循環させる空気の湿度が高くなり、洗濯物から水分を吸湿する度合いが低くなり、乾燥性能が途中から低下するという問題がある。
本発明は上記実状に鑑み、高湿な空気を室内に排気することなく槽内の圧力を所定値以下に保ち、消費電力を低減し得る乾燥運転が可能な洗濯乾燥機および乾燥機の提供を目的とする。
図1は、本発明の実施形態に係る洗濯乾燥機1を示す斜視図である。
<<洗濯乾燥機1の概要>>
図1に示す実施形態の洗濯乾燥機1は、洗濯や、乾燥、または洗濯から乾燥までを連続して行えるものであり、乾燥工程の後半において、外槽20内に外気を取り入れるとともに排水ホース9から排気する余熱乾燥を行い、乾燥時の排気を室内に排出しないようにしている。
この余熱乾燥に行うに際し、洗濯乾燥機1は、適切な条件を満たし場合に余熱乾燥に移行するとともに、該余熱乾燥において外槽20内の圧力が所定値以上にならないように監視し、ドア3が意図せず開く等の不具合の発生を抑制し、乾燥性能の向上および低消費電力化を実現している。
<洗濯乾燥機1の外装>
洗濯乾燥機1は、基礎支持部材の鋼板のベースBの上部に、鋼板と樹脂成形品とで組合わされて構成される支持部材の外枠2がネジ止め等によって取り付けられている。
外枠2には、その前面に前面の筐体を成す前面カバー22と洗濯物30を出し入れするための開閉自在のドア3が設けられるとともに、その背面には背面の筐体を成す背面カバー23が設けられている。これらの外枠2、前面カバー22、背面カバー23、およびベースBとで洗濯乾燥機1の筐体を構成している。
ドア3の斜め上には、洗濯物30を洗濯乾燥機1から出し入れする際にドア3を開く(図1の矢印α3方向)ために押下されるドア開ボタン3bが配設されている。
この操作パネル106には、洗濯乾燥機1の電源のオン/オフを担う電源スイッチ139、洗濯、洗・乾(洗濯乾燥連続運転)、乾燥等の各モードを選択するための複数の操作ボタンスイッチ113、各モードをスタートする際に押下されるスタートスイッチ112等が配設されている。さらに、操作パネル106には、ユーザに洗濯機の動作状態を知らせるための7セグメント発光ダイオードの表示器114が配設されている。
図2は、実施形態の洗濯乾燥機1の通常の乾燥工程を示す図1のA−A線要部断面図である。
図2に示すように、洗濯乾燥機1の前面カバー22、背面カバー23等の筐体およびドア3内には、外槽20が配置されており、この外槽20は、洗濯、すすぎ工程時に洗濯水を貯留したり、乾燥工程時に洗濯物から除去される水分を受ける役割を果たしている。
この外槽20は、前面のドア3に対向する箇所が開口されるとともに、円筒状の周側面板20sと平板状の奥板20oとを有する内部が空洞の大きな径をもつ短円柱状に形成されている。
外槽20の内側には、ドア3を開けて洗濯物30が投入される短円柱状であって空洞の回転ドラム29が配置されており、この回転ドラム29は、回転ドラム用金属製フランジ34に連結された主軸35を介してドラム駆動用モータ36に直結され、主軸35を介して外槽20に回転自在に支持されている。
この回転ドラム29の内側には、複数個のリフター33が設けられ、この複数個のリフター33は、ドラム駆動用モータ36によって回転ドラム29が主軸35を回転軸として回転する際に洗濯物30を掻き揚げ、洗濯物30の位置を変更し、効果的な洗濯、乾燥等を可能としている。
外槽20の前側(図2の紙面左側)の開口部には、弾性体からなるゴム系のパッキン38が取付けられており、このパッキン38は外槽20内とドア3との水密性を維持する役割を果たしている。これにより、洗い、すすぎ及び脱水工程時の水漏れ防止が図られている。
外槽20の底部に開口した排水口37は、排水弁8を介して排水ホース9に接続されている。
図2に示すように、回転ドラム29内の水分を含む洗濯物30を乾燥させる乾燥装置6は、外槽20から離隔して外枠2に固定(図示せず)されており、水分を含む洗濯物30に空気流を送る送風手段であるファン61と、該ファン61からの空気流を加熱するための加熱手段たるヒータ62と、加熱した空気流を回転ドラム29内の洗濯物30に通風した後にファン61に向け循環させる除湿ダクト5とを有している。
乾燥工程時、この除湿ダクト5の外面5eに接触または近接して上から下に冷却水(図示せず)が流されており、該冷却水は、除湿ダクト5を水冷して除湿ダクト5内の温度を低下させ、図2の矢印α4方向に除湿ダクト5内を通流する空気に含まれる水分を凝縮している。
除湿ダクト5におけるファン61の上流には、外気を除湿ダクト5内に吸入するための吸気弁13が設けられており、除湿ダクト5には、吸気弁13によって開閉される吸気口13aが開口されている。
図3は、実施形態の洗濯乾燥機1の外気吸気、排水ホース9排気を行う乾燥工程後半の余熱乾燥を示す図1のA−A線要部断面図である。
乾燥装置6のファン61の下流に設けられるヒータ62の出口と、ヒータ62で加熱された乾燥用の高温の空気流を吹き出す外槽20の開口に接続される吹出しノズル11とは、外槽20の前面上外方の位置で柔軟構造のベローズ7を介して接続され、このベローズ7の内部摩擦により外槽20の振動が吸収されている。
洗濯乾燥機1の種々の条件を測定する各種センサについて説明する。
図2に示すファン61の吸気口(図2のファン61の右側)および吐出口(図2のファン61の左側)には、ヒータ62への電流を制御するために除湿ダクト5内を流れる空気流の温度を検知する温度センサ152(洗濯乾燥機1の制御装置138を示す図5参照)が設けられている。
また、図2に示す排水弁8近傍と除湿ダクト5の下側(図2に示すゴム製のベローズ4近傍)とには、洗濯物30の乾き具合を検知するサーミスタ等の温度センサ152(図5参照)が設けられている。
また、脱水工程時に回転ドラム29を高速回転させた場合に、回転ドラム29を主軸35を介して支持する外槽20に過大な振動が発生した際に脱水運転を停止するために、回転ドラム29、外槽20等の振動を検知する振動センサ153(図5参照)が洗濯乾燥機1に設けられている。
図4は、本発明の実施形態に係る排水ホース9と排水トラップ10の接続構造を示す縦断面図であり、図4(a)は、実施形態の通常の一般的な排水ホース9と排水トラップ10の接続構造を示す縦断面図であり、図4(b)は、実施形態の排水孔39の内径が排水ホース9の外径より小さい場合の排水ホース9と排水トラップ10の接続構造を示す縦断面図であり、図4(c)は、防水パンPに取付けられている一般的な排水トラップ10と排水ホース9との接続構造を示す縦断面図である。
また、図4(c)に示すように、防水パンPに取付けられている一般的な排水トラップ10の場合、防水パンPからの水が流れる穴10aが開いているため、蓋39cを、防水パンPとアダプタ39bとに取付け、排水ホース9と排水トラップ10との密閉を保持し、排水ホース9を通る排気が、排水トラップ10内を矢印β2のように流れ排出され、洗濯乾燥機1が設置される室内に漏れないように構成されている。
なお、防水パンPが使用される場合、洗濯乾燥機1は防水パンP上に設置されるので、防水パンPが設置面Gとなる。
図5は、洗濯乾燥機1の制御を行う制御装置138を示すブロック図である。
制御装置138は、電源スイッチ139を介して商用電源に接続され、商用電源の電圧が、マイクロコンピュータ150等の必要電圧に変圧するためのトランスや、ファン61、ヒータ62等の各種アクチュエータの駆動回路154等に供給されている。
制御装置138に設けられるマイクロコンピュータ150は、洗濯乾燥機1の動作を制御するための例えばC言語で組まれた制御プログラムがROM(Read Only Memory)に格納されており、制御プログラムを実行することにより洗濯乾燥機1が制御される。
また、マイクロコンピュータ150は、ユーザに洗濯機の動作状態を知らせるための7セグメント発光ダイオードの表示器114や発光ダイオード156、ブザー157等に接続され、洗濯乾燥機1の動作状態に応じて、表示器114や発光ダイオード156による表示、ブザー157によるブザー音の発音がなされている。
図1に示す洗濯乾燥機1の洗濯・乾燥の連続運転、乾燥運転等は、制御装置138のマイクロコンピュータ150に格納される制御プログラムが実行されることにより、行われる。
ドラム式洗濯乾燥機1の洗濯・乾燥の連続運転は、ユーザが、図1に示すドア開ボタン3bを押下しドア3を開いて洗濯物30を回転ドラム29内に投入し、電源スイッチ139、洗・乾(洗濯乾燥連続運転)の操作ボタンスイッチ113、およびスタートスイッチ112を押下し、開始される。
また、洗濯、すすぎ後の脱水工程においては、排水弁8を開いて外槽20内の洗濯水を排水し、回転ドラム29をドラム駆動用モータ36によって高速回転させて、濡れた洗濯物30に遠心力を加え、遠心脱水する。
除湿ダクト5の外面5e外を流れ除湿ダクト5を水冷した冷却水は、図示しない流路を介して外槽20の排水口37を通って排水ホース9により排出されている。
なお、後記するように、吸気弁13を開けての吸気、排水ホース9からの排気を行う乾燥モードは、外槽20内の圧力が所定値以上に高くなると、ドア3が意図に反して開いたり、ドア3が損傷するおそれがあるので、該所定値以上に至った場合には、通常の乾燥工程に移行し、これらの不具合を解消している。
このように、乾燥終了後に、排水ホース9側の圧力を所定以上に保ちながら排水ホース9を経由して排水孔39に水を供給することにより、排水孔39からの臭気を抑えながら排水トラップ10の水封じ10wを回復させることができる。
なお、この排水トラップ10の水封じ10wの回復は、排水ホース9側の圧力を高く保っていれば、図3に示す吸気弁13を開けての吸気、排水ホース9排気の乾燥運転の最後又は図2に示す通常の乾燥運転の終了後の何れでも良い。
次に、洗濯乾燥機1の乾燥工程の制御の詳細について説明する。
図6、図7は、洗濯乾燥機1の乾燥工程の制御の流れを示すフローチャートである。
洗濯乾燥機1の乾燥工程の制御は、前記したように、制御装置138のマイクロコンピュータ150に格納される制御プログラムが実行されることにより、行われる。
マイクロコンピュータ150は、電源スイッチ139(図1参照)が押下されて電源が投入されると起動し、洗濯乾燥機1の状態確認及び初期設定が行われる。
なお、指示入力がない場合には、標準の洗濯/乾燥コースまたは前回実施の洗濯/乾燥コースを自動的に設定する。
そして、ユーザによる操作パネル106のスタートスイッチ112からの指示入力を監視し、処理を分岐する。
乾燥工程に移行すると、図6、図7に示すような乾燥工程の基本的な制御プログラムが実行される。
洗濯物30の量のランクは、例えば、少量から多量の順にランク1〜ランク8に区分けされる。
図6のS02において、洗濯物30の量が、ランク1〜ランク6であるか否か判断される。
初期乾燥は、図2に示すように、排水弁8を開制御するとともにファン61を回転させてヒータ62に通電し、ドラム駆動用モータ36によって回転ドラム29の正逆回転を繰り返し、回転ドラム29内の洗濯物30の位置を入れ替えながら、ファン61から送られヒータ62で加熱された高温の温風(空気12)を、吹出しノズル11から回転ドラム29内の洗濯物30に吹き付ける。こうして、洗濯物30全体の温度が上昇し洗濯物30から水分が蒸発する。
洗濯物30の乾き検知は、排水弁8近傍の温度センサ152(図5参照)で検出した温度と除湿ダクト5の下側の温度センサ152(図5参照)で検出した温度から洗濯物30の乾き具合が検知される。
図6のS05において、洗濯物30の乾き具合が所定値ΔT1未満であると判定された場合(図6のS05でNo)には、図6のS04に移行する。
一方、図6のS05において、洗濯物30の乾き具合が所定値ΔT1以上であると判定された場合(図6のS05でYes)には、図6のS06において、仕上げ乾燥が行われる。
仕上げ乾燥とは、前記の図6のS03の初期乾燥と同様な乾燥動作であり、所定時間行われる。
図6のS02において、洗濯物30の量がランク1〜ランク6外、すなわち洗濯物30の量がランク7またはランク8であると判断された場合(図6のS02でNo)、図6のS08において、図2に示すように、所定時間、例えば、20〜30分、初期乾燥が行われる。
図6のS08の初期乾燥の洗濯乾燥機1の動作は、前記した図6のS03の初期乾燥と同様であるから、詳細な説明は省略する。
図6のS09のセンサ乾燥の洗濯乾燥機1の動作は、前記した図6のS04のセンサ乾燥と同様であるから、詳細な説明は省略する。
続いて、図6のS10において、図6のS00のスタート時点から75分経過したか否か、或いは、洗濯物30の乾き具合が所定値ΔT2以上になったか否か判断される。
なお、ΔT2は、ΔT2=ΔT1(図6のS05参照)に設定してもよいし、ΔT2をΔT1と異なる値に設定してもよい。
一方、図6のS10において、図6のS00のスタートから75分経過したか、或いは、洗濯物30の乾き具合が所定値ΔT2以上であると判断された場合(図6のS10でYes)、図6のS11に移行し、温度センサ152(図5参照)によって図6のS00のスタート時点の外気温が15℃以上で、かつ、電源電圧が100±5V以内であるか否か判断される。
なお、外気温および電源電圧は、スタート時点でなく、スタート時以降(スタート時を除く)の現時点までの何れかの外気温および電源電圧を用いて判断してもよい。
ここで、外気温が15℃未満の場合、余熱乾燥(図6のS14以降の制御)に移行しないのは、外気温が低いと余熱乾燥での乾きが不十分になるおそれがあるからである。
また、電源電圧が100±5Vの範囲にない場合、余熱乾燥に移行しないのは、電源電圧の変動が大きい場合、制御に問題が生じるおそれがあるからである。
なお、外気温は、15℃以外の所定温度を設定してもよいことは勿論であり、また、電源電圧の変動範囲を±5V以外の変動範囲を設定してもよいことは勿論である。
図6のS13において、S(II)≦S(I)+定数 でないと判定された場合(図6のS13でNo)には、図6のS05に移行する。
続いて、図6のS15において、ヒータ62をオフしての排水ホース9を通しての排気運転を行う余熱乾燥を行うため、ヒータ62をオフするとともに、図2に示す吸気弁13を矢印α1方向に回動させ、図3に示すように、外気に対して開放し、外気を吸気口13aを介して除湿ダクト5内に取り入れるとともに、除湿ダクト5で形成される流路を塞ぐ。
なお、水位センサ134(図5参照)で検出される外槽20内の圧力での所定の設定値とは、例えば、1.4kHz(198水柱mm)である。この水位センサ134で検出する外槽20内の圧力の所定の設定値は、適宜選択可能である。
そして、ファン61の回転数(回転速度)R≧11500 であるか否か判断される。
図7のS16において、ファン61の回転数(回転速度)R≧11500でないと判断された場合(図7のS16でNo)、ファン61の回転数(回転速度)Rが上昇しないため、排水ホース9からの排水路が何らかの原因でつまっていると考えられるので、図7のS17において、吸気弁13を、図2に示すように、外気に対して閉じ、図7のS18において、ヒータ62に通電し、図6のS05に移行し、通常の乾燥工程に移る。
11500≦ファン61の回転数(回転速度)R<12500 では、55分であり、
12500≦ファン61の回転数(回転速度)R<13300 では、45分であり、
13300≦ファン61の回転数(回転速度)R では、35分である。
一方、図7のS19において、吸気弁13を、図3に示すように、外気に対して開けてから、所定時間t分経過したと判断された場合(図7のS19でYes)には、図7のS20において、乾燥工程の終了に入り、ファン61を停止し、吸気弁13を、図3の矢印α2のように作動させ、図2に示すように、吸気弁13を、外気に対して閉塞する。そして、図3に示すように、排水トラップ10の水封じ10wを吐き出しているため、給水弁116(図5参照)を8秒間開き、図3に示す排水トラップ10に水が無い状態から、外槽20、排水ホース9を介して排水トラップ10に水を供給し、図2に示す排水トラップ10に水が有る水封じ10wを回復させる。
以上が、図6、図7に示す乾燥工程の制御の流れである。
なお、図6のS08〜図7のS21の制御は、洗濯物30の量に拘らず、適宜行ってもよい。
ここで、排水ホース9が何らかの原因で詰まった場合を想定する。
排水ホース9が詰まった状態で、図3に示す吸気弁13が外気に対して開放される乾燥工程に移行すると、排水ホース9からの排気が困難になり、外槽20内の圧力が高まり、ドア3が、図1に示す状態から、意図せず、図1の矢印α3に示すように、押し開けられるという不具合が発生する。
排水ホース9が詰まる状態としては、次の第1〜第3のケースが考えられる
この場合、洗濯工程において、水位センサ134(図5参照)で外槽20内の水位を検知し、図1に示す操作パネル106の表示器114に「排水エラー」の表示を行い、ユーザに知らせ対応を促す。
従って、本実施形態の洗濯乾燥機1によれば、乾燥工程中盤までに、図3に示すように、洗濯物30、回転ドラム29、外槽20や外槽20の上面と外枠2の空間に溜められた筐体内部空気15などが蓄えた熱と乾いた外部空気16を用いた余熱乾燥を行うことにより、乾燥工程の後半の消費電力量を削減できる。
これにより、高湿な空気を室内に排気することなく外槽20内の圧力を所定値以下に保ちドア3が開いたり損傷することなく、消費電力を低減し得る乾燥運転が可能な洗濯乾燥機1が得られる。
図8に示すように、ファン61の上流側に設けられる吸気弁13の吸気口13を、筐体の上面板を形成する前面カバー22の上面板および外枠2の上面板2a側に向けて設けることにより、外槽20、ドラム駆動用モータ36、ファン61などの排熱で温められて洗濯乾燥機1内の最上部に溜まった空気を効率よく吸込むことができるため、乾燥工程の消費電力量をさらに削減することが可能である。
また、本実施形態では、ドラム式の洗濯乾燥機1を例示して説明したが、本発明は、ドラム式以外の洗濯乾燥機、乾燥機にも有効に適用可能である。
5 除湿ダクト(送風路、乾燥装置)
6 乾燥装置、
9 排水ホース
13 吸気弁(排気手段、吸気手段)
13a 吸気口(排気手段、吸気手段)
20 外槽
29 回転ドラム(内槽)
30 洗濯物
36 ドラム駆動用モータ(内槽を駆動するモータ)
39a シール材(シール部材)
39b アダプタ(シール部材)
39c 蓋(シール部材)
61 ファン(送風手段、乾燥装置)
62 ヒータ(加熱手段、乾燥装置)
114 表示器
138 制御装置(制御手段)
157 ブザー(報知音発生器)
Claims (12)
- 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され洗濯物を収容する内槽と、この内槽を駆動するモータと、前記内槽に温風を送風するための送風路、送風手段及び加熱手段を有する乾燥装置と、前記外槽から排出される水を排出する排水ホースとを備え、乾燥時に、空気が前記送風手段、前記加熱手段、前記外槽、前記送風路、前記送風手段の順で循環する洗濯乾燥機であって、
乾燥運転中に、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気するための排気手段と、
外気温度が所定温度以上、かつ、電源電圧の変動が所定電圧以下の場合、前記排気手段によって、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気させる一方、外気温度が前記所定温度未満または電源電圧の変動が前記所定電圧を超える場合、前記排気手段を前記内槽から排出される空気の全部または一部が前記排水ホースを経由して排気しないように制御する制御手段とを
備えることを特徴とする洗濯乾燥機。 - 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され洗濯物を収容する内槽と、この内槽を駆動するモータと、前記内槽に温風を送風するための送風路、送風手段及び加熱手段を有する乾燥装置と、前記外槽から排出される水を排出する排水ホースとを備え、乾燥時に、空気が前記送風手段、前記加熱手段、前記外槽、前記送風路、前記送風手段の順で循環する洗濯乾燥機であって、
乾燥運転中に、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気するための排気手段と、
所定の乾燥運転前後の前記洗濯物の重量を比較し、所定値以上の重量減少がある場合、前記排気手段によって、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気するように制御する一方、前記所定値以上の重量減少がない場合、前記排気手段を前記内槽から排出される空気の全部または一部が前記排水ホースを経由して排気しないように制御する制御手段とを
備えることを特徴とする洗濯乾燥機。 - 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され洗濯物を収容する内槽と、この内槽を駆動するモータと、前記内槽に温風を送風するための送風路、送風手段及び加熱手段を有する乾燥装置と、前記外槽から排出される水を排出する排水ホースとを備え、乾燥時に、空気が前記送風手段、前記加熱手段、前記外槽、前記送風路、前記送風手段の順で循環する洗濯乾燥機であって、
乾燥運転中に、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気するための排気手段と、
前記送風手段を運転して前記排気手段によって前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気した場合、前記外槽内の圧力を所定値まで上昇させた際に、前記送風手段の回転速度が所定値以上に上昇したときには前記排気手段によって、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気するように制御する一方、前記送風手段の回転速度が前記所定値以上に上昇しないときには前記排気手段を前記内槽から排出される空気の全部または一部が前記排水ホースを経由して排気しないように制御する制御手段とを
備えることを特徴とする洗濯乾燥機。 - 前記排気手段は、前記送風手段の上流側の送風路に設けた吸気手段である
ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちの何れか一項に記載の洗濯乾燥機。 - 前記排水ホースを、該排水ホースと排水孔間をシールするシール部材を介して排水孔に接続し、
前記排気手段によって、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホース経由して前記排水孔に排気する
ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちの何れか一項に記載の洗濯乾燥機。 - 前記乾燥運転中に前記排水ホースの異常を検知した場合、前記乾燥運転中または前記乾燥運転後に、表示器または報知音発生器の少なくとも何れかで、その旨報知する
ことを特徴とする請求項1から請求項5のうちの何れか一項に記載の洗濯乾燥機。 - 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され洗濯物を収容する内槽と、この内槽を駆動するモータと、前記内槽に温風を送風するための送風路、送風手段及び加熱手段を有する乾燥装置と、前記外槽から排出される水を排出する排水ホースとを備え、乾燥時に、空気が前記送風手段、前記加熱手段、前記外槽、前記送風路、前記送風手段の順で循環する乾燥機であって、
乾燥運転中に、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気するための排気手段と、
外気温度が所定温度以上、かつ、電源電圧の変動が所定電圧以下の場合、前記排気手段によって、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気させる一方、外気温度が前記所定温度未満または電源電圧の変動が前記所定電圧を超える場合、前記排気手段を前記内槽から排出される空気の全部または一部が前記排水ホースを経由して排気しないように制御する制御手段とを
備えることを特徴とする乾燥機。 - 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され洗濯物を収容する内槽と、この内槽を駆動するモータと、前記内槽に温風を送風するための送風路、送風手段及び加熱手段を有する乾燥装置と、前記外槽から排出される水を排出する排水ホースとを備え、乾燥時に、空気が前記送風手段、前記加熱手段、前記外槽、前記送風路、前記送風手段の順で循環する乾燥機であって、
乾燥運転中に、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気するための排気手段と、
所定の乾燥運転前後の前記洗濯物の重量を比較し、所定値以上の重量減少がある場合、前記排気手段によって、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気するように制御する一方、前記所定値以上の重量減少がない場合、前記排気手段を前記内槽から排出される空気の全部または一部が前記排水ホースを経由して排気しないように制御する制御手段とを
備えることを特徴とする乾燥機。 - 乾燥時に内部が乾燥室となる外槽と、前記外槽内に回転自在に配置され洗濯物を収容する内槽と、この内槽を駆動するモータと、前記内槽に温風を送風するための送風路、送風手段及び加熱手段を有する乾燥装置と、前記外槽から排出される水を排出する排水ホースとを備え、乾燥時に、空気が前記送風手段、前記加熱手段、前記外槽、前記送風路、前記送風手段の順で循環する乾燥機であって、
乾燥運転中に、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気するための排気手段と、
前記送風手段を運転して前記排気手段によって前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気した場合、前記外槽内の圧力を所定値まで上昇させた際に、前記送風手段の回転速度が所定値以上に上昇したときには前記排気手段によって、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホースを経由して排気するように制御する一方、前記送風手段の回転速度が前記所定値以上に上昇しないときには前記排気手段を前記内槽から排出される空気の全部または一部が前記排水ホースを経由して排気しないように制御する制御手段とを
備えることを特徴とする乾燥機。 - 前記排気手段は、前記送風手段の上流側の送風路に設けた吸気手段である
ことを特徴とする請求項7から請求項9のうちの何れか一項に記載の乾燥機。 - 前記排水ホースを、該排水ホースと排水孔間をシールするシール部材を介して排水孔に接続し、
前記排気手段によって、前記内槽から排出される空気の全部または一部を前記排水ホース経由して前記排水孔に排気する
ことを特徴とする請求項7から請求項10のうちの何れか一項に記載の乾燥機。 - 前記乾燥運転中に前記排水ホースの異常を検知した場合、前記乾燥運転中または前記乾燥運転後に、表示器または報知音発生器の少なくとも何れかで、その旨報知する
ことを特徴とする請求項7から請求項11のうちの何れか一項に記載の乾燥機。
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