JP4944685B2 - バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置に関する。
バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置は、種々のものが提案されているが、例えば、特許文献1や特許文献2に示すようなものがあった。
特許文献1に記載のブレーキ液圧制御装置は、四輪自動車用のブレーキ液圧制御装置を二輪自動車でも適用するために、四輪自動車に必要な数の電磁弁を収容可能な基体を有しており、二輪自動車で適用する場合には、残余のソレノイド部に対応する部分でハウジングには凹部が形成されており、残余のソレノイド部に嵌合する突部を有するダミー部材を凹部に嵌合・装着するように構成されている。これによって、必要とする電磁弁の個数に拘わらず、ハウジング及びカバーの共通化が図れ、四輪自動車用と二輪自動車とでブレーキ液圧制御装置を共通部品とすることができる。
特許文献2に記載のブレーキ液圧制御装置は、スクータ用のアンチロックブレーキ装置であって、モータで駆動する回転式油圧ポンプと油圧系に介装した電磁弁とによって、油圧式ブレーキの油圧を変化させる油圧制御装置を備えている。この油圧制御装置は、車体フレームのヘッドパイプよりも前方に配設されるとともに、ヘッドパイプにブラケットを介して弾性支持されており、さらに油圧制御装置のモータおよび油圧ポンプの軸線が車幅方向を指向するように位置付けられて構成されており、後輪分布荷重と前輪分布荷重との差を小さくするとともに、車体に伝達される振動を小さくすることができるといった優れた効果を有している。
特開2002−193093号公報 特開平11−314589号公報
しかしながら、特許文献1に示されたブレーキ液圧制御装置は、四輪自動車と二輪自動車とでブレーキ液圧制御装置を共通部品としているので、車輪ブレーキの少ない二輪自動車用のブレーキ液圧制御装置として使用した場合、必要以上に基体が大きく、基体の大型化を招いてしまい、車両用ブレーキ液圧制御装置自体も大型化してしまうといった問題があった。このように車両用ブレーキ液圧制御装置が大型化すると、車両の設置スペースの関係上、設置に制限を受けてしまうといった問題もあった。
また、特許文献2に示されたブレーキ液圧制御装置は、基体の内部構造は特に記載されておらず、ブレーキ液圧制御装置の小型化を図るための構成は示されていない。
このような観点から、本発明は、小型化を図ることができるバーハンドル車両用車両用ブレーキ液圧制御装置を提供することを課題とする。
このような課題を解決する請求項1に係る発明は、液圧源からの液圧を受けてそれぞれ少なくとも一つの車輪ブレーキを制動する二系統の独立したブレーキ系統を備え、前記車輪ブレーキそれぞれの独立したアンチロックブレーキ制御を行うバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置において、前記二系統の各ブレーキ系統に対応する二つの流路構成部を有する基体と、入口弁となる常開型電磁弁と、出口弁となる常閉型電磁弁と、ブレーキ液を一時的に貯溜するリザーバと、前記リザーバに貯溜されたブレーキ液を吸引するためのポンプと、前記ポンプの動力源となるモータと、前記各電磁弁を覆うように前記基体の一面に組み付けられたコントロールハウジングと、前記コントロールハウジングに収容され、前記モータおよび前記各電磁弁の作動を制御する制御装置と、を備えて構成され、前記流路構成部は、前記基体の中心線の左右にそれぞれ形成され、前記各流路構成部は、前記基体の前記一面と繋がる第一の側面に開口して形成され前記液圧源からの配管が接続される入口ポートと、前記基体の前記第一の側面に開口して形成され前記車輪ブレーキに至る配管が接続される出口ポートと、前記基体の前記一面に開口して形成され前記常開型電磁弁が装着される入口弁装着穴と、前記基体の前記一面に開口して形成され前記常閉型電磁弁が装着される出口弁装着穴と、前記基体の前記一面および前記第一の側面と繋がる第二の側面に開口して形成され前記ポンプが装着されるポンプ孔と、前記ポンプ孔の軸方向の垂直方向に延設され前記入口ポートから前記入口弁装着穴を介して前記ポンプ孔へと連通する第一流路と、前記第一流路と平行に延設され前記出口ポートから前記出口弁装着穴へと連通する第二流路と、前記基体の前記一面に開口して形成され前記リザーバを装着するリザーバ穴と、を備えており、前記リザーバ穴は、前記基体の前記一面側から見て、少なくとも底面の一部が前記ポンプ孔の中心軸と重なるように配設され、前記第一流路は、前記入口ポートの底面から前記ポンプ孔の前記中心軸の垂直方向に沿って穿設されていることを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置である。
前記のような位置関係を有する流路構成部によれば、基体のスペースを効率的に有効利用することができ、基体の長さ(ポンプ孔の軸方向の垂直方向長さ)を短縮することができ、バーハンドル車両用に特化したブレーキ液圧制御装置において、大幅な小型化を達成することができる。また、リザーバ穴の配置位置がポンプ孔の中心軸に近くなるので、基体の長さ(ポンプ孔の軸方向の垂直方向長さ)を短縮することができ、バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置のさらなる小型化を達成することができる。
また、請求項2に係る発明は、前記第二流路が、前記出口ポートから前記出口弁装着穴へ直接連通することを特徴とする。さらに、請求項3に係る発明は、前記入口弁となる常開型電磁弁は、前記液圧源側から前記車輪ブレーキ側へのブレーキ液の流入を開弁状態にあるときに許容するとともに閉弁状態にあるときに遮断し、前記出口弁となる常閉型電磁弁は、前記車輪ブレーキ側から前記リザーバ側へのブレーキ液の流入を閉弁状態にあるときに遮断するとともに開弁状態にあるときに許容することを特徴とする。
さらに、請求項に係る発明は、前記リザーバ穴の底部から前記ポンプ孔の周面に連通する連通路に、前記リザーバから前記ポンプへのブレーキ液の流入のみを許容する一方向弁を設けたことを特徴とする。
前記のような構成によれば、ポンプ孔内に一方向弁からなる吸入弁を設ける必要がなくなるので、ポンプ孔の軸長を短縮することができ、基体の長さ(ポンプ孔の軸方向長さ)が短縮され、バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置のさらなる小型化を達成することができる。
本発明に係るバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置によると、バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置の基体の具体的な構成を示し、その小型化を図ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る車両用ブレーキ液圧制御装置(以下、「ブレーキ液圧制御装置」という。)Uは、バーハンドル車両に好適に用いられるものであり、基体1と、電磁弁2,3と、リザーバ4と、ポンプ5と、モータ6と、電子制御ユニット(制御装置)7と、ハウジング(コントロールハウジング)8とを備えて構成されている。ハウジング8は、基体1の前面(一面)1aに組み付けられ、その内部に電子制御ユニット7を収容している。モータ6は、基体1の後面1b(図3参照)に組み付けられている。
(液圧回路)
ブレーキ液圧制御装置Uは、図10に示す液圧回路を具現化したものである。図10に示すように、ブレーキ液圧制御装置Uは、マスタシリンダMF,MRと車輪ブレーキBF,BRのホイールシリンダWF,WRとの間に介設されるものである。ブレーキ液圧制御装置Uは、液圧源(マスタシリンダMF,MR)からの液圧を受けてそれぞれ少なくとも一つの車輪ブレーキを制動する二系統の独立したブレーキ系統F,Rを備えて構成されていて、前輪に装着された車輪ブレーキBFおよび後輪に装着された車輪ブレーキBRに付与する制動力(ブレーキ液圧)を適宜制御することによって、車輪ブレーキBF,BRの独立したアンチロックブレーキ制御が可能になっている。
ブレーキ系統Fは、前輪を制動するためのものであり、マスタシリンダMF側の入口ポート11から車輪ブレーキBF側の出口ポート12に至る系統である。なお、入口ポート11には、液圧源であるマスタシリンダMFに至る配管H1が接続され、出口ポート12には、前輪のホイールシリンダWFに至る配管H2が接続されている。
ブレーキ系統Rは、後輪を制動するためのものであり、他方のマスタシリンダMR側の入口ポート11から車輪ブレーキBR側の出口ポート12に至る系統である。なお、入口ポート11には、マスタシリンダMFとは別の液圧源であるマスタシリンダMRに至る配管H1が接続され、出口ポート12には、後輪のホイールシリンダWRに至る配管H2が接続されている。
このように、ブレーキ液圧制御装置Uは、二つのブレーキ系統F,Rから構成されるが、各ブレーキ系統F,Rは同一の構成であるので、以下においては主として前輪のブレーキ系統Fについて説明し、適宜後輪のブレーキ系統Rについて説明する。
なお、マスタシリンダMF,MRは、ブレーキ液を貯蔵するブレーキ液タンク室が接続された図示しないシリンダを有しており、シリンダ内にはブレーキ操作子であるブレーキレバーLF,LRの操作によりシリンダの軸方向へ摺動してブレーキ液を流出する図示しないロッドピストンが組み付けられている。
前輪のブレーキ系統Fには、制御弁手段V、リザーバ4、ポンプ5などが設けられている。
なお、以下では、入口ポート11から出口ポート12に至る流路(油路)を「出力液圧路A」と称し、出力液圧路Aから後記する出口弁を通ってリザーバ4に至る流路を「開放路B」と称する。また、開放路Bからポンプ5を通って出力液圧路Aに至る流路を「戻し路C」と称する。
制御弁手段Vは、出力液圧路Aを開放しつつ開放路Bを遮断する状態、出力液圧路Aを遮断しつつ開放路Bを開放する状態および出力液圧路Aと開放路Bを遮断する状態を切り換える機能を有しており、入口弁となる電磁弁2、チェック弁2aおよび出口弁となる電磁弁3を備えて構成されている。
入口弁となる電磁弁2は、出力液圧路Aに設けられた常開型の電磁弁であり、開弁状態にあるときにマスタシリンダMF側から車輪ブレーキBF側へのブレーキ液の流入を許容し、閉弁状態にあるときに遮断する。電磁弁2は、その弁体を駆動させるための電磁コイルが電子制御ユニット7と電気的に接続されており、電子制御ユニット7からの指令に基づいて電磁コイルを励磁すると閉弁し、電磁コイルを消磁すると開弁する。
チェック弁2aは、入口弁となる電磁弁2を迂回するように設けられた流路に設けられており、車輪ブレーキBF側からマスタシリンダMF側へのブレーキ液の流入のみを許容する。
出口弁となる電磁弁3は、開放路Bに設けられた常閉型の電磁弁であり、閉弁状態にあるときに車輪ブレーキBF側からリザーバ4側へのブレーキ液の流入を遮断し、開弁状態にあるときに許容する。電磁弁3は、その弁体を駆動させるための電磁コイルが電子制御ユニット7と電気的に接続されており、電子制御ユニット7からの指令に基づいて電磁コイルを励磁すると開弁し、電磁コイルを消磁すると閉弁する。
リザーバ4は、出口弁となる電磁弁3が開放されることによって開放路Bを通って逃がされるブレーキ液(すなわち、ホイールシリンダから流出したブレーキ液)を一時的に貯留する機能を有している。
ポンプ5は、戻し路Cに設けられており、モータ6の回転力によって駆動し、リザーバ4に一時的に貯留されたブレーキ液を吸入して出力液圧路A側に吐出する。つまり、ポンプ5は、リザーバ4に貯留されたブレーキ液をマスタシリンダMF側に戻す役割を担っている。ポンプ5には、その吸入側に、リザーバ4側から出力液圧路A側へのブレーキ液の流入のみを許容する吸入弁57が接続されている。ポンプ5の吐出側には、リザーバ4側から出力液圧路A側へのブレーキ液の流入のみを許容する吐出弁56が設けられている。また、戻し路Cには、吐出弁56よりも出力液圧路A側に、ポンプ5から吐出されたブレーキ液の脈動を減衰させるオリフィス5cが設けられている。
モータ6は、前輪側のブレーキ系統Fにあるポンプ5および後輪側のブレーキ系統Rにあるポンプ5の共通の動力源であり、電子制御ユニット7からの指令に基づいて作動する。
電子制御ユニット7は、図示しない前輪に固着されたパルサーギアの側面に対向して固定配置される前輪用の車輪速度センサSFおよび同じく図示しない後輪に固着されたパルサーギアの側面に対向して固定配置される後輪用の車輪速度センサSRからの出力に基づいて、電磁弁2,3およびモータ6の作動を制御する。
次に、図10の液圧回路を参照しつつ、電子制御ユニット7によって実現される通常のブレーキ制御およびアンチロックブレーキ制御について説明する。
(通常のブレーキ制御)
各車輪がロックする可能性のない通常のブレーキ制御時においては、電磁弁2,3を駆動させる電磁コイルは、いずれも電子制御ユニット7によって消磁させられる。つまり、通常のブレーキ制御においては、入口弁となる電磁弁2が開弁状態になっており、出口弁となる電磁弁3が閉弁状態になっている。
このような状態のときに運転者がブレーキレバーLFを操作すると、その操作力に起因して発生したブレーキ液圧は、出力液圧路Aを介してそのままホイールシリンダWFに伝達され、その結果、前輪が制動されることとなる。なお、ブレーキレバーLFの操作を解除すると、出力液圧路Aに供給されたブレーキ液は、マスタシリンダMFに戻される。
(アンチロックブレーキ制御)
アンチロックブレーキ制御は、車輪がロック状態に陥りそうになったときに実行されるものであり、ロック状態に陥りそうな車輪のホイールシリンダWF,WRに対応する制御弁手段Vを制御して、ホイールシリンダWF,WRに作用するブレーキ液圧を減圧、増圧あるいは一定に保持する状態を適宜選択することによって実現される。なお、減圧、増圧および保持のいずれを選択するかは、前輪用の車輪速度センサSFおよび後輪用の車輪速度センサSRから得られた車輪速度に基づいて、電子制御ユニット7によって判断される。
そして、電子制御ユニット7において前輪のホイールシリンダWFに作用するブレーキ液圧を減圧すべきであると判断された場合には、制御弁手段Vにより出力液圧路Aが遮断され、開放路Bが開放される。具体的には、電子制御ユニット7により電磁弁(入口弁)2を励磁して閉弁状態にするとともに、電磁弁(出口弁)3を励磁して開弁状態にする。このようにすると、出力液圧路Aのブレーキ液が開放路Bを通ってリザーバ4に流入し、その結果、前輪のホイールシリンダWFに作用していたブレーキ液圧が減圧される。
なお、アンチロックブレーキ制御を実行する場合には、電子制御ユニット7によりモータ6を駆動させる。モータ6が駆動すると、これに伴ってポンプ5が作動し、リザーバ4に貯留されたブレーキ液が戻し路Cを介して出力液圧路Aに還流される。また、ポンプ5が作動することにより戻し路C等に発生する脈動は、オリフィス5cの作用によって吸収・抑制されるので、ポンプ5を作動させてもブレーキレバーLFの操作フィーリングが阻害されることはない。
また、電子制御ユニット7において前輪のホイールシリンダWFに作用するブレーキ液圧を一定に保持すべきであると判断された場合には、制御弁手段Vにより出力液圧路Aおよび開放路Bがそれぞれ遮断される。具体的には、電子制御ユニット7により電磁弁(入口弁)2を励磁して閉弁状態にするとともに、電磁弁(出口弁)3を消磁して閉弁状態にする。このようにすると、ホイールシリンダWFと電磁弁2,3で閉じられた流路内にブレーキ液が閉じ込められることになり、その結果、ホイールシリンダWFに作用しているブレーキ液圧が一定に保持される。
さらに、電子制御ユニット7によって、前輪のホイールシリンダWFに作用するブレーキ液圧を増圧すべきであると判断された場合には、制御弁手段Vにより出力液圧路Aが開放され、開放路Bが遮断される。具体的には、電子制御ユニット7により電磁弁(入口弁)2を消磁して開弁状態にするとともに、電磁弁(出口弁)3を消磁して閉弁状態にする。このようにすると、前記した通常のブレーキ制御の場合と同様に、ホイールシリンダWFに作用するブレーキ液圧が増圧される。
(車両用ブレーキ液圧制御装置の構成)
次に、ブレーキ液圧制御装置Uの具体的な構造を詳細に説明する。なお、以下の説明における「左右」「上下」は、図示の状態を基準として便宜的に定めたものであり、車両に取り付けた状態とは何ら関係はない。そして、基体1の前面1aが請求項上の「一面」に相当し、上面1dが請求項上の「前記一面と繋がる第一の側面」に相当し、側面1cが請求項上の「前記一面および前記第一の側面と繋がる第二の側面」に相当する。
まず、基体1の構成を、図1乃至図8を参照して詳細に説明する。ここで、図1はブレーキ液圧制御装置Uの分解斜視図である。図2は基体を前面側斜め上方から見た斜視図である。図3は基体を後面側斜め下方から見た斜視図である。図4は基体に形成された穴および流路の内面を可視化した正面図である。図5は基体に形成された穴および流路の内面を可視化した側面図である。図6は基体に形成された穴および流路の内面を可視化した図であって、前面側から見た斜視図である。図7は基体に形成された穴および流路の内面を可視化した図であって、後面側から見た斜視図である。図8は車両用ブレーキ液圧制御装置を示した断面図である。
図1に示すように、基体1は、略直方体を呈する金属製の部材であり、その前面1aには、電磁弁2,3、リザーバ4およびハウジング8が組み付けられ、後面1b(図3参照)には、モータ6が組み付けられ、側面1cには、ポンプ5が組み付けられる。また、基体1の上面1dには、入口ポート11,11と出口ポート12,12がそれぞれ開口して形成されている。
図1および図2に示すように、前面1aには、二つの入口弁装着穴13,13と、二つの出口弁装着穴14,14と、二つのリザーバ穴15,15とが開口している。また、前面1aには、モータ6の端子棒6bが挿入される端子孔16と、ハウジング8を固定するハウジング取付ねじ81が貫通する四つのハウジング取付用貫通孔17,17・・とが開口している。端子孔16とハウジング取付用貫通孔17,17・・は、後面1b(図3参照)から前面1aまで貫通して形成されている。本実施形態においては、入口ポート11,11、出口ポート12,12、入口弁装着穴13,13、出口弁装着穴14,14、リザーバ穴15,15およびハウジング取付用貫通孔17,17・・は、各々、基体1の中心線Xを挟んで左右対称に配置されている。端子孔16は、二つのリザーバ穴15,15間の下方で、中心線X上(左右方向の中央)に配置されている。なお、リザーバ穴15,15および端子孔16は、図5にも示すように、電磁弁2,3などの開口面よりも前方に延出して形成されており、その周囲の基体1が筒状に前方に突出している。端子孔16の下部には、基体1の下面1eに開口する通気用穴16a(図3および図4参照)が連通して形成されている。
図3に示すように、後面1bには、モータ6の回転軸が挿入される軸受穴18と、端子孔16と、モータ取付ねじ61(図1参照)が螺合される二つのモータ取付穴19,19と、四つのハウジング取付用貫通孔17,17・・とが開口している。端子孔16と軸受穴18は、中心線X上(左右方向の中央)に配置されている。
各側面1cには、ポンプ孔21,21がそれぞれ開口している(図2および図3参照)。
図2および図3に示すように、基体1には、二つのブレーキ系統F,R(図10参照)に対応する二つの流路構成部1F,1Rが形成されている。具体的には、前面1a側から見て基体1の右半分(中心線Xよりも右側にある領域)に前輪側のブレーキ系統Fに対応する流路構成部1Fが形成されており、基体1の左半分(図中に付した中心線Xよりも左側にある領域)に後輪側のブレーキ系統Rに対応する流路構成部1Rが形成されている。なお、図示は省略するが、基体1の右半分に後輪側のブレーキ系統Rに対応する流路構成部を形成し、左半分に前輪側のブレーキ系統Fに対応する流路構成部を形成しても差し支えない。また、流路構成部1F,1Rは、本実施形態では、その内部構成も含めて実質的に左右対称になっているので、図6および図7においては、流路構成部1Rの図示を省略することとする。
入口ポート11は、液圧源からの配管H1(図10参照)が接続される部分である。入口ポート11は、図4乃至図7にも示すように、有底円筒状の穴であり、基体1の上面1dに開口している。入口ポート11は、出口ポート12よりも外側(側面1c側)後部に形成されている。後面1b側から見て入口ポート11に相当する位置には、後方に突出した凸部22,22(図3参照)が形成されており、入口ポート11の後側の肉厚を確保するように構成されている。凸部22,22は、後面1b側から見て、左右上端部の入口ポート11と重なる位置にそれぞれ形成されている。凸部22は、後面1b側から見て四角形の内側下部の角を面取りした五角形状を呈している。なお、凸部22の形状は、五角形状に限定されるものではなく、入口ポート11の外側に必要な肉厚を確保できるような形状であれば他の形状であってもよい。
入口ポート11の下部には、上下方向下方(ポンプ孔21の軸方向の垂直方向)に延設される第一流路31が形成されている。第一流路31は、入口ポート11から入口弁装着穴13の深部を介してポンプ孔21へと連通している。第一流路31は、入口ポート11の底面から基体1の下面1e側に向かって穿設された縦孔であり、ポンプ孔21の浅部(吐出側)の後面1b側に接続されて連通している。
入口弁装着穴13は、入口弁となる常開型の電磁弁2(図1参照)が装着される有底の段付き円筒状の穴であり、入口ポート11の下方に形成されている。入口弁装着穴13は、第三流路33を介して出口弁装着穴14と連通している。第三流路33は、入口弁装着穴13の側壁を左右方向に貫通し、かつ、出口弁装着穴14の側壁に達するように側面1cから穿設された横穴33aからなる。なお、この横穴33aの側面1cへの開口部は、図示せぬ栓部材によって密封される。
出口ポート12は、車輪ブレーキBF(BR)に至る配管H2(図10参照)が接続される部分である。出口ポート12は、有底円筒状の穴であり、基体1の上面1dに開口しており、入口ポート11よりも内側(中心線X側)前部に形成されている。
出口ポート12の下部には、第一流路31と平行(上下方向下方)に延設される第二流路32が形成されている。第二流路32は、出口ポート12から出口弁装着穴14へと連通している。第二流路32は、出口ポート12の底面から基体1の下面1e側に向かって穿設された縦孔であり、出口弁装着穴14の浅部(吐出側)にまで達している。
出口弁装着穴14は、出口弁となる常閉型の電磁弁3(図1参照)が装着される有底の段付き円筒状の穴であり、入口弁装着穴13よりも中心線X寄りに形成されており、さらに、入口弁装着穴13と同じ高さ、すなわち、上面1dから同じ距離離間した位置に形成されている。出口弁装着穴14は、その深部(吸入側)に接続された第四流路34と第五流路35(図7参照)を介してリザーバ穴15と連通している。第四流路34は、基体1の下面1eから出口弁装着穴14の深部の側壁まで延設して穿設された縦穴34aからなり、第五流路35は、リザーバ穴15の底面から後面1bに向かって穿設され、第四流路34と交差するように形成された横穴からなる。なお、縦穴34aの下面1eへの開口部は、図示せぬ栓部材によって密封される。
軸受穴18は、モータ6の回転軸6aの先端部が挿入される有底の段付き円筒状の穴である。軸受穴18は、基体1の後面1bに開口して形成され、中心線X上(左右方向の中央)で、出口弁装着穴14の斜め下部に配置されている。軸受穴18の側面には、ポンプ孔21が開口している。
ポンプ孔21は、ポンプ5(図1、図10参照)が装着される段付き円筒状の孔であり、基体1の側面1cから軸受穴18の側面に向かって貫通して形成されている。
リザーバ穴15は、リザーバ4(図1、図10参照)が装着される有底円筒状の穴であり、入口弁装着穴13および出口弁装着穴14の下方(下面1e側)で、前面1aに開口して形成されている。リザーバ穴15は、ポンプ孔21よりも前面1a側に形成されており、基体1の前面1a側から見て、底面の少なくとも一部がポンプ孔21の中心軸21a(図4参照)と重なるように配設されている。リザーバ穴15は、第六流路36と第七流路37を介してポンプ孔21の深部と連通している(図7参照)。第六流路36は、基体1の下面1eからポンプ孔21の深部(吸入側)の側壁(周面)まで延設して穿設された縦穴36aからなり、第七流路37は、リザーバ穴15の底面から後面1bに向かって穿設され、第六流路36と交差するように形成された横穴からなる。なお、縦穴36aの下面1eへの開口部は、図示せぬ栓部材によって密封される。第七流路37(リザーバ穴15の底部から第六流路36を介してポンプ孔21の周面に連通する連通路)には、リザーバ4からポンプ5へのブレーキ液の流入のみを許容する一方向弁である吸入弁57(図9および図10参照)が設けられている。吸入弁57の構成は後に詳述する。
ハウジング取付用貫通孔17は、基体1を前面1aから見て上下左右に四つ形成されており、上側のハウジング取付用貫通孔17,17は、流路構成部1Fの入口ポート11と出口ポート12との間、流路構成部1Rの入口ポート11と出口ポート12との間にそれぞれ形成されている。また、下側のハウジング取付用貫通孔17,17は、下部両側の角部近傍にそれぞれ形成されている。各ハウジング取付用貫通孔17,17・・は、ハウジング8の枠部82(図1および図8参照)に相当する位置に形成されている。さらに、各ハウジング取付用貫通孔17,17・・は、後面1b側から見てモータ6のフランジ62と重ならない位置に形成されており、言い換えれば、モータ6のフランジ62(図1および図8参照)と当接する部分からオフセットするように形成されている。これによって、ハウジング取付ねじ81がモータ6のフランジ62と干渉することはない。
モータ取付穴19,19は、図3および図4に示すように、二つ形成されており、その内側には雌ネジが形成されている。一方のモータ取付穴19は、軸受穴18の両側にそれぞれ形成されたポンプ孔21のうちの一方のポンプ孔21の上方に形成され、他方のモータ取付穴19は、他方のポンプ孔21の下方に形成されている。モータ取付穴19,19は、軸受穴18の軸芯を中心として互いに点対称の位置に形成されている。
次に、図8を参照しながら、基体1とハウジング8、基体1とモータ6の取付構造についてそれぞれ説明する。なお、図8では、ハウジング8は断面で図示し、基体1は穴および流路の内面を可視化して図示し、モータ6はフランジ62を一部断面で図示している。
図8に示すように、ハウジング8の側壁となる枠部82には、ハウジング取付穴83が設けられている。本実施形態では、ハウジング取付穴83は、枠部82にインサートモールドにて埋設されたナット83aからなる。ハウジング取付穴83は、基体1の前面1aに開口するハウジング取付用貫通孔17に対応する位置に配設されている。そして、ハウジング8を基体1に固定するに際しては、基体1の厚さよりも長いハウジング取付ねじ81を、基体1の後面1b側からハウジング取付用貫通孔17に貫通させて、その先端をハウジング8のハウジング取付穴83に螺合させる。
モータ6には、モータ取付用貫通孔63を備えたフランジ62が設けられている。モータ取付用貫通孔63は、二つ形成されており、モータ6の軸芯を中心として互いに点対称の位置に形成されている。そして、モータ6を基体1に固定するに際しては、モータ取付ねじ61を、基体1の後面1b側からモータ取付用貫通孔63に貫通させて、基体1のモータ取付穴19に螺合させる。
次に、基体1に組み付けられるポンプ5およびこのポンプ5に接続される吸入弁57の構成を説明する。
ポンプ5は、図9に示すように、ポンプ孔21内に挿入されるポンプハウジング51と、基体1内に形成されたシリンダ52と、シリンダ52内に摺動自在に装着され、ポンプハウジング51側の一端はシリンダ52内にポンプ室53を画成し、他端はモータ6の回転軸6aの偏心カム6cに当接しているプランジャ54と、このプランジャ54を偏心カム6c側に押圧する戻しばね55と、ポンプ室53内からのブレーキ液の流出のみを許容する吐出弁56と、を備えている。
このポンプ5では、プランジャ54がシリンダ52内で軸方向に往復動することにより、ポンプ室53内に吸入したブレーキ液を吐出するように構成されている。
ポンプハウジング51は、ポンプ孔21の外側(側面1c側)開口部を閉塞するキャップ部511と、シリンダ52の底部を構成する底部512とが一体的に形成されている。このポンプハウジング51では、軸方向の略中間位置の内部に吐出室513が形成されている。また、吐出室513からポンプハウジング51の外周面に貫通する吐出路514が複数形成されており、各吐出路514の外周面側の開口部は、基体1の第一流路31に通じる吐出口515となっている。
ポンプハウジング51において、吐出室513よりも内側(軸受穴18側)に形成された底部512内には、ポンプ室53を構成する空洞部512aが形成されており、底部512には、空洞部512aと吐出室513とを連通する貫通孔516が形成されている。
また、貫通孔516内には円筒部材517が内嵌されており、この円筒部材517には吐出孔517aが中心軸に沿って貫通している。吐出孔517aの外側には、吐出孔517aの吐出室513側の開口部を封止する吐出弁体518が設けられている。この吐出弁体518とキャップ部511との間には、スプリングコイルからなるばね部材519が圧縮状態で設けられており、ばね部材519によって、吐出弁体518を吐出孔517aの開口部側に押圧するように構成されている。これら円筒部材517、吐出弁体518およびばね部材519によって、吐出弁56が構成されている。吐出弁56では、ポンプ室53内のブレーキ液圧から吐出室513内のブレーキ液圧を差し引いたときの値が、開弁圧(ばね部材519の付勢力)以上になったときに、ばね部材519の付勢力に抗して吐出弁体518が吐出孔517aの弁座から離間することで開弁するようになっている。
ポンプハウジング51の外周面には、シール溝521が全周に形成されている。シール溝521には、樹脂製のシール部材522が嵌め込まれており、このシール部材522によって、ポンプハウジング51の外周面とポンプ孔21の内周面との間が液密にシールされている。
また、ポンプ孔21の内周面において、側面1c側の開口部の近傍には、抜け止め溝523が全周に形成されている。この抜け止め溝523には、金属製のC字形状のクリップ524の外周側が嵌め込まれており、ポンプ孔21内においてクリップ524よりも他端側に配設されたポンプハウジング51の外周縁がクリップ524の内周側に当接することにより、ポンプハウジング51はポンプ孔21内に係止されている。
シリンダ52は、基体1内に形成されており、その内部にプランジャ54が摺動自在に装着される。このシリンダ52は、ポンプ孔21の室部211と、室部211よりも縮径した摺動部212と、室部211内に内嵌されたポンプハウジング51の底部512とによって構成されている。
プランジャ54は、シリンダ52の摺動部212内に装着される金属製の棒状の部材であり、外側(側面1c側)の一端は室部211内に突出し、内側の他端は軸受穴18内に突出している。このプランジャ54は断面円形を呈しており、プランジャ54をシリンダ52内で軸方向に往復動させたときには、プランジャ54の外周面が摺動部212の内周面を摺動するように構成されている。
プランジャ54の外周面において、軸方向の中心位置には、シール溝541が全周に形成されている。シール溝541には、樹脂製のシール部材543が嵌め込まれており、このシール部材543によって、プランジャ54の外周面と摺動部212の内周面との間が液密にシールされている。
このプランジャ54は、棒状の部材を所定の長さで切断し、切断した部材の軸方向の中心位置の外周面に周溝(シール溝541)を凹設することで得られるものであり、軸方向の中心位置よりも外側の形状と内側の形状とが同一となっている。
プランジャ54の外側端は、室部211内に突出しており、シリンダ52内にポンプ室53を画成している。
また、プランジャ54の外側端には、蓋状の係合部材544が被せられている。この係合部材544の開口縁には、フランジ部544aが全周に形成されており、プランジャ54の外側の外周面の全周にフランジ部544aが突設された状態となっている。
プランジャ54の内側端面は、摺動部212から軸受穴18内に突出しており、偏心カム6cのカム面に当接している。偏心カム6cは、回転軸6a(図1参照)の軸中心回りに偏心して回転するため、回転軸6aを回転させたときには、プランジャ54は図9の位置から偏心カム6cに押されて外側に向けて軸方向に移動することになる。
戻しばね55は、一端がポンプハウジング51の底部512に当接し、他端がプランジャ54に取り付けられた係合部材544に係合しているコイルスプリングであり、圧縮状態でポンプ室53内に配設されている。具体的には、戻しばね55の一端は、底部512の内面に当接し、他端は、係合部材544のフランジ部544aに当接している。
戻しばね55は、プランジャ54を偏心カム6c側に押圧しており、偏心カム6cに押されてプランジャ54が外側に移動した後に、偏心カム6cのカム面がプランジャ54から離れる方向に変位したときには、プランジャ54を偏心カム6c側に移動させる。すなわち、プランジャ54は戻しばね55からの押圧力によって、偏心カム6c側に向けて軸方向に移動することになる。これにより、プランジャ54の他端面が偏心カム6cのカム面に当接した状態が保たれる。
リザーバ4は、リザーバ穴15に装着される略有底円筒状のリザーバピストン4aと、このリザーバピストン4aをリザーバ穴15の底面側に付勢するリザーバばね4bと、リザーバ穴15の開口部を塞ぐ略有底円筒状のばね受け部材4c(図1参照)とを備えて構成されている。リザーバピストン4aは、その外周面がリザーバ穴15の内周面に当接していて、ブレーキ液が第四流路34および第五流路35を介してリザーバ穴15に流入したときに、ばね受け部材4c側に摺動してこのブレーキ液を貯留する空間を形成する。
なお、図9においては、第六流路36の下部に第七流路37とリザーバ4が図示されているが、第六流路36は、ポンプ孔21の周面から下方に延設して、第七流路37は、第六流路36と交差して前方に延設して形成されており、第七流路37およびリザーバ穴15は、水平方向に延設して設けられている。
ところで、本実施形態では、リザーバ穴15の底部から第六流路36を介してポンプ孔21の周面に連通する連通路である第七流路37に、リザーバ4からポンプ5へのブレーキ液の流入のみを許容する一方向弁である吸入弁57が設けられている。
この吸入弁57は、吸入孔571が第七流路37の軸方向に貫通している円筒部材572と、吸入孔571のポンプ孔21側の開口部を封止する吸入弁体573と、この吸入弁体573を覆うように配置され、円筒部材572のポンプ孔21側の端部に保持されたリテーナ574と、このリテーナ574内に収められており、吸入弁体573を吸入孔571の開口部側に押圧するばね部材575と、から構成されている。
円筒部材572は、吸入孔571が中心軸に沿って貫通している金属製の部材であり、第七流路37内に内嵌されている。また、吸入孔571のポンプ孔21側の開口縁には、漏斗状に拡径した弁座571aが形成されている。
吸入弁体573は、金属製の球体であり、吸入孔571の弁座571aに当接することで吸入孔571の開口部を封止している。
リテーナ574は、金属製のカップ状の蓋体であり、凹側を円筒部材572側に向けた状態で、円筒部材572のポンプ孔21側の端部に外嵌されることにより、吸入弁体573を覆っている。また、リテーナ574には、連通孔574aが複数形成されており、リテーナ574内と第七流路37内とが連通している。
ばね部材575は、リテーナ574の内面と吸入弁体573との間に圧縮状態で配設されたコイルスプリングである。
吸入弁57では、第七流路37内においてリザーバ4側のブレーキ液圧からポンプ孔21側のブレーキ液圧を差し引いたときの値が、開弁圧(ばね部材575の付勢力)以上になったときに、ばね部材575の付勢力に抗して吸入弁体573が弁座571aから離間することで開弁するように構成されている。
続いて、前記構成のブレーキ液圧制御装置Uを用いて、通常のブレーキ制御およびアンチロックブレーキ制御を行った場合のブレーキ液の実際の流れを詳細に説明する。
(通常のブレーキ制御)
通常のブレーキ制御においては、前記したように、入口弁装着穴13に装着された電磁弁2が開弁状態にあるので、図6において実線の矢印で示すように、入口ポート11から流入したブレーキ液は、第一流路31を通って入口弁装着穴13の底部に流入し、開弁状態にある電磁弁2(図1参照)の内部を通って第三流路33に流入する。第三流路33に流入したブレーキ液は、出口弁装着穴14を通って第二流路32に流入し、出口ポート12を通ってホイールシリンダWF(図10参照)に至る。つまり、通常のブレーキ制御においては、運転者がブレーキレバーLF(図10参照)を操作することによってマスタシリンダMFで発生したブレーキ液圧は、入口ポート11、第一流路31、入口弁装着穴13、第三流路33、出口弁装着穴14、第二流路32および出口ポート12を介してホイールシリンダWFに作用することとなる。なお、通常のブレーキ制御においては、出口弁装着穴14に装着される電磁弁3は、閉弁状態にあるので、出口弁装着穴14に流入したブレーキ液が電磁弁3の内部を通って第四流路34(すなわち、リザーバ穴15)に流入することはない。
(アンチロックブレーキ制御)
アンチロックブレーキ制御によってホイールシリンダWFに作用するブレーキ液圧を減圧する場合には、前記したように、入口弁となる電磁弁2が閉弁状態にされ、出口弁となる電磁弁3が開弁状態にされるので、ホイールシリンダWFに作用していたブレーキ液は、図7において一点鎖線の矢印で示すように、出口ポート12および第二流路32を通って出口弁装着穴14の側部に流入し、さらに、開弁状態にある電磁弁3の内部を通って第四流路34に流入し、第五流路35を介して、最終的にはリザーバ穴15に流入する。なお、入口弁装着穴13に装着した電磁弁2が閉弁状態にあることから、ブレーキ液が電磁弁2の内部を通って第一流路31に流入することはない。なお、アンチロックブレーキ制御を実行する場合には、電子制御ユニット7の指令に基づいてモータ6(図1参照)が作動されてポンプ5(図7参照)が駆動され、その結果、リザーバ穴15(リザーバ4)に流入したブレーキ液は、図7において破線の矢印で示すように、第七流路37および第六流路36を介してポンプ孔21に吸入され、ポンプ5の働きにより第一流路31へ吐出される。そして、このブレーキ液圧は、入口ポート11を介してマスタシリンダMFに還流される。
また、アンチロックブレーキ制御によってホイールシリンダWFに作用するブレーキ液圧を一定に保持する場合には、前記したように、入口弁となる電磁弁2および出口弁となる電磁弁3が閉弁状態にされるので、第三流路33からのブレーキ液の流入も第四流路34へのブレーキ液の流出も起こらない。
また、アンチロックブレーキ制御によって車輪ブレーキBFに作用するブレーキ液圧を増圧する場合には、前記したように、入口弁となる電磁弁2が開弁状態にされ、出口弁となる電磁弁3が閉弁状態にされるので、ブレーキ液の流れは、図6中の実線の矢印と同じになる。
(車両用ブレーキ液圧制御装置の作用効果)
以上説明した本実施形態に係るブレーキ液圧制御装置Uによると、入口弁となる常開型の電磁弁2と出口弁となる常閉型の電磁弁3とを、基体1の上下方向に見て同じ高さで水平に配置することができ、ポンプ孔21の中心軸21aから等間隔の位置に配置可能となる。これによって、常開型の電磁弁2および常閉型の電磁弁3の配置に要する上下方向長さを共通化でき、最小にすることができるので、基体1の上下方向長さ(ポンプ孔21の軸方向の垂直方向長さ)を短縮することができ、バーハンドル車両用に特化したブレーキ液圧制御装置において、大幅な小型化を達成することができる。
また、本実施形態によれば、水平方向に延設して設けられたポンプ孔21の上方で、ポンプ孔21の中心軸21aから等間隔の位置に入口弁装着穴13と出口弁装着穴14とを備え、さらに入口弁装着穴13の上方に入口ポート11、出口弁装着穴14の上方に出口ポート12をそれぞれ備えており、さらに、入口ポート11から入口弁装着穴13を介してポンプ孔21へと連通する第一流路31と、出口ポート12から出口弁装着穴14へと連通する第二流路32とが、共に平行で、かつポンプ孔21の軸方向の垂直方向(上下方向)に延設されている。これによって、第一流路31と第二流路32の長さを必要最小限とすることができ、ブレーキ液を流れやすくすることができるとともに、基体1の小型化を達成することができる。
さらに、本実施形態の基体1では、リザーバ穴15を前面1aに開口して形成しているので、リザーバを下向きに形成した車両用ブレーキ液圧制御装置と比較して、基体1の上下方向長さ(ポンプ孔の軸方向の垂直方向長さ)を大幅に短縮することができる。その上、リザーバ穴15は、ポンプ孔21よりも基体1の前面1a側に形成され、前面1a側から見て、少なくともリザーバ穴15の底面の一部が、ポンプ孔21の中心軸21aと重なるように配設されているので、リザーバ穴15およびポンプ孔21の配置に要する上下方向長さを短くすることができるので、基体1の上下方向長さを短縮することができ、ブレーキ液圧制御装置Uのさらなる小型化を達成することができる。
また、本実施形態によれば、リザーバ穴15の底部からポンプ孔21の周面に連通する連通路の一部である第七流路37に、リザーバ4からポンプ5へのブレーキ液の流入のみを許容する一方向弁(吸入弁57)を設けているので、ポンプ孔21内に吸入弁57を設ける必要がなくなるので、ポンプ孔21の軸長を短縮することができる。これによって、基体1の左右方向長さ(ポンプ孔の軸方向長さ)が短縮され、バーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置のさらなる小型化を達成することができる。特に、ポンプ孔21は、軸受穴18の両側にそれぞれ設けられているので、基体1全体では、ポンプ孔21の短縮した軸長の2倍の長さが短縮され、小型化の効率が高い。
さらに、本実施形態では、基体1の入口ポート11の後方部分に、凸部22,22を形成しているので、入口ポート11の後側の肉厚を確保しつつ、基体1の厚さを薄くすることができ、基体1の小型化および軽量化を達成することができる。
また、本実施形態では、ハウジング取付ねじ81を基体1の後面1b側から取り付けるので、ハウジング取付ねじ81がハウジング本体と干渉しない。したがって、ハウジング取付ねじ81の設置位置を内側にすることができるとともに、ハウジング8の最外周面からフランジを張り出す必要がない。よって、ハウジング8および基体1の小型化を達成することができ、ブレーキ液圧制御装置U全体の小型化を達成できる。
さらに、ハウジング取付ねじ81とモータ取付ねじ61を別個で設けているので、基体1のモータ取付穴19とモータ6のモータ取付用貫通孔63との間、および基体1のハウジング取付用貫通孔17とハウジング8のハウジング取付穴83との間でそれぞれ公差を考慮すれば済む。したがって、モータ6のモータ取付用貫通孔63や基体1のハウジング取付用貫通孔17の内径を必要以上に大きくしなくてよい。これによって、公差による基体1やモータ6のフランジ62の大型化や、基体1、モータ6およびハウジング8間のガタツキの発生を防止することができる。また、ハウジング取付ねじ81とモータ取付ねじ61は同じ方向から固定することができるので、組付けの作業性が良好である。
また、モータ取付穴19は、二箇所に形成されており、一方のモータ取付穴19は、軸受穴18の両側にそれぞれ形成されたポンプ孔21,21のうちの一方のポンプ孔21の上方に形成され、他方のモータ取付穴19は、他方のポンプ孔21の下方に形成されているので、モータ取付ねじ61,61を、軸受穴18を中心とした点対象位置に固定することができるので、モータ6を安定した状態で基体1に固定することができる。さらに、モータ6のフランジ62のモータ取付用貫通孔63が設けられている部分がモータ6の上下に形成されず、基体1の上下方向長さを短縮することができる。
なお、本実施の形態においては、入口弁装着穴13および出口弁装着穴14が同じ高さ位置に配置されているが、これらを上下方向にずらして配置してもよい。
また、本実施形態においては、バーハンドル車両に好適に用いられるブレーキ液圧制御装置Uを例示したが、前記した技術的事項を自動四輪車に用いられるブレーキ液圧制御装置に適用しても差し支えない。
本発明の実施形態に係るバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置の分解斜視図である。 本発明の実施形態に係る基体を前面側斜め上方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る基体を後面側斜め下方から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る基体に形成された穴および流路の内面を可視化した正面図である。 本発明の実施形態に係る基体に形成された穴および流路の内面を可視化した側面図である。 本発明の実施形態に係る基体に形成された穴および流路の内面を可視化した図であって、前面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係る基体に形成された穴および流路の内面を可視化した図であって、後面側から見た斜視図である。 本発明の実施形態に係るバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置を示した一部断面図である。 本発明の実施形態に係るポンプの断面図である。 本発明の実施形態に係るバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置の液圧回路図である。
符号の説明
U 車両用ブレーキ液圧制御装置
F ブレーキ系統
R ブレーキ系統
MF マスタシリンダ(液圧源)
MR マスタシリンダ(液圧源)
1 基体
1a 前面(一面)
1b 後面
1c 側面(第二の側面)
1d 上面(第一の側面)
1F 流路構成部
1R 流路構成部
2 (常開型)電磁弁
3 (常閉型)電磁弁
4 リザーバ
5 ポンプ
6 モータ
7 電子制御ユニット(制御装置)
8 ハウジング(コントロールハウジング)
11 入口ポート
12 出口ポート
13 入口弁装着穴
14 出口弁装着穴
15 リザーバ穴
18 軸受穴
21 ポンプ孔
21a 中心軸
31 第一流路
32 第二流路

Claims (4)

  1. 液圧源からの液圧を受けてそれぞれ少なくとも一つの車輪ブレーキを制動する二系統の独立したブレーキ系統を備え、前記車輪ブレーキそれぞれの独立したアンチロックブレーキ制御を行うバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置において、
    前記二系統の各ブレーキ系統に対応する二つの流路構成部を有する基体と、
    入口弁となる常開型電磁弁と、
    出口弁となる常閉型電磁弁と、
    ブレーキ液を一時的に貯溜するリザーバと、
    前記リザーバに貯溜されたブレーキ液を吸引するためのポンプと、
    前記ポンプの動力源となるモータと、
    前記各電磁弁を覆うように前記基体の一面に組み付けられたコントロールハウジングと、
    前記コントロールハウジングに収容され、前記モータおよび前記各電磁弁の作動を制御する制御装置と、を備えて構成され、
    前記流路構成部は、前記基体の中心線の左右にそれぞれ形成され、
    前記各流路構成部は、
    前記基体の前記一面と繋がる第一の側面に開口して形成され前記液圧源からの配管が接続される入口ポートと、
    前記基体の前記第一の側面に開口して形成され前記車輪ブレーキに至る配管が接続される出口ポートと、
    前記基体の前記一面に開口して形成され前記常開型電磁弁が装着される入口弁装着穴と、
    前記基体の前記一面に開口して形成され前記常閉型電磁弁が装着される出口弁装着穴と、
    前記基体の前記一面および前記第一の側面と繋がる第二の側面に開口して形成され前記ポンプが装着されるポンプ孔と、
    前記ポンプ孔の軸方向の垂直方向に延設され前記入口ポートから前記入口弁装着穴を介して前記ポンプ孔へと連通する第一流路と、
    前記第一流路と平行に延設され前記出口ポートから前記出口弁装着穴へと連通する第二流路と、
    前記基体の前記一面に開口して形成され前記リザーバを装着するリザーバ穴と、を備えており、
    前記リザーバ穴は、前記基体の前記一面側から見て、少なくとも底面の一部が前記ポンプ孔の中心軸と重なるように配設され、
    前記第一流路は、前記入口ポートの底面から前記ポンプ孔の前記中心軸の垂直方向に沿って穿設されている
    ことを特徴とするバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置。
  2. 前記第二流路は、前記出口ポートから前記出口弁装着穴へ直接連通する
    ことを特徴とする請求項1に記載のバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置。
  3. 前記入口弁となる常開型電磁弁は、前記液圧源側から前記車輪ブレーキ側へのブレーキ液の流入を開弁状態にあるときに許容するとともに閉弁状態にあるときに遮断し、
    前記出口弁となる常閉型電磁弁は、前記車輪ブレーキ側から前記リザーバ側へのブレーキ液の流入を閉弁状態にあるときに遮断するとともに開弁状態にあるときに許容する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置。
  4. 前記リザーバ穴の底部から前記ポンプ孔の周面に連通する連通路に、前記リザーバから前記ポンプへのブレーキ液の流入のみを許容する一方向弁を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のバーハンドル車両用ブレーキ液圧制御装置。
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