JP4952421B2 - 運転支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、運転者の運転を支援する運転支援システムに関する。
運転者の運転を支援する運転支援システムとして、自車両が他車両と擦れ違い走行する場合に、自車両において、自車両に搭載されている車載カメラが自車両の進行方向を撮影すると共に、自車両に向かって走行している他車両(対向車両)から当該他車両に搭載されている車載カメラが当該他車両の進行方向を撮影した画像を車々間通信により取得し、自車両に搭載されている車載カメラが撮影した画像と他車両から取得した画像とから共通物体を認識し、それらの位置関係を表示することにより、自車両が他車両と擦れ違い走行可能であるか否かを運転者に知らせるシステムがある(例えば特許文献1参照)。
また、自車両において、自車両に搭載されている車載カメラが撮影した自車両の進行方向の画像や自車両の進行方向を走行している他車両に搭載されている車載カメラが撮影した他車両の進行方向の画像を画像解析し、歩行者を検出して危険度を判定し、その判定した危険度に応じて走行制御を行うシステムもある(例えば特許文献2参照)。
特開2005−327250号公報 特開2006−151114号公報
ところで、自車両が複数車線の道路を走行する場合には、運転者が例えば道路を横断する歩行者に対して注意を払わなければならない範囲は広角となるが、自車両が走行している車線に隣接する車線を他車両が走行しているような場合には、他車両の陰となる死角が発生し、運転者が歩行者に対して十分に注意を払うことができないという問題がある。このような問題に対して、特許文献1,2に記載されている技術では解決するには至らないものであり、上記した問題を解決する手段が要望されている。
そこで、本願出願人は、自車両が複数車線の道路を走行する場合に、自車両の車載カメラが撮影した自車両の進行方向の画像を取得すると共に、自車両が走行している車線とは異なる車線を走行している他車両の車載カメラが撮影した自車両の進行方向の画像を取得し、それら取得した自車両の進行方向の複数の画像を合成してパノラマ画像を作成し、その作成したパノラマ画像を表示装置に表示する運転支援システムを出願した(特願2007−135449号。)。
この運転支援システムにより、運転者が道路を横断する歩行者に対して注意を適切に払えるようにすることができる。しかしながら、この運転支援システムでは、前方車両を表示装置に表示することができないため、運転者にとって、車両のフロントガラスから実際に見える光景と、画像上の光景との対応が直感的に分からづらい問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転者が実際に見る光景と画像上の光景との対応を分かりやすくすることができる運転支援システムを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、制御手段は、自車両側撮影手段が撮影した自車両の進行方向の画像を取得すると共に、自車両が走行している車線とは異なる車線を走行している他車両に搭載されている他車両側通信手段との間で自車両側通信手段に車々間通信を行わせて当該他車両に搭載されている他車両側撮影手段が撮影した自車両の進行方向の画像を取得し、それら取得した自車両の進行方向の複数の画像を表示手段に表示させる。
これにより、自車両に搭載されている自車両側撮影手段が撮影した自車両の進行方向の画像を表示するのみでなく、自車両が走行している車線とは異なる車線(例えば隣接する車線)を走行している他車両に搭載されている他車両側撮影手段が撮影した自車両の進行方向の画像をも表示することにより、自車両の進行方向の画像を広角で表示することができる。その結果、自車両が複数車線の道路を走行する場合に、運転者が例えば道路を横断する歩行者に対して適切に注意を払うことができ、運転者の運転を適切に支援することができる。特に渋滞している場合では、歩行者が車両の他車両の陰から急に飛び出すことが
予測されるという事情から、その効果は大きい。
さらに、制御手段は、自車両と同じ進行方向に走行する前方車両の表示・非表示の切り替え指示を入力する表示切り替え手段による切り替え指示の入力に応じて、複数の画像における前方車両の表示・非表示を切り替える。これにより、前方車両の表示が可能となるため、運転者は、車両のフロントガラスから実際に見える光景と、画像上の光景との対応が分かりやすくなる。
請求項2に記載した発明によれば、制御手段は、前方車両のうち、自車両が走行している車線と同じ車線を走行している前方車両との間で自車両側通信手段に車々間通信を行わせて当該前方車両の車両状態データを取得し、当該前方車両が複数の画像に表示される場合、その取得した車両状態データに基づく情報を複数の画面上に重ねて表示させる。これにより、運転者は、前方車両の車両状態を把握することができるようになる。
請求項3に記載した発明によれば、制御手段は、自車両側現在位置特定手段が取得した自車両の現在位置を取得すると共に、他車両に搭載されている他車両側通信手段との間で自車両側通信手段に車々間通信を行わせて当該他車両に搭載されている他車両側現在位置特定手段が特定した他車両の現在位置を取得し、それら取得した自車両の現在位置と他車両の現在位置との関係から自車両と他車両との相対位置を認識し、その認識結果にしたがって自車両の進行方向の複数の画像を縮小または拡大して表示手段に表示させる。これにより、自車両側撮影手段が撮影した自車両の進行方向の画像と他車両側撮影手段が撮影した自車両の進行方向の画像とを例えば遠近感を調和するように縮小または拡大して表示することにより、それら複数の画像を適切な遠近感により違和感なく表示することができる。
請求項4に記載した発明によれば、制御手段は、自車両の進行方向の複数の画像を水平方向に連続的に合成してパノラマ画像を作成し、その作成したパノラマ画像を表示手段に表示させる。これにより、実際の状況に極めて近いパノラマ画像を表示することにより、運転者が例えば歩行者に対して適切に注意を払うことができる。
請求項5に記載した発明によれば、自車両の現在位置を特定する自車両側現在位置特定手段と、車両タイプ毎に備えられる前方車両の描画イメージデータである3Dデータを記憶する記憶装置とをさらに備え、制御手段は、自車両の進行方向の複数の画像を水平方向に連続的に合成してパノラマ画像を作成し、その作成したパノラマ画像を表示手段に表示させる一方、前方車両のうち、自車両が走行している車線と同じ車線を走行している前方車両との間で自車両側通信手段に車々間通信を行わせて当該前方車両の車両タイプ及び走行位置を含む車両状態データを取得し、前方車両から取得した車両タイプをもとに記憶装置を参照してその車両タイプに該当する3Dデータを取り出すとともに、自車両側現在位置特定手段が特定した自車両の現在位置と、取得した前方車両の走行位置との位置及び方向の差異を、取り出した3Dデータの表示位置、大きさ、向きに反映させて、当該3Dデータをパノラマ画像上に重畳表示させる。
請求項6に記載した発明によれば、車両状態データは、ウィンカー操作の有無及び操作有りの場合にはそのウィンカー操作の方向、ブレーキ操作の有無、並びに車内照明の点灯状態も含むものであって、制御手段は、3Dデータをパノラマ画像上に重畳表示させる場合に、車両状態データのうちのウィンカー操作の有無及び操作有りの場合にはそのウィンカー操作の方向、ブレーキ操作の有無、並びに車内照明の点灯状態を当該3Dデータに反映させる
請求項に記載した発明によれば、画像解析手段は、制御手段が取得した自車両の進行
方向の画像を解析し、制御手段は、自車両の進行方向の画像を画像解析手段に解析させて
当該画像内に移動体が存在するか否かを判定し、移動体が存在する旨を判定すると、その
移動体を表す移動体情報を表示手段に表示させる。これにより、単に撮影した画像を表示
するのみでなく、移動体情報として移動体を強調して表示することにより、移動体の存在
を運転者に把握させることができ、例えば歩行者の存在を運転者に確実に把握させること
ができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、運転支援システムの全体構成を示している。運転支援システム1は、運転支援制御装置2、車載カメラ3(本発明でいう自車両側撮影手段)、車載ナビゲーション装置4(本発明でいう自車両側現在位置特定手段)、表示装置5(本発明でいう表示手段、報知手段)、走行制御装置6(本発明でいう走行制御手段)を備えて構成されている。
運転支援制御装置2は、システム全体を制御する制御部7(本発明でいう制御手段)、近距離無線通信を行う近距離無線通信部8(本発明でいう自車両側通信手段)、車載カメラ3が撮影した画像を入力する画像入力部9、車載ナビゲーション装置4が特定した現在位置を入力する現在位置入力部10、表示装置5の表示動作を制御する表示制御部11、走行制御装置6の走行制御動作を制御する走行制御部12、画像を記憶する画像記憶部13、画像を解析する画像解析部14(本発明でいう画像解析手段)及びミリ波レーダ15などを備えて構成されている。
車載カメラ3は、所定範囲の撮影視野角を実現する例えば魚眼レンズを有するカメラから構成されている。尚、単一のカメラに限らず、複数のカメラにより所定範囲の撮影視野角を実現する構成であっても良い。近距離無線通信部8は、近距離無線通信圏内を所定範囲に形成し、自車両の周囲を走行する他車両21が近距離無線通信圏内に進入すると、他車両21に搭載されている近距離無線通信部22(本発明でいう他車両側通信手段)との間で近距離無線通信回線を接続する。尚、近距離無線通信部8は、混信を避けるために光や指向性の高い電磁波を使用するのが望ましい。
制御部7は、近距離無線通信部8が他車両21に搭載されている近距離無線通信部22との間で近距離無線通信回線を接続すると、送信要求信号を近距離無線通信部8から他車両21に送信させ、他車両21から当該他車両21に搭載されている車載カメラ23(本発明でいう他車両側撮影手段)が撮影した画像及び当該他車両21に搭載されている車載ナビゲーション装置24(本発明でいう他車両側現在位置特定手段)が特定した現在位置を近距離無線通信部8により受信させる。
表示装置5は、例えばセンターコンソールに設置されており、制御部7から表示制御部12を介して表示制御信号を入力すると、表示画面を表示する。表示切替装置25は、自車両と同じ進行方向に向かって走行する前方車両の表示・非表示の切り替え指示を入力するものであり、その入力に応じた切り替え指示が表示装置5に出力される。
走行制御装置6は、エンジンを制御するエンジン制御装置16、ブレーキを制御するブレーキ制御装置17、パワーステアリングを制御するパワーステアリング制御装置18、自動変速機を制御する自動変速機制御装置19などを備えて構成されており、制御部7から走行制御部12を介して走行制御信号を入力すると、いずれかの装置を制御して自車両の走行を制御する。
また、運転支援制御装置は、図示しない記憶装置を備えており、この記憶装置には、後述するパノラマ画像上に表示する前方車両の描画イメージデータ(以下、3Dデータ)が記憶される。この3Dデータは、各自動車メーカが割り当てた車両タイプ毎に備えられる。
このように構成される運転支援システムの基本的な動作は、本願出願人が先に出願した特願2007−135449号(段落番号0021ないし0030、及び図2ないし図8)に詳細に記載されているので、ここでは、その概要を説明する。運転支援制御装置2において、制御部7は、ミリ波レーダ15による検出結果に基づいて自車両の周辺を他車両が走行しているか否かを判定し、他車両が走行している旨を判定すると、それら他車両が近距離無線通信部8の近距離無線通信圏内であるか否かを判定する。次に、他車両が近距離無線通信部8の近距離無線通信圏内である旨を判定すると、送信要求信号を近距離無線通信部8から他車両に送信後、所定時間経過するまでに、他車両に搭載されている車載カメラが撮影した画像及び当該他車両に搭載されている車載ナビゲーション装置が特定した現在位置を受信したか否かを判定する。
ここで、制御部7は、他車両から画像及び現在位置を所定時間が経過するよりも先に受信した旨を判定すると、その受信した画像を画像記憶部13に記憶させる。次いで、制御部7は、自車両の車載ナビゲーション装置4が特定した自車両の現在位置と他車両から受信した他車両の現在位置との関係を計算して自車両と他車両との相対位置を計算し、自車両の車載カメラ3が撮影した画像と他車両から受信した画像とを合成してパノラマ画像を作成する。この場合、制御部7は、画像が重複する箇所では、該当する画像を自車両からの距離を基準として縮小または拡大することにより連続性を持たせる。
次いで、制御部7は、このようにして作成したパノラマ画像を画像解析部14により画像解析し、パノラマ画像内に移動体(例えば歩行者)が存在するか否かを判定し、移動体が存在する旨を判定すると、その移動体の移動方向と移動速度を特定する。次いで、制御部7は、パノラマ画像を表示装置5に表示させる。この場合、制御部7は、パノラマ画像内に移動体が存在している場合であれば、その移動体を表す移動体情報(本実施形態では歩行者)を表示させる。
このようにして、制御部7は、自車両の車載カメラ3が撮影した画像を表示させるのみならず、他車両の車載カメラが撮影した画像を表示させることができ、自車両の車載カメラ3が撮影することができない歩行者を表示させることができる。また、表示装置5は、実際の景色に重畳表示するウインドシールドディスプレイであっても良く、制御部7は、運転者の運転に支障を来たさない範囲に画像を表示させても良い。
次に、運転支援システムの特徴的な動作について、図2ないし図6を参照しながら説明する。運転支援制御装置2において、制御部7は、表示装置5に図2に示すようなパノラマ画像を表示させる際、表示切替装置25からの切り替え指示の入力に応じて、自車両と同じ進行方向に向かって走行する前方車両VC1、VC2、VC3の表示・非表示の切り替えを可能とする。この表示・非表示の切り替えは、表示切替装置25を入力することでなされる。
図2に示すように、運転者は、パノラマ画像上に表示される前方車両VC1、VC2、VC3の各々に割り当てられた、丸で囲まれた番号1、2、3に対応する表示切替装置25上の番号1、2、3、・・・9の入力ボタンを1回押下し、続けて「決定」と表示された入力ボタンを押下することで、その押下した番号に対応する前方車両を表示させることができる。表示切替装置25上の各番号は、その番号に対応する前方車両がパノラマ画像上に表示されていれば光って表示される。また、光って表示される番号の入力ボタンを1回押下し、続けて「決定」と表示された入力ボタンを押下することで、その押下した番号に対応する前方車両の表示を非表示にする。
このように、前方車両の表示・非表示の切り替え指示を表示切替装置25から入力することで、パノラマ画像における前方車両の表示・非表示を切り替えることができる。これにより、前方車両の表示が可能となるため、運転者は、車両のフロントガラスから実際に見える光景と、画像上の光景との対応が分かりやすくなる。
なお、図2に示すように、非表示の前方車両VC2については、その輪郭を点線で表示してもよい。また、表示装置5にタッチパネルが採用されている場合には、この点線で表示された前方車両を直接タッチ操作することで、非表示の前方車両VC2を表示させるようにしてもよい。
図3に、前方車両の表示・非表示を切り替える表示切り替え処理を示す。先ず、図3のステップS1では、運転支援制御装置2において、制御部7は、ミリ波レーダ15による検出結果に基づいて、自車両と同じ進行方向に向かって走行する前方車両を探査し、ステップS2では、その探査結果から、近距離無線通信部8の近距離無線通信圏内に存在する前方車両があるか否かを判定する。このステップS2にて肯定判断した場合にはステップS3に処理を進め、否定判断した場合にはステップS1に処理を移行し、ステップS1以降を繰り返す。
ステップS3では、通信可能な前方車両に対し、前方車両の車両状態データ(車両情報に相当)及び前方車両に搭載される車載カメラが撮影した画像情報の送信を依頼する。ステップS4では、前方車両からの情報として、車両状態データと画像情報、若しくは画像情報のみを受信したか否かを判定する。このステップS4にて肯定判断した場合にはステップS5へ処理を進め、否定判断した場合にはステップS3へ処理を移行し、ステップS3を繰り返す。
ここで、前方車両の車両状態データについて説明する。車両状態データは、車両タイプ(各自動車メーカが割り当てた車両タイプやボディー色)、走行位置(現在位置)、車両速度、走行方向、ウィンカー操作の有無及び操作有りの場合にはそのウィンカー操作の方向、ブレーキ操作の有無、車内照明の点灯状態、及び走行車線位置の各種データからなる。これらのデータは、主として、前方車両に搭載されている車載ナビゲーション装置から得られる。
図3のステップS5では、受信した前方車両からの情報のうち、画像情報を画像記憶部13に記憶させる。また、車両状態データをも受信した場合には制御部7内の図示しないRAMに一時記憶する。ステップS6では、前方車両の車両状態データが有るかどうかを判断する。このステップS6にて肯定判断した場合にはステップS7に処理を進め、否定判断した場合にはステップS8へ処理を進める。
ステップS7では、自車両の車載ナビゲーション装置4が特定した自車両の現在位置と前方車両から受信した前方車両の現在位置との関係を計算して自車両と他車両との相対位置を計算する。ステップS8では、パノラマ画像の作成して表示する、若しくは表示の更新を行う。ステップS9では、前方車両を表示させる入力が表示切替装置25からあったかどうかを判断する。ここで、肯定判断した場合にはステップS10の前方車両表示処理を実行し、否定判断した場合にはステップS1へ処理を移行し、上述した処理を繰り返す。
図4のステップS11では、前方車両から受信した車両状態データに含まれる車両タイプを参照して、その車両タイプに該当する3Dデータを取り出す。ステップS12では、車両状態データのうち、ウィンカー操作の有無(操作有りの場合にはそのウィンカー操作の方向)、ブレーキ操作の有無、車内照明の点灯状態を3Dデータに反映させる。
ステップS13では、自車両と前方車両の走行状態を加味して、3Dデータをパノラマ画像上に重畳表示する。具体的には、図6に示すように、前方車両と自車両との走行位置・方向の差異を3Dデータの表示位置、大きさ、向きに反映させる。図6における座標(x1,y1,z1)は、自車両の座標(x0,y0,z0)を原点としたときのパノラマ画像上の相対位置の座標であり、この相対位置の座標を元に反映させる。
ステップS14では、前方車両と自車両との車間距離、及び前方車両の車両速度を3Dデータに重ねて表示する。これにより、図5に示すように、前方車両VC1、VC2、VC3が表示されたパノラマ画像が表示される。図5におけるDPは、前方車両VC2の車両速度XX[km/h]、及び車間距離YY[m]が表示されている。この車両速度と車間距離の表示は、運転者が表示を指定した場合にのみ表示させるようにしてもよい。また、図5において、前方車両VC2は、リヤウィンドウRW部分の色彩を明るくすることで、車室内の照明が点灯した状態を示している。これにより、運転者は、前方車両の車両状態を把握することができるようになる。
以上に説明したように本実施形態によれば、運転支援システム1において、自車両の車載カメラ3が撮影した自車両の進行方向の画像を取得すると共に、自車両が走行している車線とは異なる車線を走行している他車両21の車載カメラ23が撮影した自車両の進行方向の画像を取得し、それら取得した自車両の進行方向の複数の画像を合成してパノラマ画像を作成し、その作成したパノラマ画像を表示するように構成したので、自車両の進行方向の画像を広角で表示することができ、その結果、自車両が複数車線の道路を走行する場合に、運転者が歩行者に対して適切に注意を払うことができ、運転者の運転を適切に支援することができる。
さらに、自車両と同じ進行方向に走行する前方車両の表示・非表示の切り替え指示を入力する表示切替装置25による切り替え指示の入力に応じて、パノラマ画像における前方車両の表示・非表示を切り替えるようにした。これにより、前方車両の表示が可能となるため、運転者は、車両のフロントガラスから実際に見える光景と、パノラマ画像上の光景との対応が分かりやすくなる。
また、自車両の現在位置と他車両の現在位置とを認識し、その認識結果にしたがって自車両の進行方向の複数の画像を縮小または拡大して表示するように構成したので、自車両の車載カメラ3が撮影した自車両の進行方向の画像と他車両の車載カメラが撮影した自車両の進行方向の画像とを例えば遠近感を調和するように縮小または拡大して表示することにより、それら画像を適切な遠近感により違和感なく表示することができる。
また、自車両の進行方向の画像を画像解析して当該画像内に移動体が存在する旨を判定すると、その移動体を表す移動体情報を表示するように構成したので、移動体の存在を運転者に把握させることができ、例えば歩行者の存在を運転者に確実に把握させることができる。
本発明の一実施形態を示す機能ブロック図である。 表示切替装置25とパノラマ画像上に表示される前方車両VC1、VC2、VC3を示した図である。 前方車両の表示・非表示を切り替える表示切り替え処理を説明するためのフローチャートである。 前方車両表示処理を説明するためのフローチャートである。 前方車両VC1、VC2、VC3が表示されたパノラマ画像を示した図である。 自車両との走行位置・方向の差異を前方車両の表示位置・大きさ・向きに反映させることを説明するための図である。
符号の説明
図面中、1は運転支援システム、3は車載カメラ(自車両側撮影手段)、4は車載ナビゲーション装置(自車両側現在位置特定手段)、5は表示装置(表示手段、報知手段)、6は走行制御装置(走行制御手段)、7は制御部(制御手段)、8は近距離無線通信部(自車両側通信手段)、14は画像解析部(画像解析手段)、22は近距離無線通信部(他車両側通信手段)、23は車載カメラ(他車両側撮影手段)、24は車載ナビゲーション装置(他車両側現在位置特定手段)、25は表示切替装置(表示切り替え手段)である。

Claims (7)

  1. 自車両の進行方向を撮影する自車両側撮影手段と、
    他車両に搭載されている他車両側通信手段との間で車々間通信を行う自車両側通信手段と、
    前記自車両側撮影手段が撮影した自車両の進行方向の画像を取得すると共に、自車両が走行している車線とは異なる車線を走行している他車両に搭載されている他車両側通信手段との間で前記自車両側通信手段に車々間通信を行わせて当該他車両に搭載されている他車両側撮影手段が撮影した自車両の進行方向の画像を取得し、それら取得した自車両の進行方向の複数の画像を表示手段に表示させる制御手段と、
    前記自車両と同じ進行方向に向かって走行する前方車両の表示・非表示の切り替え指示を入力する表示切り替え手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記表示切り替え手段による切り替え指示の入力に応じて、前記複数の画像における前記前方車両の表示・非表示を切り替えることを特徴とする運転支援システム。
  2. 請求項1に記載した運転支援システムにおいて、
    前記制御手段は、前記前方車両のうち、前記自車両が走行している車線と同じ車線を走行している前方車両との間で前記自車両側通信手段に車々間通信を行わせて当該前方車両の車両状態データを取得し、当該前方車両が前記複数の画像に表示される場合、その取得した車両状態データに基づく情報を前記複数の画面上に重ねて表示させることを特徴とする運転支援システム。
  3. 請求項1または2に記載した運転支援システムにおいて、
    自車両の現在位置を特定する自車両側現在位置特定手段を備え、
    前記制御手段は、前記自車両側現在位置特定手段が取得した自車両の現在位置を取得すると共に、他車両に搭載されている他車両側通信手段との間で前記自車両側通信手段に車々間通信を行わせて当該他車両に搭載されている他車両側現在位置特定手段が特定した他車両の現在位置を取得し、それら取得した自車両の現在位置と他車両の現在位置との関係から自車両と他車両との相対位置を認識し、その認識結果にしたがって自車両の進行方向の複数の画像を縮尺または拡大して前記表示手段に表示させることを特徴とする運転支援システム。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載した運転支援システムにおいて、
    前記制御手段は、自車両の進行方向の複数の画像を水平方向に連続的に合成してパノラマ画像を作成し、その作成したパノラマ画像を前記表示手段に表示させることを特徴とする運転支援システム。
  5. 請求項1に記載した運転支援システムにおいて、
    自車両の現在位置を特定する自車両側現在位置特定手段と、
    車両タイプ毎に備えられる前方車両の描画イメージデータである3Dデータを記憶する記憶装置とをさらに備え、
    前記制御手段は、
    自車両の進行方向の複数の画像を水平方向に連続的に合成してパノラマ画像を作成し、その作成したパノラマ画像を前記表示手段に表示させる一方、
    前記前方車両のうち、前記自車両が走行している車線と同じ車線を走行している前方車両との間で前記自車両側通信手段に車々間通信を行わせて当該前方車両の車両タイプ及び走行位置を含む車両状態データを取得し、前記前方車両から取得した車両タイプをもとに前記記憶装置を参照してその車両タイプに該当する3Dデータを取り出すとともに、
    前記自車両側現在位置特定手段が特定した自車両の現在位置と、取得した前記前方車両の走行位置との位置及び方向の差異を、取り出した3Dデータの表示位置、大きさ、向きに反映させて、当該3Dデータを前記パノラマ画像上に重畳表示させることを特徴とする運転支援システム。
  6. 請求項5に記載した運転支援システムにおいて、
    前記車両状態データは、ウィンカー操作の有無及び操作有りの場合にはそのウィンカー操作の方向、ブレーキ操作の有無、並びに車内照明の点灯状態も含むものであって、
    前記制御手段は、前記3Dデータを前記パノラマ画像上に重畳表示させる場合に、車両状態データのうちのウィンカー操作の有無及び操作有りの場合にはそのウィンカー操作の方向、ブレーキ操作の有無、並びに車内照明の点灯状態を当該3Dデータに反映させることを特徴とする運転支援システム。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載した運転支援システムにおいて、
    前記制御手段が取得した自車両の進行方向の画像を解析する画像解析手段を備え、
    前記制御手段は、自車両の進行方向の画像を前記画像解析手段に解析させて当該画像内に移動体が存在するか否かを判定し、当該移動体が存在する旨を判定したときに、その移動体を表す移動体情報を前記表示手段に表示させることを特徴とする運転支援システム。
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