JP2008209849A - 撮像装置および一眼レフレックスカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】ブレ補正性能と画像品質の両立を実現し、レリーズタイムラグの増大を防止する撮像装置および一眼レフレックスカメラを提供する。
【解決手段】クイックリターンミラー11のミラーアップ動作の実行(#201、S302〜S310)と並行して露光前センタリング動作(#211、S400〜S402)を実行する。そして、露光動作(#202、S314)と並行してブレ補正(#212、S404〜S408)を実行する。この後、ミラーダウン(#203、S318〜S328)と、撮像素子読み出し準備(#204、S322)と、露光後センタリング動作(#213、S418〜S420)を行い、露光後センタリング動作の終了後に撮像素子の読み出しを行なう(#205、S326)。
【選択図】 図5
【解決手段】クイックリターンミラー11のミラーアップ動作の実行(#201、S302〜S310)と並行して露光前センタリング動作(#211、S400〜S402)を実行する。そして、露光動作(#202、S314)と並行してブレ補正(#212、S404〜S408)を実行する。この後、ミラーダウン(#203、S318〜S328)と、撮像素子読み出し準備(#204、S322)と、露光後センタリング動作(#213、S418〜S420)を行い、露光後センタリング動作の終了後に撮像素子の読み出しを行なう(#205、S326)。
【選択図】 図5
Description
本発明は、撮像装置および一眼レフレックスカメラに関し、詳しくは手振れ等のブレを補正するブレ補正機能を有する撮像装置および一眼レフレックスカメラに関する。
手振れ等によりカメラがブレると、像ブレが生じてしまい、見苦しい写真となることから、ブレ補正機能を有する撮影装置が知られている。ブレ補正機能としては、カメラのピッチ方向ブレ振動とヨー方向のブレ振動を、角速度センサなどを用いて検出し、その出力信号に基づいて、撮影光学系の一部もしくは撮像素子を、ブレを打ち消す方向に、光軸に垂直な平面で水平・垂直方向にそれぞれ独立にシフトさせ、撮影面上のブレを抑圧するものが知られている。
手振れ等によるブレの方向は、カメラを使用するユーザによってまちまちであるために、あらゆる方向のブレ補正ができるように、ブレ補正手段を可動部の中心に移動した状態でブレ補正を開始することが望ましい。このためブレ補正を開始するまで、ブレ補正手段の可動部の中心に移動する制御が一般的に行われている。この制御は、一般にセンタリングと呼ばれている。このセンタリングを行なうものとして、例えば、特許文献1には、露出終了に応じてブレ補正手段を初期位置にリセットし、ブレ補正動作開始時にブレ補正手段の位置検出と所定位置へ駆動等を不要としたカメラが開示されている。
特開平8−313959号公報
特許文献1に開示されたブレ補正装置では、レリーズ動作開始前にセンタリング動作が終了していることから、レリーズタイムラブの増大を防止することができる。しかし、いわゆる撮像素子シフト方式のブレ補正において、特許文献1に開示の方式を採用すると下記のような問題が発生する。すなわち、撮像素子シフト方式において、露出終了直後に、ブレ補正手段を初期位置にリセットする駆動を行なうと、撮像素子の電荷読み出しのタイミングと重なり、駆動時に流れる電流により発生するノイズが、撮影画像に重畳してしまい、高感度撮影時には撮影画像が乱れてしまう場合がある。
本発明は、このような事情を鑑みてなされたものであり、ブレ補正性能と画像品質の両立を実現し、レリーズタイムラグの増大を防止する撮像装置および一眼レフレックスカメラを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため第1の発明に係わる撮像装置は、撮像素子と、この撮像素子を制御して画像データを取得する画像処理手段と、ブレ検出手段と、上記撮像素子をその撮像面に沿って変位駆動する駆動機構と、上記ブレ検出手段の出力に応じて上記駆動機構を制御してブレ補正動作を行うと共に、上記駆動機構を制御してセンタリング動作を行うブレ補正手段と、このブレ補正手段を制御して撮像中に上記ブレ補正動作を実行させ、撮像後に上記センタリング動作を実行させる制御手段とを有し、上記制御手段は、上記センタリング動作と上記画像処理手段による撮像後の上記撮像素子からの画像データ読み出し動作とが同時に実行されないように上記ブレ補正手段を制御する。
上記目的を達成するため第2の発明に係わる撮像装置は、撮像素子と、この撮像素子を制御して画像データを取得する画像処理手段と、ブレ検出手段と、上記撮像素子をその撮像面に沿って変位駆動する駆動機構と、上記ブレ検出手段の出力に応じて上記駆動機構を制御してブレ補正動作を行うと共に、上記補正機構を制御してセンタリング動作を行うブレ補正手段と、このブレ補正手段を制御して撮像中に上記ブレ補正動作を実行させ、撮像後に上記センタリング動作を実行させる制御手段とを有し、上記制御手段は、撮像後に上記画像処理手段による画像データの読み出し準備に掛かる所定時間中に上記ブレ補正手段にセンタリング動作を実行させ、その後、上記画像処理手段による画像データの読み出し動作を実行させ、この所定時間中に上記センタリング動作が終了できなかった時には上記ブレ補正手段に再度センタリング動作を実行させる。
上記目的を達成するため第3の発明に係わる一眼レフレックスカメラは、所定の操作に応じて連続的に撮像動作が実行可能な一眼レフレックスカメラであって、撮影レンズと、この撮影レンズの像を電気的に取得する撮像素子と、撮像動作の開始に応じて上記撮影レンズの光路外であるアップ位置へ設定され、撮像動作の終了に応じて上記撮影レンズの光路内であるダウン位置へ設定されるミラーと、上記撮像素子を制御して画像データを取得する画像処理手段と、ブレ検出手段と、上記撮像素子をその撮像面に沿って変位駆動する駆動機構と、上記ブレ検出手段の出力に応じて上記駆動機構を制御してブレ補正動作を行うと共に、上記駆動機構を制御してセンタリング動作を行うブレ補正手段と、撮像動作中に上記ブレ補正手段にブレ補正動作を実行させ、撮像動作後の上記画像処理手段による画像データの読み出し準備にかかる所定時間中に上記ブレ補正手段にセンタリング動作を実行させた後に上記画像処理手段による画像データの読み出し動作を実行させる制御手段とを有し、上記制御手段が、上記所定時間中にセンタリング動作が終了できなかった時の処理であって、所定の操作が継続されて引き続いて撮影動作が行われるときには、上記ミラーをアップ位置へ設定する動作中に、上記ブレ補正手段にセンタリング動作を再度実行させ、所定の操作が終了して撮影動作が終わる時には、上記画像処理手段の画像データの読み出し動作の終了後に、上記ブレ補正手段にセンタリング動作を再度実行させる。
上記目的を達成するため第4の発明に係わる撮像装置は、撮影レンズを通過した被写体像を光電変換する撮像素子と、ブレ量を検出するブレ検出手段と、上記ブレ量に基づいて、上記撮像素子を上記撮影レンズの光軸に垂直な面内でブレを打ち消すように移動させブレを除去すると共に、センタリング動作を実行するブレ補正手段と、上記撮像素子によって光電変換された信号の読み出しと、上記センタリング動作を順次行い、両者を同時に実行しないように制御する制御手段を具備する。
第5の発明に係わる撮像装置は、上記第4の発明において、上記制御手段は、上記センタリングを所定時間、実行させた後に、上記撮像素子の読み出し動作を実行する。
また、第6の発明に係わる撮像装置は、上記第5の発明において、上記制御手段は、上記撮像素子の読み出し動作の実行後、上記センタリング動作が終了していない場合には、このセンタリング動作を再開する。
また、第7の発明に係わる撮像装置は、上記第4の発明において、上記撮像素子と光学ファインダのいずれか一方に被写体光束を切り換えるクイックリターンミラーを有し、上記制御手段は、上記クイックリターンミラーのアップ動作時またはダウン動作時に、上記センタリング動作を実行する。
また、第6の発明に係わる撮像装置は、上記第5の発明において、上記制御手段は、上記撮像素子の読み出し動作の実行後、上記センタリング動作が終了していない場合には、このセンタリング動作を再開する。
また、第7の発明に係わる撮像装置は、上記第4の発明において、上記撮像素子と光学ファインダのいずれか一方に被写体光束を切り換えるクイックリターンミラーを有し、上記制御手段は、上記クイックリターンミラーのアップ動作時またはダウン動作時に、上記センタリング動作を実行する。
本発明によれば、センタリング動作と撮像素子からの画像データ読み出し動作とが同時に実行されないように制御しているので、ブレ補正性能と画像品質の両立を実現し、レリーズタイムラグの増大を防止する撮像装置および一眼レフレックスカメラを提供することができる。
以下、図面に従って本発明を適用したデジタル一眼レフカメラを用いて好ましい実施形態について説明する。一実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラは、光学ファインダを通して被写体像を観察することができると共に、撮像素子によって取得した静止画の画像データを記録メディアに記録可能である。また、このデジタルカメラのブレ量を検出し、撮像素子シフト方式、すなわち、撮像素子を撮影光学系に対して垂直な面内で撮像素子を移動させることにより、ブレの影響を除去することが可能である。
まず、本発明の一実施形態に係わるデジタル一眼レフカメラのシステム構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態のカメラの主に電気的なシステム構成を概略的に示すブロック図である。このデジタル一眼レフカメラは、カメラ本体部であるボディユニット60と、アクセサリ装置の一つであり交換レンズであるレンズユニット10などからシステム構成されている。なお、カメラボディユニット60に装着可能な外部電源や外付けのストロボユニット等ともシステム構成することは可能であるが、ここでは省略してある。
レンズユニット10は、ボディユニット60の前面に設けられた図示しないレンズマウントを介して着脱自在である。レンズユニット10の制御は、レンズユニット10内に設けられたレンズ制御用マイクロコンピュータ(以下、“Lμcom”と称する)5が行う。ボディユニット60の制御は、ボディ制御用マイクロコンピュータ(以下、“Bμcom”と称する)50が行う。これらLμcom5とBμcom50とは、ボディユニット60にレンズユニット10を装着した状態において通信コネクタ6を介して通信可能に電気的に接続される。そして、カメラシステムとして、Lμcom5がBμcom50に従属的に協働しながら動作するように構成されている。
レンズユニット10は、撮影レンズ1と絞り3を備える。撮影光学系を構成する撮影レンズ1は、レンズ枠1aに保持され、レンズ駆動機構2内に設けられた図示しない超音波モータによって駆動される。絞り3は、絞り機構4内に設けられた図示しないステッピングモータによって駆動される。Lμcom5は、Bμcom50の指令に基づいてこれら各モータを制御する。
ボディユニット60内には、一眼レフレックス光学系を構成するクイックリターンミラー11、サブミラー11a、スクリーン12e、ペンタプリズム12、接眼レンズ13等と、撮影光学系の光軸上に配置されたフォーカルプレーン式のシャッタ15と、サブミラー11aからの反射光束を受けるAFセンサユニット16が設けられている。
クイックリターンミラー11の中央部分はハーフミラー部となっており、AFセンサユニット16は、ハーフミラー部を透過した被写体光束を、所謂瞳分割方式によりデフォーカス量の検出を行なうものである。AFセンサユニット16は、これを駆動制御するAFセンサ駆動回路17に接続されている。このAFセンサ駆動回路17の出力は、後述するBμcom50に接続されており、Bμcom50は、AFセンサ駆動回路17の出力を基に、周知の測距処理を行なう。
また、クイックリターンミラー11は、撮影レンズ1からの被写体光束を垂直方向に曲げ、スクリーン12e上に結像させ、この結像された被写体像をペンタプリズムにより左右反転させ、この被写体像を接眼レンズ13によって観察する。また、ペンタプリズム12の出射口近傍には被写界輝度検出用の測光センサ21aが配置され、この測光センサ21aの出力に基づき測光処理を行う測光回路21が、ボディユニット60内に設けられている。
また、ボディユニット60内には、クイックリターンミラー11を駆動制御するミラー駆動機構18と、シャッタ15の先幕と後幕を駆動するバネをチャージするシャッタチャージ機構19と、これらの先幕と後幕の動きを制御するシャッタ制御回路20が設けられている。
ミラー駆動機構18は、クイックリターンミラー11を上昇(アップ)位置と、下降(ダウン)位置に回動させる機構であり、クイックリターンミラー11がアップ位置にあるときは、撮影レンズ1を透過した被写体光束はCCD31上に結像し、また、クイックリターンミラー11がダウン位置にある場合には、被写体光束はペンタプリズム12に反射され、接眼レンズ13を介して被写体像を観察することができる。
撮影レンズ1の光軸上には、撮影レンズ1によって結像される被写体像を光電変換するためのCCDユニット22が設けられている。CCDユニット22内には、撮像素子であるCCD(Charge Coupled Devices)が設けられており、このCCDユニット22の前面には光学ローパスフィルタ(LPF)30が配設されている。なお、撮像素子としては、CCDの他、CMOS(Complementary Metal Oxide
Semiconductor)等の二次元撮像素子を用いることもできる。
Semiconductor)等の二次元撮像素子を用いることもできる。
CCDユニット22には、手ブレ等による像ブレを補正する手ブレ補正ユニット40が設けられている。この手ブレ補正ユニット22は、撮影レンズ1の光軸に直交する面内のX軸方向およびY軸方向に、CCDユニット22を移動することができる。Bμcom50の指示に従って、ブレを検出するブレ検出センサの出力に基づいて、CCDユニット22を移動させ、ブレの影響を打ち消すものである。この手振れ補正ユニット22の詳細については、図2を用いて後述する。
また、本実施形態のデジタル一眼レフシステムは、CCDユニット22に接続したCCDインターフェース回路23と、液晶モニタ24、記憶領域として機能するSDRAM25、フラッシュROM26などを利用して画像処理する画像処理コントローラ28とを備え、電子撮像機能とともに電子記録表示機能を提供できるように構成されている。ここで、画像処理コントローラ28は、Bμcom50の指示に従って、CCDインターフェース回路23を制御して、CCDユニット22から画像データを取り込む。
記録メディア27は、各種のメモリカードや外付けのHDD等の外部記録媒体であり、通信コネクタを介してカメラ本体と通信可能かつ交換可能に装着される。そして、この記録メディア27に撮影により得られた画像データが記録される。この記録された画像データは画像処理コントローラ28においてビデオ信号に変換され、液晶モニタ24に出力表示され、ユーザは、液晶モニタ24において撮影した画像イメージを確認することができる。その他の記憶領域としては、カメラ制御に必要な所定の制御パラメータを記憶する、例えばEEPROMからなる不揮発性メモリ29がBμcom50からアクセス可能に設けられている。
Bμcom50には、当該カメラの動作状態を表示出力によってユーザへ告知するための動作表示用LCD51と、カメラ操作SW52とが接続されている。カメラ操作SW52は、例えばレリーズSW、モード変更SWおよびパワーSWなど、当該カメラを操作するために必要な操作釦を含むスイッチ群である。さらに、電源としての電池54と、電池54の電圧を本カメラシステムの各回路ユニットが必要とする電圧に変換して供給する電源回路53が設けられている。内蔵ストロボ301は、図示しない閃光発光管、DC/DCコンバータを含み、ストロボ制御回路302に接続され、Bμcom50の制御信号を受け、閃光発光を行う。
上述のように構成されたカメラシステムの各部は、概略、次のように動作する。ミラー駆動機構18は、クイックリターンミラー11をアップ位置とダウン位置へ駆動するための機構であり、このクイックリターンミラー11がダウン位置にある時、撮影レンズ1からの光束はAFセンサユニット16側とペンタプリズム12側へと分割されて導かれる。
AFセンサユニット16内のAFセンサからの出力は、AFセンサ駆動回路17を介してBμcom50へ送信されて周知の測距処理が行われる。一方、ペンタプリズム12を通過した光束の一部は測光回路21内の測光センサ21aへ導かれ、ここで検知された光量に基づき周知の測光処理が行われる。
レリーズ釦が全押しされ、カメラ操作SW52内のセカンドレリーズスイッチがオンとなると、撮影動作を開始する。撮影動作にあたっては、クイックリターンミラー11をアップ位置に移動させ、撮影光学系による被写体像をCCD31上に結像可能状態にする。そして、前述の測光処理によって求められた光量に基づいて、シャッタ15や絞り3による露光制御を行なう。露光動作中は、手振れ補正ユニット40を動作させ、ブレ検出センサの出力に基づいて、CCDユニット22を移動させて、手振れ等による像ブレの補正動作うを行う。
露光動作が終了すると、画像処理コントローラ28は、Bμcom50の指令に従ってCCDインターフェース回路23を制御してCCDユニット22内の撮像素子から画像データを取り込む。この画像データは画像処理コントローラ28でビデオ信号に変換され、液晶モニタ24に出力表示される。ユーザは、この液晶モニタ24の表示画像から、撮影した画像イメージを確認できる。SDRAM25は、画像データの一時的記憶用メモリであり、画像データが変換される際のワークエリアなどに使用される。また、画像データは、JPEGデータに変換された後、記録メディア27に記録される。
次に、ブレ補正用の手ブレ補正ユニット40の構成について説明する。図2は、手ブレ補正ユニット40の構成を示すブロック図であり、手振れ補正ユニット40は、CCDユニット22に接続されている。手ブレ補正ユニット40の全体制御を行う手ブレ補正制御用マイクロコンピュータ(以下、「Tμcom」と称す)100は、Bμcom50に電気的に接続され、Tμcom100はBμcom50の指示に従って、手ブレ補正ユニット40の制御を行う。
ブレ検出手段101は、カメラに加えられたブレを、角速度センサ、角加速度センサ、ジャイロ等によって検出するものであり、Tμcom100に接続されている。ここで、ブレ検出手段は、撮影レンズ1の光軸に直交する面内の直交するX軸方向およびY軸方向のブレをそれぞれ検出し、Tμcom100に出力する。Tμcom100は、ブレ検出手段101から送られたブレ量信号に基づいて、CCDユニット22に加えられたブレを打ち消すためのブレ補正量を演算する。
ブレ補正駆動回路108は、Tμcom100に接続されており、ブレ補正量に応じた信号を入力する。また、ブレ補正駆動回路108はブレ補正駆動機構109に接続されており、ブレ補正駆動機構109は、CCDユニット22をX軸方向およびY軸方向にそれぞれ駆動するための超音波モータを有する駆動機構である。ブレ補正駆動回路108は、超音波モータの駆動信号を生成する。
位置検出センサ110は、CCDユニット22の位置を検出するセンサであり、Tμcom100に接続されている。ここで、位置検出センサ110は、X軸方向およびY軸方向に沿って、CCDユニット22の位置に応じた信号をTμcom100に出力する。Tμcom100は、ブレ検出手段101から出力されるブレ量信号と、位置検出センサ110から出力される位置信号に基づいて、フィードバック制御を行う。
このように手ブレ補正ユニット40は構成されているので、ブレ補正(防振)動作は、次のように行われる。すなわち、Bμcom50からブレ補正動作開始の指示をTμcom100が受信すると、ブレ検出手段101からブレ量信号を入力し、このブレ量信号に基づいて、ブレ補正量を演算する。
この演算されたブレ補正量はブレ補正駆動回路108に送信され、ブレ補正駆動回路108は、ブレ補正駆動機構109内の超音波モータの駆動制御を行い、CCDユニット22に加えられたブレを打ち消すようにCCDユニット22を駆動する。このときのCCDユニット22の位置は、位置検出センサ110によって検出され、Tμcom100に送信し、Tμcom100はフィードバック制御により、ブレ補正を行なう。
次に、図3に示すフローチャートを用いて、本実施形態における静止画の1コマ撮影モードにおける動作について説明する。この図3に示すフローは、撮影動作に入るために、撮影者がレリーズ釦を全押しし、セカンドレリーズスイッチがオンとなった状態である。また、Tμcom100は、レリーズ釦が半押しされ、ファーストレリーズスイッチがオンとなった時点で、Bμcom50からの指示に応じて、ブレ検出手段101によるブレ検出を開始している。
この状態で、まずBμcom50は、ミラー駆動機構18に対して、クイックリターンミラー11のアップ動作を指令し(S102)、このミラーアップ動作が終了するのを待つ(S104)。ミラーアップ動作が終了すると、続いて、Bμcom50は、手ブレ補正ユニット40内のTμcom100に対して、ブレ補正動作の開始を指示する(S106)。
Tμcom100は、ブレ補正動作開始の指示を受けると、ブレ補正動作を開始する(S202)。すなわち、ブレ検出手段101から出力されるブレ量と、位置検出センサ110から出力されるCCDユニット22の位置情報とに基づいて、ブレ量演算を行い、ブレ補正駆動回路108を介してブレ補正機構109の駆動制御を行う。これによって、CCDユニット22内のCCDはブレを打ち消すように移動し、ブレの影響が除去される。
Bμcom50は、ブレ補正開始の指示を出力した後、露光動作に入る(S108)。露光動作は、シャッタ15により制御される露光時間の間、CCDユニット22内のCCD上に被写体像が結像し、CCDによって光電変換される。露光時間が経過すると、シャッタ15のシャッタ幕が閉じられ、露光動作が終了する。なお、露光動作中は、手ブレ補正ユニット40によって、CCD上にはブレのない画像が受光されている。
露光動作が終了すると、Bμcom50は、Tμcom100に対してブレ補正動作の停止を指示する(S110)。Tμcom100は、ブレ補正動作停止の指示を受けると、手ブレ補正ユニット40における、ブレ補正動作を停止する(S204)。
Bμcom50は、ブレ補正動作停止の指示を出力すると、続いて、ミラー駆動機構18に対して、クイックリターンミラー11のダウン動作を指示する(S112)。この後、Tμcom50に対してセンタリング動作を行う処理時間を指定して、センタリング動作の開始を指示する(S114)。センタリング動作は、ブレ補正駆動機構109に対して、CCDユニット22の移動範囲のほぼ中心に移動させる動作である。
Tμcom50は、センタリング動作を開始してからBμcom50によって指定された処理時間が経過するのを待ち(S208)、処理時間が経過すると、手ブレ補正ユニット40よるブレ補正動作を停止し、位置検出センサ110の出力に基づいて、中心位置に復帰したか、すなわち、初期位置に復帰したかの判定を行う(S210)。初期位置に復帰していた場合には、Finish Flagとして“1”を設定し(S214)、一方、初期位置に復帰していない場合には、Finish Flagとして“0”を設定する(S212)。
Bμcom50は、センタリング動作の指示を出力した後、画像データの読み出し準備を行なう(S116)。この読み出し準備は、撮像素子であるCCDのキズデータや、固定パターンノイズ等、撮像素子から画像データを読み出すにあたって必要なデータを不揮発性メモリ29等から取得する。この後、Bμcom50は、Tμcom100からセンタリング結果の状態を受信する(S118)。すなわち、ステップS210での判定結果に基づくFinish Flagの設定値を受信する。
Bμcom50は、センタリング結果状態を受信すると、続いて、画像データの読み出しを行なう(S120)。ステップS208の処理時間が経過した時点で、ブレ補正ユニット40による、ブレ補正動作は停止している。このため、ステップS120において、CCDユニット22のCCDから画像データの読み出しの際に、センタリング動作に伴うノイズ等が、画像データに重畳するおそれがない。
画像データの読み出し動作が終了すると、続いて、Bμcom50は、ステップS118で受信したセンタリング結果の状態、すなわち、Finish Flagの設定値を判定する(S122)。判定の結果、フラグが“0”であった場合には、センタリング動作が終了していないことから、再び、Tμcom100にセンタリング開始指示を出力する(S124)。
Tμcom100はセンタリング開始の指示を受けると、ステップS206と同様にして、センタリング動作を再開する(S216)。センタリング動作中、Tμcom100は位置検出センサ110から出力されるCCDユニット22の位置情報を入力し、CCDユニット22がほぼ中心位置に達すると、センタリング動作を停止し、動作停止をBμcom50に送信し(S218)、Tμcom100はこのフローを終了する。
Bμcom50は、動作停止を受信すると(S126)、若しくはステップS122における判定において、Finish Flagが“1”である場合には、クイックリターンミラー11がダウンしたか否かの判定を行い、ミラーがダウンしたら、このフローを終了し、メインルーチンに戻る。
このように、本実施形態においては、撮像素子(CCD)からの画像データの読み出しは(S120)、センタリング動作を停止してから行うようにしている。このため、画像データにノイズ等が重畳し、見苦しい画像となることを防止することができる。
また、本実施形態においては、センタリング動作が完了しなかった場合には、画像データの読み出し動作が終了してから、センタリング動作を再開しているので、次の撮影動作にあたって、センタリング動作を行う必要がなく、タイムラグの増大を防止することができる。なお、センタリングの再開動作は、ミラーダウン動作中に行うので、特にシーケンス上、動作が遅くなることはない。
次に、図4に示すフローチャートを用いて、本実施形態における静止画の連写モードにおける動作について説明する。この図4に示すフローは、1コマ撮影モードの場合と同様に、撮影動作に入るために、セカンドレリーズスイッチがオンとなった状態である。また、Tμcom100は、ファーストレリーズスイッチがオンとなった時点で、Bμcom50からの指示に応じて、ブレ検出手段101によるブレ検出を開始している。
この状態で、まず、ループポイントの設定を行なう(S300)。セカンドレリーズスイッチ(2R)がオンであり、記録メディア27が空状態(記録の余地有り)の場合には、後述するステップS330のループポイントとの間で、繰り返し撮影動作を行う。続いて、Bμcom50は、ステップS102と同様に、ミラー駆動機構18に対して、クイックリターンミラー11のアップ動作を指令する(S302)。
ミラーアップを開始させると、次に、Finish Flagの設定値を判定する(S304)。通常、センタリング動作を行ってから、撮影動作を終了しているので、連写モードの最初の1コマ目は、センタリング動作は必要がない。しかし、連写を行なっている際には、センタリング動作が完了していない場合がある(後述するステップS414)。判定の結果、Finish Flagが“0”の場合には、手ブレ補正ユニット40内のTμcom100に対してセンタリング開始指令を出力する(S306)。
Tμcom100は、センタリング開始指令を受信すると、センタリング動作を開始する(S400)。Tμcom100は、位置検出センサ110からのCCDユニット22の位置に基づいて、初期位置に復帰したかを判定し、初期位置に復帰した場合には、センタリング動作を停止し、その旨をBμcom50に送信する(S402)。
Bμcom50は、センタリング開始指令を出力した後、センタリング動作の終了を受信したかを判定し(S308)、終了信号を受信すると、続いて、ミラーアップ動作が終了したか否かの判定を行なう(S310)。ミラーアップ動作が終了すると、続いて、Bμcom50は、Tμcom100に対して、ブレ補正動作の開始を指示する(S312)。
Bμcom50におけるステップS312からステップS326までの動作は、図3におけるステップS106からステップS120における動作と同様である。また、Tμcom100におけるステップS404からステップS416までの動作は、図3におけるステップ202からステップS214の動作と同様であるので、詳しい説明を省略する。
この間に、本実施形態かかわるカメラにおいては、露光動作を実行すると共に、露光動作中はブレ補正を行っている。露光動作が終了すると、センタリング動作を指定された処理時間だけ行い、この処理時間が経過すると、初期位置に復帰していなくても、センタリング動作を停止し、画像データの読み出しを開始する。また、センタリング動作を停止した際に初期位置に復帰しているか否かを判定し、その判定結果をBμcom50に送信する。
画像データの読み出しが終わると、続いて、クイックリターンミラー11がダウンしているかを判定し(S328)、ミラーダウンが終了していない場合には、終了するのを待つ。ミラーダウンが終了すると、次に、2Rがオン、かつ記録メディア27が空状態かを判定し(S330)、この条件を満たしていれば、ステップS300のループポイントに戻り、上述の動作を繰り返す。
上述の動作を繰り返すにあたって、ステップS412において、初期位置に復帰していないことからFinish Flagに“0”が設定された場合には、ステップS304、S306、S400およびS402において、センタリングを再開するので、ステップS314の露光動作を開始する前に、センタリングが終了し、CCDは初期位置にある。このため、連写モードにおいても、露光動作の開始にあたって、CCDはほぼ中心位置から移動を開始し、ブレがいずれの方向に向いていても、ブレ補正性能を確保することができる。
連写モードが終了すると、すなわち、2Rがオフになるか、記録メディア27がフル記録状態のいずれかになると、Finish Flagの設定状態を判定する(S332)。判定の結果、“0”が設定されている場合には、ステップS306と同様に、手ブレ補正ユニット40のTμcom100に対して、センタリング開始指示を出力する(S334)。
Tμcom100は、センタリング開始指令を受信すると、ステップS400と同様に、センタリング動作を実行し(S418)、センタリング動作が終了すると、動作を停止し、Bμcom50にその旨を送信し(S420)、Tμcom100はこのフローを終了する。Bμcom50は、動作停止を受信すると(S336)、若しくはステップS332における判定において、Finish Flagが“1”である場合には、このフローを終了し、メインルーチンに戻る。
以上の連写モードにおける動作は、概ね図5に示すように、クイックリターンミラー11のミラーアップ動作の実行(#201、S302〜S310)と並行して露光前センタリング動作(#211、S400〜S402)を実行する。そして、露光動作(#202、S314)と並行してブレ補正(#212、S404〜S408)を実行する。この後、ミラーダウン(#203、S318〜S328)と、撮像素子読み出し準備(#204、S322)と、露光後センタリング(#213、S418〜S420)を行い、露光後センタリングの終了後に撮像素子の読み出しを行なっている(#205、S326)。そして、これらの1コマの撮影動作が終わると、連写モードである限り、次の撮影に入り、上述の動作を繰り返す。
以上、説明したように本発明の実施形態においては、制御手段としてのBμcom50が、手ブレ補正ユニット40によるセンタリング動作と、撮像素子から画像データの読み出し動作は同時に実行されないように制御しているので、ブレ補正性能と画像品質の両立を実現し、レリーズタイムラグの増大を防止することができる。
また、本実施形態においては、撮像後に画像データの読み出し準備に掛かる所定時間中(S116)に手ブレ補正ユニット40にセンタリング動作を実行させ(S206〜S208)、その後、画像データの読み出し動作を実行させ(S120)、この所定時間中にセンタリング動作が終了できなかった時には手ブレ補正ユニット40に再度センタリング動作を実行させている(S216〜S218)。このため、撮像素子から読み出し動作を早期に終了させることができると共に、センタリング動作を次の撮影動作に入るまでに終了させることができ、レリーズタイムラグが増大することがない。
さらに、本実施形態においては、連写モードであって、センタリング動作が処理時間内に終了できなかった場合には(S414)、クイックリターンミラー11をアップ位置へ設定する動作中(S302〜S310)に、手ブレ補正ユニット40にセンタリング動作を再度実行させ、また撮影動作の終了後に行われる画像データの読み出し動作の終了後に、手ブレ補正ユニット40にセンタリング動作を再度実行させている(S418〜S420)。このため、連写モード時には、効率よくセンタリング動作を実行することができ、レリーズタイムラグおよび連写撮影間隔が増大することがない。
なお、本実施形態においては、センタリング動作と画像データの読み出しの順番として、先にセンタリング動作から行なっていた。しかし、露光後の処理に多少時間がかかるが、逆の順番で行うようにしても、読み出し画像データにノイズが重畳することがない。また、ステップS114やS320において、処理時間を指定してセンタリング動作の開始を指示しているが、処理時間を指定することなくセンタリング動作の開始指示のみでも良い。この場合には、画像データの読み出し前に、Tμcom100にセンタリング動作停止の指示をすれば良い。
本発明の実施形態の説明にあたっては、デジタル一眼レフカメラに本発明を適用した例について行なったが、これに限らず、コンパクトタイプのデジタルカメラでも良く、撮像素子シフト型のブレ補正装置を有する撮像装置であれば、本発明を適用できることは勿論である。
1・・・撮影レンズ、1a・・・レンズ枠、2・・・レンズ駆動機構、3・・・絞り、4・・・レンズ駆動機構、5・・・レンズ制御用マイクロコンピュータ(Lμcom)、6・・・通信コネクタ、10・・・レンズユニット、11・・・クイックリターンミラー、11a・・・サブミラー、12・・・ペンタプリズム、12e・・・スクリーン、13・・・接眼レンズ、15・・・シャッタ、16・・・AFセンサユニット、17・・・AFセンサ駆動回路、18・・・ミラー駆動機構、19・・・シャッタチャージ機構、20・・・シャッタ制御回路、21・・・測光回路、21a・・・測光センサ、22・・・CCDユニット、23・・・CCDインターフェース回路、24・・・液晶モニタ、25・・・SDRAM、26・・・フラッシュROM、27・・・記録メディア、28・・・画像処理コントローラ、29・・・不揮発性メモリ、30・・・光学ローパスフィルタ(LPF)、40・・・手ブレ補正ユニット、50・・・ボディ制御用マイクロコンピュータ(Bμcom)、51・・・動作表示用LCD、52・・・カメラ操作SW、53・・・電源回路、54・・・電池、60・・・ボディユニット、100・・・手ブレ補正制御用マイクロコンピュータ(Tμcom)、101・・・ブレ検出手段、108・・・ブレ補正駆動回路、109・・・ブレ補正駆動機構、110・・・位置検出センサ、301・・・内蔵ストロボ、302・・・ストロボ制御回路
Claims (7)
- 撮像素子と、
この撮像素子を制御して画像データを取得する画像処理手段と、
ブレ検出手段と、
上記撮像素子をその撮像面に沿って変位駆動する駆動機構と、
上記ブレ検出手段の出力に応じて上記駆動機構を制御してブレ補正動作を行うと共に、上記駆動機構を制御してセンタリング動作を行うブレ補正手段と、
このブレ補正手段を制御して撮像中に上記ブレ補正動作を実行させ、撮像後に上記センタリング動作を実行させる制御手段と、
を有し、
上記制御手段は、上記センタリング動作と上記画像処理手段による撮像後の上記撮像素子からの画像データ読み出し動作とが同時に実行されないように上記ブレ補正手段を制御することを特徴とする撮像装置。 - 撮像素子と、
この撮像素子を制御して画像データを取得する画像処理手段と、
ブレ検出手段と、
上記撮像素子をその撮像面に沿って変位駆動する駆動機構と、
上記ブレ検出手段の出力に応じて上記駆動機構を制御してブレ補正動作を行うと共に、上記補正機構を制御してセンタリング動作を行うブレ補正手段と、
このブレ補正手段を制御して撮像中に上記ブレ補正動作を実行させ、撮像後に上記センタリング動作を実行させる制御手段と、
を有し、
上記制御手段は、撮像後に上記画像処理手段による画像データの読み出し準備に掛かる所定時間中に上記ブレ補正手段にセンタリング動作を実行させ、その後、上記画像処理手段による画像データの読み出し動作を実行させ、この所定時間中に上記センタリング動作が終了できなかった時には上記ブレ補正手段に再度センタリング動作を実行させることを特徴とする撮像装置。 - 所定の操作に応じて連続的に撮像動作が実行可能な一眼レフレックスカメラであって、
撮影レンズと、
この撮影レンズの像を電気的に取得する撮像素子と、
撮像動作の開始に応じて上記撮影レンズの光路外であるアップ位置へ設定され、撮像動作の終了に応じて上記撮影レンズの光路内であるダウン位置へ設定されるミラーと、
上記撮像素子を制御して画像データを取得する画像処理手段と、
ブレ検出手段と、
上記撮像素子をその撮像面に沿って変位駆動する駆動機構と、
上記ブレ検出手段の出力に応じて上記駆動機構を制御してブレ補正動作を行うと共に、上記駆動機構を制御してセンタリング動作を行うブレ補正手段と、
撮像動作中に上記ブレ補正手段にブレ補正動作を実行させ、撮像動作後の上記画像処理手段による画像データの読み出し準備にかかる所定時間中に上記ブレ補正手段にセンタリング動作を実行させた後に上記画像処理手段による画像データの読み出し動作を実行させる制御手段と、
を有し、
上記制御手段が、上記所定時間中にセンタリング動作が終了できなかった時の処理であって、所定の操作が継続されて引き続いて撮影動作が行われるときには、上記ミラーをアップ位置へ設定する動作中に、上記ブレ補正手段にセンタリング動作を再度実行させ、所定の操作が終了して撮影動作が終わる時には、上記画像処理手段の画像データの読み出し動作の終了後に、上記ブレ補正手段にセンタリング動作を再度実行させることを特徴とする一眼レフレックスカメラ。 - 撮影レンズを通過した被写体像を光電変換する撮像素子と、
ブレ量を検出するブレ検出手段と、
上記ブレ量に基づいて、上記撮像素子を上記撮影レンズの光軸に垂直な面内でブレを打ち消すように移動させブレを除去すると共に、センタリング動作を実行するブレ補正手段と、
上記撮像素子によって光電変換された信号の読み出しと、上記センタリング動作を順次行い、両者を同時に実行しないように制御する制御手段と、
を具備することを特徴とする撮像装置。 - 上記制御手段は、上記センタリングを所定時間、実行させた後に、上記撮像素子の読み出し動作を実行することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
- 上記制御手段は、上記撮像素子の読み出し動作の実行後、上記センタリング動作が終了していない場合には、このセンタリング動作を再開することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
- 上記撮像素子と光学ファインダのいずれか一方に被写体光束を切り換えるクイックリターンミラーを有し、上記制御手段は、上記クイックリターンミラーのアップ動作時またはダウン動作時に、上記センタリング動作を実行するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
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