JP4964054B2 - ディジタルカメラ - Google Patents

ディジタルカメラ Download PDF

Info

Publication number
JP4964054B2
JP4964054B2 JP2007198647A JP2007198647A JP4964054B2 JP 4964054 B2 JP4964054 B2 JP 4964054B2 JP 2007198647 A JP2007198647 A JP 2007198647A JP 2007198647 A JP2007198647 A JP 2007198647A JP 4964054 B2 JP4964054 B2 JP 4964054B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exposure
image
digital camera
angle
calculation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007198647A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009038442A (ja
Inventor
仁宏 藤山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2007198647A priority Critical patent/JP4964054B2/ja
Priority to US12/183,634 priority patent/US8169488B2/en
Publication of JP2009038442A publication Critical patent/JP2009038442A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4964054B2 publication Critical patent/JP4964054B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/765Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
    • H04N5/77Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television camera
    • H04N5/772Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus between a recording apparatus and a television camera the recording apparatus and the television camera being placed in the same enclosure
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/698Control of cameras or camera modules for achieving an enlarged field of view, e.g. panoramic image capture
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/765Interface circuits between an apparatus for recording and another apparatus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/907Television signal recording using static stores, e.g. storage tubes or semiconductor memories
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/76Television signal recording
    • H04N5/91Television signal processing therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Stereoscopic And Panoramic Photography (AREA)

Description

この発明は、ディジタルカメラに関し、特にたとえば、軸の周りを回転しつつ繰り返し露光を行い、得られた複数の被写界像を互いに結合して単一のパノラマ被写界像を作成する、ディジタルカメラに関する。
この種の装置の一例が、特許文献1に開示されている。この背景技術では、前回の露光開始時点から現時点までの回転角を計測し、この計測された回転角が既定の回転角と等しければ撮影を実行する。または、計測回転角が既定回転角と等しいとき、ユーザへの通知を行う。これによって、パノラマ撮影に関し、効率および精度の双方の向上を図ろうとしている。
特開2000−305207号公報[G03B 37/00, 15/00, 15/08, 17/18]
しかし、背景技術では、パノラマ撮影中、露光の度にカメラを静止させる必要がある。そうしなければ、回転ブレが生じるからである。このため、依然として、パノラマ撮影には時間と手間がかかる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、ディジタルカメラを提供することである。
この発明の他の目的は、高精度のパノラマ撮影を効率よく行える、ディジタルカメラを提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために後述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明に従うディジタルカメラは、光学レンズが設けられる筺体、筺体に設けられ光学レンズを通して被写の光学像が照射される撮像面を有する撮像素子、筺体の回転角を繰り返し計測する計測手段、撮像面および当該撮像面に照射される光学像の間の位置関係の変化を計測手段の計測結果に基づいて光学レンズおよび撮像素子の少なくとも1つを変位させることにより抑制する抑制手段、計測手段の計測結果が撮像面に照射される光学像の画角との間で角度条件を満足する度に撮像素子に対して露光処理を施す露光手段、露光手段の1回の露光処理が終了してから次回の露光処理が開始されるまでの期間に渡って抑制手段を無効化する第1無効化手段、第1無効化手段によって抑制手段が無効化されている期間に、当該抑制手段が変位させる対象を次回の露光期間に抑制可能な変化の最大量が増大する向きに移動させておく、移動手段、および露光手段の露光処理によって撮像面で生成された被写像をメモリに取り込む取り込み手段を備える。
第1の発明では、ディジタルカメラ(10)の筺体(10A)に光学レンズ(12)および撮像素子(14)が設けられる。撮像素子の撮像面(14f)には、光学レンズを通して被写界の光学像が照射される。
ディジタルカメラの筺体(10A)が回転されると、計測手段(S91,S93,36)は、筺体の回転角(p)を繰り返し計測する計測処理を開始する。抑制手段(S1,S71,S77)は、撮像面および光学像の間の位置関係の回転による変化を計測手段の計測結果に基づいて光学レンズおよび撮像素子の少なくとも1つを変位させることにより抑制する。露光手段(S41,S57,34)は、計測手段の計測結果が撮像面上の光学像の画角(P)との間で角度条件を満足する度に、撮像素子に対して露光処理を施す。抑制手段は、露光手段の1回の露光処理が終了してから次回の露光処理が開始されるまでの期間に渡って、第1無効化手段(S61)により無効化される。移動手段(S65,S67)は、第1無効化手段によって抑制手段が無効化されている期間に、当該抑制手段が変位させる対象を次回の露光期間に抑制可能な変化の最大量が増大する向きに移動させておく。
露光手段の露光処理によって撮像面で生成された被写界像は、取り込み手段(18)によってメモリ(20)に取り込まれる。なお、こうしてメモリに格納された複数の被写界像は互いに結合され、これにより単一のパノラマ被写界像が作成される。
第1の発明によれば、回転角が画角との間で角度条件を満足する度に露光処理が実行されるので、精度の高いパノラマ被写像の作成が可能となる。また、撮像面および光学像の間の位置関係の変化が抑制手段により抑制されるので、露光の度に回転を止める必要がない。
また、筐体の回転による被写体像のブレ(回転ブレ)は、筐体の角速度が速いほど、また撮像素子への露光時間が長いほど大きくなるので、回転ブレを抑えるには、露光時間を短くするか、角速度を遅くする必要があるが、第1の発明によれば、抑制手段を1回の露光処理が終了してから次回の露光処理が開始されるまでの期間に渡って無効化し、こうして抑制手段が無効化されている期間に、当該抑制手段が変位させる対象を、次回の露光期間に抑制可能な変化の最大量が増大する向きに移動させておくので、角速度および露光時間の少なくとも一方の許容度が大きくなる。
第2の発明に従うディジタルカメラは、第1の発明に従属し、計測手段は、筺体の角速度を検出する検出手段、および露光手段による前回の露光処理の開始時点からの回転角を検出手段の検出結果に基づいて算出する第1算出手段を含む。
第2の発明では、回転角の計測にあたって、検出手段(S91,36)が筺体の角速度(w)を検出する。第1算出手段(S93)は、検出手段の検出結果に基づいて、露光手段による前回の露光処理の開始時点からの回転角を算出する。
第3の発明に従うディジタルカメラは、第1または第2の発明に従属し、光学レンズおよび撮像素子の少なくとも1つの位置を変位させる変位手段をさらに備え、抑制手段は、計測手段の計測結果に基づいて変位手段を制御して、撮像素子を光学像の動きに追従させる。
第3の発明では、変位手段(38)が、計測手段の計測結果に基づいて、光学レンズおよび撮像素子の少なくとも1つの位置を変位させる。抑制手段は、撮像素子が光学像の動きに追従するように、変位手段を制御する。
第4の発明に従うディジタルカメラは、第3の発明に従属し、移動手段は、第1無効化手段によって抑制手段が無効化されている期間に変位手段を制御して光学レンズおよび撮像素子の少なくとも1つを筺体に対して先行させる先行手段を含む
第4の発明では、先行手段(S65,S67)は、こうして抑制手段が無効化されている期間に、筺体に対して光学レンズおよび撮像素子の少なくとも1つを先行させる先行処理を実行する。
第4の発明によれば、角速度および露光時間の少なくとも一方の許容度が大きくなる。
第5の発明に従うディジタルカメラは、第4の発明に従属し、露光手段による1回の露光処理の露光期間と対応する筺体の回転角の半値を検出手段の検出結果に基づいて算出する第2算出手段をさらに備え、先行手段は光学レンズおよび撮像素子の少なくとも1つの位置を第2算出手段の算出結果と対応する距離だけ先行させる。
第5の発明では、第2算出手段(S95)が、露光手段による1回の露光処理の露光期間(T)と対応する筺体の回転角の半値(s=w*T/2)を、検出手段の検出結果(w)に基づいて算出する。先行手段は、光学レンズおよび撮像素子の少なくとも1つの位置を、第2算出手段の算出結果(s)と対応する距離(m)だけ先行させる。
なお、上記の値sに、回転揺らぎに相当する値を加算しておいてもよい。すなわち、s=w*T/2+α。もしくは、s=w*T/(2−β)(ただしβ≪1)。
第5の発明によれば、露光期間に筺体が回転する回転角の半値に対応する距離だけ光学レンズおよび撮像素子の少なくとも1つを先行させることで、抑制手段で抑制可能な変化の最大量が2倍に増大する結果、角速度または露光時間の許容度は、先行処理を実行しないときの約2倍となる。なお、先行角が大きければ大きいほど、許容度は増すが、撮像素子の光軸(z)と光学レンズの光軸(Z)との間のズレも大きくなるために、光学像が撮像面に対して傾斜して画質が劣化する。この点、先行角を露光期間での回転角の半値とすれば、露光期間に渡って位置関係の変化を抑制しながら、光軸ズレによる画質劣化の最大値を極力小さくすることができる。
第6の発明に従うディジタルカメラは、第5の発明に従属し、第2算出手段の算出結果が変位手段の最大変位と対応する最大回転角を上回るとき先行手段を無効化する第2無効化手段、および第2無効化手段の無効化処理に応答してユーザへの報知処理を実行する報知手段をさらに備える。
第6の発明では、先行手段は、第2算出手段の算出結果(s)が変位手段の最大変位(D)と対応する最大回転角(S)を上回るとき(s>S)、第2無効化手段(S63)によって無効化される。これに応答して、ユーザへの報知処理が報知手段(S75,S123,S125)によって実行される。
第6の発明によれば、筺体の角速度が許容度を超えたときには、先行処理は実行されず、代わりに報知がなされるので、ユーザは回転動作を中断して露光を行うことができる。
第7の発明に従うディジタルカメラは、第6の発明に従属し、角度条件は、第2無効化手段によって先行手段が無効化されていない期間にあっては、第1算出手段の算出結果が画角から第2算出手段の算出結果を減じた値に到達するという条件であり、第2無効化手段によって先行手段が無効化されている期間にあっては、第1算出手段の算出結果が画角と一致するという条件である。
第7の発明によれば、角速度(w)が許容度を超えていなければ、撮像素子は第2算出手段の算出結果(s)と対応する距離(m)だけ先行され、撮像素子への露光は回転角(p)が画角(P)よりも第2算出手段の算出結果(s)だけ小さい値に到達したとき(p≧P−s)開始されるので、抑制処理による被写界像の歪みを極力小さくできる。一方、角速度が許容度を超えていれば、先行処理に代えて報知処理が実行され、露光処理は、この報知処理の後に回転角(p)が画角(P)と一致したとき(p=P)実行される。
第8の発明に従うディジタルカメラは、第1ないし第7のいずれかの発明に従属し、メモリに格納された複数の被写界像を互いに結合して単一のパノラマ被写界像を作成する作成手段をさらに備える。
第8の発明では、作成手段(S19)が、メモリに格納された複数の被写界像を互いに結合して、単一のパノラマ被写界像を作成する。
この発明によれば、露光の度に回転を止める必要がなくなるので、高精度のパノラマ撮影を効率よく行うことができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1を参照して、この実施例のディジタルカメラ10は、イメージセンサ14を含む。被写界の光学像は、光学レンズ12を通してイメージセンサ14の受光面つまり撮像面14fに照射され、撮像面14fでは、光電変換によって被写体の光学像に対応する電荷つまり生画像信号が生成される。
被写体のリアルタイム動画像つまりスルー画像をLCDモニタ24に表示するとき、CPU32は、プリ露光および間引き読み出しの繰り返しをドライバ34に命令する。ドライバ34は、イメージセンサ14のプリ露光とこれによって生成された生画像信号の間引き読み出しとを繰り返し実行する。イメージセンサ14からは、被写体の光学像に対応する低解像度の生画像信号が出力される。
出力された生画像信号は、カメラ処理回路16によってA/D変換,YUV変換等の一連の処理を施され、これによってYUV形式に従うディジタル信号である画像データが生成される。生成された画像データはメモリ制御回路18によってSDRAM20に書き込まれ、その後同じメモリ制御回路18によって読み出される。LCDドライバ22は、メモリ制御回路18によって読み出された画像データでLCDモニタ24を駆動し、この結果、被写体のスルー画像がモニタ画面に表示される。
カメラ処理回路16によって生成された画像データのうちYデータはまた、露光制御のためにCPU32に与えられる。CPU32は、与えられたYデータを積算することによって輝度評価値を生成する。生成された輝度評価値は、輝度メモリR1に書き込まれる。なお、輝度メモリR1(および角速度メモリR2:後述)は、図1ではCPU32に内蔵されているが、CPU32の外部に設けられてもよい。
CPU32は、ドライバ34に設定されたプリ露光時間を輝度メモリR1のデータに基づいて調整する。このような露光制御によって、LCDモニタ24から出力されるスルー画像の明るさが調整される。
また、ディジタルカメラ10は、ジャイロセンサ36をさらに含む。ジャイロセンサ36は、ディジタルカメラ10の角速度を繰り返し検出し、検出結果を示す角速度データをCPU32に与える。CPU32は、与えられた角速度データを角速度メモリR2に書き込む。
ここで図2を参照して、ディジタルカメラ10は筺体10Aを有する。イメージセンサ14は筺体10Aの内部に設けられ、光学レンズ12は、筺体10Aの前面に形成された開口部に装着される。この実施例では、筺体10Aに関し、その天地方向(撮像面14fの短辺方向)を“X”方向とし、その左右方向(撮像面14fの長辺方向)を“Y”方向とし、そしてX方向およびY方向の各々と垂直な方向を“Z方向”とする。この定義に従えば、Z方向は、図3に示すように、光学レンズ12の光軸方向と一致する。
そして、ジャイロセンサ36は、X方向に沿うX軸の周りの角速度およびY方向に沿うY軸の周りの角速度をそれぞれ検出する2軸センサである。したがって、ジャイロセンサ36の検出結果には、X軸周りの角速度成分およびY軸周りの角速度成分の2つの成分が含まれる。
一方、イメージセンサ14は、アクチュエータ38によって、その撮像面14fと平行な単一の面内で任意の方向に移動可能に支持される。CPU32は、角速度メモリR2に格納されたデータに基づいて、X方向の手ブレ補正量(dX)およびY方向の手ブレ補正量(dY)をそれぞれ算出する。そしてアクチュエータ38を制御して、イメージセンサ14をX方向およびY方向にそれぞれdXおよびdYだけ移動させる。
これによって、手ブレの影響で撮像面14f上の光学像が変位しても、光学像の変位に撮像面14fが追従する結果となり、スルー画像のぼやけが抑制される。そして、このような手ブレ補正処理は、スルー撮影時だけでなく、パノラマ撮影時にも実行される。
パノラマ撮影を行うとき、ユーザは、図2に示すように、ディジタルカメラ10をX軸の周りに回転させる。ディジタルカメラ10は、回転中、本露光処理を繰り返し実行する。これによって、図4に示すように、円周方向に連続する複数の被写界(E0,E1,E2…)が順次撮影される。こうして得られる一連の被写界像は、前述と同様の手ブレ補正処理の結果、回転ブレによるぼやけが抑制されている。回転後、ディジタルカメラ10は、得られた複数の被写界像を互いに結合し、単一のパノラマ被写界像として記録する。
より詳しくは、ユーザは最初、光学レンズ12の光軸つまりZ軸を一連の被写界E0,E1,E2…のうち先頭の被写界E0の中心に向け、シャッタボタン42を半押しする。ディジタルカメラ10のCPU32は、半押し操作に応答してパノラマ撮影用の露光制御処理を実行する。具体的には、輝度メモリR1のデータに基づいてパノラマ撮影用の最適露光時間(T)を算出し、結果をドライバ34に設定する。
ユーザはその後、半押し状態にあるシャッタボタン42をさらに全押し、そして全押し状態を維持したまま回転動作を開始する。CPU32は、全押し操作に応答してまず1回目の露光処理を実行する。
1回目の露光処理では、CPU32は、本露光と、これにより生成された全電荷の読み出しとをドライバ34に命令する。イメージセンサ14は、最適露光時間Tに従う本露光を施され、これによって生成された全電荷つまり高解像度の生画像信号がイメージセンサ14から出力される。出力された生画像信号は、カメラ処理回路16によってYUV形式の画像データに変換される。変換された画像データ、つまり被写界E0に対応する画像データは、メモリ制御回路18を通してSDRAM20に書き込まれる。
画像データの書込みが完了すると、CPU32は、手ブレ補正処理を停止し、そしてアクチュエータ38を介してイメージセンサ14を角度“s”だけ先行させる。このセンサ先行処理は、次の手順で実行される。
すなわち、最初、角速度メモリR2からX軸周りの角速度(w)を取得する。次に、この角速度wと、先にドライバ34にセットされた露光時間Tとに基づいて、次式(1)によりセンサ先行角sを算出する。
s=w*T/2 …(1)
こうして算出されるセンサ先行角sは、露光時間Tに対応する回転角つまりw*Tの半分の値である(図5参照)。次に、センサ先行角sに対応するセンサ先行距離mを次式(2)により算出する。
m=f*tan(s) …(2)
ここでfは、光学レンズ12の焦点距離である(図3参照)。
そして、アクチュエータ38を制御して、イメージセンサ14をY方向に距離“m”だけ移動させる。これによって、イメージセンサ14の光軸zは、光学レンズ12の光軸であるZ軸に対して角度“s”だけ先行する結果となる(図6(A)参照)。その後、2回目の本露光が開始されるまでの期間、光軸zおよびZ軸は、角度“s”の間隔を保ったまま共通の角速度(w)で回転する(図6(B)参照)。なお、角速度wは、人の手による回転なので、時々刻々変化する。
また、CPU32は、Z軸の回転角(p)を繰り返し算出する。ここで回転角pは、図5に示すように、露光開始時のZ軸位置を起点とする回転角である。CPU32は、具体的には、本露光の開始時に、時間を示す変数tおよび回転角を示す変数pの各々をリセットし(t=0,p=0)、以降、角速度wを取得する度に、次式(3)によって変数pを更新する。
p=p+w*Δt …(3)
ここでΔtは、角速度を取得する周期(たとえば1/100秒)である。こうして、w*Δtを積算していくことで、本露光開始からの回転角pが得られる。
CPU32は、回転角pが次式(4)を満足したタイミングで、手ブレ補正タスクを再起動し、そして2回目の本露光処理を実行する。
p≧P−s …(4)
ここでPは、1回の露光処理で撮影可能な被写界(E0,E1,…)のY方向の画角であり、“パノラマ回転角”と呼ぶ(図3参照)。パノラマ回転角Pは、光学レンズ12の焦点距離(f)および撮像面14fのY方向の長さ(W)に基づいて、次式(5)により算出される。
P=arctan(W/f) …(5)
手ブレ補正タスクを再起動したことで、Z軸の前方を共通の角速度wで回転していた光軸zは、2回目の露光開始に伴って先行処理が停止され、その結果、回転速度が“0”となる(すなわち撮像素子14の光軸zが被写界に対して静止する:図6(C)参照)。このとき、変数tおよび変数pの各々はリセットされる。2回目の露光処理は、手ブレ補正タスクと並行して、前述した1回目の露光処理と同様に実行される。露光処理中、光軸zの回転速度は、2回目の露光処理が完了するまでの期間、手ブレ補正処理によってゼロに維持される(すなわち光軸zが被写界に対して静止した状態が維持される:図6(D),図7(A)および図7(B)参照)。
すなわち、走行中の自動車など動いている被写体を撮影する際に行われる、いわゆる“流し撮り”と同様の原理によって、露光処理中、イメージセンサ14が被写界E1に対して静止するので、回転を止めることなく露光を行いながら、回転ブレのない被写界像が得られる。
2回目の露光処理が終了すると、手ブレ補正タスクは再び停止され、前述と同様のセンサ先行処理が実行される。これによって、光軸zは、Z軸に対して角度“s”だけ先行し、3回目の本露光処理が開始されるまでの期間、Z軸と角度“s”の間隔を保ったまま共通の角速度wで回転する結果となる(図7(C)参照)。
CPU32はその後、得られた被写界E1に対応する画像データをメモリ制御回路18を通してSDRAM20にさらに書き込む。
以降、終了条件が満足されるまで、具体的には、シャッタ操作が解除されるか、あるいは本露光の連続実行回数が既定値(たとえば“5”)に達するまで、上記と同様の処理が繰り返される。
したがって、静止状態で実行される1回目の露光処理では、手ブレによるぼやけが抑制された被写界像が得られ、回転状態で実行される2回目以降の露光処理では、手ブレおよび回転ブレの各々によるぼやけが抑制された被写界像が得られる。
また、2回目以降の露光処理では、露光開始前にイメージセンサ14の光軸zをZ軸よりも先行させたため、角速度w(および/または露光時間T)の許容度が大きくなっている。特に、先行角を“s”としたことで、許容度は2倍となる。さらに、先行角を“s”として、回転角pが“P−s”に到達したとき露光処理を開始することで、手ブレ補正処理による被写界像の歪みを極力抑制できる。
ただし、ユーザの回転動作が速すぎれば、上記の手ブレ補正処理では回転の影響を打ち消しきれなくなる。そこでCPU32は、上式(1)で算出されるセンサ先行角sが次式(6)を満足するとき、センサ先行処理を停止する。
s≦S …(6)
ここでSは、図3に示すように、X軸周りの補正可能角度であり、具体的には、イメージセンサ14のY方向に関する最大移動距離(補正可能距離)を“D”として、次式(7)で与えられる。
S=arctan(D/f) …(7)
センサ先行処理の停止に伴い、CPU32は、LCDドライバ22を制御して警告/誘導画面(図示せず)をスルー画像上に表示する。警告/案内画面には、回転動作が速すぎる旨の警告と、“p=P”となる位置でディジタルカメラ10の回転を停止させるための案内(たとえば撮影すべき被写界の中心を示すグラフィックなど)とが含まれる。
シャッタ操作が解除されるか、本露光処理の連続実行回数が規定値に達すると、CPU32は、SDRAM20に格納された複数の被写界像をメモリ制御回路18を制御して互いに結合する。次に、得られた単一のパノラマ被写界像に対応する画像データの圧縮処理をJPEGコーデック26に命令する。JPEGコーデック26は、メモリ制御回路18を通してSDRAM20から対応画像データを読み出し、読み出された画像データにJPEG圧縮を施す。これにより生成された圧縮画像データは、メモリ制御回路18を通してSDRAM20に書き込まれる。JPEG圧縮が完了すると、CPU32は、メモリ制御回路18を通してSDRAM20から圧縮画像データを読み出し、読み出された圧縮画像データを含む画像ファイルをI/F28を通して記録媒体30に記録する。
以上のようなCPU32の処理は、図8〜図13のフローに従って実行される。具体的には、CPU32は、図8〜図10に示すメインタスクと、図11に示す回転角(p)/先行角(s)算出タスクと、図12に示す手ブレ補正タスクと、図13に示す表示制御タスクとを実行する。パノラマ撮影モードがオンされると、まずメインタスクが起動され、その後、回転角(p)/先行角(s)算出タスク,手ブレ補正タスクおよび表示制御タスクがメインタスクによって起動される。
なお、CPU32は、μITRONなどのマルチタスクOSの制御下で、これらのタスクを含む複数のタスクを並列的に実行することができる。また、これらのフロー図に対応するプログラムは、フラッシュメモリ40に格納されている。
まず図8を参照して、メインタスクが起動されると、CPU32は最初、ステップS1およびS3で手ブレ補正タスクおよび表示制御タスクをそれぞれ起動し、そしてステップS5でスルー撮影命令を発行する。この命令に応じ、前述のようなスルー撮影処理が開始され、被写体のスルー画像がモニタ画面に表示される。また、輝度メモリR1への輝度評価値の書き込み処理も開始される。
続くステップS7では、シャッタボタン42が半押しされたか否かを判別し、判別結果が否定的(NO)であれば、ステップS9でスルー撮影用の露光調整を行う。具体的には、ドライバ34に設定されたプリ露光時間を、輝度メモリR1に格納された輝度評価値に基づいて調整する。その後、ステップS7に戻る。
ステップS7の判別結果が肯定的(YES)になると、ステップS11に移って、パノラマ撮影用の露光調整を行い、得られた最適露光時間(T)をドライバ34に設定する。その後、ステップS13およびS15のループに入って、半押し状態のシャッタボタン42が全押しされるか、あるいは半押し操作が解除されるのを待つ。
半押し操作が解除されると、ステップS15でYESと判別し、ステップS7に戻る。シャッタボタン42の状態が半押し状態から全押し状態に移行すると、ステップS13でYESと判別し、ステップS17に移ってパノラマ露光処理(後述)を実行する。パノラマ露光処理が完了した時点で、SDRAM20には、一連の被写界E0,E1,…(図4参照)にそれぞれ対応する複数の被写界像が格納されている。
続くステップS19では、SDRAM20に格納された複数の被写界像を互いに結合し、得られた単一のパノラマ被写界像を再びSDRAM20に書き込む。そしてステップS21で、SDRAM20に格納されたパノラマ被写界像の圧縮をJPEGコーデック26に命令する。
JPEGコーデック26によって圧縮処理が実行され、圧縮画像データがSDRAM20に書き込まれると、ステップS23に移る。ステップS23では、SDRAM20から圧縮画像データを読み出して、JPEGファイルの態様で記録媒体30に記録する。
上記ステップS17のパノラマ露光処理は、図9および図10のサブルーチンに従う。まず図9を参照して、最初のステップS31では、角速度を示す変数w,回転角を示す変数p,センサ先行角を示す変数s,センサ先行距離を示す変数m,および本露光処理の連続実行回数を示す変数nの各々に、初期値として“0”をセットする。
次のステップS33では、回転角(p)/先行角(s)算出タスクを起動する。回転角(p)/先行角(s)算出タスクは、回転角および先行角をたとえば1/100秒周期で繰り返し算出して、結果を変数pおよび変数sにセットする(詳細は後述)。その後、ステップS35およびS37に移って、終了条件が満足されたか否かを判別する。
具体的には、ステップS35では全押し操作が解除されたか否かを判別し、ステップS37では変数nが上限値たとえば“5”に達したか否かを判別する。ステップS35の判別結果およびS37の判別結果のいずれかがYESであれば、ステップS39に移って回転角(p)/先行角(s)算出タスクを停止し、上位層のルーチンに復帰する。
ステップS35の判別結果およびS37判別結果の各々がNOであれば、ステップS41に移って、露光開始命令を発行する。この命令に応じ、前述のような本露光処理が実行され、撮像面14fに照射された光学像に対応する被写界像がSDRAM20に記録される。
また、本露光処理の開始に伴い、ステップS43でタイマをリセットおよびスタートする。これによって、露光開始からの経過時間を示す変数t(図5参照)が初期化される。そして、ステップS45で変数pをリセットした後、ステップS47に進む。
ステップS47では変数nが“1”よりも小さいか否かを判別し、この判別結果がYESであれば、ステップS49〜S53で各種パラメータを取得/算出した後、ステップS55に移る。ステップS47の判別結果がNOであれば、直ちにステップS55に移る。したがって、ステップS49〜S53の処理は、1回目の本露光処理のときだけ実行される。
ステップS49ではイメージセンサ幅W,補正可能距離D,および焦点距離fを取得する。なお、これらのパラメータの値はフラッシュメモリ40に記憶されている。ステップS51ではパノラマ回転角Pを上式(5)により算出し、ステップS53では補正可能角度Sを上式(7)により算出する。
ステップS55では、タイマつまり変数tの値が露光時間Tに到達したか否かを判別し、NOと判別されれば待機する。ステップS55の判別結果がYESとなると、ステップS57に移って露光終了命令を発行する。そして、ステップS59で変数nをインクリメントし、さらにステップS61で手ブレ補正タスクを停止した後、ステップS63に進む。
図10を参照して、ステップS63では、変数sが上式(6)を満足するか否かを判別し、判別結果がYESであれば、ステップS65〜S71を経てステップS73に進む。ステップS65ではセンサ先行距離(m)を上式(2)により算出し、そしてステップS67ではアクチュエータ38を制御してセンサ先行処理を実行する。
ステップS69では、変数pが上式(4)を満足するか否かを判別し、この判別結果がNOであればステップS63に戻る。ステップS69の判別結果がYESであれば、ステップS71で手ブレ補正タスクを再起動し、ステップS73でフラグGをリセットし、その後ステップS35に戻る。
ステップS63でNOであれば、ステップS75でフラグGに“1”をセットし、そしてステップS77で手ブレ補正タスクを再起動した後、ステップS79およびS81のループに入る。ステップS79では変数pがパノラマ回転角Pと一致したか否かを判別し、ステップS81では全押し操作が解除されたか否かを判別する。
ユーザがモニタ画面を参照してディジタルカメラ10を適切な位置まで回転させると、ステップS79の判別結果がYESとなり、ループを抜けてステップS73でフラグGをリセットした後、ステップS35に戻る。ユーザがシャッタボタン42の全押しを止めれば、ステップS81の判別結果がYESとなり、ループを抜けてステップS83に移る。
ステップS83では、回転角(p)/先行角(s)算出タスクを停止する。その後、上位層のルーチンに復帰する。
次に、図11を参照して、回転角(p)/先行角(s)算出タスクでは、CPU32は、まずステップS91で、角速度メモリR2からX軸周りの角速度を取得し、これを変数wにセットする。次いで、ステップS93でX軸周りの回転角(p)を上式(3)により算出し、そしてステップS95ではセンサ先行角(s)を上式(1)により算出する。その後、ステップS97で角速度の取得周期がΔtとなるように待機し、ステップS91に戻る。
次に、図12を参照して、手ブレ補正タスクでは、CPU32は、最初のステップS101で、変数dXおよび変数dYにそれぞれ初期値として“0”をセットする。
続くステップS103およびS105では、角速度メモリR2のデータに基づいて、X方向の補正量およびY方向の補正量を算出し、結果を変数dXおよび変数dYにセットする。
そしてステップS107およびS109で、アクチュエータ38を制御して、イメージセンサ14をX方向およびY方向にdXおよびdYだけ移動させる。移動後、ステップS103に戻る。
次に、図13を参照して、表示制御タスクでは、CPU32は、最初のステップS121で、フラグGに初期値として“0”をセットする。次のステップS123では、フラグGが“1”であるか否かを判別する。この判別結果がYESであれば、ステップS125に移って、LCDドライバ22を介して警告/誘導画面をスルー画像上に表示する。そして、ステップS123に戻る。
ステップS123の判別結果がNOであれば、ステップS127に移って、警告/誘導画面を消去し、そしてステップS123に戻る。
以上から明らかなように、この実施例のディジタルカメラ10は、光学レンズ12およびイメージセンサ14を含む。イメージセンサ14は、光学レンズ12を通して被写界の光学像が照射される撮像面14fを有する。
ディジタルカメラ10が回転されると、CPU32は、ジャイロセンサ36の出力に基づいて回転角(p)を繰り返し計測する(S91,S93,)。そして、計測結果が撮像面14fに照射された光学像の画角(P)との間で角度条件を満足する度に、ドライバ34を介してイメージセンサ14に露光処理を施す(S41,S57)。露光処理中、CPU32は、アクチュエータ38を制御して、回転に起因する光学像の動きにイメージセンサ14を追従させる(S1,S71,S77)。
露光処理によって生成された被写界像は、メモリ制御回路18によってSDRAM20に取り込まれる。一連の露光処理が終了すると、CPU32は、SDRAM20に格納された複数の被写界像を互いに結合して、単一のパノラマ被写界像を作成する(S19)。
これによって、露光の度に回転を止める必要がなくなり、精度の高いパノラマ撮影を効率よく行えるようになる。
なお、この実施例では、手ブレ補正の方式として、イメージセンサ14を移動させるセンサ移動方式を採用したが、代わりに、光学レンズ12を移動させる光学方式を採用してもよい。イメージセンサ14の有効画素領域を移動させる電子方式の採用も可能である。
なお、この実施例では、ディジタルカメラ10をX軸の周りに回転させながらパノラマ撮影を行ったが、回転軸はY軸でもよい。
なお、この実施例では、ジャイロセンサ36を用いたが、これ以外の角速度センサを用いてもよい。または、角速度センサに代えて、回転角センサをも用いてもよい。この場合、角速度は、回転角の単位時間当たりの変化量として算出できる。また、接写(マクロ)撮影用などに直線的速度センサを用いてもよい。
なお、この実施例では、CPU32が、SDRAM20に格納された複数の被写界像を互いに結合したが(S19)、この画像結合処理は、PCなどの外部装置で実行してもよい。
なお、この実施例では、光学レンズ12の焦点距離fを一定としたが、可変としてもよい。この場合、つまりズームを行う場合には、光学レンズ12の焦点距離を変化させるためのモータ(図示せず)が必要となる。CPU32は、変数f(つまり現在の焦点距離)を認識しており、これに基づいて上式(5)による算出処理および上式(7)による算出処理を行うことができる。
この発明の一実施例の構成を示すブロック図である。 パノラマ撮影のためのディジタルカメラの回転、および手ブレ補正のためのイメージセンサの移動を示す図解図である。 図1実施例に適用される手ブレ補正処理を説明するための図解図である。 図1実施例に適用されるパノラマ露光処理を説明するための図解図である。 図1実施例に適用されるセンサ先行処理を説明するための図解図である。 (A)〜(D)は光学レンズの光軸(Z軸)およびイメージセンサの光軸zの間の位置関係の変化を時系列順に示す図解図である。 (A)〜(C)は図6(D)に続く変化を時系列順に示す図解図である。 図1実施例に適用されるCPU動作の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPU動作の他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPU動作のその他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPU動作のさらにその他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPU動作の他の一部を示すフロー図である。 図1実施例に適用されるCPU動作のその他の一部を示すフロー図である。
符号の説明
10 …ディジタルカメラ
12 …光学レンズ
14 …イメージセンサ
14f …撮像面
16 …カメラ処理回路
18 …メモリ制御回路
22 …LCDドライバ
32 …CPU
34 …ドライバ
36 …ジャイロセンサ
38 …アクチュエータ
R1 …輝度メモリ
R2 …角速度メモリ

Claims (8)

  1. 光学レンズが設けられる筺体、
    前記筺体に設けられ、前記光学レンズを通して被写の光学像が照射される撮像面を有する、撮像素子、
    前記筺体の回転角を繰り返し計測する計測手段、
    前記撮像面および当該撮像面に照射される光学像の間の位置関係の変化を前記計測手段の計測結果に基づいて前記光学レンズおよび前記撮像素子の少なくとも1つを変位させることにより抑制する抑制手段、
    前記計測手段の計測結果が前記撮像面に照射された光学像の画角との間で角度条件を満足する度に前記撮像素子に対して露光処理を施す露光手段
    前記露光手段の1回の露光処理が終了してから次回の露光処理が開始されるまでの期間に渡って前記抑制手段を無効化する第1無効化手段、
    前記第1無効化手段によって前記抑制手段が無効化されている期間に、前記抑制手段が変位させる対象を、次回の露光期間に前記抑制手段で抑制可能な変化の最大量が増大する向きに移動させておく、移動手段、および
    前記露光手段の露光処理によって前記撮像面で生成された被写像をメモリに取り込む取り込み手段を備える、ディジタルカメラ。
  2. 前記計測手段は、
    前記筺体の角速度を検出する検出手段、および
    前記露光手段による前回の露光処理の開始時点からの回転角を前記検出手段の検出結果に基づいて算出する第1算出手段を含む、請求項1記載のディジタルカメラ。
  3. 前記光学レンズおよび前記撮像素子の少なくとも1つの位置を変位させる変位手段をさらに備え、
    前記抑制手段は、前記計測手段の計測結果に基づいて前記変位手段を制御して、前記撮像素子を前記光学像の動きに追従させる、請求項1または2記載のディジタルカメラ。
  4. 前記移動手段は、前記第1無効化手段によって前記抑制手段が無効化されている期間に前記変位手段を制御して、前記光学レンズおよび前記撮像素子の少なくとも1つを前記筺体に対して先行させる先行手段を含む、請求項3記載のディジタルカメラ。
  5. 前記露光手段による1回の露光処理の露光期間と対応する前記筺体の回転角の半値を前記検出手段の検出結果に基づいて算出する第2算出手段をさらに備え、
    前記先行手段は前記筺体に対する前記光学レンズおよび前記撮像素子の少なくとも1つの位置を前記第2算出手段の算出結果と対応する距離だけ先行させる、請求項4記載のディジタルカメラ。
  6. 前記第2算出手段の算出結果が前記変位手段の最大変位と対応する最大回転角を上回るとき前記先行手段を無効化する第2無効化手段、および
    前記第2無効化手段の無効化処理に応答してユーザへの報知処理を実行する報知手段をさらに備える、請求項5記載のディジタルカメラ。
  7. 前記角度条件は、
    前記第2無効化手段によって前記先行手段が無効化されていない期間にあっては、前記第1算出手段の算出結果が前記画角から前記第2算出手段の算出結果を減じた値に到達するという条件であり、
    前記第2無効化手段によって前記先行手段が無効化されている期間にあっては、前記第1算出手段の算出結果が前記画角と一致するという条件である、請求項6記載のディジタルカメラ。
  8. 前記メモリに格納された複数の被写像を互いに結合して単一のパノラマ被写像を作成する作成手段をさらに備える、請求項1ないし7のいずれかに記載のディジタルカメラ。
JP2007198647A 2007-07-31 2007-07-31 ディジタルカメラ Expired - Fee Related JP4964054B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007198647A JP4964054B2 (ja) 2007-07-31 2007-07-31 ディジタルカメラ
US12/183,634 US8169488B2 (en) 2007-07-31 2008-07-31 Digital camera for performing exposure during rotation to produce a panoramic image

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007198647A JP4964054B2 (ja) 2007-07-31 2007-07-31 ディジタルカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009038442A JP2009038442A (ja) 2009-02-19
JP4964054B2 true JP4964054B2 (ja) 2012-06-27

Family

ID=40337700

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007198647A Expired - Fee Related JP4964054B2 (ja) 2007-07-31 2007-07-31 ディジタルカメラ

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8169488B2 (ja)
JP (1) JP4964054B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SG166684A1 (en) * 2009-05-11 2010-12-29 Creative Tech Ltd A multimodal camera and a method for selecting an operation mode of a camera
US8558899B2 (en) * 2009-11-16 2013-10-15 The Aerospace Corporation System and method for super-resolution digital time delay and integrate (TDI) image processing
US8368774B2 (en) 2010-11-22 2013-02-05 The Aerospace Corporation Imaging geometries for scanning optical detectors with overlapping fields of regard and methods for providing and utilizing same
WO2013021728A1 (ja) * 2011-08-09 2013-02-14 富士フイルム株式会社 撮像装置および撮像方法
KR102058857B1 (ko) * 2013-04-08 2019-12-26 삼성전자주식회사 촬영 장치 및 촬영 제어 방법
US10051192B1 (en) * 2016-06-05 2018-08-14 Scott Zhihao Chen System and apparatus for adjusting luminance levels of multiple channels of panoramic video signals
CN107241618B (zh) * 2017-08-07 2020-07-28 苏州市广播电视总台 收录方法和收录装置
CN109889734A (zh) * 2019-04-16 2019-06-14 北京易诚高科科技发展有限公司 一种针对多镜头拍摄的曝光补偿调整方法
CN110266941A (zh) * 2019-05-31 2019-09-20 维沃移动通信(杭州)有限公司 一种全景拍摄方法及终端设备
CN112396558A (zh) * 2019-08-15 2021-02-23 株式会社理光 图像处理方法、装置及计算机可读存储介质

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000305207A (ja) 1999-04-21 2000-11-02 Canon Inc 電子スチルカメラ
JP2001028706A (ja) * 1999-05-12 2001-01-30 Sony Corp 撮像装置
JP3788714B2 (ja) * 2000-02-14 2006-06-21 株式会社リコー 撮像装置及びデジタルカメラ
US6930703B1 (en) * 2000-04-29 2005-08-16 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for automatically capturing a plurality of images during a pan
DE10226545C1 (de) * 2002-06-14 2003-09-25 Zeiss Optronik Gmbh Vorrichtung zur Rundumsicht
US7746404B2 (en) * 2003-11-10 2010-06-29 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Digital camera with panoramic image capture
JP2005311789A (ja) * 2004-04-22 2005-11-04 Fuji Photo Film Co Ltd デジタルカメラ
JP4293053B2 (ja) * 2004-05-19 2009-07-08 ソニー株式会社 撮像装置及び方法
KR100683850B1 (ko) * 2004-08-20 2007-02-16 삼성전자주식회사 파노라마 촬영 기능을 지원하는 촬영기기 및 촬영방법
IL165190A (en) * 2004-11-14 2012-05-31 Elbit Systems Ltd System and method for stabilizing an image
US7474848B2 (en) * 2005-05-05 2009-01-06 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method for achieving correct exposure of a panoramic photograph
KR100758632B1 (ko) * 2006-03-29 2007-09-14 삼성전자주식회사 파노라마 사진촬영 장치 및 방법
JP2007298748A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Eastman Kodak Co カメラ

Also Published As

Publication number Publication date
US8169488B2 (en) 2012-05-01
JP2009038442A (ja) 2009-02-19
US20090033767A1 (en) 2009-02-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4964054B2 (ja) ディジタルカメラ
JP4634640B2 (ja) 複数画像を自動的に捕捉する方法
JP4522207B2 (ja) カメラシステム、カメラ本体及び交換レンズ
JP2007139952A (ja) 撮像装置
JP2007293337A (ja) デジタル撮像装置においてシャッタ遅れを低減する方法及び装置
JP6128109B2 (ja) 撮影装置、撮影方向の制御方法及びプログラム
JP2008152150A (ja) 撮像装置及びその制御方法及びプログラム及び記憶媒体
JP2003098567A (ja) カメラ
JP2006080844A (ja) 電子カメラ
JP2002116476A (ja) 手振れ補正機能付き撮像装置
US10212349B2 (en) Imaging apparatus and control method
JP2006245847A (ja) 電子写真装置
JP4517813B2 (ja) パンニング撮影可能なカメラおよび動画像編集用プログラム
JP2008209849A (ja) 撮像装置および一眼レフレックスカメラ
JP4471364B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法
JP2009088679A (ja) 撮影装置および撮影装置の制御方法
JP4923674B2 (ja) デジタルカメラ及びフォーカス位置特定方法、プログラム
JP6465553B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP2006091252A (ja) 撮像装置及び撮像方法およびプログラム
JP2014025967A (ja) 撮像装置及びカメラシステム
US20230046830A1 (en) Image capturing apparatus that performs blur correction and method of controlling same
JP2005354477A (ja) 撮像装置
JP4282404B2 (ja) カメラ
JP2006033578A (ja) 光学機器補正装置及びシステム
JP3340651B2 (ja) 電子スチルカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100126

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110527

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110803

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120327

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150406

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees