JP4954275B2 - 地図情報処理装置 - Google Patents

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Description

この発明は、地図データを処理する地図情報処理装置に関し、特に新設道路を通った場合に、その道路を地図データに反映させる技術に関する。
カーナビゲーション装置は、道路データまたは施設データなどを含む地図データを保持しており、この地図データを用いて自車位置の算出および表示、目的地までの経路の探索および案内などの機能が実現されている。しかしながら、現実に存在する道路の道路データが地図データに含まれていない場合があり、このような場合は、上述した機能を実現できない。
このような問題に対応するために、地図データに含まれない道路の道路データを地図データに追加する方法が提案されている。例えば、特許文献1は、利用者の負担を増大させることなく地図データを更新することで、利用者にとって有用な経路探索または経路案内などを可能にする車両のナビゲーション装置を開示している。このナビゲーション装置は、車両がCD−ROMまたはDVD−ROMなどに記憶されている地図データにない道路を走行していると判定された状態が継続している間の、該車両の走行軌跡データに基づいた新規道路情報を生成して格納することにより地図データを更新し、以降の地図表示、経路検索および経路案内に使用する。
また、走行軌跡の誤差により誤った道路を地図に追加する場合があるため、これを防ぐための技術として、特許文献2は、既存の地図データベース上にない新規道路を走行した場合に、何回も繰り返し通過することなく、一度走行しただけでも位置情報が確からしい場合には道路データを更新するようにした車両用表示装置を開示している。この車両用表示装置は、ナビゲーション機能を有し、地図データベース上にない新規の道路を初めて通った時に、受信可能な衛星の数等から自車位置情報の確からしさを判別し、位置精度が確からしい場合には道路データと認識して登録し、以後、その新規道路をディスプレイ表示や経路探索の対象とする。
また、特許文献3は、仮道路の地図データを生成したとき、利用者が、その地図データの信頼性に問題があることを認識した上で、場合に応じてフレキシブルに仮道路を利用することが可能な車両ナビゲーション装置を開示している。この車両ナビゲーション装置においては、仮道路地図データ生成部は、ロケータ部、マップマッチング部、道路逸脱判定部の処理結果に基づき、仮道路地図データを生成する。生成された仮道路地図データは、仮道路地図データ登録部によって地図データベースに登録される。その登録に際し、仮道路地図データには仮道路フラグが付され、また、仮道路が接続する公式道路のリンクは、複数のリンクに分割され、分割後のリンクデータが分割済フラグを付して地図データベースに登録される。また、分割前のリンクデータは、分割前フラグを付して地図データベースに残される。
特開2004−251790号公報 特開2003−130656号公報 特開2006−242754号公報
上述した従来の技術では、次のような問題がある。すなわち、特許文献1に開示された技術では、地図データにない道路を走行していると判定された状態が継続している間の車両の走行軌跡データに基づいて新規道路の道路データを生成し、この道路データを追加することにより地図データを更新するので、走行軌跡の誤差などにより誤った道路を地図に追加する場合がある。
また、特許文献2に開示された技術では、自車位置の確からしさの判別が必ずしも正しくない可能性がある上に、周りの建物または道路などの影響で受信可能な衛星の数が限られる場所では道路データを追加することができないという問題がある。また、特許文献3に開示された技術では、追加した道路を使用するか否かを選択するようになっており、正しい道路のみ使用することはできない。
この発明は、上述した要請に応えるためになされたものであり、その課題は、地図データに存在しない道路の正確な道路データを追加した地図データを生成することができる地図情報処理装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、この発明に係る地図情報処理装置は、地図データを記憶する地図データ記憶部と、自車位置を算出する自車位置算出部と、自車位置算出部で算出された自車位置が、地図データ記憶部から読み出した地図データに含まれる道路データによって示される道路から逸脱した場合に、該自車位置に基づいて走行軌跡データを生成する走行軌跡データ生成部と、走行軌跡データ生成部で生成された走行軌跡データを仮登録道路として仮登録道路リストに登録する仮登録部と、仮登録部によって仮登録道路リストに登録された仮登録道路の中の1つを選択する操作部と、操作部からの指示に応じて、該操作部によって選択された仮登録道路を本登録道路として本登録道路リストに登録し、かつ、選択された仮登録道路の走行軌跡データに基づき道路データを生成して地図データ記憶部に記憶されている地図データに追加する本登録部とを備えている。
この発明に係る地図情報処理装置によれば、走行軌跡データを仮登録道路として仮登録道路リストに登録しておき、操作部からの指示に応じて、仮登録道路を本登録道路として本登録道路リストに登録し、かつ、仮登録道路の走行軌跡データに基づき道路データを生成して地図データ記憶部に記憶されている地図データに追加するように構成したので、ユーザは、仮登録道路を確認してから地図データに新道を追加することができる。その結果、地図データに存在しない道路の正確な道路データを追加した地図データを生成することができる。
この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置で使用される地図データのフォーマットを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置で使用される道路データのフォーマットを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置で使用される走行軌跡データのフォーマットを示す図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の仮登録部の内部に設けられる仮登録道路リストの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の本登録部の内部に設けられる本登録道路リストの構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の仮登録の動作中に表示される画面の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の仮登録が終了した後の画面の例である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の本登録が終了した後の画面の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置で表示される仮登録道路リストの画面の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置で表示される本登録道路リストの画面の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の動作を、本登録処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の仮登録が終了した後に登録完了が表示される画面の例である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の仮登録が終了した後に登録完了および確信度の高低が表示される画面の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置で使用される修正ボタンが押された場合の画面の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置で使用される属性設定・変更ボタンが押された場合の画面の例を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の動作を、復元処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置で行われる属性設定の再登録処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置で行われる形状修正の再登録処理を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態2に係る地図情報処理装置で行われる走行軌跡形状修正処理を示すフローチャートである。 図21に示す仮登録道路リストへの修正登録処理の詳細を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態3に係る地図情報処理装置で表示される仮登録道路リストの画面の例を示す図である。 この発明の実施の形態3に係る地図情報処理装置の動作を、本登録処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態4に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録道路削除処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録道路削除処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態6に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録道路削除処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態7に係る地図情報処理装置で使用される仮登録しないエリアデータのフォーマットを示す図である。 図29に示した仮登録しないエリアデータをリスト形式で示す仮登録しないエリアリストのフォーマットを示す図である。 この発明の実施の形態7に係る地図情報処理装置において、仮登録しないエリアを地図上に表示した例を示す図である。 この発明の実施の形態7に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態8に係る地図情報処理装置で使用される仮登録道路リストの画面の例を示す図である。 この発明の実施の形態8に係る地図情報処理装置において、仮登録道路が選択されている状態を示す図である。 この発明の実施の形態8に係る地図情報処理装置において、仮登録を許可しないエリアが設定される状態を示す図である。 この発明の実施の形態8に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録しないエリアの設定処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態9に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録しないエリアの設定処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態10に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録しないエリアの設定処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態10に係る地図情報処理装置で使用される仮登録しないエリアリストの画面の例を示す図である。 この発明の実施の形態13に係る地図情報処理装置の動作を、本登録処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態14に係る地図情報処理装置で使用される本登録候補リストの構成を示す図である。 この発明の実施の形態14に係る地図情報処理装置の動作を、本登録候補追加処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態14に係る地図情報処理装置で使用される本登録候補リストの画面の例を示す図である。 この発明の実施の形態14に係る地図情報処理装置の動作を、本登録処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態15に係る地図情報処理装置で使用される仮登録道路間走行軌跡データのフォーマットを示す図である。 この発明の実施の形態15に係る地図情報処理装置で使用される仮登録道路間走行軌跡データリストの構成を示す図である。 この発明の実施の形態15に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態15に係る地図情報処理装置の動作を、本登録処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態16に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録道路を分割して本登録する本登録処理を中心に示すフローチャートである。 この発明の実施の形態17に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録道路の所定部分のみを本登録する本登録処理を中心に示すフローチャートである。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。以下では、地図情報処理装置の一例として、ナビゲーション装置を例に挙げて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成を示すブロック図である。この地図情報処理装置は、地図データ記憶部1、GPS(Global Positioning System)受信機2、自律センサ3、ナビゲーション部4、新道追加部5および地図データ更新部6を備えている。
地図データ記憶部1は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)装置またはハードディスク(Hard disk)装置などから構成されており、地図データを記憶する。この地図データ記憶部1に記憶される地図データの詳細は後述する。地図データ記憶部1に記憶されている地図データは、ナビゲーション部4および新道追加部5によって読み出されるとともに、新道追加部5から書き込みおよび削除がなされることによって更新される。
GPS受信機2は、GPS衛星から送信されるGPS信号を受信し、自己の絶対位置および絶対方位を検出する。このGPS受信機2で検出された絶対位置および絶対方位は、現在位置データとしてナビゲーション部4に送られる。また、GPS受信機2は、GPS信号の受信状態を表す信号をナビゲーション部4に送る。この受信状態を表す信号は、詳細は後述するが、確信度の高低を決定するために使用される。
自律センサ3は、例えばジャイロと速度センサとから構成されている。ジャイロは、車両の旋回時の角速度を検出し、角速度データとしてナビゲーション部4に送る。車速センサは、所定距離を走行する毎に車両から送られてくる車速パルスに基づき車両の移動速度を検出し、速度データとしてナビゲーション部4に送る。これら角速度データおよび速度データは、自律航法によって現在位置を検出するために使用される。
ナビゲーション部4は、地図データ記憶部1から読み出した地図データ、GPS受信機2から送られてくる現在位置データ、自律センサ3から送られてくる角速度データおよび速度データ、ならびに、新道追加部5との間で送受される各種データに基づいて、ナビゲーション機能を実現するための種々の処理を実行する。このナビゲーション部4の詳細は後述する。
新道追加部5は、地図データ記憶部1に記憶されている地図データ上では存在しない新規な道路(以下、「新道」という)を走行した場合に、この走行した新道の道路データ(詳細は後述する)を生成し、地図データ記憶部1に格納されている地図データに追加する。この新道追加部5の詳細は後述する。地図データ更新部6は、地図データの供給元から定期的(例えば1年毎、月毎)に提供される地図更新データに基づいて、地図データ記憶部1に格納されている地図データを更新する。
次に、ナビゲーション部4の詳細を説明する。ナビゲーション部4は、操作部11、自車位置算出部12、経路探索・案内部13および表示部14を備えている。操作部11は、ユーザの操作を受付けるためのリモートコントローラ、ボタンまたはタッチパネルなどから構成されている。この操作部11は、例えば、出発地、目的地または経由地などを入力するために使用される他、ユーザが地図情報処理装置に各種指示を与えるために使用される。この操作部11の操作によって入力された出発地、目的地または経由地などは、操作データとして、経路探索・案内部13に送られ、各種指示は各部に送られる(以下において、必要の都度説明する)。
自車位置算出部12は、GPS受信機2から送られてくる現在位置データ、および/または、自律センサ3から送られてくる角速度データおよび速度データを用いて自律航法によって生成した現在位置データに基づき、車両の概略位置を検出し、この検出した概略位置と地図データ記憶部1から読み出した地図データとを用いてマップマッチングを行うことにより自車の現在位置を算出する。この自車位置算出部12で算出された自車の現在位置は、自車位置データとして経路探索・案内部13、表示部14および新道追加部5に送られる。
経路探索・案内部13は、自車位置算出部12から送られてきた自車位置データによって示される現在位置または操作部11から送られてきた操作データによって示される出発地から、操作部11から送られてきた操作データによって示される目的地までの経路を、地図データ記憶部1から読み出した地図データに基づいて探索し、探索した経路を経路データとして表示部14に送る。また、経路探索・案内部13は、探索した経路上に存在する案内交差点を、地図データ記憶部1から読み出した地図データに基づき算出し、この算出した案内交差点に関する情報を交差点データとして表示部14に送る。
表示部14は、例えば液晶ディスプレイから構成されており、地図データ記憶部1から読み出した地図データに基づき生成した自車周辺の地図、経路探索・案内部13から送られてくる経路データに基づき生成した最適経路、自車位置算出部12から送られてくる自車位置データに基づき生成した自車マーク、経路探索・案内部13から送られてくる交差点データに基づき生成した交差点案内図などを表示する。これにより、表示部14の画面に、地図上に自車マーク、目的地までの最適経路、交差点案内情報などが重畳された画像が表示される。
次に、新道追加部5の詳細を説明する。新道追加部5は、走行軌跡データ生成部21、地図データ比較部22、仮登録部23および本登録部24を備えている。
走行軌跡データ生成部21は、ナビゲーション部4の自車位置算出部12から送られてくる自車位置データによって示される自車位置が、地図データ記憶部1から読み出した地図データに含まれる道路データによって示される道路から逸脱した場合に、自車位置データに基づき走行軌跡データを生成する。この走行軌跡データの詳細は後述する。走行軌跡データ生成部21で生成された走行軌跡データは、地図データ比較部22および仮登録部23に送られる。
地図データ比較部22は、走行軌跡データ生成部21で生成された走行軌跡データと、仮登録部23に設けられた仮登録道路リストに登録されている登録道路の走行軌跡データとを比較する。この地図データ比較部22における比較結果は、仮登録部23に送られる。仮登録部23は、走行軌跡データ生成部21から送られてくる走行軌跡データに基づき仮登録道路を生成し、自己の内部に設けられた仮登録道路リストに登録する。本登録部24は、ナビゲーション部4の操作部11からの指示に応じて、仮登録部23によって仮登録道路リストに登録されている仮登録道路を、本登録道路として、自己の内部に設けられた本登録道路リストに登録するとともに、この登録した本登録道路に対応する道路データを生成し、地図データ記憶部1に格納されている地図データに追加する。
次に、この実施の形態1に係る地図情報処理装置で使用される主要なデータの詳細を説明する。図2は、地図データ記憶部1に記憶される地図データのフォーマットを示す。地図データは、ヘッダ、道路データ、背景データおよび文字データから構成されている。ヘッダは、地図データのバージョンの他に、道路データ、背景データおよび文字データの格納位置およびサイズなどといった情報を含んでいる。
道路データは、詳細は後述するが、道路をノードとリンクによって規定するためのデータから構成されている。背景データは、地図の背景を規定するためのデータから構成されている。文字データは、地図上に表示される文字を表すデータから構成されている。図3は、道路データのフォーマットを示す。ノードを規定するためのノードデータは、図3(a)に示すように、ノードレコード数とノードレコード#0〜#n−1(nは正の整数)から構成されている。各ノードレコードは、ノード座標、ノード属性、接続リンク数および接続リンクを規定するリンクレコード番号から構成されている。
また、リンクを規定するためのリンクデータは、図3(b)に示すように、リンクレコード数とリンクレコード#0〜#n−1から構成されている。各リンクレコードは、始点ノードレコード番号、終点ノードレコード番号、リンク種別、リンク属性、新道フラグ、表示フラグ、リンク長およびリンク形状から構成されている。
図4は、走行軌跡データ生成部21で生成される走行軌跡データのフォーマットを示す図である。走行軌跡データは、走行軌跡ID、状態フラグ、作成時刻、始点側リンク番号、終点側リンク番号、走行軌跡座標数および走行軌跡座標#0〜#nから構成されている。
図5は、仮登録部23の内部に設けられる仮登録道路リストの構成を示す図である。この仮登録道路リストは、仮登録道路数(n)と仮登録道路#0〜#n−1とから構成されており、各仮登録道路は、属性と走行軌跡データとから構成されている。図6は、本登録部24の内部に設けられる本登録道路リストの構成を示す図である。本登録道路リストは、本登録道路数(n)と本登録道路#0〜#n−1とから構成されており、各本登録道路は、属性と走行軌跡データとから構成されている。
次に、この実施の形態1に係る地図情報処理装置で表示される画面の例について説明する。図7は、仮登録の動作中に表示される画面の例である。仮登録の動作中は、△印で示す自車位置が実線で示す地図上の既存道路から逸脱した場合に、破線で示すような走行軌跡が算出され、走行軌跡データとして順次記憶される。図8は、仮登録が終了した後の画面の例である。仮登録が終了した後は、実線で示す地図上の既存道路と区別できる形態(破線で示す)で仮登録道路が表示される。図9は、本登録が終了した後の画面の例である。本登録が終了した後は、実線で示す地図上の既存道路と区別できる形態(太線の実線で示す)で本登録道路が表示される。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録処理を中心に、図12に示すフローチャートを参照しながら説明する。仮登録処理では、まず、自車位置が算出される(ステップST11)。すなわち、ナビゲーション部4の自車位置算出部12は、GPS受信機2から送られてくる現在位置データ、および/または、自律センサ3から送られてくる角速度データおよび速度データを用いて自律航法によって生成した現在位置データに基づき、車両の概略位置を検出し、この検出した概略位置と地図データ記憶部1から読み出した地図データとを用いてマップマッチングを行うことにより自車の現在位置を算出する。この自車位置算出部12で算出された自車の現在位置は、自車位置データとして新道追加部5に送られる。
次いで、道路上を走行しているかどうかが調べられる(ステップST12)。すなわち、新道追加部5の走行軌跡データ生成部21は、自車位置算出部12から送られてきた自車位置データによって示される自車位置が、地図データ記憶部1から読み出した地図データの道路データによって示される既存道路上に存在するかどうかを調べる。このステップST12において、道路上を走行していることが判断されると、シーケンスはステップST11に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップST12において、道路上を走行していないことが判断されると、新道の走行が開始された旨が認識され、走行軌跡データが生成される(ステップST13)。すなわち、走行軌跡データ生成部21は、自車位置算出部12から送られてくる自車位置データによって示される座標を走行軌跡座標として、図4に示すフォーマットを有する走行軌跡データを生成し、自己の内部に保存する。
次いで、自車位置が算出される(ステップST14)。このステップST14の処理は、上述したステップST11の処理と同じである。次いで、道路上を走行しているかどうかが調べられる(ステップST15)。このステップST15で行われる処理は、上述したステップST12の処理と同じである。このステップST15において、道路上を走行していない、つまり既存道路に復帰していないことが判断されると、シーケンスはステップST13に戻り、上述した処理が繰り返される。この繰り返しにより、走行軌跡データ生成部21は、先に保存した走行軌跡データに走行軌跡座標を順次追加する。
上記ステップST15において、道路上を走行していることが判断されると、新道の走行から地図データに存在する既存道路に復帰した旨が認識され、仮登録道路リストへの追加登録が行われる(ステップST16)。すなわち、走行軌跡データ生成部21は、上述したステップST11〜ST15の処理により生成された走行軌跡データを仮登録部23に送る。仮登録部23は、走行軌跡データ生成部21から受け取った走行軌跡データを仮登録道路として、図5に示す仮登録道路リストに追加する。以上により、仮登録処理は終了する。
なお、仮登録部23は、仮登録道路を仮登録道路リストに追加する仮登録が終了した時は、その追加した仮登録道路を、図8に示すように、既存道路および本登録道路と識別可能な形式で表示部14に表示するように構成することができる。この構成によれば、ユーザは、仮登録道路リストに追加された仮登録道路を容易に確認することができる。
また、仮登録が終了した時は、仮登録部23は、例えば図14に示すように、表示部14の表示画面に「登録完了」の表示を行うように構成することができる。この構成によれば、ユーザは、仮登録の実施が完了した旨を知ることができるので、仮登録道路の確認および本登録を忘れることなく実施できる。
また、仮登録が終了した時は、仮登録部23は、例えば図15に示すように、表示部14の表示画面に「登録完了」とGPS受信機2の受信状態から判定した「確信度」の高低とを表示するように構成することができる。この構成によれば、ユーザは、確信度を確認した後に本登録を行うかどうかを判断できるので、正しい新道を地図データに追加することができる。なお、「確信度」の高低のみを表示するように構成することもできる。この場合、「確信度」の高低が表示されたことが、仮登録が終了したことをも意味する。
以上のようにして仮登録が終了すると、ユーザは、操作部11を操作することにより仮登録道路リストの画面を呼び出すことができる。図10は、仮登録道路リストの画面の例である。仮登録道路リストに登録された仮登録道路は、仮登録道路リスト画面の左半分に、確信度が付された道路IDによって示される。仮登録道路リスト画面の右半分には、仮登録道路リストの中から選択された仮登録道路(破線で示す)と、その仮登録道路が接続される既存道路が表示される。図10は、確信度が「高」であって、道路IDが#2の仮登録道路が選択されている状態を示している。
また、仮登録道路リスト画面の左半分には、「削除」ボタン、「本登録」ボタンおよび「修正」ボタンが設けられている。「削除」ボタンは、表示されている仮登録道路を仮登録道路リストから削除するために使用される。「本登録」ボタンは、表示されている仮登録道路を本登録するために使用される。「修正」ボタンは、表示されている仮登録道路を修正するために使用される。
まず、「削除」ボタンが押された場合の動作を説明する。仮登録道路リスト画面において1つの仮登録道路が選択された状態で、「削除」ボタンが押されると、その選択されている仮登録道路が、仮登録道路リストから削除される。
次に、「本登録」ボタンが押された場合の動作を説明する。仮登録道路リスト画面において1つの仮登録道路が選択された状態で、「本登録」ボタンが押されると、その選択されている仮登録道路が、本登録道路として本登録道路リストに登録されるとともに、この登録された本登録道路に対応する道路データが、地図データ記憶部1に記憶されている地図データに追加される。この仮登録道路を本登録道路として登録する本登録処理を、図13に示すフローチャートを参照しながら説明する。
本登録処理では、まず、仮登録道路リストから仮登録道路が取り出される(ステップST21)。すなわち、仮登録部23は、仮登録道路リストの中の選択されている仮登録道路を取り出し、本登録部24に送る。次いで、地図データへの追加が行われる(ステップST22)。すなわち、本登録部24は、仮登録部23から受け取った仮登録道路の走行軌跡データに基づき道路データを生成し、地図データ記憶部1に送る。これにより、地図データ記憶部1の地図データに道路データが追加される。この本登録処理によって追加された道路は、地図データに存在する既存道路と同様に使用することができる。
次いで、本登録道路リストへの追加登録が行われる(ステップST23)。すなわち、本登録部24は、仮登録部23から受け取った仮登録道路を、本登録道路として、図6に示すような本登録道路リストに追加する。次いで、仮登録道路リストから本登録道路として登録された仮登録道路が削除される(ステップST24)。すなわち、仮登録部23は、本登録部24に送った仮登録道路を、仮登録道路リストから削除する。以上により、本登録処理は終了する。
なお、本登録部24は、本登録道路を本登録道路リストに追加する本登録が終了した時は、その追加した本登録道路を、図9に示すように、既存道路および仮登録道路と識別可能な形式で表示部14に表示するように構成することができる。この構成によれば、ユーザは、本登録道路リストに追加された本登録道路および地図データ記憶部の地図データに新道として追加された本登録道路を容易に確認することができる。
また、この本登録時に、操作部11を操作して、本登録道路の属性を設定するように構成することもできる。この構成によれば、本登録時に道路の属性が必ず設定されるので、属性の設定忘れを防止できる。
次に、「修正」ボタンが押された場合の動作を説明する。図10に示す仮登録道路リスト画面において1つの仮登録道路が選択された状態で、「修正」ボタンが押されると、図16に示す「属性設定・変更」ボタンおよび「形状修正」ボタンが形成された画面に切り替わる。この画面で「属性設定・変更」ボタンが押されると、図17に示す属性設定・変更画面に切り替わる。属性設定・変更画面には、道路種別を指定するための「高速道路」ボタン、「一般道」ボタンおよび「細街路」ボタンと、通行規制を指定するための「双方向通行可」ボタン、「順方向一方通行」ボタンおよび「逆方向一方通行」ボタンが形成されている。
「高速道路」ボタン、「一般道」ボタンおよび「細街路」ボタンのいずれかが押されることにより、選択されている仮登録道路の道路種別が指定され、「双方向通行可」ボタン、「順方向一方通行」ボタンおよび「逆方向一方通行」ボタンのいずれかが押されることにより選択されている仮登録道路の通行規制が指定される。図17に示す例では、道路種別として「一般道」が選択され、通行規制として「双方向通行可」が選択されている状態を示している。この属性設定・変更画面で指定された道路種別および通行規制は、選択されている仮登録道路の属性として設定される。この構成により、正しい道路の属性を設定することができる。
図16に示す画面で「形状修正」ボタンが押されると、図8に示す仮登録道路を含む地図画面が表示される。この地図画面上において、ユーザは、例えばタッチパネルで画面上をなぞることにより、仮登録道路の形状を修正することができる。この形状を修正する操作により、仮登録道路の走行軌跡データが修正される。この構成により、正しい走行軌跡でない仮登録道路であっても、正しい形状の道路データに修正して地図データに追加することができる。
以上のようにして本登録が終了すると、ユーザは、操作部11を操作することにより本登録道路リストの画面を呼び出すことができる。図11は、本登録道路リストの画面の例である。本登録道路リストに登録された本登録道路は、本登録道路リスト画面の左半分に、確信度が付された道路IDによって示される。本登録道路リスト画面の右半分には、本登録道路リストの中から選択された本登録道路(太線の実線で示す)と、その本登録道路が接続される既存道路が表示される。図11に示す例では、確信度が「高」であって、道路IDが#2の本登録道路が選択されている状態を示している。
また、本登録道路リスト画面の左半分には、「削除」ボタン、「仮登録」ボタンおよび「修正」ボタンが設けられている。「削除」ボタンは、表示されている本登録道路を仮登録道路リストおよび地図データから削除するために使用される。「仮登録」ボタンは、表示されている本登録道路を仮登録道路に戻すために使用される。「修正」ボタンは、表示されている本登録道路を修正するために使用される。
まず、「削除」ボタンが押された場合の動作を説明する。本登録道路リスト画面において1つの本登録道路が選択された状態で、「削除」ボタンが押されると、その選択されている本登録道路が、本登録道路リストおよび地図データ記憶部1に記憶されている地図データから削除される。
次に、「仮登録」ボタンが押された場合の動作を説明する。本登録道路リスト画面において1つの本登録道路が選択された状態で、「仮登録」ボタンが押されると、その選択されている本登録道路が、仮登録道路に戻される。この本登録道路を仮登録道路に戻す復元処理を、図18に示すフローチャートを参照しながら説明する。この復元処理では、まず、本登録道路リストから本登録道路が取り出される(ステップST31)。すなわち、本登録部24は、本登録道路リストの中の選択されている本登録道路を取り出し、仮登録部23に送る。次いで、地図データからの削除が行われる(ステップST32)。すなわち、本登録部24は、ステップST21で取り出した仮登録道路に対応する道路データを、地図データ記憶部1に記憶されている地図データから削除する。
次いで、仮登録道路リストへの追加登録が行われる(ステップST33)。仮登録部23は、本登録部24から受け取った本登録道路を、仮登録道路として、図6に示すような、仮登録道路リストに追加する。次いで、本登録道路リストからステップST31で取り出された本登録道路が削除される(ステップST34)。すなわち、本登録部24は、本登録道路リストの中から取り出した本登録道路を、その本登録道路リストから削除する。その後、復元処理は終了する。以上の処理により、本登録道路を仮登録道路に戻すことができるので、仮登録道路を再利用することが可能になる。
なお、仮登録部23は、本登録道路を仮登録道路に戻して仮登録道路リストに追加する復元が終了した時には、その復元した仮登録道路を、図9に示すように、既存道路および本登録道路と識別可能な形式で表示部14に表示するように構成することができる。この構成によれば、ユーザは、仮登録道路リストに復元された仮登録道路を容易に確認することができる。
次に、「修正」ボタンが押された場合の動作を説明する。本登録道路リスト画面において1つの本登録道路が選択された状態で、「修正」ボタンが押されると、図16に示す「属性設定・変更」ボタンおよび「形状修正」ボタンが形成された画面に切り替わる。この画面で「属性設定・変更」ボタンが押されると、図17に示す属性設定・変更画面に切り替わる。この属性設定・変更画面で「高速道路」ボタン、「一般道」ボタンおよび「細街路」ボタンのいずれかが押されることにより、選択されている本登録道路の道路種別が指定され、「双方向通行可」ボタン、「順方向一方通行」ボタンおよび「逆方向一方通行」ボタンのいずれかが押されることにより選択されている本登録道路の通行規制が指定される。この属性設定・変更画面で指定された道路種別および通行規制は、その時点で選択されている本登録道路の属性として再設定される。
図19は、本登録道路の属性として再設定する属性設定の再登録処理を示すフローチャートである。この属性設定の再登録処理では、まず、本登録道路リストから本登録道路が取り出される(ステップST41)。すなわち、本登録部24は、本登録道路リストの中の選択されている本登録道路を取り出す。次いで、地図データからの削除が行われる(ステップST42)。すなわち、本登録部24は、ステップST41で取り出した本登録道路に対応する道路データの属性を、地図データ記憶部1に記憶されている地図データから削除する。
次いで、本登録道路リストからの削除が行われる(ステップST43)。すなわち、本登録部24は、ステップST41で取り出した本登録道路の属性を削除する。次いで、属性設定・変更処理が行われる(ステップST44)。すなわち、本登録部24は、上述した操作によって選択された属性を本登録道路の属性として設定し、または、すでに設定されている属性を変更する。次いで、地図データへの追加が行われる(ステップST45)。すなわち、本登録部24は、ステップST44で設定または変更された属性を地図データ記憶部1に送る。これにより、地図データ記憶部1に記憶されている地図データの中の本登録道路に対応する道路データの属性が設定される。
次いで、本登録道路リストへの追加登録が行われる(ステップST46)。本登録部24は、ステップST44で設定または変更された属性を有する本登録道路を本登録道路リストに追加する。その後、属性設定の再登録処理は終了する。以上の処理により、一旦地図データに追加した道路データの属性の設定または変更が可能になる。
図16に示す画面で「形状修正」ボタンが押されると、図9に示す本登録道路を含む地図画面が表示される。この地図画面上において、ユーザは、例えばタッチパネルで画面上をなぞることにより、本登録道路の形状を修正することができる。この形状を修正する操作により、本登録道路の走行軌跡データが修正される。
図20は、本登録道路の走行軌跡データを修正する形状修正の再登録処理を示すフローチャートである。この形状修正の再登録処理では、まず、本登録道路リストから本登録道路が取り出される(ステップST51)。すなわち、本登録部24は、本登録道路リストの中の選択されている本登録道路を取り出す。次いで、地図データからの削除が行われる(ステップST52)。すなわち、本登録部24は、ステップST41で取り出した本登録道路に対応する道路データの走行軌跡データを、地図データ記憶部1に記憶されている地図データから削除する。
次いで、本登録道路リストからの削除が行われる(ステップST53)。すなわち、本登録部24は、ステップST51で取り出した本登録道路の走行軌跡データを削除する。次いで、形状修正処理が行われる(ステップST54)。すなわち、本登録部24は、上述した操作によって走行軌跡データを修正する。次いで、地図データへの追加が行われる(ステップST55)。すなわち、本登録部24は、ステップST54で修正された形状を地図データ記憶部1に送る。これにより、地図データ記憶部1に記憶されている地図データの中の本登録道路に対応する道路データの走行軌跡データが変更される。
次いで、本登録道路リストへの追加登録が行われる(ステップST56)。本登録部24は、ステップST54で修正された形状の走行軌跡データを有する本登録道路を、本登録道路リストに追加する。以上により、形状修正の再登録処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態1に係る地図情報処理装置によれば、ユーザは、仮登録道路を確認してから本登録道路として地図データに新道を追加することができるので、正しい新道を追加することができる。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る地図情報処理装置は、すでに仮登録済みの道路を走行している場合に、走行軌跡データの修正を行うようにしたものである。この実施の形態2に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
実施の形態2に係る地図情報処理装置の動作を、走行軌跡形状修正処理を中心に、図21および図22に示すフローチャートを参照しながら説明する。走行軌跡形状修正処理のステップST61〜ST65で行われる処理は、実施の形態1に係る地図情報処理装置において実行される、図12のフローチャートに示したステップST11〜ST15の処理と同じである。
ステップST65において、道路上を走行していることが判断されると、新道の走行から地図データに存在する既存道路に復帰した旨が認識され、次いで、走行軌跡が一致する仮登録道路が存在するかどうかが調べられる(ステップST66)。すなわち、地図データ比較部22は、走行軌跡データ生成部22で生成された走行軌跡データと仮登録部23に設けられた仮登録道路リストに登録されている登録道路の走行軌跡データとを比較し、この比較結果を仮登録部23に送る。
このステップST66において、走行軌跡が一致する仮登録道路が存在しないことが判断されると、仮登録道路リストへの追加登録が行われる(ステップST67)。すなわち、走行軌跡データ生成部21は、上述したステップST61〜ST65の処理により生成された走行軌跡データを仮登録部23に送る。仮登録部23は、走行軌跡データ生成部21から受け取った走行軌跡データを仮登録道路として、仮登録道路リストに追加する。その後、走行軌跡形状修正処理は終了する。
上記ステップST66において、走行軌跡が一致する仮登録道路が存在することが判断されると、仮登録道路リストへの修正登録処理が行われる(ステップST68)。この修正登録処理の詳細を、図22に示すフローチャートを参照しながら説明する。修正登録処理では、まず、走行軌跡の平均化処理が行われる(ステップST71)。すなわち、仮登録部23は、走行軌跡データ生成部22で生成された走行軌跡データと仮登録道路リストに登録されている仮登録道路の走行軌跡データとを平均化して新たな走行軌跡データを生成する。
次いで、仮登録道路リストから仮登録道路が削除される(ステップST72)。すなわち、仮登録部23は、走行軌跡データ生成部22で生成された走行軌跡データに一致する仮登録道路リスト中の仮登録道路を削除する。次いで、平均化された走行軌跡で追加登録が行われる(ステップST73)。すなわち、仮登録部23は、ステップST71で生成した走行軌跡データを、仮登録道路として仮登録道路リストに登録する。その後、走行軌跡形状修正処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態2に係る地図情報処理装置によれば、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路の走行軌跡データを、実際に仮登録道路を走行することにより走行軌跡データ生成部で生成された走行軌跡データを用いて修正するように構成したので、より実際の道路形状に近い形状の走行軌跡データを含む道路データを得ることができる。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る地図情報処理装置は、すでに仮登録済みの道路を走行している場合に、同一の道路に対する仮登録道路として登録し、登録された複数の仮登録道路の中からユーザが選択した1つを本登録道路として登録するようにしたものである。この実施の形態3に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
実施の形態3に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録処理を中心に、図23に示すフローチャートを参照しながら説明する。仮登録処理のステップST81〜ST86で行われる処理は、実施の形態2に係る地図情報処理装置において実行される、図21のフローチャートに示したステップST61〜ST66の処理と同じである。
ステップST86において、走行軌跡が一致する仮登録道路が存在しないことが判断されると、仮登録道路リストへの追加登録が行われる(ステップST66)。すなわち、走行軌跡データ生成部21は、上述したステップST81〜ST85の処理により生成された走行軌跡データを仮登録部23に送る。仮登録部23は、走行軌跡データ生成部21から受け取った走行軌跡データを仮登録道路として、仮登録道路リストに追加する。その後、仮登録処理は終了する。
一方、ステップST86において、走行軌跡が一致する仮登録道路が存在することが判断されると、走行軌跡IDを、一致した仮登録道路と同じに修正する(ステップST88)。すなわち、仮登録部23は、走行軌跡データ生成部22で生成された走行軌跡データに付加する走行軌跡IDを、仮登録道路リストの中の走行軌跡が一致する仮登録道路の走行軌跡データに付加された走行軌跡IDと同じに修正する。その後、シーケンスはステップST87に進み、仮登録道路リストへの追加登録が行われる。その後、仮登録処理は終了する。
図24は、実施の形態3に係る地図情報処理装置において、仮登録が終了した後に表示される仮登録道路リストの画面の例である。同一(#2)の道路IDが付加された仮登録道路が複数存在し、同一の道路に対する仮登録道路であることを示している。
次に、実施の形態3に係る地図情報処理装置の動作を、本登録処理を中心に、図25に示すフローチャートを参照しながら説明する。図24に示す仮登録道路リストの画面で「本登録」ボタンが押されることにより、本登録処理が開始される。この本登録処理のステップST91〜ST94で行われる処理は、実施の形態1に係る地図情報処理装置において実行される、図13のフローチャートに示したステップST21〜ST24の処理と同じである。
ステップST94において、仮登録道路リストから本登録道路として登録された仮登録道路の削除が完了すると、次いで、同一の走行軌跡IDを有する複数の仮登録道路が存在するかどうかが調べられる(ステップST95)。すなわち、仮登録部23は、仮登録道路リストの中に、同一の走行軌跡IDを有する仮登録道路が存在するかどうかを調べる。このステップST95において、同一の走行軌跡IDを有する複数の仮登録道路が存在しないことが判断されると、本登録処理は終了する。
一方、ステップST95において、同一の走行軌跡IDを有する複数の仮登録道路が存在することが判断されると、仮登録道路リストからの削除が行われる(ステップST96)。すなわち、仮登録部23は、ステップST91〜ST94の処理によって本登録道路として登録された仮登録道路と同一の走行軌跡IDを有する、仮登録道路リストの中の他の選択されなかった仮登録道路を削除する。その後、シーケンスはステップST95に戻り、上述した処理が繰り返される。
なお、図24に示す仮登録道路リストの画面で「修正」ボタンが押されることにより行われる属性設定・変更および形状修正の実行時にも、選択された仮登録道路と同一の道路IDを有する他の選択されなかった仮登録道路は削除される。
以上説明したように、この発明の実施の形態3に係る地図情報処理装置によれば、同一の新道と判断した複数の仮登録道路を仮登録道路リストに登録し、本登録時に、ユーザに選ばせるように構成したので、より正しい形状の仮登録道路を、本登録道路の道路データとして地図データに追加することができる。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る地図情報処理装置は、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路のうち、一定時間以上経過した仮登録道路を削除するようにしたものである。この実施の形態4に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
次に、実施の形態4に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録道路削除処理を中心に、図26に示すフローチャートを参照しながら説明する。この仮登録道路削除処理では、まず、作成時刻が所定日時以前である仮登録道路が存在するかどうかが調べられる(ステップST101)。すなわち、仮登録部23は、仮登録道路リストに登録されている1つの仮登録道路の走行軌跡データに含まれる作成時刻が所定日時以前である仮登録道路が存在するかどうかを調べる。
このステップST101において、作成時刻が所定日時以前である仮登録道路が存在することが判断されると、仮登録道路リストからの削除が行われる(ステップST102)。すなわち、仮登録部23は、作成時刻が所定日時以前である仮登録道路の1つを、仮登録道路リストから削除する。その後、シーケンスはステップST101に戻り、上述した処理が繰り返される。一方、ステップST101において、作成時刻が所定日時以前である仮登録道路が存在しないことが判断されると、仮登録道路削除処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態4に係る地図情報処理装置によれば、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路のうち、所定日時以前に作成された仮登録道路を削除するように構成したので、仮登録後の一定期間に本登録されなかった場合は仮登録道路が削除される。その結果、正しい新道である確率の低い仮登録道路は削除されるので無駄な仮登録道路がなくなる。
なお、上述した実施の形態4に係る地図情報処理装置では、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路のうち、所定日時以前に作成された仮登録道路を自動的に削除するように構成したが、削除前にユーザに削除の可否を問い合わせ、この問い合わせに応答して削除可の指示がなされた場合にのみ削除するように構成することもできる。この構成によれば、正しい新道である仮登録道路が間違って削除されるのを防止できる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る地図情報処理装置は、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路を、所定のイベントが起こった場合に削除するようにしたものである。この実施の形態5に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
次に、実施の形態5に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録道路削除処理を中心に、図27に示すフローチャートを参照しながら説明する。この仮登録道路削除処理では、まず、イベントが発生したかどうかが調べられる(ステップST111)。すなわち、仮登録部23は、例えば、設定した目的地への到着、エンジンOFF−ONなどのイベントが起こったかどうかを調べる。
このステップST111において、イベントが発生したことが判断されると、仮登録道路リストからの全部削除が行われる(ステップST112)。すなわち、仮登録部23は、仮登録道路リストに登録されている全ての仮登録道路を削除する。その後、仮登録道路削除処理は終了する。一方、ステップST111において、イベントが発生していないことが判断されると、仮登録道路の削除は行われず、仮登録道路削除処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態5に係る地図情報処理装置によれば、所定のイベントが発生した場合に、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路の全部を削除するように構成したので、正しい新道である確率の低い仮登録道路は削除される。その結果、無駄な仮登録道路がなくなる。
なお、上述した実施の形態5に係る地図情報処理装置では、所定のイベントが発生した場合に、仮登録道路リストに登録されている全ての仮登録道路を自動的に削除するように構成したが、削除前にユーザに削除の可否を問い合わせ、この問い合わせに応答して削除可の指示がなされた場合にのみ削除するように構成することもできる。この構成によれば、正しい新道である仮登録道路が間違って削除されるのを防止できる。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係る地図情報処理装置は、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路の数が、仮登録道路リストで管理可能な数(管理数)の上限に達した場合に最も古い仮登録道路を削除するようにしたものである。この実施の形態6に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
次に、実施の形態6に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録道路削除処理を中心に、図28に示すフローチャートを参照しながら説明する。この仮登録道路削除処理では、まず、管理数の上限に達したかどうかが調べられる(ステップST121)。すなわち、仮登録部23は、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路の数が、この仮登録道路リストで管理可能な数(管理数)の上限に達したかどうかを調べる。
このステップST121において、管理数の上限に達したことが判断されると、一番古い仮登録道路の削除が行われる(ステップST122)。すなわち、仮登録部23は、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路の走行軌跡データに含まれる作成時刻を調べ、この作成時刻が最も古い仮登録道路を削除する。その後、仮登録道路削除処理は終了する。一方、ステップST121において、管理数の上限に達していないことが判断されると、仮登録道路の削除は行われず、仮登録道路削除処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態6に係る地図情報処理装置によれば、管理数の上限に達した場合に、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路のうちの最も古い仮登録道路を削除するように構成したので、正しい新道である確率の低い仮登録道路は削除される。その結果、無駄な仮登録道路がなくなる。
なお、上述した実施の形態6に係る地図情報処理装置では、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路の数が、管理数の上限に達した場合に最も古い仮登録道路を自動的に削除するように構成したが、削除前にユーザに削除の可否を問い合わせ、この問い合わせに応答して削除可の指示がなされた場合にのみ削除するように構成することもできる。この構成によれば、正しい新道である仮登録道路が間違って削除されるのを防止できる。
実施の形態7.
この発明の実施の形態7に係る地図情報処理装置は、実際には道路が存在しないのに誤って仮登録がなされるエリアを、仮登録を許可しないエリア(以下、「仮登録しないエリア」という場合もある)として設定し、誤登録を防止するようにしたものである。この実施の形態7に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
図29は、実施の形態7に係る地図情報処理装置で使用される仮登録しないエリアデータのフォーマットを示す図である。仮登録しないエリアデータは、エリア形状座標数(*#n)とエリア形状座標#0〜#n−1から構成されている。図30は、図29に示した仮登録しないエリアデータをリスト形式で示す仮登録しないエリアリストのフォーマットを示す図である。
仮登録しないエリアの設定は、例えば、表示部14の画面上に操作部11として載置されたタッチパネルを用いて行うことができる。この場合、設定された仮登録しないエリアは、図31に示すように、地図上に表示するように構成することができる。
次に、実施の形態7に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録しないエリアが設定されている場合の仮登録処理を中心に、図32に示すフローチャートを参照しながら説明する。仮登録処理では、まず、自車位置が算出される(ステップST131)。次いで、道路上を走行しているかどうかが調べられる(ステップST132)。このステップST132において、道路上を走行していることが判断されると、シーケンスはステップST131に戻り、上述した処理が繰り返される。以上のステップST131およびST132の処理は、図12のフローチャートに示したステップST11およびST12の処理と同じである。
ステップST132において、道路上を走行していないことが判断されると、新道の走行が開始された旨が認識され、次いで、仮登録しないエリア内であるかどうかが調べられる(ステップST133)。すなわち、走行軌跡データ生成部21は、自車位置算出部12から送られてきた自車位置データによって示される自車位置が、仮登録しないエリア内に存在するかどうかを調べる。このステップST133において、仮登録しないエリア内であることが判断されると、シーケンスはステップST131に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップST133において、仮登録しないエリア内でないことが判断されると、走行軌跡データが生成される(ステップST134)。次いで、自車位置が算出される(ステップST135)。次いで、道路上を走行しているかどうかが調べられる(ステップST136)。このステップST136において、道路上を走行していない、つまり既存道路に復帰していないことが判断されると、シーケンスはステップST134に戻り、上述した処理が繰り返される。一方、ステップST136において、道路上を走行していることが判断されると、新道の走行から地図データに存在する既存道路に復帰した旨が認識され、仮登録道路リストへの追加登録が行われる(ステップST137)。以上のステップST134〜ST137の処理は、図12のフローチャートに示したステップST13〜T16の処理と同じである。以上により、仮登録処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態7に係る地図情報処理装置によれば、仮登録しないエリアに対しては走行軌跡データを生成しないように構成したので、不正な新道が仮登録されなくなり、正しい新道が登録されなくなる事態の発生を防止できる。
実施の形態8.
この発明の実施の形態8に係る地図情報処理装置は、実施の形態7に係る地図情報処理装置において、仮登録道路を指定することにより仮登録を許可しないエリアを設定するようにしたものである。この実施の形態8に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
図33は、実施の形態8に係る地図情報処理装置で使用される仮登録道路リストの画面の例であり、図10に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置で使用される仮登録道路リストの画面に、「エリア設定」ボタンが追加されて構成されている。1つの仮登録道路が選択された状態で、この「エリア設定」ボタンが押されることにより、仮登録しないエリアが設定される。例えば、図34に破線で示す仮登録道路が選択されている状態で、「エリア設定」ボタンが押されると、図35に示すような仮登録を許可しないエリアが設定される。
次に、実施の形態8に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録しないエリアの設定処理を中心に、図36に示すフローチャートを参照しながら説明する。仮登録道路リストの画面の「エリア設定」ボタンが押されると、仮登録しないエリアの設定処理が開始される。この仮登録しないエリアの設定処理では、まず、その時点で選択されている仮登録道路の走行軌跡データが取り出される(ステップST141)。すなわち、仮登録部23は、選択されている仮登録道路の走行軌跡データを取り出し、走行軌跡データ生成部21に送る。
次いで、走行軌跡データの座標周辺が仮登録しないエリアに設定される(ステップST142)。すなわち、走行軌跡データ生成部21は、ステップST141において、仮登録部23から受け取った仮登録道路の走行軌跡データに含まれる各走行軌跡座標の周辺の所定範囲を仮登録しないエリアに設定する。その後、仮登録しないエリアの設定処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態8に係る地図情報処理装置によれば、仮登録道路を選択することにより仮登録を許可しないエリアを設定するように構成したので、仮登録を許可しないエリアの設定を効果的に行うことができる。
実施の形態9.
この発明の実施の形態9に係る地図情報処理装置は、実施の形態7に係る地図情報処理装置において、仮登録道路を削除した時に、仮登録を許可しないエリアを設定するようにしたものである。この実施の形態9に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
次に、実施の形態9に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録しないエリアの設定処理を中心に、図37に示すフローチャートを参照しながら説明する。仮登録道路リストの画面の「エリア設定」ボタンが押されると、仮登録しないエリアの設定処理が開始される。この仮登録しないエリアの設定処理では、まず、その時点で選択されている仮登録道路の走行軌跡データが取り出される(ステップST151)。すなわち、仮登録部23は、選択されている仮登録道路の走行軌跡データを取り出し、走行軌跡データ生成部21に送る。
次いで、走行軌跡データの座標周辺が仮登録しないエリアに設定される(ステップST152)。すなわち、走行軌跡データ生成部21は、ステップST151において、仮登録部23から受け取った仮登録道路の走行軌跡データに含まれる各走行軌跡座標の周辺の所定範囲を仮登録しないエリアに設定する。次いで、仮登録道路リストから削除する処理が行われる(ステップST153)。すなわち、仮登録部23は、選択されている仮登録道路を仮登録道路リストから削除する。その後、仮登録しないエリアの設定処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態9に係る地図情報処理装置によれば、仮登録道路の削除時に、仮登録を許可しないエリアを設定するように構成したので、仮登録を許可しないエリアをユーザが意識することなく効果的に設定できる。
実施の形態10.
この発明の実施の形態10に係る地図情報処理装置は、実施の形態7に係る地図情報処理装置において、本登録道路を削除した時に、仮登録を許可しないエリアを設定するようにしたものである。この実施の形態10に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
この実施の形態10に係る地図情報処理装置においては、図示は省略するが、図11に示した本登録道路リストの画面において、1つの本登録道路が選択されている状態で、「削除」ボタンが押されると、仮登録を許可しないエリアが設定される。
次に、実施の形態10に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録しないエリアの設定処理を中心に、図38に示すフローチャートを参照しながら説明する。本登録道路リストの画面の「削除」ボタンが押されると、仮登録しないエリアの設定処理が開始される。この仮登録しないエリアの設定処理では、まず、その時点で選択されている本登録道路の走行軌跡データが取り出される(ステップST161)。すなわち、本登録部24は、選択されている本登録道路の走行軌跡データを取り出し、走行軌跡データ生成部21に送る。
次いで、走行軌跡データの座標周辺が仮登録しないエリアに設定される(ステップST162)。すなわち、走行軌跡データ生成部21は、ステップST161において、本登録部24から受け取った本登録道路の走行軌跡データに含まれる各走行軌跡座標の周辺の所定範囲を仮登録しないエリアに設定する。次いで、地図データから削除する処理が行われる(ステップST163)。すなわち、本登録部24は、ステップST61で取り出した本登録道路に対応する道路データを、地図データ記憶部1に記憶されている地図データから削除する。次いで、本登録道路リストから削除する処理が行われる(ステップST164)。すなわち、本登録部24は、選択されている本登録道路を本登録道路リストから削除する。以上により、仮登録しないエリアの設定処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態10に係る地図情報処理装置によれば、本登録道路の削除時に、仮登録を許可しないエリアを設定するように構成したので、仮登録を許可しないエリアをユーザが意識することなく効果的に設定できる。
実施の形態11.
この発明の実施の形態11に係る地図情報処理装置は、実施の形態7〜実施の形態10に係る地図情報処理装置において、仮登録を許可しないエリアの設定を解除するようにしたものである。この実施の形態11に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
図39は、実施の形態11に係る地図情報処理装置で使用される仮登録しないエリアリストの画面の例である。この仮登録しないエリアリストの画面においては、仮登録しないエリアは、画面の左半分に、エリアIDによって示される。画面の右半分には、仮登録しないエリアリストの中から選択されたエリア(斜線で示す)と、そのエリアが接続される既存道路が表示される。また、仮登録しないエリアリストの画面の左半分には、「エリア解除」ボタンが設けられている。この仮登録しないエリアリストの画面の「エリア解除」ボタンが押されると、その時点で表示されている仮登録しないエリアの設定が解除される。
以上説明したように、この発明の実施の形態11に係る地図情報処理装置によれば、仮登録を許可しないエリアの設定を解除できるように構成したので、再度、解除されたエリアに存在する仮登録道路を仮登録道路リストに登録することができる。その結果、エリアを誤って設定した場合、または、エリア設定後に新道が開通した場合などにも対応することができる。
実施の形態12.
この発明の実施の形態12に係る地図情報処理装置は、本登録道路を仮登録道路に戻した後に、定期的な地図データの更新を行うようにしたものである。この実施の形態12に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
通常のナビゲーション装置において、HDD(Hard Disk Drive)に保持されている地図データは、1〜2回/年毎に発行される更新データを適用することにより、古い地図データを新しい地図データに更新することが行われている。この実施の形態12に係る地図情報処理装置では、地図データ更新部6は、本登録部24によって、本登録道路が仮登録道路として仮登録道路リストに戻された後に、地図データ記憶部1に記憶されている地図データを更新する。
以上説明したように、この発明の実施の形態12に係る地図情報処理装置によれば、地図データの更新を行う場合は、本登録道路を仮登録道路に戻してから行うように構成したので、本登録道路として地図データに追加されていた新道の代わりに、更新データによる更新によって新たな道路を導入することが可能になり、より正確な地図データを得ることができる。
実施の形態13.
この発明の実施の形態13に係る地図情報処理装置は、本登録道路を仮登録道路に戻した後に定期的な地図データの更新を行い、更新後の地図データであっても新道であると判断された仮登録道路を本登録道路として地図データに追加するようにしたものである。この実施の形態13に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
次に、実施の形態13に係る地図情報処理装置の動作を、本登録処理を中心に、図40に示すフローチャートを参照しながら説明する。この本登録処理では、まず、仮登録道路リストから仮登録道路が取り出される(ステップST171)。すなわち、仮登録部23は、仮登録道路リストの中の選択されている仮登録道路を取り出し、本登録部24に送る。
次いで、走行軌跡データを更新後の地図の道路と比較する処理が行われる(ステップST172)。すなわち、本登録部24は、仮登録部23から受け取った仮登録道路の走行軌跡データと、地図データ記憶部1に記憶されている更新後の地図データの中の対応する道路データの走行軌跡データと比較する。次いで、新道であるかどうかが調べられる(ステップST173)。すなわち、本登録部24は、ステップST172における比較結果が、同一でないことを示しているかどうかを調べる。このステップST173において、新道でないことが判断されると、本登録処理は終了する。
上記ステップST173において、新道であることが判断されると、地図データへの追加が行われる(ステップST174)。すなわち、本登録部24は、仮登録部23から受け取った仮登録道路の走行軌跡データに基づき道路データを生成し、地図データ記憶部1に送る。これにより、地図データ記憶部1の地図データに道路データが追加される。
次いで、本登録道路リストへの追加登録が行われる(ステップST175)。すなわち、本登録部24は、仮登録部23から受け取った仮登録道路を、本登録道路として、本登録道路リストに追加する。次いで、仮登録道路リストから本登録道路として登録された仮登録道路が削除される(ステップST176)。すなわち、仮登録部23は、本登録部24に送った仮登録道路を、仮登録道路リストから削除する。以上により、本登録処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態13に係る地図情報処理装置によれば、本登録道路を仮登録道路に戻した後に定期的な地図データの更新を行い、更新後の地図データであっても新道であると判断された仮登録道路を本登録道路として地図データに追加するように構成したので、更新後の地図データに入っていない道路は、自動的に地図データに追加される。したがって、先に登録した本登録道路を、地図データの定期的な更新後においても、そのまま使用することができる。
実施の形態14.
この発明の実施の形態14に係る地図情報処理装置は、本登録道路を仮登録道路に戻した後に定期的な地図データの更新を行い、更新後の地図データにも存在しない道路を本登録候補としてユーザに提示するようにしたものである。この実施の形態14に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
図41は、実施の形態14に係る地図情報処理装置で使用される本登録候補リストの構成を示す図である。この本登録候補リストは、本登録部24に設けられ、本登録候補数(n)と本登録候補#0〜#n−1とから構成されており、各本登録候補は、属性と走行軌跡データとから構成されている。
次に、実施の形態14に係る地図情報処理装置の動作を、本登録候補追加処理を中心に、図42に示すフローチャートを参照しながら説明する。この本登録候補追加処理では、まず、仮登録道路リストから仮登録道路が取り出される(ステップST181)。すなわち、仮登録部23は、仮登録道路リストの中の選択されている仮登録道路を取り出し、本登録部24に送る。
次いで、走行軌跡データを更新後の地図の道路と比較する処理が行われる(ステップST182)。すなわち、本登録部24は、仮登録部23から受け取った仮登録道路の走行軌跡データと、地図データ記憶部1に記憶されている更新後の地図データの中の対応する道路データの走行軌跡データと比較する。次いで、新道であるかどうかが調べられる(ステップST183)。すなわち、本登録部24は、ステップST182における比較結果が、同一でないことを示しているかどうかを調べる。このステップST183において、新道でないことが判断されると、本登録候補追加処理は終了する。
上記ステップST183において、新道であることが判断されると、本登録候補リストへの追加が行われる(ステップST184)。すなわち、本登録部24は、仮登録部23から受け取った仮登録道路を本登録候補リストに追加する。次いで、仮登録道路リストから本登録候補として本登録候補リストに登録された仮登録道路が削除される(ステップST185)。すなわち、仮登録部23は、本登録部24に送った仮登録道路を、仮登録道路リストから削除する。以上により、本登録候補追加処理は終了する。
以上のようにして本登録候補リストへ仮登録道路を追加する処理が終了すると、ユーザは、操作部11を操作することにより本登録候補リストの画面を呼び出すことができる。図43は、本登録候補リストの画面の例である。本登録候補リストに登録された本登録道路は、本登録候補リスト画面の左半分に、確信度が付された道路IDによって示される。本登録候補リスト画面の右半分には、本登録候補リストの中から選択された本登録候補(破線で示す)と、その本登録候補が接続される既存道路が表示される。図43は、確信度が「高」であって、道路IDが#2の本登録候補が選択されている状態を示している。
また、本登録候補リスト画面の左半分には、「削除」ボタン、「本登録」ボタンおよび「修正」ボタンが設けられている。「削除」ボタンは、表示されている仮登録道路を仮登録道路リストから削除するために使用される。「本登録」ボタンは、表示されている本登録候補を本登録するために使用される。「修正」ボタンは、表示されている本登録候補を修正するために使用される。
上述した本登録候補リスト画面において、1つの本登録候補が選択された状態で、「本登録」ボタンが押されると、その選択されている本登録候補が、本登録道路として本登録道路リストに登録されるとともに、この登録された本登録道路に対応する道路データが、地図データ記憶部1に記憶されている地図データに追加される。この本登録候補を本登録道路として登録する本登録処理を、図44に示すフローチャートを参照しながら説明する。
本登録処理では、まず、本登録候補リストから本登録候補が取り出される(ステップST191)。すなわち、本登録部24は、本登録候補リストの中の選択されている本登録候補を取り出す。次いで、地図データへの追加が行われる(ステップST192)。すなわち、本登録部24は、本登録候補リストから読み出した本登録候補の走行軌跡データに基づき道路データを生成し、地図データ記憶部1に送る。これにより、地図データ記憶部1の地図データに道路データが追加される。
次いで、本登録道路リストへの追加登録が行われる(ステップST193)。すなわち、本登録部24は、本登録候補リストから読み出した本登録候補を、本登録道路として、本登録道路リストに追加する。次いで、本登録候補リストから本登録道路として登録された本登録候補が削除される(ステップST194)。すなわち、本登録部24は、本登録候補リストから読み出した本登録候補を、本登録候補リストから削除する。以上により、本登録処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態14に係る地図情報処理装置によれば、仮登録道路を本登録道路として地図データに追加する前に、本登録候補として確認できるように構成したので、誤った本登録を防止することができる。
実施の形態15.
この発明の実施の形態15に係る地図情報処理装置は、複数の仮登録道路を1本の道路として本登録するようにしたものである。この実施の形態15に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
図45は、実施の形態15に係る地図情報処理装置で使用される仮登録道路間走行軌跡データのフォーマットを示す図である。仮登録道路間走行軌跡データは、前方走行軌跡ID、後方走行軌跡ID、状態フラグ、作成時刻、走行軌跡座標数および走行軌跡座標#0〜#nから構成されている。図46は、実施の形態15に係る地図情報処理装置で使用される仮登録道路間走行軌跡データリストの構成を示す図である。この仮登録道路間走行軌跡データリストは、仮登録部23に設けられ、仮登録道路間走行軌跡データ数(n)と仮登録道路間走行軌跡データ#0〜#n−1とから構成されている。
次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態15に係る地図情報処理装置の動作を、仮登録処理を中心に、図47に示すフローチャートを参照しながら説明する。仮登録処理では、まず、自車位置が算出される(ステップST201)。次いで、走行軌跡データが生成される(ステップST202)。次いで、道路上を走行しているかどうかが調べられる(ステップST203)。これらステップST201、ST202およびST203の処理は、図12のフローチャートに示したステップST11、ST13およびST12の処理とそれぞれ同じである。
このステップST203において、道路上を走行していることが判断されると、シーケンスはステップST201に戻り、上述した処理が繰り返される。一方、ステップST203において、道路上を走行していないことが判断されると、既存道路から逸脱して新道の走行が開始された旨が認識され、仮登録道路間走行軌跡データリストへの追加登録処理が行われる(ステップST204)。すなわち、仮登録部23は、ステップST201〜ST203の処理により生成した走行軌跡データに基づき仮登録道路間走行軌跡データを生成し、仮登録道路間走行軌跡データリストに生成する。
次いで、自車位置が算出される(ステップST205)。次いで、走行軌跡データが生成される(ステップST206)。次いで、道路上を走行しているかどうかが調べられる(ステップST207)。これらステップST205〜ST207の処理は、上述したステップST201〜ST203の処理とそれぞれ同じである。ステップST207において、道路上を走行していないことが判断されると、シーケンスはステップST205に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップST207において、道路上を走行していることが判断されると、新道の走行から地図データに存在する既存道路に復帰した旨が認識され、仮登録道路リストへの追加登録が行われる(ステップST208)。すなわち、走行軌跡データ生成部21は、上述したステップST205〜ST207の処理により生成された走行軌跡データを仮登録部23に送る。仮登録部23は、走行軌跡データ生成部21から受け取った走行軌跡データを仮登録道路として仮登録道路リストに追加する。以上により、仮登録処理は終了する。
以上のようにして仮登録が終了すると、ユーザは、操作部11を操作することにより、例えば図10に示すような仮登録道路リストの画面を呼び出すことができる。この仮登録道路リストの画面で「本登録」ボタンが押されると、複数の仮登録道路を1本の本登録道路として登録する本登録処理が開始される。この本登録処理を、図48に示すフローチャートを参照しながら説明する。
本登録処理では、まず、先頭走行軌跡IDに一致する仮登録道路が取り出される(ステップST211)。すなわち、仮登録部23は、先頭の走行軌跡IDに一致する仮登録道路を、仮登録道路リストから取り出す。次いで、走行軌跡IDが取り出される(ステップST212)。すなわち、仮登録部23は、ステップST211で取り出した仮登録道路の走行軌跡IDを取り出す。
次いで、前方走行軌跡IDが一致する仮登録道路間走行軌跡データが取り出される(ステップST213)。すなわち、仮登録部23は、仮登録道路間走行軌跡データリストから、前方走行軌跡IDが一致する仮登録道路間走行軌跡データを取り出す。次いで、走行軌跡データの座標データが追加される(ステップST214)。すなわち、仮登録部23は、ステップST213で取り出した仮登録道路間走行軌跡データに含まれる走行軌跡座標を、本登録道路の走行軌跡データの走行軌跡座標として追加する。
次いで、後方走行軌跡IDが取り出される(ステップST215)。すなわち、仮登録部23は、ステップST213で取り出した仮登録道路間走行軌跡データから後方走行軌跡IDを取り出す。次いで、走行軌跡IDが一致する仮登録道路が取り出される(ステップST216)。すなわち、仮登録部23は、仮登録道路リストから、走行軌跡IDが一致する仮登録道路を取り出す。
次いで、走行軌跡データの座標データが追加される(ステップST217)。すなわち、仮登録部23は、ステップST216で取り出した仮登録道路の走行軌跡データに含まれる走行軌跡座標を、本登録道路の走行軌跡データの走行軌跡座標として追加する。次いで、最後尾走行軌跡IDに一致するかどうかが調べられる(ステップST218)。すなわち、仮登録部23は、ステップST216で取り出した仮登録道路の走行軌跡IDが最後部の走行軌跡IDに一致するかどうかを調べる。このステップST218において、最後尾走行軌跡IDに一致しないことが判断されると、シーケンスはステップST213に戻り、上述した処理が繰り返される。
一方、ステップST218において、最後尾走行軌跡IDに一致することが判断されると、地図データに追加する処理が行われる(ステップST219)。すなわち、本登録部24は、仮登録部23から走行軌跡データを受け取り、この受け取った走行軌跡データに基づき道路データを生成し、地図データ記憶部1に送る。これにより、複数の仮登録道路が1本の本登録道路の道路データとして、地図データ記憶部1の地図データに追加される。
次いで、本登録道路リストに追加登録する処理が行われる(ステップST220)。すなわち、本登録部24は、仮登録部23から受け取った走行軌跡データを有する道路を、本登録道路として本登録道路リストに追加する。これにより、複数の仮登録道路が1本の本登録道路として、本登録道路リストに追加される。
次いで、取り出された仮登録道路の全てが仮登録道路リストから削除される(ステップST221)。すなわち、仮登録部23は、上述したステップST211〜ST218の処理において取り出した仮登録道路の全てを、仮登録道路リストから削除する。次いで、取り出された仮登録道路間走行軌跡データが仮登録道路間走行軌跡データリストから削除される(ステップST222)。すなわち、仮登録部23は、ステップST213で取り出した仮登録道路間走行軌跡データの全てを仮登録道路間走行軌跡データリストから削除する。その後、本登録処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態15に係る地図情報処理装置によれば、複数の仮登録道路を1本につないで本登録道路とするように構成したので、実際には1本の新道が複数の仮登録道路に分割されて登録された場合であっても、正しい新道として追加することができる。
実施の形態16.
この発明の実施の形態16に係る地図情報処理装置は、1つ仮登録道路を複数に分割して本登録するようにしたものである。この実施の形態16に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
次に、実施の形態16に係る地図情報処理装置で行われる、1つの仮登録道路を複数に分割して本登録道路とする本登録処理を、図49に示すフローチャートを参照しながら説明する。この本登録処理は、例えば図10に示すような仮登録道路リストの画面で「本登録」ボタンが押されることにより開始される。
本登録処理では、まず、仮登録道路リストから仮登録道路が取り出される(ステップST231)。すなわち、仮登録部23は、1つの仮登録道路を、仮登録道路リストから取り出す。次いで、走行軌跡データが取り出される(ステップST232)。すなわち、仮登録部23は、ステップST231で取り出した仮登録道路の走行軌跡データを取り出し、走行軌跡データ生成部21に送る。
次いで、先頭から分割点までの座標情報のみに基づき走行軌跡データが生成される(ステップST233)。すなわち、走行軌跡データ生成部21は、先頭から分割点までの走行軌跡座標に基づき走行軌跡データを生成し、本登録部24に送る。分割点は、例えばタッチパネルで画面上から指定するように構成することができる。次いで、地図データに追加する処理が行われる(ステップST234)。すなわち、本登録部24は、走行軌跡データ生成部21から走行軌跡データを受け取り、この受け取った走行軌跡データに基づき道路データを生成し、地図データ記憶部1に送る。これにより、1つの仮登録道路の一部が本登録道路の道路データとして、地図データ記憶部1の地図データに追加される。
次いで、本登録道路リストに追加登録する処理が行われる(ステップST235)。すなわち、本登録部24は、走行軌跡データ生成部21から受け取った走行軌跡データを有する道路を、本登録道路として本登録道路リストに追加する。これにより、1つの仮登録道路の一部が本登録道路として、本登録道路リストに追加される。
次いで、分割点から最後尾までの座標情報のみに基づいて走行軌跡データが生成される(ステップST236)。すなわち、走行軌跡データ生成部21は、分割点から最後尾までの走行軌跡座標に基づき走行軌跡データを生成し、本登録部24に送る。次いで、地図データに追加する処理が行われる(ステップST237)。このステップST237の処理は、上述したステップST234の処理と同じである。次いで、本登録道路リストに追加登録する処理が行われる(ステップST238)。このステップST238の処理は、上述したステップST235の処理と同じである。次いで、仮登録道路リストからの削除が行われる(ステップST239)。すなわち、仮登録部23は、ステップST231で取り出した仮登録道路を、仮登録道路リストから削除する。以上により、本登録処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態16に係る地図情報処理装置によれば、1つの仮登録道路を複数に分割して本登録道路とするように構成したので、仮登録道路の必要な部分だけ本登録することができる。なお、上述した実施の形態16では、分割点が1つだけ存在する場合について説明したが、分割点が複数存在する場合も、上記と同様の処理により、1つの仮登録道路を3つ以上に分割して本登録道路とすることができる。
実施の形態17.
この発明の実施の形態16に係る地図情報処理装置は、1つ仮登録道路の一部を本登録するようにしたものである。この実施の形態17に係る地図情報処理装置の構成は、図1に示した実施の形態1に係る地図情報処理装置の構成と同じである。
次に、実施の形態17に係る地図情報処理装置で行われる、1つの仮登録道路の一部を本登録道路とする本登録処理を、図50に示すフローチャートを参照しながら説明する。この本登録処理は、例えば図10に示すような仮登録道路リストの画面で「本登録」ボタンが押されることにより開始される。
本登録処理では、まず、仮登録道路リストから仮登録道路が取り出される(ステップST241)。すなわち、仮登録部23は、1つの仮登録道路を、仮登録道路リストから取り出す。次いで、走行軌跡データが取り出される(ステップST242)。すなわち、仮登録部23は、ステップST241で取り出した仮登録道路の走行軌跡データを取り出し、走行軌跡データ生成部21に送る。
次いで、必要な範囲の座標情報のみに基づいて走行軌跡データが生成される(ステップST243)。すなわち、走行軌跡データ生成部21は、必要な範囲の走行軌跡座標に基づき走行軌跡データを生成し、本登録部24に送る。必要な範囲は、例えばタッチパネルで画面上から指定するように構成することができる。次いで、地図データに追加する処理が行われる(ステップST244)。すなわち、本登録部24は、走行軌跡データ生成部21から走行軌跡データを受け取り、この受け取った走行軌跡データに基づき道路データを生成し、地図データ記憶部1に送る。これにより、1つの仮登録道路の所定範囲のみが本登録道路の道路データとして、地図データ記憶部1の地図データに追加される。
次いで、本登録道路リストに追加登録する処理が行われる(ステップST245)。すなわち、本登録部24は、走行軌跡データ生成部21から受け取った走行軌跡データを有する道路を、本登録道路として本登録道路リストに追加する。これにより、1つの仮登録道路の所定範囲のみが本登録道路として、本登録道路リストに追加される。次いで、仮登録道路リストからの削除が行われる(ステップST246)。すなわち、仮登録部23は、ステップST241で取り出した仮登録道路を、仮登録道路リストから削除する。以上により、本登録処理は終了する。
以上説明したように、この発明の実施の形態17に係る地図情報処理装置によれば、1つの仮登録道路の必要な範囲のみを本登録道路とするように構成したので、仮登録道路の必要な部分だけ本登録することができる。
以上のように、この発明に係る地図情報処理装置は、仮登録道路をユーザが確認してから地図データに新道を追加することで、地図データに存在しない道路の正確な道路データを追加した地図データを生成することのできる地図情報処理装置としたので、CD−ROM、DVD−ROM等に記録された地図データを用いるカーナビゲーション装置などに用いるのに適している。

Claims (26)

  1. 地図データを記憶する地図データ記憶部と、
    自車位置を算出する自車位置算出部と、
    前記自車位置算出部で算出された自車位置が、前記地図データ記憶部から読み出した地図データに含まれる道路データによって示される道路から逸脱した場合に、該自車位置に基づいて走行軌跡データを生成する走行軌跡データ生成部と、
    前記走行軌跡データ生成部で生成された走行軌跡データを仮登録道路として仮登録道路リストに登録する仮登録部と、
    前記仮登録部によって仮登録道路リストに登録された仮登録道路の中の1つを選択する操作部と、
    前記操作部からの指示に応じて、該操作部によって選択された仮登録道路を本登録道路として本登録道路リストに登録し、かつ、選択された仮登録道路の走行軌跡データに基づき道路データを生成して前記地図データ記憶部に記憶されている地図データに追加する本登録部
    とを備えた地図情報処理装置。
  2. 表示部を備え、
    仮登録部は、仮登録道路を仮登録道路リストに登録した場合に、該登録した仮登録道路および仮登録道路の登録が完了した旨を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  3. 表示部を備え、
    自車位置算出部は、GPS受信機で受信された信号に基づき自車位置を算出し、
    仮登録部は、仮登録道路を仮登録道路リストに登録した場合に、該登録した仮登録道路および前記GPS受信機の受信状態に応じた確信度を前記表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  4. 仮登録部は、仮登録道路を仮登録道路リストに登録した場合に、さらに、GPS受信機の受信状態に応じた確信度を表示部に表示させる
    ことを特徴とする請求項2記載の地図情報処理装置。
  5. 仮登録部は、操作部からの指示に応じて、仮登録道路リストに登録した仮登録道路の形状を修正する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  6. 仮登録部は、操作部からの指示に応じて、仮登録道路リストに登録した仮登録道路の属性を設定または変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  7. 本登録部は、仮登録道路を本登録道路として本登録道路リストに登録する場合に、操作部からの指示に応じて、該本登録道路の属性を設定し、該登録した本登録道路の走行軌跡データおよび設定した属性に基づき道路データを生成して前記地図データ記憶部に記憶されている地図データに追加する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  8. 本登録部は、操作部からの指示に応じて、本登録道路リストに登録されている本登録道路の属性を設定または変更し、かつ、該本登録道路に対応する地図データ記憶部の中の道路データの属性を設定または変更する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  9. 本登録部は、操作部からの指示に応じて、該操作部によって選択された本登録道路を仮登録道路として仮登録道路リストに戻し、該選択された本登録道路に対応する地図データ記憶部の中の地図データを削除する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  10. 走行軌跡データ生成部で生成された走行軌跡データと仮登録道路リストに登録されている仮登録道路の走行軌跡データとを比較する地図データ比較部を備え、
    仮登録部は、前記地図データ比較部による比較の結果が一致することを示している場合は、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路の走行軌跡データを、走行軌跡データ生成部で生成された走行軌跡データを用いて修正する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  11. 仮登録部は、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路を走行することにより走行軌跡データ生成部で生成された走行軌跡データを、同一の仮登録道路として仮登録道路リストに登録し、
    本登録部は、操作部からの指示に応じて、該操作部によって選択された同一の仮登録道路の中の1つを本登録道路として本登録道路リストに登録し、かつ、選択された仮登録道路の走行軌跡データに基づき道路データを生成して地図データ記憶部に記憶されている地図データに追加する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  12. 仮登録部は、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路のうち、所定日時以前に作成された仮登録道路を削除する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  13. 仮登録部は、所定のイベントが発生した場合に、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路の全部を削除する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  14. 仮登録部は、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路の数が、該仮登録道路リストで管理可能な数の上限に達した場合に、仮登録道路リストに登録されている仮登録道路のうち、作成時刻が最も古い仮登録道路を削除する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  15. 仮登録部は、仮登録道路リストから仮登録道路を削除する場合に、削除の可否を問い合わせ、該問い合わせに応答して操作部から削除可の指示がなされた場合に、該仮登録道路を削除する
    ことを特徴とする請求項12記載の地図情報処理装置。
  16. 走行軌跡データ生成部は、操作部からの指示に応じて、地図データ記憶部から読み出した地図データによって示される地図上に仮登録を許可しないエリアを設定し、自車位置算出部で算出された自車位置が、前記地図データ記憶部から読み出した地図データに含まれる道路データによって示される道路から逸脱し、かつ、設定された仮登録を許可しないエリア外である場合に、該自車位置に基づいて走行軌跡データを生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  17. 仮登録部は、操作部からの指示に応じて仮登録道路リストに登録された仮登録道路の中の1つを選択し、
    走行軌跡データ生成部は、前記仮登録部で選択された仮登録道路の走行軌跡データの座標に基づき仮登録を許可しないエリアを設定する
    ことを特徴とする請求項16記載の地図情報処理装置。
  18. 仮登録部は、操作部からの指示に応じて仮登録道路リストに登録された仮登録道路の中の1つを選択し、仮登録を許可しないエリアが設定された後に、該選択した仮登録道路を削除し、
    走行軌跡データ生成部は、前記仮登録部で選択された仮登録道路の走行軌跡データの座標に基づき仮登録を許可しないエリアを設定する
    ことを特徴とする請求項16記載の地図情報処理装置。
  19. 本登録部は、操作部からの指示に応じて本登録道路リストに登録された本登録道路の中の1つを選択し、仮登録を許可しないエリアが設定された後に、該選択した本登録道路を削除するとともに、該本登録道路に対応する道路データを地図データ記憶部に記憶されている地図データから削除し、
    走行軌跡データ生成部は、前記本登録部で選択された本登録道路の走行軌跡データの座標に基づき仮登録を許可しないエリアを設定する
    ことを特徴とする請求項16記載の地図情報処理装置。
  20. 仮登録を許可しないエリアの一覧を示す仮登録を許可しないエリアリストを備え、
    走行軌跡データ生成部は、操作部からの指示に応じて、前記仮登録を許可しないエリアリストから選択された仮登録を許可しないエリアの設定を解除する
    ことを特徴とする請求項16記載の地図情報処理装置。
  21. 本登録部によって、本登録道路が仮登録道路として仮登録道路リストに戻された後に、地図データ記憶部に記憶されている地図データを定期的に更新する地図データ更新部
    を備えたことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  22. 本登録部は、地図データ更新部によって更新された地図データに存在しない仮登録道路を、本登録道路の道路データとして地図データ記憶部に記憶されている地図データに追加する
    ことを特徴とする請求項21記載の地図情報処理装置。
  23. 仮登録部は、仮登録道路リストから仮登録道路を取り出して本登録部に送り、
    本登録部は、仮登録部から受け取った仮登録道路が地図データ更新部によって更新された地図データに存在しない場合に、該仮登録道路を本登録候補として本登録候補リストに登録し、操作部からの指示に応じて、前記本登録候補リストから本登録候補を取り出して本登録道路として本登録道路リストに登録し、かつ、前記本登録候補リストから取り出した本登録候補の走行軌跡データに基づき道路データを生成して前記地図データ記憶部に記憶されている地図データに追加する
    ことを特徴とする請求項21記載の地図情報処理装置。
  24. 仮登録部は、走行軌跡データ生成部で生成された走行軌跡データに基づき仮登録道路間走行軌跡データを生成して仮登録道路間走行軌跡データに登録し、該登録した仮登録道路間走行軌跡データと仮登録道路リストに登録されている仮登録道路の走行軌跡データに基づき1つの道路に対応する走行軌跡データを生成して本登録部に送り、
    本登録部は、操作部からの指示に応じて、仮登録部から受け取った走行軌跡データを本登録道路として本登録道路リストに登録し、かつ、前記仮登録部から受け取った走行軌跡データに基づき道路データを生成して前記地図データ記憶部に記憶されている地図データに追加する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  25. 仮登録部は、操作部からの指示に応じて、仮登録道路リストから取り出した仮登録道路を複数に分割して走行軌跡データ生成部に送り、
    走行軌跡データ生成部は、仮登録部から送られてくる分割された仮登録道路の走行軌跡データを生成して本登録部に送り、
    本登録部は、走行軌跡データ生成部から受け取った走行軌跡データを本登録道路として本登録道路リストに登録し、かつ、前記走行軌跡データ生成部から受け取った走行軌跡データに基づき道路データを生成して前記地図データ記憶部に記憶されている地図データに追加する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
  26. 仮登録部は、操作部からの指示に応じて、仮登録道路リストから取り出した仮登録道路を所定部分のみを走行軌跡データ生成部に送り、
    走行軌跡データ生成部は、仮登録部から送られてくる仮登録道路の所定部分の走行軌跡データを生成して本登録部に送り、
    本登録部は、走行軌跡データ生成部から受け取った走行軌跡データを本登録道路として本登録道路リストに登録し、かつ、前記走行軌跡データ生成部から受け取った走行軌跡データに基づき道路データを生成して前記地図データ記憶部に記憶されている地図データに追加する
    ことを特徴とする請求項1記載の地図情報処理装置。
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