JP2007296586A - 自律移動型ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】屋外での広範囲における監視を効率的に行うことを可能とする自律移動型ロボットを提供する。
【解決手段】周辺状況を観測しつつその観測情報に基づいて自律して移動可能な自律移動型ロボットRにおいて、自己の行動地域M−Aを記憶する行動地域記憶手段5Eと、他の自律移動型ロボットとの間で行動地域をやりとりする通信手段5G,10と、自己の行動地域M−Aと他の自律移動型ロボットの行動地域M−B,・・・とに基づいて、自己の担当監視地域Raを決定する担当監視地域決定手段5Fと、自己の担当監視地域Ra内で異常を検出する異常検出手段5L,5Mと、を備え、異常検出手段5L,5Mにより異常が検出されたときに、所定の通報先への通報及び警告の少なくともいずれかを行う。
【選択図】 図3

Description

本発明は、自律移動型ロボットに関する。
自律移動型ロボットとして、例えば特許文献1に開示されたようなロボットがある。このロボットは、制御サーバにより制御され、予め設定された室内における監視地点の正常時の画像と監視時に取得した画像とを比較して、異常を検知したときに、所定の場所に異常発生を通知する。
特開2002−92761号公報
近年、自治会領域など特定の地域内における防犯の意識が高まっている。しかしながら、上記した従来のロボットは、ロボット単体による屋内の監視を目的としているため、屋外での広範囲における監視を効率的に行うことができないという問題があった。
本発明は、上記した事情に鑑みて為されたものであり、他の自律移動型ロボットと協働して屋外での広範囲における監視を効率的に行うことを可能とする自律移動型ロボットを提供することを目的とする。
本発明に係る自律移動型ロボットは、周辺状況を観測しつつその観測情報に基づいて自律して移動可能な自律移動型ロボットにおいて、自己の行動地域を記憶する行動地域記憶手段と、他の自律移動型ロボットとの間で行動地域を授受する通信手段と、自己の行動地域と他の自律移動型ロボットの行動地域とに基づいて、自己の担当監視地域を決定する担当監視地域決定手段と、自己の担当監視地域内で異常を検出する異常検出手段と、を備え、異常検出手段により異常が検出されたときに、所定の通報先への通報及び警告の少なくともいずれかを行うことを特徴とする。
この自律移動型ロボットは、他の自律移動型ロボットとの間で行動地域を授受し、自己の行動地域と他の自律移動型ロボットの行動地域とに基づいて、自己の担当監視地域を決定することができる。従って、全ての領域を監視しなくてもよく、自己の担当監視地域内で異常を検出するだけで、他の自律移動型ロボットと協働して屋外での広範囲における監視を効率的に行うことができる。
自律移動型ロボットは、主人に随伴して走行するように走行を制御する随伴走行制御手段と、自己の位置情報を取得する位置情報取得手段と、を備え、行動地域記憶手段は、主人に随伴し走行して蓄積された位置情報に基づいて、自己の行動地域を決定して記憶すると好ましい。このようにすれば、主人は自宅を中心に行動する傾向があるため、自己の主人の行動地域と他の主人の行動地域とがズレることで、監視が必要な特定の地域内を主人たちの行動地域により広くカバーすることができる。従って、監視が必要な特定の地域内で、主人の行動地域をベースに担当監視地域をバランスよく決定することができる。
他の自律移動型ロボットの行動地域は、その主人に随伴し走行して蓄積された位置情報に基づいて決定されたものであり、自律移動型ロボットは、自己の行動地域内における主人の存在頻度と他の自律移動型ロボットの行動地域内におけるその主人の存在頻度とに基づいて、自己の担当監視地域内における重点監視地域を決定する重点監視地域決定手段を備えると好ましい。このようにすれば、自己の主人や他の主人が行かないような人気の寂しい場所を重点監視地域にしたり、逆に人が密集し易い場所を重点監視地域にしたりすることができ、防犯効果を高めることができる。
異常検出手段は、予め記憶された正常時の画像と監視時に取得した画像とを比較して、異常を検出すると好ましい。このようにすれば、異常を適切に検出することができる。
本発明の自律移動型ロボットによれば、他の自律移動型ロボットと協働して屋外での広範囲における監視を効率的に行うことことが可能となる。従って、特定の地域内における防犯効果を高めることができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
参照する図面において、図1は本実施形態に係る自律移動型ロボットとしてのモビルロボットおよびその主人を模式的に示す平面図、図2は図1に示したモビルロボットの構造を示す側面図、図3は図2に示したモビルロボットが備える制御装置の構成を示すブロック図(主人随伴モード時)である。
自律移動型ロボットは、図1に示すように、主人Mとの距離を一定に保ちながら主人Mに随伴して移動可能なモビルロボットRとして構成されている。このモビルロボットRは、周辺環境を観測しつつその観測情報に基づいて自律して移動可能である。
図2に示すように、モビルロボットRは、走行装置1により移動可能なボディR1と、このボディR1に対して回転可能に接続されたヘッドR2とを備えており、ボディR1には、報知、警報、案内などの各種のメッセージを画像や文字により表示可能なディスプレイ2が設置されている。そして、このボディR1には、電源としてのバッテリ3、ヘッドR2を回転駆動するためのヘッド駆動モータ4、自身の位置を検出する位置センサ8の他、走行装置1、ディスプレイ2、ヘッド駆動モータ4などを制御するための制御装置5が内蔵されている。位置センサ8は、例えばGPS(グローバルポジショニングシステム)レシーバ、ジャイロコンバータなどを有しており、これらによって自身の現在位置を検出する。
一方、モビルロボットRのヘッドR2には、特定人物Mおよびその周辺に存在する障害物(他の人物や動物、構造物、設置物、車両等)などを含む周辺環境をステレオ画像として観測するための撮像装置としての左右一対のCCDカメラ(または赤外線カメラ)6A,6Bと、報知、警報、案内などの各種メッセージの音声を発声可能なスピーカ7と、無線によりデータを送信するための送信アンテナ10が設置されている。
図1および図2に示すように、走行装置1は、例えば、ホイールインモータ1A,1Bにより回転方向および回転速度が左右独立に制御される左右一対の駆動車輪1C,1Dと、360度の旋回が可能なキャスタ車輪1Eとを有する。
この走行装置1は、左右一対の駆動車輪1C,1Dが同方向に前転駆動または後転駆動されることでモビルロボットRを前進または後退させる。その際、左右一対の駆動車輪1C,1Dの回転速度が同速度であればモビルロボットRを直進させ、左右一対の駆動車輪1C,1Dの回転速度に差があれば駆動車輪1C,1Dのうち回転速度の遅い側にモビルロボットRを旋回させる。そして、この走行装置1は、左右一対の駆動車輪1C,1Dが同速度で相互に逆方向に回転駆動されると、モビルロボットRをその場で左右の何れかに回転させる。
ここで、制御装置5は、ECU(Electric Control Unit)等のマイクロコンピュータのハードウェアおよびソフトウェアを利用して構成されている。この制御装置5は、ホイールインモータ1A,1Bやヘッド駆動モータ4の駆動回路、ディスプレイ2、CCDカメラ6A,6B、スピーカ7、位置センサ8、送信アンテナ10等との間の入出力インターフェースI/OおよびA/Dコンバータの他、プログラムおよびデータを記憶したROM(Read Only Memory)、入力データ等を一時記憶するRAM(Random Access Memory)、プログラムを実行するCPU(CentralProcessing Unit)等をハードウェアとして備えている。
そして、この制御装置5には、図3に示すように、特定人物認識部5A、カメラ制御部5B、環境認識部5C、走行制御部5D、行動地域記憶部5E、担当監視地域決定部5F、データ送受信部5G、重点監視地域決定部5H、及びタイマー部5Iがソフトウェアとして構成されている。なお、図3に示す構成は、モビルロボットRが主人Mに随伴する主人随伴モード時の構成を示しており、主人Mから独立して監視を行う独立監視モード時の構成は図8に示す通りである。制御装置5は、両モード時の構成を備えているが、説明の便宜上、各モード毎にその構成を説明する。
図3において、特定人物認識部5Aには、CCDカメラ6A,6Bから画像データが所定時間毎に入力される。そして、順次入力される画像データに基づいて撮影画像のエッジ処理を行い、予め記憶されている主人Mの輪郭モデルとのマッチング処理により主人Mを検出する。そして、この特定人物検出部5Aは、検出された主人Mのステレオ画像をステレオマッチング処理することにより、主人Mの3次元位置を三角測量の原理で所定時間毎に推測する。
カメラ制御部5Bには、特定人物検出部5Aから主人Mの3次元位置データが所定時間毎に入力される。このカメラ制御部5Bは、入力された主人Mの3次元位置データに基づき、後述する走行制御部5Dと協働して、主人Mが画像中央に位置するようにヘッド駆動モータ4の回転を制御してモビルロボットRのヘッドR2を回転させる。
環境認識部5Cは、CCDカメラ6A,6Bから所定時間毎に順次入力された画像データに基づいて撮影画像のエッジ処理を行うことにより、撮影画像中に存在する障害物(他の人物や動物、構造物、設置物、車両等)を検出する。そして、検出された障害物のステレオ画像をステレオマッチング処理することにより、障害物の3次元位置を三角測量の原理で所定時間毎に推測する。
走行制御部5Dは、特定人物認識部5Aから主人Mの3次元位置データが所定時間毎に入力されると共に、環境認識部5Cから障害物の3次元位置データが所定時間毎に入力される。そして、入力された主人Mおよび障害物の3次元位置データに基づき、モビルロボットRが主人Mの近傍において障害物を避けつつ主人Mに随伴するように、ホイールインモータ1A,1Bの回転を個別に制御して走行装置1の駆動車輪1C,1Dの回転方向および回転速度を個別に制御し、走行を制御する。
行動地域記憶部5Eは、主人Mに随伴し走行しながら位置センサ8から位置情報が入力される。そして、蓄積された位置情報に基づいて、自己の行動地域を決定して記憶する。すなわち、図4に示すように、自治会領域などの特定の領域S内において、主人Mに随伴し走行しながら位置センサ8から位置情報が入力されることで、移動した軌跡Tが蓄積される。従って、行動地域記憶部5Eは、この軌跡Tに基づいて、例えば所定の閾値を越えて存在頻度が高い場所を外延として、自己の行動地域M−Aを決定して記憶する。
担当監視地域決定部5Fは、図5及び図6に示すように、自己の行動地域M−Aと他の自律移動型ロボットの行動地域M−B,・・・とに基づいて、自己の担当監視地域Raを決定する。すなわち、担当監視地域決定部5Fは、行動地域記憶部5Eから自己の行動地域M−Aを取得すると共に、送受信アンテナ10を通してデータ送受信部5Gから他の自律移動型ロボットの行動地域M−B,・・・を取得し、各行動地域の重なり具合を考慮しながら、特定の領域S内を全てカバーするように、自己の担当監視地域Raを決定する。
データ送受信部5Gは、送受信アンテナ10を通してデータの授受を行うためのインターフェースとして機能する。
重点監視地域決定部5Hは、図7に示すように、自己の行動地域M−A内における主人Mの存在頻度と他の自律移動型ロボットの行動地域M−B,・・・内におけるその主人の存在頻度とに基づいて、自己の担当監視地域Ra内における重点監視地域αを決定する。すなわち、重点監視地域決定部5Hは、行動地域記憶部5Eから自己の行動地域M−A内における主人Mの存在頻度を取得すると共に、送受信アンテナ10を通してデータ送受信部5Gから他の自律移動型ロボットの行動地域M−B,・・・内における主人の存在頻度を取得し、更に担当監視地域決定部5Fから自己の担当監視地域Raを取得する。そして、これら主人の存在頻度に基づいて、自己の担当監視地域Ra内における重点監視地域αを決定する。例えば、自己の主人Mや他の主人が行かないような人気の寂しい場所を重点監視地域αにしたり、逆に人が密集し易い場所を重点監視地域αにしたりする。この重点監視地域αを含む担当監視地域Raは、走行制御部5Dに送られる。
タイマー部5Iは、モビルロボットRが主人Mから独立して担当監視地域Ra内を巡回する独立監視モードの時間を記憶し、その時間になると走行制御部5Dに巡回開始を指示する。独立監視モードの時間としては、例えば深夜(0時〜2時)及び早朝(4時〜6時)などが挙げられる。走行制御部5Dは、タイマー部5Iからの指示に従い、位置センサ8からの位置情報を利用して、重点監視地域αを重点的に巡回しながら担当監視地域Raを監視する。なお、タイマー部5Iへの入力は、入力部9を介して行うことができ、例えばディスプレイ2をタッチパネル式の入力手段として機能させることで行うことができる。
また制御装置5には、図8に示すように、不審物認識部5J、不審物データベース(DB)部5K、異常検出部5L、地域物体データベース(DB)部5M、及び警告部5Nがソフトウェアとして構成されている。
不審物認識部5Jは、担当監視地域Raを巡回しながらCCDカメラ6A,6Bから取得した画像データから、不審物を抽出する。不審物は、不審物データベース(DB)部5Kに予め登録されており、取得した画像データから、不審物に該当するものを抽出する。予め登録される不審物としては、深夜の人物像や、ライターの火など高輝度物体が挙げられる。
異常検出部5Lは、地域物体データベース(DB)部5Mに予め登録されている通常時の画像データと、不審物認識部5Jにおいて抽出した不審物の画像データとを比較し、その不審物が通常その場所にあるものか否かを判定する。そして、通常その場所にない不審物であり異常が発生したと判定したときは、警告部5Nに警告するよう指示すると共に、データ送受信部5Gを介して送受信アンテナ10から所定の通報先(携帯端末、警察、学校、幼稚園、保護者、所属企業、防犯サービス提供企業等)に、位置センサ8からの位置情報と共に異常発生を通知する。
警告部5Nは、異常検出部5Lにおいて異常を検出したときに、スピーカ7を介して警告音を発したり、警告文をディスプレイ2に表示したりして警告する。スピーカ7から発する警告音としては、特異の音響を発したり、「異常発生」などの言葉を発したりしてもよく、更に「その場から退散して下さい。」、「監視中です。」、「画像を記録中です。」、「異常発生を通報しました。」など、不審人物に対して直接話しかけてもよい。また、ディスプレイ2に表示する警告文としては、「その場から退散して下さい。」、「監視中です。」、「画像を記録中です。」、「異常発生を通報しました。」など、不審人物に対して直接表示してもよい。
ここで、行動地域記憶部5Eにより本発明の行動地域記憶手段が構成される。また、データ送受信部5Gと送受信アンテナ10とにより、本発明の通信手段が構成される。また、担当監視地域決定部5Fにより、本発明の担当監視地域決定手段が構成される。また、異常検出部5Lと地域物体DB部5Mとにより、本発明の異常検出手段が構成される。また、走行制御部5Dにより本発明の随伴走行制御手段が構成される。また、位置センサ部8により本発明の位置情報取得手段が構成される。更に、重点監視地域決定部5Hにより本発明の重点監視地域決定手段が構成される。
次に、図3及び図8に示した制御装置5を備えるモビルロボットRによる監視方法について、図9から図11のフローチャートを参照してより詳細に説明する。
まず、主人Mに随伴して移動する主人随伴モード時の動作について説明する。特定人物認識部5Aは、CCDカメラ6A,6Bから入力される画像データに基づいて、主人Mを検出する。そして、この特定人物検出部5Aは、検出された主人Mのステレオ画像をステレオマッチング処理することにより、主人Mの3次元位置を三角測量の原理で推測する。
カメラ制御部5Bには、特定人物検出部5Aから主人Mの3次元位置データが入力され、走行制御部5Dと協働して、主人Mが画像中央に位置するようにヘッド駆動モータ4の回転を制御してモビルロボットRのヘッドR2を回転させる。
環境認識部5Cは、CCDカメラ6A,6Bからの画像データに基づいて、撮影画像中に存在する障害物(他の人物や動物、構造物、設置物、車両等)を検出し、障害物の3次元位置を三角測量の原理で推測する。
走行制御部5Dは、特定人物認識部5Aから入力される主人Mの3次元位置データと、環境認識部5Cから入力される障害物の3次元位置データとに基づき、モビルロボットRが主人Mの近傍において障害物を避けつつ主人Mに随伴するように、走行装置1を駆動して走行を制御する。
行動地域記憶部5Eは、主人Mに随伴し走行しながら位置センサ8から位置情報を取得する。そして、蓄積された位置情報に基づいて、図4に示すように、自己の行動地域M−Aを決定して記憶する。
担当監視地域決定部5Fは、図9に示すように、行動地域記憶部5Eから自己の行動地域M−Aを取得する(ステップS1)。次に、送受信アンテナ10を通して自己の行動地域M−Aを自律移動型ロボットに送信すると共に、他の自律移動型ロボットの行動地域M−B,・・・を取得する(ステップS2)。そして、図6に示すように、各行動地域の重なり具合を考慮しながら、特定の領域S内を全てカバーするように、自己の担当監視地域Raを決定する(ステップS3)。
そして、重点監視地域決定部5Hは、図10に示すように、行動地域記憶部5Eから自己の行動地域M−Aとその中での主人Mの存在頻度を取得する(ステップS21)と共に、送受信アンテナ10を通してデータ送受信部5Gから他の自律移動型ロボットの行動地域M−B,・・・とその中における主人の存在頻度を取得し(ステップS22)、更に担当監視地域決定部5Fから自己の担当監視地域Raを取得する(ステップS23)。そして、これら主人の存在頻度に基づいて、自己の担当監視地域Ra内における重点監視地域αを決定する(ステップS24)。図7の例では、自己の主人Mや他の主人が行かないような人気の寂しい場所を重点監視地域αに決定している。この重点監視地域αを含めて担当監視地域Raが、走行制御部5Dに送られる。
このようにして、夜間や早朝などに主人Mから独立して地域S内を監視する独立監視モード時において、自分が監視を担当する担当監視地域Raと特に重点的に監視する重点監視地域αとが決定される。なお、独立監視モードへの移行時は、主人Mにより入力部9を介してタイマー部5Iに予め登録されている。
次に、主人Mから独立して地域S内を監視する独立監視モード時の動作について説明する。
タイマー部5Iは、予め設定されている時刻になると、走行制御部5Dに走行装置1の駆動を指示する。走行制御部5Dは、位置センサ8からの位置情報を利用して、重点監視地域αを重点的に巡回しながら担当監視地域Raを巡回するように、走行装置1を制御する。
不審物認識部5Jは、図11に示すように、担当監視地域Raを巡回しながらCCDカメラ6A,6Bから画像データを取得する(ステップS31)。そして、不審物DB部5Kに予め登録された不審物のデータと、取得した画像データとから、不審物を認識して抽出する(ステップS32)。
そして、異常検出部5Lは、地域物体DB部5Mに予め登録されている通常時の画像データと、不審物認識部5Jにおいて抽出した不審物の画像データとを比較し、その不審物が通常その場所にあるものか否かを判定して異常を検出する(ステップS33)。そして、ステップS34において通常その場所にない不審物であり異常が発生したと判定したときは、警告部5Nに警告を指示し、スピーカ7やディスプレイ2を介して警告を行う(ステップS35)。また、データ送受信部5Gを介して送受信アンテナ10から所定の通報先(携帯端末、警察、学校、幼稚園、保護者、所属企業、防犯サービス提供企業等)に、位置センサ8からの位置情報と共に異常発生を通報する(ステップS36)。
以上詳述したように、本実施形態の自律移動型ロボットとして構成されたモビルロボットRは、周辺環境をCCDカメラ6A,6Bにより撮影しつつ、その撮影画像のデータに基づいて走行装置1の左右一対の駆動車輪1C,1Dの回転方向および回転速度を左右独立に制御することにより、主人Mに随伴して移動する。その際、主人Mに随伴し走行して蓄積された位置情報に基づいて、自己の行動地域M−Aを決定して記憶する。そして、他の自律移動型ロボットとの間で行動地域を授受し、自己の行動地域M−Aと他の自律移動型ロボットの行動地域M−B,・・・とに基づいて、自己の担当監視地域Raを決定する。従って、全ての領域Sを監視しなくてもよく、自己の担当監視地域Ra内で異常を検出するだけで、他の自律移動型ロボットと協働して屋外での広範囲における監視を効率的に行うことができる。
また、主人Mに随伴し走行して蓄積された位置情報に基づいて、自己の行動地域を決定するが、主人Mは自宅を中心に行動する傾向があるため、自己の主人Mの行動地域と他の主人の行動地域とが適度にズレることで、監視する特定の地域S内を主人たちの行動地域により広くカバーすることができる。従って、監視する特定の地域S内で、主人Mの行動地域M−Aをベースに担当監視地域Raをバランスよく決定することができる。
また、自己の行動地域M−A内における主人の存在頻度と他の自律移動型ロボットの行動地域内におけるその主人の存在頻度とに基づいて、自己の担当監視地域Ra内における重点監視地域αを決定するため、自己の主人Mや他の主人が行かないような人気の寂しい場所を重点監視地域にしたり、逆に人が密集し易い場所を重点監視地域αにしたりすることができ、防犯効果を高めることができる。
更に、異常検出部5Lは、予め記憶された正常時の画像と監視時に取得した画像とを比較して、異常を検出するため、異常を適切に検出することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されることなく、種々の変形が可能である。例えば、上記した実施形態では、不審物認識部5Jで不審物を認識してから、異常検出部5Lで異常を検出していたが、これを省略し、CCDカメラ6A,6Bの画像を異常検出部5Lに直接取り込み、地域物体DB部5Mの画像データと直接対比することで、異常を検出するようにしてもよい。
また、地域物体DB部5Mのデータは、主人随伴モード時に撮像したデータに基づいて随時更新してもよい。
また、行動地域記憶部5Eは、主人Mに随伴し走行して蓄積された位置情報に基づいて、自己の行動地域M−Aを決定して記憶していたが、独立監視モード時に担当監視地域を決定するのに必要な自己の行動地域は、主人Mが行動地域記憶部5Eに直接入力して決定してもよい。また、警察、防犯サービス会社等と通信を行って、担当監視地域を決定してもよい。
また、移動手段は2足歩行や4足歩行などでもよい。また、周囲の障害物(物体)との距離等を認識する手段は、ステレオCCDカメラに限らず、イメージセンサとレーザ測距との組み合わせや、距離イメージセンサ等であってもよい。
実施形態に係る自律移動型ロボットとしてのモビルロボットおよびその主人を模式的に示す平面図である。 図1に示したモビルロボットの構造を示す側面図である。 図2に示したモビルロボットが備える制御装置の構成を示すブロック図である(主人随伴モード時)。 特定地域S内における一のモビルロボットの行動地域を模式的に示す図である。 特定地域S内における複数のモビルロボットの行動地域を模式的に示す図である。 特定地域S内における一のモビルロボットの担当監視地域を示す図である。 一のモビルロボットの担当監視地域内の重点監視地域を示す図である。 図2に示したモビルロボットが備える制御装置の構成を示すブロック図である(独立監視モード時)。 図3の担当監視地域決定部における処理を示すフローチャートである。 図3の重点監視地域決定部における処理を示すフローチャートである。 独立監視モード時において図8の制御装置における処理の一部を示すフローチャートである。
符号の説明
1…走行装置、2…ディスプレイ、3…バッテリ、4…ヘッド駆動モータ、5…制御装置、5A…特定人物認識部、5B…カメラ制御部、5C…環境認識部、5D…走行制御部、5E…行動地域記憶部、5F…担当監視地域決定部、5G…データ送受信部、5H…重点監視地域決定部、5I…タイマー部、5J…不審物認識部、5K…不審物DB部、5L…異常検出部、5M…地域物体DB部、5N…警告部、6A,6B…CCDカメラ、7…スピーカ、8…位置センサ、9…入力部、10…送受信アンテナ、R…モビルロボット、M…主人。

Claims (4)

  1. 周辺状況を観測しつつその観測情報に基づいて自律して移動可能な自律移動型ロボットにおいて、
    自己の行動地域を記憶する行動地域記憶手段と、
    他の自律移動型ロボットとの間で行動地域を授受する通信手段と、
    前記自己の行動地域と前記他の自律移動型ロボットの行動地域とに基づいて、自己の担当監視地域を決定する担当監視地域決定手段と、
    前記自己の担当監視地域内で異常を検出する異常検出手段と、を備え、
    前記異常検出手段により異常が検出されたときに、所定の通報先への通報及び警告の少なくともいずれかを行うことを特徴とする自律移動型ロボット。
  2. 主人に随伴して走行するように走行を制御する随伴走行制御手段と、
    自己の位置情報を取得する位置情報取得手段と、を備え、
    前記行動地域記憶手段は、前記主人に随伴し走行して蓄積された位置情報に基づいて、前記自己の行動地域を決定して記憶することを特徴とする請求項1に記載の自律移動型ロボット。
  3. 前記他の自律移動型ロボットの行動地域は、その主人に随伴し走行して蓄積された位置情報に基づいて決定されたものであり、
    前記自己の行動地域内における主人の存在頻度と前記他の自律移動型ロボットの行動地域内におけるその主人の存在頻度とに基づいて、前記自己の担当監視地域内における重点監視地域を決定する重点監視地域決定手段を備えることを特徴とする請求項2に記載の自律移動型ロボット。
  4. 前記異常検出手段は、予め記憶された正常時の画像と監視時に取得した画像とを比較して、異常を検出することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自律移動型ロボット。

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