JP4963394B2 - 移動ロボット - Google Patents

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Description

本発明は、周囲の環境情報を検出しながら屋外を走行する移動ロボットに関し、特に、移動ロボットの周囲または移動方向における環境情報を検出するセンサに付着した水滴を除去する移動ロボットに関する。
近年、バッテリを駆動源として屋外において障害物を検知しながら路面上を自律的に移動する移動ロボットが種々実用化されている。このような移動ロボットとしては、レーザ光線や可視光線、超音波、赤外線などの各種探査信号を照射して対象物からの反射回帰信号を検知信号として受信する障害物センサを設け、このセンサの入力により自己の周辺の障害物を検知するものが知られるところである。
このような移動ロボットとして、本出願人は、屋外の監視区域を巡回してレーザ投受光によるレーザセンサ(測距センサ)で周囲を走査し、周囲に存在する物体の表面で反射したレーザ光を受光して障害物の相対位置を検出する警備目的の移動ロボットを提案している(特許文献1)。
特開2006−252346号公報
しかしながら、特許文献1の移動ロボットは、障害物を検出する測距センサが、雨天時の水滴により検出精度が落ちることについて対策がなされていないという点で問題があった。
降雨や水溜りからの水撥ねにより、測距センサの投受光面に水滴が付着すると、この水滴によって投受光面の表面で光の屈折や乱反射が生じるおそれがある。
この結果、測距センサから投光されたレーザ光が、投受光面の水滴により反射してそのままセンサに受光されることとなったり、又は、投受光面の水滴により屈折して予期せぬ方向に照射されることとなるなどの問題が生じてしまう。前者の場合は、至近距離に障害物が存在するという誤判定の原因となり、また後者の場合は本来のレーザ光照射方向について障害物の検出ができず、いわゆる失報となる可能性があり、何れの場合も移動時の安全性を確保する上で問題となる。
そこで、対策として、エアブロワーなどの送風装置による水滴の除去手段を用いてレーザ光の投受光面に付着する水滴を除去することが考えられる。しかしながら、送風による水滴の除去手段は動作音が大きく、移動ロボット周囲の音声を集音する場合に問題となりうる。特に、特許文献1に示すような警備目的に供される移動ロボットにおいては、ロボット周囲の音声を記録して監視情報として収集したり、ロボット周囲の音声を監視員が確認して周囲状況を監視するなどといった用途に用いられることがあるが、この場合、送風による水滴除去手段の動作音が騒音となって集音される音声が不明瞭となるという問題が発生する。
また、遠隔の場所にいる監視員が、移動ロボットを通じて移動ロボットの近辺に居る人と通話をする際にも、騒音となるという問題が発生する。
このような課題を解決すべく、本発明は、測距センサなどの検出手段に付着する水滴を除去可能とするとともに、特に、水滴除去手段の騒音を低減して明瞭に音声を取得できる移動ロボットの提供を目的とする。
上記目的を達成するために本発明による移動ロボットは、移動手段により屋外の監視区域の路面上を移動し、前記監視区域における音声を収集する移動ロボットであって、移動ロボット周辺の音声を収集する集音部と、検出窓を通して、移動ロボットの周囲または移動方向における環境情報を検出する検出部と、前記検出部の検出窓に空気を吹き付けて検出窓に付着した水滴を除去する水滴除去部と、前記水滴除去部に対し起動または停止を制御する制御部とを有し、前記制御部は、前記集音部にて収集した音声信号を外部出力または記録の開始が実行されるとき前記水滴除去部の動作を停止することを特徴としている。
本発明の移動ロボットは、環境情報を検出する検出部の検出窓に空気を吹き付けて水滴を除去する水滴除去部を有し、集音部にて収集した音声信号の外部出力または記録が開始されると水滴除去部の動作を停止するように作用する。これにより、水滴により検出部の検出精度が低下することを防止するとともに、外部に出力される音声、または記録される音声を、騒音となる水滴除去部の動作音を含まない明瞭な音声とすることが可能となる。
また、本発明による移動ロボットは、移動手段により屋外の監視区域の路面上を移動し、前記監視区域における音声を収集するとともに遠隔の監視センタと周辺に所在する人との通話を可能にする移動ロボットであって、前記監視センタとの間で少なくとも音声信号及び通話開始信号を送受信する通信部と、移動ロボット周辺の音声を収集する集音部と、前記監視センタからの音声信号から周辺に音声を発生させる音声発生部と、検出窓を通して、移動ロボットの周囲または移動方向における環境情報を検出する検出部と、前記検出部の検出窓に空気を吹き付けて検出窓に付着した水滴を除去する水滴除去部と、前記水滴除去部に対し起動または停止を制御する制御部を有し、前記制御部は、前記通信部が通話開始信号を受信すると、前記音声発生部の起動および前記水滴除去部の動作停止を実行することを特徴としている。
本発明の移動ロボットは、環境情報を検出する検出部の検出窓に空気を吹き付けて水滴を除去する水滴除去部を有し、当該移動ロボットを介して遠隔の監視センタと移動ロボット周辺の人物との通話が開始されると水滴除去部の動作を停止するように作用する。これにより、水滴により検出部の検出精度が低下することを防止するとともに、騒音となる水滴除去部の動作音を含まない明瞭な音声にて監視センタと移動ロボット周辺の人物との通話を提供することが可能となる。
また、本発明による移動ロボットにおいて、好ましくは、前記環境情報は、移動ロボットの走行に支障となる恐れがある障害物の情報であり、前記制御部は、前記移動ロボットが移動中であるか否かを判定し、移動中であれば前記水滴除去の動作を停止させないよう制御する。
移動ロボットは、移動中においては、水滴除去部を停止しないよう作用する。これにより、移動中には障害物を検出する検出部の機能確保を優先して、検出機能を低下させないようにすることができ、走行安全性を確保することができる。
更に、本発明による移動ロボットにおいて、好ましくは、更に、前記路面の濡れ状況を検出する路面状態検出部を備え、前記制御部は、前記路面の濡れ状態が検出されると前記水滴除去部を起動させる。
路面が濡れているときには、雨が降っていない場合であっても、水蒸気により検出窓に水滴が付着し、検出精度が低下する。そこで、本発明は、路面の濡れを検出して路面が濡れている場合に水滴除去部を作動させる。
これにより、降雨時に限らず水蒸気により検出窓に水滴が付着するような状況において水滴除去部を作動させることが可能となり、必要外に水滴除去部が作動することを防止してバッテリなど駆動電源の消耗を抑制することが可能となる。
本発明に係る移動ロボットによれば、水滴除去部にて環境情報を検出する検出部の検出窓に付着する水滴を除去することが可能となり、検出部の検出精度の低下を防止することが可能となるとともに、騒音となる水滴除去部の動作音を含まない明瞭な音声を収集することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明に係る移動ロボットを用いた監視システムを示す概略図である。
移動ロボット1は、建物7の外周となる監視区域3を警備するために使用され、監視区域3の路面上に設置されたガイド6に沿って巡回しながら監視区域3内の異常の検出を行うものである。
移動ロボット1は、監視センタ2と無線接続されて監視区域3内の基準位置4に停止しており、自己の記憶したスケジュールにより、又は監視センタ2から受信した移動信号により、監視区域3内の移動を開始する。そして、移動ロボット1は、周囲の画像や、異常の所在などを監視センタ2に送信する。また、移動ロボット1は、監視センタ2からの制御信号を受信して、周囲の音声を監視センタ2に送信する処理や、監視センタ2の監視員と移動ロボット1周辺の人物との通話を可能にする処理を行う。
図1において、建物7の周囲が、移動ロボット1が巡回する移動経路とされており、この移動経路には全長に渡りガイド6が固定的に設けられている。ガイド6は磁気材料より形成され、移動ロボット1は後述する磁気センサにてガイド6を検出しながら当該ガイド6に沿って移動経路を移動するのである。
また、ガイド6の中途には移動ロボット1のバッテリを充電する充電設備を備えた基準位置4が配置されている。移動ロボット1は、基準位置4からガイド6に添って移動を開始して、ガイド6上の所定位置に設定された停止位置で一時的に停止して周囲を監視するなどの処理を実行しガイド6上の巡回を行い、基準位置4に到達すると巡回を終了する。
監視センタ2は、警備会社などが運営するセンタ装置20を備えた施設であり、監視員が、通信網8及び無線基地局9を介して移動ロボット1から伝送される情報により監視区域3を監視している。なお、これに限らず、監視センタ2は監視区域3の建物7内で警備員が駐在する施設、例えば防災センタに設けられていてもよい。
センタ装置20は、液晶モニタやCRTなどで構成される表示部21と、キーボードやジョイスティック、ポインティングデバイスなどで構成される入力部22と、スピーカ23と、マイク24と、CPU等を備えたコンピュータで構成されてセンタ装置20を制御する制御部25とを含んでいる。
表示部21には、移動ロボット1の位置情報、移動ロボット1が撮影した画像、移動ロボット1が検出した異常の情報などが表示される。入力部22は、監視員によって操作されて所定のコマンドや情報の入力が行われる。制御部25は、移動ロボット1から受信した信号を伸張して表示部21やスピーカ23に出力するほか、入力部22から入力されたコマンドに基づく制御信号やマイク24から入力された音声信号を移動ロボット1に送信する。
監視センタ2では、移動ロボット1から受信する画像や異常信号に基づき、監視員の判断に応じて音声取得信号を移動ロボット1に送信し、移動ロボット1が集音して送信する音声をスピーカ23から出力する。また、必要に応じて、通話開始信号を移動ロボット1に送信するとともにマイク24にて取り込んだ監視員の声を移動ロボット1に送信し、移動ロボット1から外部に報知出力して、移動ロボット1周辺の人物と通話を行う。
そして、監視センタ2では、移動ロボット1から受信する各種の情報に基づき監視員が異常の有無を確認し、異常の存在が認められると移動ロボット1に制御信号を送信して異常に対処させる。
次に、図2に基づき移動ロボットの構成について説明する。図2は、移動ロボットの構成を示すブロック図を示している。
移動ロボット1は、制御部31、通信部32、磁気センサ33、移動手段34、記憶部35、撮像ユニット36、マイク37、スピーカ38、濡れ検知部39、測距センサユニット40、エアーポンプ41を備えて構成される。
制御部31は、CPU、メモリ等により実現され、メモリに記憶されている各種プログラムにしたがって移動ロボット1の各部を制御する。各種プログラムは、必要に応じ並行して実行される。また、制御部31は時計手段を備えて現在時刻を計時している。
通信部32は、無線基地局9及び通信網8を介して監視センタ2と信号を送受信する無線通信手段である。通信部32は、制御部31から出力される信号を監視センタ2に送信し、監視センタ2から受信した信号を復調して制御部31に入力する。
移動ロボット1の底部には磁気センサ33が配置され、上述したガイド6を検出して制御部31に信号出力している。移動手段34は、車体左右の各前後に設けられる車輪と車輪を駆動するモータとからなる。移動ロボット1は、モータにより前後何れかの左右輪を各独立に駆動して、ガイド6に追従するよう走行するのである。
記憶部35は、監視センタ2から送信される巡回スケジュールを記憶している。巡回スケジュールには、移動ロボット1の移動開始時刻が記憶されている。制御部31は、現在時刻が巡回スケジュールに記憶された移動開始時刻に達すると移動手段34を制御して移動ロボット1の移動を開始させて監視区域3を巡回させる。また、記憶部35には、雨フラグが記憶されている。雨フラグは、後述する濡れ検知部39にて路面の濡れが検出されたときにONするフラグであり、雨天か否かを管理するフラグである。
移動ロボット1の車体上部には全周囲を撮像できる撮像ユニット36が備えられている。移動ロボット1は、前記監視区域3を巡回しているときに撮像ユニット36が撮影する画像を通信部32から監視センタ2へと送信する。
また、移動ロボット1の車体前面には、集音部となるマイク37及び音声発生部となるスピーカ38が設けられる。マイク37は、周囲の音声を収集し、得られた音声信号を制御部31へと出力する。マイク37は常時作動している。制御部31は、監視センタ2からの音声取得信号を受信するとマイク37にて収集した音声信号を監視センタ2に送信し、監視センタ2から送信停止信号を受信すると音声信号の送信を停止する。
スピーカ38は、監視センタ2から受信した音声信号や予め記憶した警告音などを出力する。スピーカ38は、制御部31に制御されて起動する。制御部31は、監視センタ2から通話開始信号を受信すると、マイク37にて収集した音声信号を監視センタ2に送信するとともに、監視センタ2から受信した音声信号をスピーカ38から報知して、監視センタ2と移動ロボット1の周辺に存在する人物との通話を可能とする処理を行う。通話停止信号を受信すると、音声信号の送受信を停止しスピーカ38の動作を停止する。
移動ロボット1の車体前面には、路面状態検出部としての濡れ検知部39が設けられている。濡れ検知部39は、路面に向けて設置された反射式光センサであり、雨により路面が濡れた場合にその反射光が減光することにより路面の濡れを検出する。即ち、路面が濡れている場合、濡れ検知部39から照射された光は路面で乱反射して濡れ検知部39が受光する反射光が減光する。濡れ検知部39では、照射出力と反射光とを比較して反射光が所定の閾値以下に減光している場合に路面が濡れていると判定するのである。
なお、濡れ検知部39は、反射式光センサに限定されず、路面の濡れを検出するものであれば他の手段により実現されてよい。例えば、画像ユニット36にて撮像された画像を解析して路面の濡れを判定する手段であってもよい。画像解析により路面の濡れを判定する手段は、例えば、路面が濡れているときは、路面に光を照射したときの輝度変化が、路面が乾いているときよりも大きくなることを利用して路面の濡れを判定する。
移動ロボット1の車体前面下方には、左右二つの測距センサユニット40が設けられている。移動ロボット1の本体前面における各部の配置、及び測距センサユニット40の概略図を、図3に示す。測距センサユニット40は、測距センサ43の検出窓となる投光部43a、受光部43bと送風ノズル44とが一体に配置されたケース体である。
測距センサ43は、環境情報として移動ロボット1の走行に支障となるおそれがある障害物の相対位置を検出するための検出部として機能する。測距センサ43は、投光部43aと受光部43bとの外面(投受光面)を検出窓として、この検出窓を通して障害物にかかる情報を検出する。測距センサ43は、投光部43aからレーザ光線による検知信号を投光して、受光部43bにて障害物からの反射回帰信号を受光する。測距センサ43は、検知信号の照射から反射回帰信号検出までの時間により測距センサ43から障害物までの相対距離を算出し、これに基づき障害物の相対位置を算出して、制御部31に出力する。制御部31は、障害物の相対位置が入力されると、移動手段34を制御して、移動の停止や加減速、障害物の回避などの処理を行う。
なお、測距センサ43は、上記以外の手法によるものであってもよく、例えば、可視光線、超音波、赤外線、ミリ波レーダタイプなどの各種センサにて障害物を検出するよう構成されていてもよい。また、反射回帰信号の受光に基づく相対距離や相対位置の演算は制御部31で実現されてもよい。
送風ノズル44は、測距センサユニット40の外側に開口端44aを露出させ、開口端44aを測距センサ43の投光部43aおよび受光部43bの外面(投受光面)に向けて測距センサユニット40に固定されている。送風ノズル44の基端側44bは、測距センサユニット40の内側にて可撓性のチューブ45と接続されて、この可撓性チューブ45を介してエアーポンプ41と接続されている。エアーポンプ41は、送風ノズル44への送風源である。エアーポンプ41は、制御部31からの制御信号にて起動し、外気を吸引して圧縮し可撓性チューブ45に圧縮空気を送風する。エアーポンプ41と可撓性チューブ45、及び送風ノズル44からなる送風手段が水滴除去部として機能する。
なお、移動ロボット1は、上記の構成の他、自律移動型のロボットとしての機能を達成するための構成を備えていることはいうまでもない。すなわち、移動ロボット1は、左右両輪のモータ回転軸の回転量を検出するレゾルバ及びレゾルバの出力から移動ロボットの走行距離や旋回角を算出して現在位置を演算する位置算出手段と、各部に電力を供給するバッテリを有している。また、記憶部35には、上述した巡回スケジュール情報のほかに停止位置などが記憶された移動経路の情報、現在位置の情報も記憶されている。
図2においては、説明のため各部を制御部31と独立して記載しているが、その機能がコンピュータ処理によって実現可能なものは制御部31のコンピュータで実現されてよい。
次に、本実施形態の移動ロボットの動作について説明する。
動作の概要は以下のようである。移動ロボット1は、停止状態から移動開始へと遷移するときに、路面が濡れていることを検出すると、水滴除去部(エアーポンプ41、可撓性チューブ45、送風ノズル44)により測距センサ43の投受光面の水滴を除去しガイド6に沿って移動経路の移動を開始する。このとき、一度路面の濡れを検出すると、移動中は継続して水滴除去部を動作させて走行安全性を確保する。
移動ロボット1は、これら一連の処理において、監視センタ2から音声取得信号を受信すると、マイク37により集音される音声信号を監視センタ2に送信する。そして、移動ロボット1は、予め記憶した停止位置への到着、障害物の検出、又は監視センタから受信する停止信号により移動を停止する。この移動を停止しているときに監視センタ2から音声取得信号を受信すると、エアーポンプ41の動作を停止して、マイク37により集音される音声信号を監視センタ2に送信する。
以下、図4を用いて移動ロボットの動作を具体的に説明する。
図4は、第一の実施形態における移動ロボットの水滴除去部の制御を示すフローチャートである。移動ロボット1は、基準位置4にて停止して充電設備にてバッテリを充電した状態で待機している。この状態において、移動ロボット1は、電源がONされると、又は、記憶部35に記憶された移動開始時刻の所定時間前になると、図4の処理を起動する。
まず、移動ロボット1は、濡れ検知部39を動作させて前方の路面が濡れているか否かを判定し、移動の開始に備える(ステップST1)。路面が濡れていれば、記憶部35の雨フラグ(初期値はOFF)をONに設定する(ステップST2)。そして、移動開始時刻が到来したか否か、また、監視センタ2から移動信号を受信したか否かに基づき、移動を開始するか否かを判定する(ステップST3)。移動開始時刻になると、又は、監視センタ2から移動信号を受信すると、移動を開始すると判定する(ステップST3−Yes)。
移動の開始が判定されると、記憶部35の雨フラグの状態を確認する(ステップST4)。雨フラグがON(路面が濡れている)であれば(ステップST4−Yes)、エアーポンプ41を起動して送風ノズル44から圧縮空気を噴射させ(ステップST5)、ステップST6に処理を進める。
他方、ステップST4において、雨フラグがOFF(路面が濡れていない)であれば(ステップST4−No)、エアーポンプ41を起動することなくステップST6に処理を進める。ステップST6において、制御部31は、移動手段34を駆動しガイド6に沿って移動ロボット1の移動を開始させ、監視区域3の巡回を開始する。
このように、移動ロボット1は、路面が濡れているような状況において移動の開始を判定すると、移動を開始する前にエアーポンプ41を起動して測距センサ43に付着した水滴を除去し、移動手段34を駆動して移動経路の移動を開始する。
移動ロボット1は、監視センタ2から音声取得信号の受信を判定すると(ステップST7−Yes)、マイク37により集音される音声信号を監視センタ2に送信開始して(ステップST8)、ステップST9に処理を進める。音声取得信号の受信、および音声信号の送信処理は、本フローチャートにかかる処理と並行して実行される通信処理により制御され、当該処理により音声信号の送信は監視センタ2から送信停止信号を受信するまで継続される。
ステップST9において、制御部31は、雨フラグの状態を確認する(ステップST9)。本実施形態においては、路面の濡れを検出し雨フラグをONに設定すると、以後移動経路を移動している間は継続してエアーポンプ41が動作している。ここで、ステップST9において雨フラグがONであれば(ステップST9−Yes)、既に路面の濡れが判定されておりエアーポンプ41も動作した状態であるので(例えばステップST4、ST5)、ステップST10に処理を進める。
他方、雨フラグがOFFであれば(ステップST9−No)、濡れ検知部39にて路面の濡れが検出されたか否かを判定する(ステップST11)。路面の濡れが検出されなければ(ステップST11−No)、エアーポンプ41を起動することなくステップST10に処理を進める。
他方、路面が濡れていることが検出されると(ステップST11−Yes)、雨フラグをONに設定し(ステップST12)、エアーポンプ41を起動して送風ノズル44から圧縮空気を噴射させる(ステップST13)。
移動ロボット1は、ステップST10において、移動を停止するか否かを判定する。制御部31は、現在位置が予め移動経路に設定された停止位置である場合、又は、測距センサ43が障害物を検知した場合、移動の停止を判定する(ステップST10−Yes)。また、監視センタ2から停止信号を受信した場合も同様に移動の停止を判定する。移動の停止が判定されると、制御部31はステップST14にて移動ロボット1の移動を停止させる。
このように、移動ロボット1は、音声取得信号を受信すると音声信号の送信を開始し、また、路面の濡れを検出するとエアーポンプ43を起動して測距センサ41に付着する水滴を除去しながら監視区域3を移動する。
制御部31は、ステップST14にて移動ロボット1の移動を停止させると、ステップST15において移動経路の移動が終了したか否か、即ち基準位置4へと到着したか否かを判定する。
ステップST15において、移動経路の移動が終了と判定されると、即ち基準位置4への到着と判定されると(ステップST15−Yes)、ステップST21へと処理を進める。そして、雨フラグの状態を判別して(ステップST21)雨フラグがONであればエアーポンプの動作を停止し(ステップST22)、雨フラグをOFFに設定して(ステップST23)、かかる処理を終了しバッテリの充電を開始する。
他方、移動経路の移動が終了していなければ(ステップST15−No)、ステップST16にて雨フラグの状態を判別する。上述したように、雨フラグがONであればエアーポンプ41が動作しており、雨フラグがOFFであればエアーポンプ41は停止している。
ステップST16において、雨フラグがOFFであればステップST1に処理を戻す。
そして、ステップST1からST3の処理を繰り返して、濡れ路面の検知処理を実行し移動の再開を待ち受ける。なお、図示は省略しているが、この間監視センタ2から音声取得信号を受信したことが判定されると、マイク37により集音される音声信号を監視センタ2に送信開始する。ステップST3にて移動の再開が判定されると、雨フラグの状態に応じてエアーポンプ41を起動して(ステップST4、ST5)、ガイド6に沿って移動経路の移動を再開する(ステップST6)。
他方、ステップST16において、雨フラグがONであればステップST17にて音声取得信号の受信有無について判定する。音声取得信号を受信していなければ(ステップST17−No)、ステップST3と同様に、移動開始時刻が到来したか否か、また、監視センタ2から移動信号を受信したか否かに基づき、移動を再開するか否かを判定する(ステップST18)。移動の再開が判定されなければ(ステップST18−No)、ステップST17に処理を戻し音声取得信号の受信を待ち受ける。
ステップST17において音声取得信号を受信が判定されると(ステップST17−Yes)、エアーポンプ41の動作を停止して(ステップST19)、マイク37により集音される音声信号を監視センタ2に送信開始し(ステップST20)、ステップST18に処理を進める。上述したように音声取得信号の受信、および音声信号の送信処理は、本フローチャートにかかる処理と並行して実行される通信処理により制御される。そして、ステップST18にて移動の開始が判定されると、ステップST5に処理を進めてエアーポンプ41を起動して、ガイド6に沿って移動経路の移動を再開する(ステップST6)。
このように、エアーポンプ43を動作させた状態で移動ロボットが停止しているときに音声取得信号を受信すると、制御部31はエアーポンプ43の動作を停止する。これにより、監視センタ2に送信される音声信号はエアーポンプ43の動作音を含まない明瞭な音声となり、この結果、監視センタにおける監視業務の効率化を図ることが可能となる。
なお、上述の実施形態では、監視センタ2からの音声取得信号を受信したときにエアーポンプ43を停止可能とする例について説明したが(例えば図4のステップST17、ST19)が、これに限定されない。即ち、制御部31により記憶部35への音声信号の記憶が開始されたときにエアーポンプ43の動作を停止する構成としてもよい。制御部31により記憶部35への記憶処理が実行される場合としては、例えば、監視センタ2からの制御信号による指示のほかに移動ロボットが異常を検出した場合などがある。
この場合、上述した図4の説明において、音声取得信号の受信を判定する処理を音声信号の記録処理中か否かを判定する処理に置き換えることにより容易に実現できる。これにより、集音した音声を監視センタ2に送信せず、移動ロボット1の記憶部35に蓄積しておくだけのような状況であっても、明瞭な音声を記録することができる。
次に、図5を用いて本発明の移動ロボットの第二の実施形態について説明する。
図5は、第二の実施形態における移動ロボットの水滴除去部の動作を示すフローチャートである。以下、上述した図4にかかる第一の実施形態と異なる部分を中心に説明し、第一の実施形態と同様の部分については第一の実施形態に関する記載を援用し説明を省略する。
本実施形態では、移動ロボット1が、移動を停止しているときに監視センタ2から通話開始信号を受信するとエアーポンプ41の動作を停止して、マイク37及びスピーカ38により、監視センタ2と移動ロボット1の周辺に存在する人物との通話を可能とする処理を行う点で上述の第一の実施形態と異なっている。
図5に示すように、移動ロボット1は、路面の濡れを判別して(ステップST51)、路面が濡れていれば、記憶部35の雨フラグ(初期値はOFF)をONに設定する(ステップST52)。そして、移動開始時刻の到来、又は、監視センタ2からの移動信号受信により移動の開始が判定されると(ステップST53−Yes)、雨フラグの状態を判別する(ステップST54)。雨フラグがONであれば(ステップST54―Yes)、エアーポンプ41を起動して送風ノズル44から圧縮空気を送風して(ステップST55)、移動手段34を駆動してガイド6に沿って移動ロボット1の移動を開始する(ステップST56)。
移動ロボット1は、監視センタ2から通話開始信号の受信を判定すると(ステップST57−Yes)、マイク37により集音される音声信号を監視センタ2に送信開始し監視センタ2から受信する音声信号をスピーカから出力して移動ロボット1周辺の人物と監視センタ2との通話を可能に制御する(ステップST58)。通話開始信号の受信、および音声信号の送受信処理は、本フローチャートにかかる処理と並行して実行される通信処理により制御され、当該処理により音声信号の送受信は監視センタ2から通話停止信号を受信するまで継続される。
ステップST59において、制御部31は、雨フラグの状態を確認する(ステップST9)。本実施形態においては、路面の濡れを検出し雨フラグをONに設定すると、以後移動経路を移動している間は継続してエアーポンプ41が動作している。ステップST59において雨フラグがONであれば(ステップST59−Yes)、既にエアーポンプ41が動作しているのでステップST60に処理を進める。
他方、雨フラグがOFFであれば(ステップST59−No)、濡れ検知部39にて路面の濡れが検出されたか否かを判定し、路面が濡れていることが検出されると(ステップST61−Yes)、雨フラグをONに設定し(ステップST62)、エアーポンプ41を起動して送風ノズル44から圧縮空気を噴射させる(ステップST63)。
移動ロボット1は、現在位置が予め移動経路に設定された停止位置である場合、又は、測距センサ43が障害物を検知した場合、移動の停止を判定する(ステップST60−Yes)。また、監視センタ2から停止信号を受信した場合も同様に移動の停止を判定する。移動の停止が判定されると、制御部31はステップST64にて移動ロボット1の移動を停止させる。
このように、移動ロボット1は、通話開始信号を受信すると移動ロボット1周辺の人物と監視センタ2との通話を可能に制御し、また、路面の濡れを検出するとエアーポンプ43を起動して測距センサ41に付着する水滴を除去しながら監視区域3を移動する。
そして、移動経路の移動が終了と判定されると、即ち基準位置4への到着と判定されると(ステップST65−Yes)、雨フラグの状態を判別して(ステップST71)、雨フラグがONであればエアーポンプ41の動作を停止し(ステップST72)、雨フラグをOFFに設定して(ステップST73)、かかる処理を終了しバッテリの充電を開始する。
他方、移動経路の移動が終了していなければ(ステップST65−No)、ステップST66にて雨フラグの状態を判別する。上述したように、雨フラグがONであればエアーポンプ41が動作しており、雨フラグがOFFであればエアーポンプ41は停止している。
ステップST66において、雨フラグがOFFであればステップST51に処理を戻す。
そして、ステップST51からST53の処理を繰り返して、濡れ路面の検知処理を実行し移動の再開を待ち受ける。なお、図示は省略しているが、この間監視センタ2から通話開始信号を受信したことが判定されると、ステップST58と同様に移動ロボット1周辺の人物と監視センタ2との通話を可能に制御する。ステップST53にて移動の再開が判定されると、雨フラグの状態に応じてエアーポンプ41を起動して(ステップST54、ST55)、ガイド6に沿って移動経路の移動を再開する(ステップST56)。
他方、ステップST66において、雨フラグがONであればステップST67にて通話開始信号の受信有無について判定する。通話開始信号を受信していなければ(ステップST67−No)、ステップST53と同様に、移動開始時刻が到来したか否か、また、監視センタ2から移動信号を受信したか否かに基づき、移動を再開するか否かを判定する(ステップST68)。移動の再開が判定されなければ(ステップST68−No)、ステップST67に処理を戻し音声取得信号の受信を待ち受ける。
ステップST67において通話開始信号を受信が判定されると(ステップST67−Yes)、エアーポンプ41の動作を停止して(ステップST69)、ステップST58と同様に、即ち、マイク37により集音される音声信号を監視センタ2に送信開始し監視センタ2から受信する音声信号をスピーカから出力して移動ロボット1周辺の人物と監視センタ2との通話を可能に制御する(ステップST70)。上述したように、通話開始信号の受信、および音声信号の送受信処理は、本フローチャートにかかる処理と並行して実行される通信処理により制御され、当該処理により音声信号の送受信は監視センタ2から通話停止信号を受信するまで継続される。そして、ステップST68にて移動の開始が判定されると、ステップST55に処理を進めてエアーポンプ41を起動して、ガイド6に沿って移動経路の移動を再開する(ステップST56)。
このように、エアーポンプ43を動作させた状態で移動ロボットが停止しているときに通話開始信号を受信すると、制御部31はエアーポンプ43の動作を停止する。これにより、監視センタ2に送信される音声信号はエアーポンプ43の動作音を含まない明瞭な音声となり、また、移動ロボット1のスピーカ38から周辺に報知出力される音声は雑音を抑えた明瞭な音声となり、この結果、監視センタ2と移動ロボット1の周辺人物との通話を雑音のないクリアな環境で実現することが可能となる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明した。しかし、本発明は上述の実施形態に限定されず、次に示すような変形例を適宜に組み合わせて上述の実施形態を変形することが可能である。以下に実施形態の変形例を説明する。
以上説明した各実施形態では、水滴除去部にて測距センサに付着した水滴を除去する例について説明したが、これに限定されず、環境情報となる画像情報を取得する撮像ユニットに付着する水滴を除去する構成としてもよい。即ち、撮像ユニットは画像情報を周辺の環境情報として検出する検出部であって、その検出窓となる撮像レンズに水滴が付着していると、環境情報の検出精度が低下する。このため、水滴除去部にて撮像レンズの水滴を除去するような構成としてもよい。
この場合、送風ノズルの開口端を撮像レンズに向けて、送風ノズルを撮像ユニットに固定する。そして、上述したように制御部の制御信号によりエアーポンプを起動/停止させて撮像レンズに向けて圧縮空気を噴射する。
さらに、上述した各実施形態では、濡れ検知部にて検出した路面の濡れ状態に応じて雨フラグを設定していたが、これに限定されず、濡れ検知部に代えて雨を検知するようなセンサ手段を備えて降雨か否かを検出し、この結果雨フラグを設定するようにしてもよい。即ち、雨が降っていることが検知されれば、雨フラグをONに設定する。雨を検知するセンサ手段は既に種々知られるところであるが、例えば、撮像ユニットにて撮像された画像を解析して、フレーム間差分により線状成分が出現と消失を繰り返すときに降雨と判定することで実現できる。
また、上述した各実施形態では、一度路面の濡れを検出すると移動が終了するまでエアーポンプを動作させていたが、これに限定されず、濡れ検知処理により路面の濡れを検出しないときには濡れフラグをOFFに設定してエアーポンプを停止するよう制御し、路面の濡れを検出しているときにだけエアーポンプを動作させるようにしてもよい。これにより、最低限必要とされるときに限りエアーポンプを動作させることが可能となり、バッテリの消耗を抑制することができる。
また、更に、上述した図4のステップST14、または、図5のステップST64にて移動を停止したときに、予め記憶した停止位置への到着により停止したことが判定されると、当該位置に停止している間はエアーポンプの動作を停止するようにしてもよい。即ち、障害物の検出による停止や監視センタからの停止信号による移動の停止は、監視員による状態確認などにより短時間で移動再開される可能性が高く、他方、予め記憶した停止位置での停止は、重要監視対象物の監視業務やバッテリの充電など、長時間停止となる可能性が高い。このため、予め設定された停止位置においてはエアーポンプを停止することにより、長時間停止する可能性の高い場合にエアーポンプを動作させないようにすることができ、バッテリの消耗を抑制することができる。
本発明に係る移動ロボットを用いた監視システムを示す概略図 移動ロボットの構成を示すブロック図 移動ロボット前面における各部の配置及び測距センサユニットの概略構成図 第一の実施形態における移動ロボットの水滴除去部の動作を示すフローチャート 第二の実施形態における移動ロボットの水滴除去部の動作を示すフローチャート
符号の説明
1 移動ロボット
2 監視センタ
3 監視区域
4 基準位置
6 ガイド
7 監視区域の建物
8 通信網
9 無線基地局
20 センタ装置
21 表示部
22 入力部
23 監視センタのスピーカ
24 監視センタのマイク
25 センタ装置の制御部
31 移動ロボットの制御部
32 通信部
33 磁気センサ
34 移動手段
35 記憶部
36 撮像ユニット
37 移動ロボットのマイク
38 移動ロボットのスピーカ
39 濡れ検知部
40 測距センサユニット
41 エアーポンプ
43 測距センサ
43a 測距センサの投光部
43b 測距センサの受光部
44 送風ノズル
44a 送風ノズルの開口端
44b 送風ノズルの基端
45 可撓性チューブ

Claims (3)

  1. 移動手段により屋外の監視区域の路面上を移動し、前記監視区域における音声を収集する移動ロボットであって、
    移動ロボット周辺の音声を収集する集音部と、
    検出窓を通して、移動ロボットの周囲または移動方向における移動ロボットの走行に支障となる恐れがある障害物の情報である環境情報を検出する検出部と、
    前記検出部の検出窓に空気を吹き付けて検出窓に付着した水滴を除去する水滴除去部と、
    前記水滴除去部に対し起動または停止を制御して、前記集音部にて収集した音声信号の外部出力または記録の開始が実行されるとき前記水滴除去部の動作を停止する制御部とを有し、
    前記制御部は、前記移動ロボットが移動中であるか否かを判定し、移動中であれば前記水滴除去の動作を停止させないことを特徴とした移動ロボット。
  2. 移動手段により屋外の監視区域の路面上を移動し、前記監視区域における音声を収集するとともに遠隔の監視センタと移動ロボット周辺に所在する人との通話を可能にする移動ロボットであって、
    前記監視センタとの間で少なくとも音声信号及び通話開始信号を送受信する通信部と、
    移動ロボット周辺の音声を収集する集音部と、
    前記監視センタからの音声信号に基づいて移動ロボット周辺に音声を発生させる音声発生部と、
    検出窓を通して、移動ロボットの周囲または移動方向における移動ロボットの走行に支障となる恐れがある障害物の情報である環境情報を検出する検出部と、
    前記検出部の検出窓に空気を吹き付けて検出窓に付着した水滴を除去する水滴除去部と、
    前記水滴除去部に対し起動または停止を制御して、前記通信部が通話開始信号を受信すると、前記音声発生部の起動および前記水滴除去部の動作停止を実行する制御部を有し、
    前記制御部は、前記移動ロボットが移動中であるか否かを判定し、移動中であれば前記水滴除去の動作を停止させないことを特徴とした移動ロボット。
  3. 更に、前記路面の濡れ状況を検出する路面状態検出部を備え、
    前記制御部は、前記路面の濡れ状態が検出されると前記水滴除去部を起動させる請求項1又は請求項2に記載の移動ロボット。
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